JPH0863397A - ディスクキャッシュ制御方法 - Google Patents

ディスクキャッシュ制御方法

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JPH0863397A
JPH0863397A JP6199501A JP19950194A JPH0863397A JP H0863397 A JPH0863397 A JP H0863397A JP 6199501 A JP6199501 A JP 6199501A JP 19950194 A JP19950194 A JP 19950194A JP H0863397 A JPH0863397 A JP H0863397A
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cache
cache memory
disk
block
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JP6199501A
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English (en)
Inventor
Seiji Narita
聖司 成田
Keiichi Yu
恵一 勇
Shoshichi Munakata
昭七 宗像
Akio Furuyui
明男 古結
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キャッシュ管理テーブルのサーチ高速化とキャ
ッシュの高ヒット率を兼ね備え、磁気記憶装置等のデー
タ記憶装置におけるデータアクセス処理を高速化させ、
データアクセスにおける情報処理装置のオーバーヘッド
を低減すると共に、データの信頼性を高めたキャッシュ
メモリの制御方法を提供する。 【構成】ディスクのデータをセクタの整数倍のサイズの
ブロック毎に管理し、CPUよりアクセス要求のあった
論理アドレスを含むブロックのデータをキャッシュメモ
リ3に格納する。キャッシュ管理テーブルには、キャッ
シュに格納されているデータのアドレス情報と、アクセ
スされた頻度等の情報を書き込んでおく。キャッシュ制
御装置はデータをキャッシュのどこの領域に保存するか
を決定したり、キャッシュメモリが一杯になったときに
追い出すデータブロックを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置等の
記憶装置において、データアクセスを高速化するのに好
適なキャッシュ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、特開平61ー629
50号公報に開示されているように、ディスクキャッシ
ュメモリのアクセスに際し、登録テーブルを参照する前
にフラグの有無を検査することによりアクセスしたいブ
ロックがキャッシュメモリに存在することを調べる等の
技術が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にでは、
キャッシュメモリに目的のデータが存在するかどうかを
調べるのは高速に行なうことができる。しかし、ディス
クの全ブロックをカバーするためのフラグが必要とな
り、メモリが有効利用されない。また、キャッシュメモ
リが一杯になって、データ追い出しを行なう必要が起き
た場合の処理に関する事や、キャッシュメモリ上のデー
タの信頼性について考慮されていない。
【0004】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、キャッシュ管理テーブルのサーチ高速化とキャッシ
ュの高ヒット率を兼ね備え、磁気記憶装置等のデータ記
憶装置におけるデータアクセス処理を高速化させ、デー
タアクセスにおける情報処理装置のオーバーヘッドを低
減すると共に、データの信頼性を高めたキャッシュメモ
リの制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、ディスクのデータをセクタの整数倍のサイズ毎のブ
ロック単位で管理し、ディスクの論理アドレスから決定
されるブロックとキャッシュメモリのアドレスを対応付
けるキャッシュ管理テーブルを設け、必要とするデータ
がキャッシュメモリにあるかどうかを判定する。ディス
クのデータは、ブロック毎にある程度限定されたキャッ
シュメモリ領域に格納されるので、キャッシュ管理テー
ブルの全領域を調べる必要がなくなりサーチが高速に行
なえる。また、キャッシュ管理テーブルではデータがア
クセスされた回数を記録していくことでデータの使用頻
度を求め、メモリがいっぱいになった場合に使用頻度の
低いデータブロックをキャッシュメモリから掃き出し、
キャッシュのヒット率向上を図る。さらに、キャッシュ
内のデータと実際のディスクのデータが等しいかどうか
を示す情報を付加し、キャッシュのデータとディスクの
データの整合性を確保する。
【0006】CPUからディスクリード命令が来た場
