JPH08905Y2 - 厨房等に備える吊り棚 - Google Patents
厨房等に備える吊り棚Info
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- JPH08905Y2 JPH08905Y2 JP1989123499U JP12349989U JPH08905Y2 JP H08905 Y2 JPH08905 Y2 JP H08905Y2 JP 1989123499 U JP1989123499 U JP 1989123499U JP 12349989 U JP12349989 U JP 12349989U JP H08905 Y2 JPH08905 Y2 JP H08905Y2
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- Japan
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- shelf
- kitchen
- hanging
- ceiling
- light
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
に天井から吊り下げて使用する吊り棚に関する。
ネットや壁に固定したウォールキャビネット等が備え付
けられる。これらのキャビネットはその内部を収納部と
して食器や調理用具及び食品等を保管している。また、
食器専用の食器棚等も適宜必要なものを備えるレイアウ
トが一般に行われている。
ロアキャビネットのカウンターの真上に吊り棚を設け、
厨房空間を広く使えるようにしたものもある。第7図は
その例を示すものであり、フロアキャビネット50のカウ
ンター51の真上の天井Aに吊り棚52が吊り下げられてい
る。吊り棚52は上端のフランジ53aによって天井Aに固
定されるポール53とその下端に設けた棚プレート54とを
備えている。ポール53は4枚の板を空洞状に組み立てた
もので、下端を棚プレート54によって閉じると共にこの
棚プレート54の下面には照明具55を取り付けている。
て、棚プレート54の上に様々な品物を載せておくことが
でき、床Bやカウンター51面を占有することなく厨房空
間を広く活用できる。特に、カウンター51の真上で適切
な高さに設定しておけばカウンター51での作業に利用で
き、調理作業に絡めた有効な使い勝手が得られる。
がパネル状なので、厨房の中の視界を遮ることになる。
このため、圧迫感を与えたり、天井Aに備えた室内灯L
からの光も遮られやすく、カウンター51で作業する場合
には常に照明具55を点灯させる必要等がある。
から見上げたときにはどんな品物が載せられているのか
判らない。このため、たとえば調味料等の容器の中身の
具合や量等を確認したりする管理面で不便な点が残る。
更に、ポール53の近くすなわち棚プレート54の中央寄り
に置いた品物を取るには、腕を長く伸ばすことが必要に
なる。このため、特にカウンター51の真上に棚プレート
54があることから子供等では殆ど使えず、棚プレート54
の縁部分だけに品物を置いてしまう結果となり、棚プレ
ート54の全体が必ずしも有効に利用されているとは言え
ない。
ると共に照明の面でも好適な厨房環境が得られるように
することを目的とする。
した支持ロッドと、該支持ロッドの下端に設けられた透
光性を有する棚部とを備え、該棚部のほぼ中央部に手が
自由に差し込める大きさの開口を開けたことを特徴とす
る。
んだ構成とすることができ、透明ガラスや透明樹脂プレ
ート等のように透光性のものを素材としてもよい。
持ロッドによって吊り下げられているので、厨房の室内
灯等の照明を遮ることのないレイアウトが得られる。ま
た、棚部の光透過構造によって棚部の下からも品物が見
え、更に中央に開けた開口に手を差し込めば棚部の中央
寄りに載せた品物も簡単に手に取ることができる。
図、第2図は概略正面図、第3図は概略平面図である。
ロアキャビネット10が設置され、正面側の壁にウォール
キャビネット11(第1図及び第3図では省略)が固定さ
れている。フロアキャビネット10の上面にはカウンター
12が固定され、左端にクックトップ12a及びその操作部1
2bを備え、右側には水栓12cを付属したシンク12dが組み
込まれている。フロアキャビネット10及びウォールキャ
ビネット11はそれぞれ引き出し10a式及び扉10b,11a式の
収納部を備え、これらの中に食器や調理用具及び食品等
