JPH0863052A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JPH0863052A
JPH0863052A JP6201063A JP20106394A JPH0863052A JP H0863052 A JPH0863052 A JP H0863052A JP 6201063 A JP6201063 A JP 6201063A JP 20106394 A JP20106394 A JP 20106394A JP H0863052 A JPH0863052 A JP H0863052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
transfer
color mode
fixing
bias
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6201063A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Okamoto
潤 岡本
Setsuo Soga
節夫 曽我
Toshiya Yabei
俊哉 矢部井
Takashi Koshinuma
隆 越沼
Yasuhiro Kodaira
康弘 小平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6201063A priority Critical patent/JPH0863052A/ja
Publication of JPH0863052A publication Critical patent/JPH0863052A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】単色或は複数色の任意のカラーモードを選択す
るカラーモード選択手段と、複数色の現像手段と、この
現像手段による可視像を転写紙に転写する際にバイアス
を印加する転写バイアス手段と、転写後の可視像を定着
する定着手段を有するカラー画像形成装置において、転
写紙の紙厚に応じて最適なプロセス条件の設定行うこと
の煩雑さや、誤設定を防止する。 【構成】転写紙搬送経路上であって前記現像手段の上流
位置に、転写紙の厚さを検知する紙厚検知手段を有する
と共に、この紙厚検知手段による転写紙の紙厚情報と、
前記カラーモード選択手段によるカラーモード情報とに
基づき、転写バイアス手段のバイアス電圧を自動的に切
り換えるバイアス自動切り換え手段(50、129、1
30、131、132、133)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】 . 単色或は複数色の任意のカラーモードを選択する
カラーモード選択手段と、複数色の現像手段と、この現
像手段による可視像を転写紙に転写する際にバイアスを
印加する転写バイアス手段と、転写後の可視像を定着す
る定着手段を有するカラー画像形成装置がある。
【0003】このような画像形成装置においては、転写
紙の紙厚に応じた最適の定着条件(温度、速度等)、転
写条件(転写バイアス)が存在する。従来のカラー画像
形成装置においては、転写紙の厚さに幅があるにも拘ら
ず、普通紙(55kg〜90kg紙未満)と、厚紙(9
0kg〜135kg)の2種類に大別して、この2種類
の紙厚に対応させて、定着条件や転写条件等のプロセス
条件を定めている。
【0004】例えば、従来のプロセス条件の設定手順に
よれば、ユーザーは、使用する転写紙の厚さから、その
転写紙が普通紙か厚紙かの判断をし、その何れに該当す
るかを画像形成装置の操作部の押しボタン操作により指
定する。一方、画像形成装置は、原稿を読み取り、その
原稿の情報から、その原稿のカラーモードを自動的に読
み取る。ここで、カラーモードとしては、原稿が1色の
場合(これを1Cと称する。)、2色の場合(これ2C
と称する。)、3色の場合(これを3Cと称する。)、
4色の場合(これを4Cと称する。)の4種がある。
【0005】これら、紙厚の情報と、カラーモード情報
とに基づき、画像形成装置のプロセス制御部は、転写紙
搬送時の線速度、転写バイアス手段に印加される転写バ
イアス電圧、定着手段の定着温度等のプロセス条件を、
図10に示す表に従って設定する。そして、この設定に
従い画像形成が行われる。カラーモードに応じてプロセ
ス条件を変えるのは、カラーモードによって、可視像化
の手段であるトナーの付着量が異なるからである。
【0006】つまり、転写時に転写紙の受ける電荷量
は、転写バイアス電圧、紙厚、カラーモード、線速度等
に応じて変わるので、予め、最適な組み合わせ条件を求
めておき、その条件に従い最適な転写紙電荷量を得て、
画像形成を行なおうとするのである。
【0007】ちなみに、図10に示す表をグラフで表現
すると、紙厚、転写バイアス、カラーモードの関係は図
11に示すようになる。転写バイアス手段により図11
に示す条件で転写紙に転写バイアス電圧を印加した場合
には、図8に示す紙厚と線速度の関係を満足した上で、
最終的に転写紙が得る電荷量は図12に示すように、紙
厚とカラーモードに応じて定まることになる。
【0008】同様に、定着速度についも、紙厚に応じた
