【発明の詳細な説明】
修飾された末端を有するアミノ酸及びペプチド
本出願は、1993年1月14日に出願された出願番号004,313の一部継続出
願である。
本発明は、生物学的に活性なアミノ酸及びペプチドに関する。更に詳しくは、
本発明は、修飾されたC末端及び修飾されたN末端を有する生物学的に活性なア
ミノ酸及びペプチドに関する。
従来、C末端又はN末端置換を有するある種のペプチド、タンパク質、及びジ
ペプチドが開示されてきた。MolineroらのPepetides(Giralt,etal.,eds.,pg
s.436-437(1990))は、N末端がラウロイル基で置換されたジペプチドを開示
している。このジペプチドは、抗菌活性と共に表面活性剤としての活性を有する
。抗菌活性は、バチルス・プミルス(Bacilluspumilus)、ミクロコッカス・ラ
テウス(Micrococcus lateus)、スタフィロコッカス・エピダーミディス(Stap hylococcus epidermidis
)、コリネバクテリウム・アグロピリ(Corynebacteriu magropyri
)、ミクロコッカス・アウランタレウス(Micrococcus aurantaleus)
、ストレプトコッカス・ファエカリス(Streptococcus faecalis)及びカンジダ
・アルビカンス(Candida albicans)に対して試験された。1991年6月12
日に出願された、共に係属中の米国特許出願第713,716号は、C末端置換を有す
る両親媒性のイオンチャネル形成性ペプチド又はタンパク質を開示している。こ
のC末端置換は、C末端エステル、C末端ヒドラジド、C末端ヒドロキシルアミ
ン、又はC末端アミドであることができる。
本発明の態様によれば、下記の構造式:
を有する化合物が提供される。AAは、アミノ酸又は2つ以上のアミノ酸の鎖か
らN末端とC末端を除く、アミノ酸又は2つ以上のアミノ酸の鎖である。R1は
、
水素又は1〜3個の炭素原子を有するアルキル基である。R2は、(i)1〜2
0個の炭素原子を有する、置換又は未置換の脂肪族(即ち、アルキル、アルケニ
ル、又はアルキニル)炭化水素、及び(ii)次式:
よりなる群から選択される。R4は、1〜4個の炭素原子を有する脂肪族炭化水
素である。R4は、置換されていても、又は未置換であってもよい。
R3は、(i)水素;(ii)次式:
(式中、R5は、水素又はニトロ基である);及び(iii)次式:
(式中、R6、R7、及びR8は、各々水素又はメチルである)よりなる群から選
択される。
1つの態様において、R1は、水素である。別の態様において、R1は、1〜8
個の炭素原子を有するアルキル基である。
別の態様において、R2は、アルキル基であり、好適には7〜16個の炭素原
子を有するアルキル基である。
更に別の態様において、R2は、次式:
(式中、R4は、1〜4個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素である)である。
好適には、R4は、アルケニル基であり、更に好適には、2〜4個の炭素原子を
有するアルケニル基であり、最も好適には、R4は、2個の炭素原子を有するア
ルケニル基である。
1つの態様において、R3は、水素である。別の態様において、R3は、次式:
である。
1つの態様において、R5は、水素であり、一方別の態様において、R5は、ニ
トロ基である。
更に別の実施態様において、R5は、次式:
である。
1つの態様において、R6、R7、及びR8は、各々水素である。別の態様にお
いて、R6、R7、及びR8は、各々メチルである。
化合物に含まれるアミノ酸残基は、当業者に公知のアミノ酸残基でもよい。こ
のような残基は、疎水性アミノ酸残基、塩基性親水性アミノ酸残基、及び中性親
水性アミノ酸残基を含むが、これらに限定されない。
疎水性アミノ酸は、Ala、Cys、Gly、Ile、Leu、Met、Ph
e、Pro、Trp、Tyr、Val、シクロヘキシルアラニン(Cha)、ノ
ルロイシン(Nle)、ノルバリン(Nva)、及びアミノ酪酸である。
塩基性親水性アミノ酸は、Lys、Arg、His、オルニチン(Orn)、
p−アミノフェニルアラニン、及び2,4−ジアミノ酪酸(Dbu)、及びホモ
アルギニン(Har)である。
中性親水性アミノ酸は、Asn、Gln、Ser、Thr、及びホモセリン(
Hse)である。
本発明の範囲内で、アミノ酸残基は、例えば、ハロゲン、アミノ基、アミジノ
基、又は次式:
(式中、R5は、上記と同義である)で示される基のような置換基を、カルボキ
シル又はアミノ末端以外の位置に有してもよい。例えば、フェニルアラニン残基
が使用される時に、フェニルアラニン残基は、フェニル基の1つ以上の位置を、
1つ以上の上記置換基で置換されていてよい。具体的な例として、フェニル基は
、パラ位をハロゲン原子(例えば、フッ素など)又はアミノ基で置換されていて
よい。
別の態様において、AAは、アミノ酸、又は少なくとも2個、かつ20個を超
えないアミノ酸の鎖であるが、ここでアミノ酸又はアミノ酸の鎖のC末端とN末
端は除かれる。
1つの態様において、グリシン残基でない1つ以上のアミノ酸残基は、D−ア
ミノ酸残基である。アミノ酸残基の各々がD−アミノ酸残基又はグリシン残基で
ある化合物は、腸内に見い出されるタンパク質加水分解酵素に対する耐性が増加
する。したがって経口投与されうる。
本発明のこのような化合物の代表的な例は、下記のものを含むが、これらに限
定されない:
1.[1−ニトロアミジノ−フェニルアラニル−12−ニトロアミジノ−フェニ
ルアラニル]−1,12−ジアミノドデカン
2.[1−ニトロアミジノ−フェニルアラニル−12−アミジノーフェニルアラ
ニル]−1,12−ジアミノドデカン
3.1,12−[ビス−N−α−アミジノ−フェニルアラニル]ジアミノドデカ
ン
4.1,12−[ビス−N−α−アミジノ−チロシル]ジアミノドデカン
5.[1−ニトロアミジノ−セリル-12−アミジノーセリル]−1,12−ジ
アミノドデカン
6.1,7−[ビス−N−α−アミジノ−フェニルアラニル]ジアミノヘプタン
7.1,7−[ビス−N−α−アミジノ−セリル]ジアミノヘプタン
8.1,12−[ジーアルギニル]ジアミノドデカン
9.1,12−[ジ−アルギニル−フェニルアラニル]ジアミノドデカン
10.1,12−[ジ−N−α−アミジノ−アルギニル−フェニルアラニル]ジ
アミノドデカン
11.1,12−[ビス−N−α−アミジノ−p−フルオロ−フェニルアラニル
]ジアミノドデカン
12.1,12−[ジ−B−アラニル−アルギニル−フェニルアラニル]ジアミ
ノドデカン
13.1,12−[ジ−(N−α−アミジノ−セリル)]ジアミノドデカン
14.1,12−[ジ−アミジノ−β−アラニル−アルギニル−フェニルアラニ
ル)]ジアミノドデカン
15.1−12,−[ジ−[Boc−γ−アミノブチリル−アルギニル−フェニ
ルアラニル)]ジアミノドデカン
16.1,12−[ジ−(Boc−アラニル−アルギニル−フェニルアラニル)
]ジアミノドデカン
17.1,12−[ジ−(γ−アミノブチリル−アルギニル−フェニルアラニル
)]ジアミノドデカン
18.1,12−[ジ(アラニル−アルギニル−フェニルアラニル)]ジアミノ
ドデカン
19.1,12−[ジ−(p−F−フェニルアラニル)]ジアミノドデカン
20.1,12−[ジ−(アルギニル−アルギニル−フェニルアラニル)]ジア
ミノドデカン
21.1,12−[ジ−(グルタミル−アルギニル−フェニルアラニル)]ジア
ミノドデカン
22.1,12−[ジ−フェニルアラニル−アルギニル)]ジアミノドデカン
23.1,2−[ジ−(アルギニル−フェニルアラニル−トレオニル−トレオニ
ル)]ジアミノエタン
24.4−(N−α−アミジノ−フェニルアラニル)−4’−フェニルアラニル
−ジアミノスチルベン
25.4,4’−[ジ−(アルギニル−フェニルアラニル)]ジアミノスチルベ
ン
上記化合物は、以後、本明細書中で、各々化合物1〜25として時に言及され
る。
本発明の別の態様によれば、下記の構造式:
を有する化合物が与えられる。
AAは、アミノ酸又は2つ以上のアミノ酸の鎖からN末端とc末端を除く、ア
ミノ酸又は2つ以上のアミノ酸の鎖である。R1は、水素又は1〜8個の炭素原
子を有するアルキル基である。R2は、(i)1〜20個の炭素原子を有する、
置換又は未置換の脂肪族炭化水素、及び(ii)次式:
(式中、R4は、1〜4個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素である)よりなる
群から選択される。R4は、置換されていても、又は未置換であってもよい。R3
は、(i)水素;(ii)次式:
(式中、R5は、水素又はニトロ基である);及び(iii)次式:
(式中、R6、R7、及びR8は、各々水素又はメチルである)よりなる群から選
択される。
1つの態様において、R1は、水素である。別の実施態様において、R1は、1
〜8個の炭素原子を有するアルキル基である。
好適な態様において、R2は、アルキル基であり、好適には7〜16個の炭素
原子を有するアルキル基である。
別の態様において、R2は、次式:
(式中、R4は、1〜4個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素である)である。
好適には、R4は、アルケニル基であり、更に好適には、2〜4個の炭素原子を
有するアルケニル基であり、最も好適には、R4は、2個の炭素原子を有するア
ルケニル基である。
1つの態様において、R3は、水素である。別の態様において、R3は、次式:
(式中、R5は、水素又はニトロ基である)である。
1つの態様において、R5は、水素であり、一方別の実施態様において、R5は
、ニトロ基である。
別の態様において、R3は、次式:
(式中、R6、R7、及びR8は、各々水素又はメチルである)である。
1つの態様において、R6、R7、及びR8は、各々水素である。別の態様にお
い
て、R6、R7、及びR8は、各々メチルである。
別の態様において、AAは、アミノ酸若しくは少なくとも2個でかつ20個を
超えないアミノ酸の鎖のC末端とN末端を除く、アミノ酸又は少なくとも2個で
かつ20個を超えないアミノ酸の鎖である。
