【発明の詳細な説明】
ツールホルダー用クランプ装置
本発明は、基部ホルダー又は機械スピンドルを、機械加工用のツールホルダー
又はツールと連結するためのクランプ装置に関するもので、離間可能(partable
)なステープル型クランプ要素を具え、半径方向外向きに突出するクランプあご
部が、機械スピンドル及びツールホルダーの内側のクランプ肩部の背後で係合す
る。
この種のクランプ装置はDE-C 39 04 259に開示されている。従来の装置は、3
つのクランプ要素が周方向に120度間隔で分配され、一方の端部に位置するあご
部が基部ホルダーの内向きに突出する肩部と永久的に係合される。ツールホルダ
ー側のあご部に、径方向の調節を行なうネジが配備され、該ネジは、対応する径
方向の穴を通じて、ツールホルダーの外側から操作することができる。調節ネジ
はテーパ状のチップを有し、調節ネジを動かすとき、その調節ネジのチップは、
他の2つの調節ネジのテーパ状チップと接触する。調節ネジを操作すると、チッ
プは互いに押しつけられ、ステープル状のクランプ要素は基部ホルダー側の端部
の周りを外向きに回動し、ツールホルダー側のあご部が、後者の内向きに突出す
る肩部と係合する。
実際面では、この解決策は様々な理由のために保留されている。テーパ状のチ
ップは、摩擦により消耗し易い。また、ツールホルダーはそのテーパの近傍に穴
を設けなければならず、どんなツールホルダーにもそのまま使用できないという
不都合がある。図面を参照するとすぐ理解されるように、非常に多くの部品が必
要であり、このため、製造、組立て及びメンテナンスにおいてコスト高となる。
冷却管のための軸方向通路が唯一の制限である。
ツールホルダーは、その大部分が平らなテーパ状シャンクが機械スピンドルの
中又は基部ホルダーの中で自動ロック式にクランプされる。従って、ツールホル
ダーが緩められても、エジェクトされることはできない。
特に、DIN 69893に規定された中空シャンクを具えたツールホルダー又はツー
ルの場合、機械スピンドルで自動的にクランプするための従来機構に加えて、手
操作でも作動させることのできるクランプ装置を作ることが必要である。その際
、信頼性の高い動作を確保し、製造コストを抑えるには、様々な要件を具備せね
ばならない。
ツールホルダーの中空シャンクの内向きに突出する肩部又はクランプ表面の周
囲に分配される幾つかのクランプ位置でのクランプ力は、できるだけ均一に分散
されるべきである。これは、機械スピンドル又は基部ホルダーの内側テーパ部に
相当な接触圧力を得るために、比較的薄肉のテーパ部において内向きから外向き
に弾性変形す
る中空シャンクにより得られる効果を確実に得るための唯一の方法である。さら
に、均一な軸方向の引張力により、機械スピンドル又は基部ホルダーの前面と、
ツールホルダーのフランジとの間で固くクランプされる。クランプ装置の表面全
体が、周方向の肩部全体に当接する理想的な状態を得ることは実際上不可能であ
るから、幾つかのクランプ表面における均一な分布は少なくとも達成されるべき
である。
得られた力線(force lines)はできるだけ短くし、一方の機械スピンドル又
は基部ホルダーと、他方のツールホルダーに作用する横方向の力はできるだけ小
さくすべきである。
機械スピンドルの中心にて、クランプシステムを通じてツールホルダー及びツ
ールに冷却剤を運搬できるようにすべきである。
ツールホルダーの中空シャンクは平らなテーパ状であり、クランプ時に自動ロ
ックされることから、大きなエジェクト力を加えることができるようにすべきで
ある。
前述したように、従来のクランプ装置では、これら要請を一部しか達成できず
、また製造コストが非常に高くなる。
EP-A-0 451 360には、さらにコスト高のクランプ装置が記載されている。これ
もまたステープル形状のクランプ要素を提供するもので、これらのクランプ要素
は、あ
ご部の働きにより、一方の基部ホルダー又は機械スピンドルと他方のツールホル
ダーの内側のクランプ肩部又はクランプ表面の背後で係合する。ここでもまた、
基部ホルダー側のあご部は拘束(captive)されており、ツールホルダー側のあ
ご部はクランプ要素を枢止することにより係合される。このように枢止させるた
めに、テーパ状のクイルが軸方向に変位されなければならない。この変位は、ク
イルに螺合されたクランプナットを用いて行なわれ、ウォームギヤを介して外側
から回転されなければならない。これは、DE-C 39 04 259による前記実施例より
さらにコストが高くなる。
本発明は、シンプルで、頑丈で、メンテナンスをあまり必要とせず、経済的に
使用することができ、さらには、DIN 69893に規定された標準的なツールホルダ
ーに変更を加えることを要しない一般型のクランプ装置を作ることを課題とする
ものである。
本発明にあっては、前述の一般型装置において、離間要素(parting element
)を用いて、2個のクランプ要素を、閉位置における外径が機械スピンドル及び
ツールホルダーの両方の最小内径よりも小さいクランプブロックに接続すること
により課題を解決するもので、各クランプ要素は両側に2つのクランプ表面を有
しており、2個のクランプ要素の4つのクランプ表面は、各表面がクランプ肩部
の周囲に対して約90度の角度間隔となるよう
に配置される。
各クランプ要素は、両側に2つのクランプ表面を有しており、2個のクランプ
要素の4つのクランプ表面は、各表面がクランプ肩部の周方向に約90度の角度
間隔で分配されるように配置される。この結果、基部ホルダー及びツールホルダ
ーのクランプ肩部に作用するクランプ力は非常に均一で対称的に分布し、同時に
、内側テーパ部と外側テーパの間の周囲、関連する前面間の周囲に対称性のある
接触力が分配される。これはクランプ位置において円周曲げ力によって生じる半
径方向応力を吸収するため、特に重要である。
クランプブロックとして示されるユニットは、2個のクランプ要素と1つの離
間要素(parting element)とから構成され、それらが組み立てられた状態でユ
ニットとして所定位置に取り付けられることができる。同じように、点検及びメ
ンテナンスのために、簡単に取り外されることができる。数多くあるかなり複雑
な部品を、基部ホルダー又は機械スピンドルの内側に組み込む必要はない。力の
流れは最短径路に沿っており、基部ホルダーとツールホルダーの間に横方向の力
が殆んど発生することはない。標準のツールに変更を加える必要はない。
以下の実施例を簡単にするために、基部ホルダーとツールホルダーの間の接続
について、最も主要な部品に対してのみ説明するが、基部ホルダーの位置に機械
スピン
ドルが配備されることもできるし、ツールホルダーの位置にツールが配備される
こともできる。
望ましい一実施例において、離間要素は差動ネジ部材(differential screw)
であり、2個のクランプ要素の内側で螺旋方向が反対向きのタップ穴の中にある
。この方式の利点は、クランプ要素が離間されるとき、また共に引き寄せられる
とき、不可避的に案内されることである。しかしながら、離間要素は、一方のク
ランプ要素にネジ込まれて他方に当接する離間ネジ部材でもよいし、クランプ要
素の間で引き寄せられるシャンクテーパでもよい。
離間要素は、基部ホルダー内の径方向穴を通じて適当なツールを用いて動かす
ことができる。離間要素は望ましくは、着脱可能な非回転プラグ接続具を介して
、クランプジャーナルと接続され、該ジャーナルはプラグインツールが接続され
ることを可能ならしめるもので、基部ホルダーの径方向穴の中にある。また、対
向位置にある第2の穴は、望ましくは基部ホルダーの中に形成され、その中にエ
ジェクトジャーナルがあり、該ジャーナルからセンタリングピンが突出し、該ピ
ンは離間要素の前面の盲穴の中に遊嵌される。クランプジャーナルとエジェクト
ジャーナルは、標準のツールホルダーの対向する側の前面の凹部にある。同時に
、それらはツールホルダーの駆動体として供される。
離間要素は、偏心カムの形態をとることも可能である。