最適な速度というものがあり、これも、図10に示す表
に従い、普通紙か厚紙かの判断、及び、カラーモード条
件に従って定められるようになっている。
【0009】. ユーザーが転写紙の種類に応じて、
画像形成装置の操作部で定着条件を調整する技術が実開
昭50−30161号公報、特開昭59−84275号
公報に開示されている。また、紙厚検知手段により転写
電流、分離電流のオン、オフのタイミングを制御する技
術が特開平2−190885号公報に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術にお
いては、画像形成の都度、ユーザーが転写紙の厚さで、
普通紙か厚紙かの判断をして、操作部上でその何れかを
指定することが必要で煩雑であるし、万一、ユーザーが
紙厚を誤って指定した場合には、転写不良や定着オフセ
ット、未定着等の画像上のトラブルを生じてしまうとの
問題がある。
【0011】また、実際には使用される個々の紙厚に応
じて、最適な転写条件や定着条件等が存在するにも拘ら
ず、図10にも示したように転写紙を普通紙、厚紙の2
種類に限定しているため、必ずしも最適とはいえない条
件で画像の形成がなされる場合があるとの問題がある。
前記の従来技術についても、前記の問題を解決する
ものではない。
【0012】本発明は、転写紙の紙厚に応じて最適なプ
ロセス条件の設定行うことの煩雑さや、誤設定を防止す
ることのできるカラー画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、次のように構成した。 (1).転写紙搬送経路上であって前記現像手段の上流
位置に、転写紙の厚さを検知する紙厚検知手段を有する
と共に、この紙厚検知手段による転写紙の紙厚情報と、
カラーモード選択手段によるカラーモード情報とに基づ
き、転写バイアス手段のバイアス電圧を自動的に切り換
えるバイアス自動切り換え手段を有することとした(請
求項1)。
【0014】(2).転写紙搬送経路上であって現像手
段の上流位置に、転写紙の厚さを検知する紙厚検知手段
を有すると共に、この紙厚検知手段による転写紙の紙厚
情報に基づき、定着手段の定着速度を自動的に切り換え
る定着自動切り換え手段を有することとした(請求項
2)。
【0015】(3).転写紙搬送経路上であって現像手
段の上流位置に、転写紙の厚さを検知する紙厚検知手段
を有すると共に、この紙厚検知手段による転写紙の紙厚
情報と、カラーモード選択手段によるカラーモード情報
とに基づき、転写バイアス手段のバイアス電圧を自動的
に切り換えるバイアス自動切り換え手段と、紙厚検知手
段による転写紙の紙厚情報に基づき、定着手段の定着速
度を自動的に切り換える定着自動切り換え手段を有し、
バイアス自動切り換え手段によるバイアス電圧の切り換
えと、定着自動切り換え手段による定着手段による定着
速度の切り換えとを、相互に関連づけて連動させて行う
連動切り換え手段を有することとした(請求項3)。
【0016】(4).転写紙搬送経路上であって現像手
段の上流位置に、転写紙の厚さを検知する紙厚検知手段
を有すると共に、この紙厚検知手段による転写紙の紙厚
情報と、カラーモード選択手段によるカラーモード情報
とに基づき定着手段の定着温度を自動的に切り換える定
着温度自動切り換え手段を設けた(請求項4)。
【0017】
【作用】転写紙の厚さが紙厚検知手段により自動検知さ
れ、その検知結果に基づき、その紙厚の転写紙のプロセ
ス条件として最適な値として求められているプロセス条
件が自動的に設定される。
【0018】
【実施例】
(i).本発明の実施に適する画像形成装置の例 図1において、カラー原稿による画像を出力する場合、
ユーザーが操作部51を操作することにより、カラーモ
ードであることの指定する。その情報はインターフェー
ス133を経て中央処理装置130に至り、ランダムア
クセスメモリ132に格納される。
【0019】原稿台に載置されたカラー原稿はスキャナ
6により読み取られ、その色情報からカラーモード検知
部129により、カラーモードの種別である、1C,2
C,3C,4Cの何れのカラーモードであるかの検知が
なされ、当該カラーモードの種別情報がランダムアクセ
スメモリ132に格納される。また、画像の読み取り情
報は記憶手段に格納される。カラーモード検知部129
は、単色或は複数色の任意のカラーモードを選択するカ
ラーモード選択手段を構成する。
【0020】次に、上記記憶手段に格納された画像の読
み取り情報に従ってレーザー書込手段209が駆動され
てレーザー光が感光体5上に照射され、潜像が形成され
る。この潜像は現像装置100によって可視像化され
る。単色或は複数色の任意のカラーモードの何れかの、
カラーモードの種別に従い、潜像形成、現像プロセスが
実行されて中間転写ベルト25上には、カラートナー像
が形成される。
【0021】一方、図2に示すように、給紙手段200
から給紙された転写紙Pは、レジストローラ10を通過
し、紙厚センサ1によって、紙厚が検知される。この紙
厚センサ1による紙厚検知のメカニズムについては後述
する。この紙厚センサ1により紙厚が検知された転写紙
Pは紙転写ローラ20部に至る。そして、該紙転写ロー
