JPH089241A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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Publication number
JPH089241A
JPH089241A JP6159395A JP15939594A JPH089241A JP H089241 A JPH089241 A JP H089241A JP 6159395 A JP6159395 A JP 6159395A JP 15939594 A JP15939594 A JP 15939594A JP H089241 A JPH089241 A JP H089241A
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JP
Japan
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signal
image
circuit
image pickup
exposure
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JP6159395A
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English (en)
Inventor
Kyoji Tamura
恭二 田村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影状況に影響されずに撮影者が狙っている
被写体に対する露出制御を最適に行うことができる撮像
装置を提供する。 【構成】 撮像装置はシステム制御回路18を備える。
システム制御回路18は、露出制御演算部15aからの
各制御信号を取り込む撮影状況判別部18aを有する。
撮影状況判別部18aは、前記各制御信号に基づき撮影
状況を判別する。撮影状況判別部18aで判別された撮
影状況はLUT制御部18bに与えられる。LUT制御
部18aは、撮影状況に応じて最適なパラメータをルッ
クアップテーブル(LUT)18cから読み出す。LU
T18cから読み出されたパラメータは露出パラメータ
補正部18dに与えられる。露出パラメータ補正部18
dは、前記注視位置点情報に追従して前記パラメータを
補正するとともに、ゲートパルス制御回路17にゲート
パルス発生タイミングを指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像エリアの光学像を
電気信号に変換する撮像素子を有する撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、撮像装置としては、撮像エリア
の光学像を電気信号に変換する撮像素子を有するものが
ある。
【0003】この撮像装置について、図を参照しながら
説明する。図6は従来の撮像装置の構成を示すブロック
図、図7は図6の撮像装置のカメラ信号処理回路を構成
する処理回路を示す図、図8は各測光方式の映像検出領
域を示す図である。
【0004】撮像装置は、図6に示すように、被写体を
結像させるための光学レンズ1を備える。光学レンズ1
の後方には、光学レンズ1を介して入射する光量を制御
するアイリスなどの絞り機構2が配置されている。
【0005】絞り機構2の後方には、撮像素子3が配置
されている。撮像素子3は、その前面に結像された光学
像をそれに対応する電気信号に変換する光電変換機能を
有する。撮像素子3で変換された電気信号はサンプリン
グホールド回路(以下、S/H回路という)7に与えら
れる。
【0006】S/H回路7は撮像素子3からの電気信号
に対するサンプリングを行う。S/H回路7でサンプリ
ングされた信号はオートゲイン回路(以下、AGC回路
という)8に与えられる。
【0007】AGC回路8は、S/H回路7からの信号
を電気的に増幅する。AGC回路8で増幅された信号は
カメラ信号処理回路9およびAE検波回路14に与えら
れる。
【0008】カメラ信号処理回路9はガンマ補正、色分
離、色差マトリクスなどの処理をした後に、同期信号を
加えて標準テレビジョン信号(以下、標準TV信号)を
生成する。カメラ信号処理回路9には、図7に示すよう
に、アナログ信号状態で上述の処理を施すアナログ信号
処理回路9aと、映像信号をアナログーデジタル変換
し、デジタル信号状態で上述の処理を施した後にデジィ
タル−アナログ変換を行うデジタル信号処理回路9bと
がある。デジタル信号処理回路9bは、図7(b)に示
すように、入力側に設けられているA/Dコンバータ9
1bと、信号処理回路92bと、出力側に設けられてい
るD/Aコンバータ93bとを有する。本例では、カメ
ラ信号処理回路9としてアナログ信号処理回路9aを用
いている。
【0009】カメラ信号処理回路9からのTV信号はビ
デオレコーダ10および電子ビューファインダー(以
下、EVFという)11に与えられる。ビデオレコーダ
10はTV信号は磁気テープなどの記録媒体に記録す
る。
【0010】EVF11は、TV信号に基づき確認用映
像を画面に表示する。
【0011】AE検波回路14は、AGC回路8からの
信号をゲートパルス制御回路17からのゲートパルスの
