JPH0861715A - 液・氷結物割合検出装置 - Google Patents

液・氷結物割合検出装置

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JPH0861715A
JPH0861715A JP6193003A JP19300394A JPH0861715A JP H0861715 A JPH0861715 A JP H0861715A JP 6193003 A JP6193003 A JP 6193003A JP 19300394 A JP19300394 A JP 19300394A JP H0861715 A JPH0861715 A JP H0861715A
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JP
Japan
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liquid
mixture
ice
electrode
capacitance
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JP6193003A
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English (en)
Inventor
Takashi Yoshida
崇 吉田
Hiroyuki Sasao
博行 笹尾
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Taikisha Ltd
Original Assignee
Taikisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水と氷の混合割合など、液と氷結物との混合
割合を正確かつ良好に検出する。 【構成】 液Wと氷結物Iとの混合物存在域に配置した
電極対7A,7B,9A,9Bと、それら電極7A,7
B,9A,9B間の測定静電容量Cf,Cf’に基づき
混合物S,S’における液Wと氷結物Iとの混合割合
f,f’を判定する判定手段7C,7D,9C,9Dを
設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水と氷との混合物存在
域など、液と氷結物との混合物存在域において、その液
と氷結物との混合割合を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の如き検出装置としては、液
と氷結物との混合物存在域に対して、その外部から電磁
波を発信し、そして、混合物存在域中を透過した電磁波
の受信レベルに基づき、混合物存在域における液と氷結
物との混合割合を検出する方式が提案されている(特開
昭63−129274号参照)。
【0003】すなわち、液と氷結物との混合割合によっ
て混合物の誘電率が変化し、この誘電率変化により透過
電磁波の減衰度が変化することを利用した方式である。
【0004】また、混合物存在域の近傍にコイルを配置
するとともに、このコイルに対し発振電流を付与し、そ
して、この発振電流付与に対しコイルに流れる電流の検
出情報に基づき、混合物存在域における液と氷結物との
混合割合を検出する方式も提案されている(同、特開昭
63−129274号参照))。
【0005】すなわち、液と氷結物との混合割合によっ
て混合物の誘電率が変化し、この誘電率変化により発振
電流付与に対するコイル電流状態が変化することを利用
した方式である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、混合物存在域
は実際上、槽における槽内貯留域や管路における内部流
路として形成されるが、上記の従来方式では、いずれも
槽内貯留混合物や管路内輸送混合物の誘電率変化に伴う
影響を槽の外部や管路の外部において検出する形態(換
言すれば、混合物の誘電率変化を間接的に検出する形
態)となるため、混合割合の検出精度向上が制限される
問題があった。
【0007】また、一般に上記の槽や管路は保冷や結露
防止を目的として槽壁や管壁に断熱材が付設されるが、
上記従来方式では、この断熱材が、槽壁や管壁とともに
検出位置と混合物との間に介在する障害物となって、検
出精度向上に対する大きな阻害要因となる問題もあっ
た。
【0008】ちなみに、これら問題を解消するため、上
記の従来方式において電磁波の発信・受信器やコイルを
混合物存在域に内装することも考えられるが、発信・受
信器やコイルなどの複雑な装置を、固形氷結物の存在域
であり、また低温域でもある混合物存在域に内装するの
では、それら内装装置の故障を生じ易く、メンテナンス
