JPH0877220A - 操作性評価方法と装置及び操作装置 - Google Patents

操作性評価方法と装置及び操作装置

Info

Publication number
JPH0877220A
JPH0877220A JP7159458A JP15945895A JPH0877220A JP H0877220 A JPH0877220 A JP H0877220A JP 7159458 A JP7159458 A JP 7159458A JP 15945895 A JP15945895 A JP 15945895A JP H0877220 A JPH0877220 A JP H0877220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
time
function
operability
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7159458A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohiko Tanaka
裕彦 田中
Yoshifumi Nawata
穀史 縄田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7159458A priority Critical patent/JPH0877220A/ja
Publication of JPH0877220A publication Critical patent/JPH0877220A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器の設計段階で、その操作性の評価、問
題点の発見と対応措置をとることを可能とする。 機器の使用状況、ユーザの種類に応じた操作装置を提
供する。 機器の実際の使用状況についてのデータを容易に取得
可能とする。 【構成】 機器と該機器の機能の発揮のために操作が
必要な操作部品及びその操作回数を一覧表として作成す
る。次に、ユーザの種類に応じての各機能発揮の頻度、
各操作部品の一回当りの操作時間等を考慮の上、操作対
象となることの多い操作部品等を見出す。この上で、そ
の操作部品の材質、配置等に検討を加える。 LCDとタブレットを組み合わせた操作装置等とし、
操作部品の表示をユーザの種類等に応じたものとする。 上記操作装置に、操作内容の記憶手段を設け、後に回
収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家電機器等の計画設計
での評価段階において、操作性を定量的に評価すること
に関する。また、機器の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の洗濯機を例にとるならば、各機能
としては、図1に示すように、洗い、すすぎ、脱水等を
全て自動的に行う「おまかせコース」、ある時刻がくる
とおまかせコースの洗濯を行う「予約おまかせコー
ス」、更には洗濯する量が多いため水位を多めにした予
約おまかせコースたる「おまかせコースで水位増量」、
…、更には、人がつきっきりで行う非「おまかせコー
ス」等多種多様のものがある。
【0003】また、これらの機能を適切に発揮されるた
めの操作部品としては、これら各種の機能を選択するた
めのこれまた多種多様の押ボタン類をあげられよう。こ
のため、操作性よく各種機能を発揮させるためには、各
種ボタン類の種類や配置等も重要となる。そしてこのこ
とは、他の家電機器についても同様である。
【0004】さて、家電製品等の機器の操作性を評価す
る方法としては、従来より、プロトコル解析という方法
が用いられている。これは、何人かのユーザに単独であ
るいは同時平行で機器を実際に使用してもらい、その様
子をビデオ等で撮影して記録し、その記録をもとにユー
ザが操作に費やした時間や操作で困惑した様子や、更に
同時平行の場合には、ユーザ相互の会話をも詳細に分析
するものである。
【0005】また、多数のユーザから操作性についての
アンケートをとることもなされている。さて、家電製品
等通常の機器類では、ユーザがどのような使用をなすか
は、類似品、旧型品に対するプロトコル解析やアンケー
ト結果より、大よそ判明している。その1例を図2に示
す。本図は、洗濯機がどのような機能で使用されるかの
回数の割合を、ユーザが主婦か否か、ユーザの年令毎に
調査した結果の一例である。実際には、更に国籍や緯
度、気温、季節等によってもこれらは異なる。
【0006】また、標準操作時間表についても図3に示
すようなものが作成されている。本表は、家庭用電機洗
濯機に関するものである。この他、押ボタン、スイッチ
等の操作機器の種類や配置されている位置等に応じての
資料も作成されている。また、マイクロプロセッサ、マ
イクロコンピュータ等を使用する機器やシステムにおい
ては、ユーザと機器やシステムの対話型の操作やその内
容の記録を可能とし、これによりユーザによる操作の一
貫性、操作の冗長性を判断したり、使い易さを評価した
りすることも提案され、検討されている(日本国特開平
3−14076号、同4−302029号、同5−24
1811号、7th Symposium onHuman Interface Oct.23
-25,1991)。
【0007】また、機器の操作装置においても、これら
の研究、実績を反映させて、種々の改良がなされてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロト
コル解析やアンケートでは、ユーザに実際に操作させる
機器を用意しなければならないため、機器がまだ完成し
ていない段階では評価できない。また、設計段階で多く
の種類の操作性を実験評価する際には、それだけ多くの
試作品を作成する必要があり、費用と期間面で大きな制
約がある。
【0009】また、分析結果が解析者の主観に左右され
易い。また、プロトコル解析では、解析に熟練を要す
る。また、アンケートは特に手間がかかる。次に、マイ
クロコンピュータ等を使用して対話型の操作により評価
するシステムでは、対象とする機器や操作の内容が限定
される。また、評価用システムの開発にも少なからぬ労
力を必要とすることが多い。
【0010】また、実際の機器の設計段階で、必ずしも
有効なデータが得られるとは限らない。また、ユーザの
年令や生活スタイル等に応じての操作性を考慮した操作
用の機器そのもの提供については、考慮があまりなされ
ていない。同じく、季節、時刻に応じて操作内容が異な
る機器の操作性の向上への考慮もあまりなされていると
はいえない。
【0011】また、同種機器、類似機器、旧型の機器に
対するプロトコル解析の結果やアンケート結果が利用し
うる場合も多いが、それが適切に利用されているとはい
い難い。本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであ
り、各種機器の設計段階において、その操作性につき、
設計技術者が適切な評価を入手しうる操作性評価方法及
び装置を提供することを目的とする。
【0012】また、問題箇所を早期に発見したり、使用
頻度が高い操作部品を大きくしたり、操作に時間がかか
る機能の操作手順数を少なくする等の適切な対策をとる
ことを設計段階で可能にする操作性評価方法及び装置を
提供することを目的とする。また、費用が少なくてす
み、評価に熟練を要せず、手間や時間がかからず、対象
とする機器の種類や操作の内容にも制限の少ない操作性
評価方法及び装置を提供することを目的とする。
【0013】また、ユーザの年令、生活スタイル等に応
じての操作性を考慮した評価方法及び装置を提供しえる
ことを目的とする。また、同種機器、類似機器、旧型の
機器における操作性の評価の結果を充分に利用可能な操
作性評価方法及び装置を提供することを目的とする。ま
た、以上の改良された操作性の評価の結果をもとに、ユ
ーザに最も操作性のすぐれた操作装置を提供することを
目的とする。
【0014】また、最適な操作性の資料を入手可能、利
用可能とすることにより、より優れた操作性の評価方法
及び装置並びに操作装置を提供することを目的とする。
また、ユーザの操作の実際についても、容易にデータが
取得可能な装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明においては、完成時に機器が有する
こととなる全ての機能について、当該機器のユーザ(オ
ペレータ)がその機能を発揮させるために操作すべきボ
タン、スイッチ等の操作部品と各操作部品毎の必要な操
作回数とが判明する機能操作対応表(含む、均等なも
の)を作成する機能操作対応表作成ステップと、作成さ
れた機能操作対応表を使用して、ユーザが全ての機能を
一度ずつ発揮させる(均等に使用する)とした場合に、
当該機器のユーザが操作する回数を各操作部品毎にもと
める各操作部品操作回数検出ステップと、各操作部品毎
の操作回数を総計する操作回数総計ステップと、各操作
部品毎に、その操作回数が全操作部品の操作回数の総計
に占める比率を求める操作比率計算ステップと、各操作
部品毎に、その操作比率及び操作部品の個数から、各操
作部品に対するユーザの操作回数の偏り例えば、特定の
ボタンのみ使用することとなる等を見出す偏り操作検出
ステップと、見出したユーザの操作回数の偏りをもと
に、機器の操作性を評価する操作性評価ステップとを有
していることを特徴としている。
【0016】請求項2の発明においては、あらかじめの
アンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて、
ユーザの操作する頻度の高い(こととなった)操作部品
について、種類、寸法、機器での高さ等の配置、型式等
に応じての耐久性、材料、押ボタン、手廻し型等の型式
等の面から、各機器の種類に応じてどのようにしたらよ
いかの対応措置や各操作部品毎の対応措置をデータベー
スとして作成しておく(含む、文献からの流用、転用)
回数偏り対応措置用データ作成ステップと、操作性評価
ステップにて、偏りの程度が好ましくないと判断された
場合に、上記回数偏り対応措置用データを利用して対応
措置を施す(含む、機能の見直し等他の対応措置)操作
性改善ステップとを有していることを特徴としている。
【0017】請求項3の発明においては、完成時に機器
が有することとなる全ての機能について、当該機器のユ
ーザがその機能を発揮させるために操作すべき操作部品
(名)と各操作部品毎の必要な操作回数とが直接視認し
て若しくはCRTに表示しての形式で判明する機能操作
対応表を作成する機能操作対応表作成ステップと、各機
能について、機器の通常のユーザがどのような頻度で発
揮させるかをメーカー側によるあらかじめの調査や機器
の種類や機能等の関連での机上の検討でデータベース化
しておく機能頻度データ作成ステップと、データベース
化された頻度でユーザが機器の各機能を発揮させる場合
に、各操作部品毎に全操作部品に対する操作対象となる
回数の比率である頻度反映操作比率を、機能操作対応表
と機能の頻度のデータを利用して、求める頻度反映操作
比率計算ステップと、各操作部品毎に、その頻度反映操
作比率及び操作部品の個数から、各操作部品に対するユ
ーザの操作回数の偏りを見出す偏り操作検出ステップ
と、見出したユーザの操作回数の偏りをもとに、機器の
操作性を評価する操作性評価ステップとを有しているこ
とを特徴としている。
【0018】請求項4の発明においては、あらかじめの
アンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて、
ユーザの操作する頻度の高いこととされた操作部品につ
いて、価格、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材
料、型式等の面から、各機器の種類に応じての対応措置
(従って、TV、VTR、電子レンジ等の機器によって
異なる)や各操作部品毎の対応措置(含む、他の形式の
ものへの変更)、その他必要に応じての参考文献名等を
データベースとして作成しておく回数偏り対応措置用デ
ータ作成ステップと、操作性評価ステップにて、例えば
経験、実績から偏りの程度が好ましくないと判断された
場合に、上記回数偏り対応措置用データを利用して対応
措置を施す操作性改善ステップとを有していることを特
徴としている。
【0019】請求項5の発明においては、完成時に機器
が有することとなる全ての機能について、当該機器のユ
ーザがその機能を発揮させるために操作すべき操作部品
と各操作部品毎の必要な操作回数とが判明する機能操作
対応表を作成する機能操作対応表作成ステップと、作成
された機能操作対応表を使用して、全ての機能を一度ず
つ発揮させるとした場合に、当該機器のユーザが操作す
る回数を各操作部品毎にもとめる各操作部品操作回数検
出ステップと、各操作部品毎の操作回数を総計する操作
回数総計ステップと、各操作部品毎に、ユーザによる1
回当りの標準操作時間をあらかじめのプロトコル解析や
アンケート等によりもとめておく(含む、他のデータか
らの類推)操作部品標準操作時間データ作成ステップ
と、各操作部品操作回数検出ステップにてもとめた各部
品ごとに、その操作回数に標準操作時間を掛けることに
より、全ての機能を一度ずつ発揮させるとした場合の各
操作部品毎の標準操作時間を求める操作部品毎標準操作
時間計算ステップと、各操作部品毎の標準操作時間を総
計する標準操作時間総計ステップと、各操作部品毎に、
その標準操作時間が全操作部品の操作時間の総計に占め
る比率を求める時間比率計算ステップと、各操作部品毎
に、その時間比率及び操作部品の個数から各操作部品に
対するユーザの操作時間の偏りを見出す偏り時間操作検
出ステップと、見出した操作時間の偏りをもとに、機器
の操作性を評価する操作性評価ステップとを有している
ことを特徴としている。
【0020】請求項6の発明においては、あらかじめの
アンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて、
ユーザの操作する時間比率の高い操作部品について、種
類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、型式等の面か
ら、各機器の種類に応じての対応措置や各操作部品の対
応措置をデータベースとして作成しておく時間偏り対応
措置用データ作成ステップと、操作性評価ステップに
て、偏りの程度が好ましくないと判断された場合に、上
記時間偏り対応措置用データを利用して対応措置を施す
操作性改善ステップとを有していることを特徴としてい
る。
【0021】請求項7の発明においては、完成時に機器
が有することとなる全ての機能について、当該機器のユ
ーザがその機能を発揮させるために操作すべき操作部品
と各操作部品毎の必要な操作回数とが判明する機能操作
対応表を作成する機能操作対応表作成ステップと、各機
能について、機器のユーザがどのような頻度で発揮させ
るかを、ユーザの年令、性別、身体状況、居住地等の類
に応じて(含む、結果的に、機器の設置される緯度等の
自然を含む環境)、プロトコル解析やアンケート等によ
りあらかじめ調べ、データベース化しておくユーザ類別
機能頻度データ作成ステップと、機器を操作するユーザ
の種類を選定する操作ユーザ類選定ステップと、選定さ
れたユーザの種類に応じた頻度でユーザが機器の各機能
を発揮させる場合に、各操作部品毎に全操作部品に対す
る操作対象となる比率であるユーザ類反映操作比率を上
記機能操作対応表とユーザ類別の機能頻度のデータとを
利用して求めるユーザ類反映操作比率計算ステップと、
各操作部品毎に、そのユーザ類反映操作比率と操作部品
の個数から、各操作部品に対する選定されたユーザの種
類の操作回数の偏りを見出す偏り操作検出ステップと、
見出した操作回数の偏りをもとに、機器のユーザの種類
に応じた操作性を評価する操作性評価ステップとを有し
ていることを特徴としている。
【0022】請求項8の発明においては、あらかじめの
アンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて、
ユーザの操作する頻度の高い操作部品について、種類、
寸法、機器での配置、耐久性、材料、型式等の面から、
各機器の種類に応じての対応措置や各操作部品の対応措
置をデータベースとして作成しておく回数偏り対応措置
用データ作成ステップと、操作性評価ステップにて操作
時間の偏りの程度が好ましくないと判断された場合に、
上記回数偏り対応措置用データを利用して対応措置を施
す操作性改善ステップとを有していることを特徴として
いる。
【0023】請求項9の発明においては、あらかじめの
アンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて、
ユーザの操作する頻度の高い操作部品について、ユーザ
の種類毎に種類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、
型式等の面から、各機器の種類に応じての適切な対応措
置や各操作部品の適切な対応措置をデータベースとして
作成しておくユーザ類別回数偏り対応措置用データ作成
ステップと、前記操作性評価ステップにて操作時間の偏
りの程度が好ましくないと判断された場合に、上記時間
偏り対応措置用データを利用して対応措置を施すユーザ
類別操作性改善ステップとを有していることを特徴とし
ている。
【0024】請求項10の発明においては、完成時に機
器が有することとなる全ての機能について、当該機器の
ユーザがその機能を発揮させるために操作すべき操作部
品と各操作部品毎の必要な操作回数とが判明する機能操
作対応表を作成する機能操作対応表作成ステップと、各
操作部品毎に、ユーザの種類による標準操作時間をあら
かじめのプロトコル解析やアンケートにより求めておく
ユーザ類別操作部品標準操作時間データベース作成ステ
ップと、機器を操作するユーザの種類別を選定する操作
ユーザ類選定ステップと、選定されたユーザの種類に応
じた標準操作時間で機器の各機能を一律に発揮させる場
合に、各操作部品毎に全操作部品の操作時間に占める操
作の対象とされる時間の比率であるユーザ類反映時間比
率を上記機能操作対応表とユーザの種類別の各操作部品
に対する標準操作時間を利用して求めるユーザ類反映時
間比率計算ステップと、各操作部品毎にそのユーザ類反
映時間比率と操作部品の個数から、各操作部品に対する
選定されたユーザの種類の操作時間の偏りを見出す偏り
操作時間検出ステップと、見出した操作時間の偏りをも
とに、機器のユーザの種類に応じた操作性を評価する操
作性評価ステップとを有していることを特徴としてい
る。
【0025】請求項11の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づい
て、ユーザの操作する時間比率の高い操作部品につい
て、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、型式等
の面から、各機器の種類に応じての対応措置や各操作部
品の対応措置をデータベースとして作成しておく時間偏
り対応措置用データ作成ステップと、操作性評価ステッ
プにて操作時間の偏りの程度が好ましくないと判断され
た場合に、上記時間偏り対応措置用データを利用して対
応措置を施す操作性改善ステップとを有していることを
特徴としている。
【0026】請求項12の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づい
て、ユーザの操作する時間比率の高い操作部品につい
て、ユーザの種類毎に種類、寸法、機器での配置、耐久
性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての対
応措置や各操作部品の適切な対応措置をデータベースと
して作成しておくユーザ類別時間偏り操作対応措置用デ
ータ作成ステップと、操作性評価ステップにて操作時間
の偏りの程度が好ましくないと判断された場合に、上記
ユーザ類別時間偏り対応措置用データを利用して対応措
置を施すユーザ類別操作性改善ステップとを有している
ことを特徴としている。
【0027】請求項13の発明においては、完成時に機
器が有することとなる全ての機能について、当該機器の
ユーザがその機能を発揮させるために操作すべき操作部
品と各操作部品毎の必要な操作回数とが判明する機能操
作対応表を作成する機能操作対応表作成ステップと、各
機能(含む、テレビやラジオにおける局の選定)につい
て、機器のユーザがどのような頻度で発揮させるかを、
ユーザの年令、性別、身体状況、居住地等の類に応じ
て、プロトコル解析やアンケート等によりあらかじめ調
べ、データベース化しておく(例えば、テレビ放送なら
ば、一般にNHKKの試聴率が高い)ユーザ類別機能頻
度データ作成ステップと、各操作部品毎に、ユーザの種
類による標準操作時間をあらかじめのプロトコル解析や
アンケートにより求めておくユーザ類別操作部品標準操
作時間データベース作成ステップと、機器を操作するユ
ーザの種類を選定する操作ユーザ類別選定ステップと、
選定されたユーザの種類に応じた頻度でユーザが機器の
各機能を発揮させる場合に、各操作部品毎に全操作部品
に対する操作対象となる回数の占める比率たるユーザ類
反映操作比率若しくは全操作部品の操作時間に対する操
作の対象とされる時間の占める比率たるユーザ類反映時
間比率の少なくも一方を含むユーザ類反映操作時間比率
を上記機能操作対応表及びユーザ類別の機能頻度のデー
タとユーザの種類別毎の操作部品の標準操作時間の少な
くも一方を利用して求めるユーザ類反映操作時間比率計
算ステップと、各操作部品毎に、そのユーザ類反映操作
時間比率から、各操作部品に対する選定された種類のユ
ーザの操作の偏りを見出す偏り操作時間検出ステップ
と、見出した操作の偏りをもとに、機器のユーザの種類
に応じた操作性を評価する操作性評価ステップとを有し
ていることを特徴としている。
【0028】請求項14の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づい
て、ユーザの操作する頻度、時間比率の高い操作部品に
ついて、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、型
式等の面から、各機器の種類に応じての対応措置や各操
作部品の対応措置をデータベースとして作成しておく偏
り操作対応措置用データ作成ステップと、操作性評価ス
テップにて操作の偏りの程度が好ましくないと判断され
た場合に、上記偏り操作対応措置用データを利用して対
応措置、例えばテレビのNHKが試聴率が高いなら、そ
の(2)チャンネル選定用押ボタンは高価でも丈夫なも
のとする等、を施す操作性改善ステップとを有している
ことを特徴としている。
