JPH086838A - 分散システム - Google Patents

分散システム

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JPH086838A
JPH086838A JP6132874A JP13287494A JPH086838A JP H086838 A JPH086838 A JP H086838A JP 6132874 A JP6132874 A JP 6132874A JP 13287494 A JP13287494 A JP 13287494A JP H086838 A JPH086838 A JP H086838A
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JP6132874A
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Inventor
Haruo Tomita
治男 冨田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来のリモートファイルのインタフェースを変
更することなく、高速なリモートファイルアクセスを可
能とし、統一的なアクセス管理を実現する。 【構成】それぞれが2次記憶装置115,…,1n5と
主記憶装置114,…,1n4を有した複数の計算機1
1,…,1nがネットワーク100で結合され、計算機
間でファイルのアクセスが可能な分散システムにおい
て、計算機11,…,1n上で実現されるファイルシス
テムは、他の計算機の2次記憶装置に保持されたリモー
トファイルに対するアクセス要求に応じて、リモートフ
ァイルを自計算機内の2次記憶装置内にコピーするリモ
ートファイルコピー手段と、コピーされたリモートファ
イルを主記憶装置に格納するリモートファイル格納手段
とを具備し、リモートファイルに対する2度目以降のア
クセス要求の際には、自計算機内に存在するリモートフ
ァイルに対してアクセスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の計算機がネット
ワークで結合されている分散システム環境において、要
求元計算機から要求先計算機に対してリモートアクセス
する分散ファイルシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の計算機がネットワークで結合され
ている分散システム環境において、要求元計算機から要
求先計算機に対してリモートアクセスする分散ファイル
システムでは、要求元と要求先の計算機上にファイルシ
ステムを装備する必要がある。要求元プロセスがアクセ
スする要求先計算機上のファイルは、ネットワークプロ
トコルの手続きを得て要求先プロセスによりアクセスで
きるようになる。
【0003】一般に、リモートファイルアクセスのイン
タフェースには、仮想ファイルシステムインタフェース
を使用している。仮想ファイルシステムインタフェース
は、ネットワークプロトコルの接続・切断といった手続
きの簡略化を支援するためにリモートプロシージャコー
ル上に実装されている。
【0004】リモートファイルアクセス要求するプロセ
スは、リモートプロシージャコールが同期通信であるた
め、要求先のプロセスがファイル処理とリモートプロシ
ージャコールの手続きを完了し、アクセス結果を返すま
でブロックされることになる。
【0005】さらに、リモートプロシージャコールを使
用したファイルアクセスは、一般にステートレスプロト
コルであるため、要求先プロセスはいかなる過去のリク
エストも記憶していない。
【0006】このため、従来の読み込み・書き込みシス
テムコールに見られるようなアクセス方法がリモートフ
ァイルアクセスとなった場合には、システムコールの度
に、要求元と要求先でのネットワークプロトコルの接続
・切断処理と、計算機間でのデータ転送が必須となる。
すなわち、高速なリモートファイルアクセスと、ネット
ワーク全体での統一的なアクセス管理が困難となってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の分
散システムでは、リモートファイルへのアクセス要求の
システムコールの度に、ネットワークプロトコルの接続
・切断処理とデータ転送が必要となる。このため、高速
なリモートファイルアクセスと統一的なアクセス管理が
困難であるという問題があった。
