JPH0891129A - 車両の格納式ステップ - Google Patents
車両の格納式ステップInfo
- Publication number
- JPH0891129A JPH0891129A JP25305794A JP25305794A JPH0891129A JP H0891129 A JPH0891129 A JP H0891129A JP 25305794 A JP25305794 A JP 25305794A JP 25305794 A JP25305794 A JP 25305794A JP H0891129 A JPH0891129 A JP H0891129A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- steps
- vehicle
- operating position
- door sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複雑な構成の制御装置を用いることなく隣接
する車両あるいは障害物との干渉を回避できる格納式ス
テップを提供する。 【構成】 開閉回動操作されるドア3を備えた乗降口2
の下方にステップ6a、6bを配設する。車体の範囲内
に位置する格納位置と車体の外側に突出する作動位置の
間でステップ6a、6bを切換可能に支持する支持手段
を設ける。車体の外側面を基準とするドア3の先端部の
張出量が作動位置におけるステップ6a、6bの突出量
より大きくなっているときに作動信号を出力するドアセ
ンサを設ける。常時はステップ6a、6bを格納位置に
保持させつつドアセンサから作動信号が出力されている
ときに該ステップ6a、6bを作動位置に切換移動させ
るアクチュエータを設けたことにより、隣接する車両あ
るいは障害物へのステップ6a、6bの干渉を予防でき
るようにした。
する車両あるいは障害物との干渉を回避できる格納式ス
テップを提供する。 【構成】 開閉回動操作されるドア3を備えた乗降口2
の下方にステップ6a、6bを配設する。車体の範囲内
に位置する格納位置と車体の外側に突出する作動位置の
間でステップ6a、6bを切換可能に支持する支持手段
を設ける。車体の外側面を基準とするドア3の先端部の
張出量が作動位置におけるステップ6a、6bの突出量
より大きくなっているときに作動信号を出力するドアセ
ンサを設ける。常時はステップ6a、6bを格納位置に
保持させつつドアセンサから作動信号が出力されている
ときに該ステップ6a、6bを作動位置に切換移動させ
るアクチュエータを設けたことにより、隣接する車両あ
るいは障害物へのステップ6a、6bの干渉を予防でき
るようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大型トラックなどに好適
な格納式ステップに係り、特に、乗降口を覆うドアの開
度が予め定めた値より大きくなったときにステップを格
納位置から作動位置に切換移動させるようにした車両の
格納式ステップに関するものである。
な格納式ステップに係り、特に、乗降口を覆うドアの開
度が予め定めた値より大きくなったときにステップを格
納位置から作動位置に切換移動させるようにした車両の
格納式ステップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば大型トラックのように乗降口の地
上高が大きい車両においては、乗降口の下方にステップ
を設けて乗降性を高くしている。また、近年ではドアを
閉じているときはステップを車体の範囲内に保持させて
車幅の拡大を防止しつつ、ドアを開けるとステップが自
動的に車体の外方に突出するようにして乗降性を改善す
ることが検討されている。
上高が大きい車両においては、乗降口の下方にステップ
を設けて乗降性を高くしている。また、近年ではドアを
閉じているときはステップを車体の範囲内に保持させて
車幅の拡大を防止しつつ、ドアを開けるとステップが自
動的に車体の外方に突出するようにして乗降性を改善す
ることが検討されている。
【0003】しかしながら、このようにドアを開けると
ステップが自動的に突出移動するようにした場合は、隣
接する車両あるいは車両側方の障害物との間の隙間が狭
い場合は、ドアを開けるとステップが不用意に突出して
隣接する車両あるいは障害物と干渉するという不都合が
ある。
ステップが自動的に突出移動するようにした場合は、隣
接する車両あるいは車両側方の障害物との間の隙間が狭
い場合は、ドアを開けるとステップが不用意に突出して
隣接する車両あるいは障害物と干渉するという不都合が
ある。
【0004】なお、このような不都合を解消するために
は、ステップの突出量をドアの開度(ドアの先端部の張
出量)に応答して連続的に可変制御する制御手段を設け
ることにより、ステップがドアより大きく突出しないよ
うにすることが有効である。ところが、この場合は複雑
