JPH0853398A - 新規縮合環カルボン酸誘導体またはその塩、およびその医薬用途 - Google Patents

新規縮合環カルボン酸誘導体またはその塩、およびその医薬用途

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JPH0853398A
JPH0853398A JP7139730A JP13973095A JPH0853398A JP H0853398 A JPH0853398 A JP H0853398A JP 7139730 A JP7139730 A JP 7139730A JP 13973095 A JP13973095 A JP 13973095A JP H0853398 A JPH0853398 A JP H0853398A
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晋市郎 小野
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圭吾 小阪
Atsuyuki Ashimori
厚之 足森
Tomohiro Yoshida
知弘 吉田
Masahiro Eda
昌弘 江田
Fumio Mori
文男 森
Yoshihisa Inoue
佳久 井上
Mitsuaki Imada
光昭 今田
Ruriko Ikegawa
るり子 池川
Hou Ou
鋒 王
Norifumi Nakamura
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(I) 【化1】 〔式中、各記号は明細書中に記載のとおりである。〕で
表される新規縮合環カルボン酸誘導体またはその薬理学
的に許容されうる塩、その医薬組成物、およびその医薬
用途。 【効果】 本発明の新規縮合環カルボン酸誘導体および
その薬理学的に許容されうる塩は、ヒトを含む哺乳動物
に対し、優れたGPIIb/IIIa拮抗作用を有し、経口投与
が可能で、血中寿命が長く、かつ毒性が低く、副作用も
少ない。したがって、血栓性疾患等の予防・治療に非常
に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な縮合環カルボン
酸誘導体またはその薬理学的に許容されうる塩、その医
薬組成物、およびその医薬用途に関するものである。よ
り詳しくは、血栓性疾患等の予防・治療等、手術時や体
外循環時等における血栓形成の予防・治療等に有用であ
る新規な縮合環カルボン酸誘導体またはその薬理学的に
許容されうる塩、その医薬組成物、およびその医薬用途
に関するものである。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】血小板膜
糖蛋白GPIIb/IIIa(以下、GPIIb/IIIaと略す)は、
細胞間および細胞基質間の接着に関与するレセプター群
の一種であるインテグリンファミリーに属し、血小板表
面においてCa++存在下にヘテロダイマーを形成してお
り、α IIb β3 とも呼ばれる。血小板が血管損傷部位に
粘着することによって、さらにはアデノシン5’−二リ
ン酸(ADP)やトロンビン等によって刺激を受けたと
き、このGPIIb/IIIaは立体構造上変化をきたし、フィ
ブリノーゲンやフォンビルブランド因子等のRGD(ア
ルギニン−グリシン−アスパラギン酸)配列を含むリガ
ンドと結合するようになり(非刺激状態ではGPIIb/II
Iaはこれらリガンドとは結合しない)、これらを介して
刺激伝達の最終段階である血小板凝集が惹起される。そ
れゆえ、このGPIIb/IIIaへのこれらリガンドの結合を
抑制する薬剤(GPIIb/IIIa拮抗剤)は優れた抗血小板
剤になりうる。
【0003】この観点からすでに、〔〔4−〔(p−ア
ミジノ−N−メチルベンザミド)アセチル〕−o−フェ
ニレン〕ジオキシ〕二酢酸(Ro43−8857)、
〔〔1−〔N−(p−アミジノベンゾイル)−L−チロ
シル〕−4−ピペリジニル〕オキシ〕酢酸(Ro44−
9883)(Leo Alig et al., Journal of MedicinalC
hemistry 1992, Vol.35 (No.23), 4393-4407 を参
照)、N−(n−ブタンスルホニル)−O−(4−(4
−ピペリジニル)−ブチル)−(S)−チロシン(L-70
0,462; MK-383)(G.D.Hartmans et al., Journal of Me
dicinal Chemistry 1992, Vol.35 (No.24), 4640-4642
を参照)、(3S,5S)−5−(4’−アミジノ−4
−ビフェニル)オキシメチル−3−〔(メトキシカルボ
ニル)メチル〕−2−ピロリジノン(BIBU−52)
(特開平4−264068号公報を参照)、4−アミジ
ノ−4’−〔(4−カルボキシシクロヘキシル)アミノ
カルボニル〕ビフェニル塩酸塩(特開平4−33435
1号公報を参照)等が知られている。
【0004】しかし、これらはいずれも効力、効力持続
性、副作用、経口投与の困難性等の点から、必ずしも満
足のいくものとは言えない状況である。
【0005】したがって、本発明の目的は、より優れた
GPIIb/IIIa拮抗作用を有する新規な化合物、その医薬
組成物、およびGPIIb/IIIa拮抗剤を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために種々研究を重ねてきたところ、特定の
構造をもつ縮合環カルボン酸誘導体が優れたGPIIb/II
Ia拮抗作用を有し、かつ毒性も低いことを見出して、本
発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、式(I)
【0008】
【化11】
【0009】〔式中、Aは式(1)
【0010】
【化12】
【0011】(式中、Eは水素、アルキル、またはアミ
ジノ、グアニジノあるいはアミノに対する保護基を示
す)で表される基、式(2)
【0012】
【化13】
【0013】(式中、Eは前記と同義)で表される基、
または式(3) E−NH−(CH2 c − (3) (式中、Eは前記と同義、cは1、2または3を示す)
で表される基を示し、Bは式(4)
【0014】
【化14】
【0015】{式中、Dは式(i)
【0016】
【化15】
【0017】{式中、R5 は水素、アルキル、シクロア
ルキルまたはアルアルキルを、Qは−O−、−S−また
は−NR6 −(R6 は水素、アルキル、シクロアルキ
ル、アルアルキル、アルキルスルホニル、アルアルキル
スルホニル、アリールスルホニル、アシルまたは−(C
2 d −COOR7 (R7 は水素、アルキル、シクロ
アルキルまたはアルアルキルを、dは1、2または3を
示す)を示す)を、Gは水素、水酸基、アルキル、シク
ロアルキル、フェニル、ビフェニリル、ピリジル、アル
アルキルまたはE1 −NR8 −(E1 は水素、アルキ
ル、またはアミノに対する保護基を、R8 は水素、アル
キル、シクロアルキルまたはアルアルキルを示す)を、
pおよびrはそれぞれ独立して0または1を、qは0、
1、2または3を示す。但し、p≠0のときはqおよび
rの少なくとも一方は0でない}で表される基を、Wは
=CH−または=N−を、R3 およびR4 は同一または
異なっていてもよく、それぞれ水素、アルキル、ハロゲ
ン、アシルまたはアルコキシを、eは1または2を示
す}で表される基、式(5)
【0018】
【化16】
【0019】(式中、Dは前記と同義)で表される基、
式(6)
【0020】
【化17】
【0021】(式中、JおよびTは同一または異なって
いてもよく、それぞれ−CH<または−N<を示す。D
は前記式(i)で表される基を示すが、Tが−N<を示
すときはp=0である。R3 は前記と同義であり、fは
1、2または3を示す)で表される基、式(7)
【0022】
【化18】
【0023】(式中、E2 は水素、アルキルまたはアミ
ノに対する保護基を、gは1、2、3または4を示し、
DおよびR3 は前記と同義)で表される基、または式
(8)
【0024】
【化19】
【0025】(式中、D、E2 、R3 およびgは前記と
同義)で表される基を示し、Lは−O−、−NR9
(R9 は水素、アルキル、シクロアルキル、アルアルキ
ルまたはアシルを示す)、−S−、−SO2 −または−
CH2 −を示し、Mは−NR10−(R10は水素、アルキ
ル、シクロアルキルまたはアルアルキルを示す)、−O
−または−S−を示し、R1 およびR2 は同一または異
なっていてもよく、それぞれ水素、水酸基、アルキル、
ハロゲン、アミノ、アシルまたはアルコキシを示し、a
は0または1を示し、bは0、1、2または3を示す。
但し、a=0のときはb=0であり、Bは式(5)また
は式(6)(このときJは−N<)で表される基を示
し、a=1かつb=0のときは、Bは式(4)、式
(6)(このときJは−CH<)、式(7)または式
(8)で表される基を示す。〕で表される縮合環カルボ
ン酸誘導体、またはその薬理学的に許容されうる塩に関
する。
【0026】また、本発明は、式(I)において、Bが
式(4)または式(6)で表される基である上記縮合環
カルボン酸誘導体またはその薬理学的に許容されうる
塩;式(I)において、a=1かつb=0であり、Bが
式(4)または式(6)(このときJは−CH<)で表
される基であり、かつ式(i)で表されるDにおいてp
+q+r≦3である上記縮合環カルボン酸誘導体または
その薬理学的に許容されうる塩;式(I)において、a
=1かつb=0であり、Bが式(4)または式(6)
(このときJは−CH<、f=2)で表される基であ
り、かつ式(i)で表されるDにおいてp+q+r=2
である上記縮合環カルボン酸誘導体またはその薬理学的
に許容されうる塩;式(I)において、Lが−O−、−
NR9 −(R9は前記と同義)または−S−である上記
縮合環カルボン酸誘導体またはその薬理学的に許容され
うる塩;式(I)において、Lが−O−である上記縮合
環カルボン酸誘導体またはその薬理学的に許容されうる
塩に関する。
【0027】さらに、本発明は、式(I')
【0028】
【化20】
【0029】〔式中、R5 は水素、アルキル、シクロア
ルキルまたはアルアルキルを示し、Qは−O−、−S−
または−NR6 −(R6 は水素、アルキル、シクロアル
キル、アルアルキル、アルキルスルホニル、アルアルキ
ルスルホニル、アリールスルホニル、アシルまたは−
(CH2 d −COOR7 (R7 は水素、アルキル、シ
クロアルキルまたはアルアルキルを、dは1、2または
3を示す)を示す)を示し、Lは−O−、−NR9
(R9 は水素、アルキル、シクロアルキル、アルアルキ
ルまたはアシルを示す)、−S−、−SO2 −または−
CH2 −を示し、Mは−NR10−(R10は水素、アルキ
ル、シクロアルキルまたはアルアルキルを示す)、−O
−または−S−を示し、R1 およびR2 は同一または異
なっていてもよく、それぞれ水素、水酸基、アルキル、
ハロゲン、アミノ、アシルまたはアルコキシを示す。〕
で表される化合物(以下、化合物(I')ともいう)また
はその塩と、シクロデキストリンまたはその誘導体とか
らなる包接体に関する。
【0030】また、本発明は、上記式(I)で表される
化合物〔以下、化合物(I)ともいう〕またはその薬理
学的に許容されうる塩を含む医薬組成物、上記包接体を
含む医薬組成物、およびその医薬用途、特にGPIIb/II
Ia拮抗剤、血小板の血栓の形成に起因する疾患の予防・
治療剤に関する。
【0031】本明細書中で使用されている記号について
以下に説明する。R1 〜R10、E、E1 、E2 、Gにお
けるアルキルとしては、炭素数1〜6の低級アルキルで
あり直鎖状でも分岐鎖状でもよい。具体的には、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、
2−メチルプロピル、1,1−ジメチルプロピル、1,
2,2−トリメチルプロピル等が挙げられる。好ましく
はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル等である。またこのアルキルは、水酸基等で置換され
ていてもよい。R1 〜R4 におけるハロゲンとは、フッ
素、塩素、臭素、よう素を意味する。
【0032】R1 〜R4 、R6 、R9 におけるアシルと
しては、アルカノイル、アルアルカノイル、アロイル、
ヘテロアリールカルボニルが挙げられる。具体的には、
アルカノイルとしては、炭素数1〜6の低級アルカノイ
ルであり直鎖状でも分岐鎖状でもよく、例えば、ホルミ
ル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、バレリル、ピ
バロイル、ヘキサノイル等が挙げられる。アルアルカノ
イルとしては、そのアルカノイル部分は前述と同様であ
り、例えば、フェニルアセチル、3−フェニルプロピオ
ニル、4−フェニルブチリル等が挙げられる。アロイル
としては、例えば、ベンゾイル、トルオイル、キシロイ
ル、サリチロイル、シナモイル、ナフトイル等が挙げら
れる。ヘテロアリールカルボニルとしては、例えば、フ
ロイル、ニコチノイル、イソニコチノイル、テノイル等
が挙げられる。好ましくはアセチル、プロピオニル、ブ
チリル、フェニルアセチル、3−フェニルプロピオニ
ル、ベンゾイル、p−トルオイル等である。
【0033】R1 〜R4 におけるアルコキシとしては、
炭素数1〜6の低級アルコキシであり直鎖状でも分岐鎖
状でもよい。具体的には、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、
t−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等が挙
げられる。好ましくはメトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ等である。
【0034】R5 〜R10、Gにおけるシクロアルキルと
しては、好ましくは炭素数3〜8であり、具体的には、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル等が挙げ
られる。またこのシクロアルキルは、アルキル(前述と
同様)、水酸基等で置換されていてもよい。
【0035】R5 〜R10、Gにおけるアルアルキルとし
ては、そのアルキル部分は前述と同様であり、具体的に
は、ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル、4
−フェニルブチル、ベンズヒドリル、トリチル等が挙げ
られる。またこのアルアルキルは、アルキル(前述と同
様)、ハロゲン(前述と同様)、ニトロ、シアノ、アル
コキシ(前述と同様)等で置換されていてもよい。
【0036】R6 におけるアルキルスルホニルにおい
て、そのアルキル部分は前述と同様であり、具体的に
は、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルス
ルホニル、ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘ
キシルスルホニル等が挙げられる。R6 におけるアルア
ルキルスルホニルにおいて、そのアルアルキル部分は前
述と同様であり、具体的には、ベンジルスルホニル、フ
ェネチルスルホニル、3−フェニルプロピルスルホニ
ル、4−フェニルブチルスルホニル、ベンズヒドリルス
ルホニル、トリチルスルホニル等が挙げられる。R6
おけるアリールスルホニルにおいて、そのアリール部分
はフェニル、トリル、キシリル、ナフチル等が挙げら
れ、具体的には、フェニルスルホニル、ナフチルスルホ
ニル等が挙げられる。またこのアリールスルホニルは、
アルキル(前述と同様)、ハロゲン(前述と同様)、ニ
トロ、シアノ、アルコキシ(前述と同様)等で置換され
ていてもよい。
【0037】Gにおけるフェニル、ビフェニリル、ピリ
ジルは、アルキル(前述と同様)、ハロゲン(前述と同
様)、ニトロ、シアノ、アルコキシ(前述と同様)等で
置換されていてもよい。
【0038】E、E1 、E2 におけるアミジノ、グアニ
ジノあるいはアミノに対する保護基としては、置換基を
有していてもよいアルアルキル(例えば、ベンジル、p
−クロロベンジル、p−フルオロベンジル、m−トリフ
ルオロメチルベンジル、フェネチル、1−フェニルエチ
ル、ベンズヒドリル、トリチル等)、アルカノイル(例
えば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、
バレリル、ピバロイル、ヘキサノイル等)、ハロアルカ
ノイル(例えば、クロロアセチル、トリフルオロアセチ
ル等)、ピペリジニルオキシアルカノイル(例えば、4
−ピペリジニルオキシアセチル等)、アルケニルオキシ
カルボニル(例えば、アリルオキシカルボニル等)、ア
ルコキシカルボニル(例えば、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ヘキシル
オキシカルボニル等)、アシルオキシアルコキシカルボ
ニル(例えば、アセトキシメチルオキシカルボニル、
(1−アセトキシエチル)オキシカルボニル、プロピオ
ニルオキシメチルオキシカルボニル、ピバロイルオキシ
メチルオキシカルボニル、ブチリルオキシメチルオキシ
カルボニル、イソブチリルオキシメチルオキシカルボニ
ル等)、ハロアルコキシカルボニル(例えば、クロロメ
トキシカルボニル、トリクロロエトキシカルボニル
等)、置換基を有していてもよいアロイル(例えば、ベ
ンゾイル、トルオイル、キシロイル、ナフトイル、フタ
ロイル等)、置換基を有していてもよいフェニルアルカ
ノイル(例えば、フェニルアセチル、3−フェニルプロ
ピオニル、3−(p−メトキシフェニル)プロピオニ
ル、3−(p−クロロフェニル)プロピオニル等)、置
換基を有していてもよいヘテロアリールカルボニル(例
えば、ニコチノイル、イソニコチノイル、6−クロロニ
コチノイル、フロイル、テノイル等)、ヘテロアリール
アルカノイル(例えば、チエニルアセチル、イミダゾリ
ルアセチル、フリルアセチル、トリアゾリルアセチル、
チアジアゾリルプロピオニル等)、置換基を有していて
もよいアリールオキシカルボニル(例えば、フェノキシ
カルボニル、ナフチルオキシカルボニル等)、置換基を
有していてもよいフェノキシアルカノイル(例えば、フ
ェノキシアセチル、フェノキシプロピオニル等)、置換
基を有していてもよいアリールグリオキシロイル(例え
ば、フェニルグリオキシロイル、ナフチルグリオキシロ
イル等)、置換基を有していてもよいフェニルアルコキ
シカルボニル(例えば、ベンジルオキシカルボニル、フ
ェネチルオキシカルボニル、p−ニトロベンジルオキシ
カルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボニル
等)、アルキルスルホニル(例えば、メチルスルホニ
ル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、ブチルス
ルホニル、ペンチルスルホニル等)、ハロアルキルスル
ホニル(例えば、トリフルオロメチルスルホニル等)、
置換基を有していてもよいアルアルキルスルホニル(例
えば、ベンジルスルホニル、p−クロロベンジルスルホ
ニル、フェネチルスルホニル、ベンズヒドリルスルホニ
ル等)、置換基を有していてもよいアリールスルホニル
(例えば、フェニルスルホニル、p−クロロフェニルス
ルホニル、トリルスルホニル、キシリルスルホニル、ナ
フチルスルホニル等)等が挙げられる。なお、当該各基
におけるアルキル部分、アルカノイル部分、アルコキシ
部分、アシル部分は炭素数1〜6の低級のものが挙げら
れ、またアルケニル部分は炭素数2〜6の低級のものが
挙げられる。
【0039】好ましくは、フェニルアルコキシカルボニ
ル、アルコキシカルボニル、アシルオキシアルコキシカ
ルボニル、アルカノイル、フェニルアルカノイル、ハロ
アルカノイル、アルアルキル、アルキルスルホニル、ア
ルアルキルスルホニル、アリールスルホニル等であり、
さらに好ましくは、ベンジルオキシカルボニル、t−ブ
トキシカルボニル、アセトキシメチルオキシカルボニ
ル、ピバロイルオキシメチルオキシカルボニル、n−バ
レリル、n−ヘキサノイル、3−フェニルプロピオニ
ル、トリフルオロアセチル、ベンジル、フェネチル、ト
リチル、n−ブチルスルホニル、n−ヘキシルスルホニ
ル、ベンジルスルホニル、フェニルスルホニル、p−ト
リルスルホニル等である。
【0040】また、置換基を有していてもよいアルアル
キル、アロイル、フェニルアルカノイル、ヘテロアリー
ルカルボニル、アリールオキシカルボニル、フェノキシ
アルカノイル、アリールグリオキシロイル、フェニルア
ルコキシカルボニル、アルアルキルスルホニル、アリー
ルスルホニルにおける置換基としては、ニトロ、トリフ
ルオロメチル、アルキル(前述と同様)、フェニル、ア
ルコキシ(前述と同様)、ハロゲン(前述と同様)、ア
ルカノイル(前述と同様)等が挙げられる。
【0041】化合物(I)の薬理学的に許容されうる塩
としては、無機酸付加塩(例えば、塩酸、臭化水素酸、
よう化水素酸、硫酸、リン酸等との塩)、アミノ酸との
塩(例えば、グルタミン酸、アスパラギン酸等との
塩)、有機酸付加塩(例えば、メタンスルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ギ酸、酢
酸、トリフルオロ酢酸、しゅう酸、クエン酸、マロン
酸、フマル酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、
酒石酸、コハク酸、マンデル酸、リンゴ酸等との塩)等
が挙げられる。
【0042】また、化合物(I)が遊離カルボキシル基
を有する場合の薬理学的に許容されうる塩としては、ア
ルカリ金属塩(例えば、ナトリウム、カリウム等との
塩)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム、マグ
ネシウム等との塩)、有機塩基との塩(例えば、メチル
アミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルア
ミン、トリエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ピ
リジン、ピコリン、エチレンジアミン等との塩)、アン
モニウム塩等が挙げられる。
【0043】さらに、化合物(I)またはその塩に各種
異性体(例えば、シス、トランス体;不斉炭素に基づく
光学異性体等)が存在するときは、これらも本発明の範
囲内である。
【0044】本発明化合物(I)のうち、式(I)にお
いて、Bが式(4)または式(6)で表される基である
化合物が好ましい。また、式(I)において、a=1か
つb=0であり、Bが式(4)または式(6)(このと
きJは−CH<)で表される基であり、かつ式(i)で
表されるDにおいてp+q+r≦3である化合物がより
好ましい。さらに、式(I)において、a=1かつb=
0であり、Bが式(4)または式(6)(このときJは
−CH<、f=2)で表される基であり、かつ式(i)
で表されるDにおいてp+q+r=2である化合物が特
に好ましい。
【0045】また、本発明化合物(I)のうち、式
(I)において、Lが−O−、−NR9−(R9 は前記
と同義)または−S−である化合物が好ましく、Lが−
O−である化合物がより好ましい。さらに、式(I)に
おいて、Mが−NR10−(R10は前記と同義)または−
O−である化合物が好ましい。
【0046】式(I)における各置換基の結合位置は特
に限定されるものではないが、−CO−(M)a −(C
2 b −Bで表される基はLに対して2位、Aで表さ
れる基はLに対して5位または6位であることが好まし
い。
【0047】当該化合物(I)は、下記に示す方法等に
より合成することができる。
【0048】
【化21】
【0049】〔式中、A’は前記Aと同義のものを示す
か、またはハロゲン、シアノ、保護されていてもよいア
ミノを示し、R1 、R2 、A、B、L、M、aおよびb
は前記と同義。〕
【0050】即ち、化合物(I)は、式(II)で表され
るカルボン酸(以下、カルボン酸(II)ともいう)また
はこのカルボン酸(II)の反応性誘導体と、式(III) で
表される化合物(以下、化合物(III) ともいう)とを縮
合反応させることにより、直接的にまたはその前駆体を
経由して合成することができる。カルボン酸(II)また
はその反応性誘導体と化合物(III) の仕込み量は、通常
等モルでよいが、必要に応じていずれかを他方の1.1
〜3倍用いてもよい。
【0051】カルボン酸(II)をそのまま用いるとき
は、2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−ト
リアジン、o−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,
N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオ
ロホスフェート、PyBOP(ベンゾトリアゾール−1
−イル−オキシ−トリス(ピロリジノ)ホスホニウムヘ
キサフルオロホスフェート)、BOP(ベンゾトリアゾ
ール−1−イル−オキシ−トリス(ジメチルアミノ)ホ
スホニウムヘキサフルオロホスフェート)、PyBro
P(ブロモ−トリス(ピロリジノ)ホスホニウムヘキサ
フルオロホスフェート)、N,N−ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド、N,N−ジイソプロピルカルボジイミ
ド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチル
カルボジイミドメチオジド、1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、N−シ
クロヘキシル−N’−(2−モルホリノエチル)カルボ
ジイミド・メト−p−トルエンスルホン酸塩等の縮合剤
の存在下で反応を行う。
【0052】カルボン酸(II)は、常法により、酸無水
物、活性エステル、酸ハライド等の反応性誘導体に変換
したものを用いてもよい。酸無水物としては、例えば、
ピバル酸との無水物、炭酸イソブチルエステルとの無水
物等が用いられる。活性エステルとしては、例えば、p
−ニトロフェニルエステル、2,4,5−トリクロロフ
ェニルエステル、N−ヒドロキシスクシンイミドエステ
ル、N−ヒドロキシフタルイミドエステル、N−ヒドロ
キシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド
エステル等が用いられる。酸ハライドとしては、例え
ば、カルボン酸クロリド、カルボン酸ブロミド等が用い
られる。
【0053】化合物(III) は、その中のBで表される基
には遊離のカルボキシル基またはそのエステル基を含む
が、縮合剤を用いてカルボン酸(II)と反応させるとき
は、エステル基であることが望ましい。
【0054】反応溶媒としては、いずれの場合において
も、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホ
スホリックトリアミド、ピリジン、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、アセトニトリル、クロロホルム、塩化メ
チレン、ジメトキシエタン、ベンゼン、酢酸エチル、ス
ルホラン等、またはこれらの混合溶媒が用いられる。好
ましい溶媒としては、N,N−ジメチルホルムアミド、
塩化メチレン、テトラヒドロフラン、アセトニトリルが
挙げられる。
【0055】通常、反応温度は約0〜100℃であり、
反応時間は数時間〜3日間である。
【0056】なお、上記反応において、縮合剤またはカ
ルボン酸(II)の活性エステルを用いるときは、N−メ
チルモルホリン、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、
4−ジメチルアミノピリジン等の反応助剤を用いること
ができる。カルボン酸(II)の酸無水物を用いるとき
は、4−ジメチルアミノピリジン、1−ヒドロキシベン
ゾトリアゾール等の反応助剤を用いることができる。カ
ルボン酸(II)の酸ハライドを用いるときは、ハロゲン
化水素捕捉剤として、トリエチルアミン、ピリジン、ピ
コリン、炭酸水素ナトリウム等の存在下で行うのが好ま
しい。
【0057】カルボン酸(II)またはその反応性誘導体
中のA’であるハロゲン、シアノまたは保護されていて
もよいアミノは、合成の適当な段階で、式(I)のAで
あるアミジノ、グアニジノ、保護されたアミジノまたは
保護されたグアニジノに変換される。上記アミジノ、グ
アニジノ、アミノの保護基は前述のとおりである。ま
た、アミジノ、グアニジノ、アミノの保護基は、必要に
応じて脱保護することができる。脱保護方法としては、
水素添加、酸分解、塩基分解または加水分解等が挙げら
れ、これらは常法により行えばよい。
【0058】以下に、カルボン酸(II)またはその反応
性誘導体と化合物(III) との反応後の生成物の段階、あ
るいは反応前のカルボン酸(II)の段階での、上記A’
からAへの変換方法を記す。なお、後者の場合は、カル
ボン酸(II)のままでも変換できる他、当該カルボキシ
ル基を保護するためにそのアルキルエステル体としたの
ちでも変換できる。変換されたアミジノまたはグアニジ
ノは必要に応じて保護したのちに、また、カルボキシル
基を保護するためにそのアルキルエステル体とした場合
にはカルボン酸(II)に変換したのちに、化合物(III)
との反応に供することができる。なお、カルボン酸(I
I)は必要に応じてその反応性誘導体に変換したのち
に、化合物(III) との反応に供してもよいことは前述の
通りである。
【0059】方法1 これは、A’のハロゲン、アミノ、シアノをAのアミジ
ノに変換する方法である。
【0060】
【化22】
【0061】〔式中、Xはハロゲン(前述と同様)また
はアミノを示し、Yは式(ii) −CO−(M)a −(CH2 b −B (ii) (式中、B、M、aおよびbは前記と同義)で表される
基、または式(iii) −COOR11 (iii) (式中、R11は水素またはアルキル(前述と同様))で
表される基を示し、L、R1 およびR2 は前記と同
義。〕
【0062】まず、シアノ化について説明する。上記の
式でXがハロゲンの場合、金属シアン化合物を用いる置
換反応でニトリル体を得る。金属シアン化合物として、
シアン化第一銅、シアン化カリウム、シアン化ナトリウ
ム等を用いる。反応溶媒は、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノン、N,N−ジメチルホルムアミド、N−
メチル−2−ピロリドン等を用いる。反応温度は室温〜
約250℃で、反応時間は数時間〜3日間であり、好ま
しくは約80〜230℃で、数時間〜1日間である。
【0063】Xがアミノの場合、シアノへの変換はSand
meyer 反応で行う。原料のアミン体の塩酸、硫酸等の塩
を亜硝酸ナトリウムでジアゾ化してジアゾニウム塩と
し、これに金属シアン化合物を加えニトリル体を得る。
金属シアン化合物として、シアン化第一銅、シアン化カ
リウム、シアン化ナトリウム等が好ましく用いられる
が、シアン化カリウムとシアン化ニッケル、硫酸ニッケ
ル、塩化ニッケル等との錯体も用いることができる。反
応溶媒は水が好ましいが、必要に応じてテトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、エタノール等を水と一緒に用いても
よい。シアン化水素の発生を防ぐために、金属シアン化
合物を加えるまえに、炭酸ナトリウムで中和したり、金
属シアン化合物の炭酸ナトリウム緩衝液を用いる。反応
温度は室温以下、好ましくは氷冷下であり、反応時間は
約0.5〜5時間である。最終的には約40〜60℃で
約0.5〜1時間加熱して、反応を終了させる。
【0064】次に、アミジノ化について説明する。これ
はイミダート体またはチオカルバモイル体を経る公知の
方法に準じて行うことができる(Organic Functional G
roupPreparations, III, Academic, Chaper 6、またはL
eo Alig et al., Journal of Medicinal Chemistry 199
2, Vol.35 (No.23), 4393-4407 を参照) 。
【0065】イミダート体を経る方法では、ニトリル体
に、塩化水素、臭化水素等のハロゲン化水素の存在下、
当量〜大過剰のメタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール等のアルコールを反応させることによ
り、イミダート体を得る。必要に応じてジエチルエーテ
ル等の脂肪族エーテル、クロロホルム、塩化メチレン等
のハロゲン化炭化水素、ベンゼン等の非プロトン性溶媒
を用いてもよい。反応温度は約−10〜+30℃で、反
応時間は数時間〜2日間である。好ましくは氷冷下〜室
温で、約8〜15時間である。次に得られたイミダート
体にアンモニアを反応させることにより、アミジン体を
得る。溶媒として、メタノール、エタノール、プロパノ
ール等のアルコール、ジエチルエーテル等の脂肪族エー
テル、クロロホルム、塩化メチレン等のハロゲン化炭化
水素、ベンゼン等の非プロトン性溶媒、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等を用いる。こ
のアンモニアとの反応に塩化アンモニウムを共存させる
のが好ましい。反応温度は約−10〜+100℃で、反
応時間は数時間〜20時間である。好ましくはメタノー
ル、エタノールまたはプロパノール溶媒中、約50〜8
0℃、数時間の反応で行う。
【0066】チオカルバモイル体を経る方法では、ニト
リル体に、ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメ
チルホルムアミド等の溶媒、またはこれらの混合溶媒
中、硫化水素を反応させ、チオカルバモイル体を得る。
反応温度は氷冷下〜室温、反応時間は約5時間〜1日
間、好ましくは室温で約10〜20時間である。次に、
得られたチオカルバモイル体に、アセトン、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等の溶媒中、よう化メチル、臭
化エチル等のアルキルハライドを反応させる。反応温度
は約50〜100℃、反応時間は約0.5〜10時間で
ある。ここで得られた中間体を単離して、もしくは単離
せずに、アンモニア、または酢酸アンモニウム、塩化ア
ンモニウム等のアンモニア誘導体を反応させてアミジン
体を得る。溶媒として、メタノール、エタノール、プロ
パノール等のアルコール、N,N−ジメチルホルムアミ
ド等を用いる。好ましくはメタノールまたはエタノール
溶媒中、酢酸アンモニウムとの反応で行う。反応温度は
約50〜100℃、反応時間は数時間〜10時間であ
る。
【0067】方法2 これは、A’の保護されていてもよいアミノをAのグア
ニジノに変換する方法である。
【0068】
【化23】
【0069】〔式中、E’はアミノの保護基(前述と同
様)を示し、L、Y、R1 およびR2は前記と同義。〕
【0070】まず、アミノ保護基の脱保護は、前述の如
く常法により行うことができる。
【0071】次のグアニジノへの変換は、シアナミド、
ホルムアミジンスルフィン酸あるいはアミノイミノメタ
ンスルホン酸等を用いて、公知の方法に準じて行うこと
ができる(T. Nakayama et al., Chem. Pharm. Bull. V
ol.41(1), 117-125 (1993)、またはA. E. Miller et a
l., Synthesis 1986, 777-779を参照)。例えば、原料
のアミン体の塩酸、硫酸等の塩にシアナミドを反応させ
てグアニジノ体を得る場合、溶媒として、メタノール、
エタノール等のアルコールを用いる。反応温度は約60
〜80℃、反応時間は数時間〜1日間である。
【0072】上記製造方法において、アミノ基の保護お
よび脱保護、カルボン酸のエステル化およびエステルの
加水分解は、必要に応じて常法により行うことができ
る。
【0073】なお、原料化合物であるカルボン酸(II)
およびその反応性誘導体と、化合物(III) は、従来公知
の方法により製造することができるが、特に有用な原料
化合物となりうる、フェニル核にシアノ基をもつベンゾ
フランカルボン酸、インドールカルボン酸、ベンゾ[b]
チオフェンカルボン酸、インデンカルボン酸は、文献記
載の方法に準じて合成できる(O.Dann et al., Liebigs
Ann. Chem. 1982, 1836-1869 、O.Dann et al., Liebi
gs Ann. Chem. 1986, 438-455 、A.J.Bridgeset al., T
etrahedron Letters, Vol.33 (No.49), 7499-7502 (199
2) 、特開平5-208946号公報を参照) 。
【0074】かくして合成される本発明化合物(I)
は、公知の分離精製手段、例えば、濃縮、抽出、クロマ
トグラフィー、再沈殿、再結晶等の手段を適宜施すこと
により、任意の純度のものとして採取できる。
【0075】また、当該化合物(I)の薬理学的に許容
されうる塩も、公知の方法により製造できる。さらに、
当該化合物(I)の各種異性体も公知の方法により製造
できる。
【0076】本発明化合物(I)の具体例を以下に示す
が、これらに限定されるものではない。 1.下記式(Ia)で表される化合物〔式(I)におい
て、a=1、b=0、B=式(4)で表される基である
化合物〕
【0077】
【化24】
【0078】〔式中、各記号は前記と同義〕 式(Ia)においてL=−O−である化合物 化合物(1) 4− [ [5−(t−ブトキシカルボニル
アミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルアミノ]
フェノキシ酢酸メチル 化合物(2) 4− [ [5−(アセトキシメチルオキシ
カルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニ
ルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(3) 4− [ [5−(メトキシカルボニルアミ
ジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルアミノ] フェ
ノキシ酢酸エチル 化合物(4) 4− [ [5−(ピバロイルオキシメチル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カ
ルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(5) 4− [ [6−(ピバロイルオキシメチル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カ
ルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(6) 4− [(5−ベンジルアミジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチ
ル 化合物(7) 4− [ [5−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルアミ
ノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(8) 4− [ [5−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルアミ
ノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 化合物(9) 4− [ [5−(アセトキシメチルオキシ
カルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニ
ルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(10) 4− [ [5−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルアミ
ノ] フェノキシ酢酸
【0079】化合物(11) 4− [(5−ベンジルアミ
ジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノ
キシ酢酸 化合物(12) 4− [(6−ベンジルアミジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(13) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸メチル 化合物(14) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(15) 4− [(6−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(16) 4− [(6−アミジノ−3−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(17) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 化合物(18) 4− [(6−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 化合物(19) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸シクロヘキシ
ル 化合物(20) 4− [(6−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸シクロヘキシ
【0080】化合物(21) 4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸
ベンジル 化合物(22) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(23) 4− [(5−アミジノ−3−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(24) 4− [(6−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(25) 4− [(6−アミジノ−3−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(26) 4− [(5−アミジノ−3−メチル−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸
t−ブチル 化合物(27) 4− [(5−アミジノ−3−クロロ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(28) 4− [(5−アミジノ−3−ヒドロキシ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ
酢酸 化合物(29) 4− [(5−アミジノ−3−メチル−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(30) 4− [(6−アミジノ−3−メチル−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸
【0081】化合物(31) 4− [(5−アミジノ−3
−メトキシ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]
フェノキシ酢酸 化合物(32) 4− [(5−アミジノ−7−クロロ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(33) 4− [(5−アミジノ−7−メトキシ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢
酸 化合物(34) 4− [ [5−(アセトキシメチルオキシ
カルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニ
ル−N−メチルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(35) 4− [ [5−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニル−N−
メチルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 化合物(36) 4− [(5−ベンジルアミジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニル−N−メチルアミノ] フェノ
キシ酢酸 化合物(37) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニル−N−メチルアミノ] フェノキシ酢酸
エチル 化合物(38) 4− [(6−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニル−N−メチルアミノ] フェノキシ酢酸
エチル 化合物(39) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニル−N−メチルアミノ] フェノキシ酢酸
t−ブチル 化合物(40) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニル−N−メチルアミノ] フェノキシ酢酸
【0082】化合物(41) 4− [(6−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニル−N−メチルアミノ] フ
ェノキシ酢酸 化合物(42) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニル−N−プロピルアミノ] フェノキシ酢
酸 化合物(43) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニル−N−ベンジルアミノ] フェノキシ酢
酸 化合物(44) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] −2−ベンゾイルフェノキシ
酢酸 化合物(45) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] −2−n−ブチルフェノキシ
酢酸 化合物(46) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] −2, 6−ジフルオロフェノ
キシ酢酸 化合物(47) [ [4− [ [5−(t−ブトキシカルボ
ニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルアミ
ノ] −o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸ジメチル 化合物(48) [ [4− [ [5−(アセトキシメチルオ
キシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カル
ボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸ジ
エチル 化合物(49) [ [4− [ [5−(ベンジルオキシカル
ボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルア
ミノ] −o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸ジt−ブチ
ル 化合物(50) [ [4− [(5−ベンジルアミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレ
ン] ジオキシ] 二酢酸ジエチル
【0083】化合物(51) [ [4− [ [5−(ピバロ
イルオキシメチルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベ
ンゾフラニル] カルボニルアミノ] −o−フェニレン]
ジオキシ] 二酢酸ジエチル 化合物(52) [ [4− [ [5−(アセトキシメチルオ
キシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カル
ボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(53) [ [4− [ [5−(ベンジルオキシカル
ボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルア
ミノ] −o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(54) [ [4− [(5−ベンジルアミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレ
ン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(55) [ [4− [ [6−(ピバロイルオキシメ
チルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニ
ル] カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキシ]
二酢酸 化合物(56) [ [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオ
キシ] 二酢酸ジエチル 化合物(57) [ [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオ
キシ] 二酢酸ジt−ブチル 化合物(58) [ [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオ
キシ] 二酢酸ジベンジル 化合物(59) [ [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオ
キシ] 二酢酸 化合物(60) [ [4− [(6−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオ
キシ] 二酢酸
【0084】化合物(61) [ [4− [(5−アミジノ
−3−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フェ
ニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(62) [ [4− [(6−アミジノ−3−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオ
キシ] 二酢酸 化合物(63) [ [4− [(5−アミジノ−3−メチル
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フェ
ニレン] ジオキシ] 二酢酸ジt−ブチル 化合物(64) [ [4− [(5−アミジノ−3−メチル
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フェ
ニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(65) [ [4− [(5−アミジノ−7−メチル
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フェ
ニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(66) [ [4− [(5−アミジノ−7−メトキ
シ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フ
ェニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(67) [ [4− [ [5−(アセトキシメチルオ
キシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カル
ボニル−N−メチルアミノ] −o−フェニレン]ジオキ
シ] 二酢酸ジメチル 化合物(68) [ [4− [ [5−(ベンジルオキシカル
ボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニル−
N−メチルアミノ] −o−フェニレン] ジオキシ] 二酢
酸ジt−ブチル 化合物(69) [ [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニル−N−メチルアミノ] −o−フェ
ニレン] ジオキシ] 二酢酸ジエチル 化合物(70) [ [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニル−N−メチルアミノ] −o−フェ
ニレン] ジオキシ] 二酢酸ジt−ブチル
【0085】化合物(71) [ [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニル−N−メチルアミ
ノ] −o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(72) [ [4− [(6−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニル−N−メチルアミノ] −o−フェ
ニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(73) [ [4− [(5−アミジノ−3−メチル
−2−ベンゾフラニル)カルボニル−N−メチルアミ
ノ] −o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(74) 3− [4− [ [5−(アセトキシメチル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カ
ルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸エチル 化合物(75) 3− [4− [ [5−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニル
アミノ] フェニル] プロピオン酸エチル 化合物(76) 3− [4− [ [5−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニル
アミノ] フェニル] プロピオン酸ベンジル 化合物(77) 3− [4− [(5−ベンジルアミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プ
ロピオン酸エチル 化合物(78) 3− [4− [ [5−(アセトキシメチル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カ
ルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(79) 3− [4− [ [5−(アリルオキシカル
ボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルア
ミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(80) 3− [4− [ [5−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニル
アミノ] フェニル] プロピオン酸
【0086】化合物(81) 3− [4− [(5−ベンジ
ルアミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]
フェニル] プロピオン酸 化合物(82) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン
酸メチル 化合物(83) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン
酸エチル 化合物(84) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン
酸ベンジル 化合物(85) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン
酸 化合物(86) 3− [4− [(6−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン
酸 化合物(87) 3− [4− [(5−アミジノ−3−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン
酸 化合物(88) 3− [4− [(6−アミジノ−3−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン
酸 化合物(89) 3− [4− [(5−アミジノ−3−メチ
ル−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニ
ル] プロピオン酸 化合物(90) 3− [4− [(7−アセトキシ−5−ア
ミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェ
ニル] プロピオン酸
【0087】化合物(91) 3− [4− [(5−アミジ
ノ−3−ベンゾフラニル)カルボニル−N−メチルアミ
ノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(92) 3− [4− [(5−ベンジルアミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(93) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n
−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸メチル 化合物(94) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸エチ
ル 化合物(95) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピオン酸
エチル 化合物(96) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2− [3−(4−メトキシフェニル)プロピオニルアミ
ノ] プロピオン酸エチル 化合物(97) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2− [(4−ピペリジニルオキシ)アセチルアミノ] プ
ロピオン酸エチル 化合物(98) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−アミノプロピオン酸エチル 化合物(99) (S)−3−[ 4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−アミノプロピオン酸 化合物(100) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(メ
チルスルホニルアミノ)プロピオン酸
【0088】化合物(101) 3− [4− [(5−アミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニ
ル] −2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン
酸 化合物(102) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(103) (R)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(104) 3− [4− [(6−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n
−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(105) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n
−ブチルスルホニル−N−メチルアミノ)プロピオン酸 化合物(106) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(ベ
ンジルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(107) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(ベンジルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(108) (R)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(ベンジルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(109) 3− [4− [(6−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(ベ
ンジルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(110) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(4
−クロロベンジルスルホニルアミノ)プロピオン酸
【0089】化合物(111) 3− [4− [(6−アミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニ
ル] −2−(フェネチルスルホニルアミノ)プロピオン
酸 化合物(112) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(フ
ェニルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(113) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(p
−トリルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(114) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(4
−メトキシベンゼンスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(115) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)プロピオ
ン酸エチル 化合物(116) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)プロピオ
ン酸 化合物(117) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2− [(4−ピペリジニルオキシ)アセチルアミノ] プ
ロピオン酸 化合物(118) 2−アセチルアミノ−3− [4− [(5
−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]
フェニル] プロピオン酸 化合物(119) 2−(アセチル−N−ベンジルアミノ)
−3− [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)
カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(120) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n
−ヘキサノイルアミノ)プロピオン酸
【0090】化合物(121) (S)−3− [4− [(5
−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]
フェニル] −2−(n−ヘキサノイルアミノ)プロピオ
ン酸 化合物(122) (R)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(n−ヘキサノイルアミノ)プロピオン酸 化合物(123) 3− [4− [(6−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n
−ヘキサノイルアミノ)プロピオン酸 化合物(124) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n
−ヘキサノイル−N−メチルアミノ)プロピオン酸 化合物(125) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(2
−フェニルアセチルアミノ)プロピオン酸 化合物(126) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(3
−フェニルプロピオニルアミノ)プロピオン酸 化合物(127) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2− [3
−(4−クロロフェニル)プロピオニルアミノ]プロピ
オン酸 化合物(128) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2− [3−(4−メトキシフェニル)プロピオニルアミ