化合物の一部をなすアミノ酸は、上述のものであってよい。アミノ酸残基は、
カルボキシル末端又はアミノ末端以外の位置で、上述のような置換基で置換され
ていてよい。1つの態様において、アミノ酸は、疎水性アミノ酸残基、好適には
フェニルアラニン残基である。アミノ酸残基がフェニルアラニン残基である時、
1つの態様において、化合物が下記の構造式:
(式中、R1、R2、及びR3は、上記と同義である)を有するように、このよう
な残基が更に修飾されてもよい。1つの態様において、R3は、水素であり、別
の態様において、R3は、次式:
(式中、R5は、上記と同義である)である。1つの実施態様において、R5は、
水素であり、一方別の実施態様において、R5は、ニトロ基である。
グリシン残基ではないアミノ酸残基の各々は、D−アミノ酸残基であってよい
。
上述の構造式を有する化合物の代表的な例は、下記のものを含む:
26.フェニルアラニル−ヘプチルアミド
27.N−α−アミジノ−フェニルアラニル−ヘプチルアミド
28.p−アミノ−フェニルアラニル−ヘプチルアミド
29.p−グアニル−N−α−アミジノ−フェニルアラニル−ヘプチルアミド
30.p−アミノ−N−α−アミジノ−フェニルアラニル−ヘプチルアミド
31.N−α−アミジノ−フェニルアラニル−ドデシルアミド
32.N−α−アミジノ−フェニルアラニル−ジオクチルアミド
33.N−α−アミジノ−フェニルアラニル−テトラデシルアミド
34.N−α−アミジノ−フェニルアラニル−ヘキサデシルアミド
35.アルギニル−フェニルアラニル−ジオクチルアミド
このような化合物は、以後、本明細書中で、各々化合物26〜35として時に
言及される。
本発明の別の態様により、宿主中の標的細胞、ウイルス、又はウイルス感染細
胞の増殖を阻害する方法が提供される。この方法は、下記の構造式:
を有する化合物を宿主に投与することからなる。
R1、R2及びR3は、上記と同義である。1つの態様において、R1は、水素で
ある。別の実施態様において、R3は、次式:
(式中、R5は、水素又はニトロ基である)である。1つの態様において、R5は
、水素であり、一方別の態様において、R5は、ニトロ基である。
本発明により投与されるこのような化合物の代表的な例は、1,12−[ビス
−グアニル]ジアミノドデカンであり、これは、下記の構造:
を有する。
この化合物は、以後、本明細書中で、化合物36として時に言及される。
一般に、このような化合物は、ジアミノアルカンから調製され、即ちこれを1
−メチル−3−トロ−1−ニトロソグアニジンと反応させて、ニトロ−グアニル
化生成物を水素化して、分取用HPLCで精製して所望の化合物を得る。
本発明の化合物は、宿主(例えば、ヒト又はヒトでない動物)に、標的細胞又
はウイルスの増殖を阻害するのに有効な量で投与される。こうして化合物は、例
えば、抗菌剤、抗ウイルス剤、抗細菌剤、抗腫瘍剤、抗寄生虫剤、殺精子剤とし
て使用され、また他の生物活性作用を示す。
本明細書で使用される「抗菌」という用語は、本発明の化合物が、細菌、真菌
、ウイルスなどのような微生物の成長又は増殖を阻害、防止、又は破壊すること
を意味する。
本明細書で使用される「抗細菌」という用語は、本発明に使用される化合物が
、化合物に接触した時の細菌の死又は成長若しくは増殖の破壊及び防止を含む、
細菌の正常な生物学的機能に対して悪影響を及ぼすことを意味する。
本明細書で使用される「抗生物質」という用語は、本発明に使用される化合物
が、化合物に接触した時の非宿主細胞、組織又は生物体の死又は成長若しくは増
殖の破壊及び防止を含む、非宿主細胞、組織又は生物体の正常な生物学的機能に
対して悪影響を及ぼすことを意味する。
本明細書で使用される「殺精子」という用語は、本発明に使用される化合物が
、精子の運動性を阻害、防止、又は破壊することを意味する。
本明細書で使用される「抗ウイルス」という用語は、本発明に使用される化合
物が、ウイルス、又はウイルス感染細胞の成長又は増殖を阻害、防止、又は破壊
することを意味する。
本明細書で使用される「抗腫瘍」という用語は、化合物が、癌性腫瘍を含む腫
瘍の増殖を阻害するか、又はこれを破壊することを意味する。
本明細書で使用される「抗寄生虫」という用語は、本発明に使用される化合物
が、寄生虫の成長又は増殖を阻害、防止、又は破壊することを意味する。
本発明の化合物は、グラム陽性及びグラム陰性細菌、真菌、原生動物などを含
む多くの微生物、並びに寄生虫に対して広い範囲の強力な抗生物質活性を有する
。本発明の化合物により、本化合物に感受性の生物体により引き起こされる微生
物感染を治療又は制御する方法を得ることができる。このような治療は、微生物
感染を受けやすい、又はこれに感染した、宿主生物体又は組織に、抗菌量の少な
くとも1つの本化合物を投与することからなる。
化合物の抗生物質、抗菌、抗ウイルス、及び抗細菌性のため、これらは微生物
又はウイルスの汚染を受けやすい物質の防腐剤又は滅菌剤又は殺菌剤としても使
用される。
この化合物は、増量剤、非毒性緩衝液、又は生理食塩水のような、非毒性の薬
剤担体又は賦形剤と組合せて投与される。このような薬剤組成物は、局所的に又
は全身的に使用され、液体、固体、半固体、注射可能な溶液、錠剤、軟膏剤、ロ
ーション剤、膏薬、カプセル剤などのような、任意の適切な形であってよい。本
発明の化合物を含有する組成物はまた、そのような組合せが、原生動物、ウイル
スなどを含む有害な微生物、並びに寄生虫により引き起こされる感染を制御する
のに必要であるか、又は有利であると思われる場合には、補助剤、プロテアーゼ
阻害剤、又は融和性の薬剤と組合せて使用される。
本発明の化合物は、宿主(特にヒト又はヒトでない動物)に、有効な抗生物質
及び/又は抗腫瘍及び/又は抗ウイルス及び/又は抗菌及び/又は抗細菌及び/
又は抗寄生虫及び/又は殺精子量で投与される。
用途により、本発明による組成物は、有効な抗菌量及び/又は有効な殺精子量
及び/又は有効な抗ウイルス量及び/又は有効な抗腫瘍量及び/又は有効な抗寄
生虫及び/又は有効な抗生物質量の、そのような活性を有する1つ以上の上述の
化合物を含有する。化合物は、標的細胞又はウイルス又はウイルス感染細胞への
化合物の直接投与により投与されるか、あるいは全身投与により間接的に投与さ
れる。
本発明の化合物はまた、宿主の創傷の治癒を促進又は刺激することに使用され
る。
本明細書で使用される「創傷治癒」という用語は、創傷治癒過程の種々の側面
を含む。
これらの側面は、創傷の縮小、結合組織の沈着の増加(例えば、創傷へのコラ
ーゲンの沈着の増加により証明される)、及び創傷の引張強さの増加(即ち、化
合物が創傷の破壊強度を増加させる)を含むが、これらに限定されない。本発明
の化合物はまた、免疫系を低下させるか又は危険にさらす情況により引き起こさ
れる創傷治癒の阻害を逆転させるために使用される。
本発明の化合物は、外傷性火傷の治療に、そして皮膚及び火傷の感染を治療及
び/又は防止するために使用される。具体的には、本化合物は、これらに限定さ
れないが、緑膿菌(P.aeruginosa)及び黄色ブドウ球菌(S.aureus)のような
生物体により引き起こされる皮膚及び火傷の感染を治療するために使用される。
本化合物はまた、眼の感染の防止又は治療に有用である。このような感染は、
これらに限定されないが、緑膿菌(P.aeruginosa)、黄色ブドウ球菌(S.aure us
)、及び淋菌(N.gonorrhoea)のような細菌、シー・アルビカンス(C.albi
cans
)及びエー・フミガツス(A.fumigatus)のような(これらに限定されない
)真菌、エー・カステラニ(A.castellani)のような(これに限定されない)
寄生虫、又はウイルスにより引き起こされる。
本化合物はまた、感染の起因生物体の被覆体、胞子、又は栄養体を殺すのに有
効である。このような生物体は、栄養体又は被覆体を形成するアカンサメーバ(Acanthamoeba
)、胞子を形成するシー・アルビカンス(C.albicans)、及びこ
れも胞子を形成するエー・フミガツス(A.fumigatus)を含むが、これらに限定
されない。
本化合物はまた、植物に、有効な抗菌又は抗ウイルス又は抗寄生虫量で、これ
らの微生物又はウイルス又は寄生虫の汚染を防止又は治療するために投与される
。
化合物は、局所用組成物に使用される時には、一般に少なくとも0.1重量%
の量で存在する。ほとんどの場合、2.0重量%より多量に化合物を使用する必
要はない。
このような組成物を全身的(筋肉内、静脈内、腹腔内)に使用する場合に、本
化合物は、化合物の血清レベルが少なくとも約5ug/mlに達するような量で存在
する。一般に、本化合物の血清レベルは、500ug/mlを超える必要はない。好
適な血清レベルは、約100ug/mlである。このような血清レベルは、全身に投
与される組成物中に1から約100mg/kgの用量で化合物を組み込むことにより
達成される。一般に、本化合物は、10mg/kgを超える用量で投与される必要は
ない。
修飾されたC末端及び修飾されたN末端を有する本発明の化合物は、上述の化
合物を与えるために、アミノ酸又はペプチドのC末端及びN末端を修飾するため
の、任意の許容される方法により調製されてよい。例えば、アミノ酸又はペプチ
ドは、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)の存在下でアルキル
アミンと反応して、C末端にアルキルアミドを有するアミノ酸又はペプチドを形
成する。このC末端が修飾されたアミノ酸又はペプチドは、次にグアニル基と反
応して、C末端にアルキルアミドとN末端にグアニル基を有するアミノ酸又はペ
プチドを形成する。しかし、本発明の範囲は、C末端又はN末端のいかなる具体
的な残基、あるいは化合物を調製するいかなる具体的な反応式にも限定されない
ことが理解されるべきである。
それらの修飾の前に、アミノ酸又はペプチド(2つ以上のアミノ酸を含む)は
、実質的に純粋な形で得られる。本発明によりペプチドを修飾しようとする時、
未修飾のペプチドは、自動ペプチド合成機で合成される。Journal of the Ameri can Chemical Society
