JPH0853343A - 洗浄性の化粧用組成物およびその使用方法 - Google Patents

洗浄性の化粧用組成物およびその使用方法

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JPH0853343A
JPH0853343A JP17256695A JP17256695A JPH0853343A JP H0853343 A JPH0853343 A JP H0853343A JP 17256695 A JP17256695 A JP 17256695A JP 17256695 A JP17256695 A JP 17256695A JP H0853343 A JPH0853343 A JP H0853343A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄時の起泡力に優れるとともに、洗浄処理
後の髪、頭皮、皮膚等の状態を改善することのできる洗
浄性化粧用組成物を提供する。 【解決手段】 化粧品として許容される水性の媒体中
に、洗浄性表面活性剤と不溶性の調整剤とを含む洗浄性
化粧用組成物中に、さらにクレーを導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は髪、頭皮および／ま
たは皮膚の洗浄のための、洗浄性界面活性剤、特定の調
整剤（コンディショナー）およびクレーをベースとする
新規な化粧用組成物に関し、上記の化粧品適用分野にお
けるこれら組成物の使用方法に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】髪および／または皮膚
を洗浄するために、洗浄力のある界面活性剤と一以上の
調整剤の双方を含む洗浄性化粧用組成物（例えば、シャ
ンプーもしくはシャワーゲル等）を用いることは、一般
的である。
【０００３】実際、特に、敏感になった髪（すなわち、
特に大気中の成分および／またはパーマネント・ウェー
ブ、毛染もしくは脱色のような髪処理の化学作用の下で
ダメージを受けたり、脆化した髪）に適用するための洗
浄性組成物の化粧品特性を改善するためには、これらの
組成物に、例えば不溶性調整剤のような補則的な化粧用
薬剤の導入がしばしば必要であり、このことによって、
処理後の髪に柔らかさと光沢とが著しく増加すると共
に、容易に縺れをほどき、スタイリングをしやすくな
る。
【０００４】これら調整剤は、シャンプーに用いられる
水性の媒体に不溶な性質を有することから、調整剤を分
散した形態に保つことが求められていた。この分散形態
によれば、上記調整剤を髪もしくは皮膚上に塗布するこ
とができ、また、濯ぎの際に完全には除去されない。し
かしながら、懸濁液とすることにより化粧用組成物の洗
浄剤がその起泡特性を失わないようにするのは重要なこ
とである。
【０００５】これは難解な問題であり、これまでに、不
溶な調整剤を懸濁液として効果的に保つ方法はほとんど
なかった。このため、長鎖のエステルもしくはエーテル
誘導体（乳白剤）もしくはキサンタンゴム（ゲル化剤）
のような多糖類を用いることが、既に提案されている。
しかしながら、乳白剤には結晶化の問題があり、これは
経時的に該組成物の粘度に変化（増大）をもたらす。ゲ
ル化剤にもまた短所がある。すなわち、一方ではキサン
タンゴム（フォーム形成の開始能が劣る）を含有する洗
浄性組成物でフォームを形成するのは困難であり、また
他方では、該組成物は滑らかなきめ（テクスチャー）を
もたず、球塊を生じ、これは使用者にとって特に有難く
ないことである。
【０００６】本発明の目的は、シャンプーにおいて、所
定の不溶性調整剤を懸濁液として保つことを可能にする
新規な方法を提案することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】しかして、この問題につ
いて相当な研究を行なった結果、出願人は、界面活性剤
