JPH08507073A - カルシウム代謝障害の治療のための26,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−1アルファ,25−ジヒドロキシコレカルシフェロールの使用 - Google Patents

カルシウム代謝障害の治療のための26,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−1アルファ,25−ジヒドロキシコレカルシフェロールの使用

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JPH08507073A JP6519231A JP51923194A JPH08507073A JP H08507073 A JPH08507073 A JP H08507073A JP 6519231 A JP6519231 A JP 6519231A JP 51923194 A JP51923194 A JP 51923194A JP H08507073 A JPH08507073 A JP H08507073A
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Abstract

(57)【要約】 カルシウム代謝障害によりもたらされるヒトの病気を治療する方法であって、その病気の患者に26,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロール化合物の約0.05μg〜約2.0μgの量とした有効な毎日の投与量を投与することを含んでなる方法。

Description

【発明の詳細な説明】 カルシウム代謝障害の治療のための26,26,26,27,27,27−ヘキ サフルオロ−1アルファ,25−ジヒドロキシコレカルシフェロールの使用 発明の背景 本発明は、カルシウム代謝障害による病気を治療する新規な方法に関する。よ り詳細には、本発明は、ビタミンD3の誘導体である26,26,26,27, 27,27−ヘキサフルオロ−1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロール を使用する方法に関する。 ビタミンD3は、カルシウムおよびリンのホメオスタシスを調節するための周 知の薬剤である。効果的であるためには、ビタミンD3がそのヒドロキシル化体 に変換されねばならないことも周知である。たとえば、このビタミンは、肝臓で まずヒドロキシル化されて25−ヒドロキシビタミンD3を形成し、さらに腎臓 でヒドロキシル化されて1α,25−ジヒドロキシビタミンD3または24,2 5−ジヒドロキシビタミンD3を生じる。ビタミンの1α−ヒドロキシル化体は 、通常、ビタミンの生理学的活性体またはホルモン体として考えられ、そして、 ビタミンD様活性と称せられるものを、例えば、リン酸カルシウムの腸吸収の増 加、骨無機質の可動化および腎臓でのカルシウムの再吸収を支配すると考えられ ている。 ビタミンD3の生物学的に活性な代謝産物の発見以来、これらの代謝産物の構 造的類似体の製造に関心が払われているが、その理由 は、そのような化合物が、カルシウム代謝障害により起こる病気の治療用の有用 な治療薬となり得るからである。さまざまなビタミンD様の化合物がこれまでに 合成された。(例えば、1α−ヒドロキシコレカルシフェロールに関する米国特 許第3,741,996号、1α−ヒドロキシエルゴカルシフェロールに関する 米国特許第3,907,843号、22−デヒドロ−25−ヒドロキシコレカル シフェロールに関する米国特許第3,786,062号、3−デオキシ−1α− ヒドロキシコレカルシフェロールに関する米国特許第3,906,014号およ び各種側鎖フッ素化ビタミンD3誘導体と側鎖フッ素化ジヒドロタキステロール 類似体の製造に関する米国特許第4,069,321号を参照。) 特に関心のもたれるビタミンD3の受け入れられたホルモン形である1,25 −ジヒドロキシコレカルシフェロール(1,25−(OH)23)のフロオロ誘 導体は、24,24−ジフルオロ−1,25−(OH)23であり、その理由は 、これが、1,25−(OH)23よりも大きくないまでも少なくとも同じ程度 に大きな活性により特徴づけられるからである(米国特許第4,201,881 号を参照)。 