ノ] プロピオン酸 化合物(129) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(2
−ナフタノイルアミノ)プロピオン酸 化合物(130) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(4
−ビフェニルアセチルアミノ)プロピオン酸
【0091】化合物(131) 3− [4− [(5−アミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニ
ル] −2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピ
オン酸 化合物(132) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(t
−ブトキシカルボニルアミノ)プロピオン酸 化合物(133) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(ベ
ンジルアミノ)プロピオン酸 化合物(134) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(4
−クロロベンジルアミノ)プロピオン酸 化合物(135) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(4
−メトキシベンジルアミノ)プロピオン酸 化合物(136) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(フ
ェネチルアミノ)プロピオン酸 化合物(137) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(メ
チルアミノ)プロピオン酸 化合物(138) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n
−ペンチルアミノ)プロピオン酸 化合物(139) [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] −N−(n−バレリル)ア
ニリノ] 酢酸エチル 化合物(140) [4− [ [5−(ベンジルオキシカルボ
ニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルアミ
ノ] −N−(ベンジルオキシカルボニル)アニリノ] 酢
酸エチル
【0092】化合物(141) [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] アニリノ] 酢
酸 化合物(142) [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] −N−メチルアニリノ] 酢
酸 化合物(143) [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] −N−ベンジルアニリノ]
酢酸 化合物(144) [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] −N−(n−ブチルスルホ
ニル)アニリノ] 酢酸 化合物(145) [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] −N−(n−バレリル)ア
ニリノ] 酢酸 化合物(146) [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] フェニルチオ] 酢酸 化合物(147) 4− [ [5−(アセトキシメチルオキシ
カルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニ
ルオキシ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(148) 4− [ [5− [(1−アセトキシエチ
ル)オキシカルボニルアミジノ] −2−ベンゾフラニ
ル] カルボニルオキシ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(149) 4− [(5−ベンジルアミジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルオキシ] フェノキシ酢酸 化合物(150) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルオキシ] フェノキシ酢酸エチル
【0093】化合物(151) 4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルオキシ] フェノキシ酢酸 化合物(152) 4− [(6−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルオキシ] フェノキシ酢酸 化合物(153) [ [4− [ [ 5−(アセトキシメチルオ
キシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カル
ボニルオキシ] −o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸ジ
エチル 化合物(154) [ [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルオキシ] −o−フェニレン] ジオ
キシ] 二酢酸ジエチル 化合物(155) [ [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルオキシ] −o−フェニレン] ジオ
キシ] 二酢酸ジt−ブチル 化合物(156) [ [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルオキシ] −o−フェニレン] ジオ
キシ] 二酢酸 化合物(157) [ [4− [(6−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルオキシ] −o−フェニレン] ジオ
キシ] 二酢酸 化合物(158) 3− [4− [ [5−(アセトキシメチル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カ
ルボニルオキシ] フェニル] プロピオン酸エチル 化合物(159) 3− [4− [(5−ベンジルアミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルオキシ] フェニル] プ
ロピオン酸 化合物(160) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルオキシ] フェニル] プロピオン
【0094】化合物(161) 3− [4− [(5−アミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルオキシ] フェニ
ル] −2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン
酸 化合物(162) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルオキシ] フェニル] −
2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(163) (R)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルオキシ] フェニル] −
2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン 酸化合物(164) 3− [4− [(6−アミジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルオキシ] フェニル] プロピオ
ン酸 化合物(165) 4− [ [5−(アセトキシメチルオキシ
カルボニルグアニジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボ
ニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(166) 4− [(5−ベンジルグアニジノ−2−
ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エ
チル 化合物(167) 4− [ [5−(ベンジルオキシカルボニ
ルグアニジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルアミ
ノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 化合物(168) 4− [(5−グアニジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 化合物(169) 4− [(5−グアニジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(170) 4− [(6−グアニジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸
【0095】化合物(171) [ [4− [ [5−(アセト
キシメチルオキシカルボニルグアニジノ)−2−ベンゾ
フラニル] カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオ
キシ]二酢酸ジエチル 化合物(172) [ [4− [ [5−(ベンジルオキシカル
ボニルグアニジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニル
アミノ] −o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸ジt−ブ
チル 化合物(173) [ [4− [(5−グアニジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジ
オキシ] 二酢酸 化合物(174) [ [4− [(6−グアニジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジ
オキシ] 二酢酸 化合物(175) [ [4− [(5−グアニジノ−3−メチ
ル−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フ
ェニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(176) 3− [4− [(5−グアニジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオ
ン酸エチル 化合物(177) 3− [4− [(5−グアニジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオ
ン酸 化合物(178) 3− [4− [(6−グアニジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオ
ン酸 化合物(179) 2−(n−ブチルスルホニルアミノ)−
3− [4− [(5−グアニジノ−2−ベンゾフラニル)
カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(180) 3− [4− [(5−グアニジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−
(n−ヘキサノイルアミノ)プロピオン酸
【0096】化合物(181) 4− [(5−ベンジルアミ
ノメチル−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フ
ェノキシ酢酸エチル 化合物(182) 4− [(5−アミノメチル−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(183) 4− [(6−アミノメチル−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(184) 4− [(5−アミノエチル−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(185) [ [4− [(5−アミノエチル−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン]
ジオキシ] 二酢酸 化合物(186) 3− [4− [(5−アミノメチル−2−
ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピ
オン酸 化合物(187) 3− [4− [(6−アミノメチル−2−
ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピ
オン酸
【0097】式(Ia)においてL=−NR9 −(R9
は前記と同義)である化合物 化合物(188) 4− [ [5− [(1−アセトキシエチ
ル)オキシカルボニルアミジノ] −2−インドリル] カ
ルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(189) 4− [ [5−(メトキシカルボニルアミ
ジノ)−2−インドリル] カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸エチル 化合物(190) 4− [ [6−(アセトキシメチルオキシ
カルボニルアミジノ)−2−インドリル] カルボニルア
ミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(191) 4− [ [6−(ピバロイルオキシメチル
オキシカルボニルアミジノ)−2−インドリル] カルボ
ニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(192) 4− [(6−ベンジルアミジノ−2−イ
ンドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸シクロヘ
キシル 化合物(193) 4− [ [6−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミジノ)−2−インドリル] カルボニルアミノ] フ
ェノキシ酢酸 化合物(194) 4− [(6−ベンジルアミジノ−2−イ
ンドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(195) 4− [(5−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸メチル 化合物(196) 4− [(5−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(197) 4− [(6−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(198) 4− [(6−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 化合物(199) 4− [(6−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸シクロヘキシル 化合物(200) 4− [(6−アミジノ−3−インドリ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸シクロヘキシル
【0098】化合物(201) 4− [(5−アミジノ−2
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(202) 4− [(6−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(203) 4− [(5−アミジノ−3−インドリ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(204) 4− [(6−アミジノ−3−インドリ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(205) 4− [(6−ベンジルアミジノ−3−メ
チル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ
酢酸 化合物(206) 4− [(6−アミジノ−3−メチル−2
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチ
ル 化合物(207) 4− [(6−アミジノ−3−クロロ−2
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(208) 4− [(6−アミジノ−3−ヒドロキシ
−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(209) 4− [(5−アミジノ−3−メチル−2
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(210) 4− [(6−アミジノ−3−メチル−2
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸
【0099】化合物(211) 4− [(6−アミジノ−2
−インドリル)カルボニル−N−メチルアミノ] フェノ
キシ酢酸 化合物(212) 4− [(6−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ] −2, 6−ジフルオロフェノキ
シ酢酸 化合物(213) [ [4− [ [6−(ピバロイルオキシメ
チルオキシカルボニルアミジノ)−2−インドリル] カ
ルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキシ]二酢酸
ジエチル 化合物(214) [ [4− [(6−ベンジルアミジノ−2
−インドリル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン]
ジオキシ] 二酢酸 化合物(215) [ [4− [(5−アミジノ−2−インド
リル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸ジエチル 化合物(216) [ [4− [(6−アミジノ−2−インド
リル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸ジエチル 化合物(217) [ [4− [(6−アミジノ−2−インド
リル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸ジt−ブチル 化合物(218) [ [4− [(5−アミジノ−2−インド
リル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸 化合物(219) [ [4− [(6−アミジノ−2−インド
リル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸 化合物(220) [ [4− [(5−アミジノ−3−インド
リル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸
【0100】化合物(221) [ [4− [(6−アミジノ
−3−インドリル)カルボニルアミノ] −o−フェニレ
ン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(222) [ [4− [(6−アミジノ−3−メチル
−2−インドリル)カルボニルアミノ] −o−フェニレ
ン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(223) 3− [4− [ [6−(イソブチリルオキ
シメチルオキシカルボニルアミジノ)−2−インドリ
ル] カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸エチル 化合物(224) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピ
オン酸エチル 化合物(225) 3− [4− [ [6−(アリルオキシカル
ボニルアミジノ)−2−インドリル] カルボニルアミ
ノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(226) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピ
オン酸 化合物(227) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸エ
チル 化合物(228) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸エ
チル 化合物(229) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸ベ
ンジル 化合物(230) 3− [4− [(6−アミジノ−3−メチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プ
ロピオン酸ベンジル
【0101】化合物(231) 3− [4− [(5−アミジ
ノ−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プ
ロピオン酸 化合物(232) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(233) 3− [4− [(5−アミジノ−3−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(234) 3− [4− [(6−アミジノ−3−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(235) 3− [4− [(6−アミジノ−3−メチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プ
ロピオン酸 化合物(236) 3− [4− [(6−アミジノ−3−クロ
ロ−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プ
ロピオン酸 化合物(237) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−
(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(238) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n−ブ
チルスルホニルアミノ)プロピオン酸メチル 化合物(239) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−アミノプ
ロピオン酸 化合物(240) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n−ブ
チルスルホニルアミノ)プロピオン酸
【0102】化合物(241) 3− [4− [(6−アミジ
ノ−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(242) (S)−3− [4− [(6−アミジノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−
(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(243) (R)−3− [4− [(6−アミジノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−
(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(244) 3− [4− [(6−アミジノ−3−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n−ブ
チルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(245) 3− [4− [(6−アミジノ−3−メチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(246) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(フェニ
ルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(247) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(p−ト
リルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(248) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(4−ク
ロロベンジルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(249) (S)−3− [4− [(6−アミジノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−
(4−クロロベンジルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(250) (R)−3− [4− [(6−アミジノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−
(4−クロロベンジルスルホニルアミノ)プロピオン酸
【0103】化合物(251) 3− [4− [(6−アミジ
ノ−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(ベンジルスルホニル−N−メチルアミノ)プロピ
オン酸 化合物(252) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n−バ
レリルアミノ)プロピオン酸 化合物(253) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n−ヘ
キサノイルアミノ)プロピオン酸 化合物(254) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(4−フ
ェニルブチリルアミノ)プロピオン酸 化合物(255) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−メチルプ
ロピオン酸 化合物(256) 4− [(6−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルオキシ] フェノキシ酢酸 化合物(257) 3− [4− [(6−アミジノ−3−ヒド
ロキシ−2−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘ
キシル] プロピオン酸 化合物(258) [4− [(6−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ]フェニルチオ] 酢酸 化合物(259) 4− [ [5−(アセトキシメチルオキシ
カルボニルグアニジノ)−2−インドリル] カルボニル
アミノ] フェノキシ酢酸メチル 化合物(260) 4− [(5−ベンジルグアニジノ−2−
インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル
【0104】化合物(261) 4− [(5−グアニジノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ]フェノキシ酢酸エ
チル 化合物(262) 4− [(6−グアニジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ]フェノキシ酢酸エチル 化合物(263) 4− [(5−グアニジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ]フェノキシ酢酸 化合物(264) 4− [(6−グアニジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ]フェノキシ酢酸 化合物(265) [ [4− [(5−グアニジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸 化合物(266) [ [4− [(6−グアニジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸 化合物(267) 3− [4− [(5−グアニジノ−2−イ
ンドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(268) 3− [4− [(6−グアニジノ−2−イ
ンドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(269) 4− [ [5−(t−ブトキシカルボニル
アミジノ)−1−メチル−2−インドリル] カルボニル
アミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(270) 4− [ [1−メチル−6−(ピバロイル
オキシメチルオキシカルボニルアミジノ)−2−インド
リル] カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル
【0105】化合物(271) 4− [ [6−(ベンジルオ
キシカルボニルアミジノ)−1−メチル−2−インドリ
ル] カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 化合物(272) 4− [(6−ベンジルアミジノ−1−メ
チル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ
酢酸 化合物(273) 4− [(5−アミジノ−1−メチル−2
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチ
ル 化合物(274) 4− [(6−アミジノ−1−メチル−2
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチ
ル 化合物(275) 4− [(6−アミジノ−1−メチル−2
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−
ブチル 化合物(276) 4− [(5−アミジノ−1−メチル−2
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸シク
ロヘキシル 化合物(277) 4− [(5−アミジノ−1−メチル−2
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(278) 4− [(6−アミジノ−1−メチル−2
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(279) 4− [(6−アミジノ−1−エチル−2
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(280) 4− [(6−アミジノ−1−メチル−3
−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸
【0106】化合物(281) 4− [(6−アミジノ−3
−クロロ−1−メチル−2−インドリル)カルボニルア
ミノ] フェノキシ酢酸 化合物(282) 4− [(6−アミジノ−1, 3−ジメチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢
酸 化合物(283) 4− [(3−アセトキシ−6−アミジノ
−1−メチル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フ
ェノキシ酢酸 化合物(284) 4− [(1−アセチル−6−アセチルア
ミジノ−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸 化合物(285) 4− [(1−アセチル−6−アミジノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(286) [ [4− [(5−アミジノ−1−メチル
−2−インドリル)カルボニルアミノ] −o−フェニレ
ン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(287) [ [4− [(6−アミジノ−1−メチル
−2−インドリル)カルボニルアミノ] −o−フェニレ
ン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(288) [ [4− [(1−アセチル−6−アミジ
ノ−2−インドリル)カルボニルアミノ] −o−フェニ
レン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(289) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノ−
1−メチル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェ
ニル] プロピオン酸 化合物(290) 3− [4− [(5−アミジノ−1−メチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プ
ロピオン酸
【0107】化合物(291) 3− [4− [(6−アミジ
ノ−1−メチル−2−インドリル)カルボニルアミノ]
フェニル] プロピオン酸 化合物(292) 3− [4− [(6−アミジノ−1−メチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸メチ
ル 化合物(293) 3− [4− [(6−アミジノ−1−メチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(294) (S)−3− [4− [(6−アミジノ−
1−メチル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェ
ニル] −2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオ
ン酸 化合物(295) (R)−3− [4− [(6−アミジノ−
1−メチル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェ
ニル] −2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオ
ン酸 化合物(296) [4− [(6−アミジノ−1−メチル−
2−インドリル)カルボニルアミノ] −N−メチルアニ
リノ] 酢酸 化合物(297) [4− [(6−アミジノ−1−メチル−
2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニルチオ] 酢
酸 化合物(298) 4− [ [5−(アセトキシメチルオキシ
カルボニルグアニジノ)−1−メチル−2−インドリ
ル] カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(299) 4− [ [6−(メトキシカルボニルグア
ニジノ)−1−メチル−2−インドリル] カルボニルア
ミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(300) 4− [(5−ベンジルグアニジノ−1−
メチル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸
【0108】化合物(301) 4− [(5−グアニジノ−
1−メチル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェ
ノキシ酢酸エチル 化合物(302) 4− [(6−グアニジノ−1−メチル−
2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エ
チル 化合物(303) 4− [(5−グアニジノ−1−メチル−
2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(304) 4− [(6−グアニジノ−1−メチル−
2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(305) [ [4− [ [1−メチル−6−(ピバロ
イルオキシメチルオキシカルボニルグアニジノ)−2−
インドリル] カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジ
オキシ] 二酢酸ジエチル 化合物(306) [ [4− [(5−グアニジノ−1−メチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] −o−フェニ
レン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(307) [ [4− [(6−グアニジノ−1−メチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] −o−フェニ
レン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(308) 3− [4− [(5−グアニジノ−1−メ
チル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル]
プロピオン酸 化合物(309) 3− [4− [(6−グアニジノ−1−メ
チル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル]
プロピオン酸 化合物(310) 3− [4− [(5−グアニジノ−1, 3
−ジメチル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェ
ニル] プロピオン酸
【0109】化合物(311) 2−(n−ブチルスルホニ
ルアミノ)−3− [4− [(6−グアニジノ−1−メチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プ
ロピオン酸 化合物(312) 4− [ [6− [(イソブチリルオキシメ
チルオキシカルボニルアミノ)メチル] −2−インドリ
ル] カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(313) 4− [(6−アミノメチル−2−インド
リル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(314) 4− [(5−アミノメチル−1−メチル
−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(315) 3− [4− [(5−アミノメチル−2−
インドリル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン
【0110】式(Ia)においてL=−S−である化合
物 化合物(316) 4− [ [6−(アセトキシメチルオキシ
カルボニルアミジノ)ベンゾ [b] チエン−2−イル]
カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(317) 4− [ [6−(アリルオキシカルボニル
アミジノ)ベンゾ [b]チエン−2−イル] カルボニル
アミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(318) 4− [ [5−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミジノ)ベンゾ [b] チエン−2−イル] カルボニ
ルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(319) 4− [ [6−(ピバロイルオキシメチル
オキシカルボニルアミジノ)ベンゾ [b] チエン−2−
イル] カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(320) 4− [ [5−(n−ブチリルオキシメチ
ルオキシカルボニルアミジノ)ベンゾ [b] チエン−2
−イル] カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸
【0111】化合物(321) 4− [ [6−(メトキシカ
ルボニルアミジノ)ベンゾ [b] チエン−2−イル] カ
ルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(322) 4− [(6−ベンジルアミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸 化合物(323) 4− [(5−アミジノベンゾ [b] チエ
ン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチ
ル 化合物(324) 4− [(6−アミジノベンゾ [b] チエ
ン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチ
ル 化合物(325) 4− [(5−アミジノベンゾ [b] チエ
ン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−
ブチル 化合物(326) 4− [(6−アミジノベンゾ [b] チエ
ン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−
ブチル 化合物(327) 4− [(6−アミジノベンゾ [b] チエ
ン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸シク
ロヘキシル 化合物(328) 4− [(5−アミジノベンゾ [b] チエ
ン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(329) 4− [(6−アミジノベンゾ [b] チエ
ン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(330) 4− [(5−アミジノベンゾ [b] チエ
ン−3−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸
【0112】化合物(331) 4− [(6−アミジノベン
ゾ [b] チエン−3−イル)カルボニルアミノ] フェノ
キシ酢酸 化合物(332) 4− [(6−アミジノ−3−メチルベン
ゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノ
キシ酢酸エチル 化合物(333) 4− [(6−アミジノ−3−クロロベン
ゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノ
キシ酢酸 化合物(334) 4− [(6−アミジノ−3−メチルベン
ゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノ
キシ酢酸 化合物(335) 4− [(6−アミジノベンゾ [b] チエ
ン−2−イル)カルボニルアミノ] −2, 5−ジフルオ
ロフェノキシ酢酸 化合物(336) [ [4− [ [6−(アセトキシメチルオ
キシカルボニルアミジノ)ベンゾ [b] チエン−2−イ
ル] カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキシ]
二酢酸ジエチル 化合物(337) [ [4− [(6−ベンジルアミジノベン
ゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] −o−
フェニレン] ジオキシ] 二酢酸ジエチル 化合物(338) [ [4− [(6−アミジノベンゾ [b]
チエン−2−イル)カルボニルアミノ] −o−フェニレ
ン] ジオキシ] 二酢酸ジエチル 化合物(339) [ [4− [(5−アミジノベンゾ [b]
チエン−2−イル)カルボニルアミノ] −o−フェニレ
ン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(340) [ [4− [(6−アミジノベンゾ [b]
チエン−2−イル)カルボニルアミノ] −o−フェニレ
ン] ジオキシ] 二酢酸
【0113】化合物(341) [ [4− [(5−アミジノ
ベンゾ [b] チエン−3−イル)カルボニルアミノ] −
o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(342) [ [4− [(6−アミジノベンゾ [b]
チエン−3−イル)カルボニルアミノ] −o−フェニレ
ン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(343) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノベ
ンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェ
ニル] プロピオン酸 化合物(344) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
プロピオン酸エチル 化合物(345) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
プロピオン酸シクロヘキシル 化合物(346) 3− [4− [(5−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
プロピオン酸 化合物(347) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
プロピオン酸 化合物(348) 3− [4− [(5−アミジノベンゾ
[b] チエン−3−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
プロピオン酸 化合物(349) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−3−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
プロピオン酸 化合物(350) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノベ
ンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェ
ニル] −2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオ
ン酸
【0114】化合物(351) 3− [4− [(6−アミジ
ノベンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ]
フェニル] −2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロ
ピオン酸メチル 化合物(352) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
−2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(353) (S)−3− [4− [(6−アミジノベ
ンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェ
ニル] −2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオ
ン酸 化合物(354) (R)−3− [4− [(6−アミジノベ
ンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェ
ニル] −2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオ
ン酸 化合物(355) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
−2−(ベンジルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(356) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
−2−(フェネチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(357) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
−2−(n−ヘキサノイルアミノ)プロピオン酸 化合物(358) (S)−3− [4− [(6−アミジノベ
ンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェ
ニル] −2−(n−ヘキサノイルアミノ)プロピオン酸 化合物(359) (R)−3− [4− [(6−アミジノベ
ンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェ
ニル] −2−(n−ヘキサノイルアミノ)プロピオン酸 化合物(360) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
−2−(アセチルアミノ)プロピオン酸
【0115】化合物(361) 3− [4− [(6−アミジ
ノベンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ]
フェニル] −2−(n−ペンチルアミノ)プロピオン酸 化合物(362) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
−2−(ベンジルアミノ)プロピオン酸 化合物(363) [4− [(6−アミジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニルチオ] 酢
酸 化合物(364) 4− [ [5−(ベンジルオキシカルボニ
ルグアニジノ)ベンゾ [b] チエン−2−イル] カルボ
ニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 化合物(365) 4− [(6−ベンジルグアニジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸 化合物(366) 4− [(5−グアニジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エ
チル 化合物(367) 4− [(6−グアニジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸シ
クロヘキシル 化合物(368) 4− [(5−グアニジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(369) 4− [(6−グアニジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(370) [ [4− [(6−グアニジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] −o−フ
ェニレン] ジオキシ] 二酢酸ジエチル
【0116】化合物(371) [ [4− [(5−グアニジ
ノベンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ]
−o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(372) [ [4− [(6−グアニジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] −o−フ
ェニレン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(373) 3− [4− [(5−グアニジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
プロピオン酸 化合物(374) 3− [4− [(6−グアニジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェニル]
プロピオン酸 化合物(375) 3− [4− [(5−グアニジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルオキシ] フェニル]
プロピオン酸 化合物(376) 3− [4− [(6−グアニジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルオキシ] フェニル]
プロピオン酸 化合物(377) 4− [ [5−(アミノメチル)ベンゾ
[b] チエン−2−イル]カルボニルアミノ] フェノキシ
酢酸エチル 化合物(378) 4− [ [5−(アミノメチル)ベンゾ
[b] チエン−2−イル]カルボニルアミノ] フェノキシ
酢酸 化合物(379) 4− [ [6−(アミノメチル)ベンゾ
[b] チエン−2−イル]カルボニルアミノ] フェノキシ
酢酸
【0117】式(Ia)においてL=−CH2 −である
化合物 化合物(380) 4− [ [5−(アセトキシメチルオキシ
カルボニルアミジノ)−2−インデニル] カルボニルア
ミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(381) 4− [ [6−(アセトキシメチルオキシ
カルボニルアミジノ)−2−インデニル] カルボニルア
ミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物(382) 4− [ [6−(t−ブトキシカルボニル
アミジノ)−2−インデニル] カルボニルアミノ] フェ
ノキシ酢酸 化合物(383) 4− [(5−ベンジルアミジノ−2−イ
ンデニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(384) 4− [(5−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル 化合物 (385) 4− [(5−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 化合物(386) 4− [(6−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 化合物(387) 4− [(5−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸シクロヘキシル 化合物(388) 4− [(5−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(389) 4− [(6−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(390) 4− [(5−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルオキシ] フェノキシ酢酸
【0118】化合物(391) 4− [(6−アミジノ−2
−インデニル)カルボニルオキシ] フェノキシ酢酸 化合物(392) [ [4− [(6−ベンジルアミジノ−2
−インデニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン]
ジオキシ] 二酢酸 化合物(393) [ [4− [(5−アミジノ−2−インデ
ニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸ジt−ブチル 化合物(394) [ [4− [(6−アミジノ−2−インデ
ニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸ジt−ブチル 化合物(395) [ [4− [(5−アミジノ−2−インデ
ニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸 化合物(396) [ [4− [(6−アミジノ−2−インデ
ニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸 化合物(397) 3− [4− [ [5−(アセトキシメチル
オキシカルボニルアミジノ)−2−インデニル] カルボ
ニルアミノ] フェニル] プロピオン酸エチル 化合物(398) 3− [4− [ [5−(n−プロピオニル
オキシメチルオキシカルボニルアミジノ)−2−インデ
ニル] カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸エチ
ル 化合物(399) 3− [4− [(5−ベンジルアミジノ−
2−インデニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピ
オン酸エチル 化合物(400) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸エ
チル
【0119】化合物(401) 3− [4− [(6−アミジ
ノ−2−インデニル)カルボニルアミノ] フェニル] プ
ロピオン酸エチル 化合物(402) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(403) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(404) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n−ブ
チルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(405) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−インデニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−
(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(406) (R)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−インデニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−
(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(407) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n−ブ
チルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物(408) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n−ヘ
キサノイルアミノ)プロピオン酸 化合物(409) (S)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−インデニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−
(n−ヘキサノイルアミノ)プロピオン酸 化合物(410) (R)−3− [4− [(5−アミジノ−
2−インデニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−
(n−ヘキサノイルアミノ)プロピオン酸
【0120】化合物(411) 3− [4− [(6−アミジ
ノ−2−インデニル)カルボニルアミノ] フェニル] −
2−(n−ヘキサノイルアミノ)プロピオン酸 化合物(412) 4− [(5−グアニジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ]フェノキシ酢酸 化合物(413) 4− [(6−グアニジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ]フェノキシ酢酸 化合物(414) [ [4− [(5−ベンジルグアニジノ−
2−インデニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレ
ン] ジオキシ] 二酢酸 化合物(415) [ [4− [(5−グアニジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸 化合物(416) [ [4− [(6−グアニジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオキ
シ] 二酢酸 化合物(417) 3− [4− [(5−グアニジノ−2−イ
ンデニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(418) 3− [4− [(6−グアニジノ−2−イ
ンデニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸 化合物(419) [4− [(6−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ]フェニルチオ] 酢酸 化合物(420) 4− [(5−アミノメチル−2−インデ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸
【0121】化合物(421) 4− [(6−アミノメチル
−2−インデニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(422) 4− [(5−アミノエチル−2−インデ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(423) 4− [(6−アミノエチル−2−インデ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(424) 3− [4− [(5−アミノメチル−2−
インデニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン
酸 化合物(425) 3− [4− [(6−アミノメチル−2−
インデニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン
【0122】2.下記式(Ib)で表される化合物〔式
(I)において、a=1、b=0、B=式(6)で表さ
れる基、J=−CH<である化合物〕
【0123】
【化25】
【0124】〔式中、各記号は前記と同義〕 式(Ib)においてL=−O−である化合物 化合物(426) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルオキシ] シクロヘキシル] プロ
ピオン酸t−ブチル 化合物(427) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルオキシ] シクロヘキシル] プロ
ピオン酸 化合物 (428) [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルオキシ] シクロヘキシルオキシ] 酢
酸t−ブチル 化合物(429) [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルオキシ] シクロヘキシルオキシ] 酢
酸 化合物(430) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルオキシ] ピペリジノ] プロピオ
ン酸
【0125】化合物(431) [4− [(5−アミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルオキシ] シクロヘキシ
ルアミノ] 酢酸 化合物(432) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル酢酸 化合物 (433) トランス−3− [4− [ [5−(ベンジ
ルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル]
カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオン酸エチ
ル 化合物(434) 3− [4− [ [5−(アセトキシメチル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カ
ルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオン酸エチル 化合物(435) 3− [4− [ [5−(メトキシカルボニ
ルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルアミ
ノ] シクロヘキシル] プロピオン酸エチル 化合物(436) 3− [4− [(5−ベンジルアミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシ
ル] プロピオン酸エチル 化合物(437) 3− [4− [(5−ベンジルアミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシ
ル] プロピオン酸 化合物(438) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロ
ピオン酸メチル 化合物 (439) トランス−3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキ
シル] プロピオン酸エチル 化合物 (440) トランス−3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキ
シル] プロピオン酸イソプロピル
【0126】化合物(441) トランス−3− [4−
[(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルア
ミノ] シクロヘキシル] プロピオン酸t−ブチル 化合物 (442) トランス−3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキ
シル] プロピオン酸シクロヘキシル 化合物 (443) トランス−3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキ
シル] プロピオン酸2−ヒドロキシエチル 化合物 (444) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
オキシ] 酢酸2−ヒドロキシエチル 化合物(445) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロ
ピオン酸 化合物(446) シス−3− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシ
ル] プロピオン酸 化合物(447) トランス−3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキ
シル] プロピオン酸 化合物(448) 3− [4− [(6−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロ
ピオン酸 化合物(449) 3− [4− [(6−アミジノ−3−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロ
ピオン酸 化合物(450) 3− [4− [(5−アミジノ−3−クロ
ロ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘ
キシル] プロピオン酸
【0127】化合物(451) 3− [4− [(5−アミジ
ノ−3−メチル−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミ
ノ] シクロヘキシル] プロピオン酸 化合物(452) トランス− [4− [ [5−(ベンジルオ
キシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カル
ボニルアミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢酸エチル 化合物(453) トランス− [4− [ [5−(ベンジルオ
キシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カル
ボニルアミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢酸t−ブチル 化合物(454) [4− [(5−ベンジルアミジノ−2−
ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオ
キシ] 酢酸エチル 化合物 (455) トランス− [4− [(5−ベンジルアミ
ジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロ
ヘキシルオキシ] 酢酸t−ブチル 化合物(456) トランス− [4− [(5−ベンジルアミ
ジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロ
ヘキシルオキシ] 酢酸エチル 化合物(457) トランス− [4− [ [5−(ベンジルオ
キシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カル
ボニルアミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢酸 化合物(458) トランス− [4− [(5−ベンジルアミ
ジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロ
ヘキシルオキシ] 酢酸 化合物(459) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
オキシ] 酢酸エチル 化合物 (460) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
オキシ] 酢酸n−ブチル
【0128】化合物(461) トランス−[4− [(5−
アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シ
クロヘキシルオキシ] 酢酸t−ブチル 化合物(462) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
オキシ] 酢酸ベンジル 化合物(463) [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢
酸 化合物(464) シス− [4− [(5−アミジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキ
シ] 酢酸 化合物(465) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
オキシ] 酢酸 化合物(466) [4− [(6−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢
酸 化合物 (467) トランス− [4− [(5−アミジノ−3
−メチル−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シ
クロヘキシルオキシ] 酢酸t−ブチル 化合物 (468) トランス− [4− [(5−アミジノ−3
−メチル−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シ
クロヘキシルオキシ] 酢酸 化合物 (469) トランス− [4− [(5−アミジノ−3
−メトキシ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]
シクロヘキシルオキシ] 酢酸t−ブチル 化合物 (470) トランス− [4− [(5−アミジノ−3
−メトキシ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]
シクロヘキシルオキシ] 酢酸
【0129】化合物(471) 3− [4− [ [5−(アセ
トキシメチルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾ
フラニル] カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオン
酸エチル 化合物(472) 3− [4− [ [5−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニル
アミノ] ピペリジノ] プロピオン酸エチル 化合物 (473) 3− [4− [ [5−(メトキシカルボニ
ルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルアミ
ノ] ピペリジノ] プロピオン酸エチル 化合物(474) 3− [4− [(5−ベンジルアミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] ピペリジノ]
プロピオン酸エチル 化合物(475) 3− [4− [ [5−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニル
アミノ] ピペリジノ] プロピオン酸 化合物(476) 3− [4− [(5−ベンジルアミジノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] ピペリジノ]
プロピオン酸 化合物(477) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオ
ン酸エチル 化合物(478) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオ
ン酸t−ブチル 化合物(479) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオ
ン酸 化合物(480) 3− [4− [(6−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオ
ン酸
【0130】化合物(481) 3− [4− [(5−アミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルオキシ] ピペリジ
ノ] プロピオン酸エチル 化合物(482) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
−N−(t−ブトキシカルボニル)アミノ] 酢酸t−ブ
チル 化合物(483) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
アミノ] 酢酸 化合物(484) [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル−N−メチ
ルアミノ] 酢酸 化合物(485) トランス−[4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
−N−n−ブチルアミノ] 酢酸t−ブチル 化合物(486) トランス−[4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
−N−n−ブチルアミノ] 酢酸 化合物(487) [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル−N−ベン
ジルアミノ] 酢酸 化合物(488) [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル−N−(n
−ブチルスルホニル)アミノ] 酢酸 化合物 (489) トランス− [4− [ [5−(ベンジルオ
キシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カル
ボニルアミノ] シクロヘキシルアミノ] 二酢酸ジt−ブ
チル 化合物 (490) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
アミノ] 二酢酸ジエチル
【0131】化合物 (491) トランス− [4− [(5−
アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シ
クロヘキシルアミノ] 二酢酸ジt−ブチル 化合物 (492) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
アミノ] 二酢酸 化合物 (493) シス− [4− [(5−アミジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルアミ
ノ] 二酢酸 化合物(494) 3− [4− [(6−アミノメチル−2−
ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル]
プロピオン酸
【0132】式(Ib)においてL=−NR9 −(R9
は前記と同義)である化合物 化合物(495) 3− [4− [(6−アミジノ−3−メチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシ
ル] プロピオン酸 化合物(496) トランス− [4− [ [6−(ベンジルオ
キシカルボニルアミジノ)−2−インドリル] カルボニ
ルアミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢酸エチル 化合物(497) [4− [ [6−(t−ブトキシカルボニ
ルアミジノ)−2−インドリル] カルボニルアミノ] シ
クロヘキシルオキシ] 酢酸エチル 化合物(498) [4− [(6−ベンジルアミジノ−2−
インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキ
シ] 酢酸エチル 化合物(499) トランス− [4− [ [6−(ベンジルオ
キシカルボニルアミジノ)−2−インドリル] カルボニ
ルアミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢酸 化合物(500) トランス− [4− [(6−ベンジルアミ
ジノ−2−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキ
シルオキシ] 酢酸
【0133】化合物(501) トランス− [4− [(6−
アミジノ−2−インドリル)カルボニルアミノ] シクロ
ヘキシルオキシ] 酢酸エチル 化合物 (502) トランス− [4− [(6−アミジノ−2
−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキ
シ] 酢酸t−ブチル 化合物(503) トランス− [4− [(6−アミジノ−2
−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキ
シ] 酢酸シクロヘキシル 化合物(504) [4− [(5−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ]シクロヘキシルオキシ] 酢酸 化合物(505) シス− [4− [(5−アミジノ−2−イ
ンドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキシ]
酢酸 化合物(506) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキ
シ] 酢酸 化合物(507) トランス− [4− [(6−アミジノ−2
−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキ
シ] 酢酸 化合物(508) 3− [4− [ [6−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミジノ)−2−インドリル] カルボニルアミ
ノ] ピペリジノ] プロピオン酸エチル 化合物(509) 3− [4− [ [6−(ピバロイルオキシ
メチルオキシカルボニルアミジノ)−2−インドリル]
カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオン酸エチル 化合物(510) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロ
ピオン酸エチル
【0134】化合物(511) 3− [4− [ [6−(ベン
ジルオキシカルボニルアミジノ)−2−インドリル] カ
ルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオン酸 化合物(512) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロ
ピオン酸 化合物(513) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオン酸
エチル 化合物(514) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオン酸 化合物(515) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオン酸 化合物(516) トランス− [4− [(6−アミジノ−2
−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルアミ
ノ] 酢酸 化合物(517) トランス− [4− [(6−アミジノ−2
−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル−N
−メチルアミノ] 酢酸 化合物(518) トランス− [4− [(6−アミジノ−2
−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル−N
−n−ブチルスルホニルアミノ] 酢酸 化合物(519) 3− [4− [ [6−(アセトキシメチル
オキシカルボニルアミジノ)−2−インドリル] カルボ
ニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオン酸エチル 化合物(520) 3− [4− [ [6−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミジノ)−2−インドリル] カルボニルアミ
ノ] シクロヘキシル] プロピオン酸エチル
【0135】化合物(521) 3− [4− [(6−ベンジ
ルアミジノ−2−インドリル)カルボニルアミノ] シク
ロヘキシル] プロピオン酸エチル 化合物(522) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル]
プロピオン酸 化合物(523) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオ
ン酸エチル 化合物(524) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオ
ン酸 化合物(525) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオ
ン酸 化合物(526) シス−3− [4− [(6−アミジノ−2
−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プ
ロピオン酸 化合物(527) トランス−3− [4− [(6−アミジノ
−2−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシ
ル] プロピオン酸 化合物(528) 3− [4− [(6−アミジノ−3−イン
ドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオ
ン酸 化合物(529) 3− [4− [(6−アミジノ−3−クロ
ロ−2−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシ
ル] プロピオン酸 化合物(530) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルオキシ] シクロヘキシル] プロピオ
ン酸
【0136】化合物(531) [4− [(6−アミジノ−
2−インドリル)カルボニルオキシ]シクロヘキシルオ
キシ] 酢酸 化合物(532) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
ドリル)カルボニルオキシ] ピペリジノ] プロピオン酸 化合物(533) 3− [4− [(6−アミジノ−1−メチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシ
ル] プロピオン酸 化合物(534) [4− [(6−アミジノ−1−メチル−
2−インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオ
キシ] 酢酸 化合物(535) 3− [4− [(6−アミジノ−1−メチ
ル−2−インドリル)カルボニルアミノ] ピペリジノ]
プロピオン酸 化合物(536) 3− [4− [(5−アミノメチル−2−
インドリル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロ
ピオン酸
【0137】式(Ib)においてL=−S−である化合
物 化合物(537) 3− [4− [ [6−(アセトキシメチル
オキシカルボニルアミジノ)ベンゾ [b] チエン−2−
イル] カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオン
酸エチル 化合物(538) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノベ
ンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] シク
ロヘキシル] プロピオン酸エチル 化合物(539) 3− [4− [ [6−(メトキシカルボニ
ルアミジノ)ベンゾ [b] チエン−2−イル] カルボニ
ルアミノ] シクロヘキシル] プロピオン酸シクロヘキシ
ル 化合物(540) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノベ
ンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] シク
ロヘキシル] プロピオン酸
【0138】化合物(541) 3− [4− [(5−アミジ
ノベンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ]
シクロヘキシル] プロピオン酸 化合物(542) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] シクロヘ
キシル] プロピオン酸エチル 化合物(543) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] シクロヘ
キシル] プロピオン酸 化合物(544) シス−3− [4− [(6−アミジノベン
ゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] シクロ
ヘキシル] プロピオン酸 化合物(545) トランス−3− [4− [(6−アミジノ
ベンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] シ
クロヘキシル] プロピオン酸 化合物(546) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−3−イル)カルボニルアミノ] シクロヘ
キシル] プロピオン酸 化合物(547) 3− [4− [(6−アミジノ−3−クロ
ロベンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ]
シクロヘキシル] プロピオン酸 化合物(548) 3− [4− [(6−アミジノ−3−メチ
ルベンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ]
シクロヘキシル] プロピオン酸 化合物(549) トランス− [4− [ [6−(ベンジルオ
キシカルボニルアミジノ)ベンゾ [b] チエン−2−イ
ル] カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキシ]酢酸エ
チル 化合物(550) [4− [(6−ベンジルアミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] シクロヘ
キシルオキシ] 酢酸エチル
【0139】化合物 (551) トランス− [4− [(6−
アミジノベンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルア
ミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢酸n−ヘキシル 化合物(552) トランス− [4− [ [6−(ベンジルオ
キシカルボニルアミジノ)ベンゾ [b] チエン−2−イ
ル] カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキシ]酢酸 化合物(553) トランス− [4− [(6−ベンジルアミ
ジノベンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミ
ノ] シクロヘキシルオキシ] 酢酸 化合物(554) トランス− [4− [(6−アミジノベン
ゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] シクロ
ヘキシルオキシ] 酢酸エチル 化合物(555) [4− [(5−アミジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオ
キシ] 酢酸 化合物(556) [4− [(6−アミジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオ
キシ] 酢酸 化合物(557) シス− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] シクロヘ
キシルオキシ] 酢酸 化合物(558) トランス− [4− [(6−アミジノベン
ゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] シクロ
ヘキシルオキシ] 酢酸 化合物(559) 3− [4− [ [6−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミジノ)ベンゾ [b] チエン−2−イル] カ
ルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオン酸エチル 化合物(560) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノベ
ンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] ピペ
リジノ] プロピオン酸エチル
【0140】化合物(561) 3− [4− [ [6−(ベン
ジルオキシカルボニルアミジノ)ベンゾ [b] チエン−
2−イル] カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオン
酸 化合物(562) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノベ
ンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] ピペ
リジノ] プロピオン酸 化合物(563) 3− [4− [(5−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] ピペリジ
ノ] プロピオン酸エチル 化合物(564) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] ピペリジ
ノ] プロピオン酸エチル 化合物(565) 3− [4− [(5−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] ピペリジ
ノ] プロピオン酸 化合物(566) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] ピペリジ
ノ] プロピオン酸 化合物(567) [4− [(6−アミジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルア
ミノ] 酢酸 化合物(568) 3− [4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルオキシ] シクロヘ
キシル] プロピオン酸 化合物(569) [4− [(6−アミジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルオキシ] シクロヘキシルオ
キシ] 酢酸 化合物(570) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノベ
ンゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルオキシ] ピペ
リジノ] プロピオン酸 化合物(571) 3− [4− [ [5−(アミノメチル)ベ
ンゾ [b] チエン−2−イル] カルボニルアミノ] シク
ロヘキシル] プロピオン酸
【0141】式(Ib)においてL=−CH2 −である
化合物 化合物(572) 3− [4− [ [6−(アセトキシメチル
オキシカルボニルアミジノ)−2−インデニル] カルボ
ニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオン酸エチル 化合物(573) 3− [4− [ [6−(t−ブトキシカル
ボニルアミジノ)−2−インデニル] カルボニルアミ
ノ] シクロヘキシル] プロピオン酸エチル 化合物(574) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノ−
2−インデニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル]
プロピオン酸エチル 化合物(575) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノ−
2−インデニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル]
プロピオン酸 化合物(576) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオ
ン酸エチル 化合物(577) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオ
ン酸 化合物(578) 3− [4− [(6−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオ
ン酸 化合物(579) シス−3− [4− [(6−アミジノ−2
−インデニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プ
ロピオン酸 化合物(580) トランス−3− [4− [(6−アミジノ
−2−インデニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシ
ル] プロピオン酸
【0142】化合物(581) トランス− [4− [ [5−
(ベンジルオキシカルボニルアミジノ)−2−インデニ
ル] カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢酸エ
チル 化合物(582) トランス− [4− [ [5−(ベンジルオ
キシカルボニルアミジノ)−2−インデニル] カルボニ
ルアミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢酸 化合物(583) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−インデニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキ
シ] 酢酸エチル 化合物(584) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−インデニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキ
シ] 酢酸 化合物(585) [4− [(6−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ]シクロヘキシルオキシ] 酢酸 化合物(586) 3− [4− [ [5−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミジノ)−2−インデニル] カルボニルアミ
ノ] ピペリジノ] プロピオン酸エチル 化合物(587) 3− [4− [ [5−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミジノ)−2−インデニル] カルボニルアミ
ノ] ピペリジノ] プロピオン酸 化合物(588) 3− [4− [(6−ベンジルアミジノ−
2−インデニル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロ
ピオン酸 化合物(589) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオン酸
エチル 化合物(590) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオン酸
【0143】化合物(591) 3− [4− [(6−アミジ
ノ−2−インデニル)カルボニルアミノ] ピペリジノ]
プロピオン酸 化合物(592) [4− [(5−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ]シクロヘキシルアミノ] 酢酸 化合物(593) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルオキシ] シクロヘキシル] プロピオ
ン酸 化合物(594) [4− [(5−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルオキシ]シクロヘキシルオキシ] 酢酸 化合物(595) 3− [4− [(5−アミジノ−2−イン
デニル)カルボニルオキシ] ピペリジノ] プロピオン酸 化合物(596) 3− [4− [(5−アミノメチル−2−
インデニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロ
ピオン酸
【0144】3.下記式(Ic)で表される化合物〔式
(I)において、a=1、b=1である化合物〕
【0145】
【化26】
【0146】〔式中、各記号は前記と同義〕 式(Ic)においてL=−O−である化合物 化合物(597) (3S,5S)−5− [ [ [5−(ベン
ジルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニ
ル] カルボニルアミノ] メチル] −3−〔(t−ブトキ
シカルボニル)メチル〕−2−ピロリジノン 化合物(598) 5− [ [ [5−(アセトキシメチルオキ
シカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボ
ニルアミノ] メチル] −3−カルボキシメチル−2−ピ
ロリジノン 化合物(599) 5− [ [(5−ベンジルアミジノ−2−
ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] メチル] −3−カ
ルボキシメチル−2−ピロリジノン 化合物(600) 5− [ [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] メチル] −3− [(t−ブ
トキシカルボニル)メチル〕−2−ピロリジノン
【0147】化合物(601) (3S,5S)−5− [
[(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルア
ミノ] メチル] −3−カルボキシメチル−2−ピロリジ
ノン 化合物(602) 5− [ [(6−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] メチル] −3−カルボキシ
メチル−2−ピロリジノン 化合物(603) 5− [ [(5−アミジノ−3−メチル−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] メチル] −3
−カルボキシメチル−2−ピロリジノン 化合物(604) 1−アセチル−5− [ [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] メチル] −
3−カルボキシメチル−2−ピロリジノン 化合物(605) 1−アセチル−5− [ [(6−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] メチル] −
3−カルボキシメチル−2−ピロリジノン 化合物(606) 5− [ [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] メチル] −3−カルボキシ
メチル−1−ニコチノイル−2−ピロリジノン 化合物(607) 5− [ [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] メチル] −3−カルボキシ
メチル−1−(3−フェニルプロピル)−2−ピロリジ
ノン 化合物(608) 5− [ [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] メチル] −3−カルボキシ
メチルピロリジン 化合物(609) 5− [ [(6−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] メチル] −3−カルボキシ
メチルピロリジン 化合物(610) 1−アセチル−5− [ [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] メチル] −
3−カルボキシメチルピロリジン
【0148】化合物(611) (3S,5S)−5− [
[(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルオ
キシ] メチル] −3− [(t−ブトキシカルボニル)メ
チル] −2−ピロリジノン 化合物(612) 5− [ [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルオキシ] メチル] −3−カルボキシ
メチル−2−ピロリジノン 化合物(613) 4− [ [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] メチル] シクロヘキシル酢
酸 化合物(614) 4− [ [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] メチル] シクロヘキサンカ
ルボン酸 化合物(615) [4− [ [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] メチル] ピペリジノ] 酢
酸 化合物(616) [4− [ [(6−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] メチル] ピペリジノ] 酢
【0149】式(Ic)においてL=−NR9 −(R9
は前記と同義)である化合物 化合物(617) 5− [ [(6−ベンジルアミジノ−2−
インドリル)カルボニルアミノ] メチル] −3−カルボ
キシメチル−2−ピロリジノン 化合物(618) 5− [ [(5−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ]メチル] −3−カルボキシメチ
ル−2−ピロリジノン 化合物(619) 5− [ [(6−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルアミノ]メチル] −3−カルボキシメチ
ル−2−ピロリジノン 化合物(620) 5− [ [(6−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルオキシ]メチル] −3−t−ブトキシカ
ルボニルメチル−2−ピロリジノン 化合物(621) 5− [ [(5−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルオキシ]メチル] −3−カルボキシメチ
ル−2−ピロリジノン 化合物(622) 5− [ [(6−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニルオキシ]メチル] −3−カルボキシメチ
ル−2−ピロリジノン 化合物(623) 5− [ [(6−アミジノ−1−メチル−
2−インドリル)カルボニルアミノ] メチル] −3−カ
ルボキシメチル−2−ピロリジノン
【0150】式(Ic)においてL=−S−である化合
物 化合物(624) 5− [ [(6−ベンジルアミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] メチル]
−3−カルボキシメチル−2−ピロリジノン 化合物(625) 5− [ [(6−アミジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルアミノ] メチル] −3−エ
トキシカルボニルメチル−2−ピロリジノン 化合物(626) 5− [ [(5−アミジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルアミノ] メチル] −3−カ
ルボキシメチル−2−ピロリジノン 化合物(627) 5− [ [(6−アミジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルアミノ] メチル] −3−カ
ルボキシメチル−2−ピロリジノン 化合物(628) 5− [ [(5−アミジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルオキシ] メチル] −3−カ
ルボキシメチル−2−ピロリジノン 化合物(629) 5− [ [(6−アミジノベンゾ [b] チ
エン−2−イル)カルボニルオキシ] メチル] −3−カ
ルボキシメチル−2−ピロリジノン
【0151】式(Ic)においてL=−CH2 −である
化合物 化合物(630) 5− [ [(5−ベンジルアミジノ−2−
インデニル)カルボニルアミノ] メチル] −3−カルボ
キシメチル−2−ピロリジノン 化合物(631) 5− [ [(5−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ]メチル] −3−カルボキシメチ
ル−2−ピロリジノン 化合物(632) 5− [ [(6−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルアミノ]メチル] −3−カルボキシメチ
ル−2−ピロリジノン 化合物(633) 5− [ [(5−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルオキシ]メチル] −3−カルボキシメチ
ル−2−ピロリジノン 化合物(634) 5− [ [(6−アミジノ−2−インデニ
ル)カルボニルオキシ]メチル] −3−カルボキシメチ
ル−2−ピロリジノン
【0152】4.その他の化合物 化合物(635) 4− [1− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニル] −4−ピペリジニル] 酪酸 化合物(636) 4− [1− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニル] −4−ピペラジニル] 酪酸 化合物(637) [1− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニル] −4−ピペリジニルオキシ] 酢酸
メチル 化合物(638) [1− [(5−アミジノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニル] −4−ピペリジニルオキシ] 酢酸 化合物(639) 1− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニル] −4−(2−カルボキシエチル)イ
ミダゾール 化合物(640) 1− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニル] −4−(2−カルボキシ−2−ヒド
ロキシエチル)イミダゾール 化合物(641) 1− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニル] −4− [2−カルボキシ−2−(n
−バレリルアミノ)エチル] イミダゾール 化合物(642) 1− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニル] −4− [2−カルボキシ−2−(n
−ブチルスルホニルアミノ)エチル] イミダゾール 化合物(643) 1− [(6−アミジノ−2−インドリ
ル)カルボニル] −4−(2−カルボキシエチル)イミ
ダゾール
【0153】上記化合物のうち、特に好ましい化合物と
しては、以下の化合物等が挙げられる。 化合物(22) 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸 化合物(59) [ [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン] ジオ
キシ] 二酢酸 化合物(101) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル] −2−(n
−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸 化合物 (439) トランス−3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキ
シル] プロピオン酸エチル 化合物(447) トランス−3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキ
シル] プロピオン酸 化合物(459) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
オキシ] 酢酸エチル 化合物(465) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
オキシ] 酢酸 化合物(479) 3− [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] ピペリジノ] プロピオ
ン酸 化合物 (491) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
アミノ] 二酢酸ジt−ブチル 化合物 (492) トランス− [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル
アミノ] 二酢酸 化合物(558) トランス− [4− [(6−アミジノベン
ゾ [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] シクロ
ヘキシルオキシ] 酢酸
【0154】本発明の化合物(I)およびその薬理学的
に許容されうる塩は、哺乳動物(例えば、ヒト、マウ
ス、ラット、ウサギ、イヌ、ネコ等)に対して、優れた
GPIIb/IIIa拮抗作用を有する。また、毒性が低く、経
口投与が可能で、血中寿命が長く、出血時間の延長等の
副作用が少ない。
【0155】したがって、化合物(I)およびその薬理
学的に許容されうる塩は、GPIIb/IIIa拮抗剤として有
用であり、血小板の血栓の形成を防止し、血小板の血栓
の形成に起因する疾患(例えば、血栓症、発作、心不
全、炎症および動脈硬化症等)等の予防・治療において
使用することができる。
【0156】本発明の化合物(I)およびその薬理学的
に許容されうる塩の適用可能な疾患等としては、具体的
には、例えば、虚血性心疾患〔狭心症(不安定、労作
性)、心筋梗塞、PTCA(経皮的経管的冠動脈拡張
術)術後〕、脳血管障害〔TIA(一過性脳虚血発
作)、脳梗塞(血栓、塞栓)、クモ膜下出血(血管攣
縮)〕、心・血管外科〔弁置換術、A−Cバイパス(冠
動脈バイパス手術後グラフト閉塞予防)、血行再建術、
動静脈シャント、末梢動脈閉塞(ASO(閉塞性動脈硬
化症)、Burger病)、深部静脈血栓、動脈管依存性先天
性心疾患〕、呼吸器疾患〔肺塞栓、気管支喘息、肺水
腫、ARDS(成人呼吸窮迫症候群)、肺高血圧症〕、
腎疾患〔ネフローゼ症候群、糸球体腎炎〕、膠原病〔S
LE(全身性エリテマトーデス)、RA(慢性関節リウ
マチ)、PSS(全身性強皮症)(Raynaud 現象)〕、
人工臓器〔人工心肺、人工透析〕、その他〔本態性血小
板血症、TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)、HUS
(溶血性尿毒症候群)、DIC(播種性血管内血液凝固
症候群)、川崎病、糖尿病、臓器移植、動脈硬化、振動
病、ショック、子宮収縮、消化性潰瘍、t−PA(組織
プラスミノーゲン活性化因子)の効果増強、子癇〕等が
挙げられる。
【0157】さらに、当該化合物(I)およびその薬理
学的に許容されうる塩は、腫瘍細胞の転移を阻害する。
また、創傷の治療を促進する。また、骨の劣化を予防す
るので、オステオポローシスの処置において使用するこ
とができる。
【0158】本発明の化合物(I)およびその薬理学的
に許容されうる塩のGPIIb/IIIa拮抗作用は、例えば、
公知の手法に基づく血小板のADP(アデノシン5’−
二リン酸)凝集抑制活性、血小板へのフィブリノーゲン
の結合阻害活性等を測定することにより明らかにされる
(前述のLeo Aligらによる文献、G.D.Hartmansらによる
文献等を参照)。
【0159】さらに、本発明の化合物(I)に含まれる
化合物(I')またはその塩については、その水溶性をさ
らに向上せしめるため、シクロデキストリンまたはその
誘導体との包接体とすることができる。なお、当該包接
体は、化合物(I')またはその塩が、シクロデキストリ
ンまたはその誘導体に包接されて得られる化合物であ
る。
【0160】化合物(I')の塩としては、前記の薬理学
的に許容されうる塩と同様のもの等が挙げられる。
【0161】包接体を調製するのに用いることのできる
シクロデキストリンまたはその誘導体としては、α−シ
クロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シク
ロデキストリンの他、これらの誘導体、例えば、グルコ
ース残基の水酸基とのエステル体(例:アセチル化体
等)、エーテル体(例:メチル化体、ヒドロキシエチル
化体、ヒドロキシプロピル化体等)、含窒素体(例:ア
ミノメチルシクロデキストリン等)、含硫黄体(例:シ
クロデキストリンサルフェイト等)、酸基含有体(例:
カルボキシメチルシクロデキストリン等)、糖含有体
(例:グルコシル化体、マントシル化体等)等が挙げら
れる。
【0162】包接体の調製法は特に限定されるものでは
なく、自体公知の方法にて調製できるが、化合物(I')
またはその塩と、シクロデキストリンまたはその誘導体
との混合比率は、1:0.5〜1:50が好ましく、特
に1:1〜1:10が好ましい。
【0163】本発明の化合物(I)およびその薬理学的
に許容されうる塩、上記包接体を上記医薬品として用い
る場合、薬理学的に許容されうる担体、賦形剤、希釈剤
等の添加剤を、製薬上必要な成分と適宜混合し、粉末、
顆粒、錠剤、カプセル剤、シロップ剤、注射剤、軟膏、
クリーム等の態様で医薬組成物とし、経口的または非経
口的に投与することができる。上記製剤中には、化合物
(I)またはその薬理学的に許容されうる塩を有効量配
合する。
【0164】当該化合物(I)およびその薬理学的に許
容されうる塩の投与量は、投与ルート、患者の症状、体
重あるいは年齢等によっても異なり、投与目的に応じて
適宜設定することができるが、通常、成人に経口投与す
る場合、0.01〜1000mg/kg体重/日、好ま
しくは0.05〜500mg/kg体重/日を、1日1
〜数回に分けて投与するのが好ましい。
【0165】当該化合物(I)において、Aで表される
基はアミノ保護基をもつものまたはもたないもの、Bで
表される基は遊離のカルボキシル基をもつものまたはそ
のエステル基をもつものであるが、上記基は、効力、効
力の持続性、毒性、溶解性、安定性、吸収性等を考慮
し、投与の形態、疾患の種類、治療の目的等に応じて、
適宜選択され、いずれも有用なGPIIb/IIIa拮抗剤とな
る。
【0166】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、 1H−NMRの測定は、特に記載のない限り
200MHzで行った。
【0167】実施例1 (1)4−アミノフェノキシ酢酸t−ブチル 4−ニトロフェノール13.9g (100mmol) をN,N−ジメ
チルホルムアミド20mlに溶解し、これにブロモ酢酸t−
ブチル29.3g (150mmol)と炭酸カリウム27.6g(200mmo
l)を加え、70℃で4時間撹拌した。反応液を酢酸エチ
ル100ml で希釈し、これを水で洗浄し、水層を酢酸エチ
ルで抽出した。この抽出液と先の有機層を合わせて水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ
液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=
5/1)により精製し、さらに酢酸エチルとn−ヘキサ
ンとの混合溶媒から再結晶し、4−ニトロフェノキシ酢
酸t−ブチルを淡黄色結晶として21.8g (86%) 得た。 IR(KBr): 1740, 1590, 1500, 1330, 1240, 116
0 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.21(d,J=7.1H
z,2H), 7.13(d,J=7.1Hz,2H), 4.86(s,2H), 1.43(s,9H)
【0168】4−ニトロフェノキシ酢酸t−ブチル19.3
g (76.0mmol)をエタノール100ml に溶解し、これに10%
パラジウム炭素1.0gを加え、水素雰囲気下、室温で18時
間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液から低沸点物を減圧
下に留去し、4−アミノフェノキシ酢酸t−ブチルを淡
褐色固体として16.8g (99%) 得た。 IR(neat): 3350, 2950, 1740, 1510, 1220, 1
150 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :6.62(d,J=6.6H
z,2H), 6.49(d,J=6.6Hz,2H), 4.63(s,2H), 4.43(s,2H),
1.41(s,9H)
【0169】(2)4− [(5−シアノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 5−シアノ−2−ベンゾフランカルボン酸 300mg (1.60
mmol) と4−アミノフェノキシ酢酸t−ブチル 395mg
(1.76mmol) をN,N−ジメチルホルムアミド 40ml に
溶解し、これに1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾ
ール 238mg (1.76mmol) と1−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−3−エチルカルボジイミド 342mg (1.76mmo
l) を加え、室温で18時間撹拌した。反応液に水 100ml
を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過
後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エ
チル=1/1)により精製し、4− [(5−シアノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸
t−ブチルを淡黄色固体として 512mg (82%)得た。 IR(KBr): 2200, 1750, 1680, 1605, 1530, 150
5 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.07(d,J=0.8Hz,1
H), 7.75-7.60(m,5H), 6.94(d,2H), 4.53(s,2H), 1.50
(s,9H)
【0170】(3)4− [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチ
ル(化合物(17)) 4− [(5−シアノ−2−ベンゾフラニル)カルボニル
アミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 430mg (1.10 mmol)
をピリジン 30ml とトリエチルアミン7mlの混合液に溶
解し、これに硫化水素ガスを室温で10分間吹き込んだの
ち、18時間撹拌した。反応液から低沸点物を減圧下に留
去し、残渣を酢酸エチルに溶解し、これを2N−硫酸水
素カリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を
減圧下に留去し、4− [(5−チオカルバモイル−2−
ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t
−ブチルを黄色固体として得た。このものをアセトン 5
0ml に溶解し、よう化メチル2mlを加え、40分間加熱還
流した。反応液から低沸点物を減圧下に留去し、4−
[ [5− [(1−メチルチオ)イミノメチル] −2−ベ
ンゾフラニル] カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−
ブチルを黄色固体として得た。このものにメタノール 3
0ml と酢酸アンモニウム 280mg (3.64mmol) を加え、3
時間加熱還流した。反応液から低沸点物を減圧下に留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム/メタノール=100 /3〜3/1)により精製
し、化合物(17)のよう化水素酸塩を黄色固体として 596
mg(3工程で定量的)得た。 IR(KBr): 3700-2900, 1730, 1640, 1600 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.32(s,1H), 8.
00-7.80(m,3H), 7.69(d,2H), 6.93(d,2H), 4.65(s,2H),
1.44(s,9H)
【0171】実施例2:4− [(5−アミジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸(化
合物(22)) 化合物(17)のよう化水素酸塩 537mg (1.00mmol) に塩化
メチレン 25ml を加え、これにトリフルオロ酢酸8mlを
加え、室温で2時間撹拌した。反応液にジエチルエーテ
ル 100mlを加え、10分間撹拌し、析出物をろ取し、ジエ
チルエーテルで洗浄し、化合物(22)のよう化水素酸塩を
淡褐色固体として 380mg (79%)得た。 融点:>250℃ IR(KBr): 1740, 1690, 1610, 1540, 1505 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)δTMS :
10.57(s,1H), 9.38(bs,2H), 9.11(bs,2H), 8.34(d,J=1.
7Hz,1H),7.97(d,J=8.8Hz,1H), 7.91(s,1H), 7.89(dd,J=
1.7,8.8Hz,1H),7.72-7.69(m,2H), 6.97-6.93(m,2H), 4.
67(s,2H)
【0172】実施例3:4− [(5−アミジノ−3−メ
チル−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノ
キシ酢酸t−ブチル(化合物(26)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、5−シアノ−3−
メチル−2−ベンゾフランカルボン酸 427mg (1.86mmo
l) と4−アミノフェノキシ酢酸t−ブチル 500mg (2.2
4mmol) を縮合し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n−ヘキサン/酢酸エチル=7/3)により精製
し、4− [(5−シアノ−3−メチル−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチルを
無色固体として 562mg (74%) 得た。 IR(KBr): 2450, 1715, 1660, 1610, 1535, 150
5, 1210, 1150 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.23(s,1H), 8.
00-7.99(m,1H), 7.72(dd,J=1.6,8.6Hz,1H), 7.63-7.59
(m,3H),6.95-6.91(m,2H), 4.52(s,2H), 2.69(s,3H), 1.
50(s,9H)
【0173】実施例1(3)と同様の方法に従い、4−
[(5−シアノ−3−メチル−2−ベンゾフラニル)カ
ルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル550mg (1.3
5mmol)のシアノ基をアミジノ基に変換し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=
95/5 〜85/15) により精製し、化合物(26)のよう化水
素酸塩を淡褐色固体として 520mg (3工程で70%) 得
た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.32(bs,4H),
8.33-8.32(m,1H), 7.91-7.89(m,2H), 7.71(d,J=9.1Hz,2
H),6.81(d,J=9.1Hz,2H), 4.65(s,2H), 2.64(s,3H), 1.4
4(s,9H)
【0174】実施例4:4− [(5−アミジノ−3−メ
チル−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノ
キシ酢酸(化合物(29)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(26)のよう化水素
酸塩 510mg (0.925mmol)をトリフルオロ酢酸6mlで処理
し、化合物(29)のよう化水素酸塩を褐色固体として 382
mg(83%) 得た。 融点: 220〜228 ℃(分解) IR(KBr): 3300, 3100, 1730, 1670, 1610, 153
5, 1510, 1205, 1140cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)δTMS :
10.42(s,1H), 9.38(bs,2H), 9.14(bs,2H), 8.34(d,J=1.
8Hz,1H),7.92(dd,J=1.8,8.6Hz,1H), 7.90(d,J=8.6Hz,1
H), 7.73-7.70(m,2H),6.94-6.91(m,2H), 4.67(s,2H),
2.64(s,3H)
【0175】実施例5 (1)4−(メチルアミノ)フェノキシ酢酸t−ブチル 4−アミノフェノキシ酢酸t−ブチル 7.00g (31.4mmo
l) とスクシンイミド 3.11g(31.4mmol)をエタノール 40
ml に加え、これに37% ホルムアルデヒド水溶液2.55g
(31.4mmol) を加え、4時間加熱還流した。反応液から
低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し、4−
(スクシンイミドメチルアミノ)フェノキシ酢酸t−ブ
チルを黄色固体として 8.37g (84%)得た。このもの 8.3
0g (26.0mmol) をジメチルスルホキシド 50ml に溶解
し、これに水素化ホウ素ナトリウム 989mg (26.0mmol)
を加え、100 ℃で30分間撹拌した。冷却後、反応液に水
を注ぎ、ジエチルエーテルで抽出し、抽出液を水、飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ
過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸
エチル=1/1)により精製し、4−(メチルアミノ)
フェノキシ酢酸t−ブチルを黄色油状として 3.62g (59
%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :6.69(d,2H), 6.
