JPH0871071A - 手術用マニピュレータシステム - Google Patents

手術用マニピュレータシステム

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JPH0871071A
JPH0871071A JP6208885A JP20888594A JPH0871071A JP H0871071 A JPH0871071 A JP H0871071A JP 6208885 A JP6208885 A JP 6208885A JP 20888594 A JP20888594 A JP 20888594A JP H0871071 A JPH0871071 A JP H0871071A
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JP
Japan
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coordinate system
manipulator
link
operating
joint
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Application number
JP6208885A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Michiguchi
信行 道口
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手術器械である内視鏡や処置具を体腔内で動作
させるための計算機の計算量を減らすことによって計算
機への負担を軽減できる応答性及び操作性の優れた手術
用マニピュレータシステムの提供を目的としている。 【構成】本発明の手術用マニピュレータシステムは、複
数の軸を有する多関節構造の手術用マニピュレータ6,
9と、この手術用マニピュレータ6,9に設けられ体腔
内に挿入可能な手術器械8,8´と、手術用マニピュレ
ータ6,9の位置および/または姿勢を決定するための
操作手段5,15と、この操作手段5,15により決定
される位置および姿勢の一部を、前記手術用マニピュレ
ータの複数の軸の一部により決定される位置または姿勢
に対応させる制御手段とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体の例えば体腔内に
挿入したマニピュレータを操作手段によって遠隔的に操
作し、診断・処置等の手術を行なう手術用マニピュレー
タシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、腹壁等の体壁に挿入孔を開け、こ
の挿入孔を通じて内視鏡や処置具を経皮的に体腔内に挿
入することにより体腔内で様々な処置を行なう内視鏡下
手術が行われている。こうした術式は大きな切開を要し
ない低侵襲なものとして胆のう摘出手術や肺の一部を摘
出除去する手術等で広く行われている。
【0003】一方、内視鏡や処置具を搭載し、遠隔操作
により内視鏡や処置具を作動し、術者に代わって手術を
行なう手術用マニピュレータが、例えば、米国特許第5
217003号明細書で知られている。こうした手術用
マニピュレータは、通常、内視鏡や処置具を備える挿入
部が多関節構造となっており、各関節部をアクチュエー
タにより動作させることで、体腔内における目的部位に
対するアプローチを容易ならしめている。
【0004】ところで、前述した内視鏡下手術において
は、体壁に開けた挿入孔から体腔内に挿入される内視鏡
や処置具が体腔内の極力広い範囲で動作できることが望
ましい。このような動作は、自由度の大きい多関節構造
の挿入部を備えた手術用マニピュレータを用いることに
よって実現可能となる。例えば特願平6−131810
号明細書に記載されている多関節構造の挿入部を備えた
手術用マニピュレータを用いれば、体腔内における目的
の位置で且つ所望のオリエンテーションで作業を行なう
ことができる。さらに、特願平6−131811号明細
書に記載された座標変換機能を備えれば、手術用マニピ
ュレータを体腔内で術者の要望通りに動作させることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
6−131811号明細書に記載されているように、入
力手段からの位置及び姿勢情報を内視鏡及び処置具の先
端のT C P (ToolCenter Point)に対応させる場
合には、大きな負担を計算機に課すこととなる。
【0006】すなわち、例えば、体腔内において任意の
位置及び姿勢をとれるようにするためには、6自由度以
上のマニピュレータが必要であるが、前述した挿入孔に
より2自由度が拘束されてしまうため、最低でも8自由
度を有するマニピュレータが必要となってしまう。つま