25−ヒドロキシコレカルシフェロールの26,26,26,27,27,2 7−ヘキサフルオロ誘導体(米国特許第4,248,791号参照)および1α ,25−ジヒドロキシコレカルシフェロールの26,26,26,27,27, 27−ヘキサフルオロ誘導体(米国特許第4,358,406号参照)も関心の もたれるものである。後者は、骨からカルシウムを可動化し、腸内でのカルシウ ムの輸送を刺激するその能力においておよびラットの線条試験に 従うその抗くる病活性において、ビタミンD3のホルモン形すなわち1,25− ジヒドロキシコレカルシフェロールよりも実質的により大きいビタミンD様の活 性により特徴づけられる。事実、米国特許第4,358,406号にあるデータ は、この後者のヘキサフルオロ誘導体が、1,25−(OH)23の活性の少な くとも10倍大きい活性を示すことを証明している。 これらの公知のビタミンD3化合物のいくつかは、生体内または生体外で高度 に効果的な活性を示し、有利な活性プロフィールを有し、よって、カルシウム代 謝障害から起こるさまざまな病気、例えば、腎臓骨ジストロフィー、ビタミンD 不足くる病およびさまざまな種類の骨粗鬆症の治療に使用されているしまた使用 されるように提案されている。ビタミンD化合物は、また、乾癬およびある種の 悪性腫瘍の治療に用いるように提案されている。 しかしながら、そのような増加した活性から、増加した毒性も生じることが一 般的に受け入れられている。結果として、高度に活性な化合物の投与用量が患者 への毒性を避けるように適当に減少されることが必要であることが通常受け入れ られている。よって、より高度に活性なビタミンD化合物は、活性度の低いビタ ミンD化合物と同様に患者にそれほど効果的ではなかたった。 閉経時の女性が、最終的にオステオペニア(osteopenia)となる骨 の質量の顕著な減少を受ける(これは、椎骨の自然挫傷骨折と長い骨の骨折を起 こす)ということが良く知られている。この病気は、通常、閉経後の骨粗鬆症と して知られ、米国および女性の寿命が少なくとも60〜70才に到達するほとん どのほかの国々で重要な医学的問題となっている。通常、骨の痛みと身体活動の 減少とをしばしば伴う病気には、少なくなった骨の質量の形跡を伴った1つまた は2つの椎骨の挫傷骨折が診断される。この病気は、カルシウムを吸収する小さ くなった能力、性ホルモン特にエストロゲンとアンドロゲンの減少したレベルお よび負(negative)のカルシウムバランスを伴うことが知られている。 骨の減少の同様な症状は、エストロゲン不足骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症および ステロイドにより誘発された骨粗鬆症(これは、ある病気状態に対する長期間の グルココルチコイド(コルチコーステロイド)治療の認識された結果である)の 特徴となっている。 骨粗鬆症の治療法は、かなりさまざまであるが、現在まで、完全に満足な治療 はまだ知られていない。従来の治療法は、患者にカルシウムの補充投与を行うこ とである。しかしながら、カルシウムの補充そのものは、病気を防ぐあるいは直 すのに好首尾とはなっていない。もう1つの従来の治療法は、性ホルモン特にエ ストロゲンの注入であり、これは、閉経後の女性に起こる骨の質量の迅速な減少 を防ぐのに効果的であると報告されている。しかしながらこの技術は、その起こ り得る発ガン性の恐れにより複雑である。さまざまな結果が報告されているほか の治療法には、大投与量のビタミンD、カルシウムおよびフッ化物の組み合わせ がある。このアプローチの主な問題は、フッ化物がウーブン骨(woven b one)と呼ばれる構造的に健康でない骨を誘発し、さらに、多数の副作用、例 えば増加した骨折発生率および多量の投与フッ化物に対する胃腸の反応を生じる 。もう1つの提案される方法は、カルシトニンの注入によるかまたはホスホネー トを与えることにより骨吸収を阻止することである。 カルシトリオールすなわち1α,25−ジヒドロキシビタミンD3を用いる研 究、オロイアら(Oloia et al.)『閉経後骨粗鬆症の治療でのカル シトリオール(Calcitriol In The Treatment O f Postmenopausal Osteoporosis)』、Amer .Jour.of Medicine、1988年、第84巻、第401−40 8頁では、カルシトリオールの治療法が、カルシウム吸収を増加し、骨吸収を減 少させることにより閉経後骨粗鬆症の女性の骨の減少を減じたが、骨の形成に影 響しなかったと報告した。