JPH0884794A - テ ニ ス 練 習 具 - Google Patents

テ ニ ス 練 習 具

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JPH0884794A
JPH0884794A JP24688194A JP24688194A JPH0884794A JP H0884794 A JPH0884794 A JP H0884794A JP 24688194 A JP24688194 A JP 24688194A JP 24688194 A JP24688194 A JP 24688194A JP H0884794 A JPH0884794 A JP H0884794A
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JP
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ball
practice
tennis
stretchable
return
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JP24688194A
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Katsunori Nito
藤 勝 則 仁
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一人でテニスの打ち返しストローク練習をす
るためのテニス練習具に関するものであり、練習球がプ
レーヤーへ最適な返球間隔と速度とで戻されてくるよう
にした新規な構造のテニス練習具を提供する。 【構成】 起点台座と練習球との間を、適宜長さの伸縮
自在弾性線材と非伸縮性線材との組合せからなる戻し紐
で連繋してなるテニス練習具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、一人でテニスの打ち返しス
トローク練習をするためのテニス練習具に関するもので
あり、練習球がプレーヤーへ最適な返球間隔と速度とで
戻されてくるようにした新規な構造からなるテニス練習
具を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】テニスは、8才から80才まで楽しめる
スポーツと称される如く、生涯の友となり得るスポーツ
であるといわれ、特に女性にとっては、素敵なコスチュ
ームやその雰囲気等が醸し出すファッション性に魅了さ
れてしまうという理由も手伝って、特別に人気の高いス
ポーツとなっていることもあって、我が国におけるテニ
ス人口は、他のスポーツには見られない程に幅広く、沢
山の人々によって楽しまれている。
【0003】このテニスを運動技能という点から眺めて
みると、上はウインブルドンやデビィスカップ等といっ
た超一流の選手が時速300キロ前後にも達するテニス
ボールを打ち合い、1試合消費エネルギーで、ラグビー
には及ばないものの、アイスホッケーやバレーボール、
水泳等よりは上で、略サッカーのフォワードやバスケッ
トボール選手のそれに匹敵するといわれるように、極め
て高度でハードな内容を秘めるスポーツに属している反
面、40代、50代といったかなり高年齢層から始めて
も、それなりに何とかプレーを楽しみ続けることが可能
になるという易しさや馴染み易さも兼ね備えいて、それ
だけ奥が深く、飽きることのない楽しいスポーツである
といえる。
【0004】テニスは、ゴルフや水泳等とは違い、通常
二人あるいは四人でプレーをするスポーツであることか
ら、自分一人でプレーを楽しんだり練習することは本来
不可能であって、テニスクラブや同好会に所属して練習
する場合でも、通常はインストラクターや上級クラスの
仲間からボールを打ち返してもらったり、配球を受けて
練習することとなる。したがって、そのプレーを楽しむ
にしても、レベルアップのための練習をするにしても、
通常では相手を必要とする不自由さを伴う欠点があると
いえる。この欠点は、他の球技、例えば野球や卓球、バ
トミントン等でも共通していて、その欠点を補おうとし
て、夫々の球技毎に、それに見合った一人練習用の器具
や方法等が案出、提案されている。
【0005】一人練習用の器具や方法をテニスの場合に
ついて見てみると、然るべき設備の整っているテニスク
ラブに所属していたり、運良く辺りに擁壁等略垂直面で
高く聳えるコンクリート構造物がある場所を知っている
人の間では、「壁打ち」と称する練習が取り入れられて
いる。これは、自らがボールを壁に向かって打ち、壁か
ら跳ね返されてくるボールを再び壁に向かって打ち返す
といったストローク練習を繰り返す練習方法である。こ