り、関節変数が8つとなる。しかし、入力手段からの位
置及び姿勢情報からは合計6つの独立変数しか得られ
ず、したがって、関節変数を導出するためには新たな境
界条件が必要となってくる。こうした数学的な条件の
下、TCPに入力手段からの位置及び姿勢情報を対応さ
せて逆運動学方程式を解くことにより得られる各関節変
数解にあっては、解析解を得られない場合もあり、この
場合には、数値解を算出しなければならず、計算機の計
算量が解析解を処理する計算量よりも大きくなってしま
う。
【0007】このように、入力手段からの位置及び姿勢
情報を内視鏡及び処置具の先端のTCPに対応させる場
合には、計算機への負担が大きくなり、応答速度が遅く
なるなど、術者にとっては操作性が悪かった。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、手術器械である内視
鏡や処置具を体腔内で動作させるための計算機の計算量
を減らすことによって計算機への負担を軽減できる応答
性及び操作性の優れた手術用マニピュレータシステムを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決する手段】上記課題を解決するために、本
発明の手術用マニピュレータシステムは、複数の軸を有
する多関節構造の手術用マニピュレータと、この手術用
マニピュレータに設けられ体腔内に挿入可能な手術器械
と、手術用マニピュレータの位置および/または姿勢を
決定するための操作手段と、この操作手段により決定さ
れる位置および姿勢の一部を、前記手術用マニピュレー
タの複数の軸の一部により決定される位置または姿勢に
対応させる制御手段とを具備したものである。
【0010】
【作用】この構成によれば、操作手段からの位置および
姿勢情報を、手術用マニピュレータの複数の軸の一部に
対応させることにより、手術用マニピュレータを動作さ
せるために必要な計算量を減らすことができるため、計
算機への負担を軽減できる。
【0011】つまり、手術用マニピュレータの複数の軸
の一部に対応させることにより、関節変数解として多く
の場合に閉じた解、すなわち解析解が得られる(解析解
導出のための計算量は、数値解導出のための計算量に比
べて大幅に少ない。)。また、仮に解析解が得られず、
数値解になったとしても、操作手段の位置及び姿勢情報
を、手術用マニピュレータの先端であるTCPに対応さ
せるのに比較して、複数の軸の一部に対応させた方が、
計算量は大幅に少ない。いずれにしても、関節変数解導
出に必要な計算量は少なくて済む。したがって、計算機
への負担を軽減できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例につ
いて説明する。図1ないし図8は本発明の第1の実施例
を示すものである。まず、図1および図2を参照しなが
ら手術装置の全体構成について説明する。図中、1は手
術台であり、2は患者である。手術台1の両側壁にはベ
ッドサイドレール3が設けられ、このベッドサイドレー
ル3には術者4が操作する操作用マニピュレータ5と処
置用マニピュレータ6と観察用マニピュレータ9とが設
けられている。
【0013】処置用マニピュレータ6の先端部には手術
器械としての処置具8´が設けられている。なお、この
場合の処置具8´は、例えば、把持鉗子、電気メス、レ
ーザー等である。また、術者4によって操作される操作
用マニピュレータ5の位置及び姿勢の情報はモータコン
トロールユニット7に入力され、このモータコントロー
ルユニット7は、この位置及び姿勢の情報に基づいて、
処置用マニピュレータ6を動作させる。この場合、操作
用マニピュレータ5ではなく、ジョイスティック、3D
ディジタイザ、サイバーグローグ(商品名)等を用いて
も良い。
【0014】観察用マニピュレータ9の先端部には手術
器械としての内視鏡8が設けられている。内視鏡8には
例えば撮像素子が1対配置されており、これによって、
体内の画像情報を立体的に得ることができるようになっ
ている。つまり、これら一対の撮像素子で得られた画像
情報は、1対のカメラコントロールユニット10a,1
0bを介して画像処理装置11a,11bに送られ、モ
ニター12あるいはヘッドマウントディスプレイHMD
13で立体表示される。また、内視鏡8には光源装置1
4が接続されており、観察部位の照明を行うことができ
るようになっている。
【0015】位置検出センサとしての3Dディジタイザ
15が、術者の頭部に固定されるヘッドマウントディス
プレイ(HMD)13に装着されている。なお、3Dデ
ィジタイザ15は術者の頭部に直接に固定されていても
良い。モータコントロールユニット16は、3Dディジ
タイザ15の動きすなわち術者の頭部の動きを検出する
ことによって、観察用マニピュレータ9を術者の頭部の
動きに合わせて動作させるように制御する。なお、3D
ディジタイザ15の代わりに、ジョイスティック、3D