,Vol.85,pgs.2149-54(1963)。遺伝子工学技術により
未修飾のペプチドを調製することも可能である。
従って、本発明の範囲中で、その修飾の前のペプチドをコードするDNAが提
供される。このようなDNAは、当業者に公知の方法により発現される。
別の態様により、本化合物は、上述の目的のための薬理学的性質を有するイオ
ンと組合せて使用される。
薬理学的性質を有するイオンは、標的細胞、ウイルス、又はウイルス感染細胞
に導入されると、標的細胞、ウイルス、又はウイルス感染細胞の増殖を阻害及び
/又は防止及び/又は破壊するものである。
このような薬理学的性質を有するイオンは、イオンチャネル形成性ペプチドの
不在下では、細胞又はウイルスに悪影響を与えるのに充分な量で、天然又は合成
の脂質膜(特に細胞膜)を通り抜けることができないものである。
化合物及び薬理学的性質を有するイオンは、単一の組成物又は分離した組成物
として投与され、そしてその単一又は分離した組成物は、化合物及び薬理学的性
質を有するイオンに加えて、追加の物質(活性物質及び/又は不活性物質)を含
む。使用される薬理学的性質を有するイオンの代表的な例として、フッ化物、過
酸化物、重炭酸、銀、亜鉛、水銀、砒素、銅、白金、アンチモン、金、タリウム
、ニッケル、セレン、ビスマス、及びカドミウムイオンがある。
本化合物及び薬理学的性質を有するイオンは、単一の組成物で投与又は調製さ
れても、あるいは分離した組成物で投与又は調製されても、標的細胞の増殖を阻
害及び/又は防止及び/又は破壊するのに有効な量で使用される。実際に、イオ
ンは本化合物の作用を増強し、即ち、その量のイオンは、標的細胞、ウイルス、
又はウイルス感染細胞の増殖を阻害する化合物の最小有効濃度を下げるのに有効
である。
薬理学的性質を有するイオンは、局所的に使用される時には、一般に0.05
%〜2.0%の濃度で使用される。全身的に使用される時には、イオンは一般に
宿主の重量に対して1〜10mg/kgで使用される。本化合物の用量は、上述の範
囲内にある。
本化合物及び薬理学的性質を有するイオンが、異なる剤型で送達又は投与され
うる、例えば、イオンは経口投与されるが、本化合物は静脈内(IV)又は腹腔
内(IP)投与されるということも理解されるべきである。
局所投与で化合物とイオンを投与する代表的な例として、本化合物は約1%(
重量/重量)までの量で投与され、イオンは約50mM(約0.1%)の量で送出
される。あるいは、フッ化ナトリウムのような塩の形のイオンが、本化合物の全
身投与と組合せて、経口投与される。例えば、本化合物は、10m当量/kgのイオ
ンの経口用量(特にフッ化ナトリウム)と組合せて、100μg/mlの血清用量(
10mg/kg)に達するようIV又はIP投与される。
別の実施態様により、本発明の化合物は、バシトラシン、グラミシジン、ポリ
ミキシン、バンコマイシン、テイコプラニン(teichoplanin)、アミノ配糖体、
シュードモン酸(pseudomonic acids)、セファロスポリン、ペネム系抗生物質
、疎水性抗生物質、ペニシリン、モノバクタム(monobactams)、又はこれらの
誘導体若しくは類似体よりなる群から選択される抗生物質と組合せて宿主に投与
される。
バシトラシン、グラミシジン、ポリミキシン、バンコマイシン、テイコプラニ
ン(teichoplanin)、及びこれらの誘導体と類似体は、ポリペプチド抗生物質の
グループである。好適なバシトラシンは、バシトラシンAである。
アミノ配糖体抗生物質は、トブラマイシン、カナマイシン、アミカシン、ゲン
タマイシン(例えば、ゲンタマイシンC1、ゲンタマイシンC2、ゲンタマイシン
C1a)、ネチルマイシン(netilmicin)、及びこれらの誘導体と類似体を含む。
好適なアミノ配糖体は、トブラマイシンとゲンタマイシンである。アミノ配糖体
、及び上述のバシトラシンは、親水性及び水溶性の傾向がある。
使用されるペニシリンは、ベンジルペニシリン、アンピシリン、メチシリン(
ジメトキシフェニルペニシリン)、チカリシリン(ticaricillin)、ペニシリン
V(フェノキシメチルペニシリン)、オキサシリン、クロキサシリン(cloxacil
lin)、ジクロキサシリン(dicloxacillin)、フルクロキサシリン(flucloxa
cillin)、アモキシシリン、及びアミジノシリンを含むが、これらに限定されな
い。使用される好適なペニシリンは、ベンジルペニシリンとアンピシリンである
。使用される好適なモノバクタムは、アズトレオナムである。
本発明に使用される疎水性抗生物質の代表的な例として、エリスロマイシン、
ロキシスロマイシン、クラリスロマイシン、など;エリスロマイシンの9−N−
アルキル誘導体;酢酸ミデカマイシン;アジスロマイシン(azithromycin);フ
ルリスロマイシン(flurithromycin);リファブチン(rifabutin);ロキタマ
イシン;TE−031(Taisho)として知られる6−O−メチルエリスロマイシ
ンA;リファペンチン(rifapentine);CGP−7040、CGP−5909
、CGP−279353(Ciba-Geigy)のようなベンズピペラジニルリファマイ
シン;A−62514(Abbott)として知られるマクロライド環のC11/C12位
に環状カルバミン酸が縮合したエリスロマイシンA誘導体;AC−7230(To
yo Jozo);ベンズオキサジノリファマイシン;ジフィシジン(difficidin);
ジリスロマイシン(dirithromycin);FCE−22250(Farmitalia)とし
て知られる3−N−ピペラジノメチルアジノメチルリファマイシンSV(3-N-p
iperdinomethylzaino methyl rifamycin SV);M−119−a(Kirin Brewery
);A−63075(Abbott)として知られる6−O−メチル−1−4”−O−
カルバモイルエリスロマイシン;CGP−27557及びCGP−2986(Cib
a-Geigy)のようなジアザビシクロアルキル側鎖を備える3−ホルミルリファマ
イシンSV−ヒドラゾン;及び3−O−アルファ−L−クラジノシル部分を有す
る16員マクロライド(例えば、3−O−アルファ−L−クラジノシルデエポキ
シロサラマイシン(3-O-alpha-L-cladinosyldeepoxy rosaramicin);チロシン
及びアシルデマイシノシルチロシン(acyl demycinosyl tylosins))がある。
上述のマクロライドに加えて、リファマイシン、カルベニシリン、及びナフシ
リン(nafcillin)も同様に使用される。
使用される他の抗生物質(疎水性か非疎水性にかかわらず)は、リンコマイシ
ンのような50−Sリボソーム阻害剤;クリンダマイシン;及びクロラムフェニ
コールなど;そしてミスタチン(mystatin)のような大きな脂質様ラクトン環を
有する抗生物質;ピマリシン(pimaricin)などである。
本化合物と抗生物質は、標的細胞の増殖を防止、破壊又は阻害するために、標
的細胞への直接投与、あるいは標的細胞を内包する宿主への全身又は局所投与に
より、投与される。本化合物と抗生物質の投与によりその増殖が防止、阻害、又
は破壊される標的細胞は、グラム陽性及びグラム陰性細菌並びに真菌細胞を含む
。
上述の抗生物質、又はその誘導体又は類似体は、局所的に使用される時には、
一般に約0.1%から約10%の濃度で使用される。全身的に使用される時には
、抗生物質又はその誘導体若しくは類似体は、一般に宿主の重量に対して1.2
5mgから約45mg/kg/日の量で使用される。化合物の用量は、上述の通りである
。
局所投与で本化合物と抗生物質を投与する代表的な例どして、本化合物は約0
.1%から約10%(重量/重量)の量で投与され、抗生物質は約0.1%から
約10%(重量/重量)の量で送出される。
別の態様により、本発明の化合物は抗寄生虫剤又は抗真菌剤と組合せて投与さ
れる。
使用される抗寄生虫剤は、抗原生動物剤を含むが、これに限定されない。使用
される具体的な抗寄生虫剤の例は、イセチオン酸ペンタミジン(pentamidine is
ethionate)、及びイセチオン酸プロパミジン(propamidine isethionate)(ブ
ロレン(Brolene))を含むが、これらに限定されない。
使用される抗真菌剤は、ケトコナゾールを含むが、これに限定されない。ある
種の抗寄生虫剤は、抗真菌活性をも有し、またある種の抗真菌剤は、抗寄生虫活
性をも有することも、理解されるべきである。
別の態様により、本発明の化合物は、複製している細菌DNAの個々のコイル
状鎖間の結合を形成することに関係している酵素である、DNAジャイレースを
阻害する抗生物質と組合せて投与される。このようにDNAジャイレースは、細
菌DNAの正常な複製のために必要であり、従って、DNAジャイレースを阻害
する抗生物質は、細菌DNAの正常な複製を阻害する。
DNAジャイレースを阻害する抗生物質の例は、ナリジキシン酸、オキソリン
酸(oxolinic acid)、シノキサシン、及びキノロン抗生物質(シプロフロキサ
シン、ノルフロキサシン、オフロキサシン、エノキサシン、ペフロキサシン(pe
floxacin)、ロメフロキサシン、フレロキサシン、トスルフロキサシン(tosulf
lo
xacin)、テマフロキサシン(temafloxacin)、及びルフロキサシン(rufloxaci
n)を含む)を含む。
別の態様により、本発明の化合物は、上述の目的のために、生物学的に活性な
両親媒性ペプチドと組合せて、又はイオンチャネル形成性タンパク質と組合せて
投与される。
本発明は更に下記の実施例に関して記載される;しかし、本発明の範囲は、こ
れらに限定されるべきでない。
実施例1 A.化合物1〜25、27、29、31、33、及び34の調製 方法(i)
N−α−tert−ブチルオキシカルボニル(Boc)アミノ酸をDMF又は
DMF/CH2Cl2(10ml/g)溶媒系の中に入れて、当量の1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール(HOBt)を添加し、混合物を氷塩温度浴(ice-salt tempe
