【発明の詳細な説明】
二重ガット型テニスラケット発明の分野
本発明は、二つの互いにほぼ平行なガット張り面を有するタイプのテニスラケ
ットの改良に関する。発明の背景
従来、テニスラケットは協動で一つの打球ガット張り面を形成する、複数の互
いに織り合わされた複数の縦ガットと横ガットとを収納する開口部を備えたヘッ
ド部を有する。ガット張り面は、ラケットのフレームの前面と後面との間に位置
する平面にほぼ沿った状態で形成される。
このような単数のガット張り面を備えたものに代えて、ほぼフレームの両側に
沿って形成された二つの平行なガット張り面を備えたもの、即ち、二重ガット型
ラケットが提案されている。この二重ガット型ラケットには、単一ガット型ラケ
ットには無いさまざまな利点がある。しかし、このような二重ガット型ラケット
を商品化するに当たってはそれ固有の問題がある。先ず、そのフレームはガット
の追加による負荷にも十分耐えられる強度が必要であり、同時にその重量を許容
範囲内に納めなければ
ならない。更に、このフレームはそれに対するガットの固定方法を許容しうる構
造のものでなければならない。
二重ガット型ラケットとして従来より様々なものが提案されてきたが、単一の
ガット張り面を有するラケットとの比較において重量の大幅な増加を招くことな
く二つのガット張り面を形成でき、車一ガット型ラケットに匹敵する性能を発揮
でき、しかも、そのフレームへのガットの固定構造において、従来提案された二
重ガット型ラケットよりも優れた構造を有する二重ガット型ラケットが求められ
ている。発明の要旨
本発明によれば、スポーツラケット、好ましくはテニスラケットは、外向ガッ
ト張り溝と、ほぼ凸状であり、かつガット張り領域を形成する内向面とを備えた
フレームヘッド部を有するフレームを備える。前記ガット張り溝は、中央ガット
張り平面の両側に位置する一対の傾斜側壁を有する。前記ヘッド部は複数のガッ
ト穴を有し、これらガット穴は、前記両傾斜側壁の一つから前記凸面へと貫通延
出する第１ガット穴群と、他方の側壁から前記凸面へと貫通延出する第２ガット
穴群とを有する。これら第１及び第２ガット穴群は、前記中央平面から互い
に反対方向の角度をなして分岐延出している。前記ラケットは、更に、前記第１
ガット穴群を貫通延出する第１ガット群と、前記第２ガット穴群を貫通する第２
ガット群とを有し、これによって、前記中央平面の両側において、前記凸面から
それぞれ延出する二つの互いに平行なガット張り面を形成する。
好ましくは、前記ガット穴は、前記ガット張り領域の中央平面に対してそれぞ
れ約４５°の角度で延出し、前記ガット張り溝に形成された前記傾斜側壁面と前
記凸面に形成された対向面とは互いに平行で、かつ、前記ガット穴の方向に対し
てほぼ垂直に延出している。
更に、好ましくは、前記ラケットフレームは、一つの連続する中空筒状部材か
ら形成され、この筒状部材が前記ヘッド部を形成し、更に、この筒状部材は、該
ヘッド部からそれぞれ延出し、かつ合流して一つのスロート部を形成する一対の
対向フレームスロート部を有している。これら対向スロート部の一対のスロート
連結部においてスロートブリッジ部の両端部がそれぞれ連結されている。前記外
向ガット張り溝は、その下方において前記スロート連結部の領域へと延出してい
る。そして、このスロート連結部で、前記内向面は、その断面において、前記中
央平面の両側に位置する一対の肩部と、これら肩部の間
に位置するとともに前記ガット張り面に向かって内向に延出する中央ボス部とを
有する。そして、前記傾斜側壁から各肩部へ複数のガット穴が延出している。こ
れらの肩部は、前記ガット穴に対して垂直に延出し、これらガット穴の貫通形成
に必要なフレーム内の距離を制限するとともに、ガットが前記中央ボスに接触す
ることなく内方に通過することを許容する。
本発明のより良い理解のために、以下、本発明の一好適実施例を添付の図面を
参照しながら説明する。図面の簡単な説明
図１及び２は、それぞれ、本発明によるテニスラケットの前面図および側面図
、
図３は前記ラケットのヘッド部の前面図であってガット穴の位置を示す図、
図４は図３の４−４線に沿った前記ラケットのスロート部の拡大断面図、
図５は図１の５−５線に沿った前記ラケットのスロート部の拡大断面図、
図６は図１の６−６線に沿った前記ラケットのシャフト部の拡大断面図、
図７は図１の７−７線に沿った前記ラケットのハンド
ル部の拡大断面図、
図８は図３の８−８線に沿った前記ラケットのヘッド部とスロート部との間の
スロート連結部の拡大断面図、
図９は図３の９−９線に沿った前記ラケットのヘッド部の拡大断面図、
図１０は図１の前記ラケットのスロートブリッジ部とヘッド部との連結部分を
示す拡大前面図、
図１１は図１０の１１−１１線に沿った断面図、
図１２−１４は、それぞれ、図１のラケットに使用するグロメット片の底面図
、側面図および平面図、
図１５−１７は、それぞれ、図１のラケットに使用する緩衝片の底面図、側面
図および端面図、
図１８は図１５の緩衝片の軸芯方向端面図、
図１９は図１５の緩衝片の図１５の１９−１９線に沿った断面図、
図２０は図３の２０−２０線に沿った前記ラケットのヘッド部の断面図であり
、前記グロメット片とガットとを示す図、
図２１は図３の２１−２１線の方向から見た前記ヘッド部の拡大図であり、ガ
ット結糸位置を示す図、
図２２は図３の２２−２２線の方向から見た、別のガット結糸位置を示す拡大
図、
図２３−２６は、それぞれ、図１のラケットに使用するスロート部用グロメッ
ト片の前面図、側面図、平面図および底面図、そして
図２７は図２３の２７−２７線に沿った拡大断面図である。好適実施例の詳細説明
