JPH08507186A - デジタルオーディオリミタ - Google Patents

デジタルオーディオリミタ

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JPH08507186A JP6519089A JP51908994A JPH08507186A JP H08507186 A JPH08507186 A JP H08507186A JP 6519089 A JP6519089 A JP 6519089A JP 51908994 A JP51908994 A JP 51908994A JP H08507186 A JPH08507186 A JP H08507186A
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フィードラ、ルイス・ダン
ボージ‐ゴールドバーグ、マリーナ
デイビッドスン、グラント・アレン
ガンドリー、ケニス・ジェイムズ
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    • H03G7/00Volume compression or expansion in amplifiers
    • H03G7/007Volume compression or expansion in amplifiers of digital or coded signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H60/00Arrangements for broadcast applications with a direct linking to broadcast information or broadcast space-time; Broadcast-related systems
    • H04H60/68Systems specially adapted for using specific information, e.g. geographical or meteorological information
    • H04H60/71Systems specially adapted for using specific information, e.g. geographical or meteorological information using meteorological information

Abstract

(57)【要約】 「課題」見掛けの大きさを保つ一方で1以上の周波数小帯域におけるオーディオ信号のピーク振幅を制限する。「解決手段」本発明の一実施態様による信号処理装置は、第1ピーク振幅に制限された入力オーディオ信号を受信する装置と、入力オーディオ信号に応答して疑似オーディオ信号を発生させるようされたオーディオ信号が第1ピーク振幅に制限されないようにする処理手段と、処理されたオーディオ信号の評価されたピーク振幅を発生させる評価装置と、処理されたオーディオ信号に応答して、処理されたオーディオ信号全帯域幅の一部分に利得係数を適用することにより、第2ピーク振幅に制限された出力信号を発生させ、利得係数が評価されたピーク振幅に応答して改変されるようにした制限装置とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】 デジタルオーディオリミタ 技術分野 本発明は概してオーディオ信号のピーク(尖頭値)振幅を制限することに関す る。本発明は特に、見掛け上の大きさ保持しながらオーディオ信号の1以上の周 波数副帯域の振幅を制限することに関する。 背景技術 放送及び録音分野の関係者間には、人による知覚を意図したオーディオ信号を 、その本質的な品質を劣化させることなく、伝送又は録音するのに要する情報量 を減らすことについて多大の関心がある。低減された情報要件を持つアナログ信 号はより狭い帯域幅ないで伝送可能であり、低減された情報要件を持つデジタル 信号はより狭いビットレートで伝送可能である。 情報要件を低減させる一般的なものとしては、伝送又は録音すべきオーディオ 信号のダイナミックレンジを低減させる技術がある。ダイナミックレンジ制御は 、過度な高振幅信号から装置を保護し、一定の技巧的結果を得るために用いられ る。一般的にダイナミックレンジ制御の全般的目標は、他のいかなる知覚可能な 歪みも導入することなくオーディオ信号のダイナミックレンジを変えることにあ る。 例えば放送においては、放送前にオーディオ信号のダイナミックレンジが制御 され、伝送装置の過負荷の防止、激しい可聴歪みの防止がなされるようにする。 同様なことが従来のテープ及びディスク録音に当てはまる。ダイナミックレンジ の制御は、圧縮(コンプレッション)及び制限(リミテング)又は適切な人手に よる利得設定により行われる。 ダイナミックレンジ圧縮は、入力信号振幅に応答して変化する可変利得係数を 当てることにより入力信号のダイナミックレンジを低減させる。圧縮器(コンプ レッサ)は、信号振幅圧縮を与える。制限器(リミタ)は圧縮の特殊な場合であ る制限を与え、高レベル信号に対して非常に低い利得係数を当てることにより、 入力信号のピーク振幅が特定のレベルを越えないようにする。 オーディオ信号の情報要件を低減させるのに概して用いられる第2の技術は、 オーディオ信号を表すか又は符号化するのに用いられる情報量を低減させる。し かし、情報量が低減されるにつれて符号化の不正確さが増し、符号化雑音の形で 聞き取れるようになる。符号化雑音は、符号化された信号の本質的品質を劣化さ せる。いわゆる心理音響的符号化又は知覚的符号化技術は、聴取可能な符号化雑 音を導入することなくオーディオ信号の情報要件を低減させることを意図してい る。分割帯域式知覚的符号化技術の2つの例として、小帯域(サブバンド)符号 化がある。知覚的符号化技術は人の聴覚特性を利用している。すなわち、もし2 つの信号が周波数的に十分近接しているなら、強いほうの信号が弱い信号を隠蔽 するか若しくは聴取不能にする。オーディオ信号を狭い周波数帯域に分割して各 帯域ごとに信号エネルギを独立的に符号化することにより、符号化雑音の影響は 聴覚的には聴取不能になる。その理由は信号エネルギが符号化されたスペクトル エネルギとして同一周波数帯域中に閉じ込められるからである。 知覚的符号化技術を実施する符号化システムは、入力信号スペクトル信号成分 の知覚された大きさを保持する、入力オーディオ信号の記号を再生することを意 図している。これはしばしば、二乗平均平方根(RMS)のようなスペクトル振幅 のある規準を保持することにより達成される。しかし、多くの知覚的符号化シス テムでは、再生された信号のピーク振幅レベルが不確定になる。これらの不確定 性はピーク振幅の増加を含み、本明細書ではこれをピークレベル増加又はPLIと いうが、聴取不能であれば適用される多くの符号化でこれは許容される。 放送用のスダジオ伝送リンク(STL)は、スタジオに起源するオーディオ信号 を放送送信機に伝えるもので、過度の量のPLIを許容できない用例の1つである 。