JPH0857093A - パット練習装置 - Google Patents

パット練習装置

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JPH0857093A
JPH0857093A JP22431394A JP22431394A JPH0857093A JP H0857093 A JPH0857093 A JP H0857093A JP 22431394 A JP22431394 A JP 22431394A JP 22431394 A JP22431394 A JP 22431394A JP H0857093 A JPH0857093 A JP H0857093A
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JP
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ball
sound
hitting
sounding
virtual
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JP22431394A
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English (en)
Inventor
Takakazu Miyahara
隆和 宮原
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Elm Co Ltd
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Elm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般家庭の室内においてロングパットを含む
各種のパットの練習を行なうことができるパット練習装
置を低価格で提供する。 【構成】 発音機構101、ボールの誘導・返球機構1
02、衝撃吸収機構103、2個のマイクロホン10
4、105を備え、電子回路を内蔵する本体100と、
打球時刻の検出手段としてのマイクロホン110とから
構成される。ボールは、マイクロホン110の直近から
打たれ、床を転がって発音機構101に到着する。発音
機構101はボールが通過すると音を発生させる。この
音はマイクロホン104、105で検出され、この両マ
イクロホンへの音の到着時間の差に基づき到着位置が算
出される。その後、電子回路により、ボールの初速及び
打ち出し角度が算出され、これらに基づいて、仮想グリ
ーン上を転がるボールの位置が逐次計算されてボールの
運動がシミュレーションされる。このシミュレーション
の結果はテレビ画面に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフのパット練習を行
なうためのパット練習装置に関するものであり、このパ
ット練習装置はゴルフのパットを模擬したゲームを楽し
むための遊具としても利用することができる。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ競技に要求される技術の中で、グ
リーン上のホールに入れるためのパットの技術は極めて
重要である。このため、長さ2m前後の人工芝製のマッ
トに穴をあけただけの単純な構造の練習器から、自動返
球機構を有し人工芝の傾斜を変えることができる若干高
度なものまで、多くの種類のパット練習装置が既に販売
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ロングパット
を練習するには、対象となる距離に相当する芝生又は人
工芝の張られた広いスペースが必要である。このため、
ロングパットについては練習装置が存在せず、ゴルフ場
の練習グリーンのように実際の芝生が張られたグリーン
に出かけて練習する以外に適当な方法が無かった。
【0004】なお、室内又は屋外に作られた人工芝の張
られた「パターゴルフ」と呼ばれる施設や、大型の「シ
ミュレーションゴルフ」によっても練習に類することは
実施できるが、これらは施設が大型かつ高価であり、個
人の室内でこれらを使用するのは困難である。そこで本
発明は、一般家庭の室内においてロングパットを含む各
種のパットの練習を行なうことができるパット練習装置
を低価格で提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る第1のパット練習装置は、 a)所定の打球点からボールが打たれた時刻を検出する