rature bath)中で攪拌した。カップリング試薬である1−エチル−3−ジメチ
ルアミノプロピルカルボジイミド/HCl(当量)を添加して、約−15℃で2
0分間攪拌を続けた。この反応混合物に、アミノ成分(アルキルアミン又は適切
に保護されたアミノ酸として)を遊離塩基として添加して、室温で一晩攪拌を続
けた。元の容量の約半分まで溶媒を濃縮した後、反応混合物をNaHCO3の冷
攪拌溶液に注ぎ入れた。約30分間攪拌後、沈殿物を濾過し、水、次いで5%ク
エン酸、次に水で洗浄して、そして乾燥した。生成物の均一性を、異なる溶媒系
で薄層クロマトグラフィー(TLC)によりチェックした。方法(ii)
次にこの化合物を、トリフルオロ酢酸(TFA)又はCHCl3中の50%T
FA(10ml/g)で30分間処理して、Boc基を脱離させるために、減圧下で
約30℃で濃縮した。残渣をエーテルで処理し、濾過し、ニーテル、石油エーテ
ルで洗浄し、次に乾燥した。方法(iii) グアニル化
次に残渣を、反応の進行を薄層クロマトグラフィーにより追跡しながら、約5
5℃で数日間、1−メチル−3−ニトロ−1−ニトロソグアニジンで処理した。
減圧下で溶媒を除去して、エーテルで粉砕して、デカントした。次に残渣を水で
粉砕して、デカントした。ニトログアニル化生成物をある場合には精製して、抗
細菌活性をチェックした。粗生成物をCH3OH:酢酸:水(9:1:1)の混合
物に入れて、40psiで一晩10%のPd/C触媒(重量で0.5〜1.0当量
)の存在下で水素化した。触媒を濾過して、真空下で濃縮した。残渣をエーテル
で粉砕して、濾過し、エーテル、次いで石油エーテルで洗浄し、次に乾燥した。
逆相HPLC(C−18Dynamax、300A)により化合物を精製した。生成物
の均一性を、薄層クロマトグラフィーと質量分析によりチェックした。B.化合物26の調製
方法(i)と(ii)により、化合物26を調製した。
C.化合物28と29の調製
N−α−Boc−p−ベンジルオキシカルボニル(Z)アミノフェニルアラニ
ンをヘプチルアミンと反応させて、続いてHBr/ヒドロキシ酢酸塩で処理し、
中和することにより、化合物28を調製した。
方法(iii)により化合物15から、化合物29を調製した。D.化合物30の調製
フェニルアラニンを方法(i)に供した後、N−α−Boc−p−NH2(Z
)フェニルアラニンをヘプチルアミンと反応させて、次に生成物を方法(ii)と
(iii)に供することにより、化合物30を調製した。E.化合物32の調製
Boc−フェニルアラニンを、氷浴温度で、ビス−[塩化(2−オキソ−3−
オキサゾリジニル)ホスフィン]とトリエチルアミンで処理した。ジオクチルア
ミンを添加して、冷室中で一晩、次に室温でもう1日攪拌を続けた。溶媒を除去
して、残渣を酢酸エチルに入れ、0.5NのHCl、水、5%NaHCO3溶液
、水で抽出して、次に無水Na2SO4で乾燥した。溶媒を除去して、生成物を薄
層クロマトグラフィーにより性状解析した。
次に生成物を方法(ii)と(iii)により処理して、化合物32を得た。F.化合物35の調製
化合物32を方法(ii)により脱ブロック化して、BOC−アルギニン(NO2
)−OHとカップリングさせた。水素化分解した後、TFAで処理して、化合
物35を得た。G.化合物36の調製
反応の進行を薄層クロマトグラフィーにより追跡しながら、約55℃で数日間
、1,12−ジアミノドデカンを1−メチル−3−ニトロ−1−ニトロソグアニ
ジンと反応させた。減圧下で溶媒を除去して、エーテルで粉砕し、デカントした
。次に残渣を水で粉砕して、デカントした。ニトログアニル化生成物をある場合
には精製して、抗細菌活性をチェックした。粗生成物をCH3OH:酢酸:水(
9:1:1)の混合物に入れて、40psiで一晩10%のPd/C触媒(重量で
0.5〜1.0当量)の存在下で水素化した。触媒を濾過して、真空下で濃縮し
た。残渣をエーテルで粉砕して、濾過し、エーテル、次いで石油エーテルで洗浄
し、次に乾燥した。分取用HPLCにより化合物を精製して、目的の化合物を得
た。
実施例2
抗菌性の検定
抗菌性検定方法は、National Committee for Clinical Laboratory Standards
,Document M7-T2,Volume8,No.8,1988のガイドラインに基づいた。
化合物3、4、6、及び8〜12、26、27、29及び31〜36、また化
合物3−D、9−D、12−D(化合物3、9及び12の各アミノ酸残基がD−
アミノ酸残基である)の原溶液を、実施例1に上述したように、滅菌脱イオン蒸
留水中に512μg/mlの濃度で調製して、−70℃で保存した。
化合物1〜12、26〜36、及び3−D、9−D、及び12−Dの原修飾溶
液を、ウェル中の化合物の最終濃度が0.25、0.50、1、2、4、8、1
6、32、64、128、及び256μg/mlになるように、マイクロタイタープ
レートのウェルに、連続希釈(1:2)した。1〜5×105CFUs/mlの黄色ブド
ウ球菌(S.aureus)ATCC25923、大腸菌(E.coli)ATCC2592
2、緑膿菌(P.aeruginosa)ATCC27853、又はシー・アルビカンス(C
.albicans)のどれかを、mid-log培養液からの完全強度のミューラー・ヒント
ン肉汁(full strength Mueller Hinton broth)(BBL11443)でウエル
に添加した。接種物を分光測光法的に600nmで標準化して、コロニー数で確認
し
た。プレートを37℃で16〜20時間インキュベートして、化合物の最小阻止
濃度(MIC)を測定した。最小阻止濃度は、マイクロタイタープレート中の明
瞭なウェルを与えるアミノ酸又はペプチドの最低の濃度として定義される。
黄色ブドウ球菌(S.aureus)、緑膿菌(P.aeruginosa)、大腸菌(E.coli
)、及びシー・アルビカンス(C.albicans)に対する、化合物3、4、6、及
び8〜12、26、27、29、及び31〜36、及び3−D、9−D及び12
−Dの各々のMIC値を、下記の第I表に示す。
実施例3
実施例1に記載したように、化合物9−D、12−D、15、16、17及び
18を調製して、実施例2に示された測定方法により、第II表に示した種々の生
物体に対する最小阻止濃度について試験した。結果を下記の第II表に示す。
実施例4
実施例1に記載されたように化合物3−D、6、10、11、12及び14を
調製して、実施例2の測定方法により、種々の生物体に対する最小阻止濃度につ
いて試験した。結果を下記の第III表に示す。
実施例5
実施例1に記載されたように化合物3、4、9、及び36を調製して、実施例
2の測定方法により、第IV表に示された種々の生物体に対する最小阻止濃度につ
いて試験した。結果を下記の第IV表に示す。
実施例6
実施例1に記載されたように化合物19〜22、24、及び25を調製して、
実施例2の測定方法により、第V表に示された種々の生物体に対する最小阻止濃
度について試験した。結果を下記の第V表に示す。
本発明の化合物は、単独で投与されるか、あるいは上述のような抗生物質、又
は生物学的活性ペプチド若しくはタンパク質のような薬剤と組合せて投与される
場合にも、増量剤、非毒性緩衝液、若しくは生理食塩水のような非毒性薬剤担体
又は賦形剤と組合せて広い範囲の薬剤組成物に使用される。このような薬剤組成
物は、局所的に又は全身的に使用され、液体、固体、半固体、注射可能な溶液、
錠剤、軟膏剤、ローション剤、膏薬、カプセル剤などのような任意の適切な形で
あってよい。上述の化合物又は薬剤はまた、そのような組合せが、原生動物、ウ
イルス、寄生虫、真菌、などを含む有害な微生物により引き起こされる感染を制
御するのに好ましいか、又は有利であると思われる場合には、補助剤、プロテア
ーゼ阻害剤、又は融和性の薬剤と組合せて使用される。
本化合物は、宿主(特に動物)に、有効な抗生物質及び/又は抗腫瘍及び/又
は抗ウイルス及び/又は抗菌及び/又は殺精子及び/又は抗真菌及び/又は抗寄
生虫量で、あるいは宿主の創傷治癒を刺激するのに有効な量で投与される。本化
合物は、単独か、あるいは上述の抗生物質又はイオンチャネル形成性ペプチド若
しくはタンパク質と組合せて投与される。
本化合物が上述の薬剤と組合せて投与される時には、化合物と薬剤を分離した
形で投与することが可能である。例えば、薬剤は全身的に投与され、化合物は局
所的に投与される。
本化合物が局所的に投与される時には、水溶性賦形剤(この水溶性賦形剤は、
軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、膏薬などの形態である)と組合せて投与さ
れる。使用される水溶性賦形剤の例は、ポリエチレングリコールのようなグリコ
ール、ヒドロキシセルロース、及びKYゼリーを含むが、これらに限定されない
。水溶性賦形剤は、好適には油性物質を含まない。
本化合物はまた、上述のように、口腔内衛生のための経口組成物の形で、薬理
学的性質を有するイオンと組合せて投与される。このような組成物は、口腔内衛
生の目的で使用される種々多くの組成物と材料(これは、練り歯磨き、口腔洗浄
液、歯磨きゲル、及び歯磨き粉を含むが、これらに限定されない)に組み込まれ
る。従ってこのような組成物は、歯周病の治療若しくは防止に、歯垢の防止若し
くは低下に、及び/又は齲食の防止若しくは治療若しくは低下に使用される。本
化合物と毒性イオンは、齲食と歯周病に関係する、ストレプトコッカス・ミュー
タンツ(Streptococcus mutants)の増殖を阻害、防止、又は破壊するために使
用される。
上記の説明に照らして、本発明の多くの変更と変形が可能である;従って、特
定的に記載されたものでなく、添付した請求の範囲内で本発明は実施される。Detailed Description of the Invention
Amino acids and peptides with modified ends
This application is a partial continuation of application number 004,313 filed on January 14, 1993.
