JPH0887450A - 情報記憶装置 - Google Patents

情報記憶装置

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JPH0887450A
JPH0887450A JP6221629A JP22162994A JPH0887450A JP H0887450 A JPH0887450 A JP H0887450A JP 6221629 A JP6221629 A JP 6221629A JP 22162994 A JP22162994 A JP 22162994A JP H0887450 A JPH0887450 A JP H0887450A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダ−ティなデ−タのみキャッシュを二重化
し、クリ−ンなデ−タのみ二重化しないで一重化するよ
うにして小容量高速記憶媒体の領域を有効に利用するこ
とができ、キャッシュの効果を保ちながら障害復旧を行
なう情報記憶装置を提供すること。 【構成】 二つの同じ大きさの高速小容量記憶媒体3a,
3bを低速大容量記憶媒体4 のキャッシュとして用い、二
つのキャッシュの両方にデータが存在する二重化データ
を格納する二つのブロックアドレスを対応づける管理テ
−ブル30a ,30bをもち、二重化ブロックと通常(一重
化)ブロックが混在する記憶装置において、クリーンな
ブロックへのライトが発生した場合に、二つのキャッシ
ュの両方にライト(データを二重化)し、そのブロック
の状態をダーティとし、大容量記憶媒体4 から片方のキ
ャッシュの通常ブロックにコピーした場合に、ブロック
状態をクリーンとするようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダーティなデータのみを
二重化して信頼性を向上させ、クリーンなデータは二重
化しないで一重化するようにした情報記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、記憶装置の信頼性を向上するため
に記憶媒体を二重化し、もし片方の記録媒体に障害が発
生しても、データを失わないようにし、復旧処理によっ
て予備の記憶媒体に正常な記憶媒体からデータをコピー
し二重化を維持するものがある。
【0003】特開平5−27918公報では、記憶媒体
上のファイルラベルと呼ぶ領域に、ファイルが二重化さ
れているか否かの情報を記録しておき、障害が発生した
場合に、二重化されているファイルに関しては復旧する
ものがある。しかし、この方法では障害が発生した場合
に二重化されていないファイルは失われてしまうという
問題がある。
【0004】復旧処理に関しては、復旧処理中に通常の
アクセスを停止しないことを目的とし、復旧した箇所と
未復旧の箇所の境界という概念を用いて、復旧処理中に
アクセスが要求されたブロックについて復旧すべきか否
かを判定するもの(特開平5−35413号公報)や、
通常アクセスを停止せずさらに復旧時間の短縮を目的と
して、通常アクセスがライトの場合には、正常な記憶媒
体からデータを生成せずに直接予備記憶媒体に書き込む
もの(特開平5−88988公報)がある。
【0005】また、容量の大きな低速な記憶媒体上のデ
ータを高速にアクセスする一般的な方法として、容量は
小さいが高速な記録媒体をキャッシュとして使用するも
のがある。キャッシュに対して、低速な媒体を二次記憶
と呼ぶ。ホストのアクセス頻度の高いデータをキャッシ
ュにコピーしておき、リード時では、キャッシュにデー
タがあれば(これをキャッシュにヒットすると呼ぶ)高
速のアクセスが可能である。ライト時ではキャッシュへ
データをライトした時点でホストに終了を通知し、ライ
トの速度を向上させる。このキャッシュ上のデータの状
態をダーティであると呼び、ホストに終了通知した後で
二次記憶にライトしておく。このデータのようにキャッ
シュのデータと二次記憶のデータの内容が等しいときの
デ−タの状態をクリーンと呼ぶ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、キャッシュの
信頼性を向上するために二重化する場合には、次のよう
な問題がある。まず第1にキャッシュ内のデータを全て
二重化するとクリーンなデータも二重化され、二次記憶
にあるオリジナルのデータを合わせると三重化になって
しまい、余分なデータ領域をもつことになる。無駄を省
くためには、上述した特開平5−27918号公報のよ
うに二重化と非二重化ファイルの共存が必要であるが、
二重化されていないファイルのデータも復旧する必要が
ある。また、キャッシュではファイルよりも細かいブロ
ック単位での管理が要求される。
【0007】第2に、障害復旧中にアクセスを停止しな
い場合は、復旧処理をするデータの順番が、アクセス頻
度に関係ない場合、アクセス要求があってからデータを
復旧する可能性が高く、復旧に要する時間によってキャ
ッシュとしての効果が弱くなる。
【0008】また、障害にそなえて通常予備の記憶媒体
を用意して置く必要がある。さもないと障害が発生した
時点で、二重化の状態に復旧することができず、残った
キャッシュに障害が発生するとデータが失われる。つま
り、二重化と予備をあわせてキャッシュデータの3倍の
記憶量がキャッシュ用に必要になるという問題点があ
る。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的はダ−ティなデ−タのみキャッシュを二重
化し、クリ−ンなデ−タは二重化しないで一重化するよ
うにして小容量高速記憶媒体の領域を有効に利用するこ
とができる情報記憶装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる情報記
憶装置は、外部装置からのデ−タを記憶する情報記憶媒
体と、この情報記憶媒体のキャッシュとして用いられる
第1及び第2のキャッシュメモリと、前記第1及び第2
のキャッシュメモリにデ−タを記憶する際に、前記情報
記憶媒体からのデ−タは、前記第1及び第2のキャッシ
ュメモリの内の1つのキャッシュメモリに記憶する第1