有無に応じて取り込み、この信号に基づき中央重点測光
などの露出制御のための測光を行い、その測光の結果を
示す信号を生成する。
【0012】具体的には、AE検波回路14は、中央重
点測光回路14aと、中央重点測光回路14aの出力に
重み付け(係数k2)を行う重み付け回路14bと、A
GC回路8からの信号に重み付け(係数k1)を行う重
み付け回路14cと、重み付け回路14bの出力と重み
付け回路14cの出力とを加算する加算回路14dとを
含む。
【0013】AE検波回路14からの信号は露出制御回
路15に与えられる。露出制御回路15は、AE検波回
路11からの信号が最適な露出状態になるようにAGC
制御部15bへの制御指示信号、電子シャッター制御部
15cへの制御指示信号およびイリス制御部15dへの
制御指示信号を生成する露出制御演算部15aを有す
る。
【0014】AGC制御部15bは、前記制御指示信号
に基づきAGC回路8のゲインを制御する。
【0015】電子シャッター制御部15cは、前記制御
指示信号に基づき撮像素子制御回路6を制御し、撮像素
子制御回路6は、撮像素子3から光電変換された電気信
号を読み出すとともに、電気信号の蓄積時間を制御する
いわゆる電子シャッター機能を制御する。
【0016】アイリス制御部15dは、前記制御指示信
号に基づきアイリス駆動回路16を制御し、アイリス駆
動回路16は絞り機構2を駆動するモータ5の駆動を制
御する。
【0017】EVF11の画面に映し出された映像は撮
影者によって観察される。撮影者が注視しているEVF
11の画面上の位置は、注視点検出光学系12を介して
注視点位置処理回路13によって検出される。注視点処
理回路13は検出した観察者の画面上の注視点位置に基
づきゲートパルスの発生タイミングをゲートパルス制御
回路17に指示する。
【0018】この撮像装置では、様々な場所、様々な状
況下で最適な撮影を行うために、AE検波回路14で映
像信号に基づき被写体の変化による露出の変化を検出
し、露出制御回路15において、AE検波回路14の検
出信号に基づき絞り機構2、撮像阻止3の蓄積時間を制
御する電子シャッター、AGV回路8のゲインなどの露
出制御パラメータの選択および各パラメータの補正量の
決定を行い、常に安定した最適な露出を得るための制御
を行う。
【0019】また、AE検波回路14において、ゲート
パルス制御回路17によって設定された露出制御のため
の映像信号の検出領域や検出位置の設定により測光分布
を制御することで最適な撮影が可能になる。例えば、図
8(a)に示すように、全映像領域を検出し、その検出
信号が一定のレベルになるように露出制御するいわゆる
平均測光、または図8(b)に示すように、映像領域の
中心部分だけを検出し、その検出信号が一定レベルにな
るように露出制御するいわゆる中央重点測光を行うこと
が可能である。
【0020】さらに、AE検波回路14において、全映
像領域の検出データと中央重点領域の検出データとをそ
れぞれ重み付け回路14b,14cで重み付けを行い、
各データを一定の比率で加算して得られた検出データに
基づき露出制御を行うことで、平均測光と中央重点測光
を組み合わせた測光による露出制御が可能になり、それ
ぞれの測光方式の欠点が補われ、より最適な露出が実現
される。
【0021】さらに、図8(c)に示すように、画面を
分割し、それぞれの領域の映像検出を行い、被写体や撮
影状況に合わせて各プログラムモードで露出制御に用い
る検出データの領域を制限し、または重み付け化を最適
化することにより、より細かな露出制御を行うことがで
きる。
【0022】しかし、上述の各測光方式による露出制御
方法においては、一般に、画像の中央部分に狙っている
被写体があることを想定して、中央部分の明るさを検出
した信号を重視した露出制御を行うことが多いが、信号
検出領域は中央部分に設定されているから、撮影者が狙
っている被写体が中央部分から外れた場合には、撮影者
が狙っている被写体に対して最適な露出制御を行うこと
ができない。
【0023】そこで、撮影者が意図する映像領域の一部
分を選択する2次元位置選択手段を用いて、この2次元
位置選択手段で選択された映像領域に対応する部分の露
出状態を検出し、この検出信号に基づき露出制御を行う
手段を備える撮像装置が考案されている。
【0024】次に、2次元位置検出手段を用いた露出制
御方法について説明する。
【0025】撮影者が意図する映像領域の位置を選択す
る2次元位置選択手段は、EVF11を含み、EVF1
1の画面における撮影者の注視点位置を検出する手段を
用いて、この検出手段の検出信号である注視点位置情報
を撮影者が注視している主被写体の位置と考え、注視点
位置情報に追従して露出制御を行う例について説明す
る。
【0026】まず、注視点位置情報に追従する露出制御
の説明に先立ち、注視点位置検出方法の一例について図
を参照しながら説明する。図9は注視点位置検出を行う
ための光学系を示す概念図、図10は注視点位置検出に
用いられる光電素子列の出力信号の強度図である。
【0027】注視点位置検出方法には、図9に示すよう
に、撮影者の目に向けて赤外線を放射する光源85が用
いられている。光源85は、投光レンズ83の焦点面に
配置されている。光源85からの赤外線は投光レンズ8
3により平行光となり、ハーフミラー52で反射された