ラ20の部位にて、中間転写ベルト25上に一次転写さ
れているカラートナー像が該転写紙P上にに二次転写さ
れる。
【0022】ここで、一次転写とは、ドラム状の感光体
5から中間転写ベルト25へトナー像が転写されること
を、二次転写とは中間転写ベルト25から転写紙Pへト
ナー像が転写されることをいう。この二次転写により、
所謂、紙転写がなされる。
【0023】上記紙厚センサ1によって検知された紙厚
情報は、ランダムアクセスメモリ132に格納され、リ
ードオンリーメモリ131に予め格納されているデータ
との関係で最適紙転写バイアスが選択されて、紙転写バ
イアス制御部50を介して紙転写ローラ20に転写バイ
アス電圧が印加される。
【0024】こうして、紙転写ローラ20には、上記紙
厚センサ1によって検知された紙厚に応じた最適紙転写
バイアスが印加される。紙転写後、転写紙Pは搬送部3
0を経て、定着装置40に進入して加熱定着が行われ
る。このとき、搬送速度は定着搬送駆動部134によ
り、前記紙厚に対応して定着に最適な速度に切り替わっ
ている。また、転写紙の紙厚に応じて、電源回路135
を介して定着温度制御部136が駆動され、定着ローラ
41のヒータ43を制御して定着温度の最適化を図る。
【0025】さらに、中央処理装置130は、トナー補
給制御部137を介して現像装置100へのトナー補給
制御を行ったり、バイアス電源制御回路138を駆動し
て最適なバイアス電圧を印加する。
【0026】紙厚センサ1の一例を図3により説明す
る。図3において、レジストローラ10の下流位置には
ガイド板204があり、このガイド板204上をレジス
トローラ10から送り出された転写紙Pが案内されて通
過するようになっている。ガイド板204の上に転写紙
Pが到来する以前の状態では、フィラー201aの下端
部がガイド板204に接している。フィラー201aは
支点O1を中心に回動自在である。フィラー201aの
上端部は、もう一つのフィラー201bの下端部に当接
している。
【0027】フィラー201bは支点O2を中心に回動
自在である。フィラー201bの上端部は移動用回折格
子202により押圧されている。移動用回折格子202
は図示省略の案内手段により案内されて上下動自在であ
り、上端部を伸長性のばね203により下向きに付勢さ
れている。つまり、このばね203の付勢力が、移動用
回折格子202、フィラー201b、フィラー201a
の順に伝達されて該フィラー201aの下端部がガイド
板204の上面に所定の当接力にて当接していることに
なる。この当接力は、レジストローラ10により送り出
される転写紙Pにより該フィラー201aの下端部が押
し上げられ得る程度の大きさとなるように調節されてい
る。
【0028】移動用回折格子202と対向するようにし
て固定用回折格子205が設けられている。また、これ
ら移動用回折格子202と固定用回折格子205とを間
にして、半導体レーザによる光源206とコリメートレ
ンズ207とが設けられており、光源206より出射さ
れた光は、移動用回折格子202及び固定用回折格子2
05を通り、コリメートレンズ207により受光素子2
08に結像されるようになっている。
【0029】図3に実線で示すように、転写紙Pがフィ
ラー201aを押し上げると、固定回折格子205に対
して移動用回折格子203がずれる。このずれに伴う干
渉縞の移動量を受光素子208により読み取ることによ
り、転写紙Pの厚さを知ることができる。このように、
紙厚センサ1により、転写紙Pの紙厚を個々に検知する
ことができる。
【0030】(ii).請求項1に対応する説明 図4に示すように、紙厚と最適な転写電荷量とは、一定
の関係がある。図4に示すように、紙厚が増すと必要な
電荷量も多くなるという関係がある。また、特にフルカ
ラーの場合は、多色トナーが形成されるので、1C,2
C,3C,4C等のカラーモードによっても最適電荷量
が変わるという関係がある。
【0031】そこで、図3により説明した如き紙厚セン
サ1を使用して、通紙される転写紙Pの厚さを検知し、
その検知結果に基づき、図4に示す転写電荷量が転写紙
Pに得られるように、紙転写ローラ20にバイアス電圧
を印加する。紙厚に応じた紙転写ローラ20に対するバ
イアス用の印加電圧の設定は、中央処理装置130から
の指令に従う、紙転写バイアス制御部50により行われ
る。リードオンリーメモリ131には、予め、図4に示
す如き転写電荷量を与えるべき紙転写ローラ20への印
加電圧を紙厚との関係で表したデータが格納されてい
る。この格納データを、実際の転写紙の厚さと照合し
て、最適転写バイアスを決定し、紙転写バイアス制御部
50を駆動して最適バイアスを印加する。
【0032】図1において、カラーモード検知部129
は、単色或は複数色の任意のカラーモードを選択するカ
ラーモード選択手段の一例を構成する。また、紙転写バ
イアス制御部50、インターフェース133、中央処理
装置130、ランダムアクセスメモリ132、リードオ
ンリーメモリ131等は、紙厚検知手段による転写紙の
紙厚情報と、カラーモード選択手段によるカラーモード
情報とに基づき、転写バイアス手段のバイアス電圧を自
動的に切り換えるバイアス自動切り換え手段を構成す
