JPH0884721A - 採血器 - Google Patents

採血器

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Publication number
JPH0884721A
JPH0884721A JP6246735A JP24673594A JPH0884721A JP H0884721 A JPH0884721 A JP H0884721A JP 6246735 A JP6246735 A JP 6246735A JP 24673594 A JP24673594 A JP 24673594A JP H0884721 A JPH0884721 A JP H0884721A
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JP
Japan
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casing
piece
pressing body
elastic
blood
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Withdrawn
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JP6246735A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Fukui
啓二 福井
Kiyoshi Hachiman
青志 八幡
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Meitec Group Holdings Inc
Original Assignee
Meitec Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0884721A publication Critical patent/JPH0884721A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、強い刺激や恐怖感を与えること
なく微量の血液を毛細血管から採取し、しかも同時に吸
引収容できるようにすることにある。 【構成】 内周面に係止突起4を突設したケーシング1
内に、第一の弾撥材21を介してケーシング1に対し後
方に付勢される押圧体11と、弾性変形が自在な複数の
弾性片部24を有し、第二の弾撥材31を介して押圧体
11に対し前方に付勢される作用体22と、作用体22
前端の保持部23に装着され、作用体22の前進により
ケーシング1の前端から突出する穿刺針35とから構成
され、押圧体11の前進に伴う作用体22の弾性片部2
4の弾性変形により第二の弾撥材31を介して穿刺針3
5を急激に前進させるもので、押圧体11の後退時には
ケーシング1内を負圧にして、傷口から血液を吸引でき
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微量の血液を採取する
採血器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】血液の医学的な検査は、医療遂行上必須
のものであり、患者から所定量の血液を採取する必要が
常に生じる。そして、この採血の手段としては、従来よ
り、適宜の注射器で静脈より血液を抜く場合と、指先、
耳たぶ等の皮膚に損傷を与え、数滴の血液を採取する場
合とが主としてあった。
【0003】前者の手段は、特に或る程度の量を採血す
る場合であって、穿刺時に痛みと恐怖感を与え、しかも
医師、看護婦等の専門家の手によらなければならない不
都合があるが、多項目の検査の際にはどうしても必要と
なるものであり、しかしながら頻繁に行われるものでも
ない。これに対して、後者の手段は、特に糖尿病の検査
の際に採られるものであって、一度の採血量は微量で良
いが、頻繁になされている。
【0004】即ち、周知のように、糖尿病疾患では、患
者の血液中の血糖濃度を常に監視していなければなら
ず、その採血頻度は、例えば毎食前、食後、及び就寝前
であって、多い場合には一日に7回にものぼる。血糖濃
度の検査に関する一回一回の採血量は微量で良いが、頻
繁であるために患者に対する負担は極めて大きい。この
負担は、例えば穿刺時の痛みと恐怖感であるが、神経の
