JPH0851708A - ガス絶縁電気機器用アーク光検出装置 - Google Patents

ガス絶縁電気機器用アーク光検出装置

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Publication number
JPH0851708A
JPH0851708A JP6188342A JP18834294A JPH0851708A JP H0851708 A JPH0851708 A JP H0851708A JP 6188342 A JP6188342 A JP 6188342A JP 18834294 A JP18834294 A JP 18834294A JP H0851708 A JPH0851708 A JP H0851708A
Authority
JP
Japan
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arc light
optical fiber
light
gas
arc
Prior art date
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Pending
Application number
JP6188342A
Other languages
English (en)
Inventor
Munechika Saito
宗敬 斉藤
Hitoshi Nakai
仁志 中井
Kazuhiko Horikoshi
和彦 堀越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス絶縁電気機器用アーク光検出装置におい
て、容器内に発生するアーク光を、光ファイバにより効
率良く集光できるようにし、それを簡単な構造により実
現する。 【構成】 ガス絶縁電気機器1内部に光ファイバ6の一
端を挿入し、前記光ファイバ先端のアーク光集光部分
に、半透明性で光を散乱する材料からなる拡散部材11を
取り付ける。この拡散部材はテフロン又は光透過材料表
面にテフロンをコーティングしたものにより形成するこ
とができる。事故により発生したアーク光8は、拡散部
材により拡散されて光ファイバに入射される。したがっ
て、あらゆる角度から入射するアーク光を確実に捕らえ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置(以
下「GIS」という。)等のガス絶縁電気機器におい
て、機器内部に事故時に発生するアーク光を検出するた
めに設けられるアーク光検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】GISのような高絶縁とガス気密を必要
とするガス絶縁電気機器は、複数個のガス密閉容器より
構成されているため、事故が発生した場合は、その事故
箇所を特定するのが困難である。そこで、事故時に発生
する容器内のアーク光を検出し、アーク光の発生位置を
特定することにより、事故位置を検出することが行われ
る。
【0003】容器内のアーク光を検出するには、容器の
気密を保つために、容器の一部に窓を設け、その窓に光
ファイバを取り付け、容器内のアーク光を光ファイバに
入射し、その光ファイバにてアーク光をO/E変換部に
伝送する。図6に従来のGISにおけるアーク光検出装
置の1例を示す。図において、1はGISの容器で、2
は通電導体である。容器1の一部に、開口3が設けら
れ、この開口3はOリング4を介してアクリル製の窓5
により密封される。この窓5に、アーク光検出用の光フ
ァイバ6を取り付ける。光ファイバ6の他端は、フォト
ダイオード等のO/E変換部(光−電気変換部)7と結
合される。
【0004】いま、通電導体2と容器1間でアークが発
生する地絡事故が生じると、アーク光8は容器1の開口
3、窓5を通って光ファイバ6に入射し、その光ファイ
バ6によりO/E変換部7に伝送される。このO/E変
換部7が電気信号を発生することにより、該当光ファイ
バの配置された容器内で事故が発生したことを検出する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来装置
においては、容器1内のガス気密を保つために、光ファ
イバ6と容器1の間に気密を保つための窓5が必要とな
る。この窓5に使用する材料としては、容器1内のSF
6 ガスが事故時又は電流遮断時のアーク発生により分解
ガスを生成するため、耐蝕性の悪いガラスを用いること
ができない。このため、高価なアクリルを使用しなけれ
ばならなかった。
【0006】また、光ファイバ6は、その特性上、開口
角(NA)が狭いため、アーク光8が光ファイバ6の正
面にて発生する場合は良好に入射光が得られるが、アー
ク光8が光ファイバ6の斜めの箇所で発光する場合は、
アーク光8の光ファイバ6への入射は困難になる。これ
に対処するため、図7に示すように、光ファイバ6の先
端にレンズ9を取り付けることが行われるが、この場合
でも、光ファイバ6のNAにより集光量に変化はなく、
却ってレンズ9と光ファイバ5の接合部にロスが発生し
