JPH08500325A - エネルギーのある重合体およびその製造方法 - Google Patents

エネルギーのある重合体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH08500325A
JPH08500325A JP5511677A JP51167793A JPH08500325A JP H08500325 A JPH08500325 A JP H08500325A JP 5511677 A JP5511677 A JP 5511677A JP 51167793 A JP51167793 A JP 51167793A JP H08500325 A JPH08500325 A JP H08500325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
nitramine
nitro
fluoro
diol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5511677A
Other languages
English (en)
Inventor
エフ. ロスゲリィ,ユージン
ハニ,ラヒム
エィチ. デュマス,リチャード
シェン,ミング
Original Assignee
オリン コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オリン コーポレイション filed Critical オリン コーポレイション
Publication of JPH08500325A publication Critical patent/JPH08500325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C247/00Compounds containing azido groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C243/00Compounds containing chains of nitrogen atoms singly-bound to each other, e.g. hydrazines, triazanes
    • C07C243/02N-nitro compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/68Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • C08G63/685Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing nitrogen
    • C08G63/6854Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing nitrogen derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/6856Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、エネルギーのある結合剤に関し、更に詳細には、加水分解に対する抵抗性はもちろんであるが、好ましい粘度およびガラス転移温度が得られることを特徴とする、ニトロアミン含有ポリエーテル重合体のクラスに関する。また、本発明は、少なくとも1種のニトロアミン含有ジ酸クロライド単量体と、少なくとも1種のニトローまたはフルオロ−含有ジオール単量体を、無水有機溶剤〔好ましくは、テトラヒドロフラン(THF)、アセトニトリル、またはジエチルエーテル、ただし他の有機溶剤、例えばぺンタン、へキサン、へプタン、塩化メチレン、クロロエタン、トルエン、ベンゼン等も使用できる〕中において、第三級アミン塩基の存在において、約0℃〜約50℃の反応温度において、反応させることから成る、ニトロアミン−および/またはニトロ−およびまたはフルオロ−基を含有する重合体の製造方法、を請求している。

Description

【発明の詳細な説明】エネルギーのある重合体およびその製造方法 本発明は、一般的に、エネルギーのある重合体(energetic polymer)に関して いる。更に詳細には、本発明は、好ましい粘度、ガラス転位温度、および加水分 解抵抗性はもちろんであるが、強化されたエネルギー(enhanced energy)を特徴 とするニトロアミン含有重合体のクラスに関する。 低シグネーチュア推進薬(low signature propellants)に関する軍部の要求に より、戦術上のロケットモーターの製造における選択された酸化剤として、過塩 素酸アンモニウムから硝酸アンモニウムへと変更がなされた。