JPH0862103A - 高温高圧試料水の自動供給装置 - Google Patents

高温高圧試料水の自動供給装置

Info

Publication number
JPH0862103A
JPH0862103A JP19415994A JP19415994A JPH0862103A JP H0862103 A JPH0862103 A JP H0862103A JP 19415994 A JP19415994 A JP 19415994A JP 19415994 A JP19415994 A JP 19415994A JP H0862103 A JPH0862103 A JP H0862103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sample water
flow
flow rate
constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19415994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3354299B2 (ja
Inventor
Motohisa Kitazawa
源久 北沢
Takashi Kimura
喬 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
Priority to JP19415994A priority Critical patent/JP3354299B2/ja
Publication of JPH0862103A publication Critical patent/JPH0862103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3354299B2 publication Critical patent/JP3354299B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料水の供給量を適正かつ効率よく一定に維
持し得ると共に、比較的簡単に構成することができる高
温高圧試料水の自動供給装置を提供する。 【構成】 自動供給装置は、基本的には、ボイラプラン
ト10からの高温高圧試料水を、先ず冷却器12におい
て常温まで冷却し、次いで減圧機構14および流入・流
出ライン16、18付コンスタントヘッドベッセル機構
20において常圧まで減圧し、そしてこの試料水を、配
管系22を経て計測機器24へ供給するように構成され
る。ここで、ヘッドベッセル機構14は、その流入ライ
ン16上に流量検出器40を備え、減圧機構14は、こ
の流量検出器40並びに流量設定器42、制御器44を
介して、その2次側圧力(流入ライン16の上流側圧
力)を制御することにより、ベッセル流入量(すなわ
ち、流出量)ΔQを一定に保持し、これによりボイラプ
ラント10からの採取量Q並びに計測機器24への供給
量qを一定に保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電所のボイラプラン
ト等に対する水質調整装置に係り、特にその高温高圧試
料水の自動供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボイラプラントにおいては、ボ
イラ用水に起因する障害、すなわちボイラ、タービン等
の腐蝕あるいはスケール付着による熱効率の低下等、を
防止するために水質調整装置が付設されている。そし
て、この水質調整装置は、通常サンプリングのための高
温高圧試料水の自動供給装置(以下、単に自動供給装置
と略称する場合がある)と、所要の薬液を注入するため
の薬液注入装置とから構成されている。
【0003】そこで、前記自動供給装置につき説明する
と、図2において、ボイラプラント10から採取された
高温高圧の試料水は、先ず冷却器12において所定の常
温まで冷却され、次いで減圧機構14および流入・流出
ライン16、18付コンスタントヘッドベッセル機構2
0において所定の圧力まで減圧される。そして、この常
温、常圧の試料水が、配管系22を経て下流側の計測機
器24へ供給されることにより、水質を計測するように
構成されている。なお、水質調整装置は、前記計測結果
に基づき、薬液注入装置(図示せず)を介してボイラプ
ラント内に所定の薬液を注入することにより、所定の水
質調整を達成することができることは明らかである。
【0004】しかるに、前記自動供給装置において、正
確な計測を達成するためには、計測機器24への試料水
の供給量qを一定圧、一定流量に保持することが肝要で
ある。このため、自動供給装置には、一般に配管系22
のヘッドベッセル機構20の前段に流量調整用ニードル
弁26が設けられており、そして減圧機構14は、圧力
検出器28、圧力設定器30および制御器32を介して
制御することにより、その2次側圧力、すなわち前記ニ
ードル弁26の前段の圧力を、所定の一定圧に保持する
ように構成されている。
【0005】このような構成によれば、ボイラプラント
10からの採取試料水Qは、ヘッドベッセル機構20に
おいて、流出ライン18から所定の流出量ΔQを溢流さ
れることにより、その試料水の供給量q=Q−ΔQを所
定の一定流量に設定し得るので、正確な計測を達成する
ことが可能となる。なお、図中の参照符号34は逃し弁
を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の高温高圧試料水の自動供給装置は、以下に述べるよ
うに基本的な難点を有していた。
【0007】すなわち、前記従来の自動供給装置は、前
述したように、流量調整用ニードル弁26が、その前段
の圧力を減圧機構14により所定の設定圧力に制御され
ることにより、試料水の供給量q=採取量Q−流出量Δ
Qを一定に維持するように構成されている。しかるに、
ニードル弁は、その弁通路が極めて狭隘であるため、取
扱液中に異物が介在すると、ボイラプラント試料水(特
に、ドラム試料水)中には、多数の異物が析出されてい
るため、目詰まりを発生する。
【0008】このため、自動供給装置においては、次の
ような不都合が発生していた。すなわち、ニードル弁が
目詰まりすると、先ず通過流量(採取量)Qが減少する
が、この時このニードル弁の前段の圧力は上昇するの
で、減圧機構はその開度を更に絞るように制御される。
従って、この結果前記流量Qは更に減少する。すなわ
ち、前記従来の自動供給装置は、採取量Qが減少する
と、これを増大することなく更に減少するように、言換
えれば、本来の制御方向とは逆方向へ、制御されるとい
う基本的難点を有していた。なお、この難点は、前記減
少量が流出量ΔQを超過すると、試料水の供給量qを不
足させて正確な計測を不可能とする。一方、このような
試料水の供給量qの不足を防止すべく、流出量ΔQを大
きく設定しておくと、エネルギ損失が増大することは明
らかである。なお、前記従来の自動供給装置は、前述の
ようにニードル弁等を必要とすることから、構成が複雑
となる難点も併せ有していた。
【0009】そこで、本発明の目的は、試料水の供給量
を適正かつ効率よく一定に維持すると共に、比較的簡単
に構成することができる高温高圧試料水の自動供給装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係る高温高圧試料水の自動供給装置は、高
温高圧試料水を冷却器、減圧機構および流入・流出ライ
ン付コンスタントヘッドベッセル機構を介して計測機器
へ供給する高温高圧試料水の自動供給装置からなり、前
記ヘッドベッセル機構はその流入ライン上に流量検出器
を備え、前記減圧機構は前記流量検出器を介してベッセ
ル流入量を一定に保持するように2次側圧力を制御し、
前記計測機器への供給量を一定に保持するように構成す
るとを特徴とする。
【0011】この場合、減圧機構は、ベッセル流入量が
可及的に小流量に設定されるように2次側圧力を制御す
るように構成することができる。
【0012】
【作用】試料水の採取量Qが何等かの原因で、例えば増
大すると、ヘッドベッセル機構からの流出量ΔQ、すな
わちヘッドベッセルへの流入量ΔQも、前記増大に対応
して増大するが、この場合、本発明においては、減圧機
構が、前記流入量ΔQの増大を消去するように、すなわ
ち前記流入量ΔQを一定に保持するように、制御され
る。従って、これにより採取量Q並びに供給量qが一定