打球検出手段と、 b)打球点と同一平面上の所定位置に打球点に対向して
設けられ、打球点から打たれたボールが前記平面を転が
って通過又は接触すると音を発生させる発音手段と、 c)発音手段によって発生した音を検出する少なくとも
2個の音検出手段と、 d)各音検出手段によって前記音が検出された時刻の差
及び各音検出手段と発音手段との位置関係に基づき、ボ
ールが発音手段に到達した位置及び時刻を算出する第1
演算手段と、 e)第1演算手段によって算出されたボールの到達位置
及び到達時刻と、打球検出手段によって検出された打球
時刻と、打球点と発音手段との間の距離とに基づき、ボ
ールの打ち出し速度及び打ち出し角度を算出する第2演
算手段と、 f)第2演算手段によって算出されたボールの打ち出し
速度及び打ち出し角度に基づき、打ち出されたボールが
予め想定された仮想グリーンを転がる際の運動軌跡及び
到達位置を算出する第3演算手段と、 g)第3演算手段の演算結果に基づき、前記仮想グリー
ン上における前記ボールの運動軌跡及び到達位置を表示
する表示手段と、を備えた構成としている。
【0006】本発明に係る第2のパット練習装置は、上
記第1のパット練習装置において、更に、練習者が前記
仮想グリーンの傾斜及び転がり抵抗を設定するための設
定手段を備えた構成としている。
【0007】本発明に係る第3のパット練習装置は、上
記第1又は第2のパット練習装置において、更に、前記
仮想グリーン上の所定位置に仮想カップを想定し、第3
演算手段の演算結果に基づき、前記仮想グリーンを転が
るボールの運動軌跡及び該ボールの到達位置と前記仮想
カップとの距離に応じて合否の判定又は得点の算出を行
なう第4演算手段、を備えた構成としている。
【0008】本発明に係る第4のパット練習装置は、上
記第3のパット練習装置において、更に、練習者がハン
ディキャップを設定するための設定手段と、設定された
ハンディキャップに応じて前記合否の判定又は得点の算
出の基準を変化させる難易度変更手段と、を備えた構成
としている。
【0009】
【作用】上記第1のパット練習装置では、まず、所定の
打球点から発音手段の方向にボールが打たれる。この打
球時刻は打球検出手段によって検出される。打球点から
打たれたボールは平面上を転がっていき、発音手段を通
過又は発音手段に接触する。この通過又は接触によって
発音手段が音を発生させる。例えば、ボールが発音手段
に衝突して衝撃音を発生させる構成や、ボールの通過を
センサで検出して音を発生させる構成が考えられる。打
たれたボールは平面上を転がっていくため、その音を二
つの異なる位置で検出すれば、その検出時刻の差及び音
の検出位置と発音手段との位置関係より、ボールが発音
手段に到達する位置(発音手段におけるボールの通過位
置又は接触位置)を算出することができる。そこで本発
明では、少なくとも2個の音発生手段により、発音手段
が発生させた音が検出され、それらの検出時刻の差及び
各音検出手段と発音手段との位置関係に基づき、第1演
算手段によりボールの発音手段への到達位置及び到達時
刻が算出される。この到達位置及び到達時刻と、打球検
出手段によって検出された打球時刻と、打球点と発音手
段との間の距離とに基づき、第2演算手段により、ボー
ルの打ち出し速度及び打ち出し角度が算出される。この
打ち出し速度及び打ち出し角度に基づき、第3演算手段
により、打たれたボールが予め想定された仮想グリーン
を転がる際の運動軌跡及び到達位置(ボールの停止位
置)が算出される。そして第3演算手段の演算結果に基
づき、仮想グリーン上におけるボールの運動軌跡及び到
達位置が表示手段に表示される。
【0010】上記第2のパット練習装置では、練習者は
仮想グリーンの傾斜及び転がり抵抗を設定することがで
き、設定された傾斜及び転がり抵抗に基づいて、第3演
算手段により、仮想グリーンを転がるボールの運動軌跡
及び到達位置が算出される。したがって、仮想グリーン
の傾斜及び転がり抵抗の設定を変えることにより、種々
のグリーン上でのボールの運動がシミュレーションされ
る。
【0011】上記第3のパット練習装置では、仮想カッ
プが想定され、第3演算手段により得られる仮想グリー
ンを転がるボールの運動軌跡及び到達位置と仮想カップ
との距離に応じて、第4演算手段により、合否の判定又
は得点の算出が行なわれる。すなわち、ボールの運動軌
跡が仮想カップを通過し所定速度以下であればカップイ
ンであり、合格と判定され又は高得点が得られる。ま
た、ボールの運動軌跡が仮想カップを通過していない場
合は、ボールの到達位置が仮想カップに近いほど高得点