て、感度が落ちてしまう。また、NAの大きな光ファイ
バを使用すると、伝送ロスが大きくなってしまう。
【0007】本発明は、ガス絶縁電気機器用アーク光検
出装置において、ガス絶縁電気機器容器内に発生するア
ーク光を、光ファイバにより効率良く集光できるように
することを目的とし、さらに、それを簡単な構造により
実現することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】ガス絶縁電気機器内部に
光ファイバの一端を挿入し、前記光ファイバ先端のアー
ク光集光部分を、半透明性で光を散乱する材料からなる
拡散部材に埋め込む。この拡散部材はテフロンにより形
成することができ、さらに、光透過材料表面にテフロン
をコーティングしたものにより形成することもできる。
【0009】また、拡散部材に点検用光ファイバを埋め
込むこともできる。
【0010】
【作用】ガス絶縁電気機器容器内で発生し、光ファイバ
先端の拡散部材に入射したアーク光は、拡散部材内で散
乱され、拡散しながら光ファイバの先端に到達し、そこ
から光ファイバ内部に入射する。これにより、拡散部材
に対してあらゆる角度から入射したアーク光が、同程度
の光量及び入射角で光ファイバに入射する。したがっ
て、アーク光検出装置は、容器内で発生したアーク光を
その発生位置に関係なく確実に検出することができる。
【0011】また、拡散部材をテフロンにより形成する
ことは、テフロン樹脂の光散乱性を利用できると共に、
SF6 分解ガスに対する耐蝕性を向上させる。さらに、
点検用光ファイバを拡散部材に埋め込んで、この点検用
光ファイバから点検光をアーク光検出用光ファイバに入
射されることにより、光ファイバの断線の有無を検査す
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明のガス絶縁電気機器用アーク光
検出装置の実施例について図を用いて説明する。
【0013】〔実施例1〕図1は、本発明の第1の実施
例を示す。図において、1はGISの容器で、2は通電
導体である。容器1の一部に開口3が設けられ、この開
口3はOリング4を介してテフロン製の拡散部材11に
より密封される。この拡散部材11には、光ファイバ6
の先端が埋め込まれており、その先端が容器1の内部に
挿入された位置に取り付けられる。テフロンは、SF6
分解ガスに対して耐蝕性があるから、このように、容器
内のSF6 ガス雰囲気中に直接設けて、アーク光を効率
よく集光することができる。
【0014】光ファイバ6の他端は、フォトダイオード
等のO/E変換部7と結合される。このO/E変換部7
は、図示しない検出回路に接続される。いま、例えば通
電導体2と容器1間で地絡事故が生じると、アーク光8
が発生し拡散部材11に入射する。拡散部材11に入射
したアーク光8は、図2に断面で示すように、拡散部材
11内部で散乱され、拡散しながら光ファイバ6の先端
から光ファイバ6内に入射する。この拡散により、光フ
ァイバ6の正面から入射してきた光8aも、光ファイバ
から角度をもって入射してきた光8bも、同程度の光量
で、かつ同程度の入射角度で、光ファイバ6に入射す
る。
【0015】これにより、本実施例のアーク光検出装置
は、アーク光8の発生位置に関係なく、容器1内に発生
したアーク光8を確実に検出することができる。また、
拡散部材11は、光ファイバ6より多少太径に形成され
るだけであるから、小さなサイズのセンサが得られる。
【0016】〔実施例2〕以上説明した実施例に加え
て、光ファイバの断線を検査できる機能を追加した第2
の実施例について図3を用いて説明する。図3は拡散部
材の先端部のみを断面で示しており、前記実施例1の図
2に相当する。図において、14は拡散部材で、アーク
光検出用の光ファイバ6と点検用光ファイバ15のそれ
ぞれの先端を埋め込んでいる。
【0017】アーク光検出用光ファイバ6は、前記実施
例1のものと同様に、拡散部材14に入射してくるアー
ク光8をO/E変換部7に伝達する。点検用光ファイバ
15は、アーク光検出用光ファイバ6の断線を検査しよ
うとするとき、発光ダイオードのようなE/O変換部
(電気−光変換部)16が出力した点検光17をその先
端から拡散部材14内へ放射する。点検光17は拡散部
材14内で散乱され、拡散しながら一部がアーク光検出
用光ファイバ6内に入射する。
【0018】したがって、E/O変換部16から点検光
dを発したとき、O/E変換部7から信号が出力されれ
ば光ファイバ6,15に断線はなく、信号が出力されな
かったときは、光ファイバ6,15のいずれかに断線が
あると判定される。以上説明したアーク光検出装置は、
種々の変形が可能である。例えば、拡散部材11の先端
の形状は、図4に断面で示すように、円錐形(a)、凸
曲面(b)、平坦面(c)とすることができる。
【0019】また、拡散部材11の全体をテフロンで形
成する代わりに、図5に断面で示すように、石英等の光
透過材料で本体12を形成し、その表面にテフロンのコ