この結果、クランプ要素は最大90度の回転によって完全に離間されるという利
点があり、これに対して、差動ネジ部材又はその他の離間ネジ部材の場合、状況
によっては、数回のフル回転が必要になるかもしれない。偏心カムを離間要素と
して用いることは、限られたスペースの中の適当な位置、又は接近することが困
難な位置でツールがクランプされなければならない場合に特に利点がある。
しかしながら、差動ネジ部材(作動ネジ部材)が、クランプ要素の離間と接近
の両方を行なうことができるのに対し、偏心カムを用いる場合、クランプ要素は
離間だけしかできない。クランプ要素は、例えば、偏心カムと非回転式に接続さ
れたあご部の作用により、引き寄せられることができ、クランプ要素の内側のポ
ケットの中で係合し、クランプ要素を内側に引く。戻りバネを追加することもで
きるし、又は択一的に使用することもできる。
エジェクトジャーナルは望ましくは、非円形又はカム形状の部分を有しており
、エジェクトジャーナルを回転させることにより、平坦部の半径方向外側部の作
用によって、ツールホルダーが基部ホルダーからエジェクトされることができる
ように、ツールホルダーの連通凹部の基部に関連づけて配備される。
クランプジャーナルとエジェクトジャーナルは、基部ホルダーとツールホルダ
ーのインターフェース(interfa
ce)の近傍のクランプされていない位置において、クランプブロックを浮かせた
状態で案内するという追加の機能を有している。
他の望ましい実施例において、一方のクランプ要素の中に、少なくとも1本の
エジェクトピンがあり、第2のクランプ要素を通って反対側まで伸びており、ク
ランプブロックが螺合されるとき、一方の前面の傾斜表面を介して、ツールホル
ダーの対向表面と接触し、ツールホルダーをエジェクト方向に変位させる。傾斜
面は、エジェクトピンの円錐形先端部であってもよく、エジェクトピンは第1の
クランプ要素のネジを介して係合することができ、このようにして長手方向に調
節可能である。
この関係における対向表面として、ツールホルダーの一方の前面の凹部の基部
を考えることができる。
他の望ましい実施例において、ツールホルダーに最も近いクランプ要素の前面
に傾斜面を設けることができ、共に引き寄せられる際、連結要素、あるいは冷却
剤アダプターの傾斜面に当接して、ツールホルダーをエジェクト方向に変位させ
る。
もし、偏心カムが離間要素として用いられる場合、偏心カムのカム表面の1つ
は、機械スピンドルと堅く接続された傾斜面と当接することができ、偏心カムを
回転させるとクランプあご部が外れて、ツールホルダーはこのようにエジェクト
される。
少なくとも1つのクランプ肩部と、一対のクランプあご部の相互作用表面は、
少なくとも部分的に傾斜していることが望ましく、クランプ要素が半径方向に離
間されるとき、ツールホルダーに対して、軸方向の引張力が同時に作用する。
互いに対向する側部では、クランプ要素は少なくとも1つの凹部を有すること
ができ、基部ホルダーとツールホルダーの内面の間を、少なくとも1つの冷却管
を通過させることができる。
クランプジャーナルとエジェクトジャーナルを収容する基部ホルダーの径方向
穴の中を、半径方向に入ると、クランプジャーナルとエジェクトジャーナルの円
周溝の中に螺合できるスタッドボルトがある。このように、クランプジャーナル
とエジェクトジャーナルは、それらの回転を妨げられることなく、軸方向に固定
されることができる。
従来技術に関して、EP-B 0 172 850及びWO 88/05358を参照すると、これらは
、クランプ要素を離間させるために差動ネジ部材を使用している。しかしながら
、これらの公報は、全体として、本願で述べた問題点とは異なる主題に関するも
のであり、また、全体として前述した要請に適合するものでもない。
本発明のその他の特徴及び利点については、サブクレームから導かれるであろ
う。
本発明の望ましい実施例について、添付の図面を参照しつつ、より詳細に説明
する。
図1は、基部ホルダーと、ツールホルダーとクランプ装置がクランプ状態にあ
るときの部分断面図を示している。
図2は、図1の左側部分から見た部分断面図であり、クランプされた位置にお
けるクランプ装置を示している。
図3は、図2と同じ部分断面図であり、クランプブロックの閉位置を示してい
る。
図4は、図1の4−4線に沿う部分断面図である。
図5は、図1と同じ部分断面図であり、エジェクト装置の異なる実施例を示し
ている。
図6は、図2と同じ部分断面図であり、図5の実施例の正面図を示している。
図7は、図5の7−7線に沿う部分断面図である。
図8は、エジェクト装置の他の実施例を示している。
図9a、b及びcは、クランプ肩部の様々な断面を示している。
図10は、本発明の他の実施例であって、離間要素として偏心カムを具えた装
置を示している。
図11は、図10の11−11線に沿う断面図である。
図12は、偏心カムの拡大平面図である。
図13は、図10に示すクランプ装置について、離間位置(parted position
)における装置を示す図である。
図14は、図13の14−14線に沿う断面図である。
図15は、離間位置における偏心カムの平面図である。
図1乃至図3を参照すると、まず図1は、左側に基部ホルダー(10)を示して
いるが、この位置は、前述したように機械スピンドルでもよい。また、右側には
ツールホルダー(12)が示される。基部ホルダー(10)は、内側がテーパ部(14
)であり、これはツールホルダー(12)の外側テーパ部(16)に対応する。ツー
ルホルダーの外側テーパは中空シャンクと境するもので、その内側にあるクラン
プ肩部(18)は30度未満の傾きで、前述したDIN 69893の規定に基づいて突出
している。
基部ホルダー(10)の内側は、符号では示さないが中空のスペースがあり、こ
のスペースの中にクランプ肩部(20)が内向きに突出している。図示の実施例に
おいて、クランプ肩部(20)は、ツールホルダーのクランプ肩部(18)と方向が
反対の向きに30度未満の角度で傾斜している。
基部ホルダー(10)とツールホルダー(12)によって形成される中空スペース
の中には、図1乃至図3の上と下に、2つのクランプ要素(22)(24)があり、
これら要素は差動ネジ部材(26)を介して、離間可能なクランプブロックに連結
される。差動ネジ部材(26)のネジ部は、螺旋方向が反対向きのネジ部(28)(
30)を介して、クランプ要素(22)(24)の中の対応するタップ穴(符号は付し
ていない)と係合する。このため、差動ネジ部材(26)を回転させること
により、クランプ要素(22)(24)を分離又は連結することができる。クランプ
要素(22)(24)は、左側が、基部ホルダーの内側周囲の肩部(符号では示さず
)に当接するか、そのすぐ近傍位置にあるため、回転とミスアライニング(misa
ligning)が防止される。
図2及び図3の前面図において、クランプ要素(22)(24)の輪郭は本質的に
矩形であり、図1にもっと正確に示される如く、2つの外側コーナ部が4つのあ
ご部(32)(34)(36)(38)を形成する。図1に示されるように、クランプ要
素(22)(24)はステープルの如き形状であるから、図2に見られるあご部(32
)(34)(36)(38)を有するだけでなく、軸方向の反対側端部にも対応する4
つの端部があり、その中のあご部(40)(42)については図1に示されている。
あご部(32)乃至あご部(42)は、夫々の軸側に4つのクランプ表面を形成して
おり、クランプ表面は、クランプ肩部(18)(20)の傾きに対応して同じ様に3
0度未満の角度で傾斜している。クランプ要素(22)(24)を半径方向に離間さ
せることにより、ツールホルダー(12)は基部ホルダー(10)の中に軸方向に引
かれる。その後で半径方向に離間される。
差動ネジ部材を回転させて、クランプ要素(22)(24)を離間させるため、又
は共に引き寄せるために、基部ホルダー(10)の径方向穴(46)の中にクランプ
ジャーナル(44)が配備される。クランプジャーナル(44)は、ツールホル