と所定の不溶性調整剤とをベースとする洗浄性化粧用組
成物にクレーを導入することによって、上記不溶性調整
剤を懸濁液中に保つことができ、同時に、充分な起泡力
を維持できることを見出した。
【０００８】本発明の組成物は安定である。特に、調整
剤が分離することがなく、また、調整できない濃厚化が
経時的に起こることはない。さらに、フォーム形成の開
始能のような起泡特性は減少しない。さらには、これら
組成物に付随する洗浄特性および他の有利な化粧用特性
（滑らかさ、縺れをほどく、スタイリング等における）
は、保たれる。最終的には、本組成物は、非流動性で、
柔らかなきめをもつものである。
【０００９】上述の発見全てが、本発明の基礎を形成す
るものである。
【００１０】このように本発明によって、ここに、化粧
品として許容される水性の媒体に、少なくとも一の洗浄
性界面活性剤および、ポリ-α-オレフィン、フッ素油、
フッ素ワックス、フッ素ゴムおよび脂肪酸エステルより
選択される少なくとも一の不溶性調整剤を含むタイプで
あって、少なくとも一の、起泡力が５０mlより大である
クレーを更に含むことを特徴とする新規な洗浄性化粧用
組成物を提案する。
【００１１】本発明の別の主題は、髪、皮膚および／ま
たは頭皮の洗浄のために上記の組成物を化粧品に用いる
使用方法である。
【００１２】本発明の別の主題は、ポリ-α-オレフィ
ン、フッ素油、フッ素ワックス、フッ素ゴムおよび脂肪
酸エステルより選択される不溶性の調整剤を、このよう
な調整剤および少なくとも一の洗浄性界面活性剤を含む
洗浄性化粧用組成物中に分散させるための薬剤としての
クレーの使用方法である。
【００１３】本発明の他の特性、観点および有利な点
は、具体的であるが限定することのない実施例ととも
に、この発明を詳説するための下記の詳細な説明を読む
ことにより、さらに明らかになるであろう。
【００１４】組成物の起泡力は、修正したRoss Miles法
（ＮＦ Ｔ ７３−４０４）により測定する。
【００１５】上記の方法についての修正は、以下の様に
行なう。
【００１６】測定は、２２℃にて水を浸透させて行な
う。溶液の濃度は、２g/lとする。滴下の高さは１mとす
る。滴下する組成物の量は２００mlとする。この組成物
２００mlは、直径５０mmで試験組成物５０mlの入った試
験管に滴下する。組成物の滴下終了５分後に測定を行な
う。
【００１７】本発明による洗浄性組成物に用いられる界
面活性剤の性質は一通りでなく、これらは、アニオン
性、非イオン性、両性、双性もしくはカチオン性タイプ
のものである。本発明によって用いられる洗浄性界面活
性剤は、アニオン性、非イオン性、両性、双性もしくは
カチオン性タイプのものであってよい。一以上のアニオ
ン性界面活性剤あるいは、特に、アニオン性界面活性剤
および両性、双性もしくは非イオン性界面活性剤の混合
物を用いるのがより好ましい。
【００１８】このように、本発明の主旨に沿い、単独も
しくは混合物として、アニオン性界面活性剤として使用
できるものの例としては、特に以下の化合物の塩（特に
ナトリウムなどのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、ア
ミン塩、アミノアルコール塩もしくはマグネシウム塩）
を挙げることができる：硫酸アルキル、硫酸アルキルエ
ーテル、硫酸アルキルアミドエーテル、硫酸モノグリセ
リドおよびスルホン酸アルキルグリセリル；スルホン酸
アルキル、リン酸アルキル、スルホン酸アルキルアミ
ド、スルホン酸アルキルアリールおよびスルホン酸α-
オレフィン；アルキル=スルホサクシナート、アルキル=
エーテル=スルホサクシナート、アルキルアミド=スルホ
サクシナート、アルキル=スルホサクシナマート；アル
キル=スルホアセタート；アルキル=エーテル=ホスファ
ート；アシル=イセチオナート、Ｎ-アシルサルコシナー
ト、Ｎ-アシルグルコマートおよびＮ-アシルタウラート
