JPH0886777A - 超音波探針器 - Google Patents
超音波探針器Info
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- JPH0886777A JPH0886777A JP7224642A JP22464295A JPH0886777A JP H0886777 A JPH0886777 A JP H0886777A JP 7224642 A JP7224642 A JP 7224642A JP 22464295 A JP22464295 A JP 22464295A JP H0886777 A JPH0886777 A JP H0886777A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B06—GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
- B06B—METHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
- B06B1/00—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
- B06B1/02—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
- B06B1/06—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with piezoelectric effect or with electrostriction
- B06B1/0607—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with piezoelectric effect or with electrostriction using multiple elements
- B06B1/0622—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with piezoelectric effect or with electrostriction using multiple elements on one surface
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K11/00—Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound in general; Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
- G10K11/18—Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound
- G10K11/26—Sound-focusing or directing, e.g. scanning
- G10K11/34—Sound-focusing or directing, e.g. scanning using electrical steering of transducer arrays, e.g. beam steering
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R17/00—Piezoelectric transducers; Electrostrictive transducers
- H04R17/04—Gramophone pick-ups using a stylus; Recorders using a stylus
- H04R17/08—Gramophone pick-ups using a stylus; Recorders using a stylus signals being recorded or played back by vibration of a stylus in two orthogonal directions simultaneously
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】超音波画像システムの移動アパーチャ探針にお
けるスイッチング機構が簡略化された超音波探針器を提
供する。 【解決手段】本発明の一実施例によれば、電歪変換器要
素を用いた探針器が提供される。探針内の電歪変換器要
素の直線的配列には、該要素の列にバイアスをオン、オ
フすることにより探針上を移動させることのできるアパ
ーチャが設けられる。これらの一連の変換器要素は隣接
するいくつかの列にグループ化される。各列は同じ数n
の変換器要素を有し、ある列内のn個の変換器要素のそ
れぞれはバイアス端子と、グランド端子と、被駆動端子
を有する。全てのグランド端子は共通にグランドに接続
される。ある列内のそれぞれの変換器の被駆動端子は他
の列内の対応する変換器要素と並列に接続されている。
各列内では、全てのバイアス端子は並列に接続される
が、各列は個別のバイアスを有する。ある任意の時間に
は1列のみがオン状態にバイアスされる。
けるスイッチング機構が簡略化された超音波探針器を提
供する。 【解決手段】本発明の一実施例によれば、電歪変換器要
素を用いた探針器が提供される。探針内の電歪変換器要
素の直線的配列には、該要素の列にバイアスをオン、オ
フすることにより探針上を移動させることのできるアパ
ーチャが設けられる。これらの一連の変換器要素は隣接
するいくつかの列にグループ化される。各列は同じ数n
の変換器要素を有し、ある列内のn個の変換器要素のそ
れぞれはバイアス端子と、グランド端子と、被駆動端子
を有する。全てのグランド端子は共通にグランドに接続
される。ある列内のそれぞれの変換器の被駆動端子は他
の列内の対応する変換器要素と並列に接続されている。
各列内では、全てのバイアス端子は並列に接続される
が、各列は個別のバイアスを有する。ある任意の時間に
は1列のみがオン状態にバイアスされる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に超音波探針器に
関し、特に、相互接続された電歪変換器要素列を有する
超音波探針器に関する。
関し、特に、相互接続された電歪変換器要素列を有する
