JPH08510876A - ビデオ画像を合成する方法および装置 - Google Patents

ビデオ画像を合成する方法および装置

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JPH08510876A JP6523258A JP52325894A JPH08510876A JP H08510876 A JPH08510876 A JP H08510876A JP 6523258 A JP6523258 A JP 6523258A JP 52325894 A JP52325894 A JP 52325894A JP H08510876 A JPH08510876 A JP H08510876A
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Abstract

(57)【要約】 緑色オブジェクトおよび肌色に対してEcが丁度ゼロになるように調整しても、同時にグレイ・スケール被写体のEcが低減されることも、印刷抜けが発生することもないように、ビデオ画像合成システムで使用される制御信号Ec(1)を改良する方法および装置。本発明は、つや消し密度制御(11)を増大させることも、雑音レベルを増加させることもなしに、青いバックの存在下で淡い青から明るい青までの広範囲の青色も再現する。本発明は、前景の明るい白い色合いに影響を与えずに、ブロンドおよび茶色の髪からのバックの色写しをなくする第2の制御信号Ek(4)も提供する。本発明は、前景陰影をなくし、同時に、大部分の前景ディテイル情報を保存する陰影クリーンアップ信号(5)も生成する。

Description

【発明の詳細な説明】 ビデオ画像を合成する方法および装置 発明の背景 米国特許第4100569号、第4344085号、第4589013号、第 4625231号は、着色されたバックとカメラの間に配設された前景被写体と 背景シーンを合成して合成画像を形成するユニークな線形方法を記載している。 この方法では、湯気でも、髪の毛でも、窓からの反射でも、カメラから見える背 景シーン中のあらゆるもの(着色されたバックを除く)が、減衰なしで、かつ被 写体を変化させずに、完全なレベルで再現される。この方法が線形であるのは、 前景シーンの透過部分の後方の背景シーンも、前記透過部分を通じて着色された バックの輝度および可視性の線形関数として再現するからである。 背景シーン・ビデオ・レベルは、バックの輝度および可視性に比例する制御信 号Ecによって調整される。青いバックは、それをスイッチオフするのではなく 、バックの青色成分、緑色成分、赤色成分(B、G、R)のそれぞれに等しいEc の部分を減じることによって除去される。バックのビデオ信号をゼロに低減さ せれば、簡単な加算によってバックが背景ビデオ信号を受け入れる準備が完了す る。上記の特許は、このような機能を詳細に説明するものである。 本発明では、Ec制御信号のいくつかの制限をなくすることによってEc制御信 号を改良する。これらの制限は以下の説明で明らかになろう。Ec制御信号は、 その最も簡単な形では以下の数式1で表される。 Ec=B−max(G,R)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式1 上式で、「max」は緑と赤のうちで大きい方を指定するものである。 Ec制御信号は、走査スポットが青いバックから離れて被写体に入り始めたと きに低下を開始し、理想的には走査スポットが青いバックから離れて完全に被写 体内に入った時点で丁度ゼロに達するべきである。明確に合焦される被写体の場 合、この遷移は走査スポットの幅の範囲内で発生する。焦点の外れた被写体の場 合、この遷移は、半透明のぼけたエッジの幅にわたって発生する。 前景被写体が完全に不透明になったときにEcが完全にゼロになることが必須 であり、そうでない場合、不透明な前景被写体を通じて背景シーンが見えるよう になる。そのような印刷抜けは大量生産品質の合成ビデオでは受け入れられない 。 数式1で丁度ゼロに達するEcは、グレー・スケール・オブジェクトの場合に 発生する。これは、B、G、Rが相互に等しいからである。 Ecは、シアン(B=G)およびマゼンタ(B=R)の場合にも丁度ゼロに達 する。 しかし、青い目など、青い被写体の場合(RGBの典型的な値は、B=80、 G=70、R=60)、数式1中のEcはゼロに達せず、被写体が不透明である 場合でも背景シーンの印刷抜けを発生させる。このため、以下のように数式1を 定数k2を追加するように修正する。 Ec=B−K2max(G,R)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式2 K2を1.0から1.14に増加させる(14%)ことによって、Gは70か ら80のレベルに増加し、その場合、Ecはゼロになる。しかし、緑(および赤 )を14%増加させると、グレイ・スケール・オブジェクトでは、走査スポット がバックを離れる前にEcがゼロに達する。Ecは、ゼロになると、走査スポット が完全に被写体に入る前に背景シーンを遮断する。前景被写体のエッジに背景ビ デオがないと、前景被写体の周りに認識できる黒い線が残る。 数式2で、Ecは、光沢のある黒い被写体に青いバックの低レベルの反射が発 生したときにもゼロに達しない。青いバックには緑も赤もほとんどないので、バ ックを反射する光沢のある黒いオブジェクトの場合、K2にはEcをゼロに減少さ せる効果はない。したがって、このためにK1を追加する。この場合、Ec式は以 下の数式3で表される。 Ec=[(B−K1)−K2max(G,R)]+・・・・・・・・・・・・式3 (上付き文字「+」の意味については以下に説明する)この数式は以下のよう に書き直すことができる。 KEc=[K1B−K2max(G,R)−K3+・・・・・・・・・・・式4 上式は、数式3とまったく同じ結果を達成する。 