等のＮ-アシルアミノ酸。同じく、アニオン性界面活性
剤として使用できるものとしては、ウンデシル酸、オレ
イン酸、リシノール酸、パルミチン酸およびステアリン
酸、ココナッツ酸もしくは水素化ココナッツ酸；アシル
ラクチラートのようなアシルヒドロキシ酸等の塩のよう
な脂肪酸塩を挙げることができる。アルキル=Ｄ-ガラク
トシヅロン酸（Alkyl D-galactosiduronic acids）およ
びその塩のような弱アニオン性界面活性剤を、特に２〜
２４のエチレンオキシド基を含むようなポリオキシアル
キレン化カルボン酸エーテル酸およびこれらの混合物と
同様に用いることも可能である。これら様々な化合物の
全てのアルキルもしくはアシル官能基が、８〜２２の炭
素原子を含んでいることが好ましい。
【００１９】非イオン性の界面活性剤としては、アルコ
ール、アルファ-ジオール、アルキルフェノール、ある
いは８〜２８の炭素原子を含む脂肪鎖をもつポリエトキ
シル化、ポリプロポキシル化もしくはポリグリセロール
化脂肪酸を挙げることができ、エチレンオキシド基もし
くはプロピレンオキシド基の数は、２〜５０の範囲と
し、同じくグリセロールは特に２〜３０とする。エチレ
ンオキシドおよびプロピレンオキシドの共重合体、エチ
レンオキシドおよびプロピレンオキシドと脂肪アルコー
ルとの縮合物；好ましくは２〜３０molのエチレンオキ
シドを含むポリエトキシル化脂肪アミンもしくはアミ
ド、平均で１〜５のグリセロール基を含むポリグリセロ
ール化脂肪アミド、ポリグリセロール化ジグリコールア
ミド、任意でオキシエチレン化したソルビタンの脂肪酸
エステル、スクロースの脂肪酸エステル、ポリオキシア
ルキレン化脂肪酸エステル、任意にオキシアルキレン化
したアルキルポリグリコシド、アルキルグルコシドエス
テル、Ｎ-アルキルグルカミン誘導体およびＮ-アシルメ
チルグルカミン誘導体、およびアミンオキシド等もま
た、挙げることができる。
【００２０】両性もしくは双性の界面活性剤としては、
脂肪族基が、８〜２２の炭素原子を含み、少なくとも一
の水溶性のアニオン性基（例えばカルボン酸塩、スルホ
ン酸塩、硫酸塩、リン酸塩もしくはホスホン酸塩等）を
含む直鎖もしくは枝状鎖である、第二級もしくは第三級
脂肪族アミン誘導体を挙げることができる；アルキルベ
タイン、アルキルジメチルベタイン、アルキルスルホベ
タイン、アルキルアミドアルキルベタイン、アルキルア
ミドアルキルスルホベタイン、およびアンフォカルボキ
シルグリシナート誘導体もしくはアンフォカルボキシプ
ロピオナート誘導体等のようなイミダゾリン誘導体を挙
げることができる。
【００２１】単独もしくは混合物としての界面活性剤
は、一般的に、本発明の組成物中に、この組成物全重量
に対して５〜５０重量％、好ましくは５〜２０重量％の
割合で存在する。
【００２２】不溶性調整剤という用語は、ここでは、界
面活性剤を含有し、水および／または水性の媒体に対し
て不溶もしくはほぼ不溶であるようなあらゆる調整剤を
表す。
【００２３】上記の調整剤は、オイル、ワックスもしく
はゴムのような液体、準固体もしくは固形の形態である
とよい。
【００２４】本発明によれば、調整剤は、ポリ-α-オレ
フィン、フッ素オイル、フッ素ワックス、フッ素ゴムお
よび脂肪酸エステルより選択される。
【００２５】特にポリ-α-オレフィンとしては、水素化
のあるなしに関わらず、ポリブテンタイプのものであっ
て、好ましくは水素化のあるなしに関わらずポリイソブ
テンを用いるのがよい。
【００２６】分子量１０００未満のイソブチレンオリゴ
マーおよび、分子量１０００より大、好ましくは分子量
１０００〜１５０００のポリイソブチレンとの混合物を
用いることが望ましい。
【００２７】本発明の主旨に沿って用いられるポリ-α-
オレフィンの例としては、特に、Presperse Inc.社より
“ＰＥＲＭＥＴＨＹＬ ９９Ａ”、“１０１Ａ”、“１
０２Ａ”、“１０４Ａ”（ｎ＝１６）および“１０６
