JPH0871064A - Ｘ線ｃｔ装置 - Google Patents
Ｘ線ｃｔ装置Info
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- JPH0871064A JPH0871064A JP6211114A JP21111494A JPH0871064A JP H0871064 A JPH0871064 A JP H0871064A JP 6211114 A JP6211114 A JP 6211114A JP 21111494 A JP21111494 A JP 21111494A JP H0871064 A JPH0871064 A JP H0871064A
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Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被検者のすぐ近くに医師等が位置し、被検者
に対してＩＶＲ手技等を行いながら計測を行う場合にお
いて、医師等の被曝線量を大幅に低減し、医師等がＸ線
被曝の問題を考えることなくＩＶＲ手技等に専念できる
ようにする。 【構成】 スキャナカバー１１，３１の少なくとも所定
の処置，作業位置方向への漏れＸ線多発生面１１ａ，１
１ｂ，１１ｆ，３１ａ，３１ｂにＸ線遮蔽材５を覆い形
成する。
に対してＩＶＲ手技等を行いながら計測を行う場合にお
いて、医師等の被曝線量を大幅に低減し、医師等がＸ線
被曝の問題を考えることなくＩＶＲ手技等に専念できる
ようにする。 【構成】 スキャナカバー１１，３１の少なくとも所定
の処置，作業位置方向への漏れＸ線多発生面１１ａ，１
１ｂ，１１ｆ，３１ａ，３１ｂにＸ線遮蔽材５を覆い形
成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、寝台上の被検者のすぐ
近くに医師や介添者等（以下、医師等という。）が位置
し、被検者に対して何らかの処置，作業を行いながら計
測を行う際の医師等への無用なＸ線曝射の防止が可能な
Ｘ線ＣＴ装置に関するものである。
近くに医師や介添者等（以下、医師等という。）が位置
し、被検者に対して何らかの処置，作業を行いながら計
測を行う際の医師等への無用なＸ線曝射の防止が可能な
Ｘ線ＣＴ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】Ｘ線ＣＴ装置では、Ｘ線管球からの漏れ
Ｘ線の他に、Ｘ線計測に関する周辺装置や寝台上の被検
者からの散乱Ｘ線等、多くの漏れＸ線が生じるため、基
本的にはＸ線曝射計測中は被検者以外の者はＸ線ＣＴ計
測室には入らないことが前提となっている。
Ｘ線の他に、Ｘ線計測に関する周辺装置や寝台上の被検
者からの散乱Ｘ線等、多くの漏れＸ線が生じるため、基
本的にはＸ線曝射計測中は被検者以外の者はＸ線ＣＴ計
測室には入らないことが前提となっている。
【０００３】ところで従来から、積極的に診断能を高め
る目的でＸ線計測と共に高濃度の血管増影剤を被検者の
血管内に注入しながら計測を行うダイナミック計測や、
乳児や動きが激しく計測中に何らかの介添が必要な被検
者等の計測においては、医師等がＸ線計測中も被検者の
近くにいる必要があった。
る目的でＸ線計測と共に高濃度の血管増影剤を被検者の
血管内に注入しながら計測を行うダイナミック計測や、
乳児や動きが激しく計測中に何らかの介添が必要な被検
者等の計測においては、医師等がＸ線計測中も被検者の
近くにいる必要があった。
【０００４】しかし、ダイナミック計測では最初の造影
剤注入時のみ漏れＸ線の多いスキャナ開口の近くで造影
剤を注入（数秒で完了）すればすぐに漏れＸ線の少ない
位置に退避して被検者の容態を監視していればよく、多
くの場合は造影剤注入後に計測室から出て、その後は監
視用モニタテレビを見ていて、必要に応じて計測中に被
検者の近くに行けばよく、被曝の面ではそれ程大きな問
題とはならなかった。
剤注入時のみ漏れＸ線の多いスキャナ開口の近くで造影
剤を注入（数秒で完了）すればすぐに漏れＸ線の少ない
位置に退避して被検者の容態を監視していればよく、多
くの場合は造影剤注入後に計測室から出て、その後は監