一実施例においてSTLは、オーディオ信号のダイナミックレンジを低減させて オーディオ信号のピーク振幅レベルを制限する圧縮器、オーディオ信号の情報容 量要件を低減させる知覚的エンコーダ(符号器)、符号化された信号を伝達する ための通信チャンネル及び次の放送のために圧縮されかつ制限されたオーディオ 信号を再生する知覚的デコーダ(復号器)から成る。PLIに起因する送信機過負 荷は、聴取可能な歪み、過度なFM偏差のような許容できない放送条件を生成し得 る。 PLIを制御するための公知の技術は、クリッパ、瞬間利得低減増幅器及び従来 の広帯域リミタを含む。不幸にしてこれらの技術は再生された信号に望ましくな い聴取可能な歪みを導入する。クリッパは過度の調波歪みを発生させる。瞬間利 得低減増幅器は要するに周波数領域におけるスペクトル成分を不明瞭にする。従 来の広帯域リミタは再生された信号の知覚された大きさを低減させる。 発明の開示 本発明の目的は、再生されたオーディオ信号の見掛けの大きさ及びPLIの双方 が受信できるレベル内で制御される信号処理装置を提供することにある。 本発明のさらなる目的は、入力オーディオ信号の高品質記号が再生される信号 処理装置を提供することにある。 これらの目的は請求項記載の発明により達成される。 本発明の一実施態様の各面の教示による信号処理装置は、ピーク振幅制限され た入力オーディオ信号を受信し、入力オーディオ信号に応答して処理したオーデ ィオ信号を発生させてピークレベル増加を現すようにさせ、全帯域幅処理済オー ディオ信号のピークレベル増加を評価し、評価したピーク振幅に応答して改変さ れた利得係数をPLIの支配を受ける全帯域幅部分に当てることにより出力オーデ ィオ信号を発生させる。 本発明の他の面の教示による信号処理装置は、ピーク振幅制限された入力オー ディオ信号を受信し、入力オーディオ信号に応答して処理したオーディオ信号を 発生させてピークレベル増加を現すようにさせ、全帯域幅処理済オーディオ信号 のピークレベル増加を評価し、評価したピーク振幅に応答して改変された複数の 利得係数をPLIの支配を受ける全帯域幅部分に当てることにより出力オーディオ 信号を発生させる。 本発明は概してPLIの支配を受ける信号処理装置に適用できる。上述の通り、 多くの知覚的符号化装置及び方法は当業界で知られており、それらはピーク振幅 制限された入力オーディオ信号に応答してPLIで処理したオーディオ信号を発生 させる。本発明の実用的実施態様にとって重要なのは、STL適用放送では知覚的 コーダにより発生されたPLIに起因する優勢な聴取できる影響は約5kHzを越える 高周波数に限定されるということを本発明者が経験的に確認したことにある。 従って、これらの高周波信号成分のみに適切な利得係数を当てることによりPLI を十分調整することができる。 周波数依存形の位相転移を有する低域フィルタ(LPF)は信号処理の他の例で あり、これはPLIを許容することを除けば見掛けの大きさは保持できる。例えば 、6kHz平方波入力信号を受信するこのような20kHzLPFは、基本周波数の位相に 関して位相転移された18kHzで第3高調波を通すであろう。もし相対的な位相転 移の量が適切であれば、第3高調波は基本周波数と結合し、波形を平坦にしてピ ーク振幅を低減させるよりはむしろピーク振幅を増加させるようにする。低域フ ィルタで瀘波された信号の見掛け上の大きさは保持されるが通過した信号のピー ク振幅は増加するであろう。 本発明は、デジタル・アナログコンバータ及びPLIを発生させるエイリアシン グ防止フィルタのような構成成分の実用的実施にも適用できる。他の適用は当業 者には公知であろう。 本発明の各種の面及びその望ましい実施態様については以下の『本発明の実施 様式』及び添付図面でさらに詳述される。以下の記載は幾つかの実施態様につき 例としてのみ述べたもので、適用又は実施上の制限を意図するものでないことを 理解されたい。 以下の記載は特にSTL適用内におけるデジタル分割帯域符号化に向けられてい るが、本発明はその様に限定されるものではない。既に簡単に触れたように、本 発明の各面はより広範な各種の信号処理装置に適用できる。さらに本発明は、デ ジタルのみならずアナログ技術により実施される装置でも具現できる。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の各面によるオーディオ信号リミタの一実施態様の構成を例示 する機能的構成図である。 図2は、本発明の実施態様を組入れたSTLの機能的構成図である。 図3は、本発明の各面による制御装置の一実施態様の機能的構成図である。 図4は、ピーク振幅評価器の一実施態様の機能的構成図である。 図5は、一ピーク保持機能を表す仮想グラフである。 図6は、本発明の各面による制御装置の一実施態様の機能的構成図である。 図7は、本発明の各面にによるオーディオ信号リミタの一実施態様内の代替的 帯域分割構成を例示する機能的構成図である。 図8は、本発明の各面によるオーディオ信号リミタの一実施態様の構成を例示 する機能的構成図である。 図9は、本発明の各面による代替的ハイブリッド入・出力で制御された構成を 例示する機能的構成図である。 図10a−10cは、3種類のリミタを例示する機能的構成図である。 本発明の実施態様 A 序 図10a乃至10cは、3種類のリミタの機能的構成図を例示する。図10a に示すリミタは、負帰還を用いた出力制御形リミタである。利得素子1004は 路1002から入力信号を受信し、入力信号に可変利得係数を当てることにより 路1006に沿って出力信号を発生させる。制御装置1008は路1006から 出力信号を受信し、利得素子1004により用いられる利得係数を選択する利得 制御信号を路1010に沿って通過させる。出力制御されたリミタは、制御装置 及び利得素子の特性変化に対しては非常に寛大であるが、制御装置の本来的遅延 のために出力信号のオーバシュート(行き過ぎ量)を避けることはできない。 図10bに示すリミタは、入力制御されたリミタである。遅延要素1024は 路1022から入力信号を受信し、遅延された信号を路1026に沿って利得要 素1028へ伝える。制御装置1032は路1022から入力信号を受信し、路 1034に沿って利得制御信号を発生させる。路1034は利得要素1028に より用いられる利得係数を選択する。利得要素1028は路1026から遅延さ れた入力信号を受信し、可変利得係数を遅延入力信号に適用することにより路1 030に沿って出力信号を発生させる。入力制御されたリミタは制御装置及び正 確に知られた特性を有する利得要素を必要とする。これはデジタル技術で実施す る方が、アナロ技術で実施するよりも遥かに容易である。しかし、入力制御され たリミタは遅延要素を用いることにより出力信号におけるオーバシュートを避け ることができる。 図10cに示すリミタは他の2種類のリミタのハイブリッド(混成物)であ る。遅延要素1044は路1042から入力信号を受信し、遅延された信号を路 1046に沿って利得要素1048へ通す。