Ecをゼロに減少させる代替方法は以下の数式5で表される。 KEc−K1=[B−K2max(G,R)]+・・・・・・・・・・・・・式5 数式3、4、5は、同じ数式の変形例に過ぎず、同じ結果をもたらす。 ある種のシーン、具体的にはクローズアップでは、人間が重要な被写体であり 、肌色の周りの黒い線をなくすることが重要である。これは、引用した特許では 、項K3およびK4を追加して以下の数式を生成することによって行われた。 Ec=[(B−K1)−K2max(K3G,K4R)]+・・・・・・・・・式6 肌色の赤色定数は、青色含有量または緑色含有量の少なくとも2倍の大きさな ので、Ecが過度に早くゼロになり、したがって、黒いエッジが残る。この問題 は、引用した特許では、数式6中のK4Rを減少させて肌色中の青のレベルを近 似し、したがって、走査スポットが完全に青いバックを離れた時点でEcがゼロ に達するようにすることによって解決された。 K3によって、緑色被写体が最も関心のある被写体であるときK3Gを減少させ ることができる。 まれではあるが、青いバックが実際は、青ではなくシアンであることがある。 この場合、上記のEc式では、バック領域で十分なレベルのEcをもたらすことが できない。これは、引用した特許のうちのより新しい特許では、以下のように追 加項K5を追加することによって補正された。 Ec={(B−K1)−K2[K5max(K3G,K4R)+(1−K5)min (K3G,K4R)]}+・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式7 上式で「min」は、各項のうちで「最も小さいもの」を指定するものである 。 シアン色バックの場合、K5はゼロに設定され、したがって、数式7は以下の ように低減される。 Ec=[(B−K1)−K2min(K3G,K4R)]+・・・・・・・式7.1 通常、妥当な青いバックを仮定すると、Ec制御信号は、K5(数式7)を1. 0に設定し、数式6をもたらす。 「K」の値を1.0に設定しても、0に設定しても、他の何らかの値に設定し ても、新しい数式が生成されないことに留意されたい。 上記の数式で、 K1=黒い光沢制御 K2=つや消し密度制御 K3=緑色つや消し密度制御 K4=赤色つや消し密度制御 K5=バック純度制御 すべての前記の説明および数式は、引用した特許に記載されたものである。表 1は、淡い青(目)および明るい青を含めていくつかの色に関する典型的なB、 G、Rビデオ・レベルをリストしたものである。Ec値は、数式1を使用して算 出した。Ecは、背景(BG)シーンを完全にターンオンした場合、100でな ければならず、不透明な被写体で遮られたときに背景が完全に遮断された場合、 ゼロ(またはそれ以下)でなければならない。 引用した特許では、ゼロ・クリップを使用することによってEcが負になるこ とが妨げられる。ゼロ・クリップは、数式中では、Ec=[−−−]+などEcを 生成する項上の上付き文字として置かれたプラス(+)符号によって指定される 。ゼロ・クリップは、1つの入力がゼロにセットされた「OR」ゲートを使用し て達成される。 引用した特許には記載されていないゼロ・クリップを生成する他の方法がある 。 たとえば、以下の数式9で、 Ec=max(B,G)−max(G,R)・・・・・・・・・・・・・式8 項max(B,G)は実際上、ある種の色の場合にゼロ・クリップを導入する 。 すべての色に対するゼロ・クリップは、以下の数式によって達成される。 Ec=K1[max(KbB,KgG,KrR)−K2max(KgG,KrR)]・・ ・・・式9 数式9は見た所、数式6とは異なるが、まったく同じ結果をもたらす。表1は 、クリップされる前の負のEcを示すためにゼロ・クリップなしのEcの値をリス トしたものである。負の数のサイズは、バックから被写体へ遷移する際にEc= 0となる点も示す。Ecは、青いバックで100で、赤みがかった被写体では− 100であるとすると、走査スポットが遷移の中間位置にきたときにゼロになる 。数式9は、表1中のEcを計算するように再設定されると、青を除くすべての 色に対してEcがゼロになる。しかし、数式9の2つの項のそれぞれは、「MA X」の表現、 すなわち、「OR」ゲート、したがって、ゼロ・クリップを含む。バックから被 写体への遷移中に、Ecは、数式1、2、3、4、5、6、7、8、9での遷移 中のまったく同じ点で所与の色に対してゼロに達する。これらの数式はすべて、 数式7として最もよく表された同じ基本数式の変形例であり、すべて、表1中の 色に対して同じゼロ公差をもたらす。 数式4、5、8、9は、引用した特許では具体的に示されていないが、同じ関 数を実行し同じ結果を得る。したがって、これらの数式は、新規のものとも、異 なるものとも、より有用なものともみなされない。 表1の最後の列で、青いバック領域で背景シーンを100%ターンオンさせる ためにEcに係数1.67が乗じられている。青い目および明るく輝く青の場合 、Ecが0よりも大きいことに留意されたい。透過率が17%のものと場合と同 様に背景シーンが青い目を通して見える。また、明るく輝く青を通して背景シー ンが透過率50%のものと同様に透けて見える。緑、黄色、赤、および肌色(白 色人種のメーキャップを有する)に対するEcは負である。これは、走査スポッ トが、 緑の被写体への半分の位置にあり、赤または黄色の被写体への半分の位置に達し ない位置にあるとき、背景シーンが遮断される(ゼロEc)ことを意味する。走 査スポットが完全に被写体に乗る前に背景シーンが遮断されると、低減されたビ デオのギャップ(すなわち、黒い線)が残る。肌色が主色であるとき、数式6で K4を減少させて赤を緑のレベルに低減させると、赤および肌色の周りの黒い線 がなくなる。緑が主色であるとき、K3を使用して、緑を赤色レベルに低減させ 、明るい緑の周りの黒い線をなくす。 