【発明の詳細な説明】
非競合的NMDA受容体アンタゴニストとしての2H−1,2,4−ベンゾチア
ジアジン3(4H)−オン1,1 ジオキシド誘導体の使用
本発明は式:
の化合物又はそのような化合物の塩の新規な治療用途に関する。
式(I)において、R1、R2、R3及びR4は同一であるか又は相異なり、水素
もしくはハロゲン原子又はアルキルもしくはアルコキシ基を表し、R1、R2、R3
及びR4の4つのすべてが水素原子を表すことはないものと理解される。
上記の定義及び以下の定義において、アルキルもしくはアルコキシ基は直鎖又
は分枝の鎖中に1個〜6個、そして好ましくは1個〜4個の炭素原子を含む。
式(I)の化合物は、抗血圧剤(ベルギー特許第614,008号)、抗菌剤
(I1 Farmaco,29,915(1974);I1 Farmaco,
28,777(1973))、殺菌剤(Chem.Abst.,98,1793
37(1983))、それらの甘味のために高血糖症剤(J.Pharmaco
l.Exp.Ther.,164,421(1968))として、そして合成中
間体(欧州特許第161,4
98号;Chem.Abst.,85,63097(1976);Chem.A
bst.,69,2940(1968))として記載されている。
これらの化合物がN−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)受容体の非競
合的アンタゴニストであること、より詳細にはNMDA受容体のグリシン調節部
位に対するリガンドであることが今回見い出された。
式(I)の化合物は、式
式中、R1、R2、R3及びR4は式(I)と同義である、
のアニリンとクロロスルホニルイソシアネートの反応で調製できる。
この反応は、例えばニトロメタン、ニトロエタン、ニトロベンゼン、二硫化炭
素又はテトラクロロエタンのような不活性溶媒中で、例えば塩化アルミニウム、
四塩化チタン又は四塩化ジルコニウムのようなフリーデルクラフツ・タイプ触媒
の存在下で、40〜105℃の温度で遂行される。
式(I)の化合物は、公知の常法で、例えば結晶化、クロマトグラフィー又は
抽出により、精製できる。
式(I)の化合物は、場合により、それ自体既知の方法に従って金属塩又は窒
素性の塩基との付加塩に転化できる。これらの塩は、溶媒中で、式(I)の化合
物に、金属(例えばアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属)塩基、アンモニア
、テトラアルキルアンモニウム、アミン又は有
機酸塩を作用させて、得ることができる。形成した塩は常法で分離される。
製薬学的に許容し得る塩の例としては、アルカリ金属(ナトリウム、カリウム
、リチウム)との塩又はアルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウム)との塩
、アンモニウム塩、テトラアルキルアンモニウム(例えばテトラブチルアンモニ
ウム)塩、そして窒素性の塩基(エタノールアミン、トリメチルアミン、メチル
アミン、ベンジルアミン、N−ベンジル−β−フェネチルアミン、コリン、アル
ギニン、ロイシン、リシン、N−メチルグルカミン)の塩が挙げられる。
N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)受容体の非競合的アンタゴニス
ト、そしてより詳細にはNMDA受容体のグリシン調節部位に対するリガンドと
して、これらの化合物は、発作、心拍停止、低血圧症、心臓もしくは肺の外科的
介入又は重い低血糖症を伴う全虚血症(例えば病巣又は全体の虚血症)の治療又
は予防に有効である。それらは、さらに無酸素症による影響(それらは周産期の
ものであるか或いは溺死損傷もしくは脳脊髄損傷のいずれかを伴うものである)
の治療にも有用である。これらの化合物は、さらに神経変性病、ハンティングト
ン舞踏病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、オリーブ橋小脳萎縮症及び
