JP3387948B2 - Novel phenylalanine derivative or salt thereof - Google Patents

Novel phenylalanine derivative or salt thereof

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JP3387948B2
JP3387948B2 JP35074092A JP35074092A JP3387948B2 JP 3387948 B2 JP3387948 B2 JP 3387948B2 JP 35074092 A JP35074092 A JP 35074092A JP 35074092 A JP35074092 A JP 35074092A JP 3387948 B2 JP3387948 B2 JP 3387948B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、アシル−補酵素A:コ
レステロールアシル転移酵素(ACAT)阻害作用を有
する新規なフェニルアラニン誘導体またはその塩に関す
る。 【0002】 【従来の技術】アシル−補酵素A:コレステロールアシ
ル転位酵素を阻害することにより、食事由来のコレステ
ロールおよび肝臓から排泄されたコレステロールの腸管
からの吸収および再吸収を抑制し、血中コレステロール
を低下させることができ、また、マクロファージの泡沫
化を抑制し、動脈壁におけるコレステロールエステルの
蓄積および貯蔵を減少させ、アテローム性動脈硬化病変
の形成あるいは進展を抑制することができる。したがっ
て、アシル−補酵素A:コレステロールアシル転位酵素
を阻害する物質は、脂質低下作用と同時に動脈硬化症の
関連する諸疾患、たとえば、一過性虚血発作、狭心症、
心筋梗塞、末梢性血栓および閉塞などの予防、治療に有
用であるとの考えからアシル−補酵素A:コレステロー
ルアシル転位酵素の阻害剤の研究が行われている[ザ・
リピッド(The Lipid)、第2巻、第1号、第43-54頁(1991
年)など]。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アシ
ル−補酵素A:コレステロールアシル転位酵素の阻害作
用を有する新規な化合物を提供することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】かかる状況下、本発明者
らは鋭意研究の結果、一般式[1] 【化4】 「式中、R1は、置換されていてもよいアルアルキルオ
キシ、アリールアミノまたはアルケニル基を;R2は、
置換されていてもよいアルキル基を;およびAは、式、 【化5】 または式、 【化6】 (式中、R3は、置換されていてもよいアリール基を示
す。)を、それぞれ示す。」で表されるフェニルアラニ
ン誘導体またはその塩が、顕著なアシル−補酵素A:コ
レステロールアシル転位酵素の阻害作用を有することを
見出し、本発明を完成させた。 【0005】つぎに、本発明を詳細に説明する。なお、
本明細書において特にことわらない限り、ハロゲン原子
とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原
子を;アルキル基とは、たとえば、メチル、エチル、n-
プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-
ブチル、tert-ブチル、2−メチルブチル、3−メチル
ブチル、ペンチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、ヘ
プチル、オクチルまたはノニルなどのC1-10アルキル基
を;アルケニル基とは、たとえば、 ビニル、アリル、
1−プロペニル、1−ブテニル、9−トリデセニル、9
−ペンタデセニル、9−ヘプタデセニル、2,4−ペン
タジエニルまたは9,12−ヘプタデカジエニルなどの
2-22アルケニル基を;アリール基とは、フェニルまた
はナフチルなどを;アリールアミノ基とは、アリール−
NH−基を;アルアルキルオキシ基とは、たとえば、ベ
ンジルオキシまたはフェネチルオキシなどのアリール−
1-5アルキル−O−基を;低級アルキルオキシ基と
は、たとえば、メチルオキシまたはエチルオキシなどの
1ー5アルキル−O−基を;低級アルキルオキシカルボ
ニル基とは、たとえば、メチルオキシカルボニルまたは
エチルオキシカルボニルなどのC1ー5アルキル−O−C
O−基を、それぞれ意味する。 【0006】R1のアルアルキルオキシ基、アリールア
ミノ基、アルケニル基およびR3のアリール基の置換基
としては、たとえば、ハロゲン原子、アルキルで置換さ
れていてもよいアミノ基、ニトロ基、低級アルキルオキ
シ基およびアリール基などが挙げられ、上記の各基は一
種または二種以上の置換基で置換されていてもよい。ま
た、R2のアルキル基の置換基としては、たとえば、ア
リール基および低級アルキルオキシカルボニル基などが
挙げられる。 【0007】一般式[1]のフェニルアラニン誘導体の
塩としては、たとえば、塩酸もしくは硫酸などの鉱酸と
の塩;ギ酸、クエン酸、トリクロロ酢酸もしくはトリフ
ルオロ酢酸などの有機カルボン酸との塩;またはメタン
スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン
酸、メシチレンスルホン酸もしくはナフタレンスルホン
酸などのスルホン酸との塩などが挙げられる。また、一
般式[1]のフェニルアラニン誘導体およびその塩にお
いて、異性体(たとえば、光学異性体、幾何異性体およ
び互変異性体など)が存在する場合、本発明は、それら
すべての異性体を包含し、また、すべての結晶型、水和
物および溶媒和物におよぶものである。 【0008】本発明化合物中、好ましい化合物として
は、以下の化合物が挙げられる。 ・N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニ
ル−プロピルアミド ・N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニ
ル−tert-ブチルアミド ・N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニ
ル−2−エチルヘキシルアミド ・N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニ
ル−ヘキシルアミド ・N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニ
ル−ヘプチルアミド ・N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニ
ル−オクチルアミド ・N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニ
ル−ベンジルアミド 【0009】・N−2,4−ジフルオロフェニルアミノ
カルボニル−L−フェニルアラニル−L−ロイシンメチ
ルエステル ・N−2,4−ジフルオロフェニルアミノカルボニル−
L−フェニルアラニル−L−イソロイシンメチルエステ
ル ・N−2,4−ジフルオロフェニルアミノカルボニル−
L−フェニルアラニル−2−エチルヘキシルアミド ・N−2,4−ジメトキシフェニルアミノカルボニル−
L−フェニルアラニル−L−ロイシンメチルエステル ・N−2,4−ジメトキシフェニルアミノカルボニル−
L−フェニルアラニル−L−イソロイシンメチルエステ
ル ・N−2,4−ジフルオロフェニルアミノカルボニル−
L−フェニルアラニル−ヘキシルアミド ・N−2,4−ジフルオロフェニルアミノカルボニル−
L−フェニルアラニル−ヘプチルアミド ・N−2,4−ジフルオロフェニルアミノカルボニル−
L−フェニルアラニル−オクチルアミド 【0010】・N−2,4−ジメトキシフェニルアミノ
カルボニル−L−フェニルアラニル−ヘキシルアミド ・N−2,4−ジメトキシフェニルアミノカルボニル−
L−フェニルアラニル−ヘプチルアミド ・N−2,4−ジメトキシフェニルアミノカルボニル−
L−フェニルアラニル−オクチルアミド ・アリル−L−フェニルアラニル−L−ロイシンメチル
エステル ・オレイル−L−フェニルアラニル−L−ロイシンメチ
ルエステル ・オレイル−L−フェニルアラニル−L−イソロイシン
メチルエステル ・オレイル−L−フェニルアラニル−(2−エチルヘキ
シル)アミド ・3−[1−ヘプチル−3−(p-ニトロフェニル)ウレ
イド]−2−[3−(p-ニトロフェニル)ウレイド]プ
ロピルベンゼン ・2−[3−(p-アミノフェニル)ウレイド]−3−
[1−ヘプチル−3−(p-アミノフェニル)ウレイド]
プロピルベンゼン ・2−[3−(p-ジメチルアミノフェニル)ウレイド]
−3−[1−ヘプチル−3−(p-ジメチルアミノフェニ
ル)ウレイド]プロピルベンゼン 【0011】つぎに、本発明化合物の製造法について説