る。
【0033】本例によれば、普通紙、厚紙だけの区別で
なく、全紙厚及びカラーモードに対応させた最適画像を
提供し、かつ、これらの切り換えを自動的に行いユーザ
ーの誤操作をなくすことができる。
【0034】(iii).請求項2に対応する説明 定着速度についても、紙厚に応じた最適な値が存在す
る。本例では、図5に示すように、紙厚が55kgから
90kg未満までの間のものについては、v1の定着速
度で、紙厚が55kgを超えて135kgまでの範囲に
ある転写紙については、v1よりも遅いv2の定着速度
で、転写紙Pを搬送しつつ定着するようにしている。な
お、これは一例であり、図5に破線で示すように、紙厚
に対応し一次関数的に変化する定着速度する特性に従
い、定着速度を設定することができる。
【0035】図1において、図5の如きデータはリード
オンリーメモリー131に予め格納されている。紙厚検
知手段1により、実際の紙厚が測定されて、そのデータ
がランダムアクセスメモリ132に格納され、リードオ
ンリーメモリー131の情報と照合されて、最適な定着
速度が定着搬送駆動部134により設定される。
【0036】本例では、定着搬送駆動部134、インタ
ーフェース133、中央処理装置130、ランダムアク
セスメモリ132、リードオンリーメモリ131等は、
紙厚検知手段による転写紙の紙厚情報に基づき、定着手
段の定着速度を自動的に切り換える定着自動切り換え手
段を構成する。
【0037】図2において、紙転写ローラ20から定着
ローラ41までの長さLが通紙の可能最大長さL1より
も大きい場合(L>L1:例えばA3縦サイズ)、紙転写
時の速度と定着速度とは独立に設定できる。それは、最
大転写紙が紙転写ローラ20を抜けても紙先端が定着ロ
ーラ41と加圧ローラ42とで形成されるニップ部に到
達していないので、線速差による画像ブレ等の不具合の
可能性がないからである。
【0038】本例によれば、ユーザーがモード選択せず
に紙厚を自動検知させて、最適定着速度に切り換えるこ
とができる。
【0039】(iv).請求項3に対応する説明 昨今では、画像形成装置のコンパクト化に伴って、L<
1なる場合がある。この場合には、定着速度に紙転写
時の線速が決定されてしまうので、紙転写バイアスは、
定着速度v1、v2に合わせなければならない。そこで、
図5に実線で示すような紙厚と定着速度との関係があっ
たとして、図6に示すような紙厚と転写バイアス及びカ
ラーモードとの関係を組み合わせたとき、図4に示すよ
うな紙厚と転写電荷量との関係をカラーモードごとに得
ることができる。
【0040】そこで、図5に示すデータと図6に示すデ
ータとを、図1に示すリードオンリーメモリー131に
予め格納しておき、紙厚やカラーモードに対応した、最
適な紙転写電荷量、及び、最適な定着速度を与える。
【0041】本例で、定着搬送駆動部134、紙転写バ
イアス制御部50、インターフェース133、中央処理
装置130、ランダムアクセスメモリ132、リードオ
ンリーメモリ131等は、紙厚検知手段による転写紙の
紙厚情報に基づき、定着手段の定着速度を自動的に切り
換える定着自動切り換え手段であり、また、転写バイア
ス手段のバイアス電圧を自動的に切り換えるバイアス自
動切り換え手段であり、また、これらの各自動切り換え
手段による切り換えを相互に関連づけて連動させて行う
連動切り換え手段を構成する。また、カラーモード検知
部129は、単色或は複数色の任意のカラーモードを選
択するカラーモード選択手段の一例を構成する。
【0042】本例によれば、定着速度の切り換えと、紙
転写電荷量の切り換えを連動させて行い、出力値である
紙転写バイアスにフィードバックさせて最適紙転写バイ
アスを得ることができる。
【0043】(v).請求項4に対応する説明 本例では、転写紙の紙厚情報とカラーモード情報とに基
づき、定着温度を自動的に切り換える。図7において、
カラーモードが1C及び4Cのそれぞれの場合につい
て、紙厚との関係を示している。カラーコピーの場合、
トナーを定着させるのに、紙厚とトナー層の厚さとで温
度領域が変わる。紙厚が大きくなるほど、また、トナー
層が多くなるほど(例えば、カラーモードが1Cの場合
よりも4Cの場合の方が)定着温度の下限が上がる傾向
がある。
【0044】図7の例では、単色カラーモード(1
C)、多色カラーモード(4C)の何れの場合について
も共に、縦線で示す領域で定着温度に幅があり、この領
域内で設定すれば、良好な定着性能を得ることができ
る。但し、最も良好な定着性能を得るための定着温度に
着目した場合、それぞれの領域の中点位置である、黒丸
或は白丸で示す温度が離れすぎているため、単色カラー
モード(1C)と、多色カラーモード(4C)とで、定
着温度のずれが大きくなる。
【0045】制御の容易性を考えると、単色カラーモー
ド(1C)と、多色カラーモード(4C)とで、最適定
着温度が共通であることが好ましい。つまり、紙厚に対
し、単色カラーモード(1C)と多色カラーモード(4
C)とで、定着温度を接近させたい。その場合には、紙
厚に対応して定着速度(線速)も変化させる。このよう
に、線速度の変化を組み合わせると図8、図9に示すよ