の処理手段と、前記第1及び第2のキャッシュメモリに
デ−タを記憶する際に、前記外部装置からのデ−タは、
前記第1及び第2のキャッシュメモリに同一のデ−タを
記憶する第2の処理手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0011】請求項2に係わる情報記憶装置は、デ−タ
を記憶する情報記憶媒体と、この情報記憶媒体のキャッ
シュとして用いられる第1乃至第3のキャッシュメモリ
と、前記第1及び第2のキャッシュメモリにデ−タを記
憶する際に、前記情報記憶媒体からのデ−タは、前記第
1及び第2のキャッシュメモリの内の1つのキャッシュ
メモリに記憶する第1の処理手段と、前記第1及び第2
のキャッシュメモリにデ−タを記憶する際に、前記外部
装置からのデ−タは、前記第1及び第2のキャッシュメ
モリに同一のデ−タを記憶する第2の処理手段と、前記
第1及び第2のキャッシュメモリの内の1つのキャッシ
ュメモリに障害が発生したことを検知する検知手段と、
前記検知手段によってキャッシュメモリに障害が発生し
たことが検知された場合に、障害が発生したキャッシュ
メモリに記憶されているデ−タの内で、前記情報記憶媒
体からのデ−タは、前記情報記録媒体から再度読出して
デ−タを前記第3のキャッシュメモリに記憶させ、前記
外部装置からのデ−タは、障害が発生していないキャッ
シュメモリに記憶されている同一デ−タを第3のキャッ
シュメモリに記憶させる第3の処理手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0012】請求項3に係わる情報記憶装置は、前記障
害が発生したキャッシュメモリのデ−タをブロック単位
で上記第3のキャッシュメモリに復旧する復旧手段と、
前記ブロックをアクセス頻度の順番に並べたリストと、
このリストを作成する手段とを具備し、前記復旧手段は
上記リストを参照してアクセス頻度の高いブロックから
復旧することを特徴とする。
【0013】請求項4に係わる情報記憶装置は、前記障
害が発生したキャッシュメモリのデ−タをブロック単位
で前記第3のキャッシュメモリに復旧する復旧手段とを
有し、上記復旧手段はクリーンデータの修復を、ダーテ
ィデータの修復よりも優先させたことを特徴とする。
【0014】請求項5に係わる情報記憶装置は、前記障
害のあったキャッシュのデータをブロック単位で第3の
キャッシュメモリに復旧する復旧手段とを有し、前記復
旧手段はダーティデータの修復をクリーンデータの修復
よりも優先させることを特徴とする。
【0015】請求項6に係わる情報記憶装置は、外部装
置からのデ−タを記憶する情報記憶媒体と、この情報記
憶媒体のキャッシュとして用いられる第1乃至第3のキ
ャッシュメモリと、前記第1乃至第3のキャッシュメモ
リにデ−タを記憶する際に、前記情報記憶媒体からのデ
−タは、前記第1のキャッシュメモリに記憶する第1の
処理手段と、前記第1乃至第3のキャッシュメモリにデ
−タを記憶する際に、前記外部装置からのデ−タは、前
記第2及び第3のキャッシュメモリに同一のデ−タを記
憶する第2の処理手段とを具備したことを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1において、外部装置からのデ−タを記
憶する情報記憶媒体のキャッシュとして用いられる第1
及び第2のキャッシュメモリにデ−タを記憶する際に、
第1の処理手段により情報記憶媒体からのデ−タは、前
記第1及び第2のキャッシュメモリの内の1つのキャッ
シュメモリに記憶させるようにし、第1及び第2のキャ
ッシュメモリにデ−タを記憶する際に、第2の処理手段
により外部装置からのデ−タは、前記第1及び第2のキ
ャッシュメモリに同一のデ−タを記憶させるようにして
いる。
【0017】請求項2において、外部装置からのデ−タ
を記憶する情報記憶媒体のキャッシュとして用いられる
第1及び第2のキャッシュメモリにデ−タを記憶する際
に、第1の処理手段により情報記憶媒体からのデ−タ
は、前記第1及び第2のキャッシュメモリの内の1つの
キャッシュメモリに記憶させるようにし、第1及び第2
のキャッシュメモリにデ−タを記憶する際に、第2の処
理手段により外部装置からのデ−タは、前記第1及び第
2のキャッシュメモリに同一のデ−タを記憶させ、キャ
ッシュメモリに障害が発生したことが検知された場合
に、第3の処理手段により障害が発生したキャッシュメ
モリに記憶されているデ−タの内で、情報記憶媒体から
のデ−タは、情報記録媒体から再度読出してデ−タを第
3のキャッシュメモリに記憶させ、外部装置からのデ−
タは、障害が発生していないキャッシュメモリに記憶さ
れている同一デ−タを第3のキャッシュメモリに記憶さ
せるようにしている。
【0018】請求項3において、第3のキャッシュメモ
リへのデ−タの復旧はアクセス頻度の高いブロックから
復旧するようにしている。請求項4において、復旧手段
はクリーンデータの修復を、ダーティデータの修復より
も優先させるようにしている。
【0019】請求項5において、復旧手段はダーティデ
ータの修復をクリーンデータの修復よりも優先させるよ
うにしている。請求項6において、情報記憶媒体のキャ
ッシュとして用いられる第1乃至第3のキャッシュメモ
リにデ−タを記憶する際に、第1の処理手段により情報
記憶媒体からのデ−タは、前記第1のキャッシュメモリ
に記憶させ、外部装置からのデ−タは、第2の処理手段
により第2及び第3のキャッシュメモリに同一のデ−タ
を記憶させるようにしている。
【0020】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例に係わ
る情報記憶装置について説明する。図1は情報記憶装置
のシステム構成図である。図1において、1 は本発明装
置が接続されるホスト(図示しない)とのデータの交換
を行うホストI/O(入出力)部である。このI/O部
1 内にはホストとのリ−ドあるいはライトデ−タを一時
記憶しておくバッファ2 が設けられている。
【0021】また、3 は三つの磁気記憶ディスクのよう
な高速の記憶媒体のキャッシュ3a,3b,3cからなるデータ