明する。一般式[1]のフェニルアラニン誘導体および
その塩は、公知方法またはそれらを適宜組み合わせるこ
とによって得ることができるが、たとえば、以下に示す
製造ル−トにしたがって合成することができる。 【式1】【0012】「式中、R4は、アミノ保護基を;R1、R
2およびAは、前記で説明したと同様の意味を、それぞ
れ示す。」 【0013】R4のアミノ保護基としては、たとえば、
生化学実験講座1 タンパク質の化学IV、第207-400頁
(東京化学同人、1977年)に記載のアミノ保護基、具体
的には、ベンジルオキシカルボニル基およびtertーブト
キシカルボニル基などが挙げられる。 【0014】つぎに、本発明化合物の製造法を、前記製
造ルートにしたがって、さらに詳細に説明する。 【0015】(1)一般式[2]の化合物を、一般式 R2−NH2 「式中、R2は、前記で説明したと同様の意味を示
す。」の化合物と反応させれば、一般式[3]の化合物を
得ることができる。この反応としては、たとえば、生化
学実験講座1 タンパク質の化学IV、第207-400頁(東
京化学同人、1977年)、アグリカルチャル・アンド・バ
イオロジカル・ケミストリー(Agric.Biol.Chem.)第36
巻、第8号、第1423-1431頁(1972年)およびザ・ジャーナ
ル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)
第33巻、第2号、第864-866頁(1968年)などに記載され
た、混合酸無水物法またはジシクロヘキシルカルボジイ
ミド法などの公知のアシル化方法が挙げられる。 【0016】(2)一般式[3]の化合物を、脱保護すれば、
一般式[4a]の化合物を得ることができる。脱保護反応と
しては、たとえば、上記(1)の文献に記載の公知の脱保
護が挙げられる。 【0017】(3)一般式[4a]の化合物を、水素化アルミ
ニウムリチウムのような還元剤を用い、公知方法で還元
すれば、一般式[4b]の化合物を得ることができる。 【0018】(4)一般式[4a]および[4b]の化合物を、一
般式 R1−COOH 「式中、R1は、前記で説明したと同様の意味を示
す。」の化合物またはその反応性誘導体と反応させれ
ば、一般式[1]の化合物を得ることができる。反応性誘
導体としては、たとえば、酸ハロゲン化物、酸無水物、
混合酸無水物、活性エステルおよび活性アミドなどが挙
げられる。この反応に使用される溶媒としては、反応に
悪影響を及ぼさない溶媒であればよく、たとえば、塩化
メチレン、1,2−ジクロロエタンおよびクロロホルム
などのハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフランおよびジオキサンなどのエーテル類;ベ
ンゼンおよびトルエンなどの芳香族炭化水素類;N,N
−ジメチルホルムアミドおよびN,N−ジメチルアセト
アミドなどのアミド類;アセトニトリルのようなニトリ
ル類;ピリジン;2,4−ルチジン;並びに水などが挙
げられ、これらの溶媒を、一種または二種以上混合して
用いてもよい。 【0019】この反応に塩基を用いることもでき、塩基
としては、たとえば、トリエチルアミン、1,8−ジア
ザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エンもしくはピ
リジンなどの有機塩基;水酸化ナトリウムもしくは水酸
化カリウムなどの水酸化アルカリ;または炭酸ナトリウ
ムもしくは炭酸カリウムなどの炭酸アルカリなどが挙げ
られる。また、この反応に縮合剤を用いることもでき、
縮合剤としては、たとえば、N,N'−ジシクロヘキシル
カルボジイミドのようなN,N'−ジ置換カルボジイミド
が挙げられる。一般式R1−COOHの化合物またはそ
の反応性誘導体の使用量は、一般式[4a]または[4b]の化
合物に対し、1〜10倍モルである。この反応は通常、−2
0〜150℃で、30分〜24時間実施すればよい。 【0020】(5)一般式[4a]および[4b]の化合物に、一
般式 R1−NCO 「式中、R1は、前記で説明したと同様の意味を示
す。」の化合物を反応させれば、一般式[1]の化合物
を得ることができる。この反応に使用される溶媒として
は、反応に悪影響を及ぼさない溶媒であればよく、たと
えば、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタンおよびク
ロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類;ジエチルエー
テル、ジオキサンおよびテトラヒドロフランなどのエー
テル類;酢酸エチルのようなエステル類などが挙げら
れ、これらの溶媒を、一種または二種以上混合して用い
てもよい。一般式R1−NCOの化合物の使用量は、一
般式[4a]または[4b]の化合物に対し、1〜5倍モルであ
る。この反応は通常、−20〜150℃で、5分〜24時間実施
すればよい。 【0021】上記製造法において、一般式[2]、[3]、[4
a]および[4b]の化合物は、一般式[1]の塩で説明した
と同様の塩を用いることもでき、また、反応部位以外に
活性基を有する場合、予めこれらの基を保護しておき、
反応後に脱離してもよい。また、反応終了後、反応目的
物は単離することなく、つぎの反応に用いることもでき
る。一般式[1]の化合物は、たとえば、通常知られて
いる還元、加水分解、アルキル化などを適宜行うことに
より、他の目的化合物に導くこともできる。一般式
[1]、[3]、[4a]および[4b]の化合物は、再結晶およびカ
ラム分離など通常の方法によって単離精製してもよい。 【0022】本発明化合物を医薬として用いる場合、通
常、製剤化に使用される賦形剤、通常の医薬担体および
希釈剤などの製剤補助剤を適宜混合してもよく、これら
は、常法にしたがって、錠剤、軟もしくは硬カプセル
剤、散剤、シロップ剤、顆粒剤、細粒剤、丸剤、懸濁
剤、乳剤、液剤、粉体製剤、坐剤、軟膏剤または皮下、
筋肉、静脈内もしくは点滴注射剤などの形態で経口また
は非経口的に投与することができる。また、投与方法、
投与量および投与回数は、患者の年齢、体重および症状
に応じて適宜選択することができ、通常成人に対して
は、経口または非経口(たとえば、注射、点滴または直
腸部位への投与など)的投与により、1日当り0.1 〜10
0mg/kgを1回から数回に分割して投与すればよい。 【0023】つぎに、本発明化合物のアシル−補酵素
A:コレステロールアシル転位酵素の阻害作用を説明す
る。 【0024】試験例 グッドマン(Goodman)の方法[ザ・ジャーナル・オブ・
バイオロジカル・ケミストリー(J.Biol.Chem)第239巻、
第5号、第1335-1345頁(1964年)]に準じて行った。 (1)アシル−補酵素A:コレステロールアシル転位酵素
の調製 ラット肝臓20gをシュクロース緩衝液[0.2Mシュクロー
ス、0.05M塩化カリウム、0.1Mリン酸カリウム緩衝液(pH
7.4)]で洗浄した後、ラット肝臓をハサミで細切れに
し、シュクロース緩衝液50ml加え、ポッター−エルベー
ジェム(Potter-Elvehjem)ホモジナイザーでホモジナイ
ズ(テフロンぺストルで10往復)する。得られたホモジネ
ート液をガーゼ(6重折り)で濾過し、濾液を得る。濾液
を10,000×gで20分間遠心分離し、上清をさらに105,000
×gで45分間超遠心分離し沈澱物を得る。沈澱物にシュ
クロース緩衝液20ml加え、再びホモジナイズしたホモジ
ネート液をラット肝ミクロソーム分画(以下、酵素標品
と称する。)とする。 【0025】(2)アシル−補酵素A:コレステロールア
シル転位酵素阻害活性の測定 0.1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)(以下、緩衝液と称
する。)1.59mlに検体を溶解させ、脂肪酸フリーの牛血
清アルブミン(700mg/100ml緩衝液)1.5ml、コレステロ
ール(7.2mg/mlアセトン)50μl、オレイル−CoA
(2.6mg/ml緩衝液)360μlおよび酵素標品1.5mlを加
え、総量5.0mlで30℃、2時間反応させる。対照として検
体を含まないものを同様に反応させる。反応混合物にク
ロロホルム:メタノール=2:1(v/v)5mlを加え、反応を停
止させる。さらにクロロホルム:メタノール=2:1を24ml
加え、よく攪拌後、3000rpmで5分間遠心分離し、下層を
20ml抜き取り減圧乾固する。これにn-ヘキサン10mlを加
え、セップ−パック カートリッジ(sep-pak cartridg
e,ウォーターズ社製)に吸着させる。n-ヘキサン10mlで
一度洗浄後、n-ヘキサン:ジエチルエーテル=75:25(v/
v)10mlで溶出し、減圧下に溶媒を留去後、アセトニトリ
ル:イソプロピルアルコール=1:1(v/v)100μlを加え、2
0μlを高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で、オ
