JPH0850168A - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ

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Publication number
JPH0850168A
JPH0850168A JP6185653A JP18565394A JPH0850168A JP H0850168 A JPH0850168 A JP H0850168A JP 6185653 A JP6185653 A JP 6185653A JP 18565394 A JP18565394 A JP 18565394A JP H0850168 A JPH0850168 A JP H0850168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor material
magnetic field
magnetic sensor
semiconductor materials
conductive wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP6185653A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Ishiyama
国雄 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6185653A priority Critical patent/JPH0850168A/ja
Publication of JPH0850168A publication Critical patent/JPH0850168A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化をほぼ維持した状態で感度の向上を図
る。 【構成】 xy面を磁界の方向に対して垂直になるよう
に位置づけ、x方向に電流を流すことによって、y方向
に直交する各対辺間に前記磁界の強さに対応した電圧差
が生じる半導体材料からなる磁気センサにおいて、前記
半導体材料は磁界の方向に複数個積層され、それぞれの
半導体材料に同一の電流を流すとともに、これにより発
生する各半導体材料からの電圧を加算して取り出すよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気センサに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、カラー陰極線管に備えられて
電子ビームの進行角度を制御するコンバーゼンスの磁界
を測定する場合に磁気センサが用いられている。
【0003】この磁気センサは、ペレット状の半導体材
料の主表面(xy面)を磁界の方向に対して垂直になる
ように位置づけ、そのx方向に電流を流すことによっ
て、y方向に直交する各対辺間に前記磁界の強さに対応
した電圧差が生じるようになっている。
【0004】そして、このような磁気センサを用いてコ
ンバーゼンスの磁界を測定する場合、その磁界内におい
て、そのz方向、x方向、およびy方向のそれぞれに、
磁気センサの主表面が直交するように配置させ、それぞ
れの配置状態における電圧値を検出して3次元の磁界分
布を計測するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな磁気センサを用いてコンバーゼンスの磁界を測定す
る場合、コンバーゼンスに影響を与える微弱な磁界をも
精度よく測定することを目的として該磁気センサの感度
をさらに向上させることが要望されるに到った。
【0006】この場合において、コンバーゼンス磁界内
の限られたスペース内での測定であることから、磁気セ
ンサを大きくすることに制約が附されることが問題とな
った。
【0007】それ故、本発明はこのような事情に基づい
てなされたものであり、その目的とするところのもの
は、小型をほぼ維持した状態で感度の向上を図った磁気
センサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、xy面を磁界の方向
に対して垂直になるように位置づけ、x方向に電流を流
すことによって、y方向に直交する各対辺間に前記磁界
の強さに対応した電圧差が生じる半導体材料からなる磁
気センサにおいて、前記半導体材料は磁界の方向に複数
個積層され、それぞれの半導体材料に同一の電流を流す
とともに、これにより発生する各半導体材料からの電圧
を加算して取り出すようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0009】
【作用】このように構成した磁気センサは、複数の半導
体材料からなり、それぞれ積層させた構成となってい
る。
【0010】この場合、平板状からなる半導体材料の主
表面を互いに対向させて積層していることから、積層分
の容積をとるのみで、その小型化をほぼ維持させること
ができるようになる。
【0011】そして、それぞれの半導体材料に同一の電
流を流すとともに、これにより発生する各半導体材料か
らの電圧を加算して取り出すようにしていることから、
感度を積層数分に比例させて向上させることができるよ
うになる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明による磁気センサの一実施例
を示す外観図である。
【0013】同図において、磁気センサ1は、平板上か
らなる3個の半導体材料1A、1B、1Cを主構成部材
とし、それらは互いに導電線2および3によって結線さ
れている。
【0014】ここで、各半導体材料1A、1B、1C
は、その主表面(面積が最大の面)が互いに対向するよ
うに積層されている。
【0015】図2は、各半導体材料1A、1B、1Cの
結線状態を明瞭にするため、それぞれの半導体材料を互
いに離間させて示した説明図である。
【0016】各半導体材料1A、1B、1Cの主表面を
図中xy面に一致づけて考えると、それぞれの半導体材
料1A、1B、1Cはz方向に積層されていることにな
る。