利得要素1052は路1042から 入力信号を受信し、可変利得係数を入力信号に適用することにより路1054に 沿って準出力信号を発生させる。制御装置1056は路1054から準出力信号 を受信し、路1058に沿って利得制御信号を発生させる。路1058は利得要 素1052及び1048により用いられる利得係数を選択する。利得要素104 8は路1046から遅延された入力信号を受信し、可変利得係数を遅延入力信号 に適用することにより路1050に沿って出力信号を発生させる。ハイブリッド リミタは制御装置及びを必要とせず正確に知られた特性を有する利得要素を必要 としないが、正確に適合した特性を有する2つの利得要素を必要とする。これは 、アナログ技術であっても実用上遥かに容易である。さらに遅延要素を用いるこ とによりハイブリッドリミタは出力信号におけるオーバシュートも避けることが できる。 図2は、本発明の一実施態様を組入れたSTLを含む放送装置の部分的機能構成 図である。以下の記載は本出願による本発明の各種の実施態様をさらに詳述して いる。以下に記載の実施態様は入力制御されたリミタを組入れているが、先行技 術に照らしてみると、これらの異なった実施態様は変更が可能で、同様に出力制 御されたリミタ又は上記のようなハイブリッドリミタを組入れるようにできるこ とは明らかである。 図2を参照すると、圧縮器・リミタ204は、路202からスタジオ信号を受 信し、エンコーダ206へ伝える、ピーク振幅制限されたスタジオ信号の記号を 発生させる。エンコーダ206は通信路208に沿って渡される符号化された信 号を発生させる。デコーダ210は通信路208から符号化信号を受信し、圧縮 されかつ制限された信号を生成し、生成された信号をリミタ212へ伝える。リ ミタ212は再生された信号中のあらゆるPLIを訂正し、訂正された信号を路2 14に沿って放送送信機へ伝える。圧縮器・リミタ204は本発明の一部を形成 するものではなく、また本発明の実施上必要とされないことを理解すべきである 。例えば、信号ダイナミックレンジを制限するためには人手による適切な利得設 定のみで十分である。しかし、ダイナミックレンジを低減させるために圧縮が 時々用いられ、所定のピーク振幅限度の偶発的侵害を防ぐために制限も時には用 いられる。 論議を容易にするために、FM・放送STLに適用される本発明の望ましいデジタ ル実施態様につき述べる。そこではリミタ212へ伝達される再生されたオーデ ィオ信号は15kHzの帯域幅を有し、44.1kiloサンプル/secのレートでサンプリン グされると仮定する。異なった特性を有する信号と共に用いるために本発明の実 施態様を実施するのに要する変更は当業者の能力範囲内であろう。 B 基本構成 図1は本発明の各面にによる入力制御されたリミタの一実施態様の構成を例示 する。遅延要素104は路102から入力信号を受信し、遅延された信号を路1 06に沿って分割器108へ伝える。分割器108は遅延信号を少なくとも2つ の小信号に分割し、第1の小信号を路112に沿って利得要素114へ伝え、残 りの1以上の小信号を路110に沿って結合器118へ伝える。制御装置122 は路102から入力信号を受信し、利得要素114で用いられる利得係数を選択 する路124に沿って利得制御信号を発生させる。利得要素114は路112か ら第1小信号を受信し、可変利得係数を第1小信号に適用することにより路11 6に沿って第2の小信号を発生させる。結合器118は路110及び116から 受信した小信号を結合することにより路120に沿って出力信号を発生させる。 分割器108は遅延された入力信号を、2つの周波数小帯域成分を表す、2以 上の小信号に分割する。第2周波数小帯域成分はPLIが存在しないスペクトル部 分を含む。PLIを有するかもしれない第1周波数小帯域成分は、図1においては 路112に沿って利得要素114まで伝えられる第1小信号により表される。他 の周波数小帯域成分は、図1においては路110に沿って結合器118まで伝え られる1以上の小信号により表される。 1 信号処理路 図1に示す構成は2つの路を有する。すなわち、信号処理路は遅延要素104 、分割器108、利得要素114及び結合器118を含み、以下に述べる別個の 制御路は制御装置122を含む。 遅延要素104は路102から受信するオーディオ信号を遅延させるためのい かなる技術によっても実施できる。遅延の持続時間は、制御装置122が訂正を 要するPLIに応答するのに必要な時間の長さと等しい。この持続時間を設定する のに用い得る一方法は、PLIを含む路112上の遅延された信号と、制御装置1 22により発生される1マイナス利得係数(1-g)との間の最大交差相関評価値 を与える遅延を設定することである。 分割器108は信号を周波数小帯域に分割するためのあらゆる技術により実施 できる。すなわち、アナログフィルタ、デジタルフィルタ及びいわゆる周波数領 域変換体等があるが、これらに限らない。 結合器118は、小信号を全帯域幅信号に結合するためのあらゆる技術により 実施できる。結合器を実施する技術は、通常分割器108用に選らばれた実施技 術の逆であろう。 利得要素114は、路112から受信する信号に対して適切なあらゆる技術に より実施できる。例えば、アナログシステムでは演算増幅器を使用することが可 能で、デジタルシステムでは乗算又は尺度化を用いることができる。利得要素の 分解能及び範囲は、いかに述べる制御装置122の操作特性と共に選択すべきで ある。 2 制御路 制御装置122の位置実施態様を図3に示す。同図を参照すると、分割器30 3は、上述の分割器108により行われたのと同一方法で、路302から受信す る入力信号を2つの周波数小帯域成分に分割する。第2周波数小帯域成分は、PL I成分を含まないと仮定されるが、ピーク評価器305へ伝えられる。ピーク評 価器305は、第2周波数小帯域成分のピーク振幅を評価して評価値をピーク保 持部307へ伝える。ピーク保持部307は、評価されたピーク振幅を特定の時 間に亘り保持するパルス状信号を閾値比較部308へ伝える。 第1周波数小帯域成分は、PLI成分を含むと仮定されるが、ピーク評価器30 4へ伝えられる。ピーク評価器304は、第1周波数小帯域成分のピーク振幅を 評価して評価値をピーク保持部306へ伝える。ピーク保持部306は、評価さ れたピーク振幅を特定の時間に亘り保持するパルス状信号を閾値比較部 308へ伝える。 閾値比較部308は、2つのピーク保持部信号を結合することにより全帯域幅 入力信号のピーク振幅評価値を得て同評価値を基準レベルと比較する。閾値比較 部308は、2つのピーク保持部信号及び比較部の結果を利得選択部310へ伝 える。利得選択部310は、閾値比較部308から受信した信号に応答して利得 係数を選択し、選択した利得係数を制御フィルタ312へ伝える。制御フィルタ 312は、選択した利得係数に応答して路314に沿って利得制御信号を発生さ せる。図3に示された機能は、制御装置の定常状態及び動的特性の双方に作用す る。 