敏感な指先なり耳たぶ以外からは採血できないため、こ
の負担は倍増し、しかも使用頻度の高い指先のような場
合は、採血後の傷跡が多く残って、菌の侵入により感染
症にかかり易い問題もある。
【0005】このような患者の負担をできるだけ軽減す
べく、従来は、例えば特開平1−185245号公報、
或いは特開昭62−38140号公報等に開示された発
明が提案されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
発明は、指先から採血する点で、従来からの患者の負担
を和らげるものではなく、また、コイルバネの作動を確
実にするための構造が複雑になって組立てに手間がかか
り、扱いにくいものになる。
【0007】この点、後者の発明は、指先以外の部分で
でも採血でき、採血器内を或る程度負圧にすることによ
り穿刺針で傷つけた部分から血液を吸い出すことができ
る点で、採血箇所が限定されず、傷の負担や痛みは軽減
されるものの、所定操作で負圧状態が得られるような構
成としなければならないため、構造が更に複雑なものに
なっている。
【0008】本出願人は、上述した従来技術の不満点を
解消するべく、例えば特開平5−95937号公報等
で、採血器等を提案した。この発明は、磁力を利用して
穿刺針を前進させることができるために衝撃が少ないこ
と、穿刺針で傷つけた部分から血液を確実に吸い出すこ
とができること、等に於いて優れた作用効果を奏するも
のであるが、磁力を利用するために動作の確実性に若干
の不安がある点、微弱とはいえ磁力が周囲に悪影響を与
える可能性がある点、等の不満が残る。
【0009】よって、本発明は、上述した従来技術の欠
点、不都合、問題点を解消するべく開発されたもので、
患者に強い刺激や恐怖感を与えることなく微量の血液を
毛細血管から採取することができ、採取した血液を単に
皮膚に吹き出させて吸引できるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の採血器は、ほぼ
中央部の内周面に係止突起を突設し、両端が開口した直
線筒形状のケーシングと、後端が該ケーシングの後端か
ら突出した状態でケーシング内を気密に前進後退動し、
第一の弾撥材を介してケーシングに対し後方に付勢され
る押圧体と、ケーシングの軸心に向かって弾性変形が自
在な複数の弾性片部を、短筒形状の保持部後端から後方
に延出して構成され、押圧体の前方に位置してケーシン
グ内を前進後退動し、第二の弾撥材を介してこの押圧体
に対し前方に付勢される作用体と、この作用体の前端の
保持部に装着され、作用体の前進によりケーシングの前
端から突出する穿刺針とを有し、作用体の弾性片部の後
端に、押圧体の前端に設けた規制片に前後方向に係止す
る係止片を設けると共に、この弾性片部のほぼ中央部外
面に、押圧体の前進による作用体の前進に伴って係止突
起の後面に当接する膨出片を設け、更なる押圧体の前進
によって、規制片が膨出片に乗り上げることにより弾性
片部がケーシングの軸心に向かって弾性変形することに
伴い、膨出片と係止突起との当接を解除して、第二の弾
撥材を介して作用体を更に前進させる構成である。
【0011】ケーシング内面に摺接する押圧体の外周面
に周溝を設け、この周溝内にオーリングを配する。
【0012】押圧体の後端寄りの周溝溝面に、更に通気
溝を刻設する。
【0013】作用体の弾性片部の膨出片を、後端から前
端にかけて突出傾斜するテーパー面とすると共に、前端
を径方向に削切した段部面とし、更に、ケーシングの係
止突起の突出端面を、後端から前端にかけて下降傾斜す
るテーパー面とする。
【0014】ケーシングの中央部内に、掛け渡し片を径
方向に沿って架設し、後端に端板を配した筒形状の押圧
体のこの端板の内面と、掛け渡し片との間に、第一の弾
撥材を配する。
【0015】作用体の弾性片部を、径方向に対向する一
対と構成する。
【0016】作用体の保持部と膨出片との間の弾性片部
外面に、ケーシングの係止突起の前面に当接できるスト
ッパー片を突設する。
【0017】ケーシングの前端部内に、第二の弾撥材の
弾撥力により前進する作用体の前端が当接する段部を形
成する。
【0018】
【作用】上述した構成にあって、押圧体が第一の弾撥材
の弾撥力によりケーシングに対し後方に付勢され、ケー
シングの後端から突出した姿勢で、ケーシングの前端を
所定の皮膚部分に気密に押し付け、押圧体を第一の弾撥