合、キャッシュ管理テーブルをサーチし、必要なデータ
がキャッシュメモリの内部にある時にはディスクをアク
セスすることなくキャッシュ上のデータをCPUに渡
す。キャッシュに無い場合には、ディスクから読み込む
と同時にキャッシュにもデータを書込み、データをキャ
ッシュメモリからCPUに渡す。
【0007】CPUからディスクライト命令が来た場
合、書込みたいデータがキャッシュ内にある時には、キ
ャッシュ上のデータを書き換えるのみでCPUにはライ
ト終了を報告して制御を返す。その時、キャッシュ管理
テーブルにキャッシュとディスクのデータの整合性がと
れていないことを記す。データがキャッシュに無い時に
は、先ずデータをキャッシュに読み込んでから上記のラ
イト処理を行なう。
【0008】キャッシュとディスクの整合性が取れてい
ない時に、何らかの理由で電源断が起こっても、キャッ
シュメモリの内容を電池バックアップすることで、デー
タ破壊が発生するのを防ぐ手段を提供する。
【0009】キャッシュメモリ上のデータの信頼性向上
のため、キャッシュメモリ上のデータにエラー訂正コー
ドを付加し、データエラーが発生した場合には、キャッ
シュ制御装置により自動的にデータの回復を行なう。た
だし、物理的にメモリが破壊されデータエラーが発生し
ている場合には、正常動作不能のメモリ領域をキャッシ
ュメモリの管理領域から外し縮退する機能を提供する。
【0010】
【作用】CPUからのアクセス命令が来た場合に、頻繁
にアクセスされるデータのサイズにより、データを管理
するサイズを最適化し、できうる限りヒット率の高めら
れたキャッシュメモリに対する処理を行なうことで、デ
ィスクへの直接のアクセスを極力減らすことができ、デ
ィスクアクセスによる情報処理装置のオーバーヘッドを
抑えることができる。さらに、データに対する電池バッ
クアップやエラー訂正コードの付加等により、データの
信頼性向上が図られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0012】図1は本発明におけるシステム構成図であ
り、1はプログラムを解析実行してデータの転送授受を
行なう中央処理装置(CPU)、2はキャッシュに関す
る制御等を行なうキャッシュ制御装置、3は磁気ディス
クのデータを格納するキャッシュメモリ、4はキャッシ
ュメモリ3のデータと磁気ディスク装置5のデータとを
結び付け、ディスクアクセスがあるごとに内容が更新さ
れるキャッシュ管理テーブル、5は磁気ディスク装置で
ある。
【0013】図2は、磁気ディスク装置5の論理アドレ
スをブロック単位で2次元の行列(L,M)で表した図
である(L=1〜a,M=1〜b)。磁気ディスク装置
5内の1つの磁気ディスクの論理アドレスは、セクタの
整数倍ごとのブロックに区切って管理され、行Lと列M
を指定することで、特定の論理アドレスを含むブロック
を指し示すことができる。なお、行の小さい方が論理ア
ドレスも小さくなるようにする。
【0014】図1に示すキャッシュ制御装置2は、アク
セスされるデータのサイズに応じてブロックのサイズを
最適化し、キャッシュのヒット率を向上させる機構を備
えている。さらに、上記ブロックサイズは、ユーザが使
用するデータサイズに応じて設定可能に構成してもよ
い。例えば、500バイト程度のサイズのデータが多く
存在して、頻繁にアクセスされる場合には、キャッシュ
メモリの1ブロックのサイズを512バイトにしておけ
ば、キャッシュ領域に無駄が少なくなり、キャッシュメ
モリ3が有効に利用できる。
【0015】図3はキャッシュメモリ3を図2の1ブロ
ックと同じサイズごとに区切り、2次元の行列(I,
M)で表したものである(I=1〜c,M=1〜b)。
列数Mは、図2に示す磁気ディスクの論理アドレスの列
数と同数である。
【0016】図4はキャッシュ管理テーブル4の一例を
示す図であり、2次元の行列(K,M)で示されている
(K=1〜d,M=1〜b)。列数Mは、図2に示す磁
気ディスクの論理アドレスの列数と同数である。キャッ
シュ管理テーブル4は、キャッシュメモリ3に格納され
ているデータの情報を保持する。キャッシュ管理テーブ
ル4の行数dは、メモリの利用効率やサーチの高速化の
ために、次の様に変更できる。
【0017】第1に、図3に示すキャッシュメモリ3の
ブロックと行数を等しくし(c=d)、キャッシュメモ
リ3の配列と1対1に対応する配列を用意した場合、キ
ャッシュ管理テーブル4の行数から、直ちにデータの入
っているキャッシュの領域を割り出すことができる。し
たがって、キャッシュ管理テーブル4のサーチ処理が高
速化されるが、他方において、キャッシュ管理テーブル
4としてキャッシュメモリ3の全ての領域をカバーする
だけのメモリが必要となる。第2に、図2に示す磁気デ
ィスク装置5の論理アドレスのブロックと行数を等しく
した場合には(a=d)、キャッシュ管理テーブル4を
サーチする必要がなくなり、ディスク上ののデータがキ
ャッシュメモリ3にあるかどうかを調べる手間が大幅に