引用した特許にリストされたEc式では、数式6中のK2を増加させない限り、 青被写体色を使用することはできない。数式6中のK2を増加させると、以下の 表2に示したように、すべてのグレイ・スケール被写体とシアンおよびマゼンタ が負のEcを示し、雑音レベルが増大する。 表2は、数式6中のK2に1.14を乗じたときのEcを示す。背景シーンを完 全にターンオンするために、Ecが100になるようにEcに1.75が乗じられ ている。 この場合、青い目に対するEcは、必要な値であるゼロになる。しかし、明る く輝く青に対するEcは40であり、これは、この青が印刷抜けすることを意味 する。他の色は、黄色の場合を除いて、K3またはK4の調整に応じて受け入れら れる。 数式6は、K2を増加させることによって青いバックに対する淡い青色陰影を 再現することができる。他の色に対する雑音および目に見える黒いエッジが増加 することによって、被写体をどれだけ青くすることができるかに関する限界に、 すぐに達する。K2を増加させると、Ecは、すべてのグレイ・スケール被写体と シアンおよびマゼンタに対してゼロよりも小さくなり、これは望ましくない。 上記で引用した特許は、バックから二次照明をなくし、前景(FG)オブジェ クトからレンズのフレアをなくする技法も記載している。青いバックの場合、バ ックに近接して置かれたオブジェクトは、バックから二次青色照明を受け取り、 その照明が顕著な青い色合いをオブジェクトに与える。青い光で満たされたカメ ラ・レンズの視野は、レンズ内の複数の内部反射のために前景オブジェクト上に 青い曇りを与える。 上述の特許に記載された方法は、前景オブジェクトから青いバックのすべての 形跡をなくす動的クランプの青色チャネルを主題としている。青色クランプ式は 、以下の数式11で表される。 B≦K20G+K22(G−R)++K23(R−G)++(1−K22)min(G,R ) この青色クランプ式は、フレア抑圧式Ekとも呼ばれ、以下のように書くこと ができる。 Ek={K20B−[K22G+max[K22(G−R), K23(R−G)]+(1−K22)min(G,R)]}+ 上式で、 K20=ホワイト・バランス K22=ゲート1/3[ゲート1またはゲート3] K23=ゲート2である。 以下の手順が適用される。 1−K20は名目上、白い前景オブジェクト上のホワイト・バランスでは1.0 である。 2−K22は通常、大部分のシーンでは1.0であり、そのため、前景オブジェ クトはその色を保存する。前景オブジェクトが緑である場合、青いフレアによっ て色がシアンになる。K22を0.0に設定すると、前景オブジェクトに緑が復元 される。 3−K23は通常、0.0に設定され、そのため、前景の肌色が青いこぼれ光か らのマゼンタ色合いを帯びることが防止される。ピンク色またはマゼンタ色を再 現することが必須である場合、K23は、0.0ないし1.0の値に設定される。 K23を、被写体を満たすピンク色またはマゼンタ色を生成するのに丁度よい値に 設定し、それによって、肌色がマゼンタの色合いを帯びる度合いを最小限に抑え ることが重要である。 青い画面の前方のブロンドまたは茶色の髪を扱う際は、青いフレアを抑制する ようにK20[ホワイト・バランス]を調整する。そうすると、白い前景オブジェ クトは、より暖かな色相を帯びる。本発明では、上述の問題に対処するためにEk 式に新しい制御を追加する。この新しい制御、すなわち、ブラック・バランス は、ホワイト・バランス制御の「正の利得」に対して、Ek式中の青色チャネル に対する「負の利得」として働く。 多数の青色画面生成方法では、画面のマーキング、欠陥、サスペンション・ワ イヤ、不要な陰影、および望ましくないその他の画面要素を最終合成ビデオから 電子的になくする必要がある。上述の特許は、クリーンアップ制御およびクリー ンアップ・バランス制御を使用することによって、望ましくないすべてのこれら の画面要素をなくする手段を記載している。残念なことに、これらの制御を使用 すると、望ましくない問題が生じ、すなわち、前景オブジェクトから微細なディ テイルが失われる。画面の補正を扱う、上述の特許の発明者による特許のうちの より新しい特許は、前景オブジェクトからディテイルを喪失させずに、画面の輝 度および色の一様性の変動を処理する代替技法を記載している。この画面補正処 理は、前景フレームおよび基準フレームに共通するすべての画面の欠陥をなくし 、同時に、前景オブジェクトのすべてのディテイル情報および陰影情報を保存す る。しかし、前景オブジェクトのディテイルを保存し、同時に、前景陰影をなく することが望ましい例がある。前景陰影をなくすると、前景ディテイルが失われ るので、既存の形のクリーンアップも画面補正も十分な結果をもたらさない。本 発明は、所望の結果を達成する方法および装置を対象とするものである。 発明の概要 本発明の目的は、緑色オブジェクトおよび肌色に対してEcが丁度ゼロになる ようにK3およびK4を調整しても、それと同時にグレイ・スケール被写体のEc が低減されることも、印刷抜けが生じることもないように、Ec式を改良するこ とである。また、本発明の目的は、K2つや消し密度制御を増大させることも、 雑音レベルを増加させることもなしに、青いバックの存在下で淡い青から明るい 青までの広範囲の青色を再現することである。 第3の目的は、このような結果をもたらす代替Ec式を示すことである。 本発明の第4の目的は、前景の明るい白い色合いに影響を与えずに、ブロンド または茶色の髪へバックの色のもれをなくす代替Ek式を示すことである。 本発明の第5の目的は、前景陰影をなくする陰影クリーンアップ式を生成し、 同時に、大部分の前景ディテイル情報を保存することである。 発明の詳細な説明 表1に指摘したように、肌色は、20青、25緑、70赤などのビデオ・レベ ルを有する。走査スポットがその遷移を完了した時点でEcをゼロにするには、 緑と赤を共に20に減少させなければならない。