パーキンソン病の進行の治療又は予防に使用できる。これらの化合物はさらに癲
癇及び/又は痙攣の症状に関して、脳又は脊髄の損傷、不安(Kehneら,E
ur.J.Pharmacol.,193,283(1991))、鬱病(Tr
ullasら,Eur.J.Pharmacol.,185,1(1990))
、精神分裂病(Reynolds,TIpS,13,116(1992))の治
療に、鎮痛薬(Dicken
sonら,Neurosc.Letters,121,263(1991))、
抗食欲不振剤(Sorrelsら,Brain Res.,572,265(1
992))、制吐剤、偏頭痛剤として、そして神経毒又はNMDA受容体のアゴ
ニストである他の物質による中毒、並びに例えばAIDS(Liptonら,N
euron,7,111(1991),)、狂犬病、はしか及び破傷風(Bag
ettaら,Br.J.Pharmacol.,101,776(1990))
のようなウイルス病に関連する神経学的問題の治療に使用できる。これらの化合
物はさらにドラッグやアルコールの禁断症状の予防に、そしてアヘン剤に対する
嗜癖及び依存の抑制に有用である。
NMDA受容体に結合したグリシン部位に対する式(I)の化合物の親和性は
、Baronら,Eur.J.Pharm.,206,149(1991)に記
載の方法から誘導された方法に従って、ラットの大脳皮質膜に対する[3H]−
DCKA(6,8−ジクロロキヌレン酸)の特異的な結合のアンタゴニズムを研
究して測定される。[3H]−DCKA(20nM)を、0.1mgのタンパク
質の存在下で、50mMのHEPES(N−[2−ヒドロキシエチル]ピペラジ
ン−N’−[2−エタンスルホン酸])緩衝液、pH7.5中で、4℃で10分
間インキュベートする。非競合性結合は1mMのグリシンの存在下で測定される
。結合放射能はワットマンGF/B濾紙で濾過して分離する。これら産物の阻害
活性は一般に100μM未満である。
式(I)の化合物の毒性は低い。これらのLD50は腹腔内ルートで50mg/
kgより大きい。
以下の化合物が特に興味深い:
− 5−クロロ−2H−1,2,4−ベンゾチアジアジン−3(4H)−オン1
,1−ジオキシド、
− 6−ヨード−1,2,4−ベンゾチアジアジン−3(4H)−オン1,1−
ジオキシド、
− 6,8−ジメチル−2H−1,2,4−ベンゾチアジアジン−3(4H)−
オン1,1−ジオキシド、
− 6−クロロ−2H−1,2,4−ベンゾチアジアジン−3(4H)−オン1
,1−ジオキシド、
− 6,8−ジクロロ−2H−1,2,4−ベンゾチアジン−3(4H)−オン
1,1−ジオキシド。実施例1
110cm3のニトロメタン中の17.7gのクロロスルホニルイソシアネー
トの−5℃に冷却した溶液に、35cm3のニトロメタン中の12.76gの2
−クロロアニリンの溶液をゆっくりと添加し;次に0℃の領域内で16.67g
の塩化アルミニウムを添加する。次に混合物を還流まで加熱し、そして還流温度
、101〜102℃に達するとすぐに氷浴中で冷却して反応を停止する。反応混
合物を砕いた氷上に注ぎそして得られた沈殿物を濾過し、水で洗浄し、そして風
乾した。160cm3のイソプロパノールから着色固体(12.47g)を結晶
化し、そして135cm3のイソプロパノールから再結晶して、融点が245℃
の5.5gの5−クロロ−2H−1,2,4−ベンゾチアジアジン−3(4)−
オン1,1 ジオキシドを得る。実施例2
17.7gのクロロスルホニルイソシアネート、21.9gの3−ヨ
ードアニリン及び16.67gの塩化アルミニウムから出発しそしてニトロメタ
ン中で処理する以外は実施例1と同様の操作を実施する。粗生成物の一部(9g
)を、酢酸エチル、メタノール及びトリエチルアミンの混合物(容量で80/2
0/1)を用いてシリカ(500g)のカラム上でクロマトグラフし、そして得
られた生成物(4g)をイソプロパノールから2回結晶化し、20cm3の0.