削減され、サーチ処理が高速化される。しかし、この場
合には、キャッシュ管理テーブル4としてディスクの全
領域をカバーするだけのメモリが必要となり、メモリの
利用効率が良くない。
【0018】図5はキャッシュ管理テーブルの1ブロッ
クに入っている情報を表したもので、磁気ディスク装置
の各ディスクの論理アドレスとキャッシュメモリ3の領
域を2次元の配列で管理した場合、それぞれのデータが
何行目にあるかを示す情報51,52と、キャッシュメ
モリ3から追い出すデータを決定するときに利用するア
クセス回数判定カウンターの情報53と、キャッシュメ
モリ3のデータがディスクに反映されているか否かを示
す情報54を記録しておく。ここで、図3における何行
目のデータかを示す情報52は、図3と図4の行数が等
しい場合には不要なものである。
【0019】図1において、CPU1から磁気ディスク
装置5へ入出力起動命令(リード命令とライト命令のど
ちらでも良い)が最初に発行されたると、該入出力起動
命令に含まれる磁気ディスク装置5の論理アドレスを含
むブロックのデータはキャッシュメモリ3に格納され
る。ここで、磁気ディスクのデータブロックのi列目
(i=1〜b)に存在するデータは、同じくキャッシュ
メモリのi列目に順番に格納されていく。この時、キャ
ッシュ制御装置2は、データを圧縮したり(圧縮方法と
しては、公知のLZ方式等を利用することができる)、
エラー訂正コードを付加する等の処理を行なう。次に、
データを格納したキャッシュメモリ3のブロックに対応
するキャッシュ管理テーブル4(図4参照)のブロック
に情報を書き込む。キャッシュ管理テーブル4には、図
5に示すように、図2に示すディスク上のデータブロッ
クのうち、何列目のブロックのデータがキャッシュメモ
リ3に格納されたのかを示す情報51と、アクセス回数
判定情報53と、磁気ディスクへキャッシュメモリ3の
データを反映済みかどうかを示す情報54を書き込む。
【0020】図6は、第1に示す実施例において、キャ
ッシュ制御装置2におけるリード処理を示すフローチャ
ートである。磁気ディスク装置5のリード命令がCPU
1から発行された場合(ステップ60)、その論理アド
レスを含むディスクデータブロック(図2参照)が、キ
ャッシュメモリ3のどの列(n)に格納されているのか
を計算する(ステップ61)。なお、ステップ61にお
いて、行まで求めても良い。次に、計算で求まったキャ
ッシュ管理テーブル4の特定の列nをサーチし(ステッ
プ62)、キャッシュメモリ3上の何行目にデータがあ
るか否か(キャッシュヒットか否か)を調べる(ステッ
プ63)。データがキャッシュメモリ3に存在する場合
には、キャッシュ管理テーブル4から目的のデータがキ
ャッシュメモリ3のどこに存在するかを調べ(ステップ
64)、キャッシュメモリ3上のデータをCPU1に渡
す(ステップ69)。データがキャッシュメモリ3に存
在しない場合には、キャッシュ管理テーブル4をサーチ
してキャッシュメモリ3の列nに空きがあるか否かを判
定し(ステップ65)、空きがある場合には磁気ディス
ク装置5上のデータをキャッシュメモリ3の該空き領域
に格納してから(ステップ67)、キャッシュメモリ3
上のデータをCPU1に渡し、キャッシュ管理テーブル
4のアクセス回数判定部を書き替える(ステップ6
8)。次に、キャッシュメモリ3上のデータをCPU1
に渡す(ステップ69)。キャッシュメモリ3からデー
タを読み込む時、キャッシュ制御装置2は、データの破
壊が発生していないかを調べ、何らかの異常があればエ
ラー訂正コードから正常なデータを作成する。ステップ
65において、空き領域がないと判定された場合には、
キャッシュ管理テーブル4のアクセス回数判定カウンタ
53から、追い出すデータを決定し、データの追い出し
を実行した後、ステップ67に進む。
【0021】なお、上記実施例において、キャッシュメ
モリ3の物理的な破壊等により、正常にメモリアクセス
が行なえなくなった場合には、キャッシュ制御装置2は
異常のメモリ領域を自動的に切り離し、キャッシュメモ
リ3の容量を縮小して動作を継続する機能を有する。
【0022】次に、一例として、図6と図7を参照しな
がら、ディスクのデータサイズを512kB単位で扱
い、キャッシュメモリ3の容量1MB、キャッシュメモ
リ3を行数4、列数5で管理した場合に、磁気ディスク
の論理ブロック8番目から10ブロック分(ブロック8
からブロック17まで)リード処理する場合の処理の流
れについて考えてみる。ここで、図7は上記の例におけ
るキャッシュメモリ3の配列を示している。
【0023】まず、アクセス要求のあった先頭の論理ブ
ロック8番目が、図2において何行目の何列にあるか調
べるために、先頭論理ブロック8番目を、キャッシュの
列数5で割ると、8÷5=1 余り3 となる。この結
果の余りより、列数n=3が求まる。行数mは、上記の
商1に1を加えることで求まり、行数m=2となる(ス
テップ61)。論理ブロックの8番目は、キャッシュの
