JPH0890974A - ルーズリーフバインダーの綴じ具 - Google Patents

ルーズリーフバインダーの綴じ具

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JPH0890974A
JPH0890974A JP25436894A JP25436894A JPH0890974A JP H0890974 A JPH0890974 A JP H0890974A JP 25436894 A JP25436894 A JP 25436894A JP 25436894 A JP25436894 A JP 25436894A JP H0890974 A JPH0890974 A JP H0890974A
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JP
Japan
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side opening
closing plate
opening
locking
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JP25436894A
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English (en)
Inventor
Katsumi Kaneda
克己 金田
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長手方向の中間部において接合状態の各綴じ
片が拡開しないようにしたルーズリーフバインダーの綴
り具を提供する。 【構成】 縦長の基板4,12上面に円弧状をした多数
の綴じ片5,13が所定間隔毎に突設された固定側開閉
板2と可動側開閉板3を備え、可動側開閉板3は固定側
開閉板2に重合する態様で当該固定側開閉板2と平行状
に配置されると共に、当該各開閉板2,3は各綴じ片
5,13の先端が接合または離間されるように、長手方
向の両端部が連結手段10,17,11,18を介して
開閉可能に連結されたルーズリーフバインダーの綴じ具
1において、綴じ具1の長手方向の中間部には接合され
た各綴じ片5,13の拡開を防止する係止保持手段2
5,26を設け、この係止保持手段は固定側開閉板2と
可動側開閉板3の重合面に形成された互いに嵌合する係
止凹部25と係止突部26で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノートや書類などの用
紙を取り外し自在に綴じ込むルーズリーフバインダーの
綴じ具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のルーズリーフバインダーの綴じ
具としては、例えば本件出願人が先に提案して実公昭5
7−3819号公報や実公昭57−5173号公報に開
示されたもの、他人の出願による実開昭51−1335
17号公報に開示されたものなどがある。これらを含む
従来の綴じ具は、平行に隣接配設された左右一対の幅広
で平板状をした各開閉基板の上面に、用紙を係止保持す
る綴じ環を形成する円弧状の綴じ片が所定間隔毎に内向
き対向状に突出形成され、この各開閉基板の間には綴じ
片の先端が接合または離間されるように当該各開閉基板
を係合させ、各綴じ片の先端が接合して環状の綴じ環が
形成された際に各開閉基板の間を係止保持する連結手段
が介在されている。上記した連結手段としては、例えば
実公昭57−3819号公報や実公昭57−5173号
公報の綴じ具のように各開閉基板の一端側を枢着して円
弧状に開閉操作される他端側に係止保持機構を設けたも
の、実開昭51−133517号公報の綴じ具のように
各開閉基板の両端側にそれぞれ係止保持機構を設けて分
離可能にしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、長尺のルーズ
リーフバインダーの綴じ具の場合には各開閉基板の両端
側のみを係止保持しただけでは中間部に対する係止保持
が十分ではなく、例えば取扱中に各開閉基板が捻れ変形
を生じて各綴り環が整合状態で接合されなくなったり、
輸送などの取扱中に衝撃を受けた際に各開閉基板が拡開
されて接合していた各綴じ片が離間される恐れがある。
これらに起因して、本来は圧接状態で接合される各綴じ