【0008】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的とするところは、従来のリモートフ
ァイルのインタフェースでファイルアクセスができ、高
速なリモートファイルアクセスを可能とし、かつ統一的
なアクセス管理を実現する分散ファイルシステムを提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、複数の計算機がネットワークで結合さ
れ、前記各計算機がファイルを保持するための2次記憶
装置と主記憶装置を有して構成され、計算機間でファイ
ルのアクセスが可能な分散システムにおいて、前記計算
機は、他の計算機の2次記憶装置に保持されたリモート
ファイルに対するアクセス要求に応じて、前記リモート
ファイルを自計算機内の主記憶装置にコピーするリモー
トファイルコピー手段と、前記リモートファイルコピー
手段によってコピーされたリモートファイルを自計算機
内の2次記憶装置内に格納するリモートファイル格納手
段とを具備し、前記リモートファイルに対する2度目以
降のアクセス要求の際には、前記リモートファイルコピ
ー手段、前記リモートファイル格納手段によって、自計
算機内に存在するリモートファイルに対してアクセスす
ることを特徴とする。
【0010】また前記リモートファイルコピー手段は、
1回目のリモートアクセス要求の際に主記憶装置にリモ
ートファイル用の領域を割り当て、リモートファイルの
データを前記領域を利用して非同期で読み込むことを特
徴とする。
【0011】また、前記リモートファイルに対するアク
セスを終了する際に、同リモートファイルに対して変更
された内容を、リモート先の2次記憶装置内に存在する
ファイル上で更新することを特徴とする。
【0012】また、任意の計算機の2次記憶装置に読み
込み専用のファイルが保持されている場合には、複数の
計算機にリモートファイルのコピーを配置することを特
徴とする。
【0013】また、あるリモートファイルを2次記憶装
置にコピーしている計算機が複数あり、そのうち1つの
計算機が前記リモートファイルに書き込みを行なった場
合には、各計算機内に存在するリモートファイルのコピ
ーを破棄させることを特徴とする。
【0014】
【作用】このような構成によれば、要求先計算機の2次
記憶装置上のファイルのコピーを要求元ファイルの主記
憶装置にマップするため、要求先計算機の2次記憶装置
の物理的な条件や要求先計算機の負荷状態等の影響を受
けなくて済むようになる。
【0015】その際、主記憶装置にリモートファイル用
のキャッシュ領域を割り当てて、読み込みの準備が可能
となった時点で、非同期による読み込みによって自計算
機内にリモートファイルをコピーするので、ファイルシ
ステムにおける処理全体を考えた場合、効率的な処理が
可能となる。
【0016】また、リモートファイルに対する変更は、
最終的に元の計算機に存在するファイルに対して反映さ
れる。また、読み込み専用のファイルに対するアクセス
要求に対しては、常に要求先の計算機の2次記憶装置上
のファイルの複製を要求元ファイルの主記憶装置にマッ
プしているため、要求先計算機やネットワークプロトコ
ルの障害の影響を受けなくて済むようになる。
【0017】さらに、読み込み専用でないファイルが、
リモートファイルとして複数の計算機内に保持されてい
れば、ある計算機内での処理によってファイルの内容が
更新された場合に、リモートファイルのコピーを破棄さ
せることで、ファイル間でのデータの不整合による障害
等を回避することが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例に係わる分散システム
の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本
実施例の分散システムは、複数の計算機11,12,
…,1nが、ネットワーク100を介して接続されて構
成されている。
【0019】各計算機1i(i=1、2、…、n)は、
システムバス1i0(i=1、2、…、n)、CPU1
i1(i=1、2、…、n)、I/Oチャネル1i2
(i=1、2、…、n)、通信インタフェース1i3
(i=1、2、…、n)、主記憶装置1i4(i=1、
2、…、n)、2次記憶装置1i5(i=1、2、…、
n)等から構成されている。
【0020】CPU1i1は、I/Oチャネル1i2、
通信インタフェース1i3、及び主記憶装置1i4とシ
ステムバス1i0を介して接続され、さらにI/Oチャ
ネル1i2を介して2次記憶装置1i5と接続されてい