図3に示す実施態様の以下の記載はデジタルによる実施を志向するものである が、対応する機能はアナログ技術を用いて実施することができることを評価すべ きである。 a ピーク評価器 FM放送STL用の本発明の望ましい実施態様においては、第1周波数小帯域成分 は約15kHzまでの高周波スペクトル成分を含む。ピーク評価器304は、第1周 波数小帯域成分のサンプルを内挿するための『アップサンプリング(上向きサン プリング)』フィルタを用い、それによりピーク振幅評価の精度を改良している 。ナイキストレート以上でとられるサンプルは、採取された信号の正確な回復を 可能にするが、サンプル自体は信号のピーク振幅を正確には表さないことが良く 知られている。多くのデジタル用途においては、サンプル自体を処理して伝送す るためのデジタルシステムの能力が唯一の関心事である。しかし、放送STLのよ うな用途においては、デジタル信号から再生されたアナログ信号の実際のピーク 振幅が興味の的である。それゆえに、ピーク評価器機能でサンプル間を内挿し、 より正確な評価値を得るようにしている。 同一の望ましい実施態様において、第2周波数小帯域成分は約5kHz未満の周波 数のみを含む。正確なピーク振幅は、44.1kHzのレーでトとられたサンンプルか ら正確に評価することができる。従って、ピーク評価器305は第2周波数小帯 域成分のサンプルを内挿することを要しない。 図4は、内挿ピーク評価器の望ましい実施態様の機能的構成図を示す。アップ サンプラ404及び406は、それぞれ2倍のアップサンプリングフィルタであ り、2つのアップサンプラは共に路402から受信した各入力信号サンプルに応 答して4つのサンプルを発生させる。各アップサンプラは、低域瀘波半帯域FIR フィルタとして効果的に実施できる。特にFM放送STLに対するフィルタ特性は、 停止帯域において-40dBの減衰を有する15kHz通過帯域を得るように選ばれる。ア ップサンプラ404用フィルタは、17タップから成り、88.2kiloサンプル/sec のレートまでアップサンプルする。アップサンプラ406用フィルタは、9タッ プから成り、176.4kiloサンプル/secのレートまでアップサンプルする。 選択器408は、最も新しく内挿された4つのサンプルを比較し、最大絶対値 を有するものを選ぶ。選択器410は、選択器408により選ばれた量を記憶値 と比較する。選択器410は、路412に沿って2つの値のうち多きい方を通し 、選択器408により選ばれた値を新しい記憶値として保有する。 図4のピーク評価器は、概念的に入力信号を4回アップサンプルし、4つの内 挿されたサンプルの各対につき最も新しく内挿された8つのサンプルから最大絶 対値を選ぶ。 b ピーク保持部 図3のピーク保持部306及び307により表される機能は、図1の制御装置 122及び利得要素114の制限作動が瞬間的ではないために必要となる。信号 処理路内における制限作動の聴取可能な影響を最小にするために、利得要素11 4により適用される利得係数が変えられるレートを制御することは重要である。 以下各種の考察につき論じられる。この時点では、利得係数は瞬間的に変えるべ きではないことを認識することで十分である。従って、何等かの補償がなされな い限り、制御装置は短持続時間PLI間隔に十分応答できないであろう。図3のピ ーク保持部306及び307により表される機能は、補償を行う一方法である。 各ピーク保持機能は、ピーク評価器から受信したピーク振幅評価値と等しい振 幅を有する、持続時間Hのパルス信号を発生させる。例えば、時間t1におけるピ ーク振幅評価値x1に応答して、ピーク保持機能は、時間t1で始まりかつ時間t1+H で終わるx1と等しいパルス信号を発生させる。しかし、もし第1パルスが終 わる前に、時間t2においてより大きなピーク評価値x2が受信されるなら、ピーク 保持機能は直ちに、時間t2で始まりかつ時間t2+Hで終わる、持続時間Hのx2と等 しい振幅を有する別のパルス信号を発生させる。もしx2より小さいピーク振幅評 価値x3が時間t3において現パルス信号中に受信されるなら、ピーク保持機能は、 現パルス信号の終りで始まりかつ時間t3+Hで終わる、x3と等しい振幅を有するパ ルス信号を発生させる。図5は、保持持続時間4Tを有するこの機能の仮想的グラ フ表示を提供する。 以下のの疑似コードプログラム部分は、上記図5のピーク保持機能を実施する 実施態様の論理を例示する。 i←0 Y←0 X(0:H)←0 while TRUE X(i)←x(n) ifY≠X(i+1)then Y←max{Y,X(i)} els Y←{X(i),...,X(i+H−1) endif y(n)←Y i←i+1 endwhile ここでx(n)=時間nにおけるピーク振幅評価値 H =ピーク持続時間 y(n)=時間nにおけるピーク持続機能出力である。 プログラム部分は長さHの円バッファXを与え、従って、変数iはバッファに対 する指標又はポインタで、i+kは次の式を表すことを理解すべきである。 (i+k)−int(i+k/H)・H ここで、int(q)=qの正数部である。 変数i,Y及びバッファXを初期化した後、“hile”グループ内に含まれるプ ログラム部分が反復して実行される。時間nにおける各ピーク振幅値x(n)が 受信されると、その量がバッファX内に記憶される。Yの現在値は、H時間期間 早くバッファX内に記憶された値と比較される。もし2つが等しくないなら、Y は、今バッファX内に記憶された量の大きな方又はYの現在値と等しく設定され る。もしそれらが等しいなら、これは、ピーク値が持続時間Hに亘り保持された こと及びYがバッファX内に記憶された最後の各量の最大のものと等しく設定さ れる。多くの他の実施形態も可能である。 持続時間Hの長さは、以下に詳述するように、利得選定及び制御フィルタ機能 に作用する、他のデザイン選択と共になされるべきデザイン選択である。 c 閾値比較 閾値比較部308は、全帯域幅入力信号ピーク振幅と基準レベルとを比較し、 比較結果を利得選択部310へ伝える。図3の実施態様によれば、全帯域幅入力 信号の評価値は、ピーク保持部306及び307からのピーク保持部信号を結合 することにより得ることができる。 図2に示すような放送STLに対する本発明の望ましい実施態様における基準レ ベルは、圧縮・リミタ204によりスタジオ信号に課されたピーク振幅制限によ り予め定められる。閾値比較基準レベルは、概念的デコーダ210により再生さ れる信号の望ましいピーク振幅制限値である。 原則として基準レベルは、予め定める必要は無く、外部信号により与えること ができるであろう。望ましいピーク振幅レベルは、PLIを有する信号で伝えるこ とができるであろう。例えば図2を参照すると、望ましいピーク振幅制限値はエ ンコーダ206により符号化され、路208に沿って符号化された信号で伝えら れ、デコーダ210により抽出されてリミタ212に供給される。多くの変形が 可能である。 d 利得選択 利得選択部310は、閾値比較部308の出力に応答して利得係数を設定する 。もし全帯域幅信号のピーク振幅評価値が基準レベルより低いなら、1と等しい 利得係数が選択される。