ダー(12)の左側端部の前面の凹部の中を通っているが、前述のDIN規定に記
載されるとおりである。このようにして、クランプジャーナルは、基部ホルダー
(10)が回転させられるとき、ツールホルダー(12)の駆動体機能(driver fun
ction)を同時に実行する。全体がシリンドリカル状のクランプジャーナル(44
)の径方向内側端部には、六角のスピゴット(50)が、差動ネジ部材(26)の底
面の対応する凹部(符号で示さず)の中に内向きに突出する。なお、六角形断面
に代えて、異なる非円形断面のものを使用できることは勿論である。クランプジ
ャーナルは、その半径方向の外側面に六角ソケット(52)を有し、クランプジャ
ーナル(44)を回転させるための適当なツールを連結させることができる。図2
に示される如く、基部ホルダー(10)の中にあるクランプジャーナル(44)のセ
クションは、円周溝(encircling groove)(54)が設けられており、スタッド
ボルト(56)が、基部ホルダー(10)の壁の中に、クランプジャーナル(44)の
軸と直交する方向にネジ込まれている。スタッドボルト(56)は溝(54)との相
互作用により、クランプジャーナル(44)を軸方向に固定するが、その回転を許
容する。
クランプジャーナル(44)の直径方向の反対側には、基部ホルダーの壁の中に
径方向穴(58)が設けられており、その中に、クランプジャーナル(44)と同等
のエジェクトジャーナル(60)がある。エジェクトジャーナル(60)の内
側端部からは、センタリングピン(62)が径方向内向きに突出しており、該ピン
は図1において、差動ネジ部材(26)の上端部の前面穴(64)の中に遊嵌する。
2つのクランプ要素(22)(24)と差動ネジ部材(26)とから構成されるクラン
プブロックは、クランプジャーナル(44)の六角形スピゴット(50)とセンタリ
ングピン(62)の働きにより、基部ホルダー(10)とツールホルダー(12)の中
空スペースの内側にて、クランプされていない状態(図3参照)で、浮上状態(
floatingly)で保持される。図2に示されるように、エジェクトジャーナル(60
)もまた、スタッドボルト(66)によって軸方向が固定される。さらに、エジェ
クトジャーナル(60)もまた、ツールホルダー(12)の前面凹部(68)の中にあ
り、基部ホルダーが回転されるとき、後者の駆動体として供される。
エジェクトジャーナル(60)は、図4の断面に示す如く、凹部(68)の中にあ
る(70)で示す部分が非円形であり、平らな側部(72)が、凹部(68)の基部と
対向している。エジェクトジャーナル(60)が回転されるとき、図1の右方向、
即ちエジェクト方向の圧力がツールホルダー(12)に作用する。この回転を行な
うために、エジェクトジャーナル(60)が、六角ソケット(74)を用いてその外
側面に取り付けられる。
最後に、図2及び図3に示される如く、2つのクランプ要素(22)(24)は、
差動ネジ部材(26)の両側に面する側
に、対応する半円形凹部(76)(78)(80)(82)を有しており、これら凹部は
クランプ要素(22)(24)が共に引き寄せられるとき、互いに相補して円形の中
空スペースを形成する。これらの中空スペースは円形断面を有し、冷却管(84)
(86)を収容するために供される。別途図示しないが、前記冷却管には、ツール
を冷却する冷却系の一部である冷却剤アダプター(88)と冷却剤ディストリビュ
ータ(90)を接続する。
図5乃至図7は、図1、図2及び図4と本質的に同等のものであるから、その
違いについてのみ説明する。
これらの違いは、ツールホルダー(12)を基部ホルダー(10)からエジェクト
するエジェクト装置に関する。
図5及び図6によれば、上側クランプ要素(22)の中に2本のエジェクトピン
(92)(94)が調節可能にネジ込まれ、図5及び図6に示される下側クランプ要
素(24)の対応する穴(符号で示さず)の中を通っている。上側クランプ要素(
22)と螺合することにより、長手方向の調節が可能となる。エジェクトピン(92
)(94)の底部端部は、図6に示される如く、傾斜しており、その先端はカット
されている。
クランプ要素(22)(24)が差動ネジ部材(26)の働きによって共にネジ込ま
れるとき、クランプピン(92)(94)は下側クランプ要素(24)から下向きに突
出することは明白である。そのようにする際、図7に示されるように、クラ
ンプピンは凹部のエッジ部と接触し、下側クランプジャーナル(44)の周囲にて
、ツールホルダー(12)の前面凹部(48)の2つのコーナ部で、直接接している
。エジェクトピン(92)(94)は、先端をカットした傾斜表面であるから、軸方
向の圧力がツールホルダーに加えられ、ツールホルダーはエジェクトされる。こ
のエジェクトが行なわれるとき、上側クランプ要素の上部はクランプ肩部に当た
るから、クランプブロックの全体が、図1及び図2のように上方に向かう(yiel
d)ことはできない。
図8は、図1の一部を示す図であり、2個の閉じたクランプ要素(22)(24)
と冷却剤ディストリビュータ(90)を限定的に示している。冷却剤ディストリビ
ュータ(90)は、基部ホルダーとツールホルダーの中心軸にあり、クランプ要素
(22)(24)に最も近い側に、先端部をカットした連結要素(91)を有しており
、該要素はクランプ要素(22)(24)の対向表面における対応凹部(図示せず)
に関連づけられ、クランプ要素が共に引き寄せられるとき、相補して、円錐台形
状の凹部(truncated recess)を形成する。クランプ要素(22)(24)が共に引
き寄せられるとき、対応する傾斜面は冷却剤ディストリビュータ(90)に作用さ
れるべき圧力を生じさせ、図1に示される如く、ツールホルダーがエジェクトさ
れる方向に、ツールホルダーの内側表面に密接して境をなす。
図9a、b及びcは、基部ホルダーのクランプ肩部(2
0)の様々な断面を示している。図9cに示す構成は、図1及び図4に示すもの
に対応している。図1中、半径方向に完全にクランプする肩部は、クランプ要素
における対応形状のクランプ表面に関連づけて示される。図9bは、2つの可能
性を組み合わせたもので、部分的に傾斜し、部分的に放射状に伸びる形状のクラ
ンプ肩部を示している。
ツールホルダーを組み立てるとき、2つのクランプ表面(22)(24)は、差動
ネジ部材の作用により、ブロックに最初にネジ込まれて閉じられる。この状態に
おいて、それらは基部ホルダー又は機械スピンドルの内側に入れられることがで
きる。クランプジャーナル(44)とエジェクトジャーナル(60)の働きにより、
それらは次に、所定位置にて浮上状態で固定される。クランプ装置は使用可能状
態となる。この方向に、それらは、ツールホルダーが基部ホルダーの中に挿入さ
れることを許容する。ツールホルダーは、クランプジャーナル(44)とエジェク
トジャーナル(60)が、ツールホルダーの対応する前面凹部(48)に係合するま
で回転されなければならない。もし、クランプジャーナル(44)が今、回転され
る場合、あご部が、ツールホルダーと基部ホルダー又は機械スピンドルのクラン
プ肩部(18)(20)に接触するまで、2個のクランプ要素は、半径方向を調和的
に離間しながら移動する。クランプ動作を継続することにより、ツールホルダー
は基部
ホルダーの中に軸方向を内向きに引き寄せられる。これが起こると、クランプ圧
力は基部ホルダーとツールホルダーの前面に蓄積し、同時に、クランプ表面及び
クランプ肩部に蓄積する半径方向の圧力を増加させ、ツールホルダーの比較的薄
肉のテーパ部を広くならしめ(widen)、基部ホルダーの内側テーパ部に押圧さ
せる。所定のトルクが一旦得られると、クランププロセスは終了し、基部ホルダ
ー又は機械スピンドルと、ツールホルダーの間で緊密な接触状態が形成される。
逆の手順を行なうことにより、緩めることができる。しかしながら、基部ホル
ダーの内側テーパ部と、ツールホルダーの外側テーパ部は比較的平らであるため
、自動的にロックされ、分離は自動的には起こらない。エジェクトすることを目