な構成の制御装置を設ける必要性があるために、コスト
および重量が制限される車両には不適当である。
は、ステップの突出量をドアの開度(ドアの先端部の張
出量)に応答して連続的に可変制御する制御手段を設け
ることにより、ステップがドアより大きく突出しないよ
うにすることが有効である。ところが、この場合は複雑
な構成の制御装置を設ける必要性があるために、コスト
および重量が制限される車両には不適当である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、複雑な構成の制御装置を用
いることなく隣接する車両あるいは障害物との干渉を回
避できる格納式ステップを提供することを課題としてい
る。
みてなされたものであって、複雑な構成の制御装置を用
いることなく隣接する車両あるいは障害物との干渉を回
避できる格納式ステップを提供することを課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、開閉回動操作されるドアを備えた乗降口の
下方に配設したステップを車体の範囲内に位置する格納
位置と車体の外側に突出する作動位置に切換可能に支持
する支持手段を設けている。また、車体の外側面を基準
とするドアの先端部の張出量が作動位置におけるステッ
プの突出量より大きくなっているときに作動信号を出力
するドアセンサを設けるとともに、常時はステップを格
納位置に保持させつつ前記ドアセンサから作動信号が出
力されているときに該ステップを作動位置に切換移動さ
せるアクチュエータを設けて車両の格納式ステップを構
成している。
に本発明は、開閉回動操作されるドアを備えた乗降口の
下方に配設したステップを車体の範囲内に位置する格納
位置と車体の外側に突出する作動位置に切換可能に支持
する支持手段を設けている。また、車体の外側面を基準
とするドアの先端部の張出量が作動位置におけるステッ
プの突出量より大きくなっているときに作動信号を出力
するドアセンサを設けるとともに、常時はステップを格
納位置に保持させつつ前記ドアセンサから作動信号が出
力されているときに該ステップを作動位置に切換移動さ
せるアクチュエータを設けて車両の格納式ステップを構
成している。
【0007】
【作用】上記のように構成した格納式ステップにおい
て、ドアが閉じられているときはドアセンサから作動信
号が出力されていないために、ステップは格納位置に保
持される。乗降に際してドアを開けると、車体の外側面
を基準とするドアの先端部の張出量が次第に増加する。
そして、この張出量が作動位置におけるステップの突出
量より大きくなると、ドアセンサから作動信号が出力さ
れる。すると、アクチュエータが作動して格納位置に保
持されていたステップを作動位置に切換移動させる。な
お、乗降の終了にともなってドアを閉じると、ドアセン
サから作動信号が出力されなくなるためにステップが格
納位置に戻される。
て、ドアが閉じられているときはドアセンサから作動信
号が出力されていないために、ステップは格納位置に保
持される。乗降に際してドアを開けると、車体の外側面
を基準とするドアの先端部の張出量が次第に増加する。
そして、この張出量が作動位置におけるステップの突出
量より大きくなると、ドアセンサから作動信号が出力さ
れる。すると、アクチュエータが作動して格納位置に保
持されていたステップを作動位置に切換移動させる。な
お、乗降の終了にともなってドアを閉じると、ドアセン
サから作動信号が出力されなくなるためにステップが格
納位置に戻される。
【0008】すなわち、ドアの開度が所定値より大きく
てその先端部の張出量が作動位置におけるステップの突
出量より大きくなっているときにのみドアセンサから作
動信号が出力されるが、それ以外の状態ではドアセンサ
から作動信号が出力されない。従って、隣接する車両あ
るいは障害物との間の隙間が充分に広くてドアをステッ
プの突出量より大きく開けることができた場合に限って
ステップが作動位置に切換移動され、ドアを充分に大き
く開けることができない場合はステップが格納位置に保
持されるために、ステップの干渉事故が予防される。
てその先端部の張出量が作動位置におけるステップの突
出量より大きくなっているときにのみドアセンサから作
動信号が出力されるが、それ以外の状態ではドアセンサ
から作動信号が出力されない。従って、隣接する車両あ
るいは障害物との間の隙間が充分に広くてドアをステッ
プの突出量より大きく開けることができた場合に限って
ステップが作動位置に切換移動され、ドアを充分に大き
く開けることができない場合はステップが格納位置に保
持されるために、ステップの干渉事故が予防される。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明に係るステップを大型トラック
のキャブに適用した実施例を示す外観斜視図、図2はア
クチュエータの具体例を示す構成図、図3は図1に示し