材の弾撥力に逆らって内方に押し込んで前進させる。
【0019】押圧体と、この押圧体の前方に位置する作
用体とは、押圧体の前端に設けた規制片が、作用体の弾
性片部の後端に設けた係止片に前後方向に係止し、ま
た、作用体が第二の弾撥材を介して押圧体に対し前方に
付勢されることにより、相互に連続した姿勢となってい
る。
【0020】そこで、押圧体が前進すると、作用体は第
二の弾撥材を介して前進し、但し第二の弾撥材の弾撥抵
抗を受けるので、作用体の前進は押圧体の前進よりも遅
れ気味となり、押圧体前端の規制片は、前後方向に係止
している作用体の係止片との係止を解除し、作用体より
も先んじて押圧体はケーシング内を前進する。
【0021】作用体の弾性片部のほぼ中央部外面に設け
られている膨出片は、前端を径方向に削切した段部面と
しているので、押圧体の前進に伴い作用体が前進する
と、この膨出片の段部面がケーシング内周面の係止突起
の後面に当接し、作用体の前進は停止する。
【0022】この作用体の停止にも拘らず、押圧体を更
に前進させると、弾性片部の膨出片は後端から前端にか
けて突出傾斜するテーパー面となっていて、且つ、弾性
片部はケーシングの軸心に向かって弾性変形が自在な複
数の部材で構成されているので、押圧体の規制片が膨出
片に乗り上げることになり、弾性片部がケーシングの軸
心に向かって弾性変形することに伴い、膨出片の段部面
と係止突起の後面との当接が解除される。
【0023】一方、作用体の停止にも拘らず押圧体を前
進させると、作用体と押圧体との間には第二の弾撥材が
配されているためにその弾撥力は更に強いものになり、
膨出片と係止突起との当接が解除されると同時に、この
弾撥力は作用体に加えられることになるので、作用体は
この弾撥力により急激に前進する。
【0024】そして、作用体前端の保持部には穿刺針が
装着され、この穿刺針は作用体の前進によりケーシング
の前端から突出するので、穿刺針は、所定の皮膚部分に
突き刺さるのである。
【0025】ケーシングの前端部内には、第二の弾撥材
の弾撥力により前進する作用体の前端が当接する段部が
形成されているので、この段部の位置、或いは穿刺針の
長さ等を予め所定の値に設定しておけば、ケーシングの
前端からの穿刺針の突出量を規制することができる。
【0026】さて、穿刺操作が終了したならば速やかに
穿刺針を皮膚から抜かなければならず、その操作は、単
にケーシング内への押圧体の内方への押し込み力を解除
するだけで良い。即ち、押圧体の内方への押し込み力を
解除すると、押圧体は第一の弾撥材の弾撥力によりケー
シングの後方にスライド復帰し、ケーシングの後端から
突出する。
【0027】この押圧体の後方へのスライド復帰に際
し、押圧体の前端に設けた規制片が作用体の弾性片部の
後端に設けた係止片に前後方向に係止することになるの
で、この係止により、押圧体の後方へのスライド復帰と
同時に作用体も後方にスライド復帰し、従って、穿刺針
も後退して皮膚から抜けるのである。
【0028】穿刺操作時に押圧体の規制片が膨出片に乗
り上げた結果、膨出片と係止突起との当接が解除され、
前進した作用体の膨出片は係止突起よりも前方に位置す
ることになるが、上述したように作用体も後方にスライ
ド復帰すると、膨出片は再度係止突起に対向することに
なる。つまりこの状態では、膨出片は係止突起よりも前
方に位置している。
【0029】そこで、ケーシングの係止突起の突出端面
を、後端から前端にかけて下降傾斜するテーパー面とす
ると、後退する作用体の膨出片のテーパー面がこの係止
突起のテーパー面に面接し、更なる作用体の後方へのス
ライドによって、弾性片部は係止突起のテーパー面に押
圧される形態でケーシングの軸心に向かって弾性変形す
る。その結果、膨出片は係止突起部分を円滑に通過し
て、係止突起よりも後方に位置することができるのであ
る。
【0030】また、これ等、各部材の後退に際し、作用
体の保持部と膨出片との間の弾性片部外面に、ストッパ
ー片を突設しておけば、このストッパー片がケーシング
の係止突起の前面に当接するので、それ以上の後退が規
制される。
【0031】処で、ケーシング内面に摺接する押圧体の
外周面には周溝が設けられ、この周溝内にはオーリング
が配されている。従って特に押圧体が後方にスライド復
帰する場合、前端が皮膚部分に気密に押し付けられてい
るケーシングの内部は、この押圧体の後退に伴い負圧状
態となり、穿刺針が突き刺ささった皮膚部分から血液が