【0029】請求項15の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づい
て、ユーザの操作する頻度、時間比率の高い操作部品に
ついて、ユーザの種類毎に種類、寸法、機器での配置、
耐久性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じて
の対応措置や各操作部品の対応措置をデータベースとし
て作成しておくユーザ類別偏り操作対応措置用データ作
成ステップと、操作性評価ステップにて操作の偏りの程
度が好ましくないと判断された場合に、上記偏り操作対
応措置用データを利用して、例えばユーザが男性なら
ば、強度、耐久性等の面から特に丈夫なものとする等の
対応措置を施すユーザ類別操作性改善ステップとを有し
ていることを特徴としている。
【0030】請求項16の発明においては、同一種類か
つ共通する機能を有するが、その共通する機能を発揮さ
せるのに必要な操作部品の少なくも1若しくは操作部品
は同じでも操作回数が異なる複数の機器、例えば旧型機
と目下開発中の新型機を比較対象として選択する比較対
象機器選択ステップと、比較対象として選定された複数
の機器に共通する機能の中から、操作性比較の判断に使
用する少なくも1の機能を選定する機能選定ステップ
と、上記選定された各機能を機器に発揮させるためにユ
ーザが操作する必要のある操作部品及びその操作回数
を、各機器毎、各機能毎に入力する機能操作対応入力ス
テップと、入力された各操作部品について、通常のユー
ザが操作する際に必要な1回当りの標準操作時間を入力
する標準操作時間入力ステップと、比較対象の各機器の
選定された各機能毎に、その発揮に必要な各操作部品と
その必要操作回数とその標準操作時間とから必要操作時
間を求める機器機能毎操作時間計算ステップと、各機器
の各機能毎の必要操作時間をもとに、機器の操作性を操
作に必要な時間の面から比較する操作性比較ステップと
を有していることを特徴としている。
【0031】請求項17の発明においては、操作性比較
ステップは、選択された各機能毎に、ユーザが実際に操
作する頻度を入力する頻度入力小ステップと、機器機能
毎操作時間計算ステップで求められた各機器の各機能毎
の必要操作時間に、入力された機能の頻度に応じての重
み付けを行なう頻度反映機器機能毎操作時間重み付け小
ステップと、各機器毎に、重み付けのなされた各機能毎
の必要操作時間を総計する各機器毎重み付け必要操作時
間総計小ステップと、各機器毎重み付け必要操作時間総
計ステップの結果をもとに、機器の操作性を比較する必
要操作時間基準比較小ステップとを有していることを特
徴としている。
【0032】請求項18の発明においては、同一種類か
つ共通する機能を有するが、その共通する機能を発揮さ
せるのに必要な操作部品の少くも1若しくは操作部品は
同じでも操作回数が異なる複数の機器を比較対象として
選択する比較対象機器選択ステップと、比較対象として
選定された複数の機器に共通する機能の中から、操作性
比較の判断に使用する少くも1の機能を選定する機能選
定ステップと、上記選定された各機能を機器に発揮させ
るために特定の種類のユーザが操作する必要のある操作
部品及びその操作回数を、各機器毎、各機能毎に入力す
る機能操作対応入力ステップと、入力された各操作部品
について、特定の種類のユーザが操作する際に必要な1
回当りの標準操作時間を入力する標準操作時間入力ステ
ップと、選択された各機能毎に、特定の種類のユーザが
実際に操作する頻度を入力する頻度入力ステップと、比
較対象の各機器の選定された各機能毎に、機能発揮に必
要な各操作部品とその必要操作回数とそのユーザの種類
に応じた標準操作時間とからユーザの種類に応じた必要
操作時間を求めるユーザ類対応機器機能毎操作時間計算
ステップと、ユーザ類対応機器機能毎操作時間計算ステ
ップで求められたユーザの種類に応じての各機器の各機
能毎の必要操作時間に、ユーザの種類に応じて入力され
た機能を操作する頻度に応じての重み付けを行なうユー
ザ類反映機器機能毎操作時間重み付けステップと、各機
器毎に、重み付けのなされた各機能毎のユーザの種類に
対応した必要操作時間を総計する各機器毎ユーザ類対応
必要操作時間総計ステップと、各機器毎ユーザ類対応必
要操作時間総計ステップの結果をもとに、ユーザの種類
に応じての機器の操作性を比較するユーザ類対応必要操
作時間比較ステップとを有していることを特徴としてい
る。
【0033】請求項19の発明においては、機器の各操
作部品に、ユーザが操作した場合に、操作されているそ
の操作部品を特定する信号を出力する端子を取り付ける
(含む、ソフト的な手段)操作検出端子取り付けステッ
プと、取り付けられた端子とプリンターやCRTからな
る出力手段とCPUとを接続し、ユーザが操作部品を順
に操作すれば、操作された各操作部品名が操作順に出力
されるよう結線する(含む、ソフト的な手段)出力用結
線ステップと、ユーザが、機器の各機能を順に発揮させ
るべく、機器の各操作部品をその機能を正しく発揮させ
るための手順に従って操作していく操作ステップと、操
作ステップと出力用結線ステップの結果をもとに、機器
の全機能について、各機能毎にそれを発揮させる際操作
する必要のある操作部品名とその操作回数とが対応づけ
られた機能操作対応表を作成する機能操作対応表作成ス
テップと、作成された機能操作対応表をもとに、当該機
器の操作性を機能発揮に必要な操作部品の操作回数の面
から評価する操作性評価ステップとを有していることを
特徴としている。
【0034】請求項20の発明においては、機器の各操
作部品に、ユーザが操作した場合に、操作の継続する時
間と操作されている操作部品を特定する信号を出力する
端子を取り付ける(含む、ソフト的な手段)操作検出端
子取り付けステップと、取り付けられた端子とプリンタ
ーやCRTからなる出力手段とCPUとを接続し、ユー
ザが操作部品を順に操作すれば、操作された操作部品名
と操作時間とが操作順に対になって出力されるよう結線
する(含む、ソフト的な手段)出力用結線ステップと、
ユーザが機器の各機能を順に発揮させるべく、機器の各
操作部品をその機能を正しく発揮させるための手順に従
って操作していく操作ステップと、操作ステップと出力
用結線ステップの結果をもとに、機器の全機能につい
て、各機能毎に、それを発揮させる際操作する必要のあ
る操作部品名とその操作回数とが対応づけられた機能操
作対応表を作成する機能操作対応表作成ステップと、作
成された機能操作対応表に、更に、出力用結線ステップ
の出力結果をもとに、各機能毎に必要な操作時間の総
計、各操作部品毎に操作される時間の総計の少くも1が
付加された時間情報付機能操作対応表を作成する時間情
報付機能操作対応表作成ステップと、作成された時間情
報付機能操作対応表をもとに、機能発揮のために必要な
操作時間、各操作部品が操作される時間の少くも1の面
から機器の操作性を評価する操作性評価ステップとを有
していることを特徴としている。
【0035】請求項21の発明においては、機器の各操
作部品に、ユーザが操作した場合の操作の継続する時間
(遠隔型のテレビジョン操作装置における音量の増加、
減少における同一操作部品たる押ボタンの繰り返しての
押し下げの回数や時間間隔等をも含む)と操作されてい
る操作部品機器を特定する信号を出力する端子を取り付
ける(含む、ソフト的な手段)操作検出端子取り付けス
テップと、取り付けられた端子とプリンターやCRTか
らなる出力手段とCPUとを接続し、ユーザが操作部品
を順に操作すれば、操作した操作部品名と操作時間とが
順に対になって印刷出力されるよう結線する(含む、ソ
フト的な手段)出力用結線ステップと、特定の種類のユ
ーザが機器の各機能を順に発揮させるべく、機器の各操
作部品をその機能を正しく発揮させるためのあらかじめ
定められた手順に従って操作していく操作ステップと、
操作ステップと出力用結線ステップの結果をもとに、機
器の全機能について各機能毎に、それを発揮させる際操
作する必要のある操作部品名とその操作回数とが対応づ
けられた機能操作対応表を作成するステップと、作成さ
れた機能操作対応表に、更に、出力用結線ステップの出
力結果をもとに、各機能毎に特定の種類のユーザにとり
必要な操作時間の総計、各操作部品毎に特定の種類のユ
ーザに操作される時間の総計の少くも1が付加されたユ
ーザ類別時間情報付機能操作対応表を作成するユーザ類
反映時間情報付機能操作対応表作成ステップと、作成さ
れたユーザ類別時間情報付機能操作対応表をもとに、特
定の種類のユーザにとっての機器の操作性を、各機能の
発揮に必要な操作時間、各機能毎の各操作部品の操作対
象時間の面から評価する操作性評価ステップとを有して
いることを特徴としている。
【0036】請求項22の発明においては、操作ステッ
プと出力用結線ステップの結果をもとに、各操作部品に
つき特定の種類のユーザの一回当りの平均操作時間を計
算するユーザ類反映平均操作時間計算ステップと、ユー
ザの種類を反映した平均操作時間を、特定の種類のユー
ザを対象とした機器の設計のデータとするユーザ類反映
データベース作成ステップとを有していることを特徴と
している。
【0037】請求項23の発明においては、完成時に機
器が有することとなる全ての機能について、当該機器の
ユーザ(オペレータ)がその機能を発揮させるために操
作すべき操作部品(名)と各操作部品毎の必要な操作回
数とが判明する機能操作対応表を設計者によるあらかじ
め定められた手順に従ってなされたキーボード操作等で
入力されて記憶しているメモリー等からなる機能操作対
応表記憶手段と、記憶している機能操作対応表を使用し
て、全ての機能を一度ずつ発揮させるとした場合に、当
該機器のオペレータが操作する回数を各操作部品毎にも
とめる各操作部品操作回数検出手段と、各操作部品毎の
操作回数を総計するカウンター等からなる操作回数総計
手段と、各操作部品毎に、その操作回数が全操作部品の
操作回数の総計に対する操作比率を求める操作比率計算
手段と、各操作部品毎に、その操作比率及び操作部品の
個数から、各操作部品に対するユーザの操作回数の偏り
を見出す偏り操作検出手段と、見出したユーザの操作回
数の偏りをもとに、あらかじめ定められた手順に従って
機器の操作性を評価して例えばCRTに色分け表示して
出力する操作性評価出力手段とを有していることを特徴
としている。
【0038】請求項24の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて
作成された、ユーザの操作する頻度の高い操作部品につ
いての、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、型
式等の面から、各機器の種類に応じての対応措置や各操
作部品の対応措置を記憶しているディスク等からなる回
数偏り対応措置用データ記憶手段と、操作性評価出力手
段にて、偏りの程度が好ましくないと判断された場合
に、設計者の要請、指示のもとで記憶している回数偏り
対応措置用データを参考に提示する操作性改善提示手段
とを有していることを特徴としている。
【0039】請求項25の発明においては、完成時に機
器が有することとなる全ての機能について、当該機器の
ユーザがその機能を発揮させるために操作すべき操作部
品と各操作部品毎の必要な操作回数とが判明する機能操
作対応表をあらかじめの手順に従って入力されて記憶し
ている機能操作対応表記憶手段と、各機能について、あ
らかじめの調査や検討で作成された、機器のユーザがど
のような頻度で発揮させるかのデータを記憶している機
能頻度データ記憶手段と、データベース化された頻度で
ユーザが機器の各機能を発揮させる場合に、各操作部品
毎に全操作部品に対する操作対象となる回数の占める比
率である頻度反映操作比率を、機能操作対応表と機能の
頻度のデータを利用して求める頻度反映操作比率計算手
段と、各操作部品毎に、その頻度操作反映比率及び操作
部品の個数から、各操作部品に対するユーザの操作回数
の偏りを見出す偏り操作検出手段と、見出したユーザの
操作回数の偏りをもとに、プログラム的にあらかじめ定
められた手順に従って機器の操作性を評価して例えばC
RTに大小の区分けをして出力する操作性評価出力手段
とを有していることを特徴としている。
【0040】請求項26の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて
作成された、ユーザの操作する頻度の高い操作部品につ
いての、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、型
式等の面から、各機器の種類に応じての対応措置や各操
作部品の対応措置を記憶している回数偏り対応措置用デ
ータ作成手段と、操作性評価出力手段にて、偏りの程度
が好ましくないと判断された場合に、上記回数偏り対応
措置用データを提示する操作性改善提示手段とを有して
いることを特徴としている。
【0041】請求項27の発明においては、完成時に機
器が有することとなる全ての機能について、当該機器の
ユーザがその機能を発揮させるために操作すべき操作部
品と各操作部品毎の必要な操作回数とが判明する機能操
作対応表を機器の設計者等から入力されて記憶している
機能操作対応表作成記憶手段と、記憶している機能操作
対応表を使用して、全ての機能を一度ずつ発揮させると
した場合に、当該機器のユーザが操作する回数を各操作
部品毎にもとめる各操作部品操作回数検出手段と、各操
作部品毎の操作回数を総計する操作回数総計手段と、各
操作部品毎に、あらかじめのプロトコル解析やアンケー
ト等によりもとめられたユーザによる標準操作時間を記
憶している操作部品標準操作時間データ記憶手段と、各
操作部品操作回数検出手段にてもとめた各部品ごとに、
その操作回数に1回当りの標準操作時間を掛けることに
より、全ての機能を一度ずつ発揮させるとした場合の各
操作部品毎の標準操作時間を求める操作部品毎標準操作
時間計算手段と、各操作部品毎の標準操作時間を総計す
る標準操作時間総計手段と、各操作部品毎に、その標準
操作時間が全操作部品の操作時間の総計に占める比率を
求める時間比率計算手段と、各操作部品毎に、その時間
比率及び操作部品の個数から各操作部品に対するユーザ
の操作時間の偏りを見出す偏り時間操作検出手段と、見
出した操作時間の偏りをもとに、あらかじめ定められた
手順に従って機器の操作性を評価して出力する操作性評
価出力手段とを有していることを特徴としている。
【0042】請求項28の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて
作成された、テレビジョンにおけるNHK用の押ボタン
等ユーザの操作する時間比率の高い操作部品について
の、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、型式等
の面から、各機器の種類に応じての対応措置や各操作部
品の対応措置を記憶している時間偏り対応措置用データ
記憶手段と、操作性評価出力手段にて、偏りの程度が好
ましくないと判断された場合に、上記時間偏り対応措置
用データを提示する操作性改善提示手段とを有している
ことを特徴としている。
【0043】請求項29の発明においては、完成時に機
器が有することとなる全ての機能について、当該機器の
ユーザがその機能を発揮させるために操作すべき操作部
品と各操作部品毎の必要な操作回数とが判明する機能操
作対応表を入力されて記憶している機能操作対応表記憶
手段と、プロトコル解析やアンケート等によりユーザの
年令、性別、身体状況、居住地等の類に応じて、機器の
ユーザが各機能について、どのような頻度で発揮させる
かをあらかじめ調べた(含む、類推、推測)データを記
憶しているユーザ類別機能頻度データ記憶手段と、機器
を操作するユーザの種類を選定入力する操作ユーザ類選
定入力手段と、選定されたユーザの種類に応じた頻度で
ユーザが機器の各機能を発揮させる場合に、各操作部品
毎に全操作部品に対する操作対象となる比率であるユー
ザ類反映操作比率を上記機能操作対応表とユーザ類別の
機能頻度のデータとを利用して求めるユーザ類反映操作
比率計算手段と、各操作部品毎に、そのユーザ類反映操
作比率と操作部品の個数から、各操作部品に対する選定
されたユーザ類の操作回数の偏りを見出す偏り操作検出
手段と、見出した操作回数の偏りをもとに、機器のユー
ザ類に応じた操作性を評価して出力する操作性評価出力
手段とを有していることを特徴としている。
【0044】請求項30の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて
作成された、ユーザの操作する頻度の高い操作部品につ
いて、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、型式
等の面から、各機器の種類に応じての対応措置や各操作
部品の対応措置を記憶している回数偏り対応措置用デー
タ記憶手段と、操作性評価ステップにて操作時間の偏り
の程度が好ましくないと判断された場合に、上記回数偏
り対応措置用データを設計者に解決の参考として提示す
る操作性改善提示手段とを有していることを特徴として
いる。
【0045】請求項31の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて
作成された、ユーザの操作する頻度の高い操作部品につ
いて、ユーザの類毎に、種類、寸法、機器での配置、耐
久性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての
適切な対応措置や各操作部品の適切な対応措置を記憶し
ているユーザ類別回数偏り対応措置用データ記憶手段
と、前記操作性評価出力手段にて操作時間の偏りの程度
が好ましくないと判断された場合に、上記時間偏り対応
措置用データを提示するユーザ類別操作性改善提示手段
とを有していることを特徴としている。
【0046】請求項32の発明においては、完成時に機
器が有することとなる全ての機能について、当該機器の
ユーザがその機能を発揮させるために操作すべき操作部
品と各操作部品毎の必要な操作回数とが判明する機能操
作対応表を入力されて記憶している機能操作対応表記憶
手段と、各操作部品毎に、あらかじめのプロトコル解析
やアンケートにより求めたユーザの種類による標準操作
時間を記憶しているユーザ類別操作部品標準操作時間デ
ータベース記憶手段と、機器を操作するユーザの種類を
選定入力する操作ユーザ類選定入力手段と、選定された
ユーザの種類に応じた標準操作時間で機器の各機能を一
律に発揮させる場合に、各操作部品毎に全操作部品の操
作時間に対する操作の対象とされる時間の占める比率で
あるユーザ類反映時間比率を上記機能操作対応表とユー
ザの種類別の各操作部品に対する標準操作時間を利用し
て求めるユーザ類反映時間比率計算手段と、各操作部品
毎にそのユーザ類反映時間比率と操作部品の個数から、
各操作部品に対する選定されたユーザ類の操作時間の偏
りを見出す偏り操作時間検出手段と、見出した操作時間
の偏りをもとに、機器のユーザの種類に応じた操作性を
評価する操作性評価出力手段とを有していることを特徴
としている。
【0047】請求項33の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて
作成された、ユーザの操作する時間比率の高い操作部品
についての、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材
料、型式等の面から、各機器の種類に応じての対応措置
や各操作部品の対応措置を記憶している時間偏り対応措
置用データ記憶手段と、操作性評価ステップにて操作時
間の偏りの程度が好ましくないと判断された場合に、上
記時間偏り対応措置用データを提示する操作性改善提示
手段とを有していることを特徴としている。
【0048】請求項34の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて
作成された、ユーザの操作する比率の高い操作部品につ
いてのユーザ類毎の、種類、寸法、機器での配置、耐久
性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての対
応措置や各操作部品の適切な対応措置を記憶しているユ
ーザ類別時間偏り操作対応措置用データ記憶手段と、操
作性評価ステップにて操作時間の偏りの程度が好ましく
ないと判断された場合に、上記ユーザ類別時間偏り対応
措置用データを提示するユーザ類別操作性改善提示手段
とを有していることを特徴としている。
【0049】請求項35の発明においては、完成時に機
器が有することとなる全ての機能について、当該機器の
ユーザがその機能を発揮させるために操作すべき操作部
品と各操作部品毎の必要な操作回数とが判明する機能操
作対応表を入力されて記憶している機能操作対応表作成
記憶手段と、各機能について、プロトコル解析やアンケ
ート等により、ユーザの年令、性別、身体状況、居住地
等の類に応じて、機器のユーザがどのような頻度で発揮
させるかを、あらかじめ調べたデータを記憶しているユ
ーザ類別機能頻度データ記憶手段と、各操作部品毎に、
あらかじめのプロトコル解析やアンケートにより調べた
ユーザの種類による標準操作時間を記憶しているユーザ
類別操作部品標準操作時間データ記憶手段と、機器を操
作するユーザ類別を選定入力する操作ユーザ類別選定入
力手段と、選定されたユーザの種類に応じた頻度でユー
ザが機器の各機能を発揮させる場合に、各操作部品毎に
全操作部品に対する操作対象となる回数の比率たるユー
ザ類反映操作比率若しくは全操作部品の操作時間に対す
る操作の対象とされる時間の比率たるユーザ類反映時間
比率の少なくも一方を含むユーザ類反映操作時間比率を
上記機能操作対応表及びユーザ類別の機能頻度のデータ
とユーザ類別毎の操作部品の標準操作時間の少なくも一
方を利用して求めるユーザ類反映操作時間比率計算手段
と、各操作部品毎にそのユーザ類反映操作時間比率か
ら、各操作部品に対する選定された種類のユーザの操作
の偏りを見出す偏り操作時間検出手段と、見出した操作
の偏りをもとに、機器のユーザ類に応じた操作性を評価
して出力する操作性評価出力手段とを有していることを
特徴としている。
【0050】請求項36の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて
の作成された、ユーザの操作する頻度、時間比率の高い
操作部品についての、種類、寸法、機器での配置、耐久
性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての対
応措置や各操作部品の対応措置を記憶している偏り操作
対応措置用データ記憶手段と、操作性評価出力手段にて
操作の偏りの程度が好ましくないと判断された場合に、