レイルコレステロールを定量する。これより検体濃度30
μg/mlでの阻害率を算出した。その結果を表1に示す。
なお、被検物の番号は、実施例の番号である。 (以下余白) 【0026】 【0027】 【発明の効果】本発明のフェニルアラニン誘導体または
その塩は、アシル−補酵素A:コレステロールアシル転
位酵素の阻害作用を有するため、動脈硬化症の関連する
諸疾患の予防、治療に有用である。 【0028】 【実施例】つぎに、本発明を具体的に参考例および実施
例を挙げて説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。なお、カラムクロマトグラフィーにおける
担体は、シリカゲル60、No.7734(メルク社製)を用い
た。また、溶離液における混合比は、すべて容量比であ
る。さらに、以下に使用される略号は、つぎの意味を有
する。 Me:メチル 【0029】参考例1 N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニン
6.74gを無水ジクロロメタンに溶解させ、この溶液に-15
℃でトリエチルアミン6.28mlを加え、ついでクロル炭酸
エチル2.14mlを滴下する。得られた混合物を-15℃で5分
間撹拌後、L−ロイシンメチルエステル4.5gを加え、同
温度で20分撹拌後、室温まで昇温させる。4℃で一夜放
置後、反応混合物に水を加え、1N塩酸でpH1.5に調整し
有機層を分取する。分取した有機層に水を加え、飽和炭
酸水素ナトリウムでpH7.5に調整し有機層を分取する。
分取した有機層を水およびブラインで順次洗浄後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、
得られた残留物にジエチルエ−テルを加え、濾取すれ
ば、N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニル−L−ロイシンメチルエステルの白色結晶6.18gを
得る。 融点:105-107℃ IR(KBr)cm-1:3291,2958,1749,1694,1652,1548,1440,126
5,1224,1153,1057,736,701 【0030】同様にしてつぎの化合物を得る。 N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニル
−L−イソロイシンメチルエステル 融点:100-102℃ IR(KBr)cm-1:3273,3065,2965,1750,1704,1660,1551,145
4,1382,1273,1202,1055,736,700 【0031】参考例2 N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニル
−L− イソロイシンメチルエステル4.0gをメタノール4
0mlに溶解させ、この溶液に5%パラジウム炭素0.23gおよ
び濃塩酸1.05mlを加え、常温常圧下で接触還元を行う。
反応終了後、触媒を濾去し、減圧下に溶媒を留去すれ
ば、L−フェニルアラニル−L− イソロイシンメチル
エステルの塩酸塩2.8gを得る。 融点:138-143℃ IR(KBr)cm-1:3418,2966,1741,1682,1552,1498,1457,121
0,747,702 【0032】実施例1 N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニン
3.7gを無水ジクロロメタンに溶解させ、この溶液に-15
℃でトリエチルアミン1.72mlを加え、ついでクロル炭酸
エチル1.18mlを滴下する。混合物を-15℃で5分間撹拌
後、2−エチルヘキシルアミン2mlを加え、同温度で20
分撹拌後、室温まで昇温させ、同温度で2時間攪拌す
る。ついで、反応混合物に水を加え、1N塩酸でpH1.5に
調整し、有機層を分取する。分取した有機層に水を加
え、炭酸水素ナトリウム水溶液でpH7.5に調整し、有機
層を分取する。分取した有機層を水およびブラインで順
次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させる。減圧下に
溶媒を留去し、得られた残留物にジエチルエ−テルを加
え、濾取すれば、N−ベンジルオキシカルボニル−L−
フェニルアラニル−2−エチルヘキシルアミドの白色結
晶3.8gを得る。 融点:104-106℃ IR(KBr)cm-1:3310,2964,2926,1688,1652,1526,1454,138
0,1286,1233,1040,748,697 【0033】実施例2〜4 実施例1と同様にして、表2の化合物を得る。なお、表
2中のA,R1およびR2は、それぞれ次式 【化7】 で表される化合物の置換基を示す。 【0034】 【表2】【0035】以下に表2に示す化合物の物性を、それぞ
れ示す。 No.2:融点:119-121℃ IR(KBr)cm-1:3312,2930,1687,1653,1533,1455,1383,128
7,1243,1041,744,698 No.3:融点:128-131℃ IR(KBr)cm-1:3307,2927,1687,1654,1527,1453,1382,128
6,1235,1038,749,698 No.4:融点:125-127℃ IR(KBr)cm-1:3306,2925,1687,1655,1527,1453,1375,128
7,1236,1038,749,698 【0036】実施例5 N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニル
−L−ロイシンメチルエステル695mgをメタノール20ml
に溶解させ、この溶液に5%パラジウム炭素60mgを加え、
常温常圧下で接触還元を行う。反応終了後、触媒を濾去
し、減圧下に溶媒を留去する。得られた残留物を無水ジ
クロロメタンに溶解させ、氷冷下、撹拌しながら2,4
−ジフルオロフェニルイソシアネ−ト0.18mlを滴下し、
室温で2時間撹拌する。減圧下に溶媒を留去し、得られ
た残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離液;ベンゼ
ン:酢酸エチル=3:1)で精製すれば、N−2,4−ジフ
ルオロフェニルアミノカルボニル−L−フェニルアラニ
ル−L−ロイシンメチルエステル400mgを得る。 融点:186-188℃ IR(KBr)cm-1:3299,2958,1749,1645,1558,1550,1431,125
2,1201,1140,962,846,699 【0037】実施例6〜16 実施例5と同様にして、表3および表4の化合物を得
る。なお、表3および表4中のA,R1およびR2は、そ
れぞれ次式 【化8】 で表される化合物の置換基を示す。 【0038】 【表3】【0039】 【表4】 【0040】以下に表3および表4に示す化合物の物性
を、それぞれ示す。 No.6:融点:185-187℃ IR(KBr)cm-1:3318,2966,1740,1652,1613,1540,1501,143
0,1290,1255,1204,1148,962 No.7:融点:143-146℃ IR(KBr)cm-1:3298,2929,1638,1560,1500,1430,1286,125
1,1202,1139,962,845,697 No.8:融点:188-190℃ IR(KBr)cm-1:3306,2957,1747,1651,1619,1532,1497,145
6,1418,1282,1212,1160,1032,668 No.9:融点:183-185℃ IR(KBr)cm-1:3311,2965,1742,1646,1619,1532,1497,145
6,1263,1211,1160,1033,668 No.10:融点:164-167℃ IR(KBr)cm-1:3295,2930,1670,1636,1558,1450,1431,128
5,1252,1202,1140,1097,962,845,698 【0041】No.11:融点:154-156℃ IR(KBr)cm-1:3298,2928,1670,1635,1558,1506,1456,143
1,1284,1251,1202,1140,1098,963,846,698 No.12:融点:148-151℃ IR(KBr)cm-1:3292,2927,1700,1636,1560,1499,1457,143
0,1283,1242,1202,1140,1097,962,845,699 No.13:融点:166-169℃ IR(KBr)cm-1:3289,2930,1636,1616,1558,1497,1456,141
7,1282,1209,1159,1034,698 No.14:融点:165-167℃ IR(KBr)cm-1:3289,2928,1637,1616,1558,1498,1456,141