吸引されるのである。
【0032】そして、押圧体の周溝溝面の後端寄りに
は、通気溝が刻設されているため、後退した押圧体を再
度若干前進させると、周溝内のオーリングは周溝溝面の
後端寄りに移動し、通気溝部分に位置することになるの
で、ケーシング内の負圧状態が解除され、前端が皮膚部
分に気密に押し付けられているケーシングを簡単に外す
ことができ、採血操作を速やかに行うことができる。
【0033】即ち、押圧体を前進させるとオーリングは
周溝溝面の後端寄りに移動して常に通気溝部分に位置す
ることになるので、ケーシングの前端を皮膚部分に気密
に押し付けて押圧体の前進操作を行う場合、内部の空気
はこの通気溝部分から排出され、押圧体や作用体の前進
に支障をきたすことはない。
【0034】尚、ケーシングの中央部内に、掛け渡し片
を径方向に沿って架設し、後端に端板を配した筒形状の
押圧体の端板内面と、掛け渡し片との間に、第一の弾撥
材を配すれば、ケーシングと押圧体との間の弾撥付勢力
を確実に付与させることができる。
【0035】また、作用体の弾性片部を、径方向に対向
する一対と構成すれば、この一対の弾性片部が上述した
掛け渡し片を挾む形態で対向させてケーシング内に収容
させることができるため、各部材の前進後退動が支障な
く達成され、更には、前述したように穿刺操作に際し
て、押圧体を前進させて押圧体の規制片が膨出片に乗り
上げさせる際の、弾性片部のケーシングの軸心に向かっ
ての弾性変形を確実且つ簡単に達成させることができよ
う。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1ないし図4及び図5、図6にて示したように、
前後両端が開口したケーシング1は、直線円筒形状の筒
体2の前端に透明部材による口筒3を着脱自在に一体連
設して構成されており、筒体2の前端部の約1/4の内
周面部分に一対の係止突起4が対向して突設され、ま
た、口筒3の内周面には、後方に対面する段部5が周設
されている。
【0037】上述した係止突起4は、前面4bと後面4
cがケーシング1の径方向に突出する平行面となってい
るが、前面4bの突出幅よりも後面4cの突出幅のほう
が大きく、従って係止突起4の突出端面は、後端から前
端にかけて下降傾斜するテーパー面4aとなっている。
【0038】ケーシング1の筒体2のほぼ中央部内に
は、上述した一対の係止突起4とは周方向に角度90度
回転させた位置で、径方向に沿って掛け渡し片6が架設
され、従って、掛け渡し片6の両側では筒体2内周面と
の間で間隙6aが形成されており、この掛け渡し片6の
後面中央には、後方に突出する形態で保持片7が突設さ
れている。
【0039】また、筒体2内周面の係止突起4部分から
前端にかけては、ガイド溝8が対向して一対刻設されて
いる。
【0040】尚、ケーシング1の後端部外面にはポケッ
ト等に収納する際に引っ掛けるフック9が突設され、ケ
ーシング1の前部外面には操作時の滑り止めのための溝
10が刻設されている。
【0041】次に、比較的硬質の合成樹脂で成形される
押圧体11は、図1ないし図4及び図7に示したよう
に、後端に端板12を配した筒体であって、後端がケー
シング1の後端から突出した状態でケーシング1内を気
密に前進後退動が可能なように収納され、中央部外周面
に一対の周条を周設することにより周溝13を周設形成
し、この周溝13よりも前方に略半筒形状の一対の半筒
片14を延出した構成である。
【0042】周溝13内には、オーリング15が配され
ていて、ケーシング1内面との気密性を確保している
が、周溝13の溝幅はこのオーリング15の太さよりも
充分に大きく、周溝13の溝面の後端寄りには更に通気
溝16が軸方向に沿ってオーリング15の太さよりもや
や小さい程度に刻設されている。
【0043】従って、押圧体11がケーシング1内を前
進する場合には、ケーシング1内面に密接しているオー
リング15は周溝13内の溝面の後端寄り、即ち通気溝
16が刻設されている部分にケーシング1内面との密接
抵抗を受けて移動して対向位置することになるので、ケ
ーシング1内の空気はこの通気溝16から方向に円滑に
流出排出され、押圧体11の前進に支障をきたすことは
ない。
【0044】これに対して、押圧体11がケーシング1
内を後退する場合には、ケーシング1内面に密接してい
るオーリング15は周溝13内の溝面の前端寄りに同様
にして移動することになるので、ケーシング1内の気密