そうすると、すでにグレー・ス ケール被写体、シアン被写体、およびマゼンタ被写体に対してゼロであったEc が正 になり、印刷抜けが発生する(すなわち、背景が遮断されない)。この問題は、 以下の新しいEc式によって補正される。 Ec={(B−K1)−K2max(G,R)+ [max(K3G,K4R)−min(G,R)]}+・・・・・・・・・式10 上式で、K1をゼロに設定した場合、項Ec=B−K2max(G,R)のため に、Ecは、すべてのグレイ・スケール被写体とシアンおよびマゼンタに対して はゼロになるが、肌色に対しては負になる。次の項max(K3G,K4R)−m in(G,R)は正であり、したがって、K3−K4調整によって、Ecは肌色に 対して丁度ゼロになる。グレイ・スケール被写体は影響を受けず、Ecは丁度ゼ ロのままである。シアンおよびマゼンタが存在する場合、それらは正のEcを示 す。 数式10と同じ結果をもたらす簡単な方法は、数式11によって達成される。 Ec=(B−K1)−K2max[min(G,R),K3G,K4R]+・・式11 この数式で、K3およびK4は、肌色とグレイ・スケール被写体に対して同時に 丁度ゼロが得られるように調整することができる。 代替数式11は以下のように表される。 Ec=(B−K1)−max[K2min(G,R),K3G,K4R]+・・・ ・・・式11a 画像合成の専門家は常に、バック・カラーが青なので、黒い線の問題と雑音の ために、前景被写体色としての目立つ青を避けなければならないと仮定する。 以下に説明する改良されたEcでは、K2を増加させずに、かつそれほど黒い線 の問題を生じさせずに、より広範囲の青前景色を含めることができる。 雑音を低減させるためにEcを最小限に抑え、着色されたフィルム上の漏話を 低減させるために、バック用に選択される青色は緑色成分も赤色成分もほとんど 含まない。Ecは、青をハイにして、緑と赤を同様にローにすることによって最 大になる。80青、20緑、および20赤のビデオはそのようなバックを表す。 多数の明るい青色は、表3から分かるように、青から緑、緑から赤への降順ビ デオ・レベルを有する。本発明ではこのほぼ線形の降順を使用する。 数式6中のK2も、改良された数式10、数式11、および数式11a中のK2 も増加させずに、青い目および青い洋服ダンスに対してEcをゼロにする方法が 必 要であり、これが、本発明の目的である。上述の数式に新規の項max[K5( G−R),K5(R−G)]を追加して、改良された一連の数式12ないし14 aを得る。追加されたこの項によって、より広範囲の青い前景オブジェクトが許 容され、青い画面の前方で降順B、G、RレベルまたはB、R、Gレベルを使用 することができ、かつ発生する問題は最小限に抑えられる。この新規の1組の数 式は以下のように表される。 Ec={(B−K1)−K2max (K3G、K4G)−max{K5(G−R)、K6 (R−G)]}+・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式12 Ec={(B−K1)−K2max(G,R)+ [max(K3G,K4R)−min(G,R)−max[K5(G− R),K6(R−G)]}+・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式13 Ec={(B−K1)−K2max[min (G,R),K3G,K4R]−max[K5(G−R),K6(R− G)]}+・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式14 Ec={(B−K1)− max[K2min(G,R),K3G,K4R]−max[K5(G− R),K6(R−G)]}+・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式14a 数式12が、数式6に第3の項を追加したものであり、かつこの項がK5およ びK6によって制御されることに留意されたい。 以下のように、表1および2で使用されたのと同じ色およびビデオ・レベルを 数式12および表3で使用する。 K56=0およびK2345=1.0するとEc={B− [max(G,R)+K5(G−R)]}+ 表1、2、3のEcを示す表3の最後の3列を調べると分かるように、表3( 数式12)のEcは、青い目、明るく輝く青、およびすべてのグレイ・スケール 被写体に対して丁度ゼロになる。黒い線の問題は、K3またはK4によって補正し ない限り、シアン、マゼンタ、緑、および肌色に対してはある程度増大する。数 式13、数式14、数式14aによって、K3とK4を共に同時に補正することが でき る。 改良されたEc式を得る第4の技法は、比を使用することである。この技法で は、バック色値の比に基づいて2つの数式が生成される。この数式は以下の通り である。 GEc1=G−K7B REc1=R−K8B 上式で、 K7=GMAX/BMAX,K7>0 K8=GMAX/BMAX,K8>0である。 RMAX、GMAX、BMAXは、(手動で、あるいは、自動的に)選択され た基準バック領域でのR値、G値、B値、すなわち、自動的に選択されるときは 、バックの最も純粋な青を有するバック領域中の位置でのR値、G値、B値、ま たは、手動で選択するときは、髪など微細な前景ディテイルを有する領域でのR 値、G値、B値である。 比率式は、G/B値およびR/B値に基づく、バック色からの前景オブジェク トの色離れ量を表す。この数式は、すべての輝度値に関して、前景オブジェクト に対して正の値を有することも、負の値を有することもでき、バック領域に対し てゼロを有することができる。 GEc1およびREc1の負の部分を以下のように選択する。 GCOR1=MIN[GEc1,0] RCOR1=MIN[REc1,0] GEC1およびGCOR1から以下の2つの新規の数式を生成する。 