JPH0884531A - 芽もの野菜の栽培方法 - Google Patents

芽もの野菜の栽培方法

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JPH0884531A
JPH0884531A JP6255955A JP25595594A JPH0884531A JP H0884531 A JPH0884531 A JP H0884531A JP 6255955 A JP6255955 A JP 6255955A JP 25595594 A JP25595594 A JP 25595594A JP H0884531 A JPH0884531 A JP H0884531A
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JP
Japan
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temperature water
cultivation
sprouts
cultivating
high temperature
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JP6255955A
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JP3120266B2 (ja
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Tomosaburo Suzuki
友三郎 鈴木
Tsuneo Takizawa
恒男 滝沢
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Taisei Kikai Co Ltd
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Taisei Kikai Co Ltd
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】芽もの野菜を、微生物の繁殖なしに栽培する芽
もの野菜の栽培方法を提供する。 【構成】栽培容器8をエレベータ7に載せたのちエレベ
ータ7を上昇させ栽培容器8内に高温水タンク2が入っ
た状態にする。そして高温水タンク2の高温水バルブ3
を開け、98°C〜100°Cの高温水が栽培容器8内
に入った状態にする。この状態にして、15〜60秒間
保持した後、ドレン栓9を開けて栽培容器8内の高温水
を排出する。このようにして滅菌処理された栽培容器8
内に芽もの野菜種子を入れ微生物の増殖なしに芽もの野
菜を栽培する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、黒緑豆もやし、緑豆も
やし、大豆もやし、アルファルファもやし等の各種もや
し、かいわれ大根、その他の芽もの野菜を育成する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】各種もやし等の種子を発芽させて少し育
成したのち食用とする芽もの野菜では育成を如何に促進
するかが大切である。従って、芽もの野菜は発芽と生育
に適した温度と湿度のもとで栽培されるが、そのような
育成環境は各種微生物にとっても繁殖に適した環境とな
る。
【0003】そのような環境ではもやし等と共存する微
生物は短時間のうちに急速に繁殖し、もやし等の正常な
成長を阻害するのみならず、もやし等を腐食させ多大な
損害をもたらすことがある。
【0004】一般に、もやし類は栽培容器の中で栽培さ
れるが、前記した微生物の侵入経路の一つとしてその栽
培容器の微生物による汚染がある。栽培容器は通常反復
使用され、栽培終了後、洗剤を使用して洗浄を行った
後、塩素等殺菌剤によって滅菌が行われているが、十分
な滅菌ができない。
【0005】そのため残留する微生物が芽もの野菜栽培
中に増殖して前記したように芽もの野菜の正常な栽培が
できない。従って芽もの野菜の育成上、栽培開始前の栽
培容器の確実な滅菌は非常に大切でる。一方、滅菌剤の
使用に当たっては、芽もの野菜は食品にかかわるものだ
けに健康に悪影響のないものでなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような状況のもと
で本発明は、栽培容器から侵入する微生物による汚染を
簡単ではあるが完全に防いで芽もの野菜を栽培できるよ
うにした芽もの野菜の栽培方法を提供することを課題と
とている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決するため、芽もの野菜種子を栽培する栽培容器に高
温水を充満させてその充満状態を所定時間保持した後排
水し、その栽培容器に芽もの野菜種子を入れて芽もの野
菜を育成するやり方を採用する。
【0008】本発明の方法において、栽培容器に充満さ
せる高温水としては、98゜C〜100゜Cの温度であ
ることが望ましい。また、高温水を充満させ保持する時
間としては、15秒〜60秒の間で選定する。栽培に使