1N塩酸で処理し、濾過し、そして50℃で乾燥して、融点が260℃より高い
0.95gの6−ヨード−1,2,4−ベンゾチアジアジン−3(4)−オン1
,1 ジオキシドをオフホワイト色の固体の形態で得る(分析: 計算% C:
25.94、H:1.56、N:8.64、I:39.16、O:14.81、
S:9.89、実測% C:26.3、H:1.5、N:8.8、I:39.0
、O:14.6、S:9.6)。実施例3
17.7gのクロロスルホニルイソシアネート、12.12gの3,5−ジメ
チルアニリン及び16.67gの塩化アルミニウムから出発しそしてニトロメタ
ン中で処理する以外は実施例1と同様の操作を実施する。粗生成物(17g)を
100cm3のtert−ブチルメチルエーテル中で泡立て、濾過して乾燥した
後、融点が260℃より高い11.3gの6,8−ジメチル−2H−1,2,4
−ベンゾチアジアジン−3(4)−オン1,1 ジオキシドを薄ベージュ色の固
体の形態で得る(分析: 計算% C:47.78、H:4.45、N:12.
38、O:21.21、S:14.17、実測% C:47.1、H:4.5、
N:12.4、O:21.1、S:14.1)。実施例4
51gのクロロスルホニルイソシアネート、38.1gの3−クロロアニリン
及び49.35gの塩化アルミニウムから出発しそしてニトロメタン中で処理す
る以外は実施例1と同様の操作を実施する。粗生成物(19.2g)を沸騰イソ
プロパノールから再結晶して、融点が260℃より高い8.3gの6−クロロ−
2H−1,2,4−ベンゾチアジアジン−3(4)−オン1,1 ジオキシドを
薄ベージュ色の固体の形態で得る(分析: 計算% C:36.14、H:2.
17、Cl:15.24、N:12.04、O:20.63、S:13.78、
実測% C:36.1、H:2.4、Cl:15.0、N:11.7、O:20
.8、S:13.3)。実施例5
3.5gのクロロスルホニルイソシアネート、3.24gの3,5−ジクロロ
アニリン及び3.29gの塩化アルミニウムから出発しそしてニトロメタン中で
処理する以外は実施例1と同様の操作を実施する。粗生成物(3g)を沸騰2−
ブタノンから再結晶して、融点が260℃より高い0.8gの6,8−ジクロロ
−2H−1,2,4−ベンゾチアジアジン−3(4)−オン1,1 ジオキシド
水和物を白色固体の形態で得る(分析: 計算% C:31.48、H:1.5
1、Cl:26.55、N:10.49、O:17.97、S:12.00、実
測% C:31. 5、H:1.5、Cl:26.5、N:10.4、O:17
.3、S:12.1)。
薬剤は、純粋な状態であるか或いは不活性であるかもしくは生理学上活性であ
るかのいずれかの他の製薬学的に相溶な物質と併用した組成物の形態での、遊離
形態であるか或いは塩の形態での式(I)の化合物よ
りなる。これらの薬剤は経口的な、非経口的な、直腸の又は局所的なルートで使
用できる。
経口投与用の固体組成物としては、錠剤、丸剤、粉剤(ゼラチンカプセルもし
くは袋)又は顆粒剤が使用できる。これらの組成物では、本発明に従う活性成分
は1種以上の不活性希釈剤、例えば澱粉、セルロース、スクロース、ラクトース
もしくはシリカとアルゴン気流下で混合される。これらの組成物はさらに希釈剤
以外の物質、例えばステアリン酸マグネシウムもしくはタルクのような1種以上
の潤滑剤、着色剤、コーチング(被覆錠剤)又はグレーズを含むことができる。
経口投与用の液体組成物としては、例えば水、エタノール、グリセロール、植
物油もしくはパラフィン油のような不活性希釈剤を含む、製薬学的に許容し得る
溶液、懸濁液、エマルジョン、シロップ及びエリキシルが使用できる。これらの
組成物は希釈剤以外の物質、例えば湿潤剤、甘味剤、増粘剤、香味剤もしくは安
定剤を含むことができる。
非経口投与用の無菌組成物としては、好ましくは水性もしくは非水性の溶液、
懸濁液又はエマルジョンであることができる。溶媒又は賦形剤としては、水、プ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコール、植物油、特にオリーブ油、注射
可能な有機エステル類、例えばオレイン酸エチル又は他の適当な有機溶媒が使用