キャッシュ部である。ここで、キャッシュ3a,3b,3cにそ
れぞれキャッシュ番号0 ,1 ,2 を付する。
【0022】また、4 はMOのような低速大容量媒体を
複数使い、データに冗長コードをつけ加えて信頼性を向
上させた高信頼低速大容量記憶装置しての二次記憶装置
である。ここで、MOにはメディア番号が付けられてお
り、二次記憶装置4 のブロックアドレスは上位がメディ
ア番号を意味し、下位がメディア内のブロックアドレス
を表すようになっている。そして、ホストがアクセスす
る際は、この二次記憶装置4 のブロックアドレスによっ
て指定する。また、この実施例では、二次記憶装置4 の
ブロックサイズとキャッシュのブロックサイズを等しい
としているが、一方が他方の正数倍になっていても問題
はない。
【0023】また、6 は本装置を統括して制御する制御
部である。この制御部6 は、CPU7 、ROM8 、RA
M9 、管理テーブル10、カウンタ11、キャッシュステー
タステーブル12、修復モード13、障害発生フラグ14から
構成される。
【0024】制御部6 はホストI/O部1 からコマンド
の読み出し、ホストI/O部1 とキャッシュ3 と二次記
憶装置4 の3者間のデータ転送、キャッシュ3 の管理、
キャッシュ3 の障害復旧処理を行なう。
【0025】CPU7 はROM8 に記憶されているプロ
グラムを実行し、装置全体の制御を行う。RAM9 はプ
ログラムを実行させるための領域である。管理テーブル
10はキャッシュ3 を管理するためのテーブル(管理テー
ブル番号0と管理テーブル番号1の二つのテーブルから
なる)である。カウンタ11は各キャッシュ3a,3b,3cへ
のアクセスの回数を計数するカウンタである。キャッシ
ュステータステーブル12は各キャッシュ3a,3b,3cの状
態を格納するテ−ブルである。修復モード記憶部13
は、設定された3つの修復モ−ド(信頼性重視・性能重
視・自動)を記憶しておくメモリ領域である。
【0026】なお、管理テーブル10、カウンタ11、キ
ャッシュステータステーブル12、修復モード13、障害発
生フラグ14はバッテリ15 でバックアップされたNVM
(Nonvolatile Memory )上のある。
【0027】次に、図2を参照してキャッシュステータ
ステーブル12について詳細に説明する。このキャッシュ
ステータステ−ブル12は各キャッシュ3a,3b,3c毎に管
理テーブル番号22、フェーズ23、モード24を備えてい
る。
【0028】まず、管理テーブル番号22は、キャッシュ
3a,3b,3cの情報を格納して管理している管理テーブル
の番号を表す。フェーズ22は『使用中・故障中・スタン
バイ・復旧中・キャッシュ無し』の5つのキャッシュ3
a,3b,3cの状態をとる。ここで、『使用中』とは対応
する媒体がキャッシュとして使用されていること、『故
障中』とは媒体に障害が発生し使用を停止しているこ
と、『スタンバイ』とは障害復旧用であり使用を停止し
ていること、『復旧中』とはリザーブ状態から故障中の
キャッシュの交替をするためにデータを復旧しているこ
と(復旧が終了すれば使用中に遷移する)、『キャッシ
ュ無し』とは故障中の媒体を交換しているような場合で
システムに対応する媒体がないことをそれぞれ示す。
【0029】モード24には『クリーンオンリ・ダーティ
オンリ・混在・使用禁止』の4つモ−ドがある。ここ
で、『クリーンオンリ』とはクリーンなデータ(キャッ
シュに障害が発生しても二次記憶からデータを復旧でき
る)のみを格納すること、『ダーティオンリ』とはダー
ティなデータ(キャッシュに障害が発生した場合には、
二次記憶からデータを復旧することはできないので、別
のキャッシュにそのデータをバックアップ(二重化)し
ておく必要がある)のみを格納すること、『混在』とは
その両者を格納することを示している。
【0030】同じ管理テーブル番号をもつキャッシュの
フェーズが両方とも使用中である場合、その二つのキャ
ッシュは全て二重化されており、同一ブロックアドレス
のブロックでデータの二重化を行う(従来からある二重
化と同じである)。
【0031】使用中のキャッシュが二つあっても異なる
管理テーブル番号を有しているならば、これらのキャッ
シュ上のデータ全てが二重化されているわけではなく、
各ブロック単位で二重化しているブロックと二重化して
いないブロックが混在している。
【0032】また、フェーズ23が『復旧中』または『リ
ザーブ』の記憶媒体をリザーブキャッシュと呼ぶことに
する。図2のキャッシュステ−タステ−ブルによれば、
キャッシュ番号0のキャッシュ3aは、管理テーブル0に
管理され、『混在』モードであり、媒体に異常ない。
【0033】また、キッシュ番号1番のキャッシュ3bは
管理テーブル1に管理され、『混在』モードであり、媒
体に異常ない。次に、図3を参照して管理テ−ブル10に
ついて詳細に説明する。管理テーブル10は管理テーブル
番号が0の管理テーブル30a と管理テーブル番号が1の
管理テーブル30b の2つからなる。管理テーブル10の一
つの段が一つのキャッシュのブロックに対応し、ブロッ
クアドレスの順番に並べられている。これによって、ブ
ロックアドレスと管理テーブル内の段が対応づけられて
いる。
【0034】二次記憶ブロックアドレス31は、キャッシ
ュのデータを二次記憶装置4 へ格納するときの二次記憶
装置4 上のアドレスである。ここで、二次記憶ブロック
アドレスが『−1』の場合は、この段に対応するブロッ
クアドレスのキャッシュブロックが使用されていないこ
と(空きブロックと呼ぶ)を示している。なお、初期化
時はテーブル内の全ての二次記憶ブロックアドレス31は
『−1』にされている。
【0035】また、バックアップブロックアドレス32
は、二重化ブロックでない場合には『−1』を格納し、
二重化ブロックの場合は、二重化した相手のブロックの
ブロックアドレスを格納している。なお、キャッシュ方
式ではキャッシュ上のデータがクリーンなデータである
か、ダーティなデータであるかを管理する必要がある
が、本発明では、クリーンなブロックは二重化せずダー
ティなブロックは必ず二重化するので、この管理テーブ