後に眼球81の角膜811を照明する。
【0028】角膜811の表面で反射した赤外線の一部
によって形成された角膜反射像dは、ハーフミラー5
2、受光レンズ84を介して光電素子列86上の位置Z
a´,Zb´に結像する。
【0029】受光レンズ84の光軸(光軸ア)に対する
眼球81の光軸イの回転角θが小さいとき、虹彩813
の端部a,bのZ座標をZa,Zbとすると、虹彩81
3の中心位置cの座標Zcは次の(1)式から算出され
る。
【0030】
【数1】 Zc=(Za+Zb)/2 …(1) 次に、角膜反射像の発生位置DのZ座標をZd、角膜8
11の曲率中心oから虹彩813の中心Cまでの距離を
OCとすると、眼球81の光軸イに対する回転角θは、
次の(2)式から算出される。
【0031】
【数2】 OC×sinθ=Zc−Zd …(2) ここで、角膜反射像の位置dのZ座標Zdと角膜811
の曲率中心oのZ座標Zとは一致している。よって、注
視点処理回路13において、図8に示すように、光電素
子列86面上に投影された各特異点(角膜反射像dおよ
び虹彩の端部a,b)の位置検出することにより、眼球
81の光軸イの回転角θを求めることができる。
【0032】なお、(1)式は次の(3)式のように書
き替えられる。
【0033】
【数3】 β×OC×sinθ=(Za´−Zb´)/2−Zd´ …(3) ただし、βは角膜反射像発生位置dと受光レンズ84と
の距離L1、受光レンズ84と光電素子列86との距離
LOで規定される倍率であり、通常一定の値になる。
【0034】次に、注視点算出処理について図を参照し
ながら説明する。図11は注視点検出処理を示すフロー
チャート、図12は光電素子列面上の眼球反射像を示す
図である。
【0035】注視点を検出するとき、図11および図1
2に示すように、まず、角膜反射像座標Zd´が検出さ
れる(ステップS1)。
【0036】次いで、虹彩と瞳孔との境界点座標Zb
´,Za´,Yb´,Ya´が検出される(ステップS
2)。
【0037】境界点座標Zb´,Za´,Yb´,Ya
´の検出後、座標Zb´,Za´,Yb´,Ya´に基
づき瞳孔中心位置C´が算出される(ステップS3)。
【0038】次いで、座標Zd´、座標Zb´,Za
´,Yb´,Ya´、瞳孔中心位置C´に基づき眼球の
回転角θが算出される(ステップS4)。なお、眼球の
回転角θに関してはZ−X平面内(水平方向)、X−Y
平面内(垂直方向)の2種類の回転角が算出される。
【0039】回転角θの算出後、この回転角θに基づき
注視点位置が算出される(ステップS5)。
【0040】次に、注視点位置検出手段による位置情報
を用いた露出制御について説明する。
【0041】一般的に、撮影者はEVF11に表示され
た映像を見ながら撮影を行うが、特に狙った被写体を注
視しながら撮影を行う。この撮影者が注視しているEV
F11の画面上の位置を主被写体の位置として考え、こ
の位置は注視点検出光学系12を介して注視点処理回路
13で算出される。
【0042】算出された撮影者の注視位置は、注視位置
情報としてゲートパルス制御回路17に与えられ、ゲー
トパルス制御回路17は映像信号検出を行うための画像
領域を設定するゲートパルスを生成する。例えば、通
常、中央重点測光が行われているときに、撮影者がEV
F11に映し出された画面上の中央の被写体から左上の
被写体へ視線を移すと、図8(d)に示すように、ゲー
トパルス制御回路17は、注視点位置情報に追従して注
視点位置を中央から左上に変わるようにゲートパルスを
生成し、映像信号検出領域である画像領域が中央から左
上に変わる。よって、画面の左上の露出状態が最適にな
るように制御され、狙った被写体に視線を向けるだけ
で、撮影者が注視した被写体に対する露出状態を最適に
設定することができる。
【0043】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の2次元
位置選択手段の注視位置情報に追従した露出制御方法で
は、輝度差が大きい屋外における動きが速い被写体撮影
のように位置情報の変化が激しく、特に、輝度差が大き
い被写体へと連続的に注視位置情報が変化するような場
合、露出状態が注視位置情報に追従して変化するから、
露出状態が不安定になり、映像が見苦しい映像になる。
【0044】また、常に撮影者が被写体を注視している
とは限らず、撮影者が画面上に表示されている、テープ
カウンタ、バッテリー残量、ズーム位置などの撮影動作
を補う機能の情報を見ることが頻繁にあるから、撮影者
の注視位置が被写体からはずれる毎に、露出状態は変化
し、撮影者が意図する被写体に対する露出状態を一定に
保持することは難しい。
【0045】本発明の目的は、撮影状況に影響されずに
撮影者が狙っている被写体に対する露出制御を最適に行
うことができる撮像装置を提供することにある。
【0046】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
撮像エリアの光学像を電気信号に変換する撮像素子と、
前記撮像素子からの電気信号に処理を施すことによって
テレビジョン信号となる映像信号を生成する信号処理手
段と、前記映像信号が示す映像に含まれる少なくとも一
部の映像領域を選択する2次元位置選択手段と、前記選
択された映像領域における映像の露出状態を検出し、そ