オロイアらの研究で用いたカルシトリオールの平均投 与量は、1日当たり0.8μgであった。高カルシウム尿症がカルシトリオール で治療したすべての被検者に起こり、高カルシウム血症が12人の被検者のうち 11人に起こった。結果として、食事の(dietary)カルシウムが、カル シトリオール治療した患者のそれぞれで低下された。オロイアらの研究で、カル シトリオールの低投与量(1日当たり0.5μg以下)での効果と安全性のさら なる研究が関心のもたれるものであると結論づけられた。 ティリヤードら(Tilyard et al.)の『カルシトリオールまた はカルシウムによる閉経後骨粗鬆症の治療(Treatment of Pos tmenopausal Osteoporosis With Calcit riol Or Calcium)』、New England Journa l of Medicine、1992年、第326巻、第6号、357−36 2頁では、カルシトリオールすなわち1α,25−ジヒドロキシビタミンD3を 1日当たり0.5μgの投与量で3年間受けた閉 経後骨粗鬆症にかかった女性が、同じ期間にわたり毎日元素カルシウムの1グラ ム相当の補充カルシウムで治療を受けた女性よりも新たな椎骨骨折の割合で有意 的減少をしたと報告した。ティリヤードらの研究における女性のカルシトリオー ル治療は、ひどい高カルシウム血症を伴ってなく、したがって、平均食事カルシ ウム摂取量800mgの閉経後の女性へ、1日2回の0.25μgの用量でのカ ルシトリオールを経口投与すると、高カルシウム血症を誘発する可能性が限定さ れると結論づけた。しかしながら、また、ティリヤードらの研究では、そのよう な治療の副作用として高カルシウム血症の可能性により、カルシトリオール治療 を受けている患者では血清カルシウム濃度を監視すべきであると結論づけられた 。 オロイアらおよびティリヤードらにより発表された結果の観点から、カルシト リオールが、閉経後骨粗鬆症の女性の治療での実行可能な治療選択肢であり得る 。しかしながら、高カルシウム血症を避けるために、食事カルシウム摂取量とカ ルシトリオール投与量をよく監視する必要をもたらす毒性と有効性との間の比較 的に小さな投与量の『窓(window)』または許容度がある。したがって、 高カルシウム血症を誘発するカルシトリオールの可能性が、閉経後骨粗鬆症およ びカルシウム代謝障害からくるほかの病気を治療するカルシトリオールの使用を 限定してきた。 米国特許第4,255,596号は、骨の質量の減少の証拠を示すまたは骨の 質量の減少に対して生理学的な傾向を持つほ乳動物のからだの中のカルシウムの 吸収と保持を増加させるビタミンD3のさまざまな代謝産物の使用を提案してい る。この特許で特定的に名前の挙げてある代謝産物、すなわち、1α−ヒドロキ シビタミン D3、1α−ヒドロキシビタミンD2、1α,25−ジヒドロキシビタミンD3、 1α,25−ジヒドロキシビタミンD2および1,24,25−トリヒドロキシ ビタミンD3は、該特許に記載されクレームされた活性能力があるが、特に、従 来のカルシウム補充治療と共に用いると、高カルシウム血症を起こす欠点を有す ることも特徴である。したがって、骨粗鬆症を治療するためにこれらの化合物を 用いることは、広く受け入れられてはいない。米国特許第3,833,622号 および同第3,901,928号は、それぞれ、25−ヒドロキシビタミンD3 および1α−ヒドロキシビタミンD3の水和物をこれらの化合物の利用の一般的 表現として骨粗鬆症の治療に用いることを提案している。これら化合物の両方は 、高カルシウム血症の危険を含め従来のビタミンD様の活性を表すことが周知で ある。 米国特許第4,588,716号も、骨粗鬆症のような骨の質量の減少を特徴 とする骨の障害を治療するのに1α,25−ジヒドロキシ−24−エピービタミ ンD2の使用を提案している。この化合物は、腸カルシウム輸送の増加および新 しい骨の無機質化(mineralization)の刺激のごときカルシウム 代謝に影響を及ぼすビタミンD3様の特徴のいくつかを表すが、骨からカルシウ ムを移動させる最小の効果の利点を有する。