性が維持され、吸引作用が行われることになる。
【0045】押圧体11の半筒片14の中央部には、ガ
イド孔17が軸方向に沿って開設されており、このガイ
ド孔17の前端である半筒片14の前端には、規制片1
8が残存形成されることになる。
【0046】尚、ケーシング1の後端から突出する押圧
体11の後端部外面には、滑り止めの溝19が刻設さ
れ、また、周溝13が周設された部分にほぼ対応する内
周面には、座片20が前方に対面する形態で突設されて
いる。
【0047】さて、押圧体11をケーシング1内に前進
後退動可能に収納した状態にあっては、押圧体11の後
端の端板12内面と、ケーシング1の掛け渡し片6との
間には、第一の弾撥材21としてコイルスプリングが配
されている。即ち、コイルスプリングである第一の弾撥
材21の後端は端板12内面に弾接し、先端部は掛け渡
し片6の保持片7が嵌入することによって保持されて掛
け渡し片6に弾接しているので、押圧体11はこの第一
の弾撥材21を介してケーシング1に対し常に後方に付
勢されているのである。
【0048】第一の弾撥材21の構造、及び押圧体11
とケーシング1との弾接形態、弾接位置は、上記実施例
に限定されるものではなく、押圧体11がケーシング1
に対し常に後方に付勢される機能が達成され、他の部材
の作動が円滑に達成される限り如何なる形態であっても
良い。
【0049】尚、押圧体11の半筒片14は略半筒形状
であるから、前述した如くガイド孔17を軸方向に沿っ
て開設しても充分な強度が維持され、特に外方に変形す
ることは全くなく、また、半筒片14は筒体の周溝13
よりも前方に一対を延出した構成であるので、押圧体1
1をケーシング1内に収納する際に位置合せをし、この
半筒片14が、ケーシング1内で掛け渡し片6の両側で
筒体2内周面との間に形成される間隙6aに挿入するよ
うにすれば、押圧体11のケーシング1内での前進後退
動が掛け渡し片6に衝突することなく円滑に達成され
る。
【0050】また、押圧体11のケーシング1内での前
進限は、規制片18がケーシング1内面の係止突起4の
後面4cに当接するまでである。
【0051】次に、押圧体11の前方に位置してケーシ
ング1内を前進後退動する作用体22は、図1ないし図
4及び図8、図9から理解されるように、比較的軟質の
合成樹脂で成形されていて弾性変形が自在であり、短筒
形状の保持部23の後端から径方向で対向する一対の弾
性片部24を、後方に延出して構成される。
【0052】短筒形状の保持部23の内周面には螺溝2
5が周設されてあり、一対の弾性片部24は、夫々の肉
厚が前記したケーシング1のガイド溝8の溝幅及び押圧
体11のガイド孔17の開口幅とほぼ等しく、ケーシン
グ1の軸心に向かっての弾性変形が自在なものとなって
いる。
【0053】弾性片部24にあって、その先端部である
後端の外面には係止片26が設けられ、また、この後端
の内面には受座27が切り欠かれて設けられ、その中央
部外面には膨出片28が設けられ、この膨出片28より
も保持部23寄りの外面にはストッパー片29が設けら
れ、更に保持部23との連続部外面にはガイド片30が
設けられている。
【0054】このような構成の作用体22は、弾性片部
24の後端の係止片26を押圧体11の前端に対向させ
る形態でケーシング1内に前進後退動自在に収納される
が、この場合、少なくともストッパー片29とガイド片
30とはケーシング1のガイド溝8内に係合し、係止片
26は、弾性片部24の後端部をケーシング1の軸心に
向かっての弾性変形させて、押圧体11のガイド孔17
内に内方から挿入されて係合しており、特にこの係止片
26は、ガイド孔17内でガイド孔17の前端に残存形
成されている規制片18に、所定状態で前後方向に係止
することができる。
【0055】従って、作用体22の一対の弾性片部24
は、ケーシング1内での位置としては、掛け渡し片6の
両側に形成される間隙6aに挿入されることになるの
で、ケーシング1内での前進後退動に際して掛け渡し片
6に衝突することはない。
【0056】また、弾性片部24の膨出片28は、後端
から前端にかけて突出傾斜するテーパー面28aとする
と共に、前端面を径方向に削切した段部面28bとする
構成である。
【0057】そして、押圧体11とこの作用体22との
間には第二の弾撥材31が配されていて、作用体22は
押圧体11に対し前方に付勢されているのであるが、こ