45(d,2H), 4.51(s,2H), 2.61(d,J=5.2Hz,3H), 1.42(s,9
H)
【0176】(2)4− [(5−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニル−N−メチルアミノ] フェノキシ
酢酸t−ブチル(化合物(39)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、5−シアノ−2−
ベンゾフランカルボン酸 300mg (1.60mmol) と4−(メ
チルアミノ)フェノキシ酢酸t−ブチル 417mg(1.76mmo
l) を縮合し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール=10/1)により精製し、
4− [(5−シアノ−2−ベンゾフラニル)カルボニル
−N−メチルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチルを黄色
固体として652mg (定量的) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.15(s,1H), 7.
96(s,1H), 7.82-7.65(m,2H), 7.31(d,2H), 6.95(d,2H),
4.69(s,2H), 3.36(s,3H), 1.40(s,9H)
【0177】実施例1(3)と同様の方法に従い、4−
[(5−シアノ−2−ベンゾフラニル)カルボニル−N
−メチルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 652mg (1.
60mmol) のシアノ基をアミジノ基に変換し、化合物(39)
のよう化水素酸塩を黄色固体として 392mg (3工程で44
%) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.08(s,1H), 7.
76(s,2H), 6.46(bs,1H), 7.31(d,2H), 6.96(d,2H), 4.6
9(s,2H),3.37(s,3H), 1.42(s,9H)
【0178】実施例6:4− [(5−アミジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニル−N−メチルアミノ] フェノ
キシ酢酸(化合物(40)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(39)のよう化水素
酸塩 390mg (0.708mmol)をトリフルオロ酢酸5mlで処理
し、化合物(40)のよう化水素酸塩を黄色固体として 281
mg (80%)得た。 融点:185 〜195 ℃(分解) IR(KBr): 3700-2800, 1750, 1690, 1640, 1505
cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)δTMS :
13.11(bs,1H), 9.26(bs,2H), 9.16(bs,2H), 8.10(s,1
H), 7.76(s,2H),7.32(d,2H), 6.97(d,2H), 6.43(bs,1
H), 4.71(s,2H), 3.37(s,3H)
【0179】実施例7 (1) [(4−アミノ−o−フェニレン)ジオキシ] 二
酢酸ジt−ブチル 4−ニトロカテコール 7.95g (51.3mmol) とブロモ酢酸
t−ブチル 25.0g (128mmol)をN,N−ジメチルホルム
アミド 100mlに溶解し、これに炭酸カリウム 19.7g (14
3mmol)を加え、室温で24時間撹拌した。反応液に水を注
ぎ、ジエチルエーテルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過
後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をn−ヘ
キサンと酢酸エチルとの混合液から再結晶し、 [(4−
ニトロ−o−フェニレン)ジオキシ] 二酢酸ジt−ブチ
ルを無色結晶として 18.10g (61%)得た。このもの 13.
10g(34.1mmol)を酢酸エチル 70ml に溶解し、これに10%
パラジウム炭素 1.3g を加え、水素雰囲気下、室温で
5時間撹拌した。反応液をセライトろ過し、ろ液から低
沸点物を減圧下に留去し、 [(4−アミノ−o−フェニ
レン)ジオキシ] 二酢酸ジt−ブチルを無色油状として
11.81g (98%) 得た。 IR(KBr): 3350, 3000, 1740, 1510, 1150 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :6.79(m,1H), 6.27-
6.20(m,2H), 4.54(s,2H), 4.50(s,2H), 1.48(s,1H),1.4
7(s,9H)
【0180】(2) [ [4− [(5−アミジノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン]
ジオキシ] 二酢酸ジt−ブチル(化合物(57)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、5−シアノ−2−
ベンゾフランカルボン酸 200mg (1.07mmol) と [(4−
アミノ−o−フェニレン)ジオキシ] 二酢酸t−ブチル
415mg (1.17mmol) を縮合し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=3/1〜1
/1)により精製し、 [ [4− [(5−シアノ−2−ベ
ンゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレン]
ジオキシ] 二酢酸ジt−ブチルを無色固体として 473mg
(84%)得た。 IR(KBr):2220, 1740, 1735, 1640, 1275-1215
cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.07(s,1H), 7.
78-7.66(m,2H), 7.61(s,1H), 7.52(d,J=2.4Hz,1H),7.15
(dd,J=8.7,2.4Hz,1H), 6.90(d,J=8.7Hz,1H), 4.65(s,2
H), 4.61(s,2H),1.50(s,9H), 1.48(s,9H)
【0181】実施例1(3)と同様の方法に従い、 [
[4− [(5−シアノ−2−ベンゾフラニル)カルボニ
ルアミノ] −o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸ジt−
ブチル463mg (0.881 mmol) のシアノ基をアミジノ基に
変換し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロ
ホルム/メタノール=95/5 〜85/15)により精製し、
化合物(57)のよう化水素酸塩を黄色固体として 244mg
(3工程で42%) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.52(bs,1H),
9.34(bs,4H), 8.33(s,1H), 8.00-7.85(m,3H),7.52(d,J=
2.1Hz,1H), 7.35(dd,J=8.9,2.1Hz,1H), 6.93(d,J=8.9H
z,1H),4.66(s,4H), 1.45(s,9H), 1.44(s,9H)
【0182】実施例8: [ [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] −o−フェニレ
ン] ジオキシ] 二酢酸(化合物(59)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(57)のよう化水素
酸塩 187mg (0.280mmol)をトリフルオロ酢酸3mlで処理
し、化合物(59)のよう化水素酸塩を淡褐色固体として 1
27mg (82%) 得た。 融点: >250 ℃ IR(KBr): 3300, 1660, 1200, 1135 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)δTMS :
13.01(bs,1H), 13.00(bs,1H), 10.55(bs,1H), 9.38(s,2
H), 9.24(s,2H),8.33(d,J=1.7Hz,1H), 7.96(d,J=8.8Hz,
1H), 7.89(dd,J=1.7,8.8Hz,1H),7.89(s,1H), 7.43-7.41
(m,2H), 6.93(d,J=9.5Hz,1H), 4.69(s,2H), 4.68(s,2H)
【0183】実施例9 (1)3−(4−アミノフェニル)プロピオン酸メチル 4−アミノ桂皮酸 15.0g (77.6mmol) をメタノール 250
mlとクロロホルム 150mlの混合溶媒に加え、これに硫酸
3mlを加え、47時間加熱還流した。反応液を減圧下に濃
縮し、残液を飽和重曹水で弱アルカリ性にしたのち、酢
酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低
沸点物を減圧下に留去し、4−アミノ桂皮酸メチルを黄
色固体として 7.84g (72%)得た。このもの 7.80g (44.1
mmol) をメタノール 250mlに溶解し、これに10% パラジ
ウム炭素 780mgを加え、水素雰囲気下、室温で19時間撹
拌した。反応液をセライトろ過し、ろ液から低沸点物を
減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により精
製し、3−(4−アミノフェニル)プロピオン酸メチル
を無色固体として 5.98g (76%)得た。 融点: 47 〜49.5℃ IR(KBr): 3700-2500, 1710, 1600, 1500, 1425
cm -1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :6.97(d,2H), 6.61
(d,2H), 3.66(s,3H), 2.83(t,J=6.8Hz,2H),2.57(t,J=6.
8Hz,2H)
【0184】(2)3− [4− [(5−アミジノ−2−
ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]フェニル] プロピ
オン酸メチル(化合物(82)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、5−シアノ−2−
ベンゾフランカルボン酸 200mg (1.07mmol) と3−(4
−アミノフェニル)プロピオン酸メチル 211mg(1.18mmo
l) を縮合し、3− [4− [(5−シアノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] フェニル] プロピオン酸
メチルを黄色固体として 371mg(定量的)得た。 IR(KBr): 2200, 1735, 1685, 1600, 1520 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.59(bs,1H),
8.44(s,1H), 7.94(s,2H), 7.86(s,1H), 7.69(d,2H),7.2
2(d,2H), 3.59(s,3H), 2.84(t,J=7.0Hz,2H), 2.63(t,J=
7.0Hz,2H)
【0185】実施例1(3)と同様の方法に従い、3−
[4− [(5−シアン−2−ベンゾフラニル)カルボニ
ルアミノ] フェニル] プロピオン酸メチル 350mg (1.01
mmol) のシアノ基をアミジノ基に変換し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(塩化メチレン/メタノール=
100 /3〜5/1)により精製し、化合物(82)のよう化
水素酸塩を黄色固体として 206mg(3工程で41%)得
た。 IR(KBr): 1700, 1645, 1600, 1535 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.59(bs,1H),
9.36(bs,2H), 8.92(bs,2H), 8.33(s,1H), 8.01-7.85(m,
3H),7.70(d,2H), 7.24(d,2H), 3.59(s,3H), 2.85(t,J=
7.4Hz,2H),2.64(t,J=7.4Hz,2H)
【0186】実施例10:3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル]
プロピオン酸(化合物(85)) 化合物(82)のよう化水素酸塩 162mg(0.329mmol) をテト
ラヒドロフラン6mlに懸濁し、これに1N水酸化ナトリ
ウム水溶液 3.0ml(3.0mmol) を加え、室温で1時間撹拌
した。反応液を1N塩酸でpH2としたのち減圧下に濃縮
した。析出物をろ取し、水で洗浄し、化合物(85)の塩酸
塩を黄色固体として 82mg(64%)得た。 融点:>250 ℃ IR(KBr): 3600-2700, 1700, 1650, 1600, 1535
cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :12.11(bs,1H),
10.67(s,1H), 9.47(bs,2H), 9.26(bs,2H), 8.37(d,J=1.
8Hz,1H),8.02(s,1H), 7.97(d,J=8.8Hz,1H), 7.91(dd,J=
1.8,8.8Hz,1H), 7.73(d,2H),7.23(d,2H), 2.82(t,J=7.7
Hz,2H), 2.57(t,J=7.7Hz,2H)
【0187】実施例11 (1)3−(4−アミノフェニル)−2−(n−ブチル
スルホニルアミノ)プロピオン酸メチル 2−アミノ−3− (4−ニトロフェニル)プロピオン酸
4.60g (21.9mmol) をメタノール 100mlとクロロホルム
50ml の混合液に加え、これに硫酸3mlを加え、30時間
加熱還流した。反応液を減圧下に濃縮し、残液に水を加
え、1N水酸化ナトリウム水溶液でpH8〜9としたの
ち、クロロホルムで抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ
液から低沸点物を減圧下に留去し、2−アミノ−3−
(4−ニトロフェニル)プロピオン酸メチルを黄色油状
として 4.06g (83%)得た。このもの 4.00g (17.8mmol)
をアセトニトリル 56ml に溶解し、これにピリジン 1.7
6ml (21.4mmol)とn−ブチルスルホニルクロリド 2.80g
(17.8mmol) を順次加え、70℃で4.5 時間撹拌した。冷
却後、反応液を水 70ml に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、
抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留
去し、2−(n−ブチルスルホニルアミノ)−3−(4
−ニトロフェニル)プロピオン酸メチルを橙色油状とし
て4.06g (66%) 得た。このもの 3.40g (9.88mmol) を酢
酸 130mlに溶解し、これに10% パラジウム炭素 1.5g を
加え、水素雰囲気下、3日間撹拌した。反応液をセライ
トろ過し、ろ液から酢酸を減圧下に留去し、3−(4−
アミノフェニル)−2−(n−ブチルスルホニルアミ
ノ)プロピオン酸メチルを褐色固体として3.16g (定量
的)得た。1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.50-7.25(m,4H),
4.25-4.05(m,1H), 3.65(s,3H), 3.04(dd,J=5.6,13.6Hz,
1H),2.84(dd,J=9.6,13.6Hz,1H), 2.72(t,J=7.4Hz,2H),
1.60-1.10(m,4H),0.81(t,J=7.2Hz,3H)
【0188】(2)3− [4− [(5−アミジノ−2−
ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]フェニル] −2−
(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸メチル
(化合物(93)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、5−シアノ−2−
ベンゾフランカルボン酸 200mg (1.07mmol) と3−(4
−アミノフェニル)−2−(n−ブチルスルホニルアミ
ノ)プロピオン酸メチル 371mg (1.18mmol) を縮合し、
2−(n−ブチルスルホニルアミノ)−3− [4−
[(5−シアノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミ
ノ] フェニル] プロピオン酸メチルを黄色固体として 1
88mg (36%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.63(s,1H),
8.36(s,1H), 8.00-7.30(m,7H), 4.22-3.97(m,1H), 3.66
(s,3H),3.00-2.60(m,4H), 1.50-1.05(m,4H), 0.85-0.65
(m,3H)
【0189】実施例1(3)と同様の方法に従い、2−
(n−ブチルスルホニルアミノ)−3− [4− [(5−
シアノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェ
ニル] プロピオン酸メチル 225mg (0.466mmol)のシアノ
基をアミジノ基に変換し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム/メタノール=10/1)により
精製し、化合物(93)のよう化水素酸塩を黄色固体として
89mg(3工程で30%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.62(s,1H),
8.33(s,1H), 8.20-7.60(m,5H), 7.29(d,2H), 4.30-4.00
(m,1H),3.66(s,3H), 3.00-2.60(m,4H), 1.50-1.00(m,4
H), 0.85-0.70(m,3H)
【0190】実施例12:3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェニル]
−2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸
(化合物(101)) 化合物(93)のよう化水素酸塩 89mg (0.14mmol)をテトラ
ヒドロフラン2mlに懸濁し、これに水酸化リチウム 15m
g (0.34mmol)を水4mlに溶解した溶液を加え、室温で1.
5 時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで洗浄し、水層を
1N塩酸でpH2としたのち減圧下に濃縮した。析出物を
ろ取し、水で洗浄し、化合物(101) の塩酸塩を無色固体
として 35mg (47%) 得た。 融点:>250 ℃ IR(KBr): 3700-2700, 1740, 1660, 1605, 1540
cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)δTMS :
10.67(bs,1H), 9.44(bs,2H), 9.16(bs,2H), 8.00(s,1
H), 7.98(d,J=8.6Hz,1H),7.91(dd,J=1.9,8.6Hz,1H), 7.
75(d,2H), 7.60(d,J=9.2Hz,1H), 7.30(d,2H),4.00(d,J=
5.0Hz,1H), 3.04(dd,J=5.0,13.8Hz,1H), 2.77(dd,J=10.
0,13.8Hz,1H),2.64(t,J=7.6Hz,2H), 1.40-1.20(m,2H),
1.20-1.15(m,2H), 0.76(t,J=7.8Hz,3H)
【0191】実施例13 (1)3−(4−アミノシクロヘキシル)プロピオン酸
t−ブチル (メトキシメチル)トリフェニルホスホニウムクロリド
27.8g (81.1mmol) にテトラヒドロフラン 280mlを加
え、これに 1.6M n−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶
液 50.0ml(80.0mmol) を−40℃で30分間で滴下し、その
まま1時間撹拌した。次いで、4−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミノ)シクロヘキサノン 20.0g(81.0mmol)
をテトラヒドロフラン 200mlに溶解した溶液を30分間で
滴下し、そのあと室温に戻して3.5 時間撹拌した。反応
液を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、有機層を取
り、さらに水層を酢酸エチルで抽出し、抽出液と有機層
を合わせて、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下
に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製し、4−
(ベンジルオキシカルボニルアミノ)シクロヘキシリデ
ンメチルメチルエーテルを無色固体として 7.02g(32%)
得た。 IR(neat): 3600-3100, 2900, 1670, 1530, 13
00 cm -1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.33(m,5H), 5.77
(s,1H), 5.10(s,2H), 4.69(bs,1H), 3.63(m,1H), 3.53
(s,3H),2.20-1.80(m,6H), 1.34-1.05(m,2H)
【0192】4−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)
シクロヘキシリデンメチルメチルエーテル 7.00g (25.5
mmol) をテトラヒドロフラン 50ml に溶解し、これに4
N塩酸 25ml を加え、室温で4時間撹拌した。反応液に
飽和重曹水を加えて弱アルカリ性にしたのち、酢酸エチ
ルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物
を減圧下に留去し、4−(ベンジルオキシカルボニルア
ミノ)シクロヘキシルカルバルデヒドを無色固体として
6.25g (94%)得た。1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :9.65,9.61(each s,
1H), 7.34(m,5H), 5.02(s,2H), 4.73(m,1H), 3.50(m,1
H),2.30-1.10(m,9H)
【0193】水素化ナトリウム(60%) 1.17g (28.9mmol)
をテトラヒドロフラン 240mlに懸濁し、これに、ジエチ
ルホスホノ酢酸t−ブチル(95%純度) 6.15g (25.8mmol)
をテトラヒドロフラン 60ml に溶解した溶液を、氷冷下
に15分間で滴下した。このあと室温に戻し、30分間撹拌
した。反応液を再び氷冷し、これに、4−(ベンジルオ
キシカルボニルアミノ)シクロヘキシルカルバルデヒド
6.15g (23.4mmol) をテトラヒドロフラン 60ml に溶解
した溶液を45分間で滴下し、このあと室温で1時間撹拌
した。反応液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣に酢
酸エチルと飽和食塩水を加え、有機層を取り、水、飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ
過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸
エチル=4/1)により精製し、β− [4−(ベンジル
オキシカルボニルアミノ)シクロヘキシル] アクリル酸
t−ブチルを無色固体として 7.02g (32%)得た。 IR(KBr): 3700-3100, 2900, 1710, 1700, 165
0, 1510 cm -1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.34(m,5H), 6.83
(dd,J=6.8,15.8Hz,0.5H), 6.75(dd,J=6.8,15.8Hz,0.5
H),5.72(dd,J=1.3,15.8Hz,0.5H), 5.68(dd,J=1.3,15.8H
z,0.5H), 5.08(s,2H),4.85,4.75(each bs,1H), 3.81,3.
45(each bs,1H), 1.48(s,9H),2.30-1.10(m,8H)
【0194】β− [4−(ベンジルオキシカルボニルア
ミノ)シクロヘキシル] アクリル酸t−ブチル 7.00g
(19.5mmol) をメタノール 200mlに溶解し、これに10%
パラジウム炭素 700mgを加え、水素雰囲気下、室温で24
時間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液から低沸点物を減
圧下に留去し、残渣をn−ヘキサンと酢酸エチルの混合
液で洗浄し、3−(4−アミノシクロヘキシル)プロピ
オン酸t−ブチルを無色固体として 3.78g (85%)得た。 融点:39-40 ℃ IR(KBr): 2900, 1720, 1360, 1160 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.00(bs,2H), 2.88
(m,1H), 2.19(m,2H), 1.91(d,J=9.9Hz,2H),1.73(d,J=9.
9Hz,2H), 1.39(s,9H), 1.60-0.80(m,8H)
【0195】(2)3− [4− [(5−アミジノ−2−
ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]シクロヘキシル]
プロピオン酸メチル(化合物(438)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、5−シアノ−2−
ベンゾフランカルボン酸 203mg (1.08mmol) と3−(4
−アミノシクロヘキシル)プロピオン酸t−ブチル 295
mg (1.30mmol) を縮合し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1)により
精製し、3− [4− [(5−シアノ−2−ベンゾフラニ
ル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオン酸
t−ブチルを無色固体として 165mg (38%) 得た。 IR(KBr): 2910, 2210, 1715, 1680, 1595, 150
5, 1455, 885 cm -1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.04(s,1H), 7.71-
7.57(m,2H), 7.50(s,1H), 6.68,6.42(each d,J=8.0Hz,1
H),4.29-4.21,3.98-3.90(each m,1H), 2.30-1.08(m,13
H), 1.45(s,9H)
【0196】3− [4− [(5−シアノ−2−ベンゾフ
ラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオ
ン酸t−ブチル 160mg (0.403mmol)をメタノール 40ml
に溶解し、この溶液を氷冷し、塩化水素ガスを20分間吹
き込んだのち、そのまま3時間撹拌した。反応液から低
沸点物を減圧下に留去し、残渣にクロロホルム20ml、飽
和重曹水20mlを加え、30分間撹拌した。有機層を分液
し、水層をクロロホルムで抽出し、抽出液と有機層とを
合わせて、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に
留去し、残渣に塩化アンモニウム 60mg (1.12mmol)、ア
ンモニアのメタノール溶液 10ml 、メタノール 20ml を
加え、3時間加熱還流した。反応液から低沸点物を減圧
下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム/メタノール=95/5 〜85/15)によ
り精製し、化合物(438) の塩酸塩を無色固体として54mg
(2工程で33%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)δTMS :
8.66,8.48(each d,J=7.6Hz,1H), 8.33-8.31(m,1H), 7.9
2-7.88(m,2H),7.78,7.75(each s,1H), 4.09-3.72(m,1
H), 3.60,3.59(each s,3H),2.33(t,J=8.2Hz,2H), 1.85-
0.97(m,1H)
【0197】実施例14:3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキ
シル] プロピオン酸(化合物(445)) 実施例10と同様の方法に従い、化合物(438) の塩酸塩
50mg (0.12mmol)を1N水酸化ナトリウム水溶液 2.0ml
(2.0mmol)で加水分解し、化合物(445) の塩酸塩を無色
固体として 14mg (29%) 得た。 融点:>250 ℃ IR(KBr): 3250, 3050, 2910, 1670, 1635, 159
0, 1520, 1450 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.41(bs,2H),
9.16(bs,2H), 8.65,8.50(each d,J=8.5Hz,1H), 7.94-7.
84(m,2H),7.76,7.73(each s,1H), 3.93-3.76(m,1H), 2.
24(t,J=7.5Hz,2H),1.88-0.98(m,11H)
【0198】実施例15: [1− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニル] −4−ピペリジニルオ
キシ] 酢酸メチル(化合物(637)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、5−シアノ−2−
ベンゾフランカルボン酸 185mg (0.988mmol)と4−ピペ
リジニルオキシ酢酸t−ブチル 255mg (1.18mmol) を縮
合し、 [1− [(5−シアノ−2−ベンゾフラニル)カ
ルボニル] −4−ピペリジニルオキシ] 酢酸メチルを無
色油状として 289mg (76%) 得た。 IR(neat): 2920, 2230, 1745, 1640, 1125 cm
-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.01(d,J=0.9H
z,1H), 7.70-7.61(m,2H), 7.29(s,1H), 4.05(s,2H),4.0
5-3.94(m,2H), 3.78-3.61(m,3H), 2.04-1.76(m,4H), 1.
50(s,9H)
【0199】[1− [(5−シアノ−2−ベンゾフラニ
ル)カルボニル] −4−ピペリジニルオキシ] 酢酸メチ
ル 280mg (0.728mmol)をメタノール 20ml に溶解し、こ
の溶液を氷冷し、塩化水素ガスを5分間吹き込んだの
ち、そのまま4時間撹拌した。反応液から低沸点物を減
圧下に留去し、残渣にクロロホルム15ml、飽和重曹水25
mlを加え、30分間撹拌した。有機層を分液し、水層をク
ロロホルムで抽出し、抽出液と有機層を合わせて、水、
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣
に塩化アンモニウム60mg (1.12mmol)、アンモニアのメ
タノール溶液 10ml 、メタノール 20ml を加え、3時間
加熱還流した。反応液から低沸点物を減圧下に留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム/メタノール=95/5 〜85/15)により精製し、化
合物(637) の塩酸塩を無色固体として62mg(2工程で22
%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)δTMS :
9.34(bs,4H), 8.27(d,J=2.0Hz,1H), 7.92(d,J=8.8Hz,1
H),7.87(dd,J=2.0,8.8Hz,1H), 7.55(s,1H), 4.20(s,2
H), 3.94-3.92(m,2H),3.66(s,3H), 3.73-3.69(m,1H),
3.50-3.38(m,2H), 1.96-1.92(m,2H),1.57-1.55(m,2H)
【0200】実施例16: [1− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニル] −4−ピペリジニルオ
キシ] 酢酸(化合物(638)) 実施例10と同様の方法に従い、化合物(637) の塩酸塩
60mg (0.16mmol)を1N水酸化ナトリウム水溶液 1.0ml
(1.0mmol)で加水分解し、化合物(638) の塩酸塩を無色
固体として 22mg (37%) 得た。 融点:217 〜228 ℃(分解) IR(KBr): 3300, 3100, 1730, 1640, 1120 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)δTMS :
9.43(s,2H), 9.24(s,2H), 8.27(d,J=2.0Hz,1H), 7.93
(d,J=8.8Hz,1H),7.87(dd,J=2.0,8.8Hz,1H), 7.55(d,J=
0.7Hz,1H), 4.09(s,2H),3.94-3.91(m,2H), 3.72-3.69
(m,1H), 3.48-3.37(m,2H), 1.95-1.91(m,2H),1.57-1.55
(m,2H)
【0201】実施例17 (1)4−アミノフェノキシ酢酸エチル 4−ニトロフェノール 25.0g (180mmol)とブロモ酢酸エ
チル 20.0ml(180mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド
40ml に溶解し、これに炭酸カリウム27.4g (198mmol)
を加え、窒素雰囲気下、室温で16時間撹拌した。反応液
を水 100mlに注ぎ、n−ヘキサンと酢酸エチルの等量混
合液で抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点
物を減圧下に留去し、4−アミノフェノキシ酢酸エチル
を無色固体として 40.5g (定量的) 得た。 IR(KBr): 3700-2900, 1755, 1590, 1500 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.25-8.16(m,2
H), 7.20-7.12(m,2H), 4.99(s,2H), 4.18(q,J=7.1Hz,2
H),1.22(t,J=7.1Hz,3H)
【0202】(2)5−(ベンジルオキシカルボニルア
ミジノ)−2−ベンゾフランカルボン酸 5−シアノ−2−ベンゾフランカルボン酸エチル 4.0g
(18.6mmol)にエタノール 100mlを加え、これを氷冷し、
塩化水素ガスを15分間吹き込み、さらに室温で14時間撹
拌した。反応液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣を
クロロホルム 200mlに溶解し、飽和重曹水 200mlを加え
10分間撹拌した。有機層を分液し、水、飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液
から低沸点物を減圧下に留去し、5− [(1−エトキ
シ)イミノメチル)] −2−ベンゾフランカルボン酸エ
チルを黄色固体として 4.85g (定量的) 得た。 IR(KBr): 3700-3100, 2950, 1710, 1635, 1575
cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :8.28(d,J=1.8Hz,1H), 8.04(dd,J=1.8,8.8Hz,1
H), 7.82(s,1H),7.78(d,J=8.8Hz,1H),4.38(q,J=7.2Hz,2
H), 4.27(q,J=7.1Hz,2H),1.40-1.30(m,6H)
【0203】5− [(1−エトキシ)イミノメチル)]
−2−ベンゾフランカルボン酸エチル 4.85g(18.6mmol)
に塩化アンモニウム 1.05g (19.5mmol) 、アンモニアエ
タノール溶液 14.2ml 、エタノール 100mlを加え、窒素
雰囲気下、2時間加熱還流した。反応液から低沸点物を
減圧下に留去し、残渣をジエチルエーテルで洗浄し、5
−アミジノ−2−ベンゾフランカルボン酸エチルの塩酸
塩を淡黄色固体として4.85g (97 %) 得た。 IR(KBr): 3600-2800, 1710, 1690, 1650, 1610
cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :10.00-8.40(bs,4H), 8.34(s,1H), 8.00(d,J=8.
9Hz,1H), 7.97-7.93(m,2H),4.39(d,J=7.2Hz,2H), 1.36
(t,J=7.2Hz,3H)
【0204】5−アミジノ−2−ベンゾフランカルボン
酸エチルの塩酸塩 1.00g (3.72mmol) にテトラヒドロフ
ラン 7.5mlと1N水酸化ナトリウム水溶液 7.5ml (7.5m
mol)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下に
約1/2 に濃縮し、クロロホルムで洗浄し、水層を1N塩
酸でpH2〜3とした。析出物をろ取し、水で洗浄し、5
−アミジノ−2−ベンゾフランカルボン酸の塩酸塩を淡
黄色固体として 791mg(88%) 得た。 IR(KBr):3600-2600, 1710, 1690, 1610, 1570
cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.52(bs,2H), 9.38(bs,2H), 8.34(d,J=1.7Hz,1
H), 7.97(d,J=8.8Hz,1H),7.94(dd,J=1.7,8.8Hz,1H), 7.
84(s,1H)
【0205】5−アミジノ−2−ベンゾフランカルボン
酸の塩酸塩 7.55g (31.4mmol) にテトラヒドロフラン 2
00mlを加え、これを氷冷し、1N水酸化ナトリウム水溶
液を加えてpH10に維持しながら塩化ベンジルオキシカル
ボニル 6.74ml (47.0mmol)を約15分間で滴下した。この
あとそのまま30分間、さらに室温で2時間撹拌した。反
応液を減圧下に濃縮し、析出物をろ取し、水、n−ヘキ
サンと酢酸エチルの等量混合液で洗浄し、5−(ベンジ
ルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカル
ボン酸を淡黄色固体として 7.94g (75%) 得た。 IR(KBr): 3600-2900, 1650, 1600, 1560 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.23(bs,2H),
8.32(d,J=1.7Hz,1H), 7.96(dd,J=1.7,8.8Hz,1H),7.61
(d,J=8.8Hz,1H), 7.45-7.30(m,5H), 7.07(s,1H), 5.12
(s,2H)
【0206】(3)4− [ [5−(ベンジルオキシカル
ボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルア
ミノ] フェノキシ酢酸エチル(化合物(7)) 5−(ベンジルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベン
ゾフランカルボン酸 2.00g (6.18mmol) と4−アミノフ
ェノキシ酢酸エチル 1.32g (6.79mmol) をN,N−ジメ
チルホルムアミド 100mlに溶解し、これに1−ヒドロキ
シ−1H−ベンゾトリアゾ−ル 919mg (6.79mmol) と1
− (3−ジメチルアミノプロピル) −3−エチルカルボ
ジイミド 1.30g (6.79mmol) を加え、室温で14時間撹拌
した。反応液に水 250mlを加え、析出物をろ取し、水で
洗浄し、化合物(7) を無色固体として 2.73g (91%) 得
た。 IR(KBr): 3700-3000, 1750, 1650, 1605 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.51(bs,1H),
9.23(bs,2H), 8.49(d,J=1.4Hz,1H), 8.11(dd,J=1.4,8.
8Hz,1H),7.85-7.80(m,2H), 7.73-7.65(m,2H), 6.99-6.9
2(m,2H), 5.13(s,2H),4.77(s,2H), 4.17(q,J=7.0Hz,2
H), 1.22(t,J=7.0Hz,3H)MS(SIMS)(m/z) 5
16 (MH+ )
【0207】実施例18:4− [ [5−(ベンジルオキ
シカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル] カルボ
ニルアミノ] フェノキシ酢酸(化合物(10)) 実施例10と同様の方法に従い、化合物 (7) 540mg (1.
05mmol) を加水分解し、化合物(10)を黄色固体として 4
93mg (96%)得た。 IR(KBr): 3700-2400, 1740, 1670 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.57(s,1H),
8.39(s,1H), 8.05-7.85(m,3H), 7.72-7.66(m,2H),7.47-
7.37(m,5H), 6.97-6.90(m,2H), 5.29(s,2H), 4.67(s,2
H)
【0208】実施例19:4− [(5−アミジノ−2−
ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]フェノキシ酢酸エ
チル(化合物(14)) 化合物 (7) 2.70g (5.24mmol) にテトラヒドロフラン 3
00ml、1N塩酸 7ml (7mmol)、10%パラジウム炭素を加
え、水素雰囲気下、室温で2時間撹拌した。反応液をセ
ライトろ過し、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム/メタノール=4/1)により精製し、化合物 (14)
の塩酸塩を淡黄色固体として 1.55g(71%) 得た。 IR(KBr): 3700-2800, 1740, 1680, 1650 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.70(bs,1H),
9.35(bs,4H), 8.36(d,J=1.0Hz,1H), 8.00-7.90(m,3H),
7.76-7.70(m,2H), 6.93-6.70(m,2H), 4.77(s,2H), 4.17
(q,J=7.1Hz,2H),1.23(t,J=7.1Hz,3H)
【0209】実施例20:4− [(5−ベンジルアミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸エチル(化合物(6)) 5−シアノ−2−ベンゾフランカルボン酸 830mg (4.43
mmol) と4−アミノフェノキシ酢酸エチル 910mg (4.66
mmol) をN,N−ジメチルホルムアミド 40mlに溶解
し、これに1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール
630mg (4.66mmol) 、1− (3−ジメチルアミノプロピ
ル) −3−エチルカルボジイミド 893mg (4.66mmol) を
加え、室温で13時間撹拌した。反応液に水 100mlを加
え、析出物をろ取し、水で洗浄し、4− [(5−シアノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ
酢酸エチルを無色固体として 1.49g (92%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.59(s,1H),
8.43(s,1H), 7.93(s,2H), 7.84(s,1H), 7.70(d,J=9.0H
z,2H),6.95(d,J=9.0Hz,2H), 4.18(q,J=7.1Hz,2H), 1.22
(t,J=7.1Hz,3H)
【0210】4− [(5−シアノ−2−ベンゾフラニ
ル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチル1.49g
(4.09 mmol) をピリジン 50ml とトリエチルアミン5ml
の混合溶媒に溶解し、これに硫化水素ガスを室温で10分
間吹き込んだのち16時間撹拌した。反応液から低沸点物
を減圧下に留去し、4− [(5−チオカルバモイル−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸
エチルを黄色固体として得た。このものにアセトン 100
ml、ヨードメタン 10ml を加え、2時間加熱還流した。
反応液を室温に戻し、析出物をろ取し、4− [ [5−
[(1−メチルチオ)イミノメチル] −2−ベンゾフラ
ニル] カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸エチルを黄色
固体として得た。このものにエタノール 50ml とベンジ
ルアミン 0.5ml(4.6mmol)を加え、2時間加熱還流し
た。反応液を減圧下に約 10ml まで濃縮し、これにジエ
チルエーテル 40ml を加え、析出物をろ取し、化合物
(6) のよう化水素酸塩を黄色固体として 1.70g (3工程
で69%) を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.57(s,1H),
9.82-9.55(m,3H), 8.31(d,J=2.0Hz,1H), 7.98(d,J=9.0H
z,1H),7.91(s,1H), 7.86(dd,J=2.0,9.0Hz,1H), 7.71(d,
J=9.0Hz,2H),7.47-7.36(m,5H), 6.96(d,J=9.0Hz,2H),
4.78(s,2H), 4.71(s,2H),4.18(q,J=7.1Hz,2H), 1.22(t,
J=7.1Hz,3H)
【0211】実施例21:4− [(5−ベンジルアミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸(化合物(11)) 実施例10と同様の方法に従い、化合物(6) のよう化水
素酸塩 502mg (0.837mmol)を加水分解し、化合物(11)の
塩酸塩を無色固体として 400mg (定量的) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.66(s,1H),
10.30-9.30(m,3H), 8.34(s,1H), 7.97-7.87(m,3H),7.71
(d,J=9.0Hz,2H), 7.52-7.32(m,5H), 6.90(d,J=9.0Hz,2
H), 4.75(s,2H),4.58(s,2H)
【0212】実施例22 (1)6−アミジノ−2−ベンゾフランカルボン酸 実施例17(2)と同様の方法に従った。すなわち、6
−シアノ−2−ベンゾフランカルボン酸エチル 135mg
(0.628mmol)に塩化水素存在下にエタノールを反応さ
せ、6− [(1−エトキシ)イミノメチル)] −2−ベ
ンゾフランカルボン酸エチルを橙色固体として 137mg
(84%) 得た。1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.03-8.02(m,1H),
7.30-7.20(m,1H), 7.53(s,1H), 4.45(q,J=7.1Hz,2H),4.
36(q,J=7.1Hz,2H), 1.50-1.40(m,6H)
【0213】6− [(1−エトキシ)イミノメチル)]
−2−ベンゾフランカルボン酸エチル 137mg (0.525mmo
l)にアンモニアを反応させ、6−アミジノ−2−ベンゾ
フランカルボン酸エチルの塩酸塩を黄色固体として 132
mg (94%) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.33(bs,4H),
8.26(s,1H), 8.01(d,J=8.4Hz,1H), 7.87(d,J=1.4Hz,1
H),7.76(dd,J=1.4,8.6Hz,1H), 4.38(q,J=7.2Hz,2H), 1.
