JPH085458A - 分光器 - Google Patents

分光器

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JPH085458A
JPH085458A JP13407294A JP13407294A JPH085458A JP H085458 A JPH085458 A JP H085458A JP 13407294 A JP13407294 A JP 13407294A JP 13407294 A JP13407294 A JP 13407294A JP H085458 A JPH085458 A JP H085458A
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JP
Japan
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light
optical fiber
measured
optical
splitting
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Application number
JP13407294A
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English (en)
Inventor
Takaaki Hirata
隆昭 平田
Yoshihiko Tachikawa
義彦 立川
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機械的な駆動部分がなくポータブルな装置の実
現に有用な分光器を実現する。 【構成】被測定光を2光束に分ける手段と、伸縮可能に
形成された光ファイバと、この光ファイバを通った光束
と他の光束とを合波する手段と、前記合波された光を受
ける光検出器を備え、前記光ファイバを伸縮させ光検出
器より干渉信号が得られるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光スペクトラムアナラ
イザや近赤外分光分析(NIRS)、赤外フーリエ分光
分析(FTIR)等に用いられる分光器に関し、特に回
折格子は用いないでフーリエ分光法を用いた分光器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より分光器としては、大別すると回
折格子等による分散分光法を用いたものと、マイケルソ
ン干渉計等によるフーリエ分光法を用いたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の方法においても次のような問題があった。
【0004】回折格子を用いたものについては(本発
明とは直接関係しないのでその構成等については詳しく
説明しないが)、明らかに回折格子を回転させる機械的
な駆動部分が存在する。
【0005】フーリエ分光法を用いた分光器について
は次の通りである。図7にマイケルソン干渉計部分を示
す。被測定光1はハーフミラー2により2つの光束に分
離され、それぞれ固定鏡3と移動鏡4により反射され、
再度ハーフミラー2により合波され、光検出器5に入射
する。光検出器5には光路差に対応した干渉信号が得ら
れる。移動鏡4を動かしながらこの干渉信号を測定する
と、図8に示すように被測定光の波長の半分の移動距離
を周期とした波形が得られる。被測定光が多数の波長を
含む場合には、それぞれの波長に対応する波形が重ね合
わされた干渉信号が得られるため、フーリエ解析により
干渉信号の周期を分離すれば、被測定光のスペクトラム
が得られる。しかしながら、この場合も移動鏡4を動か
すための機械的な駆動部分が存在する。
【0006】このように従来の分光器には機械的な駆動
部分が存在するため、ポータブルな装置を開発する上で
振動などの対環境性や、小型化、軽量化に問題があっ
た。本発明の目的は、このような点に鑑み、機械的な駆
動部分がなくポータブルな装置の実現に有用な分光器を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明では、被測定光を2光束に分ける手段
と、伸縮可能に形成された光ファイバと、この光ファイ
バを通った光束と他の光束とを合波する手段と、前記合
波された光を受ける光検出器を備え、前記光ファイバを
伸縮させて光路長を変化させ光検出器より干渉信号が得
られるように構成したことを特徴とする。また本発明の
他の発明は、被測定光を2光束に分ける手段と、ボビン
に温度調節用のヒータと密着して巻回された光ファイバ
と、この光ファイバを通った光束と他の光束とを合波す
る手段と、前記合波された光を受ける光検出器を備え、
前記ヒータを駆動して光ファイバの温度を変えることに
より光路長を変化させ光検出器より干渉信号が得られる
ように構成したことを特徴とする。さらにまた本発明の
他の発明は、前記光ファイバを平面光導波路に置き換え
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】被測定光を2つに分け、機械的な駆動によらな
いで光路長を変化し得る構造の光ファイバあるいは平面
光導波路に一方の光束を通し、その後再び2つの光束を
合波して光検出器で受光する。光路長を変化させること
により光検出器より干渉信号が得られる。本発明では、
電歪効果、磁歪効果、温度変化等のように、機械的な駆