ルのバックアップブロックアドレス32によって、その管
理ができる。
【0036】また、ダーティブロックがキャッシュアウ
トされる場合は、二次記憶装置4 にこのブロックのデー
タをコピーする必要があるが、クリーンブロックがキャ
ッシュアウトされる場合には二次記憶装置4 にそのブロ
ックと同じデータが残っているのでコピーする必要はな
い。
【0037】また、アクセス頻度リスト34は全てのキャ
ッシュ上のデータをアクセス頻度の高い順番つなげるも
ので、前接続ブロック33が順番が一つ前の(アクセス頻
度が高い)ブロックを管理している管理テーブルの管理
テーブル番号33a とブロックアドレス33b を表し、後接
続ブロック34が順番が一つ後の(アクセス頻度が低い)
ブロックを管理している管理テーブルの管理テーブル番
号34a とブロックアドレス34b を表す。ここで、キャッ
シュアウトするブロックはアクセス頻度の低い順番に選
ぶ。この実施例ではアクセス頻度にLRU(Least Rece
ntly Used )を使用している。LRUはアクセスされた
時刻の最も古いブロックがアクセス頻度の低いものであ
るとする方式である。
【0038】また、ステータス36は、『データ無効』
(キャッシュの障害が発生してデータが無効である)、
『二重化データ無効』(対応する二重化したブロックに
障害)、、『異常無し』の三つの値をとる。
【0039】次に、図4を参照してアクセス頻度リスト
情報40について詳細に説明する。図4において、アクセ
ス頻度リスト情報40はアクセス頻度の先頭つまりアクセ
ス頻度が最も高いブロックのテーブル番号とブロックア
ドレスをアクセス頻度リスト先頭ブロック番号41を格納
すると共に、リストの末尾つまりアクセス頻度が最も低
いブロックのテーブル番号とブロックアドレスをアクセ
ス頻度末尾ブロック番号42を格納する。なお、初期化時
にはアクセス頻度リスト先頭ブロック番号41及びアクセ
ス頻度末尾ブロック番号42には『−1』が格納されてい
る。(−1であることはキャッシュ上にデータがない場
合である。) 次に、図3の管理テ−ブル(テ−ブル番号0)、管理テ
−ブル(テ−ブル番号1)で示される具体的内容につい
て説明する。前述したように、キャッシュステータステ
ーブル12によって、テーブル番号0の管理テーブルとテ
ーブル番号1の管理テーブルは、それぞれキャッシュ0
とキャッシュ1に対応したテ−ブルである。管理テーブ
ルが管理するキャッシュは1つずつであるので、二重化
した場合は、キャッシュ0とキャッシュ1内のブロック
で二重化される。
【0040】管理テ−ブル30aによれば、キャッシュ0
のブロックアドレス5のブロックは、メディア番号0の
メディアのブロックアドレス100に格納されるデータ
であり、バックアップブロックアドレスが『−1』であ
るので、二重化ブロックではなく、異常はない。さら
に、キャッシュ0のブロックアドレス10のブロック
は、メディア番号1のメディアのブロックアドレス20
に格納されるデータであり、二重化されたブロックがも
う一方のテーブルに対応するキャッシュ1のブロックア
ドレス30のブロックであり、異常はない。さらに、キ
ャッシュ0のブロックアドレス50のブロックは、メデ
ィア番号4のブロックアドレス15に格納されるデータ
であり、二重化ブロックではなく、異常はない。
【0041】また、管理テ−ブル30b によれば、キャッ
シュ1のブロックアドレス10のブロックは、メディア
番号2のブロックアドレス10に格納されるデータであ
り、二重化ブロックではなく、異常はない。さらに、キ
ャッシュ1のブロックアドレス30のブロックは、メデ
ィア番号1のメディアのブロックアドレス20のブロッ
クに格納されるデータであり、二重化されたブロックが
もう一方のテーブルに対応するキャッシュ0のブロック
アドレス10のブロックであり、異常はない。
【0042】アクセス頻度の高いブロックを順番になら
べると、図4のアクセス頻度リスト情報40及び管理テ−
ブル30a ,30b より、キャッシュ0のブロックアドレス
5のブロック→キャッシュ1のブロックアドレス10の
ブロック→キャッシュ0のブロックアドレス10のブロ
ック→キャッシュ0のブロックアドレス100のブロッ
ク→……キャッシュ0のブロックアドレス400のブロ
ック→キャッシュ0のブロックアドレス50のブロック
になる。つまり、キャッシュからブロックを追い出す場
合には、アクセス頻度末尾ブロック番号42のテ−ブル番
号及びブロックアドレスで示されたキャッシュ0のブロ
ックアドレス50のブロックが最初に追い出される。
【0043】次に、上記のように構成された本発明の一
実施例の動作について説明する。以下、『リ−ド』、
『ライト』、『障害発生時の処理』、『ブロックの復
旧』、『復旧』処理について図5乃至図10を参照して
説明する。
【0044】まず、二次記憶装置4 からのデ−タのリ−
ド(読み出し)処理について説明する。本記憶装置が接
続されているホスト(図示しない)はホストI/O部1
にリードコマンドをおくることによって、リード処理が
開始される。リードコマンドには、読み出すデータの先
頭ブロックの二次記憶ブロックアドレス及びデータの長
さ(ブロック単位)が含まれている。このコマンドを受
けると、ホストI/O部1 は、制御部6 にコマンドあり
の信号を送り、制御部6 はリ−ドコマンドをI/O部か
ら受信する(ST501)。
【0045】そして、制御部6 は受信した先頭のブロッ
クの二次記憶ブロックアドレスを取り出し読み出しブロ
ックアドレスとしてRAM9 に記憶し、先頭ブロックア
ドレスにデータの長さを加え最終ブロックアドレスを求
めてRAM9 に記憶する(ST502)。
【0046】次に、この二次記憶ブロックアドレスで示
されるデータがキャッシュ3 にヒットするかを調べる
(ST503)。そのために、管理テーブル30a ,30b
にこの2次記憶ブロックアドレスがあるかを検索する。
もし有ればキャッシュ3 に存在することになり、キャッ
シュ3 内のブロックアドレスとこのデータを格納してい
るキャッシュ3 のキャッシュ番号をRAM9 に格納し、
なければキャッシュ3 に存在しないことになるので、S