できる。これらの組成物はさらにアジュバンド、特に湿潤剤、等張剤、乳化剤、
分散剤及び安定剤を含むことができる。無菌化は、多くの方法で、例えば無菌濾
過で、組成物中への無菌剤の配合で、照射で又は加熱で達成できる。それらはさ
らに無菌固体組成物の形態に調製でき、この組成物は使用時に無菌水又はいずれ
かの他の注射可能な無菌媒体に溶解できる。
直腸投与用の組成物は、活性成分の他に例えばカカオ脂、半合成グリセリドも
しくはポリエチレングリコールのような賦形剤を含む座剤又は直腸カプセルであ
る。
局所投与用の組成物は例えばクリーム、ローション、点眼剤、うがい剤、点鼻
剤もしくはエアゾールである。
ヒトの治療においては、本発明に従う化合物は、NMDA受容体のアンタゴ
ニスト又はAMPA受容体のアンタゴニストの投与を必要とする病気の治療及び
/又は予防に特に有用である。これらの化合物は全虚血症、そして特に脳虚血症
、無酸素症による影響、神経変性病、ハンティングトン舞踏病、アルツハイマー
病、筋萎縮性側索硬化症、オリーブ橋小脳萎縮症及びパーキンソン病の進行の治
療又は予防に、癲癇及び/又は痙攣の症状に関して、脳又は脊髄の損傷、不安、
鬱病、精神分裂病の治療に、鎮痛薬、抗食欲不振剤、制吐剤、偏頭痛剤として、
そして神経毒及びNMDA受容体のアゴニストである他の物質による中毒、並び
に例えばAIDS、狂犬病、はしか及び破傷風のようなウイルス病に関連する神
経学的問題の治療に特に有用である。これらの化合物はさらにドラッグやアルコ
ールの禁断症状の予防に、そしてアヘン剤に対する嗜癖及び依存の抑制に有用で
ある。
用量は、所望の効果、治療の持続性、用いられる投与ルートに依存するが、そ
れらは一般に成人につき経口で1日当たり10mg〜100mgであり、一回用
量は5mg〜50mgの活性物質の範囲に及ぶ。
一般に、年齢、体重及び治療の被検者に特異的な他のファクターに従って医者
が適切な用量を決めるであろう。
以下の実施例は本発明に従う組成物を具体的に説明する。実施例A
50mgの活性成分を含みそして以下の組成を有するゼラチンカプセルを常法
に従い調製する。
− 5−クロロ−2H−1,2,4−ベンゾチア− 50mg
ジアジン−3(4H)−オン1,1−ジオキシド
− セルロース 18mg
− ラクトース 55mg
− コロイド状シリカ 1mg
− カルボキシルメチルナトリウム澱粉 10mg
− タルク 10mg
− ステアリン酸マグネシウム 1mg実施例B
50mgの活性成分を含みそして以下の組成を有する錠剤を常法に従い調製す
る。
− 6−ヨード−1,2,4−ベンゾチアジアジン− 50mg
3(4H)−オン1,1−ジオキシド
− ラクトース 104mg
− セルロース 40mg
− ポリビドン 10mg
− カルボキシルメチルナトリウム澱粉 22mg
− タルク 10mg
− ステアリン酸マグネシウム 2mg
− コロイド状シリカ 2mg
− ヒドロキシメチルセルロース、グリセリン、
酸化チタン(72/3.5/24.5)の
混合物、全体で245mgの重量の1個の仕上げフィルム被覆
錠剤とするのに足りる量実施例C
10mgの活性成分を含みそして以下の組成を有する注射可能溶液を調製する
。
− 6,8−ジメチル−2H−1,2,4−ベンゾ− 10mg
チアジアジン−3(4H)−オン1,1−
ジオキシド
− 安息香酸 80mg
− ベンジルアルコール 0.06
cm3
− 安息香酸ナトリウム 80mg
− 95%エタノール 0.4
cm3
− 水酸化ナトリウム 24mg
− プロピレングリコール 1.6
cm3
− 水 全体で4cm3とするのに足りる量Detailed Description of the Invention
2H-1,2,4-benzothia as a non-competitive NMDA receptor antagonist
Use of diazin 3 (4H) -one 1,1 dioxide derivative
The present invention has the formula:
To a novel therapeutic use of the compounds of or of salts of such compounds.