しかし、不幸にも 、この変更は、ロケットモーターの比推力(Isp)〔specific impulse(lsp)〕に より測定してロケットの性能を減少させた。 過去において、固体の無煙推進薬を適用するために種々のニトロ重合体が造ら れた。例えば、「ニトロ重合体およびそれらの固体無煙推進薬への適用に関する 研究 (Research in Nitrolymers and Their Application to Solid SmokelessPr opellants)」 と題された1956年9月28日付けのエアロジェット ジェネラ ル刊行のレポートNo.1162(Aerojet General published a report, No.1 162)である。このレポートには、ニトロ重合体およびニトロアミノジ酸の種 々なエステルの重合体を製造するための有用な種々な重合反応が記録されている が、しかし所望しているものよりも、より高分子量を有しており、かつ所望され るような注意深く制御された反応性の官能性末端基を有していない。 ハーキュレス インコーポレーテッド(Hercules lncorporated)により、P− DENDと称されている特別なニトロアミン含有重合体、ポリ(ジエチレングリ コール−4,7−ニトロアザデカンジオエート)が研究された。1986年5月 付けのテクニカルレポート(Technical Report) CR−RD−PR−86−4の「 高性能の最少の煙の推進薬(High Performance Minimum Smoke Propellants)」 と題されているレポートにおいて、ハーキュレス(Hercules)は、U.S.アーミ ミサイル コマンド(U.S.Army Missile Cofnmand)のために行った仕事を記 録しており、その中には、P−DENDが、硝酸エステル−プラスティサイド(n itrate-plasticide)推進薬に使用可能な成分であると記載されている。このレポ ートには、種々な溶剤中において、4,7−ジニトロアザデカンジオン酸(DN DA)とジエチレングリコールとの酸触媒によるエステル化反応によりP−DE NDを造る試みが不成功であったことが述べられている。このような不成功は、 このレポートによれば、重合反応よりも環化反応が生起するという事実に帰せら れている。更に最近になって、P−DENDは、所望しているよりも、より高い 粘度およびガラス転位温度を有していることが見出された。 製造するのにより安全でありかつ高価でなく、しかもなお高起動力(highimpet us)、低ガラス転移温度および低粘度の良好な組み合わせ与える高エネルギーの 結合剤が、軍部によって要求されている。そのための1つの方法は、熱溶融液重 合条件または溶液重合条件において、エネルギーのあるジ酸またはジエステル(e nergetic diacids or diesters)の単量体を、エネルギーのあるまたはエネルギ ーのないジオール(energetic or non-energetic diols)の単量体で縮合すること によって、エネルギーのあるポリエステル(energetic polyesters)を造ることで ある。その例として、米国特許第4,916,206号には、酸触媒の存在にお いて、熱溶融液重合を用いるエネルギーのあるジ酸単量体とジオール単量体との 反応が記載されている。残念なことであるが、熱溶融液における重合は、一般的 に、熱に対して安定でありかつ酸触媒に対して安定である単量体を使用すること が必要である。結果的に、熱溶融液における重合方法は、ときどき、良好なエネ ルギー特性を有する単量体を使用するのに適さないことがある。なぜなら、これ らの単量体は、一般的に、必要とする反応条件下において不安定であるからであ る。 当業界において一般的に知られている重合の他の形式は溶液重合である。残念 であるが、溶液重合法は、所望している高さと同じ高さの分子量を有していない 重合物生成物を提供することである。 米国特許第3,808,276号には、1,6−ジクロロ−2,5−ジニトロ ヘキサン(DCDNH)とポリヒドロキシアルコール例えばエチレングリコール との反応により造られた推進薬組成物用のポリエーテル結合剤が開示されている 。 しかし、この特許には、ポリエステル重合体結合剤は開示されていない。 使用中に強化されたエネルギーを示し、かつ加水分解に対する抵抗性はもちろ んであるが有利な粘度およびガラス転移温度を特徴としている新規な重合体結合 剤が、推進薬および爆薬の部門から大いに要望されている。 1つの面からみて、本発明は、ニトロアミン含有ジオールと、ニトロアミン含 有ジ酸、またはニトロアミン含有、ジハロゲン含有の化合物との、反応によって 造られたニトロアミン含有重合体に関している。結果的に得られた重合体は、高 比推力による測定のように高エネルギーを特性としている。 