I wish.
The present invention relates to biologically active amino acids and peptides. For more details,
The present invention provides a biologically active agent having a modified C-terminus and a modified N-terminus.
It concerns mino acids and peptides.
Conventionally, certain peptides, proteins and di
Peptides have been disclosed. Molinero et al.Pepetides(Giralt, et al., Eds., Pg
s. 436-437 (1990) discloses a dipeptide having an N-terminal substituted with a lauroyl group.
are doing. This dipeptide has antibacterial activity as well as surfactant activity
. The antibacterial activity is Bacillus pumilus (Bacilluspumilus), Micrococcus la
Theus (Micrococcus lateus), Staphylococcus epidermidis (Stap hylococcus epidermidis
), Corynebacterium agropyri (Corynebacteriu magropyri
), Micrococcus aurantareus (Micrococcus aurantaleus)
, Streptococcus faecalis (Streptococcus faecalis) And Candida
・ Albicans (Candida albicans) Was tested against. June 12, 1991
Co-pending U.S. Patent Application No. 713,716, filed on Jan. 28, 1994, has a C-terminal substitution.
Disclosed are amphipathic ion channel forming peptides or proteins. This
C-terminal substitution of C-terminal ester, C-terminal hydrazide, C-terminal hydroxylamido
Or a C-terminal amide.
According to an aspect of the invention, the following structural formula:
A compound having is provided. Is AA an amino acid or a chain of two or more amino acids?
Is an amino acid or a chain of two or more amino acids excluding the N-terminal and C-terminal. R1Is
,
Hydrogen or an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms. R2Is (i) 1-2
Substituted or unsubstituted aliphatic having 0 carbon atoms (ie, alkyl, alkenyl
Or alkynyl) hydrocarbon, and (ii) the following formula:
Is selected from the group consisting of: RFourIs an aliphatic hydrocarbon having 1 to 4 carbon atoms
It is plain. RFourMay be substituted or unsubstituted.
R3Is (i) hydrogen; (ii) the following formula:
(In the formula, RFiveIs hydrogen or a nitro group); and (iii) the following formula:
(In the formula, R6, R7, And R8Are each hydrogen or methyl).
Selected.
In one embodiment, R1Is hydrogen. In another embodiment, R1Is 1-8
It is an alkyl group having 4 carbon atoms.
In another embodiment, R2Is an alkyl group, preferably 7 to 16 carbon atoms
It is an alkyl group having a child.
In yet another embodiment, R2Is the following formula:
(In the formula, RFourIs an aliphatic hydrocarbon having 1 to 4 carbon atoms).
Preferably RFourIs an alkenyl group, more preferably 2 to 4 carbon atoms.
An alkenyl group having, most preferably RFourIs an aryl having 2 carbon atoms
It is a lukenyl group.
In one embodiment, R3Is hydrogen. In another embodiment, R3Is the following formula:
Is.
In one embodiment, RFiveIs hydrogen, while in another embodiment, RFiveIs
It is a Toro group.
In yet another embodiment, RFiveIs the following formula:
Is.
In one embodiment, R6, R7, And R8Are each hydrogen. In another aspect
And R6, R7, And R8Are each methyl.
The amino acid residue contained in the compound may be an amino acid residue known to those skilled in the art. This
Residues such as are used for hydrophobic amino acid residues, basic hydrophilic amino acid residues, and neutral parent amino acid residues.
Including, but not limited to, aqueous amino acid residues.
Hydrophobic amino acids include Ala, Cys, Gly, Ile, Leu, Met, Ph
e, Pro, Trp, Tyr, Val, cyclohexylalanine (Cha), no
Leucine (Nle), norvaline (Nva), and aminobutyric acid.
Basic hydrophilic amino acids include Lys, Arg, His, ornithine (Orn),
p-aminophenylalanine, and 2,4-diaminobutyric acid (Dbu), and homo
Arginine (Har).
Neutral hydrophilic amino acids include Asn, Gln, Ser, Thr, and homoserine (
Hse).
Within the scope of the present invention, amino acid residues are, for example, halogens, amino groups, amidinos.
Group or the following formula:
(In the formula, RFiveHas the same meaning as above).
It may have a position other than the silyl or amino terminus. For example, phenylalanine residue
When is used, the phenylalanine residue has one or more positions on the phenyl group,
It may be substituted with one or more of the above substituents. As a specific example, the phenyl group is
Substituted at the para position with a halogen atom (eg, fluorine) or an amino group
Good.
In another embodiment, AA is an amino acid, or at least 2, and greater than 20.
A chain of amino acids that is not a
Edges are excluded.
In one embodiment, the one or more amino acid residues that are not glycine residues are D-amino acids.
It is a mino acid residue. Each of the amino acid residues is a D-amino acid residue or a glycine residue
Certain compounds have increased resistance to proteolytic enzymes found in the intestine
To do. Therefore, it can be administered orally.
Representative examples of such compounds of the invention include, but are not limited to:
Not determined:
1. [1-nitroamidino-phenylalanyl-12-nitroamidino-phenyl
Luaranyl] -1,12-diaminododecane
2. [1-Nitroamidino-phenylalanyl-12-amidinophenylara
Nyl] -1,12-diaminododecane
3.1,12- [bis-N-α-amidino-phenylalanyl] diaminododeca
The
4.1,12- [bis-N-α-amidino-tyrosyl] diaminododecane
5. [1-Nitroamidino-seryl-12-amidinoceryl] -1,12-di
Amino dodecane
6.1,7- [bis-N-α-amidino-phenylalanyl] diaminoheptane
7.1,7- [Bis-N-α-amidino-seryl] diaminoheptane
8.1,12- [Gearginyl] diaminododecane
9.1,12- [Di-arginyl-phenylalanyl] diaminododecane
10.1,12- [di-N-α-amidino-arginyl-phenylalanyl] di
Amino dodecane
11.1,12- [Bis-N-α-amidino-p-fluoro-phenylalanyl
] Diaminododecane
12.1,12- [di-B-alanyl-arginyl-phenylalanyl] diami
Nododecane
13.1,12- [Di- (N-α-amidino-seryl)] diaminododecane
14.1,12- [Di-amidino-β-alanyl-arginyl-phenylalani
Le)] Diaminododecane
15.1-12,-[Di- [Boc-γ-aminobutyryl-arginyl-phenyl]
Lualanyl)] Diaminododecane
16.1,12- [Di- (Boc-alanyl-arginyl-phenylalanyl)
] Diaminododecane
17.1,12- [Di- (γ-aminobutyryl-arginyl-phenylalanyl
)] Diaminododecane
18.1,12- [Di (alanyl-arginyl-phenylalanyl)] diamino
Dodecane
19.1,12- [di- (p-F-phenylalanyl)] diaminododecane
20.1,12- [di- (arginyl-arginyl-phenylalanyl)] dia
Minododecane
21.1,12- [di- (glutamyl-arginyl-phenylalanyl)] dia
Minododecane
22.1,12- [Di-phenylalanyl-arginyl)] diaminododecane
23.1,2- [di- (arginyl-phenylalanyl-threonyl-threoni
Le)] Diaminoethane
24.4- (N-α-amidino-phenylalanyl) -4'-phenylalanyl
-Diaminostilbene
25.4,4 '-[di- (arginyl-phenylalanyl)] diaminostilbe
The
The above compounds are hereinafter sometimes referred to herein as compounds 1-25, respectively.
It
According to another aspect of the invention, the following structural formula:
A compound having
AA is an amino acid or a chain of two or more amino acids, excluding the N-terminus and the c-terminus.