の「壁打ち」は、子供達が壁に向かって野球の投球練習
をする類いのものを除けば、あまり他の球技には見られ
ない種類の一人練習方法であって、自らのボールコント
ロールによっては、かなり適確な練習をすることができ
る、逆にいえば、適確な練習となるようなボールコント
ロールができるように練習を積み重ねていく中に次第に
力がついていくことから、テニス上達法として十分に有
効な練習方法ということができる。
【0006】しかし、この練習方法の場合、「壁打ち」
練習のための特別な壁を必要とするという点で大きな制
約があり、上述のとおりテニス練習方法として十分効果
のあることが知られていても何時でも何処でも練習がで
きる訳ではなく、したがって、不便さの点では、練習相
手を見つけることの不便さと何等変わらず、当然のこと
ながらテニスを楽しむ人々にとっては不満が募り、他の
有効な一人練習方法が求められてきた。
【0007】この要望に応える一つの手段として提案さ
れ、実際にそれ用の練習具として市販されているのがゴ
ム紐を使った器具である。即ち、テニスボールに細く長
いゴム紐の一端側を取着する一方、ゴム紐の他端側を重
しとなる鋳物製等の台座に取り付けてなる簡易な器具で
あって、平坦で略通常のテニスコートの半分程度の長さ
(10m前後)と横幅(4m前後)に相当する広さが最
低確保できるところ、例えば駐車場や遊園地、危なくな
ければ袋小路等の道路上でさえ練習を可能にするテニス
練習具である。
【0008】テニス練習者は、この簡易な練習具の台座
を、球を打ち出す方向となる前方適所に据え置いた上、
その位置よりやや下がってゴム紐の付いた球を片手で持
ち、サーブをするときの要領でゴム紐に係わらずその球
をラケットで前方に打ち込むと、球は、後ろにゴム紐を
引き連れたようにして台座より前方相当位置まで飛んで
いき、その勢いでゴム紐が伸び切れるところまで進む
と、今度は伸び切ったゴム紐の弾性反発力で球を練習者
が立っている方向に向け、これまた勢い良く引き戻し、
恰も練習者の向こうに相手がいて球を打ち返してくれる
ような形に球を迎える状況となることから、練習者は、
タイミングを合わせて戻ってくる球を前方に打ち返すよ
うにする。打ち返された球は、再び勢いを付けて前方に
打ち出され、同様の理屈で練習者の方向に戻ってきては
練習者のストローク練習を可能とすることになることか
ら、以降、理論上では、練習者が打ち返す方向を間違え
ず、しかも打ち損じをしない限りにおいては、ずっとス
トローク練習が可能となる筈である。
【0009】ところが、実際にこの練習具を使ってスト
ローク練習をしようとすると、先ず初心者の場合には、
思うように前に球を打ち出せないか、打ち出せたとして
も球に勢いが付かず、したがって、自分のところまで最
適なバウンド状態で球が戻されてこない状況に陥ってし
まって、意図したとおりの練習は殆ど実現されないこと
になるから、これらのクラスの人達にとって全く練習具
として機能しないのが普通である。
【0010】ある程度技術が備わり、中級者に向けてい
よいよ練習に熱が入り始めてきた、ある意味では最も練
習を必要とし、その効果が最も現れるクラスの人の場合
には、確かに打ち出される球に勢いがあって、間違いな
く自分のスタンディングポイント辺りに球が引き戻され
てくるようにはなるものの、引き戻されてくる球の返球
間隔と速度とは、強く打てば打つほど短く且つ早くな
り、安定して継続した反復練習を実現することが極めて
難しく(換言すれば、この種練習具を自由自在に操れる
人は上級クラスのプレーヤーであって、特にそのような
練習を必要としない人達といえ)、結局このクラスのプ
レーヤーにとっても都合の良い練習具という訳にいか
ず、大抵の人が一度は手にしてみるものの、何回かの練
習の後には、その不都合さからこの器具を使った練習を
諦め、器具は、哀れにも大抵のものが物置の片隅に捨て
置かれてしまう運命を辿ることになるというのが一般的
傾向である。
【0011】このように、台座と練習球との間に適宜長
さのゴム紐を介在させてなる従前までのテニス練習具
は、確かに理論上では一人でテニス練習を可能とする構
成を実現し得ているように見えるが、実情では上述した
とおりの結果に帰してしまい、所期の目的を達成するこ
とができないものとなってしまっている。そこで、これ
らの欠点を解決するために、例えば返球間隔を幾らかで
も余裕のあるものとしようとして、ゴム紐の全長を長め
のもの(従来品で5m程度のものを8m、10m、ある
いはそれ以上)として球の移動距離を長くする改良を試
みてみると、確かに返球間隔は長くできるものの、ゴム
紐の絡まり合う確率が増えて継続した反復練習が難しく
なる上、ゴム紐の重さが増して球に勢いを付け難くな
り、安定したストローク練習のために不都合を来してし
