JPH0878933A - 飛しょう体用アンテナ - Google Patents
飛しょう体用アンテナInfo
- Publication number
- JPH0878933A JPH0878933A JP21560394A JP21560394A JPH0878933A JP H0878933 A JPH0878933 A JP H0878933A JP 21560394 A JP21560394 A JP 21560394A JP 21560394 A JP21560394 A JP 21560394A JP H0878933 A JPH0878933 A JP H0878933A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- air intake
- radio wave
- feeding element
- flying object
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Waveguide Aerials (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 飛しょう体の機体からアンテナを突出させる
ことなしに、高効率,高利得のアンテナを形成する。 【構成】 飛しょう体1のエアインテーク2の内部にあ
って、電波反射装置5と、当該電波反射装置の前方にあ
る給電素子4とを有する。
ことなしに、高効率,高利得のアンテナを形成する。 【構成】 飛しょう体1のエアインテーク2の内部にあ
って、電波反射装置5と、当該電波反射装置の前方にあ
る給電素子4とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飛行機、巡航ミサイ
ル、無人機、ヘリコプターなどの飛しょう体のエンジン
用等のエアインテークを利用した開口アンテナに関す
る。
ル、無人機、ヘリコプターなどの飛しょう体のエンジン
用等のエアインテークを利用した開口アンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、飛しょう体において用いられ
るアンテナとしては、例えば、図5から図8に示すもの
が知られている。図5においては、尾翼10の前方部に
スロットを設けて、それをスロットアンテナ11として
利用するものである。12は給電点を示す。図6、図7
及び図8は、それぞれ、モノポールアンテナ13、八木
アンテナ15、進行波ループアンテナ17を機体から突
出させて取り付けた例を示す。それぞれのアンテナにお
いて、14,16,18は給電点を示す。
るアンテナとしては、例えば、図5から図8に示すもの
が知られている。図5においては、尾翼10の前方部に
スロットを設けて、それをスロットアンテナ11として
利用するものである。12は給電点を示す。図6、図7
及び図8は、それぞれ、モノポールアンテナ13、八木
アンテナ15、進行波ループアンテナ17を機体から突
出させて取り付けた例を示す。それぞれのアンテナにお
いて、14,16,18は給電点を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の飛し
ょう体用アンテナにあって、図5または図6に示すスロ
ットアンテナ及びモノポールアンテナは、電波の輻射パ
ターンが全方位性であるため、高利得が実現できないと
いう欠点がある。また、図6ないし図8のモノポールア
ンテナ、八木アンテナ及び進行波ループアンテナは、ア
ンテナ本体が機体から突出しており、特にVHF等の低
い周波数で使用する場合には、機体からの突出量が大き
くなることとなり、飛しょう体の飛しょう特性に悪影響
を及ぼす欠点がある。
ょう体用アンテナにあって、図5または図6に示すスロ
ットアンテナ及びモノポールアンテナは、電波の輻射パ
ターンが全方位性であるため、高利得が実現できないと
いう欠点がある。また、図6ないし図8のモノポールア
ンテナ、八木アンテナ及び進行波ループアンテナは、ア
ンテナ本体が機体から突出しており、特にVHF等の低
い周波数で使用する場合には、機体からの突出量が大き
くなることとなり、飛しょう体の飛しょう特性に悪影響
を及ぼす欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来のアンテナが有する欠点に鑑みてなされたもので、飛
しょう体のエンジン用等のエアインテーク内に給電素子
を設け、このエアインテークを開口アンテナとして利用
するものである。すなわち、本発明は、飛しょう体のエ
アインテークの内部にあって、電波反射装置として働く
空気の流入方向に垂直でほぼ平面状の金網等の金属製格
子と、当該格子の前方にある給電素子を有する飛しょう
体用アンテナを提供する。
来のアンテナが有する欠点に鑑みてなされたもので、飛
しょう体のエンジン用等のエアインテーク内に給電素子
を設け、このエアインテークを開口アンテナとして利用
するものである。すなわち、本発明は、飛しょう体のエ
アインテークの内部にあって、電波反射装置として働く
空気の流入方向に垂直でほぼ平面状の金網等の金属製格
子と、当該格子の前方にある給電素子を有する飛しょう
体用アンテナを提供する。
【0005】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の第1実施例が飛行機に取り付
けられた様子を示す。図1の(a)は、第1実施例のア
ンテナ(エアインテーク)を飛行機の機体1の前方から