T507に分岐してキャッシュ3 上にブロックを確保す
る。このキャッシュ3 上のブロック確保については、図
7を参照して後で説明する。
【0047】ここで、ブロックアドレスは二次記憶ブロ
ックアドレスが見つかったテーブルの段の数であり、ま
たキャッシュ番号はキャッシュステータステーブルから
求める。キャッシュ番号は一つだけでなく二つあること
がある。
【0048】キャッシュ3 にあれば、その管理テーブル
のステータスからブロックに障害があるかを調べる(S
T504)。ステータスがデータ無効または二重化デー
タ無効であれば、ブロックの復旧を行なって(ST50
5)から、ST506に進む。ブロックの復旧の方法に
ついては図9を参照して説明する。
【0049】ところで、ST503ではキャッシュ3 に
なかった場合は、ブロック確保処理を引き数を『−1』
として呼びだし、キャッシュ番号とブロックアドレスを
RAM9 に得て(ST507)、ST508で、二次記
憶ブロックアドレスで指定されるデータを、二次記憶装
置4 から確保したキャッシュ3 にコピーし、確保された
ブロックに対応する管理テーブルに二次記憶ブロックア
ドレスを格納し、ステータスを異常無しとしST506
に進む。
【0050】ST506では、キャッシュ3 上に得られ
たデータをI/O部1 に転送し、リードしたブロックを
アクセス頻度リスト34の先頭に挿入するために、アクセ
ス頻度リスト先頭ブロック番号41で示されるブロックに
対応している管理テーブル10の前接続に、リードしたキ
ャッシュ3 のブロックのテーブル番号とブロックアドレ
スを格納し、このリードしたキャッシュ3 のブロックに
対応する管理テーブルの後接続に、アクセス頻度リスト
先頭ブロック番号のブロック番号とブロックアドレスを
格納する。そして、転送したブロックが最終のブロック
であるかをRAM9 上の読み出しブロックアドレスとし
て最終ブロックアドレスと比較して判定する(ST50
9)。
【0051】このST509の判定で『最終ブロックで
ない』と判定された場合には、RAM9 上の読み出しブ
ロックアドレスを『1』だけ加算して(ST510)か
らST503に戻り、ST503以降の処理を繰り返
す。
【0052】このST509で『最終ブロックである』
と判定された場合には、ホストI/O部1 に転送終了を
通知する。この通知に応答してホストI/O部1 は、制
御部6 の制御下でキャッシュ3 から送られてくるデータ
をホスト(図示しない)に転送する。そして、制御部6
から転送終了を受信すると、ホスト(図示しない)に転
送終了を送信する。このようにして、二次記憶装置4 の
リ−ド処理がなされる。
【0053】次に、二次記憶装置4 への書き込み(ライ
ト)処理について説明する。本記憶装置が接続されてい
るホスト(図示しない)が、ホストI/O部1 にライト
コマンドを送信することによって、ライト処理が開始さ
れる。
【0054】ここで、ライトコマンドには、書き込むデ
ータの先頭ブロックの二次記憶ブロックアドレス、及び
データの長さ(ブロック単位)が含まれている。ホスト
I/O部1 は、ライトコマンドを受信すると、制御部6
にコマンドがありの信号を送り、制御部6 がライトコマ
ンドをI/O部1 から受信する(ST601)。
【0055】制御部6 は受信した先頭のブロックの二次
記憶ブロックアドレスを取り出して読み出しブロックア
ドレスとしてRAM9 に記憶し、先頭ブロックアドレス
にデータの長さを加え最終ブロックアドレスを求めRA
M9 に記憶する(ST602)。
【0056】次に、二次記憶ブロックアドレスで示され
るデータがキャッシュ3 にヒットするかを調べる(ST
603)。そのために管理テーブルにこのブロックアド
レスがあるかを検索する。もし、有ればキャッシュ3 に
存在することになり、キャッシュ3 内のブロックアドレ
スとこのデータを格納しているキャッシュ3 のキャッシ
ュ番号をRAMに格納し、なければキャッシュ3 に存在
しないことになるので、ST607でキャッシュを確保
する。このキャッシュの確保は図7のフロ−チャ−トを
参照して後述する。
【0057】ところで、ブロックアドレスは二次記憶ブ
ロックアドレスが見つかったテーブルの段の数であり、
またキャッシュ番号はキャッシュステータステーブル12
から求める。キャッシュ番号は一つだけでなく二つある
ことがある。
【0058】キャッシュ3 にあれば、その管理テーブル
のバックアップブロックアドレスからブロックが二重化
ブロックであるか(バックアップブロックアドレスが
『−1』でなければブロックが二重化されており、バッ
クアップブロックアドレスが『−1』でなら二重化され
ていない)、キャッシュがクリ−ンオンリであるかを調
べる(ST604)。
【0059】このST604の判定で、二重化されてい
ない(つまりクリーン)とされた場合、ライトによって
データがダーティとなるので、キャッシュ3 の障害に備
え二重化するため、キャッシュヒットしたテーブル番号
ではないもう一方のテーブル番号を引き数として確保処
理を呼び出し(ST605)、ST606に進む。
【0060】また、ヒットしたテーブル番号のキャッシ
ュがクリーンオンリであるならば、そのブロックを空き
ブロックとし、アクセス頻度リストから取り外してST
607に進む。リストからの取り外しの方法はブロック
の確保で説明する方法と同じである。
【0061】ST603でキャッシュになかった場合、
ST607で以下のようにキャッシュの確保を行う。ラ
イトが許可されているキャッシュを見つけるために、キ
ャッシュステータステーブル12からモードがダーティオ
ンリまたは混在であるキャッシュを探す。該当するキャ
ッシュを2つ見つけることができるはずで、そのキャッ
シュが同じテーブル番号であればそのテーブル番号を引
き数として確保処理を呼びだし、テーブル番号が異なれ
ば二つのテーブル番号それぞれ引き数としたブロックの
確保処理を2回行う(ST607)。確保されたキャッ
シュ番号とキャッシュアドレスは確保処理によってRA
M9 に格納されている。確保後ST606へ進む。
【0062】ST606では確保された二つのキャッシ