上記偏り操作対応措置用データを利用して対応措置を提
示する操作性改善提示手段とを有していることを特徴と
している。
【0051】請求項37の発明においては、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて
作成された、ユーザの操作する頻度、時間比率の高い操
作部品についての、ユーザの種類毎の種類、寸法、機器
での配置、耐久性、材料、型式等の面から、各機器の種
類に応じての対応措置や各操作部品の対応措置を記憶し
ているユーザ類別偏り操作対応措置用データ記憶手段
と、操作性評価出力手段にて操作の偏りの程度が好まし
くないと判断された場合に、上記偏り操作対応措置用デ
ータを利用して対応措置を提示するユーザ類別操作性改
善提示手段とを有していることを特徴としている。
【0052】請求項38の発明においては、機器のユー
ザが機器に自分の欲する機能を発揮させるため必要な操
作部品を表示するに際して、その位置、大きさ、形状、
配置、順序等につき、ユーザの年令、姓別等の種類毎に
最適なデータを記憶しているユーザ種類対応操作部品記
憶手段と、機器のユーザが、年令、姓別等のユーザ(自
分)の種類についての情報を手順書を参照しつつ等して
入力するユーザ種類入力手段と、入力されたユーザの種
類に対応するデータをユーザ種類対応操作部品記憶手段
から読み出す表示制御手段と、表示制御手段の読み出し
たユーザの種類に対応したデータに基づいて、少くも一
の操作部品(名)(厳密には、操作入力手段が操作部品
であり、表示手段はその位置と名称を表示するのみ。)
を表示する表示手段と、表示手段の前面に設けられ、透
明であり、かつユーザの指が接触した位置等の操作位置
の座標を検出しうる操作入力手段と、操作入力手段の検
出した位置座標が、表示部に表示しているON/OFF
等の操作部品のいずれに相当するかを表示制御手段の読
み出したデータを参照して判断する入力判断手段と、入
力判断手段が判断した操作部品に相当する機器本体に対
する操作信号を、操作対象の機器本体そのものへ直接若
しくは信号線を介して発信する発信手段とを有している
ことを特徴としている。
【0053】請求項39の発明においては、ユーザ種類
入力手段が、機器のユーザに対し、あらかじめの調査等
を基に作成された、その種類を決定するための少くも1
の質問(含む、質問番号等のみによる質問内容の特定)
及び質問に対する少くも1の回答を記憶している質問記
憶部と、ユーザへの目下の質問に対しなされた回答とそ
れに応じて次になすべき質問との関係を記憶している質
問順序記憶部と、ユーザ類を決定するための質問、該質
問に対する少くも1の回答の少くも一方を機器の購入直
後、最初の設定時等に質問記憶部から読み出す質問回答
表示制御部と、質問回答表示制御部の読み出した少くも
1の質問、少なくも1の回答の少なくも一方を表示する
質問回答表示部と、質問回答表示部の前面に固定して設
けられ、透明であり、かつユーザの指や電子ペンが接触
した位置(電子ペンなら近接した位置も含む)等の操作
位置の座標を検出しうる回答入力部と、回答入力部の検
出した接触位置座標をもとに、質問回答表示部に表示し
ている回答のいずれに相当するかを質問回答表示制御部
の読み出した質問、回答をもとに判断する入力判断部
と、ユーザ類別の決定のため、最初質問記憶部の記憶し
ている最初の質問をなし、以下ユーザからの回答内容に
応じて質問順序記憶部の記憶する関係に従って次の質問
を表示するよう質問回答表示制御部を制御し、併せて質
問の終了をも認識する質問制御部と、質問制御部が質問
を終了した時点で、入力済の回答をもとにユーザの種類
を判断し、その判断結果を表示制御部に通知するユーザ
類判断部とを有していることを特徴としている。
【0054】請求項40及び請求項41の発明において
は、入力されたユーザ類についての情報を記憶するユー
ザ類記憶手段と、入力判断手段の判断結果をもとに、操
作対象となった操作部品名を記録する操作対象操作部品
名記録手段と、入力判断手段の判断結果をもとに、機器
が発揮すべき対象となった機能を判断する発揮対象機能
判断手段と、発揮対象機能判断手段の判断結果をもと
に、発揮対象となった機能を記録する発揮対象機能記録
手段とを有していることを特徴としている。
【0055】請求項42の発明においては、月日(含
む、月のみ)を認識するカレンダー手段と、機器のユー
ザが機器に自分の欲する機能を発揮させるため必要な操
作部品を表示するに際して、その位置、大きさ、形状、
配置、順序等につき、月日(含む、季節)に応じた最適
なデータを記憶している月日対応操作部品記憶手段と、
カレンダー手段からの月日についての情報をもとに、月
日対応操作部品記憶手段から対応するデータを取り出す
月日対応操作部品選定手段と、月日対応操作部品選定手
段の選定したデータをもとに、操作部品を表示する表示
手段と、表示手段の前面に固定して設けられ、透明であ
り、かつユーザの指が接触した位置等の操作位置の座標
を検出しうるディジタイザー、タブット型式等の操作入
力手段と、操作入力手段の検出した位置座標が、表示部
に表示している操作部品のいずれに相当するかを表示制
御手段の読み出したデータを参照して判断する入力判断
手段と、入力判断手段が判断した操作部品に相当する操
作信号を、エアコン、給湯機、調理機器等の操作対象の
機器本体へ発信する発信手段とを有していることを特徴
としている。
【0056】請求項43の発明においては、時、分、秒
等の時刻を認識する時計手段と、機器のユーザが機器に
自分の欲する機能を発揮させるため必要な操作部品を表
示するに際して、その位置、大きさ、形状、配置、順序
等につき、時刻に応じた最適なデータを記憶している時
刻対応操作部品記憶手段と、時計手段からの時刻につい
ての情報をもとに、時刻対応操作部品記憶手段から対応
するデータを取り出す時刻対応操作部品選定手段と、時
刻対応操作部品選定手段の選定したデータをもとに、操
作部品を表示する表示手段と、表示手段の前面に設けら
れ、透明であり、かつユーザの指が接触した位置等の操
作位置の座標を検出しうる操作入力手段と、操作入力手
段の検出した位置座標が、表示部に表示している操作部
品のいずれに相当するかを表示制御手段の読み出したデ
ータを参照して判断する入力判断手段と、入力判断手段
が判断した操作部品に相当する操作信号を、照明、テレ
ビジョン、調理機器等の操作対象の機器本体へ発信する
発信手段とを有していることを特徴としている。
【0057】
【作用】上記構成により、請求項1の発明においては、
機能操作対応表作成ステップにて、完成時に機器が有す
ることとなる全ての機能について、当該機器のユーザ
(オペレータ)がその機能を発揮させるために操作すべ
き操作部品と各操作部品毎の必要な操作回数とが判明す
る機能操作対応表を作成する。各操作部品操作回数検出
ステップにて、作成された機能操作対応表を使用して、
全ての機能を一度ずつ発揮させると仮定した場合に、当
該機器のオペレータが操作する回数を各操作部品毎にも
とめる。操作回数総計ステップにて、各操作部品毎の操
作回数を総計する。操作比率計算ステップにて、各操作
部品毎に、その操作回数が全操作部品の操作回数の総計
に占める比率をプログラムにのっとった割算にて求め
る。偏り操作検出ステップにて、各操作部品毎に、その
操作比率及び操作部品の個数から、各操作部品に対する
ユーザの操作回数の偏りを見出す。操作性評価ステップ
にて、見出したユーザの操作回数の偏りをもとに、機器
の操作性を偏りに応じて色分けして表示したり、警告文
を表示したりして表示し、最終的には設計者が評価す
る。
【0058】請求項2の発明においては、回数偏り対応
措置用データ作成ステップにて、機器の設計者、メーカ
ー等があらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用
実績等に基づいて、ユーザの操作する頻度の高いとされ
た操作部品について、種類、寸法、機器での配置、耐久
性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての対
応措置や各操作部品毎の対応措置をデータベースとして
あらかじめ作成しておく。操作性改善ステップにて、機
器の設計者により操作性評価ステップで偏りの程度が好
ましくないと判断された場合に、上記回数偏り対応措置
用データを利用して、型式を耐久性のあるものとする等
の対応措置を施す。
【0059】請求項3の発明においては、機能操作対応
表作成ステップにて、完成時に機器が有することとなる
全ての機能について、当該機器のユーザがその機能を発
揮させるために操作すべき操作部品(名)と各操作部品
毎の必要な操作回数とが判明する機能操作対応表を機器
の設計者のキーボード入力操作やあらかじめのプログラ
ム、結線に従って自動的に作成したりする。機能頻度デ
ータ作成ステップにて、各機能について、機器のユーザ
がどのような頻度で発揮させるかをあらかじめの調査や
検討でデータベース化(含む、簡易な資料化)してお
く。頻度反映操作比率計算ステップにて、データベース
化された頻度でユーザが機器の各機能を発揮させる場合
に、各操作部品毎に全操作部品に対する操作対象となる
回数の比率である頻度反映操作比率を、機能操作対応表
と機能の頻度のデータを利用して、求める。偏り操作検
出ステップにて、各操作部品毎に、その頻度反映操作比
率及び操作部品の個数から、各操作部品に対するユーザ
の操作回数の偏りを見出す。操作性評価ステップにて、
見出したユーザの操作回数の極端の多いものや少ないも
のが存在する等の偏りをもとに、機器の操作性を操作部
品の面から評価する。
【0060】請求項4の発明においては、回数偏り対応
措置用データ作成ステップにて、あらかじめのアンケー
ト、プロトコル解析、使用実績等に基づいて、ユーザの
操作する頻度の高い操作部品について、種類、寸法、機
器での配置、耐久性、材料、型式等の面から、各機器の
種類に応じての対応措置や各操作部品の対応措置をデー
タベースとして作成しておく。操作性改善ステップに
て、機器の設計者が操作性評価ステップで偏りの程度が
好ましくないと判断された場合に、上記回数偏り対応措
置用データを利用して結線や機能を見直したり、上役に
相違したりして、適切な対応措置を施す。
【0061】請求項5の発明においては、機能操作対応
表作成ステップにて、完成時に機器が有することとなる
全ての機能について、当該機器のユーザがその機能を発
揮させるために操作すべき操作部品と各操作部品毎の必
要な操作回数とが判明する機能操作対応表を作成する。
各操作部品操作回数検出ステップにて、作成された機能
操作対応表を使用して、全ての機能を一度ずつ発揮させ
るとした場合に、当該機器のユーザが操作する回数を各
操作部品毎にもとめる。操作回数総計ステップにて、各
操作部品毎の操作回数を総計する。操作部品標準操作時
間データ作成ステップにて、各操作部品毎に、ユーザに
よる1回当りの標準操作時間をあらかじめのプロトコル
解析やアンケートによりもとめておく。操作部品毎標準
操作時間計算ステップにて、各操作部品操作回数検出ス
テップにてもとめた各部品ごとに、その操作回数に標準
(全)操作時間を掛けることにより、全ての機能を一度
ずつ発揮させるとした場合の各操作部品毎の標準(全)
操作時間を求める。標準操作時間総計ステップにて、各
操作部品毎の標準操作時間を総計する。時間比率計算ス
テップにて、各操作部品毎に、その標準操作時間が全操
作部品の操作時間の総計に占める比率を求める。偏り時
間操作検出ステップにて、各操作部品毎に、その時間比
率及び操作部品の個数から各操作部品に対するユーザの
操作時間の偏りを見出す。操作性評価ステップにて、見
出した操作時間の偏りをもとに、機器の操作性を最終的
には設計者が評価する。
【0062】請求項6の発明においては、時間偏り対応
措置用データ作成ステップにて、あらかじめのアンケー
ト、プロトコル解析、使用実績等に基づいて、ユーザの
操作する時間比率の高い操作部品について、種類、寸
法、機器での配置、耐久性、材料、型式等の面から、テ
レビジョン、洗濯機等の各機器の種類に応じての対応措
置や各操作部品の対応措置をデータベースとして作成し
ておく。操作性改善ステップにて、操作性評価ステップ
で偏りの程度が好ましくないと判断された場合に、上記
時間偏り対応措置用データを利用して対応措置を施す。
【0063】請求項7の発明においては、機能操作対応
表作成ステップにて、完成時に機器が有することとなる
全ての機能について、当該機器のユーザがその機能を発
揮させるために操作すべき操作部品と各操作部品毎の必
要な操作回数とが判明する機能操作対応表を作成する。
ユーザ類別機能頻度データ作成ステップにて、各機能に
ついて、機器のユーザがどのような頻度で発揮させるか
を、ユーザの年令、性別、身体状況、居住地等の種類に
応じて、プロトコル解析やアンケート等によりあらかじ
め調べ、データベース化しておく。操作ユーザ類選定ス
テップにて、機器を操作するユーザの種類を選定する。
ユーザ類反映操作比率計算ステップにて、選定されたユ
ーザの種類に応じた頻度でユーザが機器の各機能を発揮
させる場合に、各操作部品毎に全操作部品に対する操作
対象となる比率であるユーザ類反映操作比率を上記機能
操作対応表とユーザ類別の機能頻度のデータとを利用し
て求める。偏り操作検出ステップにて、各操作部品毎
に、そのユーザ類反映操作比率と操作部品の個数から、
各操作部品に対する選定されたユーザの種類の操作回数
の偏りを見出す。操作性評価ステップにて、見出した操
作回数の偏りをもとに、機器のユーザの種類に応じた操
作性を評価する。
【0064】請求項8の発明においては、回数偏り対応
措置用データ作成ステップにて、あらかじめのアンケー
ト、プロトコル解析、使用実績等に基づいて、ユーザの
操作する頻度の高い操作部品について、種類、寸法、機
器での配置、耐久性、材料、型式等の面から、各機器の
種類に応じての対応措置や各操作部品の対応措置をデー
タベースとして作成しておく。操作性改善ステップに
て、操作性評価ステップにて操作時間の偏りの程度が好
ましくないと判断された場合に、上記回数偏り対応措置
用データを利用して対応措置を施す。
【0065】請求項9の発明においては、ユーザ類別回
数偏り対応措置用データ作成ステップにて、あらかじめ
のアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づい
て、ユーザの操作する頻度の高い操作部品について、ユ
ーザの種類毎に種類、寸法、機器での配置、耐久性、材
料、型式等の面から、各機器の種類に応じての適切な対
応措置や各操作部品の適切な対応措置をデータベースと
して作成しておく。ユーザ類別操作性改善ステップに
て、前記操作性評価ステップにて操作時間の偏りの程度
が好ましくないと判断された場合に、上記時間偏り対応
措置用データを利用して対応措置を施す。
【0066】請求項10の発明においては、機能操作対
応表作成ステップにて、完成時に機器が有することとな
る全ての機能について、当該機器のユーザがその機能を
発揮させるために操作すべき操作部品と各操作部品毎の
必要な操作回数とが判明する機能操作対応表を作成す
る。ユーザ類別操作部品標準操作時間データベース作成
ステップにて、各操作部品毎に、ユーザの種類による1
回当りの標準操作時間をあらかじめのプロトコル解析や
アンケートにより求めておく。操作ユーザ類選定ステッ
プにて、機器を操作するユーザの種類別を選定する。ユ
ーザ類反映時間比率計算ステップにて、選定されたユー
ザの種類に応じた標準操作時間で機器の各機能を一律に
発揮させる場合に、各操作部品毎に全操作部品の操作時
間に占める操作の対象とされる時間の比率であるユーザ
類反映時間比率を上記機能操作対応表とユーザの種類別
の各操作部品に対する標準操作時間を利用して求める。
偏り操作時間検出ステップにて、各操作部品毎にそのユ
ーザ類反映時間比率と操作部品の個数から、各操作部品
に対する選定されたユーザの種類の操作時間の偏りを見
出す。操作性評価ステップにて、見出した操作時間の偏
りをもとに、機器のユーザの種類に応じた操作性を評価
する。
【0067】請求項11の発明においては、時間偏り対
応措置用データ作成ステップにて、あらかじめのアンケ
ート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて、ユーザ
の操作する時間比率の高い操作部品について、種類、寸
法、機器での配置、耐久性、材料、型式等の面から、各
機器の種類に応じての対応措置や各操作部品の対応措置
をデータベースとして作成しておく。操作性改善ステッ
プにて、操作性評価ステップにて操作時間の偏りの程度
が好ましくないと判断された場合に、上記時間偏り対応
措置用データを利用して対応措置を施す。
【0068】請求項12の発明においては、ユーザ類別
時間偏り操作対応措置用データ作成ステップにて、あら
かじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基
づいて、ユーザの操作する時間比率の高い操作部品につ
いて、ユーザの種類毎に種類、寸法、機器での配置、耐
久性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての
対応措置や各操作部品の適切な対応措置をデータベース
として作成しておく。ユーザ類別操作性改善ステップに
て、操作性評価ステップで操作時間の偏りの程度が好ま
しくないと判断された場合に、上記ユーザ類別時間偏り
対応措置用データを利用して機器の主対象とするユーザ
の種類に応じて等の対応措置を施す。
【0069】請求項13の発明においては、機能操作対
応表作成ステップにて、完成時に機器が有することとな
る全ての機能について、当該機器のユーザがその機能を
発揮させるために操作すべき操作部品と各操作部品毎の
必要な操作回数とが判明する機能操作対応表を作成す
る。ユーザ類別機能頻度データ作成ステップにて、各機
能について、機器のユーザがどのような頻度で発揮させ
るかを、ユーザの年令、性別、身体状況、居住地等の類
に応じて、プロトコル解析やアンケート等によりあらか
じめ調べ、データベース化しておく。ユーザ類別操作部
品標準操作時間データベース作成ステップにて、各操作
部品毎に、ユーザの種類による標準操作時間をあらかじ
めのプロトコル解析やアンケートにより求めておく。操
作ユーザ類別選定ステップにて、機器を操作するユーザ
の種類を選定する。ユーザ類反映操作時間比率計算ステ
ップにて、選定されたユーザの種類に応じた頻度でユー
ザが機器の各機能を発揮させるとした場合に、各操作部
品毎に全操作部品に対する操作対象となる回数の占める
比率たるユーザ類反映操作比率若しくは全操作部品の操
作時間に対する操作の対象とされる時間の占める比率た
るユーザ類反映時間比率の少なくも一方を含むユーザ類
反映操作時間比率を上記機能操作対応表及びユーザ類別
の機能頻度のデータとユーザの種類別毎の操作部品の標
準操作時間の少なくも一方を利用して求める。偏り操作
時間検出ステップにて、各操作部品毎に、そのユーザ類
反映操作時間比率から、各操作部品に対する選定された
種類のユーザの操作の偏りを見出す。操作性評価ステッ
プにて、見出した操作の偏りをもとに、機器のユーザの
種類に応じた操作性を評価する。
【0070】請求項14の発明においては、偏り操作対
応措置用データ作成ステップにて、あらかじめのアンケ
ート、プロトコル解析、使用実績等に基づいて、ユーザ
の操作する頻度、時間比率の高い操作部品について、種
類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、型式等の面か
ら、各機器の種類に応じての対応措置や各操作部品の対
応措置をデータベースとして作成しておく。操作性改善
ステップにて、操作性評価ステップにて操作の偏りの程
度が好ましくないと判断された場合に、上記偏り操作対
応措置用データを利用して対応措置を施す。
【0071】請求項15の発明においては、ユーザ類別
偏り操作対応措置用データ作成ステップにて、あらかじ
めのアンケート、プロトコル解析、使用実績等に基づい
て、ユーザの操作する頻度、時間比率の高い操作部品に
ついて、ユーザの種類毎に種類、寸法、機器での配置、
耐久性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じて
の対応措置や各操作部品の対応措置をデータベースとし
て作成しておく。ユーザ類別操作性改善ステップにて、
操作性評価ステップで操作の偏りの程度が好ましくない
と判断された場合に、上記偏り操作対応措置用データを
利用して対応措置を施す。
【0072】請求項16の発明においては、比較対象機
器選択ステップにて、同一種類かつ共通する機能を有す
るが、その共通する機能を発揮させるのに必要な操作部
品の少なくも1若しくは操作部品は同じでも操作回数が
異なる複数の機器、例えば旧型機、他社製品と目下開発
中の製品等を比較対象として選択する。機能選定ステッ
プにて、比較対象として選定された複数の機器に共通す
る機能の中から、操作性比較の判断に使用する少なくも
1の機能を選定する。機能操作対応入力ステップにて、
上記選定された各機能を機器に発揮させるためにユーザ
が操作する必要のある操作部品及びその操作回数を、各
機器毎、各機能毎に入力する。標準操作時間入力ステッ
プにて、入力された各操作部品について、ユーザが操作
する際に必要な標準操作時間を入力する。機器機能毎操
作時間計算ステップにて、比較対象の各機器の選定され
た各機能毎に、その発揮に必要な各操作部品とその必要
操作回数とその1回当りの標準操作時間とから必要操作
時間を求める。操作性比較ステップにて、各機器の各機
能毎の必要操作時間をもとに、機器の操作性を操作に必
要な時間の面から比較する。
【0073】請求項17の発明においては、操作性比較
ステップの頻度入力小ステップにて、選択された各機能
毎に、ユーザが実際に操作する頻度を入力する。頻度反
映機器機能毎操作時間重み付け小ステップにて、機器機
能毎操作時間計算ステップで求められた各機器の各機能
毎の必要操作時間に、入力された機能の頻度に応じての
重み付けを行なう。各機器毎重み付け必要操作時間総計
小ステップにて、各機器毎に、重み付けのなされた各機
能毎の必要操作時間を総計する。必要操作時間基準比較
小ステップにて、各機器毎重み付け必要操作時間総計ス
テップの結果をもとに、機器の操作性を比較する。
【0074】請求項18の発明においては、比較対象機
器選択ステップにて、同一種類かつ共通する機能を有す
るが、その共通する機能を発揮させるのに必要な操作部
品の少くも1若しくは操作部品は同じでも操作回数が異
なる複数の機器を比較対象として選択する。機能選定ス
テップにて、比較対象として選定された複数の機器に共
通する機能の中から、操作性比較の判断に使用する少く