この24−エピ化合物は単独で投与 してもよくまたは骨の移動化を誘導する化合物、例えばホルモンまたはビタミン D化合物、例えば1α−ヒドロキシビタミンD3もしくは−D2、または1α,2 5−ジヒドロキシビタミンD3もしくは−D2と組み合わせて投与してもよい。 発明の要約 カルシウム代謝障害によりもたらされる病気が、十分な量のヘキサフルオロビ タミンD3化合物の投与により効果的に治療され得ることが見い出された。さら に詳細には、カルシウム障害によりもたらされる病気の治療方法は、有効量の2 6,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−1α,25−ジヒドロキ シビタミンD3の投与を含む。上記の化合物は、単独で投与してもよくあるいは ほかの薬学的に受け入れられる薬剤と組み合わせて投与してもよい。化合物自体 をまたは化合物を組み合わせて約0.05μg以上/日〜約2.0μg以下/日 の投与量が、通常有効である。この方法は、病気を治療し得る明確な利点を有し 、同時に、適当な化合物投与量で用いる限り(投与レベルは、当業者に公知の方 法により監視される被検者の応答に依存して調節されることが理解される)この 化合物を毎日継続的に投与しても、この化合物は高カルシウム血症を有利にも起 こし得ない。ヒトでのヘキサフルオロ化合物の有効性と毒性との間の『窓』また は許容性は比較的に大きいことがわかった。ヘキサフルオロ化合物が1α,25 −ジヒドロキシビタミンD3のような化合物の約10倍の活性があることが公知 であるが、このことが比較的有効で安全な治療をもたらす。 26,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−1α,25−ジヒド ロキシビタミンD3の示した投与量の投与を含む上記の方法は、カルシウム代謝 障害によりもたらされるさまざまなヒトの病気、たとえば、腎臓の骨ジストロフ ィー、上皮小体機能低下症、偽上皮小体機能低下症、低カルシウム症、骨軟化症 、ビタミンD不足くる病およびさまざまな形の骨粗鬆症たとえば閉経後骨粗鬆症 、エストロゲン不足骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症もしくはステロイ ドにより誘発される骨粗鬆症の新規な治療または防止方法を提供する。本方法は 、骨の質量の減少が徴候となっている上記の名前以外の病気状態の防止または治 療に容易に適用できるであろうことが明白であろう。 図面の簡単な説明 図1〜4は、それぞれST−630の0.25μg、0.5μg、1μgおよ び2μg/人の投与後の時間でのCa、PおよびMgの血清の濃度のグラフであ り、 図5〜8は、それぞれST−630の0.25μg、0.5μg、1μgおよ び2μg/人の投与後の時間でのCa、PおよびMgの尿排泄のグラフであり、 図9〜12は、それぞれST−630の0.25μg、0.5μg、1μgお よび2μg/人の投与後の時間でのCa/Cr、P/CrおよびMg/Cr比の 尿排泄のグラフであり、 図13は、投与量2.0μgでのST−630の吸収への食事の影響を時間に 関して示すグラフであり、 図14は、7日間にわたり1日の投与量1.0μgとしたST−630の毎日 の投与後の時間に関するCa、PおよびMgの血清濃度のグラフであり、 図15は、7日間にわたり1日の投与量1.0μgとしたST−630の毎日 の投与の後の時間に関するALPの血清濃度のグラフであり、 図16〜17は、7日間にわたり1日の投与量1μgとしたST−630の毎 日の投与の後の時間に関するそれぞれCaおよびCa/Cr比の尿の排泄のグラ フであり、 図18〜19は、7日間にわたり1日の投与量1μgとしたST−630の毎 日の投与の後の時間に関するそれぞれPおよびP/Cr比の尿の排泄のグラフで あり、 図20〜21は、7日間にわたり1日の投与量1μgとしたST−630の毎 日の投与の後の時間に関するそれぞれMgおよびMg/Cr比の尿の排泄のグラ フであり、 図22は、7日間にわたり1日の投与量1μgとしたST−630の毎日の投 与の後の時間に関するヒドロキシプロリンの尿の排泄のグラフであり、 図23は、7日間にわたり1日の投与量1μgとしたST−630の毎日の投 与の後の時間に関する尿の周期的AMP排泄のグラフであり、そして、 図24は、さまざまな投与量でST−630および1α−ヒドロキシビタミン D3により治療した卵巣摘出ラットの大腿骨の破壊荷重と血清カルシウムとの間 の関係のグラフである。 