JPH0893107A - 床板および床板成形方法ならびに床板成形装置 - Google Patents
床板および床板成形方法ならびに床板成形装置Info
- Publication number
- JPH0893107A JPH0893107A JP7183963A JP18396395A JPH0893107A JP H0893107 A JPH0893107 A JP H0893107A JP 7183963 A JP7183963 A JP 7183963A JP 18396395 A JP18396395 A JP 18396395A JP H0893107 A JPH0893107 A JP H0893107A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shape
- side plate
- lip
- continuous
- floorboard
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】一枚の加工素材を成形して成り、所要の形状が
連続した床板を提供し、多数のボルト、ナット等の締結
部品の部品点数および組立に要する製造工数を削減す
る。また、高剛性であり、かつ、重量を低減した床板を
提供する。また、床板として充分な強度を持ち、一枚の
加工素材を成形して成り、所要の形状が連続した床板を
簡単な機構で成形できる床板成形方法および床板成形装
置を提供する。 【構成】一枚の加工素材を折り曲げ成形してなる連続的
な床板において、各リップ部が二重に折り重なってい
る。床板成形装置は、加工素材を上下から押圧して把持
するとともに横方向に移動可能な複数の把持手段と、該
複数の把持手段の中間に配置されたそれぞれ上下移動を
する所要形状の成形手段および頂部を押圧する押圧手段
とからなる。
連続した床板を提供し、多数のボルト、ナット等の締結
部品の部品点数および組立に要する製造工数を削減す
る。また、高剛性であり、かつ、重量を低減した床板を
提供する。また、床板として充分な強度を持ち、一枚の
加工素材を成形して成り、所要の形状が連続した床板を
簡単な機構で成形できる床板成形方法および床板成形装
置を提供する。 【構成】一枚の加工素材を折り曲げ成形してなる連続的
な床板において、各リップ部が二重に折り重なってい
る。床板成形装置は、加工素材を上下から押圧して把持
するとともに横方向に移動可能な複数の把持手段と、該
複数の把持手段の中間に配置されたそれぞれ上下移動を
する所要形状の成形手段および頂部を押圧する押圧手段
とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーターや車両や
建造物等に使用される床板の構造および床板の成形方法
ならびに床板の成形装置に関するものである。
建造物等に使用される床板の構造および床板の成形方法
ならびに床板の成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベーターや車両や建造物等に使用さ
れる床は、ある限られた面積の床を、多数の人が使用
し、多くの物を積載することになるため、重量に対する
充分な強度を持たせる必要がある。図2に、従来のエレ
ベーターに使用されてきた床構造の一例を示し説明す
る。図2(a)は床構造の斜視図であり、図2(b)は
図2(a)のA−A断面図である。図2において、1は
床部材の1つである形鋼(一例として、リップみぞ形鋼
を示している。)、2は側フレーム、3は補強部材、4
は、形鋼1を連結するためのボルト、ナット等の締結部
品である。
れる床は、ある限られた面積の床を、多数の人が使用
し、多くの物を積載することになるため、重量に対する
充分な強度を持たせる必要がある。図2に、従来のエレ
ベーターに使用されてきた床構造の一例を示し説明す
る。図2(a)は床構造の斜視図であり、図2(b)は
図2(a)のA−A断面図である。図2において、1は
床部材の1つである形鋼(一例として、リップみぞ形鋼
を示している。)、2は側フレーム、3は補強部材、4
は、形鋼1を連結するためのボルト、ナット等の締結部
品である。
【0003】従来の床構造は、図2(a)に示すよう
に、所要床面積とするため、所要の長さ、幅、高さを持
つ複数の形鋼1を並べ、図2(b)に示すように、多数
のボルト、ナット等の締結部品を使用して複数の形鋼1
を連結し、床のたわみを補強するため、図2(a)に示
すように側フレーム2を組み込み接合した構造としたも
のであるが、さらに、重量物を積載するための強度を確
保する必要があるため補強部材3を組み込んでいる。
に、所要床面積とするため、所要の長さ、幅、高さを持
つ複数の形鋼1を並べ、図2(b)に示すように、多数
のボルト、ナット等の締結部品を使用して複数の形鋼1
を連結し、床のたわみを補強するため、図2(a)に示
すように側フレーム2を組み込み接合した構造としたも
のであるが、さらに、重量物を積載するための強度を確
保する必要があるため補強部材3を組み込んでいる。
【0004】前記図2に示したような構造の床を製造す
るには、複数の形鋼1と複数の補強部材3とを、多数の
ボルト、ナット等の締結部品4を使用して連結する必要
があるため、部品点数が多く、組立に時間がかかり、ま
た、床のサイズは、顧客の要求により異なっていること
から、組立工程はほとんどが人手による作業となってい
る。さらには、ボルト、ナット等の締結部品4を使用し
て連結したり、強度を確保するために補強部材3を使用
する必要があるため、床の重量が重くなっている。
るには、複数の形鋼1と複数の補強部材3とを、多数の
ボルト、ナット等の締結部品4を使用して連結する必要
があるため、部品点数が多く、組立に時間がかかり、ま
た、床のサイズは、顧客の要求により異なっていること
から、組立工程はほとんどが人手による作業となってい
る。さらには、ボルト、ナット等の締結部品4を使用し
て連結したり、強度を確保するために補強部材3を使用
する必要があるため、床の重量が重くなっている。
【0005】従来の所要の形状が連続した部材としては
波形板があり、波形板の成形方法については、特公昭6
0−45014号公報に、波の高さの大きい波形板の成
形加工も容易に行える連続成形を行う方法が記載されて
いる。前記波形板の成形方法は、被加工板材の両端を把
持手段により把持し、成形型を前記被加工板材に押しつ
けながら前記把持手段を互いに近接させて1つの波の成
形を行ない、この成形を順次繰り返すことによって波形
板の連続成形を行う方法である。また、他の部材として
建材用のデッキプレートで特殊形状の波形板があり、そ
の成形方法は数十組のロール群によって波山を成形する
方法が知られている。しかし、ロール群による波形板の
成形方法は、複数の波山あるいは断面が特殊形状の波山
を成形するにはその分多くのロールが必要であるため装
置が複雑で極めて高価となる。また、ロール群による波
形板の成形方法は、加工素材の長手方向に対し平行に、
すなわち、加工素材の板幅方向に対し垂直に波山を成形
するため、加工素材の板幅の限界(最大圧延能力180
0mm)により波山の個数に限界がある。
波形板があり、波形板の成形方法については、特公昭6
0−45014号公報に、波の高さの大きい波形板の成
形加工も容易に行える連続成形を行う方法が記載されて
いる。前記波形板の成形方法は、被加工板材の両端を把
持手段により把持し、成形型を前記被加工板材に押しつ
けながら前記把持手段を互いに近接させて1つの波の成
形を行ない、この成形を順次繰り返すことによって波形
板の連続成形を行う方法である。また、他の部材として
建材用のデッキプレートで特殊形状の波形板があり、そ
の成形方法は数十組のロール群によって波山を成形する
方法が知られている。しかし、ロール群による波形板の
成形方法は、複数の波山あるいは断面が特殊形状の波山
を成形するにはその分多くのロールが必要であるため装
置が複雑で極めて高価となる。また、ロール群による波
形板の成形方法は、加工素材の長手方向に対し平行に、
すなわち、加工素材の板幅方向に対し垂直に波山を成形
するため、加工素材の板幅の限界(最大圧延能力180
0mm)により波山の個数に限界がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の床構造を製造す
るには、複数の形鋼と複数の補強部材とを多数のボル
ト、ナット等の締結部品を使用して連結するために部品
点数が多く、組立に多くの時間を必要とし、また、床板
のサイズは、顧客の要求により異なっていることから、
組立工程はほとんどが人手による作業となり非能率であ
った。さらに、強度を確保するために補強部材を使用し
たりする必要があり、床板自体の重量が重くなるという
問題点があった。従来の波形板の成形方法により成形さ
れる波形板は、所要の波形形状が連続した波形板である
が、床板として使用するには強度が不足しており、さら
には、谷部が存在するために上面に別部品を配設する際
には山部のみしか当接しないことになり、床板としては