が得られる。これにより、パット練習が効果的になると
ともに、娯楽性が高まる。
【0012】上記第4のパット練習装置では、練習者は
ハンディキャップを設定することができ、設定されたハ
ンディキャップに応じて合否の判定又は得点の算出の基
準が変化する。例えば、仮想カップの大きさがハンディ
キャンプに応じて変化したり、同一の得点に対応する
(ボールの到達位置と仮想カップとの)距離がハンディ
キャップに応じて変化したりする。これにより、ハンデ
ィキャップに応じてパットの難易度が変化するため、更
に、パット練習が効果的になるとともに、娯楽性が高ま
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるパット練習装
置を図1〜図7により説明する。 [全体の概略]図1は、本装置の全体を示す斜視図であ
る。本装置は本体100と打球検出手段としてのマイク
ロホン110から構成され、本体100は、発音機構1
01と、ボールの誘導・返球機構102と、衝撃吸収機
構103と、音検出手段としての2個のマイクロホン1
04、105とを備え、演算手段等として機能する電子
回路を内蔵している。本体100に内蔵された電子回路
は、マイクロホン110及びテレビジョン等の表示装置
(図示せず)と所定のケーブルで接続されている。
【0014】上記構成の本装置を用いたパット練習で
は、打球検出手段としてのマイクロホン110の直近で
ボールが打たれる。ボールが打たれると、マイクロホン
110はその打球音を検出し、検出された打球音の信号
は本体100内の電子回路に入力される。
【0015】打たれたボールが発音機構101を通過す
ると、発音機構101との接触によって衝撃音が生じ
る。この衝撃音は2個のマイクロホン104、105で
検出され、検出された衝撃音の信号も本体100内の電
子回路に入力される。なお、図1に示すように発音機構
101には所定のマークが付されており、これにより発
音機構101は、ボールを打つ方向を決めるための目標
としての的(まと)の役割をも果たしている。
【0016】[電子回路の構成と動作]図6は、本体1
00に内蔵された電子回路の構成を示すブロック図であ
る。マイクロホン104、105から出力される衝撃音
信号は、それぞれ帯域制限増幅器121、122によ
り、周囲の雑音の成分が除去されるとともに所定の大き
さにまで増幅される。帯域制限増幅器121、122を
通過した各信号は、二つに分けられ、一方はA/D変換
器124に送られてデジタル信号に変換され、他方は到
着検出回路125に送られてボールが発音機構101に
到着したことが検出される。
【0017】打球検出手段としてのマイクロホン110
から出力される打球音の信号は、帯域制限増幅器123
により、上記と同様、周囲の雑音の成分が除去されると
ともに所定の大きさにまで増幅される。帯域制限増幅器
123を通過した打球音信号は、打球検出回路126に
送られ、そこで打球時刻が検出されてデータメモリ制御
回路128に送られる。A/D変換器124でデジタル
信号に変換された衝撃音信号は、データメモリ制御回路
128からの信号を基に、ボールが発音機構101に到
着する前後の一定時間だけ一定の時間間隔でデータメモ
リ127に書き込まれる。
【0018】衝撃音信号のデータメモリ127への書き
込みが終了すると、データメモリ127の内容はMPU
回路129によって読み出される。MPU回路129
は、CPU、ROM、RAM、発振回路、デコーダ等か
ら構成される。このMPU回路129により、複雑に振
動している衝撃音の波形から正確に到達時間を求めるた
めの前処理が行なわれた後、到達時間及び到達位置の計
算とともに後述する各種のデータの算出及び判定が行な
われる。
【0019】MPU回路129は、これらの演算や判定
の結果を出力回路130を経て表示手段としてのテレビ
等に出力し、プレーヤに知らせる。なお、MPU回路1
29には、プレーヤが条件等の変更や設定を行なうため
の操作スイッチ132等が入力回路131を介して接続
されている。
【0020】[到達位置と到達時刻の検出] [1]ボールの到達位置の算出 演算手段としてのMPU回路129は、音検出手段とし
てのマイクロホン104、105から出力される衝撃音
信号を用いて、ボールの到達位置及び到達時刻を算出す
る。以下、この算出方法について図2及び図3により説
明する。図2及び図3に示すように、二つのマイクロホ
ン104、105の間の距離を2W、二つのマイクロホ
ン104、105を結ぶ直線と発音機構101との間隔
