JPH0871432A - 弗化水素触媒の再生方法 - Google Patents

弗化水素触媒の再生方法

Info

Publication number
JPH0871432A
JPH0871432A JP7166510A JP16651095A JPH0871432A JP H0871432 A JPH0871432 A JP H0871432A JP 7166510 A JP7166510 A JP 7166510A JP 16651095 A JP16651095 A JP 16651095A JP H0871432 A JPH0871432 A JP H0871432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zone
aso
catalyst
concentration
openings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7166510A
Other languages
English (en)
Inventor
Leroy W Carlson
レロイ,ダブリュ.カールソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Phillips Petroleum Co
Original Assignee
Phillips Petroleum Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Phillips Petroleum Co filed Critical Phillips Petroleum Co
Publication of JPH0871432A publication Critical patent/JPH0871432A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J27/00Catalysts comprising the elements or compounds of halogens, sulfur, selenium, tellurium, phosphorus or nitrogen; Catalysts comprising carbon compounds
    • B01J27/28Regeneration or reactivation
    • B01J27/32Regeneration or reactivation of catalysts comprising compounds of halogens
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/54Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition of unsaturated hydrocarbons to saturated hydrocarbons or to hydrocarbons containing a six-membered aromatic ring with no unsaturation outside the aromatic ring
    • C07C2/56Addition to acyclic hydrocarbons
    • C07C2/58Catalytic processes
    • C07C2/62Catalytic processes with acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2527/00Catalysts comprising the elements or compounds of halogens, sulfur, selenium, tellurium, phosphorus or nitrogen; Catalysts comprising carbon compounds
    • C07C2527/06Halogens; Compounds thereof
    • C07C2527/08Halides
    • C07C2527/12Fluorides
    • C07C2527/1206Hydrogen fluoride
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/584Recycling of catalysts

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オレフィンのイソパラフィンによるアルキル
化工程に使用され、酸可溶性油(ASO)を含有する弗
化水素触媒の再生方法を提供する 【構成】 発明方法はイソパラフィンによるオレフィン
のアルキル化に使用され、HFおよびASOを含有する
HF触媒をASOと共に除去されるHF損失を最小にし
て再生する方法である。HF触媒からのASO分離手段
を使用する。分離手段は、上部帯域、中間帯域および下
部帯域を有する分離帯域を限定する分離塔から成る分離
塔であり、下部帯域内には縦に配置された一連の固定バ
ルブ分別トレーがあり、固定バルブ分別トレーの各々に
は複数の開口部を限定するプレートが含まれ、各開口部
の上方にはプレートの開口部を通って上方に向う気体流
をプレートと実質的に平行方向に向けるため開口部と実
質的に同じ形状のバルブを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オレフィンおよびイソ
パラフィンアルキル化工程において使用された弗化水素
触媒の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】弗化水素(HF)触媒の存在下に、イソ
パラフィンを使用するオレフィンのアルキル化方法にお