の検出結果を示す検出信号を生成する映像検出手段と、
前記映像信号検出手段の検出信号に追従しながら露出制
御パラメータに基づき前記選択された映像領域における
映像の露出状態を最適に制御する露出制御手段と、前記
露出制御パラメータの制御状態、撮影動作を補う機能の
制御状態から撮影状況を検出する撮影状況検出手段と、
前記検出された撮影状況に応じて前記映像信号検出手段
の検出信号に追従しながら行われる露出制御に関する露
出制御パラメータの設定を最適化する最適化手段とを備
えることを特徴とする。
【0047】請求項2記載の発明は、請求項1記載の撮
像装置において、画面に前記映像信号が示す映像を映し
出すことによって映像を確認するモニタ手段を備え、前
記2次元位置選択手段は、前記撮影者が注視している前
記モニタ手段の画面上の位置を前記選択された映像領域
として検出する注視点位置検出手段からなることを特徴
とする。
【0048】請求項3記載の発明は、請求項1記載の撮
像装置において、前記2次元位置選択手段は、ジョイス
ティック、トラックボール、マウス、タッチパネルなど
の入力手段からなることを特徴とする。
【0049】請求項4記載の発明は、請求項1記載の撮
像装置において、前記露出制御パラメータは、アイリ
ス、オートゲインコントール、電子シャッターなどの露
出制御パラメータからなることを特徴とする。
【0050】請求項5記載の発明は、請求項1記載の撮
像装置において、前記撮影動作を補う機能は、画面分割
測光結果、ホワイトバランス、オートフォーカス、防振
機能などから構成されることを特徴とする。
【0051】
【作用】請求項1記載の撮像装置では、撮像素子で撮像
エリアの光学像を電気信号に変換し、信号処理手段で撮
像素子からの電気信号に処理を施すことによってテレビ
ジョン信号となる映像信号を生成し、2次元位置選択手
段で映像信号が示す映像に含まれる少なくとも一部の映
像領域を選択し、映像検出手段で選択された映像領域に
おける映像の露出状態を検出し、その検出結果を示す検
出信号を生成し、露出制御手段で映像信号検出手段の検
出信号に追従しながら露出制御パラメータに基づき選択
された映像領域における映像の露出状態を最適に制御
し、撮影状況検出手段で露出制御パラメータの制御状
態、撮影動作を補う機能の制御状態から撮影状況を検出
し、最適化手段で検出された撮影状況に応じて映像信号
検出手段の検出信号に追従しながら行われる露出制御に
関する露出制御パラメータの設定を最適化する。
【0052】請求項2記載の撮像装置では、画面に前記
映像信号が示す映像を映し出すことによって映像を確認
するモニタ手段が設けられ、2次元位置選択手段が、撮
影者が注視しているモニタ手段の画面上の位置を選択さ
れた映像領域として検出する注視点位置検出手段からな
る。
【0053】請求項3記載の撮像装置では、2次元位置
選択手段が、ジョイスティック、トラックボール、マウ
ス、タッチパネルなどの入力手段からなる。
【0054】請求項4記載の撮像装置では、露出制御パ
ラメータが、アイリス、オートゲインコントール、電子
シャッターなどの露出制御パラメータからなる。
【0055】請求項5記載の撮像装置では、撮影動作を
補う機能が、画面分割測光結果、ホワイトバランス、オ
ートフォーカス、防振機能などから構成される。
【0056】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図を参照し
ながら説明する。
【0057】(第1実施例)図1は本発明の撮像装置の
第1実施例の構成を示すブロック図、図2は図1の撮像
装置における撮影者の注視位置に対する測光エリアの追
従範囲を示す図、図3は図1の撮像装置における撮影者
の注視位置に対し重点的に測光するエリアを示す図、図
4は図1の撮像装置に用いられているLUTの記述内容
を示す図である。
【0058】撮像装置は、図1に示すように、被写体を
結像させるための光学レンズ1を備える。光学レンズ1
の後方には、光学レンズ1を介して入射する光量を制御
するアイリスなどの絞り機構2が配置されている。
【0059】絞り機構2の後方には、撮像素子3が配置
されている。撮像素子3は、その前面に結像された光学
像をそれに対応する電気信号に変換する光電変換機能を
有する。撮像素子3で変換された電気信号はサンプリン
グホールド回路(以下、S/H回路という)7に与えら
れる。
【0060】S/H回路7は撮像素子3からの電気信号
に対するサンプリングを行う。S/H回路7でサンプリ
ングされた信号はオートゲイン回路(以下、AGC回路
という)8に与えられる。
【0061】AGC回路8は、S/H回路7からの信号
を電気的に増幅する。AGC回路8で増幅された信号は
カメラ信号処理回路9およびAE検波回路14に与えら
れる。
【0062】カメラ信号処理回路9はガンマ補正、色分
離、色差マトリクスなどの処理をした後に、同期信号を
加えて標準テレビジョン信号(以下、標準TV信号)を
生成する。カメラ信号処理回路9には、アナログ信号状
態で上述の処理を施すアナログ信号処理回路が用いられ
ている。本実施例では、カメラ信号処理回路9にアナロ
グ信号処理回路を用いているが、これに代えて、デジィ
タル信号処理回路を用いることもできる。
【0063】カメラ信号処理回路9からのTV信号はビ
