JPH08508567A - 位置検出型放射線検出器 - Google Patents

位置検出型放射線検出器

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Abstract

(57)【要約】 医療診断画像化システムの中のγ線の放射源の検出及び位置探知のための装置及び方法が、開示される。シンチレーション性光ファイバである少なくとも1つの第1ファィバが、γ線の放射源からの放射線を受取るように位置決めされている。少なくとも1つの第2ファイバが、第2ファイバと零でない角度で交差する。双方のファイバは、クラッドに包囲されているコアを有し、双方のファイバのクラッドは、1つの交差点で光学的に接触している。第1ファイバ及び第2ファイバは双方とも、ファイバの中を伝搬される光の検出手段を設けられている。γ線等の放射線と、第1ファイバとの相互作用により生じた光が、第1ファイバ及び第2ファイバの両方で伝搬され、これにより、検出器の内のγ線の入射個所を求めることができ、γ線の入射経路を求めることが可能となりうる。

Description

【発明の詳細な説明】 位置検出型放射線検出器 本出願は、1991年10月29日に出願された米国特許出願第784593 号の一部継続出願であり、この先の出願の内容は、引用することにより本出願の 一部とする。 本発明は、画像化システムにおける、例えばγ線等の放射線線源の改善された 位置検出方法及び装置に関する。詳細には、本発明は、被検者(被験者)生体内 の内部器官の画像化技術の一部としての、γ線の線源の位置検出方法及び装置に 関する。 医療においては、患者の内部器官又は生体機能の画像を得ることが望ましい状 況が、多く発生する。これを実現する画像技術は、例えば磁気共鳴映像法(MR I)、コンピュータ連動断層撮影(CT)、シングルフォトンエミッションCT (SPECT)、陽電子射出断層撮影法(PET)等の種々の技術等がある。 一般的に言って、PETでは、放射性核種が、被検者生体内に投与される。崩 壊する放射性核種からの陽電子が、電子に衝突して、消滅し、これにより、一対 の511keVの消滅光量子が、被検者生体内の消滅個所から互いに正確に反対 (180°)の方向に射出される。通常はシンチレーション検出器である放射性 検出器の列を、被検者を完全に包囲するように配置することにより、γ線の線源 を求めることができる。被検者を挟んで互いに対向して位置する検出器の中で光 量子をほぼ同時に検出すると、これにより、陽電子・電子消滅の個所が、これら の検出器を結ぶ直線の上のどこかに位置すると推測できる。典型的なPETスキ ャナ又は断層X線撮影器は、得られた情報を収集するための複雑なコンピュータ 連動データシステムを有し、このようなデータシステムを用いて、コンピュータ 連続断層撮影(CT)に用いられる数学的技術に類似の数学的技術を用いて、目 標器官の画像を再形成する。 PETで用いられる放射性同位元素は、例えば、約110分の半減期を有する18 F、11C(約20分の半減期)、13N(約10分の半減期)、及び15O(約2 分の半減期)等があるが、これらに制限されない。使用される放射性同位元素半 減期が比較的短いので、通常、オンサイトサイクロトロンまたはその他の粒子加 速器を使用する。長い半減期を有する核種や、半減期の長い親核を有する核種が 存在する。そのような核種は、オンサイトサイクロトロンなしに使用できる。し かし、これらは、通常、あまり望ましくない化学的又は物理的性質を有する。オ ンサイトサイクロトロンの実際上の必要性は、PETのコストを劇的に高め、従 って、現場におけるこのようなシステムの数を制限している。 これと異なり、SPECTでは、シングルフォトンが、患者体内の1つの個所 における1つの放射性核種から放射される。この場合にも、光量子(フォトン) が検出される、しかし、PETと異なり、光量子の発生源の位置は、シングルフ ォトンが、放射線検出素子のある配列の異なる箇所に衝突して、その経路が推測 できる場合に、得られた情報を解析することにより求められる。SPECTは、 PETに比して寿命がより長い同位元素を使用し、このような同位元素は、例え ば99mTc(約6時間の半減期)、及び201Tl(約74時間の半減期)等がある が、しかし、これらに制限されない。しかし、SPECT画像の分解能は、PE Tシステムにより現在得られる分解能に比して低い。 従来のPET及びSPECTの双方において、シンチレーション検出器は、放 射光量子(ガンマとも呼ばれる)を、光量子がシンチレーション検出器の原子と 相互作用する現象を用いて検出する。なお、シンチレーション検出器は、例えば シンチレーション性光ファイバ等である。この相互作用により、いわゆる光電子 すなわちコンプトン電子が、放出される。放出電子は、エネルギーを、ファイバ の中の原子、分子、又は結晶構造に転移し、これにより、光量子が放射される。 光は、ファイバの端部に向かって伝搬し、端部で、例えば光電子増倍器等により 検出される。一方、放出電子は、しばしば、運動を継続するのに充分なエネルギ ーを有し、直交するファイバからなる交互に並んだxy平面の配列中の少なくと も1つのシンチレーション性ファイバと相互作用し、これにより、これらのファ イバの中で光が発生する。