も1の機能、そして多くの場合主機能を含む、を選定す
る。機能操作対応入力ステップにて、上記選定された各
機能を機器に発揮させるために特定の種類のユーザが操
作する必要のある操作部品及びその操作回数を、各機器
毎、各機能毎に入力する。標準操作時間入力ステップに
て、入力された各操作部品について、特定の種類のユー
ザが操作する際に必要な1回当りの標準操作時間を入力
する。頻度入力ステップにて、選択された各機能毎に、
特定の種類のユーザが実際に操作する頻度を入力する。
ユーザ類対応機器機能毎操作時間計算ステップにて、比
較対象の各機器の選定された各機能毎に、機能発揮に必
要な各操作部品とその必要操作回数とそのユーザの種類
に応じた全標準操作時間とからユーザの種類に応じた必
要操作時間を求める。ユーザ類反映機器機能毎操作時間
重み付けステップにて、ユーザ類対応機器機能毎操作時
間計算ステップで求められたユーザの種類に応じての各
機器の各機能毎の全必要操作時間に、ユーザの種類に応
じて入力された機能を操作する頻度に応じての重み付け
を行なう。各機器毎ユーザ類対応必要操作時間総計ステ
ップにて、各機器毎に、重み付けのなされた各機能毎の
ユーザの種類に対応した必要操作時間を総計する。ユー
ザ類対応必要操作時間比較ステップにて、各機器毎ユー
ザ類対応必要操作時間総計ステップの結果をもとに、ユ
ーザの種類に応じての機器の操作性を比較する。
【0075】請求項19の発明においては、操作検出端
子取り付けステップにて、機器の押ボタン等の各操作部
品に、ユーザが操作した場合に、操作されているその操
作部品を特定する信号を出力する例えば差動トランス、
感知レバー等の端子を取り付ける。出力用結線ステップ
にて、取り付けられた端子とプリンターやCRTからな
る出力手段とCPUとを接続し、ユーザが操作部品を順
に操作すれば、操作された各操作部品名が操作順に出力
されるよう結線する。操作ステップにて、ユーザが、機
器の各機能を順に発揮させるべく、機器の各操作部品を
その機能を正しく発揮させるための手順に従って操作し
ていく。機能操作対応表作成ステップにて、操作ステッ
プと出力用結線ステップの結果をもとに、機器の全機能
について、各機能毎にそれを発揮させる際操作する必要
のある操作部品名とその操作回数とが対応づけられた機
能操作対応表を作成する。操作性評価ステップにて、作
成された機能操作対応表をもとに、当該機器の操作性を
機能発揮に必要な操作部品の操作回数の面から評価す
る。
【0076】請求項20の発明においては、操作検出端
子取り付けステップにて、機器の各操作部品に、ユーザ
が操作した場合に、操作の継続する時間と操作されてい
る操作部品を特定する信号を出力する端子をハード的、
若しくは機器やその操作装置によってはソフト的に取り
付ける。出力用結線ステップにて、取り付けられた端子
とプリンターやCRTからなる出力手段とCPUとをハ
ード的、ソフト的に接続し、ユーザが操作部品を順に操
作すれば、操作された操作部品名と操作時間とが操作順
に対になって出力されるようハード的、ソフト的に結線
する。操作ステップにて、ユーザが機器の各機能を順に
発揮させるべく、機器の各操作部品をその機能を正しく
発揮させるための手順に従って操作していく。機能操作
対応表作成ステップにて、操作ステップと出力用結線ス
テップの結果をもとに、機器の全機能について、各機能
毎に、それを発揮させる際操作する必要のある操作部品
名とその操作回数とが対応づけられた機能操作対応表を
作成する。時間情報付機能操作対応表作成ステップに
て、作成された機能操作対応表に、更に、出力用結線ス
テップの出力結果をもとに、各機能毎に必要な操作時間
の総計(ステップアップ、ダウン式ならば、操作回数
等)、各操作部品毎に操作される時間の総計の少くも1
が付加された時間情報付機能操作対応表を作成する。操
作性評価ステップにて、作成された時間情報付機能操作
対応表をもとに、機能発揮のために必要な操作時間、各
操作部品が操作される時間の少くも1の面から機器の操
作性を評価する。
【0077】請求項21の発明においては、操作検出端
子取り付けステップにて、機器の各操作部品に、ユーザ
が操作した場合の操作の継続する時間と操作されている
操作部品機器を特定する信号を出力する端子を取り付け
る。出力用結線ステップにて、取り付けられた端子とプ
リンターやCRTからなる出力手段とCPUとを接続
し、ユーザが操作部品を順に操作すれば、操作した操作
部品名と操作時間とが順に対になって印刷出力(含む、
均等な手段、手法)されるよう結線する。操作ステップ
にて、特定の種類のユーザが機器の各機能を順に発揮さ
せるべく、機器の各操作部品をその機能を正しく発揮さ
せるための手順に従って操作していく。機能操作対応表
作成ステップにて、操作ステップと出力用結線ステップ
の結果をもとに、機器の全機能について各機能毎に、そ
れを発揮させる際操作する必要のある操作部品名とその
操作回数とが対応づけられた機能操作対応表を作成す
る。ユーザ類反映時間情報付機能操作対応表作成ステッ
プにて、作成された機能操作対応表に、更に、出力用結
線ステップの出力結果をもとに、各機能毎に特定の種類
のユーザにとり必要な操作時間の総計、各操作部品毎に
特定の種類のユーザに操作される時間の総計の少くも1
が付加されたユーザ類別時間情報付機能操作対応表を作
成する。操作性評価ステップにて、作成されたユーザ類
別時間情報付機能操作対応表をもとに、特定の種類のユ
ーザにとっての機器の操作性を、各機能の発揮に必要な
操作時間、各機能毎の各操作部品の操作対象時間の面か
ら評価する。
【0078】請求項22の発明においては、ユーザ類反
映平均操作時間計算ステップにて、操作ステップと出力
用結線ステップの結果をもとに、各操作部品につき特定
の種類のユーザの一回当りの平均操作時間を計算する。
ユーザ類反映データベース作成ステップにて、ユーザの
種類を反映した平均操作時間を、特定の種類のユーザを
対象とした機器の設計のデータとする。
【0079】請求項23から請求項37においては、各
請求項1から請求項16の発明と同じ作用がなされる。
請求項38の発明においては、ユーザ種類対応操作部品
記憶手段が、機器のユーザが機器(の本体)に自分の欲
する機能を発揮させるため必要な操作部品を表示するに
際して、その位置、大きさ、形状、配置、順序等につ
き、ユーザの年令、姓別、その他身体的障害の有無やそ
の内容等の種類毎に最適なデータを記憶している。ユー
ザ種類入力手段が、機器のユーザが、年令、姓別等のユ
ーザ(自分)の種類についての情報(含む、別途の資料
を参照しての番号による直接、間接の特定)を入力す
る。表示制御手段が、入力されたユーザの種類に対応す
るデータ、例えば視覚障害があるならば、重要なものを
大きく表示する、文字の輝度を上げる等をユーザ種類対
応操作部品記憶手段から読み出す。表示手段が、表示制
御手段の読み出したユーザの種類に対応したデータに基
づいて、少くも一の操作部品名を表示する。操作入力手
段が、表示手段の前面に設けられ、透明であり、かつユ
ーザの指が接触した位置等の操作位置の座標を検出しう
る。入力判断手段が、操作入力手段の検出した位置座標
が、表示部に表示している操作部品のいずれに相当する
かを表示制御手段の読み出したデータを参照して判断す
る。発信手段が、入力判断手段が判断した操作部品に相
当する赤外線、超音波等からなる操作信号を、操作対象
の機器本体そのものへ発信する。
【0080】請求項39の発明においては、質問記憶部
が、機器のユーザに対し、その種類を決定するための少
くも1の質問及び質問に対する少くも1の回答を記憶し
ている。質問順序記憶部が、ユーザへの目下の質問に対
しなされた回答とそれに応じて次になすべき質問との関
係を記憶している。質問回答表示制御部が、ユーザ類を
決定するための質問、該質問に対する少くも1の回答の
少くも一方を質問記憶部から読み出す。質問回答表示部
が、質問回答表示制御部の読み出した少くも1の質問、
少なくも1の回答の少なくも一方を表示する。回答入力
部が、質問回答表示部の前面に設けられ、透明であり、
かつユーザの指が接触した位置等の操作位置の、例えば
表示面の縦横を基準としてのXY座標等を検出しうる。
入力判断部が、回答入力部の検出した接触位置座標をも
とに、ユーザの意図が質問回答表示部に表示している回
答のいずれに相当するかを質問回答表示制御部の読み出
した質問、回答をもとに判断する。質問制御部が、ユー
ザ類別の決定のため、最初質問記憶部の記憶している最
初の質問をなし、以下ユーザからの回答内容に応じて質
問順序記憶部の記憶する関係に従って次の質問を表示す
るよう質問回答表示制御部を制御し、併せて質問の終了
をも認識する。ユーザ類判断部が、質問制御部が質問を
終了した時点で、入力済の回答をもとにユーザの種類を
判断し、表示制御部に通知する。
【0081】請求項40及び請求項41の発明において
は、ユーザ類記憶手段が、入力されたユーザ類について
の情報を記憶する。操作対象操作部品名記録手段が、入
力判断手段の判断結果をもとに、操作対象となった操作
部品名を記録する。発揮対象機能判断手段が、入力判断
手段の判断結果をもとに、機器が発揮すべき対象となっ
た機能を判断する。発揮対象機能記録手段が、発揮対象
機能判断手段の判断結果をもとに、発揮対象となった機
能を記録する。
【0082】請求項42の発明においては、カレンダー
手段が、月日を認識する。月日対応操作部品記憶手段
が、機器のユーザが機器に自分の欲する機能を発揮させ
るため必要な操作部品を表示するに際して、その位置、
大きさ、形状、配置、順序等につき、月日(含む、季節
や月のみ)に応じた最適なデータを記憶している。月日
対応操作部品選定手段が、カレンダー手段からの月日に
ついての情報をもとに、月日対応操作部品記憶手段から
対応するデータを取り出す。表示手段が、月日対応操作
部品選定手段の選定したデータをもとに、操作部品を表
示する。操作入力手段が、表示手段の前面に固定して設
けられ、透明であり、かつユーザの指が接触した位置等
の操作位置の座標をタブレット、ディジタイザーの歪や
内部の金属線の交流の変化等で検出しうる。入力判断手
段が、操作入力手段の検出した位置座標が、表示部に表
示している操作部品のいずれに相当するかを表示制御手
段の読み出したデータを参照して判断する。発信手段
が、入力判断手段が判断した操作部品に相当する操作信
号を、操作対象の機器本体へ発信する。
【0083】請求項43の発明においては、時計手段
が、時刻を認識する。時刻対応操作部品記憶手段が、機
器のユーザが機器に自分の欲する機能を発揮させるため
必要な操作部品を表示するに際して、その位置、大き
さ、形状、配置、順序等につき、時刻に応じた最適なデ
ータを記憶している。時刻対応操作部品選定手段が、時
計手段からの時刻についての情報をもとに、時刻対応操
作部品記憶手段から対応するデータを取り出す。表示手
段が、時刻対応操作部品選定手段の選定したデータをも
とに、操作部品を表示する。操作入力手段が、表示手段
の前面に設けられ、透明であり、かつユーザの指が接触
した位置等の操作位置の座標を検出しうる。入力判断手
段が、操作入力手段の検出した位置座標が、表示部に表
示している操作部品のいずれに相当するかを表示制御手
段の読み出したデータを参照して判断する。発信手段
が、入力判断手段が判断した操作部品に相当する操作信
号を、操作対象の機器本体へ発信する。
【0084】
【実施例】以下、本発明に係る操作性評価方法と装置及
び操作装置を実施例に基づいて詳細に説明する。 (第1実施例)本実施例における操作性評価方法及び装
置は、先ず、機器が提供する機能と各機能を選択するの
に必要な操作部品の操作回数との対応を示す図7に示す
ような機能操作対応表を作成することによりなされる。
この機能操作対応表は、設計で計画している各機能とそ
れにかかわる操作部品とを抽出し、各操作部品毎に必要
操作回数を集計することにより作成される。
【0085】図4は、操作性評価装置の概略構成図であ
り、図5はこの装置を使用して機能操作対応表を作成
し、更に対応装置を表示する際の重要な手順の流れ図で
ある。図4に示すように、本装置は、方法は、CPU
1、CRT2、キーボード3、マウス4等からなる。そ
して、CPU1内のメモリには機能性表作成用の空白の
表枠5、各機器の種類や操作部品の種類に応じての操作
頻度の高い場合等の対応措置のデータベース6等が記憶
されている。また、CPU1は、表示用コントローラ、
加算用レジスタ、割算用レジスタ、判断用レジスタ、警
報表示のコントローラ等を内蔵している。
【0086】その手順について、説明するが、それに先
立ってなされる機器の設計者の作業についてまず説明す
る。 (1)設計者により、新たに開発される機器にどのよう
な機能を持たせたらよいかが検討される。この際、旧型
機に対するユーザーへのアンケート、各種機能を有する
各種、各型の機器の実際の売行き等の調査がなされるの
は勿論である。
【0087】(2)設計者により、その機能を発揮させ
るためのハード面の検討がなされる。具体的には、モー
タの容量や種類、制御用のレジスターやメモリの容量、
電気、電子回路や配線、機器の形状や寸法等である。ま
た、これに伴って、操作部品の個数、種類、配置等もお
およそ決定される。
【0088】(3)次に、各種機能を発揮させるために
は、ユーザーは、どのような操作を機器の各操作部品に
対してなさねばならないかが、設計者により検討され
る。 (4)各種機能発揮のために必要な操作部品への操作の
内容が一応決定した段階で、機能操作対応表の作成とな
る。以下、操作性評価装置の作用の流れについては図5
のフロー図を参照しつつ説明する。
【0089】(a1)まず、装置のCRT2に、装置C
PU1のメモリ内にあらかじめ記憶されている機能操作
対応表作成用の白紙(無記入)の表枠5を表示する。 (a2)設計者からの、CRT2に表示された表枠へ
の、機能名、操作部品名、操作回数の入力を受け付け
る。これは、メモリ内にあらかじめ設けられている空白
の表の最左の列には、上から2番目の枠から順に各種機
能を、最上段の行には、左から2番目の枠から順に操作
部品を書き込み、その他の枠には各機能に対応する操作
部品の必要操作回数を記入することによりなされる。な
お、本実施例では、キーボード操作により記入される。
【0090】(a3)入力終了の指示を受け付ける。こ
の信号により、機能操作対応表の作成が終了したことに
なる。 (a4)各操作部品毎に、各機能についての操作回数が
合計される。 (a5)更に、各操作部品の合計した操作回数を更に合
計して全操作部品の操作回数が求められる。
【0091】(a6)各操作部品毎に、操作回数比率値
の計算がなされる。これは、機器の全機能を一様に選択
した場合に、各操作部品の操作回数が全操作部品の操作
回数に占める割合である。 (a7)次に、操作回数比率値の平均値が計算される。
これは、100%を全操作部品の個数により割り算をなす
(注、全操作部品の総計は100%)ことによりもとめられ
る。
【0092】次いで、操作性評価に関する処理として、
操作回数比率値が最も高い操作部品、ある闘値以上の操
作部品、逆に極端に低い操作部品等に対して、CUPが
あらかじめのプログラムに従って、所定の警告を行な
う。その内容であるが、 (a9.a10)平均値の5倍以上の操作部品に対して
は、点滅する赤い四角形で枠を囲む。
【0093】(a11.a12) 平均値の3倍以上の操
作部品に対しては、赤い線で枠を囲む。 (a13.a14)平均値の2倍以上の操作部品に対し
ては、黄色い線で枠を囲む。 (a15.a16) 平均値1/3 以下の操作部品に対して
は、操作部品名を反転表示する。
【0094】(a8.a18)以上の処理を全ての操作
部品(全数I個)に対して行う。これにより、機器の設
計者は、どの操作部品にどのような操作の偏りが生じた
かを目視により大まかに知ることができる。 (a19)設計者からの、操作頻度の偏りが著しい操作
部品への対応措置としてどのようなものがあるかの表示
指示がなされる。
【0095】(a20)その指示に応じて、対応措置が
表示される。最後に、上記警告の対象となった操作部品
を中心にして、機器の設計者が操作性の評価を行ない、
更にその結果に応じての適切な対応を行なうこととな
る。具体的には、 (i)切り替えスイッチ、特に、ステップアップ(ダウ
ン)が昔のテレビジョン受像機におけるチャンネルの切
り換え部のごとく手廻しの物は、他の操作部品に対して
故障し易いため、赤い四角形の点滅表示や赤い線で囲ま
れて表示されている場合には、操作系統を見直す、2つ
のスイッチとする、高価とはなるが要部はプラスチック
製でなく耐久性に優れたSUS製とする等とする。
【0096】(ii) 押しボタンは、切り替えスイッチほ
どではないが故障し易い。このため、赤い四角形の点滅
表示の場合には、その操作機能を2つのボタンに分割す
る。 (iii)黄色い線で枠を囲まれた操作部品に対しても、極
力手廻し型の切り替えスイッチは使用しないようにす
る。 (iv) 平均値1/3 以下の操作部品に対しては、極力安価
かつ小型のプラスチック製とする。
【0097】(V) 以上の他、操作頻度の高い操作部品
は、極力機器の手前かつ右側に配置する。また、極力、
大きい寸法のものとする。 (vi) 必要に応じて、機能や回路の計画の見直しもな
す。なお、以上の対応の際に参考となしうるべし、CP
U1にはあらかじめ、操作部品の種類、操作回数比率
値、機器の種類に応じての対応表が入力されている。こ
のため、機器の設計者は、表示部に警告が表示された操
作部品について、計算により求められた操作回数比率
値、予定している操作部品の種類、設計中の機器の種類
を入力する。これにより、図4に示す対応表の該当する
ガイダンスの内容がCRTに表示され、これを参考とし
ての対応策をなすことも可能である。
【0098】次に、以上の手順のうち、重要な部分を実
際の機器、実際の操作を例にとってより具体的に説明す
る。本実施例では、洗濯機を具体例にとる。洗濯機の機
能として、洗い1回とすすぎ2回からなる簡易洗濯、洗
いとすすぎと脱水各1回よりなる省水簡易洗濯、すすぎ
と脱水各1回よりなる水洗いの3種のみがあるものとす
る。この場合の押ボタン操作は、各々図6の(A)、
(B)、(C)に示すようになる。
【0099】図7に、この機能操作対応表を示す。本図
に示す機能操作対応表は、提供する洗濯機能として簡易
洗濯と省水簡易洗濯と水洗(以下各々機能A、機能B、
機能Cという)とを有し、操作部品としてすすぎボタ
ン、洗いボタン、脱水ボタン(以下各々ボタン1、ボタ
ン2、ボタン3という)を有し、さらに、機能Aを選択
する際にはボタン1を2回とボタン2を1回、機能Bを
選択する際にはボタン1を1回とボタン2を1回とボタ
ン3を1回、機能Cを選択する際にはボタン1を1回と
ボタン3を1回操作する必要があることを示している。
【0100】続いて、各操作部品について機能操作対応
表の操作回数の合計が全操作回数に占める操作回数比率
値を計算する。図7に示す例では、先ず各操作部品、す
なわちボタン1、ボタン2、ボタン3の各々について操
作回数の合計を計算する。続いて、それぞれのボタンの
操作回数の合計が全操作回数に占める操作回数比率値を
計算する。これらの計算結果を図8に示す。本図におい
て、例えばボタン1は、操作回数の合計が4回で、全操
作回数すなわち8回に占める操作回数比率値が0.50
である。同様にボタン2、ボタン3の操作回数比率値
は、0.25、0.25である。
【0101】この表により、ボタン1は、ボタン2やボ
タン3に比べて2倍の操作頻度があると評価できる。従
って、この評価結果から、機器の全機能を一様に使用す
るユーザを対象とする場合には、ボタン1の使い易さ、
の改善を図ることがなされる。例えば大きさやタッチの
軽さ等をボタン2やボタン3の2倍にする、高価ではあ
るが耐久性のある材料を使用する、明るく目立つ色彩と
するといった、操作性の向上についての設計資料が得ら
れることとなる。
【0102】すなわち、機器の設計段階でその種類や機
能の如何を問わず、同じ手順で操作性の定量評価が可能
となる。特に、機器の全機能を平均的に使用する場合に
操作対象となる頻度の高い操作部品、あるいは低い操作
部品を定量的に特定することができる。したがって、機
器の設計段階において、問題箇所の早期発見や、使用頻
度が高い操作部品を大きくする等の適切な対策をとるこ
とが可能となる。
【0103】次に、本実施例では、対象とする機器とし
て洗濯機を例にとって説明してきたが、これに限定され
ないのは勿論である。例えば、機器は冷房機であり、各
機能は強冷、中冷、通常の冷房であり、各ボタンは冷房
スイッチ、ファンスイッチ、除湿スイッチ等他の物であ
ってもよい。なお、この場合には、例えば強冷機能は冷
房スイッチを2回まわすことにより大となり(ステップ
アップ、ダウン型のスイッチならば、2回押す)、ファ
ンスイッチをまわすことにより別途の送風ファンが起動
され、除湿スイッチをまわすことにより、除湿もなされ
ることとなる。
【0104】また、本実施例では、簡単のため機能が3
つでボタンが3つの機器の例を示したが、機能やボタン
の数は3つに限定されるものではない。また操作部品と
してボタンを例にとって説明したが、その他、差し込み
型のイヤホーンやヘッドフォン、ダイヤルやスライドス
イッチなどその他の操作部品について適用してもよい。 (第2実施例)本発明の他の実施例における操作性評価
方法及び装置は、各操作部品の重み付け操作回数比率を
求めて評価するものである。すなわち、本実施例は、同
一の機器であっても、そのユーザーや設置場所等の条件
によって、必要とする機能が、あるいは操作内容が異な
ることを考慮したものである。このため、この点を中心
にして説明する。
【0105】先ず、先の第1実施例と同様に、機器が提
供する機能と各機能を選択するのに必要な操作部品の操
作回数との対応を示す機能操作対応表を作成する。今、
本実施例においては、第1実施例の図1を流用する。図
9に、操作内容に応じての重み付けの入力に至るまでの
手順を示す。本実施例では、操作の比率は、データベー
スのものを利用している。
【0106】次に実際の機器等を例にとって、以上の手
順を反映しての機器の操作性の評価を具体的に示す。先
の第1実施例に示した洗濯機において、熱帯に住む独身
の男性サラリーマンという特定のユーザが機能A、同
B、同Cの使用回数の比率が、図10に示すように各
0.2、0.2、0.6とする。この値をもとに、図7
に示す機能操作対応表の操作回数に各機能毎に乗算して
重みづけ操作回数を計算し、各操作部品について重みづ
け操作回数の合計が全重みづけ操作回数に占める重みづ
け操作回数比率値を計算する。これを、図11に示す。
本図において、例えば機能Aは、機能使用比率が0.2
であるから、図11に示す機能Aに対応するボタン1の
操作回数2回に0.2を乗算して重みづけ操作回数0.
