JPH08502775A - ブロックコポリアセタール、その製造方法及び洗浄剤及び清浄剤におけるその使用 - Google Patents
ブロックコポリアセタール、その製造方法及び洗浄剤及び清浄剤におけるその使用Info
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Abstract
(57)【要約】
(A) アセトアルデヒドアセタール単位を含みかつ分子中に少なくとも2個のOH基を有するポリアセタール及び(B) アセトアルデヒドアセタール単位を含みかつ分子中に少なくとも2個のビニルエーテル基を有するポリアセタールの陽イオン開始重付加によって得られ、この際(A):(B)のモル比が2:1〜1:2であるブロックコポリアセタール、(A)及び(B)の陽イオン開始重付加によってブロックコポリアセタールを製造する方法ならびに燐酸塩の少ない及び燐酸塩不含の洗浄剤及び清浄剤用添加物としての及び食器用洗剤中の低発泡性界面活性剤としての該ブロックコポリアセタールの使用。
Description
【発明の詳細な説明】
ブロックコポリアセタール、その製造方法
及び洗浄剤及び清浄剤におけるその使用
技術分野
本発明は、ブロックコポリアセタール、その製造方法及び洗浄剤(Waschmitte
l)及び清浄剤(Reinigun-gsmittel)におけるその使用に関する。
背景技術
ポリオールを酸触媒によりジビニルエーテルに付加することによってポリアセ
タールを製造することは、Journal of Polymer Science:Polymer Letters Edi-
tion、Vol.18、293−297(1980)から公知である。すなわち例え
ば、p−トルオールスルホン酸の触媒作用下にトランス−1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールをブタンジオールジビニルエーテルに重付加することによって分
子量200000を有するポリアセタールが得られる。該ポリアセタールは医学
において作用物質の制御された放出のために使用される。
まだ公開されていないドイツ国特許出願第P4142130.2号明細書から
は、ジビニルエーテル及びジヒドロキシ化合物ならびに場合によりモノヒドロキ
シ化合物の陽イオンにより開始される重付加によって得られるポリアセタールを
、燐酸塩の少ない洗浄剤及
び清浄剤ならびに燐酸塩を含まない洗浄剤及び清浄剤に対する添加物として使用
することが公知である。また同明細書からは、ジビニルエーテル及びジヒドロキ
シ化合物の陽イオン開始重付加及びその次に行われるポリアセタール中のビニル
エーテル基の5〜95%に対するモノヒドロキシ化合物の付加によって得られる
(その結果得られるポリアセタールはビニルエーテル基を有する)ポリアセター
ルも公知である。 本発明の課題は、洗浄剤及び清浄剤において使用することが
できる新規物質を提供することである。
発明の開示
前記課題は、本発明により、
(A) アセトアルデヒドアセタール単位を含みかつ分子中に少なくとも2個の
OH基を有するポリアセタール及び
(B) アセトアルデヒドアセタール単位を含みかつ分子中に少なくとも2個の
ビニルエーテル基を有するポリアセタール
の陽イオン開始重付加によって得られ、この際ポリアセタール(A)中のOH基
:ポリアセタール(B)中のビニルエーテル基のモル比が2:1〜1:2である
ことを特徴とするポリアセタールによって解決される。
また前記課題は、
(A) アセトアルデヒドアセタール単位を含みかつ分子中に少なくとも2個の
OH基を有するポリアセ
タール及び
(B) アセトアルデヒドアセタール単位を含みかつ分子中に少なくとも2個の
ビニルエーテル基を有するポリアセタールに、
ポリアセタール(A)中のOH基:ポリアセタール(B)中のビニルエーテル基
のモル比=2:1〜1:2で陽イオン開始重合を施すことを特徴とする、ブロッ
クコポリアセタールの製造方法によって解決される。
このようにして得られるブロックコポリアセタールは、燐酸塩の少ない洗浄剤
及び清浄剤ならびに燐酸塩を含まない洗浄剤及び清浄剤への添加物として、また
食器用洗剤中の低発泡性界面活性剤として使用される。
アセトアルデヒドアセタール単位を含みかつ分子中に少なくとも2個のOH基
を有する(A)群のポリアセタールは、例えば、(a)ビニルエーテル及び(b
)ジヒドロキシ化合物に、モル比1:2〜1:1.0001で陽イオン開始重付
加を施すことによって製造される。この陽イオン開始重付加の場合には、場合に
より他の群(c)としてモノヒドロキシ化合物を付加してもよい。
(a)群のモノマーとしては、全ジビニルエーテルが挙げられる、例えばジビ
ニルエーテル、フラン、エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリ
コールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジ
ビニルエーテル、テトラエチレングリコールジビニルエーテル、プロピレングリ
コールジビニルエーテル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、1,6−
ヘキサンジオールジビニルエーテル、ビス−(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ンジメタノールジビニルエーテル、分子量250〜4500のポリテトラヒドロ
フランジビニルエーテル、20000までのポリエチレングリコールの分子量を
有するポリエチレングリコールジビニルエーテル、10000までの分子量を有
するポリプロピレングリコールジビニルエーテル、エチレンオキシド及びプロピ
レンオキシドから成るコポリマーの10000までの分子量を有するジビニルエ
ーテルならびにポリオールから水脱離によって得られる、ジオールのジビニルエ
ーテル、例えばジアンヒドロソルビット−ジビニルエーテル、ジアンヒドロマン
ニット−ジビニルエーテル又はジアンヒドロエリトリット−ジビニルエーテルで
ある。(b)群の全ジヒドロキシ化合物は(a)群のモノマーのようにそれらの
ジビニルエーテルの形で使用することができる。
(b)群のモノマーとしてはジヒドロキシ化合物を使用する。原則的には、2
個のOH基を有するすべての化合物を使用することができる。例えばアルキレン
グリコール、すなわちエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、テトラエチレングリコール、分子量10000までのポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、10000ま