も難しくなり、また、複雑な保護構造も別途必要とな
り、さらには、槽からの混合物送出や管路における混合
物輸送などの混合物存在域での混合物流通にとって内装
装置が障害となる問題が生じる。
【0009】本発明の第1目的は、電磁波の発信・受信
器やコイルを混合物存在域に内装する場合に生じる上記
の如き問題を回避しながら、混合割合の検出精度を向上
する点にある。
【0010】本発明の第2目的は、検出構成が混合物存
在域での混合物流通にとって障害となることを効果的に
回避する点にある。
【0011】本発明の第3目的は、上記第2目的の達成
において合わせ構造の簡略化を図る点にある。
【0012】本発明の第4目的は、液質変化にかかわら
ず正確な混合割合を検出する点にある。
【0013】本発明の第5目的は、簡単な付加構成をも
って上記の第4目的を効果的に達成する点にある。
【0014】本発明の第6目的は、液と氷結物との比重
差による氷結物分布のバラツキにかかわらず、混合物存
在域の全体について正確な混合割合を検出する点にあ
る。
【0015】本発明の第7目的は、混合物の表面位変化
にかかわらず正確な混合割合を検出する点にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
〔第1特徴構成〕本発明の第1特徴構成は、液と氷結物
との混合物存在域に配置した電極対と、それら電極間の
測定静電容量に基づき前記混合物における前記液と前記
氷結物との混合割合を判定する判定手段を設けたことに
ある。
【0017】〔第2特徴構成〕本発明の第2特徴構成
は、上記第1特徴構成の実施において好適な構成を特定
するものであり、前記混合物存在域の域壁に前記電極を
配置してあることにある。
【0018】〔第3特徴構成〕本発明の第3特徴構成
は、上記第2特徴構成の実施において好適な構成を特定
するものであり、前記混合物存在域の域壁を導電材で形
成し、その導電性域壁を前記電極に兼用してあることに
ある。
【0019】〔第4特徴構成〕本発明の第4特徴構成
は、上記第1、第2又は第3特徴構成の実施において好
適な構成を特定するものであり、前記液の液質を検出す
る液質検出手段を設け、その液質検出手段の検出情報に
基づき前記判定手段の混合割合判定を補正する液質補正
手段を設けたことにある。
【0020】〔第5特徴構成〕本発明の第5特徴構成
は、上記第4特徴構成の実施において好適な構成を特定
するものであり、前記液質検出手段として、前記液のみ
の存在域に補正用電極対を配置し、前記液質補正手段
は、それら補正用電極間の測定静電容量に基づき前記判
定手段の混合割合判定を補正する構成としてあることに
ある。
【0021】〔第6特徴構成〕本発明の第6特徴構成
は、上記第1、第2、第3、第4又は第5特徴構成の実
施において好適な構成を特定するものであり、前記混合
物存在域の下端部から上端部にわたる延設状態に前記電
極対を配置してあることにある。
【0022】〔第7特徴構成〕本発明の第7特徴構成
は、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6特徴構
成の実施において好適な構成を特定するものであり、前
記混合物の表面位を検出する表面位検出手段を設け、前
記電極対のうち前記混合物中に位置する部分の長さが前
記混合物の表面位変化により変化することに対し、前記
表面位検出手段の検出情報に基づき前記判定手段の混合
割合判定を補正する液位補正手段を設けたことにある。
【0023】
【作用】
〔第1特徴構成の作用〕第1特徴構成においては、混合
物存在域に配置した電極間に液と氷結物との混合物が誘
電体として存在する形態となり、そして、電気的特性と
して、この電極間混合物における液と氷結物との混合割
合が変化すると、その混合割合変化により電極間混合物
の混合物としての誘電率が変化することで、電極間の静
電容量が混合割合と特定の相関関係をもって変化する。
【0024】すなわち、第1特徴構成では、このことを
利用して、逆に電極間の測定静電容量に基づき液と氷結
物との混合割合を判定する。
【0025】〔第2特徴構成の作用〕第2特徴構成にお
いては、混合物存在域に電極を配置するにあたり、その
電極を混合物存在域の域壁(具体的は槽壁や管壁)に配
置することにより、その電極が混合物存在域での混合物
流通にとって障害となることを回避する。
【0026】〔第3特徴構成の作用〕第3特徴構成にお
いては、電極を混合物存在域の域壁に配置するにあた
り、混合物存在域の域壁そのものを電極に兼用利用する
ことにより、電極が混合物存在域での混合物流通にとっ
て障害となることを回避することと合わせ、域壁と電極
とを別部材で構成する形態に比べ部材兼用化により構造