デオレコーダ10およびEVF11に与えられる。ビデ
オレコーダ10はTV信号は磁気テープなどの記録媒体
に記録する。
【0064】EVF11は、TV信号に基づき確認用映
像を画面に表示する。
【0065】AE検波回路14は、AGC回路8からの
信号をゲートパルス制御回路17からのゲートパルスの
有無に応じて取り込み、この信号に基づき中央重点測光
などの露出制御のための測光を行い、その測光の結果を
示す信号を生成する。
【0066】具体的には、AE検波回路14は、中央重
点測光回路14aと、中央重点測光回路14aの出力に
重み付け(係数k2)を行う重み付け回路14bと、A
GC回路8からの信号に重み付け(係数k1)を行う重
み付け回路14cと、重み付け回路14bの出力と重み
付け回路14cの出力とを加算する加算回路14dとを
含む。
【0067】AE検波回路14からの信号は露出制御回
路15に与えられる。露出制御回路15は、AE検波回
路11からの信号が最適な露出状態になるようにAGC
制御部15bへの制御指示信号、電子シャッター制御部
15cへの制御指示信号およびアイリス制御部15dへ
の制御指示信号を生成する露出制御演算部15aを有す
る。露出制御演算部15aで生成された各制御信号はシ
ステム制御回路18にも与えられる。
【0068】AGC制御部15bは、前記制御指示信号
に基づきAGC回路8のゲインを制御する。
【0069】電子シャッター制御部15cは、前記制御
指示信号に基づき撮像素子制御回路6を制御し、撮像素
子制御回路6は、撮像素子3から光電変換された電気信
号を読み出すとともに、電気信号の蓄積時間を制御する
いわゆる電子シャッター機能を制御する。
【0070】アイリス制御部15dは、前記制御指示信
号に基づきアイリス駆動回路16を制御し、アイリス駆
動回路16は絞り機構2を駆動するモータ5の駆動を制
御する。
【0071】EVF11の画面に映し出された映像は撮
影者によって観察される。撮影者が注視しているEVF
11の画面上の位置は、注視点検出光学系12を介して
注視点位置処理回路13によって検出される。注視点処
理回路13は検出した観察者の画面上の注視点位置を注
視位置点情報としてシステム制御回路18に出力する。
【0072】システム制御回路18は、露出制御演算部
15aからの各制御信号を取り込む撮影状況判別部18
aを有する。撮影状況判別部18aは、前記各制御信号
に基づき撮影状況を判別する。具体的には、AGC制御
部15bへの制御指示信号、電子シャッター制御部15
cへの制御指示信号およびアイリス制御部15dへの制
御指示信号から被写体の明るさ、色温度が検出され、こ
れから撮影場所が屋内か屋外であるかが判別される。ま
た、図8(c)に示すように、面分割測光によって、被
写体の輝度情報が詳細に得られ、この輝度情報から逆
光、スポット光など注視している主被写体と周囲の被写
体との露出状態を検出することによって、より詳細な撮
影状況が判別される。
【0073】撮影状況判別部18aで判別された撮影状
況はLUT制御部18bに与えられる。LUT制御部1
8aは、撮影状況に応じて最適なパラメータをルックア
ップテーブル(LUT)18cから読み出す。LUT1
8cには、図4に示すように、各撮影状況毎に、測光エ
リア、追従範囲、追従速度、重み付け比率、露出制御パ
ラメータなどのパラメータが記述されている。
【0074】LUT18cから読み出されたパラメータ
は露出パラメータ補正部18dに与えられる。露出パラ
メータ補正部18dは、前記注視位置点情報に追従して
前記パラメータを補正し、例えば重み付け回路14b,
14cのそれぞれ係数を変化させるともに、ゲートパル
ス制御回路17にゲートパルス発生タイミングを指示す
る。
【0075】この撮像装置では、様々な場所、様々な状
況下で最適な撮影を行うために、AE検波回路14で映
像信号に基づき被写体の変化による露出の変化を検出
し、露出制御回路15において、AE検波回路14の検
出信号に基づき絞り機構2、撮像阻止3の蓄積時間を制
御する電子シャッター、AGC回路8のゲインなどの露
出制御パラメータの選択および各パラメータの補正量の
決定を行い、常に安定した最適な露出を得るための制御
を行う。
【0076】また、AE検波回路14において、ゲート
パルス制御回路17によって設定された露出制御のため
の映像信号の検出領域や検出位置の設定により測光分布
を制御することで最適な撮影が可能になる。
【0077】例えば、撮影状況が屋外撮影であると判別
されたとき、図2(a)に示すように、注視位置点情報
に追従させる範囲が広いと、空などの影響を受けること
によって輝度差が大きい被写体が混在するから、注視位
置点情報に敏感に露出を追従させると、不安定な露出状
態になりやすい。このような撮影状況下では、図3
(a)に示すように、注視位置に対して重点的に測光す
るエリアを広くし、追従させる測光エリアの範囲を図2
(b)に示すように画面上部への追従を禁止することに
よって狭くする。よって、誤って空を注視したときに、
露出変化は生じなく、注視位置の被写体の輝度変化が大
きいときでも測光エリアが広いから、検出される信号は
急激に変化せず、露出の追従動作を円滑に行うことがで
きる。
【0078】これに対し、撮影状況が屋内撮影である判
別されると、輝度差が大きい被写体が少いから、注視値