での分子量を有するポリプロピレングリコール、10000までの分子量を有す
る、エチレンオキシド及びプロピレンオキシド及び場合によりブチレンオキシド
から成るコポリマー、10000までの分子量を有するポリテトラヒドロフラン
、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール
、1,2−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオ
ール、1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,4−ヘキサ
ンジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−
ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、2,5−ジメチル−2,5−ヘ
キサンジオール、1,4−ビス−(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ピロカ
テキン、レソルシン及びヒドロキノンである。また(b)群のモノマーとしては
、アルキレングリコール及びフェノールの他に、さらに別の官能基、例えばエス
テル基、アミド基、ニトリル基、エーテル基、アセタール基、イミドエステル基
、ケトン基、イミド基及びチオエーテル基ならびにCC−二重結合及び三重結合
を有するようなジヒドロキシ化合物も使用することができる。この種の適当な化
合物の例は、酒石酸ジメチルエステル、酒石酸ジエチルエステル、2,2−ビス
(ヒドロキシメチル)プロピオン酸メチルエステル、
ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステル、2−ブテン−1,4−
ジオール及び3−ヘキシン−2,5−ジオール、テレフタル酸−ビス(エチレン
グリコールエステル)、1−フェニル−エチレングリコール、水素化ヒマシ油か
らのオクタデカンジオール。(b)群の他の適当なモノマーの例は、天然油脂か
ら単離されうるか又は酵素的、細菌的又は化学的反応によって、例えばナタネ油
、アマニ油又はヒマシ油から製造されうるジヒドロキシカルボン酸エステルであ
る。このような化合物の例はジヒドロキシ脂肪酸、例えば10,12−ジヒドロ
キシステアリン酸、9,10−ジヒドロキシステアリン酸、9,12−ジヒドロ
キシ−10−オクタデセン酸、9,12−ジヒドロキシ−9−オキソ−10−オ
クタデセン酸、10,13−ジヒドロキシ−11−オクタデセン酸及び12,1
3−ジヒドロキシ−9−オキソ−10−オクタデセン酸である。またジヒドロキ
シ脂肪酸は、天然産の脂肪酸のヒドロキシル化及び酸化によって、例えばリシノ
ール酸、リノール酸、油酸、リノレン酸、エライジン酸、パルミトレイン酸、ミ
リストレイン酸、パルミチン酸及びステアリン酸から得られる。同様に、ポリオ
ールからの水脱離によって得られたジオール、例えばジアンヒドロソルビット、
ジアンヒドロマンニット、ジアンヒドロエリトリットも適当である。好ましく使
用される、(b)群のモノマーは、ブタンジオール、
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、20,000までの分子量を有する
ポリエチレングリコール、トリエチレングリコール、酒石酸ジメチルエステル及
び酒石酸ジエチルエステルである。
場合により陽イオンにより開始される重付加の場合に併用される、群(c)の
適当なモノヒドロキシ化合物は、それぞれ1個のヒドロキシル基を有する脂肪族
及び芳香族化合物である。通常考慮される、ヒドロキシル基を有する脂肪族及び
芳香族化合物は分子中に30個までの炭素原子を有している。これらの物質は先
ず第一にアルコール及びフェノールである。しかしまたこれらの物質は、他の官
能基、例えばエステル基、アミド基、ニトリル基、エーテル基、アセタール基、
アミノエステル基、イミド基及びチオエーテル基ならびにCC−二重結合及びC
C−三重結合を有していてもよい。考慮される化合物の例はC1〜C30−一価ア
ルコール、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n
−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、ペンタノール、2−メチルブ
タノール、3−メチルブタノール、t−アミルアルコール、3−メチル−3−ペ
ンタノール、シクロヘキサノール、n−ヘキサノール、n−オクタノール、イソ
オクタノール、デカノール、ドデカノール、ステアリルアルコール及びパルミチ
ルアルコールならびに一酸化炭素及び水素をオキソ法によりオレフィンに付加す
ることによって得られるオキソアルコール、アリルアルコール、o−、m−及び
p−クレゾール、アルキルフェノール、ベンジルアルコール、プロパルギルアル
コール、ブチノール、3−メチル−3−ブテン−1−オール、3−メチル−2−
ブテン−1−オール、2−メチル−3−ブテン−2−オール、2−メチル−3−
ブテン−2−オール及び1−エチニルシクロヘキサノールである。
また群(c)のモノマーとしては、アルコール及びフェノールとアルキレンオ
キシド1〜100molとの反応生成物が考慮される。適当なアルキレンオキシド
は、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド及びブチレンオキシドである
。適当なアルコキシル化生成物はエチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、
プロピレングリコールモノブチルエーテル、1,2−ブチレングリコールモノメ
チルエーテル、2−(4−メトキシフェニル)−エタノール、ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、メタノール1molとエチレンオキシド3.9m
ol又は25molとの反応生成物、オキソアルコールとエチレンオキシド3〜25m
olとの反応生成物である。他の適当な単官能価アルコールは例えばエチレンクロ
ルヒドリン、プロピレンクロ
ルヒドリン、6−クロルヘキサノール、8−クロルオクタノール、グリコール酸
メチルエステル、グリコール酸エチルエステル、乳酸メチルエステル、乳酸エチ
ルエステル、乳酸イソプロピルエーテル、乳酸−n−ブチルエステル、乳酸−イ
ソブチルエステル、マンデル酸メチルエステル、マンデル酸エチルエステル、ヒ