みた正面図である。同(b)は(a)の実施例の側断面
図、同(c)は(a)の実施例の斜視図である。2はジ
ェットエンジン用のエアインテークである。金属壁3
は、エアインテークを導波管として使用した場合、上記
導波管作動周波数を所望の値にするためのものであり、
空気の流れにはほとんど影響を与えない。この金属壁3
は、必ずしも必要ではない。4は上記導波管への給電素
子である。金網5により、機体前方へのみの安定した指
向性を形成する。この金網5は、電波に対しては短絡板
として働くとともに、エンジンへの空気の流れを通す。
このように構成されたアンテナにおいては、エアインテ
ーク2全体が1つの金属導波管の働きをする。すなわ
ち、この第1実施例は、電気的には金属導波管が機体の
前方を向いて取り付けられている場合と等価である。従
って、飛行機の前方に電波を高効率、高利得で送信する
ことができ、また逆に、前方から到来する電波を高効
率、高利得で受信することが可能となる。
明する。図1は、本発明の第1実施例が飛行機に取り付
けられた様子を示す。図1の(a)は、第1実施例のア
ンテナ(エアインテーク)を飛行機の機体1の前方から
みた正面図である。同(b)は(a)の実施例の側断面
図、同(c)は(a)の実施例の斜視図である。2はジ
ェットエンジン用のエアインテークである。金属壁3
は、エアインテークを導波管として使用した場合、上記
導波管作動周波数を所望の値にするためのものであり、
空気の流れにはほとんど影響を与えない。この金属壁3
は、必ずしも必要ではない。4は上記導波管への給電素
子である。金網5により、機体前方へのみの安定した指
向性を形成する。この金網5は、電波に対しては短絡板
として働くとともに、エンジンへの空気の流れを通す。
このように構成されたアンテナにおいては、エアインテ
ーク2全体が1つの金属導波管の働きをする。すなわ
ち、この第1実施例は、電気的には金属導波管が機体の
前方を向いて取り付けられている場合と等価である。従
って、飛行機の前方に電波を高効率、高利得で送信する
ことができ、また逆に、前方から到来する電波を高効
率、高利得で受信することが可能となる。
【0006】次に、図2ないし図4にそれぞれ示された
本発明の第2ないし第4実施例を説明する。図2に示し
た第2実施例においては、エアインテーク2の中央部に
エアインテークを二分する垂直な金属壁3を設け、電気
的には導波管を横に2つ並べた状態と等価にしている。
その導波管のそれぞれに給電素子4を設け、2つの導波
管を独立に動作させることにより、水平面内での方向探
知等が可能となる。また、金属網5を電波に対する短絡
板として用いることは、第1実施例の場合と同様であ
る。
本発明の第2ないし第4実施例を説明する。図2に示し
た第2実施例においては、エアインテーク2の中央部に
エアインテークを二分する垂直な金属壁3を設け、電気
的には導波管を横に2つ並べた状態と等価にしている。
その導波管のそれぞれに給電素子4を設け、2つの導波
管を独立に動作させることにより、水平面内での方向探
知等が可能となる。また、金属網5を電波に対する短絡
板として用いることは、第1実施例の場合と同様であ
る。
【0007】図3に示した第3実施例においては、第1
または第2実施例と同様の基本的構成において、エアイ
ンテーク2の中央部に金属製リッジ6を設けることによ
り、エアインテークを利用した金属導波管のカットオフ
周波数を下げ、より低い周波数域までの動作を可能に例
である。このリッジ6は前方においては高さがゼロであ
るが、後方に向かって機体1に接触しない程度に高さが
大きくなっている。また、給電素子4は、このリッジの
上面に接触するように配置される。
または第2実施例と同様の基本的構成において、エアイ
ンテーク2の中央部に金属製リッジ6を設けることによ
り、エアインテークを利用した金属導波管のカットオフ
周波数を下げ、より低い周波数域までの動作を可能に例
である。このリッジ6は前方においては高さがゼロであ
るが、後方に向かって機体1に接触しない程度に高さが
大きくなっている。また、給電素子4は、このリッジの
上面に接触するように配置される。
【0008】図4に示した第4実施例においては、エア
インテーク2の中央部に垂直な金属壁3を設け、さらに
金属壁3と左右の外壁部との間の中央2カ所に金属製リ
ッジ6を設けることにより、2つの金属導波管の各々の
カットオフ周波数を下げ、低域対応型とすることができ
る。さらに2つの導波管それぞれに給電素子4を取り付
けることにより、第2実施例におけるように水平面内で
の方向探知等の所用の機能を発揮させることを可能にす
る。以上の実施例においては、ジェットエンジン用エア
インテークを例に説明したが、本発明は、これに限定さ
れるものでなく、たとえば冷却用空気のエアインテーク
のようなその他のエアインテークに用いることもでき
る。また、小型のインテークを持った飛しょう体につい
ては、エアインテークの大きさに応じてマイクロ波帯に
も適用できる。
インテーク2の中央部に垂直な金属壁3を設け、さらに
金属壁3と左右の外壁部との間の中央2カ所に金属製リ
ッジ6を設けることにより、2つの金属導波管の各々の
カットオフ周波数を下げ、低域対応型とすることができ
る。さらに2つの導波管それぞれに給電素子4を取り付
けることにより、第2実施例におけるように水平面内で
の方向探知等の所用の機能を発揮させることを可能にす
る。以上の実施例においては、ジェットエンジン用エア
インテークを例に説明したが、本発明は、これに限定さ