視用モニタテレビを見ていて、必要に応じて計測中に被
検者の近くに行けばよく、被曝の面ではそれ程大きな問
題とはならなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら最近で
は、定脳位手術や各種外科的治療において、ＩＶＲ（In
terventional Radiology）と呼ばれる、計測画像を観察
しながら治療処置を施す各種外科的手術手技が行われる
機会が多くなってきている。この場合は、Ｘ線計測中は
ずっと漏れＸ線の多い被検者の近くで医師等が各種処
置，作業を行うことから医師等の被曝線量の低減が大き
な課題になっており、また乳児等の動きの多い被検者の
計測においてもその計測中ずっと介添を要する場合もあ
り、従来、これらの点についての改善が要望されてい
た。
は、定脳位手術や各種外科的治療において、ＩＶＲ（In
terventional Radiology）と呼ばれる、計測画像を観察
しながら治療処置を施す各種外科的手術手技が行われる
機会が多くなってきている。この場合は、Ｘ線計測中は
ずっと漏れＸ線の多い被検者の近くで医師等が各種処
置，作業を行うことから医師等の被曝線量の低減が大き
な課題になっており、また乳児等の動きの多い被検者の
計測においてもその計測中ずっと介添を要する場合もあ
り、従来、これらの点についての改善が要望されてい
た。
【０００６】本発明の目的は、被検者のすぐ近くに医師
等が位置し、被検者に対して何らかの処置，作業を、特
にＩＶＲ手技を行いながら計測を行う場合において、医
師等の被曝線量を大幅に低減することができ、医師等が
Ｘ線被曝の問題を考えることなく当該処置，作業に専念
できるＸ線ＣＴ装置を提供することにある。
等が位置し、被検者に対して何らかの処置，作業を、特
にＩＶＲ手技を行いながら計測を行う場合において、医
師等の被曝線量を大幅に低減することができ、医師等が
Ｘ線被曝の問題を考えることなく当該処置，作業に専念
できるＸ線ＣＴ装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的は、スキャナカ
バーの少なくとも所定の処置，作業位置方向への漏れＸ
線多発生面にＸ線遮蔽材を覆い形成することにより達成
される。
バーの少なくとも所定の処置，作業位置方向への漏れＸ
線多発生面にＸ線遮蔽材を覆い形成することにより達成
される。
【０００８】また、スキャナカバーの少なくとも所定の
処置，作業位置方向への漏れＸ線多発生面とそれに隣接
する面との２面を選択的に覆い形成可能に、Ｘ線遮蔽材
からなるＸ線防護板を前記スキャナに設けることによっ
ても達成される。
処置，作業位置方向への漏れＸ線多発生面とそれに隣接
する面との２面を選択的に覆い形成可能に、Ｘ線遮蔽材
からなるＸ線防護板を前記スキャナに設けることによっ
ても達成される。
【０００９】
【作用】Ｘ線遮蔽材は、スキャナカバーの所定の処置，
作業位置方向への漏れＸ線多発生面を覆っている。この
ため、ダイナミック計測を行う際等の、あるいは各種Ｉ
ＶＲ手技行いながら計測を行う場合の、特に各種ＩＶＲ
手技を行いながら計測を行う場合の、医師等の被曝線量
が大幅に低減され、医師等がＸ線被曝の問題を考えるこ
となく当該処置，作業に専念できることになる。
作業位置方向への漏れＸ線多発生面を覆っている。この
ため、ダイナミック計測を行う際等の、あるいは各種Ｉ
ＶＲ手技行いながら計測を行う場合の、特に各種ＩＶＲ
手技を行いながら計測を行う場合の、医師等の被曝線量
が大幅に低減され、医師等がＸ線被曝の問題を考えるこ
となく当該処置，作業に専念できることになる。
【００１０】またＸ線防護板は、スキャナカバーの少な
くとも所定の処置，作業位置方向への漏れＸ線多発生面
とそれに隣接する面との２面を選択的に覆い、スキャナ
カバー側とは反対側につきＸ線防護すると共に誤操作防
止板としても作用する。すなわち、前記２面として例え
ば前記漏れＸ線多発生面と操作盤面とを設定して、処
置，作業時での医師等の被曝線量の低減と、処置，作業
を行わないときの操作盤の誤操作とが実現される。
くとも所定の処置，作業位置方向への漏れＸ線多発生面
とそれに隣接する面との２面を選択的に覆い、スキャナ
カバー側とは反対側につきＸ線防護すると共に誤操作防