ドロキシプロピオンニトリル、ヒドロキシ酪酸メチルエステル、ヒドロキシ酪酸
エチルエステル、ヒドロキシバレリアン酸イソプロピルエステル、ヒドロキシイ
ソバレリアン酸メチルエステル、ヒドロキシイソバレリアン酸エチルエステル、
ヒドロキシイソ酪酸メチルエステル、ヒドロキシイソ酪酸エチルエステル、ヒド
ロキシピバル酸メチルエステル、ヒドロキシピバリン酸エチルエステル、ベンジ
ル酸エチルエステル、マンデル酸ニトリル、ヒドロキシマロン酸ジエチルエステ
ル、ヒドロキシメチルマレイン酸ジエチルエステル、ヒドロキシメチルマロン酸
ジエチルエステル、リンゴ酸ジエチルエステル、クエン酸トリエチルエステル、
ヒドロキシクロトン酸エチルエステル、リンゴ酸ジメチルエステル、クエン酸ト
リメチルエステル、クエン酸トリ−n−プロピルエステル、ヒドロキシクロトン
酸エチルエステル、3−ヒドロキシ−4−ヘキセン酸メチルエステル、2−ヒド
ロキシ−3,3−ジメチルブチロラクトン、ヒドロキシアセトン、グリコールア
ルデヒド、バニリン、オイゲノール、サリチルアルデ
ヒド及びアセトインである。
また、天然産の油又は脂肪から細菌により、酵素により又は化学的ヒドロキシ
ル化によって製造されうるヒドロキシ脂肪酸エステル、例えばリノール酸、リノ
レン酸、油酸、エライジン酸、リシノール酸、パルミチン酸及びステアリン酸を
基礎とするヒドロキシ脂肪酸が適当である。これらから例えば10−ヒドロキシ
−12−オクタデセン酸メチルエステル、10−ヒドロキシ−12,15−オク
タデカジエン酸メチルエステル、12−ヒドロキシ油酸メチルエステル、リシノ
ール酸メチルエステル、10−ヒドロキシオクタデカン酸メチルエステル、10
−ヒドロキシステアリン酸メチルエステル、ヒドロキシパルミチン酸メチルエス
テル、10−ヒドロキシヘキサデカン酸メチルエステル、13−ヒドロキシ−1
2,13−エポキシ−10−オクタデカン酸メチルエステル、9−ヒドロキシ−
10−オキソ−12−オクタデセン酸メチルエステル及び13−ヒドロキシパル
ミチン酸メチルエステルが得られる。
モノマー(a)、(b)及び場合により(c)は陽イオンにより重合される。
この場合群(b)のモノマーのOH基が群(a)のモノマーのビニルエーテル基
に付加して次の構造式:
で示されるアセトアルデヒドアセタールが形成される。
この重付加の際に、モノマー単位がその中でアセトアルデヒドアセタール単位
を介して相互に結合されているポリマー主鎖が得られる。群(a)、(b)及び
場合により(c)のモノマーの陽イオン共重合は、酸性反応するすべての有機又
は無機物質によって開始されうる。適当な陽イオン開始剤は例えばシュウ酸、酒
石酸、アジピン酸、コハク酸、無水コハク酸、クエン酸、蟻酸、酢酸、プロピオ
ン酸、リンゴ酸、1回以上ハロゲン化されたカルボン酸例えばトリフルオル酢酸
又はトリクロル酢酸、塩化水素、臭化水素、沃化水素、硫酸、リン酸、ベンゾー
ルスルホン酸、p−トルオールスルホン酸、ホウ酸、アスコルビン酸、酸性酸化
アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸カリウムアルミニウム、硫酸鉄(II)、
硫酸鉄(III)、酸化アルミニウム、硫酸チタニール、塩化鉄(III)、三弗化ホ
ウ素、三塩化ホウ素、三臭化ホウ素、沃素、酸の形のイオン交換体及び酸の負荷
された不活性固体である。陽イオン重合の開始剤は通常、群(a)及び(b)の
モノマーに対して0.001〜20重量%、好ましくは0.01〜1重量%の量
で使用される。該共重合は著しく発熱的に進行する。反応温度は使用された開始
剤の活性に応じて−20〜250℃、好ましくは0〜200℃である。
好ましくは重合開始剤としてはシュウ酸、酒石酸及びクエン酸を使用する。
モノマー(a)及び(b)は、例えばp−トルオールスルホン酸0.1〜5重
量%の存在ですでに40℃で10分以内に発熱反応で完全に反応する。該共重合
の開始のためにシュウ酸0.2重量%を使用する場合には、この共重合は90℃
では1時間以内に終り、130℃ではすでに10分以内に終了する。しかしまた
、シュウ酸によって開始される共重合を200℃で数秒以内に経過させることも
できる。一般には、弱酸(酒石酸、シュウ酸又はクエン酸)による重合開始の場
合には70℃を超える温度を選択し、他方トルオールスルホン酸のような強酸を
使用する場合には、70℃未満の反応温度を保つ。共重合の際には、少なくとも
無色の油状物又は樹脂状物が生じ、触媒としてシュウ酸及び酒石酸を使用する場
合には、極めて熱安定な油状物又は樹脂状物が形成される。
モノマー(a)、(b)及び場合により(c)の陽イオン重合は、好ましくは
溶剤不在で行われる。しかしまた不活性希釈剤の存在で作業することもできる。
これは特定の場合には、反応熱が次に蒸発する希釈剤によって容易に放出されう
るので、有利である。強酸を開始剤として使用する場合には、好ましくは希釈剤
中の開始剤の溶液、例えばトルオール中のp−トルオールスルホン酸の0.00
5〜10重量%溶液、特に好
ましくは0.01〜5重量%溶液を使用する。
陽イオン共重合の場合の希釈剤としては、ビニルエーテルと反応することので
きる官能基を有しないすべての希釈剤が適当である。好ましくは、水不含の形で
得られかつ非吸湿性であるような希釈剤を使用する。適当な希釈剤の例は、酢酸
エチルエステル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、エトキシエチルアセ
テート、ブトキシエチルアセテート、脂肪族炭化水素、すなわちペンタン、ヘキ
サン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン及びイソオクタンならびに
芳香族炭化水素、すなわちトルオール、キシロール、メシチレン、テトラリン及
びアニソールである。さらに適当な溶剤はテトラヒドロフラン、ジオキサン及び
デカリン、アセトン、エチルメチルケトン及びシクロヘキサノンである。
該共重合は、例えばワンポット(Eintopf)反応として行うことができる。こ
のためには群(a)及び(b)及び場合により(c)のモノマーを反応容器中で
水分の排除下に混合し、開始剤を加えかつ必要な反応温度に加熱することができ
る。有利な実施態様の場合には、開始剤の全量を成分(a)、(b)及び場合に
より(c)の重合すべきモノマー混合物10%と一緒に20℃で反応容器中に入
れ、好ましくは不活性ガス雰囲気下に反応容器中に装入された成分を加熱するこ
とによって重合反応を開始する。この際混合物を撹拌し
、引続く共重合の間も撹拌する。重合が始まる否や、成分(a)、(b)及び(