2つ以上のファイバの中て発生した光を検出し、次い で、これらのファイバが交差する点を求めることにより、事象の発生個所を求め ることができる。 電子的にコリメートされたSPECT画像にとって、入射γ線の経路を求める ことは、重要である。これは、同一の検出器又は2つの異なる検出器の中の2つ の(コンプトン)事象を検出することにより可能である。すなわち、ファイバが 交差する2つの点を結ぶ直線により、入射γ線の方向を求めることができる。 現在、光ファイバを使用するPET及びSPECTは双方とも、γ線の検出の ための最適な分解能及び効率を有してない。これらのシステムの効率を低減する 2つの要因は、(1)光電子事象またはコンプトン事象を起こすことなしにシン チレーション性ファイバの配列を通過するガンマ(光量子)の存在と、(2)検 出が可能であるためには、電子が、z方向にある少なくとも2つのファイバ層を 横切ることが必要であることに起因して検出されない事象があることである。こ れにより、低エネルギーにおけるSPECTシステムについて特別な問題が発生 する。すなわち、例えば0.25mmの直径のファイバは、150eVの運動エ ネルギーの電子を停止する。従って、数百keVのγ線のコンプトン相互作用は 、大多数の場合、従来の放射線検出システムの中のただ1つのファイバしか励起 しない。このような状況では、γ線放射源の位置は、非常に細いファイバを用い ないと検出不可能であるが、しかし、非常に細いファイバは、必然的に、効率が 悪く、コストが大きい。 PET及びSPECTのみでなく、その他の画像技術においても、従来の技術 の欠点を除去又は軽減する改善された画像化方法及び装置が、必要となっている 。 本発明は、医療診断画像化システム、又は、その他の用途の画像化システムで 使用できる、例えばγ線等の放射線の放射源の位置検出装置に関する。このよう な装置は、少なくとも1つの第1光ファイバを具備し、第1光ファイバは、クラ ッドにより包囲されているコアを有し、第1光ファイバは、放出源からの放射線 を受取るように位置決めされ、少なくとも1つの第2光ファイバを更に具備し、 第2光ファイバは、第1光ファイバに零でない角度で交差し、第2光ファイバは 、クラッドにより包囲されているコアを有し、第2光ファイバのクラッドは、第 1光ファイバのクラッドに光学的に接触している。このような装置は、第1ファ イバと第2ファイバとに結合されている光を検出する複数の光検出手段を更に具 備し、放射線の放出源の位置を検出するために、光検出手段からのデータを収集 及び処理する手段を更に具備する。第1ファイバ及び第2ファイバの双方のコア は、波長シフタを内蔵する場合もあり、そうでないこともあるが、しかし、第1 ファイバと第2ファイバとの双方又はいずれか片方のクラッドは、少なくとも1 つの波長シフタを内蔵する。波長シフタは、シンチレーション性ファイバのコア に内蔵され、これにより、通常は紫外線の領域内にある第1シンチレーション光 の波長をより長い波長にシフトして、光増倍管又はフォトダイオードによる検出 が可能となるようにする。波長シフトされた光は、より小さい減衰でファイバの 中を伝送される。第1ファイバ及び第2ファイバのうちの少なくとも1つのファ イバのコアは、シンチレーション性である。 有利には、本発明の装置は、複数の第1ファイバと、複数の第2ファイバとを 有し、第1ファイバは、第1平面の中に互いにほぼ平行に配置されている。同様 に、有利には、第2ファイバは、第2平面の中に互いにほぼ平行に配置され、第 2平面は、第1平面に平行でかつ隣接している。1つの特に有利な実施例では、 第1ファイバは、第2ファイバに直交する向きにある。更に、別の1つの有利な 実施例では、2組のファイバがいずれも、第1ファイバ又は第2ファイバとして 作用し、どちらのファイバとして作用するかは、γ線が最初に相互作用する個所 に依存する。 本発明は、医療診断画像化システムの一部としての、例えばγ線等の放射線の 放射源の位置検出方法にも関する。この方法は、(1)例えばγ線等の放射線を 患者体内の線源から放射させるステップと、(2)第1ファイバの前記シンチレ ーション性コアと放射線との間の相互作用により、電子を第1光ファイバのシン チレーション性コアの中で放出させて、第1ファイバの中で光量子を放射させる ステップと、(3)この光量子の一部を、第1ファイバから、第1ファイバと零 でない角度で交差しており、第1ファイバに接触している第2光ファイバに転送 するステップと、(4)第1ファイバ及び第2ファイバからの光量子を検出する ステップと、(5)第1ファイバと第2ファイバとの間の接触個所を特定するこ とにより、放射線と第1ファイバとの間の相互作用の位置を検出するステップと を有する。ステップ(3)で、第2ファイバに第1ファイバから光量子の一部が 転送されることは、ファイバを包囲するクラッドと光量子が相互作用して、これ により光量子が再放射されることにより行われる。クラッドは、少なくとも1つ の波長シフタを内蔵し、(これに対して、シンチレーション性コアは、波長シフ タを有することも、有しないこともある)、これにより、再放射された光の波長 シフトが行われる。電子的にコリメートされたSPECTにおいては、ステップ (2)〜(5)を、少なくとももう一度繰り返さなければならない。 