超音波探針器に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波画像化は人体内の構造を超音波を
用いて非侵襲的に調べる方法である。入射超音波の発生
とその反射の受信は、通常圧電材料である超音波変換器
を用いて行なわれる。かかる変換器は適当な電圧パルス
(たとえば画像化の場合50−200ボルト、ドップラーの
場合5−50ボルト)によって励振されると超音波を発生
する。画像化のアプリケーションの性質上、探針には中
程度から多数の変換器が含まれることが多い。かかるア
プリケーションでは画像化の対象である物体すなわち構
造についてある範囲の空間的透視図を得るために数百の
変換器要素が用いられる。このような場合、任意の時点
で使用される変換器要素は一部だけであり、かかる一部
の変換器要素はその位置が画像化の過程で探針に沿って
規則的に移動されるアパーチャを形成する。かかるアパ
ーチャの位置は従来一列の高電圧スイッチを用いて形成
されていた。高電圧スイッチはアパーチャになるべき変
換器要素をスキャナと呼ばれる装置内の送信回路と受信
回路に接続する。したがって、数百の変換器要素を有す
る探針に移動アパーチャを形成するにはスキャナと連動
する大規模な高電圧切り換え構成が必要である。かかる
スイッチング構成は複雑・大型でしかも高価である。切
り換え構成のサイズ、複雑性およびコストを低減するよ
うに切り換えの方法を簡単にすることが望ましい。
用いて非侵襲的に調べる方法である。入射超音波の発生
とその反射の受信は、通常圧電材料である超音波変換器
を用いて行なわれる。かかる変換器は適当な電圧パルス
(たとえば画像化の場合50−200ボルト、ドップラーの
場合5−50ボルト)によって励振されると超音波を発生
する。画像化のアプリケーションの性質上、探針には中
程度から多数の変換器が含まれることが多い。かかるア
プリケーションでは画像化の対象である物体すなわち構
造についてある範囲の空間的透視図を得るために数百の
変換器要素が用いられる。このような場合、任意の時点
で使用される変換器要素は一部だけであり、かかる一部
の変換器要素はその位置が画像化の過程で探針に沿って
規則的に移動されるアパーチャを形成する。かかるアパ
ーチャの位置は従来一列の高電圧スイッチを用いて形成
されていた。高電圧スイッチはアパーチャになるべき変
換器要素をスキャナと呼ばれる装置内の送信回路と受信
回路に接続する。したがって、数百の変換器要素を有す
る探針に移動アパーチャを形成するにはスキャナと連動
する大規模な高電圧切り換え構成が必要である。かかる
スイッチング構成は複雑・大型でしかも高価である。切
り換え構成のサイズ、複雑性およびコストを低減するよ
うに切り換えの方法を簡単にすることが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、超音波画像
化システムの移動アパーチャ探針におけるスイッチング
機構が簡略化された超音波探針器を提供することを目的
とする。
化システムの移動アパーチャ探針におけるスイッチング
機構が簡略化された超音波探針器を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】超音波画像化システムの
移動アパーチャ探針の複雑性とコストは、電歪変換器要
素を用いて低減することができる。電歪材料はバイアス
されていない状態では圧電性をほとんど有せず、バイア
スが加えられると圧電性を示す材料である。探針内の多
数の変換器要素の直線的配列に電歪変換器要素を用いて
探針上を移動させることのできるアパーチャが設けられ
る。探針の一端から他端への変換器要素の連鎖は連続す
る変換器要素のいくつかの隣接する列に分割あるいはグ
ループ化される。それぞれの列は同じ数nの変換器要素
を有する。ある列内のn個の変換器要素のそれぞれはバ
イアス端子と被駆動端子を有する。ある列内のそれぞれ
の変換器の被駆動端子は他の列内の対応する変換器要素
と並列に接続されている。ある列内のバイアス端子はす
べて共通であり、かかるポイントはそれぞれの適当なバ
イアス電圧に接続されており、このバイアス電圧は変換
器要素の励振のための信号リターンパスとして機能する
良好な交流グラウンドでもある。同様に、スキャナ内の
回路はバイアスの印加のための適当なリターンパスを提
供する。ある任意の時間には現在のアパーチャ位置を含
む隣接する列のみがオン状態にバイアスされる。したが
って、探針上でアパーチャを1変換器要素ずつ周期的に
前進させながらアパーチャ内のかかる変換器要素だけを
励振することができる。
移動アパーチャ探針の複雑性とコストは、電歪変換器要
素を用いて低減することができる。電歪材料はバイアス
されていない状態では圧電性をほとんど有せず、バイア
スが加えられると圧電性を示す材料である。探針内の多
数の変換器要素の直線的配列に電歪変換器要素を用いて
探針上を移動させることのできるアパーチャが設けられ
る。探針の一端から他端への変換器要素の連鎖は連続す
る変換器要素のいくつかの隣接する列に分割あるいはグ
ループ化される。それぞれの列は同じ数nの変換器要素
を有する。ある列内のn個の変換器要素のそれぞれはバ
イアス端子と被駆動端子を有する。ある列内のそれぞれ
の変換器の被駆動端子は他の列内の対応する変換器要素
と並列に接続されている。ある列内のバイアス端子はす
べて共通であり、かかるポイントはそれぞれの適当なバ
イアス電圧に接続されており、このバイアス電圧は変換
器要素の励振のための信号リターンパスとして機能する
良好な交流グラウンドでもある。同様に、スキャナ内の
回路はバイアスの印加のための適当なリターンパスを提
供する。ある任意の時間には現在のアパーチャ位置を含
む隣接する列のみがオン状態にバイアスされる。したが
って、探針上でアパーチャを1変換器要素ずつ周期的に
前進させながらアパーチャ内のかかる変換器要素だけを
励振することができる。
【0005】
【実施例】まず電歪材料の使用について説明する。この
種の材料の組成と性質については、たとえばJapanese J
ournal of Applied Physics, Vol.28(1989年)の補遺2
8−2、101−104ページの“Electrostrictive Materials
for Ultrasonic Probesin the Pb(Mg1/3Nb2/3)O3−PbT
iO3 System”と題する論文に説明されている。
種の材料の組成と性質については、たとえばJapanese J