3列目にしか入らないので、その列をサーチすれば良い
(ステップ62)。先頭のブロック8番目の処理が終了
したら、次のブロック9番目に対しても同様の処理を行
ない、順次最後のブロック17番目まで繰り返し、該当
データがキャッシュメモリ3に格納されているか否かを
サーチする。
【0024】図8に示す状態遷移図を用いて説明する。
図8において、Freeとはキャッシュメモリ3にデー
タがない状態を示すフラグであり、Sameとはキャッ
シュメモリ3とディスクの内容が一致している状態を示
すフラグであり、Differrentとはキャッシュ
メモリ3とディスクの内容が一致していない状態を示す
フラグである。図8において、磁気ディスク装置5への
ライト命令が発行された場合、ディスクへの直接の書き
込みは行なわず、キャッシュメモリ3上のデータを書き
替えるのみでCPU1には処理終了を報告する。そのと
き、キャッシュ管理テーブル4のアクセス回数カウンタ
53を書き替え、キャッシュメモリ3の内容がディスク
に反映されていないことを示すビット(Differr
ent)を立てる(83)。ただし、ライトキャッシュ
を使用したくない場合には、このビットを無視して常に
ライトスルーにすることもできる。また、磁気ディスク
装置5を管理する磁気記憶制御装置(図示せず)および
CPU1のアイドリング時、磁気ディスク装置5とキャ
ッシュメモリ3のデータが一致していない部分につい
て、キャッシュメモリ3上のデータをディスクに書き込
み、キャッシュメモリ3の内容をディスクに反映させて
おくこともできる。そうした場合、キャッシュメモリ3
のデータがディスクに反映されていないことを示すため
にセットしたビット(Differrent)をクリア
し、キャッシュとディスクの内容の整合性がとれている
事を示すビット(Same)をセットする(82)。
【0025】アクセス回数判定部(アクセス回数判定カ
ウンタ53)では、キャッシュ管理テーブルの列ごとに
各々次のような操作を行なうことにより、キャッシュが
一杯になった場合にキャッシュから追い出すデータを決
定する(ステップ66)。ここでは説明を簡単にするた
め、キャッシュメモリ3の行数が3行の場合について考
え、図9及び図10に示すように、特定の1列に注目し
てみることにする。
【0026】図9において、は、まだキャッシュに何
らデータが入っていない状態(図8の81)。は、デ
ータのアクセスが行なわれ1行目にデータが入った状
態。は、さらに別のデータアクセスが行なわれ、その
データが2行目に格納された状態。は、さらに別のデ
ータがアクセスされ、そのデータが3行目に格納された
状態。
【0027】この後、例えば2行目のデータをアクセス
する命令が来た場合には、図10のαの様になる。ま
た、の状態の後、3行目のデータをアクセスしてか
ら、2行目をアクセスすると、図10のβの様になる。
【0028】このように、新しくアクセスされたデータ
ブロックのカウンターの値は常に1とし、同一列におけ
るその他のブロックの中でカウンターの値が0でないブ
ロックについてはそのカウンターの値を1ずつ増やして
いく。
【0029】アクセス回数判定部(53)では、キャッ
シュ管理テーブルの列ごとにこのような操作を行なうこ
とによりキャッシュが一杯になった場合にキャッシュか
ら追い出すデータを決定する(ステップ66)。アクセ
ス回数判定用カウンタ53は最初全て0になっており、
キャッシュメモリ3内にデータが格納されていないこと
を表している(図8の81)。キャッシュメモリ3にデ
ータが格納された時、そのキャッシュ領域に対応するキ
ャッシュ管理テーブル4のブロック内のアクセス回数判
定用カウンタ53の値と、その列の他のブロックでカウ
ンタの値が0以外の所のカウンターの値を1増やす。0
の部分が無くなり、キャッシュの追い出しを行なうとき
には、アクセス回数判定用カウンターの値が最大のブロ
ック、つまり最も長い間アクセスされずにキャッシュに
残っていたブロックから追い出す。また、カウンターの
値がある一定の値まで行った場合にも、そのブロックの
データをキャッシュから追い出す。ただし、追い出すブ
ロックのデータがディスクに反映されていない場合(D
ifferrent)には、キャッシュメモリ3の内容
をディスクに書き込んでからキャッシュメモリ3上のデ
ータの追い出しを行なう。
【0030】まれにアクセスされるデータのサイズが、
キャッシュ領域の1行に納まらないほど大きく(一度に
数十MB単位のアクセスが来た場合)、キャッシュ領域
に空きが無い場合などには、キャッシュメモリ3にデー
タを格納せずに処理する手段を採ることもでき、キャッ
シュ管理テーブル4のサーチを行なわず、すでにキャッ
シュメモリ3に格納されているデータを追い出さないよ
うにする機能を設ることで、キャッシュヒット率を向上
させている。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、アクセスされるディス
クの論理アドレス毎に、キャッシュ管理テーブルのサー