ュ両方に、ホストI/0部1 からデータを転送し、ライ
トしたブロックをアクセス頻度リスト34の先頭に挿入す
るために、アクセス頻度リスト先頭ブロック番号で示さ
れるブロックに対応している管理テーブルの前接続に、
ライトしたキャッシュブロックのテーブル番号とブロッ
クアドレスを格納し、このライトしたキャッシュブロッ
クに対応する管理テーブルの後接続に、アクセス頻度リ
スト先頭ブロック番号のブロック番号とブロックアドレ
スを格納し、そのキャッシュのブロックに対応する管理
テーブルのステータスを異常無しにする。
【0063】そして転送後、転送したブロックが最終の
ブロックであるかをリ−ドと同様に判定し(ST60
8)、最終でなければ読み出しブロックアドレスを
『1』だけ加算してST603にもどる。最終ブロック
であればホストI/O部1 に転送終了を通知する。ま
た、ホストI/O部1 は、ホストから送られてくるデー
タをバッファリングし、制御部6 の制御下でキャッシュ
にデータを転送し、制御部6 から転送終了を受信して、
ホストに転送終了を送信する。以上のようにして、二次
記憶装置4 へのライト処理が終了する。
【0064】次に、キャッシュの領域確保について図7
を参照して説明する。この領域確保は、まずテーブル番
号を引き数として呼び出され処理を開始される(ST7
01)。どちらのキャッシュからブロックを確保しても
構わない場合は引き数の値は『−1』を使用する。
【0065】まず、ST701でテーブル番号によって
指定された管理テーブルから空きブロック(二次記憶ブ
ロックアドレスが『−1』であるブロック)を探す。引
き数が「−1」の場合はカウンタの値の小さなテーブル
から空きブロックを探し、なければ他のテーブルから空
きブロックを探す。空きブロックがあれば、ST706
でそのテーブル番号とブロックアドレスをRAM9 に格
納してリターンし、なければ、カウンタ値の小さなテ−
ブル番号を引数としてST702に進む。
【0066】ST702の判定で空きがないと判定され
た場合は、以下のST703でキャッシュアウトするブ
ロックを決定する。アクセス頻度リスト情報のアクセス
頻度末尾ブロック42で示される番号からアクセス頻度の
最も低い順番に管理テーブルをたぐり、最初に見つかっ
た引き数で指定されたテーブル番号のブロックを、ビク
ティムブロック(キャッシュから追い出されるブロッ
ク)と呼ぶ。ビクティムブロックのブロックアドレスと
キャッシュ番号をRAM9 に読み出す。キャッシュ番号
はキャッシュステータステーブル12から、ビクティムブ
ロックのテーブル番号をもちフェーズが使用中または復
旧中のキャッシュ番号として求める。キャッシュ番号
は、一つまたは二つある。キャッシュ番号が二つある場
合でも、その二つのキャッシュ全体で二重化しているの
で、ブロックアドレスは同一であり、ブロックアドレス
は一つで済む。
【0067】以下、アクセス頻度からビクティムブロッ
クを取り外す処理を説明する。このビクティムブロック
がリストの末尾であるなら、ビクティムブロックに対応
する管理テーブルの前接続ブロック(2番目にアクセス
頻度が低いブロック)のテーブル番号とブロックアドレ
スをアクセス頻度末尾番号に格納し、前接続ブロックに
対応する管理テーブルの後接続ブロックに『−1』を書
き込む。ビクティムブロックがアクセス頻度先頭ブロッ
クであるなら、ビクティムブロックに対応する管理テー
ブルの後接続ブロック(2番目にアクセス頻度が高いブ
ロック)のテーブル番号とブロックアドレスをアクセス
頻度先頭番号に格納し、後接続ブロックに対応する管理
テーブルの前接続ブロックに『−1』を書き込む。ビク
ティムブロックが末尾でも先頭でもない場合は、ビクテ
ィムブロックに対応する管理テーブルの前接続ブロック
に対応する管理テーブルの後接続ブロックに、ビクティ
ムブロックに対応する管理テーブルの後接続ブロックの
値をコピーし、ビクティムブロックに対応する管理テー
ブルの後接続ブロックに対応する管理テーブルの前接続
ブロックに、ビクティムブロックに対応する前接続ブロ
ックの値をコピーする。
【0068】またこのアクセス頻度リストの操作でブロ
ックが2重化ブロックである場合は、二重化しているブ
ロックにアクセス頻度リストの内容をコピーする。次に
決定されたビクティムブロックが二重化ブロックである
かをビクティムブロックに対応する管理テーブルのバッ
クアップブロックアドレスから判定し(ST704)、
二重化ブロックならばST705へ、二重化ブロックで
ないならばST706へ進む。
【0069】二重化ブロックはダーティであるので、そ
の管理テーブル10の二次記憶ブロックアドレスで指定さ
れる二次記憶のブロックにビクティムブロックのデータ
をコピーし、コピー後ビクティムブロックと二重化ブロ
ックに対応する管理テーブルの二つの二次記憶ブロック
アドレスを『−1』にする。その後ST706に進む。
ST706で、このキャッシュの確保のル−チンをコ−
ルしたフロ−の処理に戻る。以上のようにして、キャッ
シュのブロックが確保される。
【0070】次に、障害が発生した時の処理について図
8を参照して説明する。図8において、キャッシュ3 へ
のアクセスの最中に障害が発生した場合、キャッシュ3
から制御部6 に割り込みが発生し、制御部6 はキャッシ
ュの障害を検出し、障害の発生したキャッシュの番号を
特定する。そして、キャッシュステータステーブル12か
らこのキャッシュ番号のフェーズを故障中にし管理テー
ブル番号を読み、この番号をフェーズがリザーブのキャ
ッシュステ−タステ−ブルに格納し、フェーズをリザー
ブから復旧中に変更する(ST802)。
【0071】次に、復旧中のテーブル番号の管理テーブ
ル中の全てのステータスをデータ無効にし、キャッシュ
ステータステーブル12の障害が発生したキャッシュ番号
のモードが混在であるなら、もう一方のテーブルの二重
化ブロック(ミラーが『−1』以外のブロック)のステ
ータスを二重化データ無効にする(ST803)。そし
て、障害発生フラグをたて、割り込み処理を終了する
(ST804)。
【0072】次に、ブロックの復旧処理(図5のST5
05及び図10のST1006a,ST1006b,S