不向きである。また、ロール群による成形方法は、複数
の波山あるいは断面が特殊形状の波山を成形するにはそ
の分多くのロールが必要であるため装置が複雑で極めて
高価となる。また、この成形方法は加工素材の長手方向
に対し平行に、すなわち板幅方向に対し垂直に波山を成
形するため、加工素材の板幅には限界があり波山の個数
に限界があるという欠点があった。
るには、複数の形鋼と複数の補強部材とを多数のボル
ト、ナット等の締結部品を使用して連結するために部品
点数が多く、組立に多くの時間を必要とし、また、床板
のサイズは、顧客の要求により異なっていることから、
組立工程はほとんどが人手による作業となり非能率であ
った。さらに、強度を確保するために補強部材を使用し
たりする必要があり、床板自体の重量が重くなるという
問題点があった。従来の波形板の成形方法により成形さ
れる波形板は、所要の波形形状が連続した波形板である
が、床板として使用するには強度が不足しており、さら
には、谷部が存在するために上面に別部品を配設する際
には山部のみしか当接しないことになり、床板としては
不向きである。また、ロール群による成形方法は、複数
の波山あるいは断面が特殊形状の波山を成形するにはそ
の分多くのロールが必要であるため装置が複雑で極めて
高価となる。また、この成形方法は加工素材の長手方向
に対し平行に、すなわち板幅方向に対し垂直に波山を成
形するため、加工素材の板幅には限界があり波山の個数
に限界があるという欠点があった。
【0007】本発明は、前記問題点を解決するため、一
枚の加工素材を成形して成り、所要の形状が連続した床
板を提供し、多数のボルト、ナット等の締結部品の部品
点数および組立に要する製造工数を削減することを目的
とする。本発明の他の目的は、高剛性であり、かつ、重
量を低減した床板を提供することにある。本発明は、前
記問題点を解決するため、床板として充分な強度を持
ち、一枚の加工素材を成形して成り、所要の形状が連続
した床板を簡単な機構で成形できる床板成形方法および
床板成形装置を提供することを目的とする。
枚の加工素材を成形して成り、所要の形状が連続した床
板を提供し、多数のボルト、ナット等の締結部品の部品
点数および組立に要する製造工数を削減することを目的
とする。本発明の他の目的は、高剛性であり、かつ、重
量を低減した床板を提供することにある。本発明は、前
記問題点を解決するため、床板として充分な強度を持
ち、一枚の加工素材を成形して成り、所要の形状が連続
した床板を簡単な機構で成形できる床板成形方法および
床板成形装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の床板は、一枚の加工素材を成形して製造さ
れ、該成形した断面形状は単一形状が連続した形状とな
っており、前記単一形状は、平板部と、該平板部の両側
に直立する各側板部と、該各側板部の先端が内側へ曲折
したリップ部とからなっており、前記単一形状の連続し
た形状は、隣合う前記単一形状の各側板部が密接してお
り、該密接した前記各側板部の先端のリップ部のそれぞ
れのリップ部先端で折り返し連続したものであり、ま
た、リップ部の奥行き方向所要部分の各リップ部を密接
して折り返し連続したものである。さらには、平板部が
所定の同一寸法の幅を持つものであり、また、平板部
が、両端部で広く、中心部で狭い、それぞれ所定寸法の
幅を持つものである。
に、本発明の床板は、一枚の加工素材を成形して製造さ
れ、該成形した断面形状は単一形状が連続した形状とな
っており、前記単一形状は、平板部と、該平板部の両側
に直立する各側板部と、該各側板部の先端が内側へ曲折
したリップ部とからなっており、前記単一形状の連続し
た形状は、隣合う前記単一形状の各側板部が密接してお
り、該密接した前記各側板部の先端のリップ部のそれぞ
れのリップ部先端で折り返し連続したものであり、ま
た、リップ部の奥行き方向所要部分の各リップ部を密接
して折り返し連続したものである。さらには、平板部が
所定の同一寸法の幅を持つものであり、また、平板部
が、両端部で広く、中心部で狭い、それぞれ所定寸法の
幅を持つものである。
【0009】また、本発明の床板は、一枚の加工素材を
成形して製造され、該成形した断面形状は単一形状が連
続した形状となっており、前記単一形状は、平板部と、
該平板部の両側に直立する各側板部と、該各側板部の先
端が内側へ曲折したリップ部とからなっており、前記単
一形状の連続した形状は、隣合う前記単一形状の各側板
部が密接しており、該密接した前記各側板部の先端のリ
ップ部のそれぞれのリップ部先端で折り返し連続したも
のであって、隣合う前記単一形状の各側板部が密接して
おり、該密接した前記各側板部の先端のリップ部のそれ
ぞれのリップ部先端で折り返し連続した形状を逆T字状
としたものである。
成形して製造され、該成形した断面形状は単一形状が連
続した形状となっており、前記単一形状は、平板部と、
該平板部の両側に直立する各側板部と、該各側板部の先
端が内側へ曲折したリップ部とからなっており、前記単
一形状の連続した形状は、隣合う前記単一形状の各側板
部が密接しており、該密接した前記各側板部の先端のリ
ップ部のそれぞれのリップ部先端で折り返し連続したも
のであって、隣合う前記単一形状の各側板部が密接して
おり、該密接した前記各側板部の先端のリップ部のそれ
ぞれのリップ部先端で折り返し連続した形状を逆T字状
としたものである。
【0010】また、本発明の床板は、一枚の加工素材を
成形して製造され、該成形した断面形状は単一形状が連
続した形状となっており、前記単一形状は、平板部と、
該平板部の両側に直立する各側板部と、該各側板部の先
端が同一方向へ曲折したリップ部とからなっており、前
記単一形状の連続した形状は、隣合う前記単一形状の各
側板部が密接しており、該密接した前記各側板部の先端
のリップ部のそれぞれのリップ部がリップ部先端で折り
返し連続したものであって、隣合う前記単一形状の各側
板部が密接しており、該密接した前記各側板部の先端の
リップ部のそれぞれのリップ部がリップ部先端で折り返
し連続した形状をL字状としたものである。
成形して製造され、該成形した断面形状は単一形状が連
続した形状となっており、前記単一形状は、平板部と、
該平板部の両側に直立する各側板部と、該各側板部の先
端が同一方向へ曲折したリップ部とからなっており、前
記単一形状の連続した形状は、隣合う前記単一形状の各
側板部が密接しており、該密接した前記各側板部の先端
のリップ部のそれぞれのリップ部がリップ部先端で折り
返し連続したものであって、隣合う前記単一形状の各側
板部が密接しており、該密接した前記各側板部の先端の
リップ部のそれぞれのリップ部がリップ部先端で折り返
し連続した形状をL字状としたものである。
【0011】また、本発明の床板は、一枚の加工素材を
成形して製造され、該成形した断面形状は単一形状が連
続した形状となっており、前記単一形状は、平板部と、
該平板部の両側に直立する各側板部と、該各側板部の先
端が内側へ曲折したリップ部とからなっており、前記単
一形状の連続した形状は、隣合う前記単一形状の各側板
部が所定の空間部を持って隣接しており、該隣接した前
記各側板部の先端のリップ部のそれぞれのリップ部先端
で該リップ部で折り返し連続したものであって、隣合う
前記単一形状の各側板部が所定の空間部を持って隣接し
ており、該隣接した前記各側板部の先端のリップ部のそ
れぞれのリップ部先端で該リップ部で折り返し連続した
形状を逆Π字状としたものである。
成形して製造され、該成形した断面形状は単一形状が連
続した形状となっており、前記単一形状は、平板部と、
該平板部の両側に直立する各側板部と、該各側板部の先
端が内側へ曲折したリップ部とからなっており、前記単
一形状の連続した形状は、隣合う前記単一形状の各側板
部が所定の空間部を持って隣接しており、該隣接した前
記各側板部の先端のリップ部のそれぞれのリップ部先端
で該リップ部で折り返し連続したものであって、隣合う
前記単一形状の各側板部が所定の空間部を持って隣接し
ており、該隣接した前記各側板部の先端のリップ部のそ
れぞれのリップ部先端で該リップ部で折り返し連続した
形状を逆Π字状としたものである。
【0012】また、本発明の床板成形方法は、加工素材
を複数の把持手段により位置決めして把持しておき、前
記複数の把持手段の中間に配置された所要形状の成形型
を前記加工素材に押しつけていくとともに、前記把持手
段を互いに近接させて前記所要形状の成形を行なって、
前記所要形状の成形型を所定位置へ戻して、さらに前記
複数の把持手段を所定位置まで互いに近接させて、押圧
手段により前記複数の把持手段間上に突き出た加工素材
の頂部の押圧を行なって、以後順次繰り返すことによっ
て、平板部と該平板部の両側に直立する各側板部と該各
側板部の先端が内側へ曲折したリップ部とからなってい
る単一形状が連続した床板を成形するものであり、ま
た、前記複数の把持手段間上に突き出た加工素材の頂部
の所要部分のみの押圧を行なうものである。
を複数の把持手段により位置決めして把持しておき、前