止板としても作用する。すなわち、前記２面として例え
ば前記漏れＸ線多発生面と操作盤面とを設定して、処
置，作業時での医師等の被曝線量の低減と、処置，作業
を行わないときの操作盤の誤操作とが実現される。
【００１１】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図１は本発明によるＸ線ＣＴ装置の第１実施例を
示す斜視図で、スキャナ両側面側にスキャナを起倒させ
るスキャナ起倒部が突出して配置されたものを例示す
る。また、図２は本発明によるＸ線ＣＴ装置の第２実施
例を示す斜視図で、スキャナ起倒部が突出せずにスキャ
ナカバーの側面カバー内方に設けられたものを例示す
る。
する。図１は本発明によるＸ線ＣＴ装置の第１実施例を
示す斜視図で、スキャナ両側面側にスキャナを起倒させ
るスキャナ起倒部が突出して配置されたものを例示す
る。また、図２は本発明によるＸ線ＣＴ装置の第２実施
例を示す斜視図で、スキャナ起倒部が突出せずにスキャ
ナカバーの側面カバー内方に設けられたものを例示す
る。
【００１２】両図において、１はスキャナ、１１はスキ
ャナカバーである。上記スキャナカバー１１は、正面側
カバー１１ａ、背面側カバー１１ｂ、上面側カバー１１
ｃ、側面側カバー１１ｄ，１１ｅ及び開口側カバー１１
ｆを備えてなる。図２に示すように、スキャナ１の両側
面側にスキャナ１を起倒させるスキャナ起倒部３が突出
配置されたものにあっては、そのスキャナ起倒部３をカ
バーする起倒部カバー３１（正面側カバー３１ａ、背面
側カバー３１ｂ、上面側カバー３１ｃ、側面側カバー３
１ｄ）を備えるが、本明細書においては起倒部カバー３
１（３１ａ〜３１ｄ）はスキャナカバー１１の一部をな
すものとする。
ャナカバーである。上記スキャナカバー１１は、正面側
カバー１１ａ、背面側カバー１１ｂ、上面側カバー１１
ｃ、側面側カバー１１ｄ，１１ｅ及び開口側カバー１１
ｆを備えてなる。図２に示すように、スキャナ１の両側
面側にスキャナ１を起倒させるスキャナ起倒部３が突出
配置されたものにあっては、そのスキャナ起倒部３をカ
バーする起倒部カバー３１（正面側カバー３１ａ、背面
側カバー３１ｂ、上面側カバー３１ｃ、側面側カバー３
１ｄ）を備えるが、本明細書においては起倒部カバー３
１（３１ａ〜３１ｄ）はスキャナカバー１１の一部をな
すものとする。
【００１３】また、２はスキャナ開口、４は寝台、４ａ
は寝台４のテーブルである。更に、５は各々Ｘ線遮蔽材
である。このＸ線遮蔽材５は、スキャナカバー１１（上
記のように起倒部カバー３１を含む。以下同じ。）の少
なくとも所定の処置，作業位置方向への漏れＸ線多発生
面の内面又は外面に配設される。ここで、所定の処置，
作業位置方向への漏れＸ線多発生面とは、ダイナミック
計測や各種ＩＶＲ手技行いながらの計測の際、特に各種
ＩＶＲ手技を行いながら計測を行う場合、医師等が各種
処置，作業をする位置に対する漏れＸ線量の多い面、通
常はスキャナ開口２面やスキャナ１正面側，背面側面を
いう。
は寝台４のテーブルである。更に、５は各々Ｘ線遮蔽材
である。このＸ線遮蔽材５は、スキャナカバー１１（上
記のように起倒部カバー３１を含む。以下同じ。）の少
なくとも所定の処置，作業位置方向への漏れＸ線多発生
面の内面又は外面に配設される。ここで、所定の処置，
作業位置方向への漏れＸ線多発生面とは、ダイナミック
計測や各種ＩＶＲ手技行いながらの計測の際、特に各種
ＩＶＲ手技を行いながら計測を行う場合、医師等が各種
処置，作業をする位置に対する漏れＸ線量の多い面、通
常はスキャナ開口２面やスキャナ１正面側，背面側面を
いう。
【００１４】なお、図示例では、スキャナカバー１１内
面の全面にＸ線遮蔽材５が配設されている。上記Ｘ線遮
蔽材５としては、薄い鉛板又はＸ線遮蔽効果の高い鉛含
有のプラスチック板若しくはガラス板等が用いられ、図
示しないねじ又は接着材等を用いて固定される。
面の全面にＸ線遮蔽材５が配設されている。上記Ｘ線遮
蔽材５としては、薄い鉛板又はＸ線遮蔽効果の高い鉛含
有のプラスチック板若しくはガラス板等が用いられ、図
示しないねじ又は接着材等を用いて固定される。
【００１５】このようなＸ線ＣＴ装置において、被検者
（図示せず）は、寝台４のテーブル４ａ上に寝載された