いては、酸可溶性油(ASO)と呼ばれる副生物が生成
される。このASOはHF触媒の酸相中に可溶性であ
り、かつ、その溶解度のために時間経過と共に、これは
HF触媒の酸相中に蓄積される。除去しない場合には、
高いASO濃度によってHF触媒をアルキル化触媒とし
て無効にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ある濃度のASOを含
有するHFアルキル化触媒からASOを除去することに
よるHFアルキル触媒再生用の公知の方法が存在する。
HFアルキル化触媒を再生するための多数の公知の方法
では、除去されるASOに伴って失なわれるHF損失を
生ずる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によって、ある濃
度のASOを含有するHFアルキル化触媒の再生方法が
提供される。
【0005】本発明によって、ASO生成物に伴って除
去されるHF損失を最小にしてかようなHFアルキル化
触媒からASOを除去するHFアルキル化触媒の再生方
法も提供される。
【0006】従って、発明方法は、イソパラフィンによ
るオレフィンのアルキル化に使用され、かつ、HFおよ
びASOを含有するHF触媒の再生手段を提供する。H
F触媒からのASO分離用として分離手段が使用され
る。分離手段には、上部帯域、中間帯域および下部帯域
を有する分離帯域で分離帯域を限定する分離塔から成
り、該下部帯域内には間隔を置いて縦に配置された一連
の固定バルブ分別トレーが含まれており、固定バルブ分
別トレーの各々には複数の開口部を限定するプレートが
含まれ、かつ、各開口部の各々の上部には、プレートの
開口部を通って上方に通過する気体流を、プレートと実
質的に平行に向けるために開口部と実質的に同じ形状を
有し、固定的に配置されたバルブがある。HF触媒は、
分離塔の中間帯域中に導入される間に液体イソパラフィ
ンの還流は分離塔の上部帯域に導入され、そして、蒸気
状イソパラフィンストリッピング流体は分離塔の下部帯
域、但し、間隔を置いて縦に配置された一連の固定バル
ブ分別トレーの下部に導入される。HFのオーバーヘッ
ド流およびASOのボトム流が分離塔から除去される。
【0007】イソパラフィンによるオレフィンのアルキ
ル化に使用され、かつ、HFおよびASOを含有するH
F触媒の再生用としてHF触媒からASOを分離するた
めに分離手段を使用する発明方法の他の態様も提供され
る。分離手段は、分離帯域および下部帯域を限定する分
離塔から成り、該下部帯域内には間隔を置いて縦に配置
された分別トレーが含まれる。HF触媒は、分離塔の中
間帯域に導入され、その間液体イソパラフィンの還流は
分離塔の上部帯域に導入され、かつ、蒸気状イソパラフ
ィンストリッピング流体は分離塔の下部帯域、但し、間
隔を置いて縦に配置された一連の分別トレーの下方に導
入される。HFのオーバーヘッド流が分離塔から除去さ
れる。下部帯域および間隔を置いて縦に配置された一連
の分別トレーの下方には、ある濃度のHFを含有する上
部相および上部相より高濃度のHFを含有する下部相を
含む少なくとも2種の液相が得られる。上部相は下部帯
域から除去され、下部相は分離手段の中間帯域に導入さ
れる。
【0008】図1を参照すると、アルキル化反応帯域を
限定するアルキル化反応器10が示されている。オレフ
ィン供給流は、導管12を通ってアルキル化反応器10
に導入され、イソパラフィン供給流は導管14を通って
アルキル化反応器10に供給される。オレフィン供給流
は、一般に、2〜5個の炭素原子を有する1種以上のオ
レフィンを含有し、イソパラフィン流は、一般にイソブ
タンおよび(または)イソペンタンから成る。典型的操
作において、オレフィン供給物はプロピレンおよびブチ
レンの混合物から成り、一方イソパラフィン供給物は主
としてイソブタンから成る。弗化水素を含有する触媒
は、導管16および再循環導管18および19を通って
アルキル化反応器10に導入される。典型的なアルキル
化法操作においては、HFは液相中にあり、かつ、少な
くとも約90%の純度を有する。新しい補給触媒は、必
要に応じて導管16を経て導入できる。アルキル化反応
器からの流出物は、セトラー20に入り、この中で酸相
と炭化水素相間で相分離が行なわれる。炭化水素相は、
導管22を通ってセトラー20から除去され、下流の処
理工程へ通過する。
【0009】酸相は導管24を経てセトラー20から除
去される。酸相流の少なくとも一部分は、再循環導管1
9を経てアルキル化反応器10に直接再循環される。残
余の酸相流は、伝熱帯域を限定し、かつ、酸相流に熱を
伝導させる手段を提供するヒーター30が挿入されてい
る導管28を経て分離塔32に通過する。分離塔32
は、上部帯域、中間帯域および下部帯域から成り、か
つ、酸相のHFからASOを分離させる分離手段となる
分離帯域を限定する。精製HF流は、導管18を経て分
離塔32からのオーバーヘッド流として除去され、か
つ、アルキル化反応器10へ再循環される。ASO流は
導管34および36または導管37を経て分離塔32か
らのボトム流として除去される。
【0010】液体炭化水素還流物は、伝熱帯域を限定
し、かつ、液体炭化水素還流物からの伝熱手段を提供す
るコーデンサー40が中間に挿入されている。導管38
を経て分離塔32の上部帯域中に導入される。還流物
は、分離塔32の上部帯域内に配置されている分配トレ
ー42上に導入される。分離塔32の下部帯域には、固
定バルブ分別トレー50のような複数の気−液接触手段
が装備されている。ストリッピング用イソブタンは、導
管44によって分離塔32の下部帯域に導入される。導
管44中には、伝熱帯域を限定し、かつ、分離塔32中
に導入されるストリッピング用イソブタンの加熱および
(または)気化用の手段を提供する気化器48が挿入さ
れている。