記複数の把持手段の中間に配置された所要形状の成形型
を前記加工素材に押しつけていくとともに、前記把持手
段を互いに近接させて前記所要形状の成形を行なって、
前記所要形状の成形型を所定位置へ戻して、さらに前記
複数の把持手段を所定位置まで互いに近接させて、押圧
手段により前記複数の把持手段間上に突き出た加工素材
の頂部の押圧を行なって、以後順次繰り返すことによっ
て、平板部と該平板部の両側に直立する各側板部と該各
側板部の先端が内側へ曲折したリップ部とからなってい
る単一形状が連続した床板を成形するものであり、ま
た、前記複数の把持手段間上に突き出た加工素材の頂部
の所要部分のみの押圧を行なうものである。
【0013】また、本発明の床板成形方法は、加工素材
を複数の把持手段により位置決めして把持しておき、前
記複数の把持手段の中間に配置された所要形状の成形型
を前記加工素材に押しつけていくとともに、前記把持手
段を互いに近接させて前記所要形状の成形を行なって、
前記所要形状の成形型を所定位置へ戻して、さらに前記
複数の把持手段を所定位置まで互いに近接させて、押圧
手段により前記複数の把持手段間上に突き出た加工素材
の頂部の押圧を前記頂部とリップ部とが所要間隔を有す
るように行なって、以後順次繰り返すことによって、平
板部と該平板部の両側に直立する各側板部と該各側板部
の先端が内側へ曲折したリップ部とからなっている単一
形状が連続した床板を成形したのち、所要部分の押圧手
段により前記リップ部の奥行き方向所要部分のみに強く
押圧し、成形するものである。また、本発明の床板成形
装置は、加工素材を上下から押圧して把持するとともに
横方向に移動可能な複数の把持手段と、該複数の把持手
段の中間に配置されそれぞれ上下移動をする所要形状の
成形手段および所要形状に成形後頂部を押圧する押圧手
段とからなるものである。
を複数の把持手段により位置決めして把持しておき、前
記複数の把持手段の中間に配置された所要形状の成形型
を前記加工素材に押しつけていくとともに、前記把持手
段を互いに近接させて前記所要形状の成形を行なって、
前記所要形状の成形型を所定位置へ戻して、さらに前記
複数の把持手段を所定位置まで互いに近接させて、押圧
手段により前記複数の把持手段間上に突き出た加工素材
の頂部の押圧を前記頂部とリップ部とが所要間隔を有す
るように行なって、以後順次繰り返すことによって、平
板部と該平板部の両側に直立する各側板部と該各側板部
の先端が内側へ曲折したリップ部とからなっている単一
形状が連続した床板を成形したのち、所要部分の押圧手
段により前記リップ部の奥行き方向所要部分のみに強く
押圧し、成形するものである。また、本発明の床板成形
装置は、加工素材を上下から押圧して把持するとともに
横方向に移動可能な複数の把持手段と、該複数の把持手
段の中間に配置されそれぞれ上下移動をする所要形状の
成形手段および所要形状に成形後頂部を押圧する押圧手
段とからなるものである。
【0014】
【作用】本発明の床板成形方法は、加工素材を複数の把
持手段により位置決めして把持しておき、前記複数の把
持手段の中間に配置された所要形状の成形型を前記加工
素材に押しつけていくとともに、前記把持手段を互いに
近接させて前記所要形状の成形を行なって、前記所要形
状の成形型を所定位置へ戻して、さらに前記複数の把持
手段を所定位置まで互いに近接させて、押圧手段により
前記複数の把持手段間上に突き出た加工素材の頂部の押
圧を行なって、以後順次繰り返すことによって、平板部
と該平板部の両側に直立する各側板部と該各側板部の先
端が内側へ曲折したリップ部とからなっている単一形状
が連続した床板を成形する。
持手段により位置決めして把持しておき、前記複数の把
持手段の中間に配置された所要形状の成形型を前記加工
素材に押しつけていくとともに、前記把持手段を互いに
近接させて前記所要形状の成形を行なって、前記所要形
状の成形型を所定位置へ戻して、さらに前記複数の把持
手段を所定位置まで互いに近接させて、押圧手段により
前記複数の把持手段間上に突き出た加工素材の頂部の押
圧を行なって、以後順次繰り返すことによって、平板部
と該平板部の両側に直立する各側板部と該各側板部の先
端が内側へ曲折したリップ部とからなっている単一形状
が連続した床板を成形する。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1を使用して説明す
る。図1(a)に、本発明による床板を使用したエレベ
ーター床構造の斜視図、図1(b)に、本発明による前
記床板のB−B断面図を示す。エレベーターでは、乗せ
る人の定員に応じて種々のサイズの床板が使用される
が、おおむね、床板の寸法は幅0.5〜3m、奥行き
0.5〜3m、高さ50〜100mmであり、使用され
る素材の板厚は0.8〜3.2mmである。図1におい
て、5は平板部、6は側板部、7はリップ部、8はリッ
プ部先端、9は床板を示す。本発明による床板9は、図
1(a)の斜視図および図1(b)のB−B断面図に示
すように、一枚の加工素材を成形したものであり、単一
形状が連続した形状の床板である。そして、単一形状の
ピッチは100〜500mmである。前記単一形状は、
上面に人荷を乗せる平板部5と、平板部5の両側に直立
し平板部5を支持するように剛性を高め床の高さを決定
する各側板部6と、各側板部6の先端が内側へ折れ曲が
ったリップ部7とからなっている。単一形状が連続した
形状は、隣合う単一形状の各側板部6が密接して、密接
した各側板部6の先端のリップ部7のそれぞれの先端部
のリップ部先端8でリップ部7に密接して折り返して連
続したものとなっている。
る。図1(a)に、本発明による床板を使用したエレベ
ーター床構造の斜視図、図1(b)に、本発明による前
記床板のB−B断面図を示す。エレベーターでは、乗せ
る人の定員に応じて種々のサイズの床板が使用される
が、おおむね、床板の寸法は幅0.5〜3m、奥行き
0.5〜3m、高さ50〜100mmであり、使用され
る素材の板厚は0.8〜3.2mmである。図1におい
て、5は平板部、6は側板部、7はリップ部、8はリッ
プ部先端、9は床板を示す。本発明による床板9は、図
1(a)の斜視図および図1(b)のB−B断面図に示
すように、一枚の加工素材を成形したものであり、単一
形状が連続した形状の床板である。そして、単一形状の
ピッチは100〜500mmである。前記単一形状は、
上面に人荷を乗せる平板部5と、平板部5の両側に直立
し平板部5を支持するように剛性を高め床の高さを決定
する各側板部6と、各側板部6の先端が内側へ折れ曲が
ったリップ部7とからなっている。単一形状が連続した
形状は、隣合う単一形状の各側板部6が密接して、密接
した各側板部6の先端のリップ部7のそれぞれの先端部
のリップ部先端8でリップ部7に密接して折り返して連
続したものとなっている。
【0016】本発明による床板9は、平板部5の両側に
直立して隣合っている側板部6が密接して平板部5を支
持しているため剛性が高く、また、密接した各側板部6
の先端のリップ部7がそれぞれのリップ部先端8で折り
返し連続しているため、このリップ部7の部分の剛性も
高い。また、隣合う単一形状の各側板部6が密接して、
密接した各側板部6の先端のリップ部7のそれぞれの先
端部のリップ部先端8で折り返し連続した形状が逆T字
形状をしており、床板9は逆T字形状が一定間隔をおい
て連続しており、側フレーム2との接合を容易にする。
前記のように、床板9は、単一形状の各側板部6が密接
しており、単一形状が連続した形状であるため、従来の
複数の形鋼を多数のボルト、ナット等の締結部品で連結
した床板に比べ、部品点数が減少し製造工程の削減が可
能となる。また、床板9は、逆T字形状部分を支持する
リップ部7の密接して折り返した厚さが、素材板厚の2
倍となるので、形鋼を連結した従来の構造に比べて剛性
が高くなる。したがって、素材の板厚および補強部材を
削減でき、軽量化を図ることができる。例えば、従来の
幅2.4m、奥行き2.4m、高さ60mmのエレベー
ター用床板では、使用される素材の板厚は3.2mmで
あり、35点の部品から構成され、約400kgの質量
となっていた。これが高さを80mmとした本発明によ
る床板では、使用される素材の板厚は2.3mmであ
り、部品数は13点となり、質量は約40%軽減するこ
とが可能となる。
直立して隣合っている側板部6が密接して平板部5を支
持しているため剛性が高く、また、密接した各側板部6
の先端のリップ部7がそれぞれのリップ部先端8で折り
返し連続しているため、このリップ部7の部分の剛性も
高い。また、隣合う単一形状の各側板部6が密接して、
密接した各側板部6の先端のリップ部7のそれぞれの先
端部のリップ部先端8で折り返し連続した形状が逆T字
形状をしており、床板9は逆T字形状が一定間隔をおい
て連続しており、側フレーム2との接合を容易にする。
前記のように、床板9は、単一形状の各側板部6が密接
しており、単一形状が連続した形状であるため、従来の
複数の形鋼を多数のボルト、ナット等の締結部品で連結
した床板に比べ、部品点数が減少し製造工程の削減が可
