JPH08578U - 航空宇宙機用推力ベクトル制御装置 - Google Patents

航空宇宙機用推力ベクトル制御装置

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JPH08578U
JPH08578U JP010314U JP1031495U JPH08578U JP H08578 U JPH08578 U JP H08578U JP 010314 U JP010314 U JP 010314U JP 1031495 U JP1031495 U JP 1031495U JP H08578 U JPH08578 U JP H08578U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反動式モータによって推進される航空宇宙機
用推力ベクトル制御装置を提供する。 【解決手段】 推力ベクトル制御装置は反動モータを乗
り物の長手方向軸線に関して同時に回転させたり横方向
に移動させたりする。反動モータのこの複雑な運動は、
反動モータを乗り物の重心に大変近く移動させるのに十
分大きな制御モーメントを発生させる。その結果、乗り
物を短くすることができ、反動モータを十分後方の旋回
点に位置決めするのに必要とされる構造を除去すること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は一般的に、高高度や宇宙での用途に設計され、かつ反動式エンジン で推進される、飛行機、宇宙船及びその他の乗り物のような航空宇宙機に関し、 より詳細には、これらの型式の航空宇宙機を操縦するための推力ベクトル制御装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロケットエンジンのような反動式エンジンで推進される航空宇宙機は、一般的 に航空宇宙機の長さ方向軸線に関するロケットエンジンの推力軸線のある種の移 動によって操縦される。ロケット推進航空宇宙機のこの型式の制御は普通、推力 ベクトル制御と呼ばれている。在来の推力ベクトル制御装置は、ロケットエンジ ンの推力軸線を移動させるのにいくつかの異なる方法を利用している。1つの在 来の推力ベクトル制御装置は、排気ガスを偏向させ、それによりロケットエンジ ンの推力軸線を航空宇宙機の軸線に関して傾けるために、関節式排気ノズルを利 用する。もう1つの在来の推力ベクトル制御装置は、排気ガスを偏向させ、ロケ ットエンジンの推力軸線を傾けるために、排気ノズルの排出部分内に位置決めさ れる耐熱性の羽根を使用する。 さらにもう1つの在来の推力ベクトル制御装置は、ロケットエンジン全体を航 空宇宙機の軸線に関して傾けることができるように航空宇宙機に回転自在に取り 付けられたロケットエンジンを利用する。この型式の制御装置は通常、推進にの み使用される大型のロケットモータと、航空宇宙機の外周に配置され、操縦に使 用される数個の小型のジンバル付きロケットエンジンとから成る形態をとる。
【0003】 最後に、もう1つの在来の推力ベクトル制御装置では、ロケットエンジンの推 力軸線を、航空宇宙機の軸線に関して横方向へ変位させる。この型式の推力ベク トル制御装置のいくかつの例では、トルソン(Tolson)の米国特許第 3,200,587 号やゴールドバーグ(Goldberg)の米国特許第 3,392,918号及び第 3,258,915号 に開示されるように、ロケットエンジンの排気ノズルを横方向へ変位させる制御 装置、ゴールドバーグの文献に開示されるように、ロケットエンジンのスロート を横方向へ変位させる制御装置、及びシュナイダー(Schneider)の米国特許第 3 ,188,024号に開示されるように、ロケットエンジンの排気通路内に位置決めされ る円錐形部材を使用する制御装置を含む。シュナイダーの文献に記載された円錐 形部材は、リングの内側部分に偏心して取り付けられ、リングは、排気通路の側 面と円錐形部材との間の空間を変化させて排気ガスの多くを円錐形部材の一方の 側又は他方の側に強制的に流れさせるように、ロケットエンジンの排気通路内で 移動できる。 種々の型式の推力ベクトル制御装置の各々はその利点を有するが、装置の各々 はまた、いくつかの欠点を有する。例えば、排気ガス通路のある形態の干渉にた よる推力ベクトル制御装置は、排気ガスが燃焼室から出るときに、ロケットエン ジンの効率に悪影響を及ぼす。これは、真っ直ぐな通路から斜め通路への排気進 路の方向変化で乱流が起こるためである。関節式ノズルを利用する制御装置は、 移動可能なノズルとエンジンのケーシングとの間に気密シールを必要とする。燃 焼室から噴射される侵食性の燃焼高圧ガスを阻止し、かつノズルを軽量のアクチ ュエータによって実用的な偏向角度にわたって依然として容易に移動させるよう な気密シールを設計しようとすると、かなりの困難が生じた。
