JPH08504271A - 原子力発電所の緊急冷却装置への水を濾過する装置 - Google Patents

原子力発電所の緊急冷却装置への水を濾過する装置

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JPH08504271A
JPH08504271A JP6514048A JP51404894A JPH08504271A JP H08504271 A JPH08504271 A JP H08504271A JP 6514048 A JP6514048 A JP 6514048A JP 51404894 A JP51404894 A JP 51404894A JP H08504271 A JPH08504271 A JP H08504271A
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ヘンリクソン,マッツ
ジョハン シューストランド,
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ヴァッテンファル ユトヴェックリング アーベー
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Abstract

(57)【要約】 凝縮液プールを形成する底部を備えた原子炉格納容器内に配置される原子炉を有する原子力発電所の緊急冷却装置への水を瀘過する装置を開示する。凝縮液プールは、該プールから採取され且つ緊急冷却装置のノズルに供給される水を濾過する多数の逆洗可能ストレーナ(3)を有している。各ストレーナは、第1導管(4)を介して、容器壁の外部に配置された吸引ポンプに連結されている。多数の2次ストレーナ(24)を有し、各2次ストレーナは実質的に垂直に取り付けられる長い穿孔チューブからなり、該穿孔チューブは200〜400mmの範囲の直径と、該直径より、その少なくとも5倍好ましくは少なくとも10倍大きい長さとを有する。2次ストレーナは、直接的に又は第3導管(23)を介して間接的に、第1導管(4)に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】 原子力発電所の緊急冷却装置への水を濾過する装置 発明の分野 本発明は、格納容器内に配置される原子炉を有し、格納容器が実質的に直立す る適当な円筒状容器からなり、該容器の底部が格納容器内に存在する蒸気の凝縮 により形成される水を収集するプールを形成し、凝縮液プールが、該プールから 採取され且つ炉心内に許容できない温度上昇が生じたときに炉心を冷却するため 必要に応じて緊急冷却装置のノズルに供給される水を瀘過する機能を有する多数 の逆洗可能ストレーナを備え、各ストレーナが、少なくとも1つの適当な円筒状 の穿孔ストレーナ壁をもつハウジングの形状を有し、穿孔ストレーナ壁を通って 水が外部からハウジング内に流入でき、各ストレーナは、容器壁を貫通する第1 導管を介して容器壁の外部に配置された吸引ポンプに連結され且つハウジングの 内部に洗浄水を供給する第2導管に連結されており、必要に応じて洗浄水をスト レーナの内部から外部に流出させることによりストレーナ壁を洗浄して、該スト レーナ壁の外面上に堆積した瀘滓(filtrate)を除去する形式の、原子力発電所 の少なくとも1つの緊急冷却装置への水を濾過するための装置に関する。発明の背景 実例では、上記緊急冷却装置は第1スプリンクラ装置を有し、該第1スプリン クラ装置は、原子炉の上部に取り付けられ且つ緊急時に燃料棒を冷却すべく該燃 料棒上に多量の水を噴霧する複数のノズルすなわちスプリンクラからなる。原子 力発電所は更に、第1スプリンクラ装置と同様に複数のノズルすなわちスプリン クラからなる第2スプリンクラ装置を有する。第2スプリンクラ装置は原子炉格 納容器内の凝縮液プールから水を取り入れるけれども原子炉本体の外部に取り付 けられている。また、第2スプリンクラ装置は原子炉格納容器内に気相で散布し 、原子炉格納容器内の残留過剰圧力を低下させ且つ原子炉格納容器内にあるが原 子炉本体の外部の導管その他の構成部品を冷却するようになっている。