7,1282,1209,1159,1034,698 No.15:融点:161-163℃ IR(KBr)cm-1:3290,2926,1637,1616,1560,1498,1457,141
8,1282,1209,1159,1033,698 【0042】実施例16 オレイン酸0.38mlを無水ジクロロメタンに溶解させ、こ
の溶液に-15℃でトリエチルアミン0.34mlを加え、つい
でクロル炭酸エチル0.12mlを滴下する。-15℃で5分間撹
拌後、L−フェニルアラニン−L−イソロイシンメチル
エステルの塩酸塩396mgを加え、同温度で20分撹拌後、
室温まで昇温させた後、4℃で二夜放置する。ついで、
反応混合物に水を加え、1N塩酸でpH1.5に調整し、有機
層を分取する。分取した有機層に水を加え、炭酸水素ナ
トリウム水溶液でpH7.5に調整し、有機層を分取する。
分取した有機層を水およびブラインで順次洗浄後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、
得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離液;
ベンゼン:酢酸エチル=20:1)で精製すれば、オレイル
−L−フェニルアラニル−L−イソロイシンメチルエス
テル454mgを得る。 IR(ニート)cm-1:3278,2925,2854,1750,1639,1553,1456,138
1,1258,1202,1151,730,700 【0043】実施例17 (1)N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニル−(2−エチルヘキシル)アミド500mgをメタノー
ル15mlに溶解させ、この溶液に濃塩酸0.14mlおよび5%パ
ラジウム炭素50mgを加え、常温常圧下で接触還元を行
う。反応終了後、触媒を濾去し、減圧下に溶媒を留去す
る。得られた残留物にイソプロピルエーテルを加え固化
すれば、L−フェニルアラニル−(2−エチルヘキシ
ル)アミドの塩酸塩381mgを得る。 (2)オレイン酸をL−フェニルアラニル−(2−エチル
ヘキシル)アミドの塩酸塩と実施例16と同様にして反
応させ、オレイル−L−フェニルアラニル−(2−エチ
ルヘキシル)アミドを得る。 IR(ニート)cm-1:3269,2926,2855,1638,1561,1456,1379,124
3,725,698 【0044】実施例18 (1)N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラ
ニルヘプチルアミド4gをメタノール120mlに溶解させ、
この溶液に5%パラジウム炭素200mgを加え、常温常圧下
で接触還元を行う。反応終了後、触媒を濾去し、減圧下
に溶媒を留去すれば、L−フェニルアラニルヘプチルア
ミド2.7gを得る。 (2)L−フェニルアラニルヘプチルアミド2.7gをジエチ
ルエ−テル150mlに溶解させ、この溶液に氷冷下、水素
化リチウムアルミニウム2.3gを加え、室温で5時間撹拌
する。ついで、氷冷下、発泡しなくなるまでメタノール
を加えた後、不溶物を濾去し、減圧下に溶媒を留去す
る。得られた残留物を酢酸エチルで抽出する。抽出液を
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下
に溶媒を留去する。得られた残留物を無水ジクロロメタ
ン20mlに溶解させ、この溶液に氷冷下、p-ニトロフェニ
ルイソシアネート1.23gを加える。室温で2時間撹拌した
後、減圧下に溶媒を留去する。得られた残留物をカラム
クロマトグラフィー(溶離液;ベンゼン:酢酸エチル=5:
1)で精製すれば、3−[1−ヘプチル−3−(p-ニト
ロフェニル)ウレイド]−2−[3−(p-ニトロフェニ
ル)ウレイド]プロピルベンゼン2.6gを得る。 融点:138-140℃ IR(KBr)cm-1:3367,2928,2856,1686,1648,1615,1599,156
0,1506,1330,1302,1246,1178,1112,851,751 【0045】実施例19 3−[1−ヘプチル−3−(p-ニトロフェニル)ウレイ
ド]−2−[3−(p-ニトロフェニル)ウレイド]プロ
ピルベンゼン8gをメタノール140mlに溶解させ、この溶
液に5%パラジウム炭素500mgを加え、常温常圧下で接触
還元を行う。反応終了後、触媒を濾去し、減圧下に溶媒
を留去する。得られた残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(溶離液;クロロホルム:メタノール=5:1)で精製す
れば、2−[3−(p-アミノフェニル)ウレイド]−3
−[1−ヘプチル−3−(p-アミノフェニル)ウレイ
ド]プロピルベンゼン6.6g得る。 【0046】実施例20 2−[3−(p-アミノフェニル)ウレイド]−3−[1
−ヘプチル−3−(p-アミノフェニル)ウレイド]プロ
ピルベンゼン6.6gをメタノール100mlに溶解させ、この
溶液に37%ホルムアルデヒド20.7mlおよび酸化白金500mg
を加え、常温常圧下で接触還元を行う。反応終了後、触
媒を濾去し、減圧下に溶媒を留去する。得られた残留物
をカラムクロマトグラフィー(溶離液;ベンゼン:酢酸エ
チル=1:1)で精製すれば、2−[3−(p-ジメチルア
ミノフェニル)ウレイド]−3−[1−ヘプチル−3−
(p-ジメチルアミノフェニル)ウレイド]プロピルベン
ゼン1.03gを得る。 融点:91-94℃ IR(KBr)cm-1:3311,2927,2855,1637,1519,1355,1318,124
9,947,818 【0047】実施例21 2−[3−(p-ジメチルアミノフェニル)ウレイド]−
3−[1−ヘプチル−3−(p-ジメチルアミノフェニ
ル)ウレイド]プロピルベンゼン500mgをエタノール5ml
に溶解させ、この溶液に濃塩酸0.19mlを加え、減圧下に
溶媒を留去すれば、2−[3−(p-ジメチルアミノフェ
ニル)ウレイド]−3−[1−ヘプチル−3−(p-ジメ
チルアミノフェニル)ウレイド]プロピルベンゼンの二
塩酸塩529mgを得る。 融点:143-145℃ IR(KBr)cm-1:3316,2926,2856,2619,1675,1558,1516,131
8,1244,837,702
Description: TECHNICAL FIELD The present invention relates to an acyl-coenzyme A:
Has inhibitory activity of resterol acyltransferase (ACAT)
New phenylalanine derivatives or their salts
You. [0002] Acyl-coenzyme A: cholesterol reed
Dietary cholesterol is inhibited by inhibiting
Intestine of cholesterol excreted from rolls and liver
Suppresses absorption and reabsorption from
Can reduce macrophage foam
Cholesterol ester in the arterial wall
Atherosclerotic lesions that reduce accumulation and storage
Formation or progress can be suppressed. Accordingly
And acyl-coenzyme A: cholesterol acyltransferase
A substance that inhibits
Related disorders, such as transient ischemic attacks, angina,
Useful for prevention and treatment of myocardial infarction, peripheral thrombus and occlusion
-Coenzyme A: Cholesterol
Research on inhibitors of luacyltransferases has been conducted [The
The Lipid, Volume 2, Issue 1, Pages 43-54 (1991
Year)]. [0003] The object of the present invention is to provide an
-Coenzyme A: Inhibition of cholesterol acyltransferase
The object of the present invention is to provide a novel compound having a utility. [0004] Under such circumstances, the inventor of the present invention.