れるものでなく、たとえば冷却用空気のエアインテーク
のようなその他のエアインテークに用いることもでき
る。また、小型のインテークを持った飛しょう体につい
ては、エアインテークの大きさに応じてマイクロ波帯に
も適用できる。
【0009】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、機体からアンテナを突出させることなしに、高効
率、高利得のアンテナを形成することができる。従っ
て、本発明は、エアインテークを有する航空機、巡航ミ
サイル、ヘリコプターなどに広く応用できる。複数のエ
アインテークに適用する場合は、2象限ないし4象限の
方向探知が可能である。また、単一のエアインテークで
あっても、エアインテークを金属壁で左右2つに分割す
ることにより、2象限内での方向探知等が可能となる。
ば、機体からアンテナを突出させることなしに、高効
率、高利得のアンテナを形成することができる。従っ
て、本発明は、エアインテークを有する航空機、巡航ミ
サイル、ヘリコプターなどに広く応用できる。複数のエ
アインテークに適用する場合は、2象限ないし4象限の
方向探知が可能である。また、単一のエアインテークで
あっても、エアインテークを金属壁で左右2つに分割す
ることにより、2象限内での方向探知等が可能となる。
【図1】本発明の第1実施例を示す。(a)は機体前方
から見た同実施例の正面図、(b)は側断面図、(c)
は斜視図である。
から見た同実施例の正面図、(b)は側断面図、(c)
は斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す。(a)は機体前方
から見た同実施例の正面図、(b)は側断面図、(c)
は斜視図である。
から見た同実施例の正面図、(b)は側断面図、(c)
は斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す。(a)は機体前方
から見た同実施例の正面図、(b)は側断面図、(c)
は斜視図である。
から見た同実施例の正面図、(b)は側断面図、(c)
は斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す。(a)は機体前方
から見た同実施例の正面図、(b)は側断面図、(c)
は斜視図である。
から見た同実施例の正面図、(b)は側断面図、(c)
は斜視図である。
【図5】飛行機の尾翼に取り付けられた従来技術のスロ
ットアンテナを示す。
ットアンテナを示す。
【図6】飛行機の機体に取り付けられた従来技術のモノ
ポールアンテナを示す。
ポールアンテナを示す。
【図7】飛行機の機体に取り付けられた従来技術の八木
アンテナを示す。
アンテナを示す。
【図8】飛行機の機体に取り付けられた従来技術の進行
波ループアンテナを示す。
波ループアンテナを示す。
1 飛行機機体 2 エンジン用エアインテーク 3 金属壁 4 給電素子 5 金網 6 金属製リッジ 10 尾翼 11 スロットアンテナ 12 スロットアンテナ給電点 13 モノポールアンテナ 14 モノポールアンテナ給電点 15 八木アンテナ 16 八木アンテナ給電点 17 進行波ループアンテナ 18 進行波ループアンテナ給電点
Claims (5)
- 【請求項1】 飛しょう体のエアインテークの内部にあ
って、電波反射装置と、当該電波反射装置の前方にある
給電素子とを有する飛しょう体用アンテナ。 - 【請求項2】 飛しょう体のエアインテークの内部にあ
って、電波反射装置と、当該電波反射装置の前方の給電
素子と、当該給電素子をはさみ空気の流入方向にほぼ平
行な垂直金属壁とを有する飛しょう体用アンテナ。 - 【請求項3】 飛しょう体のエアインテークの内部にあ
って、空気の流入方向にほぼ平行でエアインテークを二
分する平面状の垂直金属壁と、電波反射装置と、当該電
波反射装置の前方の二分されたエアインテークの各部に
配置された給電素子とを有する飛しょう体用アンテナ。 - 【請求項4】 飛しょう体のエアインテークの内部にあ
って、電波反射装置と、当該電波反射装置の前方にあっ
て空気の流入方向にほぼ平行で前方において高さが低く
後方において高さが大きくなるリッジと、当該リッジの
上方に位置する給電素子とを有する飛しょう体用アンテ
ナ。 - 【請求項5】 飛しょう体のエアインテークの内部にあ
って、空気の流入方向にほぼ平行でエアインテークを二
分する平面状の垂直金属壁と、電波反射装置と、当該電
波反射装置の前方の二分されたエアインテークの各部に
あって空気の流入方向にほぼ平行で前方で高さが低く後
方で高さが大きくなるリッジと、当該リッジの上方に位
置する給電素子とを有する飛しょう体用アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21560394A JPH0878933A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 飛しょう体用アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21560394A JPH0878933A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 飛しょう体用アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0878933A true