図１及び２に示すテニスラケットは、ガット張り領域１４を形成するフレーム
ヘッド部１２を備えたフレーム１０を有する。スロートブリッジ部１８が、ラケ
ットのスロート領域でガット張り部１４の下端部を包囲して延出している。ヘッ
ド部１２からは一対の対向するフレームスロート部１６が両側に延出し、更に、
これらスロート部は合流してシャフト部２０を形成している。このシャフト部２
０の断面は、図６に示されている。更に、このシャフト部２０の一部がハンドル
（柄）部２２として形成されている。この一体形成ハンドル部２２の断面は、図
７に示されている。
図９は、前記ヘッド部１２の全体の断面を示す。即ち、このヘッド部１２は、
内側にガット張り面１４に面するほぼ凸状の面２４と、外向のガット張り溝２６
とを備える。このガット張り溝２６は、ガット張り領域の中心平
面３０に対してその両側に配置された一対の傾斜側壁面２８を有する。図示され
ているように、これら側壁面２８は、互いに１８０°以下の角度を形成する状態
で配設されている。
前記ヘッド部１２は、複数のガット穴を貫通形成しており、これらのガット穴
は、前記中心平面３０の一側方に位置する第１ガット穴列３２と、中心面３０の
他側方に位置する第２ガット穴列３４とを有する。図９に示されているように、
これらのガット穴３２，３４は、それぞれ、その対応する側壁面２８から、その
反対側の凸面２４へと貫通している。又、これらガット穴列３２，３４は、それ
ぞれ、中心平面３０から、好ましくは４５°である反対の角度を有する状態で形
成されている（即ち、両穴列３２，３４同士は９０°の角度で延出している）。
更に、前記両壁面２８，２４は、ガット穴３２，３４がそれぞれの壁面に対して
ほぼ垂直に延出するように形成されている。従って、これらの面２４，２８は、
ガット穴が形成されている領域において、互いにほぼ平行である。
図４は、前記スロートブリッジ部１８の中空断面形状を示す。このスロートブ
リッジ部１８は、内側でガット張り領域１４に面するほぼ凸状の面３８を有する
。この
面３８の形状は、好ましくは、前記面２４の形状と同じであり、これによってガ
ット張り領域の境界部の形状を均一にする。しかし、ヘッド部１２とは異なり、
このスロートブリッジ部１８の外向面４０は、好ましくは平坦な断面を有してい
る。フレーム部１２に形成された第１穴列３２に対応する第１ガット穴列４２が
、前記中心平面３０に対して片側に形成され、前記第２穴列３４に対応する第２
ガット穴列４４が、前記中心平面３０に対して反対側に形成されている。図４に
示すように、各ガット穴４２，４４は、外向面４０から反対側の凸面３８へと貫
通延出している。そして、これらのガット穴列４２，４４は、前記中心平面３０
からそれぞれ、好ましくは３５°である反対の角度で分岐延出している。
図３，８，１０及び１１に示すように、前記スロートブリッジ部１８が接続さ
れたヘッド部１２の下コーナー部分は特殊な外観形状を有する。即ち、前記外向
ガット溝２６がスロート接続部４６へと下方に連続延出しているが、ここに於け
る前記内向面４８の断面は、前記中心平面３０を挟んで両側に位置する一対の肩
部５０，５０と、これら肩部５０，５０の間に位置するとともに、ガット張り面
１４へ向かって内側に延出する中央ボス部５２とを有している。図８に示すよう
に、複数のガット穴
３２ａ，３４ａが、前記各傾斜側壁からこれら各肩部５０へと延出している。更
に、これらのガット穴３２ａ，３４ａは、中央平面３０から、約３５°の角度を
有して分岐延出している。前記肩部５０は、前記ガット穴の方向に対してほぼ垂
直に傾斜し、これによって、これら肩部５０，５０は、ガット穴３２ａ，３４ａ
に対してほぼ垂直な面を提供するという作用に加えて、これらのガット穴がフレ
ームの内外壁面間を貫通延出しなければならない距離を短くするという作用も有
する。更に、これらの肩部５０，５０には、ラケットの下コーナー部において複
数のガットを離間してこれらガットが前記中央ボス部５２と接触するのを避ける
という作用も有する。
図３は、前記穴列の一つ、例えば、ａ1〜ａ34で示す穴からなる穴列３２，３
２ａ及び４２、の一配置例を示す。ラケットの反対側の穴列配置は、これらの穴
列の鏡面（線）対称配置になっている。この図示した穴列配置において、後に詳
述するように、穴ａ1〜ａ6，ａ8，ａ10，ａ25，及びａ29〜ａ34は縦ガット用で
あり、残りの穴は横ガット用である。
前記ラケットフレーム１０は、公知の技術によってモールド形成可能である。
例えば、フレームを繊維強化熱硬化性樹脂から形成する場合には、例えば未硬化
の繊維
強化樹脂からなる筒材を、ラケットの形状のモールド内にセットする。このモー
ルド内には、更に、スロート部材もセットしておく。これら筒材とスロート部材
との接合部分は、必要に応じて、追加の繊維強化樹脂で包んでおく。次に、モー
ルドを閉じて、その内部で前記筒材を加圧加熱してモールドの型に形成して硬化
させる。その後、形成したフレームをモールドから取り外し、ガット穴をドリル
穿孔する。この方法に代えて、本件と同じ権利者の米国特許出願第０７／６４５
，２５５号に記載されているように、フレームを繊維強化熱可塑性材から形成す
ることも可能である。
本発明のこの好適実施例においては、両側部およびスロート部に沿ったガット
張り溝におけるガット用のシート部材としてプラスチック製グロメット片を使用
し、更に、ガットのシート部材として作用するとともに、地面やその他の面との
不意の接触による衝撃からフレームの外側面を保護するためのフレームの外側に
巻き付けるプラスチック製の緩衝片を使用する。図１に示したフレームにおいて