【0004】 最後に、推力軸線の傾斜にたよる制御装置では、十分大きな制御モーメントを 生じさせようとするのであれば、推力軸線の旋回点を航空宇宙機の重心より十分 後方に配置しなければならない。同様に、推力軸線の横方向変位にたよる制御装 置では、必要な制御モーメントを生じさせるために、ロケットエンジンを比較的 大きな横方向距離にわたって移動させなければならない。従って、依然として推 力ベクトル制御装置の改良が要求される。本考案はこの要求を明らかに満たすも のである。
【0005】
【考案の概要】
本考案は、反動式エンジンによって推進される航空宇宙機を操縦するための改 良推力ベクトル制御装置にある。端的にかつ一般的に言えば、改良推力ベクトル 制御装置は、ロケットエンジンを、航空宇宙機の長さ方向軸線に関して回転させ ると同時に横方向へ移動させる。反動エンジンのこの複合運動により、反動エン ジンを航空宇宙機の重心に大変近く移動させる十分大きな制御モーメントを引き 起こす。 より詳細には、本考案の好ましい実施態様では、ロケットエンジンのような反 動式エンジンを回転させ、かつ横方向へ移動させるためのジンバル装置が第1及 び第2のヒンジ部材を有する。第1のヒンジ部材の一端は、そのヒンジ軸線上で 航空宇宙機に回転自在に取り付けられ、一方第2のヒンジ部材のヒンジ端は、そ のヒンジ軸線上で第2のヒンジ部材の他端に回転自在に取り付けられる。ロケッ トエンジンは第2のヒンジ部材の非ヒンジ端に強固に取り付けられている。2つ のヒンジ軸線はピラミッドの頂点で交わり、一方のヒンジ軸線がピラミッドの角 を形成し、他方のヒンジ軸線がピラミッドの一側面の中心線を形成する。ジンバ ル装置の回転により、ロケットエンジンをピラミッドの中心線から遠ざけ、また 推力軸線がピラミッドの頂点と常に交わるようにエンジンを回転させる。ロケッ トエンジンのこの複合運動により生ずる制御モーメントは、ロケットエンジンが ピラミッドの頂点を中心として回転したときに生ずるようなモーメントと同じで ある。
【0006】 このジンバル装置の1つの利点は、ロケットエンジンに側方力を加えることな く、ロケットエンジンを横方向に変位させることができることである。回転力の みをヒンジ軸線を中心とする2つのヒンジ部材に加えて、ロケットエンジンを回 転させ、かつ横方向へ移動させる。このジンバル装置のもう1つの利点は、相対 的な回転量及び横方向移動量を容易に調節することができることである。ピラミ ッドの高さを増大させると、ロケットエンジンの移動はより大きくなり、回転は より小さくなる。純粋な移動は、頂点が無限に延びたときに生ずる。逆に、ピラ ミッドの高さを減ずると、ロケットエンジンの回転はより大きくなり、移動はよ り小さくなる。純粋な回転は、頂点がピラミッドの基部にあるときに生ずる。 前述したことから、本考案がロケット推進航空宇宙機用の改良推力ベクトル制 御装置を提供することが理解されるであろう。改良制御装置により、制御装置に より生ずる制御モーメントを減ずることなく、ロケットエンジンを、従来技術の 制御装置よりも航空宇宙機の重心に大変近く位置決めすることができる。その結 果、航空宇宙機の長さを短縮でき、また十分後方の旋回点にロケットエンジンを 位置決めするの一般に必要とされる構造を除去することができる。本考案の他の 特徴及び利点は、本考案の原理を例示として示す添付図面についてなされる、以 下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0007】
【実施例】