ournal of Applied Physics, Vol.28(1989年)の補遺2
8−2、101−104ページの“Electrostrictive Materials
for Ultrasonic Probesin the Pb(Mg1/3Nb2/3)O3−PbT
iO3 System”と題する論文に説明されている。
【0006】電歪材料を用いることによって超音波探針
用のスキャナの複雑性を小さくする動作原理を、図1か
ら図3に示す簡単な例を参照して説明する。これらの図
はある特定の構造の異なる動作段階を示しており、図中
同じ機構には同じ参照符号を用いている。
用のスキャナの複雑性を小さくする動作原理を、図1か
ら図3に示す簡単な例を参照して説明する。これらの図
はある特定の構造の異なる動作段階を示しており、図中
同じ機構には同じ参照符号を用いている。
【0007】図1には超音波探針構造1を示し、その探
針2は6列に配列された24の電歪圧電変換器要素からな
り、それぞれの列は次に説明するように他の列の電歪変
換器要素と相互接続された4つの電歪変換器要素からな
る。これら6つの列はAからFで示され、それぞれの列内
の変換器要素(たとえば9−16)は列名とそれに続く1
から4のうちの1つの数字によって表わされる。探針2
はケーブル3によってスキャナ4に接続され、スキャナ
4は信号路5によって超音波画像化装置(図示せず)に
接続されている。
針2は6列に配列された24の電歪圧電変換器要素からな
り、それぞれの列は次に説明するように他の列の電歪変
換器要素と相互接続された4つの電歪変換器要素からな
る。これら6つの列はAからFで示され、それぞれの列内
の変換器要素(たとえば9−16)は列名とそれに続く1
から4のうちの1つの数字によって表わされる。探針2
はケーブル3によってスキャナ4に接続され、スキャナ
4は信号路5によって超音波画像化装置(図示せず)に
接続されている。
【0008】この例では、スキャナ4は8つのチャンネ
ル(チャンネル1からチャンネル8)すなわち1グルー
プ内の変換器の2倍の数のチャンネルを有する。それぞ
れのチャンネルは、たとえばチャンネル1、2および8
の駆動増幅器すなわちスイッチ30、32および34とこれら
のチャンネルのための受信増幅器31、33および35を含む
送信回路と受信回路を有する。
ル(チャンネル1からチャンネル8)すなわち1グルー
プ内の変換器の2倍の数のチャンネルを有する。それぞ
れのチャンネルは、たとえばチャンネル1、2および8
の駆動増幅器すなわちスイッチ30、32および34とこれら
のチャンネルのための受信増幅器31、33および35を含む
送信回路と受信回路を有する。
【0009】それぞれのチャンネルは導体によって探針
2内の変換器に接続されている。この例では、導体6は
チャンネル1を、導体7はチャンネル2を、導体8はチ
ャンネル8を表わす。それぞれのチャンネルは探針2内
の7つおきの変換器要素の駆動側に接続されている。し
たがって、チャンネル1は変換器要素A1、C1、E1に、チ
ャンネル2は変換器要素A2、C2、E2に接続されている。
同様に、チャンネル8は変換器要素B4、D4、F4に接続さ
れている。しかし、後述するように、変換器要素の電歪
特性によって、ある時間に活動状態にある変換器要素は
1チャンネルにつき1つだけである。
2内の変換器に接続されている。この例では、導体6は
チャンネル1を、導体7はチャンネル2を、導体8はチ
ャンネル8を表わす。それぞれのチャンネルは探針2内
の7つおきの変換器要素の駆動側に接続されている。し
たがって、チャンネル1は変換器要素A1、C1、E1に、チ
ャンネル2は変換器要素A2、C2、E2に接続されている。
同様に、チャンネル8は変換器要素B4、D4、F4に接続さ
れている。しかし、後述するように、変換器要素の電歪
特性によって、ある時間に活動状態にある変換器要素は
1チャンネルにつき1つだけである。
【0010】これを理解するには、変換器要素の他方の
側はそれらが属する列に応じて共通に接続されているこ
とに注目のこと。これらを電歪変換器要素の共通側すな
わちバイアス側と呼ぶことにする。列Aは共通結線17を
列Bは共通結線18を有し、以下同様であり、列Fは共通結
線22を有する。この例では、一度にオン状態にバイアス
されるのは2つの隣接する電歪変換器要素列だけであ
り、他の要素はオフ状態にバイアスされる。このような
バイアスによって活動状態の変換器要素の数が1チャン
ネルあたり1つに低減される。そのためには、それぞれ
の列に単極双投形の切り換え要素を設けなければならな
い。スイッチ23は列Aに対して、スイッチ24は列Bに対し
て設けられ、以下同様に続き、列Fに対してスイッチ28
が設けられる。それぞれの切り換え要素は対応するグル
ープの共通結線を、そのグループ内の電歪変換器をオフ
(たとえばグラウンド)にする電圧とオンにする電圧
(たとえば直流150ボルト)の間で切り換える。しか
し、この直流バイアス電圧は変換器要素を励振する駆動
パルスに対して適切なリターンパスを提供し続けるよう
な良好な直流グラウンドとなる。同様に、スキャナ内の
回路はバイアス電圧に対して適切なリターンパスすなわ
ち適切なインピーダンスの基準電圧を提供する。
側はそれらが属する列に応じて共通に接続されているこ
とに注目のこと。これらを電歪変換器要素の共通側すな
わちバイアス側と呼ぶことにする。列Aは共通結線17を
列Bは共通結線18を有し、以下同様であり、列Fは共通結
線22を有する。この例では、一度にオン状態にバイアス
されるのは2つの隣接する電歪変換器要素列だけであ
り、他の要素はオフ状態にバイアスされる。このような
バイアスによって活動状態の変換器要素の数が1チャン
ネルあたり1つに低減される。そのためには、それぞれ
の列に単極双投形の切り換え要素を設けなければならな
い。スイッチ23は列Aに対して、スイッチ24は列Bに対し
て設けられ、以下同様に続き、列Fに対してスイッチ28
が設けられる。それぞれの切り換え要素は対応するグル
ープの共通結線を、そのグループ内の電歪変換器をオフ
(たとえばグラウンド)にする電圧とオンにする電圧
(たとえば直流150ボルト)の間で切り換える。しか
し、この直流バイアス電圧は変換器要素を励振する駆動
パルスに対して適切なリターンパスを提供し続けるよう
な良好な直流グラウンドとなる。同様に、スキャナ内の
回路はバイアス電圧に対して適切なリターンパスすなわ
ち適切なインピーダンスの基準電圧を提供する。