34(t,J=7.2Hz,3H)
【0214】6−アミジノ−2−ベンゾフランカルボン
酸エチルの塩酸塩 129mg (0.480mmol)を1N水酸化ナト
リウム水溶液で加水分解し、6−アミジノ−2−ベンゾ
フランカルボン酸の塩酸塩を褐色固体として 65mg (56
%) 得た。 IR(KBr): 3700-2700, 1680, 1590 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.46(bs,2H),
9.18(bs,2H), 8.24(s,1H), 8.02(d,J=8.3Hz,1H),7.92-
7.74(m,2H)
【0215】(2)4− [(6−アミジノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチ
ル(化合物(18)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、6−アミジノ−
2−ベンゾフランカルボン酸の塩酸塩63mg (0.26mmol)
と4−アミノフェノキシ酢酸t−ブチル 66mg(0.30mmo
l)を縮合し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム/メタノール= 100/3〜3/1)により精
製し、化合物(18)の塩酸塩を無色固体として109mg (91
%) 得た。 IR(KBr): 1750, 1710, 1630 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.65(bs,1H),
8.20(s,1H), 8.05(d,J=7.8Hz,1H), 7.90(s,1H),7.80-
7.60(m,3H), 6.97-6.90(m,2H), 4.65(m,2H), 1.44(s,9
H)
【0216】実施例23:4− [(6−アミジノ−2−
ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]フェノキシ酢酸
(化合物(24)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(18)の塩酸塩 109
mg (2.45mmol) をトリフルオロ酢酸 2.5mlで処理し、化
合物(24)の塩酸塩を淡黄色固体として 96mg(定量的) 得
た。 融点:>250 ℃ IR(KBr): 3700-2800, 1730, 1690, 1520, 1505
cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :10.63(bs,1H), 9.45(bs,2H), 9.32(bs,2H), 8.
20(s,1H),8.06(d,J=8.3Hz,1H),7.89(d,J=1.6Hz,1H), 7.
79(dd,J=1.6,8.3Hz,1H), 7.72-7.69(m,2H),6.97-6.93
(m,2H), 4.67(s,2H)
【0217】実施例24:(3S, 5S)−5−[ [ [
5−(ベンジルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベン
ゾフラニル] カルボニルアミノ] メチル] −3− [(t
−ブトキシカルボニル)メチル] −2−ピロリジノン
(化合物 (597)) 5−(ベンジルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベン
ゾフランカルボン酸37mg (0.11mmol) と(3S, 5S)
−5−アミノメチル−3− [(t−ブトキシカルボニ
ル)メチル] −2−ピロリジノン 25mg (0.11mmol)を
N,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、これに1
−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール15mg (0.11mm
ol) と1− (3−ジメチルアミノプロピル) −3−エチ
ルカルボジイミド 21mg (0.11mmol)を加え、室温で24時
間撹拌した。反応液に水5mlを加え酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下
に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(塩化メチレン/メタノール=10/1)により精製し、
化合物(597) を無色固体として 39mg (65%) 得た。1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.83-7.65(m,2H),
7.65-7.48(m,2H), 7.48-7.18(m,5H), 7.15-7.05(m,2H),
5.21(s,2H), 4.00-3.85(m,1H), 3.68-3.51(m,1H), 3.51
-3.48(m,1H),3.00-2.75 (m,1H), 2.71(dd,J=3.4,16.4H
z,1H), 2.31(dd,J=9.0,16.4Hz,1H),2.30-1.96(m,2H),
1.42(s,9H)
【0218】実施例25:(3S, 5S)−5− [
[(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルア
ミノ] メチル] −3−カルボキシメチル−2−ピロリジ
ノン(化合物(601)) 化合物(597) 38mg (0.069mmol)をエタノール5mlに溶解
し、これに10%パラジウム炭素 5mgを加え、水素雰囲気
下、2時間加熱還流した。反応液をセライトろ過し、ろ
液から低沸点物を減圧下に留去した。次に、残渣に塩化
メチレン1ml、トリフルオロ酢酸 0.5mlを加え、室温で
2時間撹拌した。反応液を減圧下に濃縮し、ジエチルエ
ーテルを加え、析出物をろ取し、ジエチルエーテルで洗
浄し、化合物(601) のトリフルオロ酢酸塩を無色固体と
して 30mg (91%) 得た。1 H−NMR(CDCl3 ,500MHz)δTMS :12.
50-12.05(m,1H), 9.36(bs,2H), 9.22(bs,2H), 8.30(s,1
H),7.98-7.83(m,3H), 7.73(s,1H), 3.75-3.63(m,1H),
3.45-3.27(m,2H),2.72-2.61(m,1H), 2.57(dd,J=4.2,16.
4Hz,1H), 2.23(dd,J=9.3,16.4Hz,1H),2.19-2.13(m,1H),
1.93-1.83(m,1H)
【0219】実施例26:(3S, 5S)−5− [
[(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルオ
キシ] メチル] −3− [(t−ブトキシカルボニル)メ
チル ]−2−ピロリジノン(化合物(611)) 5−シアノ−2−ベンゾフランカルボン酸 200mg(1.07m
mol)と(3S, 5S)−5− [(メチルスルホニルオキ
シ)メチル] −3− [(t−ブトキシカルボニル)メチ
ル] −2−ピロリジノン 328mg (1.07mmol) をN,N−
ジメチルホルムアミド 10ml に溶解し、これに炭酸カリ
ウム 296mg (2.14mm0l) を加え、約70℃で7時間撹拌し
た。反応液に水10mlを加え、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−
ヘキサン/酢酸エチル=1/2)により精製し、さらに
塩化メチレンと酢酸エチルの混合液から再結晶し、(3
S, 5S)−5− [ [(5−シアノ−2−ベンゾフラニ
ル)カルボニルオキシ] メチル] −3− [(t−ブトキ
シカルボニル)メチル] −2−ピロリジノンを無色結晶
として 147mg(34%) 得た。1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.06(s,1H), 7.80-
7.60(m,3H), 6.82(s,1H), 4.52(dd,J=3.9,11.1Hz,1H),
4.23(dd,J=7.1,11.1Hz,1H), 4.12-3.97(m,1H), 3.85-3.
03(m,1H),2.79(dd,J=3.8,16.6Hz,1H), 2.39(dd,J=9.1,1
6.6Hz,1H), 2.50-2.06(m,2H),1.46(s,9H)
【0220】実施例1(3)と同様の方法に従い、(3
S, 5S)−5− [ [(5−シアノ−2−ベンゾフラニ
ル)カルボニルオキシ] メチル] −3− [(t−ブトキ
シカルボニル)メチル] −2−ピロリジノン 145mg (0.
364 mmol) のシアノ基をアミジノ基に変換し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン/メタノー
ル=10/1〜5/1) により精製し、化合物(611) のよ
う化水素酸塩を黄色固体として 127mg (3工程で64%)
を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.65-9.10(m,4H), 8.33(d,J=1.8Hz,1H), 8.07-
7.98(m,3H),7.92(dd,J=1.8,10.8Hz,1H), 4.36(dd,J=4.
3,11.0Hz,1H),4.29(dd,J=6.2,11.0Hz,1H), 3.90-3.86
(m,1H), 2.77(dq,J=4.2,9.1Hz,1H),2.55(dd,J=4.2,16.2
Hz,1H)
【0221】実施例27 (1)トランス−(4−アミノシクロヘキシルオキシ)
酢酸t−ブチル トランス−4−アミノシクロヘキサノール 5.00g(43.4m
mol)、N, N−ジメチルウレア3.82g(43.4mmol) 、37%
ホルマリン 50ml 、N−メチルモルホリン 9.54ml (86.
8mmol)、ジオキサン 10ml の混合液にトルエン 200mlを
加え、共沸下に水を除去しながら約5時間加熱した。反
応液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(塩化メチレン/メタノール
=50/1〜10/1)により精製し、トランス−5−(4
−ヒドロキシシクロヘキシル)−1, 3−ジメチルヘキ
サヒドロ−2−オキソ−1, 3, 5−トリアジンを無色
固体として 7.40g (75%) 得た。1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :4.21(s,4H), 3.68-
3.55(m,1H), 3.46(d,J=4.6Hz,1H), 2.85(s,6H),2.90-2.
74(m,1H), 2.13-1.88(m,4H), 1.46-1.23(m,4H)
【0222】トランス−5−(4−ヒドロキシシクロヘ
キシル)−1, 3−ジメチルヘキサヒドロ−2−オキソ
−1, 3, 5−トリアジン 1.00g(4.40mmol)とブロモ酢
酸t−ブチル 1.29g(6.60mmol)をトルエン 13ml に溶解
し、これに硫酸水素テトラ−n−ブチルアンモニウム 4
5mg (0.13mmol)を加え、水酸化ナトリウム 13.2g(330mm
ol) を水 13.2ml に溶解した溶液を滴下し、室温で15時
間撹拌した。有機層を分液し、水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減
圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製
し、トランス−5− [4− [(t−ブトキシカルボニ
ル)メチルオキシ] シクロヘキシル] −1, 3−ジメチ
ルヘキサヒドロ−2−オキソ−1, 3, 5−トリアジン
を無色固体として 680mg (45%) 得た。1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :4.20(s,4H), 3.98
(s,2H), 3.49-3.23(m,1H), 2.84(s,6H),2.88-2.75(m,1
H), 2.18-2.06(m,2H), 2.06-1.93(m,2H), 1.47(s,9H),
1.44-1.16(m,4H)
【0223】トランス−5− [4− [(t−ブトキシカ
ルボニル)メチルオキシ] シクロヘキシル] −1, 3−
ジメチルヘキサヒドロ−2−オキソ−1, 3, 5−トリ
アジン 300mg (0.879mmol)をt−ブタノール5mlに溶解
し、これに飽和塩化アンモンニウム水溶液5mlを加え、
2時間加熱還流した。反応液を1N−水酸化ナトリウム
水溶液でpH 10 としたのちベンゼンで抽出し、抽出液を
水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン
/メタノール=10/1〜5/1)により精製し、トラン
ス−(4−アミノシクロヘキシルオキシ)酢酸t−ブチ
ルを無色固体として 130mg (57%) 得た。1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :3.98(s,2H), 4.24-
3.42(m,1H), 2.88-2.69(m,1H), 2.45-1.82(m,6H),1.47
(s,9H), 1.50-1.07(m,4H)
【0224】(2)トランス− [4− [ [5−(ベンジ
ルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル]
カルボニルアミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢酸t−ブ
チル(化合物(453)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5−(ベンジル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカルボ
ン酸 183mg (0.541mmol)とトランス−(4−アミノシク
ロヘキシルオキシ)酢酸t−ブチル 124mg (0.541mmol)
を縮合し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化
メチレン/メタノール=30/1〜10/1)により精製
し、化合物(453) を無色固体として 251mg (84%) 得
た。1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.21(d,J=1.3Hz,1
H), 7.95(dd,J=1.3,8.8Hz,1H), 7.60-7.27(m,7H),6.45
(d,J=8.0Hz,1H), 5.22(s,2H), 4.00(s,2H), 4.05-3.92
(m,1H),3.48-3.30(m,1H), 2.25-2.17(m,4H), 1.48(s,9
H), 1.60-1.24(m,4H)
【0225】実施例28:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シク
ロヘキシルオキシ] 酢酸(化合物(465)) 化合物(453) 135mg (0.246mmol) にt−ブタノール 13m
l 、10%パラジウム炭素 20mg を加え、水素雰囲気下、
7時間加熱還流した。反応液をセライトろ過し、ろ液か
ら低沸点物を減圧下に留去した。次に、残渣にトリフル
オロ酢酸1mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応液に
ジエチルエーテルを加え、析出物をろ取し、ジエチルエ
ーテルで洗浄し、化合物(465) のトリフルオロ酢酸塩を
無色固体として103mg (88%) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :12.90-12.00(m,1H), 9.36(bs,2H), 9.18(bs,2
H), 8.64(d,J=8.0Hz,1H),8.28(s,1H), 7.97-7.82(m,2
H), 7.71(s,1H), 4.03(s,2H), 3.90-3.65(m,1H),3.55-
3.25(m,1H), 2.13-1.96(m,2H), 1.96-1.81(m,2H), 1.57
-1.15(m,4H)
【0226】化合物(465) のトリフルオロ酢酸塩100mg
(0.211mmol) を酢酸5mlに70℃で溶解し、これに濃硫酸
31mg (0.317mmol)を徐々に加えそのまま30分間撹拌し
た。反応液を室温に戻しジエチルエーテル20mlを加え、
析出した沈降物をジエチルエーテルで洗浄し、ろ取し、
化合物(465) の硫酸塩を無色固体として92mg (95%)得
た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.35(bs,2H),
8.94(bs,2H), 8.64(d,J=8.0Hz,1H), 8.28(d,J=1.8Hz,1
H),7.92(d,J=8.8Hz,1H), 7.84(dd,J=8.8,1.8Hz,1H), 7.
72(s,1H), 4.04(s,2H),3.95-3.65(m,1H), 3.45-3.20
(m,1H), 2.15-1.75(m,4H), 1.60-1.15(m,4H)
【0227】実施例29 (1)5−グアニジノ−2−ベンゾフランカルボン酸 5−アミノ−2−ベンゾフランカルボン酸エチルの塩酸
塩 856mg (3.54mmol)にエタノール 30ml とシアナミド
298mg (7.09mmol) を加え、この混合液を約50℃で24時
間加熱撹拌した。反応液から低沸点物を減圧下に留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム/メタノール= 100/3〜3/1)により精製
し、5−グアニジノ−2−ベンゾフランカルボン酸エチ
ルの塩酸塩を無色固体として 902mg(90%) 得た。 IR(KBr): 2500, 1720, 1670, 1630, 1600, 156
0 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.00-7.90(m,2
H), 7.68(d,J=2.1Hz,1H), 7.38(dd,J=2.1,8.6Hz,1H),8.
00-7.00(bs,2H), 4.38(q,J=7.2Hz,2H), 1.35(t,J=7.2H
z,3H)
【0228】5−グアニジノ−2−ベンゾフランカルボ
ン酸エチルの塩酸塩 900mg (3.18mmol) をテトラヒドロ
フラン8mlに懸濁し、これに1N水酸化ナトリウム水溶
液8.0ml (8.0mmol) を加え、室温で2時間撹拌した。反
応液を1N塩酸でpH2〜3としたのち減圧下に濃縮し
た。析出物をろ取し、水で洗浄し、5−グアニジノ−2
−ベンゾフランカルボン酸の塩酸塩を無色固体として 3
36mg(41%) 得た。 IR(KBr): 3700-3000, 2300, 1720, 1685, 1630
cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.07(bs,1H),
7.80-7.30(bs,4H), 7.77(d,J=8.9Hz,1H), 7.70-7.65
(m,2H),7.37(dd,J=2.2,8.9Hz,1H)
【0229】(2)4− [(5−グアニジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ] フェ ノキシ酢酸t−ブチル(化合物 (168))5−グアニジノ
−2−ベンゾフランカルボン酸の塩酸塩 100mg (0.391m
mol)と4−アミノフェノキシ酢酸t−ブチル 96.0mg
(0.431mmol) をN,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶
解し、これに1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾー
ル58.2mg (0.431mmol) とジイソプロピルカルボジイミ
ド 54.3mg (0.431mmol) を加え、約50℃で15時間撹拌し
た。反応液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタ
ノール= 100/3〜3/1)により精製し、化合物(16
8) の塩酸塩を無色固体として144mg (80%) 得た。 IR(KBr): 3700-3000, 1740, 1600, 1605, 1510
cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.53(bs,1H),
7.79-7.65(m,3H), 7.65-7.40(bs,4H),7.34(dd,J=2.1,
9.0Hz,1H), 6.95-6.87(m,2H), 4.64(s,2H), 1.44(s,9H)
【0230】実施例30:4− [(5−グアニジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸
(化合物(169)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(168) の塩酸塩 1
40mg (0.304mmol)をトリフルオロ酢酸 2.8mlで処理し、
化合物(169) の塩酸塩を淡黄色固体として 123mg (定量
的) 得た。 融点: 135〜145 ℃(分解) IR(KBr): 3700-3000, 1670, 1510 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :10.50(bs,1H), 9.97(bs,1H), 7.79-7.77(m,2
H), 7.73-7.70(m,3H),7.65-7.36(bs,4H), 7.35(dd,J=2.
2,8.9Hz,1H), 6.95-6.92(m,2H), 4.66(s,2H)
【0231】実施例31:4− [(6−アミジノ−2−
インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブ
チル(化合物(198)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、6−シアノ−2−
インドールカルボン酸295mg (1.59mmol) と4−アミノ
フェノキシ酢酸t−ブチル 386mg (1.74mmol)を縮合
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサ
ン/酢酸エチル=1/2)により精製し、4− [(6−
シアノ−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸t−ブチルを淡褐色固体として 622mg (定量的)
得た。 IR(KBr): 3700-2900, 2200, 1730, 1650, 1540
cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :12.23(bs,1H),
10.32(bs,1H), 8.00-7.85(m,2H), 7.68(d,2H),7.55-7.3
5(m,2H), 6.94(d,2H), 4.64(s,2H), 1.44(s,9H)
【0232】実施例1(3)と同様の方法に従い、4−
[(6−シアノ−2−インドリル)カルボニルアミノ]
フェノキシ酢酸t−ブチル 630mg (1.61mmol) のシアノ
基をアミジノ基に変換し、化合物(198) のよう化水素酸
塩を褐色粘稠油状として891mg (3工程で定量的)得
た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.33(bs,1H),
7.95-7.86(m,2H), 7.69(d,2H), 7.51(s,1H),7.43(d,J=
9.2Hz,1H), 6.94(d,2H), 4.65(s,2H), 1.44(s,9H)
【0233】実施例32:4− [(6−アミジノ−2−
インドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸(化合
物(202)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(198) のよう化水
素酸塩 891mg (1.61mmol) をトリフルオロ酢酸10mlで処
理し、化合物(202) のよう化水素酸塩を褐色固体として
489mg(63%) 得た。 融点:205 〜245 ℃(分解) IR(KBr): 3700-3100, 1660, 1520, 1400 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)δTMS :
10.33(bs,1H), 9.27(bs,2H), 8.82(bs,2H), 7.95(s,1
H), 7.91(d,J=8.4Hz,1H),7.70(d,2H), 7.51(s,1H), 7.4
5(dd,J=1.3,8.4Hz,1H), 6.95(d,2H), 4.67(s,2H)
【0234】実施例33:4− [(6−アミジノ−1−
メチル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸t−ブチル(化合物(275)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、6−シアノ−1−
メチル−2−インドールカルボン酸 52mg (0.26mmol)と
4−アミノフェノキシ酢酸t−ブチル 63mg (0.29mmol)
を縮合し、4− [(6−シアノ−1−メチル−2−イン
ドリル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル
を無色固体として 109mg(定量的)得た。 IR(KBr): 3700-3000, 2200, 1740, 1505 cm -1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.85-7.70(m,2H),
7.53(d,2H), 7.39(d,J=9.0Hz,1H), 7.26(s,1H), 6.93
(d,2H),4.52(s,2H), 4.11(s,3H), 1.50(s,9H)
【0235】実施例1(3)と同様の方法に従い、4−
[(6−シアノ−1−メチル−2−インドリル)カルボ
ニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 105mg (0.259m
mol)のシアノ基をアミジノ基に変換し、化合物(275) の
よう化水素酸塩を褐色固体として 240mg(3工程で定量
的)得た。 IR(KBr): 3700-2900, 1640, 1400 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.23(bs,1H),
8.18(s,1H), 7.91(d,J=8.8Hz,1H), 7.67(d,2H),7.54(d,
J=8.8Hz,1H), 7.36(s,1H), 6.92(d,2H), 4.64(s,2H),
4.09(s,3H),1.44(s,9H)
【0236】実施例34:4− [(6−アミジノ−1−
メチル−2−インドリル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸(化合物(278)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(275) のよう化水
素酸塩 240mg (0.26mmol) をトリフルオロ酢酸2mlで処
理し、化合物(278) のよう化水素酸塩を黄色固体として
128mg(定量的) 得た。 融点:>250 ℃ IR(KBr): 3700-2800, 1640, 1505, 1390 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)δTMS :
9.28(bs,2H), 8.90(bs,2H), 8.19(s,1H), 7.92(d,J=8.4
Hz,1H), 7.67(d,2H),7.54(dd,J=1.5,8.4Hz,1H), 7.37
(s,1H), 6.94(d,2H), 4.64(s,2H), 4.09(s,3H)
【0237】実施例35:4− [(5−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸t−ブチル(化合物(325)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、5−シアノベンゾ
[b] チエン−2−カルボン酸 520mg (2.56mmol) と4
−アミノフェノキシ酢酸t−ブチル 632mg (2.82mmol)
を縮合し、4− [(5−シアノベンゾ [b] チエン−2
−イル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル
を橙色固体として888mg (85%) 得た。 IR(KBr): 2200, 1740, 1635, 1600, 1500 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.59(bs,1H),
8.61(d,J=1.5Hz,1H), 8.40(s,1H), 8.30(d,J=8.4Hz,1
H),7.83(dd,J=1.5,8.4Hz,1H), 7.65(d,2H), 6.94(d,2
H), 4.65(s,2H), 1.44(s,9H)
【0238】実施例1(3)と同様の方法に従い、4−
[(5−シアノベンゾ [b] チエン−2−イル)カルボ
ニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 850mg (2.08mm
ol)のシアノ基をアミジノ基に変換し、化合物(325) の
よう化水素酸塩を黄色固体として 469mg(3工程で41
%)得た。 IR(KBr): 1755, 1640, 1510, 1230, 1160 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.45(s,1H), 8.
35-8.26(m,1H), 7.84(d,J=8.4Hz,1H), 7.66(d,2H), 6.9
3(d,2H),4.63(s,2H), 1.45(s,9H)
【0239】実施例36:4− [(5−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸(化合物(328)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(325) のよう化水
素酸塩 459mg (0.830mmol)をトリフルオロ酢酸7mlで処
理し、化合物(328) のよう化水素酸塩を褐色固体として
338mg (84%) 得た。 融点:>210 ℃(分解) IR(KBr): 3700-2700, 1680, 1640, 1510 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)δTMS :
10.58(bs,1H), 9.42(bs,2H), 9.28(bs,2H), 8.42(m,2
H), 8.32(d,J=8.6Hz,1H),7.84(dd,J=1.8,8.6Hz,1H), 7.
68-7.65(m,2H), 6.97-6.93(m,2H), 4.67(s,2H)
【0240】実施例37:4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸t−ブチル(化合物(326)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、6−シアノベンゾ
[b] チエン−2−カルボン酸 280mg (1.38mmol) と4
−アミノフェノキシ酢酸t−ブチル 341mg(1.52mmol)を
縮合し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘ
キサン/酢酸エチル=1/3)により精製し、4−
[(6−シアノベンゾ [b] チエン−2−イル)カルボ
ニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチルを黄色固体とし
て 485mg (90%)得た。 IR(KBr): 2200, 1740, 1635, 1500 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.6(s,1H), 8.
70(s,1H), 8.41(s,1H), 8.19(d,J=8.4Hz,1H),7.82(dd,J
=1.4,8.4Hz,1H), 7.65(d,2H), 6.93(d,2H), 4.65(s,2
H), 1.44(s,9H)
【0241】実施例1(3)と同様の方法に従い、4−
[(6−シアノベンゾ [b] チエン−2−イル)カルボ
ニルアミノ] フェノキシ酢酸t−ブチル 475mg (1.22mm
ol)のシアノ基をアミジノ基に変換し、化合物(326) の
よう化水素酸塩を黄色固体として 462mg(3工程で68
%) 得た。 IR(KBr): 3700-2700, 1730, 1635, 1500 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.58(s,1H), 1
0.0-8.50(bs,4H), 8.57(s,1H), 8.43(s,1H),8.24(d,J=
8.5Hz,1H), 7.81(d,J=8.5Hz,1H), 7.66(d,2H), 6.96(d,
2H),4.65(s,2H), 1.44(s,9H)
【0242】実施例38:4− [(6−アミジノベンゾ
[b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] フェノキ
シ酢酸(化合物(329)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(326) のよう化水
素酸塩 407mg (0.736mmol)をトリフルオロ酢酸7mlで処
理し、化合物(329) のよう化水素酸塩を赤褐色固体とし
て 345mg (94%) 得た。 融点:>250 ℃ IR(KBr): 3700-2800, 1740, 1680, 1635, 1500
cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)δTMS :
10.59(s,1H), 9.41(bs,2H), 9.21(bs,2H), 8.58(s,1H),
8.44(s,1H),8.23(d,J=8.5Hz,1H), 7.81(dd,J=1.5,8.5H
z,1H), 7.67(d,2H), 6.95(d,2H),4.67(s,2H)
【0243】実施例39:トランス−3− [4− [ [5
−(ベンジルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾ
フラニル ]カルボニルアミノ ]シクロヘキシル ]プロピ
オン酸エチル(化合物(433)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5−(ベンジル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカルボ
ン酸3.98g (11.8mmol)とトランス−3−(4−アミノシ
クロヘキシル)プロピオン酸エチル3.00g (14.1mmol)を
縮合し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘ
キサン/酢酸エチル=1 /1 〜0 /1 )により精製し、
化合物(433) を無色固体として4.66g (76%) 得た。 IR(KBr): 1730, 1640, 1600, 1530 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 ,500MHz)δTMS :8.2
3 (d,J=1.7Hz,1H), 7.95 (dd,J=8.8,1.7Hz,1H), 7.53
(d,J=8.8Hz,1H),7.50-7.25 (m,6H), 6.47 (d,J=7.0Hz,1
H), 5.22 (s,2H), 4.13 (q,J=7.1Hz,2H),3.93-3.90 (m,
1H), 2.38-2.30 (m,2H), 2.15-2.05 (m,2H), 1.86-1.80
(m,2H),1.48-1.40 (m,2H), 1.32-1.22 (m,5H), 1.15-
1.00 (m,2H)
【0244】実施例40:トランス−3− [4− [(5
−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]
シクロヘキシル ]プロピオン酸エチル(化合物(439)) 実施例19と同様の方法に従い、化合物(433) 2.85g
(5.48mmol)を水素還元し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム/メタノール=4 /1 )により
精製し、化合物(439) の塩酸塩を無色固体として2.18g
(94%) 得た。融点 : > 250℃ IR(KBr): 3700-2600, 1720, 1640, 1520 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.31 (bs,4H), 8.67 (d,J=8.1Hz,1H), 8.30
(d,J=1.8Hz,1H),7.90 (d,J=8.7Hz,1H), 7.87 (dd,J=8.
7,1.8Hz,1H), 7.74 (s,1H),4.05 (q,J=7.1Hz,2H), 3.78
-3.71 (m,1H), 2.35-2.26 (m,2H),1.88-1.71 (m,4H),
1.48-1.35 (m,4H), 1.24-1.13 (m,4H), 1.07-0.97 (m,2
H)
【0245】実施例41:トランス−3− [4− [(5
−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]
シクロヘキシル ]プロピオン酸(化合物(447)) 実施例10と同様の方法に従い、化合物(439) の塩酸塩
1.59g (3.77mmol)を加水分解し、化合物(447) の塩酸塩
を淡褐色固体として1.45g (67%) 得た。 融点 : > 250℃ IR(KBr): 3600-2500, 1700, 1630, 1500 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.47 (bs,2H), 9.20 (bs,2H), 8.67 (d,J=8.2H
z,1H), 8.30 (d,J=1.4Hz,1H),7.94-7.71 (m,2H), 7.63
(s,1H), 3.80-3.69 (m,1H), 2.28-2.19 (m,2H),1.89-1.
71 (m,4H), 1.49-1.20 (m,4H), 1.20-1.10 (m,1H), 1.0
7-0.95 (m,2H)
【0246】化合物(447) の塩酸塩1.00g (2.54mmol)を
酢酸100ml に70℃で溶解し、これに濃硫酸2.71ml (50.7
7mmol)を徐々に加え、析出した結晶が再び溶解するまで
そのまま撹拌した。反応液を室温に戻しジエチルエーテ
ル200ml を加え、析出した沈降物をジエチルエーテルで
洗浄し、ろ取し、化合物(447) の硫酸塩を無色固体とし
て1.15g (定量的) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.36 (bs,2H),
8.96 (bs,2H), 8.63 (d,J=8.1Hz,1H), 8.28 (d,J=1.7H
z,1H),7.92 (d,J=8.8Hz,1H), 7.84 (dd,J=8.8,1.7Hz,1
H), 7.71 (s,1H),3.90-3.65 (m,1H), 2.24 (t,J=7.5Hz,
2H), 2.00-1.65 (m,4H),1.60-0.90 (m,7H)
【0247】実施例42:トランス−3− [4− [(5
−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]
シクロヘキシル ]プロピオン酸イソプロピル(化合物(4
40)) 化合物(447) の塩酸塩100mg (0.254mmol) にイソプロパ
ノール10mlを加え、これに塩化水素ガスを5分間吹き込
んだのち室温で14時間撹拌した。反応液から低沸点物を
減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム/メタノール=97/3 )により精
製し、化合物(440) の塩酸塩を無色固体として101mg (9
1%) 得た。 IR(KBr): 3700-2700, 1720, 1630, 1520 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.46 (bs,2H), 9.21 (bs,2H), 8.66 (d,J=8.2H
z,1H), 8.30 (d,J=1.3Hz,1H),7.92-7.85 (m,2H), 7.74
(s,1H), 4.92-4.85 (m,1H), 3.77-3.72 (m,1H),2.27
(t,J=7.7Hz,2H), 1.86-1.73 (m,4H), 1.48-1.36 (m,4
H),1.19-1.17 (m,7H), 1.17-0.97 (m,2H)
【0248】実施例43:トランス−3− [4− [(5
−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]
シクロヘキシル ]プロピオン酸シクロヘキシル(化合物
(442)) 実施例42と同様の方法に従い、化合物(447) の塩酸塩
100mg (0.254mmol) にシクロヘキサノールを反応させ、
化合物(442) の塩酸塩を無色固体として109mg(90%) 得
た。 IR(KBr): 1720, 1635, 1520 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.70-9.00 (bs,4H), 8.66 (d,J=8.2Hz,1H), 8.
30 (d,J=1.8Hz,1H),7.90 (d,J=8.8Hz,1H), 7.87 (dd,J=
8.8,1.8Hz,1H), 7.73 (s,1H),4.68-4.62 (m,1H), 3.78-
3.71 (m,1H), 2.29 (t,J=7.6Hz,2H),1.88-1.81 (m,2H),
1.81-1.70 (m,4H), 1.70-1.60 (m,2H), 1.53-1.45 (m,
4H),1.45-1.30 (m,5H), 1.30-1.10 (m,2H), 1.05-0.95
(m,2H)
【0249】実施例44:トランス−3− [4− [(5
−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]
シクロヘキシル ]プロピオン酸2−ヒドロキシエチル
(化合物(443)) 化合物(447) の塩酸塩250mg (0.635 mmol)にエチレング
リコール3mlとメタンスルホン酸75mg (0.780mmol)を加
え、100 ℃で30分間撹拌した。反応液からエチレングリ
コールを留去し(0.5 mmHg / 60℃) 、残渣をジエチルエ
ーテル洗浄し、化合物(443) のメタンスルホン酸塩を無
色固体として309mg (95%) 得た。 融点 : 206〜209 ℃ IR(KBr): 3700-3150, 3100, 2900, 2850, 171
0, 1680, 1638, 1595,1527 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.37 (bs,2H),
9.06 (bs,2H), 8.64 (d,J=7.9Hz,1H), 8.29 (s,1H),7.
92 (d,J=8.9Hz,1H), 7.85 (dd,J=8.8,1.7Hz,1H), 7.72
(s,1H),4.03 (t,J=5.1Hz,2H), 3.90-3.65 (m,1H), 3.56
(t,J=5.1Hz,2H), 2.34 (s,3H),2.34 (t,J=7.7Hz,2H),
1.95-1.70 (m,4H), 1.60-0.88 (m,7H)
【0250】実施例45:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]シク
ロヘキシルオキシ ]酢酸2−ヒドロキシエチル(化合物
(444)) 実施例44と同様の方法に従い、化合物(465) のトリフ
ルオロ酢酸塩50mg (0.106mmol)にエチレングリコールを
反応させ、化合物(444) のメタンスルホン酸塩を無色固
体として42mg (78%)得た。 融点 : 212〜215 ℃ IR(KBr): 3700-2500, 1740, 1690, 1638, 159
5, 1535, 1505 cm -1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.35 (bs,2H),
9.01 (bs,2H), 8.64 (d,J=8.1Hz,1H), 8.28 (d,J=1.2H
z,1H),7.92 (d,J=8.8Hz,1H), 7.84 (dd,J=8.8,1.7Hz,1
H), 7.72 (s,1H), 4.15 (s,2H),4.10 (t,J=5.1Hz,2H),
3.95-3.65 (m,1H), 3.58 (t,J=5.0Hz,2H),3.40-3.25
(m,1H), 2.35 (s,3H), 2.15-1.80 (m,4H), 1.60-1.15
(m,4H)
【0251】実施例46:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]シク
ロヘキシルオキシ ]酢酸n−ブチル(化合物(460)) 実施例44と同様の方法に従い、化合物(465) のトリフ
ルオロ酢酸塩200mg (0.422mmol) にn−ブタノールを反
応させ、化合物(460) のメタンスルホン酸塩を無色固体
として190mg (88%) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.35 (bs,2H),
8.98 (bs,2H), 8.70-8.55 (bd,1H), 8.28 (d,J=1.2Hz,
1H),7.97-7.75 (m,2H), 7.72 (s,1H), 4.14 (s,2H), 4.
10 (q,J=6.5Hz,2H),3.92-3.70 (m,1H), 3.45-3.20 (m,1
H), 2.34 (s,3H), 2.12-1.78 (m,4H),1.68-1.15 (m,8
H), 0.90 (t,J=7.2Hz,3H)
【0252】実施例47:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]シク
ロヘキシルオキシ ]酢酸エチル(化合物(459)) 化合物(465) の塩酸塩300mg (0.758mmol) にエタノール
8mlとメタンスルホン酸360mg (3.74mmol)を加え、1時
間加熱還流した。反応液を減圧下に約1 /4 に濃縮し、
これにジエチルエーテル8mlを加え、析出した沈降物を
ジエチルエーテルで洗浄し、化合物(459) のメタンスル
ホン酸塩を無色固体として350mg (95%)得た。 融点 : 242〜245 ℃ IR(KBr): 3600-2700, 1745, 1673, 1635, 159
0, 1520 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.36 (bs,2H),
9.06 (bs,2H), 8.65 (d,J=8.0Hz,1H), 8.29 (d,J=1.0H
z,1H),7.95-7.80 (m,2H), 7.72 (s,1H), 4.13 (s,2H),
4.12 (q,J=7.1Hz,2H),3.93-3.68 (m,1H), 3.50-3.20
(m,1H), 2.38 (s,3H), 2.15-1.78 (m,4H),1.21 (t,J=7.
1Hz,3H), 1.60-1.15 (m,4H)
【0253】実施例48:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−3−メチル−2−ベンゾフラニル)カルボニル
アミノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸t−ブチル(化合
物(467)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、5−シアノ−3−
メチル−2−ベンゾフランカルボン酸312mg (1.55 mmo
l) とトランス−(4−アミノシクロヘキシルオキシ)
酢酸t−ブチル380mg (1.66mmol)を縮合し、トランス−
[4− [(5−シアノ−3−メチル−2−ベンゾフラニ
ル)カルボニルアミノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸t
−ブチルを無色固体として534mg (84%) 得た。 IR(KBr): 3250, 2900, 2200, 1750, 1630, 112
0 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.96 (d,J=1.5Hz,1
H), 7.68 (dd,J=8.6,1.5Hz,1H), 7.53 (d,J=8.6Hz,1H),
6.42 (d,J=7.9Hz,1H), 4.01 (s,2H), 4.07-3.92 (m,1
H), 3.45-3.34 (m,1H),2.63 (s,3H), 2.17-2.12 (m,4
H), 1.49 (s,9H), 1.55-1.26 (m,4H)
【0254】実施例1(3)と同様の方法に従い、トラ
ンス− [4− [(5−シアノ−3−メチル−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルアミノ ]シクロヘキシルオキシ ]
酢酸t−ブチル530mg (1.28mmol)のシアノ基をアミジノ
基に変換し、化合物(467) のよう化水素酸塩を淡褐色固
体として459mg (64%) 得た。 IR(KBr): 3250, 2900, 1720, 1640, 1600, 111
0 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.33 (bs,4H), 8.45 (d,J=8.1Hz,1H), 8.29
(d.J=1.9Hz,1H),7.88 (dd,J=8.7,1.9Hz,1H), 7.83 (d,J
=8.7Hz,1H), 4.00 (s,2H),3.80-3.78 (m,1H), 2.58 (s,
3H), 2.62-2.54 (m,1H), 2.04-2.02 (m,2H),1.85-1.82
(m,2H), 1.43 (s,9H), 1.56-1.39 (m,2H), 1.31-1.25
(m,2H)
【0255】実施例49:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−3−メチル−2−ベンゾフラニル)カルボニル
アミノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸(化合物(468)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(467) のよう化水
素酸塩435mg (0.780mmol) をトリフルオロ酢酸7mlで処
理し、化合物(468) のよう化水素酸塩を黄色固体として
356mg (91%) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :12.52 (bs,1H), 9.36 (s,2H), 9.17 (s,2H),
8.46 (d,J=8.1Hz,1H),8.29 (d.J=1.9Hz,1H), 7.87 (dd,
J=8.7,1.9Hz,1H), 7.83 (d,J=8.7Hz,1H),4.04 (s,2H),
3.80-3.77 (m,1H), 3.34-3.29 (m,1H), 2.57 (s,3H),2.