本発明では、γ線相互作用により発生された電子は、ただ1つのファイバの中 で光を発生するだけでよい。これは、このような電子が少なくとも2つのファイ バの中で光を発生しなければならない従来のシステムと異なる点である。電子に より発生された光量子の一部は、第1ファイバの両端へと走行して到達し、両端 で光増倍管により検出される。残りの部分、又は、残りの部分の一部は、隣接し 、有利には直交しているファイバ(このファイバのクラッドは第1ファイバのク ラッドと接触している)に転送される。次いで、このように転送された光量子は 、その第2ファイバの両端へと走行して到達し、この両端でも、光が光増倍管に より検出される。これら2つのファイバにおいて光増倍管によりほぼ同時に発生 された信号と、これら2つのファイバの既知の交差点(接触点)とにより、放射 線がファイバに衝突した個所を識別でき、これにより、放射線源の場所を求める ことができる。この方法は、「コンファレンスセンシング(conference sensing )」と呼ばれる。 光が1つのファイバから隣接のファイバに偶然にスピルオーバ(クロストーク )することは、通常、望ましくないことに注意されたい。コンファレンスセンシ ングは、1つのファイバからこれに交差する第2ファイバへの、促進され、コン トロールされた光の転送を指し、「クロストーク」の抑制を意味する。 本発明は、例えばコンピュータ連動断層撮影(CT)、シングルフォトンエミ ッションCT(SPECT)、蛍光法、X線ディジタル映像等の種々のディジタ ル画像化の用途に用いることができる。 本発明は、核医学で使用されるエネルギーのための従来のシンチレーション性 ファイバ検出システムに適するファイバより太いファイバの使用を可能にする。 このような太いファイバを有するシステムは、従来のシステムに対していくつか の利点を有する。すなわち、例えば、(1)同等の停止力を有する検出器を製造 するのに必要なファイバの数がより小さいので、製造が簡単である、(2)コン プトン電子すなわち光電子の全エネルギーが、単一ファイバの中に止まるので、 検出器のSN比が良好である(細いファイバを使用する検出器では、単一ファイ バの中で発生され単一ファイバにより伝送される可視の光量子の数は、ファイバ と光増倍管の組合せのノイズレベルのオーダである)、(3)望ましくないクロ ストークがより小さい。これらの要因により、(4)検出器感度が高くなり、( 5)エネルギー分解能が良好になり、(6)システム効率が高められ、(7)最 初のγ線の方向を正確に求めることが可能となる。太いファイバを使用すること により、(8)電子装置の複雑性と、これに伴う検出器のコストとが、大幅に( 約35分の1)低減する。 本発明は、次の付加的利点を有する。すなわち、第1ファイバ中の、ある特定 の臨界角に等しい半角を有する比較的狭い円錐の中で放出された光のみがクラッ ドに入射し、次いで、隣接するファイバに部分的に転送される。つまり、この円 錐の外部で放射された光は、全反射(全内反射)され、第1ファイバの中に捕捉 される利点である。これにより、第1ファイバから第2ファイバへの光量子の転 送を、シンチレーション事象自体の場所のまわりに局所化する能力が、高められ る。更に、第1ファイバ及び第2ファイバのクラッドに乱れがないので、双方の ファイバに沿って走行する再放射光量子を効率的に伝搬することができる。本発 明のその他の利点は、次の詳細な説明で説明される。 第1図は、本発明の検出器と被検者との関係を示す概念図、 第2図は、2つの互いに直交する光ファイバと光量子が一方のファイバから他 方へ転送されることを示す断面図、 第3図は、コアの中で放射された光がファイバのクラッドに衝突する際の入射 角を示す概念図、 第4図は、本発明を内蔵する画像化装置の中に位置決めされている患者を示す 斜視図、 第5図は、本発明を内蔵するPET検出器装置の横断面図、 第6図は、本発明の検出器ファイバの多層配列の斜視図、 第7図は、複数の光増倍管に結合されている本発明の検出器ファイバの多層配 列の斜視図、 第8A図は、本発明の装置のブロック回路図、 第8B図は、第8A図の装置と一緒に使用されるブロック図である。 本発明は、光学的に結合された(コンファレンシング又は制御されるクロスト ーク)配置でシンチレーション性光ファイバを使用する位置検出形放射線検出器 に関する。配分された検出器と呼ぶことができるこの一般的クラスの検出器では 、検出器の体積の中で放射線相互作用の位置が、零でない角度で交差する2つの シンチレーション性光ファイバの中でのほぼ同時の光パルスを観察することによ り求められる。本発明の装置は、1つのファイバの中の放射線(γ線、高速電子 、β粒子等)の相互作用に起因してこのファイバの中に発生するシンチレーショ ン光を第2ファイバに入力結合することにより動作する。この結合は、2つのフ ァイバの交差点の近辺でのみしか光転送が有意に行われないように実現される。 従って、2つのファイバからの光パルスがほぼ同時であることが観察される場合 、2つのファイバの交差点の近辺で放射線相互作用が発生したことを意味する。 第1図及び第2図は、基本的な機構を示す。