マウス、超音波センサ、あるいは観察用マスターマニピ
ュレータを用いても良い。
【0016】患者2の腹壁には挿入孔2aが開けられ、
この挿入孔2aを通じて内視鏡8と処置具8´が経皮的
に体腔内に挿入されている。挿入孔2aは、術中に患者
が動かない限り、空間的に固定された孔である。
【0017】次に、図3ないし図8を参照しながら、観
察用マニピュレータ9に関し、3Dディジタイザ15か
らの位置および姿勢情報に基づく関節変数解導出ための
逆運動学方程式の解法について説明する。なお、以下、
観察用マニピュレータ9が内視鏡8を含めた一体的なも
のであるとして話を進めることとする。
【0018】図3には観察用マニピュレータ9のリンク
構造20が示されている。リンク構造20を形成する各
リンクのうち、第0リンク21は手術台1の両側壁に設
けられたベッドサイドレール3に接続される台座であ
る。この第0リンク21から第1リンク22、第2リン
ク23、第3リンク24、第Aリンク25、第Bリンク
26、第4リンク27、第5リンク28、第6リンク2
9のそれぞれが、第1関節30(以下、関節A1とい
う。)、第2関節31(以下、関節A2という。)、第
3関節32(以下、関節A3という。)、第A関節33
(以下、関節AAという。)、第B関節34(以下、関
節ABという。)、第4関節35(以下、関節A4とい
う。)、第5関節36(以下、関節A5という。)、第
6関節37(以下、関節A6という。)の各関節を介し
て屈曲自在に連結されている。なお、この場合、撮像装
置(図示せず)は第6リンク29の先端部8aに取付け
られている。
【0019】各関節A1〜A6のうち、関節A2と関節
A3は直動関節であり、その他の関節は全て回転関節と
なっている。また、各関節A1〜A6は、例えば電磁モ
ータ等のアクチュエータ(図示しない)によって動作す
るようになっている。また、各関節A1〜A6にはエン
コーダが取り付けられており、これらのエンコーダによ
って各関節の軸回りの回転角或いは直動部の伸縮長さを
検出できるようになっている。
【0020】図4は、観察用マニピュレータ9の外観図
を示している。観察用マニピュレータ9のうち実際に体
腔内に挿入される部分は、第4リンク27の一部と第5
リンク28及び第6リンク29である。つまり、第4リ
ンク27が挿入孔2aを貫通した状態で第5リンク28
及び第6リンク29が体腔内に配置される。
【0021】図示のごとく、観察用マニピュレータ9
は、合計8つの関節A1〜A6を有する冗長機構を成し
ている。しかし、挿入孔2aにおいて2自由度が拘束さ
れてしまうため、内視鏡8の先端部8aでは機構的に6
自由度となる。したがって、図3および図4の機構にお
いて、体腔内に挿入される内視鏡8の先端部8aは、観
察用マニピュレータ9の動作範囲内であれば、体腔内で
任意の位置且つ任意の姿勢をとることが機構的に可能と
なる。
【0022】図5には、図3に示された各リンク21〜
28に設定されたリンク座標系が示されている。図中4
0は、第0リンク座標系40であり、第0リンク21上
に設定されたXYZ直交座標系である。以下、この第0
リンク座標系40をベース座標系40という。ベース座
標系40は、以後、観察用マニピュレータ9においての
基準座標系であり、観察用マニピュレータ9をベッドサ
イドレール3から動かさない限り、空間上に固定された
座標系である。
【0023】ベース座標系40に原点O1 を一致させて
第1リンク座標系41が第1リンク22上に設定されて
いる。後述するが、関節A1においての関節角θ1 が0
°の時に、第1リンク座標系41とベース座標系40の
両座標系が一致するように設定されている。また、第2
リンク座標系42〜第6リンク座標系48がそれぞれ第
2リンク23〜第6リンク29上に設定されている。こ
の場合、第3リンク座標系43の原点O3 と第Aリンク
座標系44の原点OA が一致するように設定されてい
る。また、第4リンク座標系46〜第6リンク座標系4
8の原点O4 ,O5 ,O6 が一致するように設定されて
いる。さらに、第6リンク座標系48の原点O6 は、第
6リンク29の先端部8aに一致せず、第4および第5
リンク座標系46,47の原点O4 ,O5 と一致するよ
うに設定されている。以下、第6リンク座標系48をリ
スト座標系48という。なお、各リンク座標系40〜4
8は、Demavit-Hartenberg表現に基づいてそれぞれ設定
されている。
【0024】図6には、観察用マニピュレータ9におけ
るリンクパラメータが示されている。図5に示される各
リンク座標系間の関係から、関節角θi 、ねじれ角α
i 、リンク長ai 、リンク間距離di (i=1,2,
3,A,B,4,5,6)のそれぞれがDemavit-Harten
bergの表現に基づいて得られる。なお、図6中にカッコ
でくくられた文字θ1 、d2 、d3 、θA 、θB 、θ