しかし、もしピーク振幅評価値が基準レベルを越えるな ら、 PLIを含む周波数小帯域成分に振幅を効果的に低下させる利得係数が選択され、 出力信号のピーク振幅が基準レベルにより定められる所望の振幅まで低下される ようにされる。リミタのデザインに関する付加的詳細は、Bosiの『低コスト・高 品質デジタルダイナミックレンジプロセッサ』(AES第91回大会、New York)199 1年10月、プレプリント3133)に記載されている。参照によりその全てを組入れ る。 従来の全帯域幅リミタに対しては、時間nにおいて利得係数gは以下の式(1 )により設定される。 [Th-20 logx(n)]・R-1/20R g(n)=10 (1) ここでg(n)=時間nにおいて選択された利得係数 Th =dBで表される基準レベル z(n)=時間nにおけるピーク振幅評価値 R =圧縮比 代替的に利得係数g(n)は、基準レベルTh及びピーク振幅評価値x(n)間の比 から得ることができる。これは圧縮比Rが無限大である式(1)から得られる結 果と等しい。 式(1)を用いかつ圧縮比Rをある有限値に設定することにより、利得選択部 310は利得係数を選択することが可能で、この利得係数がPLI低下と出力信号 の見掛けの大きさとを釣り合わせる。多くの放送STL用途に対してR=100の圧縮比 が効果的にPLIを除去する。 しかし本発明の目的に対しては、もし式(1)が単一ピーク振幅評価値のみに 適用されるなら、同式により計算された利得係数は到底十分な制限を与えないか もしれない。上記の放送STLのような用途においては少なくとも2つのピーク振 幅評価値を用いなければならない、そこではPLIは、全帯域幅信号に対して優勢 なスペクトルエネルギを表さない一定の周波数帯域に閉じ込められる。論議を分 かり易くするために、この利得選択機能をここでは『単一利得選択』と呼ぶ。な ぜならそれは1つの入力源、すなわち、PLIを含む周波数小帯域成分の評価され たピーク振幅しか必要としないからである。 1) 単一利得選択 式(1)は選択すべき所望の利得を定めるが、直接的計算は計算的に厳しい。 望ましい実施態様においては、予め計算された利得表から所望の利得を選ぶこと により、より効率的な処理が行われる。利得表Tは一式の利得係数を含み、同係 数は以下の疑似プログラム部分により定めることができる。 N←16 Th←−2 R←100 Astep←16 S←(R−1)/R Amax←2N-1−1 Ath←10Th/20・Amax Tsz←(Amax-Ath)/Astep △←0 A←Ath for i from 0 to Tsz−1 T[i]←10△S/20 A←A+Astep △←Th−20 log A endfor ここでN =デジタル記号に用いられるビット数 Th =dB表示の基準レベル R =圧縮比 Astep =振幅ステップサイズ Amax =最大デジタル記号 Ath =絶対基準レベル Tsz =利得表サイズ T[i]=利得表中の利得係数i 一実施態様においては、信号振幅を表すのに16ビットが用いられ、従ってNは 16に設定される。利得表Tは逆対数利得係数を含む、従って表の隣接エントリ間 の利得増分△は一定でないことを理解されたい。振幅ステップサイズAstepは、 表の隣接エントリ間の最も大きい利得増分△が大きすぎないように選択される。 望ましい実施態様においてAstepは16に設定され、△が常に0.05dB未満であるこ とを確保するようにされる。 望ましい実施態様において利得選択部310は、閾値比較部308からピーク 振幅評価値y(n)と基準レベルAthとの間の差Dを示す信号を受信する。利得選 択部310は、Dを利得表Tへの指標として用い、それによりピーク振幅誤差の 原因となるPLIを低下させるのに適した利得係数、すなわち、下式を選択する。 g(n)=T[y(n)−Ath] (2) 他の多くの利得選択機能の実施方法が可能である。 2) 2重利得選択 全帯域幅スペクトルより著しく低いエネルギ有する周波数小帯域成分で起こる PLIを有する用途において単一利得選択は、PLIを所望のレベルまで最適に低下さ せるのに十分な制限は与えない。より最適な利得機能、すなわち、ここでは『2 重利得選択』と呼ぶ機能は、2つのピーク振幅評価値を必要とする。 2重利得選択に対する概念的基礎は、各周波数小帯域におけるピーク振幅の合 計が全帯域幅入力信号のピーク振幅と等しいことを仮定している。例えば、それ ぞれ0.4ボルト及び0.6ボルトのピーク・ピーク振幅を有する2つの帯域制限され た信号は、結合されるとき1ボルトのピーク・ピーク振幅を有する信号を形成す るであろう。この仮定は正確には正しくないが、多くの用途において本発明によ り果たされる目的に対しては十分正確である。改良された精度は図3に示す実施 態様の代わりのものを用いることにより達成される。例えば、ピーク評価器30 4及び305から受信したピーク評価値が結合されて一ピーク保持成分に伝えら れ、次いで閾値比較部308により処理される。 放送STLのような用途に対する本発明の実施態様において、ピーク保持部30 7から受信した信号は約5KHz以下の周波数のピーク振幅を表す。約5KHz以上の周 波数に対するピーク振幅評価値は閾値比較部308を経てピーク保持部308か ら受信される。時間nにおける全帯域幅入力信号のピーク振幅は、時間 nにおけるこれらのピーク振幅評価値の合計、すなわち、下式と仮定される PT(n)=PL(n)+PH(n) ここでPL(n)=時間nにおける低周波数に対して保持ピーク振幅評価値 PH(n)=時間nにおける高周波数に対して保持ピーク振幅評価値 この特殊な用途に対しては、高周波数のみがPLIを含むと仮定され、従って利 得低減はこれらの周波数のみに適用すべきである。 PT(n)が基準レベルを越える場合は何時でも、全帯域幅振幅をほぼ基準レ ベルに低下させるために、利得選択部310が高周波数に適用する利得係数g( n)を設定する。この利得係数は、以下の2つの独立線形方程式を2つの未知数 につき解くことにより得られる。これらの方程式はピーク振幅評価値で表され、 同評価値は所望の基準レベルにより正規化又は尺度化され、正規化された所望の ピーク振幅が1、すなわち、下式になるようにされる。 PL(n)+PH(n)=PT(n) PL(n)+g(n)=1.0 ここでPL(n)=時間nにおける正規化低周波数保持ピーク振幅評価値 PH(n)=時間nにおける正規化高周波数保持ピーク振幅評価値 PT(n)=時間nにおける全帯域幅信号ピーク振幅評価値 g(n) =時間nにおいてPLIを最適に訂正するのに要する利得係数 これらの方程式を同時に解くことにより、利得係数は下式のようになる。 g(n)=1−{PT(n)-1}/PH(n)={1−PL(n)}/PH(n) (3) 上記の利得表は利得係数を提供するために用いることが可能で、同係数は出力 信号の見掛けの大きさの低下に対してPLI低下を釣り合わせる。利得係数g(n) は概念的に、高周波信号の『適切な』レベルとそのピーク振幅との間の比である 。