能となる。また、床板9は、逆T字形状部分を支持する
リップ部7の密接して折り返した厚さが、素材板厚の2
倍となるので、形鋼を連結した従来の構造に比べて剛性
が高くなる。したがって、素材の板厚および補強部材を
削減でき、軽量化を図ることができる。例えば、従来の
幅2.4m、奥行き2.4m、高さ60mmのエレベー
ター用床板では、使用される素材の板厚は3.2mmで
あり、35点の部品から構成され、約400kgの質量
となっていた。これが高さを80mmとした本発明によ
る床板では、使用される素材の板厚は2.3mmであ
り、部品数は13点となり、質量は約40%軽減するこ
とが可能となる。
【0017】つぎに、本発明による床板9の他の実施例
を図3〜図6に示す(断面形状で示す)。図3に示す床
板9の形状は、隣合う単一形状の各側板部6が密接し
て、密接した各側板部6の先端のリップ部7のそれぞれ
の先端部のリップ部先端8でリップ部7に密接して折り
返し連続した形状で構成する複数の逆T字形状の間隔
を、言い替えると、平板部5の幅の所定の寸法を、中心
部付近は狭く、両端外側付近は広くしており、大きな荷
重がかかる部分の複数の逆T字形状の間隔を狭くしたも
のである。このように、必要強度に応じて複数の逆T字
形状の間隔を変更すれば、さらに素材の板厚や補強部材
の削減ができ、軽量化を図ることができる。また、図4
に示すように、リップ部7を同一方向への折り曲がるよ
うにしたL字形状の床板9や、図5に示すように、隣合
う単一形状の各側板部6を密接せず所定幅の空間部を持
たせ逆Π字形状とした床板9としてもよい。また、加工
素材の制約によって、所要の長さの床板9を得ることが
できない場合には、図6に示すように、加工素材の制約
に合わせた長さの複数の床板9を得て、該複数の床板9
の隣接する各側板部6を複数のボルト、ナット等の締結
部品4で連結した床板としてもよい。
を図3〜図6に示す(断面形状で示す)。図3に示す床
板9の形状は、隣合う単一形状の各側板部6が密接し
て、密接した各側板部6の先端のリップ部7のそれぞれ
の先端部のリップ部先端8でリップ部7に密接して折り
返し連続した形状で構成する複数の逆T字形状の間隔
を、言い替えると、平板部5の幅の所定の寸法を、中心
部付近は狭く、両端外側付近は広くしており、大きな荷
重がかかる部分の複数の逆T字形状の間隔を狭くしたも
のである。このように、必要強度に応じて複数の逆T字
形状の間隔を変更すれば、さらに素材の板厚や補強部材
の削減ができ、軽量化を図ることができる。また、図4
に示すように、リップ部7を同一方向への折り曲がるよ
うにしたL字形状の床板9や、図5に示すように、隣合
う単一形状の各側板部6を密接せず所定幅の空間部を持
たせ逆Π字形状とした床板9としてもよい。また、加工
素材の制約によって、所要の長さの床板9を得ることが
できない場合には、図6に示すように、加工素材の制約
に合わせた長さの複数の床板9を得て、該複数の床板9
の隣接する各側板部6を複数のボルト、ナット等の締結
部品4で連結した床板としてもよい。
【0018】つぎに、本発明による床板9の他の実施例
を図7に示す(図1の床板9を、上下返したものと同様
の斜視図である。)。図7に示す床板9の形状は、隣合
う単一形状の密接した各側板部6の先端のリップ部7
が、それぞれの先端部のリップ先端部8の所要部分をリ
ップ部7に密接して折り返し連続した形状のものであ
る。密接して折り返す所要の部分は、奥行き方向の両端
部7aのように側フレーム2との接合を容易にすること
が必要な部分、また、奥行き方向の両端部7a間の部分
7bのように他の部品との接合を容易にすることが必要
な部分である。このように所要部分のみリップ部を密接
して折り返し、所要部分以外は特に加工しないようにす
ることにより、加工力の大幅低減、加工装置の小形化
(詳細は後述する。)を図ることができる。
を図7に示す(図1の床板9を、上下返したものと同様
の斜視図である。)。図7に示す床板9の形状は、隣合
う単一形状の密接した各側板部6の先端のリップ部7
が、それぞれの先端部のリップ先端部8の所要部分をリ
ップ部7に密接して折り返し連続した形状のものであ
る。密接して折り返す所要の部分は、奥行き方向の両端
部7aのように側フレーム2との接合を容易にすること
が必要な部分、また、奥行き方向の両端部7a間の部分
7bのように他の部品との接合を容易にすることが必要
な部分である。このように所要部分のみリップ部を密接
して折り返し、所要部分以外は特に加工しないようにす
ることにより、加工力の大幅低減、加工装置の小形化
(詳細は後述する。)を図ることができる。
【0019】つぎに、図8〜図15を使用して、本発明
による床板9の床板成形方法および床板成形装置につい
て説明をする。図8は、前記床板9を成形する床板成形
装置の一実施例を示す。図8に示す床板成形装置は、中
心線20に対して左右対称であり、図8に示す右半分と
同一装置が左半分にも設けられており、同時に左右対称
の動作をする。床板成形装置の右半分において、上スラ
イダ21と、その下部に配置されたコマ22と、さらに
下部に配置された下スライダ23とは、前記上スライダ
21に固定されたガイドポスト24によって1つのユニ
ットを形成している。また、上スライダ21は、螺旋軸
によりシリンダB25に係合されており、シリンダB2
5の動作により左右方向に移動させることができ、上ス
ライダ21の左右方向移動とともにコマ22と下スライ
ダ23も同時に左右方向に移動する。また、上スライダ
21は、シリンダC26が固定されており、該シリンダ
C26と前記コマ22が螺旋軸により係合されているた
め、コマ22はシリンダC26の動作により上下方向に
も移動する。なお、シリンダC26は、上スライダ21
とともに左右方向に移動しつつ、また、上プレート31
と上スライダ21とともに上下方向に移動しつつ一定の
圧力を保てるようにリリースバルブ27が設けられてい
る。
による床板9の床板成形方法および床板成形装置につい
て説明をする。図8は、前記床板9を成形する床板成形
装置の一実施例を示す。図8に示す床板成形装置は、中
心線20に対して左右対称であり、図8に示す右半分と
同一装置が左半分にも設けられており、同時に左右対称
の動作をする。床板成形装置の右半分において、上スラ
イダ21と、その下部に配置されたコマ22と、さらに
下部に配置された下スライダ23とは、前記上スライダ
21に固定されたガイドポスト24によって1つのユニ
ットを形成している。また、上スライダ21は、螺旋軸
によりシリンダB25に係合されており、シリンダB2
5の動作により左右方向に移動させることができ、上ス
ライダ21の左右方向移動とともにコマ22と下スライ
ダ23も同時に左右方向に移動する。また、上スライダ
21は、シリンダC26が固定されており、該シリンダ
C26と前記コマ22が螺旋軸により係合されているた
め、コマ22はシリンダC26の動作により上下方向に
も移動する。なお、シリンダC26は、上スライダ21
とともに左右方向に移動しつつ、また、上プレート31
と上スライダ21とともに上下方向に移動しつつ一定の
圧力を保てるようにリリースバルブ27が設けられてい
る。
【0020】所要形状の成形型であるパンチA28は、
中心線20に沿って配置されており、螺旋軸によりシリ
ンダA29に係合されているため、シリンダA29の動
作によって上下方向に移動する。プレス機構であるパン
チB30は、中心線20に沿って上プレート31に固定
されており、図示していない手段による上プレート31
の上下方向への移動とともにパンチB30も同時に上下
方向へ移動する。また、加工素材を搬送するためのロー
ラーテーブル32が設けられており、加工素材は、図8
に示す床板成形装置において横方向に搬送される。
中心線20に沿って配置されており、螺旋軸によりシリ
ンダA29に係合されているため、シリンダA29の動
作によって上下方向に移動する。プレス機構であるパン
チB30は、中心線20に沿って上プレート31に固定
されており、図示していない手段による上プレート31
の上下方向への移動とともにパンチB30も同時に上下
方向へ移動する。また、加工素材を搬送するためのロー
ラーテーブル32が設けられており、加工素材は、図8
に示す床板成形装置において横方向に搬送される。
【0021】図9〜図15は、本発明による床板成形方
法および床板成形装置における各工程の状態を示す概略
説明図であり、図1に示す床板9を上下反転した状態で
成形する。図9は、初期状態を示し、パンチB30は上
死点位置にあり、左右のコマ22の間隔および左右のコ
マ22と左右の下スライダ23の間隔は開いており、パ
ンチA28は下死点位置にある。床板成形は、まず、図
10に示すように、左右のシリンダC26を動作させる
ことにより左右のコマ22を下降させ、左右のコマ22
と左右の下スライド23との間で加工素材36を所要の
力で押圧し把持する。この場合、左右のコマ22の間隔
は、これから成形する床板の所要展開寸法に設定されて
いる。