4 、θ5 、θ6 は、関節A1〜A6に対応する関節変数
である。なお、図5は、θ1 =θA =0°、θB =θ4
=θ5 =−90°、θ6 =90°の状態を示している。
【0025】ここで、一般に、第iリンク座標系と第
(i−1)リンク座標系との関係をリンク座標変換行列
i-1i (4×4行列)で表現することが知られてい
る。これに基づいて、前記リンクパラメータを参考にす
ると、例えば、ベース座標系40に対する第1リンク座
標系41のリンク座標変換行列01 が得られる。同様
に、各リンク座標変換行列、12233A
ABB44556 がそれぞれ得られる。
【0026】また、一般に、同次変換行列0i (4×
4行列)が、ベース座標系40に関して第i座標系の位
置および姿勢を表現することが知られている。さらに、
同次変換行列0i は、リンク座標変換行列i-1i
連続的に掛け合わせることにより得られる。以下、同次
変換行列0i をアーム行列0i という。
【0027】したがって、観察用マニピュレータ9にお
いて、ベース座標系40に対するリスト座標系48のア
ーム行列06 は、各リンク座標変換行列を用いて以下
のように表現できる。 0601 12 23 3A AB B4 45 56 (数式1)
【0028】
【数1】
【0029】なお、(数式1´)の06 は、ベース座
標系40の原点O0 からリスト座標系48の原点O6
向かう位置ベクトル(3×1ベクトル)であり、06
は、ベース座標系40に対するリスト座標系48の回転
行列(3×3行列)である。
【0030】次に、図7を参照しながら観察用マニピュ
レータ9における逆運動学方程式を解く際に必要な境界
条件について説明する。(数式1)には関節変数が合計
8つ存在する。つまり、未知数が8つ存在するというこ
とになる。一方、アーム行列06 の独立変数は、回転
行列06 の部分に3つ存在し、位置ベクトル06
部分に3つ存在する。つまり、6つの独立変数が存在す
る。したがって、アーム行列06 が任意に与えられた
場合には、これを満足する各関節変数解を数学的に一意
的に求めることが困難となる。このことから、逆運動学
方程式を解くためには、境界条件からの独立方程式が必
要となる。
【0031】今、図7において、第Bリンク座標系45
の原点OB とリスト座標系48の原点O6 とをそれぞれ
B,Cとし、また、挿入孔2aをAとする。ここで、A
はベース座標系40に対して空間的に固定された点であ
る。そして、さらに、ベース座標系40の原点O0 から
各B,C,Aへ向かう位置ベクトルをそれぞれP0B、P
0C、P0Aとし、BからAに向かう位置ベクトルをUA
BからCへの位置ベクトルをUC とすると、UA =P0A
−P0B、UC =P0C−P0Bとなる。ここで、P0Cはアー
ム行列06 においての06 であり、P0Bはアーム行
0B の右上の行列成分に相当する位置ベクトル(3
×1行列)である。
【0032】また、B,A,Cは、第4リンク27上に
ある関節A4の動作軸上に存在するため、空間的に常に
一直線上に存在する関係にある。つまり、UA とUB
の外積をUとすると次の境界条件が常に成立する。
【0033】U=UA ×UB =0(ゼロベクトル) (数式2) この(数式2)から分かるように、Uは常に0(ゼロベ
クトル)となる。したがって(数式2)からは独立方程
式が3つ得られる。
【0034】以上説明したように、(数式1)と(数式
2)とからは合計9つの独立方程式が得られるため、未
知数である関節変数θ1 〜θ6 が8つであることを考え
れば、数学的に解を得ることは可能である。
【0035】図8は、術者の動きと観察用マニピュレー
タ9との対応関係を示している。図示のごとく、3Dデ
ィジタイザ15にはセンサー座標系51(Osss
s)が設定されている。また、所定の位置にはセンサ
ー座標系51の基準座標系となるセンサーベース座標系
50(Os0s0s0s0)が設定されている。
【0036】センサーベース座標系50の原点Os0には
3Dディジタイザ15の波源となるソース(図示しな
い)が設けられており、このソースに対する3Dディジ
タイザの位置(X、Y、Z)および姿勢(ロール、ピッ
チ、ヨー)を容易に計測できるようになっている。すな
わち、センサーベース座標系50に対するセンサー座標
系51の位置関係を示す回転行列および位置ベクトルを
容易に求めることができるようになっている。また、術
者と観察用マニピュレータ9との対応については、術者
の動きとリスト座標系48との動きを一致させる。つま
り、センサー座標系51とセンサーベース座標系50と
の関係が、リスト座標系48とベース座標系40との関
係に一致するようにする。なお、図8では、センサーベ
ース座標系50とベース座標系40とが平行に位置して
いるが、その必要はない。
【0037】リスト座標系48をセンサー座標系51に