を収納保管する。なお、ウォールキャビネット11の左端
には排気フード11bを備えてこれをクックトップ12aの真
上に位置させている。
中に大きく突き出た配置であり、第1図のように引き出
し10a式の収納部を備えると共に、間口方向の反対側の
面にも同様な収納部を設けて両面使い勝手のレイアウト
とする。そして、この両面使い勝手のフロアキャビネッ
ト10の真上に吊り棚1が天井Aから吊り下げられてい
る。
棚部3とから構成されている。支持ロッド2は適切な強
度を持つ鋼線を素材としたもので、上端の固定具2aをビ
ス止め等によって天井Aに固定して鉛直姿勢に吊り下げ
られる。そして、強度を持たせるために適当数の斜材2b
を上下に走らせると共に上下端には変形防止のための補
強環2cを設けている。て一体化している。棚部3も同様
に鋼線3aを編んだもので載せた小物類が落ちない程度の
格子状に形成され、周縁にはリム3bを立ち上げている。
そして、鋼線3aの網目部分は、第3図のように4本の支
持ロッド2が造る四角形の領域を除いて形成され、この
領域を開口4として棚部3を上下方向に開放している。
ト5がホルダ5aによって姿勢を自在に変えられるように
取り付けられている。ライト5のコード5bは天井Aに設
けたコンセント5cに接続されており、ライト5自体に設
けたスイッチ又は厨房に設けた専用のスイッチによって
点灯及び消灯が可能である。
4本の棒状材であり棚部3も鋼線3aを利用した網体状な
ので、従来のようにパネルを使ったものに比べると重圧
感がなく、厨房空間を狭く感じさせることがない。ま
た、棚部3に品物を載せていても、開口4からライト5
の光路を通せばカウンター12面を明るく照らすことがで
き、しかも天井Aに設けた室内灯Lからの光を遮る度合
も小さいので、明るい厨房空間が得られる。
のような品物が保管されているかが一目瞭然であり、調
味料やその他の管理も簡単になる。また、棚部3の中央
寄りに載せた品物を取り扱うときには、開口4からロッ
ド2の隙間をぬって手を差し込めばよく、従来構造のよ
うに外側から大きく手を伸ばす必要もない。
にS字状のフック6aをリム3b又は網部分に掛ければ、杓
子等の調理用具6を簡単に保管できる。そして、網構造
の通気性を利用すれば、半乾きの布巾等の乾燥や、乾燥
させたい食物や熟成度の足りない果物等を載せておくの
に好適である。
を第4図から第6図に示す。
持ロッド2等の他の構成は前述のものと全く同様であ
る。このように棚部3を2段としておけば、収納する品
物を増やすことができるほか、たとえば下段の棚部3を
品物保管用とし、上段の棚部3を観葉植物やその他の飾
り物専用として使うことができる。したがって、調理用
具や食器等の保管だけでなく、厨房空間のインテリアの
向上にも貢献できる。
ある。4本の支持ロッド2のそれぞれは天井Aに固定し
た昇降機構7に連接され、棚部3の高さをこの昇降機構
7のストロークの範囲で任意に設定可能となっている。
昇降機構7としては、たとえばドアの開閉機構やその他
の機械等に利用されているいわゆる「ガススプリング」
等が採用でき、棚部3を手で持って上下に自由に動かし
て高さを設定し、その設定位置を保持できるようなロッ
ク等を備えることが好ましい。また、手動式に変えて空
気圧等を利用したシリンダを昇降機構7とし、ポンプを
作動させて棚部3を電動式で上下させる構成とすること
も無論可能である。
れば、レベルを下げて楽に品物を取り扱うことができ、
使い勝手が向上する。また、棚部3を十分下まで下げる
と、その表面部分の掃除も簡単に行え清潔な厨房空間が
維持される。更に、ライト5のレベルも同時に変化する
ので、照明の雰囲気までも変えることができ、品物の保
管だけでなく機能の拡充も可能となる。
で、棚部3には環状の旋回リング8が一体に組み込まれ
ている。この旋回リング8は開口4に造る部材を兼ねた
もので、下面には溝8aが全周に刻みこまれている。一
方、支持ロッド2の下端には第6図(a)のように上側
に屈曲したフック部2dが形成され、このフック部2dを溝
8aに嵌め込むことによって旋回リング8が支持されると
共に旋回可能に連接される。
ド2の周りで旋回し、その位置を自在に変えることがで
きる。このため、必要とする品物を作業する側に移して
取り扱うことができ、使い勝手の向上が図られる。
もよい。この場合でも、ライト5や室内灯Lの照明を遮
ることはなく、品物の存在の確認等も簡単に行える。ま
た、透明ガラス9は第6図のものに限らず他の例の場合