T1006cで呼び出される)について図9のフロ−チ
ャ−トを参照して説明する。このブロックの復旧は、復
旧したいブロックのテーブル番号とブロックアドレスを
引き数としてコールされることで、制御部6 のCPU7
により実行される。まず、復旧したいブロックが二重化
されているかを対応する管理テーブルから調べる(ST
902)。このST902の判定で二重化ブロックでな
い(バックアップブロックアドレスが『−1』)と判定
された場合は、二次記憶ブロックアドレスで示される二
次記憶のブロックのデータを、リザーブキャッシュのブ
ロックにコピーする(ST903)。リザーブキャッシ
ュのブロックアドレスは引き数のブロックのブロックア
ドレスと同じである。
【0073】一方、ST902の判定で「YES」、つ
まり二重化ブロックであると判定された場合(バックア
ップブロックアドレスが『−1』でない場合)は、二重
化したブロックから、リザーブキャッシュのブロックに
コピーする(ST904)。二重化したブロックのある
キャッシュは次のように求める。キャッシュステータス
テーブルから引き数に与えられたテーブル番号をもちフ
ェーズが使用中のキャッシュが存在するか調べ、存在す
るならそのキャッシュが二重化したブロックを含むキャ
ッシュであり、存在しないならもう一方のテーブル番号
をもちフェーズが使用中のキャッシュが二重化したブロ
ックを含むキャッシュである。コピー時のブロックアド
レスは、次のように決まる。コピ−元である二重化した
ブロックが、バックアップブロックアドレスの値であ
り、コピ−先であるリザーブキャッシュのブロックアド
レスが引き数で与えられたブロックアドレスである。
【0074】そして、コピー後にST905で引き数で
示される管理テーブルのブロックのステータスを異常無
しにし、復旧したブロックが二重化ブロックならば、対
応するもう一方の管理テーブル内のステータスも異常な
しにする。そして、ST906で呼びだし処理に戻り、
図5のST505及び図10のST1006a,ST1
006b、ST1006cに戻る。
【0075】次に、図10を参照して復旧処理について
説明する。まず、障害発生フラグがセットされている場
合は、制御部6 は以下に述べるような障害回復処理を実
行する。まず、修復モード13を読み出し、修復モ−ドが
自動判定、信頼性重視、性能重視であるかを判定する。
【0076】そして、修復モ−ド13が信頼性重視ならば
ST1005aに、性能重視ならST1005bに、自
動判定ならST1003に分岐する。修復モ−ドが自動
判定の場合には、障害の発生したキャッシュのカウンタ
値から使用中のキャッシュのカウンタ値を引き算したも
のを残寿命とする(ST1003)。この残寿命をRA
M9 の規定値と比較して、残寿命が小さい場合はST1
005aに、残寿命が規定値以上の場合はST100b
に分岐する(ST1004)。なお、この規定値はRO
M8 に格納されており、電源入力時にROM8からロー
ドされる。また、RAM9 上の規定値はホストから変更
可能である。
【0077】そして、ST1005aでは、ホストI/
O部1 に要求があれば、上述したリード/ライトの処理
を行う。次に、アクセス頻度リストの先頭からリストを
たどり、未復旧の二重化ブロック(ダ−ティブロック)
を検索し、もしあればテーブルの番号とブロックアドレ
スを引き数としてブロックの復旧処理(図9)を呼び出
し次のステップに進む、もしアクセス頻度リストの末尾
まで検索して見つからないた場合は次のステップに進む
(ST1006a)。アクセス頻度リストの末尾まで検
索した場合はST1005cに進む。
【0078】ST1005bでは、ホストI/O部1 に
要求があれば、上述したリード/ライトの処理を行う。
次に、アクセス頻度リストの先頭からリストをたどり、
未復旧の二重化ブロックでないブロック(クリ−ンブロ
ック)を検索し、もしあればテーブルの番号とブロック
アドレスを引き数としてブロックの復旧処理を呼び出し
次のステップに進む、もしアクセス頻度リストの末尾ま
で検索して見つからない場合は次のステップに進む(S
T1006b)。リストの末尾まで検索した場合はST
1005cに進む。
【0079】ST1005cでは、ホストI/O部1 に
要求があれば、上述したリード/ライトの処理を行う。
次に、アクセス頻度リストの先頭からリストをたどり、
未復旧ブロックを検索し、もしあればテーブルの番号と
ブロックアドレスを引き数としてブロックの復旧処理を
呼び出し次のステップに進む、もしアクセス頻度リスト
の末尾まで検索して見つからない場合は次のステップに
進む(ST1006c)。リストの末尾まで検索した場
合はST1008に進む。ST1008では障害発生フ
ラグをリセットする。
【0080】なお、図10のフロ−チャ−トのST10
03の規定値の変更は、ホストが規定値変更コマンドと
規定値の値を送信することで行なうことができる。この
場合に、制御部6 がホストI/O部1 から規定値を読み
RAM9 に格納する。また、修復モード13も同様に、ホ
ストが修復モード変更コマンドとモードの値を送信する
ことで、修復モード13を変更することができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ダ
ーティなデータのみを二重化し信頼性を向上させ、クリ
ーンなデータは二重化せず、障害時には二次記憶媒体で
ある大容量低速媒体からリードして復旧する。これによ
って、キャッシュの容量を有効に利用しつつキャッシュ
の障害によってデータが失われることを防止することが
できる。
【0082】また、障害復旧時にアクセスの頻度の高い
ものから修復することによって、ホストからアクセスが
発生したときに、キャッシュヒットする確率をあげ、障
害復旧時においても、低速媒体のアクセスを高速にみせ
るというキャッシュの機能を損なうことはない。
【0083】また、高速性を重視する場合は、クリーン
データをダーティデータよりも復旧の順番を優先させて
いる。これは、クリーンデータの復旧は、低速な二次記
憶からのリードが必要であり、二重化されたキャッシュ