この比は1/(1+e)と表すことができ、eは正規化された高周波信号ピーク振 幅PH(n)と、PLIを訂正するのに要する正規化された振幅との間の正規化され た偏差である。方程式(2)を参照すると、利得表T[i]への指標iは、実際の ピーク振幅評価値x(n)と実際の基準レベルAthとの間の実際の偏差であること が分かる。実際の偏差は、正規化された偏差eを実際の基準レベルAthで尺度化 することにより得られる。従って、利得選択部310は利得表エントリT[e・A th]から得るこ とができる。 利得選択機能は特定の実施態様の性能に直接影響を与えるが、特定の利得選択 機能が本発明の実施に対して決定的ではないことを理解すべきである。他の2重 利得選択機能が可能で、同機能は当業者にとって明らかであろう。 e 制御フィルタ 制御装置の動的特性は、2つの相反する目標を釣り合わせることにより設定し なければならない。一方では、制御装置はPLIの開始に素早く応答し、PLIの停止 後素早く回復し、低減された信号の見掛けの大きさが必要以上に影響されないよ うにすべきである。他方では、制御装置は、それが再生された信号内に聴取可能 な変調歪みを発生させるほど急速に応答しかつ回復してはならない。図3の特定 な実施態様は、入力路302から利得選択部310を通して制御装置が可能な限 り急速に応答しかつ回復することを可能にする。しかし、制御フィルタは聴取可 能な人工物の発生に対して応答する速度を制限する。 図1を参照すると、利得要素114は、路112に沿って到着する信号を振幅 変調するために、制御装置122から受信した利得制御信号に応答する。振幅変 調の結果として、側波帯の形の歪みが発生される。 図3の制御フィルタ312は、本質的に振幅変調の周波数を制限するように設 計された低域瀘波フィルタで、それにより側波帯の帯域幅を制限する。制御フィ ルタ312のLPF帯域幅は、側波帯の帯域幅が可変利得要素により変調されたス ペクトル成分の心理音響的限界帯域幅内に閉じ込められるように選択すべきであ る。既に述べたFM放送STL用の望ましい実施態様においては、第3水準のIIRフィ ルタとして実施され、同フィルタは880Hzの遮断周波数、-40dBの停止帯域減衰及 び低域瀘波帯域にお蹴る0.09dBのリップルを有する。 変調信号の心理音響的隠蔽閾値に関して変調側波帯の影響を考察することによ り制御フィルタの特性は、可能な限り最も速い制御装置応答が変調人工物の心理 音響的隠蔽と一致することを可能にするように特定することができる。 C 代替実施態様の構成 本発明の実施態様における多くの変形が可能である。以下に代替実施態様と上 記基本構成との間の差異につき述べる。 制御装置122の一実施態様を図6に示す。同図を参照すると、604は路6 02から受信した入力信号のピーク振幅を評価し、評価値をピーク保持部606 に伝える。ピーク保持部606は、評価したピーク振幅を特定持続時間に亘り保 持するパルス状信号を閾値比較部608へ伝える。閾値比較部608は、ピーク 保持部信号の振幅を基準レベルと比較し、比較結果を利得選択部610へ伝える 。利得選択部610は、閾値比較部608から受信した信号に応答して利得係数 を選択し、選択した利得係数を制御フィルタ612へ伝える。制御フィルタ61 2は、選択した利得係数に応答して路614に沿って利得制御信号を発生させる 。 ピーク評価器604、ピーク保持部606及び閾値比較部608により行われ る機能は、第1周波数小帯域成分を伝える路に沿った図3の対応する要素に対し て既に述べた機能とほぼ同様である。しかし、相当する閾値比較部308とは異 なり、閾値比較部608は一ピーク保持信号から直接全帯域幅入力信号を受信す る。さらに、閾値比較部608は何等のピーク保持信号を利得選択部610へ伝 える必要はないが、ピーク保持信号と基準レベルとの間の差異のみを伝えること ができる。 利得選択部610は、閾値比較部608の出力に応答して利得係数を設定する 。もしピーク振幅評価値が基準レベルを越えるなら、PLIを含む周波数小帯域成 分の振幅を低下させる利得係数が選択される。 利得選択機能は、上記方程式(1)を用いて基準レベルとピーク振幅評価値と の間の比と等しい利得係数を選択することによるか又は方程式(2)に示すよう な利得表を用いることにより実施してもよい。利得選択機能の選定は装置性能に 大きな影響を与えるが、本発明の実施に対して決定的な特定の機能はない。 利得選択部610が、全帯域幅入力信号に応答して利得制御信号を発生させる 単一利得選択機能を用いていることは理解すべきである。既に述べたような2重 利得選択機能を組入れた他の実施態様は、全帯域幅及びPLIが制限されるべき帯 域幅部分の双方における信号レベルに応答することにより、より最適な利得係数 を発生させるかもしれない。図6の実施例は2次的に選択自由なものであるかも しれないが、それは既に述べた放送STL等の各種の用途に対して許容できる性能 を提供し、しかもそれはより最適な2重実施態様により求められるものより少な い処理手段しか必要としない。 図7は代替実施態様を示すが、図1のものと同等である。同図に示すように、 分割器は低域瀘波フィルタ及び減算器で実施され、結合器は加算器で実施されて いる。LPF708は路706から遅延された全帯域幅信号を受信し、路710に 沿って低周波スペクトルを減算器711及び加算器718へ伝える。減算器71 1は、路706から遅延された全帯域幅信号を受信し、全帯域幅成分から低周波 成分を減算し、その結果生じた高周波成分のみを有する信号を路712に沿って 利得要素714に伝える。利得要素714は、制御装置722から路724に沿 って利得制御信号を受信し、可変利得係数を路712から受信した信号に適用し 、その結果を結合器718へ伝える。結合器718は、路710及び716から 受信した信号を加算して路720に沿って全帯域幅出力信号を発生させる。 図8は、図1の実施態様の代替物、すなわち、2重利得選択機能を組入れた実 施のための実施態様を例示する。分割器804及び遅延要素808、814によ り行われる機能は、図1に示すものと比較して互いに交換される。その結果、制 御装置826は別個の分割器を必要としない。利得選択機能は、それぞれ路81 2及び806から受信した第1及び第2周波数小帯域成分に上述の方程式(3) を直接適用できる。 図9は、図10cに示したものと類似のハイブリッドリミタ構成を用いた代替 実施態様を例示する。遅延要素904は路902から全帯域幅信号を受信する。 分割器906は、遅延された全帯域幅信号を、路910に沿って伝えられる第1 周波数小帯域成分及び路908に沿って伝えられる第2周波数小帯域成分に分割 する。利得要素912は、路910から第1周波数小帯域成分を受信し、適応す る利得係数を第1周波数小帯域成分に適用し、その結果を路914に沿って結合 器916へ伝える。結合器916は、それぞれ路914及び908から受信した 第1及び第2周波数小帯域成分を結合し、路918に沿って出力信号を発生させ る。分割器920は、路902から受信した全帯域幅信号を、路922に沿って 伝えられる第1周波数小帯域成分及び路928に沿って伝えられる第2波数小帯 域成分に分割する。