対応させて動作させるためには、アーム行列06 の回
転行列06 および位置ベクトル06 に、センサーベ
ース座標系50に対するセンサー座標系51の位置およ
び姿勢情報を対応させればよい。センサーベース座標系
50に対するセンサー座標系51の位置ベクトル及び回
転行列をそれぞれS0SS0S と定義すると、センサ
ー座標系51とセンサーベース座標系50との関係をリ
スト座標系48とベース座標系40との関係に一致させ
ることにより、06S0S および06S0S
成り立つ。したがって、アーム行列06 に、位置ベク
トルとしてS0S を、回転行列としてS0S をそれぞれ
代入し、その結果得られるアーム行列06 の各成分と
一致するように(数式1)の右辺の各関節変数θ1 〜θ
6 を境界条件(数式2)を用いて求めればよい。
【0038】境界条件(数式2)を用いて(数式1)か
ら逆運動学方程式を解くことにより得られる関節変数解
(θ1 、d2 、d3 、θA 、θB 、θ4 、θ5 、θ6
の形を以下に示す。
【0039】θ1 =θ1S0S ) θA =θA (θ1S0S ) θB =θB (θ1S0S ) d2 =d2 (θ1 、θA 、θBS0S ) d3 =d3 (θ1 、θA 、θBS0S ) θ4 =θ4 (θ1 、θA 、θBS0S ) θ5 =θ5 (θ1 、θA 、θBS0S ) θ6 =θ6 (θ1 、θA 、θBS0S ) このように、関節変数解θ1 〜θ6 は全て閉じた解すな
わち解析解として得られる。関節変数解の右辺のカッコ
内は、各関節変数解の導出に用いられる変数である。ま
た、S0S およびS0S はアーム行列06 内で用いら
れているものであり、3Dディジタイザ15からの位置
および姿勢を反映したものである。
【0040】なお、リンクパラメータおよび挿入孔2a
であるAの座標値は必要に応じて各関節変数解の中に入
っている。また、関節AAおよび関節ABを、アクチュ
エータがない状態すなわちフリー関節としても、観察用
マニピュレータ9の動作には支障がない。
【0041】また、本実施例では、術者の動きを3Dデ
ィジタイザ15によって検出して術者の動きに一致させ
るように観察用マニピュレータ9を動作させているが、
3Dディジタイザ15に代わって、例えば予め記憶され
たデータを基にして観察用マニピュレータ9を動作させ
ることも可能である。
【0042】以上説明したように、本実施例では、関節
変数解が全て解析解として求められる。そのため、数値
解の導出に比べて大幅に計算量を減らすことができるた
め、コンピュータへの負荷が少なくて済み、計算時間を
短縮できる。また、それに応じて、一定時間毎に操作入
力手段(3Dディジタイザ15)からの位置および姿勢
情報を取り込むサンプリング時間を短くすることができ
るため、応答性が向上し、結果的に操作性が向上する。
【0043】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。本実施例は、手術用マニピュレータとしてのスレ
ーブマニピュレータ(観察用マニピュレータ9)の動作
方向と、その操作手段(3Dディジタイザ15)の動作
方向との対応関係を任意に設定できるようにしたもので
ある。なお、本実施例の構成は第1の実施例と同一であ
るため、その説明を省略する。
【0044】図9は術者の動きと観察用マニピュレータ
9との対応関係を示している。リスト座標系48の基準
座標系となるタスク座標系60が設定されている。タス
ク座標系60は、任意に設定可能であり、ベース座標系
40に対して同次変換行列0t で表現される位置関係
にある。また、リスト座標系48のベース座標系40お
よびタスク座標系60に対する同次変換行列は06
よびt6 でそれぞれ表現される。
【0045】一方、センサー座標系51の基準座標系と
なるセンサータスク座標系61が設定されている。この
センサータスク座標系61は、任意に設定可能であり、
センサーベース座標系50に対して同次変換行列SOst
で表現される位置関係にある。なお、センサーベース座
標系50は、ソースを動かさない限り、空間上に固定さ
れた座標である。また、センサー座標系51のセンサー
ベース座標系50およびセンサータスク座標系61に対
する同次変換行列はSOs およびsts でそれぞれ表現
される。
【0046】術者と観察用マニピュレータ9との対応関
係については、術者の動きとリスト座標系48との動き
を一致させる。つまり、センサー座標系51とセンサー
タスク座標系61との関係を、リスト座標系48とタス
ク座標系60との関係に一致させる。
【0047】まず、同次変換行列SOs とアーム行列0
6 は、連鎖積を使うことにより、以下の式で表現でき
る。 SOsSOststs (数式3) 060tt6 (数式4) リスト座標系48をセンサー座標系51に対応させて動