たキャブの側面図、図4はステップの挙動を示す平面図
である。
説明する。図1は本発明に係るステップを大型トラック
のキャブに適用した実施例を示す外観斜視図、図2はア
クチュエータの具体例を示す構成図、図3は図1に示し
たキャブの側面図、図4はステップの挙動を示す平面図
である。
【0010】これらの図において、キャブ1の側面に設
けた乗降口2の前縁に図示しないヒンジを介してドア3
の前端部を取り付けている。従って、ドア3は前端部を
中心として開閉回動される後開きのドアを構成している
が、ドア3の後端部をキャブ1側に取り付けて前開きの
ドアとすることもできる。3aはドアハンドル、4はフ
ェンダ、5はフロントバンパである。
けた乗降口2の前縁に図示しないヒンジを介してドア3
の前端部を取り付けている。従って、ドア3は前端部を
中心として開閉回動される後開きのドアを構成している
が、ドア3の後端部をキャブ1側に取り付けて前開きの
ドアとすることもできる。3aはドアハンドル、4はフ
ェンダ、5はフロントバンパである。
【0011】また、前記乗降口2の下方にステップ6を
配設している。そして、ステップ6をフェンダ4とフロ
ントバンパ5の側端で挟まれた凹部に位置する格納位置
とフェンダ4の外側に大きく突出した作動位置に切換可
能に支持する支持手段7を設けている。
配設している。そして、ステップ6をフェンダ4とフロ
ントバンパ5の側端で挟まれた凹部に位置する格納位置
とフェンダ4の外側に大きく突出した作動位置に切換可
能に支持する支持手段7を設けている。
【0012】すなわち、ステップ6を上部ステップ6a
と下部ステップ6bで構成している。また、キャブ1の
フレーム1aに水平回動自在に取り付けた上下方向に沿
う回転シャフト8に上部アーム9aおよび下部アーム9
bの基端を固定し、これらアーム9a、9bの先端に連
結シャフト10を介してブラケット11a、11bを水
平回動自在に取り付けている。
と下部ステップ6bで構成している。また、キャブ1の
フレーム1aに水平回動自在に取り付けた上下方向に沿
う回転シャフト8に上部アーム9aおよび下部アーム9
bの基端を固定し、これらアーム9a、9bの先端に連
結シャフト10を介してブラケット11a、11bを水
平回動自在に取り付けている。
【0013】前記ブラケット11a、11bの上面に上
部ステップ6aおよび下部ステップ6bをそれぞれ図示
しないボルトで締付固定し、下部ステップ6bに結合し
たアーム12の先端と回転シャフト8の下端に固定した
アーム13をロッド14を介して枢支連結している。そ
して、キャブ1に設けたブラケット1bと回転シャフト
8の上端部に固定したアーム8aをアクチュエータ15
を介して連結することにより、アクチュエータ15を伸
縮作動させて回転シャフト8を水平回動させると、上部
ステップ6aおよび下部ステップ6bが一体となって図
1に実線位置に示す格納位置と同図に一点鎖線で示す作
動位置の間で平行運動に近い往復運動をするようにして
いる。
部ステップ6aおよび下部ステップ6bをそれぞれ図示
しないボルトで締付固定し、下部ステップ6bに結合し
たアーム12の先端と回転シャフト8の下端に固定した
アーム13をロッド14を介して枢支連結している。そ
して、キャブ1に設けたブラケット1bと回転シャフト
8の上端部に固定したアーム8aをアクチュエータ15
を介して連結することにより、アクチュエータ15を伸
縮作動させて回転シャフト8を水平回動させると、上部
ステップ6aおよび下部ステップ6bが一体となって図
1に実線位置に示す格納位置と同図に一点鎖線で示す作
動位置の間で平行運動に近い往復運動をするようにして
いる。
【0014】アクチュエータ15は例えば図2に示した
ような複動式のエアシリンダで構成されており、シリン
ダ15aに嵌挿したピストン15bの一側に形成したチ
ャンバ15cと図示しないエア源を給気用調整弁15d
および排気用調整弁15eを介して接続している。ま
た、ピストン15bの他側に形成したチャンバ15fに
一方のポートを接続保持させた流量調整弁15g、15
hの他方のポートを前記エア源と大気に電磁三方弁15
iを介して接続している。
ような複動式のエアシリンダで構成されており、シリン
ダ15aに嵌挿したピストン15bの一側に形成したチ
ャンバ15cと図示しないエア源を給気用調整弁15d
および排気用調整弁15eを介して接続している。ま
た、ピストン15bの他側に形成したチャンバ15fに
一方のポートを接続保持させた流量調整弁15g、15
hの他方のポートを前記エア源と大気に電磁三方弁15
iを介して接続している。
【0015】そして、前記シリンダ15aをキャブ1側
にピン16を介して枢着するとともに、シリンダ15a
から突出させたピストンロッド15jの先端を回転シャ
フト8のアーム8aにピン17を介して枢着することに
より、図2に示したようにシリンダ15aからピストン
ロッド15jが大きく突出しているときは図1および図