片の先端が離間されると、通し孔を介して綴じ環に綴じ
込まれていた用紙が当該綴じ環から抜け出したり、通し
孔の外周縁部が綴じ片間に引っ掛かったりするので、用
紙が巧く捲れなくなったり用紙を損傷させたりする。そ
こで本発明では、これら従来の技術の課題を解決し得る
ルーズリーフバインダーの綴じ具の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明によるルーズリーフバインダーの綴じ具は、縦
長の基板上面に円弧状をした多数の綴じ片が所定間隔毎
に突設された固定側開閉板と可動側開閉板を備え、この
可動側開閉板は固定側開閉板に重合する態様で当該固定
側開閉板と平行状に配置されると共に、当該各開閉板は
各綴じ片の先端が接合または離間されるように、長手方
向の両端部が連結手段を介して開閉可能に連結されたル
ーズリーフバインダーの綴じ具において、上記綴じ具の
長手方向の中間部には接合された各綴じ片の拡開を防止
する係止保持手段を設けたものであり、この係止保持手
段としては例えば固定側開閉板と可動側開閉板の重合面
に形成された互いに嵌合する係止凹部と係止突部などが
適用される。
【0005】
【実施例】以下に、本発明によるルーズリーフバインダ
ーの綴じ具を図1〜4で図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。この実施例による綴じ具1は、図1で示すよ
うに先端側が回動可能に枢着されて基端側が着脱可能に
連結される一対の固定側開閉板2と可動側開閉板3で構
成され、当該固定側開閉板2と可動側開閉板3は合成樹
脂材によってそれぞれ一体に形成されている。
【0006】固定側開閉板2は縦長の方形状をした固定
基板4を備え、この固定基板4の短手方向の外端側上面
には内向きをした円弧状の綴じ片5が当該固定基板4の
長手方向に沿って所定間隔毎に突出形成されると共に、
この綴じ片5に隣接した固定基板4の内側面には断面を
コ字状に形成した嵌合溝6が当該固定基板4の長手方向
に沿って設けられている。
【0007】また固定側開閉板2には、綴じ具1をファ
イルカバーに固着させるためにリベットなどの止め具を
装着する複数の通し孔7が固定基板4の長手方向の中間
部に穿設され、この通し孔7が穿設されている部分には
当該止め具の上端が固定基板4の上面より突出しないよ
うに逃げ溝8が凹設されている。
【0008】また固定側開閉板2には、可動側開閉板3
の先端側を回動可能に枢着するための枢着受け部9が長
手方向の先端側に設けられ、この実施例における枢着受
け部9は可動側開閉板3の先端側を受容するように上下
の挟持板を断面コ字状に連結して形成すると共に、当該
下側挟持板には枢支案内孔10が穿設されている。
【0009】また固定側開閉板2には、可動側開閉板3
の基端側を着脱可能に連結するための係止受け部11が
長手方向の基端側に設けられ、この実施例における係止
受け部11は内面側をテーパ状にした係止突起によって
形成されている。
【0010】可動側開閉板3は縦長の方形状をした可動
基板12を備え、この可動基板12の短手方向の外端側
上面には内向きをした円弧状の綴じ片13が当該可動基
板12の長手方向に沿って綴じ片5と整合する所定間隔
毎に突出形成されると共に、可動基板12の内端側には
固定基板4の嵌合溝6に挿入される嵌合突縁14が長手
方向に沿って設けられている。
【0011】また可動側開閉板3には、上記した固定基
板4の逃げ溝8に整合する態様で長手方向の中間部底面
に逃げ溝15が凹設されている。
【0012】また可動側開閉板3には、固定側開閉板2
の枢着受け部9へ係合される枢着部16が長手方向の先
端側に設けられ、この実施例における枢着部16は固定
側開閉板2の上下挟持板の間に挿入される板面から垂設
されて枢支案内孔10へ突入する枢支ピン17で形成さ
れている。
【0013】また可動側開閉板3には、固定側開閉板2
の係止受け部11へ着脱可能に連結される係止部18が
長手方向の基端側に設けられ、この実施例における係止
部18は係止受け部11が嵌合される嵌合溝穴19と操
作ツマミ20を備えた係止片21が、可動基板12に対
して枢支ピン22の圧入などによって揺動可能に取り付
けられている。なお、この場合に係止片21を常時は時
計方向へ付勢して係止受け部11と嵌合溝穴19が嵌合
する直前に一旦半時計方向に移行させた後に、復元して
当該係止受け部11に自動ロックする構成が望ましい。