4を得、ボタン2の操作回数1回に同じく0.2を乗算
して重みづけ操作回数0.2を得る。機能B、機能Cに
ついても同様の計算を行う。そして、ボタン1は重みづ
け操作回数の合計が1.2で、全重みづけ操作回数すな
わち2.4に占める重みづけ操作回数比率値が0.5で
ある。同様に、ボタン2、ボタン3の重みづけ操作回数
比率値は、それぞれ0.17、0.33となる。
【0107】かくして得られた各操作部品の重みづけ操
作回数比率値は、機器の全機能を当該ユーザが使用頻度
に応じて選択する場合の各操作部品の操作回数の寄与率
を表している。従って、当該ユーザにとって、ボタン1
はボタン2に比べて3倍の操作頻度が、そしてボタン3
に比べて1.5倍の操作頻度があると評価できる。そし
て、このような評価結果から、当該ユーザを対象とする
場合には、ボタン1の使い易さを重視すべきこと、例え
ば大きさやタッチの軽さ等をボタン2の3倍に、そして
ボタン3の1.5倍にするといった操作性についての設
計情報として使用できる。
【0108】なお、この場合、機器の対象とするユーザ
が異なれば、各ボタンの操作頻度が、ひいては設計時に
おける配置、形状等への反映の内容も異なってくるのは
勿論である。例えば、主婦を対象とする洗濯機ならば、
当然水洗いの頻度は少なくなる。また、他の機器を例に
とるならば、冷房機を強冷で使用するか中冷で使用する
か通常の冷房で使用するかは、ユーザの居住する、そし
て機器が設置されている場所の温度、特に緯度に大きく
影響される。
【0109】すなわち、特定のユーザが使用頻度に応じ
て機器を設計する場合に、相対的に操作頻度の高い、あ
るいは低い操作部品を定量的に特定することができ、ユ
ーザの使用頻度すなわち生活スタイルを、操作部品の操
作性指標に反映することができる。また、操作部品に対
する対応措置であるが、使用頻度、操作頻度に高い操作
部品であっても、主なユーザが独身男性であるならば、
軽いタッチかつボタンのタッチの軽さは不問とし、丈夫
な型のものとする、老人であるならば大きい寸法のもの
とする等、ユーザに応じての処理がとられるようにして
もよい。 (第3実施例)本発明の更に他の実施例における操作性
評価方法及び装置は、操作時間期待値の比率値を作成し
て、操作性を評価するものである。またこのため、各操
作部品の標準操作時間表を用いる。
【0110】本実施例は、図12を用いて説明する。本
図においては、ボタン1、ボタン2、ボタン3の1回当
りの標準操作時間は、それぞれ2秒、4秒、6秒であ
る。先ず、第1実施例と同様に、機器が提供する機能と
各機能を選択するのに必要な操作部品の操作回数との対
応を示す機能操作対応表を作成する。本実施例において
も、図7を流用する。
【0111】続いて、図12に示す1回当りの標準操作
時間と図7に示す機能操作対応表の操作回数とを乗算し
て各機能別に合計して操作時間期待値を計算し、各機能
について操作時間期待値が全操作時間期待値に占める操
作時間期待値比率値を計算する。これを図13に示す。
本図において、例えばボタン1は、標準操作時間が2秒
であるから、機能Aにかかる操作回数2回に乗算して操
作時間期待値4秒を得る。同じく、機能Bにかかる操作
回数1回に乗算して操作時間期待値2秒を得る。同じ
く、機能Cにかかる操作回数1回に乗算して操作時間期
待値2秒を得る。ボタン2、ボタン3についても同様の
計算を行う。
【0112】続いて機能Aについて、上記で得られたボ
タン1に関する操作時間期待値4秒と、ボタン2に関す
る操作時間期待値4秒とを合計して、機能Aの操作時間
の期待値8秒を得る。同様にして、機能B、機能Cにつ
いても操作時間の期待値としてそれぞれ12秒、8秒を
得る。
【0113】最後に、機能Aの操作時間期待値8秒が全
操作時間期待値28秒に占める操作時間期待値比率値
0.29を得る。同様にして機能B、機能Cの操作時間
期待値比率値は、それぞれ0.43、0.29となる。
かくして得られた各機能の操作時間期待値比率値は、機
器の全機能を一様に選択する場合の各機能の操作時間の
寄与率を表しており、機能Bは機能Aや機能Cに比べて
1.5倍の操作時間がかかると評価できる。従ってこの
ような評価結果から、全機能を一様に平均的な操作時間
で使用できるようにするためには、機能Bの操作時間を
減少するように操作回数を減らすといった設計情報とし
て使用できる。
【0114】さて、世界一周旅行に使用される客船等用
の洗濯機や空調機器にあっては、ユーザや環境が多様と
なるためどのような機能が用いられるか予測し難い。ま
た、洗濯機や冷房機と異なり、マイクロコンピュータや
マイクロコンピュータを使用したワードプロセッサー、
あるいは全く新型の調理用機器では、全てとはいえない
が少なからぬ機能について、ユーザがどのような頻度で
使用するか予想し難い。このため、これらの機器の設計
にあたっては、一応各機能が平均的に発揮されるものと
仮定して、その機器の操作性についての基本計画を行う
こととなる。
【0115】そして、この場合、操作時間の長い、ある
いは短い機能を定量的に特定することができる。従っ
て、機器の設計段階において、問題箇所の早期発見や、
操作に時間がかかる機能の発揮に必要な手順数を少なく
したり、多少高価とはなるが操作が容易なタイプのボタ
ンとしたり、操作が容易な位置にボタンを移したり、専
用のプログラムを開発したりする等の適切な対策をとる
ことが可能となる。 図14に、マンマシンシステムと
しての本実施例の大まかな手順の流れを示す。
【0116】以下、その概略の手順を説明する。 (b1)設計者により、操作性評価のためのあらかじめ
データの収集がなされる。 (b2)設計者により、設計対象機器の機能の設定がな
される。この際、(b1)で得られたデータも入力され
る。
【0117】(b3)設計者により、各機能を一律に発
揮させる場合の操作手順の解析がなされる。 (b4)設計者により、問題のある操作部品への対応措
置がとられる。この場合にも、操作性評価装置にあらか
じめ登録してある措置が参考とされる。 (b5)設計者により、操作性が満足いくものか否か判
断され、必要に応じて再検討、際設計等される。 (第4実施例)本発明の更に他の実施例における操作性
評価方法及び装置は、特定のユーザに対する操作時間期
待値比率値を用いるものである。ここに、本実施例にお
ける特定のユーザとは、例えば老人、身体障害者、左利
き等である。このため、先ず、特定のユーザが機器の各
機能を使用する使用回数データから各機能の操作される
比率たる機能使用比率を計算する。さて、上記特定の人
々の場合、各種機器を使用するに際して選択する各種機
能のみならず、操作に必要とする時間も通常の人と異な
ってくる。
【0118】次に、これらのデータの内容であるが、特
定の人がある種に操作に時間がかかる等の傾向や大よそ
の比率は、操作部品、機器を通じてほぼ同じ傾向を示
す。具体的には、年令による洗濯機の使用モードの相違
についていうならば、図2に一例を示したが、その他老
人は、冷房機器を強冷とする頻度は通常人より少ない。
操作性についていうならば、手でひねるタイプのスイッ
チは七十才以上の老人、特に女性、手の不自由な障害
者、左利きの人には操作し難い。また、七十才以上の老
人や目の不自由な人には、押ボタンは、ボタンに記載さ
れた操作内容についての文字が読み難いことが多いた
め、操作性が悪い等である。このため、これらに該当す
る操作に要する時間は、通常の人に比較して当然長くな
る。さて、各操作部品やその配置に応じての操作性につ
いてのデータも収集されている。本実施例では、図10
を流用する。
【0119】一方、先の第3実施例と同様に、操作時間
期待値を計算する。本実施例においても、図13を流用
する。続いて、図13に示す操作時間期待値と図10に
示す機能使用比率とを各機能毎に乗算して重みづけ操作
時間期待値を計算し、各機能について重みづけ操作時間
期待値が全重みづけ操作時間期待値に占める重みづけ操
作時間期待値比率値を計算する。これを図15に示す。
【0120】本図では、機能Aの機能使用比率0.2と
操作時間期待値8秒とを乗算して重みづけ操作時間期待
値1.6秒を得る。同様にして機能Bの機能使用比率
0.2と操作時間期待値12秒とを乗算して重みづけ操
作時間期待値2.4秒を得、機能Cの機能使用比率0.
6と操作時間期待値8秒とを乗算して重みづけ操作時間
期待値4.8秒を得る。続いて、機能Aの重みづけ操作
時間期待値1.6秒が全重みづけ操作時間期待値8.8
秒に占める重みづけ操作時間期待値比率値0.18を得
る。同様にして機能B、機能Cの重みづけ操作時間期待
値比率値は、それぞれ0.27、0.55となる。
【0121】かくして得られた各機能の重みづけ操作時
間期待値比率値は、機器の全機能を当該ユーザが使用頻
度に応じて選択する場合の各機能の操作時間の寄与率を
表しており、当該ユーザにとっては、機能Cは機能Aに
比べて3倍、機能Bに比べて2倍の操作時間がかかると
評価できる。従ってこのような評価結果から、当該ユー
ザが全機能を平均的な操作時間で使用できるようにする
ためには、機能Bや機能Cの操作時間を減少するように
操作回数を減らすといった設計情報として使用できる。
【0122】また、操作回数を減らすことができないな
らば、操作し易いものとするという設計情報として使用
できる。具体的には、老人や身体障害者に対しては、形
状の大きい、しかもタッチの軽い操作部品とする。極力
手回し型の切り換えスイッチに換えて押しボタンとする
等である。 すなわち、特定のユーザの使用頻度に応じ
て機器を設計する場合に、相対的に操作時間の長い、あ
るいは短い機能を定量的に特定することができ、該ユー
ザの使用頻度すなわち生活スタイルを、機能の操作性指
標に反映することができる。 (第5実施例)本実施例は、先の実施例の方法、装置を
使用して在来品、旧型品等との操作性の評価方法及び装
置に関する。
【0123】近年、マイクロコンピュータやこれを採用
した機器の発達に伴い、洗濯機、冷房機に限らず、VT
R、TV、電子レンジ、ワードプロセッサー等は様々の
機能を有するものが出現してきている。ところで、改良
品や新型の機器を市場に出す場合、そのコストや機能の
比較も勿論であるが、操作性もまた重要な比較対象とな
っている。
【0124】さてこの場合、機能が多様かつその機能達
成のための操作も種々となっているため、操作性の比較
をどのようにしてなすかが問題となる。本実施例は、こ
の解決を図らんとするものであり、ポイントは先ず第3
実施例における操作時間期待値をもとめる手順を比較対
象とする複数の機器に対して行なうものである。このた
め、主な手順の内容、機器の構成は、先の第3実施例と
同じである。
【0125】本実施例における操作性評価方法及び装置
は、先ず、先の第3実施例と同様に、操作時間期待値を
例えば図13に示すように計算し、図13における各機
能の操作時間期待値、すなわち8秒、12秒、8秒を合
計して操作時間期待値合計値28秒を得る。ここで、上
記各実施例において例にとった機器(以下「機器X」と
いう)と同じ機能と操作部品とを有し、利用者が各機能
を選択する際に操作する操作部品の操作回数が機器Xと
は異なる機器(以下「機器Y」という)を考え、機器Y
の機能操作対応表を計算する。これを、図16に示す。
続いて、この機能操作対応表と、第3実施例で用いた図
12に示すような各操作部品の標準操作時間データとか
ら、機器Yの操作時間期待値を計算する。これを図17
に示す。すなわち、機能Aが10秒、機能Bが18秒、
機能Cが6秒になる。従って機器Yの操作時間期待値合
計値は34秒になる。
【0126】かくして得られた機器Xと機器Yとの操作
時間期待値合計値の比率、すなわち28:34は、機器
の全機能を一様に選択する場合の操作時間の相対比較指
標を表現している。従ってこのような評価結果から、全
機能を一様に使用する場合には、機器Xのほうが早く操
作できるといった設計時の比較情報として使用できる。
【0127】更に、その結果を、操作性の向上に使用す
ることも容易となる。具体的には、操作に時間のかかる
機能の発揮のためには専用のボタンを設ける等である。
日本の家庭を対象とした電子レンジによる米の炊飯専用
のボタン等である。すなわち、複数の機器の操作性を定
量的に相対比較可能とし、目下設計中のものの操作性を
改良することができる。
【0128】なお、操作時間期待値合計値の比率の代わ
りに重みづけ操作時間期待値合計値の比率を操作時間の
相対比較指標として求めてもよい。また、本実施例は簡
単のため同一操作部品としたが、これは何も同じ操作部
品をとってなくてもよいのは勿論である。要は、本実施
例と同様の手法で、複数の機器の操作性についての評価
を数値的に示せればそれでよい。 (第6実施例)本発明の更に他の実施例における操作性
評価方法及び装置は、ある機器での操作性の実験結果を
もとに、同じ習熟度や操作の敏捷さ等の特性を持ったユ
ーザが、別の機器や新型の機器を操作する場合の操作性
を定量的に予測せんとするものである。
【0129】本実施例では、先ず、特定のユーザに、ト
ースト、洗濯機、VTR等既に存在する機器を種々の機
能で使用してもらい、パンを焼いたり、洗濯機の脱水時
間を設定したりする際等での1回の操作毎に各操作部品
の操作時間と操作回数とを計測する。続いて各操作部品
毎に操作時間合計を操作回数で除算して、1回の操作当
たりの平均操作時間を計算する。図18に、計測の様子
を示す。本図においては、洗濯機に対する特定のユーザ
の使用情報を、機器に接続されたCPU118と評価者
の双方が計測し、観察している。本図に示すように、C
PU118には、あらかじめ機器に対応した操作部品毎
に操作時間の合計と操作回数を記入しえる表518が記
憶されている。そして、洗濯機のボタンコントローラ1
0からは、ユーザによるボタン操作に応じて、ボタンを
特定する識別信号が操作継続中CPU118に流され
る。一方、CPUは内蔵するタイマー101とカウンタ
ー102の助けをかりて、操作中のボタンの操作時間合
計、操作回数を認識し、表に記入していく。
【0130】次に、評価者であるが、ユーザーによる操
作の様子を観察し、操作時間はストップウオッチで計測
し、操作回数と共に手持ちのテーブルに記入していく。
勿論、ユーザーの操作に様子をVTRに録画しておき、
あとでテーブルを作成してもよい。以上の処理で得られ
た内容を図19に示す。本図において、例えばボタン1
は、操作時間の合計が60秒で操作回数が20回である
から、平均操作時間は3秒となる。同様にしてボタン
2、ボタン3の平均操作時間は、それぞれ2秒、1秒と
なる。
【0131】このようにして得られた各操作部品の平均
操作時間は、当該ユーザが実使用においてその操作部品
を操作する際にどれだけの労力を要するかを示す値であ
り、当該ユーザが各操作部品を操作する際の習熟度、慣
れ、好み等のユーザ固有の特性を反映しているものであ
る。かくして得られた当該ユーザの平均操作時間を、上
記第3、第4、第5実施例における操作時間の代わりに
使用して、他の機器やこれから開発する新型の機器にお
ける当該ユーザの操作時間期待値を計算することによ
り、ユーザの特性をより正確に反映した他の機器での操
作性指標予測値を得ることができる。
【0132】本実施例では、自動化の場合の操作ボタン
の認識と操作時間は、機器のボタンコントローラ10か
らの信号によるとしたが、これは各ボタンにユーザの操
作を検出する端子をとり付け、該端子からの信号をもと
にCPU118がテーブルを作成するようにしてもよ
い。なお、ボタン操作の検出端子としては、ハード的な
ものでは、差動トランス、静電容量の変化の検出端、感
知レバー等を利用しうる。 (第7実施例)本実施例は、操作性評価方法に用いる機
能操作対応表作成方法及び装置に関する。図20は、そ
の一例の構成図である。この機能操作対応表作成装置
は、操作内容認識回数記憶手段103と、出力手段20
1とを備えている。操作内容認識回数記憶手段103
は、例えば複数のカウンタ、プロセッサー等からなり、
機器が実際に操作者に使用された際、その1回の操作毎
に、対象となった操作部品と操作の内容を認識して、そ
の回数を累積して記憶する。出力手段201は、プリン
ターからなり、解析者の指示により、操作回数記憶手段
11の記憶内容を読み出して出力する。
【0133】図21に、その機器への具体的な取り付け
の様子を示す。本図において、洗濯機のMachine
CPU13に操作内容認識回数記憶手段103が接続さ
れ、更に出力手段201としての印刷機が接続されてい
る。また、別途、時計(兼タイマー)101にも接続さ
れている。次に、本実施例の動作を説明する。操作者が
機器を実際に使用すると、操作内容認識回数記憶手段1
03が、機器の1回の操作毎に機器のMachineコ
ンピュータ13よりその操作に応じての電器信号を受け
取り、その内容を認識し、更に各操作部品毎に操作回数
を累積して記憶する。この際、併せて時計101から入
力した時刻についての情報も記憶する。そして、いずれ
かの機能の選択を伴う操作が完了した時点で、解析者が
出力を指示すると、出力手段201が、操作内容認識回
数記憶手段11の記憶内容を読み出して出力する。その
様子を図21に示す。これにより、その機能の選択開始
から選択完了の時点までの各操作部品毎の操作回数が出
力され、機能操作対応表のうちその機能についての部分
が完成する。以上の処理を全ての機能の選択が完了する
まで繰り返すことにより、機能操作対応表の全体が完成
する。かくして得られた機能操作対応表は、上記第1〜
第6実施例において用いることができる。なお、各操作
毎の時刻についての情報であるが、これもまた、各操作
の順番の正しさを後に確認するのに使用しうるだけでな
く、ポンプ、モータ等各種機器の容量の検討のデータと
しても使用されるのは勿論である。
【0134】更にまた、脱水機の運転時間を設定するた
めのスイッチを廻す等の操作にあっては、その操作その
ものに要する時間についての情報をも得られるべく、操
作開始時刻と終了時刻が印刷出力されるようにしていて
もよいのは勿論である。このように、操作マニュアル等
の操作仕様書を作成あるいは参照することなしに、機器
の各機能をひととおり操作し終わった段階で、機能操作
対応表を用意することができる。
【0135】そしてこれは、新型の機器の試作品を対象
にして作成された機能操作対応表であるならば、機能や
操作部品のもれの有無の検査、よりよい操作機能発揮の
ための評価資料作成に利用しうる。また、旧型の機器を
もとに作成された機能操作対応表であるならば、新型の
機器の機能操作対応表の作成にあたっての参考資料とし
うる。更に、新型の機器の操作性向上の検討資料とのし
うる。更に、また、特定のユーザを対象とした機器の設
計時における操作性向上の検討資料ともしうる。
【0136】なお、マイクロコンピュータ等を使用する
ことにより、操作内容認識回数記憶手段103および出
力手段201を利用しての機能操作対応表の作成を完全
自動化できる。更には、上記第1〜第6実施例における
計測及び演算を完全に自動化することも可能である。 (第8実施例)本実施例は、実際の機器における操作性
の向上のため用いる操作装置に関する。
【0137】さて、通常の機器に従来より用いられてい
る押ボタン、手廻し型のスイッチ等機械的な操作部品
は、使用される機器やユーザの如何にもよるが、どうし
ても耐久性や操作性に難がある。また、操作に伴う機器
への入力の内容も単一的なものが多いため、近年の多種
多様な機器の機能に充分応じたものとするには、操作部
品も数を必要とし、配置や価格の面から難がある。
【0138】このため、本実施例では液晶ディスプレイ
の上面に透明なタブレットを固定かつ密着させ、操作者
によるタブレットへの接触位置より操作者の意図した各
種操作の内容を操作装置が認識することを可能とし、こ
れにより機器への操作入力を行うようにしたものであ
る。具体的には、液晶ディスプレイ上に各種操作のため
のボタンに相当する領域を区分けして表示し、該領域に
ユーザの指が接触すると、そのボタンに相当する操作が
入力されたものとみなし、機器に対して相応する指示信
号が発せられるものである。
【0139】またこのため、タブレットの入力部は液晶
ディスプレイの表示に整合して区分けされている。これ
らの様子を図22に示す。本図において、上より順に、
テレビジョン受像機の操作案内としての液晶ディスプレ
イの表示221、液晶ディスプレイ上面に設けられたタ
ブレット222の区分け222の様子、液晶ディスプレ
イ2210とタブレット2220の上下の重ね合わせの
様子を示す。
【0140】本実施例の操作装置が作用するため必要不
可欠な処理の手順を、図23に示す。 (c1)液晶ディスプレイの操作案内としての表示の内
容、例えば、どのような操作内容に相当する操作部品を
どのような形状、色彩、寸法、配置で表示するかは、あ
らかじめ機器の設計者によって入力されている。
【0141】(c2)インプレットされた内容に応じて
の表示がなされるが、テレビジョン受像機を例にとるな
らば、通常は必要最小限の操作に必要な操作部品のみ表
示されている。図22では、日本の大阪市近隣における
テレビジョン受像機にあわせている。以下、具体例をも
とに、これを説明する。
【0142】大阪市近辺では、VHF方式のテレビジョ
ン放送は、「2」、「4」、「6」、「8」、「1
0」、「12」であり、「1」チャンネルはVTR用と
なっている。本操作装置では、あまり利用(視聴)され
ない、文字放送等特別な放送を見るための操作は液晶デ
ィスプレイ上の、「他表示部」を指で触れることにより
別途の操作部品が表示され、それに改めて操作すること
によりなされる。そして、この表示の内容、タブレット
上での線引き等は、製造時に入力させるプログラムによ
りかなりの自由度で変換することが可能である。また、
この際表示された操作部品の境界は、タブレットの区分
割に相応したものとされているのは勿論である。
【0143】(c3)液晶に表示されている操作案内を
見て、操作者は意図する操作部品に指で触れる。 (c4)このタブレット上での指の接触座標位置を機器
のCPUの操作部が検知する。 (c5)検知した接触位置座標と表示内容との照合がな
される。
【0144】(c6)入力者の意図する操作の認識がな
される。 (c7)操作装置が対応する指示を機器に与えるもので
ある。図24は、表示部の表示内容が、操作により変化
していく様子を示すものである。図18の表示部の、
「他表示」部への操作があった場合の表示の変化後を図
24の上に、更に「文字放送」部への操作があった場合
の表示の変化後を図24の下に示す。
【0145】さてこの場合、操作の内容とこれに相当す
るタブレットの区割りとは、単にソフト的に自由になし
えるだけでなく、あらかじめ幾種類かを記憶させてお
き、ユーザの年令、性別等の種類の如何等により選択可
能とすることも容易である。このため、容易にユーザの
年令、身体的特徴等に応じての表示内容となしえる。ひ
いては、色弱、聴覚障害等多種の障害者にとって、その
障害に対応した操作装置を容易に提供することも可能と
なる。
【0146】例えば、図22に示すON/OFF等のス