は、前記ガット穴は、ガット張り面の中心平面に対して４５°の角度で延出して
いるが、これらの穴はガット張り溝２６の傾斜側壁面２８に対してほぼ垂直に延
出している。従って、従来タイプの緩衝部材やグロ
メット部材では、このような穴の形成角度を許容しつつ、それと同時に傾斜側壁
面２８に対してほぼフラットな状態を維持することは不可能である。
そこで、本発明の好適実施例において、グロメット片６０は、図１２−１４に
図示されるように構成される。又、本発明の好適実施例において、緩衝片７０は
図１５−１９に図示されるように構成される。
本発明に係るグロメット片６０は、前記ガット穴３２，３４に嵌入する複数の
グロメットペグ６２と、薄い接続片６４とを有している。各グロメットペグ６２
は、接続片６４に対して垂直に延出するとともに、ガットの通過が可能な中央長
手ボア６６を備えている。
プラスチック製のグロメット片を、その全てのグロメットをラケット用フレー
ムに必要な曲率半径の中心に向けた状態で４５°の角度に形成することは実際的
ではない。しかし、円錐形成面２８の曲線部分を平坦に形成して、平坦な接続片
６４と、この接続片６４の面に対して垂直に延出するグロメットペグ６２を備え
た平面状部材を形成することが可能である。このようにするためには、具体的に
は、接続片６４の形状を、４５°の傾斜を有するガット張り溝２６が９０°の頂
点角度を有する円錐体の一部分を形成するものとして構成する。面２８が構成
する円錐体の一部分を、突出するグロメットペグとともに平坦に形成することに
よって、その結果、図１２及び１４に示されているように、接続片６４の軸芯が
曲がった部分が形成される。ここに図示されているように、これらグロメットペ
グは、一つの直線に沿ってではなく、むしろ一つの曲線に沿って配設されている
。しかし、これらのグロメットペグは全て、接続片の面に対して垂直に延出して
いる。このような部分は容易にモールド形成可能であるが、ガット張り溝面２６
に対して平坦に取り付けられた時、この部分は前記円錐体部分の形状を取り戻し
、これによってグロメットペグ６２を所望の角度で内側に延出することができる
。
ラケットのヘッド部１２が円形である場合には、前記接続片６４は一定の曲線
に沿って延出することになる。しかし、図１に示したものも含めて大抵のテニス
用ラケットにおいては、そのヘッド部は円形であるよりも、ほぼ楕円形である。
従って、そのガット張り溝２６は楕円曲線に沿って延出する。従って、ガット穴
の角度が４５°で一定の状態で（下記の場合を除いて）、ガット張り溝の曲率半
径は、ラケットのヘッド部の各位置において異なっている。そこで、ヘッド部の
様々な位置において緩衝部材の形状をガット張り溝の形状に合致させるために、
接続部材６４の曲率半径を、この接続部材６４が面２８に対してフラットで、か
つグロメットペグ６２が所望角度で突出するように、ガット張り溝の曲率半径の
関数として変化させる。
再び図３において、ガット穴ａ30がフレーム表面の内側の所望の位置に現れる
ようにするためには、フレームのスロート接続部４６は他の部分よりも厚みが大
きいために、このガット穴ａ30が、ガット張り平面において、他の隣接するガッ
ト穴、例えば、ａ29及びａ28とは異なった角度で延出する必要がある。そこで、
このガット穴ａ30の延出角度を許容するために、接続片６４の主要部分と、終端
のグロメットペグ６８を保持する端部片６７との間に接続部材６５を設ける。こ
れによって、端部片６がグロメット片６０に対して回動可能となってガット穴ａ30
の延出角度を許容する。
緩衝片７０も、接続片７２の曲率半径の決定に使用した円錐の原理を利用して
、グロメット片６０の形成方法と類似の方法によって形成される。図示されてい
るように、この緩衝片７０は、複数のグロメットペグ７４と、ラケットフレーム
の外側面にフィットする緩衝ガード部材７６とを有する。図１６に示すように、
前記緩衝ガード部材７６には、複数の矩形の凹部７８を形成してもよ
い（これら凹部は図解を明瞭にするために図１７においては省略されている）。
これらの凹部７８は、重量軽減と外観の向上に利用可能である。更に、前記接続
片は、いくつかの選択されたグロメットペグ７４ａの近傍に複数の切り欠８０を
形成している。そして、図２２を参照して後に詳述するように、これらの選択さ
れたグロメットペグ７４ａの上面８２は隆起している。
前記スロートブリッジ部１８には、好ましくは図２３−２７にその内の一つを
示す複数のスロートグロメット片１１０を使用する。図２３，２４及び２７に示
すように、このグロメット片１１０は、４つのグロメットペグ１１２と一つの接
続片１１４とを有している。そして、これらのグロメットペグ１１２は、図２３
に示されているように、互いに平行であり、接続片１１４は、その上面１１６が
スロート片１８の曲線に沿うように、曲線を有して形成されている。更に、図２
７に示すように、前記上面Ｔ１６は、その断面が、グロメットペグ１１２に対し
て、好ましくは３５°である角度αを有して傾斜しており、これによって、この
上面１１６はスロートブリッジ部表面に対してフラットに延出できるとともに、
グロメットペグ１１２は３５°の角度でスロートブリッジ部の穴の内部に係入し
ている。
スロートブリッジ部の穴ａ31−ａ34は、ラケットの軸芯に対して平行にドリル
穿孔されているので、ガット穴４２，４４間の距離、即ち、外向面４０から内側
面３８（図４参照）への距離は、ガット穴ａ31の場合の方がガット穴ａ34の場合
よりも僅かに長い。又、これらガット穴４２，４４は、凸状内側面３８上の同じ