法および床板成形装置における各工程の状態を示す概略
説明図であり、図1に示す床板9を上下反転した状態で
成形する。図9は、初期状態を示し、パンチB30は上
死点位置にあり、左右のコマ22の間隔および左右のコ
マ22と左右の下スライダ23の間隔は開いており、パ
ンチA28は下死点位置にある。床板成形は、まず、図
10に示すように、左右のシリンダC26を動作させる
ことにより左右のコマ22を下降させ、左右のコマ22
と左右の下スライド23との間で加工素材36を所要の
力で押圧し把持する。この場合、左右のコマ22の間隔
は、これから成形する床板の所要展開寸法に設定されて
いる。
【0022】つぎに、図11、図12に示すように、シ
リンダA29を動作させることによりパンチA28を上
昇させ、加工素材36に押しつけ、左右のコマ22と左
右の下スライダ23と連動して、加工素材36をさらに
押圧していくようにする。左右のコマ22と左右の下ス
ライダ23は、シリンダB25を動作させることによ
り、螺旋軸で係合する左右の上スライダ21が左右のガ
イドポスト24とともに移動することで連動する。パン
チA28と左右のコマ22と左右の下スライダ23の移
動量を制御し、左右のコマ22と左右の下スライダ23
をパンチA28に互いに近接させ、所要形状の成形を行
う。
リンダA29を動作させることによりパンチA28を上
昇させ、加工素材36に押しつけ、左右のコマ22と左
右の下スライダ23と連動して、加工素材36をさらに
押圧していくようにする。左右のコマ22と左右の下ス
ライダ23は、シリンダB25を動作させることによ
り、螺旋軸で係合する左右の上スライダ21が左右のガ
イドポスト24とともに移動することで連動する。パン
チA28と左右のコマ22と左右の下スライダ23の移
動量を制御し、左右のコマ22と左右の下スライダ23
をパンチA28に互いに近接させ、所要形状の成形を行
う。
【0023】所要形状の成形の終了後、図13に示すよ
うに、シリンダA29を動作させることによりパンチA
28のみを初期状態の下死点位置に戻す。つぎに、図1
4に示すように、シリンダB25を動作させることによ
り、左右のコマ22と左右の下スライダ23とをさらに
近接させ、床板の胴部6の内側同志が密着する位置まで
移動させる。つぎに、図15に示すように、上プレート
31を下降させる(下降手段は図示していない。)こと
により、上プレート31に固定されたパンチB30を下
降させ、左右のコマ22の間に突き出た床板の頂部を押
圧し平面とすることにより、リップ部7の先端にあるリ
ップ部先端8で折り返し連続したリップ部分を成形す
る。パンチB30を下降させる場合、左右のコマ22
は、左右の下スライダ23とともに加工素材36を依然
一定圧力で把持しているが、パンチB30を下降させる
ために上プレート31を下降させると、リリースバルブ
27が動作し、シリンダC26が動作して、左右のコマ
22の位置は変わらず、左右のコマ22と左右の下スラ
イダ23との加工素材36の把持も変わらずにパンチB
30を下降させることができる。
うに、シリンダA29を動作させることによりパンチA
28のみを初期状態の下死点位置に戻す。つぎに、図1
4に示すように、シリンダB25を動作させることによ
り、左右のコマ22と左右の下スライダ23とをさらに
近接させ、床板の胴部6の内側同志が密着する位置まで
移動させる。つぎに、図15に示すように、上プレート
31を下降させる(下降手段は図示していない。)こと
により、上プレート31に固定されたパンチB30を下
降させ、左右のコマ22の間に突き出た床板の頂部を押
圧し平面とすることにより、リップ部7の先端にあるリ
ップ部先端8で折り返し連続したリップ部分を成形す
る。パンチB30を下降させる場合、左右のコマ22
は、左右の下スライダ23とともに加工素材36を依然
一定圧力で把持しているが、パンチB30を下降させる
ために上プレート31を下降させると、リリースバルブ
27が動作し、シリンダC26が動作して、左右のコマ
22の位置は変わらず、左右のコマ22と左右の下スラ
イダ23との加工素材36の把持も変わらずにパンチB
30を下降させることができる。
【0024】リップ部先端8で折り返し密接したリップ
部7の成形終了後、パンチB30を上死点位置に移動さ
せ、シリンダB25とシリンダC26を動作させて、左
右のコマ22を下に押す圧力を下げて左右のコマ22と
左右の下スライダ23との間での加工素材36の把持を
解除し、左右の上スライダ21と左右のコマ22と左右
の下スライダ23を横方向に移動し、左右のコマ22を
上方向に移動して図9に示す初期状態に戻す。この一連
の成形動作により、床板9の1つの平板部、側板部、リ
ップ部部分が成形完了する。
部7の成形終了後、パンチB30を上死点位置に移動さ
せ、シリンダB25とシリンダC26を動作させて、左
右のコマ22を下に押す圧力を下げて左右のコマ22と
左右の下スライダ23との間での加工素材36の把持を
解除し、左右の上スライダ21と左右のコマ22と左右
の下スライダ23を横方向に移動し、左右のコマ22を
上方向に移動して図9に示す初期状態に戻す。この一連
の成形動作により、床板9の1つの平板部、側板部、リ
ップ部部分が成形完了する。
【0025】つぎに、ローラーテーブル32により、加
工素材36を横方向に床板の平板部、側板部、リップ部
の所要展開寸法分だけ搬送し、前記した図9〜図15の
工程を順次繰り返し、所定間隔で、平板部を持ち断面が
逆T字形状の床板9を連続成形する。加工素材がロール
状に巻いてあるフープ材を用いる(切板が使用できるこ
とは言うまでもない。)と、加工素材の長手方向限界は
板幅方向の限界(最大圧延能力1800mm)に比べて
はるかに大きく、本発明の床板成形方法は加工素材の板
幅方向に対し平行に床板を成形するので、従来のロール
群による成形方法と異なり、床板を連続して成形するこ
とができる。
工素材36を横方向に床板の平板部、側板部、リップ部
の所要展開寸法分だけ搬送し、前記した図9〜図15の
工程を順次繰り返し、所定間隔で、平板部を持ち断面が
逆T字形状の床板9を連続成形する。加工素材がロール
状に巻いてあるフープ材を用いる(切板が使用できるこ
とは言うまでもない。)と、加工素材の長手方向限界は
板幅方向の限界(最大圧延能力1800mm)に比べて
はるかに大きく、本発明の床板成形方法は加工素材の板
幅方向に対し平行に床板を成形するので、従来のロール
群による成形方法と異なり、床板を連続して成形するこ
とができる。
【0026】床板の幅を大きくするときは、加工素材を
所要幅の長さに切断し、加工素材の板幅方向に対し垂直
に床板を成形する。これを図6に示し、説明したように
締結部品で連結すれば良い。また、ローラーテーブル3
2により加工素材36の搬送距離を変更したり、左右の
コマ22と左右の下スライダ23の横方向の移動量を変
更することにより、平板部の長さの変更が容易であり図
3および図5の形状の床板9を成形することができる。
また、図10〜図12と図13〜図15の工程を分け
て、別々の装置で成形したり、図10〜図12の工程を
プレスブレーキ等で成形しても良い。
所要幅の長さに切断し、加工素材の板幅方向に対し垂直
に床板を成形する。これを図6に示し、説明したように
締結部品で連結すれば良い。また、ローラーテーブル3
2により加工素材36の搬送距離を変更したり、左右の
コマ22と左右の下スライダ23の横方向の移動量を変
更することにより、平板部の長さの変更が容易であり図
3および図5の形状の床板9を成形することができる。
また、図10〜図12と図13〜図15の工程を分け
て、別々の装置で成形したり、図10〜図12の工程を
プレスブレーキ等で成形しても良い。
【0027】他の床板成形装置の実施例を図16〜図2
0に示す。図16〜図20に示す実施例は、前記した左
右の上スライダ21、左右のコマ22、左右の下スライ
ダ23の横方向の移動の別手段に関するもので、パンチ
A28、パンチB30、左右のコマ22の縦方向の移動
は前記と同一であるので説明を省略する。図16は、左
右のコマ22と左右の下スライダ23とをパンチA28
へ互いに近ずける場合である。図16において、上プレ
ート31を下降させることにより、左右のコマ22に固
定された左右のコマ傾斜部22aが持つ傾斜面が、上プ
レート31にスライダ34を介し固定された左右のサイ
ドプレート33aが持つ傾斜面に接触する。
0に示す。図16〜図20に示す実施例は、前記した左
右の上スライダ21、左右のコマ22、左右の下スライ
ダ23の横方向の移動の別手段に関するもので、パンチ
A28、パンチB30、左右のコマ22の縦方向の移動
は前記と同一であるので説明を省略する。図16は、左
右のコマ22と左右の下スライダ23とをパンチA28
へ互いに近ずける場合である。図16において、上プレ
ート31を下降させることにより、左右のコマ22に固
定された左右のコマ傾斜部22aが持つ傾斜面が、上プ
レート31にスライダ34を介し固定された左右のサイ
ドプレート33aが持つ傾斜面に接触する。
【0028】左右のサイドプレート33aは、上プレー