第1図に示されているように、物 体2の中の放射性同位元素の崩壊により発生された光量子は、経路4に沿って走 行して、検出装置6に到達し、検出装置6は、第1シンチレーション性光ファイ バ8を有する。光ファイバ8は、シンチレーション性コア9及びクラッド11を 有する。光量子は、シンチレーション性ファイバコア9の原子と相互作用して、 電子を放出する。電子は、ファイバ8を励起し、これにより電子はエネルギーを 損失し、ファイバ8は、その損失エネルギーを得る。このエネルギー損失の1つ の結果として、紫外線光が、放射される。発生された光の量子数は、電子が、そ の経路に沿って放出したエネルギーに比例する。波長シフタ(波長変換体)が設 けられている場合、紫外線光は可視光量子に変換される。この可視光量子は、フ ァイバ8を走行して、その端部12及び14に到達し、これらの端部12及び1 4で、ファイバ8の端部に設けられている光増倍管(第1図に示されていない) により検出される。充分な量子数が検出されるいかなる事象も、この事象を解析 し記録するための電子装置を作動させる(第1図に示されていない)。 第1シンチレーション性ファイバ8に隣接して、光ファイバ15が、ファイバ 8に直交して配列を成して配置されている。第2ファイバ15は、シンチレーシ ョン特性を有しても、有しなくてもよい。 第2ファイバ15への光量子の一部の転送が、第2図に明瞭に示されている。 シンチレーション性コア21及びクラッド22を有する第1ファイバ20は、最 初のシンチレーション事象の場所である。コア24及びクラッド25を有する第 2ファイバ23は、第1ファイバ20に隣接し、かつ直交している。クラッド2 2及び25は、光学的に接触している。 シンチレーション事象により発生された光(紫外線又は近紫外線)は、クラッ ド22及び25と点26で相互作用する。波長シフタが、クラッド22及び25 の中に設けられている。光は、クラッド22及び25の中に吸収され、等方的に 再放射される。光27の一部は、最初のシンチレーション光が発生された第1フ ァイバ20に沿って走行する。光の第2の一部28は、隣接の第2ファイバ23 に沿って走行する。第1の部分及び第2の部分は、次いで、ファイバに取付けら れている例えば光電子増倍管等により検出される。 シンチレーション性光ファイバは、通常、屈折率ncoreを有する材料のコアと 、屈折率ncladを有する薄層のクラッドとを用いて製造される。これにより、内 部全反射(全内反射)(TIR)と呼ばれる現象が、第3図に示されているよう に、入射角が、臨界角θc=arc sin(nclad/ncore)に等しいか、又 は、この臨界角を越える場合には、必ず発生する。コア21を通過する光は、図 示のように、入射角θiでコア21とクラッド22の境界面に当たる。臨界角θc に等しいか又は越える角度でクラッド表面でコアに入射することにより発生する 光線は、全反射されて、コア材料の中に戻される。臨界角より小さい入射角でコ アと クラッドとの境界面に入射する光線は、クラッドの中に透過する確率をある程度 有する。反射率の大きさは、正確な入射角と、コアとクラッドとの間の屈折率の 差と、入力光の偏光とにより決まる。 このようにして、ファイバクラッドにおける相互作用は、ファイバの性質によ り、シンチレーション事象の近辺に局所化される。ほぼ同一の量の光が、再放射 されて、最初の(第1の)ファイバと、第1ファイバに交差する第2ファイバと の中に入射する。この光は、全反射がクラッドからコアに入射する光線において は発生しないので、コアの中に自由に入射できる。最後に、クラッドは、双方の ファイバにおいて、光学的に乱されていないので、再放射された光量子は、ファ イバに沿って効率的に伝搬される。 第2ファイバに転送された光量子は、双方の方向に走行して、第2ファイバの 両端に向かい、この両端で、光電子増倍管(第1図及び第2図に示されていない )が、光量子を、第1ファイバの端部におけるのと同一の方法で検出する。 第1ファイバ8と第2ファイバ16の中の光がほぼ同時に検出されることと、 これら2つのファイバの交差点及び接触点が既知であることとにより、光線が相 互作用する場所を求めることができ、ひいては、機械的又は電気的コリメーショ ンを用いてγ線の発生位置を推論できる。第1の場合、1組のコリメータにより 、患者をファイバから離す。第2の場合、少なくとも2つの相互作用が同時に検 出され、方向が計算される。 結合機構の望ましい特性は、例えば次のようなことである。交差ファイバの間 の光結合は、最初の光線相互作用の領域内においてのみ、強くするべきである。 これにより、検出器の体積中の相互作用の範囲が局所化され、検出器システムの 空間的分解能が最大化される。一旦、光が第2ファイバに入力結合されると、光 は第2ファイバの中に捕捉されたままでなければならない。光が漏洩して、他の ファイバの中に戻ると、検出器の空間的分解能を劣化させ、ファイバの中の光の 強度を低減させ、この低減が大きい場合、ファイバの中の光学雑音と、光検出器 の中の電気雑音とが、検出器の動作を妨害することがある。シンチレーション光 の相当部分が、第2ファイバに入力結合されなければならない。これは、第2フ ァイバの中の光強度を充分に高く保持し、このシステムの中の雑音を克服して、 光の検出を可能にするためにも必要である。 