05-2.03 (m,2H), 1.85-1.83 (m,2H), 1.49-1.41 (m,2
H), 1.30-1.25 (m,2H)
【0256】実施例50 (1)5−シアノ−3−メトキシ−2−ベンゾフランカ
ルボン酸 5−ブロモ−2−ヒドロキシ安息香酸メチル25.6g (129
mmol) 、シアン化第一銅20.8g (257mmol) 、硫酸銅200m
g をN−メチル−2−ピロリドン250ml に加え、窒素雰
囲気下、2時間加熱還流した。反応液を室温に戻し、水
500ml とエチレンジアミン10mlの混合液に注ぎ、ろ過
後、ろ液を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過
後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/n−ヘキ
サン=5 /1 )により精製し、5−シアノ−2−ヒドロ
キシ安息香酸メチルを無色固体として3.35g (15%) 得
た。このもの3.35g (18.9mmol)と炭酸カリウム5.23g (3
7.0mmol)をN, N−ジメチルホルムアミド45mlに加え、
これにブロモ酢酸エチル2.21ml (19.9mmol) を徐々に加
え、室温で18時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エ
チルとn−ヘキサンの等量混合液で抽出し、抽出液を
水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、4
−シアノ−2−メトキシカルボニルフェノキシ酢酸エチ
ルの粗生成物を得た。このもの3.39g (19.3mmol)をエタ
ノール20mlに溶解し、これを、金属ナトリウム622mg (2
7.1mmol)をエタノール50mlに溶解した溶液に徐々に加
え、室温で45分間撹拌した。反応液から低沸点物を減圧
下に留去し、残渣に水200ml を加え、これに希塩酸を加
えpH 2 〜3 とした。析出物をろ取し、5−シアノ−3
−ヒドロキシ−2−ベンゾフランカルボン酸エチルを無
色固体として2.98g (定量的) 得た。 IR(KBr):2200, 1680, 1620, 1590 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :8.38 (s,1H), 7.91 (d,J=8.7Hz,1H), 7.80 (d,
J=8.7Hz,1H),4.33 (q,J=7.1Hz,2H), 1.32 (t,J=7.1Hz,3
H)
【0257】5−シアノ−3−ヒドロキシ−2−ベンゾ
フランカルボン酸エチル200mg (0.866mmol) 、ジメチル
硫酸131mg (1.04mmol)、炭酸カリウム132mg (0.953mmo
l) をアセトン140ml に加え、1.5 時間加熱還流した。
反応液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣に水200ml
を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、
ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、5−シアノ−3−
メトキシ−2−ベンゾフランカルボン酸エチルを193mg
(91%) 得た。このもの170mg (0.694mmol) をメタノール
5ml に溶解し、これに水酸化カリウム160mg (2.86mmol)
を加え、45分間加熱還流した。反応液から低沸点物を減
圧下に留去し、残渣に1N塩酸を加えpH 2〜3 とし、析
出物をろ取し、5−シアノ−3−メトキシ−2−ベンゾ
フランカルボン酸を無色固体として123mg (82%) 得た。 IR(KBr): 2300, 1690, 1585, 1490 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :8.56 (s,1H), 7.94 (dd,J=8.8,1.7Hz,1H), 7.8
5 (d,J=8.8Hz,1H), 4.22 (s,3H)
【0258】(2)トランス− [4− [(5−アミジノ
−3−メトキシ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミ
ノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸t−ブチル(化合物(4
69)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、5 −シアノ−3 −
メトキシベンゾフラン−2 −カルボン酸220mg (1.01mmo
l)と3−(4−アミノシクロヘキシル)プロピオン酸t
−ブチル244mg (1.06mmol)を縮合し、トランス− [4−
[(5−シアノ−3−メトキシ−2−ベンゾフラニル)
カルボニルアミノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸t−ブ
チルを無色固体として316mg (73%) 得た。 IR(KBr): 2200, 1740, 1640, 1540 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :8.48 (d,J=1.3Hz,1H), 7.90 (dd,J=8.6,1.3Hz,
1H), 7.80 (d,J=8.6Hz,1H),4.20 (s,3H), 3.35-3.25
(m,1H), 3.82-3.73 (m,1H), 2.05-1.95 (m,2H),1.90-1.
80 (m,2H), 1.43 (s,9H), 1.50-1.10 (m,4H)
【0259】実施例1(3)と同様の方法に従い、トラ
ンス− [4− [(5−シアノ−3−メトキシ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ ]シクロヘキシルオキシ
]酢酸t−ブチル310mg (0.724mmol) のシアノ基をアミ
ジノ基に変換し、シリカゲル(Chromatorex 、NH型、
富士シリシア化学)カラムクロマトグラフィー(クロロ
ホルム/メタノール=30/1 〜1 /1 )により精製し、
化合物(469) を無色固体として185mg (57%) を得た。 IR(KBr): 1740, 1640, 1520 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.05 (s,1H), 7.67
(dd,J=8.7,1.5Hz,1H), 7.51 (d,J=8.7Hz,1H),7.79-7.6
0 (m,1H), 4.29 (s,3H), 4.10-4.00 (m,1H), 4.01 (s,2
H),3.45-3.35 (m,1H), 2.20-2.00 (m,4H), 1.49 (s,9
H), 1.70-1.30 (m,4H)
【0260】実施例51:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−3−メトキシ−2−ベンゾフラニル)カルボニ
ルアミノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸(化合物(470)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(469) 180mg (0.4
04mmol) をトリフルオロ酢酸2mlで処理し、化合物(47
0) のトリフルオロ酢酸塩を無色固体として179mg (86%)
得た。 融点 : 130〜131 ℃ IR(KBr): 1720, 1640, 1530 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :12.50 (bs,1H), 9.38 (bs,2H), 9.15 (bs,2H),
8.35 (d,J=1.8Hz,1H),7.98 (d,J=8.0Hz,1H), 7.88 (d
d,J=8.8,1.8Hz,1H), 7.84 (d,J=8.8Hz,1H),4.27 (s,3
H), 4.03 (s,2H), 3.85-3.70 (m,1H), 3.40-3.30 (m,1
H),2.10-2.00 (m,2H), 1.90-1.80 (m,2H), 1.50-1.43
(m,2H), 1.43-1.20 (m,2H)
【0261】実施例52:トランス− [4− [(5−ベ
ンジルアミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミ
ノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸t−ブチル(化合物(4
55)) 実施例20と同様の方法に従った。すなわち、5−シア
ノ−2−ベンゾフランカルボン酸749mg (4.00mmol)とト
ランス−(4−アミノシクロヘキシルオキシ)酢酸t−
ブチル917mg (4.00mmol)を縮合し、トランス− [4−
[(5−シアノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミ
ノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸t−ブチルを無色固体
として1.24g (78%) 得た。 IR(KBr): 3600-3100, 2900, 2200, 1740, 164
0, 1562, 1524 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.04 (d,J=1.4Hz,1
H), 7.69 (dd,J=8.6,1.6Hz,1H), 7.60 (d,J=8.5Hz,1H),
7.51 (s,1H), 6.43 (d,J=7.9Hz,1H), 4.02 (s,2H), 4.1
0-3.85 (m,1H),3.50-3.30 (m,1H), 2.28-2.15 (m,4H),
1.49 (s,9H), 1.78-1.20 (m,4H)
【0262】次に、トランス− [4− [(5−シアノ−
2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]シクロヘキシ
ルオキシ ]酢酸t−ブチル1.24g (3.11mmol)のシアノ基
をベンジルアミジノ基に変換し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム/メタノール=50/1 〜
5 /1 )、次いでシリカゲル(Chromatorex 、NH型、
富士シリシア化学)カラムクロマトグラフィー (クロロ
ホルム/メタノール=100/1 〜20/1 )により精製
し、化合物(455) を無色固体として701mg (44%)得た。 IR(KBr):3700-3000, 2920, 1740, 1640, 1590,
1525 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.49 (d,1H),
8.31 (s,1H), 7.97 (d,J=8.8Hz,1H), 7.64 (d,J=8.8Hz,
1H),7.57 (s,1H), 7.50-7.15 (m,5H), 6.80-6.40 (m,2
H), 4.38 (s,2H),4.00 (s,2H), 3.90-3.68 (m,1H), 3.5
0-3.30 (m,1H), 2.12-1.78 (m,4H),1.43 (s,9H), 1.60-
1.10 (m,4H)
【0263】実施例53:トランス− [4− [(5−ベ
ンジルアミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミ
ノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸(化合物(458)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(455) 420mg (0.8
31mmol) をトリフルオロ酢酸3mlで処理し、化合物(45
8) のトリフルオロ酢酸塩を無色固体として395mg (84%)
得た。 融点 : 102〜105 ℃ IR(KBr): 3600-2700, 1640, 1590, 1520 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :10.31 (t,J=5.2Hz,1H), 9.64 (s,1H), 9.24
(s,1H), 8.66 (d,J=8.0Hz,1H),8.25 (d,J=1.7Hz,1H),
7.91 (d,J=8.8Hz,1H), 7.83 (dd,J=8.7,1.8Hz,1H),7.71
(s,1H), 7.50-7.30 (m,5H), 4.70 (d,J=5.9Hz,2H), 4.
04 (s,2H),3.85-3.72 (m,1H), 3.40-3.20 (m,1H), 2.10
-1.80 (m,4H), 1.50-1.20 (m,4H)
【0264】実施例54 (1)3−(4−アミノピペリジノ)プロピオン酸エチ
ル 4−ピペリジノン10.0g (73.7mmol)と炭酸カリウム30.6
g (221mmol) とをN,N−ジメチルホルムアミド100 ml
に加え、これに3−ブロモプロピオン酸エチル10.0ml
(78.0 mmol)を加え、60℃で4.5 時間撹拌した。反応液
をろ過し、ろ液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液150ml
を加え酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液
から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=19
/1 )により精製し、3−(4−オキソピペリジノ)プ
ロピオン酸エチルを淡黄色油状として9.70g (66%) 得
た。次に、3−(4−オキソピペリジノ)プロピオン酸
エチル1.29g (6.47mmol)とベンジルアミン0.85ml (7.78
mmol) をエタノール40mlに溶解した。これに、水素化シ
アノほう素ナトリウム256mg (4.22mmol)をエタノール20
mlに溶解した溶液を室温で加え、さらに酢酸1mlを加え
pH 6〜7 とした。これを室温で18時間撹拌し、濃塩酸3
mlを加えpH 1〜2 とした。析出物をろ取し、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液150ml を加えpH 8〜9 とし、酢酸エ
チルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を
減圧下に留去し、3−(4−ベンジルアミノピペリジ
ノ)プロピオン酸エチルを無色油状として1.39g (74%)
得た。このもの1.11g (3.82mmol)をエタノール120ml に
溶解し、これに10% パラジウム炭素320mg を加え、水素
雰囲気下、5時間加熱還流した。反応液をろ過し、ろ液
から低沸点物を減圧下に留去し、3−(4−アミノピペ
リジノ)プロピオン酸エチルを無色油状として617mg (8
1%) 得た。 IR(neat): 3300, 2900, 1720, 1600 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :4.14 (q,J=7.1Hz,2
H), 2.87-2.79 (m,2H), 2.72-2.63 (m,3H),2.52-2.44
(m,2H), 2.05 (td,J=11.6,2.4Hz,2H), 1.83-1.77 (m,2
H),1.45-1.29 (m,2H), 1.25 (t,J=7.1Hz,3H)
【0265】(2)3− [4− [ [5−(ベンジルオキ
シカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル ]カルボ
ニルアミノ ]ピペリジノ ]プロピオン酸エチル(化合物
(472)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5−(ベンジル
オキシカルボニルアミジノ)−2 −ベンゾフランカルボ
ン酸1.08g (3.19mmol)と3−(4−アミノピペリジノ)
プロピオン酸エチル610mg (3.05mmol)を縮合し、化合物
(472) を無色固体として1.10g (69%) 得た。 IR(KBr): 3300, 2930, 1725, 1660, 1635, 152
0, 1250 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.24 (d,J=1.9Hz,1
H), 7.96 (dd,J=8.8,1.9Hz,1H), 7.55 (d,J=8.8Hz,1H),
7.48-7.30 (m,6H), 6.48 (d,J=8.3Hz,1H), 5.23 (s,2
H), 4.15 (q,J=7.2Hz,2H),4.03-3.99 (m,1H), 2.93-2.8
7 (m,2H), 2.73 (t,J=7.0Hz,2H),2.51 (t,J=7.0Hz,2H),
2.23 (td,J=11.5,2.1Hz,2H), 2.07-2.02 (m,2H),1.72-
1.53 (m,2H), 1.27 (t,J=7.2Hz,3H)
【0266】実施例55:3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]ピペリジノ
]プロピオン酸エチル(化合物(477)) 化合物(472) 400mg (0.768mmol) をエタノール100ml に
溶解し、これに10% パラジウム炭素80mgを加え、水素雰
囲気下、室温で4時間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液
から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカゲル(Ch
romatorex 、NH型、富士シリシア化学)カラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム/メタノール=9 /1 )に
より精製し、化合物(477) を無色固体として246mg (83
%) 得た。 IR(KBr): 3240, 2920, 1725, 1635, 1180 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.93 (d,J=1.7Hz,1
H), 7.70 (dd, J=8.7,1.7Hz,1H), 7.53 (d,J=8.7Hz,1
H),7.47 (d,J=0.6Hz,1H), 6.52 (bs,1H), 4.31 (bs,3
H), 4.15 (q,J=7.2Hz,2H),4.06-3.94 (m,1H), 2.92-2.8
6 (m,2H), 2.73 (t,J=6.7Hz,2H),2.50 (t,J=6.7Hz,2H),
2.28-2.16 (ddd,J=12.0,11.4,2.2Hz,2H),2.07-2.02
(m,2H), 1.70-1.51 (m,2H), 1.27 (t,J=7.2Hz,3H)
【0267】実施例56:3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]ピペリジノ
]プロピオン酸(化合物(479)) 実施例10と同様の方法に従い、化合物(477) 142mg
(0.367mmol) を加水分解し、化合物(479) の二塩酸塩を
無色固体として150mg (95%) 得た。 融点 : > 250℃ IR(KBr): 3250, 1715, 1660, 1195 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :11.10 (bs,1H), 9.47 (bs,2H), 9.25 (bs,2H),
9.06 (d,J=7.5Hz,1H),8.33 (s,1H), 7.92 (d,J=8.8Hz,
1H), 7.89 (d,J=8.8Hz,1H), 7.85 (s,1H),4.10-4.07
(m,1H), 3.48-3.23 (m,4H), 3.13-3.06 (m,2H),2.86
(t,J=7.5Hz,2H), 2.06-2.01 (m,4H)
【0268】実施例57:3− [4− [ [5−(ベンジ
ルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル ]
カルボニルアミノ ]ピペリジノ ]プロピオン酸(化合物
(475)) 実施例10と同様の方法に従い、化合物(472) 150mg
(0.288mmol) を加水分解し、残渣をカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム/メタノール=1 /1 )により精
製し、化合物(475) の塩酸塩を黄色固体として110mg (7
8%) 得た。 IR(KBr): 3600-2500, 1750, 1570, 1520 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.23 (bs,2H), 8.84 (d,J=7.7Hz,1H), 8.45
(d,J=1.8Hz,1H),8.09 (dd,J=8.9,1.8Hz,1H), 7.73 (d,J
=8.9Hz,1H), 7.71 (s,1H),7.45-7.30 (m,5H), 5.12 (s,
2H), 4.10-3.90 (bs,1H), 3.60-3.40 (m,2H),3.10-2.95
(m,2H), 2.90-2.70 (m,2H), 2.00-1.80 (m,4H)
【0269】実施例58 (1)5−(メトキシカルボニルアミジノ)−2−ベン
ゾフランカルボン酸 5−アミジノ−2−ベンゾフランカルボン酸エチルの塩
酸塩100mg (0.372mmol) に塩化メチレン2mlを加え、こ
れにクロル炭酸メチル30μl (0.391mmol) 、次いで0.2
N水酸化ナトリウム水溶液0.391ml (0.782mmol) を室温
で加え10分間激しく撹拌した。反応液に塩化メチレン15
mlを加え、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、5−
(メトキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカ
ルボン酸エチルを無色固体として88.0mg (82%)得た。こ
のもの73.0mg (0.252mmol)にテトラヒドロフラン2ml、
水2ml、1N 水酸化ナトリウム水溶液2ml (2mmol) を
加え、室温で1時間撹拌した。反応液に1N塩酸を加え
pH2〜3とし、低沸点物を減圧下に留去し、5−(メト
キシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカルボン
酸を黄色固体として183mg(食塩を含む) 得た。 IR(KBr): 1730, 1680, 1550, 1240 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :10.40 (s,1H), 9.59 (bs,1H), 9.46 (bs,1H),
8.38-8.35 (m,1H),7.98-7.93 (m,2H), 7.89-7.85 (m,1
H), 3.86 (s,3H)
【0270】(2)3− [4− [ [5−(メトキシカル
ボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル ]カルボニルア
ミノ ]ピペリジノ ]プロピオン酸エチル(化合物(473)) 3−(4−アミノピペリジノ)プロピオン酸エチルの二
塩酸塩567mg (2.08mmol)にN, N−ジメチルホルムアミ
ド14mlとN−メチルモルホリン0.57ml (5.20mmol) を加
え、窒素雰囲気下、60℃で20分間撹拌した。この溶液
を、N, N−ジメチルホルムアミド15mlに5−(メトキ
シカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカルボン酸
364mg (1.39mmol)、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリ
アゾール207mg (1.54mmol)、1−(3−ジメチルアミノ
プロピル)−3−エチルカルボジイミド294mg (1.54mmo
l)を加えた混合液に加え、室温で18時間撹拌した。反応
液に水100ml を加え酢酸エチル抽出した。抽出液を水、
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣
をカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノー
ル=10/1 )により精製し、化合物(473) を黄色固体と
して338mg (55%) 得た。 IR(KBr): 1700, 1620, 1490 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.15 (bs,2H), 8.60 (d,J=8.0Hz,1H), 8.41
(d,J=1.7Hz,1H),8.06 (dd, J=8.5,1.7Hz,1H), 7.73 (d,
J=8.5Hz,1H), 7.65 (s,1H),4.07 (q,J=7.1Hz,2H), 3.82
-3.72 (m,1H), 2.93-2.75 (m,2H),2.60-2.40 (m,4H),
2.10-1.93 (m,2H), 1.80-1.70 (m,2H), 1.65-1.50 (m,2
H),1.19 (t,J=7.1Hz,3H)
【0271】実施例59 (1)5−ベンジルアミジノ−2−ベンゾフランカルボ
ン酸 5−シアノ−2−ベンゾフランカルボン酸689mg (3.68m
mol)にエタノール30mlを加え、これに塩化水素ガスを氷
冷下に15分間吹き込み、室温で16時間撹拌した。反応液
から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をエタノール25ml
に溶解し、これにベンジルアミン1.58g (14.7mmol)を氷
冷下に加えそのまま1時間、室温で2時間撹拌した。反
応液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール
=100 /3 〜4 /1 )により精製し、5−ベンジルアミ
ジノ−2−ベンゾフランカルボン酸エチルの塩酸塩を無
色固体として361mg (30%) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.75 (s,1H), 9.45 (s,1H), 8.37 (s,1H), 8.0
4-7.99 (m,1H),7.98-7.90 (m,2H), 7.55-7.45 (m,5H),
4.75 (d,J=5.8Hz,2H),4.40 (q,J=7.2Hz,2H), 1.36 (t,J
=7.2Hz,3H)
【0272】5−ベンジルアミジノ−2−ベンゾフラン
カルボン酸エチル325mg (1.21mmol)にテトラヒドロフラ
ン5mlを加え、これに0.5 N水酸化ナトリウム水溶液10
ml (5mmol)を加え、室温で45分間撹拌した。反応液に1
N塩酸を加えpH 2〜3 とし、低沸点物を減圧下に留去
し、析出物をろ取し、水で洗浄し、5−ベンジルアミジ
ノ−2−ベンゾフランカルボン酸の塩酸塩を無色固体と
して213mg (53%) 得た。 IR(KBr): 1680, 1635, 1580, 1400 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :10.40 (s,1H), 9.69 (s,1H), 9.37 (s,1H), 8.
28 (d,J=1.6Hz,1H),7.97 (d,J=8.8Hz,1H), 7.89 (dd,J=
8.8,1.6Hz,1H), 7.85 (s,1H),7.50-7.30 (m,5H), 4.73
(d,J=5.7Hz,2H)
【0273】(2)3− [4− [(5−ベンジルアミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]ピペリジ
ノ ]プロピオン酸エチル(化合物(474)) 実施例58(2)と同様の方法に従い、5−ベンジルア
ミジノ−2−ベンゾフランカルボン酸210mg (0.635mmo
l) と3−(4−アミノピペリジノ)プロピオン酸エチ
ル二塩酸塩173mg (0.635mmol) を縮合し、化合物(474)
を黄色固体として160mg (53%) 得た。 IR(KBr): 1695, 1625, 1580, 1500, 1430 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :8.54 (d,J=8.0Hz,1H), 8.20 (s,1H), 8.00-7.9
0 (m,1H), 7.64 (d,J=8.7Hz,1H),7.58 (s,1H), 7.43
(d,J=7.4Hz,1H), 7.33 (dd,J=7.4Hz,1H),7.21 (t,J=7.4
Hz,1H), 4.37 (s,2H), 4.06 (q,J=7.1Hz,2H),3.80-3.70
(m,1H), 3.00-2.80 (m,2H), 2.60-2.45 (m,4H),2.08-
1.97 (t,J=8.5Hz,2H), 1.80-1.70 (m,2H), 1.68-1.57
(m,2H),1.19 (t,J=7.1Hz,3H)
【0274】実施例60:3− [4− [(5−ベンジル
アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]ピ
ペリジノ ]プロピオン酸(化合物(476)) 実施例10と同様の方法に従い、化合物(474) 140mg
(0.294mmol) を加水分解し、化合物(476) の二塩酸塩を
黄色固体として150mg (98%) 得た。 融点 : 181〜184 ℃ IR(KBr): 1710, 1620, 1520 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :10.46 (s,1H), 9.73 (s,1H), 9.42 (s,1H), 9.
09 (d,J=7.5Hz,1H),8.31 (s,1H), 7.90 (d,J=8.8Hz,1
H), 7.87 (d,J=8.7Hz,1H),7.83 (s,1H), 7.49 (d,J=7.4
Hz,2H), 7.43 (t,J=7.4Hz,2H),7.35 (t,J=7.4Hz,1H),
4.75 (d,J=5.8Hz,2H), 4.14-4.00 (m,1H),3.55-3.40
(m,2H), 3.30-3.18 (m,2H), 3.15-3.05 (m,2H),2.89
(t,J=8.1Hz,2H), 2.13-1.95 (m,4H)
【0275】実施例61 (1)シスおよびトランス−(4−アミノシクロヘキシ
ルアミノ)二酢酸ジt−ブチル 1, 4−ジアミノシクロヘキサン(シス、トランス混合
物)24.0g (210mmol)とトリエチルアミン16.3ml (117mm
ol)を塩化メチレン400ml に溶解した。これに塩化トリ
フェニルメチル32.5g (117mmol) を塩化メチレン100ml
に溶解した溶液を氷冷下に滴下しそのまま15分間、室温
で45分間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液から低沸点物
を減圧下に留去し、残渣に水100ml を加え、クロロホル
ムで抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシ
リカゲル(Chromatorex 、NH型、富士シリシア化学)
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム/n−ヘキサ
ン=5 /1 〜10/1 )により精製し、1−アミノ−4−
(トリフェニルメチルアミノ)シクロヘキサンを淡黄色
油状として18.4g (25%) を得た。1−アミノ−4−(ト
リフェニルメチルアミノ)シクロヘキサン18.4g (51.7m
mol)と炭酸カリウム15.0g (108.6mmol) をN, N−ジメ
チルホルムアミド250mlに加え、これにブロモ酢酸t−
ブチル20.7g (106.0mmol) を氷冷下に滴下しそのまま10
分間、室温で2.5 時間撹拌した。このあとトリエチルア
ミン 14.8ml (106mmol) を加え1.5 時間撹拌した。反応
液をろ過し、ろ液に水500ml を加え、酢酸エチルで抽出
し、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下
に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n−ヘキサン/酢酸エチル=50/1 〜5 /1 )により
精製し、トランス− [4−(トリフェニルメチルアミ
ノ)シクロヘキシルアミノ ]二酢酸ジt−ブチルを無色
固体として3.56g (12%) 、シス− [4−(トリフェニル
メチルアミノ)シクロヘキシルアミノ ]二酢酸ジt−ブ
チルを淡黄色粘稠油状として16.23g (54%)得た。
【0276】トランス− [4−(トリフェニルメチルア
ミノ)シクロヘキシルアミノ ]二酢酸ジt−ブチル3.46
g (5.92mmol)をメタノール100ml に溶解し、これに10%
パラジウム炭素0.75g を加え、水素雰囲気下、7時間加
熱還流した。反応液をセライトろ過し、ろ液から低沸点
物を減圧下に留去し、残渣に1N塩酸30mlと水50mlを加
え、ジエチルエーテルで洗浄し、水層に炭酸水素ナトリ
ウムを加えアルカリ性とし、食塩を飽和させ、クロロホ
ルムで抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、トラ
ンス−(4−アミノシクロヘキシルアミノ)二酢酸ジt
−ブチルを淡黄色油状として2.13g (定量的)得た。
【0277】同様にして、シス− [4−(トリフェニル
メチルアミノ)シクロヘキシルアミノ ]二酢酸ジt−ブ
チル135mg (0.165mmol) から、シス−(4−アミノシク
ロヘキシルアミノ)二酢酸ジt−ブチルを無色油状とし
て89mg (定量的) 得た。 トランス体 IR(CHCl3 ) : 2910, 1725, 1590, 1480, 1442
cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :3.45 (s,4H), 2.78
-2.50 (m,2H), 2.00-1.80 (m,4H), 1.45 (s,18H),1.65-
0.95 (m,4H) シス体 IR(neat): 2975, 2925, 2850, 1730, 1670, 1
450, 1390, 1365,1250, 1215, 1150 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :3.46 (s,4H), 2.98
-2.68 (m,2H), 1.85-1.18 (m,8H), 1.45 (s,18H)
【0278】(2)トランス− [4− [ [5−(ベンジ
ルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル ]
カルボニルアミノ ]シクロヘキシルアミノ ]二酢酸ジt
−ブチル(化合物(489)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5−(ベンジル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカルボ
ン酸2.04g (6.04mmol)とトランス−(4−アミノシクロ
ヘキシルアミノ)二酢酸ジt−ブチル2.07g (6.04mmol)
を縮合し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル/n−ヘキサン=1 /2 〜2 /1)により精製
し、化合物(489) を無色固体として2.04g (51%) 得た。 IR(KBr): 3700-3000, 2910, 1722, 1657, 161
8, 1587, 1510 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.23 (d,J=1.5Hz,1
H), 7.95 (dd,J=8.8,1.9Hz,1H), 7.60-7.25 (m,7H),6.4
1 (d,J=8.3Hz,1H), 5.23 (s,2H), 4.05-3.80 (m,1H),
3.47 (s,4H),2.95-2.60 (m,1H), 2.25-1.90 (m,4H), 1.
46 (s,18H), 1.60-1.15 (m,4H)
【0279】実施例62:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]シク
ロヘキシルアミノ ]二酢酸ジt−ブチル(化合物(491)) 化合物(489) 1.60g (2.41mmol)をt−ブタノール100ml
に溶解し、これに10%パラジウム炭素0.56g を加え、水
素雰囲気下、14時間加熱還流した。反応液をセライトろ
過し、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリ
カゲル(Chromatorex 、NH型、富士シリシア化学)カ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=
5/1 〜3 /1)により精製し、化合物(491) を淡褐色固
体として1.20g (94%) 得た。 融点 : 78 〜81℃ IR(KBr): 3700-3000, 2960, 2910, 1725, 163
8, 1590, 1570, 1520cm -1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.93 (s,1H), 7.69
(d,J=8.3Hz,1H), 7.52 (d,J=8.8Hz,1H), 7.47 (s,1H),
6.44 (d,J=6.2Hz,1H), 4.07-3.85 (m,1H), 3.47 (s,4
H), 2.88-2.65 (m,1H),2.28-1.95 (m,4H), 1.46 (s,18
H), 1.60-1.15 (m,4H)
【0280】実施例63:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]シク
ロヘキシルアミノ ]二酢酸(化合物(492)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(491) 1.17g (2.2
2mmol)をトリフルオロ酢酸14mlで処理し、化合物(492)
の二トリフルオロ酢酸塩を無色固体として1.11g (77%)
得た。 IR(KBr): 3700-2500, 1658, 1592, 1528, 1450
cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.37 (bs,2H),
9.17 (bs,2H), 8.69 (d,J=8.1Hz,1H), 8.28 (s,1H),7.
92 (d,J=8.7Hz,1H), 7.85 (dd,J=8.8,1.7Hz,1H), 7.71
(s,1H),3.81 (s,4H), 3.10-2.90 (m,1H), 2.10-1.72
(m,4H), 1.65-1.30 (m,4H)
【0281】化合物(492) の二トリフルオロ酢酸塩200m
g (0.310mmol) に酢酸10mlを加え、これを70℃に加熱し
ながらメタンスルホン酸1.63g (16.95mmol) を加えた。
反応液が透明に溶解したところで室温まで戻し、ジエチ
ルエーテル50mlを加え、析出した沈降物をジエチルエー
テルとテトラヒドロフランで順に洗浄し、ろ取し、化合
物(492) の二メタンスルホン酸塩を淡灰色固体として 2
14mg(定量的)得た。 融点 :> 250℃ IR(KBr): 3700-2100, 1720, 1680, 1635, 160
0, 1585, 1530 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.36 (s,2H), 8.98 (s,2H), 8.74 (d,J=8.1Hz,
1H), 8.29 (d,J=1.5Hz,1H),7.91 (d,J=8.8Hz,1H), 7.86
(dd,J=8.8,1.8Hz,1H), 7.72 (s,1H),4.18 (s,4H), 3.9
7-3.85 (m,1H), 3.48-3.35 (m,1H), 2.36 (s,6H),2.10-
1.90 (m,4H), 1.80-1.45 (m,4H)
【0282】実施例64:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]シク
ロヘキシルアミノ ]二酢酸ジエチル(化合物(490)) 化合物(492) の二メタンスルホン酸塩131mg (0.216mmo
l) にエタノール8mlとメタンスルホン酸654mg (6.80mm
ol)を加え、6時間加熱還流した。反応液を室温まで戻
しジエチルエーテル40mlを加え、析出した沈降物をジエ
チルエーテルとテトラヒドロフランで順に洗浄し、ろ取
し、化合物(490) の二メタンスルホン酸塩を無色固体と
して75mg (52%)得た。 融点 : 100〜102 ℃ IR(KBr): 3700-2500, 1738, 1640, 1592, 157
0, 1525, 1450 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.37 (bs,2H),
9.10 (bs,2H), 8.76 (d,J=8.2Hz,1H), 8.30 (s,1H),8.
00-7.80 (m,2H), 7.73 (s,1H), 4.26 (s,4H), 4.24 (q,
J=7.1Hz,4H),3.55-3.40 (m,1H), 2.37 (s,6H), 2.12-1.
83 (m,4H), 1.80-1.35 (m,4H),1.26 (t,J=7.1Hz,6H)
【0283】実施例65:シス− [4− [(5−アミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]シクロヘ
キシルアミノ ]二酢酸(化合物(493)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5−(ベンジル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカルボ
ン酸27.8mg (0.0822mmol) とシス−(4−アミノシクロ
ヘキシルアミノ)二酢酸ジt−ブチル27.6mg (0.0806mm
ol) を縮合し、シス− [4− [ [5−(ベンジルオキシ
カルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル ]カルボニ
ルアミノ ]シクロヘキシルアミノ ]二酢酸ジt−ブチル
を無色油状として34.0mg (64%)得た。このもの34.0mg
(0.0513mmol) を実施例62と同様の方法に従い水素還
元し、シス− [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
ニル)カルボニルアミノ ]シクロヘキシルアミノ ]二酢
酸ジt−ブチルを淡褐色油状として28.4mg (定量的) 得
た。このもの28.4mg (0.0513mmol) に塩化メチレン0.8m
l とトリフルオロ酢酸0.8ml を加え、室温で3時間撹拌
した。反応液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣を水
4mlに溶解し、凍結乾燥し、化合物(493) の二トリフル
オロ酢酸塩を無色固体として29.3mg (89%)得た。 IR(KBr): 3350, 1665, 1520, 1450, 1320, 126
5, 1195, 1130 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.37 (s,2H), 9.19 (s,2H), 8.55 (d,J=7.6Hz,
1H), 8.29 (s,1H),7.94 (d,J=8.8Hz,1H), 7.86 (dd,J=
8.8,1.8Hz,1H), 7.78 (s,1H),4.09 (s,1H), 3.84 (s,4
H), 3.13 (s,1H), 1.86 (m,2H), 1.76 (m,2H),1.70 (b
s,2H), 1.61 (m,2H)
【0284】実施例66 (1)トランス− [4−アミノシクロヘキシル−N−
(t−ブトキシカルボニル)アミノ ]酢酸t−ブチル トランス−4−(トリフェニルメチルアミノ)シクロヘ
キシルアミン2.73g (7.66mmol)と炭酸カリウム2.22g (1
6.08mmol) をN, N−ジメチルホルムアミド100ml に加
え、これにブロモ酢酸t−ブチル1.57g (8.04mmol)を氷
冷下に滴下し、そのまま30分間、室温で30分間撹拌し
た。反応液をろ過し、ろ液に水200ml を加え、酢酸エチ
ルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物
を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=20/1 〜 1/1
)により精製し、トランス− [4−(トリフェニルメ
チルアミノ)シクロヘキシルアミノ] 酢酸t−ブチルを
無色固体として2.98g (83%) 得た。このもの2.40g (5.1
0mmol)、4−ジメチルアミノピリジン0.31g (2.55mmo
l)、ピリジン0.81g (10.20mmol) を塩化メチレン40mlに
溶解し、これに二炭酸ジt−ブチル1.17g (5.35mmol)を
塩化メチレン10mlに溶解した溶液を氷冷下に滴下し、そ
のまま2時間撹拌した。反応液に水100ml と1N塩酸20
mlを加え、クロロホルムで抽出し、抽出液を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減
圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=10/1 〜5 /1)によ
り精製し、トランス− [4−(トリフェニルメチルアミ
ノ)シクロヘキシル−N−(t−ブトキシカルボニル)
アミノ] 酢酸t−ブチルを無色固体として1.82g (63%)
得た。このもの1.82g (3.19mmol)をエタノール60mlに溶
解し、これに10% パラジウム炭素0.40g を加え、水素雰
囲気下、16時間加熱還流した。反応液をセライトろ過
し、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣に水20ml
と1N塩酸10mlを加え、ジエチルエーテルで抽出し、水
層に飽和重曹水を加えアルカリ性とし、クロロホルムで
抽出し、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ
過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、トランス−
[4−アミノシクロヘキシル−N−(t−ブトキシカル
ボニル)アミノ] 酢酸t−ブチルを淡黄色固体として0.