情報に対する追従を全領域で問題なく行うことができ、
追従範囲を制限することなく敏感に露出が追従するよう
にパラメータの設定をすることができる。
【0079】屋内撮影と判別される条件において、スポ
ットライト光で照らされた被写体のように注視部分と周
辺部分との輝度差が大きい場合がある。このような撮影
状況では、注視位置に対して重点的に測光するエリアが
図3(a)のように大きいと、スポットライト光で照ら
された明るい部分と照らされない暗い部分が測光エリア
内に混在し、得られる検出信号が平均化され、正確な露
出情報が得られないから、図3(c)に示すように、注
視位置に対し重点的に測光するエリアを小さくして注視
位置の被写体の正確な露出状態を検出するとともに、こ
の注視部分の測光エリアで得られた検出データの重み付
け係数を周辺部分の検出データより大きくして注視部分
の被写体の露出状態が最適になるように制御する。
【0080】しかし、前記設定状態では、EVF11内
の画面表示を見るために、主被写体から目をそらしたと
きには、露出の変化が大きくなるから、注視位置点情報
の変化が急激であるときには、位置変化量に応じてアイ
リスの応答性を遅くしたり、位置情報の変化量が一定の
値内になるまで露出の追従動作を一時的に停止させるな
どして、鋭敏な追従が行われないように露出制御に関す
るパラメータを最適化する。
【0081】このように撮影状況に応じて最適化された
パラメータの設定値はシステム制御回路18のLUT1
8cに記述されているから、検出した撮影状況に応じた
データがLUT18cより読み出され、このデータに基
づき露出制御パラメータの補正が行われる。
【0082】以上により、撮影状況に影響されずに撮影
者が狙っている被写体に対する露出制御を最適に行うこ
とができる。
【0083】なお、本実施例では、アイリス、AGC、
電子シャッター、ホワイトバランス、などの制御値に応
じて注視位置に追従させる露出制御パラメータの設定を
変えて、撮影状況に適した露出制御を行うが、撮影状況
を判別するパラメータ、露出制御パラメータなどは上述
のパラメータに限定されることはない。
【0084】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
について図を参照しながら説明する。
【0085】図5は本発明の撮像装置の第2実施例の構
成を示すブロック図である。
【0086】撮像装置は、図5に示すように、被写体を
結像させるための光学レンズ1を備える。光学レンズ1
の後方には、光学レンズ1を介して入射する光量を制御
するアイリスなどの絞り機構2が配置されている。
【0087】絞り機構2の後方には、撮像素子3が配置
されている。撮像素子3は、その前面に結像された光学
像をそれに対応する電気信号に変換する光電変換機能を
有する。撮像素子3で変換された電気信号はサンプリン
グホールド回路(以下、S/H回路という)7に与えら
れる。
【0088】S/H回路7は撮像素子3からの電気信号
に対するサンプリングを行う。S/H回路7でサンプリ
ングされた信号はオートゲイン回路(以下、AGC回路
という)8に与えられる。
【0089】AGC回路8は、S/H回路7からの信号
を電気的に増幅する。AGC回路8で増幅された信号は
カメラ信号処理回路9およびAE検波回路14に与えら
れる。
【0090】カメラ信号処理回路9はガンマ補正、色分
離、色差マトリクスなどの処理をした後に、同期信号を
加えて標準テレビジョン信号(以下、標準TV信号)を
生成する。カメラ信号処理回路9には、アナログ信号状
態で上述の処理を施すアナログ信号処理回路が用いられ
ている。
【0091】カメラ信号処理回路9からのTV信号はビ
デオレコーダ10および加算回路22に与えられる。ビ
デオレコーダ10はTV信号は磁気テープなどの記録媒
体に記録する。
【0092】AE検波回路14は、AGC回路8からの
信号をゲートパルス制御回路17からのゲートパルスの
有無に応じて取り込み、この信号に基づき中央重点測光
などの露出制御のための測光を行い、その測光の結果を
示す信号を生成する。
【0093】具体的には、AE検波回路14は、中央重
点測光回路14aと、中央重点測光回路14aの出力に
重み付け(係数k2)を行う重み付け回路14bと、A
GC回路8からの信号に重み付け(係数k1)を行う重
み付け回路14cと、重み付け回路14bの出力と重み
付け回路14cの出力とを加算する加算回路14dとを
含む。
【0094】AE検波回路14からの信号は露出制御回
路15に与えられる。露出制御回路15は、AE検波回
路11からの信号が最適な露出状態になるようにAGC
制御部15bへの制御指示信号、電子シャッター制御部
15cへの制御指示信号およびアイリス制御部15dへ
の制御指示信号を生成する露出制御演算部15aを有す
る。露出制御演算部15aで生成された各制御信号はシ
ステム制御回路19にも与えられる。
【0095】AGC制御部15bは、前記制御指示信号
に基づきAGC回路8のゲインを制御する。
【0096】電子シャッター制御部15cは、前記制御
指示信号に基づき撮像素子制御回路6を制御し、撮像素
子制御回路6は、撮像素子3から光電変換された電気信
号を読み出すとともに、電気信号の蓄積時間を制御する
いわゆる電子シャッター機能を制御する。