位置に現れるので、ガット穴ａ31−ａ34の平坦な外向面４０に対する角度は、約
３５°の値を維持しながらも、穴ａ31と穴ａ34とではその値は僅かに変化する。
従って、面４０上に載置された状態において、スロートグロメット片１１０の
前記角度αも、それに従って変化しなければならない。この点に関して、グロメ
ットペグ１１２が最初は互いに平行に延出し、その後、ガット穴に挿入された時
にその角度αが変化してガット穴の可変角度に一致するように、グロメット片１
１０をモールド形成することが望ましい。この為には、図２５及び２６に示すよ
うに、前記接続片１１４を湾曲形成し、グロメットペグ１１２の長手方向軸芯も
一本の直線にではなく、むしろ一本の曲線に沿って配置するように構成する。こ
のように構成することにより、接続片１１４をスロートブリッジ部１８に取り付
けるべく真直ぐに折り曲げた時、グロメットペグの角度は、ガット穴ａ31−ａ34
の角度の
変化に応じて変化する。
次に、図２０−２２を参照してこのラケットの組立工程とガット張り作業につ
いて説明する。図２０及び２１に示すように、ラケットフレーム１０にガットを
張るためには、一対のグロメット片６０，６０ａを、ラケットのスロート部の上
方から始めて、フレーム１０の各側方においてガット張り溝２６に取り付ける。
尚、グロメット片６０ａはグロメット片６０に対して鏡面対称状に配設されるも
のであるから、この片６０とは反対の曲面を有するように形成される。前述した
ように、これらグロメット片６０，６０ａをフレームのヘッド部１２の曲線に沿
って曲げた時、接続片６４，６４ａは表面２８に対してフラットに延出し、かつ
、グロメットペグ６２は傾斜角４５゜のガット穴中に適切な角度で挿入される。
次に、一対の緩衝片７０（図２２参照）を、ガット張り溝の残りの部分にセッ
トし、両グロメット片６０，６０ａ間に延出させる。尚、ガット張り溝の両側用
としてそれぞれ別々の緩衝片を用意する必要はなく、単に、これら二つの緩衝片
７０をそれぞれの面２８にフィットすべく互いに反対方向に向けるだけでよい。
最後に、４つのスロート部用グロメット片を、その夫々のグロメットペグがス
ロートブリッジ部１８に形成さ
れた穴内に突入するようにセットする。尚、これら４つのグロメット片の内の２
つがグロメット片１１０であり、他の２つはこれらのグロメッ片に対して反対の
曲線を有し鏡像をなすものである。
グロメット片と緩衝片との取り付けが完了すると、互いに繊り合わされた複数
の縦ガット９２，９２ａと横ガット９４，９４ａ（図２０にはこれら縦ガットと
横ガットとのそれぞれ１本づつが示されている）を張って各ガット張り面９０，
９０ａを形成する。
尚、この明細書においては複数の縦ガット及び横ガットという言葉が使用され
ているが、通常、ラケットのガット張りには、穴から穴へこれら穴の間のグロメ
ット又は緩衝片に挿入すべく向けた状態で、１本または２本の長いガットのみが
使用される。従って、ここで複数の縦ガット、横ガットという場合、これには、
各縦または横ガットが実際には一本の長いガットの一部に過ぎない場合も含まれ
るものと解される。
又、ガット張りのパターンとしてはどのようなものであってもよいが、通常通
り図２１及び２２に示すように、ガットの端部同士が、ガット張り面１４の内側
ではなく、ガット張り溝の側で結ばれることが好ましい。更にこの点に関して、
グロメット片と緩衝片とには、ガット張り
溝に配置された結糸装置が設けられている。詳述すると、この結糸装置は、緩衝
片またはグロメット片に、その上方においてガットの通過を許容するとともに、
このガットの下方に別のガットの結糸に使用可能な隙間領域を残す状態で形成さ
れた隆起部を有する。
この結糸装置の一例が、図２１と２２に示されている。これは該装置をグロメ
ット片６０に形成するものであり、隆起部１２０が、接続片６４、特にこの構成
例では端部片６７に形成されている。更に、前記接続（ｊｏｉｎｔ）部６５が、
接続部６４の側に設けられていて、前記隆起部１２０の真近に凹部領域１１３を
形成している。図示されているように、穴ａ29と穴ａ30との間を通過するガット
部分１２４は、凹部領域１１３を越えて延出し、隆起部１２０によって持ち上げ
られている。その結果、ガット穴ａ28から出たガットの自由端部１２６を、凹部
１１３を利用して、ガット部分１２４の周りで容易に結ふことができる。更に、
前記隆起部１２０には、溝１３０が設けられている。前記ガットの自由端部１２
６を結んだ後、このガット端部をトリミングしてその残りの端部部分を前記溝１
３０に挿入することができる。
緩衝片７０も、同様に、隆起領域８２を有しており、ガット部分１３２がこの
隆起部８２を越えて延出すると
ともに、この隆起部８２は、前記接続片７２に形成された近接する凹部８０との
協動で、ガットの自由端部１３４の結糸手段として作用する。
以上は、本発明の一好適実施例についての説明である。当業者においては、こ
こに開示された本発明概念から外れることなく、その他様々な改変や改造が容易
であろう。従って、以下の請求項は、このような改変改造構成もその範囲に含む
ものである。Detailed Description of the Invention
Double gut type tennis racketField of the invention
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention is a tennis racket of the type having two generally parallel gut tension surfaces.
