JPH086986Y2 - 南京錠 - Google Patents
南京錠Info
- Publication number
- JPH086986Y2 JPH086986Y2 JP1991095490U JP9549091U JPH086986Y2 JP H086986 Y2 JPH086986 Y2 JP H086986Y2 JP 1991095490 U JP1991095490 U JP 1991095490U JP 9549091 U JP9549091 U JP 9549091U JP H086986 Y2 JPH086986 Y2 JP H086986Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- padlock
- temple
- insulating coating
- power plug
- vine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、南京錠、特に小型南京
錠の改良に関するものである。
錠の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】南京錠は、普通、建築開口部の施錠に、
小型南京錠は箱類、バスケツトなどの蓋の施錠に用いら
れており、特別な用途にこれを用いた例は極めて希であ
った。
小型南京錠は箱類、バスケツトなどの蓋の施錠に用いら
れており、特別な用途にこれを用いた例は極めて希であ
った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】事務所から一般家庭に
至るまで電化製品が増え、特にワープロ、フアミコン、
テレビなどを、子供や幼児が親の留守中に無断で使用し
たり、また電気アイロンなどで遊んだりすることがある
ので、教育上、または火災や危険予防のため、何らか方
法を講じる必要が増えていた。また、各学校においても
パソコン教育が行われており、これも時間外のパソコン
の使用を禁止するため、何らかの方法を構じる必要があ
つた。このような状況に対してて、最も簡易確実にこれ
らを防止する手段が必要となつていた。
至るまで電化製品が増え、特にワープロ、フアミコン、
テレビなどを、子供や幼児が親の留守中に無断で使用し
たり、また電気アイロンなどで遊んだりすることがある
ので、教育上、または火災や危険予防のため、何らか方
法を講じる必要が増えていた。また、各学校においても
パソコン教育が行われており、これも時間外のパソコン
の使用を禁止するため、何らかの方法を構じる必要があ
つた。このような状況に対してて、最も簡易確実にこれ
らを防止する手段が必要となつていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決するために、
誰でもその使い方を知つている南京錠を用いて電源プラ
グに鍵を掛けることとした。そのためには、電源プラグ
の穿孔を貫通できるように、南京錠のつるの直径を穿孔
の直径より小さく作り、かつ鍵を掛けたまま悪戯をして
電源プラグをコンセントに差し込んでも、南京錠のつる
に電気が通つてシヨートすることがないように、つるに
絶縁被膜を施した。絶縁被膜を構成するには、熱収縮性
可塑性体チユーブまたは絶縁塗料を用いて、つるに被膜
を密着固定する方法をとつた。
誰でもその使い方を知つている南京錠を用いて電源プラ
グに鍵を掛けることとした。そのためには、電源プラグ
の穿孔を貫通できるように、南京錠のつるの直径を穿孔
の直径より小さく作り、かつ鍵を掛けたまま悪戯をして
電源プラグをコンセントに差し込んでも、南京錠のつる
に電気が通つてシヨートすることがないように、つるに
絶縁被膜を施した。絶縁被膜を構成するには、熱収縮性
可塑性体チユーブまたは絶縁塗料を用いて、つるに被膜
を密着固定する方法をとつた。
【0005】
【作用】南京錠のつるの太さを、電源プラグの接触片の
穿孔の直径より小さくしたので、南京錠を開錠して、第
3図に見るように、つるを電源プラグの両接触片の穿孔
に通した後、南京錠を施錠することができる。この時、
つるには絶縁被膜が施してあり、しかも被膜部の長さを
電源プラグの両接触片の外幅より大きくしてあるので、
たとえ接触片の一方が絶縁被膜の無いつるの部分上に在
つても、他方は必ず絶縁被膜の上に在るので、たとえ誤
つて該接触片をコンセントに差し込んでも、電気回路が
シヨートすることは無い。また、本案南京錠の使用方法
は、施錠・開錠とも従来の普通の南京錠の使用方法と全
く変わるところはない。
穿孔の直径より小さくしたので、南京錠を開錠して、第
3図に見るように、つるを電源プラグの両接触片の穿孔
に通した後、南京錠を施錠することができる。この時、
つるには絶縁被膜が施してあり、しかも被膜部の長さを
電源プラグの両接触片の外幅より大きくしてあるので、
たとえ接触片の一方が絶縁被膜の無いつるの部分上に在
つても、他方は必ず絶縁被膜の上に在るので、たとえ誤
つて該接触片をコンセントに差し込んでも、電気回路が
シヨートすることは無い。また、本案南京錠の使用方法
は、施錠・開錠とも従来の普通の南京錠の使用方法と全
く変わるところはない。
【0006】
【実施例】図について本案実施の一例を説明すると、
(1)は南京錠の錠体、(2)はつる、(3)は鍵、