作させるためには、(数式3)および(数式4)より、 stst6 (数式5) のごとき関係にすればよい。
【0048】また、同次変換行列sts は(数式3)を
変形することにより以下のように求められる。 sts =(SOst-1SOs (数式6) したがって、アーム行列06 は、(数式4)〜(数式
6)より 060t ・(SOst-1SOs (数式7) として得ることができる。ここで、同次変換行列0t
およびSOstはそれぞれ基準座標系であるため、行列内
の各要素は全て定数となる。したがって、アーム行列0
6 に関する変数は同次変換行列SOs だけとなる。
【0049】このようにして(数式7)からアーム行列
06 が導出されるため、(数式7)のアーム行列0
6 を(数式1)に適用し、第1の実施例と同様に(数式
1)および境界条件(数式2)を用いることにより、各
関節変数解θ1 〜θ6 が求められる。
【0050】以上説明したように、本実施例によれば、
3Dディジタイザー15のソースの位置を意識すること
なく任意の位置および姿勢で手術が行なえる。また、観
察用マニピュレータ9の動きをリスト座標系48やベー
ス座標系40を意識することなく術者の動きに対応させ
ることができるため、患部を観察しやすくなる。したが
って、手術の操作性が向上する。
【0051】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。本実施例は、第1の実施例及び第2の実施例で述
べた3Dディジタイザーと観察用マニピュレータ9との
対応関係を、操作用マスターマニピュレータ5と処置用
マニピュレータ6に適用したものである。
【0052】本実施例では、操作手段としての操作用マ
スターマニピュレータ9からの位置および姿勢の情報の
導出についてのみ説明する。なお、処置用マスターマニ
ピュレータと観察用マニピュレータとは同一構造である
ため、関節変数解の導出については第1の実施例或いは
第2の実施例と全く同じである。
【0053】図10は、操作用マスターマニピュレータ
5のリンク構造を示している。図中70は、第0リンク
であり、手術台1の両側壁に設けられたベッドサイドレ
ール3に接続される台座である。この第0リンク70か
ら第1リンク71、第2リンク72、第3リンク73、
第4リンク74、第5リンク75、第6リンク76のそ
れぞれが、第1関節77(以下、関節M1という。)、
第2関節78(以下、関節M2という。)、第3関節7
9(以下、関節M3という。)、第4関節80(以下、
関節M4という。)、第5関節81(以下、関節M5と
いう。)、第6関節82(以下、関節M6という。)の
各関節を介して屈曲自在に連結されている。なお、各関
節M1〜M6は全て回転関節により構成されている。ま
た、関節M1〜M6にはエンコーダが取り付けられてお
り、これによって、各関節軸回りの回転角を検出できる
ようになっている。
【0054】図11は、操作用マスターマニピュレータ
5の外観図を示している。第6リンク76の末端には鉗
子83が設けられている。この鉗子83の開閉はエンコ
ーダにより検出され、鉗子83の開閉動作と同様の開閉
動作が、処置用マニピュレータの先端に設けられた手術
器械としての処置具の例えばグリッパーで行なわれる。
すなわち、鉗子83の開閉動作と前記グリッパーの開閉
動作とが1対1で対応する。このような動作制御は前述
したモータコントロールユニット7(図1参照)によっ
て行なわれる。
【0055】操作用マスタマニピュレータ5が関節M1
〜M6から成る6軸機構を有していることにより、鉗子
83は、操作用マスタマニピュレータ5の動作範囲内で
あれば、任意の位置および姿勢をとることができる。
【0056】図12は、図10で示される操作用マニピ
ュレータ5の各リンク70〜76に設定されたリンク座
標系を示している。図12中、85は、第0リンク座標
系85であり、第0リンク70に設定されたXYZ直交
座標系である。以下、この第0リンク座標系85をマス
ターベース座標系85という。
【0057】マスターベース座標系85は、以後、操作
用マニピュレータ5においての基準座標系であり、操作
用マニピュレータ5をベッドサイドレール3から動かさ
ない限り、空間上に固定された座標系である。マスター
ベース座標系85に原点OM0を一致させて第1リンク座
標系86が第1リンク71上に設定されている。第2リ
ンク座標系87〜第6リンク座標系91がそれぞれ第2
リンク72〜第6リンク76上に設定されている。な
お、第4リンク座標系89〜第6リンク座標系91の原
点O4 ,O5 ,O6 は一致するように設定してある。
【0058】ここで、ハンド座標系92を設定する。ハ
ンド座標系92の原点Oh は、第6リンク座標系91の
原点O6 と一致し、ハンド座標系92のZh 軸およびX
h 軸はそれぞれ第6リンク座標系91のZ6 軸とY6
と反対向きになるように設定されている。なお、各リン