Et al. Have conducted intensive studies and found that the general formula [1] "Where R 1 Is an optionally substituted aralkyl
A xy, arylamino or alkenyl group; Two Is
An alkyl group which may be substituted; and A is of the formula: Or the formula: (Where R Three Represents an aryl group which may be substituted
You. ) Are shown. Phenylalani represented by
Derivative or a salt thereof is a remarkable acyl-coenzyme A:
Has the inhibitory effect of resterol acyltransferase
Heading, the present invention has been completed. Next, the present invention will be described in detail. In addition,
Unless otherwise specified in this specification, a halogen atom
Is a fluorine, chlorine, bromine or iodine atom
An alkyl group is, for example, methyl, ethyl, n-
Propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-
Butyl, tert-butyl, 2-methylbutyl, 3-methyl
Butyl, pentyl, hexyl, 2-ethylhexyl, f
C such as butyl, octyl or nonyl 1-10 Alkyl group
An alkenyl group is, for example, vinyl, allyl,
1-propenyl, 1-butenyl, 9-tridecenyl, 9
-Pentadecenyl, 9-heptadecenyl, 2,4-pen
Such as tadienyl or 9,12-heptadecadienyl
C 2-22 An alkenyl group; an aryl group is phenyl or
Is naphthyl or the like; an arylamino group is aryl-
An aralkyloxy group is, for example, a benzyl group.
Aryl- such as benzyloxy or phenethyloxy
C 1-5 An alkyl-O- group; a lower alkyloxy group;
Is, for example, methyloxy or ethyloxy
C 1-5 Alkyl-O- group; lower alkyloxycarbo
A nyl group is, for example, methyloxycarbonyl or
C such as ethyloxycarbonyl 1-5 Alkyl-OC
O-groups are each meant. [0006] R 1 Aralkyloxy group, aryl
Mino group, alkenyl group and R Three Substituents of the aryl group of
Is, for example, substituted with a halogen atom or alkyl.
Amino group, nitro group, lower alkyloxy
And the like. Each of the above groups is
It may be substituted with one or more kinds of substituents. Ma
R Two Examples of the substituent of the alkyl group of
Reel group and lower alkyloxycarbonyl group
No. The phenylalanine derivative of the general formula [1]
Salts include, for example, mineral acids such as hydrochloric acid or sulfuric acid.
Salt of formic acid, citric acid, trichloroacetic acid or trif
Salts with organic carboxylic acids such as fluoroacetic acid; or methane
Sulfonic acid, benzenesulfonic acid, p-toluene sulfone
Acid, mesitylene sulfonic acid or naphthalene sulfone
And salts with sulfonic acids such as acids. Also one
The phenylalanine derivative of the general formula [1] and a salt thereof
And isomers (eg, optical isomers, geometric isomers and
And tautomers), the present invention
Includes all isomers and also all crystal forms, hydration
And solvates. Among the compounds of the present invention, preferred compounds
Include the following compounds.・ N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalani
Le-propylamide / N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalani
Le-tert-butylamide / N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalani
2-ethylhexylamide / N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalani
Le-hexylamide / N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalani
Ru-heptylamide / N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalani
Le-octylamide / N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalani
-Benzylamide N-2,4-difluorophenylamino
Carbonyl-L-phenylalanyl-L-leucine methyl
Ester / N-2,4-difluorophenylaminocarbonyl-
L-phenylalanyl-L-isoleucine methyl ester
Le-N-2,4-difluorophenylaminocarbonyl-
L-phenylalanyl-2-ethylhexylamide / N-2,4-dimethoxyphenylaminocarbonyl-
L-phenylalanyl-L-leucine methyl ester N-2,4-dimethoxyphenylaminocarbonyl-
L-phenylalanyl-L-isoleucine methyl ester
Le-N-2,4-difluorophenylaminocarbonyl-
L-phenylalanyl-hexylamide / N-2,4-difluorophenylaminocarbonyl-
L-phenylalanyl-heptylamide / N-2,4-difluorophenylaminocarbonyl-
L-phenylalanyl-octylamide N-2,4-dimethoxyphenylamino
Carbonyl-L-phenylalanyl-hexylamide / N-2,4-dimethoxyphenylaminocarbonyl-
L-phenylalanyl-heptylamide / N-2,4-dimethoxyphenylaminocarbonyl-
L-phenylalanyl-octylamide allyl-L-phenylalanyl-L-leucine methyl
Ester oleyl-L-phenylalanyl-L-leucine meth
Luster oleyl-L-phenylalanyl-L-isoleucine
Methyl ester oleyl-L-phenylalanyl- (2-ethylhexyl
Sil) amide-3- [1-heptyl-3- (p-nitrophenyl) uree
Id] -2- [3- (p-nitrophenyl) ureido] p
Propylbenzene-2- [3- (p-aminophenyl) ureido] -3-
[1-Heptyl-3- (p-aminophenyl) ureido]
Propylbenzene 2- [3- (p-dimethylaminophenyl) ureido]
-3- [1-heptyl-3- (p-dimethylaminophenyl)
Ureido] propylbenzene Next, a method for producing the compound of the present invention will be described.
I will tell. A phenylalanine derivative of the general formula [1] and
The salts may be prepared by known methods or a combination thereof.
And can be obtained by, for example,
It can be synthesized according to the production route. (Equation 1) "Where R Four Is an amino protecting group; R 1 , R
Two And A have the same meaning as described above, respectively.
Shown. [0013] R Four Examples of the amino-protecting group include, for example,
Biochemistry Experiment Course 1 Protein Chemistry IV, pp. 207-400
(Tokyo Kagaku Dojin, 1977) Amino protecting group, specific
Typically, benzyloxycarbonyl group and tert-butoxy
Xycarbonyl group and the like. Next, a method for producing the compound of the present invention will be described.
It will be described in more detail according to the manufacturing route. (1) A compound of the general formula [2] is Two -NH Two "Where R Two Indicates the same meaning as described above.
You. And the compound of general formula [3]
Obtainable. This reaction includes, for example,
Laboratory Experiment 1 Protein Chemistry IV, pp. 207-400 (East
Kyoto Chemical Co., 1977), Agricultural and ba
Agric. Biol. Chem. 36
Vol. 8, No. 1423-1431 (1972) and The Journal
Le of Organic Chemistry (J.Org.Chem.)
Vol. 33, No. 2, pp. 864-866 (1968)
Mixed acid anhydride method or dicyclohexylcarbodii
Known acylation methods such as the amide method are exemplified. (2) When the compound of the general formula [3] is deprotected,
The compound of the general formula [4a] can be obtained. Deprotection reaction
For example, known deprotection described in the above-mentioned document (1)
Protection. (3) The compound of the general formula [4a] is
Reduction using a reducing agent such as lithium lithium in a known manner
Then, the compound of the general formula [4b] can be obtained. (4) The compounds of the general formulas [4a] and [4b] are
General formula R 1 —COOH “wherein, R 1 Indicates the same meaning as described above.
You. ) Or a reactive derivative thereof.
Thus, a compound of the general formula [1] can be obtained. Reactivity induction
As the conductor, for example, acid halide, acid anhydride,
Examples include mixed acid anhydrides, active esters and active amides.
I can do it. Solvents used in this reaction include
Any solvent that does not adversely affect the solvent may be used.