を簡略化する。
【0027】〔第4特徴構成の作用〕第4特徴構成にお
いては、液質変化により電極間混合物の混合物としての
誘電率が変化して電極間静電容量が変化し、そして、こ
の液質変化による測定静電容量の変化が混合割合の検出
誤差となることに対し、液質検出手段の液質検出情報に
基づき、測定静電容量による前記の混合割合判定に補正
を加えることで、液質変化に起因する混合割合の検出誤
差を回避する。
【0028】〔第5特徴構成の作用〕第5特徴構成にお
いては、液のみの存在域(すなわち、液と氷結物との混
合割合変化による静電容量変化を生じない液存在域)に
補正用電極対を配置することにより、液質変化のみに起
因する静電容量の変化を補正用電極対で捉え、これによ
り、液質変化を補正用電極間における測定静電容量の変
化として検出する。
【0029】そして、この液質変化情報としての補正用
電極間の測定静電容量に基づき、混合物存在域での測定
静電容量による前記の混合割合判定に補正を加えること
で、液質変化に起因する混合割合の検出誤差を回避す
る。
【0030】〔第6特徴構成の作用〕第6特徴構成にお
いては、電極対を混合物存在域の下端部から上端部にわ
たる延設状態に配置することにより、電極間静電容量と
して混合物存在域の下端部から上端部にわたる全体的な
静電容量を測定し、これにより、混合物存在域における
液と氷結物との比重差による氷結物分布の上下方向のバ
ラツキにかかわらず、測定静電容量に基づく前記の混合
割合判定において、混合物存在域の下端部から上端部に
わたる平均的な混合割合(換言すれば、混合物存在域の
全体についての混合割合)を検出する。
【0031】〔第7特徴構成の作用〕第7特徴構成にお
いては、混合物の表面位変化により電極対のうち混合物
中に位置する部分の長さが変化して電極間静電容量が変
化し、そして、この表面位変化による測定静電容量の変
化が混合割合の検出誤差となることに対し、表面位検出
手段の表面位検出情報に基づき、測定静電容量による前
記の混合割合判定に補正を加えることで、表面位変化に
起因する混合割合の検出誤差を回避する。
【0032】
【発明の効果】
〔第1特徴構成の効果〕本発明の第1特徴構成によれ
ば、混合物存在域に配置した電極対の電極間測定静電容
量に基づき混合割合を判定するから、先述の従来方式、
すなわち、混合物の誘電率変化に伴う影響を混合物存在
域の外部において検出する間接的検出形態に比べ、混合
割合の検出精度を向上し得る。
【0033】また、混合物存在域の域壁としての槽壁や
管壁に断熱材を付設する場合においても、この断熱材を
混合割合検出上の障害物とすることなく、混合割合を正
確に検出し得る。
【0034】そして、電磁波の発信・受信器やコイルに
比べ簡単な構造とし得る単なる電極を混合物存在域の域
内に配置する構成であるから、先述の従来方式において
発信・受信器やコイルなどの複雑な装置を混合物存在域
に内装する場合に生じる如き問題、すなわち、内装装置
の故障を生じ易い、メンテナンスが難しくなる、また、
複雑な保護構造が別途必要となり、さらには、混合物存
在域での混合物流通にとって内装装置が障害となるとい
ったことを回避できる。
【0035】〔第2特徴構成の効果〕本発明の第2特徴
構成によれば、混合物存在域を形成する槽や管路におい
て槽からの混合物送出や管路における混合物輸送を円滑
に行うことができる。
【0036】〔第3特徴構成の効果〕本発明の第3特徴
構成によれば、混合物存在域を形成する槽や管路におい
て槽からの混合物送出や管路における混合物輸送を円滑
に行えることと合わせ、全体構造を簡略化し得る。
【0037】〔第4特徴構成の効果〕本発明の第4特徴
構成によれば、液質変化にかかわらず混合割合を正確に
検出し得る。
【0038】〔第5特徴構成の効果〕本発明の第5特徴
構成によれば、液質検出構成として、簡単な構造とし得
る補正用電極を用いること、及び、混合割合判定と液質
補正とがともに測定静電容量に基づくものであって混合
割合判定と液質補正との連係が取り易いことにより、補
正のための構成を簡略なものとすることができ、これに
より、液質変化にかかわらず混合割合を正確に検出する
という目的を簡単な付加構成で達成できる。
【0039】〔第6特徴構成の効果〕本発明の第6特徴
構成によれば、混合物存在域における液と氷結物との比
重差による氷結物分布のバラツキにかかわらず、混合物
存在域の全体について正確な混合割合を検出し得る。
【0040】〔第7特徴構成の効果〕本発明の第7特徴
構成によれば、混合物の表面位変化にかかわらず混合割
合を正確に検出し得る。
【0041】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は氷蓄熱利用の冷熱設備を示し、1