第4図は、本発明の装置の1つの例を示す。患者30は、支持リング32の中 に位置決めされている。適切な放射性同位元素が、患者32に投与される。シン チレーション性ファイバ34を積重ねたものを、支持リング32の中に位置決め されている患者の回りに位置決めする。 PET用途では、患者の体内の放射性核種が、陽電子を放射し、陽電子は、核 種から短距離にわたり走行した後、電子と相互作用する。その結果の消滅により 、511keVのエネルギーを有する2つの光量子が発生し、2つの光量子は、 互いに正確に反対の方向に運動する。第5図は、γ線の空間的発生源50を示す 、すなわち、対消滅の位置を示す。1つの光量子50は、シンチレーション性フ ァイバの積重ね54の一部に衝突し、他方の光量子56は、シンチレーション性 ファイバ積重ねの反対の部分58に衝突する。光量子が、実質的に同時に衝突し た2つの点を求めことにより、光量子が発生した点を通過する線を、計算できる 。 適切なシンチレーション性光ファイバは、0.01〜5mm又はこれより大き い値の直径を有する。このようなファイバのための適切な材料は、TP(p−テ ルフェニル)又はPPO(ジフェニルオキサゾール)をドープされたポリエチレ ン等である。波長シフタによりシフトされた波長は、350〜380mmの領域 内にある。従来のファイバは、シンチレータのボデーの中に付加的な波長シフタ を内蔵しており、このような従来のファイバは、Optectron社(フラン ス)、Bicron Corporation(Newbury,Ohio,米 国)、及びKuraray/Kyowa(日本)から購入可能である。 シンチレーション性光ファイバは、γ線、中性子、陽電子等の形の放射がファ イバ材の中で相互作用すると、光を発生する。このシンチレーションは、ファイ バ材料の固有の性質であることもあり、ある特定の物質を付加することにより促 進されていることもある。第1のシンチレーション(光放射)は、通常、スペク トルの紫外線部分の中で発生し、等方性である。紫外線は、ファイバ材料により 強く吸収されることもあり、光検出器により効率的に検出されないこともある。 ファイバの中に分散配置されている波長シフタは、紫外線をより長い波長に変換 するために用いられ、これにより、いかなる光吸収の問題も回避でき、光検出器 のスペクトル反応に波長を整合させることができる。プラスチックファイバを用 いて、シンチレーション性ファイバを製造する場合、波長シフタは、通常、有機 染料である。このような有機染料は、紫外線の中に吸収ピークを有し、スペクト ルの可視領域の中に放射ピークを有する。波長シフタからの光の放射は、等方性 であり、第1のシンチレーション光の入射角に依存しない。順次に続く波長シフ タを、さらに長い波長に放射光を変換するために用いることもできる。2以上の 波長シフタを、ただ1つのファイバのなかに設けることができる。例えば、1つ の波長シフタは、ファイバコアの中に設けることができ、第2の波長シフタは、 クラッドの中に設けることができる。 コア又はクラッドの中に埋込むのに適した波長シフタは、例えば、POPOP (ジフェニールオキサゾールベンゼン)及びTPB(テトラフェニールブタジエ ン)等であるが、これらに制限されない。このような薬品は、Sigma Ch emical社(St.Louis,MO)及びその他の供給者から購入可能で ある。 波長シフタは、第1光ファイバから第2光ファイバヘ移行した光量子が、第1 光ファイバに戻ることを防止するために用いることもできる。 光ファイバは、断面が円形であるか、又は、別の形状(例えば方形)を有する こともある。円形ファイバは、しばしば、長いファイバ長(30〜100cm) が採用される場合に好適に用いられる。何故ならば、円形ファイバは、光量子を 相互作用場所からファイバ端部の光電子増倍管に転送するのに効率的であるから である。位置検出器の中に配置される光ファイバは、通常、少なくとも20cm の長さを有する。方形ファイバは、コンパクトな検出器設計のために好適である 。何故ならば、方形ファイバは、検出器の体積をより完全に満たすことができ、 互いに直角に位置する2つのファイバの間の光学的接触が、容易に実現できるか らである。 ファイバは、有利には、第6図に示されているように多層配列80に配置され る。配列80は、互いに平行な交番層82から成り、層82のそれぞれは、複数 の光ファイバ84から成る。この交番層は、XY平面の中で異なる2つの方向に 向けられており、有利には、60〜90°の角度を形成するようにする。最も有 利には、直交する。 配列80の中の交差点で、1つの層の中の光ファイバは、隣接する別の層の光 ファイバに、零でない角度で接触する。 ファイバの層は、すべて同一であってもよく、シンチレーション性光ファイバ と非シンチレーション性光ファイバとを交互に重ねた交番層であってもよい。シ ンチレーション層は、γ線と反応する層であり、非シンチレーション層は、反応 層と「コンファレンシング」する(反応層から光を受取る)層である。 第7図は、ファイバの配列80を示し、ファイバの配列80は、光増倍管86 に結合されている。適切な光増倍管は、Hamamatsu R2486位置検 出光増倍管である。第8A図は、電子装置を含む装置全体を示すブロック回路図 である。