うに、定着温度を単色カラーモード(1C)と多色カラ
ーモード(4C)とで接近させることができる。 本例
で、定着温度制御部136、インターフェース133、
中央処理装置130、ランダムアクセスメモリ132、
リードオンリーメモリ131等は、紙厚検知手段による
転写紙の紙厚情報に基づき、定着手段の定着温度を自動
的に切り換える定着温度自動切り換え手段を構成する。
また、カラーモード検知部129は、単色或は複数色の
任意のカラーモードを選択するカラーモード選択手段の
一例を構成する。当該定着温度自動切り換え手段に、定
着速度の切り換えを連動させれば、前記図8、図9に示
すような制御を実現することもできる。
【0046】本例によれば、紙厚及びカラーモード(単
色か多色か)に対応させて、定着温度を切り換えること
により、最適定着画像を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明により、転写紙の紙厚に応じて最
適なプロセス条件の設定行うことの煩雑さや、誤設定を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明したブロック図である。
【図2】本発明の実施に適する画像形成装置の概略構成
図である。
【図3】紙厚検知手段の一例を説明した正面図である。
【図4】紙厚と転写電荷量との関係をカラーコピーモー
ドごとに示した特性図である。
【図5】紙厚と定着速度との関係を説明した特性図であ
る。
【図6】紙厚と転写バイアスとの関係を説明した特性図
である。
【図7】紙厚と定着温度との関係をカラーコピーモード
ごとに示した特性図である。
【図8】紙厚と転写紙の搬送線速度との関係を説明した
特性図である。
【図9】紙厚と定着温度との関係をカラーコピーモード
ごとに示した特性図である。
【図10】従来技術において、普通紙と厚紙の2種の紙
厚に従い定まるプロセス条件を示した表である。
【図11】従来技術において、普通紙と厚紙の2種の紙
厚に従い定まる紙転写バイアス電圧の関係を説明したグ
ラフである。
【図12】従来技術において、普通紙と厚紙の2種の紙
厚に従い定まる転写紙電荷量の関係を説明したグラフで
ある。
【符号の説明】
1 紙厚検知手段 50 (バイアス自動切り換え手段としての)紙転写バ
イアス制御部 129 (カラーモード選択手段としての)カラーモー
ド検知部 130 (バイアス自動切り換え手段としての)中央処
理装置 131 (バイアス自動切り換え手段としての)リード
オンリーメモリ 132 (バイアス自動切り換え手段としての)ランダ
ムアクセスメモリ 133 (バイアス自動切り換え手段としての)インタ
ーフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/20 109 (72)発明者 越沼 隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 小平 康弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単色或は複数色の任意のカラーモードを選
    択するカラーモード選択手段と、複数色の現像手段と、
    この現像手段による可視像を転写紙に転写する際にバイ
    アスを印加する転写バイアス手段と、転写後の可視像を
    定着する定着手段を有するカラー画像形成装置におい
    て、 転写紙搬送経路上であって前記現像手段の上流位置に、
    転写紙の厚さを検知する紙厚検知手段を有すると共に、
    この紙厚検知手段による転写紙の紙厚情報と、前記カラ
    ーモード選択手段によるカラーモード情報とに基づき、
    前記転写バイアス手段のバイアス電圧を自動的に切り換
    えるバイアス自動切り換え手段を有することを特徴とす
    るカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】単色或は複数色の任意のカラーモードを選
    択するカラーモード選択手段と、複数色の現像手段と、
    この現像手段による可視像を転写紙に転写する際にバイ
    アスを印加する転写バイアス手段と、転写後の可視像を
    定着する定着手段を有するカラー画像形成装置におい
    て、 転写紙搬送経路上であって前記現像手段の上流位置に、
    転写紙の厚さを検知する紙厚検知手段を有すると共に、
    この紙厚検知手段による転写紙の紙厚情報に基づき、前
    記定着手段の定着速度を自動的に切り換える定着自動切
    り換え手段を有することを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】単色或は複数色の任意のカラーモードを選
    択するカラーモード選択手段と、複数色の現像手段と、
    この現像手段による可視像を転写紙に転写する際にバイ
    アスを印加する転写バイアス手段と、転写後の可視像を
    定着する定着手段を有するカラー画像形成装置におい
    て、 転写紙搬送経路上であって前記現像手段の上流位置に、
    転写紙の厚さを検知する紙厚検知手段を有すると共に、
    この紙厚検知手段による転写紙の紙厚情報と、前記カラ