的とするエジェクト装置の様々な装置を説明したが、その動作説明は前述の記載
から推定することができるであろう。
図10乃至図15は、発明のクランプ装置の他の実施例に関するものであるが
、図1乃至図6の実施例とは、離間要素が差動ネジ部材ではなく、偏心カムであ
る点が異なる。偏心カムは既述の要領にて回転されることができ、最大90度の
回転角度を必要とするのみである。そうでなければ、前述した実施例に関する構
造上の主たる違いは、偏心カムの軸が2個のクランプ要素の間で回転するのに対
し、差動ネジ部材では2個のクランプ要素の
中を垂直方向に進むという事実においてのみ存在する。
第1実施例とは数多くの共通点を有するから、図10乃至図15における個々
の部品は、第1実施例に対応するものについては、その引用符号に100番台の番
号を用いている。それゆえ、さらなる説明は大部分が不要である。第1実施例に
ない偏心カムに関する部品は、200番から始まる引用符号によって表わしている
。
図10及び図11は、閉位置におけるクランプ要素(122)(124)を示してい
る。図12に示される偏心カム(200)は、図10の位置にあるものを少し拡大
して示しており、2つの平行なエッジ部(202)(204)と、2つのカム表面(20
6)(208)を具えた細長い形状である。真直なエッジ部(202)(204)の間のギ
ャップは、カム表面(206)(208)の間のギャップよりもはるかに小さい。図1
0乃至図12に示される如く、偏心カム(202)は平らであり、上エッジ部(202
)と下エッジ部(204)はクランプ要素(122)(124)の間である。従って、後
者は内向きに変位されることができ、これによってツールホルダーをレリースす
ることができる。クランプ要素は、自ら進んで内向きに、つまり装置の回転軸方
向に移動しないことは勿論であるが、その理由は、クランプ要素がクランプ肩部
(118)(120)に自動ロックされ、下側クランプ要素は重力により下部位置に少
なくともとどまるであろうためである。従って、それらクランプ要素を共に引き
寄せるために、バネ、ゴムバン
ド等を用いることができる。その引張力は、ある状況下では、クランプ肩部の自
動的ロック力に打ち勝つだけの大きさでないかもしれない。このため、本発明に
あっては、あご部の円板(210)(212)がその両方の前面における偏心カムの回
転軸に対して、回転できないように固定されている。あご部の2つの円板は、反
対側位置で径方向に突出する2つのあご部(214)(216)を有しており、偏心カ
ムがクランプ解除方向、つまり図10のおよそ反時計方向にに回転されるとき、
クランプ要素(122)(124)の径方向内側のポケット(218)(220)に係合する
。ポケット(218)(220)の一部はアンダーカットされ、このようにして、肩部
(222)(224)を形成し、それら肩部に対して、あご部(214)(216)は図10
の反回転方向に接触する。従って、クランプ要素は内向きに駆動される。
図12に示されるように、2つのカム表面(206)(208)は、非常に平らに傾
斜しており、カム表面がクランプ要素(122)の内側と相互接触するとき、自動
的にロックされる。
図13及び図15は、図10乃至図12に対応するが、クランプされた位置に
おけるクランプ装置を示すものである。この場合、偏心カム(200)は、図13
及び図15の中では垂直方向に配置される。あご部(214)(216)は、上方向と
下方向にいている。クランプ要素(122)(124)は、前述したのと同じように、
基部ホルダーのクランプ肩部
(118)とツールホルダーのクランプ肩部(120)の背後で係合する。
偏心カム(200)が離間要素として使用されるツールホルダー(112)をエジェ
クトするために、傾斜面(226)(図15参照)はツールホルダー(112)と堅く
連結され、偏心カムが緩められるとき、カム表面が上向きに進み、ツールホルダ
ーがエジェクトされる。図15に示されるように、傾斜面はピン(228)の端部
に形成され、冷却剤のディストリビュータ(190)の中にネジ込まれる。Detailed Description of the Invention
Clamp device for tool holder
The present invention Mount the base holder or machine spindle, Tool holder for machining
Or it relates to a clamp device for connecting with a tool, Separable
) Staple type clamping element, Clamping jaw protruding radially outward
Part Engage behind the clamping shoulder inside the machine spindle and tool holder
It
A clamping device of this kind is disclosed in DE-C 39 04 259. The conventional device is Three
Two clamping elements are distributed at 120 degree intervals in the circumferential direction, Chin located at one end
The part is permanently engaged with an inwardly projecting shoulder of the base holder. Tool holder
On the chin side A screw for radial adjustment is deployed, The screw is Corresponding diameter
Through the direction hole, It can be operated from outside the tool holder. Adjustment screw
Has a tapered tip, When moving the adjustment screw, The tip of the adjusting screw is
Contact the tapered tips of the other two adjusting screws. When you operate the adjustment screw, Chi
Pushes against each other, The staple-like clamping element has a base holder end
Swivel outward around The jaw on the tool holder side Project inward of the latter
Engage the shoulder.
In practice, This solution is reserved for various reasons. Taper
Up is It is easily consumed by friction. Also, The tool holder has a hole near its taper
Must be provided, It can not be used as it is for any tool holder
There is inconvenience. As you will soon understand with reference to the drawings, Requires very many parts
Essential, For this reason, Manufacturing, High cost in assembly and maintenance.
The only restriction is the axial passage for the cooling tubes.