【0097】アイリス制御部15dは、前記制御指示信
号に基づきアイリス駆動回路16を制御し、アイリス駆
動回路16は絞り機構2を駆動するモータ5の駆動を制
御する。
【0098】撮影者が注視している被写体位置は、選択
キー20によって指示され、この指示情報はシステム制
御回路19に与えられる。選択キー20は、ジョイステ
ィック、トラックボール、マウス、タッチパネルなどの
入力手段からなる。
【0099】システム制御回路19は、露出制御演算部
15aからの各制御信号を取り込む撮影状況判別部19
aを有する。撮影状況判別部19aは、前記各制御信号
に基づき撮影状況を判別する。具体的には、AGC制御
部15bへの制御指示信号、電子シャッター制御部15
cへの制御指示信号およびアイリス制御部15dへの制
御指示信号から被写体の明るさ、色温度が検出され、こ
れから撮影場所が屋内か屋外であるかが判別される。ま
た、面分割測光によって、被写体の輝度情報が詳細に得
られ、この輝度情報から逆光、スポット光など注視して
いる主被写体と周囲の被写体との露出状態を検出するこ
とによって、より詳細な撮影状況が判別される。
【0100】撮影状況判別部19aで判別された撮影状
況はLUT制御部19bに与えられる。LUT制御部1
9aは、撮影状況に応じて最適なパラメータをルックア
ップテーブル(LUT)19cから読み出す。LUT1
9cには、各撮影状況毎に、測光エリア、追従範囲、追
従速度、重み付け比率、露出制御パラメータなどのパラ
メータが記述されている。
【0101】LUT19cから読み出されたパラメータ
は露出パラメータ補正部19dに与えられる。露出パラ
メータ補正部19dは、選択位置検出部19eで選択キ
ー20の指示に基づき検出された選択位置に追従して前
記パラメータを補正し、例えば重み付け回路14b,1
4cのそれぞれ係数を変化させるともに、ゲートパルス
制御回路17にゲートパルス発生タイミングを指示す
る。
【0102】選択位置検出部19eで検出された選択位
置は選択位置表示回路21に与えられる。選択位置表示
回路21は、選択位置を表示するための表示信号を生成
し、この表示信号は加算回路22に与えられる。
【0103】加算回路22は、カメラ信号処理回路9か
らのTV信号と前記表示信号とを加算し、この加算信号
をEVF11に出力する。
【0104】EVF11は、TV信号が示す映像ととも
に前記表示信号が示す選択位置を画面に表示する。
【0105】以上により、撮影状況に応じて最適化され
たパラメータの設定値はシステム制御回路19のLUT
19cに記述されているから、検出した撮影状況に応じ
たデータがLUT19cより読み出され、このデータに
基づき露出制御パラメータの補正が行われ、撮影状況に
影響されずに撮影者が選択キー20によって選択した被
写体に対する露出制御を最適に行うことができる。
【0106】
【発明の効果】請求項1記載の撮像装置によれば、撮像
素子で撮像エリアの光学像を電気信号に変換し、信号処
理手段で撮像素子からの電気信号に処理を施すことによ
ってテレビジョン信号となる映像信号を生成し、2次元
位置選択手段で映像信号が示す映像に含まれる少なくと
も一部の映像領域を選択し、映像検出手段で選択された
映像領域における映像の露出状態を検出し、その検出結
果を示す検出信号を生成し、露出制御手段で映像信号検
出手段の検出信号に追従しながら露出制御パラメータに
基づき選択された映像領域における映像の露出状態を最
適に制御し、撮影状況検出手段で露出制御パラメータの
制御状態、撮影動作を補う機能の制御状態から撮影状況
を検出し、最適化手段で検出された撮影状況に応じて映
像信号検出手段の検出信号に追従しながら行われる露出
制御に関する露出制御パラメータの設定を最適化するか
ら、撮影状況に影響されずに撮影者が狙っている被写体
に対する露出制御を最適に行うことができる。
【0107】請求項2記載の撮像装置によれば、画面に
前記映像信号が示す映像を映し出すことによって映像を
確認するモニタ手段が設けられ、2次元位置選択手段
が、撮影者が注視しているモニタ手段の画面上の位置を
選択された映像領域として検出する注視点位置検出手段
からなるから、撮影者が狙っている被写体を簡単な操作
で捕らえることができる。
【0108】請求項3記載の撮像装置によれば、2次元
位置選択手段が、ジョイスティック、トラックボール、
マウス、タッチパネルなどの入力手段からなるから、撮
影者が狙っている被写体を安価な手段でかつ簡単な操作
で捕らえることができる。
【0109】請求項4記載の撮像装置によれば、露出制
御パラメータが、アイリス、オートゲインコントール、
電子シャッターなどの露出制御パラメータからなるか
ら、パラメータの取扱が簡単になる。
【0110】請求項5記載の撮像装置によれば、撮影動
作を補う機能が、画面分割測光結果、ホワイトバラン
ス、オートフォーカス、防振機能などから構成されるか
ら、これらの機能の動作状況を簡単に検出することがで
き、ひいては撮影状況の検出を簡単化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の第1実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の撮像装置における撮影者の注視位置に対