4に一点鎖線で示したようにステップ6a、6bを作動
位置に保持させるが、ピストン15bが図中右側に移動
してピストンロッド15jの突出量が減少すると、図1
および図4に実線で示したようにステップ6a、6bを
格納位置に移動させるようにしている。
にピン16を介して枢着するとともに、シリンダ15a
から突出させたピストンロッド15jの先端を回転シャ
フト8のアーム8aにピン17を介して枢着することに
より、図2に示したようにシリンダ15aからピストン
ロッド15jが大きく突出しているときは図1および図
4に一点鎖線で示したようにステップ6a、6bを作動
位置に保持させるが、ピストン15bが図中右側に移動
してピストンロッド15jの突出量が減少すると、図1
および図4に実線で示したようにステップ6a、6bを
格納位置に移動させるようにしている。
【0016】一方、前記ドア3の取付部には該ドア3の
開度が所定値より大きくなってキャブ1の外側面を基準
とするドア3の先端部(後端部)の張出量(図4のX寸
法)が作動位置におけるステップ6a、6bの突出量
(図4のY寸法)より大きくなっているときにのみ作動
信号を出力するドアセンサ18を設けている。なお、前
記電磁三方弁15iは、ドア3の開度が所定値より大き
くてドアセンサ18から作動信号が出力されているとき
は流量調整弁15g、15hを介してチャンバ15fを
エア源に接続するが、ドア3が閉じられるなどしてドア
センサ18から作動信号が出力されていないときは流量
調整弁15g、15hを介してチャンバ15fを大気に
開放させるようになっている。15kは逆止弁、19は
バッテリである。
開度が所定値より大きくなってキャブ1の外側面を基準
とするドア3の先端部(後端部)の張出量(図4のX寸
法)が作動位置におけるステップ6a、6bの突出量
(図4のY寸法)より大きくなっているときにのみ作動
信号を出力するドアセンサ18を設けている。なお、前
記電磁三方弁15iは、ドア3の開度が所定値より大き
くてドアセンサ18から作動信号が出力されているとき
は流量調整弁15g、15hを介してチャンバ15fを
エア源に接続するが、ドア3が閉じられるなどしてドア
センサ18から作動信号が出力されていないときは流量
調整弁15g、15hを介してチャンバ15fを大気に
開放させるようになっている。15kは逆止弁、19は
バッテリである。
【0017】上記のように構成した格納式ステップにお
いて、ドア3が閉じられているときはドアセンサ18か
ら作動信号が出力されていない。この状態では、電磁三
方弁15iは流量制御弁15g、15hを介してピスト
ン15bの右側のチャンバ15fを大気に開放させてピ
ストン15bの左側のチャンバ15cのみにエアを供給
しているために、ピストン15bが図2中右側に大きく
移動してピストンロッド15jの突出量を減少させてい
る。よって、ドア3が閉じられているときはアクチュエ
ータ15がいわゆる短縮状態になっており、ステップ6
a、6bは図1および図4に実線で示す格納位置に保持
される。
いて、ドア3が閉じられているときはドアセンサ18か
ら作動信号が出力されていない。この状態では、電磁三
方弁15iは流量制御弁15g、15hを介してピスト
ン15bの右側のチャンバ15fを大気に開放させてピ
ストン15bの左側のチャンバ15cのみにエアを供給
しているために、ピストン15bが図2中右側に大きく
移動してピストンロッド15jの突出量を減少させてい
る。よって、ドア3が閉じられているときはアクチュエ
ータ15がいわゆる短縮状態になっており、ステップ6
a、6bは図1および図4に実線で示す格納位置に保持
される。
【0018】乗降するに際してドア3を開け、キャブ1
の外側面を基準とするドア3の後端部の張出量Xが作動
位置におけるステップ6a、6bの突出量Yより大きく
なると、ドアセンサ18から作動信号が出力される。す
ると、電磁三方弁15iが作動して流量制御弁15g、
15hを介してピストン15bの右側のチャンバ15f
をエア源に接続するために、右側のチャンバ15fにも
エアが供給される。
の外側面を基準とするドア3の後端部の張出量Xが作動
位置におけるステップ6a、6bの突出量Yより大きく
なると、ドアセンサ18から作動信号が出力される。す
ると、電磁三方弁15iが作動して流量制御弁15g、
15hを介してピストン15bの右側のチャンバ15f
をエア源に接続するために、右側のチャンバ15fにも
エアが供給される。
【0019】従って、ドアセンサ18から作動信号が出
力されたときは両チャンバ15c、15fにエアが供給
されるが、ピストン15bの左側面はピストンロッド1
5jにより受圧面積が小さくなっているために、ピスト
ン15bは受圧面積の差による推力を受けて図2に実線
で示す位置まで移動してピストンロッド15jの突出量
が増加する。すると、アクチュエータ15が伸長作動す
るためにそれまでは格納位置に保持されていたステップ
