JPH089336Y2 - 家具等におけるレール - Google Patents

家具等におけるレール

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JPH089336Y2
JPH089336Y2 JP1991047940U JP4794091U JPH089336Y2 JP H089336 Y2 JPH089336 Y2 JP H089336Y2 JP 1991047940 U JP1991047940 U JP 1991047940U JP 4794091 U JP4794091 U JP 4794091U JP H089336 Y2 JPH089336 Y2 JP H089336Y2
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rail
groove
rail guide
guide
bookcase
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JP1991047940U
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JPH04132171U (ja
Inventor
文人 三石
Original Assignee
長野家具興業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家具等におけるレール
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、奥側に位置する固定された書
棚と、この固定書棚の前面に位置し、スライド可能な移
動書棚とを有する書棚が広く知られている。移動書棚の
下面に戸車を設け、この戸車が書棚の地板に設けたレー
ルに案内されている。また、移動書棚の上面には、上面
に突設した軸を中心に回転するローラを設け、このロー
ラを天板下面の溝に案内させている。書棚は多くの書籍
を収容するためかなりの重量が加わるため、重量に耐え
うるように戸車やレールは金属製のものが用いられてい
る。特に、レールは真鍮のものが用いられている。この
真鍮のレールは引き抜き成形により形成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、真鍮の
レールは材料費が嵩み、コスト高になってしまう。ま
た、レールを地板の溝に嵌合して固定する際には、ネジ
により固定する必要があるため、レールの凸曲面上にネ
ジの頭部が入り込む凹部を予め対応する位置に設けてお
かなければならない。この凹部は、引き抜き成形後に別
工程として成形することが必要であり、工程数が増して
しまう。また、書棚の長さによりレールの長さが異なる
ので、レールの凹部の位置がばらついてしまう。そこ
で、本考案は、取り付けおよび取り外しが容易な家具等
におけるレールを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は次の構成を備える。すなわち、家具等の凹
溝に嵌合する、合成樹脂製の断面U字状のレールガイド
と、該レールガイドの起立する側板間の溝幅程度の幅を
有し、レールガイド内に嵌め込み可能であり、断面形状
が偏平なアーチ状に形成されている金属製のレール部材
とから成ることを特徴とする。また、前記レールガイド
の内底面の中央に凹溝を設けるとともに、外底面の両側
端縁部に側縁に沿って溝状の切込みを形成するようにし
ても良い。
【0005】
【作用】次に、作用について説明する。合成樹脂製のU
字状のレールガイドを家具等の嵌合する凹溝に嵌め
む。このとき、レールガイドの内底面中央の凹溝および
外底面の2本の切込みがあるためレールガイドの両側板
を内側に倒し、家具等の凹溝内で弾性により復元して嵌
め込むことができる。そして、レールガイドの内底面の
中央に凹溝にネジの先端を入れるようにしてネジ止め
し、レールガイド内に金属製のレール部材を嵌める。
【0006】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について添付図
面に基づいて詳細に説明する。図2および図3はレール
を構成するレールガイドと、このレールガイドに嵌合す
るレール部材の側面図を示している。レールガイド12
は断面U字状に形成されている。レールガイド12の側
板14、14上端縁から外方向にフランジ部14a、1
4aが突出している。20はレール部材であり、金属製
で、かつ上面が凸曲面22に形成されている。また、レ
ール部材20の底面には溝24が刻設され、外側面の下
端縁が面取り26されている。すなわち、レール部材2
0は、断面形状が偏平なアーチ状に形成されている。な
お、レール部材20はレールガイド12内に上方から嵌
め込む幅に形成されている。
【0007】前記レールガイド12の側壁14、14の
内面には凸条14b、14bが形成されている。この凸
条14b、14bは、レール部材20が上方からレール
ガイド12内に嵌合するが、レール部材20が上方に浮
き上がらないように片矢状に形成されている。前記レー
ルガイド12の底板16内底面中央には、幅狭の凹溝1