ト31にスライダ34を介し固定されており、左右のコ
マ傾斜部22aが固定された左右のコマ22は移動可能
であるため、さらに上プレート31を下降させることに
より、接触面における押圧により左右のコマ22は内側
(中心線20の方向)へ移動する。図17は、図16に
示す前記した状態における床板成形装置の側面図であ
る。図17において、左右のサイドプレート33aは、
シリンダD35とスライダ34の動作により、左右のコ
マ傾斜部22aと対向する位置にある。
ト31にスライダ34を介し固定されており、左右のコ
マ傾斜部22aが固定された左右のコマ22は移動可能
であるため、さらに上プレート31を下降させることに
より、接触面における押圧により左右のコマ22は内側
(中心線20の方向)へ移動する。図17は、図16に
示す前記した状態における床板成形装置の側面図であ
る。図17において、左右のサイドプレート33aは、
シリンダD35とスライダ34の動作により、左右のコ
マ傾斜部22aと対向する位置にある。
【0029】図18は、左右のコマ22と左右の下スラ
イダ23とをパンチA28から互いに遠ざける場合であ
る。図18において、上プレート31を下降させること
により、左右のコマ22に固定された左右のコマ傾斜部
22bが持つ傾斜面が、上プレート31にスライダ34
を介し固定された左右のサイドプレート33bが持つ傾
斜面に接触する。左右のサイドプレート33bは、上プ
レート31にスライダ34を介し固定されており、左右
のコマ傾斜部22bが固定された左右のコマ22は移動
可能であるため、さらに上プレート31を下降させるこ
とにより、接触面における押圧により左右のコマ22は
外側へ移動する。図19は、図18に示す前記した状態
における床板成形装置の側面図である。図19におい
て、左右のサイドプレート33bは、シリンダD35と
スライダ34の動作により、左右のコマ傾斜部22bと
対向する位置にある。このときは、図17において対向
する位置にあった左右のサイドプレート33aと左右の
コマ傾斜部22aは対向する位置にない。
イダ23とをパンチA28から互いに遠ざける場合であ
る。図18において、上プレート31を下降させること
により、左右のコマ22に固定された左右のコマ傾斜部
22bが持つ傾斜面が、上プレート31にスライダ34
を介し固定された左右のサイドプレート33bが持つ傾
斜面に接触する。左右のサイドプレート33bは、上プ
レート31にスライダ34を介し固定されており、左右
のコマ傾斜部22bが固定された左右のコマ22は移動
可能であるため、さらに上プレート31を下降させるこ
とにより、接触面における押圧により左右のコマ22は
外側へ移動する。図19は、図18に示す前記した状態
における床板成形装置の側面図である。図19におい
て、左右のサイドプレート33bは、シリンダD35と
スライダ34の動作により、左右のコマ傾斜部22bと
対向する位置にある。このときは、図17において対向
する位置にあった左右のサイドプレート33aと左右の
コマ傾斜部22aは対向する位置にない。
【0030】図17、図19の側面図に示したコマ22
に固定されたコマ傾斜部22a、コマ傾斜部22bは、
図20のコマ斜視図に示すように、コマ傾斜部は分割し
た構造となっており、コマ22にコマ傾斜部22a、コ
マ傾斜部22bが間隔をあけて固定されている。また、
図17、図19に示すように、サイドプレート33a、
サイドプレート33bは、上プレート31下面を左右方
向に移動するスライダ34に間隔をあけて固定されてお
り、シリンダD35の動作によりスライダ34とともに
左右方向へ移動する。
に固定されたコマ傾斜部22a、コマ傾斜部22bは、
図20のコマ斜視図に示すように、コマ傾斜部は分割し
た構造となっており、コマ22にコマ傾斜部22a、コ
マ傾斜部22bが間隔をあけて固定されている。また、
図17、図19に示すように、サイドプレート33a、
サイドプレート33bは、上プレート31下面を左右方
向に移動するスライダ34に間隔をあけて固定されてお
り、シリンダD35の動作によりスライダ34とともに
左右方向へ移動する。
【0031】本実施例を使用すると、コマの横方向移動
制御の必要がなく、シリンダの数を減らすことができる
ので装置が安価になる。なお、パンチA28、パンチB
30、コマ22、上スライダ21、下スライダ23の移
動には、上記した手段だけでなく、ピストン、ばね、ラ
ック、ピニオン等を使用してもよい。上記したような床
板成形方法で成形した床板9は、エレベーターや車両や
建造物の床板に使用可能である他に、強度を必要とする
箱形構造品の床、壁、天井、柱等にも応用可能である。
制御の必要がなく、シリンダの数を減らすことができる
ので装置が安価になる。なお、パンチA28、パンチB
30、コマ22、上スライダ21、下スライダ23の移
動には、上記した手段だけでなく、ピストン、ばね、ラ
ック、ピニオン等を使用してもよい。上記したような床
板成形方法で成形した床板9は、エレベーターや車両や
建造物の床板に使用可能である他に、強度を必要とする
箱形構造品の床、壁、天井、柱等にも応用可能である。
【0032】つぎに、図21〜図24を使用して、図7
に示す他の床板9の床板成形方法について説明をする。
図21に示す実施例は、図15に示すパンチB30を下
降させたと同様の斜視図である。パンチB30は奥行き
方向に段差を有しており、両端および所要部分の凸部3
0Aと凸部30A間の凹部30Bとからなっている。こ
のようなパンチB30を使用して床板9を成形すると、
床板9のリップ部先端8aのパンチB30の凸部30A
に対応する部分は、強く押圧されてリップ部7aと密接
し折り返される。一方、床板9のリップ部先端8の凹部
30Bに対応する部分は、弱く押圧されてリップ部7a
と密接されず折り返されリップ部先端8cとなり、図7
に示す床板9が成形される。弱く押圧すると、強く押圧
する場合に比べて加工力が数分の一に減少するので、所
要部分のみを部分的に強く押圧することにより、全面を
強く押圧する場合より加工力は大幅に減少し、その結
果、加工装置も小形にすることができる。例えば、幅
2.4m、奥行き2.4m、高さ60mm、板厚2.3
mmのエレベーター用床板では、奥行き方向全域を強く
押圧し密接する場合の加工力は約700トンであるが、
約15%の所要部分のみを部分的に強く押圧する加工力
は約100トンに低減される。
に示す他の床板9の床板成形方法について説明をする。
図21に示す実施例は、図15に示すパンチB30を下
降させたと同様の斜視図である。パンチB30は奥行き
方向に段差を有しており、両端および所要部分の凸部3
0Aと凸部30A間の凹部30Bとからなっている。こ
のようなパンチB30を使用して床板9を成形すると、
床板9のリップ部先端8aのパンチB30の凸部30A
に対応する部分は、強く押圧されてリップ部7aと密接
し折り返される。一方、床板9のリップ部先端8の凹部
30Bに対応する部分は、弱く押圧されてリップ部7a
と密接されず折り返されリップ部先端8cとなり、図7
に示す床板9が成形される。弱く押圧すると、強く押圧
する場合に比べて加工力が数分の一に減少するので、所
要部分のみを部分的に強く押圧することにより、全面を
強く押圧する場合より加工力は大幅に減少し、その結
果、加工装置も小形にすることができる。例えば、幅
2.4m、奥行き2.4m、高さ60mm、板厚2.3
mmのエレベーター用床板では、奥行き方向全域を強く
押圧し密接する場合の加工力は約700トンであるが、
約15%の所要部分のみを部分的に強く押圧する加工力
は約100トンに低減される。
【0033】図22〜図24は、図15に示す床板9の
リップ部先端8を強く押圧する手段を、他の手段で行う
方法を説明する斜視図である。図22に示す実施例は、
奥行きの短いパンチC37を使用して、成形と移動を繰
り返しつつ順次成形する手段で、加工力は大幅に低減す
ることができる。例えば、奥行き方向を50mmづつ強
く順次押圧する場合の加工力は約15トンである。ま
た、図23に示す実施例のようにロール38を使用して
加工と移動を繰り返しつつ順次加工しても同様な効果が
得られる。また、図24に示す実施例は、フレーム40
により、コマ22(図15参照)に替わる加工ができる
ので、奥行き方向に長いコマが不要となり、成形装置を
より簡便、小形化することができる。また、図7に示し
たように、床板9の強く押圧する所要部分は一枚の床板
の中でも一定していないので、図22、図24に示すよ
うな成形装置および成形方法を使用すれば、任意の所要
部分を容易に強く押圧することができる。
リップ部先端8を強く押圧する手段を、他の手段で行う
方法を説明する斜視図である。図22に示す実施例は、
奥行きの短いパンチC37を使用して、成形と移動を繰
り返しつつ順次成形する手段で、加工力は大幅に低減す
ることができる。例えば、奥行き方向を50mmづつ強
く順次押圧する場合の加工力は約15トンである。ま
た、図23に示す実施例のようにロール38を使用して