【0011】図1に示す構成は最大で5つの変換器要素
を用いた移動アパーチャフェイズドアレー動作を可能に
する。フェイズドアレー動作では、多数の隣接する変換
器要素が時間差をおいて励振され、これによって発せら
れる超音波はそれ自体の各部分を空間的に増強し、また
打ち消して1本のビームに結合されて、このビームが所
望の方向に向けられ、選択された場所に当てられる。受
信動作においても、反射信号をそれらが1つの信号に組
み合わせられる前に適切に遅延することによって同様の
方向付けと焦点合わせが行なわれる。アパーチャのサイ
ズはかかる方向付けと焦点合わせを受ける変換器要素の
数である。スキャナが2つの列をカバーする図1に示す
構成では、アパーチャはある列内の変換器要素の数に1
を加えた大きさになる。後述するように、図1に示すよ
うな構成に対する一般的な規則としては、アパーチャの
大きさはスキャナ内のチャンネルの数とある列内の変換
器要素の数の差に1を加えたものとすることができる。
を用いた移動アパーチャフェイズドアレー動作を可能に
する。フェイズドアレー動作では、多数の隣接する変換
器要素が時間差をおいて励振され、これによって発せら
れる超音波はそれ自体の各部分を空間的に増強し、また
打ち消して1本のビームに結合されて、このビームが所
望の方向に向けられ、選択された場所に当てられる。受
信動作においても、反射信号をそれらが1つの信号に組
み合わせられる前に適切に遅延することによって同様の
方向付けと焦点合わせが行なわれる。アパーチャのサイ
ズはかかる方向付けと焦点合わせを受ける変換器要素の
数である。スキャナが2つの列をカバーする図1に示す
構成では、アパーチャはある列内の変換器要素の数に1
を加えた大きさになる。後述するように、図1に示すよ
うな構成に対する一般的な規則としては、アパーチャの
大きさはスキャナ内のチャンネルの数とある列内の変換
器要素の数の差に1を加えたものとすることができる。
【0012】図1においてスイッチ23とスイッチ24は列
AおよびBを直流150ボルトのバイアス電圧に接続するよ
うにセットされていることに注意しなければならない。
これによって列AおよびBがバイアスされる、すなわちオ
ン状態にバイアスされる。列Cから列Fのスイッチ25−28
はこれらの列をゼロのバイアス電圧(グラウンド)に接
続するようにセットされる。これによってこれらの列は
オフになる。その結果チャンネル1からチャンネル5ま
でが周知の適当な時間差をおいた順序で点弧され(電歪
変換器要素に対する高電圧パルスの印加によって励振さ
れ)所望の超音波ビーム(“すなわち超音波“線”)が
得られ、これによって電歪変換器要素A1、A2、A3、A4お
よびB1が励振される(最も可能性が高いのは、変換器要
素A3を“中心とする”線が“点弧される”)。変換器要
素C1−F4の属する列の電歪変換器要素はバイアスすなわ
ちオンされないため、これらの変換器要素は励振されな
い。反射エネルギーを受けるためのある適当な期間(こ
の期間中列選択スイッチ23−28とスキャナ4内のチャン
ネル選択は変化しない)をおいて、ドップラーシフトを
測定するためにA3を中心とする他の線が必要とならない
限りスキャナ内のチャンネル選択がチャンネル2−チャ
ンネル6になる。チャンネル2−チャンネル6が選択さ
れることにより、次の線は変換器要素A4に向けられる。
AおよびBを直流150ボルトのバイアス電圧に接続するよ
うにセットされていることに注意しなければならない。
これによって列AおよびBがバイアスされる、すなわちオ
ン状態にバイアスされる。列Cから列Fのスイッチ25−28
はこれらの列をゼロのバイアス電圧(グラウンド)に接
続するようにセットされる。これによってこれらの列は
オフになる。その結果チャンネル1からチャンネル5ま
でが周知の適当な時間差をおいた順序で点弧され(電歪
変換器要素に対する高電圧パルスの印加によって励振さ
れ)所望の超音波ビーム(“すなわち超音波“線”)が
得られ、これによって電歪変換器要素A1、A2、A3、A4お
よびB1が励振される(最も可能性が高いのは、変換器要
素A3を“中心とする”線が“点弧される”)。変換器要
素C1−F4の属する列の電歪変換器要素はバイアスすなわ
ちオンされないため、これらの変換器要素は励振されな
い。反射エネルギーを受けるためのある適当な期間(こ
の期間中列選択スイッチ23−28とスキャナ4内のチャン
ネル選択は変化しない)をおいて、ドップラーシフトを
測定するためにA3を中心とする他の線が必要とならない
限りスキャナ内のチャンネル選択がチャンネル2−チャ
ンネル6になる。チャンネル2−チャンネル6が選択さ
れることにより、次の線は変換器要素A4に向けられる。
【0013】以上の過程がチャンネル2からチャンネル
6までに対して繰り返され、その後チャンネル3からチ
ャンネル7までに対して(B1を中心とする線を点弧する
ために)繰り返され、さらに(B2を中心とする線を点呼
するために)チャンネル4からチャンネル8までに対し
て繰り返される。しかし、その後列スイッチ23は列Aを
グラウンドに接続するようにセットされ、列スイッチ25
は列Cをバイアス電圧29も接続するようにセットされ
る。列スイッチがこのように変化した後、スキャナ内で
チャンネル5からチャンネル1が再び選択される。その
結果図2に示す状態が発生し、B3を中心とする線の点呼
が可能になる。
6までに対して繰り返され、その後チャンネル3からチ
ャンネル7までに対して(B1を中心とする線を点弧する
ために)繰り返され、さらに(B2を中心とする線を点呼
するために)チャンネル4からチャンネル8までに対し
て繰り返される。しかし、その後列スイッチ23は列Aを
グラウンドに接続するようにセットされ、列スイッチ25
は列Cをバイアス電圧29も接続するようにセットされ
る。列スイッチがこのように変化した後、スキャナ内で
チャンネル5からチャンネル1が再び選択される。その
結果図2に示す状態が発生し、B3を中心とする線の点呼
が可能になる。
【0014】B3を中心とする線を点呼するためには、変
換器要素B1およびC1を、次にB2およびB4を、さらにB3を
励振しなければならない。そのためにはまずチャンネル
5および1、次にチャンネル6および8、最後にチャン
ネル7を使用しなければならない。前述したように、列
スイッチ23−28の設定のために、列Bと列Cだけが圧電性
を示す。この方法が続けられ、探針2から発せられる超