    ーモード選択手段によるカラーモード情報とに基づき、
    前記転写バイアス手段のバイアス電圧を自動的に切り換
    えるバイアス自動切り換え手段と、 前記紙厚検知手段による転写紙の紙厚情報に基づき、前
    記定着手段の定着速度を自動的に切り換える定着自動切
    り換え手段を有し、 前記バイアス自動切り換え手段によるバイアス電圧の切
    り換えと、前記定着自動切り換え手段による定着手段に
    よる定着速度の切り換えとを、相互に関連づけて連動さ
    せて行う連動切り換え手段を有することを特徴とするカ
    ラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】単色或は複数色の任意のカラーモードを選
    択するカラーモード選択手段と、複数色の現像手段と、
    この現像手段による可視像を転写紙に転写する際にバイ
    アスを印加する転写バイアス手段と、転写後の可視像を
    定着する定着手段を有するカラー画像形成装置におい
    て、 転写紙搬送経路上であって前記現像手段の上流位置に、
    転写紙の厚さを検知する紙厚検知手段を有すると共に、
    この紙厚検知手段による転写紙の紙厚情報と、上記カラ
    ーモード選択手段によるカラーモード情報とに基づき、
    前記定着手段の定着温度を自動的に切り換える定着温度
    自動切り換え手段を有することを特徴とするカラー画像
    形成装置。
JP6201063A 1994-08-25 1994-08-25 カラー画像形成装置 Pending JPH0863052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6201063A JPH0863052A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6201063A JPH0863052A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 カラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0863052A true JPH0863052A (ja) 1996-03-08

Family

ID=16434772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6201063A Pending JPH0863052A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0863052A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10142893A (ja) * 1996-11-14 1998-05-29 Minolta Co Ltd 画像形成装置
EP0919881A2 (en) * 1997-11-28 1999-06-02 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US6385427B1 (en) * 1997-06-20 2002-05-07 Minolta Co., Ltd. Tandem-type image forming apparatus having full-color print mode and single-color print mode
JP2005331577A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2007086675A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置
US20100303492A1 (en) * 2009-05-29 2010-12-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image Forming Apparatus
JP2014130379A (ja) * 2014-04-04 2014-07-10 Fuji Xerox Co Ltd 転写装置、及び画像形成装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10142893A (ja) * 1996-11-14 1998-05-29 Minolta Co Ltd 画像形成装置
US6385427B1 (en) * 1997-06-20 2002-05-07 Minolta Co., Ltd. Tandem-type image forming apparatus having full-color print mode and single-color print mode
EP0919881A2 (en) * 1997-11-28 1999-06-02 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