る。また、通信インタフェース1i3は、ネットワーク
100と接続されている。
【0021】主記憶装置1i4は、CPU1i1によっ
てアクセスされるプログラムや各種データを格納するも
ので、2次記憶装置に格納されたファイルをアクセスす
るために用いられる指標ノード、仮想指標ノードを格納
するための領域や、2次記憶装置に格納されたファイル
を格納するためのデータキャッシュ用の領域が設定され
る。
【0022】各計算機1i(i=1、2、…、n)は、
主記憶装置1i4に格納されたプログラムに基づいて実
行されるファイルシステムを実現する。ファイルシステ
ムは、計算機間でファイルのアクセスが可能である。各
ファイルシステムには、他の計算機の2次記憶装置に格
納されたファイルを、自計算機内の主記憶装置にコピー
するリモートファイルコピー手段、及びリモートファイ
ルコピー手段によってコピーされたリモートファイルを
自計算機内の2次記憶装置内に格納するリモートファイ
ル格納手段を有している。
【0023】次に、本実施例の分散システムにおけるフ
ァイルシステムについて図2を参照しながら説明する。
ここでは、計算機11,1nのそれぞれに設けられた2
次記憶装置115、1n5上に、それぞれファイル21
a、21cが作成されているものとする。また、ファイ
ル21bは、リモートファイルアクセス時に、2次記憶
装置115上に動的に作成されるファイル21cのコピ
ーである。
【0024】仮想ファイルシステムのインタフェースに
使用する仮想指標ノード23a、23bは、主記憶装置
114上の指標ノード22a、22bへのポインタ(指
標ノードポインタ)、各ファイルアクセスを仮想的に取
り扱うために必要な手続き、自ノードに対する参照数、
リモートファイルを対象としているかを示すリモート状
態(リモート情報)等を記録した情報群より構成されて
いる。仮想指標ノード23a、23bを使用することに
より、従来と同じリモートファイルアクセスインタフェ
ースが保たれ、過去のプログラム資産をそのまま利用す
ることができる。
【0025】指標ノード22a、22bは、2次記憶装
置115上に作成されるファイル21a、21bをそれ
ぞれアクセスするために必要な、2次記憶装置上での物
理的な位置(先頭アドレス)、ファイルの所有者、アク
セス権、データ長、主記憶装置114上のデータキャッ
シュへのポインタ(キャッシュポインタ)、参照数等の
各種情報を含んでいる。
【0026】例えば、計算機1nの2次記憶装置1n5
上に作成されているファイル21cへのリモートアクセ
ス要求が、計算機11から初めて発生した場合には、計
算機11の主記憶装置114に、アクセスの手続きに必
要な仮想指標ノード23bと指標ノード22b用の領
域、ファイル21cのコピーとして作成するファイル2
1bのためのデータキャッシュ用の領域25bが割り当
てられる。
【0027】この場合には、計算機1nの主記憶装置1
n4上の指標ノード22cの先頭アドレスと、主記憶装
置1n4上のキャッシュへのポインタを無効とすること
で、2次記憶装置1n5上のファイル21cへのデータ
アクセスをできなくして、ファイル21c(ファイル2
1b)に対する処理を計算機11のみで実行されるよう
にする。
【0028】ファイルアクセステーブル26は、処理対
象とするファイルを示すファイル識別子を格納するため
のものである。ファイルアクセステーブル26を参照し
て、ファイル識別子をもとに対象ファイルの仮想指標ノ
ードを求め、さらに仮想指標ノードから指標ノードを求
めることによりファイルアクセスが実行される。
【0029】次に、本実施例における分散システムのフ
ァイルシステムにおける、高速リモートファイルアクセ
ス方式とアクセス管理のための動作について説明する。
ファイルシステムのファイルに対するアクセスの種類に
は、オープン、クローズ、読み込み、書き込み、位置決
めがある。以下に、それぞれの処理動作について説明す
る。
【0030】図3及び図4は、計算機11における分散
ファイルに対するファイルアクセスのオープン処理の流
れを示すフローチャートである。2次記憶装置に格納さ
れたファイルに対するオープン処理では、まず、ユーザ
によってプログラム中に記述された文字列に基づく指示
によって、対象ファイルに関する仮想指標ノードを得る
(ステップS31)。ここでは、自計算機11で実行さ
れる処理からのアクセス要求の他に、他の計算機12,
…,1nからのアクセス要求を含む。なお、本実施例で
は、一般的な仮想ファイルシステムインタフェースが使