GEc2=[1/(1−K7)][G−GCOR1−K7B] GEc3=[1/(1−K7)][G−(GCOR1/k7)−K7B] REc1およびRCOR1から以下の2つの新規の数式を生成する。 REc2=[1/(1−K8)][R−RCOR1−K8B] REc3=[1/(1−K8)][R−(RCOR1/K8)−K8B] 上式で、GEc2、GEc3、REc2、REc3は、前景オブジェクトに対して 正の値を有し、バック領域に対してゼロを有する。 GEc2、GEc3、REc2、REc3から以下の2つの数式を生成する。 Ec2=MAX[K3GEc2,K4REc2] Ec3=MIN[GEc3,REc3] 上記の2つの項をEc式3に追加して、以下の新規のEc式を生成する。 Ec={[B−K1]−K2MAX[G、R]+MAX[EcT2−E T3]} ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式15 上記の数式に項[maxK5(G−R),K6(R−G)]を追加する。 完全なEc式は以下の数式で表される。 Ec={[B−K1]−K2MAX[G、R]+MAX[EcT2−EcT3]− maxK5(G−R)、K6(R−G)]}+ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式16 数式15および16は、それらの数式で比率項が使用されることを除いて、数 式10および13に類似している。 赤、黄褐色、茶色、肌色など暖かな色合いが含まれるとき、Ecは、数式12 中のK4減少させることによって丁度ゼロになる。被写体が高飽和緑色を含む場 合、K3を減少させることによって、被写体のエッジでEcをゼロにすることがで きる。 この2つのオプションは前述の特許で教示されているが、被写体の洋服ダンスが 青いとき、これらの従来型のシステムでは、K2を増加させた後にEc利得を増加 させる必要があるために雑音が発生した。 本発明は、数式10、11、11a、13、14、14a、25、26の実施 形態を対象とするものであり、中立色オブジェクトに影響を与えずにK3とK4を 同時に調整することができる代替Ec式生成手段を提供する。本発明は、Ec式に 項+K5(G−R)またはK6(R−G)も追加し、そのため、K2もEc利得も増 加させずに、かなり明るく輝く青色の洋服ダンスを前景で使用することができる 。 前景が、白に対して合成された明るい緑色とシアンを共に含む場合、青い被写 体および青いバックを使用すると問題が発生することがある。この組合せでは、 K3を使用して黒い線の問題を軽減することができず、この問題が存在する場合 、背景が白であり、あるいは、非常に明るいとき、黒い線が見えるようになる。 この条件の特定の組合せが発生することは非常にまれなので、画像を劣化させず に洋服ダンスおよび青い目を自由に使用できることは、画像合成の顕著な改良で ある。 前述のように、青い画面の前方のブロンドまたは茶色の髪を扱う際、K20[ホ ワイト・バランス]を調整して青いフレアを抑圧する必要がある。そうすると、 白い前景オブジェクトはより暖かな色相を帯びる。 本発明では、上述の問題に対処するためにEk式に新しい制御を追加する。こ の新しい制御、すなわちブラック・バランスは、ホワイト・バランス制御の「正 の利得」に対して、Ek式中の青色チャネルに対する「負の利得」として働く。 修正されたEk式は、以下の式で表される。 EK={[K20B+{K21((MAXPIX−B)MAXPIX)]}−[K2 2 G+max[K22(G−R)、K23(R−G)]+(1−K22)min(G, R)]} ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式22 上式で、 K20=ホワイト・バランス K21=ブラック・バランス K22=ゲート1/3(ゲート1またはゲート3) K23=ゲート2である。 MAXPIX=最大画素値[最大許容前景値] ホワイト・バランスではなくブラック・バランスを使用して上述の問題を解決 すると、明るい白の色相を変化させずに妥当な髪の色が復元される。数式22は 、画像合成システムのフレア抑制部分の顕著な改良を有する技法を説明するもの である。 前述のように、青色画面を生成する際には、前景オブジェクト・ディテイルを 保存し、同時に、最終合成画像から陰影をなくすることが望ましい場合がある。 この一例は、バックと同じ色の手袋またはスーツを着用し、青い画面の前方であ やつりり人形を動かす人形遣いである。このような青い手袋およびスーツは、バ ックとは異なる複雑な形(腕または体)を有するので、どれだけ強く照明される かにかかわらず、様々な量の光を様々な方向に反射する。このような手袋および スーツは、バックと同様に青色であるが、輝度が異なるものなので、上述のEc 式に類似の線形つや消し式では、このような変動はバック上の「陰影」として説 明される。したがって、このような変動は、背景画像に移され、最終合成ビデオ に現れる。青い手袋またはスーツは前景画像の一部であり、基準フレームには存 在しないので、画面補正を使用することはできず、輝度の変動は、それが前景に も基準フレームにも存在する場合しか補正できない。既存のクリーンアップ機能 はこのような輝度の変動をなくするが、同時に、前景のあやつり人形の微細なデ ィテイルもなくする。したがって、あやつり人形は「切抜き絵」のようになる。 既存のクリーンアップを用いた場合、背景Ecだけを処理して陰影を除去する と、前景オブジェクト上に鮮やかなエッジがもたらされる。というのは、Ecの 利得を増加させることによって、通常FG/BG遷移エッジに存在するよりもず っと高い値の背景画像が存在するからである。処理された前景にこのような過度 の背景が追加されることによって、通常よりも明るく、したがって、鮮やかなエ ッジがもたらされる。