両スプリ ンクラ装置において、ノズルに供給される水に、ノズルを詰まらせてしまう虞れ の ある繊維や粒子等のあらゆる種類の不純物が含まれていないことが非常に重要で ある。もちろん、このことは、絶対的に信頼できるものでなくてはならない緊急 冷却装置において特に重要である。原子炉格納容器内に取り付けられた導管のよ うな多くの構成部品は、その全体又は一部が断熱されている。今日の殆どの原子 力発電所では、この断熱材が鉱物ウール繊維で形成されており、自然に遊離した 繊維が両スプリンクラ装置に到達してノズルを詰まらせてしまう虞れがある点で 、鉱物ウール繊維は両スプリンクラ装置にとって危険要素を構成する。このため 、原子力発電所には、冒頭に述べた形式のストレーナが設けられている。 原子炉格納容器の円筒状容器の壁の内部には、既存の逆洗(バックフラッシュ )可能なストレーナが取り付けられている。原子炉格納容器の壁は厚い耐久性の あるコンクリート壁で作られ且つ原子炉格納容器の内部と外部との間に液体漏洩 が絶対に生じないようにするため、壁の内面には非腐食性金属薄板からなるライ ニングが取り付けられている。ストレーナは、ボルト又はドエルによりコンクリ ートに係止された多数のアタッチメントを介して取り付けられており、ボルト又 はドエルが金属薄板ライニングに挿通される箇所は入念にシールされている。 実例では、ストレーナ孔を詰まらせる傾向がある繊維マットで汚染されたスト レーナを逆洗するには約5〜10分間を要する。これまで考えられていることは 、ストレーナが逆洗を全く行なう必要なくして少なくとも10時間作動できるよ うにすることである。しかしながら、現実の状況は、考えているこの最短作動時 間は余りにも長いことを実証している。機能的試験では、排出蒸気が鉱物ウール 断熱材を捕捉し、該断熱材が凝縮液プール内に落下して、約30分後にはストレ ーナを詰まらせてしまうことが生じている。原子炉を10時間運転可能後に5〜 10分かけて行なう逆洗は重要な作動ではない。なぜならば、その場合には炉心 の崩壊出力がかなり低下しているからである。しかしながら、1時間以内に逆洗 が必要な場合には炉心を冷却する必要が依然としてかなり大きく、従って、安全 性の理由から緊急冷却装置への水供給の中断は許容されない。 もちろん、明らかな解決方法はストレーナの面積を増大することである。理論 的には、これは、既存の逆洗可能ストレーナを大きなものすなわち大きな孔が穿 けられたストレーナ壁を備えたストレーナに交換することにより行なうことがで きる。しかしながら、大きな直径のストレーナへの交換は、極めて細い通路を通 して原子炉格納容器内に導入するのが困難であるだけでなく、蒸気が原子炉格納 容器内に吹き込まれるときに凝縮液プール内の水が波うつことによる非常に大き い機械的な力に曝されるという欠点がある。発明の要約 本発明の目的は、首尾よく且つ信頼できる方法で実施できる上記問題の解決技 術を提供することにある。かくして、本発明の基本的目的は、既存の原子力発電 所において、細い通路を困難なく通して原子炉格納容器内に導入できる付加スト レーナの取付けを可能にすることにある。本発明の他の目的は、極めて短時間で 既存の原子力発電所に取り付けることができ、従って所要停止時間を最短にでき る付加ストレーナの首尾よい取付けを可能にすることにある。本発明の更に別の 目的は、改善された逆洗可能ストレーナを提供することにある。 少なくとも本発明の基本的目的は、請求の範囲第1項の特徴部に記載された特 徴をもつ装置により達成される。図面の簡単な説明 図面において、 第1図は、原子炉格納容器の一部並びに該格納容器の円筒状の壁に隣接する多 数のストレーナを示す概略平面図である。 第2図は、第1図のストレーナを示す正面図である。 第3図は、本発明の特別な特徴を有する逆洗可能ストレーナを示す拡大垂直断 面図である。 第4図は、第3図のIV−IV線に沿う水平断面図である。 第5図は、第3図のV−V線に沿う水平断面図である。 第6図は、ストレーナに連結される回転発生手段を示す拡大水平断面図である 。 第7図は、回転発生手段の垂直断面図である。 第8図は、連続的に取り付けられる本発明の多数のストレーナをより詳細に示 す拡大正面図である。 第9図は、第8図のストレーナの平面図である。