でも組み込むことができ、特に液状物や粉を入れた壜等
のように溢れやすい品物の保管に好適である。更に、第
4図から第6図の例を組み合わせた構成、すなわち棚部
3を2段とすると共に昇降可能としこれに加えて棚部3
が旋回できるようにすることも可能である。
棚部3自体を透明ガラスや透明プラスチックプレート等
で製作し、棚部3に光透過可能な構造を持たせれば、同
様な作用効果が得られる。
を設けているが、これに代えてダイニングテーブルの上
に配置するようにしてもよい。
ッドの下端に透光性を有する棚部を設けると共にこの棚
部のほぼ中央に開口を備え、開口部分からも品物が取り
扱えるようにしている。このため、棚部の中央に置いた
品物でも開口から手を差し込めば簡単に取り出すことが
でき、しかも吊り棚全体が光透過可能なので従来構造に
比べると圧迫感を無くすことができる。また、支持ロッ
ドと網目状等の光透過構造の棚部の組み合わせによって
室内灯等の照明を遮ることがなく、明るい厨房環境が得
られ、また下からでも品物の存在やその位置等が簡単に
確認でき、従来のパネル構造に比べると使い勝手が格段
に向上する。
図、第2図は概略正面図、第3図は概略平面図、第4図
は棚部を2段とした例の概略図、第5図は棚部を昇降可
能とした例の概略図、第6図(a)は棚部を旋回可能と
した例の要部縦断面図、第6図(b)は同図(a)の底
面図、第7図は従来例を示す図である。 1:吊り棚 2:支持ロッド、2a:固定具 2b:斜材、2c:補強環 2d:フック部 3:棚部、3a……鋼線 3b:リム 4:開口 5:ライト、5a:ホルダ 5b:コード、5c:コンセント 6:調理用具、6a:フック 7:昇降機構 8:旋回リング、8a:溝 9:透明ガラス 10:フロアキャビネット 10a:引き出し、10b:扉 11:ウォールキャビネット 11a:扉、11b:排気フード 12:カウンター、12a:クックトップ 12b:操作部、12c:水栓 12d:シンク A:天井、B:床 C:壁、L:室内灯
Claims (2)
- 【請求項1】天井に上端を固定した支持ロッドと、該支
持ロッドの下端に設けられた透光性を有する棚部とを備
え、該棚部のほぼ中央部に手が自由に差し込める大きさ
の開口を開けたことを特徴とする厨房等に備える吊り
棚。 - 【請求項2】前記棚部は、鋼線等の線材を素材として格
子状に編んだ構成であることを特徴とする請求項1記載
の厨房等に備える吊り棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989123499U JPH08905Y2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | 厨房等に備える吊り棚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989123499U JPH08905Y2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | 厨房等に備える吊り棚 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0364042U JPH0364042U (ja) | 1991-06-21 |
JPH08905Y2 true JPH08905Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=31671473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989123499U Expired - Lifetime JPH08905Y2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | 厨房等に備える吊り棚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08905Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-20 JP JP1989123499U patent/JPH08905Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0364042U (ja) | 1991-06-21 |
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