JPH0883679A - 電子レンジ - Google Patents
電子レンジInfo
- Publication number
- JPH0883679A JPH0883679A JP6217593A JP21759394A JPH0883679A JP H0883679 A JPH0883679 A JP H0883679A JP 6217593 A JP6217593 A JP 6217593A JP 21759394 A JP21759394 A JP 21759394A JP H0883679 A JPH0883679 A JP H0883679A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- magnetron
- waveguide
- cavity
- microwave oven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加熱ムラを防止することができる電子レンジ
を提供すること。 【構成】 マグネトロン４から導波管３の内部へ導波管
３の管軸方向にマグネトロンアンテナ５が取り付けられ
ており、マグネトロンアンテナ５の先端部寄り及び中程
には放射アンテナ固定用誘電体９，１０がキャビティ庫
１の側壁と平行に設けられている。２個の孔空き円板型
の放射アンテナ１１，１２が、放射アンテナ固定用誘電
体９，１０の各キャビティ庫１側に取り付けられてい
る。放射アンテナ１１，１２の内周側縁部は、キャビテ
ィ庫１側に屈折部１１ａ，１２ａを有する。
を提供すること。 【構成】 マグネトロン４から導波管３の内部へ導波管
３の管軸方向にマグネトロンアンテナ５が取り付けられ
ており、マグネトロンアンテナ５の先端部寄り及び中程
には放射アンテナ固定用誘電体９，１０がキャビティ庫
１の側壁と平行に設けられている。２個の孔空き円板型
の放射アンテナ１１，１２が、放射アンテナ固定用誘電
体９，１０の各キャビティ庫１側に取り付けられてい
る。放射アンテナ１１，１２の内周側縁部は、キャビテ
ィ庫１側に屈折部１１ａ，１２ａを有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、導波管から加熱室内へ
ムラなくマイクロ波を導入するための放射アンテナを備
える電子レンジに関する。
ムラなくマイクロ波を導入するための放射アンテナを備
える電子レンジに関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は、従来の電子レンジを示す模式的
縦断面図である。図中１はキャビティ庫であり、キャビ
ティ庫１の側壁にはキャビティ庫１へマイクロ波を導入
するための導波管３及びマイクロ波を発振するマグネト
ロン４が設けられている。図５は導波管３及びマグネト
ロン４を示す拡大断面図である。導波管３は、キャビテ
ィ庫１側へ向かって徐々に径が広くなった円筒形であ
り、導波管３の取り付け部に相当するキャビティ庫１の
側壁は開口されており、この部分にはキャビティ庫１と
導波管３とを分離し、マイクロ波を透過させる保護カバ
ー６が取り付けられている。
縦断面図である。図中１はキャビティ庫であり、キャビ
ティ庫１の側壁にはキャビティ庫１へマイクロ波を導入
するための導波管３及びマイクロ波を発振するマグネト
ロン４が設けられている。図５は導波管３及びマグネト
ロン４を示す拡大断面図である。導波管３は、キャビテ
ィ庫１側へ向かって徐々に径が広くなった円筒形であ
り、導波管３の取り付け部に相当するキャビティ庫１の
側壁は開口されており、この部分にはキャビティ庫１と
導波管３とを分離し、マイクロ波を透過させる保護カバ
ー６が取り付けられている。
【０００３】マグネトロン４から導波管３の内部へ導波
管３の管軸方向に向けてマグネトロンアンテナ５が取り
付けられており、マグネトロンアンテナ５の先端部寄り
には放射アンテナ固定用誘電体７がキャビティ庫１の側
壁と平行に設けられている。放射アンテナ固定用誘電体
７のキャビティ庫１側には、図６に示す如く孔空き円板
型の放射アンテナ８が取り付けられている。放射アンテ
ナ８の内周側縁部は、キャビティ庫１側に屈折部８ａを
有する。
管３の管軸方向に向けてマグネトロンアンテナ５が取り
付けられており、マグネトロンアンテナ５の先端部寄り
には放射アンテナ固定用誘電体７がキャビティ庫１の側
壁と平行に設けられている。放射アンテナ固定用誘電体
７のキャビティ庫１側には、図６に示す如く孔空き円板
型の放射アンテナ８が取り付けられている。放射アンテ
ナ８の内周側縁部は、キャビティ庫１側に屈折部８ａを
有する。
【０００４】マグネトロン４からマグネトロンアンテナ
５を介して放射されたマイクロ波は、放射アンテナ５に
より拡散されてキャビティ庫１へ導入され、キャビティ
庫１内の食品２が加熱される。
５を介して放射されたマイクロ波は、放射アンテナ５に
より拡散されてキャビティ庫１へ導入され、キャビティ
庫１内の食品２が加熱される。
【０００５】このように放射アンテナ５は、マイクロ波
を拡散する目的で設置されており、これによりキャビテ
ィ庫１内における食品２の加熱ムラの防止を図ってい
る。従来、放射アンテナ５は孔空き円板型であったが、
この形状では放射効果があまり得られなかったので、内
周側縁部に屈折部８ａを設け、放射効果を増大させてい
る。これにより加熱ムラが改善されている。また放射ア
ンテナを、内周側縁部に屈折部（８ａ）を有し、外周側
縁部に前記屈折部（８ａ）より大きい屈折部を有する形
状としたものも特開平５−212804号公報において開示さ
れている。
を拡散する目的で設置されており、これによりキャビテ
ィ庫１内における食品２の加熱ムラの防止を図ってい
る。従来、放射アンテナ５は孔空き円板型であったが、
この形状では放射効果があまり得られなかったので、内