状態でテーブル４ａと共にスキャナ開口２の内方に移動
されて位置決めされ、あるいは、被検者が寝載されたテ
ーブル４ａの位置が固定され、スキャナ１が移動して位
置決めされ、計測が行われる。
（図示せず）は、寝台４のテーブル４ａ上に寝載された
状態でテーブル４ａと共にスキャナ開口２の内方に移動
されて位置決めされ、あるいは、被検者が寝載されたテ
ーブル４ａの位置が固定され、スキャナ１が移動して位
置決めされ、計測が行われる。
【００１６】ここで、従来装置では計測時にスキャナカ
バー１１（起倒部カバー３１）を介してＸ線が漏洩し、
また散乱Ｘ線が生じる。しかし本発明装置では、これら
の漏れＸ線はＸ線遮蔽材５により遮蔽され、各種ＩＶＲ
手技等での処置，作業をする医師等の被曝線量が大幅に
低減される。
バー１１（起倒部カバー３１）を介してＸ線が漏洩し、
また散乱Ｘ線が生じる。しかし本発明装置では、これら
の漏れＸ線はＸ線遮蔽材５により遮蔽され、各種ＩＶＲ
手技等での処置，作業をする医師等の被曝線量が大幅に
低減される。
【００１７】図３は本発明によるＸ線ＣＴ装置の第３実
施例を示す斜視図で、スキャナカバーの少なくとも所定
の処置，作業位置方向への漏れＸ線多発生面とそれに隣
接する面との２側面を回動により選択的に覆い形成可能
に、Ｘ線遮蔽材からなるＸ線防護板を前記２側面の境界
部に軸着したものを例示するもので、（ａ）は医師等が
各種処置，作業をしない場合（Ｘ線防護板不使用時）
を、（ｂ）は医師等が各種処置，作業をする場合（Ｘ線
防護板使用時）を、各々示している。
施例を示す斜視図で、スキャナカバーの少なくとも所定
の処置，作業位置方向への漏れＸ線多発生面とそれに隣
接する面との２側面を回動により選択的に覆い形成可能
に、Ｘ線遮蔽材からなるＸ線防護板を前記２側面の境界
部に軸着したものを例示するもので、（ａ）は医師等が
各種処置，作業をしない場合（Ｘ線防護板不使用時）
を、（ｂ）は医師等が各種処置，作業をする場合（Ｘ線
防護板使用時）を、各々示している。
【００１８】この図３において、６はＸ線防護板で、ス
キャナカバー１１の正面側カバー１１ａと側面側カバー
１１ｄとの２側面を回動により選択的に覆い形成可能に
前記２側面の境界部に蝶番（図示せず）を用いて軸着さ
れている。このＸ線防護板６は、各種素材からなる板体
の片面、両面又は中間層に鉛板を設けたもの、鉛を含ん
だガラス板やプラスチック板等、ここでは鉛含有の透明
アクリル板からなる。
キャナカバー１１の正面側カバー１１ａと側面側カバー
１１ｄとの２側面を回動により選択的に覆い形成可能に
前記２側面の境界部に蝶番（図示せず）を用いて軸着さ
れている。このＸ線防護板６は、各種素材からなる板体
の片面、両面又は中間層に鉛板を設けたもの、鉛を含ん
だガラス板やプラスチック板等、ここでは鉛含有の透明
アクリル板からなる。
【００１９】なお、Ｘ線防護板６軸着部の反対側には、
Ｘ線防護板不使用時に、Ｘ線防護板６が側面側カバー１
１ｄ側を覆う状態で固定可能にマグネット等の各種止め
具（図示せず）が設けられている。
Ｘ線防護板不使用時に、Ｘ線防護板６が側面側カバー１
１ｄ側を覆う状態で固定可能にマグネット等の各種止め
具（図示せず）が設けられている。
【００２０】７は各種操作盤、ここではＩＶＲ手技に使
用する操作盤、８はＸ線防護板不使用時においてＸ線防
護板６が操作盤７に当接するのを防止するスペーサであ
る。その他、図３において図１，図２と同一符号は同一
又は相当部分を示す。
用する操作盤、８はＸ線防護板不使用時においてＸ線防
護板６が操作盤７に当接するのを防止するスペーサであ
る。その他、図３において図１，図２と同一符号は同一
又は相当部分を示す。
【００２１】上述本発明装置において、医師等が各種処
置，作業をしない場合（Ｘ線防護板不使用時）には、図
３（ａ）に示すようにＸ線防護板６がスキャナカバー１
１の側面側カバー１１ｄを覆い、ここからの漏れＸ線は
遮蔽される。また、図示するように操作盤７が設置され
ている場合には、これもＸ線防護板６で覆われるので、
誤って何等かが操作盤７に接触し誤動作することを防止
できる。
置，作業をしない場合（Ｘ線防護板不使用時）には、図
３（ａ）に示すようにＸ線防護板６がスキャナカバー１