音波線が連続する変換器要素のそれぞれ(F3およびF4を
除く)を中心としながら当てられる。上記の例に対する
この点弧法を次のように表にまとめることができる。
換器要素B1およびC1を、次にB2およびB4を、さらにB3を
励振しなければならない。そのためにはまずチャンネル
5および1、次にチャンネル6および8、最後にチャン
ネル7を使用しなければならない。前述したように、列
スイッチ23−28の設定のために、列Bと列Cだけが圧電性
を示す。この方法が続けられ、探針2から発せられる超
音波線が連続する変換器要素のそれぞれ(F3およびF4を
除く)を中心としながら当てられる。上記の例に対する
この点弧法を次のように表にまとめることができる。
【0015】
【表1】
【0016】ここで、探針内の変換器要素の数、アパー
チャ、列の大きさ、およびスキャナ内のチャンネルの数
の関係を説明することが有益であると考えられる。最も
明らかな関係は、図1から図3に示す例からわかるよう
に、使用されるチャンネルの数は少なくとも1つの列内
の変換器要素の数の二倍に等しくなければならない(す
なわち、少なくとも列の大きさの二倍でなければならな
い)。これは、列K+2が列Kに取って代わり、次に列K+1
をK、列K+2を列K+1とすることを可能にするためであ
る。スキャナに対応させて3つ、4つ、あるいは8つの
列を用いることも充分可能である。一般に、スキャナに
対応する列は多いほどよい。これは、アパーチャをより
大きくすることができるためである。これは、1つの列
の大きさのスペースを用いて個々の変換器を1列分の距
離だけ進めることを可能にすることからわかる。したが
って、アパーチャの最大サイズはスキャナのサイズ以内
の他の残りの列の大きさに変換器1つを加えたものとす
ることができる。アパーチャはこれより小さい場合があ
る。さまざまな列の変換器要素を相互接続する導体の数
はアパーチャのサイズより1だけ小さい。列の数は単純
に探針内に必要な変換器要素の数を提供するのに要する
数である。一般に、列の数は他のパラメータに影響を与
えることなく増やすことができる。
チャ、列の大きさ、およびスキャナ内のチャンネルの数
の関係を説明することが有益であると考えられる。最も
明らかな関係は、図1から図3に示す例からわかるよう
に、使用されるチャンネルの数は少なくとも1つの列内
の変換器要素の数の二倍に等しくなければならない(す
なわち、少なくとも列の大きさの二倍でなければならな
い)。これは、列K+2が列Kに取って代わり、次に列K+1
をK、列K+2を列K+1とすることを可能にするためであ
る。スキャナに対応させて3つ、4つ、あるいは8つの
列を用いることも充分可能である。一般に、スキャナに
対応する列は多いほどよい。これは、アパーチャをより
大きくすることができるためである。これは、1つの列
の大きさのスペースを用いて個々の変換器を1列分の距
離だけ進めることを可能にすることからわかる。したが
って、アパーチャの最大サイズはスキャナのサイズ以内
の他の残りの列の大きさに変換器1つを加えたものとす
ることができる。アパーチャはこれより小さい場合があ
る。さまざまな列の変換器要素を相互接続する導体の数
はアパーチャのサイズより1だけ小さい。列の数は単純
に探針内に必要な変換器要素の数を提供するのに要する
数である。一般に、列の数は他のパラメータに影響を与
えることなく増やすことができる。
【0017】実際の探針の例としては、それぞれが8つ
の変換器要素からなる36の列にグループ化された288の
変換器要素を有する腹部探針を挙げることができる。か
かる探針はたとえば128のチャンネルを有するスキャナ
とともに用いることができる。128割る8は16であるか
ら、最大アパーチャは8×15+1すなわち121である。
の変換器要素からなる36の列にグループ化された288の
変換器要素を有する腹部探針を挙げることができる。か
かる探針はたとえば128のチャンネルを有するスキャナ
とともに用いることができる。128割る8は16であるか
ら、最大アパーチャは8×15+1すなわち121である。
【0018】さらに、使用する電歪変換器要素の列を選
択する列スイッチは探針2に設けてもスキャナ4に設け
てもよいことがわかる。これらのスイッチを探針内に設
ける場合、列制御信号はケーブル3でスキャナ4から探
針2に送られる。列制御スイッチがスキャナ4内に設け
られる場合、様々な実際の列バイアス電圧自体がケーブ
ル3を介して送られる。
択する列スイッチは探針2に設けてもスキャナ4に設け
てもよいことがわかる。これらのスイッチを探針内に設
ける場合、列制御信号はケーブル3でスキャナ4から探
針2に送られる。列制御スイッチがスキャナ4内に設け
られる場合、様々な実際の列バイアス電圧自体がケーブ
ル3を介して送られる。
【0019】図4は相互接続された電歪変換器要素の列
を有する超音波探針、特に図1に示すような探針1の製
造方法を示す概略分解図である。図4には、変換器要素
のアレー47を示し、その上には変換器要素アレー47の上
に重ねて設けられるフレキシブルプリント回路アッセン
ブリー39の一部を示し、またこのアッセンブリー39の上
には音響レンズアッセンブリー48が設けられる。変換器
要素アレー47の下にはフレキシブルプリント回路アッセ
ンブリー49があり、その下には音響整合層37(省略する
こともできる)と基部36が設けられる。実際の組み立て
られた探針では、これらの構成要素は互いに固着され、
図に示すように分離した状態ではない。
を有する超音波探針、特に図1に示すような探針1の製
造方法を示す概略分解図である。図4には、変換器要素
のアレー47を示し、その上には変換器要素アレー47の上
に重ねて設けられるフレキシブルプリント回路アッセン
ブリー39の一部を示し、またこのアッセンブリー39の上
には音響レンズアッセンブリー48が設けられる。変換器
要素アレー47の下にはフレキシブルプリント回路アッセ
ンブリー49があり、その下には音響整合層37(省略する
こともできる)と基部36が設けられる。実際の組み立て
られた探針では、これらの構成要素は互いに固着され、
図に示すように分離した状態ではない。
【0020】基部36は周知の基材であり、タングステ
ン、ビニールおよびフェノールの合成物を含むエポキシ
とすることができる。基部36の機能は構成要素を支持
し、またレンズ48と反対の方向に(不可避的に)発せら
れる音響エネルギーを反射することなく吸収することで