EP0919881A3 (en) * 1997-11-28 2000-09-06 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US6219498B1 (en) 1997-11-28 2001-04-17 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having improved image transfer characteristics
JP2005331577A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP4715109B2 (ja) * 2004-05-18 2011-07-06 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2007086675A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置
US20100303492A1 (en) * 2009-05-29 2010-12-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image Forming Apparatus
US8285161B2 (en) * 2009-05-29 2012-10-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus operable in monochrome and color printing modes
JP2014130379A (ja) * 2014-04-04 2014-07-10 Fuji Xerox Co Ltd 転写装置、及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7280131B2 (en) Image formation device
US7912391B2 (en) Image-heating device with a first heating member and an adjustable second heating member
US7646479B2 (en) Recording medium discrimination apparatus and method
US6512914B2 (en) Option fixing device
EP0617342B1 (en) Photoreceptor belt seam detection
US7593658B2 (en) Image forming apparatus
US6646668B2 (en) Image forming apparatus for maintaining a constant beam scanning state
US4379631A (en) Apparatus having a copier function and a printer function
US6763202B2 (en) Image forming apparatus
KR100305162B1 (ko) 화상형성장치
JPH0863052A (ja) カラー画像形成装置
US4819025A (en) Image forming apparatus
US4646249A (en) Image processing system
US4922298A (en) Automatic color separation system
US5278586A (en) Image forming apparatus with automatic multiple image alignment
EP0987604A2 (en) Document feeding method for automatic document feeder
US5077576A (en) Programmable image area lockout for damaged imaging members
JP2007310365A (ja) 画像形成装置の制御方法
JPH06258906A (ja) 画像形成装置のカール補正装置の制御装置
JP3631043B2 (ja) 印刷装置及びその濃度補正方法
US5146272A (en) Image forming apparatus having adjustable speed document scanning means which converts printed image information into an electronic image
JPH0619607B2 (ja) 複写機
US5253014A (en) Image forming apparatus including a controller for controlling image forming conditions in accordance with normalized differences in detected densities
EP0409154B1 (en) Image forming apparatus capable of performing serial page copy
JP2006162745A (ja) 画像形成装置