The improvement of the network.Background of the Invention
Conventionally, a tennis racket cooperates to form a single striking surface for a hit ball.
A head with an opening for accommodating multiple vertical and horizontal guts
It has a section. The gut tension surface is located between the front and back of the racket frame.
It is formed so as to be substantially along a flat surface.
Instead of having such a single gut-tensioned surface, you can use
With two parallel gut faces formed along it, ie double gut type
A racket is proposed. This double gut racket contains a single gut racket.
Has a number of advantages that However, such a double gut type racket
When commercializing, there are problems inherent to it. First, the frame is gut
Must be strong enough to withstand the additional load of the
Must be within the range
I won't. In addition, the frame allows for a method of securing the gut to it.
Must be artificial.
Various types of double gut type rackets have been proposed in the past.
It does not cause a significant increase in weight compared to a racket with a gutted surface.
It can form two gut tight surfaces and exhibits performance comparable to a car one gut type racket
It is possible, and in addition, the structure of fixing the gut to the frame has been proposed in the past.
A double gut type racket having a structure superior to that of a heavy gut type racket is required.
ing.Summary of the invention
According to the present invention, a sports racket, preferably a tennis racket, has an outward guide.
A tongue groove and an inwardly facing surface that is substantially convex and that forms a gut tension area
A frame having a frame head portion is provided. The gut tension groove is a central gut.
It has a pair of sloped sidewalls located on opposite sides of the tension plane. The head part is
Have gut holes that extend through one of the two sloped sidewalls to the convex surface.
A first group of gut holes that emerges, and a second gut that extends through from the other side wall to the convex surface.
And a group of holes. The first and second groups of gut holes are mutually separated from the central plane.
The branch extends at an angle in the opposite direction. The racket further includes the first
A first gut group extending through the gut hole group and a second gut group extending through the second gut hole group
And a group of guts, whereby the convex surface is provided on both sides of the central plane.
Form two mutually extending gut tension surfaces, each extending from one another.
Preferably, the gut holes are each relative to the midplane of the gut tension area.
Extending at an angle of about 45 ° and the front side of the inclined side wall surface formed in the gut tension groove.
The opposite surface formed on the convex surface is parallel to each other, and with respect to the direction of the gut hole.
Extend almost vertically.
Further, preferably, the racket frame is one continuous hollow tubular member.
And the tubular member forms the head portion, and the tubular member is
A pair of throats, each extending from the head and merging to form a throat.
It has an opposing frame throat. A pair of throats of these opposing throat parts
Both ends of the throat bridge portion are connected to each other at the connecting portion. Outside
The gut-tightening groove extends below it into the area of the throat connection.
It And in this throat connection part, the inward surface is
Between a pair of shoulders on either side of the midplane and between these shoulders
And a central boss portion that extends inwardly toward the gut tension surface.
Have. A plurality of gut holes extend from the inclined side wall to each shoulder. This
Their shoulders extend perpendicularly to said gut holes and form the penetration of these gut holes.
Limits the in-frame distance required for the gut to contact the central boss
Allowing to pass inward without.
For a better understanding of the present invention, one preferred embodiment of the present invention will now be described with reference to the accompanying drawings.
It will be explained with reference to FIG.Brief description of the drawings
1 and 2 are front and side views, respectively, of a tennis racket according to the present invention.
,
FIG. 3 is a front view of the head portion of the racket, showing the position of the gut holes,
4 is an enlarged sectional view of the throat portion of the racket taken along line 4-4 of FIG.
5 is an enlarged sectional view of the throat portion of the racket taken along line 5-5 of FIG.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of the shaft portion of the racket taken along line 6-6 of FIG.
FIG. 7 shows the racket hand taken along line 7-7 of FIG.
Enlarged sectional view of the
FIG. 8 is a view taken along line 8-8 of FIG. 3 between the head portion and the throat portion of the racket.
Enlarged sectional view of the throat connection part,
9 is an enlarged sectional view of the head portion of the racket taken along line 9-9 of FIG.
FIG. 10 shows a connecting portion between the throat bridge portion and the head portion of the racket shown in FIG.
Enlarged front view,
11 is a sectional view taken along line 11-11 of FIG.
12-14 is a bottom view of the grommet piece used for the racket of FIG. 1, respectively.
, Side view and plan view,
15-17 are bottom and side views of a cushioning piece used in the racket of FIG. 1, respectively.
Figures and end views,
FIG. 18 is an axial end view of the buffer piece of FIG.
19 is a sectional view of the cushioning piece of FIG. 15 taken along line 19-19 of FIG. 15,
20 is a sectional view of the head portion of the racket taken along line 20-20 of FIG.
