JPH0892061A - 化粧水 - Google Patents
化粧水Info
- Publication number
- JPH0892061A JPH0892061A JP25934094A JP25934094A JPH0892061A JP H0892061 A JPH0892061 A JP H0892061A JP 25934094 A JP25934094 A JP 25934094A JP 25934094 A JP25934094 A JP 25934094A JP H0892061 A JPH0892061 A JP H0892061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dimethylammonio
- face lotion
- lotion
- ethanol
- small amount
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】2−(N−アルキル−N,N−ジメチルアンモ
ニオ)エチルリン酸を含有する化粧水。 【効果】にきびに有効で、余剰防腐力を有し、べたつき
のないノンアルコール型化粧水を提供する。
ニオ)エチルリン酸を含有する化粧水。 【効果】にきびに有効で、余剰防腐力を有し、べたつき
のないノンアルコール型化粧水を提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、にきびに有効で、皮膚
刺激が少なく、同時にべたつきのないノンエタノール型
化粧水に関する。
刺激が少なく、同時にべたつきのないノンエタノール型
化粧水に関する。
【0002】
【従来技術】従来、エタノール刺激臭に敏感な消費者の
要望にこたえる化粧水として、エタノールを含有しない
ノンエタノール型化粧水がある。しかし、ノンエタノー
ル型化粧水はエタノールを含有しないために防腐剤の配
合が比較的多量に必要となり、それが皮膚刺激の原因に
なる場合が多い。防腐剤の配合量を低くするために細菌
の発育を抑える多価アルコールを比較的多量に配合する
が、結果としてべたつきなどの使用感の点で問題が生じ
ることになる。一方、若年層の消費者が化粧水に求める
機能としてアクネの予防と対策があるが、上記の点を満
足するとともににきびに十分に有効なノンエタノール型
化粧水はまだ開発されていない。
要望にこたえる化粧水として、エタノールを含有しない
ノンエタノール型化粧水がある。しかし、ノンエタノー
ル型化粧水はエタノールを含有しないために防腐剤の配
合が比較的多量に必要となり、それが皮膚刺激の原因に
なる場合が多い。防腐剤の配合量を低くするために細菌
の発育を抑える多価アルコールを比較的多量に配合する
が、結果としてべたつきなどの使用感の点で問題が生じ
ることになる。一方、若年層の消費者が化粧水に求める
機能としてアクネの予防と対策があるが、上記の点を満
足するとともににきびに十分に有効なノンエタノール型
化粧水はまだ開発されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、にきびに
有効であり、防腐剤の配合が少量ですむために皮膚刺激
性が低く、多価アルコールが少量ですむためにべたつき
が生じないノンエタノール型化粧水の開発が望まれてい
た。
有効であり、防腐剤の配合が少量ですむために皮膚刺激
性が低く、多価アルコールが少量ですむためにべたつき
が生じないノンエタノール型化粧水の開発が望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討した結
果、ノンエタノール型化粧水に特定の両性界面活性剤を
配合すれば、防腐剤の配合が少量ですむために皮膚刺激
性が低くなり、同時に多価アルコールが少量ですむため
にべたつきが生じず、にきびの予防に十分に有効なノン
エタノール型化粧水が得られることを見出し、本発明を
完成した。
発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討した結
果、ノンエタノール型化粧水に特定の両性界面活性剤を
配合すれば、防腐剤の配合が少量ですむために皮膚刺激
性が低くなり、同時に多価アルコールが少量ですむため
にべたつきが生じず、にきびの予防に十分に有効なノン
エタノール型化粧水が得られることを見出し、本発明を
完成した。
【0005】すなわち、本発明は2−(N−アルキル−
N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸を含有する
ことを特徴とするノンエタノール型化粧水である。
N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸を含有する
ことを特徴とするノンエタノール型化粧水である。
【0006】本発明に用いる2−(N−アルキル−N,
N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸は、具体例とし
て2−(N−ドデシル−N,N−ジメチルアンモニオ)
エチルリン酸、2−(N−テトラデシル−N,N−ジメ
チルアンモニオ)エチルリン酸、2−(N−ヘキサデシ
ル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸、2−
(N−オクタデシル−N,N−ジメチルアンモニオ)エ
チルリン酸、2−(N−オレイル−N,N−ジメチルア
ンモニオ)エチルリン酸である。中でも、2−(N−ヘ
キサデシル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン
酸が望ましい。
N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸は、具体例とし
て2−(N−ドデシル−N,N−ジメチルアンモニオ)
エチルリン酸、2−(N−テトラデシル−N,N−ジメ
チルアンモニオ)エチルリン酸、2−(N−ヘキサデシ