動部分のない方法により光ファイバあるいは平面光導波
路の光路長を変化させており、振動のない、小型化、軽
量化に優れた分光器を実現することができる。
【0009】
【実施例】以下図面を用いて本発明を詳しく説明する。
図1は本発明に係る分光器の一実施例を示す構成図であ
る。図において、11は被測定光、12は被測定光を2
光束に分ける手段で、通常ハーフミラーが使用される。
13は2つの光束を合波する手段で、通常ハーフミラー
が用いられる。14および15はレンズ、16はファイ
バ、17a,17bは半円柱、18は半円柱に挟まれた
電歪素子、19は光検出器である。
【0010】被測定光11はハーフミラー12により2
つに分離され、一方はレンズ14によりファイバ16に
入射し、他方はハーフミラー13に入射する。ファイバ
16は、2つの半円柱17a,17bと電歪素子18で
構成されたボビンに少なくとも1回以上巻回されてい
る。なお、図1では構成を分かりやすく示すために半円
柱17a,17bとファイバ16の間に間隙を設けてあ
るが、実際は半円柱の外側に密着してファイバ16が巻
かれ結合されている(以下の図においても同様であ
る)。
【0011】電歪素子18は印加電圧に応じてその厚み
を変化させることができる。電歪素子18の厚みが変化
するとボビンの径が変化し、それに応じてファイバ16
が伸縮する。ファイバ16からの出射光はレンズ15に
よりハーフミラー13に入射する。ハーフミラー13に
よりハーフミラー12の透過光とレンズ15からの光と
が合波され、この合波された光が光検出器19で受光さ
れる。光検出器19には光路差に対応した干渉信号が得
られる。
【0012】このような構成において、電歪素子8に印
加する電圧を変化させてファイバ16を伸縮させる。フ
ァイバ16の伸縮により光路長が変化し、分離された2
つの光束の光路差が変化する。光検出器にはこの光路差
に応じた干渉信号、すなわち図8に示すように被測定光
の波長の半分の光路差変化を周期とした波形が得られ
る。なお、被測定信号が多数の波長を含む場合には、そ
れぞれの波長に対応する波形が重ね合わされた干渉信号
が得られるため、フーリエ解析により干渉信号の周期を
分離すれば、被測定光のスペクトラムが得られる。
【0013】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、各種の変形が許される。例えば、電歪素子
18の代わりに磁場の強さに応じてその厚みが変化する
磁歪素子を用いてもよい。
【0014】また、ファイバ16の部分を図2のような
構成としてもよい。同図において、21は一定温度に制
御されたボビンであり、このボビン21にファイバ16
とヒータ22が密着して巻かれている。ヒータ22の電
流を調節しファイバ16の温度を変えて光路長を変化さ
せる。
【0015】図3は本発明の他の実施例図である。図1
と異なる点は、ハーフミラー12で2つに分離された被
測定光11の両方を、レンズ14とレンズ31によりほ
ぼ光路差の等しい2つのファイバ16と32に入射し、
それぞれの出射光をレンズ15と33を通してハーフミ
ラー13で合波することである。このような構成によれ
ば、干渉する2光束の光路長がほぼ等しくなり、被測定
光の可干渉距離が短い場合でも光検出器19に干渉信号
が得られるという効果がある。
【0016】図4は本発明の更に他の実施例を示す構成
図である。図3と異なる点は、図3中のハーフミラー1
2,13をファイバカップラー41,42に置き換えた
点である。このような構成によれば、装置内の光学的な
アライメントが不要となり、対環境性が更に向上する。
【0017】図5は更に他の実施例図であり、図3と異
なる点は、ファイバ16,32の一方の端面をミラー5
1,52とし、マイケルソン干渉計を構成した点であ
る。ミラー51,52で反射された被測定光はファイバ
16,32を逆に戻り、ハーフミラー12で合波され
る。合波された光は光検出器19で受光され、光路差に
対応した干渉信号を測定することができる。このような
構造によれば、被測定光11がファイバ16を2回通る
ため、同じ変化で2倍の光路長差が得られる効果があ
る。またハーフミラーが1つとなり光学系が簡単になる
という効果もある。
【0018】図6は図5の変形例である。図5と異なる
ところは、ファイバ16,32を、シリコンやニオブ酸
リチウムなどの光学基板61上に形成された平面光導波
路62,63に置き換えたことと、ハーフミラー12を
ファイバガップラー67に置き換えたことである。更
に、平面導波路63上に電気ヒータ66(図では見やす
くするためにヒータ両端の引き出し電線のみ示してあ
る)が形成してあり、これにより光導波路63の温度を
変え光導波路63の光路長を変化させる。光導波路63
の端面にはミラー64、65が形成されている。なお、
ファイバカップラー67の端面と光導波路の端面の光結
合方式には特に限定はない。また、光路長を変化させる
方式は、温度調節だけでなく、電気光学効果や歪による
屈折率の変化を用いる方式でもよい。
【0019】なお、ファイバ中の偏波ゆらぎの影響を除
くため、上記実施例中の光検出器19に偏波ダイバーシ
ティ方式を採用することも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果がある。従来の分光器には機械的な駆動部
分が存在するため、ポータブルな装置を開発する上で振
動等の対環境性や、小型化、軽量化に問題があったが、