説明用の図面に示すように、本考案は反動式エンジンによって推進される航空 宇宙機を操縦するための推進ベクトル制御装置に実施される。ロケットエンジン のような反動式エンジンで推進される航空宇宙機は、一般的に航空宇宙機の長さ 方向軸線に関するロケットエンジンの推力軸線のある種の移動によって操縦され る。ロケット推進航空宇宙機のこの型式の制御は普通、推力ベクトル制御と呼ば れている。在来の推力ベクトル制御装置は、ロケットエンジンの推力軸線を移動 させるのにいくつかの異なる方法を利用するが、これらの制御装置は一般的に、 十分大きな制御モーメントを生じさせようとするのであれば、推力軸線の旋回点 を航空宇宙機の重心より十分後方に配置することが必要である。 本考案によれば、改良推力ベクトル制御装置が、ロケットエンジンを、航空宇 宙機の長さ方向軸線に関して回転させると同時に横方向へ移動させる。反動エン ジンのこの複雑な運動により、ロケットエンジンを航空宇宙機の重心に大変近く 移動させる十分大きな制御モーメントを引き起こす。 図1及び図2は、長さ方向軸線14に沿って位置決めされる重心12を有する 宇宙船10を示し、重心12は、燃料が航空宇宙機によって消費されるにつれて 、軸線14に沿って長さ方向に移る。宇宙船10は推力軸線18を有するロケッ トエンジン16によって推進され、この推力軸線18は、操縦入力がないときに は、一般的に航空宇宙機の軸線14と整合する。
【0008】 図1は、従来技術による推力ベクトル制御装置を利用する宇宙船10を示す。 従来技術の制御装置は、ロケットエンジン16を、重心12よりもはるか後方の 旋回点20を中心として回転させることによって、航空宇宙機を操縦する。その ようなロケットエンジン16の回転により、推力軸線18が航空宇宙機の軸線1 4から角度Θ1 だけ傾くとともに、重心12を中心とする合成モーメントにより 航空宇宙機を旋回させる。エンジンを回転させて推力軸線18を航空宇宙機の軸 線14と再び整合させるまで、航空宇宙機はその重心を中心として旋回し続ける 。ロケットエンジン16の回転によって生ずる制御モーメントは、 推力×L1 × sinΘ1 に等しい。ここに、L1 は、航空宇宙機の重心12とロケットエンジン16の旋 回点20との間の長さ方向距離、Θ1 は、航空宇宙機の長さ方向軸線14と推力 軸線18との間の角度である。 図2は、本考案による推力ベクトル制御装置を利用する宇宙船10を示す。本 考案の制御装置は、ロケットエンジン16を回転させると同時に、横方向へ移動 させることによって、航空宇宙機を操縦する。ロケットエンジン16を旋回点2 0′を中心として回転させるけれども、この複合運動によって生ずる制御モーメ ントは、ロケットエンジン16を、旋回点20′と比べ重心12よりはるか後方 の旋回点22を中心として回転させた場合に生ずるモーメントと同じである。そ の結果、航空宇宙機の長さを短縮でき、また旋回点22にロケットエンジンを位 置決めするのに一般に必要とされる構造を除去することができる。ロケットエン ジン16の回転及び横方向変位によって生ずる制御モーメントは、 推力×(L2 × sinΘ2 +L3 × COSΘ2 ) に等しい。ここに、L2 は、航空宇宙機の重心12とロケットエンジン16の旋 回点20′との間の長さ方向距離、L3 は、航空宇宙機の長さ方向軸線14と旋 回点20′との間の横方向距離、Θ2 は、航空宇宙機の長さ方向軸線14と推力 軸線18との間の角度である。この制御モーメントはまた、 推力×L4 × sinΘ2 に等しい。ここに、L4 は、航空宇宙機の重心12と旋回点22との間の長さ方 向距離である。
【0009】 図3乃至図6は、本考案の好ましい実施態様によりロケットエンジンを回転さ せると同時に、横方向へ移動させるジンバル装置30の作動原理を概念的に示す 。図3及び図4に示すように、ジンバル装置30は2つのヒンジ部材32、34 を有し、ロケットエンジン16はヒンジ部材34の非ヒンジ端に強固に取り付け られている。ヒンジ部材32の一端はそのヒンジ軸線36上で航空宇宙機に回転 自在に取り付けられ、一方ヒンジ部材34のヒンジ端は、そのヒンジ軸線38上 でヒンジ部材32の他端に回転自在に取り付けられている。ヒンジ軸線36、3 8はピラミッド42の頂点40で交わり、ヒンジ軸線36、38がピラミッド4 2の角及びピラミッドの一側面の中心線をそれぞれ形成する。ピラミッド42の 頂点40は図2に示す旋回点22に対応し、ピラミッド42の中心線44は航空 宇宙機の長さ方向軸線14に対応する。図5及び図6に示すように、ジンバル装 置30の回転により、ロケットエンジン16をピラミッド42の中心線44から 遠ざけ、またロケットエンジン16の推力軸線18がピラミッド42の頂点40 と常に交わるようにエンジンを回転させる。ロケットエンジンのこの複合運動に より生ずる制御モーメントは、ロケットエンジンをピラミッド42の頂点40を 中心として回転させたときに生ずるようなモーメントと同じである。