【0011】ASOを含有する下部流は、導管34を経
て分離塔32から除去され、導管36によって下流へ通
過する。本発明の追加態様として、下部流の少なくとも
一部分は導管52によって分離塔32に再循環または戻
される。導管52中には、下部流の少なくとも一部分を
分離塔32に再循環させるのに必要な仕事入力を供給す
るためのポンプ54が挿入されている。下部流の少なく
とも一部分は、酸相の導入口点の下方、但し、間隔を置
いて縦に配置されている一連の固定バルブ分別トレー5
0が含まれている分離塔32の下部帯域の上方の位置で
分離塔32の中間帯域中に導入される。本発明の別態様
には、所望により、導管37を経て分離塔32からのボ
トム流の引抜が含まれる。
【0012】図2には、間隔を置いて縦に配置されてい
る一連の固定バルブ分別トレー50を含有する下部帯域
を含む分離塔32の拡大詳細図を示す。間隔を置いて縦
に配置された固定バルブ分別トレー50の各々には、あ
る厚さを有し、かつ、気体流を上方に通過させるための
パターンまたは複数の開口部60(図3に示す)を限定
するプレートまたはデッキ56が含まれる。個々の開口
部60は、約4.64〜約371.6cm2 (約0.0
05〜約0.40ft2 )、好ましくは約9.29〜約
278.7cm2 (約0.01〜約0.30ft2 )、
そして最も好ましくは13.9〜232.2cm
2 (0.015〜0.25ft2 )の範囲内の断面積で
ある。
【0013】各固定バルブ分別トレー50には降下管6
2が設置されている。各降下管62には、分離塔32の
内部全体に伸びるように分離塔32の内部面に対して反
対端で確保されている垂直のプレートが含まれる。降下
管62の垂直プレートは、プレート56の平面より上方
に伸びるエッジ64を形成し、各プレート56上の液の
高さを保持するための約1.27〜約10.16cm
(約0.5〜約4inch)の高さを有するオーバーフ
ローせきを限定する。降下管62の垂直プレートは、ま
た、下方に位置する固定バルブ分別トレー50に極く近
くまで下方に伸びている。降下管62は上方の固定バル
ブ分別トレー50からの液体がかようなトレーの最後ま
で通過し、かつ、その降下管62によって分離塔32の
底部に向うように下方の固定バルブ分別トレー50まで
液体を導くように分離塔32の内部の反対側上に位置す
る。かように、固定バルブ分別トレーおよび降下管62
の配置は、液体流が分離塔32の内部を下方に踏み面
(stain-step) 型流を形成し、液体は各プレート56に
沿って水平に流れ各降下管62の下方のトレーに向けら
れる。
【0014】液体は、分離塔32を上方に流れ、かつ、
開口部60を通過する気体によって各トレーの上部に保
持される。好ましくは、開口部60を通る気体流は、各
プレート56の上部に保留される液体の実質的部分がか
ような開口部を通って落下するのを防止するのに十分で
なければならず、かつ、各トレー50の上部上の液体の
高さを維持するのに十分でなければならない。
【0015】分離塔32の下部帯域に形成または供給さ
れる液体高さは、主としてASOを含有するがある濃度
のHFも含有する。分離塔32の下部帯域中には少なく
とも2種の液相が形成されることが見出されている。上
部相66は、下相68中のHFの濃度より低い濃度のH
Fを含有する。一般に、上部相66は、約20重量%未
満、好ましくは約10重量%未満、最も好ましくは5重
量%未満のHF濃度を有する。下部層68の場合には、
HF濃度は上部相より高いHF濃度であり、約50重量
%もの高くなりうる。
【0016】本発明の一態様においては、分離塔32か
ら抜取るボトム流は下部相68ではなく上部相66から
採取することが重要である。ボトム流として下部相68
ではなく上部相を除去することによって、上部相中の低
いHF濃度のためにHF損失が減少する。上部相66よ
り高い濃度のHFを有する下部相68の再循環と組合せ
てボトム流として上部相66を除去して分離塔の32に
送る方法は、ボトム流使用の際のHF損失の著しい減少
が達成される。
【0017】図4には、単一開口部60および関連する
固定バルブのクローズアップ斜視図を示す。本明細書の
初めに記述したように、各プレート56は複数の開口部
60を限定するが、かような開口部60に連携するのは
各開口部60の上部に固定的に間隔を置いて配置されて
いる固定バルブ70である。固定バルブ70はその連携
する開口部60と実質的に同じ形状を有し、かつ、開口
部60を通って上方に通過する気体流をプレート56に
平行な水平方向に向けるために設置されている。この形
状によって、上方に流れる気体と各プレート56を横切
って流れる液体との緊密な接触が行なわれる。水平平面
プレート56と固定バルブ70の水平面との距離によっ
て測定した各開口部60の上方の間隔は、約0.25〜
約1.27cm(約0.1〜約0.5inch)、好ま
しくは約0.38〜約1.14cm(約0.15〜約
0.45inch)、最も好ましくは0.50〜1.0
1cm(0.2〜0.4inch)の範囲内である。
【0018】ある濃度のASOを含有するHF触媒の再
生における本方法の重要な特徴は、本明細書に記載のよ
うな固定分別トレー50が適切に装置され分離塔32で
ある。本発明の他の特徴と組合されたかようなトレーの
使用によって、ASO−含有HF触媒からのASO除去
に伴って失なわれるHFの量を減少させてASO−含有
HF触媒からASOを分離することができることが見出
された。
【0019】ASO−含有HF触媒を、約93〜149
℃(約200〜約300°F)の範囲内、好ましくは1
21〜146℃(250〜295°F)の範囲内の温度
で分離塔32の中間帯域に装入する。HFを含有する精
製HFのオーバーヘッド流の温度は、約93〜約149
℃(約200〜約300°F)の範囲内、好ましくは1
21〜約146℃(250〜295°F)の範囲内であ