イッチの配置の順序は右利きの人(利き目は左)用であ
るが、左利きの人用としては、ON/OFF等のスイッ
チを右端にもってくるようにする、視力障害者のために
は表示すべき文字を大きくする、等である。更に、テレ
ビジョン受像機等は、製造、販売台数が多いため、その
操作装置をプログラム的に多様なユーザの特徴に応じた
ものとすることは、極めて容易である。
【0147】次に、そのような操作装置を実現するため
の手順の一例を図25に示す。 (d1)テレビジョン受像機に限らず、洗濯機や冷房機
等においては、操作部品の表示内容を、使用を予想され
るユーザの種類、例えば年令、性別左利きか否か、に応
じて幾種類か用意しておく。 (d2)当該機器が販売される。
【0148】(d3)機器の最初の設定時、あるいは購
入時にユーザに該当する条件、例えば主婦か否か、年令
は20台か30台か40台か50台かそれ以上か等の質
問を操作装置に表示する。 (d4)ユーザは、該当する回答を指で触れて入力す
る。 (d5)この入力内容に応じた操作部品を表示する。
【0149】本図に示すように、最初、操作装置の表示
部には、ユーザについての質問が表示される、これに対
して、該当する答えの部分にユーザが指を触れることに
よりユーザについての条件が入力される。そして、この
操作(発問と回答)が繰り返されることにより、機器の
プログラムは操作部品について最適の表示を行なう。
【0150】なお、各種障害者用には、各種操作部品を
種々変化させて表示部表示面上の配置した操作装置を別
途の取扱い書に番号を付して印刷表示しておき、その中
からユーザ、場合によっては、家族等が、好むものを例
えば番号にて指定、入力するようにしてもよい。 図2
6は、その1例である。本図において、上の図は、老
人、目の不自由な人、身体障害者用の表示である。この
ため、機能としては全自動洗濯機とその増量洗濯と、脱
水とその厚物用とスタートのみ大きく表示されている。
これは、老人、特に男性等は、こまごまとした洗濯操作
は苦手であること、厚物の衣料を使用することが多い
(薄着はあまりしない)ことを考慮したものである。も
し、他の機能、ひいては操作が必要ならば、「他表示」
部に指を触れることにより、こまごまとした機能用の操
作部品を表示させ、しかる後その入力操作を行なうこと
となる。
【0151】図26の下部は、全自動洗濯中の操作装置
の表示の様子の一例である。必要最小限の表示として目
下の洗濯状態(ただし、これは操作部品ではない)及び
停止用スイッチのみ大きく表示されている。以上は、操
作装置の表示部に表示された案内、質問を見てのユーザ
の種類についての入力であったが、別途印刷された説明
者を参照して入力するようにしてもよい。
【0152】以上は、洗濯機での表示の例であるが、電
子レンジ等の調理機では、イスラム教、ヒンズー教等入
力されたユーザの宗教によっては、豚肉や牛肉の調理に
ついての操作案内や操作部品は一切表示されないように
してもよい。以上は、ユーザの種類に応じての最適な操
作部品の表示であったが、エアコン等は季節によって操
作内容が異なり、また商店のショーウィンドウでは日中
と夜間によって照明の内容が異なる場合もある。このた
め、カレンダー付時計を内蔵し、季節や時刻によって操
作装置に表示すべき操作部品が変化するようにしてもよ
い。これにより、例えば、ルームエアコンでは、夏季に
は暖房用の、冬季には冷房用の操作部品はユーザからの
特別の指示なき限り表示されず、ショーウィンドウ用の
集中照明監視兼操作装置においては、日中使用しない照
明機器用の操作部品は、日中は表示されないこととな
る。
【0153】この他、電子レンジにおいては、朝、日、
夕方で対象とする食品が異なることが多いため、これに
応じた操作部品の表示となるようにしてもよい。ひいて
は、誤操作や操作にまごつくことも少なくなる。また、
機器の操作性は、精神面も含めて大幅に向上する。ま
た、押ボタン、スイッチ、手廻しスイッチ等のハード類
に比較して、一般的にソフトは柔軟性に富む上に安価、
軽量である。
【0154】更に、スペースをとらないだけに、操作盤
は勿論機器までもより小型、軽量ともなしえる。更に、
機器本体の如何にかかわらず、操作盤は共通のハードと
しえることが多い。このため、単なる機能発揮の面から
の操作性のみならず、特殊なユーザ用の、ひいては製造
数の少ない機器、例えば医療用機器、病人用機器、の操
作装置であっても、その経済性、携帯性、運搬性も向上
する。
【0155】次に、以上のようにした上で、実際の使用
情況に応じて更に良好な表示をなす学習能力を付加され
ていてもよい。具体的には、あまり使用されない操作部
品は通常は表示されなくしたり、小さく表示されるよう
にしたりする等である。また、ユーザの操作内容を自動
的に認識し、更に記憶するメモリをあらかじめ付加して
おき、1年等一定期間経過後に機器の製造者が回収し、
次の設計に反映するようにしてもよい。この場合、先の
第6実施例、第7実施例と異なり、操作部品そのものが
プログラム的に作成されているため、その操作履歴取
得、記憶もプログラム的に容易になしうる。例えば、機
器本体への操作信号発信時に、このことを、メモリに記
憶するようにする。ひいては、ややこしい結線や大がか
りなアンケート等は不必要となる。更に、絶対数がどう
しても少ない特殊なユーザ等についての実際の使用につ
いてのデータが容易に得られる。
【0156】また、本実施例では、操作部品の表示は液
晶ディスプレイによりなされているが、これは発光ダイ
オード等他の原理を使用したものでもよい。視覚障害者
用の輝度の上昇は、こちらが望ましいであろう。また、
ユーザの種類は、別途印刷されたガイダンスをみて、質
問の回答のみ入力するようにしてもよい。
【0157】また、操作装置は、機器本体の一部に一体
的に組み込まれていてもよいし、リモート型であっても
よい。また、ユーザの種類によっては、操作装置のタブ
レットの感度を上げることが可能なようにしてもよい。
これは、タブレットの歪計、交流変化検出部等の感度、
電圧の上昇等により容易に達成しうる。
【0158】以上、本発明を各実施例に度付いて説明し
てきたが、本発明は何も上記実施例に限定されないのは
勿論である。例えば、製造等の都合で、本発明の必要不
可欠の一の構成要素(要件、手段、部、ステップ)を複
数としたり、複数のものを一に統合したり、あるいは適
宜これらを組み合わせてもよい。
【0159】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の操作
性評価装置及びその方法によれば、機器の設計段階で容
易にその操作性についての情報を得ることが可能とな
る。また、これに併せて、設計段階で、操作性について
の問題点を的確に見出し得、更に対応措置をとることが
可能となるだけでなく、そのための資料の提供も可能と
なる。
【0160】また、目下設計中の機器と既存の機器との
操作性の比較も容易になしうる。また、これらの処理の
際、機器のユーザの年令、性別等に応じての評価、対応
をなすことが可能となる。また、これらの処理の際、機
器の使用される緯度等の環境に応じての評価、対応をな
すことが可能となる。
【0161】また、これらの処理の際、機器設計者の熟
練を要求されない。本発明の操作装置によれば、ユーザ
の年令、障害の有無等その種類に応じての最適な操作部
品の表示を行うことが可能となる。特に、身体障害者に
とり適切な操作部品の表示を行うことが可能となる。ま
た、夏季、冬季、日中、夜間等機器の使用される時期、
時刻に応じての最適な操作部品の表示を行うことが可能
となる。
【0162】また、操作部品そのものも、耐久性に優
れ、軽量、小型併せて機器に一体的に設ける場合には特
にスペースをとらないものとすることが可能となる。ま
た、機器の設計者が、ユーザの機器の実際の使用情況を
容易に把握、取得しうる。特に、特定の種類のユーザの
それが容易に入手しえる。また、操作性評価用の機能操
作対応表も容易かつ自動的に作成可能とすることもでき
る。
【0163】また、手間のかかるアンケート等の必要性
も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗濯機における、操作内容と必要なボタン操作
の関係を示した図である。
【図2】洗濯機における、ユーザの年令等による操作内
容の相違の分析結果の一例である。
【図3】洗濯機における、ユーザの各種操作に要する時
間の実測結果の一例である。
【図4】本発明に係る操作性評価装置の実施例の構成図
である。
【図5】上記実施例の操作性評価装置の主な手順のフロ
ーチャートである。
【図6】上記実施例での、操作性評価の具体的な対象と
しての洗濯機の機能と必要なボタン操作の手順を示した
図である。
【図7】機器操作対応表の一例を示す図である。
【図8】操作回数比率値の計算結果の一例を示す図であ
る。
【図9】本発明に係る操作性評価装置の他の実施例にお
ける重み付けの入力を中心としてのフローチャートであ
る。
【図10】機器の各機能の使用比率の一例を示す図であ
る。
【図11】重みづけ操作回数比率値の計算結果の一例を
示す図である。
【図12】機器の各操作部品の標準操作時間の一例を示
す図である。
【図13】操作時間期待値比率値の計算結果の一例を示
す図である。
【図14】操作性評価を設計に反映する際の手順の流れ
の一例である。
【図15】重みづけ操作時間期待値比率値の計算結果の
一例を示す図である。
【図16】機器操作対応表の一例を示す図である。
【図17】操作時間期待値の計算結果の一例を示す図で
ある。
【図18】各実施例において使用する特定の種類のユー
ザーの操作性を定量的に測定する際の測定用機器の構成
と測定しているモニターの様子を示す図である。
【図19】平均操作時間の計算結果の一例を示す図であ
る。
【図20】機器操作対応表作成装置そのものの構成図で
ある。
【図21】洗濯機に、その機器操作対応表作成装置をハ
ード的に装備した様子を示す図である。
【図22】液晶とタブレットを使用した操作装置、操作
部品の一例である。
【図23】液晶とタブレットを使用した操作装置、操作
部品を使用して、機器そのものへの操作入力に至るまで
の機器の製造者、設計者及び機器のユーザ並びに操作装
置の主な作業、作用の手順の流れを示す図である。
【図24】本発明に係る操作性評価装置の実施例におけ
るテレビジョン用の操作装置の操作部品の表示の様子の
変化を示す図である。
【図25】ユーザの年令等に応じた最適な操作部品を表
示させるための手順を示したものである。
【図26】上記実施例における、洗濯機用の操作装置と
しての表示部上での特に70才以上の男性の老人を対象
としての操作部品の表示とその変化の様子を示した図で
ある。
【符号の説明】
1 CPU 2 CRT 3 キーボード 4 マウス 5 表枠(メモリー内) 6 データベース 101 タイマー(時計) 102 カウンター 103 操作内容認識回数記憶手段 118 CPU 201 出力手段 518 表枠 2210 液晶ディスプレイ 2220 タブレット

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 完成時に機器が有することとなる全ての
    機能について、当該機器のユーザ(オペレータ)がその
    機能を発揮させるために操作すべき操作部品と各操作部
    品毎の必要な操作回数とが判明する機能操作対応表を作
    成する機能操作対応表作成ステップと、 作成された機能操作対応表を使用して、全ての機能を一
    度ずつ発揮させるとした場合に、当該機器のオペレータ
    が操作する回数を各操作部品毎にもとめる各操作部品操
    作回数検出ステップと、 各操作部品毎の操作回数を総計する操作回数総計ステッ
    プと、 各操作部品毎に、その操作回数が全操作部品の操作回数
    の総計に占める比率を求める操作比率計算ステップと、 各操作部品毎に、その操作比率及び操作部品の個数か
    ら、各操作部品に対するユーザの操作回数の偏りを見出
    す偏り操作検出ステップと、 見出したユーザの操作回数の偏りをもとに、機器の操作
    性を評価する操作性評価ステップとを有していることを
    特徴とする設計段階における機器の完成時における操作
    性の評価方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて、ユーザの操作する頻度の高い操作部品につ
    いて、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、型式
    等の面から、各機器の種類に応じての対応措置や各操作
    部品の対応措置をデータベースとして作成しておく回数
    偏り対応措置用データ作成ステップと、 操作性評価ステップにて、偏りの程度が好ましくないと
    判断された場合に、上記回数偏り対応措置用データを利
    用して対応措置を施す操作性改善ステップとを有してい
    ることを特徴とする設計段階における機器の完成時にお
    ける操作性の評価方法。
  3. 【請求項3】 完成時に機器が有することとなる全ての
    機能について、当該機器のユーザがその機能を発揮させ
    るために操作すべき操作部品と各操作部品毎の必要な操
    作回数とが判明する機能操作対応表を作成する機能操作
    対応表作成ステップと、 各機能について、機器のユーザがどのような頻度で発揮
    させるかをあらかじめの調査や検討でデータベース化し
    ておく機能頻度データ作成ステップと、 データベース化された頻度でユーザが機器の各機能を発
    揮させる場合に、各操作部品毎に全操作部品に対する操
    作対象となる回数の比率である頻度反映操作比率を、機
    能操作対応表と機能の頻度のデータを利用して、求める
    頻度反映操作比率計算ステップと、 各操作部品毎に、その頻度反映操作比率及び操作部品の
    個数から、各操作部品に対するユーザの操作回数の偏り
    を見出す偏り操作検出ステップと、 見出したユーザの操作回数の偏りをもとに、機器の操作
    性を評価する操作性評価ステップとを有していることを
    特徴とする設計段階における機器の完成時における操作
    性の評価方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて、ユーザの操作する頻度の高い操作部品につ
    いて、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、型式
    等の面から、各機器の種類に応じての対応措置や各操作
    部品の対応措置をデータベースとして作成しておく回数
    偏り対応措置用データ作成ステップと、 操作性評価ステップにて、偏りの程度が好ましくないと
    判断された場合に、上記回数偏り対応措置用データを利
    用して対応措置を施す操作性改善ステップとを有してい
    ることを特徴とする設計段階における機器の完成時にお
    ける操作性の評価方法。
  5. 【請求項5】 完成時に機器が有することとなる全ての
    機能について、当該機器のユーザがその機能を発揮させ
    るために操作すべき操作部品と各操作部品毎の必要な操
    作回数とが判明する機能操作対応表を作成する機能操作
    対応表作成ステップと、 作成された機能操作対応表を使用して、全ての機能を一
    度ずつ発揮させるとした場合に、当該機器のユーザが操
    作する回数を各操作部品毎にもとめる各操作部品操作回
    数検出ステップと、 各操作部品毎の操作回数を総計する操作回数総計ステッ
    プと、 各操作部品毎に、ユーザによる標準操作時間をあらかじ
    めのプロトコル解析やアンケートによりもとめておく操
    作部品標準操作時間データ作成ステップと、 各操作部品操作回数検出ステップにてもとめた各部品ご
    とに、その操作回数に標準操作時間を掛けることによ
    り、全ての機能を一度ずつ発揮させるとした場合の各操
    作部品毎の標準操作時間を求める操作部品毎標準操作時
    間計算ステップと、 各操作部品毎の標準操作時間を総計する標準操作時間総
    計ステップと、 各操作部品毎に、その標準操作時間が全操作部品の操作
    時間の総計に占める比率を求める時間比率計算ステップ
    と、 各操作部品毎に、その時間比率及び操作部品の個数から
    各操作部品に対するユーザの操作時間の偏りを見出す偏
    り時間操作検出ステップと、 見出した操作時間の偏りをもとに、機器の操作性を評価
    する操作性評価ステップとを有していることを特徴とす
    る設計段階における機器の完成時における操作性の評価
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項5の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて、ユーザの操作する時間比率の高い操作部品
    について、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、
    型式等の面から、各機器の種類に応じての対応措置や各
    操作部品の対応措置をデータベースとして作成しておく
    時間偏り対応措置用データ作成ステップと、 操作性評価ステップにて、偏りの程度が好ましくないと
    判断された場合に、上記時間偏り対応措置用データを利
    用して対応措置を施す操作性改善ステップとを有してい
    ることを特徴とする設計段階における機器の完成時にお
    ける操作性の評価方法。
  7. 【請求項7】 完成時に機器が有することとなる全ての
    機能について、当該機器のユーザがその機能を発揮させ
    るために操作すべき操作部品と各操作部品毎の必要な操
    作回数とが判明する機能操作対応表を作成する機能操作
    対応表作成ステップと、 各機能について、機器のユーザがどのような頻度で発揮
    させるかを、ユーザの年令、性別、身体状況、居住地等
    の類に応じて、プロトコル解析やアンケート等によりあ
    らかじめ調べ、データベース化しておくユーザ類別機能
    頻度データ作成ステップと、 機器を操作するユーザの種類を選定する操作ユーザ類選
    定ステップと、 選定されたユーザの種類に応じた頻度でユーザが機器の
    各機能を発揮させる場合に、各操作部品毎に全操作部品
    に対する操作対象となる比率であるユーザ類反映操作比
    率を上記機能操作対応表とユーザ類別の機能頻度のデー
    タとを利用して求めるユーザ類反映操作比率計算ステッ
    プと、 各操作部品毎に、そのユーザ類反映操作比率と操作部品
    の個数から、各操作部品に対する選定されたユーザの種
    類の操作回数の偏りを見出す偏り操作検出ステップと、 見出した操作回数の偏りをもとに、機器のユーザの種類
    に応じた操作性を評価する操作性評価ステップとを有し
    ていることを特徴とする設計段階における機器の完成時
    における操作性の評価方法。
  8. 【請求項8】 請求項7の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて、ユーザの操作する頻度の高い操作部品につ
    いて、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、型式
    等の面から、各機器の種類に応じての対応措置や各操作
    部品の対応措置をデータベースとして作成しておく回数
    偏り対応措置用データ作成ステップと、 操作性評価ステップにて操作時間の偏りの程度が好まし
    くないと判断された場合に、上記回数偏り対応措置用デ
    ータを利用して対応措置を施す操作性改善ステップとを
    有していることを特徴とする設計段階における機器の完
    成時における操作性の評価方法。
  9. 【請求項9】 請求項7の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて、ユーザの操作する頻度の高い操作部品につ
    いて、ユーザの種類毎に種類、寸法、機器での配置、耐
    久性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての
    適切な対応措置や各操作部品の適切な対応措置をデータ
    ベースとして作成しておくユーザ類別回数偏り対応措置
    用データ作成ステップと、 前記操作性評価ステップにて操作時間の偏りの程度が好
    ましくないと判断された場合に、上記時間偏り対応措置
    用データを利用して対応措置を施すユーザ類別操作性改
    善ステップとを有していることを特徴とする設計段階に
    おける機器の完成時における操作性の評価方法。
  10. 【請求項10】 完成時に機器が有することとなる全て
    の機能について、当該機器のユーザがその機能を発揮さ
    せるために操作すべき操作部品と各操作部品毎の必要な
    操作回数とが判明する機能操作対応表を作成する機能操
    作対応表作成ステップと、 各操作部品毎に、ユーザの種類による標準操作時間をあ
    らかじめのプロトコル解析やアンケートにより求めてお
    くユーザ類別操作部品標準操作時間データベース作成ス
    テップと、 機器を操作するユーザの種類別を選定する操作ユーザ類
    選定ステップと、 選定されたユーザの種類に応じた標準操作時間で機器の
    各機能を一律に発揮させる場合に、各操作部品毎に全操
    作部品の操作時間に占める操作の対象とされる時間の比
    率であるユーザ類反映時間比率を上記機能操作対応表と
    ユーザの種類別の各操作部品に対する標準操作時間を利
    用して求めるユーザ類反映時間比率計算ステップと、 各操作部品毎にそのユーザ類反映時間比率と操作部品の
    個数から、各操作部品に対する選定されたユーザの種類
    の操作時間の偏りを見出す偏り操作時間検出ステップ
    と、 見出した操作時間の偏りをもとに、機器のユーザの種類
    に応じた操作性を評価する操作性評価ステップとを有し
    ていることを特徴とする設計段階における機器の完成時
    における操作性の評価方法。
  11. 【請求項11】 請求項10の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて、ユーザの操作する時間比率の高い操作部品
    について、種類、寸法、機器での配置、耐久性、材料、
    型式等の面から、各機器の種類に応じての対応措置や各
    操作部品の対応措置をデータベースとして作成しておく
    時間偏り対応措置用データ作成ステップと、 操作性評価ステップにて操作時間の偏りの程度が好まし
    くないと判断された場合に、上記時間偏り対応措置用デ
    ータを利用して対応措置を施す操作性改善ステップとを
    有していることを特徴とする設計段階における機器の完
