JPH088605Y2 - 小動物飼育ケージ給水装置 - Google Patents

小動物飼育ケージ給水装置

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JPH088605Y2
JPH088605Y2 JP10758391U JP10758391U JPH088605Y2 JP H088605 Y2 JPH088605 Y2 JP H088605Y2 JP 10758391 U JP10758391 U JP 10758391U JP 10758391 U JP10758391 U JP 10758391U JP H088605 Y2 JPH088605 Y2 JP H088605Y2
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JP
Japan
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water
water supply
pipe
branch pipe
breeding
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JP10758391U
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JPH04100368U (ja
Inventor
木 資 浩 仁
Original Assignee
仁木 悦子
仁木 美江子
仁木 美佐子
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、研究施設などにおいて
マウスやラット等の実験用小動物を飼育する飼育ケージ
に飲料水を供給するための飼育ケージ給水装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、実験小動物用飼育装置は、図5に
示すように、枠構造をなす飼育ラック内に形成された複
数段の飼育空間1,1…のそれぞれの内部に複数の飼育
ケージ2,2…を横方向に収納して構成されている。そ
して、各ケージへの飲料水の給水用配管は、同図に示す
ように、給水源から減圧弁3を経て横方向の導入管4に
導き、そこから、縦方向の分枝管6、ラック内の給水ヘ
ッダ7および給水支管8を経てケージ2内に水を導くよ
うに構成されている。導水管4は複数に分割するととも
に、2つの導水管4,4の隣接端部に夫々T型継手5の
水平部端を挿入して連通させ、この各T型継手5の鉛直
部下端に夫々分枝管6の上端を挿入することにより分枝
させてある。また、この各分枝管6の下端を、上記各飼
育室1の上部に配設した前記給水ヘッダ7の一端に連結
し、この給水ヘッダ7に、上記各飼育ケージ2,2…内
に夫々先端を開口させた給水支管8,8…を夫々連結
し、配管の末端に空気抜き(図示せず)を接続すること
により、各飼育ケージ2,2…毎の給水を行うようにし
ている。また、上記減圧弁3を経て供給される水を、殺
菌のための紫外線ランプ9および殺菌やヴィールス等を
除去するためのメンブレーンフィルタ10を夫々通過さ
せる構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の場合、導水管および分枝管6は、通常、鉄または
硬質塩化ビニル樹脂管等で構成されているため、通常固
定され、それをはずしてオートクレーブ消毒を行うこと
は不可能であった。また、実験動物は何分小動物なの
で、一匹の水の摂取量は1日当りマウスで約3cc、ラッ
トで約30ccと非常に少なく、しかも1回当りの飲み水
の量はマウスで約0.01cc、ラットで約0.05cc位
なので、配管内の水がほとんど移動せずに配管内に水が
滞り、このため、管内の空気が雑菌を持っていると、そ
の繁殖を招き、これを防止するためには、紫外線ランプ
9およびメンブレーンフィルタ10の設置は必要不可欠
のものであった。
【0004】しかも、この設置に伴って、配管の長さが
長くなり、特に実験動物の場合は、水の圧力を減圧弁3
で減圧するため、例えばマウスでは室内配管内の水を全
部消費するのに1週間から10日間もかかってしまうの
が現状であった。
【0005】なお、実験動物の場合、薬効の実験を正確
に行うためには、水が汚染されていると、これによって
体重を減したり、死んだりして、実験データが狂ってし
まうため、出来るだけきれいな水を飲ませる必要があ
る。
【0006】また、導水管等の内部の空気を排出するた
めの空気抜きは配管の末端部にしか設けられておらず、
空気を完全に抜く点では不満足なものであった。
【0007】本考案は上記に鑑み、導水管と分岐管を取
外してオートクレーブ消毒を行うことができ、しかも配
管内の汚れを外部から発見できるとともに配管内で細菌
が繁殖し易い空気の泡を除去し易くすることによって紫
外線ランプ等を設置することなく、細菌の繁殖を容易に
防止することができ、更に配管内の水の回転の迅速化を
図ることができる飼育ケージ給水装置を提供することを
目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、水平な導水管から分枝した分枝管を介して飲
料水を各飼育空間に配設した給水ヘッダに導き、該給水
ヘッダから給水支管を介して各飼育ケージに飲料水を供
給するようにした飼育ケージ給水用配管装置において、
前記導水管および分枝管を夫々透明で可撓性のある、例
えばシリコン樹脂チューブで構成するとともに、前記導
水管を水平方向に関して複数に分割し、分割された導水
管の端部を、固定部に取付けた固定十型継手の左右に着
脱自在にはめ込み、分割された導水管を固定十型継手を
介して連通させるとともに、該十型継手の鉛直上部に空
気抜きを接続し、鉛直下部に分岐管を着脱可能に接続し
たものである。
【0009】
【作用】しかして、可撓性のある導水管および分枝管を
使用することにより、容易に屈曲させてこれを取外すこ
とができ、また透明なものを使用することにより内部の
状態を外部から監視できるようになり、内部に気泡が生
じた場合には随時、または自動的に、十型継手の上部の
空気抜きを介して内部の空気が排出される。
【0010】
【実施例】図1乃至図4は本考案の一実施例を示すもの
で、前記従来例と同様に、飼育ケージ2,2…は、ラッ
ク内に段をなして敷設された飼育空間1,1…内に横方
向に配列された状態で収納され、各飼育空間1内の上方
には夫々給水ヘッダ7(中段,下段については図示省
略)が配設され、この給水ヘッダ7には先端を上記各飼