c)の成分化合物の残りのモノマー混合物を、重合熱が確実に放出されうるよう
な程度で連続的に又は回分的に容器に加える。シュウ酸、酒石酸又はクエン酸を
開始剤として使用する場合には、モノマー(a)、(b)及び場合により(c)
の共重合の開始のためには約70℃〜約170℃の温度を必要とする。次に酸は
モノマー混合物中で溶解して均質溶液になり、重合が始まる。
モノマー混合物中に溶解しない開始剤の場合には、不均質反応混合物を、重合
が開始するまで100〜250℃の範囲の温度に加熱する。
開始剤は重合後に分離されるか又は失活される。触媒の失活が望ましい、それ
というのもコポリマーは酸性反応する物質及び水又は他のプロトン溶剤の存在で
加水分解を受けて分子量が分解するからである。開始剤の失活のためには、共重
合の終了及び場合により反応混合物の冷却後に、反応混合物にアルカリ、好まし
くは炭酸水素ナトリウム、苛性ソーダ液、苛性カリ液、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸アンモニウム、アミン、例えばアンモニア、メチルアミン、ジメチ
ルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、ジブチルアミン
、トリブチルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、モルホリン又は強塩基と強酸とから成る塩、
例えば酢酸ナトリウム、蟻酸ナトリウム又は炭酸水素カリウムを加える。さらに
は酸性開始剤の失活のためには、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、塩基性酸
化アルミニウム及び塩基性イオン交換体も適当である。不溶の開始剤は濾過によ
って容易に除去することができる。
群(a)及び(b)の前記化合物をモル比1:2〜1:1.0001で、すな
わち成分(b)の化合物のモル過剰で縮合する場合には、アセトアルデヒドアセ
タール単位を有しかつ分子中に少なくとも2個のOH基を有するポリアセタール
が生じる。これに対して成分(a)及び(b)の前記化合物をモル比2:1〜1
.0001:1にする場合には、アセトアルデヒドアセタール単位を有しかつ分
子中に少なくとも2個のビニルエーテル基を有するポリアセタールが生成される
。この群の化合物は群(B)のポリアセタールである。群(A)及び(B)のポ
リアセタールは好ましくは10〜100のK値(25℃でテトラヒドロフラン中
の1%溶液でH.フイケンチャー(Fikentscher)法により測定)を有する。
本発明によるブロックコポリアセタールは、
(A) アセトアルデヒドアセタール単位を有しかつ分子中に少なくとも2個の
OH基を有するポリアセタール及び
(B) アセトアルデヒドアセタール単位を有しかつ
分子中に少なくとも2個のビニルエーテル基を有するポリアセタール
に、ポリアセタール(A)中のOH基:ポリアセタール(B)中のビニルエーテ
ル基のモル比=2:1〜1:2で陽イオンにより開始される重付加を受けさせる
ことによって製造される。このためには、化合物(a)と化合物(b)との重付
加について前記したのと同じ開始剤を必要とする。同様に、アセトアルデヒドア
セタール単位を有する、群(A)及び(B)のポリアセタールの製造のために前
記した他の方法手段が成分(A)及び(B)の反応のためにも使用される、つま
りこの反応は比較的高い温度で、好ましくは溶剤の不在で行われる。
ポリアセタール(A)とポリアセタール(B)との反応は、例えば次のように
図解されうる:
ポリアセタール(A)中のOH基:ポリアセタール(B)中のビニルエーテル
基の比は2:1〜1:2である。この比が1の数値に近づけば近づく程、生成さ
れるブロックコポリアセタールの分子量はそれだけ大きくなる。この比が前記範
囲外にある場合には、過剰
に存在する成分(A)及び(B)は実際に未変化の形で残っている。ブロック共
重合の重合度は例えば次式で計算されうる:
ここで(A)は群(A)のポリアセタールのモル数を表わし、(B)は群(B
)のポリアセタールのモル数を表わし、Pブロックはブロックコポリマーの重合
度を表わす。重合度は、ブロックコポリマー中に幾個のブロックA及びBが存在
しているかを示す。
ポリアセタール(A)及び(B)の選択によって親水性及び疎水性ブロックが
構成されうる。この場合には、それぞれ末端OH基を有する親水性及び疎水性ブ
ロックコポリアセタールも、またそれぞれ末端ポリアセタール基を有する親水性
又は疎水性ブロックコポリマーも製造することができる。この合成原理を説明す
るために、例えば次のブロックコポリアセタールが記戟される:
(1) トリエチレングリコール8mol及びトリエチレングリコールジビニルエ
ーテルに陽イオン開始重付加を受けさせることによって、群(A)の疎水性ポリ
アセタールが製造される。平均15個のモノマー単位及び鎖端にそれぞれ1個の
OH基を有する、アセトアルデヒドアセタール単位を有するポリアセタールが得
られる。
群(B)の疎水性ポリアセタールは、例えば1,6−ヘキサンジオール4mol
及び1,4−ブタンジオールジビニルエーテルに陽イオン開始共重合を受けさせ
ることによって製造することができる。このようにして、平均9個のモノマー単
位及び2個のビニルエーテル末端基を有する群(B)のアセトアルデヒドアセタ
ール単位を有するポリアセタールが得られる。
上記の2種類のポリアセタール(A)及び(B)を相互に重付加させると、親
水性ブロックと疎水性ブロックとから交互に構成されているブロックコポリアセ
タールが得られる。
(2) 1,4−ブタンジオール11mol及び1,4−ブタンジオールビニルエ
ーテル10molに陽イオン開始重付加を受けさせることによって、疎水性ポリア
セタール(A)が製造される。それぞれアセトアルデヒドアセタール単位を介し
て結合されておりかつ末端OH基を有する21個のモノマー単位から構成されて
いる疎水性ポリアセタール(A)が得られる。
平均分子量300のポリエチレングリコール12mol及びトリエチレングリコ
ールジビニルエーテル13molに、陽イオン開始重付加を受けさせることによっ
て親水性ポリアセタール(B)が製造される。このようにして得られる親水性ポ
リアセタールは、アセトアルデヒドアセタール単位を介して相互に結合されてお
りか
つビニルエーテル末端基を有する平均25個のモノマー単位から成る。疎水性ポ
リアセタール(A)と親水性ポリアセタール(B)との重付加によって、界面活
性剤の特性を有するブロックコポリアセタールが製造される。
(3) 1,6−ヘキサンジオールジビニルエーテル1molとビス(ヒドロキシ