In formula (I), R1, R2, R3And RFourAre the same or different and hydrogen
Or a halogen atom or an alkyl or alkoxy group, R1, R2, R3
And RFourIt is understood that not all four of the above represent hydrogen atoms.
In the above definitions and below, alkyl or alkoxy groups are straight-chain or
Contains 1 to 6 and preferably 1 to 4 carbon atoms in the branched chain.
Compounds of formula (I) are antihypertensive agents (Belgian Patent No. 614,008), antibacterial agents.
(I1 Farmaco, 29, 915 (1974); I1 Farmaco,
28,777 (1973)), bactericide (Chem. Abst., 98, 1793).
37 (1983)), because of their sweetness, hyperglycemic agents (J. Pharmaco
l. Exp. Ther. , 164, 421 (1968)) and during synthesis
Interstitial (European Patent 161,4
No. 98; Chem. Abst. , 85, 63097 (1976); Chem. A
bst. , 69, 2940 (1968)).
These compounds are non-competitive for N-methyl-D-aspartate (NMDA) receptors.
An antagonist, more particularly a glycine modulator of the NMDA receptor
It has now been found to be a ligand for position.
The compound of formula (I) has the formula
Where R1, R2, R3And RFourIs synonymous with formula (I),
It can be prepared by the reaction of aniline with chlorosulfonyl isocyanate.
This reaction can be performed, for example, with nitromethane, nitroethane, nitrobenzene, carbon disulfide.
In an inert solvent such as elemental or tetrachloroethane, for example aluminum chloride,
Friedel Crafts type catalysts such as titanium tetrachloride or zirconium tetrachloride
At a temperature of 40-105 ° C.
The compounds of formula (I) may be prepared by known methods, eg crystallization, chromatography or
It can be purified by extraction.
The compounds of formula (I) are optionally provided with metal salts or nitrites according to methods known per se.
It can be converted into an addition salt with a base. These salts are prepared by reacting a compound of formula (I) in a solvent.
A metal (eg, alkali metal or alkaline earth metal) base, ammonia
, Tetraalkylammonium, amine or
It can be obtained by acting a machine salt. The salt formed is separated in the usual way.
Examples of pharmaceutically acceptable salts include alkali metals (sodium, potassium).
, Lithium) or salts with alkaline earth metals (calcium, magnesium)
, Ammonium salts, tetraalkylammonium (eg tetrabutylammonium
Um) salts and nitrogenous bases (ethanolamine, trimethylamine, methyl
Amine, benzylamine, N-benzyl-β-phenethylamine, choline, al
Ginine, leucine, lysine, and N-methylglucamine).
Non-competitive antagonis of N-methyl-D-aspartate (NMDA) receptor
And more specifically a ligand for the glycine regulatory site of the NMDA receptor
Thus, these compounds may cause seizures, cardiac arrest, hypotension, surgical heart or lung surgery.