A diagram showing the grommet piece and the gut,
21 is an enlarged view of the head portion viewed from the direction of line 21-21 in FIG.
Figure showing the position
FIG. 22 is an enlarged view showing another gut knotting position as seen from the direction of line 22-22 in FIG.
Figure,
23 to 26 are grommets for the throat part used in the racket of FIG. 1, respectively.
Front view, side view, top view and bottom view, and
FIG. 27 is an enlarged sectional view taken along line 27-27 of FIG.Detailed description of the preferred embodiment
The tennis racket shown in FIGS. 1 and 2 has a frame forming a gut tension region 14.
It has a frame 10 with a head portion 12. Throat bridge part 18
The throat region of the gut surrounds and extends the lower end of the gut tension portion 14. Heh
A pair of opposing frame throat portions 16 extend from the door portion 12 to both sides, and further,
These throat portions merge to form the shaft portion 20. This shaft part 2
The 0 cross section is shown in FIG. Further, a part of the shaft portion 20 is a handle.
It is formed as a (handle) portion 22. A cross section of the integrally formed handle portion 22 is shown in FIG.
7 is shown.
FIG. 9 shows an overall cross section of the head portion 12. That is, this head portion 12
A substantially convex surface 24 facing the gut tension surface 14 inward and an outward gut tension groove 26.
With. This gut tension groove 26 is formed in the center flat of the gut tension area.
It has a pair of inclined side wall surfaces 28 arranged on both sides of the surface 30. Illustrated
The side wall surfaces 28 form an angle of 180 ° or less with each other.
It is installed in.
The head portion 12 has a plurality of gut holes formed therethrough.
Of the first gut hole row 32 located on one side of the central plane 30 and the central plane 30
And a second row of gut holes 34 located on the other side. As shown in FIG.
These gut holes 32 and 34 are respectively formed from their corresponding side wall surfaces 28 to
It penetrates to the convex surface 24 on the opposite side. Also, these gut hole rows 32 and 34 are
Each is shaped with an opposite angle, preferably 45 °, from the central plane 30.
Are formed (that is, the two rows 32 and 34 of holes extend at an angle of 90 °).
Further, the both wall surfaces 28, 24 have the gut holes 32, 34 with respect to the respective wall surfaces.
It is formed so as to extend substantially vertically. Therefore, these surfaces 24, 28 are
In the area where the gut holes are formed, they are substantially parallel to each other.
FIG. 4 shows a hollow cross-sectional shape of the throat bridge portion 18. This throat
The ridge portion 18 has a substantially convex surface 38 facing the gut-tightened region 14 on the inside.
. this
The shape of the surface 38 is preferably the same as the shape of the surface 24, so that
Make the shape of the boundary of the stretched area uniform. However, unlike the head section 12,
The outward surface 40 of this throat bridge portion 18 preferably has a flat cross section.
It The first gut hole row 42 corresponding to the first hole row 32 formed in the frame portion 12
A second hole formed on one side of the center plane 30 and corresponding to the second hole row 34.
A row of gut holes 44 is formed on the opposite side of the center plane 30. In Figure 4
As shown, each gut hole 42, 44 extends from the outward surface 40 to the opposite convex surface 38.
It has been extended. Then, these gut hole rows 42 and 44 correspond to the central plane 30.
From each branch at opposite angles, preferably 35 °.
As shown in FIGS. 3, 8, 10 and 11, the throat bridge portion 18 is connected.
The lower corner portion of the opened head portion 12 has a special appearance shape. That is, the outward direction
The gut groove 26 continuously extends downward to the throat connection portion 46, but here
The cross section of the inward surface 48 is a pair of shoulders located on both sides of the center plane 30.
Located between the shoulders 50, 50 and the gut tension surface
14 has a central boss portion 52 extending inward. As shown in Figure 8
Multiple gut holes
32a and 34a extend from the inclined side walls to the shoulders 50. Change
In addition, these gut holes 32a and 34a form an angle of about 35 ° from the central plane 30.
It has a branch extension. The shoulder portion 50 is substantially perpendicular to the direction of the gut hole.
It is directly inclined so that these shoulders 50, 50 may be fitted with gut holes 32a, 34a.
In addition to the effect of providing a surface that is nearly perpendicular to the
It also has the effect of shortening the distance that must extend through the inner and outer walls of the chamber.
To do. In addition, these shoulders 50, 50 are duplicated at the lower corners of the racket.
Separate a few guts to avoid them from contacting the central boss 52.
It also has the effect of.
FIG. 3 shows one of the hole rows, for example, a1~ A34Hole row 32,3 consisting of holes shown by
An example of the arrangement of 2a and 42 is shown. The hole row arrangement on the opposite side of the racket is for these holes
The rows are arranged in mirror (line) symmetry. In the hole row arrangement shown in the figure, details will be given later.
As mentioned, hole a1~ A6, A8, ATen, Atwenty five, And a29~ A34Is for vertical gut
Yes, the remaining holes are for horizontal guts.
The racket frame 10 can be molded by a known technique.
For example, when the frame is made of fiber reinforced thermosetting resin, for example, uncured
Fiber of
A tubular material made of reinforced resin is set in a racket-shaped mold. This mo
In addition, a throat member is also set in the field. These tubular materials and throat members
The joint portion with and is wrapped with an additional fiber reinforced resin, if necessary. Then Mo
The cylinder is closed, and the inside of the cylinder is pressurized and heated to form the mold and cure.