発明の開示 カルシウム代謝障害からもたらされるさまざまなヒトの病気の新規治療方法が 見いだされた。この方法は、26,26,26,27,27,27−ヘキサフル オロ−1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロール(26,26,26,2 7,27,27−F6−1α,25−(OH)23)の使用を含む。この高度に 活性なヘキサフルオロ化合物は、患者に毒性をもたらさないで活性の劣るビタミ ンD化合物で用いるのと同じ投与量レベルで患者に投与してよい。すなわち、ヒ トでのヘキサフルオロ化合物の有効度と毒性との間の『窓』または許容度が、比 較的大きいことが見いだされた。 カルシウム代謝障害によりもたらされるヒトの病気を治療するこの方法は、病 気の患者に1日当たり約0.05μg〜約2.0μgの量の有効な毎日の投与量 の26,26,26,27,27,27−F6−1α,25(OH)23を延長 した期間、すなわち最小で少なくとも7日間投与することを含む。好ましい投与 量範囲は、当業者に周知のように治療を受ける病気と治療を受ける患者の応答と に依存する。たとえば、骨粗鬆症の治療についての好ましい範囲は、0.1μg /日〜0.5μg/日であろうし、また、腎臓の骨ジストロフィーの治療につい ては、0.1μg/日〜0.3μg/日であろう。 本発明の方法で用いられる26,26,26,27,27,27−F5−1α ,25−(OH)23化合物は、公知の手順に従って容易に合成され得る。参考 文献を挙げるとデルーカら(DeLuca et al)の1982年11月9 日発行の『26,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−1α,25 −ジヒドロキシコレカルシフェロールおよびその製造方法』と題する米国特許第 4,358,406号の第2〜6欄の26,26,26,27,27,27−F6 −1α,25−(OH)23の合成についての開示(ここに特に参考として入 れた)がある。 26,26,26,27,27,27−F6−1α,25−(OH)23の生 物学的活性および有効性も周知である。参考としてこの場合も米国特許第4,3 58,406号の第6〜8欄の26,26,26,27,27,27−F6−1 α,25−(OH)23の生物学的活性についての開示(参考として特に入れた )がある。米国特許第4,358,406号に開示され、ここに参考 として入れたデータからビタミンD不足動物のビタミンD応答システムで、26 ,26,26,27,27,27−F6−1,25−(OH)23が、ビタミン のホルモン形であり、最も生物学的に有効なビタミンD誘導体とこれまでみなさ れた1,25−(OH)23の活性の少なくとも10倍大きい活性を示すと結論 づけられる。 骨粗鬆症の治療での26,26,26,27,27,27−F6−1α,25 −(OH)23(以下『ST−630』と呼ぶ)の使用を含む臨床的研究は、次 の手順を含む: 1. 研究の設計 1.1 検査と測定のパラメータ 1)自覚的な症状 2)問診、聴診、打診 3)重大な徴候 血圧、心拍数、体温および呼吸数 4)ECG 5)実験室テスト (1)血液学 RBC、WBC、ヘモグロビン、血小板カウン ト、ヘマトクリット 識別(differential)WBC、網 状赤血球カウントおよびESR (2)血液生化学: 全タンパク質分画、BUN、クレアチン、全コ レステロール、中性脂肪、リン脂質、血清電解 質(Na、K、Cl、Ca、P、Mg)、Al −P、GOT、GPT、LDH、γ−GTP、 CPK、血液グルコース、HBs抗原/抗体*1 、梅毒についての血清学的テスト、活性化され た部分トロンボプラスチン時間*2およびプロト ロンビン時間*2 (3)尿検査: pH、潜在出血、タンパク質、グルコース、ビ リルビン、ウロビリノゲン、沈渣およびクレア チニンクリアランス(24時間法) 6)臨床的薬物学 (1)血清濃度: ST−630、Ca、P、MgおよびA1−P (2)尿排泄 ST−630、Ca、P、Mg、Na、K、ク レアチニン、c−AMP*3およびヒドロキシプ ロリン*3 *1:検査に先立ってのみ行なった。 *2:反復投与量の研究でのみ行なった。 *3:食事効果の研究と反復投与量の研究で行なっ た。 2.3.結果 2.3.1.