Ａ”（ｎ＝３８）、あるいはまた、ICI社より“ＡＲＬ
ＡＭＯＬ ＨＤ”（ｎ＝３）の名で市販されている製品
を挙げることができる。（ｎは、重合度を表す。）
【００２８】さらにポリ-α-オレフィンとしては、水素
化のあるなしに関わらず、ポリデセンタイプのものを用
いるのがよい。
【００２９】このような製品としては、例えばEthyl Co
rp.社製の“ＥＴＨＹＬＦＬＯ”、ICI社製の“ＡＲＬＡ
ＭＯＬ ＰＡＯ”の名で市販のものがある。
【００３０】脂肪酸エステルとしては、例えば、エチル
=パーミタートおよびイソプロピル=パーミタート、２-
エチルヘキシル=パーミタート、２-オクチルデシル=パ
ーミタート、イソプロピル=ミリスタート、ブチル=ミリ
スタート、セチル=ミリスタートおよび２-オクチルドデ
シル=ミリスタートのようなアルキル=ミリスタート、ヘ
キシル=ステアラート、ブチル=ステアラート、ジオクチ
ル=マラート、ヘキシル=ラウラート、２-ヘキシルデシ
ル=ラウラートおよびイソノニル=イソノナナート等があ
る。
【００３１】フッ素油、フッ素ワックス、フッ素ゴムと
しては、例えば、特に欧州特許公開ＥＰ-Ａ-４８６，１
３５に記載のペルフルオロポリエーテルおよび国際特許
公開ＷＯ ９３／１１１０３に記載のフルオロヒドロカ
ーボン化合物がある。参考のため、これら二つの教示す
るところを本発明の記載に取込む。
【００３２】フルオロヒドロカーボン化合物という言葉
は、その化学構造に、所定の水素原子がフッ素原子に置
換されている炭素骨格を含む化合物を表す。
【００３３】ペルフルオロポリエーテルとしては、例え
ば、Montefluos社製の商品名“ＦＯＭＢＬＩＮ”として
市販のものおよび、Du Pont社製の“ＫＲＹＴＯＸ”等
がある。
【００３４】フルオロヒドロカーボン化合物の中には、
Nippon Oil社製で“ＮＯＦＡＢＬＥＦＯ”の名で市販の
製品のようなフルオロ脂肪酸エステルを挙げることもで
きる。
【００３５】むろん、調整剤の混合物を用いることもま
た可能である。
【００３６】本発明による組成物中の調整剤は、一般的
に、単独もしくは混合物であって、組成物全重量に対し
て０．００１〜１０重量％、好ましくは０．０１〜５重
量％、特に０．１〜２重量％の割合にて存在することが
望ましい。
【００３７】本発明の洗浄性化粧用組成物に不可欠な特
性は、少なくとも一のクレーを含むことであり、このク
レーは天然のものでも合成のものでもよいが、天然のも
のであることが好ましい。
【００３８】本発明の洗浄性組成物は、むろん一以上の
クレーを含んでよい。
【００３９】上記クレーとしては、例えば、“Mineralo
gie des argiles[Mineralogy ofclays], S. Caillere,
S. Heinin, M. Rautureau, 2nd Edition 1982, Masso
n”に記載の、各々既知の製品であり、この研究の教示
するところを参考のためここに取込む。
【００４０】この様な製品の例としては、カオリナイ
ト、ディッカイト、ナクライトのようなカオリナイト類
のクレー、ハロイ石、ドマサイト(dombassite)、板温
石、ベンゼライン(benthierine)、葉蝋石、モンモリロ
ン石、バイドライト(beidellite)、バーミキュライト、
タルク、スティーブンサイト(stevensite)、ヘクトライ
ト(hectorites)、サポナイト、緑泥石、および海泡石等
の類のクレーを挙げることができる。
【００４１】上記クレーは、また、アクリル酸、多糖類
（例えばカルボキシメチルセルロース）もしくは有機カ
チオンのような様々な化合物によって化学的に修正する
ことができる。
【００４２】髪、皮膚および／または頭皮に、化粧品と
して適当であり、許容されるクレーを選択することが好
ましい。
【００４３】本発明の特に好ましい態様によれば、クレ
ーは、カオリナイト、モンモリロン石およびヘクトライ