用されている。
【0031】CPU111は、得られた仮想指標ノード
のリモート情報を検査し、他の計算機に存在するファイ
ルに対するアクセス要求、すなわち1回目のリモートフ
ァイルアクセス要求であるかを判別する(ステップS3
2)。
【0032】ここで、リモートファイルアクセス要求で
あると判別された場合には、対象ファイル(本実施例で
は計算機1n中のファイル21c)をアクセスするため
に必要な仮想指標ノード23bが、主記憶装置114上
に割り当てられているかを判別する(ステップS3
4)。すなわち、ファイル21cを計算機11に複写し
たファイル21bをアクセスするための仮想指標ノード
23bが存在しているかを判別する。
【0033】仮想指標ノード23bが主記憶装置114
上に割り当てられている場合は、既に計算機11上で実
行された他のプログラムによりファイル21bが参照さ
れているので、仮想指標ノード23bの指標ノードポイ
ンタをたどって指標ノード22bを得る。
【0034】この既に主記憶装置114に存在する指標
ノード22bにより、CPU111は、2次記憶装置1
15に存在するファイル21b(リモートファイル21
cの複写)を参照することができる。
【0035】CPU111は、得られた指標ノード22
bの参照数に“1”加算(ステップS3c)し、処理プ
ログラムにファイル識別子を返し(ステップS3f)、
ファイルアクセステーブル26に処理対象ファイルを示
すファイル識別子や仮想指標ノード等の情報を設定する
(ステップ3j)。
【0036】一方、ステップS34において仮想指標ノ
ード23bが主記憶装置114上に割り当てられていな
いと判別された場合には、初めてのリモートファイルア
クセスの手続きとなる。
【0037】この場合には、ファイルアクセスに必要な
仮想指標ノード23bと指標ノード22b用に主記憶装
置114上で領域を割り当て(ステップS36)、ネッ
トワーク手続きをして、計算機1n上の指標ノード22
cの送信要求を行なう。
【0038】そして、主記憶装置114上に指標ノード
22bを作成し、仮想指標ノード23bの指標ノードポ
インタのチェーンを連結し、仮想指標ノード23bの情
報を設定する(ステップS38)。
【0039】次に、主記憶装置114上に、対象ファイ
ルのためのデータキャッシュ領域を確保し(ステップS
3a)、また2次記憶装置115上にリモートファイル
21cをコピーして保持するための領域を割り当てる
(ステップS3d)。
【0040】本発明における分散システムでは、ネット
ワーク手続きを行ない、主記憶装置114上に確保され
たデータキャッシュ領域を利用してファイル21cを非
同期で読み込む(ステップ3e)。非同期の待ち合わせ
は、このファイルに対する次のアクセス要求(書き込
み、読み込み、位置決め)で行なう。従って、オープン
処理の手続きを高速にすることができるという利点があ
る。
【0041】ステップS32において、1回目のリモー
トファイルアクセス要求でないと判別された場合、すな
わち2回目以降のリモートアクセス要求のような場合に
は、対象ファイルの仮想指標ノード(ここではファイル
21bの仮想指標ノード23bとする)が、他の処理で
用いられて主記憶装置114上に割り当てられているか
を検査する(ステップS33)。
【0042】この結果、割り当てられていると判別され
た場合には、アクセス要求されているファイルが読み込
み専用ファイルでなく、かつリモートアクセスとして使
用されているかを検査する(ステップS35)。すなわ
ち、他のプログラムによる処理によってデータが更新さ
れた可能があるファイルであるかを判別する。
【0043】この結果、読み込み専用のファイルに対す
るアクセス要求でなく、リモートアクセスとして既に使
用されている場合には、ネットワーク手続きを行ない、
リモート先(他の計算機1nとする)のファイルシステ
ムに通知する(ステップS37)。そして、主記憶装置
114上のキャッシュデータ25b、ファイル21b、
及び指標ノード22bを、リモート先に転送し、キャッ
シュデータ25b、ファイル21bの更新された内容
を、計算機1nのファイル21c上で更新させる(ステ
ップS39)。
【0044】以降のアクセスは、通常のリモートファイ
ルアクセスの手続きをとり(ステップS3i)、処理プ
ログラムにファイル識別子を返す(ステップS3f)。
なお、ステップ37によってファイルデータの更新の実
行が通知された計算機1nのファイルシステムは、ファ