    成時における操作性の評価方法。
  12. 【請求項12】 請求項10の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて、ユーザの操作する時間比率の高い操作部品
    について、ユーザの種類毎に種類、寸法、機器での配
    置、耐久性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応
    じての対応措置や各操作部品の適切な対応措置をデータ
    ベースとして作成しておくユーザ類別時間偏り操作対応
    措置用データ作成ステップと、 操作性評価ステップにて操作時間の偏りの程度が好まし
    くないと判断された場合に、上記ユーザ類別時間偏り対
    応措置用データを利用して対応措置を施すユーザ類別操
    作性改善ステップとを有していることを特徴とする設計
    段階における機器の完成時における操作性の評価方法。
  13. 【請求項13】 完成時に機器が有することとなる全て
    の機能について、当該機器のユーザがその機能を発揮さ
    せるために操作すべき操作部品と各操作部品毎の必要な
    操作回数とが判明する機能操作対応表を作成する機能操
    作対応表作成ステップと、 各機能について、機器のユーザがどのような頻度で発揮
    させるかを、ユーザの年令、性別、身体状況、居住地等
    の類に応じて、プロトコル解析やアンケート等によりあ
    らかじめ調べ、データベース化しておくユーザ類別機能
    頻度データ作成ステップと、 各操作部品毎に、ユーザの種類による標準操作時間をあ
    らかじめのプロトコル解析やアンケートにより求めてお
    くユーザ類別操作部品標準操作時間データベース作成ス
    テップと、 機器を操作するユーザの種類を選定する操作ユーザ類別
    選定ステップと、 選定されたユーザの種類に応じた頻度でユーザが機器の
    各機能を発揮させる場合に、各操作部品毎に全操作部品
    に対する操作対象となる回数の占める比率たるユーザ類
    反映操作比率若しくは全操作部品の操作時間に対する操
    作の対象とされる時間の占める比率たるユーザ類反映時
    間比率の少なくも一方を含むユーザ類反映操作時間比率
    を上記機能操作対応表及びユーザ類別の機能頻度のデー
    タとユーザの種類別毎の操作部品の標準操作時間の少な
    くも一方を利用して求めるユーザ類反映操作時間比率計
    算ステップと、 各操作部品毎に、そのユーザ類反映操作時間比率から、
    各操作部品に対する選定された種類のユーザの操作の偏
    りを見出す偏り操作時間検出ステップと、 見出した操作の偏りをもとに、機器のユーザの種類に応
    じた操作性を評価する操作性評価ステップとを有してい
    ることを特徴とする設計段階における機器の完成時にお
    ける操作性の評価方法。
  14. 【請求項14】 請求項13の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて、ユーザの操作する頻度、時間比率の高い操
    作部品について、種類、寸法、機器での配置、耐久性、
    材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての対応措
    置や各操作部品の対応措置をデータベースとして作成し
    ておく偏り操作対応措置用データ作成ステップと、 操作性評価ステップにて操作の偏りの程度が好ましくな
    いと判断された場合に、上記偏り操作対応措置用データ
    を利用して対応措置を施す操作性改善ステップとを有し
    ていることを特徴とする設計段階における機器の完成時
    における操作性の評価方法。
  15. 【請求項15】 請求項14の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて、ユーザの操作する頻度、時間比率の高い操
    作部品について、ユーザの種類毎に種類、寸法、機器で
    の配置、耐久性、材料、型式等の面から、各機器の種類
    に応じての対応措置や各操作部品の対応措置をデータベ
    ースとして作成しておくユーザ類別偏り操作対応措置用
    データ作成ステップと、 操作性評価ステップにて操作の偏りの程度が好ましくな
    いと判断された場合に、上記偏り操作対応措置用データ
    を利用して対応措置を施すユーザ類別操作性改善ステッ
    プとを有していることを特徴とする設計段階における機
    器の完成時における操作性の評価方法。
  16. 【請求項16】 同一種類かつ共通する機能を有する
    が、その共通する機能を発揮させるのに必要な操作部品
    の少なくも1若しくは操作部品は同じでも操作回数が異
    なる複数の機器を比較対象として選択する比較対象機器
    選択ステップと、 比較対象として選定された複数の機器に共通する機能の
    中から、操作性比較の判断に使用する少なくも1の機能
    を選定する機能選定ステップと、 上記選定された各機能を機器に発揮させるためにユーザ
    が操作する必要のある操作部品及びその操作回数を、各
    機器毎、各機能毎に入力する機能操作対応入力ステップ
    と、 入力された各操作部品について、ユーザが操作する際に
    必要な標準操作時間を入力する標準操作時間入力ステッ
    プと、 比較対象の各機器の選定された各機能毎に、その発揮に
    必要な各操作部品とその必要操作回数とその標準操作時
    間とから必要操作時間を求める機器機能毎操作時間計算
    ステップと、 各機器の各機能毎の必要操作時間をもとに、機器の操作
    性を操作に必要な時間の面から比較する操作性比較ステ
    ップとを有していることを特徴とする複数の機器の操作
    性の評価方法。
  17. 【請求項17】 請求項16の発明において、操作性比
    較ステップは、 選択された各機能毎に、ユーザが実際に操作する頻度を
    入力する頻度入力小ステップと、 機器機能毎操作時間計算ステップで求められた各機器の
    各機能毎の必要操作時間に、入力された機能の頻度に応
    じての重み付けを行なう頻度反映機器機能毎操作時間重
    み付け小ステップと、 各機器毎に、重み付けのなされた各機能毎の必要操作時
    間を総計する各機器毎重み付け必要操作時間総計小ステ
    ップと、 各機器毎重み付け必要操作時間総計ステップの結果をも
    とに、機器の操作性を比較する必要操作時間基準比較小
    ステップとを有していることを特徴とする複数の機器の
    操作性の評価方法。
  18. 【請求項18】 同一種類かつ共通する機能を有する
    が、その共通する機能を発揮させるのに必要な操作部品
    の少くも1若しくは操作部品は同じでも操作回数が異な
    る複数の機器を比較対象として選択する比較対象機器選
    択ステップと、 比較対象として選定された複数の機器に共通する機能の
    中から、操作性比較の判断に使用する少くも1の機能を
    選定する機能選定ステップと、 上記選定された各機能を機器に発揮させるために特定の
    種類のユーザが操作する必要のある操作部品及びその操
    作回数を、各機器毎、各機能毎に入力する機能操作対応
    入力ステップと、 入力された各操作部品について、特定の種類のユーザが
    操作する際に必要な標準操作時間を入力する標準操作時
    間入力ステップと、 選択された各機能毎に、特定の種類のユーザが実際に操
    作する頻度を入力する頻度入力ステップと、 比較対象の各機器の選定された各機能毎に、機能発揮に
    必要な各操作部品とその必要操作回数とそのユーザの種
    類に応じた標準操作時間とからユーザの種類に応じた必
    要操作時間を求めるユーザ類対応機器機能毎操作時間計
    算ステップと、 ユーザ類対応機器機能毎操作時間計算ステップで求めら
    れたユーザの種類に応じての各機器の各機能毎の必要操
    作時間に、ユーザの種類に応じて入力された機能を操作
    する頻度に応じての重み付けを行なうユーザ類反映機器
    機能毎操作時間重み付けステップと、 各機器毎に、重み付けのなされた各機能毎のユーザの種
    類に対応した必要操作時間を総計する各機器毎ユーザ類
    対応必要操作時間総計ステップと、 各機器毎ユーザ類対応必要操作時間総計ステップの結果
    をもとに、ユーザの種類に応じての機器の操作性を比較
    するユーザ類対応必要操作時間比較ステップとを有して
    いることを特徴とする特定の種類のユーザを対象とした
    複数の機器の操作性の比較評価方法。
  19. 【請求項19】 機器の各操作部品に、ユーザが操作し
    た場合に、操作されているその操作部品を特定する信号
    を出力する端子を取り付ける操作検出端子取り付けステ
    ップと、 取り付けられた端子とプリンターやCRTからなる出力
    手段とCPUとを接続し、ユーザが操作部品を順に操作
    すれば、操作された各操作部品名が操作順に出力される
    よう結線する出力用結線ステップと、 ユーザが、機器の各機能を順に発揮させるべく、機器の
    各操作部品をその機能を正しく発揮させるための手順に
    従って操作していく操作ステップと、 操作ステップと出力用結線ステップの結果をもとに、機
    器の全機能について、各機能毎にそれを発揮させる際操
    作する必要のある操作部品名とその操作回数とが対応づ
    けられた機能操作対応表を作成する機能操作対応表作成
    ステップと、 作成された機能操作対応表をもとに、当該機器の操作性
    を機能発揮に必要な操作部品の操作回数の面から評価す
    る操作性評価ステップとを有していることを特徴とする
    機器の操作性評価方法。
  20. 【請求項20】 機器の各操作部品に、ユーザが操作し
    た場合に、操作の継続する時間と操作されている操作部
    品を特定する信号を出力する端子を取り付ける操作検出
    端子取り付けステップと、 取り付けられた端子とプリンターやCRTからなる出力
    手段とCPUとを接続し、ユーザが操作部品を順に操作
    すれば、操作された操作部品名と操作時間とが操作順に
    対になって出力されるよう結線する出力用結線ステップ
    と、 ユーザが機器の各機能を順に発揮させるべく、機器の各
    操作部品をその機能を正しく発揮させるための手順に従
    って操作していく操作ステップと、 操作ステップと出力用結線ステップの結果をもとに、機
    器の全機能について、各機能毎に、それを発揮させる際
    操作する必要のある操作部品名とその操作回数とが対応
    づけられた機能操作対応表を作成する機能操作対応表作
    成ステップと、 作成された機能操作対応表に、更に、出力用結線ステッ
    プの出力結果をもとに、各機能毎に必要な操作時間の総
    計、各操作部品毎に操作される時間の総計の少くも1が
    付加された時間情報付機能操作対応表を作成する時間情
    報付機能操作対応表作成ステップと、 作成された時間情報付機能操作対応表をもとに、機能発
    揮のために必要な操作時間、各操作部品が操作される時
    間の少くも1の面から機器の操作性を評価する操作性評
    価ステップとを有していることを特徴とする機器の操作
    性評価方法。
  21. 【請求項21】 機器の各操作部品に、ユーザが操作し
    た場合の操作の継続する時間と操作されている操作部品
    機器を特定する信号を出力する端子を取り付ける操作検
    出端子取り付けステップと、 取り付けられた端子とプリンターやCRTからなる出力
    手段とCPUとを接続し、ユーザが操作部品を順に操作
    すれば、操作した操作部品名と操作時間とが順に対にな
    って印刷出力されるよう結線する出力用結線ステップ
    と、 特定の種類のユーザが機器の各機能を順に発揮させるべ
    く、機器の各操作部品をその機能を正しく発揮させるた
    めの手順に従って操作していく操作ステップと、 操作ステップと出力用結線ステップの結果をもとに、機
    器の全機能について各機能毎に、それを発揮させる際操
    作する必要のある操作部品名とその操作回数とが対応づ
    けられた機能操作対応表を作成するステップと、 作成された機能操作対応表に、更に、出力用結線ステッ
    プの出力結果をもとに、各機能毎に特定の種類のユーザ
    にとり必要な操作時間の総計、各操作部品毎に特定の種
    類のユーザに操作される時間の総計の少くも1が付加さ
    れたユーザ類別時間情報付機能操作対応表を作成するユ
    ーザ類反映時間情報付機能操作対応表作成ステップと、 作成されたユーザ類別時間情報付機能操作対応表をもと
    に、特定の種類のユーザにとっての機器の操作性を、各
    機能の発揮に必要な操作時間、各機能毎の各操作部品の
    操作対象時間の面から評価する操作性評価ステップとを
    有していることを特徴とする特定種類のユーザを対象と
    した機器の操作性評価方法。
  22. 【請求項22】 請求項21の発明において、更に、操
    作ステップと出力用結線ステップの結果をもとに、各操
    作部品につき特定の種類のユーザの一回当りの平均操作
    時間を計算するユーザ類反映平均操作時間計算ステップ
    と、 ユーザの種類を反映した平均操作時間を、特定の種類の
    ユーザを対象とした機器の設計のデータとするユーザ類
    反映データベース作成ステップとを有していることを特
    徴とする特定種類のユーザを対象とした機器の操作性評
    価方法。
  23. 【請求項23】 完成時に機器が有することとなる全て
    の機能について、当該機器のユーザ(オペレータ)がそ
    の機能を発揮させるために操作すべき操作部品(名)と
    各操作部品毎の必要な操作回数とが判明する機能操作対
    応表を入力されて記憶している機能操作対応表記憶手段
    と、 記憶している機能操作対応表を使用して、全ての機能を
    一度ずつ発揮させるとした場合に、当該機器のオペレー
    タが操作する回数を各操作部品毎にもとめる各操作部品
    操作回数検出手段と、 各操作部品毎の操作回数を総計する操作回数総計手段
    と、 各操作部品毎に、その操作回数が全操作部品の操作回数
    の総計に対する操作比率を求める操作比率計算手段と、 各操作部品毎に、その操作比率及び操作部品の個数か
    ら、各操作部品に対するユーザの操作回数の偏りを見出
    す偏り操作検出手段と、 見出したユーザの操作回数の偏りをもとに、あらかじめ
    定められた手順に従って機器の操作性を評価して出力す
    る操作性評価出力手段とを有していることを特徴とする
    設計段階における機器の完成時における操作性の評価装
    置。
  24. 【請求項24】 請求項23の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて作成された、ユーザの操作する頻度の高い操
    作部品についての、種類、寸法、機器での配置、耐久
    性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての対
    応措置や各操作部品の対応措置を記憶している回数偏り
    対応措置用データ記憶手段と、 操作性評価出力手段にて、偏りの程度が好ましくないと
    判断された場合に、記憶している回数偏り対応措置用デ
    ータを提示する操作性改善提示手段とを有していること
    を特徴とする設計段階における機器の完成時における操
    作性の評価装置。
  25. 【請求項25】 完成時に機器が有することとなる全て
    の機能について、当該機器のユーザがその機能を発揮さ
    せるために操作すべき操作部品と各操作部品毎の必要な
    操作回数とが判明する機能操作対応表を入力されて記憶
    している機能操作対応表記憶手段と、 各機能について、あらかじめの調査や検討で作成され
    た、機器のユーザがどのような頻度で発揮させるかのデ
    ータを記憶している機能頻度データ記憶手段と、 データベース化された頻度でユーザが機器の各機能を発
    揮させる場合に、各操作部品毎に全操作部品に対する操
    作対象となる回数の占める比率である頻度反映操作比率
    を、機能操作対応表と機能の頻度のデータを利用して求
    める頻度反映操作比率計算手段と、 各操作部品毎に、その頻度操作反映比率及び操作部品の
    個数から、各操作部品に対するユーザの操作回数の偏り
    を見出す偏り操作検出手段と、 見出したユーザの操作回数の偏りをもとに、あらかじめ
    定められた手順に従って機器の操作性を評価して出力す
    る操作性評価出力手段とを有していることを特徴とする
    設計段階における機器の完成時における操作性の評価装
    置。
  26. 【請求項26】 請求項25の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて作成された、ユーザの操作する頻度の高い操
    作部品についての、種類、寸法、機器での配置、耐久
    性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての対
    応措置や各操作部品の対応措置を記憶している回数偏り
    対応措置用データ作成手段と、 操作性評価出力手段にて、偏りの程度が好ましくないと
    判断された場合に、上記回数偏り対応措置用データを提
    示する操作性改善提示手段とを有していることを特徴と
    する設計段階における機器の完成時における操作性の評
    価装置。
  27. 【請求項27】 完成時に機器が有することとなる全て
    の機能について、当該機器のユーザがその機能を発揮さ
    せるために操作すべき操作部品と各操作部品毎の必要な
    操作回数とが判明する機能操作対応表を入力されて記憶
    している機能操作対応表作成記憶手段と、 記憶している機能操作対応表を使用して、全ての機能を
    一度ずつ発揮させるとした場合に、当該機器のユーザが
    操作する回数を各操作部品毎にもとめる各操作部品操作
    回数検出手段と、 各操作部品毎の操作回数を総計する操作回数総計手段
    と、 各操作部品毎に、あらかじめのプロトコル解析やアンケ
    ートによりもとめられたユーザによる標準操作時間を記
    憶している操作部品標準操作時間データ記憶手段と、 各操作部品操作回数検出手段にてもとめた各部品ごと
    に、その操作回数に標準操作時間を掛けることにより、
    全ての機能を一度ずつ発揮させるとした場合の各操作部
    品毎の標準操作時間を求める操作部品毎標準操作時間計
    算手段と、 各操作部品毎の標準操作時間を総計する標準操作時間総
    計手段と、 各操作部品毎に、その標準操作時間が全操作部品の操作
    時間の総計に占める比率を求める時間比率計算手段と、 各操作部品毎に、その時間比率及び操作部品の個数から
    各操作部品に対するユーザの操作時間の偏りを見出す偏
    り時間操作検出手段と、 見出した操作時間の偏りをもとに、あらかじめ定められ
    た手順に従って機器の操作性を評価して出力する操作性
    評価出力手段とを有していることを特徴とする設計段階
    における機器の完成時における操作性の評価装置。
  28. 【請求項28】 請求項27の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて作成された、ユーザの操作する時間比率の高
    い操作部品についての、種類、寸法、機器での配置、耐
    久性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての
    対応措置や各操作部品の対応措置を記憶している時間偏
    り対応措置用データ記憶手段と、 操作性評価出力手段にて、偏りの程度が好ましくないと
    判断された場合に、上記時間偏り対応措置用データを提
    示する操作性改善提示手段とを有していることを特徴と
    する設計段階における機器の完成時における操作性の評
    価装置。
  29. 【請求項29】 完成時に機器が有することとなる全て
    の機能について、当該機器のユーザがその機能を発揮さ
    せるために操作すべき操作部品と各操作部品毎の必要な
    操作回数とが判明する機能操作対応表を入力されて記憶
    している機能操作対応表記憶手段と、 プロトコル解析やアンケート等によりユーザの年令、性
    別、身体状況、居住地等の類に応じて、機器のユーザが
    各機能について、どのような頻度で発揮させるかをあら
    かじめ調べたデータを記憶しているユーザ類別機能頻度
    データ記憶手段と、 機器を操作するユーザの種類を選定入力する操作ユーザ
    類選定入力手段と、 選定されたユーザの種類に応じた頻度でユーザが機器の
    各機能を発揮させる場合に、各操作部品毎に全操作部品
    に対する操作対象となる比率であるユーザ類反映操作比
    率を上記機能操作対応表とユーザ類別の機能頻度のデー
    タとを利用して求めるユーザ類反映操作比率計算手段
    と、 各操作部品毎に、そのユーザ類反映操作比率と操作部品
    の個数から、各操作部品に対する選定されたユーザ類の
    操作回数の偏りを見出す偏り操作検出手段と、 見出した操作回数の偏りをもとに、機器のユーザ類に応
    じた操作性を評価して出力する操作性評価出力手段とを
    有していることを特徴とする設計段階における機器の完
    成時における操作性の評価装置。
  30. 【請求項30】 請求項29の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて作成された、ユーザの操作する頻度の高い操
    作部品について、種類、寸法、機器での配置、耐久性、
    材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての対応措
    置や各操作部品の対応措置を記憶している回数偏り対応
    措置用データ記憶手段と、 操作性評価ステップにて操作時間の偏りの程度が好まし
    くないと判断された場合に、上記回数偏り対応措置用デ
    ータを提示する操作性改善提示手段とを有していること
    を特徴とする設計段階における機器の完成時における操
    作性の評価装置。
  31. 【請求項31】 請求項29の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて作成された、ユーザの操作する頻度の高い操