トより選択して用いる。より特定的には、クレーの混合
物を用いる。
【００４４】本発明によれば、クレーは一般に、単独も
しくは混合物として、組成物全重量に対して０．５〜１
５重量％、特に２〜１０重量％、更に好ましくは４〜８
重量％の割合で組成物中に存在するとよい。
【００４５】本発明による洗浄性組成物の媒介物もしく
は担体は、水、またはエタノール、イソプロパノールも
しくはブタノール等のような低級アルコールのアルコー
ル水溶液であることが好ましい。
【００４６】本発明による洗浄性組成物は、一般に、最
終的にそのｐＨが４〜８となる。このｐＨは、５〜７で
あることが好ましい。望ましい値へのｐＨの調節は、場
合により、塩基性化剤もしくは酸性化剤の添加によって
行なうが、これらは一般的で化粧品として許容されるこ
とが知られたものである。
【００４７】本発明による洗浄性組成物は、例えば芳香
剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、酸性化剤、塩基性化
剤、クレー以外の増粘剤、緩和剤、起泡調整剤、染料、
乳白剤、水素化剤、フケ防止もしくは抗脂漏症剤、ビタ
ミン、サンスクリーン、好ましくはカチオン性の界面活
性剤、好ましくはカチオン性もしくは両性の重合体、シ
リコーン等のように、通常、髪用および／または身体用
のシャンプーの分野で目にするようなものから選択され
る補助剤を更に含んでもよい。
【００４８】これらの組成物は、高濃度もしくは低濃度
の液体、クリームもしくはゲルの形態であり、主として
髪および／または皮膚の洗浄に適当なものである。
【００４９】本発明を詳説する具体例を以下に与える。
【００５０】
【実施例】
（実施例１）本発明による、以下の組成物を含むシャン
プーを調整した。 - エチレンオキシド２．２molを含むソディウム=ラウリル=エーテル=スル ファート 9.8g - ソディウム=ココアミドエチル（Ｎ-ヒドロキシエチル-Ｎ-カルボキシメ チル）グリシナート （Rhone-Poulenc社により“ＭＩＲＡＮＯＬ Ｃ２Ｍ”の名で市販） 3.8g - 水素化ポリイソブテン（２，２，４，４，６，６，８-ヘプタメチルノ ナン） （ICI社により“ＡＲＬＡＭＯＬ ＨＤ”の名で市販） 0.2g - カオリナイト （Ets. Ernest Ortmans製の“ＫＡＯＬＩＮ ＳＵＰＲＥＭＥ １”） 3g - モンモリロナイト （ECC International製の“ＧＥＬＷＨＩＴＥ ＨＮＦ”） 3g - 防腐剤 適量 - 水 全体を100gとする量
【００５１】このシャンプーのｐＨは、クエン酸の添加
によりｐＨ５に調節した。
【００５２】このシャンプー組成物は安定であり、ポリ
-α-オレフィンは懸濁液中に完全に保たれ、その粘度は
経時的に変化しなかった。この組成物を濡れた髪に適用
し、髪をマッサージすると、クレーの代りに１％のキサ
ンタンゴムを含有する組成物と対照的に、直ちにフォー
ムが形成された。この組成物のフォーム形成力は、１０
０mlよりも大であった。
【００５３】（実施例２）本発明により、以下の組成物
を含むシャンプーを調整した。 - エチレンオキシド２．２molを含むソディウム=ラウリル=エーテル=スル ファート 9.8g - ソディウム=ココアミドエチル（Ｎ-ヒドロキシエチル-Ｎ-カルボキシメ チル）グリシナート （Rhone-Poulenc社により“ＭＩＲＡＮＯＬ Ｃ２Ｍ”の名で市販） 3.8g - カオリナイト （Ets. Ernest Ortmans製の“ＫＡＯＬＩＮ ＳＵＰＲＥＭＥ １”） 8g - 水素化ポリデセン （Ethyl Corp.社より“ＥＴＨＹＬＦＬＯ ３６４ ＮＦ”の名で市販） 1g - 橋架け重合（Ｃ10／Ｃ30）アクリル酸アルキル／アクリル酸共重合体 （Goodrich製の“ＣＡＲＢＯＰＯＬ １３８２”） 0.4g - 防腐剤、染料、芳香剤 適量 - 水 全体を100gとする量