6aが形成されている。この凹溝16aは全長にわたっ
て形成されている。底板16の底面の両端縁部には切り
込み16b、16bが刻設されている。また、側板1
4、14の外側面には、カギ状の抜け止め14c、14
cが形成されいてる。上記レールガイド12およびレー
ル部材20により、レール10を構成する(図1参
照)。
【0008】本考案のレール10を取り付ける書棚30
の構成について、図4を参照して説明する。書棚30
は、地板32と天板34との間の後部側に固定書棚箱3
6a、36b、36cが固定されている。そして、地板
32と天板34の前端部には、移動書棚箱38a、38
b、38cが左右に移動可能に設けられる。移動書棚箱
38a、38b、38cは、地板32と天板34とに設
けられたレール10と、天板34に設けられたガイド3
5に案内されて移動する。また、移動書棚箱38a、3
8b、38cの上面および下面にはレール10に案内さ
れる戸車等が設けられている。
【0009】上述するように構成されたレールガイド1
2およびレール部材20を書棚30に取り付ける場合に
ついて説明する。特に、地板32にレール10を固定す
る場合について、図1を主に参照して説明する。 地板32に凹溝32aを刻設しておき、この凹溝3
2aにレールガイド12を嵌合させる。レールガイド1
2のフランジ部14a、14aは、地板32の上面に載
った状態となる。なお、レールガイド12に凹溝16a
および切り込み16b、16bが形成されているので、
地板32の凹溝32aにレールガイド12を嵌合する際
に、側板14、14を内側に若干倒し、凹溝32a内で
弾性力で復元させて嵌合できる。このため、凹溝32a
へのレールガイド12の嵌合が容易であり、凹溝32a
の溝幅にばらつきがあっても、レールガイド12の嵌合
が可能である。 この状態で、レールガイド12を地板32の凹溝3
2aにネジ40により固定する。ネジ40の先端を底板
16の凹溝16aに挿入するように立てて、ネジ込んで
レールガイド12を固定する。凹溝16aは長手方向に
連続して形成されているので、ネジ40の固定位置は適
宜に決めることができる。また、ネジ40先端を凹溝1
6aに挿入してネジ込むことができるので、幅方向への
ネジ40のずれがない。 固定されたレールガイド12内にレール部材20を
嵌合する。レール部材20はレールガイド12の内側面
の凸条14b、14bに支持させ、この状態でレール部
材20を上方から押圧する。すると、レール部材20が
凸条14b、14bを乗り越えて底面16上に落ちる。
なお、凸条14b、14bは、レール部材20の浮き上
がりを防止することになる。レール部材20底面に溝2
4が形成されているため、ネジ40の頭部40aが溝2
4内に位置することとなる。
【0010】また、移動書棚箱38a、38b、38c
の上面に、従来から知られている、移動書棚箱38a、
38b、38cの上面に突設する軸を中心に回転するロ
ーラが設けられ、このローラを天板34の奥側に設けら
れたガイド35に案内される。この従来のガイドに加え
て、上記レール10を天板34の下面に設け、移動書棚
箱38a、38b、38cの上面に設けた戸車を案内さ
せるようにする。このレール10は、前記ガイド35よ
り前側の天板34の前縁部に平行に設けられている。天
板34に設けたレールガイド12内の側壁14の凸条1
4a、14bによりレール部材20が保持されているた
めレール部材20が落下することがない。また、天板1
0の上面に重量物を載せて天板34が垂れ下がったとし
ても、戸車により天板34が支持されているため、移動
書棚箱38a、38b、38cの移動が妨げられること
もない。
【0011】前記移動書棚箱38a、38b、38cが
レール10の端部から飛び出さないよにストッパを設け
ることが必要である。ここで、レール10端部のストッ
パ構造について、図5および図6を参照して説明する。
レールガイド12の端部に、ストッパ金具42を設け
る。ストッパ金具42は、レールガイド12の内側幅に
形成されたブロック状である。このストッパ金具42
は、レールガイド12の端部と面一となり、レールガイ
ド12と略同じ高さのストッパ部42aと、このストッ
パ部42aから低くなる円弧状の当接部42bとから構
成されている。当接部42bの先端は、レール部材20
より若干低くなり、段差43が形成されている。このた
め、レール部材20上を移動してきた戸車の車輪44は
段差43から当接部42bに落ち込み、位置決めされ
る。また、この位置で移動書棚箱38a、38cが安定
する。なお、ストッパ金具42のストッパ部42aには
孔41が穿設され、またレールガイド12に楕円状の孔
13が穿設されている。これら孔41および孔13にネ
ジ48を貫通させ、地板32の凹溝32a底面に打ち込
んであるナット49に螺合させてストッパ金具42を固
定する。上記戸車の車輪44より、車輪44と接触する
当接部42bの接触面42cの曲率が小さい方が良い。
すなわち、図示するように、接触面42cと車輪44と
が2ケ所で接触するようにすると良い。もし、接触面4
2cと車輪44の曲率が等しい場合、あるいは接触面4
2cの曲率が大きい場合には、接触面42cに車輪44