ル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸、2−
(N−オクタデシル−N,N−ジメチルアンモニオ)エ
チルリン酸、2−(N−オレイル−N,N−ジメチルア
ンモニオ)エチルリン酸である。中でも、2−(N−ヘ
キサデシル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン
酸が望ましい。
【0007】これらの2−(N−アルキル−N,N−ジ
メチルアンモニオ)エチルリン酸は単独で又は2種以上
を組み合わせて用いることができ、その配合量は全組成
物中に対して0.1〜5重量%とすることが望ましい。
この配合量が0.1%未満の場合、効果がそれほど十分
ではなく、5重量%を越えるとそれに見合う効果が得ら
れない。
メチルアンモニオ)エチルリン酸は単独で又は2種以上
を組み合わせて用いることができ、その配合量は全組成
物中に対して0.1〜5重量%とすることが望ましい。
この配合量が0.1%未満の場合、効果がそれほど十分
ではなく、5重量%を越えるとそれに見合う効果が得ら
れない。
【0008】本発明のノンエタノール型化粧水には、本
発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、陰イオ
ン界面活性剤と陽イオン界面活性剤を除く界面活性剤、
すなわち公知の非イオン界面活性剤と2−(N−アルキ
ル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸以外の
両性界面活性剤を配合することができる。また、ヒドロ
キシセルロース等の増粘剤、香料、パール化剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、色素、防腐剤等を配合することが
できる。
発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、陰イオ
ン界面活性剤と陽イオン界面活性剤を除く界面活性剤、
すなわち公知の非イオン界面活性剤と2−(N−アルキ
ル−N,N−ジメチルアンモニオ)エチルリン酸以外の
両性界面活性剤を配合することができる。また、ヒドロ
キシセルロース等の増粘剤、香料、パール化剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、色素、防腐剤等を配合することが
できる。
【0009】また、ノンエタノール型化粧水は、必要に
応じてリン酸、塩酸等の無機酸、水酸化ナトリウム等の
無機アルカリ、トリエタノールアミン等の有機アルカリ
によってpH調整を行うことができる。この場合のpH
は5%水溶液のpHが3〜11となるようにすればよ
い。
応じてリン酸、塩酸等の無機酸、水酸化ナトリウム等の
無機アルカリ、トリエタノールアミン等の有機アルカリ
によってpH調整を行うことができる。この場合のpH
は5%水溶液のpHが3〜11となるようにすればよ
い。
【0010】本発明のノンエタノール型化粧水は常法に
従って調製することができる。ノンエタノール型化粧水
は透明であっても不透明であってもよく、ノンエタノー
ル型であれば水性エッセンスも含まれる。
従って調製することができる。ノンエタノール型化粧水
は透明であっても不透明であってもよく、ノンエタノー
ル型であれば水性エッセンスも含まれる。
【0011】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、
本実施例中で用いた試験方法は次の通りである。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、
本実施例中で用いた試験方法は次の通りである。
【0012】(A)余剰防腐力テスト 石関の方法(防菌防黴、第18巻、第9号、第447頁
〜第454頁)に準じて実施した。細菌4種(大腸菌、
緑膿菌、枯草菌、黄色ブドウ状球菌)、カビ2種(黒か
び、青かび)、酵母1種(ヒト皮膚病原性酵母)の7種
の培養液(カビの場合は胞子懸濁液に調製したもの)を
個々に設定した菌数(105〜107個/ミリリットル)
となるように混合菌液を実施例あるいは比較例の試験品
にコンタミネーションさせた。4週間、32℃にて保存
後、1/103以下に菌数が減少した場合、防腐力有り
とした。
〜第454頁)に準じて実施した。細菌4種(大腸菌、
緑膿菌、枯草菌、黄色ブドウ状球菌)、カビ2種(黒か
び、青かび)、酵母1種(ヒト皮膚病原性酵母)の7種
の培養液(カビの場合は胞子懸濁液に調製したもの)を
個々に設定した菌数(105〜107個/ミリリットル)
となるように混合菌液を実施例あるいは比較例の試験品
にコンタミネーションさせた。4週間、32℃にて保存
後、1/103以下に菌数が減少した場合、防腐力有り
とした。
【0013】(B)にきびへの効果試験 顔面がにきび症状をを有する被検者の20名の顔面の左
部に対象品(基剤のみの組成物)を、右部には実施例あ
るいは比較例の試験品を各々1日に朝夕2回ずつ1ケ月
間連続塗布した。次いで、にきび症患部の治療効果を下
記の判定基準に従って半顔比較法にて判定した。判定結
果は、評価点の平均値で示した。
部に対象品(基剤のみの組成物)を、右部には実施例あ
るいは比較例の試験品を各々1日に朝夕2回ずつ1ケ月
間連続塗布した。次いで、にきび症患部の治療効果を下
記の判定基準に従って半顔比較法にて判定した。判定結
果は、評価点の平均値で示した。
【0014】
【0015】(C)官能テスト(べたつき) 10名の被試験者がノンエタノール型化粧水0.5gを
上腕部に塗布した後、べたつきについて評価した。評価
は下記の基準に従って行った。
上腕部に塗布した後、べたつきについて評価した。評価
は下記の基準に従って行った。
【0016】べたつき: ×:非常にべたつく △:ややべたつく ○:ほとんどべたつかない