67g (64%) 得た。 IR(KBr): 3400, 2900, 1738, 1690, 1435 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :4.15-3.90 (m,1H),
3.65 (s,2H), 2.70-2.45 (m,1H), 2.00-1.70 (m,4H),
1.46 (s,9H), 1.44 (s,9H), 1.55-0.80 (m,4H)
【0285】(2)トランス− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]シクロヘキ
シル−N−(t−ブトキシカルボニル)アミノ ]酢酸t
−ブチル(化合物(482)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5 −(ベンジル
オキシカルボニルアミジノ)−2 −ベンゾフランカルボ
ン酸690mg (2.04mmol)とトランス− [4−アミノシクロ
ヘキシル−N−(t−ブトキシカルボニル)アミノ ]酢
酸t−ブチル670mg (2.04mmol)を縮合し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=
2 /3 )により精製し、トランス− [4− [ [5−(ベ
ンジルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニ
ル ]カルボニルアミノ ]シクロヘキシル−N−(t−ブ
トキシカルボニル)アミノ ]酢酸t−ブチルを無色固体
として493mg (37%) 得た。 IR(KBr): 3600-3100, 2910, 1740, 1650, 162
0, 1585, 1510, 1438cm -1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :10.2-9.70 (br,2
H), 8.21 (d,J=1.6Hz,1H), 7.95 (dd,J=8.8,1.6Hz,1H),
7.55-7.25 (m,7H), 6.54 (d,J=8.3Hz,1H), 5.22 (s,2
H), 4.25-4.02 (m,1H),4.02-3.75 (m,1H), 3.68 (s,2
H), 2.25-1.75 (m,4H), 1.48 (s,9H),1.45 (s,9H), 1.6
0-0.80 (m,4H)
【0286】トランス− [4− [ [5−(ベンジルオキ
シカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル ]カルボ
ニルアミノ ]シクロヘキシル−N−(t−ブトキシカル
ボニル)アミノ ]酢酸t−ブチル482mg (0.743mmol) を
エタノール20mlに溶解し、これに10% パラジウム炭素15
0mg を加え、水素雰囲気下、16時間加熱還流した。反応
液をセライトろ過し、ろ液から低沸点物を減圧下に留去
し、残渣をシリカゲル(Chromatorex 、NH型、富士シ
リシア化学)カラムクロマトグラフィー(クロロホルム
/メタノール= 5/1 )により精製し、化合物(482) を
淡黄色固体としてを328mg (86%) 得た。 IR(KBr): 3600-3000, 2920, 1735, 1635, 159
0, 1520, 1432 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.94 (s,1H), 7.70
(d,J=8.9Hz,1H), 7.52 (m,1H), 7.45 (s,1H),6.75-6.3
0 (m,1H), 5.20-4.30 (m,3H), 4.30-4.03 (m,1H),4.03-
3.80 (m,1H), 3.68 (s,2H), 2.30-1.70 (m,4H), 1.48
(s,9H),1.45 (s,9H), 1.70-0.80 (m,4H)
【0287】実施例67:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]シク
ロヘキシルアミノ ]酢酸(化合物(483)) 化合物(482) 216mg (0.420mmol) を塩化メチレン8mlに
溶解し、これにトリフルオロ酢酸4mlを加え、室温で23
時間撹拌した。反応液を減圧下に約1 /3 に濃縮し、ジ
エチルエーテル50mlを加え、析出した沈降物をジエチル
エーテルで洗浄し、ろ取し、化合物(483) の二トリフル
オロ酢酸塩を無色固体として219mg (89%) 得た。 IR(KBr): 3600-2600, 1665, 1530, 1450 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.37 (bs,2H), 9.21 (bs,2H), 8.96 (bs,2H),
8.74 (d,J=8.0Hz,1H),8.29 (d,J=1.8Hz,1H), 7.91 (d,J
=8.8Hz,1H), 7.86 (dd,J=8.8,1.8Hz,1H),7.72 (s,1H),
3.94 (s,2H), 3.83-3.70 (m,1H), 3.12-3.00 (m,1H),2.
20-2.00 (m,2H), 2.00-1.88 (m,2H), 1.56-1.37 (m,4H)
【0288】化合物(483) の二トリフルオロ酢酸塩200m
g (0.341mmol) に酢酸10mlとメタンスルホン酸148mg
(1.54mmol)を加え、50℃で反応液が透明に溶解するまで
撹拌した。反応液を室温まで戻し、ジエチルエーテル50
mlを加え、析出した沈降物をジエチルエーテルで洗浄
し、ろ取し、これを水20mlに溶解し、凍結乾燥し、化合
物(483) の二メタンスルホン酸塩を無色固体として140m
g (75%) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.36 (bs,2H),
9.08 (bs,2H), 8.91 (bs,2H), 8.75 (d,J=8.1Hz,1H),
8.30 (s,1H), 7.92 (d,J=8.8Hz,1H), 7.85 (dd,J=8.8,
1.7Hz,1H),7.73 (s,1H), 3.94 (bs,2H), 3.90-3.65 (m,
1H), 3.20-2.95 (m,1H),2.36 (s,6H), 2.27-1.80 (m,4
H), 1.70-1.30 (m,4H)
【0289】実施例68:(S)−3− [4− [(5−
アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]フ
ェニル ]−2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピ
オン酸エチル(化合物(94)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5−(ベンジル
オキシカルボニル)−2−ベンゾフランカルボン酸 462
mg (1.36mmol) と(S)−3−(4−アミノフェニル)
−2−(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸エ
チル448mg (1.36mmol)を縮合し、(S)−3− [4−
[ [5−(ベンジルオキシカルボニルアミジノ)−2−
ベンゾフラニル ]カルボニルアミノ ]フェニル ]−2−
(n−ブチルスルホニルアミノ)プロピオン酸エチルを
無色固体として886mg (定量的) 得た。このもの830mg
(1.28mmol)にエタノール20ml、クロロホルム100ml 、10
% パラジウム炭素260mg 、1N塩酸2mlを加え、水素雰
囲気下、室温で30時間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液
から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=9
/1 〜1 /1 )により精製し、化合物(94)の塩酸塩を無
色固体として524mg (74%) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.72 (bs,1
H), 9.33 (bs,4H), 8.38 (d,J=1.5Hz,1H), 8.03 (s,1
H),7.97 (d,J=10.0Hz,1H), 7.93 (dd,J=10,1.5Hz,1H),
7.78 (d,J=8.4Hz,2H),7.29 (d,J=8.4Hz,2H), 4.16-4.05
(m,3H), 2.97 (dd,J=13.6,5.9Hz,1H),2.85 (dd,J=13.
6,9.3Hz,1H), 2.68 (t,J=6.8Hz,2H), 1.41-1.13 (m,7
H),0.76 (t,J=7.0Hz,3H)
【0290】実施例69 (1)(S)−3−(4−アミノフェニル)−2−(ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ)プロピオン酸エチル (S)−2−アミノ−3−(4−ニトロフェニル)プロ
ピオン酸エチルの塩酸塩1.00g (3.64mmol)をテトラヒド
ロフラン10ml、水10ml、1N水酸化ナトリウム水溶液3.
64mlの混合液に溶解し、これに、塩化ベンジルオキシカ
ルボニル0.57ml(3.99mmol) をテトラヒドロフラン3.5 m
lに溶解した溶液と1N水酸化ナトリウム水溶液3.64ml
(3.64mmol) を氷冷下に同時に滴下し、そのあと室温で
4時間撹拌した。反応液に飽和重層水30mlを加え酢酸エ
チルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物
を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1 /1 )により
精製し、(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ)−3−(4−ニトロフェニル)プロピオン酸エチル
を無色固体として743mg (55%) 得た。このもの724mg
(1.94mmol)をエタノール120ml と水30mlの混合液に溶解
し、これに亜鉛6.40g (97.9mmol)と塩化カルシウム2.00
g (18.0mmol)を加え3.5 時間加熱還流した。反応液を室
温に戻しろ過し、ろ液を濃縮し、これに水100ml を加え
酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸
点物を減圧下に留去し、(S)−3−(4−アミノフェ
ニル)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロ
ピオン酸エチルを淡黄色油状として572mg (86%) 得た。 IR(neat):3320, 1710, 1620, 1510 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.34-7.29 (m,5H),
6.88 (d,J=8.4Hz,2H), 6.58 (d,J=8.4Hz,2H),5.21 (d,
J=8.0Hz,1H), 5.09 (s,2H), 4.62-4.52 (m,1H), 4.16
(q,J=7.1Hz,2H),2.99 (d,J=5.7Hz,2H), 1.24 (t,J=7.1H
z,3H)
【0291】(2)(S)−3− [4− [(5−アミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]フェニル
]−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピオ
ン酸エチル(化合物(95)) 5−アミジノ−2−ベンゾフランカルボン酸の塩酸塩38
7mg (1.61mmol)と(S)−3−(4−アミノフェニル)
−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピオン
酸エチル550mg (1.61mmol)をN,N−ジメチルホルムア
ミド20mlに加え、これにジイソプロピルカルボジイミド
0.30ml (1.94mmol) と1−ヒドロキシ−1H−ベンゾト
リアゾール260mg (1.92mmol)を加え、室温で12時間、
60℃で4時間撹拌した。反応液からN,N−ジメチル
ホルムアミドを減圧下に留去し、残渣をシリカゲル(Ch
romatorex 、NH型、富士シリシア化学)カラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム/メタノール=9 /1 )に
より精製し、これに塩酸のエタノール溶液10mlを加え塩
酸塩とし、この溶液から低沸点物を減圧下に留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム/メタノール=5/2 )により精製し、化合物(95)
の塩酸塩を淡黄色固体として343mg(38%)得た。 IR(KBr): 3200, 1710, 1660, 1600, 1520 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.72 (bs,1
H), 9.40 (bs,4H), 8.39 (s,1H), 8.06-7.78 (m,4H),7.
75 (d,J=8.3Hz,2H), 7.35-7.24 (m,7H), 5.00 (s,2H),
4.31-4.19 (m,1H),4.09 (q,J=7.1Hz,2H), 3.09-2.81
(m,2H), 1.14 (t,J=7.1Hz,3H)
【0292】実施例70:(S)−3− [4− [(5−
アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]フ
ェニル ]−2−アミノプロピオン酸エチル(化合物(9
8)) 化合物(95)の塩酸塩335mg (0.593mmol) をエタノールと
メタノールの等量混合液40mlに溶解し、これに10% パラ
ジウム炭素100mg を加え、水素雰囲気下、室温で15時間
撹拌した。反応液をろ過し、ろ液から低沸点物を減圧下
に留去し、化合物(98)の一塩酸塩を淡緑色固体として23
9mg (94%) 得た。 IR(KBr): 3150, 1720, 1660, 1600, 1520 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.70 (bs,1
H), 9.33 (bs,4H), 8.38 (d,J=1.7Hz,1H), 8.03 (s,1
H),7.98 (d,J=9.0Hz,1H), 7.92 (dd,J=9.0,1.7Hz,1H),
7.73 (d,J=8.5Hz,2H),7.19 (d,J=8.5Hz,2H), 4.04 (q,J
=7.1Hz,2H), 3.60-3.53 (m,1H),2.85-2.76 (m,2H), 1.1
4 (t,J=7.1Hz,3H)
【0293】実施例71:(S)−3− [4− [(5−
アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]フ
ェニル ]−2−アミノプロピオン酸(化合物(99)) 実施例10と同様の方法に従い、化合物(98)の一塩酸塩
224mg (0.520mmol) を加水分解し、化合物(99)の二塩酸
塩を無色固体として103mg (45%) 得た。 融点 : > 250℃ IR(KBr): 3200, 1680, 1650, 1600, 1520 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :10.76 (s,1H), 9.37 (bs,4H), 8.38 (s,1H),
8.05 (s,1H), 7.97-7.91 (m,2H),7.76 (d,J=8.6Hz,2H),
7.29 (d,J=8.6Hz,2H), 3.58-3.56 (m,1H),3.14 (dd,J=
14.4,4.8Hz,2H), 2.97 (dd,J=14.4,2.9Hz,2H)
【0294】実施例72 (1)(S)−3−(4−アミノフェニル)−2− [3
−(4−メトキシフェニル)プロピオニルアミノ ]プロ
ピオン酸エチル 3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸1.36g
(8.18mmol)とよう化メチル1.20ml (19.3mmol) をN, N
−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、これに炭酸カリ
ウム3.40g (24.6mmol)を加え50〜60℃で4時間、さらに
室温で14時間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を飽和食
塩水100ml に加え酢酸エチルで抽出し、抽出液を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物
を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=4 /1 )により
精製し、3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸メ
チルを無色固体として1.35g (85%) 得た。このもの1.30
g (6.69mmol)をテトラヒドロフラン10mlに溶解し、これ
に1N水酸化ナトリウム水溶液7.0ml (7.0mmol) を加
え、室温で2時間撹拌した。反応液に1N塩酸を加えpH
2〜3 とし、析出物をろ取し、水で洗浄し、3−(4−
メトキシフェニル)プロピオン酸を無色固体として1.11
g (92%) 得た。
【0295】次に、3−(4−メトキシフェニル)プロ
ピオン酸330mg (1.83mmol)と(S)−2−アミノ−3−
(4−ニトロフェニル)プロピオン酸エチルの塩酸塩50
0mg(1.82mmol)をN, N−ジメチルホルムアミド30mlに
溶解し、これに1−(3−ジメチルアミノプロピル)−
3−エチルカルボジイミド384mg (2.00mmol)、1−ヒド
ロキシ−1H−ベンゾトリアゾール270mg (2.00mmol)、
N−メチルモルホリン0.25ml (2.27 mmol)を加え、室温
で21時間撹拌した。反応液に水100ml を加え酢酸エチル
で抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧
下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n−ヘキサン/酢酸エチル=2 /1 )により精製
し、(S)−2− [3−(4−メトキシフェニル)プロ
ピオニルアミノ ]−3−(4−ニトロフェニル)プロピ
オン酸エチルを無色固体として292mg (40%) 得た。この
もの280mg (0.699mmol) をエタノール30mlに溶解し、こ
れに10% パラジウム炭素100mg を加え、水素雰囲気下、
14時間加熱還流した。反応液を室温に戻しろ過し、ろ液
から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1
/1 〜3 /7 )により精製し、(S)−3−(4−アミ
ノフェニル)−2− [3−(4−メトキシフェニル)プ
ロピオニルアミノ ]プロピオン酸エチルを無色固体とし
て171mg (66%) 得た。 IR(KBr): 3350, 3300, 3200, 1740, 1640, 151
0, 1250 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.11 (d,J=8.6Hz,2
H), 6.82 (d,J=8.6Hz,2H), 6.73 (d,J=8.4Hz,2H),6.55
(d,J=8.4Hz,2H), 5.80 (d,J=7.7Hz,1H), 4.83-4.74 (m,
1H),4.15 (q,J=7.1Hz,2H), 3.78 (s,3H), 3.59 (bs,2
H), 2.97-2.85 (m,4H),2.49-2.39 (m,2H), 1.25 (t,J=
7.1Hz,3H)
【0296】(2)(S)−3− [4− [(5−アミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]フェニル
]−2− [3−(4−メトキシフェニル)プロピオニル
アミノ]プロピオン酸エチル(化合物(96)) 5−(ベンジルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベン
ゾフランカルボン酸151mg (0.447mmol) と(S)−3−
(4−アミノフェニル)−2− [3−(4−メトキシフ
ェニル)プロピオニルアミノ ]プロピオン酸エチル165m
g (0.445mmol)をN, N−ジメチルホルムアミド10mlに
溶解し、これに PyBOP(ベンゾトリアゾール−1−イル
−オキシ−トリス(ピロリジノ)ホスホニウムヘキサフ
ルオロホスフェート)225mg (0.490mmol) とN−メチル
モルホリン0.05ml (0.455mmol)を加え、室温で15時間撹
拌した。反応液に水20mlを加え、析出物をろ取し、水で
洗浄し、(S)−3− [4− [ [5−(ベンジルオキシ
カルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル ]カルボニ
ルアミノ ]フェニル ]−2− [3−(4−メトキシフェ
ニル)プロピオニルアミノ ]プロピオン酸エチルを無色
固体として271mg (88%) 得た。 IR(KBr): 3300, 1730, 1650, 1620, 1580, 151
0, 1250 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.56 (s,1H),
9.26 (bs,2H), 8.30 (d,J=7.7Hz,1H),8.11 (dd,J=8.9,
1.8Hz,1H), 7.86 (s,1H), 7.81 (d,J=8.9Hz,1H),7.71
(d,J=8.5Hz,2H), 7.44-7.32 (m,5H), 7.19 (d,J=8.5Hz,
2H),7.06 (d,J=8.6Hz,2H), 6.79 (d,J=8.6Hz,2H), 5.14
(s,2H), 4.48-4.40 (m,1H),4.06 (q,J=7.1Hz,2H), 3.6
9 (s,3H), 3.00-2.87 (m,2H),2.69 (t,J=7.0Hz,2H), 2.
35 (t,J=7.0Hz,2H), 1.13 (t,J=7.1Hz,3H)
【0297】実施例19と同様の方法に従い、(S)−
3− [4− [ [5−(ベンジルオキシカルボニルアミジ
ノ)−2−ベンゾフラニル ]カルボニルアミノ ]フェニ
ル ]−2− [3−(4−メトキシフェニル)プロピオニ
ルアミノ ]プロピオン酸エチル267mg (0.387mmol) を水
素還元し、化合物(96)の塩酸塩を230mg(定量的) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.84 (s,1H),
9.60 (bs,2H), 9.44 (bs,2H), 8.42 (s,1H),8.38 (d,J
=6.9Hz,1H), 8.15 (s,1H), 7.97 (s,2H), 7.78 (d,J=8.
5Hz,2H),7.20 (d,J=8.5Hz,2H), 7.06 (d,J=8.5Hz,2H),
6.80 (d,J=8.5Hz,2H),4.48-4.40 (m,1H), 4.06 (q,J=7.
1Hz,2H), 3.69 (s,3H), 3.11-2.89 (m,2H),2.69 (t,J=
7.2Hz,2H), 2.36 (t,J=7.2Hz,2H), 1.13 (t,J=7.1Hz,3
H)
【0298】実施例73:(S)−3− [4− [(5−
アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]フ
ェニル ]−2− [3−(4−メトキシフェニル)プロピ
オニルアミノ ]プロピオン酸(化合物(128)) 実施例10と同様の方法に従い、化合物(96)の塩酸塩23
0mg (0.387mmol) を加水分解し、化合物(128) の塩酸塩
を無色固体として96mg (44%)得た。 融点 : 187〜191 ℃(分解) IR(KBr): 3200, 1710, 1640, 1560, 1510 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.70 (s,1H),
9.74 (bs,2H), 9.37 (bs,2H), 8.37 (s,1H),8.10 (d,J
=7.0Hz,1H), 8.00-7.87 (m,3H), 7.72 (d,J=8.5Hz,2H),
7.20 (d,J=8.5Hz,2H), 7.06 (d,J=8.5Hz,2H), 6.80 (d,
J=8.5Hz,2H),4.45-4.36 (m,1H), 3.69 (s,3H), 3.06 (d
d,J=12,4.0Hz,1H),2.84 (dd,J=12,8.0Hz,1H), 2.69 (t,
J=7.2Hz,2H), 2.35 (t,J=7.2Hz,2H)
【0299】実施例74 (1)(S)−3−(4−アミノフェニル)−2−[
(N−ベンジルオキシカルボニル−4−ピペリジニルオ
キシ)アセチルアミノ ]プロピオン酸エチル 4−ピペリジニルオキシ酢酸t−ブチル521mg (2.42mmo
l)とトリエチルアミン0.40ml (2.9mmol)を塩化メチレン
20mlに溶解し、これに塩化ベンジルオキシカルボニル0.
41mmol (2.9mmol)を加え、室温で74時間撹拌した。反応
液に飽和重層水50mlを加え、酢酸エチルで抽出し、抽出
液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサ
ン/酢酸エチル=2 /1 )により精製し、[ N−ベンジ
ルオキシカルボニル−4−ピペリジニルオキシ ]酢酸t
−ブチルを無色油状として710mg (84%) 得た。このもの
692mg (1.99mmol)に塩化メチレン30mlとトリフルオロ酢
酸10mlを加え、室温で17時間撹拌した。反応液から低沸
点物を減圧下に留去し、[ N−ベンジルオキシカルボニ
ル−4−ピペリジニルオキシ ]酢酸を無色固体として55
5mg (96%) 得た。実施例72(1)と同様の方法に従
い、[ N−ベンジルオキシカルボニル−4−ピペリジニ
ルオキシ] 酢酸530mg (1.81mmol)と(S)−2−アミノ
−3−(4−ニトロフェニル)プロピオン酸エチルの塩
酸塩500mg (1.82mmol)を縮合し、(S)−2−[ (N−
ベンジルオキシカルボニル−4−ピペリジニルオキシ)
アセチルアミノ ]−3−(4−ニトロフェニル)プロピ
オン酸エチルを黄色油状として707mg (76%) 得た。
【0300】実施例69(1)と同様の方法に従い、
(S)−2−[ (N−ベンジルオキシカルボニル−4−
ピペリジニルオキシ)アセチルアミノ ]−3−(4−ニ
トロフェニル)プロピオン酸エチル685mg (1.33mmol)の
ニトロ基をアミノ基に変換し、(S)−3−(4−アミ
ノフェニル)−2−[ (N−ベンジルオキシカルボニル
−4−ピペリジニルオキシ)アセチルアミノ ]プロピオ
ン酸エチルを淡黄色油状として558mg (87%) 得た。 IR(neat):3350, 2920, 1735, 1680-1660, 110
0 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.37-7.29 (m,5H),
6.95 (d,J=8.0Hz,1H), 6.86 (d,J=8.4Hz,2H),6.53 (d,
J=8.4Hz,2H), 5.12 (s,2H), 4.82-4.73 (m,1H), 4.17
(q,J=7.2Hz,2H),3.93 (s,2H), 3.68-3.58 (m,4H), 3,49
-3.42 (m,1H), 3.29-3.16 (m,2H),3.02 (d,J=5.8Hz,2
H), 1.78-1.67 (m,2H), 1.55-1.43 (m,2H),1.25 (t,J=
7.2Hz,3H)
【0301】(2)(S)−3− [4− [(5−アミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]フェニル
]−2−[ (4−ピペリジニルオキシ)アセチルアミノ
]プロピオン酸エチル(化合物(97)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5−(ベンジル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカルボ
ン酸187mg (0.553mmol) と(S)−3−(4−アミノフ
ェニル)−2−[ (N−ベンジルオキシカルボニル−4
−ピペリジニルオキシ)アセチルアミノ ]プロピオン酸
エチル258mg (0.533mmol) を縮合し、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=99/
1 )により精製し、(S)−3− [4− [ [5−(ベン
ジルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル
]カルボニルアミノ ]フェニル ]−2−[ (N−ベンジ
ルオキシカルボニル−4−ピペリジニルオキシ)アセチ
ルアミノ ]プロピオン酸エチルを無色固体として238mg
(56%) 得た。 IR(KBr): 3380, 1730, 1680-1660, 1620, 1100
cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :9.07 (bs,2H), 8.4
5 (bs,1H), 8.27 (d,J=1.9Hz,1H),7.99 (dd,J=9.1,1.9H
z,1H), 7.62-7.56 (m,4H), 7.48-7.30 (m,10H),7.14
(d,J=8.5Hz,2H), 7.00 (d,J=8.1Hz,1H), 5.24 (s,2H),
5.11 (s,2H),4.92-4.83 (m,1H), 4.20 (q,J=5.2Hz,2H),
3.96 (s,2H), 3.78-3.63 (m,2H),3.53-3.49 (m,1H),
3.30-3.13 (m,4H), 1.78-1.71 (m,2H), 1.57-1.51 (m,2
H),1.27 (t,J=5.2Hz,3H)
【0302】(S)−3− [4− [ [5−(ベンジルオ
キシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル ]カル
ボニルアミノ ]フェニル ]−2−[ (N−ベンジルオキ
シカルボニル−4−ピペリジニルオキシ)アセチルアミ
ノ ]プロピオン酸エチル230mg (0.286mmol) をエタノー
ル50mlに溶解し、これに10% パラジウム炭素40mgを加
え、水素雰囲気下、室温で22時間撹拌した。反応液をろ
過し、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリ
カゲル(Chromatorex 、NH型、富士シリシア化学)カ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=
85/15)により精製し、化合物(97)を無色固体として85
mg (55%)得た。 IR(KBr): 3350, 1725, 1650, 1520, 1090 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.97 (s,1H), 7.76
-7.55 (m,5H), 7.16 (d,J=8.5Hz,2H), 7.19-7.08 (m,1
H),4.95-4.85 (m,1H), 4.20 (q,J=7.2Hz,2H), 3.96 (s,
2H), 3.43-3.34 (m,1H),3.16-3.14 (m,2H), 3.08-2.97
(m,2H), 2.64-2.52 (m,2H), 1.87-1.81 (m,2H),1.45-1.
32 (m,2H), 1.27 (t,J=7.2Hz,3H)
【0303】実施例75:(S)−3− [4− [(5−
アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]フ
ェニル ]−2−[ (4−ピペリジニルオキシ)アセチル
アミノ]プロピオン酸(化合物(117)) 実施例10と同様の方法に従い、化合物(97) 83mg (0.1
55mmol) を加水分解し、化合物(117) の二塩酸塩を無色
固体として90mg (定量的) 得た。 融点 : > 250℃ IR(KBr): 3350, 1720, 1655, 1530, 1100 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :12.90 (bs,1H), 10.82 (s,1H), 9.54 (bs,2H),
9.34 (bs,2H),9.06-8.98 (m,2H), 8.40 (d,J=1.7Hz,1
H), 8.15 (s,1H), 7.97 (d,J=8.9Hz,1H),7.94 (dd,J=8.
9,1.7Hz,1H), 7.80 (d,J=8.3Hz,1H), 7.76 (d,J=8.5Hz,
2H),7.24 (d,J=8.5Hz,2H), 4.55-4.51 (m,1H), 3.91
(d,J=15.2Hz,1H),3.88 (d,J=15.2Hz,1H), 3.55-3.53
(m,1H), 3.14-3.10 (m,2H),3.12 (dd,J=13.7,4.8Hz,1
H), 3.01 (dd,J=13.7,9.0Hz,1H), 2.96-2.91 (m,2H),1.
95-1.89 (m,2H), 1.76-1.73 (m,2H)
【0304】実施例76 (1)[ 4−アミノ−N−(n−バレリル)アニリノ ]
酢酸エチル 4−ニトロアニリン25.0g (181mmol) とブロモ酢酸エチ
ル10.0ml (90.5mmol)の混合液を窒素雰囲気下、80〜90
℃で20時間撹拌した。反応液に酢酸エチル30mlを加え10
分間加熱還流したのち固体をろ取し、エタノールから再
結晶し、(4−ニトロアニリノ)酢酸エチルを黄色固体
として13.1g (64%) 得た。このもの1.00g (4.46mmol)と
n−塩化バレリル1.12g (9.36mmol)の混合液を窒素雰囲
気下、80〜90℃で2時間撹拌した。反応液をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル
=1 /1 )により精製し、[ 4−ニトロ−N−(n−バ
レリル)アニリノ ]酢酸エチルを淡黄色固体として948m
g (69%) 得た。このもの851mg (2.76mmol)をクロロホル
ム20mlとエタノール30mlの混合液に溶解し、これに10%
パラジウム炭素80mgを加え、水素雰囲気下、室温で60時
間撹拌した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去
し、[ 4−アミノ−N−(n−バレリル)アニリノ ]酢
酸エチルを無色油状として759mg (99%) 得た。 IR(neat):3600-2300, 1730 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :7.45-7.25 (m,
4H), 4.30 (s,2H), 4.10 (q,J=7.1Hz,2H), 2.08 (t,J=
7.1Hz,2H),1.38 (quint,J=7.4Hz,2H), 1.30-1.03 (m,5
H), 0.76 (t,J=7.1Hz,3H)
【0305】(2) [4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルアミノ ]−N−(n−バレリ
ル)アニリノ ]酢酸エチル(化合物(139)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5−(ベンジル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカルボ
ン酸 421mg (1.24mmol) と [4−アミノ−N−(n−バ
レリル)アニリノ ]酢酸エチル 346mg (1.24mmol) を縮
合し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキ
サン/酢酸エチル=3/1〜1/1)により精製し、
[4− [ [5−(ベンジルオキシカルボニルアミジノ)
−2−ベンゾフラニル ]カルボニルアミノ ]−N−(n
−バレリル)アニリノ ]酢酸エチルを淡黄色固体として
308mg (42%) 得た。 IR(KBr): 3600-2700, 1740, 1610 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.80 (s,1H), 8.21
(s,1H), 7.96 (d,J=9.0Hz,1H), 7.85-7.75 (m,2H),7.6
0-7.18 (m,4H+5H), 5.22 (s,2H), 4.35 (s,2H), 4.17
(q,J=7.0Hz,2H),2.14 (t,J=7.2Hz,2H), 1.54 (quint,J=
7.2Hz,2H), 1.40-1.10 (m,5H),0.78 (t,J=7.2Hz,3H)
【0306】[4− [ [5−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミジノ)−2−ベンゾフラニル]カルボニルアミノ
]−N−(n−バレリル)アニリノ ]酢酸エチル351g
(0.587mmol)にクロロホルム25mlとメタノール25mlを加
え、これに10% パラジウム炭素30mgと1N塩酸1.2ml
(1.2mmol) を加え、水素雰囲気下、室温で1時間撹拌し
た。反応液をろ過し、ろ液から低沸点物を減圧下に留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム/メタノール=4 /1 )により精製し、化合物
(139) の塩酸塩を黄色固体として281mg (95%) 得た。 IR(KBr): 3600-2800, 1730, 1640, 1505 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :8.38 (s,1H), 8.08 (s,1H), 8.00 (d,J=5Hz,1
H), 7.95-7.88 (m,3H),7.40-7.35 (m,2H), 4.32 (s,2
H), 4.11 (q,J=7.3Hz,2H), 2.10 (t,J=7.3Hz,2H),1.43
(quint,J=7.3Hz,2H), 1.25-1.12 (m,5H), 0.77 (t,J=7.
3Hz,3H)
【0307】実施例77:[ 4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]−N−(n−バ
レリル)アニリノ ]酢酸(化合物(145)) 実施例10と同様の方法に従い、化合物(139) の塩酸塩
202mg (0.404mmol) を加水分解し、逆相カラム(Chroma
torex-ODS DM1020T 、富士シリシア化学)クロマトグラ
フィー(水〜アセトニトリル)により精製し、化合物(1
45) の塩酸塩を黄色固体として60mg (28%)得た。 融点 : 216〜230 ℃(分解) IR(KBr): 3600-2500, 1650, 1600 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.41 (bs,2H), 9.13 (bs,2H), 8.35 (s,1H),
8.05-7.85 (m,5H),7.45-7.36 (m,2H), 4.20 (s,2H), 2.
09 (t,J=7.5Hz,2H), 1.50-1.40 (m,2H),1.26-1.13 (m,2
H), 0.83-0.73 (m,3H)
【0308】実施例78 (1)[ 4−アミノ−N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)アニリノ ]酢酸エチル 4−ニトロアニリン25.0g (181mmol) とブロモ酢酸エチ
ル10.0ml (90.5mmol)を窒素雰囲気下、80〜90℃で20時
間撹拌した。反応液に酢酸エチル30mlを加え10分間加熱
還流し、得られた固体をろ取し、エタノールから再結晶
し、(4−ニトロアニリノ)酢酸エチルを黄色固体とし
て13.1g (64%) 得た。このもの1.00g (4.46mmol)と塩化
ベンジルオキシカルボニル8mlを窒素雰囲気下、80〜90
℃で1.5時間撹拌した。この反応液にトルエン20mlを加
えたのち、低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチ
ル=5 /2 )により精製し、[ 4−ニトロ−N−(ベン
ジルオキシカルボニル)アニリノ ]酢酸エチルを黄色油
状として962mg (定量的)得た。このもの716mg (2.00m
mol)にエタノール100ml と水30mlを加え、これに活性亜
鉛6.55g (100mmol)と塩化カルシウム2.22g (20.0mmol)
を加え、2時間加熱還流した。反応液をろ過し、ろ液か
ら低沸点物を減圧下に留去し、残渣に水100ml を加え酢
酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、ろ液か
ら低沸点物を減圧下に留去し、[ 4−アミノ−N−(ベ
ンジルオキシカルボニル)アニリノ ]酢酸エチルを黄色
油状として576mg (88%) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :7.35-7.20 (m,5H), 6.97-6.91 (m,2H), 6.53-
6.47 (m,2H), 5.06 (s,2H),4.23 (s,2H), 4.11 (q,J=7.
1Hz,2H), 1.17 (t,J=7.1Hz,3H)
【0309】(2)[ 4− [ [5−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル ]カルボニル
アミノ ]−N−(ベンジルオキシカルボニル)アニリノ
]酢酸エチル(化合物(140)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5−(ベンジル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカルボ
ン酸567mg (1.68mmol)と[ 4−アミノ−N−(ベンジル
オキシカルボニル)アニリノ ]酢酸エチル550mg (1.68m
mol)を縮合し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n−ヘキサン/酢酸エチル=2 /1 〜1/1 )により
精製し、化合物(140) を黄色固体として857mg (82%) 得
た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :8.50 (s,1H), 8.13-8.11 (m,1H), 7.88-7.78
(m,4H), 7.45-7.30 (m,12H),5.13 (s,2H×2), 4.39 (s,
2H), 4.03 (q,J=7.1Hz,2H), 1.19 (t,J=7.1Hz,3H)
【0310】実施例79: [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ]アニリノ ]酢酸
(化合物(141)) 実施例19と同様の方法に従い、化合物(140) 857mg
(1.32mmol)を水素還元し、 [4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]アニリノ]酢酸
エチルとし、次いで実施例10と同様の方法に従い加水
分解し、化合物(141) の二塩酸塩を黄色固体として125m
g (22%) 得た。 融点 :> 235℃(分解) IR(KBr): 1730, 1650, 1610, 1580 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :10.44 (s,1H), 9.45 (bs,2H), 9.20 (bs,2H),
8.34 (s,1H), 8.10-7.87 (m,4H),7.55-7.53 (m,2H), 6.
66-6.63 (m,2H), 3.84 (s,2H)
【0311】実施例80 (1)(4−ヒドロキシシクロヘキシルオキシ)酢酸t
−ブチル 水酸化ナトリウム5.7g (0.14mol)を水6mlに溶解し、こ
れに1, 4−シクロヘキサンジオール(シス/トランス
=6 /4) 15.0g (0.13mol)を加え、室温で30分間撹拌し
た。次いで、テトラブチルアンモニウムブロミド20.8g
(0.065mol)とブロモ酢酸t−ブチル24.5ml (0.13mol)を
加え、室温で1時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽
出し、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過
後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エ
チル=5 /1 〜2 /1 )により精製し、(4−ヒドロキ
シシクロヘキシル)酢酸t−ブチルを透明油状として2.
13g (7%)得た。 IR(KBr): 3400, 2910, 2850, 1740 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :3.98, 3.97 (each
s,2H), 3.85-3.61 (m,1H), 3.58-3.27 (m,1H),2.18-1.1
0 (m,17H)
【0312】(2)[ 4− [(5−アミジノ−2−ベン
ゾフラニル)カルボニルオキシ ]シクロヘキシルオキシ
]酢酸t−ブチル(化合物(428)) 5−シアノ−2−ベンゾフランカルボン酸1.00g (5.34m
mol)に塩化チオニル8ml (110mmol)を加え、30分間加熱
還流した。反応液から塩化チオニルを減圧下に留去し、
これにトルエン3mlを加え再び減圧下に留去し5−シア
ノ−2−ベンゾフランカルボン酸クロリドを得た。これ
をトルエン20mlに溶解し、次いでピリジン0.86ml (10.7
mmol) 、4−ジメチルアミノピリジン131mg (1.07mmo
l)、4−ヒドロキシシクロヘキシル酢酸t−ブチル1.35
g (5.88mmol)を加え、1時間加熱還流した。反応液に水
を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下
に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n−ヘキサン/酢酸エチル=10/1 〜5 /1 )により
精製し、[ 4− [(5−シアノ−2−ベンゾフラニル)
カルボニルオキシ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸t−ブ
チルを無色固体として1.12g (52%) 得た。 IR(KBr): 3400, 2950, 2200, 1740, 1719, 162
0, 1580 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.10-8.02 (m,1H),
7.78-7.63 (m,2H), 7.55 (d,J=2.0Hz,1H),5.23-5.00
(m,1H), 4.02, 4.01 (each s,2H), 3.53-3.40 (m,1H),
2.27-1.52 (m,8H), 1.49 (s,9H)
【0313】実施例1(3)と同様の方法に従い、[ 4
− [(5−シアノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルオ
キシ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸t−ブチル1.00g
(2.50mmol)のシアノ基をアミジノ基に変換し、化合物(4
28) のよう化水素酸塩を淡褐色固体として1.00g (73%)
得た。 IR(KBr): 3200, 2950, 1720, 1670 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :12.0-8.40 (bs,4
H), 8.30 (s,1H), 8.08-7.79 (m,3H), 5.19-4.90 (m,1
H),4.02 (s,2H), 3.65-3.35 (m,1H), 2.15-1.25 (m,17
H)
【0314】実施例81:[ 4− [(5−アミジノ−2
−ベンゾフラニル)カルボニルオキシ]シクロヘキシル
オキシ ]酢酸(化合物(429)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(428) のよう化水
素酸塩1.00g (1.84mmol)をトリフルオロ酢酸10mlで処理
し、化合物(429) のよう化水素酸塩を淡褐色固体として
520mg (58%) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.39 (s,2H),
9.10 (s,2H), 8.30 (s,1H), 8.09-7.81 (m,3H),5.15-4.
88 (m,1H), 4.05 (s,2H), 3.65-3.35 (m,1H), 2.17-1.3
1 (m,8H) SIMS m/z : 361(M+H)
【0315】化合物(429) のよう化水素酸塩300mg (0.6
1mmol)に酢酸10mlと濃硫酸12μl (0.23mmol)を加え、90
℃で10分間撹拌した。反応液を室温に戻しジエチルエー
テル50mlを加え、析出した沈降物をジエチルエーテルで
洗浄し、ろ取し、化合物(429) の硫酸塩を無色固体とし
て220mg (78%) 得た。 融点 : 186〜188 ℃ IR(KBr): 3300, 3120, 2920, 1720, 1670, 161
8 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.39 (s,2H),
9.06 (s,2H), 8.31 (s,1H), 8.09-7.81 (m,3H),5.15-4.