ファイバ検出器配列100は、位置検出光増倍管102及び104に接 続されており、位置検出光増倍管102及び104は、前置増幅器106及び1 08に接続されている。前置増幅器106及び108の出力側は、A/D変換器 システム110及び112に接続されている。前置増幅器106及び108は、 データ収集コントローラ114をトリガすることも行い、データ収集コントロー ラ114は、システム110及び112の中のA/D変換器をトリガする。A/ D変換器システム及びデータ収集コントローラ114は、事象記憶のためのシス テムメモリ116に接続されている。例えばパーソナルコンピュータ等のデータ 収集及び画像表示装置118は、システムメモリ116に直接にアクセスできる 。 第8B図は、第8A図の装置と一緒に用いることができるソフトウェアのブロ ック図である。第8B図の名称の中で、「x管」は、x方向にオリエンテーショ ンされているファイバに接続されている光電子増倍管を示し、「y管」は、y方 向にオリエンテーションされているファイバに接続されている光電子増倍管を示 す。x管200のデータと、y管202のデータとは、事象204,206に対 してx、y、及びz座標をそれぞれ計算するのに用いられる。x、y、及びz事 象座標は、方向計算アルゴリズムで用いられ、これにより、事象の場所が求めら れ、次いで、その情報が記憶及び/又は表示される。 コンファレンスセンシングのための好適な条件のうちの1つは、1つの平面の 中のファイバが、同一の平面の中のその他のファイバへ光量子を伝搬してはなら ないことである。このような同一平面の中での光の伝搬は、望ましくない雑音を 発生する。更に、1つの層の中のファイバの所定の点において、その点での事象 による光が隣接する平面の中の少数のファイバに転送されることが望ましく、有 利には、隣接する平面の中のただ1つのファイバに転送されることが望ましい。 ファイバの間の角度を90°からずらしても、効率を高めることはできず、分 解能を低減させることがある。従って、1つの平面の中のファイバは、隣接平面 の中のファイバに対して、有利には約90°の角度をなす。 ファイバの数が増加すると、制御されないクロストークが増加し、SN比が劣 化することがある。従って、検出器の中に設けられるファイバの数を最小化する のが有利である。3mmの直径のファイバを用いて、10×10×5cmの全体 寸法を有する検出器を形成できる。すなわち、17の層を形成し、各層に34の ファイバを割当てることにより、わずか578本のファイバを用いて、このよう な検出器を形成できる。これに対して、従来の検出システムでは、0.5mmの 直径のファイバを用いると、20000本のファイバが必要である。3mmのフ ァイバ寸法では、画像化された対象体が、検出器と検出器とのほぼ中間に位置す るので、対象体の分解能が、1.5mmとなることが予測される。従って、対象 体分解能は、1mmより大きい、陽電子の固有「スミアリング(にじみ)」領域 と一致する。(従来のシステムは、約4〜7mmの分解能を用いることに注意さ れたい)。 本発明の実施例における別の可能な変形は、次のようである。 検出器ファイバは、一定の屈折率及び一定の波長シフタ密集度を有するクラッ ドを用いて製造できる。代替的に、屈折率は、ステップ変化を有する代りに、コ アとクラッドとの間の境界面を横切るにつれて連続的に変化させることも可能で ある。グレーデッド屈折率を有するクラッドを有するファイバは、クラッドの中 に一定の密集度の波長シフタを有するか、又は、クラッドの中にグレーデッド密 集度の波長シフタを有する。同様に、一定の屈折率を有するクラッドを有するフ ァイバは、クラッドの中にグレーデッド密集度又はステップ密集度の波長シフタ を有する。別の可能な変形では、ステップ密集度の波長シフタを用い、クラッド の中心近辺領域は、波長シフタを有しない。従って、波長シフトは、光線が、ク ラッドの周辺近辺領域にまで透過するまで発生しない。この設計は、内部全反射 (全内反射)に伴うエバネッセント波透過の波長シフトを、波長シフタ無しのク ラッドの厚さをエバネッセント波の透過深度に整合することにより、抑制するた めに用いられる。 Θcの値が大きいと、第1のシンチレーション光のより大きな部分がコアと相 互作用することを許容することになるので、コアとクラッドとの相対的屈折率は 、変換(シフト)効率を決める。何故ならばからである。逆に、Θcの値が小さ いと、ファイバに沿って伝搬される波長シフトされた光の割合が増加する。従っ て、コアの屈折率とクラッドの屈折率との比には、最適値がある。 特定のスペクトル反応を有する光検出器は、ファイバの中で発生する光のみを 観察するか、又は、クラッドの中に発生する光のみを観察するために用いること ができる。例えば、一方の光検出器は、ただ1つの放射光を検出し、他方の光検 出器は、双方の放射光を検出するという構成も、用いることができる。このよう な構成は、最初のシンチレーションが発生したファイバの識別を可能にし、これ により、放射光検出器の空間的分解能を増加する。 以上の説明は、本発明のある特定の実施例を説明しているにすぎない。すべて の可能な実施例を余すところ無く列挙することは、意図されていない。当業者は 、本発明の範囲内で可能な変更に容易に想到することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV ,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SI,SK,TT,UA,U Z,VN (72)発明者 アンティッチ,ピーター・ピー アメリカ合衆国、 75080 テキサス、リ チャードソン、ブルックシャー・レイン 512