血液生化学テスト 図1〜4に示すようにCa、PまたはMgに大きな変化は見られなかった。 2.3.2 電解質の尿排泄 2.0μgの投与量で、全尿Ca排泄と尿Ca/Cr比の増加が見られた。2 .0μgより下では、図5〜12に示されるように尿電解質の有意的な増加は見 られなかった。 2.3.3.要約 0.0125μg〜2.0μgの8つの等級の投与量を用いた。ST−630 の血清濃度を段階5(0.25μg/投与量)から求めた。血液生化学または血 清電解質で変化は見られなかった。2.0μgの投与量では、全尿Ca排泄と尿 Ca/Cr比での増加が見られた。 3.食事の影響の研究(図13を参照) 3.1.投与スケジュール 3.2.要約 ST−630の吸収への食事の影響を、2.0μgの投与量でクロスオーバー 法により調べた。図13に示すように、ST−630のAUC(血清濃度曲線の 下の面積)は、絶食状態での投与よりも食後投与でわずかに高かった。 4.反復投与量での研究(図14〜23参照) 4.1.投与スケジュール(食後投与) 4.3.要約 ST−630を、毎日1.0μgの投与量で7日間、食後投与した。血清Ca 濃度がわずかに上昇する傾向があったが、変化は正常な範囲内であった。尿Ca /Cr比は、投与の数とともに増加したが、投与の完了後にただちに対照値に戻 った。 5.1.要約 自覚的症状と客観的症状に関し、段階5(0.25μg)の1つの症例に頭痛 が見られ、単一投与量研究の段階1(0.0125μg)および段階8(2.0 μg)のそれぞれ1つの症例で赤血球沈降速度の増加が見られた。食事の影響の 研究または反復投与量の研究では、症状は見られなかった。 したがって、ST−630は、カルシウムの吸収を促進したが、高カルシウム 血症を起こさず、安全に関し注目すべき問題のないことを示した。ヒトへのST −630の有効性と毒性との間の『窓』または許容性はこのように比較的大きい 。 前記のデータから、26,26,26,27,27,27−F6−1α,25 −(OH)23がカルシウム代謝障害からもたらされるさまざまなヒトの病気に 罹患した患者へ長期ベースで投与されることが結論づけられる。例えば、腎臓の 骨ジストロフィー、上皮小体機能低下症、偽上皮小体機能低下症、低カルシウム 症、骨軟化症、ビタミンD不足くる病およびさまざまな形の骨粗鬆症例えば閉経 後骨粗鬆症、エストロゲン欠乏骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症もしくはステロイドに より誘発される骨粗鬆症などの病気が、ST−630により治療される。特に、 上記のデータは、26,26,26,27,27,27−F6−1α,25−( OH)23が下記に説明した方法と投与量とで投与されることを示している。 本発明の方法で用いられる26,26,26,27,27,27−F6−1α ,25−(OH)23は、滅菌非経口的溶液として注射もしくは静脈からまたは 経口投与の形式で消化管によりまたは経皮的にまたは座剤により容易に投与され る。26,26,26, 27,27,27−ヘキサフルオロ−1α,25−ジヒドロキシビタミンD3化 合物自体のまたはほかの1α−ヒドロキシル化ビタミンD化合物との組み合わせ での1日当たり約0.05μg〜約2.0μgの投与量が、ビタミンD様の活性 の特徴ある生理学的応答を得るのに有効であり、約0.1μg〜1.0μgの維 持量が少なくとも上記の期間、患者に毒性を誘発することなく適当である。 ヘキサフルオロ化合物の割合または組み合わせの中の各化合物の割合は、扱う 特定の病気の状態と望ましい応答の程度に依存する。ヘキサフルオロ化合物また はほかの1α−ヒドロキシル化ビタミンD化合物とのヘキサフルオロ化合物の組 み合わせの約2.0マイクログラム/日を越える量は、所望の結果を得るのに通 常必要ではなく、高カルシウム症をもたらすかもしれず、そして経済的に健全な 実施とはならないであろう。実際、より高い投与量は病気の状態の治療処置が望 ましい結果である場合に用いられ、より低い投与量は通常、予防的目的について 用いられ、いずれかの与えられた場合で投与された特定の投与量は、当業者に周 知の様に、投与される特定の化合物、治療される病気、被検者の状態および薬剤 の活性もしくは被検者の応答を変え得るほかの関連する医療的事実に従って調節 され得ることが理解される。