周側縁部に屈折部８ａを設け、放射効果を増大させてい
る。これにより加熱ムラが改善されている。また放射ア
ンテナを、内周側縁部に屈折部（８ａ）を有し、外周側
縁部に前記屈折部（８ａ）より大きい屈折部を有する形
状としたものも特開平５−212804号公報において開示さ
れている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の如
き従来装置では、加熱ムラ改善効果が不十分であり、こ
の効果増大が課題である。また特開平５−212804号公報
に開示された放射アンテナの形状では、加熱に従来より
長い時間を要し食品の調理時間が長くかかるという新た
な問題がある。本発明は、斯かる事情に鑑みてなされた
ものであり、複数の放射アンテナを設けることにより、
さらに加熱ムラを防止することができる電子レンジを提
供することを目的とする。
き従来装置では、加熱ムラ改善効果が不十分であり、こ
の効果増大が課題である。また特開平５−212804号公報
に開示された放射アンテナの形状では、加熱に従来より
長い時間を要し食品の調理時間が長くかかるという新た
な問題がある。本発明は、斯かる事情に鑑みてなされた
ものであり、複数の放射アンテナを設けることにより、
さらに加熱ムラを防止することができる電子レンジを提
供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】第１発明に係る電子レン
ジは、マグネトロンにより発振されるマイクロ波を放射
アンテナにて拡散させながら導波管から加熱室内へ導入
する電子レンジにおいて、複数の放射アンテナを備える
ことを特徴とする。
ジは、マグネトロンにより発振されるマイクロ波を放射
アンテナにて拡散させながら導波管から加熱室内へ導入
する電子レンジにおいて、複数の放射アンテナを備える
ことを特徴とする。
【０００８】第２発明に係る電子レンジは、第１発明に
おいて、前記複数の放射アンテナは、前記導波管の管軸
方向に並設されていることを特徴とする。
おいて、前記複数の放射アンテナは、前記導波管の管軸
方向に並設されていることを特徴とする。
【０００９】
【作用】第１発明にあっては、複数の放射アンテナを備
えるので、従来よりも多くのマイクロ波を拡散放射する
ことができ、加熱室内における加熱ムラを防止すること
ができる。
えるので、従来よりも多くのマイクロ波を拡散放射する
ことができ、加熱室内における加熱ムラを防止すること
ができる。
【００１０】第２発明にあっては、マグネトロンにより
発振され、導波管の管軸方向に突出したマグネトロンア
ンテナを伝播するマイクロ波が、例えばマグネトロンア
ンテナの中程に取り付けられた放射アンテナと、マグネ
トロンアンテナの先端寄りに取り付けられた放射アンテ
ナとの２つの放射アンテナに伝播される。そしてマイク
ロ波はマグネトロンアンテナの先端及び２つの放射アン
テナの先端から放射される。このように従来より多くの
箇所から放射されたマイクロ波は、従来より多くの経路
を経て加熱室へ導入されるので、加熱室内における加熱
ムラが低減される。
発振され、導波管の管軸方向に突出したマグネトロンア
ンテナを伝播するマイクロ波が、例えばマグネトロンア
ンテナの中程に取り付けられた放射アンテナと、マグネ
トロンアンテナの先端寄りに取り付けられた放射アンテ
ナとの２つの放射アンテナに伝播される。そしてマイク
ロ波はマグネトロンアンテナの先端及び２つの放射アン
テナの先端から放射される。このように従来より多くの
箇所から放射されたマイクロ波は、従来より多くの経路
を経て加熱室へ導入されるので、加熱室内における加熱
ムラが低減される。
【００１１】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
き具体的に説明する。図１は、本発明に係る電子レンジ
を示す模式的縦断面図である。図中１はキャビティ庫で
あり、キャビティ庫１の側壁にはキャビティ庫１へマイ
クロ波を導入するための導波管３及びマイクロ波を発振
するマグネトロン４が設けられている。図２は導波管３
及びマグネトロン４を示す拡大断面図である。導波管３
は、キャビティ庫１側へ向かって徐々に径が広くなった
円筒形であり、導波管３の取り付け部に相当するキャビ
ティ庫１の側壁は開口されており、この部分にはキャビ
ティ庫１と導波管３とを分離し、マイクロ波を透過させ
る保護カバー６が嵌合されている。
き具体的に説明する。図１は、本発明に係る電子レンジ
を示す模式的縦断面図である。図中１はキャビティ庫で
あり、キャビティ庫１の側壁にはキャビティ庫１へマイ
クロ波を導入するための導波管３及びマイクロ波を発振
するマグネトロン４が設けられている。図２は導波管３
及びマグネトロン４を示す拡大断面図である。導波管３
は、キャビティ庫１側へ向かって徐々に径が広くなった
円筒形であり、導波管３の取り付け部に相当するキャビ
ティ庫１の側壁は開口されており、この部分にはキャビ
ティ庫１と導波管３とを分離し、マイクロ波を透過させ
る保護カバー６が嵌合されている。
【００１２】マグネトロン４から導波管３の内部へ導波
管３の管軸方向に向けてマグネトロンアンテナ５が取り
付けられており、マグネトロンアンテナ５の先端部寄り
及び中程には放射アンテナ固定用誘電体９，１０がキャ
ビティ庫１の側壁と平行に設けられている。図３に示す
如く２個の孔空き円板型の放射アンテナ１１，１２が、
放射アンテナ固定用誘電体９，１０の各キャビティ庫１
側に取り付けられている。図３(a) は放射アンテナ固定
用誘電体９及び放射アンテナ１１を示し、図３(b) は、
放射アンテナ固定用誘電体９，放射アンテナ１１より外
径が小さい放射アンテナ固定用誘電体１０及び放射アン
テナ１２を示す。放射アンテナ１１，１２の内周側縁部
は、キャビティ庫１側に屈折部１１ａ，１２ａを有す