利得要素924は、適応する利得係数を第1周波数小帯域成 分に適用し、その結果を結合器930へ伝える。結合器930は、それぞれ路9 26及び928から受信した第1及び第2波数小帯域成分を結合し、路932に 沿って疑似出力信号を発生させる。制御装置934は、路932から疑似出力信 号を受信し、路936に沿って利得制御信号を利得要素912及び924へ伝え る。 出力制御リミタは正確な制御装置特性に鈍感なので、図9による本発明の実施 態様は既に述べたような正確な利得表を必要としない。 本発明は同様に多重チャンネル用途にも適用できる。図6の構成による制御装 置を組込んだ一デジタル実施態様においては、全チャンネルを横切る最大ピーク 振幅評価値が、単一ピーク保持部606の入力に提供される。制御装置の残りの 部分は、既に述べたものとほぼ同一の方法で作動する。 より少ない処理手段しか要しない代替実施態様においては、全てのチャンネル に対する最大量のサンプルが、路602に沿って単一ピーク評価器604へ送ら れる。ピーク評価器604は、これらの最大量サンプルを内挿し、ピーク振幅評 価値をピーク保持部へ伝える。 図6に示す制御装置構成の各種の機能が、既に述べたものと同様な方法で多重 チャンネルを横切って共用できることは明らかであろう。 多重チャンネル用途に対しては多くの他の制御装置の実施態様が可能であるが 、各チャンネルの見掛けの大きさの減少、チャンネルの相対的大きさの歪み及び PLIを含まない他の周波数小帯域成分によるPLIを含む周波数小帯域成分の変調の 釣合いをそれぞれ保たなければならない。例えば、すべてのチャンネルを横切っ て最大PLI対基準レベル比を用い、上述の2重利得選択機能を用いる各チャンネ ルに対して利得係数を選択するようにしてもよい。この場合、2重利得選択機能 は、それぞれの各チャンネルに対するピーク振幅評価値を用いて、共通最大PLI 比と組合わせて適用される。 上述の代替実施態様は、例としてのみ示したもので、本発明が広範な各種の構 成及び実施に適用できることを例示するものである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年3月17日 【補正内容】 請求の範囲 1 第1ピーク振幅に制限された入力オーディオ信号を受信する信号処理装置で あって、 前記入力オーディオ信号に応答して処理されたオーディオ信号を発生させる 処理手段(206、210)であって、前記入力オーディオ信号のスペクトルの 尺度は保存するが、前記処理されたオーディオ信号の全帯域幅の一部分における 振幅、位相を変化させて、該処理されたオーディオ信号の振幅が前記第1ピーク 振幅を越えるようにさせる処理手段と、 該処理されたオーディオ信号の評価されたピーク振幅を発生させかつ前記評 価されたピーク振幅に応答して利得係数を設定する制御装置(122、722、 804,826、920,924,930,934)と、 該処理されたオーディオ信号に応答して、該処理されたオーディオ信号の全 帯域幅の一部分に利得係数を適用することにより、第2ピーク振幅に制限された 出力信号を発生させる制限装置(108,114,118、708,711,7 14,718、804,818,822、906,912,916)とから成る 信号処理装置。 2 前記処理手段が、知覚符号化装置から成る、請求項1の装置。 3 前記処理されたオーディオ信号が信号サンプルから成り、前記制御装置が前 記信号サンプルをアップサンプリングする装置(404、406)から成る、請 求項1又は2の装置。 4 前記制御信号が前記処理されたオーディオ信号の全帯域幅に応答して前記評 価されたピーク振幅を発生させる、請求項1乃至3のいずれか1項の装置。 5 前記制御信号が周波数小帯域内の前記処理されたオーディオ信号を表す小信 号のピーク振幅評価値に応答して前記評価されたピーク振幅を発生させる、請求 項1又は2の装置。 6 前記小信号の前記ピーク振幅評価値が該小信号をアップサンプリングするこ とにより設定される、請求項5の装置。 7 前記制御装置が、第1周波数小帯域内の前記処理されたオーディオ信号を表 す第1小信号のピーク振幅評価値に応答しかつ第2周波数小帯域内の前記処理 されたオーディオ信号を表す第2小信号のピーク振幅評価値に応答して、前記評 価されたピーク振幅を発生させる装置(303−305)から成る、請求項1又 は2の装置。 8 前記第1ピーク振幅評価値が前記第1小信号をアップサンプリングすること により設定される、請求項7の装置。 9 前記制御装置が、 前記評価されたピーク振幅を保持することによりピーク保持信号を発生させ るピーク保持装置(306,307、606)と、 前記ピーク保持信号を基準レベルと比較しかつ該ピーク保持信号に応答して 利得選択信号を発生させる閾値比較装置(308、608)と、 前記利得選択信号に応答して前記利得係数を設定する利得選択装置(310 、610)とから成る、請求項1乃至7のいずれか1項の装置。 10 前記制限装置が前記利得係数の変化速度を制御する装置をさらに含み、結果 的に生じる人工物の聴取可能性を制御するようにさせる、請求項1乃至9のいず れか1項の装置。 11 第1ピーク振幅制限値に制限された入力オーディオ信号を処理する信号処理 装置であって、 出力及び前記入力オーディオ信号と結合された入力を有する分割帯域エンコ ーダ(206)と、 出力及び前記分割帯域エンコーダの出力と結合されたを入力有する分割帯域 デコーダ(210)と、 出力及び該分割帯域デコーダの出力と結合されたを入力有するピーク振幅評 価器(604、606、608)と、 出力及び前記ピーク振幅評価器の出力と結合された入力を有する利得制御手 段(610、612)と、 出力及び該分割帯域デコーダの出力と結合された入力を有する第1フィルタ (108)と、 出力及び該分割帯域デコーダの出力と結合された入力をそれぞれ有する1以 上の第2フィルタ(108)と、 出力、前記第1フィルタの出力と結合された信号入力及び前記利得制御手段 の出力と結合された利得入力を有する可変利得を持つ利得要素(114)であっ て、前記可変利得が前記利得入力に応答する利得要素と、 装置出力、前記利得要素の出力と結合された入力及び前記1以上の第2フィ ルタの各出力と結合された各々の入力を有する結合器(118)と、 前記第1フィルタ及び前記1以上の第2フィルタにより発生された信号を該 分割帯域デコーダに関して遅延させる要素(104)とから成る信号処理装置。 12 前記ピーク振幅評価器が、 第3フィルタ出力及び該ピーク振幅評価器の入力と結合された入力を有する 第3フィルタ(303)と、 第4フィルタ出力及び該ピーク振幅評価器の入力と結合された入力を有する 第4フィルタ(303)と、 出力及び前記第3フィルタ出力と結合された入力を有する第1ピーク振幅評 価器(305、307)と、 出力及び前記第4フィルタ出力と結合された入力を有する第2ピーク振幅評 価器(304、306)と、 前記ピーク振幅評価器の出力と結合された出力、前記ピーク振幅評価器の出 力と結合された入力及び前記第2ピーク振幅評価器の出力と結合された入力を有 する結合器(308)とから成る、請求項11の装置。 