エッジが鮮やかなものになるのを防止するために、クリー ンアップを前景画像にも適用して前景エッジ値を減少させる。このように前景エ ッジ値を減少させると、微細ディテイル情報が失われる。 以下に説明する新規のクリーンアップ方法は、輝度の変動または「陰影」をな くし、前景オブジェクトの微細ディテイル情報の劣化を最小限に抑える。本発明 は、背景が処理されるとき、背景にEcが乗じられるために、画面の輝度の変動 が背景画像に移されることを利用する。前景は、Ecを使用して画面をゼロに減 じることによって処理され、Ecが画面と同じ輝度変動を含むので、すべてのこ の変動はゼロに低減される。このプロセスは、上述の特許に記載されており、U ltimatte Corporation、すなわち、本発明の出願人の基本 画像合成プロセスである。本発明は、処理済みの前景とEc式を使用して、新規 のEc式を生成する。次いで、この数式を使用して背景画像を処理する。 所与の前景画像では、処理済み前景R、G、B式は以下の数式31で表される 。 PR R=max{[R−K30c],0} PR G=max{[G−K31c],0} PR B=max{[B−K32c],0} 上式で、 K30=RMAX/EcMAX K31=GMAX/EcMAX K32=BMAX/EcMAXである。 Ecは、数式2のように最も簡単な形でも、数式3ないし数式16に記載した より複雑な形でもよい。 EcMAX=前景画像中の基準点でのEcの値である。基準点は、手動で、ある いは自動的に選択され、選択基準によって、自動的に選択されるときは、バック の最も純粋な青が選択され、手動で選択するときは、髪など微細な前景ディテイ ルを有する領域が選択される。 RMAX、GMAX、BMAX=EcMAX点でのバック色を表す前景画像の R値、G値、B値である。 BGEc=(min(K33c、[MAXPIX−max(K34PRR、K35P R G、K36PR B)]}}+ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式30 上式で、 K33=陰影クリーンアップ K34=Rクリーンアップ K35=Gクリーンアップ K36=Bクリーンアップ MAXPIX=最大前景画素値[最大許容前景値] 前記で指摘したように、処理済み前景は画面情報も陰影情報も有さない。3つ の前景チャネルのうちの「最も高い前景チャネル」を反転する(反転してオフセ ットする)と、黒であった画面領域が白になり、前景色はそれぞれ反転される。 数式30に示したように、BGEcはこの項とEcのうちの「より低い方」である 。K33を1に設定し、K34、K35、K36を0に設定すると、BGEc=Ecとなる 。大きな利得をEcに適用して陰影情報をなくし、K34、K35、K36を、妥当な エッジ遷移が得られるように設定する[K>0]と、前景オブジェクト内のつや 消しの密度はEcによって保持されるが、遷移時に、反転された前景項によって 妥当なレベルが与えられる。したがって、陰影がなくなり、微細ディテイル・エ ッジの劣化が最小限に抑えられ、あるいはなくなる。少量のエッジ・グローまた は少量の微細なディテイルの喪失が発生するのは、非常に黒い、あるいは黒い前 景オブジェクトだけである。この方法は主として、明るい色のあやつり人形の例 に類似の状況で使用されるので、この方法が与える顕著な利点と比べて欠点は無 視できるものである。 BGEcを生成する代替技法は画面比率法である。この技法では、画面色比を 使用して、陰影を含めて画面領域がゼロに低減される。以下の比率式が得られる 。 GEc1=G−K7B REc1=R−K8B 上式で、 K7=GMAX/BMAX,K7>0 K8=RMAX/BMAX,K8>0である。 RMAX、GMAX、BMAXは、手動で、あるいは、自動的に選択された基 準バック領域でのR値、G値、B値、すなわち、自動的に選択されるときは、バ ックの最も純粋な青を有するバック領域中の位置でのR値、G値、B値、または 、手動で選択するときは、髪など微細な前景ディテイルを有する領域でのR値、 G値、B値である。 比率式は、G/B値およびR/B値に基づく、バックの色から前景オブジェク トの色離れ量を表す。この数式は、すべての輝度値に関して、前景オブジェクト に対して正の値を有することも、負の値を有することもでき、バック領域に対し てゼロを有することができる。 GEc1およびREc1の負の部分を以下のように選択する。 GCOR1=MIN[GEc1,0] RCOR1=MIN[REc1,0] GCOR1およびRCOR1から以下の2つの新規の数式を生成する。 GEc2=[1/(1/K7)][G−GCOR1−K7B] REc2=[1/(1/K8)][R−RCOR1−K8B] 上式で、GEc2およびRFc2は、前景オブジェクトに対して正の値を有し 、バック領域に対してゼロを有する。 BGEc={min{K33c、[MAXPIX−max(K37GEc2、K38 REc2)]}}+ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式31 上式で。 K33=陰影クリーンアップ K37=GEc2クリーンアップ K38=REc2クリーンアップ MAXPIX=最大前景画素値(最大許容前景値) 数式31によって得られる結果は、数式30によって得られる結果に非常に類 似している。K37およびK38は、数式30のK34、K35、K36と同様に働く。 BGEc式を生成する第3の技法は、単に数式30と数式31を組み合わせて 以下の新規の数式形成することによるものである。 BGEc={min{K33c、[MAXPIX−max(K34PRR、K35P R G、K35PR B、K37GEc2、K38REc2)]}}+ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・式32 上式で、 K33=陰影クリーンアップ K34=Rクリーンアップ K35=Gクリーンアップ K36=Bクリーンアップ K37=GEc2クリーンアップ K38=REc2クリーンアップ MAXPIX=最大前景画素値[最大許容前景値] 機能的には、数式32は、数式30および数式31に類似しており、ある程度 冗長な制御を有する。 