Let Then remove the formed frame from the mold and drill the gut hole.
Pierce. As an alternative to this method, U.S. patent application Ser.
Frame made from fiber reinforced thermoplastic as described in US Pat.
It is also possible.
In this preferred embodiment of the invention, the gut along the sides and throat.
Uses a plastic grommet piece as a sheet member for the gut in the tension groove
In addition, it acts as a gut sheet member, and
On the outside of the frame to protect the outside of the frame from the impact of accidental contact
Use a plastic buffer piece to wrap. In the frame shown in Figure 1
The gut hole extends at an angle of 45 ° with respect to the central plane of the gut tension surface.
However, these holes extend almost perpendicularly to the inclined side wall surface 28 of the gut-tension groove 26.
I have put it out. Therefore, conventional type cushioning members and
With the Met member, while allowing such a hole formation angle, at the same time, the inclined sidewall
It is impossible to maintain a substantially flat state with respect to the surface 28.
Therefore, in the preferred embodiment of the present invention, the grommet piece 60 is shown in FIGS.
It is configured as shown. Further, in the preferred embodiment of the present invention, the buffer piece 70 is
Configured as illustrated in Figures 15-19.
The grommet piece 60 according to the present invention includes a plurality of grommet pieces 60 fitted into the gut holes 32 and 34.
It has a grommet peg 62 and a thin connecting piece 64. Each grommet peg 62
Is a central length that extends perpendicularly to the connecting piece 64 and allows passage of the gut.
A hand bore 66 is provided.
Put a piece of plastic grommet on the racket frame
It is practical to form at an angle of 45 ° with the radius of curvature required for the frame
is not. However, the curved portion of the conical surface 28 is formed flat so that the flat connecting piece
64 and a grommet peg 62 extending perpendicularly to the surface of the connecting piece 64.
It is possible to form a flat member. To do this, specifically
Is the shape of the connecting piece 64, and the gut tension groove 26 having an inclination of 45 ° has a 90 ° top.
It is configured as forming part of a cone having a point angle. Surface 28 is composed
Part of the conical body to be formed flat with protruding grommet pegs
Therefore, as a result, as shown in FIGS. 12 and 14, the axial center of the connecting piece 64 is
A bent part is formed. These grommet pellets, as shown here,
Gugs are arranged along one curve, rather than along one straight line
. However, all these grommet pegs extend perpendicular to the plane of the connecting piece.
There is. Although such a portion can be easily molded, the gut-tight groove surface 26
When mounted flat against this part regains the shape of the cone part
, Which allows the grommet pegs 62 to extend inwardly at any desired angle
.
When the head portion 12 of the racket is circular, the connecting piece 64 has a constant curve.
Will be extended along. However, most tennis, including the one shown in Figure 1,
In a racket for a car, the head portion is substantially oval rather than circular.
Therefore, the gut tension groove 26 extends along the elliptic curve. Therefore, the gut hole
With the angle of 45 ° constant (except in the following cases), the curvature half of the gut tension groove
The diameter is different at each position of the racket head. Therefore, in the head part
In order to match the shape of the cushioning member to the shape of the gut tension groove at various positions,
If the radius of curvature of the connecting member 64 is such that the connecting member 64 is flat with respect to the surface 28,
So that the grommet peg 62 protrudes at the desired angle.
Change as a function.
Referring again to FIG. 3, the gut hole a30Appears at the desired location inside the frame surface
In order to ensure that the throat connection 46 of the frame is thicker than the other parts.
This gut hole a30On the gut tension plane,
Hole, for example, a29And a28Need to extend at a different angle than. Therefore,
This gut hole a30Main part of the connecting piece 64 to allow the extension angle of the
The connecting member 65 is provided between the grommet peg 68 and the end piece 67. This
As a result, the end piece 6 becomes rotatable with respect to the grommet piece 60, and the gut hole a30
Allow the extension angle of.
The buffer piece 70 also utilizes the principle of the cone used for determining the radius of curvature of the connecting piece 72.
, The grommet piece 60 is formed by a method similar to that of the grommet piece 60. Illustrated
This cushioning piece 70 includes a plurality of grommet pegs 74 and a racket frame.
And a buffer guard member 76 that fits the outer surface of the. As shown in FIG.
A plurality of rectangular recesses 78 may be formed in the buffer guard member 76.
(These recesses are omitted in FIG. 17 for clarity of illustration).
These recesses 78 can be used to reduce weight and improve appearance. Furthermore, the connection
The strip has a plurality of notches 80 near some selected grommet pegs 74a.
Is forming. Then, as will be detailed later with reference to FIG. 22, these selected
The upper surface 82 of the formed grommet peg 74a is raised.
The throat bridge portion 18 is preferably one of those shown in Figures 23-27.
The multiple throat grommet pieces 110 shown are used. Shown in Figures 23, 24 and 27
As you can see, this grommet piece 110 has one contact with four grommet pegs 112.
And a connecting piece 114. And these grommet pegs 112 are shown in FIG.
Parallel to each other, the connecting piece 114 has its upper surface 116
It is formed with a curved line so as to follow the curved line of the throat piece 18. Furthermore, FIG.
As shown in FIG. 7, the upper surface T16 has a cross section with respect to the grommet peg 112.
And is inclined with an angle α which is preferably 35 °, whereby
The upper surface 116 can extend flat with respect to the surface of the throat bridge portion,
The grommet peg 112 fits inside the hole of the throat bridge at an angle of 35 °.
ing.