育ケージ2,2…内に位置させて開口させた給水支管
8,8…が連結されている。
【0011】導水管11は透明でかつ可撓性のある、例
えばシリコン樹脂チューブ等のチューブで構成され、そ
の上流端は減圧弁3(図5参照)に連結され、各ラック
ごとに1本が対応するようにラックの上方において複数
に分割されているとともに、分割端には透明な合成樹脂
等の材質で作られた十型継手12が、その水平部におい
て介装され連通されている。導水管11の端部は十型継
手の左右に着脱自在にはめられている。
【0012】この導水管11は、太過ぎて自重によって
垂れ下がりすぎたり、細すぎて給水量が少なすぎたりす
ることを防止する上で、内径が3〜6mm程度であること
が好ましい。
【0013】上記十型継手12の鉛直下部には、上記導
水管11と同様に、例えば透明でかつ可撓性のある、例
えばシリコン樹脂等のチューブで構成された分枝管13
の上端がはめ込みにより装着され、この分枝管13の下
端は、上記給水ヘッダ7に連結されて、上記導水管11
内を流れる水が分枝管13を介して分枝され、給水ヘッ
ダ7から給水支管8,8…を通って、各飼育ケージ2,
2…に夫々供給されるよう構成されているとともに、各
十型継手12の鉛直上部には公知の空気抜き14が連結
されている。
【0014】このように、導水管11の途中に空気抜き
14を介装することにより、導水管11内の空気抜きを
積極的に行って雑菌の繁殖を防止して、従来の図5に示
す紫外線ランプ9およびメンブレーンフィルタ10を不
要となすのであり、上記のように空気抜きを十型継手1
2の上端に備えることにより、導水管11の途中は自重
によって下方へ撓むために、空気抜き14が最も上方に
位置することになって、この空気抜きが自然に行われ、
空気抜き作用が確実なものとなる。そして各導水管11
の中央付近を手などで図1に仮想線で示すように上方に
持ち上げることにより、その内部の水切りを行うように
することができる。
【0015】なお、上記十型継手12は、第3図に示す
ように、中心方向に向かって鋸歯状の凹凸12aを形成
した方が、導水管11等の抜けを防止する上で好まし
い。
【0016】また、上記導水管11は、十型継手12に
よる連結部分において取付け金具15を介して取り外し
自在に固定部に取付けられている。すなわち、この取付
け金具15は、図2に示すように上方に開口した板ばね
16,16がその下端において固着され、通孔15a,
15aを介してボルト等(図示せず)により壁等の固定
部に固着した状態で、この内部に十型継手12を位置さ
せ、この板ばね16,16と金具本体との間に導水管1
1の分割端を図4に示すように夫々挟持して、これを取
り外し自在に固定するよう構成されている。
【0017】なお、上記取付け金具15は接着剤により
壁または柱等に固着しても良い。また、金具15を用い
ないで導水管11を接着テープなどで壁や柱に取付けて
もよい。
【0018】
【考案の効果】本考案は上記のような構成であるので、
固定構造物である十型継手等をそのままにした状態で、
減圧バルブから給水ヘッダまでに位置する可撓性導水管
および分枝管をその可撓性を利用して容易に取外して、
例えば1週間または10日間毎といった一定期間毎に、
または随時オートクレーブ消毒を行うことができる。そ
して、可撓性導水管および分枝管の脱着の際、十型継手
は固定されているので、着脱作業は容易である。また、
導水管および分枝管は透明であるからその内部の水の状
態を視認することができ、その状態に応じて、上記オー
トクレーブ消毒を行うことができる。
【0019】また、可撓性導水管は十型継手が固定され
ていることによりその間で途中部分が自重により少し撓
むために、十型継手の鉛直上部の空気抜きは最も高い位
置に常に固持され、各導水管の途中部分からその両端部
分へ向かって管内の空気が逃げようとし、導水管内の空
気は空気抜きを介して自動的にかつ確実に除去され、こ
れにより雑菌の繁殖を防止して、紫外線ランプやメンブ
レーンフィルタ等を不要となし、更にこれに伴って、配
管の長さを減少させて配管内の水の循環の迅速化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の一部を省略した全体正面図。
【図2】取付け金具を示す拡大斜視図。
【図3】十型金具を示す拡大正面図。
【図4】導水管の連結および分枝の状態を示す拡大正面
図。
【図5】従来例を示す一部を省略した全体正面図であ
る。
【符号の説明】
1 飼育空間 2 飼育ケージ 7 給水ヘッダ 8 給水支管 11 導水管 12 十型継手 13 分枝管 14 空気抜き 15 取付け金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−168377(JP,U) 実開 昭61−32884(JP,U) 実開 昭52−92584(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水源に連なる水平方向の導水管と、導水
    管から下方へ分枝した分枝管と、分枝管の下流側に連な
    る給水ヘッダと、給水ヘッダに連結され先端が各飼育ケ
    ージ内へ挿入された給水支管とを有し、これらを介して
    給水源から各飼育ケージに飲料水を供給するようにした
    小動物飼育ケージ給水装置において、前記導水管および
    分枝管を夫々透明で可撓性のあるチューブで構成すると
    ともに、前記導水管を水平方向に関して複数に分割し、
    分割された導水管の端部を、固定部に取付けた固定十型
    継手の左右に着脱自在にはめ込み、分割された導水管を
    十型継手を介して連通させるとともに、固定した該十型
    継手の鉛直上部に空気抜きを連結し、鉛直下部に前記分
    枝管を着脱可能に接続したことを特徴とする小動物飼育
    ケージ給水装置。
JP10758391U 1991-12-26 1991-12-26 小動物飼育ケージ給水装置 Expired - Lifetime JPH088605Y2 (ja)

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JPH04100368U JPH04100368U (ja) 1992-08-31
JPH088605Y2 true JPH088605Y2 (ja) 1996-03-13

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