ある。音響インピーダンス整合材料の層37の真上にフレ
キシブルプリント基板アッセンブリー49の上面に設けら
れた小さな間隔をおいた平行な導電性パターン41−46の
配列が配設される。これらのパターンは変換器要素のア
レー47に位置合わせされており、その下面と電気的に接
触する。このように形成された接続部が変換器要素の被
駆動側となる。パターン41、42、43および44はそれぞれ
チャンネル1、2、3および4の導体に対応する。たと
えば、導体41はA1,9で示す位置で電歪変換器要素の被駆
動側に押圧され導電接着される。図示するように、変換
器要素はさまざまな列(A1/9、A2/10、A3/11、A4/12、B
1/13、B2/14)内の要素に対応する。
ン、ビニールおよびフェノールの合成物を含むエポキシ
とすることができる。基部36の機能は構成要素を支持
し、またレンズ48と反対の方向に(不可避的に)発せら
れる音響エネルギーを反射することなく吸収することで
ある。音響インピーダンス整合材料の層37の真上にフレ
キシブルプリント基板アッセンブリー49の上面に設けら
れた小さな間隔をおいた平行な導電性パターン41−46の
配列が配設される。これらのパターンは変換器要素のア
レー47に位置合わせされており、その下面と電気的に接
触する。このように形成された接続部が変換器要素の被
駆動側となる。パターン41、42、43および44はそれぞれ
チャンネル1、2、3および4の導体に対応する。たと
えば、導体41はA1,9で示す位置で電歪変換器要素の被駆
動側に押圧され導電接着される。図示するように、変換
器要素はさまざまな列(A1/9、A2/10、A3/11、A4/12、B
1/13、B2/14)内の要素に対応する。
【0021】変換器要素アレー47の上にはU字状のフレ
キシブルプリント回路アッセンブリー39が示されてお
り、このアッセンブリーはUの(変換器要素アレーの端
部と接触する)内側と外側の両方にパターンを有する。
外側には、それと一体をなして、グラウンドに接続され
た導電性フォイルの層40が設けらる。この層の目的は、
探針の内側の電圧を外部から遮断して探針の1つあるい
はそれ以上の部分の不良による感電を防止するための安
全シールドとして作用することである。導電性フォイル
40の外側のシールドはアッセンブリー39の全面に設けた
均一な層であるため、その全部をわかりやすく図示する
ことができないため、その表面の一部だけを示す。
キシブルプリント回路アッセンブリー39が示されてお
り、このアッセンブリーはUの(変換器要素アレーの端
部と接触する)内側と外側の両方にパターンを有する。
外側には、それと一体をなして、グラウンドに接続され
た導電性フォイルの層40が設けらる。この層の目的は、
探針の内側の電圧を外部から遮断して探針の1つあるい
はそれ以上の部分の不良による感電を防止するための安
全シールドとして作用することである。導電性フォイル
40の外側のシールドはアッセンブリー39の全面に設けた
均一な層であるため、その全部をわかりやすく図示する
ことができないため、その表面の一部だけを示す。
【0022】フレキシブルプリント回路アッセンブリー
39の内側にはさまざまなパターンが設けられる。フレキ
シブルプリント回路アッセンブリー39の内側の表面には
各列のバイアス端子であるパターンとパッドが設けられ
ており、これらは隠れていて見えないため点線で示す。
たとえば、パッド55は変換器要素A1、A2、A3およびA4を
相互接続する結線17に対応し、パターン50は列スイッチ
23からの導体に対応する。パターン51−54は同様にそれ
ぞれスイッチ24−27に電気的に接続されている。
39の内側にはさまざまなパターンが設けられる。フレキ
シブルプリント回路アッセンブリー39の内側の表面には
各列のバイアス端子であるパターンとパッドが設けられ
ており、これらは隠れていて見えないため点線で示す。
たとえば、パッド55は変換器要素A1、A2、A3およびA4を
相互接続する結線17に対応し、パターン50は列スイッチ
23からの導体に対応する。パターン51−54は同様にそれ
ぞれスイッチ24−27に電気的に接続されている。
【0023】最後に、音響インピーダンス整合層38と音
響レンズ48はフレキシブルプリント回路アッセンブリー
39の上表面に接着される。音響インピーダンス整合層38
は適当な音響インピーダンスを有する材料からなる1つ
あるいはそれ以上の層とすることができ、かかる材料は
図示するようにスラブ状とすることもでき、また各変換
器要素に対応しそれらに位置合わせされた個々の断片に
切断することもできる。
響レンズ48はフレキシブルプリント回路アッセンブリー
39の上表面に接着される。音響インピーダンス整合層38
は適当な音響インピーダンスを有する材料からなる1つ
あるいはそれ以上の層とすることができ、かかる材料は
図示するようにスラブ状とすることもでき、また各変換
器要素に対応しそれらに位置合わせされた個々の断片に
切断することもできる。
【0024】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施例毎に列挙する。 [例1]それぞれが第1および第2の端子を有するn個の
隣接する電歪材料製の変換器要素からなる第1の列、前
記第1の列の変換器要素のそれぞれの第1の端子が電気
的に接続された第1の共通結線、前記電歪材料をバイア
スするのに適した電圧を有する第1の電圧源、前記電歪
材料のバイアスを解除するのに適した電圧を有する第2
の電圧源、単極双投構成を有し、その極は前記第1の共
通結線に電気的に接続され、第1の位置では前記極が前
記第1の電圧源に接続され、第2の位置では前記極が前
記第2の電圧源に接続される第1の切り換え機構、それ
ぞれが第1および第2の端子を有するn個の隣接する電
歪材料製の変換器要素からなる第2の列、前記第2の列
の変換器要素のそれぞれの第1の端子が電気的に接続さ
れた第2の共通結線、単極双投構成を有し、その極は前
記第2の共通結線に電気的に接続され、第1の位置では
前記極が前記第1の電圧源に接続され、第2の位置では
前記極が前記第2の電圧源に接続される第2の切り換え
機構からなり、前記第1の列の変換器要素の第1の端子
は、前記第2の列の変換器要素の第1の端子から電気的
に絶縁されている超音波探針。 [例2]それぞれが第1および第2の端子を有するn個の
隣接する電歪材料製の変換器要素からなる第3の列、前
記第3の列の変換器要素のそれぞれの第1の端子が電気