メチル)シクロヘキサン2molとを反応させることによって、アセトアルデヒド
アセタール単位を介して結合されている、3個のモノマー単位を有する疎水性ポ
リアセタールAが製造される。
該ポリアセタールは合せて3個のOH末端基を有する親水性ポリアセタール(
B)は、平均分子量600のポリエチレングリコール19mol及びテトラエチレ
ングリコールジビニルエーテル20molに陽イオン開始重付加を受けさせること
によって製造される。アセトアルデヒドアセタール単位を介して結合されており
かつ鎖端にそれぞれビニルエーテル基を有するモノマー単位平均39個から成る
親水性ポリアセタール(B)が得られる。
疎水性ポリアセタール(A)及び親水性ポリアセタール(B)の重付加によっ
て、少量の疎水性単位を含む親水性ブロックコポリアセタールが製造される。該
ブロックコポリマーは十分に高い分子量の場合には増粘剤特性を有する。
(4) ヘキサンジオール4mol及びビス(ヒドロキシメチル)−シクロヘキサ
ンジビニルエーテル2molから、3個のモノマー単位及び末端OH基を有するポ
リアセタール2molが得られる。
トリエチレングリコールジビニルエーテル4mol及びトリエチレングリコール
3molからは、アセトアルデヒドアセタール単位を介して結合されているモノマ
ー単位7個を有する親水性ポリアセタールBが製造される。該親水性ポリアセタ
ールは末端ビニルエーテル基を有する。
疎水性ポリアセタール(A)と親水性ポリアセタール(B)との反応によって
、7個の親水性モノマー単位から成り、その両端にそれぞれ3個のモノマー単位
の疎水性ブロックが付加されているブロックコポリアセタールが得られる。平均
して13個のモノマー単位から成るブロックコポリアセタールが形成され、末端
では疎水性構造が支配的であり、中間では親水性構造単位が多い。該ブロックコ
ポリアセタールは末端OH歴を有している。
使用量を変えることによって、溶剤、特に水に対するブロックコポリアセター
ルの特性に影響を及ぼすことができる。このようにして例えば次に記載するブロ
ック構造を形成することができる:
I=親水性ブロック:OH及びビニルエーテル基を末端基として有することがで
きる。
0=疎水性ブロック:OH及びビニルエーテル基を末端基として有することがで
きる。
I−O−I
O−I−O
I−O−I−O−I
O−I−O−I−O−I−O−I−O
I-0-I-0-I-0-I-0-I-0-I-0-I-0-I-0-I
また、両側に末端OH基を有する親水性ブロックI1と末端ビニルエーテル基
を有する親水性ブロックI2を反応させることもできる。この場合には、両側に
ビニルエーテル基を有する親水性構造:
I2−I1−I2
が得られる。2個の異なる親水性ブロックから構成されている前記の親水性ブロ
ックには、末端にOH基を有する別種の親水性モノマーI3を付加することがで
きる:
I3−I2−I1−I2−I3
3種の親水性ブロック(I1、I2、I3)から成るポリアセタールは、末端に
、末端ビニルエーテル基を有する疎水性ブロックと反応されうるOH基を有して
いる:
O−I3−I2−I1−I2−I3−O
該ブロックコポリアセタールは3種のブロックI1、I2、I3から成る親水性
核及び疎水性末端ブロックOを有する。この複合的可変性(Variationsmoegl-
ichkeiten)によって組合せの可能数はほぼ無限である。
ブロックコポリアセタールの特性は、ポリアセタール(A)及び(B)が相互
に反応される順序によって変化されうる。この例として、ポリアセタール(A)
がOH−末端基2molを有し、ポリアセタール(B)がビニルエーテル末端基1m
olを有するような割合でポリエーテル(A)とポリエーテル(B)との反応を考
察してみると、反応の初め、つまりビニルエーテル基がまだ存在している間に(
A)と(B)に加えることによって、両端にビニルエーテル基を有するB−A−
Bの順序を有するポリマーが得られる。Aの添加を続けるにつれて反応混合物中
のポリアセタール(B)の含分が減少し、ジビニルエーテルブロックB−A−B
の反応はポリアセタールAと共に増大する。B−A−B−A−B−A−Bの順番
を有するブロックは増大的に形成される。ポリアセタールAの量の半分が供給さ
れている場合には、OH基及びビニルエーテル基は等モル存在する。この場合に
は、大きい分子量を有するブロックが形成される。Aの量の第2の半分は使用さ
れないでいる。従って生じる反応混合物中には(A−B)n及びA単位を有する
ブロックが含有されている。
しかしポリアセタールBをポリアセタールAに加える場合には、少なくともポ
リアセタールBの添加時には、OH基は過剰に存在する。この場合には、A−B
−Aから成りかつ両側にOH基を有するブロックが形成され、このものは未変化
ポリアセタールAと並んで反応混合物中に含有されている。添加の終り頃になっ
て初めて反応混合物のポリアセタールA分が減少し、A−B−A−ブロックとポ
リアセタールBとの反応が著しく増大する。
ブロックを結合する順序は任意に行ってよい。ポリアセタールA及びBを反応
混合物に加える順序を変えることによって、相応のブロックポリアセタールの特
性を目的に応じて調節することができる。すなわち例えばポリマー界面活性剤を
製造することができる。
該ブロックコポリアセタールは7未満のpH値でアセトアルデヒド及びジオー
ルに分解される。ブロックコポリアセタールを、二酸化炭酸で飽和されている水
中に溶解させると、溶解されたブロックコポリアセタールは4週間以内に実際に
定量的に分解される。このpH値の場合には、水性媒体中でのブロックコポリア
セタールの加水分解は数分以内に終了している。また該ブロックコポリマーは、
特定な性質を得るために、目的に応じた酸性加水分解によって分解されうる。ま
た例えば、エステル基を有するブロックコポリアセタールを水性媒体中でアルカ
リ性で加水分解させて、ブロックコポリアセタールのエステル基をカルボキシレ
ートに変えることもできる。該ブロックコポリマーは例えば9〜100の範囲の
K値(H.Fikenscherにより
1重量%のポリマー濃度で水中でpH8、25℃で測定)を有している。該ブロ
ックコポリマーの分子量(標準としてポリエチレングリコールを含む水性溶液に
より粘度計を用いて測定する)は、好ましくは300〜150,000である。
該ブロックコポリマー及びその加水分解生成物は生物学的に容易に分解されうる
。
該ブロックコポリアセタールは、燐酸塩の少ない及び燐酸塩不含の粉末状及び
液状洗浄剤及び清浄剤への添加物として使用される。また該ブロックコポリアセ