通常、本分野で周知のように、一回とした毎日の投 与量または何回かに分けた毎日の投与量のいずれかが用いられよう。 化合物の投与形態は、本分野で周知の様に、化合物を無毒な薬学的に受け入れ られるキャリヤーと組み合わせて、即効配合物または遅放出配合物を作ることで 調製される。そのようなキャリヤーは、固体または液体でよく、例えば、コーン スターチ、ラクトース、シ ョ糖、落花生油、オリーブ油、ごま油、プロピレングリコールおよび水である。 固体のキャリヤーを用いるなら、本発明の化合物の投与の形式は、錠剤、カプセ ル、粉末、トローチまたはロゼンジである。液体キャリヤーが用いられるなら、 ソフトゼラチンカプセルまたはシロップまたは液体懸濁物、エマルジョンまたは 溶液が投与形式である。投与形式は、また、補助薬、例えば、防腐剤、安定剤、 湿潤剤、乳化剤、溶液化促進剤などを含んでいてもよい。これらは、また、ほか の治療学的に価値ある物質を含んでいてもよい。 投与量範囲が与えられているが、ホストに投与されるべき特定の投与量は、治 療される特定の病気の状態および特定の場合に求められる最終的な結果さらには そのような医学的薬剤の治療学的使用での当業者に公知のほかの因子に依存し得 ることが理解されるべきである。卵巣摘出されたラット(rate)モデル 9〜10か月令の雌のフィッシャーラット(Fisher rat)を卵巣摘 出し、0.45%のカルシウムおよび0.3%のリンを含むビタミンD−不足食 事を与えた。ラットには、この実験を通じて1週間に一度、151Uのビタミン D3を経口投与した。 手術の4週間後、ラットには、ST−630(30、100または300pモル /kg)または1α−ヒドロキシビタミンD3(100または300pモル/k g)を、23週間にわたり、1週間に3回経口投与した。 データは、血清カルシウムおよびリンのレベルがST−630または1α−ヒ ドロキシビタミンD3による治療により投与量に依存して増加したことを示す( 表1)。また、ST−630は、1α− ヒドロキシビタミンD3よりもより効果的に大腿骨の破壊荷重、灰重量および乾 量の減少を防いだ(表1)。 大腿骨の破壊荷重の増加と血清カルシウムレベルの増加との間の相関関係は、 それぞれの薬剤が血清カルシウムレベルの増加を同じレベルまで起こす投与量で ST−630が1α−ヒドロキシビタミンD3よりもより有効に骨の機械的強さ を増したことを示した(図24)。毒性 LD50データは、テストグループの50%の死をもたらす投与量を示す。雌の ラットでの単一(急性)投与量について、ST−630では14日でのLD50は 0.043mg/kgであり、1α−ヒドロキシビタミンD3では0.2mg/ kgであった。したがって、ST−630は、ラットで、1α−ヒドロキシビタ ミンD3よりも約5倍の毒性があるといえる。 長期投与に関して、一群6匹の雌ビーグル犬に、ST−630または1α−ヒ ドロキシビタミンD3の一方を0.3mg/kg、3か月にわたり毎日経口投与 した。3か月の終わりに、ST−630を投与したすべての6匹の犬は死亡し、 これに対し、1α−ヒドロキシビタミンD3を投与した6匹の犬のうち2匹だけ が死亡した。これらのデータは、ラットおよび犬で、ST−630が1α−ヒド ロキシビタミンD3よりもより毒性であるという結論を支持する。 典型的には、1μg/日が、1α−ヒドロキシビタミンD3のヒトへの投与に ついて用いられる安全な投与量である。ST−630が1α−ヒドロキシビタミ ンD3より5倍毒性であることを上記のLD50データが示すので、ST−630 の0.2μg/日がヒトへ の投与についての適当な上限投与量であろうと、ラットと犬における上記の毒性 データからは信じられる。その代わり、ST−630は、図2(0.5μg)、 図3(1μg)および図4(2μg)のデータに示されるように毒性の問題を伴 わずに、より大きい投与量でヒトに投与される。したがって、結果的な毒性の問 題を伴わないST−630の高い投与量を投与できる能力は、ST−630が骨 粗鬆症に対してより有効となることを意味する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV ,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SK,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.