まうことが判明し、従前までのこの種練習具に採用され
ているゴム紐の長さを大巾に変更した改良が殆ど不可能
であることに気付く。
【0012】ゴム紐の長さに手を加えないで太さを変更
し、ゴム紐自体の弾性反発力を弱め、球の移動速度を落
としてしまうようにする改良方法も一応考えられなくは
ない。しかし、60g前後の比較的重い球を時速100
km以上もの速度で打ち出し、それをゴムの弾性変形ギ
リギリの性状に達した時点で破断させることなく持ちこ
たえさせ、その時点から弾性反発力で引き戻させるだけ
の力が内在されるようにしなければならない上、この作
用がストローク練習の間中、繰り返し、繰り返し、繰り
返されてそれに耐え得るようにしなければならないとな
ると、自ずとゴム紐の太さは、ゴム素材としての強度上
から細くできる限界があって、従前までのものは、略そ
の限界値に近い太さが採用されていて、これまた改良の
余地が残されていないことを知らされる。
【0013】この発明では、以上のような分析結果に基
づき、従前までのこの種練習具で採用されているゴム紐
の長さや太さを、多少の変更は可能であるとしても、基
本的に尊重する方針で、なお且つ従前までの欠点である
返球間隔および戻り速度について、練習者のレベルに適
したものとなるよう鋭意改良、開発を試みてきたとこ
ろ、幾度かの試行錯誤の結果、遂に、以下において詳述
するとおりの全く新規な構造からなるテニス練習具の実
現化に成功したものであり、図面に示す幾つかの実施例
と共に、その構成の詳細を次に説示していくこととす
る。
【0014】
【発明の構成】この発明のテニス練習具は、起点台座と
練習球との間を、適宜長さの伸縮自在弾性線材と非伸縮
性線材との組合せからなる戻し紐で連繋してなるテニス
練習具をその基本的な構成とするものである。起点台座
は、それから遠ざかっていく練習球が、後述の戻し紐の
弾性変形で伸び細っていく間中、その変形、伸展を可能
とする支持点として機能した上、戻し紐が弾性変形限界
点に達したところで、戻し紐の素材強度によって、今度
は練習球の運動エネルギーを完全に阻止してしまい、内
在する戻し紐の弾性反発力で練習球を引き戻すことがで
きるよう、戻し紐自体の基端部を固定させてしまう機能
を果たす部材であり、従前までのように、それらの機能
を達成するに足りる重量が付与された金属製、あるいは
合成樹脂その他の容器内に適宜重量物を充填してなる塊
状体の荷搬可能なものとして形成される外、一人練習具
として、例えばテニスクラブ施設内に予め設置したまま
とするものでは、床部に埋入状とした金具や突起部等
も、この範疇に包含される。
【0015】なお、この起点台座には、適所に戻し紐を
構成する伸縮自在弾性線材あるいは非伸縮性線材の何れ
か基端部を直接か適宜金具を介した取着を可能とする、
例えばフック金具その他からなる基端取着部が形成され
ていなければならない。
【0016】戻し紐は、基本的に従前までのこの種練習
具のゴム紐に相当する伸縮自在弾性線材と、それとは機
能を全く異にする非伸縮性線材との組合せからなる、全
体が1本化された線材であり、伸縮自在弾性線材と非伸
縮性線材との間は固よりのこと、戻し紐の両端部各部と
上記起点台座あるいは練習球との間は、簡単に離脱して
しまうことのない確実な連繋手段で接続される構造に形
成される。但し、それら連繋手段は、完全に連繋された
ままとなって分離不可能な構造のものでも、あるいは適
宜必要に応じて着脱自在になる構造のものでもよく、更
には、それらの連繋箇所の全てあるいは要所要所に、釣
具等で採用されている「サルカン」のような構造の捩れ
防止用金具を介するようにしたものとしてもよい。
【0017】戻し紐の中、伸縮自在弾性線材は、最も普
通のものとしては、従前までのゴム紐が採用可能であ
り、その他その性状に相当する性状を有するものであれ
ば合成ゴムその他の素材からなるものを適宜採用可能で
あり、基本的には従前までのこの種練習具に採用されて
いるゴム紐の長さ(4〜5m前後の長さ)と太さ(2〜
3mm程度の太さ)のものに形成するようにすればよい。
【0018】一方、非伸縮性線材は、少なくとも上記し
た伸縮自在弾性線材の強度以上の強さがあり、その柔軟
性においてもそれに劣ることのない性状を有し、且つ、
太さの点でもそれより太くならないもの、例えば釣り用
のテグスのようなプラスチックス製細線材や畳糸のよう
な麻紐その他強度ある撚紐等が適しており、略1〜1.5
m程度(その前後は適宜範囲で包含される)範囲の長さ
の中の最適な長さのものが、練習者のレベルに応じて適
宜選択して採用されるようにすればよい。
【0019】なお、選択の目安は、この非伸縮性線材を
1m前後のものとすれば、1.5 m前後のものを採用した
場合よりも返球間隔は短く、返球速度は早くなる傾向が