る。
管３の管軸方向に向けてマグネトロンアンテナ５が取り
付けられており、マグネトロンアンテナ５の先端部寄り
及び中程には放射アンテナ固定用誘電体９，１０がキャ
ビティ庫１の側壁と平行に設けられている。図３に示す
如く２個の孔空き円板型の放射アンテナ１１，１２が、
放射アンテナ固定用誘電体９，１０の各キャビティ庫１
側に取り付けられている。図３(a) は放射アンテナ固定
用誘電体９及び放射アンテナ１１を示し、図３(b) は、
放射アンテナ固定用誘電体９，放射アンテナ１１より外
径が小さい放射アンテナ固定用誘電体１０及び放射アン
テナ１２を示す。放射アンテナ１１，１２の内周側縁部
は、キャビティ庫１側に屈折部１１ａ，１２ａを有す
る。
【００１３】マグネトロン４からマグネトロンアンテナ
５を介して放射されたマイクロ波は、放射アンテナ１
１，１２により拡散されてキャビティ庫１へ導入され、
キャビティ庫１内の食品２が加熱される。
５を介して放射されたマイクロ波は、放射アンテナ１
１，１２により拡散されてキャビティ庫１へ導入され、
キャビティ庫１内の食品２が加熱される。
【００１４】以上の如き構成の電子レンジにおいては、
２個の放射アンテナ１１，１２を備えることにより、従
来よりも多くのマイクロ波を放射アンテナ１１，１２に
導き、マグネトロンアンテナ５，放射アンテナ１１，１
２の先端から放射される。これにより従来よりも多くの
マイクロ波を拡散放射することができ、加熱ムラをさら
に防止することができる。
２個の放射アンテナ１１，１２を備えることにより、従
来よりも多くのマイクロ波を放射アンテナ１１，１２に
導き、マグネトロンアンテナ５，放射アンテナ１１，１
２の先端から放射される。これにより従来よりも多くの
マイクロ波を拡散放射することができ、加熱ムラをさら
に防止することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明に係る電子レンジ
は、複数の放射アンテナを備えるので、従来よりも多く
のマイクロ波を拡散放射することができ、加熱室内にお
ける加熱ムラを防止することができる等、本発明は優れ
た効果を奏する。
は、複数の放射アンテナを備えるので、従来よりも多く
のマイクロ波を拡散放射することができ、加熱室内にお
ける加熱ムラを防止することができる等、本発明は優れ
た効果を奏する。
【図１】本発明に係る電子レンジを示す模式的縦断面図
である。
である。
【図２】図１に示す導波管及びマグネトロンを示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図３】図２に示す放射アンテナ固定用誘電体及び放射
アンテナの正面図である。
アンテナの正面図である。
【図４】本発明に係る電子レンジを示す模式的縦断面図
である。
である。
【図５】図４に示す導波管及びマグネトロンを示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図６】図５に示す放射アンテナ固定用誘電体及び放射
アンテナの正面図である。
アンテナの正面図である。
１ キャビティ庫 ２ 食品 ３ 導波管 ４ マグネトロン ９，１０ 放射アンテナ固定用誘電体 １１，１２ 放射アンテナ １１ａ，１２ａ 屈折部
Claims (2)
- 【請求項１】 マグネトロンにより発振されるマイクロ
波を放射アンテナにて拡散させながら導波管から加熱室
内へ導入する電子レンジにおいて、複数の放射アンテナ
を備えることを特徴とする電子レンジ。 - 【請求項２】 前記複数の放射アンテナは、前記導波管
の管軸方向に並設されていることを特徴とする請求項１
記載の電子レンジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6217593A JPH0883679A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 電子レンジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6217593A JPH0883679A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 電子レンジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0883679A true JPH0883679A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16706732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6217593A Pending JPH0883679A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 電子レンジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0883679A (ja) |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP6217593A patent/JPH0883679A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221 Year of fee payment: 6 |
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Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221 Year of fee payment: 8 |
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