る。
【0020】イソパラフィン還流に関しては、その温度
は約4.4〜約60℃(約40〜約140°F)。好ま
しくは15.6〜49℃(60〜120°F)の範囲内
である。イソパラフィン還流体として好ましいイソパラ
フィンは、イソブタンである。
【0021】ストリッピング用イソパラフィン流は、分
離塔32の下部帯域内に含まれている間隔を置いて縦に
配置されている一連の固定バルブ分別トレーの下方の入
口箇所で蒸気または気体の形態で分離塔32の下部帯域
に導入される。この蒸気状イソパラフィンは、各固定バ
ルブ分別トレー50の開口部60を通って上方に上昇
し、ASO−含有HF触媒からのASOおよびHFの分
離用に役立つ。好ましいストリッピング用イソパラフィ
ンはイソブタンであり、これは約135℃(約275°
F)以上の温度、好ましくは149〜204℃(300
〜400°F)の範囲内である。
【0022】塔32が操作される圧力は、一般に、7.
03〜14.06kg/cm2 絶対圧(100〜200
psia)、好ましくは6.78〜12.30kg/c
2絶対圧(125〜175psia)の範囲内であ
る。
【0023】ASO−含有HF触媒は、一般に、ASO
−含有HF触媒の全重量に基づいて約1.0重量%以上
のASO濃度を有するであろう。特別には、ASO濃度
は約1.25〜約10重量%の範囲内、さらに特別に
は、1.5〜5重量%の範囲内である。
【0024】HFを含有する精製HFのオーバーヘッド
流は、ASO−含有HF触媒より低いASO濃度を有す
るであろう。すなわち、ASO濃度は一般に1.0重量
%未満であろう。
【0025】ASOボトム流に関しては、この流中のH
Fの量を最小にすることが望ましく;実際にASOボト
ム流に伴って失なわれるHFの量がASO−含有HF触
媒再生の他の方法に比較してはるかに少いことが本発明
の利点である。ボトム流は、ボトム流の全重量に基づい
て少なくとも約50重量%の濃度でASOを含有する。
好ましくはASO濃度は、少なくとも約60重量%好ま
しくは少なくとも70重量%である。
【0026】ボトム流と共に失なわれるHF量を最小に
するためにもボトム流中におけるHF濃度を最小にする
ことが最も望ましい、従ってHF濃度はボトム流の約5
0重量%未満、好ましくは約40重量%未満、最も好ま
しくは30重量%未満である。
【0027】本明細書の他の箇所で論議したように、分
離塔32の下部帯域において確立された液体層は、上部
相および下部相を含む少なくとも2種の別個の液相を形
成する。上部相は、下部相より低いHF濃度有する。一
般に、下部相は、上部相より高い濃度のHFを含有す
る。特定的には、上部相のHF濃度は約20重量%未
満、好ましくは約10重量%未満、最も好ましくは5重
量%未満である。下部相は約50重量%のような高いH
F濃度を有する。
【0028】〔例〕次の例は、本発明およびその利点を
さらに説明するためのものである。
【0029】例I この例では、Sweeny. Texas に在るPhillips Peteraleu
m Canpany 精油所で行った本発明の実際の装置におよび
操業の結果を要約する。この工程では、慣用のスロープ
式またはインクライントレーを使用したため高い酸損失
を経験した。インクライントレーを分離塔から除去し、
固定バルブ分別トレーに取替えた。一定期間の運転後
に、分離等の非常に改良された性能およびASOボトム
生成物に伴うHF損失の有意の減少を明らかに示すデー
タが得られた。
【0030】次の表に、分離塔変更の直前の各6時間お
よび分離塔変更後の各7時間の実際のHF損失を示す。
このデータは、慣用方法でのASOボトム生成物中の平
均HF損失は、15,604kg(34,676 lp
s)/時間であり、新規の方法の設置および運転後の8
384kg(18,633 lps)/時間の平均HF
損失より著しく高かった。これらの数値は、関連するア
ルキル化工程における平均酸消費量が新規方法によって
生成されるアルキレート1リットル当り0.16gのH
F(0.06 lbs/barrel)であるのに対し
慣用方法ではアルキレート1リットル当り0.33gの
HF(0.12 lps /barrel)になる。
【0031】
【表1】
【0032】例II 本例では、Phillips Peteroleum Company Alkylation P
rocess Unit の酸改造塔の改造設計用に使用する計算物
質収支からの選択された値を示す。流れ数字は、図1お
よび2の値に等しい。流れ組成物から分かるように、流
れ34のHF濃度が10重量%であるのに比較して流れ
37の濃度は0.5重量%である。このことは、酸改造
塔の下部液体層における上部液相が下部液相よりHF濃
度が低いことを例証している。また、物質収支では、下
部相の再循環によってASO生成物と共に失なわれるH
F損失が著しく減少し、かつ、最小化されることも示し
ている。
【0033】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一態様の工程の略図
【図2】分離塔の縦断面図。
【図3】断面3−3に沿って見た分離塔の下部帯域の水
平断面図、固定バルブ分別トレーを示す。
【図4】固定バルブ分別トレーの単一の代表的固定バル
ブ分別トレーの斜視図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレフィンおよびインパラフィンアルキ
    ル化工程において使用された、弗化水素(HF)および
    酸可溶性油(ASO)を含有するHF触媒の再生方法で
    あって:上部帯域、中間帯域および下部帯域を有する分
    離帯域を定める分離塔から成る分離手段であって、下部
    帯域には間隔を置いて縦に配置された一連の固定バルブ
    分別トレーが含まれ、該固定バルブ分別トレーの各々は