A mino acid or a chain of two or more amino acids. R1Is hydrogen or 1 to 8 carbon atoms
It is an alkyl group having a child. R2Has (i) 1 to 20 carbon atoms,
A substituted or unsubstituted aliphatic hydrocarbon, and (ii) the following formula:
(In the formula, RFourIs an aliphatic hydrocarbon having 1 to 4 carbon atoms)
Selected from the group. RFourMay be substituted or unsubstituted. R3
Is (i) hydrogen; (ii) the following formula:
(In the formula, RFiveIs hydrogen or a nitro group); and (iii) the following formula:
(In the formula, R6, R7, And R8Are each hydrogen or methyl).
Selected.
In one embodiment, R1Is hydrogen. In another embodiment, R1Is 1
~ Is an alkyl group having 8 carbon atoms.
In a preferred embodiment, R2Is an alkyl group, preferably 7 to 16 carbons
It is an alkyl group having an atom.
In another embodiment, R2Is the following formula:
(In the formula, RFourIs an aliphatic hydrocarbon having 1 to 4 carbon atoms).
Preferably RFourIs an alkenyl group, more preferably 2 to 4 carbon atoms.
An alkenyl group having, most preferably RFourIs an aryl having 2 carbon atoms
It is a lukenyl group.
In one embodiment, R3Is hydrogen. In another embodiment, R3Is the following formula:
(In the formula, RFiveIs hydrogen or a nitro group).
In one embodiment, RFiveIs hydrogen, while in another embodiment, RFiveIs
, A nitro group.
In another embodiment, R3Is the following formula:
(In the formula, R6, R7, And R8Are each hydrogen or methyl).
In one embodiment, R6, R7, And R8Are each hydrogen. In another aspect
I
And R6, R7, And R8Are each methyl.
In another embodiment AA is an amino acid or at least 2 and 20 amino acids.
Amino acids or at least 2 amino acids, excluding the C- and N-termini of amino acid chains
And it is a chain of no more than 20 amino acids.
The amino acids which form part of the compound may be those mentioned above. The amino acid residue is
Substituted with a substituent as described above at a position other than the carboxyl or amino terminus
You can stay. In one embodiment, the amino acid is a hydrophobic amino acid residue, preferably
It is a phenylalanine residue. When the amino acid residue is a phenylalanine residue,
In one embodiment, the compound has the structural formula:
(In the formula, R1, R2, And R3Is synonymous with the above)
Residues may be further modified. In one embodiment, R3Is hydrogen and another
In the embodiment of3Is the following formula:
(In the formula, RFiveIs synonymous with the above). In one embodiment, RFiveIs
Hydrogen, while in another embodiment, RFiveIs a nitro group.
Each amino acid residue that is not a glycine residue may be a D-amino acid residue
.
Representative examples of compounds having the above structural formula include:
26. Phenylalanyl-heptylamide
27. N-α-amidino-phenylalanyl-heptylamide
28. p-amino-phenylalanyl-heptylamide
29. p-guanyl-N-α-amidino-phenylalanyl-heptylamide
30. p-amino-N-α-amidino-phenylalanyl-heptylamide
31. N-α-amidino-phenylalanyl-dodecylamide
32. N-α-amidino-phenylalanyl-dioctylamide
33. N-α-amidino-phenylalanyl-tetradecylamide
34. N-α-amidino-phenylalanyl-hexadecylamide
35. Arginyl-phenylalanyl-dioctylamide
Such compounds are referred to hereafter as compounds 26-35, respectively, at times.
Mentioned.
According to another aspect of the invention, a target cell, virus, or viral infection cell in a host is
Methods for inhibiting the growth of vesicles are provided. This method has the following structural formula:
To a host.
R1, R2And R3Is synonymous with the above. In one embodiment, R1Is hydrogen
is there. In another embodiment, R3Is the following formula:
(In the formula, RFiveIs hydrogen or a nitro group). In one embodiment, RFiveIs
, Hydrogen, while in another embodiment, RFiveIs a nitro group.
Representative examples of such compounds administered according to the present invention are 1,12- [bis
-Guanyl] diaminododecane, which has the following structure:
Having.
This compound is sometimes referred to hereinafter as compound 36.
Generally, such compounds are prepared from diaminoalkanes, i.e.
-Methyl-3-tro-1-nitrosoguanidine to react with nitro-guanyl
The compound is hydrogenated and purified by preparative HPLC to give the desired compound.
The compounds of the present invention can be applied to target cells or target cells (eg humans or non-human animals).
Is administered in an amount effective to inhibit the growth of the virus. Thus the compound is an example
For example, antibacterial agents, antiviral agents, antibacterial agents, antitumor agents, antiparasitic agents, spermicide agents
It also has other bioactive effects.
As used herein, the term "antibacterial" means that the compounds of the present invention are bacteria, fungi.
Inhibiting, preventing or destroying the growth or proliferation of microorganisms such as
Means
The term "antibacterial" as used herein refers to a compound used in the present invention.
, Including the destruction and prevention of bacterial death or growth or proliferation when contacted with the compound,
Meaning that it has an adverse effect on the normal biological function of the bacterium.
The term "antibiotic" as used herein refers to a compound used in the present invention.
Kill or grow or multiply in non-host cells, tissues or organisms when exposed to the compound.
Normal biological function of non-host cells, tissues or organisms, including destruction and prevention of reproduction
It means to have an adverse effect.
As used herein, the term “spermicidal” refers to a compound used in the present invention.
, Means inhibiting, preventing or destroying sperm motility.
The term "antiviral" as used herein refers to a compound used in the present invention.
Thing inhibits, prevents or destroys the growth or proliferation of virus or virus-infected cells
Means to do.
As used herein, the term “anti-tumor” refers to a tumor in which the compound comprises a cancerous tumor.
It means to inhibit the growth of or destroy the ulcer.
As used herein, the term "antiparasitic" refers to a compound used in the present invention.
Means to inhibit, prevent, or destroy the growth or proliferation of parasites.
The compounds of the present invention include gram positive and gram negative bacteria, fungi, protozoa and the like.
Has a wide range of potent antibiotic activity against many microorganisms and parasites
. The compounds of the present invention cause microbiota caused by organisms susceptible to the compounds.
A method of treating or controlling a product infection can be obtained. Such treatment is
A host organism or tissue susceptible to or infected with a low infection has a low antimicrobial level.
It consists of administering at least one of the compounds.
Because of the compounds' antibiotic, antibacterial, antiviral, and antibacterial properties, they are microbial
Or used as a preservative or sterilizer or disinfectant for substances susceptible to virus contamination.
Used.
This compound is a nontoxic drug, such as a bulking agent, nontoxic buffer, or saline.
It is administered in combination with drug carriers or excipients. Such a pharmaceutical composition may be applied topically or
Is used systemically and can be liquids, solids, semi-solids, injectable solutions, tablets, ointments,
It may be in any suitable form such as a solution, salve, capsule or the like. Book
Compositions containing the compounds of the invention may also be formulated such that combinations such as protozoa, viruses
Controls infections caused by harmful microorganisms, including
Adjuvants, proteases, where necessary or considered advantageous
Used in combination with inhibitors or compatible agents.
The compounds of the present invention are effective antibiotics for the host, especially humans or non-human animals.
And / or antitumor and / or antiviral and / or antibacterial and / or antibacterial and / or
Alternatively, the antiparasitic and / or spermicidal dose is administered.
Depending on the application, the composition according to the invention may have an effective antibacterial and / or effective spermicidal amount.
And / or effective antiviral amount and / or effective antitumor amount and / or effective anti-tumor amount
A live worm and / or effective antibiotic amount of one or more of the above-mentioned compounds having such activity.
Contains a compound. The compound is applied to target cells or viruses or virus-infected cells
Administered by direct administration of the compound or indirectly by systemic administration
Be done.
The compounds of the invention are also used to promote or stimulate wound healing in a host.
It
The term "wound healing" as used herein refers to various aspects of the wound healing process.
including.
These aspects include shrinking the wound, increasing connective tissue deposition (eg,
And increased wound tensile strength (ie,
(Which increases the breaking strength of the wound), but is not limited to these. The present invention
Compounds are also caused by circumstances that reduce or compromise the immune system.
It is used to reverse the inhibition of wound healing.
The compounds of the present invention are useful in treating traumatic burns and in treating skin and burn infections.
And / or used to prevent. Specifically, the compound is not limited to these.
Pseudomonas aeruginosa (P. aeruginosa) And Staphylococcus aureus (S. aureus)like
Used to treat skin and burn infections caused by organisms.
The compounds are also useful in preventing or treating eye infections. Such infections
Pseudomonas aeruginosa (P. aeruginosa),Staphylococcus aureus(S. aure us
), And N. gonorrhoeae (N. gonorrhoea) Like bacteria, C. albicans (C. albi
cans
) And A. fumigatus (A. fumigatus) Like (but not limited to
) Fungus, A. castellani (A. castellani) Like (but not limited to)
Caused by parasites or viruses.
The compounds are also effective in killing the coat, spores, or trophozoites of the organism responsible for the infection.
It is effective. Such organisms are acanthameba (which form trophozoites or coatings).Acanthamoeba
), Spore-forming C. albicans (C. albicans), And this
A. fumigatus, which also forms spores (A. fumigatus) But not limited to
Not done.
The compounds are also effective on plants in an effective antibacterial or antiviral or antiparasitic amount.
Administered to prevent or treat contamination of these microorganisms or viruses or parasites
.
The compound, when used in a topical composition, will generally be at least 0.1% by weight.
Present in an amount of. In most cases it is necessary to use more than 2.0% by weight of the compound.
It doesn't matter.
When using such a composition systemically (intramuscularly, intravenously, intraperitoneally),
The compound is present in an amount such that the serum level of the compound reaches at least about 5 ug / ml.