JPH0878933A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16675171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21560394A Pending JPH0878933A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 飛しょう体用アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0878933A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004249942A (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-09 | Yamaha Motor Co Ltd | 無人ヘリコプタ |
JP2008227723A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Mitsubishi Electric Corp | アンテナ装置 |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP21560394A patent/JPH0878933A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004249942A (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-09 | Yamaha Motor Co Ltd | 無人ヘリコプタ |
JP2008227723A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Mitsubishi Electric Corp | アンテナ装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6097343A (en) | Conformal load-bearing antenna system that excites aircraft structure | |
US4287518A (en) | Cavity-backed, micro-strip dipole antenna array | |
US5208603A (en) | Frequency selective surface (FSS) | |
US2993205A (en) | Surface wave antenna array with radiators for coupling surface wave to free space wave | |
US8773319B1 (en) | Conformal lens-reflector antenna system | |
EP3012912B1 (en) | Antenna electromagnetic radiation steering system | |
US20030210202A1 (en) | Four element array of cassegrain reflector antennas | |
US9377529B2 (en) | On-board meteorological radar having a rotating antenna | |
US3781895A (en) | Combined pitot tube and antenna | |
CN110914155B (zh) | 无人机 | |
WO2018227827A1 (zh) | 一种车载天线的设计方法 | |
US4438437A (en) | Dual mode blade antenna | |
JP3169325B2 (ja) | アレーアンテナ | |
US5657032A (en) | Aircraft cellular communications antenna | |
US5006857A (en) | Asymmetrical triangular patch antenna element | |
US3389393A (en) | Low profile broadband microwave antenna system | |
US2980909A (en) | Reduced-height radome-antenna | |
JPH0878933A (ja) | 飛しょう体用アンテナ | |
CN109494450B (zh) | 一种天线及无人飞行器 | |
KR100355090B1 (ko) | 평면 모노폴형 야기-우다 안테나 | |
JP3215837B2 (ja) | 飛しょう体用アンテナ | |
GB1025182A (en) | Improvements relating to radio lenses | |
EP2464990B1 (en) | Asymmetrical three-dimensional radiating system | |
RU2650832C1 (ru) | Бортовая активная фазированная антенная решетка Х-диапазона с увеличенным сектором сканирования | |
US2926349A (en) | Corner reflector antenna |