    複数の開口部を定めるプレートを有し、かつ、該開口部
    の各々の上部には、該プレートの開口部を通って上方に
    向う気体流を該プレートと実質的に平行な方向に向ける
    ため該開口部と実質的に同じ形状を有するバルブが間隔
    をおいて固定されている前記のHF触媒からのASO分
    離用の分離手段を使用し;該HF触媒を前記の中間帯域
    中に導入し;還流として液体イソパラフィンを前記上部
    帯域中に導入し;前記の下部帯域および前記の縦に間隔
    をおいて配置された一連の固定バルブ分別トレーの下方
    に蒸気状イソパラフィンストリッピング用流体を導入
    し;該上部帯域から精製HFを含有するオーバーヘッド
    流を除去し;前記の下部帯域からASOを含有するボト
    ム流を除去し;そして該ボトム流の少なくとも一部分を
    前記のHF触媒の導入箇所の下部で前記の中間帯域中に
    導入する諸工程から成ることを特徴とする前記のHF触
    媒の再生方法。
  2. 【請求項2】 前記のプレートによって限定された前記
    の複数の開口部の各々が、約4.64〜約371.6c
    2 (約0.005〜約0.40ft2 )の範囲内の断
    面積を有する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記の複数の開口部の各々の上部の固定
    間隔の距離が、前記のプレートの水平面および前記のバ
    ルブの水平面からの距離として測定して約0.25〜約
    1.27cm(約0.1〜約0.5inch)の範囲内
    である請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記のボトム流中におけるASOの濃度
    が、該ボトム流の全重量に基づいて少なくとも約50重
    量%であり、かつ、該ボトム流中におけるHF濃度が該
    ボトム流の全重量の約50重量%未満である請求項1〜
    3の任意の1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 オレフィンおよびイソパラフィンアルキ
    ル化工程において使用されたHFおよびASOを含有す
    るHF触媒の再生方法であって;上部帯域、中間帯域お
    よび下部帯域を有する分離帯域を定める分離塔から成
    り、該下部帯域内に間隔を置いて縦に配置された一連の
    分別トレーが含有されている前記のHF触媒からのAS
    O分離用の分離手段を使用し;該HF触媒を前記の中間
    帯域に導入し;還流として液体イソパラフィンを前記の
    上部帯域に導入し;前記の下部帯域および前記の間隔を
    置いて縦に配置された一連の分別トレーの下部中に蒸気
    状イソパラフィンストリッピング用流体を導入し;前記
    の上部帯域から精製HFを含有するオーバーヘッド流を
    除去し;あるHF濃度を有する上部相および該上部相の
    HF濃度より高いHF濃度を有する下部相を含む少なく
    とも2種の液相を、前記の下部帯域および前記の間隔を
    置いて縦に配置された一連の分別トレーの下部に供給
    し;前記の下部帯域から前記の上部相を除去し;そして
    前記の下部相を前記の中間帯域に導入する諸工程から成
    ることを特徴とする前記のHF触媒の再生方法。
  6. 【請求項6】 前記の上部相の前記のHF濃度が、約1
    0重量%未満である請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記の上部相の前記のHF濃度が、約5
    重量%未満である請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記の上部相がASOおよびHFを含有
    し、そして前記の下部相が水およびHFを含有する請求
    項5〜7の任意の1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記の間隔を置いて縦に配置された一連
    の分別トレーが、固定バルブ分別トレーの各々が複数の
    開口部を限定するプレートを含む固定バルブ型であり、
    かつ、該開口部の各々の上部には、前記のプレートの該
    開口部を通って上方に通過する気体流を該プレートと実
    質的に平行な方向に向けるため該開口部と同じ形状を有
    する固定間隔に配置されたバルブを有する請求項5〜8
    の任意の1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記のHF触媒中におけるASOの濃
    度が該HF触媒の全重量に基づいて約1.0重量%以上
    であり、かつ、前記の精製HFのオーバーヘッド流中に
    おけるASO濃度が該オーバーヘッド流の1.0重量%
    未満である請求項1〜9の任意の1項に記載の方法。
JP7166510A 1994-08-30 1995-06-30 弗化水素触媒の再生方法 Pending JPH0871432A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US298016 1994-08-30
US08/298,016 US5527980A (en) 1994-02-24 1994-08-30 Regeneration of hydrogen fluoride alkylation catalyst

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0871432A true JPH0871432A (ja) 1996-03-19

Family