に保持され、正確な計測が達成されることは明らかであ
る。そして、この場合、前記流入量ΔQをゼロ以上の可
及的に小流量に設定することにより、エネルギ損失も最
低に抑制し得ることも明らかである。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る高温高圧試料水の自動供
給装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳
細に説明する。なお、説明の便宜上、図2に示す従来装
置の構成と同一の構成部分には同一の参照符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
【0014】図1において、先ず本発明の自動供給装置
の基本的構成は、前記従来のもの(図2参照)と同一で
ある。従って、重複するが、理解を容易にするため、再
び簡単に説明する。すなわち、自動供給装置は、基本的
にはボイラプラント10から採取した高温高圧の試料水
を、先ず冷却器12において所定の常温まで冷却し、次
いで減圧機構14および流入・流出ライン16、18付
コンスタントヘッドベッセル機構20において所定の圧
力まで減圧する。そして、この常温、常圧の試料水を、
配管系22を経て下流側の計測機器24へ供給すること
により、水質を計測するように構成されている。
【0015】しかるに、本発明においては、前記構成に
おいて、ヘッドベッセル機構20は、その流入ライン1
6上に流量検出器40を備え、そして減圧機構14は、
この流量検出器40と、流量設定器42および制御器4
4とを介して、その2次側圧力、すなわちヘッドベッセ
ル機構20の流入ライン16の上流側圧力を、制御する
ことにより、ベッセル流入量(すなわち、流出量)ΔQ
を一定に保持することができるように構成されている。
そして、これにより、ボイラプラント10からの採取量
Q並びに計測機器24への供給量qが一定に保持される
ように構成されている。なお、この場合、減圧機構14
は、ベッセル流入量ΔQが可及的に小流量に設定される
ように、その2次側圧力が制御される。
【0016】すなわち、より作動的に説明すると、例え
ばボイラプラント10の圧力が上昇して、試料水の採取
量Qが増大すると、ヘッドベッセルへの流入量ΔQも増
大するが、本発明においては、前記増大が流量検出器4
0で検出されると、減圧機構14は、流量設定器42お
よび制御器44を介して制御されることにより、前記流
入量ΔQの増大を消去し、これにより供給量qを一定に
保持するように作動する。
【0017】このように、本発明に係る自動供給装置
は、ヘッドベッセル機構における試料水のベッセル流入
量を介して減圧機構を制御することにより、試料水の計
測機器への供給量を一定に保持するよう構成されている
ので、従来のこの種の自動供給装置、すなわち流量調整
用ニードル弁の前段の圧力を介して減圧機構を制御する
方式に比較して、ニードル弁の目詰まり等による不都合
が排除されて、試料水の供給量が適正かつ効率よく一定
に保持されると共に、ニードル弁あるいは逃がし弁(図
2参照)等が不要となって、構成が簡略化される。従っ
て、正確な計測を達成できると共に、製造コストの低減
を達成することができる。さらに、ベッセル流入量はゼ
ロ以上の可及的に小流量に設定することができるので、
エネルギ損失も最低に抑制することができる。
【0018】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更
が可能である。また、本発明は、ボイラプラント以外の
各種プロセス用に対しても、前述と同様に適用し得るこ
とは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る高温
高圧試料水の自動供給装置は、高温高圧試料水を冷却
器、減圧機構および流入・流出ライン付コンスタントヘ
ッドベッセル機構を介して計測機器へ供給する高温高圧
試料水の自動供給装置からなり、前記ヘッドベッセル機
構はその流入ライン上に流量検出器を備え、前記減圧機
構は前記流量検出器を介してベッセル流入量を一定に保
持するように2次側圧力を制御し、そして前記計測機器
への供給量を一定に保持するよう構成したことにより、
ヘッドベッセル機構における試料水のベッセル流入量を
介して減圧機構を制御することができ、試料水の計測機
器への供給量を一定に保持することができ、従って従来
のこの種の自動供給装置、すなわち流量調整用ニードル
弁の前段の圧力を介して減圧機構を制御する方式に比較
して、ニードル弁の目詰まり等による不都合を排除し
て、試料水の供給量を適正かつ効率よく一定に保持する
ことができると共に、ニードル弁あるいは逃がし弁等を
不要とし、構成を簡略化することができる等の利点を有
する。
【0020】従って、本発明によれば、正確な計測を達
成し得ると共に、製造コストを低減することができる。
また、前記ベッセル流入量はゼロ以上の可及的に小流量
に設定し得るので、エネルギ損失も最低に抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高温高圧試料水の自動供給装置の
一実施例を示す制御系統図である。
【図2】従来の高温高圧試料水の自動供給装置の構成を
示す制御系統図である。
【符号の説明】
10 ボイラプラント 12 冷却器 14 減圧機構 16 流入ライン 18 流出ライン 20 ヘッドベッセル機構 22 配管系 24 計測機器 40 流量検出器 42 流量設定器 44 制御器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温高圧試料水を冷却器、減圧機構およ
    び流入・流出ライン付コンスタントヘッドベッセル機構
    を介して計測機器へ供給する高温高圧試料水の自動供給
    装置からなり、前記ヘッドベッセル機構はその流入ライ
    ン上に流量検出器を備え、前記減圧機構は前記流量検出
    器を介してベッセル流入量を一定に保持するように2次
    側圧力を制御し、前記計測機器への供給量を一定に保持
    するように構成すること特徴とする高温高圧試料水の自
    動供給装置。
  2. 【請求項2】 減圧機構は、ベッセル流入量が可及的に
    小流量に設定されるように2次側圧力を制御してなる請
    求項1記載の高温高圧試料水の自動供給装置。
JP19415994A 1994-08-18 1994-08-18 高温高圧試料水の自動供給装置 Expired - Lifetime JP3354299B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19415994A JP3354299B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 高温高圧試料水の自動供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19415994A JP3354299B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 高温高圧試料水の自動供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0862103A true JPH0862103A (ja) 1996-03-08
JP3354299B2 JP3354299B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=16319910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19415994A Expired - Lifetime JP3354299B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 高温高圧試料水の自動供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3354299B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150122338A (ko) * 2014-04-23 2015-11-02 주식회사 삼일시스템 발전소의 샘플 분석기로 유입되는 샘플의 정온, 정압, 및 정량을 위한 전처리 방법 및 시스템