【0017】そして、各半導体材料1A、1B、1C
は、それぞれ、y方向に一致づけられる各対向辺に電極
が形成され、この電極を介して互いに導電層2によって
直列接続されている。
【0018】この導電層2は、電流を流すためのもの
で、たとえば電流値Iの電流を流すようになっている。
【0019】一方、各半導体材料1A、1B、1Cは、
それぞれ、x方向に一致づけられる各対向辺に電極が形
成され、この電極を介して互いに導電層3によって直列
接続されている。
【0020】この導電層3は、電圧を取り出すためのも
ので、たとえば各半導体材料1A、1B、1Cの主表面
に直交して磁界Bが発生している場合に、その磁界Bに
比例した電圧V取り出せるようになっている。
【0021】図3は、前記各半導体材料1A、1B、1
Cのうちのいずれか一つの半導体材料の動作原理を示し
た説明図である。
【0022】この半導体材料は、通常、ホール素子と称
され、図中z方向の厚さをd、x方向に流す一定電流を
I、主表面(xy面)に対して垂直方向(z方向)に磁
界Bが生じている場合、次式(1)で示す電圧V0が発
生する。
【0023】
【数1】 V0=RIdB ……………………… (1) ここで、Rは、半導体材料に固有な値となる比例定数で
あり、通常、ホール係数と称されている。
【0024】実施例のように構成した磁気センサ1は、
3個の半導体材料1A、1B、1Cからなり、それぞれ
積層させた構成となっている。
【0025】この場合、平板状からなる半導体材料1
A、1B、1Cの主表面を互いに対向させて積層してい
ることから、積層分の容積をとるのみで、その小型化を
ほぼ維持させることができるようになる。
【0026】そして、それぞれの半導体材料に同一の電
流Iを流すとともに、これにより発生する各半導体材料
1A、1B、1Cからの電圧を加算して取り出すように
していることから、感度を積層数分に比例させて(実施
例の場合3倍)向上させることができるようになる。
【0027】図4は、このように構成された磁気センサ
1を測定用プローブとして構成された場合を示す構成図
である。
【0028】図4(a)は、たとえば、図中z方向にお
ける磁界Bの磁力を測定する場合のプローブを示し、ア
ルミあるいは樹脂で構成された把持部5は円柱形状をな
し、磁気センサ1はその主表面が該把持部5の軸方向に
直交するように配置されている。
【0029】同様に、図4(b)は、図中y方向におけ
る磁界Bの磁力を測定する場合のプローブを示したもの
である。
【0030】上述した実施例では、3個の半導体材料を
用いたものであるが、この数に限定されることはなく、
2個であっても、また4個以上であってもよいことはい
うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による磁気センサによれば、その小型化をほぼ維
持した状態で感度の向上を図かることができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気センサの一実施例を示す外観
図である。
【図2】各半導体材料の結線状態を明瞭にするためそれ
ぞれの半導体材料を互いに離間させて示した説明図であ
る。
【図3】図1に示す各半導体材料のうちのいずれか一つ
の半導体材料の動作原理を示した説明図である。
【図4】磁気センサを測定用プローブとして構成した場
合を示す構成図である。
【符号の説明】
1…磁気センサ、1A、1B、1C…半導体材料、2、
3…導電線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 xy面を磁界の方向に対して垂直になる
    ように位置づけ、x方向に電流を流すことによって、y
    方向に直交する各対辺間に前記磁界の強さに対応した電
    圧差が生じる半導体材料からなる磁気センサにおいて、 前記半導体材料は磁界の方向に複数個積層され、それぞ
    れの半導体材料に同一の電流を流すとともに、これによ
    り発生する各半導体材料からの電圧を加算して取り出す
    ようにしたことを特徴とする磁気センサ。
JP6185653A 1994-08-08 1994-08-08 磁気センサ Pending JPH0850168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6185653A JPH0850168A (ja) 1994-08-08 1994-08-08 磁気センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6185653A JPH0850168A (ja) 1994-08-08 1994-08-08 磁気センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0850168A true JPH0850168A (ja) 1996-02-20

Family

ID=16174530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6185653A Pending JPH0850168A (ja) 1994-08-08 1994-08-08 磁気センサ

Country Status (1)

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JP (1) JPH0850168A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008022022A (ja) * 2004-03-30 2008-01-31 Denso Corp 縦型ホール素子およびその製造方法

Cited By (1)

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JP2008022022A (ja) * 2004-03-30 2008-01-31 Denso Corp 縦型ホール素子およびその製造方法

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