タールは食器用洗剤中の低発泡性界面活性剤としても適当である。洗浄剤及び清
浄剤中のブロックコポリアセタールの使用量は通常0.5〜20重量%、好まし
くは2〜10重量%であり、食器用洗剤及び機械用清浄剤の場合には0.1〜4
0重量%である。
燐酸塩の少ない洗浄剤及び清浄剤とは、25重量%未満の燐酸塩(三燐酸五ナ
トリウムとして計算)を含有しているような製剤を意味するものとする。粉末状
洗浄剤の組成は極めて相違している。燐酸塩不含の洗浄剤、特に濃厚な粉末状コ
ンパクト洗浄剤(Kompakt-waschmittel)は、常用の界面活性剤成分の他にビル
ダーとして、結晶質又は無定形の粉末状水和珪酸ナトリウムの形のゼオライト及
び/又は層状珪酸塩(Schic-htsilikate)を含有していてもよい。この種の珪酸
塩は公知である(ヨーロッパ特許第0164514号及びヨーロッパ特許出願公
開第0444415号明細書
参照)。同様なことは清浄剤の組成に関してもいえる。洗浄剤及び清浄剤は通常
は1〜50重量%の量の界面活性剤を含有しており、若干の場合にはさらに多量
の界面活性剤さえ含有しており、場合によってはビルダーも含有する。これらの
数値は液状ならびに粉末状洗浄剤及び清浄剤について適用される。ヨーロッパ、
米国及び日本で使用されている洗浄剤の組成の例は、例えばChemical and Engin
eering News 67(1989)、35(表記されている)及びUllmans Encyklo-
paedie der technischen Chemie、Verlag Chemie、We-inheim 1983、4版
、63〜160頁に記載されている。洗浄剤及び清浄剤の組成に関する他の記載
は国際公開(WO−A)−90/13581から見出せる。
洗浄剤及び清浄剤中で本発明により使用することのできるブロックコポリアセ
タールは、燐酸塩の少ない及び燐酸塩不含の洗浄剤及び清浄剤の一次洗浄能力(
Primarwaschvermoepen)を改善し、これらの製剤中に容易に混入することができ
、水を含む界面活性剤の粘度を低減し、安定な均質性洗浄剤及び清浄剤を与える
。
本発明により使用されるブロックコポリアセタールは、粘度低減効果により、
燐酸塩の少ない及び燐酸塩不含の洗浄剤及び清浄剤の製造の場合の重要な助剤で
ある。この助剤を使用することによって、クラッチャー(Crutcher)中のスラリ
ー濃度を少なくとも80%
に高めることができる。これは、噴霧塔のより有利な使用によって経済性が改善
されかつ蒸発されねばならない水がより少なくなるためにエネルギーが節約され
ることを意味する。同様に本発明によるブロックコポリアセタール及びコポリマ
ーは、混合物の製造の際に、高い粘度のために種々の障害の原因となるゲル相が
生じるところでは何処でも有利に使用することができる。
またブロックコポリアセタールは分散液を製造するための乳化剤及び保護コロ
イドとしても使用することができる。また該コポリマーはポリ塩化ビニル又はポ
リスチロールのような材料中のポリマー可塑剤として使用するためにも適してい
る。また該ブロックコポリアセタールはポリウレタンを製造するための流動性ジ
オール成分としても使用することができる。該ブロックコポリアセタールの好ま
しい使用は、食器用洗剤及びボトル洗液中の低発泡性界面活性剤として使用する
ことにある。すなわち該ブロックコポリマーは、繊維材料の清浄の場合にも、硬
質表面の清浄の場合にも使用される。該ブロックコポリマーは前記製剤中のアル
カリ性成分に対して安定でありかつ接着性のために水溶性接着剤を製造するため
の水溶性接着物質又は原料として使用することもできる。
例中のパーセントは、他の指摘がない限り、重量%である。K値は、H.Fiken
tscherにより(Cellulose−
Chemie、Band 13、58−64及び71−74(1932))、水中の1重量
%溶液でpH8及び25℃で測定した。
例中では次の略語を使用する:
Oは、OH−又はビニルエーテル末端基を有することのできる疎水性ブロックを
表わす。
Iは、OH−又はビニルエーテル基を有することのできる、アセトアルデヒド単
位を含むポリアセタールの親水性ブロックを表わす。
例1
ブロックコポリアセタール1−ビニルエーテル末端基を有するO−I−O型のブ
ロックコポリアセタールの製造
ポリアセタールAは親水性ブロックIであり、シュウ酸0.4gを500ml容
量の丸底フラスコ中で110℃の温度でトリエチレングリコール0.7mol(1
05g)中に溶かし、2時間以内にジエチレングリコールビニルエーテル0.6
mol(94.8g)を連続的に加える。反応混合物を110℃の温度でさらに3
0分間保ち、次に試料を取出し、ビニルエーテル基の残分を沃素還元滴定により
測定する。この残分はビニルエーテル基0.003molであった。ポリアセター
ルAのOH価は68である(計算値56)。該ポリアセタールK値15.1の流
動性樹脂である。
ポリアセタールBを疎水性ブロックOとして製造する
:
シュウ酸0.29を500mol容量の丸底フラスコ中で110℃の温度で1,
4−ブタンジオールジビニルエーテル0.6mol(85.2g)中に溶かし、6
0分以内に1,6−ヘキサンジオール0.4mol(47.2g)を加える。反応
混合物を110℃でさらに撹拌する。次に試料を取出し、ビニルエーテル基の含
分を測定する。ビニルエーテル基0.38mol(計算値0.4mol)が存在してい
る。
本発明によるブロックコポリアセタールの製造のためには、前記のブロックコ
ポリマーAをその製造の直後に2時間以内にポリアセタールBに加え、110℃
の温度で反応を行う。ポリアセタールAの添加後に反応混合物を110℃の温度
でなお40分保つ。試料について沃素還元滴定により測定したビニルエーテル分
はビニルエーテル基0.12molである。ブロックコポリマーは20.2のK値
を有する。
例2
ブロックコポリアセタール2
このブロックコポリアセタールは(0−I)n型のコポリマーである。
ポリアセタールAはブロックコポリアセタールの親水性ブロックIを形成する
。例1でポリアセタールAの製造に関して記載した方法により製造される。
ポリアセタールBは疎水性ブロック0であり、この
ものは、500ml容量の丸底フラスコ中でシュウ酸0.2gを、110℃の温度
で1,4−ブタンジオールジビニルエーテル0.3mol(42.6g)中に溶か
し、この混合物に1,6−ヘキサンジオール0.2mol(23.6g)を60分
以内に連続的に加える。このヘキサンジオールの添加終了後に、同反応混合物を
110℃の温度でなお30分撹拌する。試料の分析によりビニルエーテル基0.