イル21cをリモートアクセスしている計算機に対し
て、各計算機内にコピーして持つリモートファイルを破
棄するように通知する。これにより、リモートファイル
に対する不整合なデータに対する処理による障害等を回
避することができる。
【0045】一方、ステップS35においてリモートア
クセスとして使用されていないと判別された場合には、
参照数に“1”加算し(ステップS3c)、処理プログ
ラムにファイル識別子を返し(ステップS3f)、ファ
イルアクセステーブル26に処理対象ファイルを示すフ
ァイル識別子や仮想指標ノード等の情報を設定する(ス
テップ3j)。
【0046】また、読み込み専用のファイルであった場
合には、ファイルデータのコンシステンシは保証される
ので、参照数に“1”加算し(ステップS3c)、ファ
イル識別子を返す(ステップS3f)。すなわち、読み
込み専用のファイルであれば、ある計算機にコピーされ
2次記憶装置あるいは主記憶装置(キャッシュ領域)に
格納されてアクセスされても、他の計算機にもコピーさ
れていても影響がない。従って、読み込み専用のファイ
ルが2次記憶装置に保持されている場合には、複数の計
算機にリモートファイルのコピーを配置することで、各
計算機において同ファイルに対するアクセスを高速に実
行することができる。
【0047】ステップS33において、対象ファイルの
仮想指標ノード(ここではファイル21aの仮想指標ノ
ード23aとする)が、主記憶装置114上にないと判
別された場合には、指標ノード22a、及び仮想指標ノ
ード23aを主記憶装置114に割り当てる(ステップ
S3b)。
【0048】次に、他の計算機1i(i=2、3、…、
n)からのリモートアクセス要求かどうか検査し(ステ
ップS3g)、リモートアクセス要求であった場合に
は、指標ノード22aの先頭アドレス、キャッシュポイ
ンタをNULLにして、仮想指標ノード23aのリモー
ト情報に、参照している計算機の情報を設定する(ステ
ップS3h)。その後はファイル識別子を返す(ステッ
プS3k)。
【0049】一方、他の計算機からのリモートアクセス
要求でなかった場合には、指標ノードの参照数を更新し
(ステップS3c)、ファイル識別子を返却する(ステ
ップS3f)。最後にファイルアクセステーブル26
に、ファイル識別子や仮想指標ノード等の情報を設定す
る(ステップS3j)。
【0050】図5は、計算機11における分散システム
に対するファイルアクセスのクローズ処理の流れを示す
フローチャートである。ファイルに対するクローズ処理
では、ファイルアクセステーブル26に登録してあるフ
ァイル識別子について、クローズ要求されたファイル識
別子かどうか検査し、対象ファイルの仮想指標ノードを
得る(ステップS41)。
【0051】次に、クローズ対象のファイルが、読み込
み専用のファイルでないリモートファイルアクセスであ
るか検査する(ステップS42)。ここで、リモートフ
ァイルアクセスであった場合には、ネットワーク手続き
を行ない、リモート先のファイルシステムに通知し(ス
テップS43)、主記憶装置114上のキャッシュデー
タ25b、ファイル21b、指標ノード22bをリモー
ト先に転送し、キャッシュデータ25b、ファイル21
bの内容をファイル21c上で更新する(ステップS4
4)。
【0052】その後、ステップS42において、リモー
トアクセスであると判別された場合、及び判別されなか
った場合の何れの場合も、指標ノードの初期化処理(ス
テップS45)、仮想指標ノードの初期化処理(ステッ
プS46)、ファイルアクセステーブルの対象ファイル
のエントリの初期化処理(ステップS47)を行なう。
【0053】図6は、計算機11における分散システム
に対するファイルアクセスの読み込み処理の流れを示す
フローチャートである。ファイルに対する読み込み処理
では、まずリモートファイルに対するアクセス要求が2
度目か、すなわちオープン処理の1回目のリモートアク
セス要求によって、データの非同期読み込みの準備がな
されているかを検査する(ステップS51)。
【0054】この結果、2度目の要求であると判別され
た場合には、オープン処理で行なった計算機1n上のフ
ァイル21cのコピーであるファイル21bを作成する
ための入出力の完了を待ち合わせ(ステップS52)、
その後、ファイル21bに対して通常の読み込み処理を
実行する(ステップS53)。
【0055】図7は、計算機11における分散システム
に対するファイルアクセスの書き込み処理の流れを示す