Methylene, 1,2-dichloroethane and chloroform
Halogenated hydrocarbons such as diethyl ether, tet
Ethers such as lahydrofuran and dioxane;
Aromatic hydrocarbons such as benzene and toluene; N, N
-Dimethylformamide and N, N-dimethylacetate
Amides such as amides; nitrites such as acetonitrile
Pyridine; 2,4-lutidine; and water.
These solvents can be used alone or in combination of two or more.
May be used. A base can be used in this reaction.
For example, triethylamine, 1,8-dia
Zabicyclo [5.4.0] undec-7-ene or
Organic bases such as lysine; sodium hydroxide or hydroxyl
Alkali hydroxide such as potassium iodide; or sodium carbonate
Or alkali carbonates such as potassium carbonate
Can be Also, a condensing agent can be used in this reaction,
As the condensing agent, for example, N, N'-dicyclohexyl
N, N'-disubstituted carbodiimides such as carbodiimides
Is mentioned. General formula R 1 -COOH compounds or
The amount of the reactive derivative used depends on the general formula [4a] or [4b]
It is 1 to 10 times the molar amount of the compound. This reaction is usually -2
It may be carried out at 0 to 150 ° C. for 30 minutes to 24 hours. (5) The compounds of the general formulas [4a] and [4b]
General formula R 1 -NCO where R 1 Indicates the same meaning as described above.
You. The compound of general formula [1]
Can be obtained. As the solvent used in this reaction
Can be any solvent that does not adversely affect the reaction.
For example, methylene chloride, 1,2-dichloroethane and
Halogenated hydrocarbons such as loroform; diethyl ether
Ethers such as ter, dioxane and tetrahydrofuran
Ters; esters such as ethyl acetate;
These solvents are used alone or as a mixture of two or more.
You may. General formula R 1 -The amount of the NCO compound used is
1-5 times the molar amount of the compound of the general formula [4a] or [4b]
You. This reaction is usually performed at -20 to 150 ° C for 5 minutes to 24 hours.
do it. In the above production method, the general formulas [2], [3], [4]
The compounds of a] and [4b] have been described with the salts of general formula [1]
The same salts as above can be used.
When having an active group, these groups are protected in advance,
It may be eliminated after the reaction. After the reaction is complete,
Can be used for the next reaction without isolation.
You. Compounds of general formula [1] are, for example,
Appropriate reduction, hydrolysis, alkylation, etc.
This can lead to other target compounds. General formula
Compounds [1], [3], [4a] and [4b] are recrystallized and
It may be isolated and purified by a conventional method such as lamb separation. When the compound of the present invention is used as a medicament,
Excipients usually used in formulation, ordinary pharmaceutical carriers and
A formulation auxiliary such as a diluent may be appropriately mixed,
Are tablets, soft or hard capsules
Preparation, powder, syrup, granule, fine granule, pill, suspension
Preparations, emulsions, solutions, powder formulations, suppositories, ointments or subcutaneous,
Oral or intramuscular, intravenous or infusion form
Can be administered parenterally. Also, the method of administration,
The dosage and frequency of administration depend on the patient's age, weight and symptoms.
Can be selected appropriately according to
Can be administered orally or parenterally (eg, by injection, infusion, or
Administration to the intestinal site, etc.)
0 mg / kg may be administered in one to several divided doses. Next, the acyl-coenzyme of the compound of the present invention
A: Explain the inhibitory effect of cholesterol acyltransferase
You. Test Example Goodman's method [The Journal of
Biological Chemistry (J. Biol. Chem) Vol. 239,
No. 5, pp. 1335-1345 (1964)]. (1) Acyl-coenzyme A: cholesterol acyltransferase
Preparation of rat liver 20 g with sucrose buffer [0.2M sucrose
Buffer, 0.05M potassium chloride, 0.1M potassium phosphate buffer (pH
7.4)], and rat liver is cut into small pieces with scissors.
And add 50 ml of sucrose buffer, Potter-Elbe
Homogenize with Gem (Potter-Elvehjem) homogenizer
(10 round trips with Teflon Pistol). The obtained homogene
The solution is filtered through gauze (6-fold) to obtain a filtrate. Filtrate
Was centrifuged at 10,000 xg for 20 minutes, and the supernatant was
Ultracentrifuge at xg for 45 minutes to obtain a precipitate. Shu to the precipitate
Homogenized homogenized again by adding 20 ml of close buffer
The rat solution was subjected to rat liver microsomal fractionation (hereinafter referred to as enzyme preparation).
Called. ). (2) Acyl-coenzyme A: cholesterol
Measurement of syltransferase inhibitory activity 0.1 M potassium phosphate buffer (pH 7.4) (hereinafter referred to as buffer)
I do. ) Dissolve the sample in 1.59 ml and remove fatty acids from bovine blood
1.5ml of clear albumin (700mg / 100ml buffer), cholesterol
(7.2 mg / ml acetone) 50 μl, oleyl-CoA
(2.6 mg / ml buffer) 360 μl and 1.5 ml of enzyme preparation
Then, react at 30 ° C for 2 hours in a total volume of 5.0 ml. Test as control
Those without the body are similarly reacted. Click on the reaction mixture.
The reaction was stopped by adding 5 ml of roloform: methanol = 2: 1 (v / v).
To stop. Furthermore, chloroform: methanol = 2: 1 is 24ml
After addition, mix well and centrifuge at 3,000 rpm for 5 minutes.
Remove 20 ml and dry under reduced pressure. Add 10 ml of n-hexane to this.
Eh, sep-pak cartridg
e, Waters). with 10 ml of n-hexane
After washing once, n-hexane: diethyl ether = 75:25 (v /
v) Elution was performed with 10 ml, and the solvent was distilled off under reduced pressure.
100% of 1: 1 (v / v)
0 μl was analyzed by high performance liquid chromatography (HPLC).
Quantify rail cholesterol. From this, the sample concentration is 30
The inhibition rate in μg / ml was calculated. Table 1 shows the results.
The number of the test object is the number of the embodiment. (Hereinafter referred to as blank space) The phenylalanine derivative of the present invention or
The salt is acyl-coenzyme A: cholesterol acyl conversion.
Related to atherosclerosis
It is useful for prevention and treatment of various diseases. Next, the present invention will be described in detail with reference to Examples and Examples.
The present invention will be described by way of examples, but the present invention is not limited thereto.
Not. In addition, in column chromatography
The carrier used silica gel 60, No.7734 (manufactured by Merck)
Was. All mixing ratios in the eluent are volume ratios.
You. In addition, the abbreviations used below have the following meanings:
I do. Me: methyl Reference Example 1 N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalanine
Dissolve 6.74 g in anhydrous dichloromethane and add -15
6.28 ml of triethylamine are added at ℃, and then chlorocarbonate is added.
2.14 ml of ethyl are added dropwise. The resulting mixture is kept at -15 ° C for 5 minutes
After stirring for 4.5 minutes, 4.5 g of L-leucine methyl ester was added.
After stirring at the temperature for 20 minutes, the temperature is raised to room temperature. Release overnight at 4 ° C
After the addition, add water to the reaction mixture and adjust the pH to 1.5 with 1N hydrochloric acid.
Separate the organic layer. Add water to the separated organic layer, and add
The pH is adjusted to 7.5 with sodium oxyacid, and the organic layer is separated.
The separated organic layer was washed with water and brine sequentially, and then dried.
Dry over sodium sulfate. The solvent is distilled off under reduced pressure,
Diethyl ether is added to the obtained residue, and the mixture is filtered.