6a、6bが図1および図4に一点鎖線で示す作動位置
に切換移動される。なお、乗降の終了にともなってドア
3を閉じると、ドアセンサ18から作動信号が出力され
なくなるために、ステップ6a、6bが格納位置に戻さ
れる。
力されたときは両チャンバ15c、15fにエアが供給
されるが、ピストン15bの左側面はピストンロッド1
5jにより受圧面積が小さくなっているために、ピスト
ン15bは受圧面積の差による推力を受けて図2に実線
で示す位置まで移動してピストンロッド15jの突出量
が増加する。すると、アクチュエータ15が伸長作動す
るためにそれまでは格納位置に保持されていたステップ
6a、6bが図1および図4に一点鎖線で示す作動位置
に切換移動される。なお、乗降の終了にともなってドア
3を閉じると、ドアセンサ18から作動信号が出力され
なくなるために、ステップ6a、6bが格納位置に戻さ
れる。
【0020】すなわち、ドア3の開度が所定値より大き
くてその先端部の張出量Xが作動位置におけるステップ
6a、6bの突出量Yより大きくなっているときにのみ
ステップ6a、6bが作動位置に切換移動される。ま
た、隣接する車両あるいは障害物との間の寸法がステッ
プ6a、6bの突出量Yより狭い場合は、ドア3をステ
ップ6a、6bの突出量Xより大きく開けることができ
ないためにステップ6a、6bが格納位置に保持され
る。従って、十分に注意をしてドア3を開けることでス
テップ6a、6bの干渉が回避される。なお、給気用制
御弁15d、排気用調整弁15eおよび流量調整弁15
g、15hの開度を変化させることにより、シリンダ1
5の作動速度を任意に設定することができる。
くてその先端部の張出量Xが作動位置におけるステップ
6a、6bの突出量Yより大きくなっているときにのみ
ステップ6a、6bが作動位置に切換移動される。ま
た、隣接する車両あるいは障害物との間の寸法がステッ
プ6a、6bの突出量Yより狭い場合は、ドア3をステ
ップ6a、6bの突出量Xより大きく開けることができ
ないためにステップ6a、6bが格納位置に保持され
る。従って、十分に注意をしてドア3を開けることでス
テップ6a、6bの干渉が回避される。なお、給気用制
御弁15d、排気用調整弁15eおよび流量調整弁15
g、15hの開度を変化させることにより、シリンダ1
5の作動速度を任意に設定することができる。
【0021】上記実施例では上部ステップと下部ステッ
プを設けてこれらを一体に切換移動させるようにしてい
るが、例えば下部ステップのみを切換移動させるように
し、あるいは、単一のステップのみを設けることもでき
る。また、実施例においてはアクチュエータを複動のエ
アシリンダで構成しているが、油圧シリンダ、メカニカ
ルシリンダあるいは電動モータなどで代表される他の構
成のアクチュエータを用いることもできる。
プを設けてこれらを一体に切換移動させるようにしてい
るが、例えば下部ステップのみを切換移動させるように
し、あるいは、単一のステップのみを設けることもでき
る。また、実施例においてはアクチュエータを複動のエ
アシリンダで構成しているが、油圧シリンダ、メカニカ
ルシリンダあるいは電動モータなどで代表される他の構
成のアクチュエータを用いることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ドアの先端部の張出量がステップの突出量より
大きくなっているときにのみドアセンサから作動信号が
出力されてステップが作動位置に切換移動されるが、そ
れ以外の状態ではドアセンサから作動信号が出力されな
いのでステップは格納位置に保持される。従って、隣接
する車両あるいは障害物との間の隙間が充分に広くてド
アをステップの突出量より大きく開けることができた場
合に限ってステップが作動位置に切換移動され、ドアを
充分に大きく開けることができない場合はステップが格
納位置に保持されるために、ステップの干渉事故が予防
される。
よれば、ドアの先端部の張出量がステップの突出量より
大きくなっているときにのみドアセンサから作動信号が
出力されてステップが作動位置に切換移動されるが、そ
れ以外の状態ではドアセンサから作動信号が出力されな
いのでステップは格納位置に保持される。従って、隣接
する車両あるいは障害物との間の隙間が充分に広くてド
アをステップの突出量より大きく開けることができた場
合に限ってステップが作動位置に切換移動され、ドアを
充分に大きく開けることができない場合はステップが格
納位置に保持されるために、ステップの干渉事故が予防
される。
【図1】本発明に係るステップを大型トラックのキャブ
に適用した実施例を示す外観斜視図である。
に適用した実施例を示す外観斜視図である。
【図2】アクチュエータの具体例を示す構成図である。
【図3】図1に示したキャブの側面図である。
【図4】ステップの挙動を示す平面図である。