の第二の弾撥材31はコイルスプリングで構成されてお
り、コイルスプリングである第二の弾撥材31の後端は
押圧体11の座片20に弾接し、先端部である前端は作
用体22の後端に設けられた受座27に弾接して、上記
した付勢力が維持されているのである。
【0058】さて、押圧体11が第一の弾撥材21の弾
力により後端がケーシング1の後端から突出した図1に
示した状態では、押圧体11のガイド孔17内に係合し
ている、作用体22の弾性片部24の係止片26は、押
圧体11の規制片18に前後方向に係止しており、従っ
て、第一の弾撥材21の弾力が間接的に作用して作用体
22も後方に引っ張られた状態にあり、この押圧体11
及び作用体22の後退限は、作用体22のストッパー片
29がケーシング1の係止突起4の前面4bに当接する
ことにより規制されている。
【0059】この状態から押圧体11を第一の弾撥材2
1の弾力に逆らってケーシング1の内部に押し込み前進
させると、前述したように、押圧体11のオーリング1
5は周溝13内の通気溝16部分に対向位置するので、
ケーシング1内の空気はこの通気溝16から方向に流出
排出されて、押圧体11は円滑に前進する。
【0060】一方、コイルスプリングである第二の弾撥
材31の後端が押圧体11の座片20に弾接すると共
に、前端が作用体22の後端に設けられた受座27に弾
接しているので、押圧体11が前進すると、先ずこの第
二の弾撥材31が縮まってこの弾撥力により作用体22
を前進させ、作用体22の弾性片部24に於ける膨出片
28の前面である径方向に削切された段部面28bが、
ケーシング1の係止突起4の後面4cに当接することに
より作用体22の前進が停止する。
【0061】このようにして作用体22の前進が停止し
ても、弾性片部24の係止片26と押圧体11の規制片
18との前後方向の係止が解かれるだけで、押圧体11
は更に前進するが、押圧体11の前進に伴い、その規制
片18は停止している作用体22の弾性片部24に於け
る膨出片28に乗り上げることになる。
【0062】即ち、規制片18が設けられている半筒片
14は略半筒形状であるから、充分な強度が維持されて
変形することはなく、また、作用体22は比較的軟質の
合成樹脂で成形されていて、特に膨出片28が設けられ
ている弾性片部24は、ケーシング1の軸心に向かって
の弾性変形が自在なものとなっており、更に膨出片28
は、後端から前端にかけて突出傾斜するテーパー面28
aとなっているので、上述したように規制片18がテー
パー面28a上に円滑に乗載して膨出片28に乗り上げ
ると、規制片18の規制力が弾性片部24に加えられて
弾性片部24をケーシング1の軸心に向かって弾性変形
させることになる。
【0063】図3は、作用体22の前進が停止し、押圧
体11が更に前進して規制片18が膨出片28に乗り上
げ、弾性片部24を弾性変形させていて、規制片18が
ケーシング1の係止突起4の後面4cに当接する直前を
示すもので、膨出片28の段部面28bはこの係止突起
4の後面4cとの係止が解除される直前であり、第二の
弾撥材31が縮まって強い弾撥力をもって待機してい
る。所謂チャージ状態である。
【0064】そこで、押圧体11を更に前進させて規制
片18が膨出片28に完全に乗り上げて規制片18が係
止突起4の後面4cに当接すると、膨出片28の段部面
28bと係止突起4の後面4cとの係止が解除され、第
二の弾撥材31の弾撥力が開放されて、作用体22は急
激に前方に移動するのである。
【0065】この作用体22の前進限は、作用体22の
前端である保持部23前端が、ケーシング1の口筒3の
内周面に周設された、後方に対面する段部5に当接する
までである(図4参照)。
【0066】次いで、作用体22前端の保持部23内に
は、穿刺針体32が装着される。この穿刺針体32は、
保持部23の螺溝25に螺合嵌入する螺子桿33の前端
に六角短柱形状のブラケット34を連設し、このブラケ
ット34の前端に穿刺針35を突設した構成である(図
1及び図10参照)。
【0067】図4で示したように、作用体22の前進限
では、穿刺針35の前端がケーシング1の口筒3の前端
より突出し、血液を採取できる程度の浅く皮膚に突き刺
さるのであるが、この穿刺針35の突出量の規制は、穿
刺針35の長さ、穿刺針体32全体の長さ、作用体22
の前進限の設定位置、等々によって達成されよう。
【0068】尚、使用前の状態でこの穿刺針体32には