ク座標系85〜91は、Demavit-Hartenberg表現に基づ
いてそれぞれ設定されている。
【0059】図13には、操作用マニピュレータ5にお
けるリンクパラメータが示されている。図12で示され
る各リンク座標系85〜91の関係から、関節角θi
ねじれ角αi 、リンク長ai 、リンク間距離di (i=
1、2、3、4、5、6)がそれぞれDemavit-Hartenbe
rg表現に基づいて得られる。図13中で、カッコ内に囲
まれているθ1 〜θ6 は関節M1〜M6にそれぞれ対応
した関節変数である。なお、図12中に示されている操
作用マニピュレータ5は、θ1 =θ4 =θ6 =0°、θ
2 =θ3 =90°、θ5 =−90°の状態を示してい
る。また、リンクパラメータ中のリンク間距離d4 は、
リンク座標系の設定方法のためにマイナスの値である。
【0060】ここで、リンク座標変換行列i-1i (4
×4行列)を求める。前記リンクパラメータを参考にし
て、例えば、ベース座標系85に対する第1リンク座標
系86のリンク座標変換行列M01 が得られる。同様
に、各リンク座標変換行列1223344
556 がそれぞれ得られる。さらに、ハンド座標
系92の第6リンク座標系91に対する座標変換行列を
6h とすると、この座標変換行列6h と各リンク座
標変換行列M0156 とを掛け合わせることより、
アーム行列M0T´h が得られる。すなわち、 M0T´hM0112233445566h ……(数式8)
【0061】
【数2】
【0062】この場合、アーム行列M0T´h は、マスタ
ーアーム座標系85に対するハンド座標系92の位置関
係を表すものである。ここで、(数式8´)のM0h
は、マスターベース座標系85の原点OM0からハンド座
標系92の原点Oh へ向かう位置ベクトルであり、M0
h は、マスターベース座標系85に対するハンド座標系
92の回転行列である。また、(数式8)の右辺は、操
作用マニピュレータ5においての各関節変数θ1 〜θ6
からなる関数である。つまり、各関数変数θ1 〜θ6
決定されることより、回転行列M0h および位置ベクト
M0h が求まり、結果的に、アーム行列M0T´h が求
まるわけである。また、各関節変数θ1 〜θ6 が操作用
マニピュレータ5の関節M1〜M6に設けられたエンコ
ーダにより検出される回転角に対応しているため、術者
が鉗子83を操作することよって、術者の手および鉗子
83の位置及び姿勢情報がマスターベース座標系85に
対して求まる。
【0063】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。本実施例では、内視鏡と処置具とが一体となった
手術器械を手術用マニピュレータの先端に設けた場合に
ついて説明する。
【0064】図14の(a)中、95は手術用マニピュ
レータである。この手術用マニピュレータ95の先端部
96には、3Dスコープである内視鏡97と一対の処置
具98,99とが一体となった手術器械が設けられてい
る。図14の(b)に先端部96の拡大図が示されてい
る。
【0065】一方、操作手段として、図14の(c)に
示すような多関節構造を有するマスターマニピュレータ
100が設けられている。このマスターマニピュレータ
100の先端にはHMD13と一対の処置具操作用アー
ム101,102とが設けられている。処置具操作用ア
ーム101,102の一方と他方は一対の処置具98,
99の一方と他方にそれぞれ個別的に対応しており、こ
れらは、マスター(処置具操作用アーム)とスレーブ
(処置具)との関係をなす個別的に対応した動きをする
ようになっている。
【0066】また、内視鏡97は、術者の頭部の動きに
追従するように動作する。頭部の動きに関する情報は、
多関節構造をなすマスターマニピュレータ100の位置
および姿勢情報から得ることができる。なお、手術用マ
ニピュレータ95は、その先端部96の一対の処置具9
8,99を除いて、観察用マニピュレータ9と同一構造
になっている。
【0067】以上の構成によれば、術者がHMD13に
表示される立体画像を見ながら頭の位置を動かすと、そ
の動作に追従して立体的に観察可能な3Dスコープであ
る内視鏡97の観察位置(術野)が動作するため、術者
はあたかも体腔内にいるような臨場感が得られる。さら
に、HMD13に表示される立体画像を見ながら処置具
操作用アーム101,102を操作して処置具98,9
9の動作を行なうと、体腔内にいるような臨場感の中で
処置が可能となるため、開腹術の感覚で内視鏡下手術が
可能となる。
【0068】なお、以上説明してきた態様により、以下
の項で示す各種の構成が得られる。 1.複数の軸を有する多関節構造の手術用マニピュレー
タと、この手術用マニピュレータに設けられ体腔内に挿
入可能な手術器械と、手術用マニピュレータの位置およ
び/または姿勢を決定するための操作手段と、この操作