的に接続された第3の共通結線、単極双投構成を有し、
その極は前記第3の共通結線に電気的に接続され、第1
の位置では前記極が前記第1の電圧源に接続され、第2
の位置では前記極が前記第2の電圧源に接続される第3
の切り換え機構、それぞれが第1および第2の端子を有
するn個の隣接する電歪材料製の変換器要素からなる第
4の列、前記第4の列の変換器要素のそれぞれの第1の
端子が電気的に接続された第4の共通結線、単極双投構
成を有し、その極は前記第4の共通結線に電気的に接続
され、第1の位置では前記極が前記第1の電圧源に接続
され、第2の位置では前記極が前記第2の電圧源に接続
される第4の切り換え機構からなり、前記第1および第
3の変換器要素の列の第1の端子はn個の対応する対と
して電気的に接続され、前記第2および第4の変換器要
素の列の第1の端子はn個の対応する対として電気的に
接続されている例1に記載の超音波探針。
が、以下、本発明の各実施例毎に列挙する。 [例1]それぞれが第1および第2の端子を有するn個の
隣接する電歪材料製の変換器要素からなる第1の列、前
記第1の列の変換器要素のそれぞれの第1の端子が電気
的に接続された第1の共通結線、前記電歪材料をバイア
スするのに適した電圧を有する第1の電圧源、前記電歪
材料のバイアスを解除するのに適した電圧を有する第2
の電圧源、単極双投構成を有し、その極は前記第1の共
通結線に電気的に接続され、第1の位置では前記極が前
記第1の電圧源に接続され、第2の位置では前記極が前
記第2の電圧源に接続される第1の切り換え機構、それ
ぞれが第1および第2の端子を有するn個の隣接する電
歪材料製の変換器要素からなる第2の列、前記第2の列
の変換器要素のそれぞれの第1の端子が電気的に接続さ
れた第2の共通結線、単極双投構成を有し、その極は前
記第2の共通結線に電気的に接続され、第1の位置では
前記極が前記第1の電圧源に接続され、第2の位置では
前記極が前記第2の電圧源に接続される第2の切り換え
機構からなり、前記第1の列の変換器要素の第1の端子
は、前記第2の列の変換器要素の第1の端子から電気的
に絶縁されている超音波探針。 [例2]それぞれが第1および第2の端子を有するn個の
隣接する電歪材料製の変換器要素からなる第3の列、前
記第3の列の変換器要素のそれぞれの第1の端子が電気
的に接続された第3の共通結線、単極双投構成を有し、
その極は前記第3の共通結線に電気的に接続され、第1
の位置では前記極が前記第1の電圧源に接続され、第2
の位置では前記極が前記第2の電圧源に接続される第3
の切り換え機構、それぞれが第1および第2の端子を有
するn個の隣接する電歪材料製の変換器要素からなる第
4の列、前記第4の列の変換器要素のそれぞれの第1の
端子が電気的に接続された第4の共通結線、単極双投構
成を有し、その極は前記第4の共通結線に電気的に接続
され、第1の位置では前記極が前記第1の電圧源に接続
され、第2の位置では前記極が前記第2の電圧源に接続
される第4の切り換え機構からなり、前記第1および第
3の変換器要素の列の第1の端子はn個の対応する対と
して電気的に接続され、前記第2および第4の変換器要
素の列の第1の端子はn個の対応する対として電気的に
接続されている例1に記載の超音波探針。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、超音波画像化システムの移動アパーチャ探針
におけるスイッチング機構のサイズ、複雑性、およびコ
ストを低減することができる。
とにより、超音波画像化システムの移動アパーチャ探針
におけるスイッチング機構のサイズ、複雑性、およびコ
ストを低減することができる。
【図1】相互接続された電歪変換器要素の列を有する超
音波探針の概略ブロック図であり、探針の一端にアパー
チャを配置するように選択された列を示す図である。
音波探針の概略ブロック図であり、探針の一端にアパー
チャを配置するように選択された列を示す図である。
【図2】図1と同様のブロック図であり、隣のアパーチ
ャ位置に移動するための次の列の選択を示す図である。
ャ位置に移動するための次の列の選択を示す図である。
【図3】図1と同様のブロック図であり、探針の反対側
の端部にアパーチャを配置する列選択を示す図である。
の端部にアパーチャを配置する列選択を示す図である。
【図4】相互接続された電歪変換器要素の列を有する超
音波探針の各部を製作する方法を示す概略分解図であ
る。
音波探針の各部を製作する方法を示す概略分解図であ
る。
1:超音波探針構造 2:探針 3:ケーブル 4:スキャナ 5:信号路 6−8:導体 17−22:共通結線 23−28:スイッチ 29:バイアス電圧 30、32、34:スイッチ 36:基部 37:音響整合層 38:音響インピーダンス整合層 39:フレキシブルプリント回路アッセンブリー 40:導電性フォイルの層 41−46:導電性パターン 47:変換器要素のアレー 48:音響レンズアッセンブリー 49:フレキシブルプリント回路アッセンブリー 50:パターン 51−54:パターン 55:パッド A−F:電歪圧電変換器要素の列 A1−A4、B1−B4、C1−C4、D1−D4、E1−E4、F1−F4:変
換器要素 A1/9、A2/10、A3/11、A4/12、B1/13、B2/14:列
換器要素 A1/9、A2/10、A3/11、A4/12、B1/13、B2/14:列
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれが第1および第2の端子を有する
n個の隣接する電歪材料製の変換器要素からなる第1の
列と、 前記第1の列の変換器要素のそれぞれの第1の端子が電
気的に接続された第1の共通結線と、 前記電歪材料をバイアスするのに適した電圧を有する第
1の電圧源と、 前記電歪材料のバイアスを解除するのに適した電圧を有
する第2の電圧源と、 単極双投構成を有し、その極は前記第1の共通結線に電
気的に接続され、第1の位置では前記極が前記第1の電
圧源に接続され、第2の位置では前記極が前記第2の電
圧源に接続される第1の切り換え機構と、 それぞれが第1および第2の端子を有するn個の隣接す
る電歪材料製の変換器要素からなる第2の列と、 前記第2の列の変換器要素のそれぞれの第1の端子が電
気的に接続された第2の共通結線と、 単極双投構成を有し、その極は前記第2の共通結線に電
気的に接続され、第1の位置では前記極が前記第1の電