本明細書に記載したすべての改良は、アナログ・ハードウェアでも、ディジタ ル・ハードウェアでも、ソフトウェアでも、この3つの方法のうちのどれかまた はすべての組合せでも実施することができる。 改良された画像合成式をどのようにハードウェアで実施するかの一例を第1図 ないし第4図に示す。第1図は、基本画像合成システムのブロック図である。第 2図、第3図、第4図は、改良された新規の数式が使用される第1図の各部分の 拡大ブロック図である。 EcGEN1は、上述の技法によってEc制御信号を生成する。数式10、数式 11、数式11a、または数式12ないし14aによってEc制御信号を生成す る特定の回路は、当業者には明らかであろう。数式14aの実施の形態を示す第 2図に適当な回路の一例を示す。つや消し制御11は、K数として指定され、以 下のように定義される。 K1=黒い光沢 K2=つや消し密度 K3=密度バランス1 K4=密度バランス2 K5=密度1 K6=密度2 これらの制御は、システム・オペレータによって、あるいはコンピュータの制 御下で設定される。そのような1つの適当なコンピュータ制御は、 に出願 された関連米国特許出願第 号に記載されている。要素21、23、25 、27、29はマルチプライヤである。要素31、33、35、37は差動回路 で ある。要素39、41、43は遅延回路である。要素45は、その入力の最小値 を通過させる。要素47、49、51は、その入力の最大値を通過させる。この 接続では、要素49への一方の入力が0なので、要素49はゼロ・クリップとし て機能する。 EcMax検出器3は、処理中の現画像に関して第2図の回路によって生成さ れる最大Ec値および位置を検出する。この機能を実行する適当な回路の詳細は 、当業者には容易に明らかになろう。 この値・位置情報は、RGBバイアス回路2に渡され、RGBバイアス回路は 、前景画像を処理するのに必要な妥当なバイアス値を生成し、その結果、画像の 画面領域は正しく黒に制限される。曇り制御61は、このバイアス値に対するオ ペレータが調整するオーバライドである。適当なRGBバイアス回路2は、19 86年12月25日に発行されUltimatte Corporationに 譲渡された米国特許第4625231号に記載されている。 Ek生成回路4は、本発明の改良されたフレア抑制またはEk生成を代表するも のである。第3図は、数式22と等価の回路に対するEk生成回路4の詳細ブロ ック図である。フレア制御は、K数として指定され、以下のように定義される。 K20=ホワイト・バランス K21=ブラック・バランス K22=ゲート1 1−K22=ゲート3 K23=ゲート2 この例は、設定済み青色画面に関するものなので、Ekは、前景青色チャネル からのフレアを抑制する。第3図で、要素61ないし66はマルチプライヤであ り、要素71ないし73は差動回路であり、要素75は加算器/差動回路であり 、要素77は加算器である。第3図には、遅延要素81ないし85、最小選択回 路91、最大選択回路87および89、除算回路91も示されている。MAXP IXは差動回路73および分割回路91へ入力される。上述のK21は、マルチプ ライヤ66に入力される。上述のK20は、マルチプライヤ65に入力される。上 述の定数1−K22は、マルチプライヤ64に入力される。この回路へのRGB入 力が、 上述の回路要素および一定の入力によって処理されると、制御信号Ekが生成さ れる。 BGEc生成回路5には、本発明の陰影クリーンアップ式が組み込まれている 。第4図は、数式32の実施の形態を示すBGEc生成回路5の詳細ブロック図 を示す。クリーンアップ制御は、K数として指定され、以下のように定義される 。 K33=陰影クリーンアップ/BGレベル・バランス K34=Rクリーンアップ K35=Gクリーンアップ K36=Bクリーンアップ クリーンアップが必要でないとき、K33=1、K34=K35=K36=0であり、 K33は、背景レベル・バランス制御として働き、前景画面領域に存在したすべて の陰影情報を背景に移す。陰影が必要でないとき、K33は1よりも大きな値に設 定され、K34、K35、K36は0よりも大きな値に設定される。このような調整は 、オペレータによって設定され、それぞれ、他の入力としてEc、PRB、PR G、およびPRRを有する、マルチプライヤ101ないし104にそれぞれ入力 される。Ecは上述のように第2図の回路によって生成される。PRB、PRG 、およびPRRは、それぞれ、差動回路111ないし113および最大比較器回 路115ないし117によって生成された青、緑、および赤である。この結果は BGEc生成回路5に入力される。第4図で、要素114および118は最大比 較器であり、要素119は最小比較器であり、要素120は差動回路である。図 示したように、BGEcは、最小比較器119から出力される信号である。 再び第1図を参照すると、背景画像は、マルチプライヤ121ないし123に よってBGEc生成回路5の出力が乗じられ、次いで、加算器131ないし13 3によって処理済み前景RGBが加算されて合成画像となる。 第3図および第4図に示した項MAXPIXは最大許容前景画像値である(た とえば、画素色システム当たり8ビットの場合は255)。この値はシステムに 依存する。 D1ないしD17は遅延装置であり、システム中の様々な経路のタイミングを とるために使用される。使用すべき特定の遅延量はシステムに依存する。周知の 技法によって様々な回路、加算器、および比較器を構築することができる。 本明細書の改良は、青いバックに関して説明したが、緑色バックおよび赤いバ ックにも有効である。