加工と移動を繰り返しつつ順次加工しても同様な効果が
得られる。また、図24に示す実施例は、フレーム40
により、コマ22(図15参照)に替わる加工ができる
ので、奥行き方向に長いコマが不要となり、成形装置を
より簡便、小形化することができる。また、図7に示し
たように、床板9の強く押圧する所要部分は一枚の床板
の中でも一定していないので、図22、図24に示すよ
うな成形装置および成形方法を使用すれば、任意の所要
部分を容易に強く押圧することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、一枚の加工素材を成形
して成り、所要の形状が連続した床板を提供し、多数の
ボルト、ナット等の締結部品の部品点数および組立に要
する製造工数を削減することができる。また、高剛性で
あり、かつ、重量を低減した床板を提供することができ
る。また、本発明によれば、床板として充分な強度を持
ち、一枚の加工素材を成形して成り、所要の形状が連続
した床板を簡単な機構で成形できる床板成形方法および
床板成形装置を提供することができる。
して成り、所要の形状が連続した床板を提供し、多数の
ボルト、ナット等の締結部品の部品点数および組立に要
する製造工数を削減することができる。また、高剛性で
あり、かつ、重量を低減した床板を提供することができ
る。また、本発明によれば、床板として充分な強度を持
ち、一枚の加工素材を成形して成り、所要の形状が連続
した床板を簡単な機構で成形できる床板成形方法および
床板成形装置を提供することができる。
【図1】本発明による床板を使用した床構造の斜視図お
よびそのB−B断面図。
よびそのB−B断面図。
【図2】従来の床板構造の斜視図およびそのA−A断面
図。
図。
【図3】本発明による平板部が両端部で広く中心部で狭
い床板を示す断面図。
い床板を示す断面図。
【図4】本発明による隣合う各側板部が密接し、密接し
た各側板部の先端のリップ部が密接した形状をL字状と
した床板を示す断面図。
た各側板部の先端のリップ部が密接した形状をL字状と
した床板を示す断面図。
【図5】本発明による隣合う各側板部が所定の空間部を
持ち隣接し、隣接した各側板部の先端のリップ部のリッ
プ部先端部で密接した形状を逆Π字状とした床板を示す
断面図。
持ち隣接し、隣接した各側板部の先端のリップ部のリッ
プ部先端部で密接した形状を逆Π字状とした床板を示す
断面図。
【図6】本発明による制約に合わせた長さの床板を連結
した場合の断面図。
した場合の断面図。
【図7】本発明による所要部分のリップ部を強く押圧し
た床板を示す斜視図。
た床板を示す斜視図。
【図8】本発明による床板成形方法を実施するに適した
床板成形装置の右半分を示す縦断面図。
床板成形装置の右半分を示す縦断面図。
【図9】本発明による床板成形装置を使用した床板成形
方法の工程説明図。
方法の工程説明図。
【図10】本発明による床板成形装置を使用した床板成
形方法の工程説明図。
形方法の工程説明図。
【図11】本発明による床板成形装置を使用した床板成
形方法の工程説明図。
形方法の工程説明図。
【図12】本発明による床板成形装置を使用した床板成
形方法の工程説明図。
形方法の工程説明図。
【図13】本発明による床板成形装置を使用した床板成
形方法の工程説明図。
形方法の工程説明図。
【図14】本発明による床板成形装置を使用した床板成
形方法の工程説明図。
形方法の工程説明図。
【図15】本発明による床板成形装置を使用した床板成
形方法の工程説明図。
形方法の工程説明図。
【図16】本発明による床板成形方法を実施するに適し
た他の床板成形装置の縦断面図。
た他の床板成形装置の縦断面図。
【図17】本発明による床板成形方法を実施するに適し
た他の床板成形装置の側面図。
た他の床板成形装置の側面図。
【図18】本発明による床板成形方法を実施するに適し
た他の床板成形装置の縦断面図。
た他の床板成形装置の縦断面図。
【図19】本発明による床板成形方法を実施するに適し
た他の床板成形装置の側面図。
た他の床板成形装置の側面図。
【図20】本発明による床板成形方法を実施するに適し
た他の床板成形装置の部品斜視図。
た他の床板成形装置の部品斜視図。
【図21】本発明によるリップ部を強く押圧する方法を
説明する斜視図。
説明する斜視図。
【図22】本発明によるリップ部を強く押圧する方法を
説明する斜視図。
説明する斜視図。
【図23】本発明によるリップ部を強く押圧する方法を
説明する斜視図。
説明する斜視図。
【図24】本発明によるリップ部を強く押圧する方法を
説明する斜視図。
説明する斜視図。
1…形鋼、2…側フレーム、3…補強部材、4…ボル
ト、ナット等の締結部品、5…平板部、6…側板部、7
…リップ部、8…リップ部先端、9…床板、20…中心
線、21…上スライダ、22…コマ、22a、22b…
コマ傾斜部、23…下スライダ、24…ガイドポスト、
25…シリンダB、26…シリンダC、27…リリース
バルブ、28…パンチA、29…シリンダA、30…パ
ンチB、31…上プレート、32…ローラーテーブル、
33a、33b…サイドプレート、34…スライダ、3
5…シリンダD、36…加工素材、37…パンチC、3
8…ロール、39…パンチD、40…フレーム。
ト、ナット等の締結部品、5…平板部、6…側板部、7
…リップ部、8…リップ部先端、9…床板、20…中心
線、21…上スライダ、22…コマ、22a、22b…
コマ傾斜部、23…下スライダ、24…ガイドポスト、
25…シリンダB、26…シリンダC、27…リリース
バルブ、28…パンチA、29…シリンダA、30…パ
ンチB、31…上プレート、32…ローラーテーブル、
33a、33b…サイドプレート、34…スライダ、3
5…シリンダD、36…加工素材、37…パンチC、3
8…ロール、39…パンチD、40…フレーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04C 2/38 J (72)発明者 佐藤 克己 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 小野寺 実 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 稲野辺 庸司 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 渥美 佳也 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内
Claims (15)
- 【請求項1】 一枚の加工素材を折り曲げ成形してなる
連続的な床板であって、各リップ部が二重に折り重なり
連続していることを特徴とする床板。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、各リップ
部の奥行き方向所要部分の該リップ部を密接して折り返
し連続したものであることを特徴とする床板。 - 【請求項3】 一枚の加工素材を成形して成り、該成形
した断面形状は、単一形状が連続した形状であり、前記
単一形状は、平板部と、該平板部の両側に直立する各側
板部と、該各側板部の先端が内側へ曲折したリップ部と
から成り、前記単一形状の連続した形状は、隣合う前記
単一形状の各側板部が密接し、該密接した前記各側板部
の先端のリップ部のそれぞれのリップ部先端で折り返し
連続したものであることを特徴とする床板。 - 【請求項4】 一枚の加工素材を成形して成り、該成形
した断面形状は、単一形状が連続した形状であり、前記
単一形状は、平板部と、該平板部の両側に直立する各側
板部と、該各側板部の先端が内側へ曲折したリップ部と
から成り、前記単一形状の連続した形状は、隣合う前記
単一形状の各側板部が密接し、該密接した前記各側板部
の先端のリップ部の奥行き方向所要部分のそれぞれのリ
ップ部先端で前記リップ部に密接して折り返し連続した
ものであることを特徴とする床板。 - 【請求項5】 一枚の加工素材を成形して成り、該成形
した断面形状は、単一形状が連続した形状であり、前記
単一形状は、平板部と、該平板部の両側に直立する各側
板部と、該各側板部の先端が内側へ曲折したリップ部と
から成り、前記単一形状の連続した形状は、隣合う前記
単一形状の各側板部が密接し、該密接した前記各側板部
の先端のリップ部のそれぞれのリップ部先端で折り返し
連続したものであり、隣合う前記単一形状の各側板部が
密接し、該密接した前記各側板部の先端のリップ部のそ
れぞれのリップ部先端で折り返し連続した形状を逆T字
状としたことを特徴とする床板。 - 【請求項6】 一枚の加工素材を成形して成り、該成形
した断面形状は、単一形状が連続した形状であり、前記
単一形状は、平板部と、該平板部の両側に直立する各側
板部と、該各側板部の先端が同一方向へ曲折したリップ
部とから成り、前記単一形状の連続した形状は、隣合う
前記単一形状の各側板部が密接し、該密接した前記各側
板部の先端のリップ部のそれぞれのリップ部がリップ部
先端で折り返し連続したものであり、隣合う前記単一形