【0014】以上の固定側開閉板2と可動側開閉板3
は、枢着受け部9の上下挟持板間に挿入された枢着部1
6の枢支ピン17を枢支案内孔10へ突入させることに
より、先端側が枢着された開閉可能な綴じ具1を構成
し、この綴じ具1の基端側を閉じて係止受け部11に係
止部18の嵌合溝穴19を嵌合係止させると、固定基板
4の嵌合溝6に可動基板12の嵌合突縁14が挿入され
且つ綴じ片5と綴じ片13の先端が接合て円環状の綴じ
環を形成する状態で連結される。なお、接合した各綴じ
片5,13が前後または上下方向へずれないように、各
綴じ片5,13の先端には嵌合突起5a,13aと嵌合
凹溝5b,13bを設けて相互に嵌合係止されるように
構成している。この実施例では、各綴じ片5,13に対
して嵌合突起と嵌合凹溝が交互に形成させているが、各
綴じ片5,13のいずれか一方の先端に嵌合突起を他方
の先端に嵌合凹溝を設ける態様もある。また、符号2
3,24は各綴じ片5,13に対して可撓性を付与する
ために、当該各綴じ片5,13の基部が連結されている
固定基板4と可動基板12の底面に設けられた切欠溝穴
である。
【0015】この綴じ具1は、ファイルカバーに装着さ
れたリベットなどの止め具を通し孔7に挿通させて固定
基板4をファイルカバーに固着させ、綴じ代に止め孔が
穿設されている用紙を綴じ片5,13が形成する綴じ環
に綴じ込んで使用される。この綴じ具1のように、固定
側開閉板2と可動側開閉板3は長手方向の先端側では枢
着されて基端側では着脱可能に連結されて係止保持され
ている場合には、両端部は水平方向へ拡開しないように
拘束されてその近辺の綴じ片5,13は強固に接合状態
を保持することができるが、水平方向への拡開に対して
係止保持手段のない中間部の綴じ片5,13は衝撃その
他の外力が加わった際に容易に離間し、綴じ込まれてい
る用紙が綴じ環から離脱して当該用紙を捲ることがでな
くなったり破断させるなどその後の使用に支障を来す恐
れがある。
【0016】そこで、綴じ具1の長手方向の中間部に対
しても可動側開閉板3が水平方向へ拡開するのを防止す
る着脱可能な係止保持手段を設けるようにした。この係
止保持手段は、綴じ具1の長手方向の中間部に対して固
定側開閉板2と可動側開閉板3のいずれかの一方に係止
受け部を他方に係止部を設け、各綴じ片5,13が接合
する際に係止受け部と係止部が係止されると共に、各綴
じ片5,13が離間する際に係止受け部と係止部の係止
が解除されるようにしている。この実施例では、閉じた
時に互いに重合される固定基板4と可動基板12に対し
て係止保持手段が施されており、例えば図2で示すよう
に固定基板4の上面に係止受け部として半球状の係止凹
溝25を一体に形成すると共に、可動基板12の底面に
は係止部として半球状の係止突起26を一体に形成して
いる。また、図3で示すように固定基板4の上面に対し
て方形状の係止凹溝27を係止受け部として設け、可動
基板12の底面には外側で突出高さが大きくて内側へ行
くに連れて突出高さを減少させた断面が鋸歯状の係止突
起28を係止部として設けた係止保持手段もある。さら
に、図4で示すように固定基板4の上面に対して断面が
鋸歯状の係止突起29を係止受け部として設け、可動基
板12の底面には断面が鋸歯状の係止凹溝30を係止部
として設けた係止保持手段もある。
【0017】上記のように、綴じ具1の長手方向の中間
部に対して係止保持手段を設けておくと、閉じた際に嵌
合溝6に嵌合突縁14が挿入された状態で固定基板4上
に重合される可動基板12は、水平方向の外側へ引き離
そうとする外力が加わっても容易に引き離すことができ
ず、これにより長手方向の中間部に設けられている各綴
じ片5,13は落下などで衝撃を受けた際でも先端が接
合した状態を保持し、綴じ込まれている用紙が脱落した
り破断することを防止することができる。また、この係
止保持手段を設けたことによって固定基板4に対する可
動基板12の位置決め精度が向上されるので、多少の捻
れなどは是正されて対向する各綴じ片5,13の整合が
容易になり、当該綴じ片の先端に形成した嵌合突起5
a,13aと嵌合凹溝5b,13bが確実に嵌合して円
環状の綴じ環を構成した状態で連結される。また、上記
した係止保持手段は可動基板12を開く際に当該可動基
板12の基端側を僅かに持ち上げ気味にして開くと容易
に係合を解除することができる。
【0018】なお、本発明は上記した実施例に限定され
るものではなく要旨の範囲内において各種の変形を採り
