JPH0855697A - ラングミュア・プローブ - Google Patents

ラングミュア・プローブ

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Publication number
JPH0855697A
JPH0855697A JP6190475A JP19047594A JPH0855697A JP H0855697 A JPH0855697 A JP H0855697A JP 6190475 A JP6190475 A JP 6190475A JP 19047594 A JP19047594 A JP 19047594A JP H0855697 A JPH0855697 A JP H0855697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
electrode
plasma
wire electrode
electron
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6190475A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Iwabuchi
宏之 岩渕
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0855697A publication Critical patent/JPH0855697A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラズマ物性計測精度を向上できる。 【構成】 射出駆動部5及び引込駆動部6を駆動し、ワ
イヤー電極1をワイヤ射出支持体2から一定速度で射出
する一方、ワイヤ引込支持体3へ同速度で引き込ませ
て、一定長さのワイヤ電極1をワイヤ射出支持体2及び
ワイヤ引込支持体3から露出させ、この露出したワイヤ
電極1をプラズマ8内に挿入し、電極に印加する電圧を
掃引して、電流−電圧曲線を描くことにより、プラズマ
8の電子密度、電子温度、プラズマ電位、電子エネルギ
ー分布等を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子法レーザ同位体分
離装置に適用されるラングミュア・プローブに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ラングミュア・プローブは、プラズマの
物性計測に用いられる。従来のシングル型ラングミュア
・プローブの電極には、平板型(図3(a)の10参
照)、円筒型(図3(b)の11参照)、球型(図3
(c)の12参照)がある。4は電極支持用インシュレ
ータ、9は電極支持体である。
【0003】上記プローブ電極をプラズマ内に挿入す
る。プローブ電極に印加する電圧を掃引して、プラズマ
中のプラス荷電粒子、マイナス荷電粒子をプローブ上に
引き寄せ、この際、プローブとアース電位との間に流れ
る電流を計測するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のラングミュ
ア・プローブでは、計測の際の荷電粒子が電極プローブ
の表面に付着する。また電極に電圧を印加していない状
態でも、プラズマ中の粒子が衝突により電極表面に付着
するので、プローブ電極表面が刻々変化して、プラズマ
物性計測精度が低下するという問題があった。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、プラズマ物性計測精度を
向上できるラングミュア・プローブを提供しようとする
点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、プラズマ中に電極を挿入し、電極に印
加する電圧を掃引して、電流−電圧曲線を描くことによ
り、プラズマの電子密度、電子温度、プラズマ電位、電
子エネルギー分布等を計測するラングミュア・プローブ
において、プラズマに曝される電極部分をワイヤーによ
り構成し、このワイヤー電極の送り出し・引込みにより
電極表面積の変化を抑制して計測精度を上昇させること
を特徴としている。
【0007】
【作用】本発明のラングミュア・プローブは前記のよう
に構成されており、ワイヤー電極をワイヤ射出支持体か
ら一定速度で射出する一方、ワイヤ引込支持体へ同速度
で引き込ませて、一定長さのワイヤ電極をワイヤ射出支
持体及びワイヤ引込支持体から露出させ、この露出した
ワイヤ電極をプラズマ内に挿入し、電極に印加する電圧
を掃引して、電流−電圧曲線を描くことにより、プラズ
マの電子密度、電子温度、プラズマ電位、電子エネルギ
ー分布等を計測する。
【0008】
【実施例】次に本発明のラングミュア・プローブを図
1、図2に示す一実施例により説明すると、1がワイヤ
ー電極、2がワイヤー射出支持体、3がワイヤ引込支持
体、4が電極支持用インシュレータ、5がワイヤー電極
1の射出駆動部、6がワイヤー電極1の引込駆動部、7
がワイヤー電極1の駆動方向、8がプラズマである。
【0009】次に前記図1、図2に示すラングミュア・
プローブの作用を具体的に説明する。射出駆動部5及び
引込駆動部6を駆動し、ワイヤー電極1をワイヤ射出支
持体2から一定速度で射出する一方、ワイヤ引込支持体
3へ同速度で引き込ませて、一定長さのワイヤ電極1を
ワイヤ射出支持体2及びワイヤ引込支持体3から露出さ
せ、この露出したワイヤ電極1をプラズマ8内に挿入
し、電極に印加する電圧を掃引して、電流−電圧曲線を
描くことにより、プラズマ8の電子密度、電子温度、プ
ラズマ電位、電子エネルギー分布等を計測する。
【0010】上記ワイヤー電極1の半径をr、このワイ
ヤ電極1がプラズマ8に接している部分の長さをl、ワ
イヤー電極1がプラズマ8に接している部分の表面積を
sとすると、当初の表面積s0 は、 s0 =l・2πr で表される。このワイヤー電極1の表面に単位面積当た