フローチャートである。ファイルに対する読み込み処理
では、まずリモートファイルに対するアクセス要求が2
度目か、すなわちオープン処理の1回目のリモートアク
セス要求によって、データの非同期読み込みの準備がな
されているかを検査する(ステップS61)。
【0056】この結果、2度目の要求であると判別され
た場合には、オープン処理で行なった計算機1n上のフ
ァイル21cのコピーであるファイル21bを作成する
ための入出力の完了を待ち合わせ(ステップS62)、
その後、ファイル21bに対して通常の書き込み処理を
実行する(ステップS63)。
【0057】さらに、リモートファイルに対して書き込
み処理を行なった場合、リモート先(計算機1n)にフ
ァイルデータを更新したことを通知する(ステップS6
4)。ファイルデータの更新の実行が通知された計算機
1nのファイルシステムは、ファイル21cをリモート
アクセスしている計算機に対して、各計算機内にコピー
して持つリモートファイルを破棄するように通知する。
これにより、リモートファイルに対する不正なデータに
対する処理を回避することができる。
【0058】本発明の場合には、リモートファイルアク
セスを意識する必要がないため、通常の書き込み処理の
実行が可能である。図8は、計算機11における分散シ
ステムに対するファイルアクセスの位置決め処理の流れ
を示すフローチャートである。
【0059】ファイルに対する位置決め処理では、まず
リモートファイルに対するアクセス要求が2度目か、す
なわちオープン処理の1回目のリモートアクセス要求に
よって、データの非同期読み込みの準備がなされている
かを検査する(ステップS71)。
【0060】この結果、2度目の要求であると判別され
た場合には、オープン処理で行なった計算機1n上のフ
ァイル21cのコピーであるファイル21bを作成する
ための入出力の完了を待ち合わせ(ステップS72)、
その後、ファイル21bに対して通常の位置決め処理を
実行する(ステップS73)。
【0061】このようにして、例えば要求元を計算機1
1とすると、リモートファイルアクセスのオープン時
に、例えば要求先の計算機1n上の2次記憶装置1n5
に格納されたファイルデータを計算機11上の2次記憶
装置115に非同期読み込みによってコピー可能な状態
にする。そして、以降の処理の際に、非同期読み込みで
ローカルな2次記憶装置115に格納すると共に、主記
憶装置114上にファイルデータをキャッシングする。
以降のリモートファイルアクセス要求に対しては、全て
要求元計算機11の主記憶装置114上のデータキャッ
シュ25bまたは2次記憶装置115に格納されたファ
イル21bを使用する。
【0062】これにより、従来、リモートアクセス要求
の際に必要であった、ネットワークプロトコルの接続・
切断処理とネットワーク上のデータ転送が不要となるた
めオーバヘッドが軽減される。また、要求先計算機11
の2次記憶装置115の物理的な条件や、要求先計算機
1nの負荷状態等の影響を受けなくなる。これらのこと
から、リモートファイルへの高速アクセスが可能とな
る。
【0063】さらに、読み込み専用ファイルに対するリ
モートアクセス要求に対しては、常に要求先計算機11
の2次記憶装置115上のファイルの複製を要求元ファ
イルの主記憶装置114にマッピングしているため、要
求先計算機1nやネットワークプロトコルの障害の影響
を受けなくて済み、信頼性が向上される。
【0064】また、従来の仮想ファイルシステムのイン
タフェースと同じファイルアクセスインタフェースが保
たれていることから、過去のプログラム資産を無駄にす
ることがない。
【0065】さらに、リモートファイル21bに対する
データの書き込みがあった際には、同ファイルをコピー
している他の計算機に通知され、不正な処理が実行され
ないようにできる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、従
来のリモートファイルのインタフェースを変更すること
なく、高速なリモートファイルアクセスを可能とし、統
一的なアクセス管理を実現することが可能となるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる分散システムの概略
構成を示すブロック図。
【図2】本実施例における分散システムのリモートファ
イルアクセスの概略構成を説明するための図。
【図3】本実施例におけるリモートファイルアクセスの
オープン処理手順を説明するための部分的なフローチャ
ート。