Intervention or treatment or treatment of global ischemia with severe hypoglycemia (eg focal or global ischemia)
Is effective in prevention. They also have the effects of anoxia (they are perinatal
Or associated with either drowning injury or cerebrospinal injury)
It is also useful for the treatment of These compounds are also used in the neurodegenerative disease Hunting
Chorea, Alzheimer's disease, amyotrophic lateral sclerosis, olive pontine cerebellar atrophy and
It can be used to treat or prevent the progression of Parkinson's disease. These compounds are even more epileptic
Brain or spinal cord injury, anxiety (Kehne et al., E.
ur. J. Pharmacol. , 193, 283 (1991)), depression (Tr
ullas et al., Eur. J. Pharmacol. , 185, 1 (1990))
, Schizophrenia (Reynolds, TIpS, 13, 116 (1992))
For treatment, analgesics (Dicken
Son et al., Neurosc. Letters, 121, 263 (1991)),
Anti-anorexic (Sorrels et al., Brain Res., 572, 265 (1
992)), as an antiemetic agent, a migraine agent, and as a neurotoxin or NMDA receptor agonist
Poisoning with other substances that are nysts, as well as AIDS (Lipton et al., N
euron, 7, 111 (1991),), rabies, measles and tetanus (Bag).
etta et al., Br. J. Pharmacol. , 101, 776 (1990))
It can be used to treat neurological problems associated with viral diseases such as. A combination of these
Things further prevent drug and alcohol withdrawal symptoms, and against opiates
It is useful for suppressing addiction and dependence.
The affinity of compounds of formula (I) for the glycine site bound to the NMDA receptor is
Baron et al., Eur. J. Pharm. , 206, 149 (1991).
According to the method derived from the above method, the rat cortical membrane [3H]-
Investigate the specific binding antagonism of DCKA (6,8-dichlorokynurenic acid)
Be measured. [3H] -DCKA (20 nM), 0.1 mg of protein
Quality of 50 mM HEPES (N- [2-hydroxyethyl] piperazi
-N '-[2-ethanesulfonic acid]) buffer, pH 7.5 at 4 ° C for 10 minutes.
Incubate for Non-competitive binding is measured in the presence of 1 mM glycine
. Bound radioactivity is separated by filtration through Whatman GF / B filter paper. Inhibition of these products
The activity is generally less than 100 μM.
The toxicity of the compounds of formula (I) is low. These LD5050 mg / in the intraperitoneal route
Greater than kg.
The following compounds are of particular interest:
-5-chloro-2H-1,2,4-benzothiadiazin-3 (4H) -one 1
, 1-dioxide,
-6-Iodo-1,2,4-benzothiadiazin-3 (4H) -one 1,1-
Dioxide,
-6,8-Dimethyl-2H-1,2,4-benzothiadiazine-3 (4H)-
On 1,1-dioxide,
-6-Chloro-2H-1,2,4-benzothiadiazin-3 (4H) -one 1
, 1-dioxide,
-6,8-Dichloro-2H-1,2,4-benzothiazin-3 (4H) -one
1,1-dioxide.Example 1
110 cm317.7 g of chlorosulfonyl isocyanate in nitromethane
35 cm to the solution cooled to −5 ° C.312.76g of 2 in nitromethane
A solution of chloroaniline is added slowly; then 16.67 g in the region of 0 ° C.
Aluminum chloride is added. The mixture is then heated to reflux and the reflux temperature
As soon as the temperature reaches 101 to 102 ° C, the reaction is stopped by cooling in an ice bath. Reaction mixture
The mixture was poured onto crushed ice and the resulting precipitate was filtered, washed with water and blown.
Dried 160 cm3A colored solid (12.47 g) was crystallized from isopropanol.
And then 135 cm3Recrystallized from isopropanol, mp 245 ° C
5.5 g of 5-chloro-2H-1,2,4-benzothiadiazine-3 (4)-
An on 1,1 dioxide is obtained.Example 2
17.7 g of chlorosulfonyl isocyanate, 21.9 g of 3-yo
Starting from doaniline and 16.67 g of aluminum chloride and nitrometa
The same operation as in Example 1 is carried out except that the treatment is carried out in the room. Part of crude product (9 g
) Is a mixture of ethyl acetate, methanol and triethylamine (80/2 by volume).
Chromatograph on a column of silica (500 g) with 0/1) and obtain
The product obtained (4 g) was crystallized twice from isopropanol, 20 cm30.