Tool holder is The tapered shank, which is mostly flat,
It is self-lockingly clamped inside or in the base holder. Therefore, Tool holder
Even if the dar is loosened, It cannot be ejected.
Especially, Tool holder or tool with a hollow shank specified in DIN 69893.
In case of In addition to the conventional mechanism for automatic clamping on the machine spindle, hand
It is necessary to make a clamping device that can be actuated by operation. that time
, Ensuring reliable operation, To reduce manufacturing costs, Meet various requirements
I have to.
Tool holder hollow shank inwardly projecting shoulder or clamp surface circumference
The clamping force at several clamping positions distributed in the enclosure is Distribute as evenly as possible
It should be. this is, On the inner taper of the machine spindle or base holder
To obtain a considerable contact pressure, Inward to outward at relatively thin taper
Elastically deforms to
It is the only way to ensure that the effect obtained by the hollow shank is obtained. Further
To Due to the uniform axial pulling force, The front of the machine spindle or base holder,
It is clamped tightly with the flange of the tool holder. Entire surface of clamping device
Body is, It is practically impossible to obtain the ideal state of contacting the entire circumferential shoulder.
Because A uniform distribution on some clamping surfaces should be achieved at least
Is.
Make the obtained force lines as short as possible, One machine spindle or
Is a base holder, The lateral force acting on the other tool holder should be as small as possible.
You should write.
At the center of the machine spindle, Tool holder and tool through the clamp system
The coolant should be able to be delivered to the pool.
The hollow shank of the tool holder is a flat taper, Automatically when clamping
From being Should be able to apply a large ejecting force
is there.
As previously mentioned, With conventional clamping devices, I can only partially fulfill these requests
, Moreover, the manufacturing cost becomes very high.
EP-A-0 451 360 has A more costly clamping device is described. this
Also provides a staple-shaped clamping element, These clamping elements
Is Ah
By the function of your department, One base holder or machine spindle and the other tool holder
Engage behind the clamp shoulder or clamp surface inside the dar. Again,
The chin on the base holder side is captive, Tool holder side
The jaws are engaged by pivoting the clamping element. I stopped him like this
In order to The tapered quill must be displaced axially. This displacement is Ku
Done with a clamp nut screwed onto the Outside through worm gear
Must be rotated from. this is, From the above example according to DE-C 39 04 259
Furthermore, the cost becomes higher.
The present invention Simple, Sturdy, Does not require much maintenance, Economically
Can be used Furthermore, Standard tool holder according to DIN 69893
The challenge is to make a general-purpose clamping device that does not require modification
Things.
In the present invention, In the general type device described above, Spacing element
)Using, 2 clamp elements, The outer diameter in the closed position is
Connect to a clamp block smaller than the minimum inner diameter of both tool holders
To solve the problem by Each clamping element has two clamping surfaces on each side
And The four clamping surfaces of the two clamping elements are Each surface has a clamp shoulder
About 90 degrees angle around the circumference of
Is located in.