For example, N-benzyloxycarbonyl-L-phenylara
6.18 g of white crystals of nyl-L-leucine methyl ester
obtain. Melting point: 105-107 ° C IR (KBr) cm-1: 3291,2958,1749,1694,1652,1548,1440,126
5,1224,1153,1057,736,701 In the same manner, the following compound is obtained. N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalanyl
-L-isoleucine methyl ester Melting point: 100-102 ° C IR (KBr) cm-1: 3273,3065,2965,1750,1704,1660,1551,145
4,1382,1273,1202,1055,736,700 Reference Example 2 N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalanyl
4.0 g of L-isoleucine methyl ester in methanol 4
0 ml, and add 0.23 g of 5% palladium carbon and
And 1.05 ml of concentrated hydrochloric acid, and perform catalytic reduction under normal temperature and normal pressure.
After completion of the reaction, the catalyst is removed by filtration, and the solvent is distilled off under reduced pressure.
For example, L-phenylalanyl-L-isoleucine methyl
2.8 g of the hydrochloride of the ester are obtained. Melting point: 138-143 ° C IR (KBr) cm-1: 3418,2966,1741,1682,1552,1498,1457,121
Example 1 N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalanine
Dissolve 3.7 g in anhydrous dichloromethane and add -15
1.72 ml of triethylamine was added at ℃, and then chlorocarbonic acid was added.
1.18 ml of ethyl are added dropwise. Stir the mixture at -15 ° C for 5 minutes
Thereafter, 2 ml of 2-ethylhexylamine was added, and the mixture was added at the same temperature for 20 minutes.
After stirring for 2 minutes, warm to room temperature and stir at the same temperature for 2 hours.
You. Then, water was added to the reaction mixture, and the mixture was adjusted to pH 1.5 with 1N hydrochloric acid.
Adjust and separate the organic layer. Add water to the separated organic layer.
Adjust the pH to 7.5 with aqueous sodium hydrogen carbonate
Separate the layers. Separate the separated organic layer with water and brine.
After the next washing, it is dried with anhydrous sodium sulfate. Under reduced pressure
The solvent was distilled off, and diethyl ether was added to the obtained residue.
And N-benzyloxycarbonyl-L-
Phenylalanyl-2-ethylhexylamide white color
3.8 g of crystals are obtained. Melting point: 104-106 ° C IR (KBr) cm-1: 3310,2964,2926,1688,1652,1526,1454,138
Examples 2 to 4 In the same manner as in Example 1, the compounds shown in Table 2 are obtained. The table
A, R in 2 1 And R Two Is the following formula: Represents a substituent of the compound represented by [Table 2] The physical properties of the compounds shown in Table 2 are shown below.
Shown. No.2: Melting point: 119-121 ℃ IR (KBr) cm-1: 3312,2930,1687,1653,1533,1455,1383,128
7,1243,1041,744,698 No.3: Melting point: 128-131 ℃ IR (KBr) cm-1: 3307,2927,1687,1654,1527,1453,1382,128
6,1235,1038,749,698 No.4: Melting point: 125-127 ℃ IR (KBr) cm-1: 3306,2925,1687,1655,1527,1453,1375,128
7,1236,1038,749,698 Example 5 N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalanyl
-695 mg of L-leucine methyl ester in 20 ml of methanol
And added to this solution 60 mg of 5% palladium on carbon,
The catalytic reduction is performed at normal temperature and normal pressure. After completion of the reaction, the catalyst is removed by filtration.
Then, the solvent is distilled off under reduced pressure. The resulting residue is
Dissolve in chloromethane and stir under ice-cooling for 2,4
-0.18 ml of difluorophenyl isocyanate is added dropwise,
Stir at room temperature for 2 hours. The solvent was distilled off under reduced pressure to obtain
Column chromatography (eluent; Benze)
N: 2,4-diphenyl.
Fluorophenylaminocarbonyl-L-phenylalani
400 mg of le-L-leucine methyl ester are obtained. Melting point: 186-188 ° C IR (KBr) cm-1: 3299,2958,1749,1645,1558,1550,1431,125
2,1201,1140,962,846,699 Examples 6 to 16 In the same manner as in Example 5, compounds in Tables 3 and 4 were obtained.
You. In addition, A, R in Table 3 and Table 4 1 And R Two Is
Each of the following formulas Represents a substituent of the compound represented by [Table 3] [Table 4] The physical properties of the compounds shown in Tables 3 and 4 below
Are respectively shown. No. 6: Melting point: 185-187 ° C IR (KBr) cm-1: 3318,2966,1740,1652,1613,1540,1501,143
0,1290,1255,1204,1148,962 No.7: Melting point: 143-146 ° C IR (KBr) cm-1: 3298,2929,1638,1560,1500,1430,1286,125
1,1202,1139,962,845,697 No.8: Melting point: 188-190 ° C IR (KBr) cm-1: 3306,2957,1747,1651,1619,1532,1497,145
6,1418,1282,1212,1160,1032,668 No.9: Melting point: 183-185 ° C IR (KBr) cm-1: 3311,2965,1742,1646,1619,1532,1497,145
6,1263,1211,1160,1033,668 No.10: Melting point: 164-167 ℃ IR (KBr) cm-1: 3295,2930,1670,1636,1558,1450,1431,128
5,1252,1202,1140,1097,962,845,698 No.11: Melting point: 154-156 ° C IR (KBr) cm-1: 3298,2928,1670,1635,1558,1506,1456,143
1,1284,1251,1202,1140,1098,963,846,698 No.12: Melting point: 148-151 ℃ IR (KBr) cm-1: 3292,2927,1700,1636,1560,1499,1457,143
0,1283,1242,1202,1140,1097,962,845,699 No.13: Melting point: 166-169 ° C IR (KBr) cm-1: 3289,2930,1636,1616,1558,1497,1456,141
7,1282,1209,1159,1034,698 No.14: Melting point: 165-167 ° C IR (KBr) cm-1: 3289,2928,1637,1616,1558,1498,1456,141
7,1282,1209,1159,1034,698 No.15: Melting point: 161-163 ° C IR (KBr) cm-1: 3290,2926,1637,1616,1560,1498,1457,141
8,1282,1209,1159,1033,698 Example 16 0.38 ml of oleic acid was dissolved in anhydrous dichloromethane.
0.34 ml of triethylamine was added to the solution at -15 ° C.
0.12 ml of ethyl chlorocarbonate is added dropwise. Stir at -15 ° C for 5 minutes
After stirring, L-phenylalanine-L-isoleucine methyl
After adding 396 mg of the ester hydrochloride and stirring at the same temperature for 20 minutes,
After warming to room temperature, it is left at 4 ° C for two nights. Then
Water was added to the reaction mixture, and the pH was adjusted to 1.5 with 1N hydrochloric acid.
Separate the layers. Water is added to the separated organic layer,
The pH is adjusted to 7.5 with an aqueous thorium solution, and the organic layer is separated.
The separated organic layer was washed with water and brine sequentially, and then dried.
Dry over sodium sulfate. The solvent is distilled off under reduced pressure,
The obtained residue is subjected to column chromatography (eluent;
If purified with benzene: ethyl acetate = 20: 1), oleyl
-L-phenylalanyl-L-isoleucine methyles
You get 454 mg of tel. IR (neat) cm-1: 3278,2925,2854,1750,1639,1553,1456,138
Example 17 (1) N-benzyloxycarbonyl-L-phenylala
500 mg of nil- (2-ethylhexyl) amide in methanol
Dissolved in 0.15 ml of concentrated hydrochloric acid and 5%
Add 50 mg of radium carbon and perform catalytic reduction at normal temperature and pressure.
U. After completion of the reaction, the catalyst is filtered off, and the solvent is distilled off under reduced pressure.
You. Isopropyl ether was added to the obtained residue to solidify
Then, L-phenylalanyl- (2-ethylhexyl
381 mg of the hydrochloride of the amide are obtained. (2) Oleic acid is converted to L-phenylalanyl- (2-ethyl
Hexyl) amide hydrochloride was prepared in the same manner as in Example 16.