カルシウム代謝障害によりもたらされるヒトの病気を治療する方法であっ て、その病気の患者に26,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ− 1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロール化合物の約0.05μg〜約2 .0μgの量とした有効な毎日の投与量を投与することを含んでなる方法。 2.前記化合物が、無毒な薬学的に受け入れられるキャリヤーと組み合わせら れて、液体の形で投与される請求項1記載の方法。 3.前記化合物が、注射により投与される請求項2記載の方法。 4.前記化合物が、静脈投与される請求項2記載の方法。 5.前記化合物が、経口投与される請求項2記載の方法。 6.前記化合物が、無毒な薬学的に受け入れられるキャリヤーと組み合わせら れて、固体の形で投与される請求項1記載の方法。 7.前記化合物が、座剤により投与される請求項6記載の方法。 8.前記化合物が、経口投与される請求項6記載の方法。 9.前記病気が、腎臓の骨ジストロフィー、上皮小体機能低下症、偽上皮小体 機能低下症、低カルシウム症、骨軟化症、ビタミンD不足くる病、閉経後骨粗鬆 症、エストロゲン欠乏骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症およびステロイドにより誘発さ れる骨粗鬆症からなる群から選択される請求項1記載の方法。 10.カルシウム代謝障害によりもたらされるヒトの病気を治療する方法であ って、その病気の患者に26,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ −1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロール化合物の1日当たり約0.0 5μg〜約2.0μgの 量とした有効な治療投与量を投与し、その後、前記化合物の1日当たり約0.1 μg〜約1.0μgとした量の有効な維持量を投与することを含んでなる方法。 11.前記化合物が、無毒な薬学的に受け入れられるキャリヤーと組み合わせ られて、液体の形で投与される請求項10記載の方法。 12.前記化合物が、注射により投与される請求項11記載の方法。 13.前記化合物が、静脈投与される請求項11記載の方法。 14.前記化合物が、経口投与される請求項11記載の方法。 15.前記化合物が、無毒な薬学的に受け入れられるキャリヤーと組み合わせ られて、固体の形で投与される請求項10記載の方法。 16.前記化合物が、座剤により投与される請求項15記載の方法。 17.前記化合物が、経口投与される請求項15記載の方法。 18.前記病気が、腎臓の骨ジストロフィー、上皮小体機能低下症、偽上皮小 体機能低下症、低カルシウム症、骨軟化症、ビタミンD不足くる病、閉経後骨粗 鬆症、エストロゲン欠乏骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症およびステロイドにより誘発 される骨粗鬆症からなる群から選択される請求項10記載の方法。 19.前記有効な治療投与量が、最低限7日間、毎日投与される請求項10記 載の方法。 20.骨粗鬆症を治療する方法であって、骨粗鬆症の患者に26,26,26 ,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−1 α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロール化合物の約0.05μg〜約2. 0μgの量とした有効な毎日の投与量を最少で7日間投与することを含んでなる 方法。 21.その後、前記化合物の1日当たり約0.1μg〜約1.0μgとした量 の有効な維持量を最少で7日間投与する段階をさらに含む請求項20記載の方法 。
JP6519231A 1993-02-19 1994-02-18 カルシウム代謝障害の治療のための26,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−1アルファ,25−ジヒドロキシコレカルシフェロールの使用 Pending JPH08507073A (ja)

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