【0010】 図7は、本考案の別の好ましい実施態様によるジンバル装置30′の作動原理 を概念的に示す。ジンバル装置30′は、ヒンジ軸線36′と同一とされるヒン ジ軸線36が、ピラミッド42の角ではなく、ピラミッド42の一側面の中心線 を形成することを除き、ジンバル装置30と同一である。 図8及び図9は、本考案の好ましい実施態様によるジンバル装置50を示す。 ジンバル装置50は2つのヒンジ部材52、54を有し、ロケットエンジン16 はヒンジ部材54の非ヒンジ端に強固に取り付けられている。ヒンジ部材52の 一端はそのヒンジ軸線56上で航空宇宙機10に回転自在に取り付けられ、一方 ヒンジ部材54のヒンジ端は、そのヒンジ軸線58上でヒンジ部材52の他端に 回転自在に取り付けられている。ヒンジ軸線56、58はピラミッド62の頂点 60で交わり、回転軸線56、58がピラミッド62の角及びピラミッドの一側 面の中心線をそれぞれ形成する。ピラミッド62の頂点60は第2図に示す旋回 点22に対応し、ピラミッド62の中心線64は航空宇宙機10の長さ方向軸線 14に対応する。 ジンバル装置50の1つの利点は、ロケットエンジンに側方力を加えることな く、ロケットエンジン16を横方向へ変位させることができることである。回転 力のみをヒンジ軸線56、58を中心とする2つのヒンジ部材52、54に加え て、ロケットエンジンを回転させ、かつ横方向へ移動させる。このジンバル装置 の1もう1つの利点は、相対的な回転量及び横方向移動量を容易に調節すること ができることである。ピラミッド62の高さを増大させると、ロケットエンジン 16の移動はより大きくなり、回転はより小さくなる。純粋な移動は、頂点60 が無限に延びたときに生ずる。逆に、ピラミッド62の高さを減ずると、ロケッ トエンジン16の回転はより大きくなり、移動はより小さくなる。純粋な回転は 、頂点がピラミッドの基部にあるときに生ずる。
【0011】 前述したことから、本考案がロケット推進航空宇宙機用の改良推力ベクトル制 御装置を提供することが理解されるであろう。改良制御装置により制御装置によ り生ずる制御モーメントを減ずることなく、ロケットエンジンを、従来技術の制 御装置よりも航空宇宙機の重心に大変近く位置決めすることができる。その結果 、航空宇宙機の長さを短縮でき、またはるか後方の旋回点にロケットエンジンを 位置決めするのに一般に必要とされる構造を除去することができる。本考案のい くつかの好ましい実施態様を説明したが、本考案の趣旨及び範囲から逸脱するこ となく、他の適応及び変形をなし得ることは明らかである。従って、本考案は、 請求の範囲によって制限される以外は限定されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による推力ベクトル制御装置を利用す
る宇宙船の立面図である。
【図2】本考案による推力ベクトル制御装置を利用する
宇宙船の立面図である。
【図3】本考案の好ましい実施態様によるジンバル装置
の作動原理を概念的に示す。
【図4】本考案の好ましい実施態様によるジンバル装置
の作動原理を概念的に示す。
【図5】本考案の好ましい実施態様によるジンバル装置
の作動原理を概念的に示す。
【図6】本考案の好ましい実施態様によるジンバル装置
の作動原理を概念的に示す。
【図7】本考案の別の好ましい実施態様によるジンバル
装置の作動原理を概念的に示す。
【図8】本考案の実施態様によるジンバル装置の正面図
である。
【図9】本考案の実施態様によるジンバル装置の背面図
である。
【符号の説明】
10 航空宇宙機 12 重心 16 ロケットエンジン 32、32′、52 ヒンジ部材(第1のヒンジ部材) 34、34′、54 ヒンジ部材(第2のヒンジ部材) 36、36′、38、54、58 ヒンジ軸線 40、60 ピラミッドの頂点 42、62 ピラミッド

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反動エンジンにより推進される航空宇宙
    機用推力ベクトル制御装置であって、航空宇宙機を操縦
    するために、反動エンジンを航空宇宙機の軸線に関して
    回転させると同時に横方向に移動させる手段を有するこ
    とを特徴とする、航空宇宙機用推力ベクトル制御装置。
  2. 【請求項2】 前記回転及び移動手段は、 一端に配置されたヒンジ軸線を備え、そのヒンジ軸線上