【0017】実施例1、比較例1〜3 表1に示すノンエタノール型化粧水を製造し、余剰防腐
力テストと官能テストを実施した。この結果を表1に示
す。なお、表中の数字は重量%である。
力テストと官能テストを実施した。この結果を表1に示
す。なお、表中の数字は重量%である。
【0018】
【表1】
【0019】表1から分かるように実施例1のノンエタ
ノール型化粧水は余剰防腐力を持ち、にきびに有効で、
べたつきがなく、いずれの点でもすぐれたいた。一方、
比較例のノンエタノール型化粧水ははこれらのすべての
点を満足させない。
ノール型化粧水は余剰防腐力を持ち、にきびに有効で、
べたつきがなく、いずれの点でもすぐれたいた。一方、
比較例のノンエタノール型化粧水ははこれらのすべての
点を満足させない。
【0020】
【発明の効果】以上記載の通り、本発明はにきびに有効
で、皮膚刺激がなく、同時にべたつきのないノンエタノ
ール型化粧水を提供することは明らかである。
で、皮膚刺激がなく、同時にべたつきのないノンエタノ
ール型化粧水を提供することは明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】 2−(N−アルキル−N,N−ジメチル
アンモニオ)エチルリン酸を配合することを特徴とする
ノンエタノール型化粧水。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25934094A JPH0892061A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 化粧水 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25934094A JPH0892061A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 化粧水 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0892061A true JPH0892061A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17332752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25934094A Pending JPH0892061A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 化粧水 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0892061A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10959933B1 (en) | 2020-06-01 | 2021-03-30 | The Procter & Gamble Company | Low pH skin care composition and methods of using the same |
US11110049B2 (en) | 2017-06-23 | 2021-09-07 | The Procter & Gamble Company | Composition and method for improving the appearance of skin |
US11583488B2 (en) | 2020-06-01 | 2023-02-21 | The Procter & Gamble Company | Method of improving penetration of a vitamin B3 compound into skin |
US11622963B2 (en) | 2018-07-03 | 2023-04-11 | The Procter & Gamble Company | Method of treating a skin condition |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP25934094A patent/JPH0892061A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11110049B2 (en) | 2017-06-23 | 2021-09-07 | The Procter & Gamble Company | Composition and method for improving the appearance of skin |
US11622963B2 (en) | 2018-07-03 | 2023-04-11 | The Procter & Gamble Company | Method of treating a skin condition |
US10959933B1 (en) | 2020-06-01 | 2021-03-30 | The Procter & Gamble Company | Low pH skin care composition and methods of using the same |
US11583488B2 (en) | 2020-06-01 | 2023-02-21 | The Procter & Gamble Company | Method of improving penetration of a vitamin B3 compound into skin |
US11911498B2 (en) | 2020-06-01 | 2024-02-27 | The Procter & Gamble Company | Low pH skin care composition and methods of using the same |
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