Hole a in throat bridge31-A34Drill parallel to the racket axis
Since it is perforated, the distance between the gut holes 42 and 44, that is, the inside from the outward surface 40
The distance to the surface 38 (see FIG. 4) is the gut hole a31In case of gut hole a34in the case of
Slightly longer than. Also, these gut holes 42, 44 are the same on the convex inner surface 38.
Since it appears at the position, the gut hole a31-A34The angle with respect to the flat outward facing surface 40 is about
Hole a while maintaining the value of 35 °31And hole a34With and, the value changes slightly.
Therefore, when the throat grommet piece 110 is placed on the surface 40,
The angle α must also change accordingly. In this regard,
When the pegs 112 initially extend parallel to each other and then are inserted into the gut holes
Grommet piece 1 so that its angle α changes to match the variable angle of the gut hole.
It is desirable to mold 10. To this end, see Figures 25 and 26.
As described above, the connecting piece 114 is curved, and the longitudinal axis of the grommet peg 112 is also formed.
Instead of being arranged in a straight line, the arrangement is made along a curved line. This
By attaching the connecting piece 114 to the throat bridge portion 18 as shown in FIG.
The angle of the grommet peg when it is bent straight so that31-A34
The angle of
It changes according to changes.
Next, referring to FIGS. 20-22, the racket assembly process and the gut tensioning work will be described.
And explain. Attach the gut to the racket frame 10 as shown in FIGS.
To tighten, attach a pair of grommet pieces 60, 60a on the throat of the racket.
Starting from one side, the gut tension grooves 26 are mounted on each side of the frame 10.
The grommet piece 60a is arranged in a mirror-symmetrical manner with respect to the grommet piece 60.
Therefore, it is formed to have a curved surface opposite to the piece 60. Mentioned above
The grommet pieces 60, 60a along the curve of the head portion 12 of the frame.
When bent, the connecting pieces 64, 64a extend flat with respect to the surface 28, and
The grommet peg 62 is inserted into the gut hole having an inclination angle of 45 ° at an appropriate angle.
Next, a pair of cushioning pieces 70 (see FIG. 22) are set in the remaining part of the gut tension groove.
And extend between both grommet pieces 60, 60a. For both sides of the gut tension groove
It is not necessary to prepare separate buffer pieces for each
It is only necessary to orient the 70 in opposite directions to fit the respective surfaces 28.
Finally, attach the four throat grommet pieces to their respective grommet pegs.
Formed on the funnel bridge part 18
Set so that it rushes into the hole. Two of these four grommet pieces
One is a grommet piece 110 and the other two are opposite to these grommet pieces.
It has a curved line and forms a mirror image.
Once the grommet pieces and the cushion pieces have been attached, the
Vertical guts 92, 92a and horizontal guts 94, 94a (in FIG.
Each one with a horizontal gut is shown) and each gut tension surface 90,
90a is formed.
In this specification, the terms vertical gut and horizontal gut are used.
However, the gut tension of the racket is usually from hole to hole with grommet between these holes.
Only one or two long guts with the inserts or cushions oriented for insertion
used. Therefore, when we say multiple vertical guts and horizontal guts here,
In some cases, each vertical or horizontal gut is actually only part of one long gut.
It is understood as something.
Although the gut tension pattern may be any pattern,
As shown in FIGS. 21 and 22, the ends of the gut are inside the gut tension surface 14.
Instead, it is preferable to be tied on the side of the gut tension groove. Further in this regard,
Gut tight between the grommet piece and the cushion piece.
A knotting device arranged in the groove is provided. More specifically, this knotting device
Allow the passage of the gut above the piece or grommet piece,
Formed under this gut leaving a gap area that can be used for knotting another gut.
Have raised ridges.
An example of this yarn binding device is shown in FIGS. This is the device
Is formed on the connecting piece 64, and the ridge 120 is formed on the connecting piece 64.
In the example, the end piece 67 is formed. Furthermore, the connection unit 65 is
A recessed region 113 is provided on the side of the connection portion 64 and is located in the vicinity of the raised portion 120.
Is forming. As shown, hole a29And hole a30Gut passing between
The portion 124 extends beyond the recessed area 113 and is raised by the ridge 120.
Have been. As a result, the gut hole a28The free end 126 of the gut from the
113 can be utilized to easily tie around the gut portion 124. Furthermore,
A groove 130 is provided in the raised portion 120. The free end 12 of the gut
After tying 6, the gut end is trimmed to leave the remaining end part of the groove 1
30 can be inserted.
The cushioning piece 70 also has a raised area 82, the gut portion 132 of which
When it extends beyond the ridge 82
At the same time, the raised portion 82 and the adjacent recessed portion 80 formed in the connection piece 72 are
Together, they act as a threading means for the free end 134 of the gut.
The above is a description of one preferred embodiment of the present invention. For those skilled in the art,
Various other modifications and alterations can be easily made without departing from the concept of the present invention disclosed herein.
Will. Therefore, the following claims also include such modifications and alterations in their scope.
Things.
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フロントページの続き
(72)発明者 ハロック，リチャード
アメリカ合衆国 ペンシルヴァニア
18951 クエーカータウン レッドウッド
192
(72)発明者 ハーヴィー，ウィリアム
アメリカ合衆国 ペンシルヴァニア
19067 ヤードリー デラウェア・リム・
ロード ７─────────────────────────────────────────────────── ───
Continued front page
(72) Inventor Hallock, Richard
United States Pennsylvania
18951 Quakertown Redwood
192
(72) Inventor Harvey, William
United States Pennsylvania
19067 Yardley Delaware Rim
Road 7