(4)は電源プラグ、(5)は接触片、(6)は電線で
ある。つる(2)には絶縁被膜(7)が施されており、
絶縁被膜(7)を含めたつる全体の直径は電源プラグ
(4)の接触片(5)の穿孔(8)の直径より小さく造
つてある。従つて、つる(2)は接触片(5)の穿孔
(8)を自由に貫通することができるので、つる(2)
を電源プラグ(4)の2個の接触片(5)の穿孔(8)
に貫通して、錠体(1)を施錠し、または開錠すること
ができる。次に、絶縁被膜(7)は熱収縮性可塑性体チ
ユーブをつる(2)に嵌装し、加熱・収縮させて密着し
たもので、絶縁被膜(7)の収縮後の長さ(L)は、電
源プラグ(4)の両接触片(5)の外幅(D)より長く
してある。また、南京錠は施錠する際に、つる(2)を
掛穴(図示せず)に押し込むと、施錠完了とともにつる
(2)が2〜3ミリ押し戻されるので、絶縁皮膜(7)
の開始位置は、施錠時につる(2)が錠体上面(9)に
接する位置より、押し戻し寸法(S)だけ、つる(2)
の曲部(10)に寄つた位置、とする。なお、AC10
0V用電源プラグ(4)の接触片(5)の穿孔(8)の
大きさは、一般にその直径が約3ミリ(実測2.85〜
3.1ミリ)なので、つる(2)の直径を2.6ミリと
すれば、つる(2)に絶縁被膜(7)を施した後も、つ
る(2)を接触片(5)の穿孔(8)に円滑に貫通挿抜
することができる。次に、絶縁被膜(7)は熱収縮性可
塑性体チユーブを熱収縮させて、つる(2)に密着固定
してもよいし、絶縁性塗料を厚く塗布してもよい。いず
れの場合に於いても、絶縁被膜(7)の長さは、電源プ
ラグ(4)の両接触片(5)の外幅(D)より長ければ
よく、つる(2)の全長に及ぶ必要はない。コンデンサ
ー用ポリビニール(PVC)チューブは絶縁被膜(7)
として最も適当であつた。なお、第3図には、施錠機構
にピンタンブラーを用いたシリンダー南京錠を図示した
が、錠体(1)の大きさ、施錠の厳重さに応じて、施錠
機構はシリンダー式以外にも、レバータンブラー式、ワ
ード式などに変えても良い。
(1)は南京錠の錠体、(2)はつる、(3)は鍵、
(4)は電源プラグ、(5)は接触片、(6)は電線で
ある。つる(2)には絶縁被膜(7)が施されており、
絶縁被膜(7)を含めたつる全体の直径は電源プラグ
(4)の接触片(5)の穿孔(8)の直径より小さく造
つてある。従つて、つる(2)は接触片(5)の穿孔
(8)を自由に貫通することができるので、つる(2)
を電源プラグ(4)の2個の接触片(5)の穿孔(8)
に貫通して、錠体(1)を施錠し、または開錠すること
ができる。次に、絶縁被膜(7)は熱収縮性可塑性体チ
ユーブをつる(2)に嵌装し、加熱・収縮させて密着し
たもので、絶縁被膜(7)の収縮後の長さ(L)は、電
源プラグ(4)の両接触片(5)の外幅(D)より長く
してある。また、南京錠は施錠する際に、つる(2)を
掛穴(図示せず)に押し込むと、施錠完了とともにつる
(2)が2〜3ミリ押し戻されるので、絶縁皮膜(7)
の開始位置は、施錠時につる(2)が錠体上面(9)に
接する位置より、押し戻し寸法(S)だけ、つる(2)
の曲部(10)に寄つた位置、とする。なお、AC10
0V用電源プラグ(4)の接触片(5)の穿孔(8)の
大きさは、一般にその直径が約3ミリ(実測2.85〜
3.1ミリ)なので、つる(2)の直径を2.6ミリと
すれば、つる(2)に絶縁被膜(7)を施した後も、つ
る(2)を接触片(5)の穿孔(8)に円滑に貫通挿抜
することができる。次に、絶縁被膜(7)は熱収縮性可
塑性体チユーブを熱収縮させて、つる(2)に密着固定
してもよいし、絶縁性塗料を厚く塗布してもよい。いず
れの場合に於いても、絶縁被膜(7)の長さは、電源プ
ラグ(4)の両接触片(5)の外幅(D)より長ければ
よく、つる(2)の全長に及ぶ必要はない。コンデンサ
ー用ポリビニール(PVC)チューブは絶縁被膜(7)
として最も適当であつた。なお、第3図には、施錠機構
にピンタンブラーを用いたシリンダー南京錠を図示した
が、錠体(1)の大きさ、施錠の厳重さに応じて、施錠
機構はシリンダー式以外にも、レバータンブラー式、ワ
ード式などに変えても良い。
【0007】
【考案の効果】本案は図面および上記説明のとうりの構
成であるので、次のような効果がある。本案南京錠は、
従来の南京錠のつる(2)の太さを変えて、つる(2)
が接触片(5)の穿孔(8)を容易に貫通し得る太さと
し、かつ、つる(2)に絶縁被膜(7)を施すだけでよ
いので、製造が極めて容易であり、従つて安価に供給す
ることができる。また、絶縁被膜(7)の長さ(L)を
電源プラグ(4)の接触片(5)の外幅(D)より長く
してあるので、接触片(5)の位置がどこにあつても接
触片(5)の一方は必ず絶縁被膜(7)の上に在るの
で、鍵を掛けたままで、誤つて接触片(5)をコンセン
トに挿入しても、電気回路をシヨートさせる心配がな
い。なお、南京錠のつる(2)の曲部(10)の形状は
半円形であるので、電源プラグ(4)の両接触片(5)
が該曲部(10)を乗り越えて反対側に移動することは
出来ず、従つて、両接触片(5)がつる(2)の金属部
に同時に接触してシヨートの原因となることもない。ま
た、絶縁被膜(7)に透明な熱収縮性可塑性体チューブ
を用い、チユーブの中に所有者の氏名、マーク、宣伝文