Oleyl-L-phenylalanyl- (2-ethyl
(Hexyl) amide. IR (neat) cm-1: 3269,2926,2855,1638,1561,1456,1379,124
Example 18 (1) N-benzyloxycarbonyl-L-phenylala
Dissolve 4 g of nilheptylamide in 120 ml of methanol,
200 mg of 5% palladium carbon was added to this solution,
To perform catalytic reduction. After completion of the reaction, the catalyst was removed by filtration, and
When the solvent is distilled off, L-phenylalanylheptyla
2.7 g of amide are obtained. (2) 2.7 g of L-phenylalanylheptylamide
Dissolve in 150 ml of Luther ether, and add
2.3 g of lithium aluminum chloride and stirred at room temperature for 5 hours
I do. Then, under ice-cooling, add methanol until foaming stops.
, The insoluble material is removed by filtration, and the solvent is distilled off under reduced pressure.
You. The residue obtained is extracted with ethyl acetate. Extract
After washing with water and drying over magnesium sulfate,
The solvent is distilled off. The obtained residue is treated with anhydrous dichlorometa.
Dissolved in 20 ml of p-nitrophenyl under ice-cooling.
1.23 g of isocyanate are added. Stir at room temperature for 2 hours
Thereafter, the solvent is distilled off under reduced pressure. The obtained residue is
Chromatography (eluent; benzene: ethyl acetate = 5:
Purification in 1) gives 3- [1-heptyl-3- (p-nitro)
Rophenyl) ureido] -2- [3- (p-nitrophenyl)
2.6 g of ureido] propylbenzene are obtained. Melting point: 138-140 ° C IR (KBr) cm-1: 3367,2928,2856,1686,1648,1615,1599,156
0,1506,1330,1302,1246,1178,1112,851,751 Example 19 3- [1-Heptyl-3- (p-nitrophenyl) urey
Do] -2- [3- (p-nitrophenyl) ureido] pro
8 g of pyrbenzene were dissolved in 140 ml of methanol.
Add 500 mg of 5% palladium carbon to the liquid and contact at normal temperature and normal pressure
Perform reduction. After completion of the reaction, the catalyst was removed by filtration and the solvent was removed under reduced pressure.
Is distilled off. Column chromatography of the resulting residue
-(Eluent; chloroform: methanol = 5: 1)
Then, 2- [3- (p-aminophenyl) ureido] -3
-[1-heptyl-3- (p-aminophenyl) urey
6.6 g of propylbenzene are obtained. Example 20 2- [3- (p-aminophenyl) ureido] -3- [1
-Heptyl-3- (p-aminophenyl) ureido] pro
Dissolve 6.6 g of pyrbenzene in 100 ml of methanol.
20.7 ml of 37% formaldehyde and 500 mg of platinum oxide in the solution
And catalytic reduction is performed under normal temperature and normal pressure. After the reaction, touch
The medium is filtered off and the solvent is distilled off under reduced pressure. The residue obtained
Column chromatography (eluent; benzene: acetic acid)
Purification by chill = 1: 1) yields 2- [3- (p-dimethyla
Minophenyl) ureido] -3- [1-heptyl-3-
(P-Dimethylaminophenyl) ureido] propylben
1.03 g of Zen is obtained. Melting point: 91-94 ° C IR (KBr) cm-1: 3311,2927,2855,1637,1519,1355,1318,124
Example 21 2- [3- (p-dimethylaminophenyl) ureido]-
3- [1-heptyl-3- (p-dimethylaminophenyl)
Le) ureido] propylbenzene 500mg and ethanol 5ml
And then add 0.19 ml of concentrated hydrochloric acid to the solution,
When the solvent is distilled off, 2- [3- (p-dimethylaminophen)
Nil) ureido] -3- [1-heptyl-3- (p-dim
Tylaminophenyl) ureido] propylbenzene
529 mg of the hydrochloride are obtained. Melting point: 143-145 ° C IR (KBr) cm-1: 3316,2926,2856,2619,1675,1558,1516,131
8,1244,837,702

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // A61K 31/165 A61K 31/165 31/17 31/17 31/27 31/27 A61P 9/10 101 A61P 9/10 101 43/00 111 43/00 111 (56)参考文献 特開 平2−117625(JP,A) Appl.Organomet.Ch em.,(1988),Vol.2,No. 6,p.557−560 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) CA(STN) REGISTRY(STN)──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on the front page (51) Int.Cl. 7 Identification symbol FI // A61K 31/165 A61K 31/165 31/17 31/17 31/27 31/27 A61P 9/10 101 A61P 9/10 101 43/00 111 43/00 111 (56) References JP-A-2-117625 (JP, A) Appl. Organomet. Chem. , (1988), Vol. 2, No. 6, p. 557-560 (58) Field surveyed (Int. Cl. 7 , DB name) CA (STN) REGISTRY (STN)

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】一般式 【化1】 「式中、 は、ベンジルオキシ基、フェネチルオキシ
基またはハロゲン原子、アルキル基で置換されていても
よいアミノ基、ニトロ基、低級アルキルオキシ基、フェ
ニル基およびナフチル基から選ばれる一種または二種以
上の置換基で置換されていてもよいフェニルアミノ、ナ
フチルアミノもしくはアルケニル基を;が、ベンジ
ルオキシ基またはフェネチルオキシ基である場合、R
は、アルキル基を;Rが、ハロゲン原子、アルキル基
で置換されていてもよいアミノ基、ニトロ基、低級アル
キルオキシ基、フェニル基およびナフチル基から選ばれ
る一種または二種以上の置換基で置換されていてもよい
フェニルアミノ、ナフチルアミノまたはアルケニル基で
ある場合、Rは、低級アルキルオキシカルボニル基で
置換されていてもよいアルキル基を;およびAは、式、 【化2】 または式、 【化3】(式中、Rは、ハロゲン原子、アルキル基で置換され
ていてもよいアミノ基、ニトロ基、低級アルキルオキシ
基、フェニル基およびナフチル基から選ばれる一種また
は二種以上の置換基で置換されていてもよいフェニルま
たはナフチル基を示す。)を、それぞれ示す。ただし、
N−ベンジルオキシカルボニル−L−フェニルアラニル
−ヘキシルアミドを除く。」で表されるフェニルアラニ
ン誘導体またはその塩。
(57) [Claims] [Claim 1] The general formula: Wherein R 1 is a benzyloxy group, phenethyloxy
Group or a halogen atom or an alkyl group
Good amino group, nitro group, lower alkyloxy group,
One or more selected from a nyl group and a naphthyl group
Phenylamino optionally substituted with the above substituents, na
The Fuchiruamino or alkenyl group; R 1 is benzyl
When it is a ruoxy group or a phenethyloxy group , R 2
Is an alkyl group; R 1 is one or more substituents selected from a halogen atom, an amino group optionally substituted by an alkyl group, a nitro group, a lower alkyloxy group , a phenyl group and a naphthyl group May be substituted
When it is a phenylamino, naphthylamino or alkenyl group, R 2 is an alkyl group optionally substituted by a lower alkyloxycarbonyl group; and A is a group represented by the formula: Or the formula: (In the formula, R 3 is substituted with one or more substituents selected from a halogen atom, an amino group optionally substituted with an alkyl group, a nitro group, a lower alkyloxy group, a phenyl group and a naphthyl group. Phenyl may be
Or a naphthyl group. ) Are shown. However,
Excluding N-benzyloxycarbonyl-L-phenylalanyl-hexylamide. Or a salt thereof.
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