うるものである。例えば、実施例では固定側開閉板と可
動側開閉板の先端側が回動可能に枢着されて基端側が着
脱可能に連結される綴じ具について説明したが、先端側
と基端側の双方が着脱可能に連結される分離できる綴じ
具に対しても適用できる。また、実施例では可動基板1
2の短手方向の内端に長手方向の全域に渡って嵌合突縁
14を設け、この嵌合突縁14を固定基板4の嵌合溝6
に収嵌させたが、この嵌合突縁14を可動基板12の内
端へ局部的に突設する態様もある。また、中間部の係止
保持手段を実施例では1カ所に設けたが、長さや必要な
係止保持力に応じて2カ所以上の複数箇所に設けること
ができる。また、係止保持手段として固定基板側に嵌合
突起による係止受け部を設け、可動基板側に嵌合凹溝に
よる係止部を設ける態様もあり、さらに嵌合凹溝の代わ
りに嵌合孔を用いる態様もある。
【0019】
【発明の効果】上記した実施例でも明らかなとおり、本
発明によるルーズリーフバインダーの綴じ具では、長手
方向の中間部に対して接合された各綴じ片の拡開を防止
する係止保持手段を設けたものである。これにより、各
開閉基板の中間部における開き方向に対する係止保持力
を増強したので、輸送などの取扱中に衝撃を受けた際に
各開閉基板が拡開されて接合していた各綴じ片が容易に
離間されることがなくなり、通し孔を介して綴じ環に綴
じ込まれていた用紙が当該綴じ環から抜け出したり、通
し孔の外周縁部が綴じ片間に引っ掛かったりするので、
用紙が巧く捲れなくなったり用紙を損傷させたりする従
来技術の課題が解消される。また、上記した中間部の係
止保持手段としては固定側開閉板と可動側開閉板の重合
面に形成された互いに嵌合する係止凹部と係止突部を用
いると、この係止保持手段が中間部に対する位置決め機
能を発揮し、例えば取扱中に各開閉基板に多少の捻れ変
形が生じても各綴じ片を整合状態で接合することができ
る。この記などが適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるルーズリーフバインダー
の綴じ具を開いた状態で示す全体平面図。
【図2】図1のルーズリーフバインダーの綴じ具を閉じ
た状態で示す要部縦断面図。
【図3】図1のルーズリーフバインダーの綴じ具を閉じ
た状態で示す他の実施例による要部縦断面図。
【図4】図3のルーズリーフバインダーの綴じ具の一部
を変更した他の実施例による要部縦断面図。
【符号の説明】
1 綴じ具 2 固定側開閉板 3 可動側開閉板 4 固定基板 5,13 綴じ片 5a,13a 嵌合突起 5b,13b 嵌合凹溝 6 嵌合溝 7 通し孔 8,15 逃げ溝 9 枢着受け部 10 枢支案内孔 11 係止受け部 12 可動基板 14 嵌合突縁 16 枢着部 17,22 枢支ピン 18 係止部 19 嵌合溝穴 20 操作ツマミ 21 係止片 23,24 切欠溝穴 25,27,30 係止凹溝 26,28,29 係止突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長の基板上面に円弧状をした多数の綴
    じ片が所定間隔毎に突設された固定側開閉板と可動側開
    閉板を備え、この可動側開閉板は固定側開閉板に重合す
    る態様で当該固定側開閉板と平行状に配置されると共
    に、当該各開閉板は各綴じ片の先端が接合または離間さ
    れるように、長手方向の両端部が連結手段を介して開閉
    可能に連結されたルーズリーフバインダーの綴じ具にお
    いて、 上記綴じ具の長手方向の中間部には接合された各綴じ片
    の拡開を防止する係止保持手段を設けたことを特徴とす
    るルーズリーフバインダーの綴じ具。
  2. 【請求項2】 上記係止保持手段は、固定側開閉板と可
    動側開閉板の重合面に形成された互いに嵌合する係止凹
    部と係止突部である請求項1に記載したルーズリーフバ
    インダーの綴じ具。
JP25436894A 1994-09-22 1994-09-22 ルーズリーフバインダーの綴じ具 Pending JPH0890974A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030087214A (ko) * 2002-05-08 2003-11-14 카네다 콕키 루스리프바인더부재

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