【図4】本実施例におけるリモートファイルアクセスの
オープン処理手順を説明するための部分的なフローチャ
ート。
【図5】本実施例におけるリモートファイルアクセスの
クローズ処理手順を説明するためのフローチャート。
【図6】本実施例におけるリモートファイルアクセスの
読み込み処理手順を説明するためのフローチャート。
【図7】本実施例におけるリモートファイルアクセスの
書き込み処理手順を説明するためのフローチャート。
【図8】本実施例におけるリモートファイルアクセスの
位置決め処理手順を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1i(i=1、2、…、n)…計算機、100…ネット
ワーク、1i3(i=1、2、…、n)…通信インタフ
ェース、1i4(i=1、2、…、n)…主記憶装置、
1i5(i=1、2、…、n)…2次記憶装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の計算機がネットワークで結合さ
    れ、前記各計算機がファイルを保持するための2次記憶
    装置と主記憶装置を有して構成され、計算機間でファイ
    ルのアクセスが可能な分散システムにおいて、 前記計算機は、 他の計算機の2次記憶装置に保持されたリモートファイ
    ルに対するアクセス要求に応じて、前記リモートファイ
    ルを自計算機内の主記憶装置にコピーするリモートファ
    イルコピー手段と、 前記リモートファイルコピー手段によってコピーされた
    リモートファイルを自計算機内の2次記憶装置内に格納
    するリモートファイル格納手段と、 を具備し、 前記リモートファイルに対する2度目以降のアクセス要
    求の際には、前記リモートファイルコピー手段、前記リ
    モートファイル格納手段によって、自計算機内に存在す
    るリモートファイルに対してアクセスすることを特徴と
    する分散システム。
  2. 【請求項2】 前記リモートファイルコピー手段は、 1回目のリモートアクセス要求の際に主記憶装置にリモ
    ートファイル用の領域を割り当て、リモートファイルの
    データを前記領域を利用して非同期で読み込むことを特
    徴とする請求項1記載の分散システム。
  3. 【請求項3】 前記リモートファイルに対するアクセス
    を終了する際に、同リモートファイルに対して変更され
    た内容を、リモート先の2次記憶装置内に存在するファ
    イル上で更新することを特徴とする請求項1記載の分散
    システム。
  4. 【請求項4】 任意の計算機の2次記憶装置に読み込み
    専用のファイルが保持されている場合には、複数の計算
    機にリモートファイルのコピーを配置することを特徴と
    した請求項1記載の分散システム。
  5. 【請求項5】 あるリモートファイルを2次記憶装置に
    コピーしている計算機が複数あり、そのうち1つの計算
    機が前記リモートファイルに書き込みを行なった場合に
    は、各計算機内に存在するリモートファイルのコピーを
    破棄させることを特徴とした請求項1記載の分散システ
    ム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11265359A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Fujitsu Ltd 分散処理システム及び分散処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US6041376A (en) * 1997-04-24 2000-03-21 Sequent Computer Systems, Inc. Distributed shared memory system having a first node that prevents other nodes from accessing requested data until a processor on the first node controls the requested data
JP2007336015A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Ricoh Co Ltd 画像処理装置

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