保護部材が装着される。即ち、ブラケット34の前端に
は肉薄部36を介して保護筒体37が延出しており、穿
刺針35はこの保護筒体37の後端部内に位置してお
り、また、保護筒体37の前端である他方端は、ブラケ
ット34の六角短柱形状に対応した六角形状の開口形状
を有する嵌合筒部38となっている。
【0069】従って、押圧体11の後端がケーシング1
の後端から突出した図1に示した状態で、穿刺針体32
をケーシング1の口筒3の前端より挿入し、保護筒体3
7部分をつまんで螺子桿33を保持部23の螺溝25に
螺合嵌入させ、この螺合限を越えて更に回動させると、
肉薄部36が破断するので、保護筒体37を口筒3の前
端より取り出すことができ、穿刺針35は口筒3内で露
出して穿刺操作のための待機状態となる。
【0070】そして、穿刺操作が終了したならば、保護
筒体37の嵌合筒部38端から保護筒体37を口筒3の
前端より挿入し、嵌合筒部38と六角短柱形状のブラケ
ット34とを嵌合させ、螺子桿33と螺溝25との反螺
合方向に保護筒体37を回動させれば、螺子桿33と螺
溝25との螺合を解いて穿刺針35を含むブラケット3
4と螺子桿33との一体物を口筒3内から取り出すこと
ができ、しかもこの場合、穿刺針35はブラケット34
と嵌合している保護筒体37の嵌合筒部38内に位置す
ることになるので、穿刺操作終了後の穿刺針35に触れ
ることはないのである。
【0071】従って、穿刺操作ごとの穿刺針35の交換
が簡単であり、しかも、使用直前まで穿刺針35を露出
させなくて済むと共に、使用後は穿刺針35を直ちに保
護筒体37により覆うことができて、安全性を確実に確
保することができる。
【0072】本発明にかかる採血器は、以上説明したよ
うな構成の各部材により構成され、また、動作し、作用
する。従って、ケーシング1の口筒3の前端を所定の皮
膚部分に強く押し当てた状態で押圧体11を或る程度ま
で前進させると、作用体22が急激に前進して穿刺針3
5の前端が皮膚に突き刺さり、押圧体11を後退させる
とそれに伴って作用体22及び穿刺針35も後退する。
【0073】そして、押圧体11の後退時には、ケーシ
ング1の口筒3の前端が皮膚部分に強く押し当てた状態
で、オーリング15が気密作用をすることによって、ケ
ーシング1内は負圧状態となり、穿刺針35によって傷
付けられた皮膚部分から血液を吸引することができるの
であり、その状態は透明部材で成形された口筒3部分か
ら確実に視認することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、皮膚を穿
刺する穿刺針は、二つの弾撥材の弾力を用い、合成樹脂
の弾性変形を利用して前進させるので、振動等の衝撃が
小さく瞬時に達成され、恐怖感を最小に抑えることがで
きる。
【0075】そして、穿刺後の採血は、穿刺針を後退さ
せると同時に負圧吸引によって達成するので、穿刺箇所
は神経の敏感な指先や耳たぶ部分に限定されず、腕等の
毛細血管から行える。更には、穿刺時に、穿刺箇所の周
囲を圧迫して痛点を刺激し、実際に穿刺する局部の痛点
感覚を鈍化させるので、患者に対する痛みを和らげるこ
とができると共に、恐怖感を取り除くことが可能であ
る。
【0076】採血時に患者に接触する部分は、穿刺針及
びケーシングの先端だけであるから使用後は穿刺針を捨
象すれば足り、しかも穿刺針の交換は非接触状態で確実
簡単に行えるので、衛生的であるばかりでなく、経済的
であり、極めて取り扱い易いものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の採血器の使用開始前の状態を示す軸方
向に沿った断面図である。
【図2】押圧体の前進により作用体が仮停止した状態の
断面図である。
【図3】押圧体の規制片が作用体の膨出片に乗り上げた
状態の断面図である。
【図4】穿刺針の前進限を示す断面図である。
【図5】ケーシングのみの軸方向に沿った断面図であ
る。
【図6】図5にあって、周方向に角度90度ずらした状
態での軸方向に沿った断面図である。
【図7】押圧体のみの軸方向に沿った断面図である。
【図8】作用体のみの平面図であって、図1ないし図4
とは周方向に角度90度ずらした状態である。
【図9】作用体のみの一部断面側面図である。
【図10】穿刺針体のみの一部断面平面図である。
【符号の説明】
1;ケーシング、2;筒体、3;口筒、5;段部、6;