13 第1ピーク振幅制限値に制限された入力オーディオ信号を処理する信号処理 装置であって、 入力及び前記入力オーディオ信号と結合された出力を有する分割帯域エンコ ーダ(206)と、 出力及び前記分割帯域エンコーダの出力と結合された入力を有する分割帯域 デコーダ(210)と、 出力及び前記分割帯域エンコーダの出力と結合された入力を有する第1フィ ルタ(804)と、 出力及び該分割帯域デコーダの出力と結合された入力をそれぞれ有する1以 上の第2フィルタ(804)と、 出力及び前記だ1フィルタの出力と結合された入力を有する第1ピーク振幅 評価器(305、307、308)と、 出力及び前記1以上の第2フィルタの各出力と結合された入力を有する第2 ピーク振幅評価器(304、306、308)と、 出力及び前記第1ピーク振幅評価器の出力と前記第2ピーク振幅評価器の出 力とに結合された入力を有する利得制御手段(310、312)と、 出力及び前記第1フィルタの出力と結合された入力を有する第1遅延要素( 814)と、 出力、前記第1遅延要素出力と結合された信号入力及び前記利得制御手段と 結合された利得入力を有する可変利得を有する利得要素(818)であって、前 記可変利得が前記利得入力に応答する利得要素と、 装置出力、前記利得要素の出力と結合された入力及び前記1以上の第2フィ ルタの各出力と結合された各々の入力を有する結合器(822)とから成る信号 処理装置。 14 前記分割帯域デコーダ(210)が、サンプルから成る出力信号を発生させ 、前記ピーク振幅評価器が1以上のアップサンプリングフィルタ(404、40 6)をさらに含む、請求項11乃至13のいずれか1項の装置。 15 前記利得制御手段(310,312、610,612)が、該利得制御手段 の出力を前記利得要素(114、818)の利得入力と結合するフィルタ(31 2、612)をさらに含む、請求項11乃至14のいずれか1項の装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボージ‐ゴールドバーグ、マリーナ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94025、メンロゥ・パーク、シャロン・パ ーク・ドライブ 350、ナンバー 22 (72)発明者 デイビッドスン、グラント・アレン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94619、オークランド、ラインハート・ド ライブ 4615 (72)発明者 ガンドリー、ケニス・ジェイムズ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94131、サン・フランシスコ、サーンチェ イス・ストリート 1656

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1ピーク振幅に制限された入力オーディオ信号を受信する装置と、 前記入力オーディオ信号に応答して疑似オーディオ信号を発生させる処理手 段であって、前記処理されたオーディオ信号が前記第1ピーク振幅に制限されな い処理手段と、 該処理されたオーディオ信号の評価されたピーク振幅を発生させる評価装置 と、 該処理されたオーディオ信号に応答して、該処理されたオーディオ信号全帯 域幅の一部分に利得係数を適用することにより、第2ピーク振幅に制限された出 力信号を発生させる制限装置であって、前記利得係数が前記評価されたピーク振 幅に応答して改変される制限装置とから成る信号処理装置。 2 前記処理手段が、 前記入力オーディオ信号を表す符号化された信号を発生させるエンコーダで あって、前記符号化信号が該入力オーディオ信号より低い情報要件を有するエン コーダと、 該符号化信号に応答して該符号化信号を復号して前記処理されたオーディオ 信号を発生させるデコーダとを含む、請求項1の装置。 3 前記制限装置が前記利得係数を改変させ、前記第2ピーク振幅が前記第1ピ ーク振幅とほぼ等しくなるようにする、請求項1または2の装置。 4 前記処理されたオーディオ信号がサンプルから成り、前記評価装置が、前記 信号サンプルをアップサンプリングしかつ1つのアップサンプリング間隔内で最 大量を有する前記アップサンプリングの結果を選択することにより、前記評価さ れたピーク振幅を発生させる、請求項1乃至3のいずれか1項の装置。 5 前記処理されたオーディオ信号がサンプルから成り、前記評価装置が、 第1周波数小帯域内の該処理されたオーディオ信号を表す第1信号サンプル に対して第1ピーク振幅評価値を発生させる第1評価装置と、 第2周波数小帯域内の該処理されたオーディオ信号を表す第2信号サンプル に対して第2ピーク振幅評価値を発生させる第2評価装置と、 前記1ピーク振幅評価値と前記第2ピーク振幅評価値とを結合することによ り前記評価されたピーク振幅を発生させる装置とから成る、請求項1乃至3のい ずれか1項の装置。 6 前記第1評価装置が前記第1信号サンプルをアップサンプリングする装置か ら成り、前記1ピーク振幅評価値が、1つのアップサンプリング間隔内で最大量 を有する前記アップサンプリングの結果に応答して発生される、請求項5の装置 。 7 前記処理されたオーディオ信号が信号サンプルから成り、前記評価装置が、 1つの周波数小帯域内の前記処理されたオーディオ信号を表す信号サンプル に対してピーク振幅評価値を発生させる装置と、 前記ピーク振幅評価値に応答して利得選択信号を発生させる装置と、 前記利得選択信号に応答して前記利得係数を改変する利得選択装置とから成 る、請求項1乃至3のいずれか1項の装置。 8 前記処理されたオーディオ信号が信号サンプルから成り、前記評価装置が、 第1周波数小帯域内の該処理されたオーディオ信号を表す信号サンプルに対 して第1ピーク振幅評価値を発生させる装置と、 第2周波数小帯域内の該処理されたオーディオ信号を表す信号サンプルに対 して第2ピーク振幅評価値を発生させる装置と、 前記1ピーク振幅評価値及び前記第2ピーク振幅評価値に応答して利得選択 信号を発生させる装置と、 前記利得選択信号に応答して前記利得係数を改変する利得選択装置とから成 る、請求項1乃至3のいずれか1項の装置。 9 前記制限装置が、 ピーク振幅の評価値を一持続時間に亘り保持することによりピーク保持信号 を発生させるピーク保持装置と、 前記ピーク保持信号を基準レベルと比較しかつ該ピーク保持信号に応答して 利得選択信号を発生させる閾値比較装置と、 前記利得選択信号に応答して前記利得係数を改変する利得選択装置とから成 る、請求項1乃至8のいずれか1項の装置。 10 前記制限装置が前記利得係数の変化速度を制御する装置をさらに含み、結果 的に生じる人工物の聴取可能性を制御するようにさせる、請求項1乃至9のいず れか1項の装置。
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