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.クラッドにより包囲されているコアを有し、放射線源からの放射線を受取 るように位置決めされている、少なくとも1つの第1光ファイバと、 前記第1光ファイバに零でない角度で交差し、クラッドにより包囲されている コアを有し、該クラッドが前記第1光ファイバのクラッドに光学的に接触してい る、少なくとも1つの第2光ファイバと、 前記第1ファイバと前記第2ファイバとに結合されている、光検出のためのの 複数の光検出手段と、 放射線源の位置を決定するために、光検出手段からのデータを収集及び処理す る手段と、 を有し、 ここで、前記第1ファイバと前記第2ファイバのうちの少なくとも1つのファ イバのコアがシンチレーション性であり、前記第1ファイバと前記第2ファイバ のうちの少なくとも1つのファイバのクラッドが少なくとも1つの波長シフタを 有している、医療診断画像化システムの中の放射線源の検出及び位置探知装置。 2.複数の第1ファイバと、複数の第2ファイバとを有し、前記第1ファイバ は、第1平面の中に互いににほぼ平行に配置され、前記第2ファイバは、前記第 1平面に平行にかつ隣接して位置する第2平面の中に互いにほぼ平行に配置され ていることを特徴とする請求項1記載の装置。 3.前記第1ファイバが、前記第2ファイバに直交していることを特徴とする 請求項2記載の装置。 4.第2ファイバのそれぞれのクラッドが、少なくとも1つの第1ファイバの クラッドに、前記第2ファイバが前記第1ファイバに交差する点で、光学的に接 触していることを特徴とする請求項2記載の装置。 5.ファイバが、同心である曲面状層の中に配置されていることを特徴とする 請求項2記載の放射線源の検出及び位置探知装置。 6.第2ファイバが、非シンチレーション性であることを特徴とする請求項1 記載の装置。 7.順次に互いに隣接した平行な平面の中に配置された複数の層を有する光フ ァイバのアレイと、ここで、(a)前記層のそれぞれは、互いにほぼ平行な複数 のファイバを含み、これらのファイバは、直接に上方に位置する層の中のファイ バと60〜90°の角度を形成し、直接に下方に位置する層の中のファイバとも 60〜90°の角度を形成し、(b)それぞれのファイバは、クラッドに包囲さ れているコアを有し、(c)前記ファイバのうちの少なくともいくつかのファイ バのコアは、シンチレーション性であり、(d)前記ファイバのうちの少なくと もいくつかのファイバのクラッドは、少なくとも1つの波長シフタを有し、(e )それぞれのファイバのクラッドは、隣接する層の中の少なくとも1つのファイ バのクラッドに光学的に接触しており、(f)前記ファイバ配列は、放射線源か らの放射線を受取るように位置決めされており、 前記ファイバの中で発生した光を検出するために、前記ファイバアレイ中のフ ァイバに結合されている複数の位置探知光増倍管と、 放射線源の位置を探知するために、位置検出光増倍管からのデータを収集及び 処理する手段と、 を具備することを特徴とする医療診断画像化システムの中の放射線源の検出及 び位置探知装置。 8.ファイバの少なくとも1つの層が、シンチレーション性ファイバを有する ことを特徴とする請求項7記載の装置。 9.患者の体内の放射線源から放射線を放出させるステップと、 前記放射線と第1光ファイバのシンチレーション性コアとの間の相互作用の結 果、前記第1光ファイバのシンチレーション性コアの中で電子を放出させ、光量 子を第1ファイバの中で生成するステップと、 前記ファイバを包囲するクラッドに光量子を作用させると光量子が再放出され ることを利用して、前記第1ファイバに零でない角度で交差し、前記第1ファイ バに光学的に接触している第2光ファイバに、前記第1光ファイバから、前記光 量子の一部を転送させるステップと、ここで、前記ファイバのうちの少なくとも いくつかのファイバを包囲している前記クラッドは、再放出された光が波長シフ トされるように、少なくとも1つの波長シフタを有しており、 前記第1ファイバと前記第2ファイバからの光量子を検出するステップと、 前記第1ファイバと前記第2ファイバとの間の接触位置を識別することにより 、前記放射線と前記第1ファイバとの間の前記相互作用の位置を決定するステッ プと、 を具備することを特徴とする医療診断画像化システムの中の放射線源の検出及 び位置探知装置。 10.