    作部品について、ユーザの類毎に、種類、寸法、機器で
    の配置、耐久性、材料、型式等の面から、各機器の種類
    に応じての適切な対応措置や各操作部品の適切な対応措
    置を記憶しているユーザ類別回数偏り対応措置用データ
    記憶手段と、 前記操作性評価出力手段にて操作時間の偏りの程度が好
    ましくないと判断された場合に、上記時間偏り対応措置
    用データを提示するユーザ類別操作性改善提示手段とを
    有していることを特徴とする設計段階における機器の完
    成時における操作性の評価装置。
  32. 【請求項32】 完成時に機器が有することとなる全て
    の機能について、当該機器のユーザがその機能を発揮さ
    せるために操作すべき操作部品と各操作部品毎の必要な
    操作回数とが判明する機能操作対応表を入力されて記憶
    している機能操作対応表記憶手段と、 各操作部品毎に、あらかじめのプロトコル解析やアンケ
    ートにより求めたユーザの種類による標準操作時間を記
    憶しているユーザ類別操作部品標準操作時間データベー
    ス記憶手段と、 機器を操作するユーザの種類を選定入力する操作ユーザ
    類選定入力手段と、 選定されたユーザの種類に応じた標準操作時間で機器の
    各機能を一律に発揮させる場合に、各操作部品毎に全操
    作部品の操作時間に対する操作の対象とされる時間の占
    める比率であるユーザ類反映時間比率を上記機能操作対
    応表とユーザの種類別の各操作部品に対する標準操作時
    間を利用して求めるユーザ類反映時間比率計算手段と、 各操作部品毎にそのユーザ類反映時間比率と操作部品の
    個数から、各操作部品に対する選定されたユーザ類の操
    作時間の偏りを見出す偏り操作時間検出手段と、 見出した操作時間の偏りをもとに、機器のユーザの種類
    に応じた操作性を評価する操作性評価出力手段とを有し
    ていることを特徴とする設計段階における機器の完成時
    における操作性の評価装置。
  33. 【請求項33】 請求項32の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて作成された、ユーザの操作する時間比率の高
    い操作部品についての、種類、寸法、機器での配置、耐
    久性、材料、型式等の面から、各機器の種類に応じての
    対応措置や各操作部品の対応措置を記憶している時間偏
    り対応措置用データ記憶手段と、 操作性評価ステップにて操作時間の偏りの程度が好まし
    くないと判断された場合に、上記時間偏り対応措置用デ
    ータを提示する操作性改善提示手段とを有していること
    を特徴とする設計段階における機器の完成時における操
    作性の評価装置。
  34. 【請求項34】 請求項32の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて作成された、ユーザの操作する比率の高い操
    作部品についてのユーザ類毎の、種類、寸法、機器での
    配置、耐久性、材料、型式等の面から、各機器の種類に
    応じての対応措置や各操作部品の適切な対応措置を記憶
    しているユーザ類別時間偏り操作対応措置用データ記憶
    手段と、 操作性評価ステップにて操作時間の偏りの程度が好まし
    くないと判断された場合に、上記ユーザ類別時間偏り対
    応措置用データを提示するユーザ類別操作性改善提示手
    段とを有していることを特徴とする設計段階における機
    器の完成時における操作性の評価装置。
  35. 【請求項35】 完成時に機器が有することとなる全て
    の機能について、当該機器のユーザがその機能を発揮さ
    せるために操作すべき操作部品と各操作部品毎の必要な
    操作回数とが判明する機能操作対応表を入力されて記憶
    している機能操作対応表作成記憶手段と、 各機能について、プロトコル解析やアンケート等によ
    り、ユーザの年令、性別、身体状況、居住地等の類に応
    じて、機器のユーザがどのような頻度で発揮させるか
    を、あらかじめ調べたデータを記憶しているユーザ類別
    機能頻度データ記憶手段と、 各操作部品毎に、あらかじめのプロトコル解析やアンケ
    ートにより調べたユーザの種類による標準操作時間を記
    憶しているユーザ類別操作部品標準操作時間データ記憶
    手段と、 機器を操作するユーザ類別を選定入力する操作ユーザ類
    別選定入力手段と、 選定されたユーザの種類に応じた頻度でユーザが機器の
    各機能を発揮させる場合に、各操作部品毎に全操作部品
    に対する操作対象となる回数の比率たるユーザ類反映操
    作比率若しくは全操作部品の操作時間に対する操作の対
    象とされる時間の比率たるユーザ類反映時間比率の少な
    くも一方を含むユーザ類反映操作時間比率を上記機能操
    作対応表及びユーザ類別の機能頻度のデータとユーザ類
    別毎の操作部品の標準操作時間の少なくも一方を利用し
    て求めるユーザ類反映操作時間比率計算手段と、 各操作部品毎にそのユーザ類反映操作時間比率から、各
    操作部品に対する選定された種類のユーザの操作の偏り
    を見出す偏り操作時間検出手段と、 見出した操作の偏りをもとに、機器のユーザ類に応じた
    操作性を評価して出力する操作性評価出力手段とを有し
    ていることを特徴とする設計段階における機器の完成時
    における操作性の評価装置。
  36. 【請求項36】 請求項35の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいての作成された、ユーザの操作する頻度、時間
    比率の高い操作部品についての、種類、寸法、機器での
    配置、耐久性、材料、型式等の面から、各機器の種類に
    応じての対応措置や各操作部品の対応措置を記憶してい
    る偏り操作対応措置用データ記憶手段と、 操作性評価出力手段にて操作の偏りの程度が好ましくな
    いと判断された場合に、上記偏り操作対応措置用データ
    を利用して対応措置を提示する操作性改善提示手段とを
    有していることを特徴とする設計段階における機器の完
    成時における操作性の評価装置。
  37. 【請求項37】 請求項35の発明において、更に、 あらかじめのアンケート、プロトコル解析、使用実績等
    に基づいて作成された、ユーザの操作する頻度、時間比
    率の高い操作部品についての、ユーザの類毎の種類、寸
    法、機器での配置、耐久性、材料、型式等の面から、各
    機器の種類に応じての対応措置や各操作部品の対応措置
    を記憶しているユーザ類別偏り操作対応措置用データ記
    憶手段と、 操作性評価出力手段にて操作の偏りの程度が好ましくな
    いと判断された場合に、上記偏り操作対応措置用データ
    を利用して対応措置を提示するユーザ類別操作性改善提
    示手段とを有していることを特徴とする設計段階におけ
    る機器の完成時における操作性の評価装置。
  38. 【請求項38】 機器のユーザが機器に自分の欲する機
    能を発揮させるため必要な操作部品を表示するに際し
    て、その位置、大きさ、形状、配置、順序等につき、ユ
    ーザの年令、姓別等の種類毎に最適なデータを記憶して
    いるユーザ種類対応操作部品記憶手段と、 機器のユーザが、年令、姓別等のユーザ(自分)の種類
    についての情報を入力するユーザ種類入力手段と、 入力されたユーザの種類に対応するデータをユーザ種類
    対応操作部品記憶手段から読み出す表示制御手段と、 表示制御手段の読み出したユーザの種類に対応したデー
    タに基づいて、少くも一の操作部品を表示する表示手段
    と、 表示手段の前面に設けられ、透明であり、かつユーザの
    指が接触した位置等の操作位置の座標を検出しうる操作
    入力手段と、 操作入力手段の検出した位置座標が、表示部に表示して
    いる操作部品のいずれに相当するかを表示制御手段の読
    み出したデータを参照して判断する入力判断手段と、 入力判断手段が判断した操作部品に相当する操作信号
    を、操作対象の機器本体そのものへ発信する発信手段と
    を有していることを特徴とする複数の機能発揮が可能、
    かつ複数の操作部品にて操作される機器用の操作装置。
  39. 【請求項39】 請求項38の発明のユーザ種類入力手
    段は、 機器のユーザに対し、その種類を決定するための少くも
    1の質問及び質問に対する少くも1の回答を記憶してい
    る質問記憶部と、 ユーザへの目下の質問に対しなされた回答とそれに応じ
    て次になすべき質問との関係を記憶している質問順序記
    憶部と、 ユーザ類を決定するための質問、該質問に対する少くも
    1の回答の少くも一方を質問記憶部から読み出す質問回
    答表示制御部と、 質問回答表示制御部の読み出した少くも1の質問、少な
    くも1の回答の少なくも一方を表示する質問回答表示部
    と、 質問回答表示部の前面に設けられ、透明であり、かつユ
    ーザの指が接触した位置等の操作位置の座標を検出しう
    る回答入力部と、 回答入力部の検出した接触位置座標をもとに、質問回答
    表示部に表示している回答のいずれに相当するかを質問
    回答表示制御部の読み出した質問、回答をもとに判断す
    る入力判断部と、 ユーザ類別の決定のため、最初に質問記憶部の記憶して
    いる第一番目の質問をなし、以下ユーザからの回答内容
    に応じて質問順序記憶部の記憶する関係に従って次の質
    問を表示するよう質問回答表示制御部を制御し、併せて
    質問の終了をも認識する質問制御部と、 質問制御部が質問を終了した時点で、入力済の回答をも
    とにユーザの種類を判断し、表示制御部に通知するユー
    ザ類判断部とを有していることを特徴とする複数の機能
    発揮が可能、かつ複数の操作部品にて操作される機器用
    の操作装置。
  40. 【請求項40】 請求項38の発明の機器用の操作装置
    において、 入力されたユーザ類についての情報を記憶するユーザ類
    記憶手段と、 入力判断手段の判断結果をもとに、操作対象となった操
    作部品名を記録する操作対象操作部品名記録手段と、 入力判断手段の判断結果をもとに、機器が発揮すべき対
    象となった機能を判断する発揮対象機能判断手段と、 発揮対象機能判断手段の判断結果をもとに、発揮対象と
    なった機能を記録する発揮対象機能記録手段とを有して
    いることを特徴とする複数の機能発揮が可能、かつ複数
    の操作部品にて操作される機器用の操作装置。
  41. 【請求項41】 請求項39の発明の機器用の操作装置
    において、 入力されたユーザ類についての情報を記憶するユーザ類
    記憶手段と、 入力判断手段の判断結果をもとに、操作対象となった操
    作部品名を記録する操作対象操作部品名記録手段と、 入力判断手段の判断結果をもとに、機器が発揮すべき対
    象となった機能を判断する発揮対象機能判断手段と、 発揮対象機能判断手段の判断結果をもとに、発揮対象と
    なった機能を記録する発揮対象機能記録手段とを有して
    いることを特徴とする複数の機能発揮が可能、かつ複数
    の操作部品にて操作される機器用の操作装置。
  42. 【請求項42】 月日を認識するカレンダー手段と、 機器のユーザが機器に自分の欲する機能を発揮させるた
    め必要な操作部品を表示するに際して、その位置、大き
    さ、形状、配置、順序等につき、月日に応じた最適なデ
    ータを記憶している月日対応操作部品記憶手段と、 カレンダー手段からの月日についての情報をもとに、月
    日対応操作部品記憶手段から対応するデータを取り出す
    月日対応操作部品選定手段と、 月日対応操作部品選定手段の選定したデータをもとに、
    操作部品を表示する表示手段と、 表示手段の前面に設けられ、透明であり、かつユーザの
    指が接触した位置等の操作位置の座標を検出しうる操作
    入力手段と、 操作入力手段の検出した位置座標が、表示部に表示して
    いる操作部品のいずれに相当するかを表示制御手段の読
    み出したデータを参照して判断する入力判断手段と、 入力判断手段が判断した操作部品に相当する操作信号
    を、操作対象の機器本体へ発信する発信手段とを有して
    いることを特徴とする複数の機能発揮が可能、かつ複数
    の操作部品にて操作され、その上月日により発揮させる
    機能若しくはその選択される頻度の少なくも一の異なる
    機器用の操作装置。
  43. 【請求項43】 時刻を認識する時計手段と、 機器のユーザが機器に自分の欲する機能を発揮させるた
    め必要な操作部品を表示するに際して、その位置、大き
    さ、形状、配置、順序等につき、時刻に応じた最適なデ
    ータを記憶している時刻対応操作部品記憶手段と、 カレンダー手段からの時刻についての情報をもとに、時
    刻対応操作部品記憶手段から対応するデータを取り出す
    時刻対応操作部品選定手段と、 時刻対応操作部品選定手段の選定したデータをもとに、
    操作部品を表示する表示手段と、 表示手段の前面に設けられ、透明であり、かつユーザの
    指が接触した位置等の操作位置の座標を検出しうる操作
    入力手段と、 操作入力手段の検出した位置座標が、表示部に表示して
    いる操作部品のいずれに相当するかを表示制御手段の読
    み出したデータを参照して判断する入力判断手段と、 入力判断手段が判断した操作部品に相当する操作信号
    を、操作対象の機器本体へ発信する発信手段とを有して
    いることを特徴とする複数の機能発揮が可能、かつ複数
    の操作部品にて操作され、その上時刻により機器が発揮
    させる機能若しくはその選択される頻度あるいは装置部
    品の操作情況の少なくも一の異なる機器用の操作装置。
JP7159458A 1994-06-27 1995-06-26 操作性評価方法と装置及び操作装置 Pending JPH0877220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7159458A JPH0877220A (ja) 1994-06-27 1995-06-26 操作性評価方法と装置及び操作装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-144770 1994-06-27
JP14477094 1994-06-27
JP7159458A JPH0877220A (ja) 1994-06-27 1995-06-26 操作性評価方法と装置及び操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0877220A true JPH0877220A (ja) 1996-03-22

Family

ID=26476085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7159458A Pending JPH0877220A (ja) 1994-06-27 1995-06-26 操作性評価方法と装置及び操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0877220A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002034929A (ja) * 2000-07-28 2002-02-05 Fukuda Denshi Co Ltd 医用機器
JP2006079474A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 National Institute Of Advanced Industrial & Technology ヒューマン・インタフェース自由度効率評価装置
US7152016B2 (en) 2002-09-19 2006-12-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Usability evaluation support apparatus and method
US7403301B2 (en) 2003-05-02 2008-07-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for collecting and analyzing information regarding user devices
JP2012071229A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Mitsubishi Heavy Industries Environmental & Chemical Engineering Co Ltd 遠心脱水装置の再構築方法、及び遠心脱水装置の再構築設計システム
US10033883B2 (en) 2016-05-30 2018-07-24 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming system

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002034929A (ja) * 2000-07-28 2002-02-05 Fukuda Denshi Co Ltd 医用機器
US7152016B2 (en) 2002-09-19 2006-12-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Usability evaluation support apparatus and method
US7403301B2 (en) 2003-05-02 2008-07-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for collecting and analyzing information regarding user devices
JP2006079474A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 National Institute Of Advanced Industrial & Technology ヒューマン・インタフェース自由度効率評価装置
JP2012071229A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Mitsubishi Heavy Industries Environmental & Chemical Engineering Co Ltd 遠心脱水装置の再構築方法、及び遠心脱水装置の再構築設計システム
US10033883B2 (en) 2016-05-30 2018-07-24 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2507576C2 (ru) Система получения медицинских данных предварительного обследования
Park et al. Development of a web-based user experience evaluation system for home appliances
CN106020629A (zh) 一种应用程序选择菜单的触发方法及装置
Az-zahra et al. Usability evaluation of mobile application in culinary recommendation system
JPH0877220A (ja) 操作性評価方法と装置及び操作装置
JP2015181868A (ja) 眼用レンズ評価方法、眼用レンズ、視力測定装置および眼用レンズ適性検査装置
CN104574245A (zh) 健康一体机
Schneider et al. Identifying Preferences through mouse cursor movements-Preliminary Evidence.
US20030177048A1 (en) Monitoring system and process for the food service industry
US9299262B2 (en) Multi-event time and data tracking device (for behavior analysis)
CN113011236A (zh) 信息显示方法、智能门锁及计算机可读存储介质
KR20210003639A (ko) 메뉴 제공부가 구비된 관리 장치 및 관리 방법
CN110703965A (zh) 一种中医健康状态智能辨识软件及电子设备
WO2014128709A1 (en) A system for dynamic menus
WO2001052126A2 (en) Interactive product selection system
JPH11169362A (ja) 心身状態自覚支援装置
CN106502411A (zh) 一种评估方法及移动终端
JPH03264055A (ja) 知能診査装置並びに該装置の機能を備えた診断システム
JP2004102868A (ja) ユーザビリティ評価支援装置
Ali et al. Initial design and evaluation of Wesihat 3.0 for older adults
CN109585010A (zh) 共享智能大数据体检小屋系统
McGowan Examining field usability testing outcomes conducted on virtual and physical mobile devices using wearable eye tracking
Stephens et al. The use of older adults on preference panels: Evidence from the Kentucky Interface Preference Inventory
ÇINAR et al. The role of usability in the technology acceptance of projection-based user-interfaces
Kim et al. The Human Factor Assessment of Consumer Air Purifier Panel Using Eye Tracking Device