【００５４】このシャンプーのｐＨは、クエン酸の添加
によってｐＨ５に調節した。
【００５５】このシャンプー組成物には、実施例１のも
のと同様の特性が見られた。
【００５６】（実施例３）本発明により、以下の組成物
を含むシャンプーを調整した。 - エチレンオキシド２．２molを含むソディウム=ラウリル=エーテル=スル ファート 9.8g - ソディウム=ココアミドエチル（Ｎ-ヒドロキシエチル-Ｎ-カルボキシメ チル）グリシナート （Rhone-Poulenc社により“ＭＩＲＡＮＯＬ Ｃ２Ｍ”の名で市販） 3.8g - 水素化ポリデセン （Ethyl Corp.社より“ＥＴＨＹＬＦＬＯ ３６４ ＮＦ”の名で市販） 0.2g - カオリナイト （Ets. Ernest Ortmans製の“ＫＡＯＬＩＮ ＳＵＰＲＥＭＥ １”） 3g - モンモリロナイト （ECC International製の“ＧＥＬＷＨＩＴＥ ＨＮＦ”） 3g - 防腐剤 適量 - 水 全体を100gとする量
【００５７】このシャンプーのｐＨは、クエン酸の添加
によってｐＨ５に調節した。
【００５８】このシャンプー組成物には実施例１のもの
と同様の特性が見られた。
【００５９】（実施例４）本発明により、以下の組成物
を含むシャンプーを調整した。 - エチレンオキシド２．２molを含むソディウム=ラウリル=エーテル=スル ファート 9.8g - ソディウム=ココアミドエチル（Ｎ-ヒドロキシエチル-Ｎ-カルボキシメ チル）グリシナート （Rhone-Poulenc社により“ＭＩＲＡＮＯＬ Ｃ２Ｍ”の名で市販） 3.8g - ペルフルオロポリ（メチル=イソプロピル=エーテル） （Montedisson社により“ＦＯＭＢＬＩＮ ＨＣ／０４ ”の名で市販） 2g - カオリナイト （Ets. Ernest Ortmans製の“ＫＡＯＬＩＮ ＳＵＰＲＥＭＥ １”） 5g - モンモリロナイト （ECC International製の“ＧＥＬＷＨＩＴＥ ＨＮＦ”） 2g - 橋架け重合（Ｃ10／Ｃ30）アクリル酸アルキル／アクリル酸共重合体 （Goodrich製の“ＣＡＲＢＯＰＯＬ １３８２”） 0.2g - 防腐剤 適量 - 水 全体を100gとする量
【００６０】このシャンプーのｐＨは、クエン酸の添加
によってｐＨ５に調節した。
【００６１】このシャンプー組成物には実施例１のもの
と同様の特性が見られた。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 化粧品として許容される水性の媒体中
    に、少なくとも一の洗浄性界面活性剤および、ポリ-α-
    オレフィン、フッ素油、フッ素ワックス、フッ素ゴムお
    よび脂肪酸エステルから選択される少なくとも一の不溶
    性調整剤を含む洗浄性化粧用組成物において、少なくと
    も一のクレーを更に含み、その起泡力が５０mlより大で
    あることを特徴とする洗浄性化粧用組成物。
  2. 【請求項２】 上記のクレー含有量が、組成物全重量に
    対して０．５〜１５重量％であることを特徴とする請求
    項１に記載の洗浄性化粧用組成物。
  3. 【請求項３】 上記のクレー含有量が、組成物全重量に
    対して２〜１０重量％であることを特徴とする請求項１
    に記載の洗浄性化粧用組成物。
  4. 【請求項４】 上記のクレー含有量が、組成物全重量に
    対して４〜８重量％であることを特徴とする請求項１に
    記載の洗浄性化粧用組成物。
  5. 【請求項５】 一種類もしくは数種類の洗浄性界面活性
    剤が、組成物全重量に対して５〜５０重量％存在するこ
    とを特徴とする請求項１から４のいずれか１項に記載の
    洗浄性化粧用組成物。
  6. 【請求項６】 上記の洗浄性界面活性剤が、組成物全重
    量に対して５〜２０重量％存在することを特徴とする請
    求項５に記載の洗浄性化粧用組成物。