To do. Generally, serum levels of the compound need not exceed 500 ug / ml. Good
A suitable serum level is about 100 ug / ml. Such serum levels are cast throughout the body.
By incorporating the compound in a given composition at a dose of 1 to about 100 mg / kg
Achieved. Generally, the compound need not be administered at a dose above 10 mg / kg.
Absent.
The compounds of the present invention having a modified C-terminus and a modified N-terminus have the formula
To modify the C- and N-termini of amino acids or peptides to give compounds
It may be prepared by any acceptable method. For example, amino acid or pepti
Is an alkyl in the presence of 1,3-dicyclohexylcarbodiimide (DCC).
Reacts with amines to form amino acids or peptides with alkylamides at the C-terminus
To achieve. This C-terminal modified amino acid or peptide then reacts with the guanyl group.
Accordingly, an amino acid or peptide having an alkylamide at the C-terminus and a guanyl group at the N-terminus is used.
Form a peptide. However, the scope of the invention is not limited to any specific C-terminal or N-terminal
Specific residue or any specific reaction scheme for preparing the compound
It should be understood.
Prior to their modification, the amino acid or peptide (containing two or more amino acids)
, Obtained in a substantially pure form. When modifying a peptide according to the present invention,
Unmodified peptides are synthesized on an automated peptide synthesizer.Journal of the Ameri can Chemical Society
, Vol.85, pgs.2149-54 (1963). By genetic engineering technology
It is also possible to prepare unmodified peptides.
Therefore, within the scope of the present invention, DNA encoding the peptide before its modification is proposed.
Provided. Such DNA is expressed by methods known to those skilled in the art.
According to another aspect, the compound is an iodine having pharmacological properties for the purposes described above.
Used in combination with
Ions having pharmacological properties are targeted cells, viruses, or virus-infected cells.
Of the target cells, viruses, or virus-infected cells are inhibited and
And / or prevent and / or destroy.
An ion having such pharmacological properties is an ion channel-forming peptide.
In the absence, natural or synthetic, in an amount sufficient to adversely affect the cell or virus.
It cannot pass through the lipid membrane (particularly the cell membrane).
Compounds and ions having pharmacological properties may be used in a single composition or in separate compositions.
As a single and separate composition of the compound and pharmacological properties
In addition to quality ions, it contains additional substances (active and / or inactive substances)
Mu. Typical examples of the ions having pharmacological properties to be used include fluorides and peroxides.
Oxide, bicarbonate, silver, zinc, mercury, arsenic, copper, platinum, antimony, gold, thallium
, Nickel, selenium, bismuth, and cadmium ions.
The compound and the ion having pharmacological properties are administered or prepared in a single composition.
Solution, or administered or prepared in separate compositions, inhibits the growth of target cells.
Used in an amount effective to harm and / or prevent and / or destroy. In fact, Io
Enhances the action of the compound, that is, its amount of ions is
Or effective in reducing the minimum effective concentration of compounds that inhibit the growth of virus-infected cells
Is.
Ions with pharmacological properties, when used topically, generally have a concentration of 0.05
Used at a concentration of% -2.0%. When used systemically, ions are generally
Used at 1-10 mg / kg based on the weight of the host. The dose of the compound is in the above range.
It is in the enclosure.
The compound and the ion having pharmacological properties are delivered or administered in different dosage forms.
, For example, the ions are administered orally, while the compound is administered intravenously (IV) or intraperitoneally.
It should also be understood that it is administered intraperitoneally (IP).
As a typical example of administering the compound and ions by topical administration, the compound is approximately 1% (
(Weight / weight) and ion is delivered in an amount of about 50 mM (about 0.1%)
To be done. Alternatively, ions in the form of salts, such as sodium fluoride, may form
Orally administered in combination with body administration. For example, the compound is 10 meq / kg
Serum dose of 100 μg / ml (especially sodium fluoride)
IV or IP to reach 10 mg / kg).
According to another embodiment, the compounds of the present invention include bacitracin, gramicidin, poly
Mixins, vancomycin, teicoplanin, aminoglycosides,
Pseudomonic acids, cephalosporins, penem antibiotics
, Hydrophobic antibiotics, penicillins, monobactams, or these
Administration to host in combination with antibiotics selected from the group consisting of derivatives or analogues
To be done.
Bacitracin, gramicidin, polymyxin, vancomycin, teicoplani
Teichoplanin, and its derivatives and analogs
It is a group. A preferred bacitracin is bacitracin A.
Aminoglycoside antibiotics include tobramycin, kanamycin, amikacin, gen
Tamycin (eg gentamicin C1, Gentamicin C2, Gentamicin
C1a), Netilmicin, and their derivatives and analogs.
The preferred aminoglycosides are tobramycin and gentamicin. Aminoglycoside
, And bacitracin described above tend to be hydrophilic and water-soluble.
The penicillins used are benzylpenicillin, ampicillin, methicillin (
Dimethoxyphenylpenicillin), ticaricillin, penicillin
V (phenoxymethylpenicillin), oxacillin, cloxacillin
lin), dicloxacillin, flucloxacillin
cillin), amoxicillin, and amidinocillin, but are not limited to these.
Yes. The preferred penicillins used are benzylpenicillin and ampicillin.
. The preferred monobactam used is aztreonam.
As a typical example of the hydrophobic antibiotic used in the present invention, erythromycin,
Roxithromycin, clarithromycin, etc .; 9-N- of erythromycin
Alkyl derivatives; Midecamycin acetate; Azithromycin;
Flurithromycin; rifabutin; rokitatama
Isine; 6-O-methylerythromysis known as TE-031 (Taisho)
A; rifapentine; CGP-7040, CGP-5909
, Benzpiperazinyl rifamai such as CGP-279353 (Ciba-Geigy)
Syn; C of the macrolide ring known as A-62514 (Abbott)11/ C12Rank
Erythromycin A derivative in which cyclic carbamic acid is condensed with AC-7230 (To
yo Jozo); Benzoxazinorifamycin; difficidin;
Dilithromycin; FCE-22250 (Farmitalia)
Known as 3-N-piperazinomethylazinomethylrifamycin SV (3-N-p
iperdinomethylzaino methyl rifamycin SV); M-119-a (Kirin Brewery
); 6-O-methyl-1-4 ″ -O— known as A-63075 (Abbott)
Carbamoyl erythromycin; CGP-27557 and CGP-2986 (Cib
a-Geigy) 3-formyl rifama with diazabicycloalkyl side chains
Isin SV-hydrazone; and having a 3-O-alpha-L-cladinosyl moiety
16-membered macrolide (eg, 3-O-alpha-L-cladinosyldeepoxy)
Silosalamycin (3-O-alpha-L-cladinosyldeepoxy rosaramicin); tyrosine
And acyl demycinosyl tylosins).
In addition to the above macrolides, rifamycin, carbenicillin, and naphthi
Nafcillin is used as well.
Other antibiotics used (whether hydrophobic or non-hydrophobic) are Lincomicus.
50-S ribosome inhibitors such as clindamycin; and chlorampheni
Cole, etc .; and a large lipid-like lactone ring such as mystatin
Antibiotics that have; pimaricin and the like.
The compounds and antibiotics are standard compounds to prevent, destroy or inhibit the growth of target cells.
Direct administration to target cells, or systemic or local administration to a host containing target cells
More administered. Administration of this compound and antibiotics prevents, inhibits, or
Target cells that are destroyed include Gram-positive and Gram-negative bacterial and fungal cells
.
The above mentioned antibiotics, or their derivatives or analogues, when used topically,
Generally, a concentration of about 0.1% to about 10% is used. When used systemically
, Antibiotics or their derivatives or analogues are generally 1.2% by weight of the host.
Used in amounts of 5 mg to about 45 mg / kg / day. Compound doses are as described above
.
As a typical example of administering the compound and antibiotics by topical administration, the compound is about 0
. It is administered in an amount of 1% to about 10% (w / w), and antibiotics from about 0.1%
Delivered in an amount of about 10% (weight / weight).
According to another aspect, the compounds of the invention are administered in combination with an antiparasitic or antifungal agent.
Be done.
Antiparasitic agents used include, but are not limited to, protozoal agents. use
An example of a specific antiparasitic agent used is pentamidine isethionate.
ethionate), and propamidine isethionate
Including, but not limited to, Loren (Brolene).
Antifungal agents used include, but are not limited to, ketoconazole. is there
Certain antiparasitic agents also have antifungal activity, and some antifungal agents also have antiparasitic activity.
It should also be understood that it also has sex.
According to another aspect, the compound of the invention comprises individual coils of replicating bacterial DNA.
DNA gyrase, an enzyme involved in the formation of bonds between strands
Administered in combination with an inhibiting antibiotic. In this way, DNA gyrase is
Required for normal replication of fungal DNA and thus inhibits DNA gyrase
Antibiotics inhibit the normal replication of bacterial DNA.
Examples of antibiotics that inhibit DNA gyrase are nalidixic acid, oxolin
Oxolinic acid, sinoxacin, and quinolone antibiotics (ciprofloxacin)
Syn, norfloxacin, ofloxacin, enoxacin, pefloxacin (pe
floxacin), lomefloxacin, fleroxacin, tosulfoxacin
lo
xacin), temafloxacin, and rufloxaci
n) is included).
According to another aspect, the compounds according to the invention are biologically active for the purposes mentioned above.
In combination with an amphipathic peptide or in combination with an ion channel forming protein
Is administered.
The invention is further described with reference to the following examples; however, the scope of the invention is
It should not be limited to them.