チに必要な部分が特定の列に限定されるため、全てのテ
ーブルを見る必要がなくなり、サーチ処理が高速化され
る。また、データのアクセス頻度を判定していることで
キャッシュのヒット率が向上する。以上の理由で、ディ
スクへの直接のアクセスを減らすことができ、ディスク
アクセスによる情報処理装置のオーバーヘッドを極力抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を適用したシステム構成を示すブ
ロック図。
【図2】図2は図1に示す磁気ディスク装置の論理アド
レスをブロック単位で2次元の行列で表した図。
【図3】図3は図1に示すキャッシュメモリを図2の1
ブロックと同じサイズごとに区切り、2次元の行列で表
した図。
【図4】図4は2次元の行列で構成され、キャッシュメ
モリに格納されているデータの情報を保持するキャッシ
ュ管理テーブルの一例を示す図。
【図5】図5はキャッシュ管理テーブルの1ブロックに
入っている情報を表す図。
【図6】図6はリード処理の場合のフローチャート。
【図7】図7は図1に示すキャッシュメモリの配列の具
体例を示す図。
【図8】図8は図1に示すキャッシュメモリの状態遷移
図。
【図9】図9はキャッシュ管理テーブルの1ブロック内
に含まれるアクセス回数判定カウンタの計数値の変化の
一例を示す図。
【図10】図10はキャッシュ管理テーブルの1ブロッ
ク内に含まれるアクセス回数判定カウンタの計数値の変
化の一例を示す図。
【符号の説明】
1…中央処理装置(CPU)、2…キャッシュ制御装
置、3…キャッシュメモリ、4…キャッシュ管理テーブ
ル、5…磁気ディスク装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古結 明男 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク装置と、磁気ディスク装置
    に対する入出力起動命令を解析実行する中央処理装置
    と、磁気ディスクのデータをキャッシングするキャッシ
    ュメモリと、キャッシュメモリを制御するキャッシュ制
    御装置からなる情報処理装置において、 頻繁にディスクアクセスされるデータのサイズに合わせ
    て可変的に最適化したブロック単位のデータを2次元の
    行列として管理し、かつそのブロック毎のデータをディ
    スクの論理アドレスから割り出されるブロック毎に、あ
    る限定された列のキャッシュメモリ領域に格納し、更に
    アクセス要求のあったディスクの論理アドレスを含むブ
    ロックが、キャッシュメモリのどの領域に格納されてい
    るかを対応付けるキャッシュ管理テーブルを設けたこと
    を特徴とするディスクキャッシュ制御方法。
  2. 【請求項2】 上記キャッシュメモリに空きがなくな
    り、データのリプレースが必要になった場合、ディスク
    アクセスが行なわれる毎に必要となるサーチ処理時に、
    キャッシュ管理テーブルのアクセス回数判定カウンター
    の値を1ずつ増やしていく処理を行ない、サーチと同時
    に最も長い間使用されなかったデータの判定を可能に
    し、その判定結果よりリプレースするデータを決定する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスクキャッシュ制
    御方法。
  3. 【請求項3】 上記ディスクにデータを書き込むときに
    データを圧縮し、読み込むときにはデータを元のサイズ
    に伸張することを特徴とする請求項1記載のディスクキ
    ャッシュ制御方法。
  4. 【請求項4】 キャッシュメモリが部分的に正常動作不
    能となった場合、動作不能のメモリ空間をキャッシュメ
    モリの管理領域から外し、キャッシュメモリ容量が減少
    した状態でのディスクキャッシュの動作を可能とした請
    求項1記載のディスクキャッシュ制御方法。
JP6199501A 1994-08-24 1994-08-24 ディスクキャッシュ制御方法 Pending JPH0863397A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007004326A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Kobe Steel Ltd データアクセス方法及びそのプログラム
US9846654B2 (en) 2014-03-18 2017-12-19 Fujitsu Limited Storage apparatus, cache control method, and computer-readable recording medium having cache control program recorded thereon

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