手段により決定される位置および姿勢の一部を、前記手
術用マニピュレータの複数の軸の一部により決定される
位置または姿勢に対応させる制御手段とを具備すること
を特徴とする手術用マニピュレータシステム。
【0069】2.前記手術器械が内視鏡であることを特
徴とする第1項に記載の手術用マニピュレータシステ
ム。 3.前記手術器械が処置具であることを特徴とする第1
項に記載の手術用マニピュレータシステム。
【0070】4.前記手術器械が内視鏡と処置具とを一
体にして構成されていることを特徴とする第1項に記載
の手術用マニピュレータシステム。 5.前記操作手段がマスターマニピュレータであること
を特徴とする第1項に記載の手術用マニピュレータシス
テム。
【0071】6.前記操作手段が位置センサであること
を特徴とする第1項に記載の手術用マニピュレータシス
テム。 7.前記操作手段の位置が手術用マニピュレータの関節
の位置に対応し、操作手段の姿勢が前記関節を基準とす
るマニピュレータの作用点までのオリエンテーションに
対応することを特徴とする第1項に記載の手術用マニピ
ュレータシステム。
【0072】8.前記手術用マニピュレータの関節が、
体腔内に挿入される前記手術器械の挿入部の湾曲部の基
部であり、前記オリエンテーションが前記湾曲部の湾曲
角に対応することを特徴とする第7項に記載の手術用マ
ニピュレータシステム。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の手術用マ
ニピュレータシステムによれば、操作手段からの位置お
よび姿勢情報を、手術用マニピュレータの複数の軸の一
部に対応させることにより、手術用マニピュレータを動
作させるために必要な計算量を減らすことができるた
め、計算機への負担を軽減できる。これによって、例え
ば計算時間が短縮されるため、手術用マニピュレータの
応答性が向上し、結果的に操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手術用マニピュレータシステムの全体
構成図である。
【図2】図1の手術用マニピュレータシステムの使用状
態の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る手術用マニピュレ
ータシステムの観察用マニピュレータのリンク構造図で
ある。
【図4】図3の観察用マニピュレータの外観図である。
【図5】図3の観察用マニピュレータの各リンクに設定
されたリンク座標系を示す図である。
【図6】図3の観察用マニピュレータにおけるリンクパ
ラメータを表としてまとめた図である。
【図7】観察用マニピュレータにおける逆運動学方程式
を解く際に必要な境界条件を求めるのに使用されるベク
トル図である。
【図8】術者の動きと観察用マニピュレータとの対応関
係を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係る観察用マニピュレ
ータと術者の動きとの対応関係を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係る操作用マスター
マニピュレータのリンク構造図である。
【図11】図10の操作用マスターマニピュレータの外
観図である。
【図12】図10の操作用マスターマニピュレータの各
リンクに設定されたリンク座標系を示す図である。
【図13】操作用マスターマニピュレータにおけるリン
クパラメータを表としてまとめた図である。
【図14】本発明の第4の実施例に係り、内視鏡と処置
具とが一体となった手術器械を有する手術用マニピュレ
ータの斜視図である。
【符号の説明】
5…操作用マスターマニピュレータ(操作手段)、6…
処置用マニピュレータ(手術用マニピュレータ)、7,
16…モータコントロールユニット、8…内視鏡(手術
器械)、8´…処置具(手術器械)、9…観察用マニピ
ュレータ(手術用マニピュレータ)、15…3Dディジ
タイザ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の軸を有する多関節構造の手術用マ
    ニピュレータと、この手術用マニピュレータに設けられ
    体腔内に挿入可能な手術器械と、手術用マニピュレータ
    の位置および/または姿勢を決定するための操作手段
    と、この操作手段により決定される位置および姿勢の一
    部を、前記手術用マニピュレータの複数の軸の一部によ
    り決定される位置または姿勢に対応させる制御手段とを
    具備することを特徴とする手術用マニピュレータシステ
    ム。
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Citations (6)

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