圧源に接続され、第2の位置では前記極が前記第2の電
圧源に接続される第2の切り換え機構と、 を備えて成り、 前記第1の列の変換器要素の第1の端子は、前記第2の
列の変換器要素の第1の端子から電気的に絶縁されてい
ることを特徴とする超音波探針。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US291637 | 1994-08-17 | ||
US08/291,637 US5443070A (en) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | Ultrasound prode with banks of interconnected electrostrictive transducer elements |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0886777A true JPH0886777A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=23121141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7224642A Pending JPH0886777A (ja) | 1994-08-17 | 1995-08-09 | 超音波探針器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5443070A (ja) |
EP (1) | EP0697258A3 (ja) |
JP (1) | JPH0886777A (ja) |
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
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JP2006055401A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 超音波内視鏡及び超音波内視鏡装置 |
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GB2457240B (en) | 2008-02-05 | 2013-04-10 | Fujitsu Ltd | Ultrasound probe device and method of operation |
US20100004536A1 (en) * | 2008-07-03 | 2010-01-07 | Avner Rosenberg | Method and apparatus for ultrasound tissue treatment |
US20100017750A1 (en) | 2008-07-16 | 2010-01-21 | Avner Rosenberg | User interface |
EP2485647A4 (en) * | 2009-10-06 | 2016-05-25 | Syneron Medical Ltd | ULTRASONIC MONITORING OF AESTHETIC TREATMENTS |
US20120277587A1 (en) * | 2009-10-24 | 2012-11-01 | Adanny Yossef Ori | Method and apparatus for real time monitoring of tissue layers |
US11540815B2 (en) * | 2017-08-10 | 2023-01-03 | Koninklijke Philips N.V. | Connectors for ultrasound imaging system |
WO2021195826A1 (zh) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 京东方科技集团股份有限公司 | 声波换能器及其制备方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US4633308A (en) * | 1984-07-05 | 1986-12-30 | Hewlett-Packard Company | Amplitude insensitive delay lines in an accoustic imaging system |
EP0355175A1 (de) * | 1988-08-17 | 1990-02-28 | Siemens Aktiengesellschaft | Einrichtung zum berührungslosen Zertrümmern von Konkrementen im Körper eines Lebewesens |
JPH02217000A (ja) * | 1989-02-16 | 1990-08-29 | Hitachi Ltd | 超音波探触子 |
JP2789234B2 (ja) * | 1989-10-02 | 1998-08-20 | 株式会社日立メディコ | 超音波診断装置 |
-
1994
- 1994-08-17 US US08/291,637 patent/US5443070A/en not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-07-11 EP EP95110827A patent/EP0697258A3/en not_active Withdrawn
- 1995-08-09 JP JP7224642A patent/JPH0886777A/ja active Pending
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JP4621452B2 (ja) * | 2004-08-20 | 2011-01-26 | 富士フイルム株式会社 | 超音波内視鏡及び超音波内視鏡装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0697258A2 (en) | 1996-02-21 |
US5443070A (en) | 1995-08-22 |
EP0697258A3 (en) | 1998-12-16 |
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