などを印刷した小紙片を封入することができるので、少
量の特別注文にも極めて容易に応ずることができる。
成であるので、次のような効果がある。本案南京錠は、
従来の南京錠のつる(2)の太さを変えて、つる(2)
が接触片(5)の穿孔(8)を容易に貫通し得る太さと
し、かつ、つる(2)に絶縁被膜(7)を施すだけでよ
いので、製造が極めて容易であり、従つて安価に供給す
ることができる。また、絶縁被膜(7)の長さ(L)を
電源プラグ(4)の接触片(5)の外幅(D)より長く
してあるので、接触片(5)の位置がどこにあつても接
触片(5)の一方は必ず絶縁被膜(7)の上に在るの
で、鍵を掛けたままで、誤つて接触片(5)をコンセン
トに挿入しても、電気回路をシヨートさせる心配がな
い。なお、南京錠のつる(2)の曲部(10)の形状は
半円形であるので、電源プラグ(4)の両接触片(5)
が該曲部(10)を乗り越えて反対側に移動することは
出来ず、従つて、両接触片(5)がつる(2)の金属部
に同時に接触してシヨートの原因となることもない。ま
た、絶縁被膜(7)に透明な熱収縮性可塑性体チューブ
を用い、チユーブの中に所有者の氏名、マーク、宣伝文
などを印刷した小紙片を封入することができるので、少
量の特別注文にも極めて容易に応ずることができる。
【0008】
【図1】本案南京錠の正面図である。
【図2】本案南京錠を開錠して、つるを180°回転し
た正面図である。
た正面図である。
【図3】本案南京錠の使用状態を説明するための斜視図
である。
である。
【0009】
1 錠体 2 つる 4 電源プラグ 5 接触片 7 絶縁被膜 8 穿孔 10 つるの曲部 D 接触片の外幅 L 絶縁被膜の長さ S つるの押し戻しの長さ
Claims (3)
- 【請求項1】南京錠において、 電源プラグ(4)の接触片(5)の穿孔(8)の直径よ
り小なる直径のつる(2)と、 該つる(2)に密着固定した絶縁被膜(7)とを有し、 かつ、該絶縁被膜(7)の長さ(L)を電源プラグ
(4)の両接触片(5)の外幅(D)より大としたこ
と、 を特徴とする南京錠。 - 【請求項2】絶縁被膜(7)を熱収縮性可塑性体チュー
ブにより構成した、実用新案登録請求の範囲第1項記載
の南京錠。 - 【請求項3】絶縁被膜(7)を塗料により構成した、実
用新案登録請求の範囲第1項記載の南京錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991095490U JPH086986Y2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 南京錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991095490U JPH086986Y2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 南京錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074739U JPH074739U (ja) | 1995-01-24 |
JPH086986Y2 true JPH086986Y2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=14139045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991095490U Expired - Lifetime JPH086986Y2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 南京錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086986Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5848425B1 (ja) * | 2014-10-17 | 2016-01-27 | 修 上口 | プレートジョイントホルダー |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4226100A (en) | 1979-01-31 | 1980-10-07 | said Marshall D. Hampton | Waterproof padlock case |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP1991095490U patent/JPH086986Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4226100A (en) | 1979-01-31 | 1980-10-07 | said Marshall D. Hampton | Waterproof padlock case |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH074739U (ja) | 1995-01-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |