JPH0859402A - 植物栄養剤および切り花活性法 - Google Patents

植物栄養剤および切り花活性法

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JPH0859402A
JPH0859402A JP22596794A JP22596794A JPH0859402A JP H0859402 A JPH0859402 A JP H0859402A JP 22596794 A JP22596794 A JP 22596794A JP 22596794 A JP22596794 A JP 22596794A JP H0859402 A JPH0859402 A JP H0859402A
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plants
cut flowers
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feldspar
plant
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JP22596794A
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Masatoshi Nakano
昌俊 中野
Kazuyuki Torii
一之 鳥井
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 長石質砂岩または長石質ワッケに属する天然
堆積岩石の微粉末を主成分とする植物栄養剤。 【効果】 切り花、水耕栽培、鉢植え植物および畑の植
物を元気にし、野菜や果物類の味をよくし、切り花を長
持ちさせることができ、また、長時間使用しても根本が
臭くならない。また、輸送時にも切り花や観葉植物は痛
まず、また環境の変化によるストレスによる衰弱を防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長石質砂岩ないしは長
石質ワッケに属する天然堆積岩石の微粉末を主成分とす
る植物栄養剤、及び切り花の活性方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、切り花、植物の水耕栽培、鉢
植え、路地栽培など植物の育成に対しては、多くの培地
用製品、栄養剤、肥料等が用いられている。
【0003】また、近年家庭菜園、鉢植え植物を持つ家
庭が増加しており、また、水耕栽培が盛んに行われ、植
物を如何に元気で健康な植物を育てるかが重要になって
きている。しかし、現在は、水耕栽培用培地は微量元素
が不足し、健康で栄養価の高い植物を育てることが難し
い。
【0004】さらに、通常農家の畑、家庭菜園、あるい
は鉢植え植物は、農薬と化学肥料の使いすぎにより植物
そのものが弱っており、病気にかかりやすく、得られた
野菜類は味も悪くなっている。
【0005】また、切り花は、切り花を活性化させる有
効なものは存在せず、切り花を水に付けておくと根本が
腐りやすく悪臭を放ち、夏場では短期間でせっかくの花
も悪臭と小蠅のたかり場所になってしまっていた。
【0006】またさらに、今日植物のレンタルが盛んに
行われているが、植物の運搬中や、環境の異なる場所を
移動することから植物にストレスがかかり衰弱する原因
となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる場合、従来の植
物栄養剤、肥料は植物を育てることには効力を発揮する
が、病気にかかりにくい植物の育成と味のよい野菜類を
栽培すること、また、切り花、鉢植え植物などを長持ち
させる効力はなく、また、家庭菜園植物の病気、植物の
移動に伴う植物の衰弱に悩まされこれらを減少すること
はできなかった。
【0008】このため、植物に栄養を与え、得られた野
菜の味も良く、また、切り花を長持ちさせ、かつ、悪臭
を防止し、さらに、植物の移動時のストレスを減少する
植物栄養剤の提供が望まれていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
前記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、従来に
ない天然に産出する堆積岩に着目し、長石質砂岩または
長石質ワッケに属する天然堆積岩石の微粉末を主成分と
したものが前記課題を解決できるとの知見を見出した。
【0008】つまり、本発明は、天然に産出する堆積岩
の一種で、岩石含有物の組成比率が、酸化物としてSi
2,64.1%;Al23,20.2%;K2O,7.
46%;CaO,0.68%;MgO,0.73%;M
nO,0.12%;TiO2,0.75%;Fe23
7.46%;Cr23,0.09%;を含有したものが
優れた効果を示し、さらに、岩石含有稀土類微量元素の
組成比率がNi,0.022%;Rb,0.033%,
Sb,0.009%;Cs,0.021%;Pb,0.
020%,Bi,0.016%;Y,0.007%;L
a,0.013%;Ba,0.017%;Zn,0.0
08%;Cu,0.004;を含有し、さらにγ線、赤
外線などの電磁波および黒体放射を放射する組成物が、
微量で植物栄養剤として、また切り花の活性化剤として
長期間効力を維持できるとの知見を得て本発明を完成し
た。
【0009】本発明の有効成分は、前記組成の岩石をそ
のまま、あるいは該岩石を微細に粉砕することによって
得ることができる。また、岩石、微粉末あるいは従来の
加工品と混合して利用してもよい。
【0010】投与量は、対象となる植物の種類、栽培育
成状態により異なるが、鉢植え、畑などの路地栽培の植
物に栄養剤として微粉末を用いるときは、植物の根元に
0.1g〜50g与えるのが好ましい。切り花の肥料・
栄養剤として常用する場合には、1mg〜10g該岩石
微粉末/リットル溶液を、花瓶水溶量の10%〜50%
となるように投与するのが好ましい。また、鉢植えなど
の植物に水溶液として与える場合には、鉢の大きさによ
り異なるが1mg〜10g該岩石微粉末/リットル溶液
を100〜500ミリリットル投与するのが好ましい。
【0011】また、本発明品を切り花の活性剤として用
いるときは、1mg〜5g該岩石粉末/リットル溶液を
和紙等の保水剤に浸したもので切断した茎の端部に巻き
つければよい。
【0012】また、植物の輸送用に用いるときは、切り
花の切り口にあてる保水材に該岩石微粉末水溶液(1m
g〜10g該岩石微粉末/リットル溶液)そのものをし
みこませた後、また、鉢植え植物のときは当該微粉末そ
のものを1mg〜10g該岩石微粉末/リットル溶液を
100〜500ミリリットル投与した後輸送すると輸送
時のストレスによる衰弱を防止できる。
【0013】本発明に用いる、天然堆積岩は、岩石その
まま、微粉末、微細顆粒、セラミック加工、錠剤、乳
剤、ゼリー状、線維状など任意の形態で単独、または、
加工製品に加工して用いることもできる。また、本組成
物は、有効成分を生理学的に許容されうる担体、賦形
剤、結合剤、希釈剤と混合してそのまま溶液、粉末顆
粒、錠剤、乳剤、ゼリー状など任意の形態で単独投与、
濃縮液を利用、または該岩石微粉末あるいは微粉末懸濁
液を肥料およびその他の植物用栄養剤に混合して用いる
こともできる。
【0014】本発明の構成物質はいずれも無毒性のもの
で薬理基準にも合致したもので、ラットに対する急性毒
性試験で死亡例は皆無であり、生化学血液検査および病
理組織学的検査においても異常が認められなかった。
【0015】
【作用】本発明は、特異な岩石組成によるγ線および赤
外線放射によって水分子の変換および/または匂い成分
の分解によって物質の組成を変換する作用が組み合わさ
って作用していると考えられる。
【0016】
【効果】本発明は、切り花、水耕栽培、鉢植え植物およ
び畑の植物を元気にし、野菜や果物類の味をよくし、切
り花を長持ちさせることができ、また、長時間使用して
も根本が臭くならない。また、輸送時にも切り花や観葉
植物は痛まず、また環境の変化によるストレスによる衰
弱を防止することができる。
【0017】
【実施例】
製造例 天然に産出する岩石含有物の組成比率が、酸化物として
SiO2,64.1%;Al23,20.2%;K2O,
7.46%;CaO,0.68%;MgO,0.73
%;MnO,0.12%;TiO2,0.75%;Fe2
3,7.46%;Cr23,0.09%;を含有し、
岩石含有稀土類微量元素の組成比率がNi,0.022
%;Rb,0.033%,Sb,0.009%;Cs,
0.021%;Pb,0.020%,Bi,0.016
%;Y,0.007%;La,0.013%;Ba,
0.017%;Zn,0.008%;Cu,0.00
4;を含有する天然に産出する長石質砂岩または長石質
ワッケ岩石を5μ以下の微粉末とした。
【0018】実施例1 鉢植え(直径25cmの鉢)の植物(インド原産フィッ
カス・ベンジャミナ)に該岩石微粉末(5μ以下)をテ
ィースプーン一杯程度(約5g)を加えたところ、植物
の成長がよく、観葉植物の下の方の葉が落ちることなく
青々とした。また、植物の上部の葉も青々としてきたこ
とが確認された。
【0019】実施例2 1平方米の実験畑にトマト、茄子を植え、その根元に該
岩石微粉末(5μ以下)を1g程度づつ与えたのち、水
をかけた。植物の成育がよく病気にかかりにくく、さら
に、できたトマトおよび茄子の味がよくなっていた。ま
た、通常のコップ(180ml程度)に水道水を入れ、
該岩石微粉末5mgを懸濁したものを用いてトマト、茄
子の菜えの根元に一日一回1週間与えた場合も同様の結
果が得られた。
【0020】実施例3 製造例で得た該岩石微粉末10mgを180mlの水に
懸濁した水溶液5mlを50mlの水耕栽培容器に加え
た群と市販の水耕栽培組成だけを用いたコントロール郡
に分け、植物状態の変化を調べた。その結果、投与群で
は水耕栽培植物の生育がよく、葉の緑も強かった。
【0021】実施例4 製造例で得た岩石微粉末1mgを薔薇の切り花の花瓶
(水約1リットル)に投与した投与群と、通常の水を与
えただけのコントロール郡に分け、切り花の状態の変化
を調べた。その結果、投与群では切り花が室温で10日
間元気で枯れるのを防ぐことができたが、コントロール
群は4日間生存したにすぎなかった。また、切り口の腐
り状況も調べたところ、コントロール群は4日で臭くな
り、花瓶の中がドロドロしてきたが、投与群では、10
日経過後も悪臭が発せず、また、花瓶の中もドロドロに
ならなかった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長石質砂岩または長石質ワッケに属する
    天然堆積岩石の微粉末を主成分とする植物栄養剤。
  2. 【請求項2】 長石質砂岩または長石質ワッケに属する
    天然堆積岩石含有物の組成比率が、酸化物としてSiO
    2,64.1%;Al23,20.2%;K2O,7.4
    6%;CaO,0.68%;MgO,0.73%を含有
    することを特徴とする請求項1記載の植物栄養剤。
  3. 【請求項3】 岩石含有稀土類微量元素の組成比率がN
    i,0.022%;Rb,0.033%,Sb,0.0
    09%;Cs,0.021%;Pb,0.020%,B
    i,0.016%;Y,0.007%;La,0.01
    3%;Ba,0.017%;Zn,0.008%;C
    u,0.004;を含有し、さらにγ線、赤外線などの
    電磁波および黒体放射を放射することを特徴とする請求
    項1または2記載の植物栄養剤。
  4. 【請求項4】 長石質砂岩ないしは長石質ワッケに属す
    る天然堆積岩石の微粉末を切り花に添加することを特徴
    とする切り花の活性方法。
JP22596794A 1994-08-26 1994-08-26 植物栄養剤および切り花活性法 Pending JPH0859402A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1052851C (zh) * 1996-03-13 2000-05-31 徐新宇 稀土复合鲜切花保鲜剂
JP2013095645A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Only Co Ltd 綿花用機能性肥料および綿製品

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CN1052851C (zh) * 1996-03-13 2000-05-31 徐新宇 稀土复合鲜切花保鲜剂
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