緑色バックの場合、項Bと項Gを相互に交換する。赤いバ ックの場合は、項Rと項Bを相互に交換する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK ,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S K,TJ,TT,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.前景シーンが、着色されたバックとビデオ・カメラの間に配設された前景被 写体を含み、前景シーンおよび背景シーン用の赤色成分、青色成分、および緑色 成分を有するビデオ信号を合成するシステムにおいて、 a)着色されたバックの輝度および可視性に比例するレベルを有する制御信号 を生成する手段であって、緑または肌色である前景被写体の部分に対してゼロに 等しいとき、同時に、グレイ・スケール被写体に対して低減されることがないよ うに生成され、その結果、印刷抜けをなくする前記制御信号を生成する手段(1 、11)と、 b)各ビデオ・ラインごとにバックに関するビデオ信号の赤色成分、青色成分 、および緑色成分のビデオ信号レベルに一致するように制御信号のレベルを調整 する手段(3)と、 c)前景ビデオ制御信号から、レベルの一致した制御信号を減じる手段(11 1、112、113)と、 d)背景シーン・ビデオ信号のレベルを制御信号の線形関数として制御する手 段(121、122、123)と、 e)バックの色成分が各ビデオ・ライン上で独立に除去された前景シーン・ビ デオ信号と、レベルが制御信号によって制御される背景シーン・ビデオ信号とを 組み合わせる手段(131、132、133)と を備えることを特徴とするシステム。 2.さらに、 a)前景シーン・ビデオ信号の赤色成分、青色成分、および緑色成分のそれぞ れごとのクリーンアップ信号を生成する手段(115、116、117)と、 b)前記前景シーン・ビデオ信号中の陰影をなくし、同時に、微細ディテイル ・エッジの劣化をほぼなくすために、前記クリーンアップ信号生成手段および前 記制御信号生成手段に結合された手段(5)と を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 3.さらに、 a)青色バックの前方のブロンドまたは茶色の前景被写体のためにフレアを抑 制し、同時に、白い前景被写体がより暖かな色相を帯びることをほぼなくする手 段(4)を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 4.前記制御信号Ecが、 Ec={(B−K1)−K2max(G,R)+[max(K3G,K4R)−m in(G,R)]}+ の形をとることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 5.前記制御信号Ecが、 Ec={(B−K1)−K2max(K3G,K4R)−max[K5(G−R), K6(R−G)]}+ の形をとることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 6.前記制御信号Ecが、 Ec={(B−K1)−K2max(G,R)+[max(K3G,K4R)−m in(G,R)−max[K5(G−R),K6(R−G)]}+ の形をとることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 7.前記制御信号Ecが、 Ec={(B−K1)−K2max[min(G,R),K3G,K4R]−ma x[K5(G−R),K5(R−G)]}+ の形をとることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 8.前記制御信号Ecが、 Ec={(B−K1)−max[K2min(G,R),K3G,K4R]−ma x[K5(G−R),K6(R−G)]}+ の形をとることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 9.前記制御信号Ecが、 Ec={(B−K1)−K2MAX[G,R]+MAX[Ec2−EcT3]}+ の形をとることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。 10.前記制御信号Ecが、 Ec={[B−K1]−K2MAX[G,R]+MAX[EcT2−EcT3]− [max K5(G−R),K5(R−G)]}+ の形をとることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 11.前景シーンが着色されたバックとビデオ・カメラの間に配設された前景被 写体を含み、前景シーンおよび背景シーン用の赤色成分、青色成分、および緑色 成分を有するビデオ信号を合成する方法において、 a)着色されたバックの輝度および可視性に比例するレベルを有し、緑または 肌色である前景被写体の部分に対してゼロに等しいとき、同時に、グレイ・スケ ール被写体に対して低減されることがないように生成され、その結果、印刷抜け をなくする制御信号を生成するステップと、 b)各ビデオ・ラインごとにバックに関するビデオ信号の赤色成分、青色成分 、および緑色成分のビデオ信号レベルに一致するように制御信号のレベルを調整 するステップと、 c)前景ビデオ制御信号から、レベルの一致した制御信号を減じるステップと 、 d)背景シーン・ビデオ信号のレベルを制御信号の線形関数として制御するス テップと、 e)バックの色成分が各ビデオ・ライン上で独立に除去された前景シーン・ビ デオ信号と、レベルが制御信号によって制御される背景シーン・ビデオ信号を組 み合わせるステップとを備えることを特徴とする方法。
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