をy、的(まと)の中心(二つのマイクロホン104、
105を結ぶ直線の中央から延ばした垂線が発音機構1
01と交差する点)からボールの到着点Pまでの距離を
xとする。なお、図3(a)に示すように、yは、ボー
ルが発音機構101を通過する際に音を発生させる場所
から到着位置センサであるマイクロホン104、105
までの前後方向の距離bと高さ方向の距離aから求めら
れ、 y=√(a2+b2) …(1) である。
【0021】次に、空気中を伝わる音の速さをC、ボー
ルが発音機構101を通過した際に発生した音がマイク
ロホン105に到達してからマイクロホン104に到達
するまでの時間差をt0(マイクロホン105よりも1
04へ先に音が到達する場合はt0<0となる)、ボー
ルの発音機構101への到着点Pからマイクロホン10
5までの直線距離をL1とすると、ボールの到着点Pか
らマイクロホン104までの距離は、L1+(t0×C)
である。ここで、 L0=t0×C …(2) とおき、L0,L1,W,x,yの関係を求めると次の2
式が得られる。 (W−x)2+y2=L12 …(3) (W+x)2+y2=(L1+L0)2 …(4) 式(3)(4)からxを求めると、 x=√{1+(4・y2)/(4・W2−L02)}・(L0/2) …(5) となる。したがって、マイクロホン104、105への
音の到達時間の差t0を基に式(2)により算出したL0か
ら、ボールの到着位置Pを示すxの値を算出することが
できる。
【0022】なお、L0の算出に必要な音速Cは、予め
理科年表等を参照することにより標準的な値を定めてお
き、それを用いるようにしてもよいし、サーミスタ、増
幅器、A/Dコンバータから成る気温測定回路133
(図1において破線で囲まれた回路)をMPU回路12
9に接続して気温を測定し、測定気温により標準音速値
を補正するようにしてもよい。この補正により、気温の
変化で音速が変化することにより生じる到達位置の検出
誤差を少なくすることができる。
【0023】[2]ボールの到達時刻の算出 ボールの速さに比べ音速は非常に速いため、実際にボー
ルが発音機構101に到達した時刻taは、ボールが発
音機構101を通過した際に発生した音がマイクロホン
105に到達した時刻tsで近似することができる。ま
た、更に正確に発音機構101への到着時刻taを求め
たい場合には、次式により算出することができる。 ta=ts−L1/C=ts−√{(W−x)2+y2}/C …(6)
【0024】[3]シミュレーション 本実施例では、仮想的にグリーン(以下「仮想グリー
ン」という)を想定し、仮想グリーンにおける打たれた
ボールの運動をシミュレーションする。このシミュレー
ションのための計算(シミュレーション計算)は、演算
手段としてのMPU回路129によって行なわれる。以
下、このシミュレーション計算の詳細について説明す
る。
【0025】まず、既知を値を示す符号を以下のように
定義する。 tm :ボールが打たれてから発音機構101に到着する
までの時間 x :ボールが発音機構101に到着した位置Pの的の
中心からの距離(式(5)によって与えられる距離) Lm :ボールの打たれた位置から発音機構101までの
距離 τ :初速係数(初速を算出する際に、打たれたボール
が発音機構101に到達するまでの床の抵抗を考慮する
ための補正係数) g :重力の加速度 α :ボールの運動方向 β :仮想グリーンにおける左右方向への傾斜角度 μ :仮想グリーンの転がり抵抗 Δt:シミュレーション計算の間隔 Va :ボールの速度(ボールの進行方向に対する速度) Vb :仮想グリーンの転がり抵抗による時間Δtにおけ
る速度変化 Vc :仮想グリーンの左右方向の傾斜による時間Δtに
おける速度変化
【0026】音の速さはボールの速度に比べて非常に速
いため、ボールが打たれてから発音機構101に到着す
るまでの時間tmは、打球点の直近に置かれた打球検出
手段としてのマイクロホン110に打球音が到達してか
ら音検出手段としてのマイクロホン104、105のい
ずれかに発音機構101によって発生した衝撃音が到達
するまでの時間で近似することができる。また、前述の
式(6)のように衝撃音の発生した位置からマイクロホン
104、105のいずれかに衝撃音が到達するまでの時
間を補正することにより、更に正確に時間tmを算出す
ることができる。
【0027】ボールが打たれてから発音機構101に到
着するまでの時間tmが得られると、次式により打たれ
たボールの初速V0を求める(図4参照)。 V0=(Lm/tm)×τ …(7)