ーティング層13を設けるようにすることもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ガス絶縁電気機器用ア
ーク光検出装置において、ガス絶縁電気機器容器内に発
生するアーク光を、その発生位置に関係なく、光ファイ
バにより効率良く集光することができる。しかも、それ
を簡単な構造により実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアーク光検出装置の第1の実施例を一
部断面で示す図。
【図2】図1の拡散部材の一部を拡大して示す断面図。
【図3】本発明のアーク光検出装置の第2の実施例を一
部断面で示す図。
【図4】図1の拡散部材の変形例を示す断面図。
【図5】図1の拡散部材の第2の変形例を示す断面図。
【図6】従来のアーク光検出装置を示す一部断面図。
【図7】図6の光ファイバの変形例を示す断面図。
【符号の説明】
1…容器 2…通電導体 3…開口 6…光ファイバ 7…O/E変換部 8…アーク光 11,14…拡散部材 12…拡散部材本体 13…コーティング層 15…点検用光ファイバ 16…E/O変換部 17…点検光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス絶縁電気機器内部に光ファイバの一
    端を挿入し、前記光ファイバ先端のアーク光集光部分
    を、半透明性で光を散乱する材料からなる拡散部材に埋
    め込んだことを特徴とするガス絶縁電気機器用アーク光
    検出装置。
  2. 【請求項2】 前記拡散部材がテフロンにより形成され
    たことを特徴とする請求項1記載のガス絶縁電気機器用
    アーク光検出装置。
  3. 【請求項3】 前記拡散部材が、光透過材料表面にテフ
    ロンをコーティングしたものにより形成されたことを特
    徴とする請求項1記載のガス絶縁電気機器用アーク光検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記拡散部材内に、点検用光ファイバが
    埋め込まれていることを特徴とする請求項1記載のガス
    絶縁電気機器用アーク光検出装置。
JP6188342A 1994-08-10 1994-08-10 ガス絶縁電気機器用アーク光検出装置 Pending JPH0851708A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000065622A1 (en) * 1999-04-14 2000-11-02 Abb Ab A device for detecting arcs
WO2008040988A1 (en) * 2006-10-05 2008-04-10 Diagnostic Monitoring Systems Limited Improved coupler
DE102015101608A1 (de) * 2015-02-04 2016-08-18 Bundesrepublik Deutschland, Vertreten Durch Den Bundesminister Für Wirtschaft Und Energie, Dieser Vertreten Durch Den Präsidenten Der Bundesanstalt Für Materialforschung Und -Prüfung (Bam) Verfahren zur Signalweiterleitung und Vorrichtung mit einer optischen Faser

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000065622A1 (en) * 1999-04-14 2000-11-02 Abb Ab A device for detecting arcs
WO2008040988A1 (en) * 2006-10-05 2008-04-10 Diagnostic Monitoring Systems Limited Improved coupler
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DE102015101608B4 (de) * 2015-02-04 2021-01-07 Bundesrepublik Deutschland, Vertreten Durch Den Bundesminister Für Wirtschaft Und Energie, Dieser Vertreten Durch Den Präsidenten Der Bundesanstalt Für Materialforschung Und -Prüfung (Bam) Verfahren zur Signalweiterleitung, Vorrichtung mit einer optischen Faser und Detektionssystem

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