ID=23148642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7166510A Pending JPH0871432A (ja) 1994-08-30 1995-06-30 弗化水素触媒の再生方法

Country Status (16)

Country Link
US (1) US5527980A (ja)
EP (1) EP0703002B1 (ja)
JP (1) JPH0871432A (ja)
KR (1) KR960007004A (ja)
AT (1) ATE186231T1 (ja)
AU (1) AU673308B2 (ja)
BR (1) BR9503035A (ja)
CA (1) CA2152337C (ja)
DE (1) DE69513118T2 (ja)
DK (1) DK0703002T3 (ja)
ES (1) ES2137425T3 (ja)
FI (1) FI954054A (ja)
GR (1) GR3032305T3 (ja)
HU (1) HU219187B (ja)
NO (1) NO311332B1 (ja)
TW (1) TW287121B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008143126A1 (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. 蒸発器および蒸発方法、メタクロレインまたは(メタ)アクリル酸の製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6228650B1 (en) 1997-12-17 2001-05-08 Phillips Petroleum Company Acid catalyst regeneration control
US7481871B2 (en) * 2004-12-10 2009-01-27 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Vapor/liquid separation apparatus

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2551881A (en) * 1947-09-05 1951-05-08 Phillips Petroleum Co Method of recovering hydrogen fluoride
US2914590A (en) * 1958-02-21 1959-11-24 Phillips Petroleum Co Hydrofluoric acid recovery from alkylation acid waste stream
US3721720A (en) * 1971-01-25 1973-03-20 Phillips Petroleum Co Purification of hf catalyst in alkylation process
US3793394A (en) * 1972-05-08 1974-02-19 Phillips Petroleum Co Purification of hf catalyst in alkylation process
US4014953A (en) * 1975-02-05 1977-03-29 Phillips Petroleum Company Method for purifying HF catalyst in an isoparaffin-olefin alkylation
US3975164A (en) * 1975-02-05 1976-08-17 Phillips Petroleum Company Apparatus for purifying HF catalyst in an alkylation process
US4199409A (en) * 1977-02-22 1980-04-22 Phillips Petroleum Company Recovery of HF from an alkylation unit acid stream containing acid soluble oil
US4316998A (en) * 1980-07-29 1982-02-23 Phillips Petroleum Company Treatment of sulfur-containing HF-alkylation feed, hydrocarbon product, propane and acid-soluble oils derived from the alkylation
US4454369A (en) * 1982-05-07 1984-06-12 Phillips Petroleum Company HF Alkylation process
US4663026A (en) * 1984-11-28 1987-05-05 Mobil Oil Corporation Solvent extraction and purification of acid soluble oil from an HF alkylation unit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008143126A1 (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. 蒸発器および蒸発方法、メタクロレインまたは(メタ)アクリル酸の製造方法
JP5451071B2 (ja) * 2007-05-15 2014-03-26 三菱レイヨン株式会社 メタクロレインまたは(メタ)アクリル酸の製造装置、蒸発方法、メタクロレインまたは(メタ)アクリル酸の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