【0028】打たれたボールの左右方向への打ち出し角
度α0は次式により求めることができる(図4参照)。 α0=atan(x/Lm) …(8)
【0029】仮想グリーン上を転がるボールに働く力
は、転がり抵抗による力及び仮想グリーンの傾斜により
生じる力であり、これらの力による時間Δtにおける速
度変化Vb及びVcは、次式により求めることができる
(図5参照)。 Vb=μ・g・cosβ・Δt …(9) Vc=(1−μ)・g・sinβ・Δt …(10)
【0030】シミュレーション計算の間隔である時間Δ
tにおけるボールの変位(ΔX,ΔY)、各時刻におけ
るボールの位置(Xi,Yi)(i=1、2、…)、ボー
ルの運動の方向α、及びボールの速度Vaは、上記のV
0,α0,Vb,Vcを用いて、以下のように計算すること
ができる。
【0031】初期状態において、Va=V0、X=0、Y
=0、α=α0とし、計算を簡単にするために、 A=cosα・Va・Δt B=cosα・Vb・Δt C=sinα・Va・Δt D=sinα・Vb・Δt E=Vc・Δt とおくと、時間Δtにおけるボールの変位(ΔX,Δ
Y)は、次式により計算することができる。 ΔX=A−B ΔY=C−D−E
【0032】よって、時間n・Δtだけ経過した後のボ
ールの位置(Xn,Yn)、ボールの速度Va、及びボー
ルの運動の方向αは、次のようになる。 Xn=Xn-1+ΔX Yn=Yn-1+ΔY Va=√(ΔX2+ΔY2)/Δt α =atan(ΔY/ΔX)
【0033】上記の計算を、適切なΔtの値を選んで、
VaとVbが等しくなるか又は所定値以下になるまで繰り
返すことにより、仮想グリーン上を転がるボールの運動
をシミュレーションすることができる。
【0034】ここで、仮想グリーンの転がり抵抗μ及び
仮想グリーンにおける左右方向への傾斜角度βは、任意
に設定するか又は予め設定された複数の値から選択する
等の方法により、変更できるようにするのが良い。な
お、傾斜角度βの変更することにより、フック、スライ
スの度合いを変えることができる。
【0035】[4]表示 上記シミュレーション計算により、仮想グリーンを転が
るボールの位置(Xi,Yi)(i=1、2、3、…)が
時間Δtの間隔で逐次算出され、これにより、打たれた
ボールの運動軌跡や到達距離などのデータが得られる。
これらのデータは出力回路130に送られ、打たれたボ
ールの運動軌跡や到達距離が出力回路130によってテ
レビ画面に表示され使用者に伝えられる。
【0036】[5]打たれたボールの衝撃吸収と返球機
構 打たれたボールは、図2に示した発音機構101を通過
した際に音を発生させた後、ボールの誘導・返球機構1
02により上方に滑らかに方向が変えられ(図1参
照)、衝撃吸収ゴム等で構成された衝撃吸収機構103
に衝突して運動エネルギの大部分が吸収される。
【0037】ボールの持つ運動エネルギは打たれた強さ
に応じて異なるが、衝撃吸収機構103が運動エネルギ
の大部分を吸収することにより、ボールの持つエネルギ
は、打たれた強さに関係なく、床面より高い位置にまで
上がったことによる位置エネルギだけになる。
【0038】この後、ボールは、誘導・返球機構102
に沿って下に転がり落ち、打球点の方向に返される。床
から衝撃吸収機構103までの高さを適当な高さにする
こと、及び、誘導・返球機構102の勾配を適当な勾配
にすることにより、衝撃吸収機構103に到達する強さ
以上で打たれたボールは、打たれた強さに関係なく適当
な一定の速さで返球される。
【0039】[6]娯楽性 前述のように、打たれたボールの運動軌跡や到達距離は
テレビ画面に表示され、これにより、使用者は打球の結
果を知ることができ、パットの練習装置としての目的が
達成される。しかし、練習を継続させるためには娯楽性
を持たせることが効果的である。
【0040】そこで、本実施例のパット練習装置では、
図7に示すように、MPU回路129によって作りださ
れるか又は任意に設定された目標点(仮想のカップ)の
周囲に同心円が描かれた的状の領域を示す画像が作成さ
れ、テレビ画面に表示される。上記のシミュレーション
の結果、打たれたボールがカップインするか否か及びボ
ールの停止位置に基づき、MPU回路129により得点
計算が行なわれる。この得点計算では、打たれたボール
がカップインするかボールの停止位置が仮想カップに近
づくほど高得点が得られる。なお、得点計算の代わり
に、カップインするか否かにより合否を判定するという
構成にしてもよい。
【0041】また、本実施例のパット練習装置は、操作
スイッチ132等により入力回路131を介してハンデ