好ましい実施例の説明 第1図において、参照番号1は、原子力発電所の原子炉(図示せず)の格納容 器を形成する円筒状壁を全体的に示すものである。しかしながら、壁1は、第1 図では簡単な弧状の線で示されている。実例では、壁は、非常に厚い強化コンク リート壁と、該壁の内面に取り付けられた非腐食性金属薄板からなる漏洩防止ラ イニングとからなる。円筒状壁1の内方には、格納容器の荷重支持構造の一部を 形成する多数の支柱2、2′が、壁から間隔を隔てて配置されている。実例では 、これらの支柱はコンクリートで作られ、円筒状壁の周囲に沿って例えば12.5゜ のピッチで均等に分布している。支柱は0.8〜1.0mの直径を有する。円筒状壁に 隣接して逆洗可能ストレーナ3が配置されており、該ストレーナ3は慣用的な設 計のものでよい。しかしながら、本発明の特別な特徴では、第3図〜第7図に詳 細に示す形式のストレーナを使用するのが好ましい。ストレーナ3は壁1を貫通 する第1導管4に連結され、該導管4の他方の端部は吸引ポンプ(図示せず)に 連結されている。ストレーナ3はブラケット5(第2図)により所定位置に保持 され、ブラケット5は壁1に固定された取付具6に連結されている。ストレーナ には洗浄水導管7が連結され、該洗浄水導管7は、外部からのきれいな水又は濾 過水をストレーナの内部に供給してストレーナ壁を洗浄する機能を有する。指摘 すべきは、発電所のストレーナは、格納容器1の底部により形成される凝縮液プ ール内の正常な水レベル9よりかなり下の位置にある格納容器1の底部8の近く に配置されていることである。 ここで第3図〜第7図を参照すると、これらの図面は、好ましい逆洗可能スト レーナ3の構造をより詳細に示している。 第3図及び第4図により詳細に示すように、ストレーナ3は、実質的に、穿孔 金属薄板の形態をなす円筒状ストレーナ壁10からなる。実例では、円筒状スト レーナ壁すなわちチューブ10は、0.7〜1.5mの範囲(好ましくは約1.0m)の 長さ、及び0.4〜0.6mの範囲(好ましくは約0.5m)の直径を有する。孔は2〜 4mmの範囲の直径を有し、ストレーナ壁は25〜40%(好ましくは30〜3 5%)の範囲の全孔面積を有する。このような寸法は、100〜250kg/sの範 囲の流れがストレーナ壁を通ることを可能にする。図示の実施例では、ストレー ナ壁は垂直に配向されており且つ上端部が閉鎖されている。より詳しく説明 すると、ストレーナ壁10は、截頭円錐状部分11を介して比較的細いのど部1 2に連続しており、該のど部12は、ストレーナ壁すなわちチューブ10の直径 より非常に大きい直径をもつ截頭円錐状金属薄板13に終端している。ブラケッ ト5により所定位置に保持されたクランプ14(第2図)をのど部12に連結す ることができる。ストレーナ壁すなわちチューブ10の下端部は開放しており且 つ吸引ポンプに連結された第1導管4に連結されている。ストレーナの内部に洗 浄水を供給する導管7は導管4より小さい直径を有し、導管4の湾曲部の孔15 を通って導管4内に挿入されている。導管4内に配置された導管7の部分7′と 、ストレーナに連結される導管4の直状部分4′とは同心状に配置されている。 直状部分4′の直径はストレーナ壁すなわちチューブ10の直径より僅かに小さ く、円錐状にテーパしたカラー16がこれらの間の移行部に配置されている。 第3図及び第4図に示すストレーナの特徴によれば、ストレーナ壁すなわちチ ューブ10の外面には、半径方向に突出し且つ長手方向に延びた複数のウイング 又はウイング状要素17が、互いに周方向に間隔を隔てて配置されている。図示 の実施例では、ストレーナは90゜のピッチで配置された4つのウイング17を 有し、これらのウイング17は、該ウイングの取付け部材としても機能する截頭 円錐状の金属薄板13に至るまで、ストレーナ壁すなわちチューブ10の全長に 沿って延びている。ウイングの幅は、ストレーナ壁すなわちチューブ10の直径 の25〜75%の範囲内(好ましくは約50%)に定めるのが有効である。ウイ ングが設けられていない慣用的なストレーナでは、繊維は、かなり稠密に絡み合 った周方向の連続マットの形態をなして堆積される。