１の側面側カバー１１ｄを覆い、ここからの漏れＸ線は
遮蔽される。また、図示するように操作盤７が設置され
ている場合には、これもＸ線防護板６で覆われるので、
誤って何等かが操作盤７に接触し誤動作することを防止
できる。
【００２２】また、医師等が各種処置，作業をする場合
（Ｘ線防護板使用時）には、図３（ｂ）に示すようにＸ
線防護板６がスキャナカバー１１の正面側カバー１１ａ
を覆うように回動させる。これにより、被検者の近くで
各種処置，作業を行う医師等とスキャナカバー１１の正
面側カバー１１ａ，開口側カバー１１ｆ（漏れＸ線多発
生面）との間にＸ線防護板６が介在することになり、医
師等の被曝線量が大幅に低減された状態で、各種処置，
作業を行うことができる。
（Ｘ線防護板使用時）には、図３（ｂ）に示すようにＸ
線防護板６がスキャナカバー１１の正面側カバー１１ａ
を覆うように回動させる。これにより、被検者の近くで
各種処置，作業を行う医師等とスキャナカバー１１の正
面側カバー１１ａ，開口側カバー１１ｆ（漏れＸ線多発
生面）との間にＸ線防護板６が介在することになり、医
師等の被曝線量が大幅に低減された状態で、各種処置，
作業を行うことができる。
【００２３】図４は本発明によるＸ線ＣＴ装置の第４実
施例を示す斜視図で、図３に示したＸ線防護板６をスキ
ャナカバー１１の正面側カバー１１ａ面と背面側カバー
１１ｂ面に設けたものを例示する。なお、ここでは開閉
操作の便を考慮してＸ線防護板６を６ａ，６ｂと２分割
し、観音開き構造としてある。このようにＸ線防護板６
は、医師等の各種処置，作業がしやすいような大きさ、
形状とし、あるいは種々の回動（開閉）構造を採っても
よいことはいうまでもない。
施例を示す斜視図で、図３に示したＸ線防護板６をスキ
ャナカバー１１の正面側カバー１１ａ面と背面側カバー
１１ｂ面に設けたものを例示する。なお、ここでは開閉
操作の便を考慮してＸ線防護板６を６ａ，６ｂと２分割
し、観音開き構造としてある。このようにＸ線防護板６
は、医師等の各種処置，作業がしやすいような大きさ、
形状とし、あるいは種々の回動（開閉）構造を採っても
よいことはいうまでもない。
【００２４】なお図１，図２の例では、Ｘ線遮蔽材５を
スキャナカバー１１の内面に設けたが、スキャナカバー
１１の外面に設けてもよく、これによっても図１，図２
の例と同様の効果が得られる。また図１，図２の例で
は、Ｘ線遮蔽材５をスキャナカバー１１の内面全面に設
けたが、医師等、各種処置，作業を行う者の位置は、通
常、スキャナ１の背面側（寝台位置とは反対側）及び寝
台４の側方のスキャナ開口２近傍になるため、正面側カ
バー１１ａ、背面側カバー１１ｂ及び開口側カバー１１
ｆの各面にのみＸ線遮蔽材５を設けるようにしてもよ
い。
スキャナカバー１１の内面に設けたが、スキャナカバー
１１の外面に設けてもよく、これによっても図１，図２
の例と同様の効果が得られる。また図１，図２の例で
は、Ｘ線遮蔽材５をスキャナカバー１１の内面全面に設
けたが、医師等、各種処置，作業を行う者の位置は、通
常、スキャナ１の背面側（寝台位置とは反対側）及び寝
台４の側方のスキャナ開口２近傍になるため、正面側カ
バー１１ａ、背面側カバー１１ｂ及び開口側カバー１１
ｆの各面にのみＸ線遮蔽材５を設けるようにしてもよ
い。
【００２５】また上述実施例では、Ｘ線遮蔽材５をスキ
ャナカバー１１とは別体に設けたが、スキャナカバー１
１自体が鉄等の本来Ｘ線を遮断する効果がある材質でで
きている場合は、該当箇所の鉄材を前記Ｘ線遮蔽材５と
同等のＸ線遮蔽効果が得られるように厚さを増加し、当
該鉄材をＸ線遮蔽材５と共用させてもよい。
ャナカバー１１とは別体に設けたが、スキャナカバー１
１自体が鉄等の本来Ｘ線を遮断する効果がある材質でで
きている場合は、該当箇所の鉄材を前記Ｘ線遮蔽材５と
同等のＸ線遮蔽効果が得られるように厚さを増加し、当
該鉄材をＸ線遮蔽材５と共用させてもよい。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
検者のすぐ近くに医師等が位置し、被検者に対して何ら
かの処置，作業を、特にＩＶＲ手技を行いながら計測を
行う場合において、医師等の被曝線量を大幅に低減する
ことができ、医師等がＸ線被曝の問題を考えることなく