現れることを参考にしてなされればよい。しかし、50
cmよりも短くしたものでは、この発明の目的を達成する
ための効果が顕著に期待できず、一方、2m以上に長く
したものでは、目的とする効果は期待されるものの、絡
まる率が高くなって練習具に適しなくなることから、非
伸縮性線材としては上記した範囲内の最適値が選択され
るようにするのが望ましいといえる。以下、図面に示す
この発明を代表する実施例の幾つかを説示し、この発明
の上記した構成理解の一助とするものである。
【0020】
【実施例1】図1の全体斜視図に示す実施例は、この発
明を最も良く具体化したものの1例である。即ち、鋳物
製で、上面に練習球5を収めるための半球状凹部41が
形成されてなる起点台座4の基端取着部42に、捩れ防
止金具6を接続しておく。その捩れ防止金具6を利用し
て、戻り紐1を構成するゴム紐製の伸縮自在弾性線材2
の一端側を離脱しないようにして取り付け、同他端部
に、捩じれ防止金具7を、同じく離脱することのないよ
うにして取り付ける。
【0021】練習球5には、図示にはしていないが、練
習球5表面適所から縫い付けられて練習球5に一体化さ
れたループ紐を利用して畳糸製の非伸縮性線材3の一端
側を離脱してしまわないように取着した上、他端側を先
の伸縮自在弾性線材2の捩じれ防止金具7に連繋し、戻
り紐1の伸縮自在弾性線材2側には起点台座4が、そし
て非伸縮性線材3側には練習球5が位置するようにして
形成してなるテニス練習具の事例である。
【0022】
【実施例2】図2の実施例は、上記した戻し紐1の伸縮
自在弾性線材2と非伸縮性線材3との連繋順序を変えて
なるものの例であり、伸縮自在弾性線材2側には練習球
5が、そして非伸縮性線材3側には起点台座4が位置す
るようにしてなるテニス練習具である。この実施例で
は、起点台座4と非伸縮性線材3との連携箇所、および
非伸縮性線材3と伸縮自在弾性線材2との連繋箇所に、
夫々図4の要部拡大斜視図中に示されている構造のもの
と同様の捩じれ防止金具6あるいは7を介在させてなる
ものとしている。
【0023】なお、図4に示されている捩じれ防止金具
7は、中央の金具本体71の中空部両端に、夫々別体と
されたリング付き突子72,72が遊嵌状に挿入、組み
合わされた、釣具等で「サルカン」と称されている部品
と共通した構造からなるものであり、各突子72,72
の各リングに非伸縮性線材3あるいは伸縮自在弾性線材
2の一端部が夫々離脱することのない結び方で連繋され
ることになる。
【0024】
【実施例3】図3の全体斜視図に示した実施例は、戻し
紐1を構成する伸縮自在弾性線材2を略半分の長さに分
割し、片方は起点台座4に連繋する一方、他方は練習球
5に連繋してしまい、両伸縮自在弾性線材2,2の間
に、捩れ防止金具7,7を介して所定長の非伸縮性線材
3を連携してなるようにしたテニス練習具である。な
お、非伸縮性線材3を介在する位置は、この実施例のよ
うに伸縮自在弾性線材2の丁度中間位置とするだけに止
どまらず、起点台座4あるいは練習球5の何れかの側に
ずれた状態としたものも当然包含されている。
【0025】この実施例のものでは、非伸縮性線材3と
して長さを異にしたもの数本を予めセットにして用意
し、その中の1本を選択して両捩れ防止金具7,7部分
に着脱自在に連繋するようにすれば、プレーヤーの技量
に応じて最適な状態に調整されたテニス練習具を実現す
ることが可能となり、極めて好都合のものとすることが
可能となる。勿論、この長さの異なる非伸縮性線材3を
選択的に採用して伸縮自在弾性線材2に着脱自在に組み
合わせるようにする構成は、上記した実施例1あるいは
実施例2についても実現可能であることはいうまでもな
い。
【0026】
【作用効果】以上のような構成からなるこの発明のテニ
ス練習具は、従前までのもののように起点台座と練習球
との間を、単に伸縮自在弾性線材だけで形成された戻し
紐で連携するようにするのではなく、所定長の伸縮自在
弾性線材に非伸縮性線材を連繋して組み合わせてなる戻
し紐を採用して成るものとしていることから、練習者の
ラケットで打ち出された練習球が、初速でかなりの速度
を与えられて十分な運動エネルギーを保持したまま起点
台座から離れていき、戻し紐の伸縮自在弾性線材の弾性
変形限界点まで達したところで、戻し紐全体の引っ張り
強度でその運動エネルギーを阻止、消滅させ、その後、
伸縮自在弾性線材の弾性反発力で、練習球にそれまでと
は逆方向に引き戻す力を作用させる際に、戻し紐の非伸
縮性線材部分だけは長さを変えないままで方向を変える
動きをする結果、その部分が戻り運動の中で緩衝的な作
用を及ぼし、非伸縮性線材を全く採用していないものに
比較し、返球速度を緩和させる効果が現れ、したがっ
て、それだけ返球間隔に間合いが取れるという特徴が発