11mol(計算値0.10mol)が得られる。
ブロックコポリアセタールの製造のためには、110℃の温度を有する、例1
で記載したポリアセタールAを、2時間以内に前記のポリアセタールBに連続的
に加える。この添加の終了後に、反応混合物をなお40分110℃の温度に加熱
する。この時間の経過後にビニルエーテル基の含分は0.001molである。得
られたブロックコポリマーは25.7のK値を有している。
例3
OH−末端基を有する0−I−0型のブロックコポリマー3
該ブロックコポリマーの疎水性ブロック0を形成するポリアセタールを製造す
る。このために、250ml容量の丸底フラスコでシュウ酸0.39を110℃の
温度でビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン0.3mol(43.2g)中に
溶かし、60分以内に1,4−ブタ
ンジオールジビニルエーテル0.2mol(56g)を連続的に加える。次いでこ
の反応混合物をなお30分110℃に加熱する。同混合物は0.001molのポ
リアセタール基を有している。OH価は65(計算72)であり、K値は10.
9である。
親水性ブロックIとして該ブロックコポリマーの成分となるべきポリアセター
ルBは、250ml容量の丸底フラスコでシュウ酸0.5gを110℃の温度でジ
エチレングリコールジビニルエーテル0.55mol(86.9g)中に溶かし、
2時間以内にトリエチレングリコール0.5mol(75g)を連続的に加えるこ
とによって製造する。トリエチレングリコールの添加後に反応混合物を110℃
の温度でなお30分撹拌する。この後沃素還元滴定により測定されたビニルエー
テル基の含分は0.08mol(計算0.1mol)である。
ポリアセタールBは流動性樹脂である。このものは11.3のK値を有してい
る。
ブロックコポリアセタールを製造するためには、110℃の温度を有するポリ
アセタールBを、110℃の温度で2時間以内に連続的に加える。ポリアセター
ルBの添加後に反応混合物を110℃の温度でなお40分撹拌する。その後生成
されたブロックコポリマーのビニルエーテル分を沃素還元滴定により測定する。
ビニルエーテル分はビニルエーテル基0.003mol(計算値0mol)である。ブ
ロックコポリマーのOH価は
32(計算値28)であり、K値は16.0である。
例4
ブロックコポリマー4
このブロックコポリマーはI−O−I−O−I型であり、OH−末端基を有す
る。該ブロックコポリマーの親水性ブロックIを形成するポリアセタールAは、
1000ml容量の丸底フラスコで110℃の温度でシュウ酸2gをトリエチレン
グリコール2.7mol(405g)中に溶かし、このものにジエチレングリコー
ルビニルエーテル2.4mol(380g)を3時間以内に連続的に加えることに
よって製造される。ジビニルエーテルの添加後に反応混合物を110℃の温度で
さらに30分撹拌する。このようにして得られるポリアセタールAはビニルエー
テル基0.005molを含有し、55のOH価を有する(計算値43)。ポリア
セタールAのK値は12.5である。
該ブロックコポリアセタールの疎水性ブロック0を形成するポリアセタールB
は、500ml容量の丸底フラスコで110℃の温度でシュウ酸0.59を1,4
−ブタンジビニルエーテル1.2mol(170.4g)中に溶かし、このものに
1,6−ヘキサンジオール1.0mol(118g)を60分以内に加えることに
よって製造される。ヘキサンジオールの添加終了後に反応混合物を30分110
℃の温度に加熱する。その後ビニルエーテル基の含分は0.37mol(計算値0
.4mol)であ
る。ポリアセタールBは16.3のK値を有している。
前記の型のブロックコポリアセタールの製造のためには110℃の温度を有す
るポリアセタールBを、110℃に加熱されたポリアセタールAに2時間以内に
加えて、反応させる。ポリアセタールBの添加終了後に反応混合物を110℃の
温度でなお40分撹拌する。ポリアセタールA及びBの製造で使用されるシュウ
酸は、ポリアセタールA及びBから成るブロックコポリアセタールの製造を触媒
するのに十分である。このようにして得られるブロックコポリアセタールは0.
002molのビニルエーテル基を含有し、そのOH価は15(計算値10)であ
る。ブロックコポリアセタールのK値は23.0である。
例5
ブロックコポリアセタール5
このブロックコポリアセタールはOH基を有するO−I1−I−I1−O型である
。ブロックコポリマーのブロックIを形成するポリアセタールAの製造:
500ml容量の丸底フラスコでシュウ酸0.4gを110℃の温度で分子量3
00のポリエチレングリコール0.3mol(90g)中に溶かし、ジエチレング
リコールジビニルエーテル0.2mol(31.6g)を2時間以内に連続的に加
える。ジビニルエーテルの添加後に反応混合物を110℃の温度でなお30分撹
拌し、それから試料を採取する。試料の分析によりビニルエー
テル基0.18mol(計算値0.2mol)及びOH価112(計算値92)が得ら
れる。ポリアセタールAのK値は9.1である。
親水性ブロックI1を形成するポリアセタールBの製造:
500ml容量の丸底フラスコでシュウ酸0.4gを、トリエチレングリコール
ジビニルエーテル0.6mol(130.8g)中に溶かし、酒石酸ジエチルエス
テル0.4mol(82.4g)を60分以内に加える。酒石酸エステルの添加後
に反応混合物を110℃の温度でさらに45分撹拌し、次に試料を取って分析に
かける。沃素還元滴定によりビニルエーテル基0.37mol(計算値0.4mol)
が得られる。該ポリアセタールBは10.3のK値を有している。
ブロックコポリアセタールの疎水性ブロック0を形成するポリアセタールA1の
製造:
500ml容量の丸底フラスコでシュウ酸0.4gを1,4−ブタンジオールジ
ビニルエーテル0.8mol(114g)中に溶かし、この温度で1,6−ヘキサ
ンジオール1.0mol(118g)を60分以内に連続的に加える。次に反応混
合物を110℃でなお30分撹拌する。反応混合物から採取した試料の沃素還元
滴定により0.006molのビニルエーテル基含分が測定される。OH価は96
(計算値90)である。ポリアセタールA1は13.5のK値を有している。
前記の型のブロックコポリアセタールを製造するために、110℃の温度を有
するポリアセタールAを、同様に110℃の温度を有するポリアセタールBに2
時間以内に連続的に加える。前記温度で反応を行う。反応混合物を110℃で6
0分撹拌する。この後ビニルエーテル基含分は0.18mol(計算値0.2mol)
である。このようにして得られたブロックコポリアセタールを次に110℃に加
熱したポリアセタールA1に2時間以内に連続的に加え、その後なお30分11
0℃に加熱する。この後ブロックコポリアセタールのビニルエーテル含分は0.