このような連続繊維マット は、逆洗によりストレーナ壁から除去するのにかなり抵抗する。ウイング17が 設けられた本発明のストレーナでは、繊維マットが多数(この実施例では4つ) の別々のセクションに分割され、これらの個々のセクションはストレーナ壁から 極めて容易に分離される。 慣用的なストレーナと比較して、本発明のストレーナは、ストレーナの近くで 洗浄水導管7の開口に隣接して配置された回転発生手段(その全体を参照番号1 8で示す)を備えている点で優れた長所を有する。第5図〜第7図を参照して第 3図から明らかなように、回転発生手段18は、導管7の中央に配置された円 錐状本体19を有し、該本体19の外面には複数の湾曲ブレード20が配置され ている。導管7(より正確にはその直状部分7′)は、導管4の直状部分4′と 同様に、円錐状にテーパしたカラーすなわち管状要素21に終端している。カラ ー21の内面と中央に配置される本体19の外面との間にはブレード20が延び ている。中央に配置される本体19の円錐度(conicity)は、垂直中心軸線に沿 う任意の水平断面での流通面積がほぼ同じ大きさになるようにカラー21の円錐 度に対して調節される。第5図に示すように、環状開放通路に隣接するブレード 20の上部は、半径方向に対して傾斜しており、ブレードは第6図に示すような 湾曲形状を有している。これらの特徴は、回転発生手段18によりストレーナに 供給される水に向心力を作用し、軸線方向の垂直流れの運動ではなくストレーナ 壁10に対して外方に押し出す効果を与える。このようにして、洗浄水は、慣用 的なストレーナよりも非常に強い力でストレーナ壁の孔を通って押し出される。 また、カラー21は、第5図に示すように、半径方向に突出する適当数のフラ ンジ22によりカラー16に対して同心位置に維持される。 ここで、第1図及び第2図と関連させて第8図及び第9図を参照すると、これ らの図面には、多数の2次ストレーナ24を、吸引ポンプに連結された第1導管 4に、第3導管23を介して連結する構成が示されている。図示の実施例では、 5つの2次ストレーナ24が、各吸引ポンプ及び関連する逆洗可能ストレーナに 連結されている。各2次ストレーナは実質的に垂直に取り付けられた長い穿孔チ ューブからなり、該チューブは、200〜400mm(好ましくは250〜35 0mm)の範囲の直径すなわち最大断面寸法と、直径の少なくとも5倍(好まし くは少なくとも10倍)の長さとを有する。第8図及び第9図に示す実施例では 、ストレーナチューブ24は、約300mmの直径及び約4mの長さを有してい る。しかしながら、ストレーナチューブの長さはかなり広い範囲内(例えば2〜 6mの範囲内)で変えることができる。ストレーナ3におけるように、各ストレ ーナチューブの孔の直径は2〜4mmの範囲にすることができ、この場合には、 全孔面積は25〜40%の範囲にすべきである。ストレーナチューブは、これら の全長に亘って連続体で構成するか、短い管状セクションで構成することもでき る。 好ましい実施例では、2次ストレーナ24は、原子炉格納容器の荷重支持構造 の一部を構成する支柱2の1つに取り付けられている。このようにすれば、スト レーナ24の取付け具が壁1のライニングと係合することは全くなく、従って、 ライニングに関するいかなるシーリングの問題を引き起こすこともない。第8図 から最も明瞭に理解されるように、ストレーナは、直立体すなわち支柱2に沿っ て垂直方向に間隔を隔てて配置される多数のクランプ組の補助により取り付けら れ、各クランプ組は、支柱2を包囲し且つボルト止め継手26、26′により相 互連結される2つの第1部分円フープ要素25′、25″からなる。フープ要素 25′には半径方向に突出する4つの支持手段27が設けられ、該支持手段27 は、その各自由端において、2つの第2部分円フープ要素28′、28″(該要 素28′、28″は、各ストレーナ24を継手で包囲し且つボルト止め継手29 、29′により相互連結される)のうちの一方を支持する。同様な方法で、フー プ要素25″には半径方向に突出する支持手段27と、ストレーナ24(全部で 5つ)のうちの1つを支持する関連付加クランプ組28とがが設けられている。 