当該処置，作業に専念できるという効果がある。
検者のすぐ近くに医師等が位置し、被検者に対して何ら
かの処置，作業を、特にＩＶＲ手技を行いながら計測を
行う場合において、医師等の被曝線量を大幅に低減する
ことができ、医師等がＸ線被曝の問題を考えることなく
当該処置，作業に専念できるという効果がある。
【図１】本発明装置の第１実施例を示す斜視図である。
【図２】本発明装置の第２実施例を示す斜視図である。
【図３】本発明装置の第３実施例を示す斜視図である。
【図４】本発明装置の第４実施例を示す斜視図である。
１ スキャナ １１ スキャナカバー １１ａ 正面側カバー １１ｂ 背面側カバー １１ｃ 上面側カバー １１ｄ，１１ｅ 側面側カバー １１ｆ 開口側カバー ２ スキャナ開口 ３ スキャナ起倒部 ３１ 起倒部カバー（スキャナカバー） ３１ａ 正面側カバー ３１ｂ 背面側カバー ３１ｃ 上面側カバー ３１ｄ 側面側カバー ４ 寝台 ４ａ 寝台のテーブル ５ Ｘ線遮蔽材 ６，６ａ，６ｂ Ｘ線防護板 ７ ＩＶＲ手技用操作盤 ８ スペーサ
Claims (2)
- 【請求項１】 スキャナカバーの少なくとも所定の処
置，作業位置方向への漏れＸ線多発生面にＸ線遮蔽材を
覆い形成してなることを特徴とするＸ線ＣＴ装置。 - 【請求項２】 スキャナカバーの少なくとも所定の処
置，作業位置方向への漏れＸ線多発生面とそれに隣接す
る面との２面を選択的に覆い形成可能に、Ｘ線遮蔽材か
らなるＸ線防護板を前記スキャナに設けたことを特徴と
するＸ線ＣＴ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6211114A JPH0871064A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | Ｘ線ｃｔ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6211114A JPH0871064A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | Ｘ線ｃｔ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0871064A true JPH0871064A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16600644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6211114A Pending JPH0871064A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | Ｘ線ｃｔ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0871064A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009219940A (ja) * | 2009-07-10 | 2009-10-01 | Toshiba Corp | Ｃｔ装置およびｃｔ装置のシールド構造形成方法 |
| JP2010279622A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Kansai Medical Univ | 放射線シールド装置 |
-
1994
- 1994-09-05 JP JP6211114A patent/JPH0871064A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010279622A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Kansai Medical Univ | 放射線シールド装置 |
| JP2009219940A (ja) * | 2009-07-10 | 2009-10-01 | Toshiba Corp | Ｃｔ装置およびｃｔ装置のシールド構造形成方法 |
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