Each clamping element is Has two clamping surfaces on each side, Two clamps
The four clamping surfaces of the element Each surface has an angle of about 90 degrees around the clamp shoulder
It is arranged to be distributed at intervals. As a result, Base holder and tool holder
-The clamping force acting on the clamp shoulder is very evenly and symmetrically distributed, at the same time
, The circumference between the inner taper and the outer taper, Symmetric around the perimeter between related fronts
The contact force is distributed. This is the half produced by the circumferential bending force in the clamped position.
To absorb radial stress, Especially important.
The unit, shown as a clamp block, 2 clamp elements and 1 separation
Consists of a parting element, With them assembled, you
It can be attached in place as a knit. Similarly, Inspection and
For maintenance, Can be easily removed. Quite complex with many
Various parts It need not be incorporated inside the base holder or machine spindle. of power
The flow is along the shortest path, Lateral force between base holder and tool holder
Is rarely generated. No changes are needed to standard tools.
To simplify the example below, Connection between base holder and tool holder
about, I will explain only the most important parts, Machine in the position of the base holder
spin
Dollars can be deployed, Tool is deployed in the position of the tool holder
You can also.
In a preferred embodiment, The separating element is a differential screw member.
And Inside the two clamping elements are in tapped holes with opposite spiral directions
. The advantage of this method is When the clamping elements are separated, Be drawn together again
When It is inevitable to be guided. However, The spacing element is One hand
It may be a separate screw member that is screwed into the lamp element and abuts the other, Clamp required
A shank taper that can be drawn between the elements may be used.
The spacing element is Move with radial tool through radial hole in base holder
be able to. The spacing element is preferably Via removable non-rotating plug connector
, Connected with a clamp journal, A plug-in tool is connected to the journal
If it is possible, Located in the radial hole of the base holder. Also, versus
The second hole in the facing position is Preferably formed in the base holder, In it
Ject journal, The centering pin projects from the journal, The pi
The plug is loosely fitted in the blind hole in the front face of the spacing element. Clamp journal and eject
The journal is Located in the recess on the opposite side of the standard tool holder. at the same time
, They serve as the drive for the tool holder.
The spacing element is It is also possible to take the form of an eccentric cam.
As a result, The advantage is that the clamping elements are completely separated by a rotation of up to 90 degrees.
There are points, On the contrary, For differential screw members or other spaced screw members, Situation
Depending on It may take several full revolutions. Eccentric cam as a separating element
To use Suitable position in limited space, Or difficult to approach
This is especially advantageous when the tool has to be clamped in difficult positions.
However, The differential screw member (operating screw member) Separation and proximity of clamping elements
While you can do both When using an eccentric cam, The clamping element is
Only separation is possible. The clamping element is For example, Non-rotatably connected to the eccentric cam
By the action of the jaw Can be attracted, The inside of the clamping element
Engage in the ket, Pull the clamping element inward. You can also add a return spring
Can Alternatively, it can be used alternatively.
The eject journal is preferably Has a non-circular or cam-shaped part
, By rotating the eject journal, Radial outer part of flat part
Depending on Tool holder can be ejected from base holder
like, It is arranged in association with the base of the communication recess of the tool holder.
The clamp journal and eject journal are Base holder and tool holder
Interface (interfa
ce) near the unclamped position, Lifted the clamp block
It has an additional function of guiding in the state.
In another preferred embodiment, In one clamp element, At least one
There is an eject pin, Extends through the second clamping element to the opposite side, Ku
When the lamp block is screwed, Through one front sloped surface, Tool holder
Contact the opposite surface of the dar, Displace the tool holder in the eject direction. Slope
The surface is It may be the conical tip of the eject pin, The eject pin is the first
Can be engaged via the screw of the clamping element, In this way, adjust in the longitudinal direction.
Can be saved.
As the facing surface in this relationship, Base of recess on one front of tool holder
Can think of.
In another preferred embodiment, Front of the clamping element closest to the tool holder
Can be provided with an inclined surface, When they are drawn together Connection element, Or cooling
Abut the inclined surface of the agent adapter, Displace the tool holder in the eject direction
It
if, If an eccentric cam is used as the spacing element, One of the cam surfaces of the eccentric cam
Is Can abut on inclined surfaces that are rigidly connected to the machine spindle, Eccentric cam
When you rotate it, the clamp jaw will come off, The tool holder ejects like this
Is done.
At least one clamp shoulder, The interaction surface of the pair of clamp jaws is
Preferably at least partially inclined, The clamping elements are separated radially
When For the tool holder, Axial tensile force acts simultaneously.
On the sides facing each other, The clamping element has at least one recess
Can be Between the inner surface of the base holder and the tool holder, At least one cooling pipe
Can be passed through.
Radial direction of the base holder that houses the clamp and eject journals
Through the hole When entering the radial direction, Circle of clamp journal and eject journal
There is a stud bolt that can be screwed into the groove. in this way, Clamp journal
And the eject journal Without hindering their rotation, Fixed in the axial direction
Can be done.
Regarding conventional technology, With reference to EP-B 0 172 850 and WO 88/05358, They are
, Differential screw members are used to separate the clamping elements. However
, These publications as a whole, Regarding the subject different from the problem described in this application,
Because Also, It does not meet the above-mentioned requirements as a whole.
Other features and advantages of the present invention include: Derived from subclaims
U
Regarding the preferred embodiment of the present invention, Referring to the attached drawings, Explained in more detail
To do.
Figure 1 A base holder, When the tool holder and the clamp device are clamped,
FIG.
Figure 2 2 is a partial cross-sectional view seen from the left side portion of FIG. 1, In the clamped position
FIG.
Figure 3 3 is the same partial sectional view as FIG. 2, Shows the closed position of the clamp block
It
Figure 4 FIG. 4 is a partial cross-sectional view taken along line 4-4 of FIG. 1.
Figure 5 It is the same partial sectional view as FIG. Shows different embodiments of the eject device
ing.
Figure 6 3 is the same partial sectional view as FIG. 2, 6 shows a front view of the embodiment of FIG.
Figure 7 FIG. 7 is a partial cross-sectional view taken along line 7-7 of FIG. 5.
Figure 8 9 shows another embodiment of the eject device.
Figure 9a, b and c are Figure 9 shows various cross sections of the clamp shoulder.
Figure 10 Another embodiment of the present invention, A device with an eccentric cam as a spacing element
Shows the location.
FIG. 11 shows FIG. 11 is a sectional view taken along line 11-11 of FIG. 10.
Figure 12 It is an enlarged plan view of an eccentric cam.
Figure 13 Regarding the clamp device shown in FIG. Parted position
FIG. 3 is a view showing the device in FIG.