Treated with 1N hydrochloric acid, filtered and dried at 50 ° C, melting point above 260 ° C
0.95 g of 6-iodo-1,2,4-benzothiadiazin-3 (4) -one 1
, 1 dioxide is obtained in the form of an off-white solid (Analysis: calculated% C:
25.94, H: 1.56, N: 8.64, I: 39.16, O: 14.81,
S: 9.89, measured% C: 26.3, H: 1.5, N: 8.8, I: 39.0
, O: 14.6, S: 9.6).Example 3
17.7 g chlorosulfonyl isocyanate, 12.12 g 3,5-dime
Starting from tilaniline and 16.67 g of aluminum chloride and nitrometa
The same operation as in Example 1 is carried out except that the treatment is carried out in the room. The crude product (17 g)
100 cm3In tert-butyl methyl ether, filtered and dried
Then, 11.3 g of 6,8-dimethyl-2H-1,2,4 having a melting point higher than 260 ° C.
-Benzothiadiazin-3 (4) -one 1,1 dioxide as a light beige solid
Obtained in body form (analysis:% calculated C: 47.78, H: 4.45, N: 12.
38, O: 21.21, S: 14.17, measured% C: 47.1, H: 4.5,
N: 12.4, O: 21.1, S: 14.1).Example 4
51 g of chlorosulfonyl isocyanate, 38.1 g of 3-chloroaniline
Starting from 49.35 g of aluminum chloride and treating in nitromethane
Except for the above, the same operation as in Example 1 is performed. The crude product (19.2 g) was boiled
Recrystallized from propanol to give 8.3 g of 6-chloro-m.p.
2H-1,2,4-benzothiadiazin-3 (4) -one 1,1 dioxide
Obtained in the form of a light beige solid (analysis:% calculated C: 36.14, H: 2.
17, Cl: 15.24, N: 12.04, O: 20.63, S: 13.78,
Found% C: 36.1, H: 2.4, Cl: 15.0, N: 11.7, O: 20
. 8, S: 13.3).Example 5
3.5 g chlorosulfonyl isocyanate, 3.24 g 3,5-dichloro
Starting from aniline and 3.29 g of aluminum chloride and in nitromethane
The same operation as in Example 1 is performed except that the treatment is performed. Boiling crude product (3 g) 2-
Recrystallized from butanone to give 0.8 g of 6,8-dichloro having a melting point higher than 260 ° C.
-2H-1,2,4-benzothiadiazin-3 (4) -one 1,1 dioxide
The hydrate is obtained in the form of a white solid (analysis: calculated% C: 31.48, H: 1.5).
1, Cl: 26.55, N: 10.49, O: 17.97, S: 12.00, fruit
% C: 31. 5, H: 1.5, Cl: 26.5, N: 10.4, O: 17
. 3, S: 12.1).
The drug is either pure, inactive or physiologically active.
Release in the form of a composition in combination with any other pharmaceutically compatible substance
A compound of formula (I) in the form or in the form of a salt
Become These drugs are used by the oral, parenteral, rectal or topical routes.
Can be used.
Solid compositions for oral administration include tablets, pills, powders (gelatin capsules if
A bag or granules can be used. In these compositions, the active ingredient according to the invention is
Is one or more inert diluents such as starch, cellulose, sucrose, lactose
Alternatively, it is mixed with silica under an argon stream. These compositions are also diluents
One or more substances other than, eg magnesium stearate or talc
Lubricants, colorants, coatings or glazes can be included.
Liquid compositions for oral administration include, for example, water, ethanol, glycerol, plant
Pharmaceutically acceptable, containing an inert diluent such as a substance oil or paraffin oil
Solutions, suspensions, emulsions, syrups and elixirs can be used. these
The composition may include substances other than diluents, such as wetting agents, sweetening agents, thickening agents, flavoring agents, or stabilizing agents.
A fixed agent can be included.
As a sterile composition for parenteral administration, preferably an aqueous or non-aqueous solution,
It can be a suspension or an emulsion. Solvents or excipients include water,
Ropylene glycol, polyethylene glycol, vegetable oil, especially olive oil, injection
Possible organic esters such as ethyl oleate or other suitable organic solvent are used
it can. These compositions further include adjuvants, especially wetting agents, isotonic agents, emulsifying agents,
Dispersants and stabilizers can be included. Sterilization can be accomplished in many ways, for example by sterile filtration.