からのリードによって復旧できるダーティに比べて、復
旧に時間がかかるからである。
【0084】一方、信頼性を重視する場合は、ダーティ
データの復旧を優先させている。これは、障害復旧中に
また障害が発生した場合には二重化してあってもダーテ
ィデータは失われる。そのためにダーティデータを先に
復旧し、危険な状態である時間を短くすることができ
る。
【0085】また、予備記憶媒体をクリーンなデータの
キャッシュとして用い、二つの記憶媒体をダーティデー
タのキャッシュとして二重化して用いることで、予備媒
体を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる情報記憶装置のシス
テム構成を示すブロック図。
【図2】同実施例に係わるキャッシュステ−タステ−ブ
ルの構成を示す図。
【図3】同実施例に係わり、図3(A)は管理テ−ブル
(テ−ブル番号0)、図3(B)は管理テ−ブル(テ−
ブル番号1)の記憶内容を示す図。
【図4】同実施例に係わるアクセス頻度リストを示す
図。
【図5】同実施例に係わるリ−ド処理を示すフロ−チャ
−ト。
【図6】同実施例に係わるライト処理を示すフロ−チャ
−ト。
【図7】同実施例に係わるキャッシュの確保処理を示す
フロ−チャ−ト。
【図8】同実施例に係わる障害発生割り込み処理を示す
フロ−チャ−ト。
【図9】同実施例に係わるブロックの復帰処理を示すフ
ロ−チャ−ト。
【図10】同実施例に係わる復旧処理を示すフロ−チャ
−ト。
【符号の説明】
1 …I/O部、2 …バッファ、3 …キッシュ、3a…キャ
ッシュ、3b…キャッシュ、3c…キャッシュ、4 …二次記
憶装置、6 …制御部、7 …CPU、8 …ROM、9 …R
AM、10…管理テ−ブル、11…カウンタ、12…キャッシ
ュステータステーブル、13…修復モ−ド、14…障害発生
フラグ、15…バッテリ、21…管理テ−ブル番号、22…フ
ェ−ズ、24…モ−ド、31…二次ブロックアドレス。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置からのデ−タを記憶する情報記
    憶媒体と、 この情報記憶媒体のキャッシュとして用いられる第1及
    び第2のキャッシュメモリと、 前記第1及び第2のキャッシュメモリにデ−タを記憶す
    る際に、前記情報記憶媒体からのデ−タは、前記第1及
    び第2のキャッシュメモリの内の1つのキャッシュメモ
    リに記憶する第1の処理手段と、 前記第1及び第2のキャッシュメモリにデ−タを記憶す
    る際に、前記外部装置からのデ−タは、前記第1及び第
    2のキャッシュメモリに同一のデ−タを記憶する第2の
    処理手段とを具備したことを特徴とする情報記憶装置。
  2. 【請求項2】 デ−タを記憶する情報記憶媒体と、 この情報記憶媒体のキャッシュとして用いられる第1乃
    至第3のキャッシュメモリと、 前記第1及び第2のキャッシュメモリにデ−タを記憶す
    る際に、前記情報記憶媒体からのデ−タは、前記第1及
    び第2のキャッシュメモリの内の1つのキャッシュメモ
    リに記憶する第1の処理手段と、 前記第1及び第2のキャッシュメモリにデ−タを記憶す
    る際に、前記外部装置からのデ−タは、前記第1及び第
    2のキャッシュメモリに同一のデ−タを記憶する第2の
    処理手段と、 前記第1及び第2のキャッシュメモリの内の1つのキャ
    ッシュメモリに障害が発生したことを検知する検知手段
    と、 前記検知手段によってキャッシュメモリに障害が発生し
    たことが検知された場合に、障害が発生したキャッシュ
    メモリに記憶されているデ−タの内で、前記情報記憶媒
    体からのデ−タは、前記情報記録媒体から再度読出して
    デ−タを前記第3のキャッシュメモリに記憶させ、前記
    外部装置からのデ−タは、障害が発生していないキャッ
    シュメモリに記憶されている同一デ−タを第3のキャッ
    シュメモリに記憶させる第3の処理手段とを具備したこ
    とを特徴とする情報記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記障害が発生したキャッシュメモリの
    デ−タをブロック単位で上記第3のキャッシュメモリに
    復旧する復旧手段と、 前記ブロックをアクセス頻度の順番に並べたリストと、 このリストを作成する手段とを具備し、前記復旧手段は
    上記リストを参照してアクセス頻度の高いブロックから
    復旧することを特徴とする請求項2記載の情報記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記障害が発生したキャッシュメモリの
    デ−タをブロック単位で前記第3のキャッシュメモリに
    復旧する復旧手段とを有し、上記復旧手段はクリーンデ
    ータの修復を、ダーティデータの修復よりも優先させた
    ことを特徴とする請求項2記載の情報記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記障害のあったキャッシュのデータを
    ブロック単位で第3のキャッシュメモリに復旧する復旧
    手段とを有し、前記復旧手段はダーティデータの修復を
    クリーンデータの修復よりも優先させることを特徴とす
    る情報記憶装置。
  6. 【請求項6】 外部装置からのデ−タを記憶する情報記
    憶媒体と、 この情報記憶媒体のキャッシュとして用いられる第1乃
    至第3のキャッシュメモリと、 前記第1乃至第3のキャッシュメモリにデ−タを記憶す
    る際に、前記情報記憶媒体からのデ−タは、前記第1の
    キャッシュメモリに記憶する第1の処理手段と、 前記第1乃至第3のキャッシュメモリにデ−タを記憶す
    る際に、前記外部装置からのデ−タは、前記第2及び第
    3のキャッシュメモリに同一のデ−タを記憶する第2の
    処理手段とを具備したことを特徴とする情報記憶装置。
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