  7. 【請求項７】 一種類もしくは数種類の調整剤が、組成
    物全重量に対して０．００１〜１０重量％存在すること
    を特徴とする請求項１から６のいずれか１項に記載の洗
    浄性化粧用組成物。
  8. 【請求項８】 上記の調整剤が、組成物全重量に対して
    ０．０１〜５重量％存在することを特徴とする請求項７
    に記載の洗浄性化粧用組成物。
  9. 【請求項９】 ｐＨが４〜８であることを特徴とする請
    求項１から８のいずれか１項に記載の洗浄性化粧用組成
    物。
  10. 【請求項１０】 一種類もしくは数種類の洗浄性界面活
    性剤が、アニオン性、非イオン性、両性もしくは双性タ
    イプのものであることを特徴とする請求項１から９のい
    ずれか１項に記載の洗浄性化粧用組成物。
  11. 【請求項１１】 上記の一種類もしくは数種類の洗浄性
    界面活性剤が、アニオン性タイプのものであることを特
    徴とする請求項１から１０のいずれか１項に記載の洗浄
    性化粧用組成物。
  12. 【請求項１２】 上記の洗浄性界面活性剤が、アニオン
    性界面活性剤および両性、双性もしくは非イオン性界面
    活性剤の混合物であることを特徴とする請求項１から１
    １のいずれか１項に記載の洗浄性化粧用組成物。
  13. 【請求項１３】 クレーが、カオリナイト、ハロイ石、
    ドマサイト、板温石、ベンゼライン、葉蝋石、モンモリ
    ロン石、バイドライト、バーミキュライト、タルク、ス
    ティーブンサイト、ヘクトライト、サポナイト、緑泥
    石、および海泡石の類のクレーから選択されることを特
    徴とする請求項１から１２のいずれか１項に記載の洗浄
    性化粧用組成物。
  14. 【請求項１４】 上記のクレーが、カオリナイト、モン
    モリロン石、ヘクトライトおよびこれらの混合物から選
    択されることを特徴とする請求項１３に記載の洗浄性化
    粧用組成物。
  15. 【請求項１５】 ポリ-α-オレフィンが、水素添加の有
    無に関わらずポリブテンタイプのものもしくはポリデセ
    ンタイプのものであることを特徴とする請求項１から１
    ４に記載の洗浄性化粧用組成物。
  16. 【請求項１６】 脂肪酸エステルが、エチル=パーミタ
    ート、イソプロピル=パーミタート、２-エチルヘキシル
    =パーミタート、２-オクチルデシル=パーミタート、イ
    ソプロピル=ミリスタート、ブチル=ミリスタート、セチ
    ル=ミリスタートおよび２-オクチルドデシル=ミリスタ
    ート等のアルキル=ミリスタート、ヘキシル=ステアラー
    ト、ブチル=ステアラート、ジオクチル=マラート、ヘキ
    シル=ラウラート、２-ヘキシルデシル=ラウラートおよ
    びイソノニル=イソノナナートより選択されることを特
    徴とする請求項１から１５のいずれか１項に記載の洗浄
    性化粧用組成物。
  17. 【請求項１７】 フッ素油、フッ素ワックス、およびフ
    ッ素ゴムが、ペルフルオロポリエーテルおよびフルオロ
    ヒドロカーボン化合物より選択されることを特徴とする
    請求項１から１６のいずれか１項に記載の洗浄性化粧用
    組成物。
  18. 【請求項１８】 ポリ-α-オレフィン、フッ素油、フッ
    素ワックス、フッ素ゴムおよび脂肪酸エステルより選択
    される調整剤を、少なくとも一の洗浄性界面活性剤を含
    有する洗浄性化粧用組成物中に分散させるための薬剤と
    しての、クレーの使用方法。
  19. 【請求項１９】 請求項１から１７のいずれか１項に記
    載の組成物を、髪、頭皮および／または皮膚の洗浄のた
    めに使用する、組成物の使用方法。
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