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150122338A (ko) * 2014-04-23 2015-11-02 주식회사 삼일시스템 발전소의 샘플 분석기로 유입되는 샘플의 정온, 정압, 및 정량을 위한 전처리 방법 및 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP3354299B2 (ja) 2002-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101978132B (zh) 对气体流动控制器进行现场测试的方法和设备
JP5315844B2 (ja) 蒸気質のモニタリング装置
US4549503A (en) Maximum efficiency steam temperature control system
JPH0862103A (ja) 高温高圧試料水の自動供給装置
EP0973080B1 (en) Gas flow rate control apparatus
JPH09182534A (ja) 灌水用液肥混入装置
JPS5824759Y2 (ja) 流量計の校正装置
CN217473189U (zh) 一种高精度的燃气随动流量热值控制系统
JP2794101B2 (ja) 試料用流体の流量及び圧力の調整装置
JP2003139302A (ja) 復水器の補給水供給装置
CN217359829U (zh) 高温气冷堆及其一回路湿度测量装置
JP3154867B2 (ja) ボイラプラント用サンプリング装置の流量・圧力可変調整式ヘッドベッセル
JP5224045B2 (ja) 蒸気質のモニタリング方法及び蒸気質のモニタリング装置
JPH06109893A (ja) 原子力プラントの水質改善装置
US4271673A (en) Steam turbine plant
SU1158981A1 (ru) Регул тор уровн раствора
JPS612038A (ja) 試料採取装置
JPS59212606A (ja) 蒸気温度制御装置
JPH11125689A (ja) 沸騰水型原子力発電プラントの水質管理系統
JPH06221511A (ja) ボイラ給水中への酸素注入方法
JP2831235B2 (ja) 残留塩素センサの流量安定化方法
CN118605659A (zh) 一种低温烟气浓缩系统自适应调节控制系统及方法
JPH0587972A (ja) 流量調節装置およびその制御方法
JPH0462306A (ja) ドラム型ボイラ昇圧時の給水流量制御方法
KR20060002430A (ko) 반도체 확산 설비의 냉각수 유량 제어 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130927

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term