88 (m,1H), 4.05 (s,2H), 3.35-3.65 (s,1H), 2.17-1.1
2 (m,8H) (シス/トランスは約等量)
【0316】実施例82:3− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルオキシ ]ピペリジノ
]プロピオン酸エチル(化合物(481)) 実施例80(2)と同様の方法に従い、5−シアノ−2
−ベンゾフランカルボン酸1.00g (5.34mmol)を対応する
酸クロリドとし、これに3−(4−ヒドロキシピペリジ
ノ)プロピオン酸エチル1.08g (5.77mmol)を反応させ、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)
により精製し、3− [4− [(5−シアノ−2−ベンゾ
フラニル)カルボニルオキシ ]ピペリジノ ]プロピオン
酸エチルを無色固体として733mg (33%) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.37 (s,1H),
8.00 (d,J=14.4Hz,1H), 7.92 (d,J=14.4Hz,1H), 7.84
(s,1H),5.06-4.92 (m,1H), 4.07 (q,J=7.1Hz,2H), 2.73
-2.58 (m,6H),2.52-2.43 (m,2H), 2.02-1.92 (m,2H),
1.91 (t,J=7.1Hz,3H),1.75-1.63 (m,2H),
【0317】実施例1(3)と同様の方法に従い、3−
[4− [(5−シアノ−2−ベンゾフラニル)カルボニ
ルオキシ ]ピペリジノ ]プロピオン酸エチルを723mg
(1.78mmol)のシアノ基をアミジノ基に変換し、シリカゲ
ル(Chromatorex 、NH型、富士シリシア化学)カラム
クロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=85/
15)により精製し、化合物(481) を無色固体として140m
g (20%) 得た。1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.96 (s,1H), 7.72
(d,J=8.6Hz,1H), 7.60 (d,J=8.6Hz,1H), 7.53 (s,1H),
5.14-5.04 (m,1H), 4.62 (bs,3H), 4.15 (q,J=7.1Hz,2
H), 2.82-2.63 (m,4H),2.54-2.33 (m,4H), 2.11-1.80
(m,4H), 1.27 (t,J=7.1Hz,3H)
【0318】実施例83:トランス−[ 4− [(6−ア
ミジノ−2−インドリル)カルボニルアミノ ]シクロヘ
キシルオキシ ]酢酸t−ブチル(化合物(502)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、6−シアノ−2−
インドールカルボン酸244mg (1.31mmol)とトランス−
(4−アミノシクロヘキシルオキシ)酢酸t−ブチル30
0mg (1.31mmol)を縮合し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム/メタノール=50/1 〜1 /1
)により精製し、トランス−[ 4− [(6−シアノ−
2−インドリル)カルボニルアミノ ]シクロヘキシルオ
キシ ]酢酸t−ブチルを褐色固体として465mg (89%) 得
た。 IR(KBr): 3600-3000, 2900, 2200, 1730, 163
0, 1540 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :9.96 (bs,1H), 7.7
9 (s,1H), 7.71 (d,J=8.3Hz,1H),7.35 (dd,J=8.3,1.4H
z,1H), 6.86 (d,J=1.3Hz,1H), 6.09 (d,J=7.9Hz,1H),4.
02 (s,2H), 4.12-3.90 (m,1H), 3.50-3.30 (m,1H), 2.2
7-2.05 (m,4H),1.49 (s,9H), 1.75-1.15 (m,4H)
【0319】実施例1(3)と同様の方法に従い、トラ
ンス−[ 4− [(6−シアノ−2−インドリル)カルボ
ニルアミノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸t−ブチル46
5mg(1.17mmol)のシアノ基をアミジノ基に変換し、化合
物(502) のよう化水素酸塩を褐色固体として343mg (54
%) 得た。 IR(KBr): 3600-2800, 1725, 1660, 1630, 1530
cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :12.23 (bs,1
H), 9.50-8.45 (br,4H), 7.89 (s,1H), 7.84 (d,J=8.5H
z,1H),7.41 (dd,J=8.4,1.5Hz,1H), 7.28 (s,1H), 4.01
(s,2H), 3.92-3.67 (m,1H),2.10-1.80 (m,4H), 1.43
(s,9H), 1.55-1.10 (m,4H)
【0320】実施例84:トランス−[ 4− [(6−ア
ミジノ−2−インドリル)カルボニルアミノ ]シクロヘ
キシルオキシ ]酢酸(化合物(507)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(502) のよう化水
素酸塩824mg (1.52mmol)をトリフルオロ酢酸6mlで処理
し、化合物(507) のよう化水素酸塩を褐色固体として64
1mg (87%) 得た。 IR(KBr): 3600-2800, 1720, 1670, 1630, 1520
cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :12.24 (s,1H),
9.25 (bs,2H), 8.89 (bs,2H), 8.45 (d,J=7.6Hz,1H),
7.90 (s,1H), 7.84 (d,J=8.5Hz,1H), 7.41 (dd,J=8.4,
1.3Hz,1H), 7.29 (s,1H),4.04 (s,2H), 3.90-3.65 (m,1
H), 2.20-1.78 (m,4H), 1.55-1.10 (m,4H)
【0321】実施例85:トランス−[ 4− [(6−ア
ミジノ−2−インドリル)カルボニルアミノ ]シクロヘ
キシルオキシ ]酢酸エチル(化合物(501)) 実施例47と同様の方法に従い、化合物(507) のよう化
水素酸塩641mg (1.32mmol)にエタノールを反応させ、化
合物(501) のメタンスルホン酸塩を淡黄色固体として49
5mg (78%) 得た。 融点 : 263〜266 ℃ IR(KBr): 3600-2800, 1745, 1670, 1630, 156
0, 1530 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :12.20 (bs,1
H), 9.24 (bs,2H), 8.83 (bs,2H), 8.42 (d,J=7.8Hz,1
H),7.90 (s,1H), 7.84 (d,J=8.4Hz,1H), 7.41 (dd,J=8.
5,1.5Hz,1H),7.29 (d,J=1.5Hz,1H), 4.13 (s,2H), 4.13
(q,J=7.1Hz,2H), 3.90-3.70 (m,1H),2.35 (s,3H), 2.1
5-1.82 (m,4H), 1.21 (t,J=7.1Hz,3H), 1.55-1.15 (m,4
H)
【0322】実施例86:トランス− [4− [(6−ア
ミジノベンゾ [ b ]チエン−2−イル)カルボニルアミ
ノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸(化合物(558)) 実施例1(2)と同様の方法に従い、6−シアノベンゾ
[ b ]チエン−2−カルボン酸400mg (1.97mmol)とトラ
ンス−3−(4−アミノシクロヘキシル)プロピオン酸
t−ブチル474mg (2.07mmol)を縮合し、トランス− [4
− [(6−シアノベンゾ [ b ]チエン−2−イル)カル
ボニルアミノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸t−ブチル
を橙色固体として471mg (58%) 得た。 IR(KBr): 3700-3000, 2200, 1730, 1620 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :8.64 (d,J=1.5
Hz,1H), 8.20 (s,1H), 8.12 (d,J=8.3Hz,1H),7.79 (dd,
J=8.3,1.5Hz,1H), 3.80-3.70 (m,1H), 2.08-1.98 (m,3
H),1.95-1.85 (m,2H), 1.43 (s,9H), 1.45-1.35 (m,2
H), 1.33-1.23 (m,2H)
【0323】実施例1(3)と同様の方法に従い、トラ
ンス− [4− [(6−シアノベンゾ[ b ]チエン−2−
イル)カルボニルアミノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸
t−ブチル450mg (1.09mmol)のシアノ基をアミジノ基に
変換し、シリカゲル(Chromatorex 、NH型、富士シリ
シア化学)カラムクロマトグラフィー(クロロホルム/
メタノール=6 /1 )により精製し、トランス− [4−
[(6−アミジノベンゾ [ b ]チエン−2−イル)カル
ボニルアミノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸t−ブチル
を黄色固体として約147mg 得た。これを実施例2と同様
の方法に従ってトリフルオロ酢酸2mlで処理し、化合物
(558) のトリフルオロ酢酸塩を黄色固体として104mg (2
0%) 得た。 融点 : > 250℃ IR(KBr): 3700-2700, 1740, 1670, 1600 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.40 (bs,2H), 9.18 (bs,2H), 8.69 (d,J=7.8H
z,1H), 8.53 (s,1H),8.23 (s,1H), 8.15 (d,J=8.5Hz,1
H), 7.78 (dd,J=8.5,1.5Hz,1H), 4.04 (s,2H),3.80-3.7
0 (m,1H), 3.43 (m,1H), 2.13-2.00 (m,2H), 1.97-1.85
(m,2H),1.45-1.35 (m,2H), 1.33-1.20 (m,2H)
【0324】実施例87:トランス− [4− [(6−ア
ミジノベンゾ [ b ]チエン−2−イル)カルボニルアミ
ノ ]シクロヘキシルオキシ ]酢酸エチル(化合物(554)) 実施例47と同様の方法に従い、化合物(558) のトリフ
ルオロ酢酸塩85mg (0.174mmol)にエタノールを反応さ
せ、化合物(554) のメタンスルホン酸塩を無色固体とし
て89mg (定量的) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.38 (bs,2H),
9.01 (bs,2H), 8.70 (d,J=8.0Hz,1H), 8.52 (s,1H),8.
23 (s,1H), 8.16 (d,J=8.5Hz,1H), 7.78 (d,J=8.5Hz,1
H), 4.13 (s,2H),4.12 (q,J=7.1Hz,2H), 3.85-3.65 (m,
1H), 2.35 (s,3H), 2.15-1.85 (m,4H),1.21 (t,J=7.1H
z,3H), 1.50-1.15 (m,4H)
【0325】実施例88 (1)(S)−3−(4−アミノフェニル)−2−(ト
リフルオロメチルスルホニルアミノ)プロピオン酸エチ
ル (S)−2−アミノ−3−(4−ニトロフェニル)プロ
ピオン酸エチルの塩酸塩4.00g (14.6mmol)にアセトニト
リル100ml を加え、これにトリフルオロメチルスルホニ
ルクロリド2.5ml (23.5mmol)、次いでN−メチルモルホ
リン3.2ml (29.1mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。
反応液に水100ml を注ぎ、酢酸エチルで抽出し、抽出液
を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過
後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/n−ヘ
キサン=2 /1 )により精製し、(S)−2−(トリフ
ルオロメチルスルホニルアミノ)−3−(4−ニトロフ
ェニル)プロピオン酸エチルを黄色固体として2.25g (4
2%) 得た。このもの1.97g (5.32mmol)を酢酸100mlに溶
解し、これに10% パラジウム炭素750mg を加え、水素雰
囲気下、室温で66時間撹拌した。反応液をセライトろ過
し、ろ液から酢酸を減圧下に留去し、残渣を水で洗浄
し、(S)−3−(4−アミノフェニル)−2−(トリ
フルオロメチルスルホニルアミノ)プロピオン酸エチル
を黄色固体として1.81g (定量的) 得た。1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :6.90 (d,J=8.4Hz,2
H), 6.62 (d,J=8.4Hz,2H), 4.72 (bs,3H),4.42 (dd,J=
5.9,5.3Hz,1H), 4.21 (q,J=7.2Hz,2H),3.10 (dd,J=14.
1,5.3Hz,1H), 2.98 (dd,J=14.1,5.9Hz,1H),1.27 (t,J=
7.2Hz,3H)
【0326】(2)(S)−3− [4− [(5−アミジ
ノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]フェニル
]−2−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)プロ
ピオン酸エチル(化合物(115)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5−(ベンジル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカルボ
ン酸1.02g (3.01mmol)と(S)−3−(4−アミノフェ
ニル)−2−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)
プロピオン酸エチル1.03g (3.03mmol)を縮合し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エ
チル=1 /1 〜1 /2 )により精製し、(S)−3−
[4− [ [5−(ベンジルオキシカルボニルアミジノ)
−2−ベンゾフラニル ]カルボニルアミノ ]フェニル ]
−2−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)プロピ
オン酸エチルを無色固体として1.31g (65%) 得た。この
もの1.30g (1.97mmol)にエタノール200ml 、10% パラジ
ウム炭素450mg 、1N塩酸2mlを加え、水素雰囲気下、
室温で2時間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液から低沸
点物を減圧下に留去し、化合物(115) の塩酸塩を無色固
体として1.11g (定量的) 得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :10.71 (s,1H),
10.26 (bs,1H), 9.46 (bs,2H), 9.18 (bs,2H),8.37
(d,J=1.3Hz,1H), 8.02 (s,1H), 7.99 (d,J=8.6Hz,1H),
7.90 (dd,J=8.6,1.3Hz,1H), 7.78 (d,J=8.7Hz,2H), 7.2
9 (d,J=8.7Hz,2H),4.17 (q,J=7.1Hz,2H), 3.44 (dd,J=1
0.1,5.0Hz,1H),3.14 (dd,J=13.8,5.0Hz,1H), 2.87 (dd,
J=13.8,10.1Hz,1H),1.97 (t,J=7.1Hz,3H)
【0327】実施例89:(S)−3− [4− [(5−
アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ ]フ
ェニル ]−2−(トリフルオロメチルスルホニルアミ
ノ)プロピオン酸(化合物(116)) 化合物(115) 180mg (0.320mmol) に2.5 N塩酸50mlと酢
酸10mlを加え、3時間加熱還流した。反応液を減圧下に
濃縮し、析出した固体を水、希塩酸で洗浄し、化合物(1
16) の塩酸塩を無色固体として30mg (18%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6 +TFA)δTMS :10.74
(s,1H), 10.07 (d,J=8.9Hz,1H), 9.50 (bs,2H), 9.29
(bs,2H),8.39 (d,J=1.6Hz,1H), 8.05 (s,1H), 7,99 (d,
J=8.9Hz,1H),7.93 (dd,J=8.9,1.6Hz,1H), 7.79 (d,J=8.
5Hz,2H), 7.30 (d,J=8.5Hz,2H),4.18-4.05 (m,1H), 3.1
8 (dd,J=14.0,4.3Hz,1H),2.84 (dd,J=14.0,13.5Hz,1H)
【0328】実施例90:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シク
ロヘキシルオキシ] 酢酸t−ブチル(化合物(461)) 化合物(453) 925mg (1.68mmol)をt−ブタノール 120ml
に溶解し、これに10%パラジウム炭素 200mgを加え、水
素雰囲気下、2時間加熱還流した。反応液を室温に戻し
セライトろ過し、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、
残渣をシリカゲル (Chromatorex 、NH型、富士シリシ
ア化学)カラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メ
タノール=20/1〜3/1)により精製し、化合物(4
61) を無色固体として 665mg (95%)得た。このもの 400
mg (0.963mmol)をテトラヒドロフラン 24ml に溶解し、
これに、メタンスルホン酸 93mg (0.963mmol) をテトラ
ヒドロフラン 6mlに溶解した溶液を氷冷下に滴下しその
まま10分間撹拌した。反応液にジエチルエーテル 30ml
を加え、析出した沈降物をジエチルエーテルで洗浄し、
ろ取し、化合物(461) のメタンスルホン酸塩を無色固体
として 425mg (86%)得た。 IR(KBr): 3600-2700, 1720, 1670, 1632, 159
4, 1525 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.35 (bs,2H),
8.95 (bs,2H), 8.62 (d,J=7.9Hz,1H), 8.28 (s,1H),7.
92 (d,J=8.6Hz,1H), 7.84 (dd,J=8.8,1.7Hz,1H), 7.71
(s,1H), 4.00 (s,2H),3.90-3.68 (m,1H), 3.40-3.20
(m,1H), 2.32 (s,3H), 2.12-1.80 (m,4H),1.43 (s,9H),
1.60-1.15 (m,4H)
【0329】実施例91 (1)トランス−3−(4−アミノシクロヘキシル)プ
ロピオン酸t−ブチル 実施例13(1)と同様の方法により得られたβ− [4
−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)シクロヘキシ
ル] アクリル酸t−ブチル 60.0gをn−ヘキサンと酢酸
エチルの混合溶媒から再結晶し、このトランス体 (シク
ロヘキシル環) を23.5g (39%) 得た。これをメタノール
150mlに溶解し、10% パラジウム炭素 250mgを加え、水
素雰囲気下、室温で20時間撹拌した。反応液をろ過し、
ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、トランス−3−
(4−アミノシクロヘキシル)プロピオン酸t−ブチル
を無色固体として 14.9g (定量的) 得た。1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.35 (s,5H), 6.78
(dd,J=15.7,6.8Hz,1H), 5.70 (d,J=15.7Hz,1H),5.09
(bs,1H), 4.59 (bs,1H), 3.56-3.30 (m,1H), 2.12-1.95
(m,3H),2.87-2.70 (m,2H), 1.45 (s,1H), 1.32-1.02
(m,4H)
【0330】(2)トランス−3− [4− [(5−アミ
ジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロ
ヘキシル] プロピオン酸t−ブチル(化合物(441)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5−(ベンジル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカルボ
ン酸 3.98g (11.8mmol) とトランス−3−(4−アミノ
シクロヘキシル)プロピオン酸t−ブチル 2.70g (11.8
mmol) を縮合し、トランス−3− [4− [ [5− (ベン
ジルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニ
ル] カルボニルアミノ] シクロヘキシル] プロピオン酸
t−ブチルを無色固体として 5.04g (78%)得た。実施例
90と同様の方法に従い、このもの4.90g (8.95mmol)を
水素還元し、化合物(441) を無色固体として 3.52g (95
%)、次いでテトラヒドロフラン溶媒中でメタンスルホン
酸 0.82g (8.52mmol) で処理し、化合物(441) のメタン
スルホン酸塩を無色固体として 3.82g (88%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6 )δTMS :9.36 (bs,2H),
9.00 (bs,2H), 8.64 (d,J=8.1Hz,1H), 8.27 (s,1H),8.
00-7.80 (m,2H), 7.71 (s,1H), 3.90-3.60 (m,1H), 2.3
2 (s,3H),2.25-2.10 (m,2H), 1.95-1.68 (m,4H), 1.43
(s,9H), 1.60-0.85 (m,7H)
【0331】実施例92 (1)トランス−(4−アミノシクロヘキシル−N−n
−ブチルアミノ)酢酸t−ブチル 実施例61(1)と同様の方法に従い、トランス−1,
4−ジアミノシクロヘキサン12.0g (105mmol) に塩化ト
リフェニルメチル 14.7g (52.5mmol) を反応させ、トラ
ンス−1−アミノ−4−(トリフェニルメチルアミノ)
シクロヘキサンを無色固体として 11.1g (30%)得た。こ
のもの 2.00g (5.61mmol) とn−ブチルアルデヒド 400
mg (5.61mmol) をエタノール 70ml に溶解し、これに、
水素化シアノほう素ナトリウム 220mg (3.64mmol) をエ
タノール 30ml に懸濁した液を滴下し、次いで酢酸 0.6
mlを加えpH6〜7とし、室温で14時間撹拌した。反応
液に水 200mlを加え、減圧下に1/3まで濃縮し、クロ
ロホルムで抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去し、残
渣をシリカゲル (Chromatorex 、NH型、富士シリシア
化学)カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/クロ
ロホルム=5/1)により精製し、トランス−1−(n
−ブチルアミノ)−4−(トリフェニルメチルアミノ)
シクロヘキサンを無色油状として 1.72g (74%)得た。こ
のもの 1.72g (4.17mmol) と炭酸カリウム 1.21g (8.75
mmol) をN,N−ジメチルホルムアミド 80ml に加え、
これにブロモ酢酸t−ブチル 850mg (4.38mmol) を室温
で滴下し、そのまま 4.5時間撹拌した。反応液をろ過
し、ろ液に水 100mlを加え、酢酸エチルで抽出し、抽出
液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点物を減圧下に留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−
ヘキサン/酢酸エチル=20/1 〜10/1)により精製し、
トランス− [4−(トリフェニルメチルアミノ)シクロ
ヘキシル−N−n−ブチルアミノ] 酢酸t−ブチルを無
色油状として 1.88g (86%)得た。このもの 1.74g (3.31
mmol) をエタノール60mlに溶解し、これに10% パラジウ
ム炭素 520mgを加え、水素雰囲気下、4時間加熱還流し
た。反応液をセライトろ過し、ろ液から低沸点物を減圧
下に留去し、残渣に水30mlと1N塩酸10mlを加え、ジエ
チルエーテルで抽出し、水層に炭酸水素ナトリウムを加
えアルカリ性とし、クロロホルムで抽出し、抽出液を無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、ろ液から低沸点
物を減圧下に留去し、トランス−(4−アミノシクロヘ
キシル−N−n−ブチルアミノ)酢酸t−ブチルを黄色
油状として 680mg (72%)得た。 IR(KBr): 3500-3000, 2900, 1730, 1590, 1450
cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :3.20 (s,2H), 2.75
-2.45 (m,4H), 2.05-1.70 (m,4H), 1.45 (s,9H),1.60-
1.00 (m,8H), 0.90 (t,J=7.0Hz,3H)
【0332】(2)トランス− [4− [(5−アミジノ
−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロヘキ
シル−N−n−ブチルアミノ] 酢酸t−ブチル(化合物
(485)) 実施例17(3)と同様の方法に従い、5−(ベンジル
オキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフランカルボ
ン酸 785mg (2.32mmol) とトランス−(4−アミノシク
ロヘキシル−N−n−ブチルアミノ)酢酸t−ブチル 6
80mg (2.32mmol) を縮合し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜1/
4)により精製し、トランス− [4− [ [5−(ベンジ
ルオキシカルボニルアミジノ)−2−ベンゾフラニル]
カルボニルアミノ] シクロヘキシル−N−n−ブチルア
ミノ] 酢酸t−ブチルを無色固体として 1.06g (75%)得
た。 IR(KBr): 3600-3000, 2900, 1720, 1635, 151
0, 1440 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :8.23 (d,J=1.9Hz,1
H), 7.95 (dd,J=8.7,1.9Hz,1H), 7.60-7.20 (m,7H),6.4
3 (d,J=8.3Hz,1H), 5.23 (s,2H), 4.05-3.80 (m,1H),
3.23 (s,2H),2.80-2.45 (m,3H), 2.30-1.80 (m,4H), 1.
46 (s,9H), 1.60-1.15 (m,8H),1.05-0.75 (m,3H)
【0333】実施例62と同様の方法に従い、トランス
− [4− [ [5−(ベンジルオキシカルボニルアミジ
ノ)−2−ベンゾフラニル] カルボニルアミノ] シクロ
ヘキシル−N−n−ブチルアミノ] 酢酸t−ブチル 941
mg (1.56mmol) を水素還元し、シリカゲル (Chromatore
x 、NH型、富士シリシア化学)カラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム/メタノール=20/1〜2/1)に
より精製し、化合物(485) を淡黄色固体として 625mg
(85%)得た。 IR(KBr): 3600-3000, 2900, 1720, 1635, 152
0, 1450 cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )δTMS :7.94 (s,1H), 7.80
-7.60 (m,1H), 7.60-7.35 (m,2H), 6.60-6.30 (m,1H),
4.10-3.80 (m,1H), 3.23 (s,2H), 2.80-2.40 (m,3H),
2.30-1.80 (m,4H),1.46 (s,9H), 1.65-1.10 (m,8H), 1.
00-0.85 (m,3H)
【0334】実施例93:トランス− [4− [(5−ア
ミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シク
ロヘキシル−N−n−ブチルアミノ] 酢酸(化合物(48
6)) 実施例2と同様の方法に従い、化合物(485) 100mg (0.2
12mmol) をトリフルオロ酢酸10mlで処理し、化合物(48
6) の二トリフルオロ酢酸塩を無色固体として 120mg (8
8%)得た。 IR(KBr): 3600-2800, 1665, 1530, 1450 cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6 ,500MHz)
δTMS :9.37 (bs,2H), 9.29 (bs,2H), 8.74 (d,J=8.1H
z,1H), 8.29 (d,J=1.9Hz,1H),7.91 (d,J=8.8Hz,1H), 7.
86 (dd,J=8.8,1.9Hz,1H), 7.72 (s,1H), 4.10 (s,2H),
3.95-3.80 (m,1H), 3.40-3.05 (m,3H), 2.10-1.90 (m,4
H), 1.78-1.55 (m,4H),1.55-1.40 (m,2H), 1.40-1.25
(m,2H), 0.92 (t,J=7.4Hz,3H)
【0335】実施例94:化合物(447) のα−シクロデ
キストリンによる包接体の調製 化合物(447) の硫酸塩2.50g(5.49mmol) とα−シクロデ
キストリン7.50g(7.71mmol) を蒸留水300ml に加え、70
℃まで加熱して完全に溶解した。この溶液をろ過し、ろ
液を凍結乾燥し、粉末(包接体)を10.00g得た。この粉
末16mgは蒸留水200 μl に室温で溶解し、室温で1日間
放置しても固形物の析出はなかった。
【0336】実施例95:化合物(465) の2−ヒドロキ
シプロピル−β−シクロデキストリンによる包接体の調
製 化合物(465) の硫酸塩2.50g(5.46mmol) と2−ヒドロキ
シプロピル−β−シクロデキストリン(Research Bioch
emicals International, H-107)10.00g(7.49mmol)を蒸
留水400ml に加え、70℃まで加熱して完全に溶解した。
この溶液をろ過し、ろ液を凍結乾燥し、粉末(包接体)
を12.50g得た。この粉末50mgは蒸留水1ml に室温で溶解
し、室温で1日間放置しても固形物の析出はなかった。
【0337】実験例1:ヒト血小板のADP凝集の抑制
活性の測定 健常人より0.38%クエン酸ナトリウムの存在下で採
取した血液より、遠心法により多血小板血漿を調製し、
測定に使用した。表1に記載の試験化合物を上記多血小
板血漿に添加して2分後に、一次凝集のみが観察される
濃度のADP(アデノシン−5’−二リン酸)1〜5μ
Mを添加して、化合物によるADP凝集能の抑制を評価
した。化合物濃度を変化させてその抑制率を調べ、凝集
を50%抑制する化合物濃度(IC50値)を算出して、
それを化合物の活性とした。結果を表1に示す。
【0338】
【表1】
【0339】 製剤例1:錠剤 (1)本発明化合物(I) 10mg (2)直打用微粒No.209(富士化学社製) 46.6mg メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 20% トウモロコシデンプン 30% 乳糖 50% (3)結晶セルロース 24.0mg (4)カルボキシルメチルセルロース・カルシウム 4.0mg (5)ステアリン酸マグネシウム 0.4mg (1)、(3)および(4)はいずれも予め100メッ
シュの篩に通す。この(1)、(3)、(4)と(2)
をそれぞれ乾燥して一定含水率にまで下げたのち、上記
の重量割合で混合機を用いて混合した。全質均等にした
混合末に(5)を添加して短時間(30秒)混合し、混
合末を打錠(杵:6.3mmφ、6.0mmR)して、
1錠85mgの錠剤とした。この錠剤は、必要に応じて
通常用いられる胃溶性フィルムコーティング剤(例え
ば、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート)
や食用性着色剤でコーティングしてもよい。
【0340】 製剤例2:カプセル剤 (1)本発明化合物(I) 50g (2)乳糖 935g (3)ステアリン酸マグネシウム 15g 上記成分をそれぞれ秤量したのち均一に混合し、混合粉
体をハードゼラチンカプセルに200mgずつ充填し
た。
【0341】 製剤例3:注射剤 (1)本発明化合物(I)の塩酸塩 5mg (2)ショ糖 100mg (3)生理食塩水 10ml 上記の混合液をメンブランフィルターでろ過後、再び除
菌ろ過を行い、そのろ過液を無菌的にバイアルに分注
し、窒素ガスを充填したのち、密封して静脈内注射剤と
した。
【0342】
【発明の効果】本発明の新規縮合環カルボン酸誘導体
(I)およびその薬理学的に許容されうる塩は、ヒトを
含む哺乳動物に対し、優れたGPIIb/IIIa拮抗作用を有
し、経口投与が可能で、血中寿命が長く、かつ毒性が低
く、副作用も少ない。したがって、血栓性疾患等の予防
・治療に非常に有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/38 ABG ABS ABX ACL ACV ACY ADP ADS ADU 31/46 ABN C07C 229/42 229/46 257/18 8318−4H 271/22 9451−4H 271/28 9451−4H 311/06 C07D 209/42 8217−4C 307/84 333/70 405/12 207 // C07C 217/84 (72)発明者 吉田 知弘 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 江田 昌弘 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 森 文男 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 井上 佳久 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 今田 光昭 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 池川 るり子 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 王 鋒 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 中村 憲史 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 〔式中、Aは式(1) 【化2】 (式中、Eは水素、アルキル、またはアミジノ、グアニ
    ジノあるいはアミノに対する保護基を示す)で表される
    基、式(2) 【化3】 (式中、Eは前記と同義)で表される基、または式
    (3) E−NH−(CH2 c − (3) (式中、Eは前記と同義、cは1、2または3を示す)
    で表される基を示し、Bは式(4) 【化4】 {式中、Dは式(i) 【化5】 {式中、R5 は水素、アルキル、シクロアルキルまたは
    アルアルキルを、Qは−O−、−S−または−NR6
    (R6 は水素、アルキル、シクロアルキル、アルアルキ
    ル、アルキルスルホニル、アルアルキルスルホニル、ア
    リールスルホニル、アシルまたは−(CH2 d −CO
    OR7 (R7 は水素、アルキル、シクロアルキルまたは
    アルアルキルを、dは1、2または3を示す)を示す)
    を、Gは水素、水酸基、アルキル、シクロアルキル、フ
    ェニル、ビフェニリル、ピリジル、アルアルキルまたは
    1 −NR8 −(E1 は水素、アルキル、またはアミノ
    に対する保護基を、R8 は水素、アルキル、シクロアル
    キルまたはアルアルキルを示す)を、pおよびrはそれ
    ぞれ独立して0または1を、qは0、1、2または3を
    示す。但し、p≠0のときはqおよびrの少なくとも一
    方は0でない}で表される基を、Wは=CH−または=
    N−を、R3 およびR4 は同一または異なっていてもよ
    く、それぞれ水素、アルキル、ハロゲン、アシルまたは
    アルコキシを、eは1または2を示す}で表される基、
    式(5) 【化6】 (式中、Dは前記と同義)で表される基、式(6) 【化7】 (式中、JおよびTは同一または異なっていてもよく、
    それぞれ−CH<または−N<を示す。Dは前記式
    (i)で表される基を示すが、Tが−N<を示すときは
    p=0である。R3 は前記と同義であり、fは1、2ま
    たは3を示す)で表される基、式(7) 【化8】 (式中、E2 は水素、アルキルまたはアミノに対する保
    護基を、gは1、2、3または4を示し、DおよびR3
    は前記と同義)で表される基、または式(8) 【化9】 (式中、D、E2 、R3 およびgは前記と同義)で表さ
    れる基を示し、Lは−O−、−NR9 −(R9 は水素、
    アルキル、シクロアルキル、アルアルキルまたはアシル
    を示す)、−S−、−SO2 −または−CH2 −を示
    し、Mは−NR10−(R10は水素、アルキル、シクロア
    ルキルまたはアルアルキルを示す)、−O−または−S
    −を示し、R1 およびR2 は同一または異なっていても
    よく、それぞれ水素、水酸基、アルキル、ハロゲン、ア
    ミノ、アシルまたはアルコキシを示し、aは0または1
    を示し、bは0、1、2または3を示す。但し、a=0
    のときはb=0であり、Bは式(5)または式(6)
    (このときJは−N<)で表される基を示し、a=1か
    つb=0のときは、Bは式(4)、式(6)(このとき
    Jは−CH<)、式(7)または式(8)で表される基
    を示す。〕で表される縮合環カルボン酸誘導体、または
    その薬理学的に許容されうる塩。
  2. 【請求項2】 式(I)において、Bが式(4)または
    式(6)で表される基である請求項1記載の縮合環カル
    ボン酸誘導体またはその薬理学的に許容されうる塩。
  3. 【請求項3】 式(I)において、a=1かつb=0で
    あり、Bが式(4)または式(6)(このときJは−C
    H<)で表される基であり、かつ式(i)で表されるD
    においてp+q+r≦3である請求項1または2記載の
    縮合環カルボン酸誘導体またはその薬理学的に許容され
    うる塩。
  4. 【請求項4】 式(I)において、a=1かつb=0で
    あり、Bが式(4)または式(6)(このときJは−C
    H<、f=2)で表される基であり、かつ式(i)で表
    されるDにおいてp+q+r=2である請求項1〜3の
    いずれかに記載の縮合環カルボン酸誘導体またはその薬
    理学的に許容されうる塩。
  5. 【請求項5】 式(I)において、Lが−O−、−NR
    9 −(R9 は前記と同義)または−S−である請求項1
    〜4のいずれかに記載の縮合環カルボン酸誘導体または
    その薬理学的に許容されうる塩。
  6. 【請求項6】 式(I)において、Lが−O−である請
    求項1〜5のいずれかに記載の縮合環カルボン酸誘導体
    またはその薬理学的に許容されうる塩。
  7. 【請求項7】 4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラ
    ニル)カルボニルアミノ] フェノキシ酢酸、 [ [4−
    [(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルア
    ミノ] −o−フェニレン] ジオキシ] 二酢酸、3− [4
    − [(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニル
    アミノ] フェニル] −2−(n−ブチルスルホニルアミ
    ノ)プロピオン酸、トランス−3− [4− [(5−アミ
    ジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルアミノ] シクロ
    ヘキシル] プロピオン酸エチル、トランス−3− [4−
    [(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルア
    ミノ] シクロヘキシル] プロピオン酸、トランス− [4
    − [(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニル
    アミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢酸エチル、トランス
    − [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カル
    ボニルアミノ] シクロヘキシルオキシ] 酢酸、3− [4
    − [(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニル
    アミノ] ピペリジノ] プロピオン酸、トランス− [4−
    [(5−アミジノ−2−ベンゾフラニル)カルボニルア
    ミノ] シクロヘキシルアミノ] 二酢酸ジt−ブチル、ト
    ランス− [4− [(5−アミジノ−2−ベンゾフラニ
    ル)カルボニルアミノ] シクロヘキシルアミノ] 二酢
    酸、およびトランス− [4− [(6−アミジノベンゾ
    [b] チエン−2−イル)カルボニルアミノ] シクロヘ
    キシルオキシ] 酢酸から選ばれる請求項1〜5のいずれ
    かに記載の縮合環カルボン酸誘導体またはその薬理学的
    に許容されうる塩。
  8. 【請求項8】 式(I') 【化10】 〔式中、R5 は水素、アルキル、シクロアルキルまたは
    アルアルキルを示し、Qは−O−、−S−または−NR
    6 −(R6 は水素、アルキル、シクロアルキル、アルア
    ルキル、アルキルスルホニル、アルアルキルスルホニ
    ル、アリールスルホニル、アシルまたは−(CH2 d
    −COOR7 (R7 は水素、アルキル、シクロアルキル
    またはアルアルキルを、dは1、2または3を示す)を
    示す)を示し、Lは−O−、−NR9 −(R9 は水素、
    アルキル、シクロアルキル、アルアルキルまたはアシル
    を示す)、−S−、−SO2 −または−CH2 −を示
    し、Mは−NR10−(R10は水素、アルキル、シクロア
    ルキルまたはアルアルキルを示す)、−O−または−S
    −を示し、R1 およびR2 は同一または異なっていても
    よく、それぞれ水素、水酸基、アルキル、ハロゲン、ア
    ミノ、アシルまたはアルコキシを示す。〕で表される化
    合物またはその塩と、シクロデキストリンまたはその誘
    導体とからなる包接体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかに記載の縮合環
    カルボン酸誘導体またはその薬理学的に許容されうる塩
    を含む医薬組成物。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の包接体を含む医薬組成
    物。
  11. 【請求項11】 GPIIb/IIIa拮抗剤である請求項9ま
    たは10記載の医薬組成物。
  12. 【請求項12】 血小板の血栓の形成に起因する疾患の
    予防・治療剤である請求項9または10記載の医薬組成
    物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999011617A1 (fr) * 1997-09-01 1999-03-11 Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. Nouveaux derives de naphtamide et sels de ces derives
JP2006290905A (ja) * 1995-04-20 2006-10-26 Merck Patent Gmbh ベンゾフラン化合物
WO2009104753A1 (ja) * 2008-02-22 2009-08-27 出光興産株式会社 脂環構造含有化合物、(メタ)アクリル酸エステル類及びその製造方法

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JPH09507474A (ja) * 1993-12-16 1997-07-29 アボツト・ラボラトリーズ 血小板活性化因子アンタゴニスト:イミダゾピリジンインドール

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