状の各側板部が密接し、該密接した前記各側板部の先端
のリップ部のそれぞれのリップ部がリップ部先端で折り
返し連続した形状をL字状としたことを特徴とする床
板。 - 【請求項7】 一枚の加工素材を成形して成り、該成形
した断面形状は、単一形状が連続した形状であり、前記
単一形状は、平板部と、該平板部の両側に直立する各側
板部と、該各側板部の先端が内側へ曲折したリップ部と
から成り、前記単一形状の連続した形状は、隣合う前記
単一形状の各側板部が所定の空間部を持ち隣接し、該隣
接した前記各側板部の先端のリップ部のそれぞれのリッ
プ部先端で折り返し連続したものであり、隣合う前記単
一形状の各側板部が所定の空間部を持ち隣接し、該隣接
した前記各側板部の先端のリップ部のそれぞれのリップ
部先端で折り返し連続した形状を逆Π字状としたことを
特徴とする床板。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項7記載のものにおい
て、平板部が、所定の同一寸法の幅を持つことを特徴と
する床板。 - 【請求項9】 請求項1〜請求項7記載の複数の床板を
隣接させ、隣接する複数の床板の隣接する各側板部を複
数の締結部品で連結したものであることを特徴とする床
板。 - 【請求項10】 請求項1〜請求項7記載のものにおい
て、平板部が、両端部で広く、中心部で狭い、それぞれ
所定寸法の幅を持つことを特徴とする床板。 - 【請求項11】 幅0.5〜3m、奥行き0.5〜3m
の所要寸法からなる請求項1記載の床板を有することを
特徴とするエレベータ。 - 【請求項12】 加工素材を複数の把持手段により位置
決めして把持し、前記複数の把持手段の中間に配置され
た所要形状の成形型を前記加工素材に押しつけていくと
ともに、前記把持手段を互いに近接させて前記所要形状
の成形を行ない、前記所要形状の成形型を所定位置へ戻
し、さらに前記複数の把持手段を所定位置まで互いに近
接させ、押圧手段により前記複数の把持手段間上に突き
出た加工素材の頂部の押圧を行ない、以後順次繰り返す
ことによって、平板部と該平板部の両側に直立する各側
板部と該各側板部の先端が内側へ曲折したリップ部とか
ら成る単一形状が連続した床板を成形することを特徴と
する床板成形方法。 - 【請求項13】 加工素材を複数の把持手段により位置
決めして把持し、前記複数の把持手段の中間に配置され
た所要形状の成形型を前記加工素材に押しつけていくと
ともに、前記把持手段を互いに近接させて前記所要形状
の成形を行ない、前記所要形状の成形型を所定位置へ戻
し、さらに前記複数の把持手段を所定位置まで互いに近
接させ、所要部分のみの押圧手段により前記複数の把持
手段間上に突き出た加工素材の頂部の所要部分のみの押
圧を行ない、以後順次繰り返すことによって、平板部と
該平板部の両側に直立する各側板部と該各側板部の先端
が内側へ曲折したリップ部とから成る単一形状が連続し
た床板を成形することを特徴とする床板成形方法。 - 【請求項14】 加工素材を複数の把持手段により位置
決めして把持し、前記複数の把持手段の中間に配置され
た所要形状の成形型を前記加工素材に押しつけていくと
ともに、前記把持手段を互いに近接させて前記所要形状
の成形を行ない、前記所要形状の成形型を所定位置へ戻
し、さらに前記複数の把持手段を所定位置まで互いに近
接させ、押圧手段により前記複数の把持手段間上に突き
出た加工素材の頂部の押圧を前記頂部とリップ部とが所
要間隔を有するように行ない、以後順次繰り返すことに
よって、平板部と該平板部の両側に直立する各側板部と
該各側板部の先端が内側へ曲折したリップ部とから成る
単一形状が連続した床板を成形したのち、所要部分の押
圧手段により前記リップ部の奥行き方向所要部分のみに
強く押圧し成形することを特徴とする床板成形方法。 - 【請求項15】 加工素材を上下から押圧して把持する
とともに横方向に移動可能な複数の把持手段と、該複数
の把持手段の中間に配置されそれぞれ上下移動をする所
要形状の成形手段および所要形状に成形後頂部を押圧す
る押圧手段とからなることを特徴とする床板成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7183963A JPH0893107A (ja) | 1994-07-28 | 1995-07-20 | 床板および床板成形方法ならびに床板成形装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-176288 | 1994-07-28 | ||
JP17628894 | 1994-07-28 | ||
JP7183963A JPH0893107A (ja) | 1994-07-28 | 1995-07-20 | 床板および床板成形方法ならびに床板成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0893107A true JPH0893107A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=26497264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7183963A Pending JPH0893107A (ja) | 1994-07-28 | 1995-07-20 | 床板および床板成形方法ならびに床板成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0893107A (ja) |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP7183963A patent/JPH0893107A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6799792B2 (en) | Vehicle bed edge and manufacturing process | |
CA2147915C (en) | Automated dimpling apparatus | |
US20060082191A1 (en) | Integrated roll-formed front and bed panel for vehicle box assembly | |
JPH0115330B2 (ja) | ||
TW457197B (en) | Car and side structure for car and method of manufacturing the same | |
EP1088606B1 (en) | Structural member having closed sections | |
RU2706253C1 (ru) | Штампованный компонент кузова автомобиля и способ его изготовления | |
US4656809A (en) | Profiled sheet material | |
JPH0893107A (ja) | 床板および床板成形方法ならびに床板成形装置 | |
US5170558A (en) | Receiving arm for a wooden truss fabrication system and system | |
KR900003218B1 (ko) | 판금 프레스가공 | |
US5484640A (en) | Honeycomb structure having stiffening ribs and method and apparatus for making same | |
JP3212121B2 (ja) | 複曲面成形用多点式プレスおよびその成形方法 | |
US5836193A (en) | Apparatus for forming elongated metal articles and related method | |
JP2001191112A (ja) | 断面角形管状部材の成形方法およびその成形装置 | |
EP0020829B1 (en) | Production of load bearing panels | |
JPH0751896A (ja) | プレス成形機 | |
JPH1088720A (ja) | 高剛性床板および高剛性床板を有する昇降機 | |
JPS60257930A (ja) | プレス加工方法およびその装置 | |
JPH07115088B2 (ja) | 折版屋根材と、折版屋根材の成形方法と、折版屋根材の成形装置 | |
JP2529818B2 (ja) | ワ―クの結合装置 | |
US7111487B2 (en) | Apparatus and method for forming curvature in sheet metal | |
JP2867177B2 (ja) | 堰板等成形板の端部圧潰方法及びその端部圧潰装置 | |
CN118218453A (zh) | 压力钣金成型机 | |
JPS6232653Y2 (ja) |