り、単位時間に質量wの粒子が付着する。この付着物の
固定状態での密度をdc とすると、微小時間dtの間に
半径がdr だけ成長すると仮定すると、 w・s/dc ×dt =l・2πr{(r+dr )・r} w/dc t =dr /r いま、ワイヤー電極1が停止しており、時刻t=0にお
けるワイヤー電極1の半径をr0 、時刻t=Tにおける
ワイヤー電極1の半径をrr とすると、 w/dc t =dr /r より、 rr =r0 ×exp(w/dc ×T)になり、
時間とともに半径が加速的に成長して、表面積sT も sT =l・2πr×exp(w/dc ×T) で成長してゆくことが判る。
【0011】これに対して速度uでワイヤー電極1が移
動している場合には、定常状態(常に新しいワイヤー電
極1を送り出している状態)に達した後は、時刻に関係
なく表面積sは、 s=l・2πr×dc ×u/w×〔exp{w×l/
(dc ×u)}・1〕 になり、uの値が大きければ、sはs0 に近づく。
【0012】このようにしてワイヤー電極1の表面積の
変化を抑制する。
【0013】
【発明の効果】本発明のラングミュア・プローブは前記
のようにワイヤー電極をワイヤ射出支持体から一定速度
で射出する一方、ワイヤ引込支持体へ同速度で引き込ま
せて、一定長さのワイヤ電極をワイヤ射出支持体及びワ
イヤ引込支持体から露出させ、この露出したワイヤ電極
をプラズマ内に挿入し、電極に印加する電圧を掃引し
て、電流−電圧曲線を描くことにより、プラズマの電子
密度、電子温度、プラズマ電位、電子エネルギー分布等
を計測するので、プラズマ物性計測精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラングミュア・プローブの一実施例を
示す説明図である。
【図2】同ラングミュア・プローブの作用説明図であ
る。
【図3】(a)は従来の平板型プローブ電極を示す説明
図、(b)は従来の円筒型プローブ電極を示す説明図、
(c)は従来の球型プローブ電極を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ワイヤー電極 2 ワイヤー射出支持体 3 ワイヤ引込支持体 4 電極支持用インシュレータ 5 ワイヤー電極1の射出駆動部 6 ワイヤー電極1の引込駆動部 7 ワイヤー電極1の駆動方向 8 プラズマ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ中に電極を挿入し、電極に印加
    する電圧を掃引して、電流−電圧曲線を描くことによ
    り、プラズマの電子密度、電子温度、プラズマ電位、電
    子エネルギー分布等を計測するラングミュア・プローブ
    において、プラズマに曝される電極部分をワイヤーによ
    り構成し、このワイヤー電極部分の送り出し・引込みに
    より電極表面積の変化を抑制して計測精度を上昇させる
    ことを特徴としたラングミュア・プローブ。
JP6190475A 1994-08-12 1994-08-12 ラングミュア・プローブ Withdrawn JPH0855697A (ja)

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JP6190475A JPH0855697A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 ラングミュア・プローブ

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JP6190475A JPH0855697A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 ラングミュア・プローブ

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JPH0855697A true JPH0855697A (ja) 1996-02-27

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ID=16258734

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100594673B1 (ko) * 2000-08-25 2006-06-30 하루오 신도 플라즈마 영역내의 전자 에너지 분포 측정 방법 및 그측정 장치
JP2012047548A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Chube Univ プラズマ電子密度測定プローブ及び測定装置
CN104244555A (zh) * 2014-09-29 2014-12-24 北京航空航天大学 用于等离子体空间电位诊断的Langmuir发射探针
RU2616853C1 (ru) * 2015-11-16 2017-04-18 федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Московский физико-технический институт (государственный университет)" Датчик на основе эффекта Холла для измерения концентрации электронов в плазме

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JP2012047548A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Chube Univ プラズマ電子密度測定プローブ及び測定装置
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Effective date: 20011106