する測光エリアの追従範囲を示す図である。
【図3】図1の撮像装置における撮影者の注視位置に対
し重点的に測光するエリアを示す図である。
【図4】図1の撮像装置に用いられているLUTの記述
内容を示す図である。
【図5】本発明の撮像装置の第2実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】従来の撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】図6の撮像装置のカメラ信号処理回路を構成す
る信号処理回路を示す図である。
【図8】各測光方式の映像検出領域を示す図である。
【図9】注視点位置検出を行うための光学系を示す概念
図である。
【図10】注視点位置検出に用いられる光電素子列の出
力信号の強度図である。
【図11】注視点検出処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】光電素子列面上の眼球反射像を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 光学レンズ 2 絞り機構 3 撮像素子 6 撮像素子制御回路 8 AGC回路 9 カメラ信号処理回路 11 EVF 12 注視点検出光学系 13 注視点位置処理回路 14 AE検波回路 15 露出制御回路 18,19 システム制御回路 18a,19a 撮影状況判別部 18c,19c LUT 18d,19d 露出パラメータ補正部 20 選択キー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像エリアの光学像を電気信号に変換す
    る撮像素子と、前記撮像素子からの電気信号に処理を施
    すことによってテレビジョン信号となる映像信号を生成
    する信号処理手段と、前記映像信号が示す映像に含まれ
    る少なくとも一部の映像領域を選択する2次元位置選択
    手段と、前記選択された映像領域における映像の露出状
    態を検出し、その検出結果を示す検出信号を生成する映
    像検出手段と、前記映像信号検出手段の検出信号に追従
    しながら露出制御パラメータに基づき前記選択された映
    像領域における映像の露出状態を最適に制御する露出制
    御手段と、前記露出制御パラメータの制御状態、撮影動
    作を補う機能の制御状態から撮影状況を検出する撮影状
    況検出手段と、前記検出された撮影状況に応じて前記映
    像信号検出手段の検出信号に追従しながら行われる露出
    制御に関する露出制御パラメータの設定を最適化する最
    適化手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 画面に前記映像信号が示す映像を映し出
    すことによって映像を確認するモニタ手段を備え、前記
    2次元位置選択手段は、前記撮影者が注視している前記
    モニタ手段の画面上の位置を前記選択された映像領域と
    して検出する注視点位置検出手段からなることを特徴と
    する請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記2次元位置選択手段は、ジョイステ
    ィック、トラックボール、マウス、タッチパネルなどの
    入力手段からなることを特徴とする請求項1記載の撮像
    装置。
  4. 【請求項4】 前記露出制御パラメータは、アイリス、
    オートゲインコントール、電子シャッターなどの露出制
    御パラメータからなることを特徴とする請求項1記載の
    撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記撮影動作を補う機能は、画面分割測
    光結果、ホワイトバランス、オートフォーカス、防振機
    能などから構成されることを特徴とする請求項1記載の
    撮像装置。
JP6159395A 1994-04-12 1994-06-17 撮像装置 Pending JPH089241A (ja)

Priority Applications (2)

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JP6159395A JPH089241A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 撮像装置
US08/420,047 US6806907B1 (en) 1994-04-12 1995-04-11 Image pickup apparatus having exposure control

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1311675C (zh) * 2002-07-04 2007-04-18 佳能株式会社 摄影装置、方法、程序以及存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1311675C (zh) * 2002-07-04 2007-04-18 佳能株式会社 摄影装置、方法、程序以及存储介质
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