揮されるものとなる。
【0027】この作用は、練習者が戻ってきた練習球を
強打して相当の初速が練習球に与えられたとしても、再
び練習者のスタンディングポイント辺りに返球されてく
る練習球の速度としてはそのまま反映されず、僅かでは
あっても緩和された返球速度となることを保証するもの
であり、この僅かな緩和作用は、練習者、特に十分に技
量が伴っていない練習者にとって、その前のフォロース
ローから次のストロークに移る上で極めて貴重なタイミ
ングのずれであり、連続した練習球の打ち返しがそれだ
け容易になる効果に繋がることになることから、従前ま
でのこの種練習具ではなかなか体得できなかったテニス
の一人練習を、無理なフォームで肩や肘を痛めることも
なく、楽しく確実に達成することが可能となるものであ
る。
【0028】特に、実施例1で示した非伸縮性線材3を
練習球5側に配するようにしたものでは、上記した一般
的な作用効果の外に、練習開始時に練習球5を片手に載
せて打ち出す際の練習球5の扱い操作が、従前までのよ
うに練習球5に直接ゴム紐等の伸縮自在弾性線材を連携
してなるものよりも円滑になし得る効果が現れるという
特徴を有するものとすることができ、また、実施例2や
実施例3に示すものの場合には、当然上記した一般的な
作用効果を実現した上、捩れ防止金具6,7部分を着脱
部に兼用した非伸縮性線材3の取替え操作がし易くなる
特徴を奏するものとなり、練習者のレベルに応じてでき
るだけ最適な状態に調整した上での一人練習を可能とす
る実用的なテニス練習具を実現することになる。
【0029】叙上の如く、この発明のテニス練習具は、
戻し紐に非伸縮性線材を組み合わせるという極めて簡潔
な構造を採用することにより、従前までのこの種練習具
の欠点を遍く解消し得たものであり、構造が簡潔で製造
も容易であって、従前までのものに比較しても何等単価
的に不利になることもなく、多くの人達が手軽に採用で
きることから、相手を必要とせずに一人でテニスの技量
を磨くための練習具として最適なものであり、既にテニ
スに馴れ親しんでいる人々は勿論のこと、これからテニ
スに取り組んでみようとする人達にも大いに賞賛され、
更に一層テニスの普及が図られることになると予想され
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明を代表する幾つかの実施例に基づくも
のである。
【図 1】この発明を代表するテニス練習具の全体斜視
図である。
【図 2】他の実施例によるテニス練習具の全体斜視図
である。
【図 3】更に他の実施例によるテニス練習具の全体斜
視図である。
【図 4】捩れ防止金具を中心とした要部拡大斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 戻し紐 2 同伸縮自在弾性線材 3 同非伸縮性線材 4 起点台座 41 同半球状凹部 42 基端取着部 5 練習球 6 捩れ防止金具 7 捩れ防止金具 71 同金具本体 72 同リング付き突子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起点台座と練習球との間を、適宜長さの
    伸縮自在弾性線材と非伸縮性線材との組合せからなる戻
    し紐で連繋してなるテニス練習具。
  2. 【請求項2】 起点台座と練習球との間を、適宜長さの
    伸縮自在弾性線材と非伸縮性線材との組合せからなる戻
    し紐で連繋すると共に、各部材間には、必要に応じて捩
    じれ防止金具を介在してなるテニス練習具。
  3. 【請求項3】 戻し紐の中の非伸縮性線材が、練習球と
    伸縮自在弾性線材とに対して、あるいは起点台座と伸縮
    自在弾性線材とに対して、あるいはまた、伸縮自在弾性
    線材に対して、夫々着脱、交換自在に連繋されるものと
    なし、非伸縮性線材が適宜長さのものに変更自在の構造
    に形成されてなる請求項1または請求項2記載のテニス
    練習具。
JP24688194A 1994-09-14 1994-09-14 テ ニ ス 練 習 具 Pending JPH0884794A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190000946U (ko) * 2017-10-13 2019-04-23 김선희 개인 연습용 공 틀

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190000946U (ko) * 2017-10-13 2019-04-23 김선희 개인 연습용 공 틀

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