Example 1 A. Preparation of Compounds 1-25, 27, 29, 31, 33, and 34 Method (i)
N-α-tert-butyloxycarbonyl (Boc) amino acid was added to DMF or
DMF / CH2Cl2(10 ml / g) in a solvent system and add an equivalent amount of 1-hydroxybenzene
Nzotriazole (HOBt) was added and the mixture was added to an ice-salt temperature bath.
stirred in a rature bath). 1-Ethyl-3-dimethyl, a coupling reagent
Add luaminopropyl carbodiimide / HCl (eq.) And add 2 at about -15 ° C.
Stirring was continued for 0 minutes. The reaction mixture is charged with the amino component (alkylamine or suitable
As a free base) and continue stirring overnight at room temperature.
I did. After concentrating the solvent to about half its original volume, the reaction mixture was washed with NaHCO 3.3Cold
Poured into stirred solution. After stirring for about 30 minutes, the precipitate was filtered, washed with water, then 5%
Wash with enoic acid, then water and dry. Product uniformity in different solvent systems
Checked by thin layer chromatography (TLC).Method (ii)
This compound is then treated with trifluoroacetic acid (TFA) or CHCl.350% T in
Treatment with FA (10 ml / g) for 30 minutes, under reduced pressure to eliminate the Boc group
Concentrated at about 30 ° C. The residue is treated with ether, filtered and washed with Neitel, petroleum ether.
And then dried.Method (iii) Guanylation
The residue was then allowed to reach approximately 5% with the progress of the reaction being monitored by thin layer chromatography.
Treatment with 1-methyl-3-nitro-1-nitrosoguanidine at 5 ° C. for several days.
The solvent was removed under reduced pressure, triturated with ether and decanted. Then the residue with water
Crushed and decanted. The nitroguanylated product, if any, should be purified to
Checked for bacterial activity. CH the crude product3Mixing OH: acetic acid: water (9: 1: 1)
10% Pd / C catalyst (0.5-1.0 eq by weight) at 40 psi overnight.
) In the presence of The catalyst was filtered and concentrated under vacuum. The residue is ether
Triturated with water, filtered, washed with ether then petroleum ether and then dried.
The compound was purified by reverse phase HPLC (C-18 Dynamax, 300A). Product
Was checked by thin layer chromatography and mass spectrometry.B. Preparation of compound 26
Compound 26 was prepared by methods (i) and (ii).
C. Preparation of compounds 28 and 29
N-α-Boc-p-benzyloxycarbonyl (Z) aminophenylalani
Reaction with heptylamine followed by treatment with HBr / hydroxyacetate,
Compound 28 was prepared by neutralizing.
Compound 29 was prepared from compound 15 by the method (iii).D. Preparation of compound 30
After subjecting phenylalanine to method (i), N-α-Boc-p-NH2(Z
) Phenylalanine is reacted with heptylamine and the product is then treated with method (ii).
Compound 30 was prepared by subjecting to (iii).E. FIG. Preparation of compound 32
Boc-phenylalanine was added to bis- [chloride (2-oxo-3-) at ice bath temperature.
Oxazolidinyl) phosphine] and triethylamine. Dioctyl lure
Min was added and stirring was continued overnight in the cold room, then at room temperature for another day. Remove solvent
Then put the residue in ethyl acetate and add 0.5N HCl, water, 5% NaHCO 3.3solution
, Extracted with water, then anhydrous Na2SOFourDried in. Remove solvent to dilute product
The properties were analyzed by layer chromatography.
The product was then treated by methods (ii) and (iii) to give compound 32.F. Preparation of compound 35
Compound 32 was deblocked by method (ii) to give BOC-arginine (NO2
) -OH. After hydrocracking, treat with TFA to combine
Item 35 was obtained.G. Preparation of compound 36
While following the progress of the reaction by thin layer chromatography, at about 55 ° C for several days
1,12-diaminododecane as 1-methyl-3-nitro-1-nitrosoguanine
Reacted with gin. Removed solvent under reduced pressure, triturated with ether and decanted
. The residue was then triturated with water and decanted. If you have nitroguanylated products
It was purified and checked for antibacterial activity. CH the crude product3OH: acetic acid: water (
9: 1: 1) and 10% Pd / C catalyst (by weight) at 40 psi overnight.
Hydrogenated in the presence of 0.5-1.0 equivalents). Filter the catalyst and concentrate under vacuum
It was Triturate the residue with ether, filter and wash with ether then petroleum ether.
And then dried. Purify the compound by preparative HPLC to obtain the desired compound.
It was
Example 2
Antibacterial test
Antibacterial assay method is based on National Committee for Clinical Laboratory Standards
, Document M7-T2, Volume8, No. Based on the guidelines of 8,1988.
Compounds 3, 4, 6 and 8-12, 26, 27, 29 and 31-36, and
Compound 3-D, 9-D, 12-D (each amino acid residue of compounds 3, 9 and 12 is D-
The stock solution of amino acid residues) is sterile deionized steam as described above in Example 1.
It was prepared in distilled water at a concentration of 512 μg / ml and stored at -70 ° C.
Compounds 1-12, 26-36, and 3-D, 9-D, and 12-D
The solution is diluted to a final concentration of compound in the wells of 0.25, 0.50, 1, 2, 4, 8, 1, 1.
Microtiter plates at 6, 32, 64, 128, and 256 μg / ml
Rate wells were serially diluted (1: 2). 1-5 × 10FiveCFUs / ml yellow bud
Cocci (S. aureus) ATCC 25923, E. coli (E. coli) ATCC2592
2, Pseudomonas aeruginosa (P. aeruginosa) ATCC27853 or C. albicans (C
.albicans) Is a full-strength Mueller hint from a mid-log culture
Well with full strength Mueller Hinton broth (BBL11443)
Was added to. Inoculum is spectrophotometrically standardized at 600 nm and confirmed by colony count
Shi
It was Incubate the plate at 37 ° C for 16-20 hours to minimize compound inhibition
The concentration (MIC) was measured. The minimum inhibitory concentration is the light level in the microtiter plate.
It is defined as the lowest concentration of amino acid or peptide that gives a clear well.
Staphylococcus aureus(S. aureus), Pseudomonas aeruginosa (P. aeruginosa), E. coli (E. coli
), And C. albicans (C. albicans) To compounds 3, 4, 6, and
8-12, 26, 27, 29, and 31-36, and 3-D, 9-D, and 12
The MIC values for each of -D are shown in Table I below.
Example 3
As described in Example 1, compounds 9-D, 12-D, 15, 16, 17 and
18 was prepared according to the measuring method shown in Example 2, and various raw materials shown in Table II were prepared.
The minimum inhibitory concentration for the object was tested. The results are shown in Table II below.
Example 4
Compounds 3-D, 6, 10, 11, 12 and 14 were prepared as described in Example 1.
Once prepared, the assay method of Example 2 was used to determine the minimum inhibitory concentration for various organisms.
I tested it. The results are shown in Table III below.
Example 5
Compounds 3, 4, 9, and 36 were prepared as described in Example 1 to give the
The minimum inhibitory concentration for various organisms shown in Table IV was
I tested it. The results are shown in Table IV below.
Example 6
Compounds 19-22, 24, and 25 were prepared as described in Example 1,
According to the measuring method of Example 2, the minimum inhibition concentration for various organisms shown in Table V is shown.
Tested for degree. The results are shown in Table V below.
The compounds of the present invention may be administered alone or with antibiotics as described above, or
Is administered in combination with drugs such as biologically active peptides or proteins
In some cases, nontoxic drug carriers such as bulking agents, nontoxic buffers, or saline.
Alternatively, it is used in a wide range of pharmaceutical compositions in combination with excipients. Such a drug composition
The substance is used locally or systemically and is a liquid, solid, semi-solid, injectable solution,
In any suitable form such as tablets, ointments, lotions, salves, capsules etc.
You can The compounds or agents mentioned above can also be used in combination with protozoa,
Controls infections caused by harmful microorganisms, including viruses, parasites, fungi, etc.
Where it is desirable or advantageous to control, supplements, proteas
It is used in combination with a protease inhibitor or a compatible drug.
The present compound is effective for a host (particularly an animal) as an effective antibiotic and / or antitumor and / or
Is antiviral and / or antibacterial and / or spermicidal and / or antifungal and / or
It is administered in a protozoal amount or in an amount effective to stimulate wound healing in the host. Realization
The compounds may be used alone or in the above antibiotics or ion channel-forming peptides.
Preferably administered in combination with protein.
When the compound is administered in combination with the above drug, the compound and drug are separated.
It can be administered in the form. For example, the drug is administered systemically and the compound is administered locally.
Administered locally.
When the compound is administered topically, a water soluble excipient (the water soluble excipient is
In the form of ointments, creams, lotions, salves, etc.)
Be done. Examples of water-soluble excipients used are glycols such as polyethylene glycol.
Including, but not limited to, glycerol, hydroxycellulose, and KY jelly.
. The water-soluble excipient is preferably free of oily substances.
The compound may also be used in the form of an oral composition for oral hygiene, as described above, to
Administered in combination with an ion having a biological property. Such compositions are
Many different compositions and materials used for raw purposes, which include toothpaste, mouthwash
Liquid, toothpaste gel, and toothpaste, including but not limited to
It Therefore, such a composition is useful for treating or preventing periodontal disease and for preventing or preventing plaque.
Or for the prevention or treatment or reduction of dental caries. Book
Compounds and Toxic Ions Are Associated with Caries and Periodontal Disease in Streptococcus mu
Tanz (Streptococcus mutants) Growth inhibition, prevention, or destruction.
Used.
Many modifications and variations of the present invention are possible in light of the above description;
It is intended that the present invention be practiced within the scope of the appended claims rather than those explicitly set forth.
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(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
A61K 31/165 ADZ 9455−4C
38/00 ADY
C07C 237/22 9547−4H
279/10 9451−4H
279/12 9451−4H
279/18 9451−4H
279/34 9451−4H
C07K 5/023
5/027
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5/09 8318−4H
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