ィキャップを設定することができる機能を備えており、
設定されたハンディキャップに応じて、目標点の周囲に
描かれた同心円の大きさが変化するように構成されてい
る。これにより、初心者から上級者までパット練習を楽
しむことができる。なお、上記同心円(的)の大きさは
ハンディキャップだけで変化せてもよいが、目標点(仮
想カップ)までの距離Lcとハンディキャップの大きさ
を示す値HCとの積により的の大きさを決めるとよい。
このような積Lc×HCによって的の大きさを決める
と、距離Lcによって難易度が変化しないという利点が
ある。
【0042】さらに、本実施例のパット練習装置は、M
PU回路129が実際のゴルフと同様に目標点までの距
離を変えながら9ホール又は18ホールのコースを仮想
的に作り出すという機能を備えており、その作り出され
たコースに基づいて前述のシミュレーションが行なわれ
る。その他、本実施例のパット練習装置では、スコアカ
ードの計算と表示、複数プレーヤの対戦機能、目標点
(仮想カップ)に近づいたボールのクローズアップ表示
機能などを備えている。このうち複数プレーヤの対戦機
能の中には、複数のプレーヤがそれぞれのハンディキャ
ップを設定する機能、複数のプレーヤそれぞれに対して
設定されたハンディキャップを考慮してプレーヤ毎に前
記得点計算や合否判定を行なう機能が含まれており、こ
れらの機能により、楽しくパットを行なうことができ娯
楽性が高まる。
【0043】なお、前述の仮想グリーンの転がり抵抗μ
及び仮想グリーンにおける左右方向への傾斜角度β(こ
れを変更することにより、フック、スライスの度合いを
変えることができる)を任意に変更することができると
いう前述の機能を持たせることにより、海外などの有名
なゴルフ場のグリーンを模擬体験することができる。
【0044】[効果]以上のように本実施例によれば、
仮想グリーン上のボールの運動がシミュレーションされ
るため、家庭の室内において、僅かなスペース(使用時
において1m×2m程度)で2m〜30m(原理上は距
離の制限はない)のパットの練習が可能となる。そし
て、仮想グリーンの転がり抵抗μ及び仮想グリーンにお
ける左右方向への傾斜角度β(これを変更することによ
り、フック、スライスの度合いを変えることができる)
を任意に変更できる機能を設けると、より効果的な練習
が可能となる。また、パットはゴルフにおける他のショ
ット練習と比べ、危険性が少なく、かつ未経験者であっ
ても容易に参加できるため、上記実施例の装置は、家庭
や職場の娯楽設備としても利用することができる。特
に、得点計算の機能や、ハンディキャップ設定機能、設
定されたハンディキャップに応じて難易度を変化させる
機能、複数プレーヤの対戦機能、前記の転がり抵抗μ及
び傾斜角度βを変更できる機能等を設けると、楽しくパ
ットを行なうことができ、娯楽性が高まる。なお、上記
実施例において音検出手段等として用いられているマイ
クロホンは、電話器等向けに大量に生産されているた
め、正確な到着位置センサを低コストで実現することが
でき、また、上記実施例は従来のパターゴルフやシミュ
レーションゴルフのように大型で高価な施設を必要とし
ない。したがって、本実施例のパット練習装置は低コス
トで提供可能である。
【0045】[他の実施例]上記実施例では、発音機構
101にボールが接触した際に発生した衝撃音が空気中
を伝わり、二箇所に設けられたマイクロホン104、1
05に到達するまでの時間の差t0に基づきボールの到
達位置を算出したが、マイクロホン104、105の代
わりに発音機構の両端に振動検出器を設け、発音機構に
ボールが接触した際に発生した振動が発音機構そのもの
を伝わり、両端の振動検出器で検出されるようにしても
よい。この場合、両端の振動検出器による検出時刻の差
すなわち振動が両端の振動検出器に到達するまでの時間
差に基づき、ボールの到達位置が算出される。
【0046】また、上記実施例では、打球検出手段とし
て打球音を検出するマイクロホン110が用いられてい
るが、光センサ等を利用して打球時刻を検出してもよ
い。
【0047】さらに、上記実施例における、発音機構1
01の構成、ボールの誘導・返球機構102の構成、衝
撃吸収機構103の構成、音検出手段としてのマイクロ
ホン104、105の位置、図6に示した電子回路の構
成、演算方法、及びテレビ画面における表示内容などに
ついては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更が可能
である。なお、図6に示した電子回路の大部分は、市販