(a)放射線を患者体内の放射源から放出させるステップと、 (b)放射線と第1ファイバのシンチレーション性コアとの間に相互作用の結 果として、第1平面の中に配置されている互いにほぼ平行な第1光ファイバから 成る1つの層の中の一部である第1光ファイバのシンチレーション性コアの中で 電子を放出させて、前記第1ファイバの中で光量子を放出させるステップと、 (c)前記ファイバを包囲するクラッドに光量子を作用させると光量子が再放 出されることを利用して、前記第1ファイバに光学的に接触しており、前記第1 平面に平行である第2平面中に配置され、前記第1ファイバと零でない角度を成 し、互いにほぼ平行な第2光ファイバから成る層の一部である第2光ファイバに 、前記光量子の一部を、第1ファイバから転送させるステップと、ここで、前記 ファイバのうちの少なくともいくつかのファイバを包囲しているクラッドは、再 放 出された光が波長シフトされるように、少なくとも1つの波長シフタを有してお り、 (d)前記第1ファイバの前記層の中のどのファイバと、前記第2ファイバの 前記層の中のどのファイバとが光量子をほぼ同時に伝搬するかを検出するステッ プと、 (e)光を伝搬する前記第1ファイバと、ほぼ同時に光を伝搬する前記第2フ ァイバとの間の接触個所を識別することにより、前記放射線と前記第1ファイバ との間の相互作用の位置を決定するステップと、 を具備することを特徴とする医療診断画像化システムの一部としての患者体内 の放射線源の検出及び位置探知方法。 11.請求項10記載の方法であって、 (f)患者体内の放射源から、ステップ(a)で放射線が放出されるのとほぼ 同時に、ステップ(a)の前記放射線の方向とは反対の方向に放出される第2放 射線を放出させるステップと、 (g)ステップ(f)の放射線と第1光ファイバのシンチレーション性コアと の間に相互作用の結果、第3の平面の中に配置されている互いに平行な第1光フ ァイバから成る層の一部をなし、ステップ(b)の第1ファイバとは別個の、ス テップ(b)の第1ファイバとは患者の体を挟んで反対の側に配置されている第 1光ファイバのシンチレーション性コアの中で、第2の電子を放出させ、この第 1光ファイバの中で光量子を放出させるステップと、 (h)前記ファイバを包囲するクラッドに光量子を作用させると光量子が再放 出されることを利用して、ステップ(c)の第2ファイバとは別個の、ステップ (g)の前記第1ファイバと接触しており、ステップ(g)の前記第1ファイバ と零でない角度を形成し第3の平面に平行な第4の平面の中に配置されている互 いにほぼ平行な光ファイバから成る層の一部である第2光ファイバに、ステップ (g)の前記第1ファイバから、ステップ(g)の前記光量子の一部を転送させ るステップと、ここで、前記ファイバのうちの少なくともいくつかのファイバを 包囲している前記クラッドは、再放出された光が波長シフトされるように、少な くとも1つの波長シフタを有しており、 (i)ステップ(g)の第1ファイバの層の中のどのファイバと、ステップ( h)の第2ファイバの層の中のどのファイバとが、光量子をほぼ同時に伝搬する かを検出するステップと、 (j)光を伝搬する前記第1ファイバと、ほぼ同時に光を伝搬する前記第2フ ァイバとの間の接触個所を識別することにより、前記第2の放射線とステップ( g)の前記第1ファイバとの間の相互作用の位置を決定するステップと、 を具備することを特徴とする請求項10項記載の方法。 12.請求項10記載の方法であって、 (f)ステップ(b)の第1ファイバの中で発生した光の強度を測定するステ ップと、 (g)ステップ(b)で電子が放出されるのとほぼ同時に、ステップ(b)の 第1ファイバとは別個で、ステップ(b)の前記第1ファイバと患者に対して同 じ側にあって、第3の平面の中に配置されている互いにほぼ平行な第1光ファイ バの層の一部である第1光ファイバのシンチレーション性コアの中で、ステップ (a)の同じ放射線と前記第1ファイバのシンチレーション性コアとの間の相互 作用の結果、第2の電子を放出させて、この第1ファイバの中で光量子を放出さ せるステップと、 (h)ファイバを包囲するクラッドに光量子が作用すると光量子が再放出され ることを利用して、ステップ(g)の前記第1ファイバに接触しており、ステッ プ(c)の第2ファイバとは別個で、前記第1ファイバと零でない角度を形成し 第3の平面に平行な第4の平面の中に配置されている互いにほぼ平行なファイバ から成る1つの層の一部である第2光ファイバに、ステップ(g)の前記第1フ ァイバから、光量子を転送させるステップと、ここで、前記ファイバのうちの少 なくともいくつかのファイバを包囲している前記クラッドは、再放出された光が 波長シフトされるように、少なくとも1つの波長シフタを有しており、 (i)ステップ(g)の前記第1ファイバから成る層の中のどのファイバと、 ステップ(h)の前記第2ファイバから成る層の中のどのファイバが、ほぼ同時 に光量子を伝搬するかを検出するステップと、 (j)光を伝搬する前記第1ファイバと、ほぼ同時に光を伝搬する前記第2フ ァイバとの間の接触個所を識別することにより、前記放射線とステップ(g)の 前記第1ファイバとの間の相互作用の位置を決定するステップと、 (k)ステップ(e)の位置とステップ(j)の位置とを結ぶ直線を求め、ス テップ(f)の光強度に相当する電子エネルギーを決定することにより、患者体 内で放出された放射線の方向を検出するステップと、 を具備することを特徴とする請求項10記載の方法。
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