用する芽もの野菜種子は別途滅菌処理を施したものを使
用することはいうまでもない。
【0009】
【作用】本発明の芽もの野菜の栽培方法によれば、芽も
の野菜種子を入れて栽培する栽培容器に100゜Cまた
はそれに近い高温水が充満されて滅菌に必要な所望時間
保持されるので栽培容器の中は十分な滅菌状態にありそ
の栽培容器から芽もの野菜の栽培上障害となる微生物が
残留するのを防止される。
【0010】しかも、本発明で滅菌に用いるのが高温水
であるため、その滅菌処置が栽培された芽もの野菜にた
いし一切の悪影響を与える事が無い。また、高温水は容
易に入手出来るので本発明は極めて経済的に実施するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明による芽もの野菜の栽培方法の
実施の態様を添付図面を用いて詳細に説明する。図1
は、本発明の方法において栽培容器にたいして滅菌処理
を施す為の装置の一例を示している。1は高温水支持架
で、この高温水支持架1の天井には高温水タンク2が取
り付けられている。
【0012】この高温水タンク2の底部には外部から適
宜開閉される高温水バルブ3が取り付けられている。4
はスチームボイラで、ここで発生されるスチームはスチ
ームパイプ5によって高温水タンク2の中の高温水6の
中に供給され高温水6を98°C〜100゜Cに維持す
る。
【0013】一方、高温水支持架1の下部には昇降自在
なエレベータ7があり、このエベレータ7は芽もの野菜
を栽培する為の栽培容器8を載せて床上から図示した上
昇泣置まで上昇可能である。栽培容器8の底部にはドレ
ン栓9が設けられている。このドレン栓9に対応するエ
レベータ7の床には樋10が設けられていて栽培容器8
のドレン栓9から排水される高温水をドレンタンク11
へ導く。
【0014】ドレンタンク11内の水は返送ポンプ12
によって高温水タンク2に戻される。ドレンタンク11
にはスチームボイラ4からスチームが送入されドレンタ
ンク11内の水を98゜C〜100°Cに加熱してい
る。
【0015】以上説明した図1の装置は本発明の芽もの
野菜の栽培方法において、次ぎのように用いられる。先
ず高温水支持架1に取り付けられた高温水タンク2内の
水中にスチームボイラ4からスチームを送り高温水タン
ク2内の水を98゜C〜100゜Cの高温水とする。
【0016】次に、芽もの野菜を栽培すべき栽培容器8
をエレベータ7の上にセットし、エレベータ7を上昇さ
せ、その上限で停止する。次いで、栽培容器8のドレン
栓9を閉じて、高温水バルブ3を開け、高温水タンク2
内の高温水を栽培容器8内に流出させ栽培タンク8内に
高温水が充満した状態にする。
【0017】この状態で15〜60秒保持し、その後、
栽培容器8のドレン栓9を開いて栽培容器8内の高温水
を樋10を経てドレンタンク11に流出させる。その
後、れエレベータ7を下降させ栽培容器8をエレベータ
から取り出し、それに芽もの野菜栽培の為の芽もの野菜
種子を入れ従来と同様に芽もの野菜を栽培する。
【0018】以上説明した栽培方法によれば、栽培容器
8は芽もの野菜種子をいれる前に98°C〜100°C
の高温水で十分滅菌されているので、この栽培容器8に
微生物が残留することがなく、従来の栽培のように栽培
容器から残留する微生物が繁殖して芽もの野菜の栽培に
支障をきたすようなことはない。
【0019】以上、本発明の一実施の形態を図面にもと
ずいて具体的に説明したが、本発明の方法はこの実施態
様に制限されるものではない。例えば前記した実施態様
では栽培容器を移行させたり昇降させたりして高温水を
充満させているが、固定式の栽培容器を使用して栽培容
器を一切動かさずにその内部に高温水を適宜充満させる
やり方でもよい。また、栽培容器内に高温水を充満させ
る為の機構も種々の機構を採用してよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明の芽もの野菜の栽
培方法によれば、栽培容器を簡単に、しかし十分に滅菌
させた状態で栽培を行うのでその栽培中に微生物が繁殖
して芽もの野菜の栽培が阻害されることが防がれる。し
かも、本発明では健康上有害な薬剤等を使用しないので
安全な芽もの野菜を栽培できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による栽培方法の実施の態様を説明する
ための栽培容器滅菌装置の構成を示す側面図。
【符号の説明】
1 高温水支持架 2 高温水タンク 3 高温水バルブ 4 スチームボイラ 5 スチームパイプ 6 高温水 7 エレベータ 8 栽培容器 9 ドレン栓 10 樋 11 ドレンタンク 12返送ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培容器に高温水を充満させて所定時間
    保持して排水した後、該栽培容器に芽もの野菜種子を入
    れて芽もの野菜を育成することを特徴とする芽もの野菜
    の栽培方法。
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