FI954054A (fi) 1996-03-02
HUT75950A (en) 1997-05-28
FI954054A0 (fi) 1995-08-29
ES2137425T3 (es) 1999-12-16
BR9503035A (pt) 1996-10-01
NO953379L (no) 1996-03-01
NO953379D0 (no) 1995-08-29
EP0703002B1 (en) 1999-11-03
AU673308B2 (en) 1996-10-31
AU2321795A (en) 1996-03-14
NO311332B1 (no) 2001-11-19
DE69513118D1 (de) 1999-12-09
CA2152337A1 (en) 1996-03-01
HU9502533D0 (en) 1995-10-30
DK0703002T3 (da) 2000-01-03
HU219187B (hu) 2001-02-28
KR960007004A (ko) 1996-03-22
ATE186231T1 (de) 1999-11-15
US5527980A (en) 1996-06-18
EP0703002A1 (en) 1996-03-27
GR3032305T3 (en) 2000-04-27
DE69513118T2 (de) 2000-03-02
TW287121B (ja) 1996-10-01
CA2152337C (en) 1999-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4199409A (en) Recovery of HF from an alkylation unit acid stream containing acid soluble oil
US6291734B1 (en) Integrated low pressure depropanizer/debutanizer column
EP0019400B1 (en) Twin tower distillation of crude oil
US4406868A (en) Process and apparatus for removing H2 S from gas streams
US4014953A (en) Method for purifying HF catalyst in an isoparaffin-olefin alkylation
JP2006520784A (ja) エチレン回収における分配型蒸留の低資本実装
CA2136875A1 (en) Alkylation reactor with internal acid cooling zones
US3766021A (en) Process and apparatus for fractionator reboiling with minimized fouling by centifuging and decanting
US3975164A (en) Apparatus for purifying HF catalyst in an alkylation process
US5547909A (en) Regeneration of hydrogen fluoride alkylation catalyst
US9545614B2 (en) Pneumatically agitated ionic liquid alkylation using vaporization to remove reaction heat
US3871969A (en) Apparatus for purifying HF
US4009217A (en) Process for production and dehydrogenation of ethylbenzene
JPH0871432A (ja) 弗化水素触媒の再生方法
US3793264A (en) Purification of hf catalyst in alkylation process
US4513165A (en) Alkylation process
WO2016148974A1 (en) Pneumatically agitated ionic liquid alkylation using vaporization to remove reaction heat
EP0224882B1 (en) Catalytic alkylation process and apparatus
US2894050A (en) Alkylation of hydrocarbons
US3879487A (en) Hydrogen fluoride alkylation utilizing a heat exchanger in the settling zone
US3793394A (en) Purification of hf catalyst in alkylation process
US3784628A (en) Removing alkyl fluoride with hf acid from an alkylation hydrocarbon effluent
WO2021091433A1 (ru) Способ и система алкилирования ароматических углеводородов олефинами
US3966417A (en) Apparatus for contacting alkylate containing alkyl fluoride with hydrogen fluoride
US4180526A (en) Alkylation process utilizing side draw vapor as heat source in isostripper