1 キャブ 1a フレーム 2 乗降口 3 ドア 3a ドアハンドル 4 フェンダ 5 フロントバンパ 6 ステップ 6a 上部ステップ 6b 下部ステップ 7 支持手段 8 回転シャフト 8a アーム 9a 上部アーム 9b 下部アーム 10 連結シャフト 11a、11b ブラケット 12 アーム 13 アーム 14 ロッド 15 アクチュエータ 15a シリンダ 15b ピストン 15c、15f チャンバ 15d 給気用調整弁 15e 排気用調整弁 15g、15h 流量調整弁 15i 電磁三方弁 15j ピストンロッド 15k 逆止弁 16 ピン 17 ピン 18 ドアセンサ 19 バッテリ X 車体(キャブ)の外側面を基準とするドアの先端
部(後端部)の張出量 Y 作動位置におけるステップの突出量
部(後端部)の張出量 Y 作動位置におけるステップの突出量
Claims (1)
- 【請求項1】 開閉回動操作されるドアを備えた乗降口
の下方に配設したステップと、該ステップを車体の範囲
内に位置する格納位置と車体の外側に突出する作動位置
に切換可能に支持する支持手段と、車体の外側面を基準
とするドアの先端部の張出量が作動位置におけるステッ
プの突出量より大きくなっているときにのみ作動信号を
出力するドアセンサと、常時はステップを格納位置に保
持させつつ前記ドアセンサから作動信号が出力されてい
るときに該ステップを作動位置に切換移動させるアクチ
ュエータを備えてなる車両の格納式ステップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25305794A JPH0891129A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 車両の格納式ステップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25305794A JPH0891129A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 車両の格納式ステップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0891129A true JPH0891129A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17245891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25305794A Pending JPH0891129A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 車両の格納式ステップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0891129A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100392268B1 (ko) * | 2000-11-23 | 2003-07-23 | 현대자동차주식회사 | 트럭용 스텝 |
JP2006117061A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp | 移動式ステップを備えた車両 |
WO2007123447A1 (en) * | 2006-04-26 | 2007-11-01 | Volvo Lastvagnar Ab | An access system for a vehicle |
CN117416281A (zh) * | 2023-12-18 | 2024-01-19 | 质子汽车科技有限公司 | 一种电动隐藏式踏步及车辆 |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP25305794A patent/JPH0891129A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100392268B1 (ko) * | 2000-11-23 | 2003-07-23 | 현대자동차주식회사 | 트럭용 스텝 |
JP2006117061A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp | 移動式ステップを備えた車両 |
WO2007123447A1 (en) * | 2006-04-26 | 2007-11-01 | Volvo Lastvagnar Ab | An access system for a vehicle |
CN117416281A (zh) * | 2023-12-18 | 2024-01-19 | 质子汽车科技有限公司 | 一种电动隐藏式踏步及车辆 |
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