    で航空宇宙機に回転自在に取り付けられた第1のヒンジ
    部材と、 一端に配置されたヒンジ軸線を備え、そのヒンジ軸線上
    で第1のヒンジ部材に回転自在に取り付けられ、反動エ
    ンジンが非ヒンジ端に強固に取り付けられた第2のヒン
    ジ部材とを有し、 第1及び第2のヒンジ部材のヒンジ軸線及び航空宇宙機
    の軸線がピラミッドの頂点で交わることを特徴とする、
    請求項(1)に記載の推力ベクトル制御装置。
  3. 【請求項3】 反動エンジンの回転及び横方向移動によ
    り生ずる制御モーメントが、反動エンジンをピラミッド
    の頂点を中心として回転させたときに生ずるようなモー
    メントにほぼ等しいことを特徴とする、請求項(2)に
    記載の推力ベクトル制御装置。
  4. 【請求項4】 一方のヒンジ軸線がピラミッドの角を形
    成し、他方のヒンジ軸線がピラミッドの一側面の中心線
    を形成することを特徴とする、請求項(2)に記載の推
    力ベクトル制御装置。
  5. 【請求項5】 ヒンジ軸線の各々がピラミッドの一側面
    の中心線を形成することを特徴とする、請求項(2)に
    記載の推力ベクトル制御装置。
  6. 【請求項6】 反動エンジンがロケットエンジンである
    ことを特徴とする、請求項(1)に記載の推力ベクトル
    制御装置。
  7. 【請求項7】 長さ方向軸線と長さ方向軸線上に配置さ
    れた重心とを有し、推力軸線を有するロケットエンジに
    より推進される航空宇宙機用の推力ベクトル制御装置で
    あって、 一端に配置されたヒンジ軸線を備え、そのヒンジ軸線上
    で航空宇宙機に回転自在に取り付けられた第1のヒンジ
    部材と、 一端に配置されたヒンジ軸線を備え、そのヒンジ軸線上
    で第1のヒンジ部材に回転自在に取り付けられ、反動エ
    ンジンが非ヒンジ端に強固に取り付けられた第2のヒン
    ジ部材とを有し、 第1及び第2のヒンジ部材のヒンジ軸線及び航空宇宙機
    の軸線がピラミッドの頂点で交わり、制御装置は、ロケ
    ットエンジンの推力軸線がピラミッドの頂点と常に交わ
    るように、ロケットエンジンを、航空宇宙機の長さ方向
    軸線に関して回転させると同時に横方向に移動させ、制
    御装置により航空宇宙機の重心を中心として生ずる制御
    モーメントが、ロケットエンジンをピラミッドの頂点を
    中心として回転させたときに生ずるようなモーメントに
    ほぼ等しいことを特徴とする、航空宇宙機用推力ベクト
    ル制御装置。
  8. 【請求項8】 一方のヒンジ軸線がピラミッドの角を形
    成し、他方のヒンジ軸線がピラミッドの一側面の中心線
    を形成することを特徴とする、請求項(7)に記載の推
    力ベクトル制御装置。
  9. 【請求項9】 ヒンジ軸線の各々がピラミッドの一側面
    の中心線を形成することを特徴とする、請求項(7)に
    記載の垂直ベクトル制御装置。
JP1995010314U 1988-01-26 1995-09-29 航空宇宙機用推力ベクトル制御装置 Expired - Lifetime JP2577509Y2 (ja)

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US07/148,563 US4955559A (en) 1988-01-26 1988-01-26 Thrust vector control system for aerospace vehicles

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JPH08578U true JPH08578U (ja) 1996-04-02
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JP1017387A Pending JPH01309898A (ja) 1988-01-26 1989-01-26 航空宇宙機用推力ベクトル制御装置
JP1995010314U Expired - Lifetime JP2577509Y2 (ja) 1988-01-26 1995-09-29 航空宇宙機用推力ベクトル制御装置

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