It can be achieved by the incorporation of sterile agents into the composition, by irradiation or by heating. They are
Furthermore, it can be prepared in the form of a sterile solid composition, which is either sterile water or
It can be dissolved in any other sterile injectable medium.
Compositions for rectal administration include, for example, cocoa butter and semi-synthetic glycerides in addition to the active ingredients.
Suppository or rectal capsule containing an excipient such as polyethylene glycol.
It
Compositions for topical administration include, for example, creams, lotions, eye drops, mouthwashes, nasal drops.
It is an agent or an aerosol.
In the treatment of humans, the compounds according to the invention are suitable for antagonizing the NMDA receptor.
Treatment of diseases requiring administration of nyst or AMPA receptor antagonists and
And / or is particularly useful for prevention. These compounds cause global ischemia, and especially cerebral ischemia
, Effects of anoxia, neurodegenerative diseases, Huntington's chorea, Alzheimer's disease
Disease, amyotrophic lateral sclerosis, olive pontine cerebellar atrophy and Parkinson's disease progression
For treatment or prevention, brain or spinal cord injury, anxiety, with regard to epilepsy and / or convulsive symptoms
For the treatment of depression and schizophrenia, as an analgesic, antidepressant, antiemetic, migraine,
And poisoning by neurotoxins and other substances that are agonists of NMDA receptors,
Gods associated with viral diseases such as AIDS, rabies, measles and tetanus
It is especially useful in treating medical problems. These compounds are also available as drugs and alcohols.
Useful for the prevention of withdrawal symptoms of opiates and for controlling addiction and dependence on opiates.
is there.
The dose depends on the desired effect, the duration of treatment and the route of administration used, but
These are generally 10 mg to 100 mg per day orally for adults, single dose
The amount ranges from 5 mg to 50 mg of active substance.
In general, doctors will be admitted according to age, weight and other factors specific to the subject being treated.
Will determine the appropriate dose.
The following examples illustrate compositions according to the present invention.Example A
A gelatin capsule containing 50 mg of active ingredient and having the following composition was prepared in a conventional manner.
Prepare according to.
-5-chloro-2H-1,2,4-benzothia-50 mg
Diazin-3 (4H) -one 1,1-dioxide
-Cellulose 18 mg
-Lactose 55 mg
− Colloidal silica 1 mg
-Carboxymethyl sodium starch 10 mg
− Talc 10 mg
-Magnesium stearate 1 mgExample B
A tablet containing 50 mg of active ingredient and having the following composition is prepared in a conventional manner
It
-6-iodo-1,2,4-benzothiadiazine-50 mg
3 (4H) -one 1,1-dioxide
-Lactose 104 mg
-Cellulose 40 mg
-Polyvidone 10mg
-Carboxymethyl sodium starch 22 mg
− Talc 10 mg
-Magnesium stearate 2 mg
− Colloidal silica 2 mg
-Hydroxymethyl cellulose, glycerin,
Of titanium oxide (72 / 3.5 / 24.5)
Mixture, one finish film coating weighing 245 mg total
Enough to make a tabletExample C
Prepare an injectable solution containing 10 mg of active ingredient and having the following composition
.
-6,8-Dimethyl-2H-1,2,4-benzo-10 mg
Thiadiazin-3 (4H) -one 1,1-
Dioxide
-Benzoic acid 80mg
-Benzyl alcohol 0.06
cm3
-Sodium benzoate 80mg
-95% ethanol 0.4
cm3
-Sodium hydroxide 24mg
-Propylene glycol 1.6
cm3
-Total water 4 cm3Enough to say
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
A61K 31/54 AAN
ABS
ABV
// C07D 285/24 9283−4C ─────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page (51) Int.Cl. 6 Identification code Internal reference number FI A61K 31/54 AAN ABS ABV // C07D 285/24 9283-4C