が全体的にあるいは一か所で接触し、ストッパ金具42
を乗り越えるおそれがある。
【0012】続いて、前記書棚30に、新たに増設する
書棚50を接続する場合について、図7を参照して説明
する。書棚30の固定書棚箱36cと、書棚50の固定
書棚56aとの外側面をボルトとナット(図示せず)と
で接合する。このとき互いの地板32と地板52とも接
合される。一方の書棚30のレールガイド12の一端に
設けたストッパ金具42を取り除くとともに、増設する
書棚50の地板52の凹溝52aにレールガイド12を
嵌合させておく。なお、書棚50の地板52の端面とレ
ールガイド12の端部は突出しないように揃えておく。
このため、地板32と地板52にそれぞれ設けられたレ
ールガイド12、12は、端面が当接した状態となる。
そして、書棚30のストッパ金具42を取り除いた部位
33と、増設する書棚50のレールガイド12のストッ
パ金具42(図示せず)を設ける部位53とに嵌合する
長さのレール部材20を嵌合する。なお、各書棚30と
書棚50のレールガイド12、12内のレール部材2
0、20を外し、1本のレール部材20を嵌合してレー
ルを構成してもよい。さらに、書棚30と書棚50に設
けられたレール部材20、20のいずれか一方を他方の
レールガイド12方向に移動させ、端部に短いレール部
材20を嵌合するようにしても良い。
【0013】なお、上記実施例において、レールガイド
12は凹溝32a等に嵌合するのみで、ネジ40で固定
しなくても良い。また、上記レールガイド12の切り込
み16b、16bおよび抜け止め14c、14cは必ず
しも必要でない。さらに、上記実施例では書棚について
説明したが、本考案は戸車を設けた家具や建具の引戸等
にも用い得ることは勿論である。以上本考案の好適な実
施例を挙げて種々説明したが、本考案は上記実施例に限
定されるものでなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で
多くの改変を施し得ることはもちろんである。
【0014】
【考案の効果】本考案は上述するように構成され、次に
示すような著効を奏する。 (1) レールガイドの起立壁の内壁面にレール部材の浮
き上がりを防止するストッパ(凸条)を設けたので、レ
ール部材の取り付け、取り外しが容易であり、レールガ
イドを延長した際にも、長いレール部材を上方から入れ
換えたり、部分的にレール部材を嵌めることができる。 (2) レールガイドの内底面中央の凹溝および外底面の
2本の切込みがあるためレールガイドの両側板を内側に
倒すようにして、家具等の凹溝にレールガイドを容易に
嵌めることができ、家具等の凹溝にばらつきがあっても
嵌合可能である。また、レールガイドの内底面の中央に
凹溝にネジの先端を入れるようにしてネジ止めができる
ため、ネジが幅方向にずれないで固定することができ
る。 (3)ール部材が断面形状が偏平なアーチ状に形成さ
れているため、レール部材に大きな力が加わったとして
も幅方向に力が分散して、あたかも断面U字状のレール
ガイド内で踏ん張るような状態となり、レール部材が外
れることがないとともにレールガイドも家具等の凹溝に
嵌合しているので外れることがない。また、底面に溝を
有しているので、レールガイドをネジで固定しても、ネ
ジの頭がレール部材底面の溝内に位置して邪魔にならな
い。また、この溝がレールの空洞を構成することとな
り、戸車がレール部材上を動く際の防音効果を発揮する
こともできる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るレールの施工状態を示す断面側面
図である。
【図2】レールガイドの側面図である。
【図3】レール部材の側面図である。
【図4】書棚の分解状態を示す斜視図である。
【図5】移動書棚箱のストッパ構造を示す部分断面説明
図である。
【図6】移動書棚箱のストッパ金具を示す側面図であ
る。
【図7】書棚の端部の接続状態を示す斜視説明図であ
る。
【符号の説明】
10 レール 12 レールガイド 20 レール部材 24 溝 30 書棚 32 地板 34 天板 42 ストッパ金具 43 段差

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具等の凹溝に嵌合する、合成樹脂製
    断面U字状のレールガイドと、 該レールガイドの起立する側板間の溝幅程度の幅を有
    し、レールガイド内に嵌め込み可能であり、断面形状が
    偏平なアーチ状に形成されている金属製のレール部材と
    から成ることを特徴とする家具等におけるレール。
  2. 【請求項2】 レールガイドの内底面の中央に凹溝を設
    けるとともに、外底面の両側端縁部に側縁に沿って溝状
    の切込みを形成したことを特徴とする請求項1記載の家
    具等におけるレール。
JP1991047940U 1991-05-28 1991-05-28 家具等におけるレール Expired - Lifetime JPH089336Y2 (ja)

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