かくしてクランプ手段25、28は、極めて細い通路を通って格納容器内に容易 に導入される個々の長いストレーナを簡単且つ首尾よく取り付けることができる 。ストレーナ24の各下端部は、フランジ継手を介して弧状管状部分23′に連 結されている。管状部分23′は導管23の一端を構成し、その他端は、逆洗可 能ストレーナ3に導かれる第1導管4に連結される。より正確に説明すると、2 つの導管4、23は、逆洗可能ストレーナ3と格納容器の外部に配置される吸引 ポンプとの間に配置される箇所30(第2図)で相互連結される。本発明の機能及び長所 本発明は、ストレーナを横切る圧力降下は適用範囲の度合い並びに水面積負荷 (流れ)の関数であるとの洞察に基づいてなされたものである。試験によれば、 圧力降下は繊維マットすなわちケーキの厚さと、速度の2乗とにほぼ比例するこ とが実証されている。かくして、二重ストレーナ領域は、所与の大きさの圧力降 下に対し繊維マットの厚さを4倍にでき、このことは(収集ができなくなる程厚 さが大きくならない限り)8倍の繊維量を回収できることを意味する。 本発明の上記装置では、逆洗可能ストレーナ3は慣用的なストレーナとほぼ同 じ面積を有するのに対し、付加した2次ストレーナ24の全面積は約10〜20 倍大きい。この結果、本発明の装置は、所与の圧力降下が生じる時点で約500 〜1000倍という大量処理が可能であると同時に、ストレーナの洗浄効果もか なり改善できる。各逆洗可能ストレーナ3の側部に2次ストレーナ24を設ける ことにより、短時間の原子炉運転後に逆洗を行なう必要なくして大量の繊維を回 収できる。 本発明の長所は明瞭である。ストレーナ24の細長い形状により、ストレーナ 24は、非常に細い通路を通して導入できると同時に、複雑な器具を全く必要と することなく且つ原子炉格納容器の内面の漏洩防止ライニングに全く影響を及ぼ すことなくして原子炉格納容器内に容易に取り付けることができる。また、スト レーナの細長い形状と垂直構造との組合せにより、凝縮液プール内の水が波うつ ときにストレーナに過度の機械的な力が作用しないことを確保できる。また、第 3図〜第7図に従って設計される逆洗可能ストレーナは、逆洗効果をかなり改善 できる。なぜならば、ウイング17がストレーナ壁の外面からの繊維の分離を容 易にし且つ回転発生手段18が逆洗効果を向上させるからである。本発明の考え得る変更 本発明は、以上に説明し且つ図示した実施例に限定されないことは云うまでも ないことである。従って、慣用的なストレーナ又は第3図〜第7図に示す本発明 の好ましいストレーナとは異なり、付加ストレーナ24からの収集導管23を直 接逆洗可能ストレーナ3に連結し、吸引ポンプへの導管4を逆洗可能ストレーナ の反対側端部に連結できる(従って、導管4は両端部が開放される)。また、ス トレーナ24は種々の方法で変更できる。例えば、各穿孔ストレーナ内に折畳み 形微細ストレーナ(例えば濾布からなる)を設けることができる。この場合には 、外側の円筒状穿孔ストレーナ壁が内側の濾布すなわち微細ストレーナのための 前置ストレーナとして機能し、これにより、微細ストレーナが、該微細ストレー ナより非常に強靭な外側の穿孔ストレーナ壁又はチューブにより保護される。ま た、第3図〜第7図に示す逆洗可能ストレーナも種々の方法で変更できる。例え ば、外部繊維マットを幾つかの分離セクションに分割するのに、半径方向突出ウ イング又は金属薄板以外の手段を使用することもできる。かくして、ストレーナ 壁の適当な幅をもつ軸線方向分離ゾーンに孔を穿ける必要がなくなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.