されているパソコンやテレビゲーム装置を利用して実現
することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、ゴルフ場以外の場所で
はほとんど練習不可能なロングパットを含む各種のパッ
トの練習を、一般家庭の室内において僅かなスペースで
練習することができる。
【0049】また、パットはゴルフにおける他のショッ
ト練習と比べ、危険性が少なく、かつ未経験者であって
も容易に参加できるため、本発明のパット練習装置は家
庭や職場の娯楽設備としても利用することができる。
【0050】さらに、本発明の装置は、パット練習のみ
ならず、ゲートボールやグランドゴルフ等の競技の練習
をするための練習装置やそのような競技を模擬して楽し
むための遊具に応用することもできる。
【0051】なお、音検出手段等として電話器等向けに
大量に生産されているマイクロホンを使用することがで
き、また、従来のパターゴルフやシミュレーションゴル
フのように大型の施設を必要としないため、本発明の装
置は低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパット練習装置の全
体を示す斜視図。
【図2】 前記パット練習装置の本体部の側面図(a)
及び正面図(b)。
【図3】 ボールの到着位置の算出を説明するための
図。
【図4】 打たれたボールの初速度及び打ち出し角度の
算出を説明するための図。
【図5】 左右に傾斜がある仮想グリーンを転がるボー
ルに加わる力を説明するための図。
【図6】 前記パット練習装置における電子回路の構成
を示すブロック図。
【図7】 仮想グリーン、仮想カップ、同心円状の的、
及び演算結果の表示例を示す図。
【符号の説明】
110…マイクロホン(打球検出手段) 101…発音機構(発音手段) 103…衝撃吸収機構 104、105…マイクロホン(音検出手段) 129…MPU回路(演算手段) 132…操作スイッチ(設定手段) 130…出力回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)所定の打球点からボールが打たれた
    時刻を検出する打球検出手段と、 b)打球点と同一平面上の所定位置に打球点に対向して
    設けられ、打球点から打たれたボールが前記平面を転が
    って通過又は接触すると音を発生させる発音手段と、 c)発音手段によって発生した音を検出する少なくとも
    2個の音検出手段と、 d)各音検出手段によって前記音が検出された時刻の差
    及び各音検出手段と発音手段との位置関係に基づき、ボ
    ールが発音手段に到達した位置及び時刻を算出する第1
    演算手段と、 e)第1演算手段によって算出されたボールの到達位置
    及び到達時刻と、打球検出手段によって検出された打球
    時刻と、打球点と発音手段との間の距離とに基づき、ボ
    ールの打ち出し速度及び打ち出し角度を算出する第2演
    算手段と、 f)第2演算手段によって算出されたボールの打ち出し
    速度及び打ち出し角度に基づき、打ち出されたボールが
    予め想定された仮想グリーンを転がる際の運動軌跡及び
    到達位置を算出する第3演算手段と、 g)第3演算手段の演算結果に基づき、前記仮想グリー
    ン上における前記ボールの運動軌跡及び到達位置を表示
    する表示手段と、を備えることを特徴とするゴルフのパ
    ット練習装置。
  2. 【請求項2】 更に、練習者が前記仮想グリーンの傾斜
    及び転がり抵抗を設定するための設定手段を備えた請求
    項1に記載のゴルフのパット練習装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記仮想グリーン上の所定位置に
    仮想カップを想定し、第3演算手段の演算結果に基づ
    き、前記仮想グリーンを転がるボールの運動軌跡及び該
    ボールの到達位置と前記仮想カップとの距離に応じて合
    否の判定又は得点の算出を行なう第4演算手段、を備え
    た請求項1又は2に記載のゴルフのパット練習装置。
  4. 【請求項4】 更に、練習者がハンディキャップを設定
    するための設定手段と、 設定されたハンディキャップに応じて前記合否の判定又
    は得点の算出の基準を変化させる難易度変更手段と、を
    備えた請求項3に記載のゴルフのパット練習装置。
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