は細氷粒Iと水Wとの混合物である氷水スラリSを貯留
する氷蓄熱槽、2は氷蓄熱槽1から往管路3を介してポ
ンプ4により給送される氷水スラリS’の保有冷熱を冷
房目的や物品冷却目的等で消費する冷熱消費設備、5は
冷熱消費設備2からの還水W(氷水スラリの融解水)を
氷蓄熱槽1に戻す復管路、6は冷熱消費設備2からの還
水Wを製氷原水として、氷蓄熱槽1に貯留すべき氷水ス
ラリSを生成する製氷機である。
【0042】つまり、この冷熱設備では、氷蓄熱槽1の
槽内貯留域、及び、往管路3の内部流路が液(水)Wと
氷結物(氷)Iとの混合物存在域となる。
【0043】7は氷蓄熱槽1における貯留スラリSの氷
充填率f(氷水スラリ中の氷割合、換言すれば氷水スラ
リにおける氷と水の混合割合に相当する値)を検出する
槽用の充填率検出手段であり、8は槽用充填率検出手段
7の検出情報に基づき製氷機6を運転制御することで、
氷蓄熱槽1における貯留スラリSの氷充填率fを設定範
囲内に保つ制御手段である。
【0044】9は往管路3における輸送スラリS’の氷
充填率f’を検出する管用の充填率検出手段であり、上
記制御手段8は、この管用充填率検出手段9の検出情報
に基づきスラリ送給による冷熱送給量を判定して、その
冷熱送給量が冷熱消費設備2の冷熱要求量に見合うよう
に冷熱消費設備2へのスラリ送給量をポンプ制御やバル
ブ制御等により調整することも合わせ行う。
【0045】なお、8Aは制御手段8が槽用充填率検出
手段7や管用充填率検出手段9の検出情報に基づいて、
氷蓄熱槽1における貯留スラリSの氷充填率fや往管路
3における輸送スラリS’の氷充填率f’を表示する表
示器である。
【0046】槽用充填率検出手段7は、槽内貯留域に配
置する電極対と、この電極対を用いて氷充填率fを判定
する判定手段を備え、電極対としては、槽底部近くから
槽内上部の空気域Aにまでわたる縦姿勢で槽内に配置し
た棒状電極7Aと、導電材からなる槽側壁1wを電極に
利用した槽壁電極7Bとを装備してあり、また、判定手
段としては、これら電極7A,7B間の静電容量Cを測
定する静電容量測定部7Cと、その静電容量測定部7C
の測定静電容量Cに基づき貯留スラリSの氷充填率fを
演算して、制御手段8に対し氷充填率信号を送る充填率
演算部7Dとを装備してある。
【0047】静電容量測定部7Cには、例えば交流ブリ
ッジを用いて静電容量Cを測定する形式や、あるいは、
ディジタル式のLCRメータを用いて静電容量Cを測定
する形式等、種々の測定形式のものを採用し得る。
【0048】充填率演算部7Dは、図2(イ)に示すよ
うに氷蓄熱槽1が空の状態で静電容量測定部7Cにより
測定される静電容量Ca、及び、図2(ロ)に示すよう
に氷蓄熱槽1が所定水位の水Wのみを貯留する状態で静
電容量測定部7Cにより測定される静電容量Cwを予め
記憶し、そして、図2(ハ)に示す如く氷蓄熱槽1が水
Wのみの測定時と同位の氷水スラリSを貯留する状態で
静電容量測定部7Cにより測定される静電容量がCfで
あることに対し、それら測定値Ca,Cw,Cfと予め
与えてあるデータ値を用いて、次の関係式(式1〜式
7)を連立方程式として解く形態(つまりは、式8を演
算する形態)で、そのときの貯留スラリSの氷充填率f
を算出する。
【0049】
【数1】Ca=C0+Cg (式1) Cw=C1+C2+Cg (式2) Cf=C3+C2+Cg (式3) C0=K0×εa (式4) C1=K1×εa×εw (式5) C2=K2×εa (式6) C3=K1×εa×{εw×(1−f)+εi×f} (式7) 但し、 Cg:固定静電容量 C0:空状態での空気域A0の静電容量 C1:水域Wの静電容量 C2:槽内上部空気域Aでの静電容量 C3:スラリ域Sの静電容量 K0〜K1:定数(K0=K1+K2) εa:空気の誘電率 εw:水の比誘電率 εi:氷の比誘電率 つまり、 f={(εw−1)/(εw−εi)} ×{(Cw−Cf)/(Cw−Ca)} (式8)
【0050】一方、管用の充填率検出手段9は、内部流
路に配置する電極対と、この電極対を用いて氷充填率
f’を判定する判定手段を備え、電極対としては、管芯
に沿う姿勢で管芯部に配置した所定長さの棒状電極9A
と、導電材からなる管壁3wを電極に利用した管壁電極
9Bとを装備してあり、また、判定手段としては、これ
ら電極9A,9B間の静電容量Cを測定する静電容量測
定部9Cと、その静電容量測定部9Cの測定静電容量C
に基づき輸送スラリSの氷充填率f’を演算して、制御
手段8に対し氷充填率信号を送る充填率演算部9Dとを
装備してある。
【0051】管用充填率検出手段9の静電容量測定部9
Cには、前記の槽用充填率検出手段7と同様、種々の測
定形式のものを採用し得る。
【0052】管用充填率検出手段9の充填率演算部9D
は、図3(イ)に示すように往管路3が空の状態で静電
容量測定部9Cにより測定される静電容量Ca’、及
び、図3(ロ)に示すように往管路3が水Wのみを輸送
する状態で静電容量測定部9Cにより測定される静電容
量Cw’を予め記憶し、そして、図3(ハ)に示す如く
往管路3が氷水スラリS’を輸送する状態で静電容量測
定部9Cにより測定される静電容量がCf’であること
に対し、それら測定値Ca’,Cw’,Cf’と予め与
えてあるデータ値を用いて、次の関係式(式9〜式1
1)を連立方程式として解く形態(つまりは、式12を
演算する形態)で、そのときの輸送スラリS’の氷充填
率f’を算出する。
【0053】
【数2】 Ca’=K0’×εa+Cg’ (式9) Cw’=K0’×εa×εw+Cg’ (式10) Cf’=K0’×εa ×{εw×(1−f’)+εi×f’} (式11) 但し、 Cg’:固定静電容量 K0’:定数 つまり、 f’={(εw−1)/(εw−εi)} ×{(Cw−Cf)/(Cw−Ca)} (式12)
【0054】なお、上記例において槽用充填率検出手段
7の充填率演算部7D、及び、管用充填率検出手段9の
充填率演算部9Dは、槽1や管路3が空状態での測定静
電容量Ca,Ca’、水Wのみの貯留・輸送状態での測
定静電容量Cw,Cw’、及び、氷水スラリ貯留・輸送
状態での測定静電容量Cf,Cf’に基づいて、氷充填
率f,f’を算出する構成としたが、これに代え、予め
種々の氷充填率f,f’の氷水スラリS,S’に対する
実験や試験により、槽1や管路3における氷水スラリ
S,S’の氷充填率f,f’と静電容量測定部7C,9
Cにより測定される静電容量Cf,Cf’との相関関係
を得て、この相関関係を関数式やデータ表の形態で充填
率演算部7D,9Dに記憶させておき、そして、この記
憶相関関係に基づき各時点において測定静電容量Cf,
Cf’から、そのときの貯留スラリSや輸送スラリS’
の氷充填率f,f’を充填率演算部7D,9Dに求めさ
せる構成を採用してもよい。
【0055】また、一つの充填率演算部を、槽用充填率
検出手段7の充填率演算部7Dとして機能させる状態
と、管用充填率検出手段9の充填率演算部9Dとして機
能させる状態とに切り換え使用する構成、すなわち、槽
用充填率検出手段7の充填率演算部7Dと管用充填率検
出手段9の充填率演算部9Dとを兼用化する構成を採用
してもよい。
【0056】〔第2実施例〕図4は前記の槽用充填率検
出手段7において棒状電極7Aに、被覆xを施した電極
を用いる例を示し、氷水スラリSを構成する水Wが導電
性の高い水(例えば一般市水や導電性を呈する水溶液)
である場合など、裸電極では静電容量Cの測定が難しく
なることから、このように被覆電極を用いる構成を採用
する。
【0057】また、この被覆棒状電極7Aを用いること
において、槽用充填率検出手段7の充填率演算部7C
は、図5(イ)に示すように氷蓄熱槽1が空の状態で静
電容量測定部7Cにより測定される静電容量Ca、及
び、図5(ロ)に示すように氷蓄熱槽1が所定水位の水
Wのみを貯留する状態で静電容量測定部7Cにより測定
される静電容量Cwを予め記憶し、そして、図5(ハ)
に示すように氷蓄熱槽1が水Wのみの測定時と同位の氷
水スラリSを貯留する状態で静電容量測定部7Cにより
測定される静電容量がCfであることに対し、それら測
定値Ca,Cw,Cfと予め与えてあるデータ値を用い
て、次の関係式(式13〜式23)を連立方程式として
解く形態で、そのときの貯留スラリSの氷充填率fを算
出する。
【0058】
【数3】 Ca=C0×C0”/(C0+C0”)+Cg” (式13) Cw=C1×C1”/(C1+C1”) +C2×C2”/(C2+C2”)+Cg”(式14) Cf=C3×C3”/(C3+C3”) +C2×C2”/(C2+C2”)+Cg”(式15) C0=K0×εa (式16) C1=K1×εa×εw (式17) C2=K2×εa (式18) C3=K1×εa×{εw×(1−f)+εi×f} (式19) C0”=K0×εa×εx (式20) C1”=K1×εa×εx (式21) C2”=K2×εa×εx (式22) C3”=K1×εa×εx (式23) 但し、Cg”:固定静電容量 C0 :空状態での空気域A0の静電容量 C1 :水域Wの静電容量 C2 :槽内上部空気域Aでの静電容量 C3 :スラリ域Sの静電容量 C0”:空状態での空気域に対応する部分の被覆静電容
量 C1”:水域Wに対応する部分の被覆静電容量 C2”:槽内上部空気域Aに対応する部分の被覆静電容
量 C3”:スラリ域Sに対応する部分の被覆静電容量 K0〜K1:定数(K0=K1+K2) εx :被覆xの比誘電率
【0059】なお、上記例では棒状電極7Aを被覆電極
としたが、槽壁電極7Bを被覆電極とする形態、あるい
は、棒状電極7Aと槽壁電極7Bとの双方を被覆電極と
する形態を採用してもよい。
【0060】前記の管用充填率検出手段9についても同
様に、輸送スラリS’を構成する水Wが導電性の高い水
である場合等、棒状電極9Aまたは管壁電極9Bの一方
を、あるいは、双方を被覆電極として対処する。
【0061】槽用充填率検出手段7や管用充填率検出手
段9において上記の如く被覆電極を用いる場合について
も、充填率演算部7D,9Dの構成としては、空状態で
の測定静電容量Ca,Ca’、水Wのみの貯留・輸送状
態での測定静電容量Cw,Cw’、及び、氷水スラリ貯
留・輸送状態での測定静電容量Cf,Cf’に基づき氷
充填率f,f’を算出する形式、あるいは、予め実験や
試験により得た氷充填率f,f’と測定静電容量Cf,
Cf’との相関関係に基づき、各時点の測定静電容量C
f,Cf’に対応する氷充填率f,f’を求める形式の
いずれを採用してもよい。
【0062】また、槽用充填率検出手段7や管用充填率
検出手段9の電極に被覆電極を用いる構成は、水Wの導
電性が高い場合に限られるものではなく、水Wの導電性
が低い場合において電極の保護等を目的として被覆電極
を用いる構成を採用してもよい。
【0063】〔第3実施例〕図6及び図7は夫々、槽用
充填率検出手段7の別の電極構成(特に氷蓄熱槽1の槽
壁が非導電材である場合に有効な電極構成)を示し、図
6に示す構成では、槽壁を電極に利用するに代えて、一
対の棒状電極7A,7Bを夫々、槽底部近くから槽内上
部の空気域Aにまでわたる縦姿勢で槽内に配置してあ
る。
【0064】また、図7に示す構成では、一対の板状電
極(または棒状電極)7A,7Bを夫々、槽底部近くか
ら槽内上部の空気域Aにまでわたる姿勢で槽壁に付設し
てある。
【0065】一方、図8ないし図10は夫々、管用充填
率検出手段9の別の電極構成(特に往管路3の管壁が非
導電材である場合に有効な電極構成)を示し、図8に示
す構成では、管芯部に配置する所定長さの棒状電極9A
と、それに対応する長さで管の内周面に対し貼設状に装
備(あるいは、介装管として装備)する筒状電極9Bと
を設けてある。
【0066】また、図9に示す構成では、互いに対向さ
せる状態で管の内周面に対し貼設状に装備する一対の曲
面電極9A,9Bを設け、図10に示す構成では、管内
で平行姿勢に配置する一対の棒状電極9A,9Bを設け
てある。
【0067】〔第4実施例〕図11は水質変化に起因す
る槽用充填率検出手段7の検出誤差を回避する構成を示
し、槽底部近くから槽内上部の空気域Aにまでわたる主
電極としての棒状電極7A及び槽壁電極7Bを設けるこ
とに加え、槽底部の氷不存域(すなわち氷浮上のため氷
が不存となって水Wのみの存在域となる槽底部)には、
水質検出手段として、横姿勢に配置した棒状の補正用電
極10Aと、導電性の槽底壁を電極に利用した補正用槽
壁電極10Bとを設けてある。
【0068】そして、槽用充填率検出手段7には、静電
容量測定部7Cによる主電極7A,7B間の測定静電容
量Cfに基づき充填率演算部7Dで求める貯留スラリS
の氷充填率fを、上記の補正用電極10A,10B間に
おける測定静電容量Caaの変化量(すなわち、水質変
化による補正用電極10A,10B間の静電容量変化)
に応じて、適正値に補正する水質補正部7Eを付加装備
してある。
【0069】なお、主電極としての槽壁電極7Bと補正
用の槽壁電極10Bとは、互いに絶縁した個別電極とす
る構成、あるいは、一連の導電性槽壁1wからなる兼用
化電極とする構成のいずれを採用してもよい。
【0070】一方、図12は水質変化に起因する管用充
填率検出手段9の検出誤差を回避する構成を示し、主電
極として棒状電極9A及び管壁電極9Bを往管路3に設
けることに加え、製氷機6よりも上流側の復管路5(す
なわち氷不存となった融解水Wのみを輸送する管路部
分)には、水質検出手段として、管芯部に配置する棒状
の補正用電極11Aと、導電性の管壁を電極に利用した
補正用管壁電極11Bとを水質検出手段として設けてあ
る。
【0071】そして、槽用充填率検出手段7の場合と同
様、管用充填率検出手段9には、静電容量測定部9Cに
よる主電極9A,9B間の測定静電容量Cf’に基づき
充填率演算部9Dで求める輸送スラリS’の氷充填率
f’を、上記の補正用電極11A,11B間における測
定静電容量Caa’の変化量(すなわち、水質変化によ
る補正用電極11A,11B間の静電容量変化)に応じ
て、適正値に補正する水質補正部9Eを付加装備してあ
る。
【0072】なお、上記の如き水質補正部7E,9Eの
具体的補正形態としては、静電容量測定部7C,9Cに
より測定される主電極間の静電容量Cf,Cf’を、補
正用電極間の測定静電容量変化に基づき水質変化前の相
当値に補正する形態、あるいは、充填率演算部7D,9
Dにおいて主電極間の未補正の測定静電容量Cf,C
f’から氷充填率f,f’を求める際に、補正用電極間
の測定静電容量変化に応じた補正を加える形態のいずれ
を採用してもよい。
【0073】槽用充填率検出手段7の水質補正部7E
は、上記の如く氷蓄熱槽1の底部に設けた補正用電極1
0A,10Bを用いて補正を行うに代え、製氷機6より
も上流側の復管路5に設けた補正用電極11A,11B
を用いて水質変化に対する補正を行う構成としてもよ
く、また逆に、管用充填率検出手段9の水質補正部9E
は、上記の如く製氷機6よりも上流側の復管路5に設け
た補正用電極11A,11Bを用いて補正を行うに代
え、氷蓄熱槽1の底部に設けた補正用電極10A,10
Bを用いて水質変化に対する補正を行う構成としてもよ
い。
【0074】またさらに、氷蓄熱槽1や往管路3におい
て、氷不存で水Wのみの存在となる域をフィルタ構造の
利用等により局部的に形成し、そして、この局部水域に
配置した補正用電極を用いて、上記の如き水質変化に対
する補正を槽用充填率検出手段7や管用充填率検出手段
9に対し加える構成としてもよい。
【0075】〔第5実施例〕図13は氷蓄熱槽1の貯留
量変化に伴う貯留スラリSの表面位変化(スラリ表面の
高さ変化)に起因して生じる槽用充填率検出手段7の検
出誤差を回避する構成を示し、氷蓄熱槽1には貯留スラ
リSの表面位L(または、近似的にスラリ表面位とみな
せるスラリ構成水Wの水位)を検出する表面位検出手段
12を装備してあり、図13に示す例では、この表面位
検出手段12として、氷蓄熱槽1と互いに槽底部で連通
して水Wのみを貯留する水位検出槽12aと、この水位
検出槽12aの貯留水位を検出する水位センサ12bと
を設けてある。
【0076】そして、槽用充填率検出手段7には、静電
容量測定部7Cによる測定静電容量Cfに基づき充填率
演算部7Dで求める貯留スラリSの氷充填率fを、表面
位検出手段12の検出スラリ表面位L(または、それに
近似する水位)に応じて適正値に補正する表面位補正部
7Fを付加装備してある。
【0077】なお、この表面位補正部7Fの具体的補正
形態としては、静電容量測定部7Cにより測定される静
電容量Cfを、表面位検出手段12の検出情報に基づき
基準表面位Loのもとでの相当値(すなわち、水Wのみ
の貯留状態での測定静電容量Caを充填率算出に用いる
前述の演算形態では、その水Wのみ測定時と同位とした
場合の換算値)に補正する形態、あるいは、充填率演算
部7Dにおいて未補正の測定静電容量Cfから氷充填率
fを求める際に、表面位検出手段12の検出位Lに応じ
た補正を加える形態のいずれを採用してもよい。
【0078】また、スラリ表面位や水位の検出には、静
電容量式センサをもってスラリ表面位や水位を測定する
方式、超音波式センサをもってスラリ表面位や水位を測
定する方式、あるいは、フロート式センサをもってスラ
リ表面位や水位を測定する方式など、種々の方式を採用
できる。
【0079】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0080】(1)前述の実施例では、水と氷の混合物
を検出対象としたが、水溶液と氷との混合物を検出対象
としてもよく、また、水以外の液と、水以外の液の氷結
物との混合物を検出対象としてもよい。
【0081】(2)前述の実施例では氷充填率f(すな
わち、混合物中における氷結物割合)を主の検出目的と
したが、逆に混合物中における液割合(氷水混合物では
水割合)を主の検出目的としてもよい。
【0082】(3)混合物存在域に配置する電極7A,
7B,9A,9Bの具体的形状・構造は種々の構成変更
が可能である。
【0083】(4)検出した液・氷結物混合割合の用途
は、前述の実施例の如き製氷機制御や混合物輸送量制
御、あるいは、割合表示に限定されるものではなく、種
々の用途に適用できる。
【0084】(5)液質(前述の実施例においては水
質)を検出する液質検出手段は、電極対を用いる検出方
式に限定されるものではなく、種々の方式を採用でき
る。
【0085】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置構成図
【図2】氷蓄熱槽における検出方式を説明するための模
式図
【図3】管路における検出方式を説明するための模式図
【図4】被覆電極を用いる装置構成図
【図5】被覆電極を用いた場合の検出方式を説明するた
めの模式図
【図6】氷蓄熱槽における電極構成を示す図
【図7】氷蓄熱槽における電極構成を示す図
【図8】管路における電極構成を示す図
【図9】管路における電極構成を示す図
【図10】管路における電極構成を示す図
【図11】氷蓄熱槽における液質(水質)補正構成を示
す図
【図12】管路における液質(水質)補正構成を示す図
【図13】氷蓄熱槽における表面位補正構成を示す図
【符号の説明】
W 液 I 氷結物 7A,7B 電極 9A,9B 電極 Cf,Cf’ 電極間の静電容量 S,S’ 混合物 f,f’ 混合割合 7C,7D 判定手段 9C,9D 判定手段 1w,3w 域壁 10A,10B 液質検出手段(補正用電極) 11A,11B 液質検出手段(補正用電極) 7E,9E 液質補正手段 Caa,Caa’ 補正用電極間の静電容量 L 混合物表面位 12 表面位検出手段 7E 表面位補正手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液(W)と氷結物(I)との混合物存在
    域に配置した電極対(7A,7B),(9A,9B)
    と、 それら電極(7A,7B),(9A,9B)間の測定静
    電容量(Cf),(Cf’)に基づき前記混合物
    (S),(S’)における前記液(W)と前記氷結物
    (I)との混合割合(f),(f’)を判定する判定手
    段(7C,7D),(9C,9D)を設けた液・氷結物
    割合検出装置。
  2. 【請求項2】 前記混合物存在域の域壁(1w),(3
    w)に前記電極(7B),(7B),(9A),(9
    B)を配置してある請求項1記載の液・氷結物割合検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記混合物存在域の域壁(1w),(3
    w)を導電材で形成し、 その導電性域壁(1w),(3w)を前記電極(7
    B),(9B)に兼用してある請求項2記載の液・氷結
    物割合検出装置。
  4. 【請求項4】 前記液(W)の液質を検出する液質検出
    手段(10A,10B),(11A,11B)を設け、 その液質検出手段(10A,10B),(11A,11
    B)の検出情報に基づき前記判定手段(7C,7D),
    (9C,9D)の混合割合判定を補正する液質補正手段
    (7E),(9E)を設けた請求項1、2又は3記載の
    液・氷結物割合検出装置。
  5. 【請求項5】 前記液質検出手段として、前記液(W)
    のみの存在域に補正用電極対(10A,10B),(1
    1A,11B)を配置し、 前記液質補正手段(7E),(9E)は、それら補正用
    電極(10A,10B),(11A,11B)間の測定
    静電容量(Caa),(Caa’)に基づき前記判定手
    段(7C,7D),(9C,9D)の混合割合判定を補
    正する構成としてある請求項4記載の液・氷結物割合検
    出装置。
  6. 【請求項6】 前記混合物存在域の下端部から上端部に
    わたる延設状態に前記電極対(7A,7B)を配置して
    ある請求項1、2、3、4又は5記載の液・氷結物割合
    検出装置。
  7. 【請求項7】 前記混合物(S)の表面位(L)を検出
    する表面位検出手段(12)を設け、 前記電極対(7A,7B)のうち前記混合物(S)中に
    位置する部分の長さが前記混合物(S)の表面位変化に
    より変化することに対し、前記表面位検出手段(12)
    の検出情報に基づき前記判定手段(7C,7D),(9
    C,9D)の混合割合判定を補正する表面位補正手段
    (7F)を設けた請求項1、2、3、4、5又は6記載
    の液・氷結物割合検出装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009087858A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池の排水システム
JP2009110849A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2012207820A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Nidec Sankyo Corp 製氷装置
CN108036519A (zh) * 2018-01-23 2018-05-15 北京国铁科林科技股份有限公司 能够检测水质的开水器
JP2021110485A (ja) * 2020-01-08 2021-08-02 ホシザキ株式会社 製氷機

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