格納容器内に配置される原子炉を有し、格納容器が実質的に直立する適当な 円筒状容器からなり、該容器の底部が格納容器内に存在する蒸気の凝縮により形 成される水を収集するプールを形成し、該凝縮液プールが、該プールから採取さ れ且つ炉心内に許容できない温度上昇が生じたときに炉心を冷却するため必要に 応じて緊急冷却装置のノズルに供給される水を濾過する機能を有する多数の逆洗 可能ストレーナ(3)を備え、各ストレーナが、少なくとも1つの適当な円筒状 の穿孔ストレーナ壁(10)をもつハウジングの形状を有し、穿孔ストレーナ壁 (10)を通って水が外部からハウジング内に流入でき、各ストレーナは、容器 壁(1)を貫通する第1導管(4)を介して容器壁の外部に配置された吸引ポン プに連結され且つハウジングの内部に洗浄水を供給する第2導管(7)に連結さ れており、必要に応じて洗浄水をストレーナの内部から外部に流出させることに よりストレーナ壁(10)を洗浄して、該ストレーナ壁の外面上に堆積した濾滓 を除去する形式の、原子力発電所の少なくとも1つの緊急冷却装置への水を瀘過 するための装置において、多数の2次ストレーナ(24)を有し、各2次ストレ ーナが実質的に垂直に取り付けられる長い穿孔チューブからなり、該穿孔チュー ブが、200〜400mm好ましくは250〜350mmの範囲の直径すなわち 最大断面寸法と、該直径より、その少なくとも5倍好ましくは少なくとも10倍 大きい長さとを有し、2次ストレーナが、直接的に又は第3導管(23)を介し て間接的に、吸引ポンプに連結された第1導管(4)に連結されていることを特 徴とする装置。 2.2次ストレーナチューブ(24)が、格納容器内に配置され且つ格納容器の 荷重支持構造の一部を形成する好ましくは支柱(2)の形態をなす直立部材に取 り付けられていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 3.組立が、直立部材(2)に沿って垂直方向に間隔を隔てて配置された多数の クランプ組によりる手段により行なわれ、各クランプ組が、直立部材(2)を包 囲し且つボルト止め継手(26、26′)等により相互連結される2つの第1部 分円フープ要素(25′、25″)からなり、2つの第1部分円フープ要 素(25′、25″)のうちの少なくとも1つが半径方向に突出する多数の支持 手段(27)を備え、該支持手段(27)の自由端には2つの第2部分円フープ 要素(28′、28″)のうちの1つが支持され、該第2部分円フープ要素(2 8′、28″)が協働して個々のストレーナチューブ(24)を包囲し且つボル ト止め継手(29、29′)等により相互連結されることを特徴とする請求の範 囲第2項に記載の装置。 4.逆洗可能ストレーナ(3)のストレーナ壁(10)が、該ストレーナ壁の外 面上に形成される繊維マットすなわち繊維層を、周方向に連続する繊維マットよ り一層容易に別々に分離される幾つかの部分セクションに分割する手段(17) を有することを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の装 置。 5.前記手段(17)が、半径方向に突出し且つ周方向に間隔を隔てて配置され た長手方向の多数のウイング又はウイング状要素(17)からなることを特徴と する請求の範囲第4項に記載の装置。 6.前記第2導管がチューブ(7)からなり、該チューブ(7)の、ストレーナ 壁(10)に対して中央に配置された開口領域には1組の湾曲ブレード(20) の形態をなす回転発生手段(18)が設けられ、湾曲ブレード(20)はチュー ブと、該チューブ内で中央に配置された実質的に円錐状の本体との間に配置され ており、チューブと前記本体との間の環状ギャップを通って流れる水を回転すな わち旋回させてストレーナ壁(10)に対し押しやることを特徴とする請求の範 囲第4項又は第5項に記載の装置。 7.逆洗可能ストレーナ(3)のハウジングは、その一端例えば上端部が閉鎖さ れており、第1導管(4)が反対側の端部に連結され、洗浄水導管(7)が第1 導管(4)の部分(4′)内に同心状に挿入されていることを特徴とする請求の 範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載の装置。 8.第3導管(23)が、逆洗可能ストレーナ(3)と吸引ポンプとの間の箇所 (30)で第1導管(4)に連結されていることを特徴とする請求の範囲第1項 〜第7項のいずれか1項に記載の装置。
JP6514048A 1992-12-04 1993-12-03 原子力発電所の緊急冷却装置への水を濾過する装置 Pending JPH08504271A (ja)

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