008molであり、OH価は18(計算値19)である。
次に、このように製造されたブロックコポリアセタールを苛性ソーダ液0.4
molでアルカリ処理することによって、ブロックコポリアセタール中にポリアセ
タールBによって挿入されたエステル基の部分が加水分解され、ナトリウム塩の
形に変えられる。Na−形でのポリマーのK値は14.7である。
応用技術
前記のブロックコポリアセタールを洗浄剤及び清浄剤への添加物として試験す
る。次の実施例では、ブロックコポリアセタールの一次洗浄効果及び灰色化(Ve
-rgrauung)に及ぼす影響が証明される。灰色化傾向を測定するために、標準汚
染布を白色試験布と一緒に数回洗浄し、各洗浄後に汚染布を新しいものと取り替
え
る。汚染布から溶出された、洗浄の間に白色試験布に吸収する汚れは、測定され
る白色度(Weissgrad)の低減をもたらす。
一次洗浄効果及び灰色化の測定のためには次の条件を保つ:
洗浄機 ラウンダーオメータ(Launder−o−
meter)
洗浄温度 60℃
水の硬度 3mmol Ca/l=16.8°(ドイツ
硬度比Ca:Mg3:1)
洗浄時間 30分(加熱時間も含む)
洗浄サイクル 4
洗浄剤供給 6g/l
染液比 1:14.3
織布
白布 :木綿/ポリエステル織布
ポリエステル織布
汚染布:WKF 20 D(Waschereiforschung
Krefeld)(各洗浄後に取り替える)
ダトカラー(Datocolor)社のエルレホ(Elrepho)2000を用いる白色度の測
定(反射率%)
未洗浄布の白色度:
木綿/ポリエステル 80.1
ポリエステル 78.0
WKF 20 D 38.0
洗浄の前及び後の個々の織布における白色度の差をその都度記録してある。汚
染布WKF20Dにおける白色度の差が大きくなればなるほど、それだけ一次洗
浄効果は大きい。白布における白色度の差が小さくなればなるほど、それだけ灰
色化抑制は良好になる。
比較のために、ブロックコポリアセタールを含有していない洗浄剤も試験にか
けた。
洗浄剤A:
ナトリウムドデシルベンゾールスルホネート
10%(水中50%)
C13/C15−オキソアルコール1molをエチレンオ
キシド(界面活性剤A)70molとより成る反応
生成物 3%
分子量600のポリプロピレングリコール 2%
水 77%
例1〜5の1つに記載されているブロックコポリア
セタール 8%
本発明により使用することのできるブロックコポリアセタールを使用する際に
灰色化及び一次洗浄効果について得られる結果を表に記載する。
上表からわかるように、本発明のブロックコポリアセタールは該洗浄剤の一次
洗浄効果を明らかに改善する。また同時に灰色化抑制の改善も観察される。この
場合、本発明により使用すべきブロックコポリアセタールによって著しく改善さ
れた一次洗浄効果のために洗液中にはより高い汚れ濃度が存在しており、従って
より多量の汚れが再吸着(Wiederaufziehen)のために利用されることが考慮さ
れねばならない。本発明により使用することができるすべてのポリマーは問題な
く洗浄剤中に混入可能であり、均質で安定な溶液を生じた。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 バウア, リヒャルト
ドイツ連邦共和国 D―67112 ムターシ
ュタット ネルケンシュトラーセ 1
(72)発明者 シュヴェンデマン, フォルカー
ドイツ連邦共和国 D―67434 ノイシュ
タット アム ホイゼルベルク 20
(72)発明者 ハルトマン, ハインリヒ
ドイツ連邦共和国 D―67117 リンブル
ガーホーフ ヴァインハイマー シュトラ
ーセ 46
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.(A) アセトアルデヒドアセタール単位を含みかつ分子中に少なくとも2 個のOH基を有するポリアセタール及び (B) アセトアルデヒドアセタール単位を含みかつ分子中に少なくとも2 個のビニルエーテル基を有するポリアセタール の陽イオン開始重付加によって製造されており、この際ポリアセタール(A)中 のOH基:ポリアセタール(B)中のビニルエーテル基のモル比が2:1〜1: 2であることを特徴とするブロックコポリアセタール。 2.ブロックコポリアセタールを製造するに当り、 (A) アセトアルデヒド単位を含みかつ分子中に少なくとも2個のOH基 を有するポリアセタール及び (B) アセトアルデヒドアセタール単位を含みかつ分子中に少なくとも2 個のOH基を有するポリアセタール に、ポリアセタール(A)中のOH基:ポリアセタール(B)中のビニルエーテ ル基のモル比2:1〜1:2で陽イオン開始重付加を受けさせることを特徴とす る、ブロックコポリアセタールの製造方法。 3.燐酸塩の少ない及び燐酸塩不含の洗浄剤及び清浄 剤への添加物としての請求項1記載のブロックコポリアセタールの使用。 4.食器用洗剤中の低発泡性界面活性剤としての請求項1記載のブロックコポリ マーの使用。
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