掛け渡し片、11;押圧体、12;端板、13;周溝、
14;半筒片、15;オーリング、16;通気溝、1
8;規制片、21;第一の弾撥材、22;作用体、2
3;保持部、24;弾性片部、26;係止片、28;膨
出片、29;ストッパー片、31;第二の弾撥材、3
2;穿刺針体、35;穿刺針。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ中央部の内周面に係止突起(4)を
    突設し、両端が開口した直線筒形状のケーシング(1)
    と、 後端が該ケーシング(1)の後端から突出した状態でケ
    ーシング(1)内を気密に前進後退動し、第一の弾撥材
    (21)を介してケーシング(1)に対し後方に付勢さ
    れる押圧体(11)と、 前記ケーシング(1)の軸心に向かって弾性変形が自在
    な複数の弾性片部(24)を、短筒形状の保持部(2
    3)後端から後方に延出して構成され、前記押圧体(1
    1)の前方に位置してケーシング(1)内を前進後退動
    し、第二の弾撥材(31)を介して押圧体(11)に対
    し前方に付勢される作用体(22)と、 該作用体(22)前端の保持部(23)に装着され、作
    用体(22)の前進により前記ケーシング(1)の前端
    から突出する穿刺針(35)とを有し、 前記作用体(22)の弾性片部(24)の後端に、前記
    押圧体(11)の前端に設けた規制片(18)に前後方
    向に係止する係止片(26)を設けると共に、前記弾性
    片部(24)のほぼ中央部外面に、押圧体(11)の前
    進による作用体(22)の前進に伴い前記係止突起
    (4)の後面(4c)に当接する膨出片(28)を設
    け、更なる押圧体(11)の前進によって、前記規制片
    (18)が膨出片(28)に乗り上げることにより弾性
    片部(24)がケーシング(1)の軸心に向かって弾性
    変形することに伴って、前記膨出片(28)と係止突起
    (4)との当接を解除し、前記第二の弾撥材(31)を
    介して作用体(22)を更に前進させることを特徴とす
    る採血器。
  2. 【請求項2】 ケーシング(1)内面に摺接する押圧体
    (11)の外周面に周溝(13)を設け、該周溝(1
    3)内にオーリング(15)を配した請求項1に記載の
    採血器。
  3. 【請求項3】 押圧体(11)の周溝(13)溝面の後
    端寄りに、更に通気溝(16)を刻設した請求項2に記
    載の採血器。
  4. 【請求項4】 作用体(22)の弾性片部(24)の膨
    出片(28)を、後端から前端にかけて突出傾斜するテ
    ーパー面(28a)とすると共に、前端を径方向に削切
    した段部面(28b)とした請求項1、2、3に記載の
    採血器。
  5. 【請求項5】 ケーシング(1)の係止突起(4)の突
    出端面を、後端から前端にかけて下降傾斜するテーパー
    面(4a)とした請求項1、2、3、4に記載の採血
    器。
  6. 【請求項6】 ケーシング(1)の中央部内に、掛け渡
    し片(6)を径方向に沿って架設し、後端に端板(1
    2)を配した筒形状の押圧体(11)の該端板(12)
    の内面と、前記掛け渡し片(6)との間に、第一の弾撥
    材(21)を配した請求項1、2、3、4、5に記載の
    採血器。
  7. 【請求項7】 作用体(22)の弾性片部(24)を、
    径方向に対向する一対とした請求項1、2、3、4、
    5、6に記載の採血器。
  8. 【請求項8】 作用体(22)の保持部(23)と膨出
    片(28)との間の弾性片部(24)外面に、ケーシン
    グ(1)の係止突起(4)の前面(4a)に当接できる
    ストッパー片(29)を突設した請求項1、2、3、
    4、5、6、7に記載の採血器。
  9. 【請求項9】 ケーシング(1)の前端部内に、第二の
    弾撥材(31)の弾撥力により前進する作用体(22)
    の前端が当接する段部(5)を形成した請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8に記載の採血器。
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