Figure 14 FIG. 14 is a sectional view taken along line 14-14 of FIG. 13.
Figure 15 shows It is a top view of an eccentric cam in a separated position.
Referring to FIGS. 1 to 3, First of all, Showing the base holder (10) on the left
But This position is It may be a machine spindle as described above. Also, On the right
The tool holder (12) is shown. The base holder (10) Inside is tapered (14
) This corresponds to the outer taper (16) of the tool holder (12). Two
The outer taper of the ruholder is to separate from the hollow shank, The clan inside it
The shoulder (18) is less than 30 degrees, Projected according to DIN 69893 mentioned above
are doing.
The inside of the base holder (10) There is a hollow space, which is not shown in the code, This
The clamp shoulder (20) protrudes inward into the space. In the illustrated embodiment
Be careful The clamp shoulder (20) The orientation of the tool holder clamp shoulder (18)
It is tilted in the opposite direction at an angle of less than 30 degrees.
Hollow space formed by the base holder (10) and the tool holder (12)
Some of the 1 to 3 above and below, There are two clamping elements (22) (24),
These elements are connected via the differential screw member (26), Connected to separable clamp block
Is done. The screw part of the differential screw member (26) is Screw part with opposite spiral direction (28) (
30) through Corresponding tapped holes in the clamping elements (22) (24)
Not) to engage. For this reason, Rotating the differential screw member (26)
Due to The clamping elements (22) (24) can be separated or connected. Clamp
Elements (22) (24) On the left Shoulder around the inside of the base holder (not shown by code)
), Or Because it is in the immediate vicinity, Rotation and misaligning (misa
ligning) is prevented.
In the front view of FIGS. 2 and 3, The contours of the clamping elements (22) (24) are essentially
Is a rectangle, As shown more accurately in Figure 1, There are four outer corners and four outer corners.
Form the bottom part (32) (34) (36) (38). As shown in FIG. Clamp required
Since the elements (22) (24) have a staple-like shape, Chin part (32
) (34) (36) (38) not only 4 corresponding to the opposite end in the axial direction
Has two ends, The jaws (40) (42) therein are shown in FIG.
The chin (32) through chin (42) Form four clamping surfaces on each shaft side
Yes, The clamp surface is 3 corresponding to the inclination of the clamp shoulder (18) (20)
It is inclined at an angle of less than 0 degree. Radially separate the clamping elements (22) (24)
By letting The tool holder (12) is pulled axially into the base holder (10).
Get burned. After that, they are separated in the radial direction.
Rotate the differential screw member, To separate the clamping elements (22) (24), or
To draw together, Clamp in radial hole (46) in base holder (10)
A journal (44) will be deployed. The clamp journal (44) Tool holder
It passes through the recess on the front of the left end of the dar (12), Described in the DIN regulations above
As posted. In this way The clamp journal is Base holder
When (10) is rotated, Tool holder (12) driver function (driver fun
ction) at the same time. Cylindrical clamp journal (44
) On the radially inner end, Hexagonal spigot (50) Bottom of differential screw member (26)
It projects inward into a corresponding recess (not shown) in the surface. In addition, Hexagonal cross section
Instead of Of course, different non-circular cross-sections can be used. Crumpet
The journal is It has a hexagon socket (52) on its outer surface in the radial direction, Clamp jar
A suitable tool for rotating the internal (44) can be connected. FIG.
As shown in The clamp journal (44) is located in the base holder (10).
The action is An encircling groove (54) is provided, stud
Bolt (56) In the wall of the base holder (10), Clamp Journal (44)
It is screwed in the direction orthogonal to the axis. The stud bolt (56) matches the groove (54).
By interaction, Fix the clamp journal (44) axially, Allow that rotation
Accept.
On the diametrically opposite side of the clamp journal (44), In the wall of the base holder
Radial holes (58) are provided, In it, Equivalent to the clamp journal (44)
There is an eject journal (60). Of eject journal (60)
From the side edge, The centering pin (62) protrudes radially inward, The pin
In Fig. 1, The differential screw member (26) is loosely fitted into the front surface hole (64).
Clan composed of two clamp elements (22) (24) and a differential screw member (26)
Block lock Hexagonal spigot (50) and center of clamp journal (44)
By the function of the ng pin (62), In the base holder (10) and the tool holder (12)
Inside the empty space, In the unclamped state (see Figure 3), Ascending state (
floatingly). As shown in FIG. Eject Journal (60
) Also Axial direction is fixed by stud bolts (66). further, Edger
The Jct Journal (60) also In the front recess (68) of the tool holder (12)
, When the base holder is rotated, It serves as the latter driver.
The Eject Journal (60) As shown in the cross section of FIG. In the recess (68)
The part indicated by (70) is non-circular, The flat side (72) With the base of the recess (68)
Facing each other. When the eject journal (60) is rotated, To the right of Figure 1,
That is, the pressure in the eject direction acts on the tool holder (12). Do this rotation
In order to The eject journal (60) Outside using hexagon socket (74)
Mounted on the side.
Finally, As shown in FIGS. 2 and 3, The two clamping elements (22) (24)
The side facing both sides of the differential screw member (26)
To Has corresponding semi-circular recesses (76) (78) (80) (82), These recesses
When the clamping elements (22) (24) are drawn together, Inside the circle complementing each other
Form an empty space. These hollow spaces have a circular cross section, Cooling tubes (84)
Served to house (86). Although not shown separately, In the cooling pipe, tool
The coolant adapter (88) that is part of the cooling system that cools the
Data (90).
5 to 7 are Figure 1, Since it is essentially equivalent to FIGS. 2 and 4, That
Only the differences will be explained.
The difference between these is Eject the tool holder (12) from the base holder (10)
Eject device.
According to FIGS. 5 and 6, Two eject pins in the upper clamping element (22)
(92) (94) is adjustable and screwed, Lower clamp required as shown in FIGS. 5 and 6
It passes through the corresponding holes (not shown) in the element (24). Upper clamp element (
22) By screwing A longitudinal adjustment is possible. Eject pin (92
) (94) bottom end is As shown in FIG. Is inclined, The tip is cut
Has been done.
The clamping elements (22) (24) are screwed together by the action of the differential screw member (26).
When The clamp pins (92) (94) project downwards from the lower clamp element (24).
It is clear to put out. When doing so, As shown in FIG. Kura
Pump pin contacts the edge of the recess, Around the lower clamp journal (44)
, At the two corners of the front recess (48) of the tool holder (12), In direct contact
. The eject pins (92) (94) Because it is an inclined surface with the tip cut, Axial direction
Pressure is applied to the tool holder, The tool holder is ejected. This
When the eject of The upper part of the upper clamping element hits the clamping shoulder
Because The whole clamp block is As shown in Figure 1 and Figure 2,
d) You can't.