本発明によれば機械的な駆動部分のない分光器を簡単に
実現でき、実用に供してその効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分光器の一実施例を示す構成図で
ある。
【図2】ファイバ部分の他の実施例図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図4】本発明の更に他の実施例を示す構成図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す構成図である。
【図6】本発明の更に他の実施例を示す構成図である。
【図7】従来のマイケルソン干渉計部分の一例を示す構
成図である。
【図8】干渉信号に関する波形図である。
【符号の説明】
11 被測定光 12,13 ハーフラミー 14,15 レンズ 16,32 光ファイバ 17a,17b 半円柱 18 電歪素子 19 光検出器 21 ボビン 22,66 ヒータ 41,42,67 ファイバカップラー 51,52,64,65 ミラー 61 光学基板 62,63 平面光導波路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定光を2光束に分ける手段と、 電歪素子または磁歪素子を有しその素子の駆動により外
    径が変化するように形成されたボビンに巻回された光フ
    ァイバと、 この光ファイバを通った前記2光束に分ける手段から出
    射した一方の被測定光の光束と、前記2光束に分ける手
    段から出射した他方の被測定光の光束とを合波する手段
    と、 この合波する手段からの光を受ける光検出器を備え、前
    記電歪素子または磁歪素子の駆動により光ファイバを伸
    縮させ光路長を変化させることによって光検出器より干
    渉信号が得られるように構成したことを特徴とする分光
    器。
  2. 【請求項2】被測定光を2光束に分ける手段と、 ボビンに温度調節用のヒータと密着して巻回された光フ
    ァイバと、 この光ファイバを通った前記2光束に分ける手段から出
    射した一方の被測定光の光束と、前記2光束に分ける手
    段から出射した他方の被測定光の光束とを合波する手段
    と、 この合波する手段からの光を受ける光検出器を備え、前
    記ヒータを駆動して光ファイバの温度を変えることによ
    り光路長を変化させ光検出器より干渉信号が得られるよ
    うに構成したことを特徴とする分光器。
  3. 【請求項3】前記ボビンに巻回された光ファイバとほぼ
    等しい光路長を有する他の光ファイバを備え、2光束に
    分けられた被測定光をその2つの光ファイバにそれぞれ
    入射するように構成したことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の分光器。
  4. 【請求項4】前記被測定光を2光束に分ける手段および
    2つの光束を合波する手段がそれぞれファイバカップラ
    ーであることを特徴とする請求項3記載の分光器。
  5. 【請求項5】前記ボビンに巻回された光ファイバとほぼ
    等しい光路長を有する他の光ファイバを備え、この2つ
    の光ファイバの一方の端面をミラーとし、このミラーで
    反射された被測定光が再び各光ファイバを逆行し前記被
    測定光を2光束に分ける手段で合波され、この合波され
    た光が前記光検出器に入射するように構成したことを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の分光器。
  6. 【請求項6】被測定光を2光束に分けると共に2つの光
    束を合波する機能を有した手段と、 光学基板上に形成され、一方の端面がミラーであって光
    路長がほぼ同等であると共に一方の光路長のみ可変に構
    成され、前記2光束に分ける手段から受けた被測定光の
    光束が端面のミラーで反射し再び前記手段に入射するよ
    うに形成された2組の平面光導波路と、 2つの光束を合波する手段から出射された光を受ける光
    検出器を具備し、前記一方の平面光導波路の光路長を変
    化させることにより光検出器より干渉信号が得られるよ
    うに構成したことを特徴とする分光器。
  7. 【請求項7】前記光路長が可変に形成された平面光導波
    路は、電気ヒータによる温度変化により、または屈折率
    の変化により光路長が変化するように形成されたことを
    特徴とする請求項6記載の分光器。
JP13407294A 1994-06-16 1994-06-16 分光器 Pending JPH085458A (ja)

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Family

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009210423A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Sony Corp テラヘルツ分光装置
JP2010237228A (ja) * 2010-07-28 2010-10-21 Sony Corp テラヘルツ分光装置

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