Figure 8 It is a figure which shows a part of FIG. Two closed clamping elements (22) (24)
And the coolant distributor (90) is shown in a limited way. Coolant Distribi
The computer (90) Located on the central axis of the base holder and tool holder, Clamp element
On the side closest to (22) and (24), It has a connecting element (91) with the tip cut off.
, The element is a corresponding recess (not shown) in the opposing surface of the clamping element (22) (24).
Associated with When the clamping elements are pulled together, Complementarily, Frustoconical
Forming a truncated recess. The clamping elements (22) (24) are pulled together
When you are sent The corresponding inclined surface acts on the coolant distributor (90).
Creates the pressure to be As shown in FIG. Tool holder is ejected
In the direction Closely border the inner surface of the tool holder.
Figure 9a, b and c are Clamp shoulder of base holder (2
0) shows various cross sections. The configuration shown in Figure 9c is What is shown in FIG. 1 and FIG.
It corresponds to. In Figure 1, Shoulder for full radial clamping Clamp element
In relation to the correspondingly shaped clamping surface at. Figure 9b shows Two possibilities
It is a combination of sex, Partially inclined, A club with a shape that extends partially radially.
Pump shoulder is shown.
When assembling the tool holder, The two clamping surfaces (22) (24) Differential
By the action of the screw member, First screwed into the block and closed. In this state
Be careful They can be placed inside the base holder or machine spindle.
Wear. Clamp journal (44) and eject journal (60) work
They are then It is fixed in a floating state at a predetermined position. Clamping device can be used
It becomes a state. In this direction, They are, The tool holder is inserted into the base holder.
To be allowed. Tool holder is Clamp journal (44) and eject
To Journal (60) Engage in the corresponding front recess (48) of the tool holder.
Must be rotated in. if, Clamp Journal (44) is now Is rotated
If The chin Clamping tool holder and base holder or machine spindle
Until it touches the shoulder (18) (20) The two clamping elements are Harmonious in radial direction
To move away. By continuing the clamp operation, Tool holder
Is the base
It can be pulled axially inward into the holder. When this happens, Clamp pressure
The force accumulates on the front of the base holder and tool holder, at the same time, Clamp surface and
Increase the radial pressure that builds up on the clamp shoulder, Tool holder relatively thin
Widen the taper of the meat (widen), Pressed against the inner taper of the base holder
Let Once the predetermined torque is obtained, The clamping process is over, Base holder
-Or mechanical spindle, A close contact is formed between the tool holders.
By performing the reverse procedure, Can be loosened. However, Base hol
The inner taper of the dar, The outer taper of the tool holder is relatively flat
, Automatically locked, Separation does not occur automatically. Eye to eject
I explained various devices of the target eject device, The explanation of the operation is the above description
Can be estimated from
10 to 15 show While relating to another embodiment of the clamping device of the invention,
, The embodiment of FIGS. 1 to 6 is The spacing element is not a differential screw member, Eccentric cam
Are different. The eccentric cam can be rotated as described above, Up to 90 degrees
It only requires a rotation angle. Otherwise, Structure related to the above-described embodiment
The main difference in construction is As the eccentric cam shaft rotates between the two clamping elements,
Then For differential screw members, two clamp elements
It exists only in the fact that it travels vertically through.
Since it has many common points with the first embodiment, Individual in FIGS. 10 to 15
Parts of Regarding the one corresponding to the first embodiment, The quotation mark is in the 100s
No. is used. therefore, Further explanation is largely unnecessary. In the first embodiment
No eccentric cam related parts Represented by quotation marks starting with number 200
.
10 and 11 show Shows the clamping elements (122) (124) in the closed position
It The eccentric cam (200) shown in FIG. The one in the position of Figure 10 is enlarged a little
And shows, Two parallel edges (202) (204), Two cam surfaces (20
6) It has an elongated shape with (208). The straight edge between the edges (202) (204)
The cap is Much smaller than the gap between the cam surfaces (206) (208). FIG.
0 to 12, as shown in FIG. The eccentric cam (202) is flat, Upper edge (202
) And the lower edge (204) are between the clamping elements (122) (124). Therefore, rear
Can be displaced inward, This releases the tool holder
Can be The clamping element is I am willing to go inward, That is, the rotation axis of the device
Of course, it doesn't move toward The reason is, The clamping element is the clamping shoulder
(118) (120) automatically locked, The lower clamp element is lowered to the lower position due to gravity.
This is because they will stay without them. Therefore, Pull those clamp elements together
To bring Spring, Rubber van
Can be used. The tensile force is Under certain circumstances, Clamp shoulder self
It may not be large enough to overcome the dynamic locking force. For this reason, In the present invention
If there is The discs (210) (212) of the chin part are the turning points of the eccentric cams on both front faces.
For the axis of rotation, It is fixed so that it cannot rotate. The two discs on the chin are Anti
It has two jaws (214) (216) that project radially in the opposite direction, Eccentric power
The clamp release direction, In other words, when rotated counterclockwise in FIG. 10,
Engages in the radially inner pockets (218) (220) of the clamping elements (122) (124)
. Some of the pockets (218) (220) are undercut, In this way Shoulder
(222) and (224) are formed, Against those shoulders, The jaws (214) (216) are shown in Fig. 10.
Contact in the opposite direction of rotation. Therefore, The clamping element is driven inward.
As shown in FIG. The two cam surfaces (206) (208) are Tilted very flat
Is slanted, When the cam surface interacts with the inside of the clamping element (122), Automatic
Locked.
13 and 15 show Corresponding to FIGS. 10 to 12, In clamped position
It shows a clamp device in the. in this case, The eccentric cam (200) FIG.
And in FIG. 15, they are arranged in the vertical direction. The jaws (214) (216) are Upward direction
I'm going down. The clamp elements (122) (124) are As before,
Clamp shoulder of base holder
Engage (118) behind the clamp shoulder (120) of the tool holder.
Eccentric cam (200) ejects tool holder (112) used as a spacing element.
In order to The sloped surface (226) (see FIG. 15) is rigid with the tool holder (112).
Connected, When the eccentric cam is loosened, The cam surface advances upwards, Tool holder
Is ejected. As shown in FIG. The inclined surface is the end of the pin (228)
Formed in Screwed into the coolant distributor (190).