他の面からみて、本発明は、加水分解に対する抵抗性はもろちんであるが、低 粘度および低ガラス転移温度の有利な組み合わせを特徴とし、かつ次の実験構造 式によって表わされるニトロアミン含有重合体に関している: 式 〔式中、およびは、0または1の値を有し、およびは、1〜3(好まし くは、1または2)の値を有し、は、2または3の値を有し、は、0〜3( 好ましくは、0および1)の値を有し、は、1の値を有し、は、0.10〜 1の値を有し、そしては、0〜0.9の値を有し、ただしの合計は1に 等しく、そしてRは、2〜12個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルキ レン基またはアルキレンエーテル基であり、かつ前記重合体における前記の基の 結合点において第1級または第2級の炭素原子を有している前記の基であり、そ してnは、2〜50の値である〕。 他の面からみて、本発明は、酸触媒の存在において、ニトロアミン含有ジオー ルと、ニトロアミン含有ジ酸、またはニトロアミン含有、ジハロゲン含有の化合 物を、溶融液重合反応によって反応させてニトロアミン含有重合体を生成させ、 かつ前記反応を、その進行中に生じる副生成物である水を除去しながら行う、諸 工程を包含している、ニトロアミン含有重合体の製造方法に関している。 更に他の面からみて、本発明は、 (a)アミノアルコールをニトロ化して、ニトロアミノアルキル硝酸エステルを 提供し、 (b)前記ニトロアミノアルキル硝酸エステルをアチセル化してアセチル化エス テルを提供し、そして (c)有機溶剤中において、前記アセチル化エステルを強酸で加水分解してニト ロアミノアルコールを生成させる、 各工程から成る、ニトロアミン含有ジオールの製造方法に関する。 他の面からみて、本発明は、ニトロアミン含有ジ酸クロライドとニトローまた はフルオロー含有ジオールとの溶液重合反応によって造られた、高エネルギー、 低粘度、および低ガラス転移温度の有利な組み合わせを特徴とする、新規なニト ロアミン−プラスニトロ−および/またはフルオロ−含有重合体に関する。これ らの重合体は、約1,500〜約5,000の重量平均分子量を有し、かつ次の 実験構造式を有することを特徴としている: 式 -(OCCH2CH2-R1-CH2CH2COO-R2-O)x-(OCCH2CH2-R3-CH2CH2COO-R4-O)y {式中、 およびyは、独立的に、0または1〜100の整数であり、そしての合 計は、少なくとも1であり、 R1およひR3は、独立的に、 式 -N(NO2)(CH2)z N(NO2)ー 〔式中、は、1〜6の整数であり、そしてR2、R4は、独立的に、 式 -CH2C(F)1(NO2)m CH2-, -CH2N(NO2)(CH2)n N(NO2)CH2-, -CH2C(NO2)2(CH2)0 C(NO2)2CH2-, (式中、1およびmは、独立的に、0または整数であり、そして1+mの合計は 2であり、nは、1〜6の整数であり、は、1〜8の整数である)から選 ばれる〕 を有する}。 更に他の面からみて、本発明は、無水の有機溶媒〔好ましくは、テトラヒドロ フラン(THF)、アセトニトリルまたはジエチルエーテルであり、他の有機溶 媒例えばぺンタン、ヘキサン、ヘプタン、塩化メチレン、ジクロロエタン、トル エン、ベンゼン等も使用できる〕中において、第三級アミン塩基の存在において 、約0℃〜約50℃(好ましくは、約20℃〜約40℃)の反応温度において、 少なくとも1種のニトロアミン含有ジ酸クロライド単量体と、少なくとも1種の ニトロ−またはフルオロ−含有ジオール単量体とを、反応させることから成る、 ニトロアミン−および/またはニトロ−および/またはフルオロ−基を含有する 重合体の製造方法に関する。 これらの面およびその他の面は、本発明についての次の詳細な記載を読むこと により明らかになるであろう。 本発明の溶融液重合法に関して、反応開始後そして特に反応のもっと後の段階 の間において、所望のニトロアミン含有重合体生成物の生成を促進させるために 、反応の進行につれて、塩化水素を減圧により除去することが好ましい。副生成 物である塩化水素を除去するための他の可能性は、反応混合物中のビスクロロメ チル単量体と反応しない酸受容体を添加することである。更に、精製工程におい て、重合体生成物を、溶剤/非溶剤の混合液における沈殿によって、またはゲル 透過クロマトグラフィーによって、適当に精製することが好ましい。所望により 、ニトロアミン含有重合体を官能性部分で末端封鎖して、重合体の末端に所望の 官能基を与えることである。そのように末端が封鎖されていないときは、重合体 の末端は、一般的に、クロロ末端またはヒドロキシル末端である。 本発明について記述されているある種の重合体は、次の実験式によって表わさ れるクラスである: 〔式中、およびは、0または1の値を有し、およびは、1〜3(好まし くは、1または2)の値を有し、は、2または3の値を有し、は、0〜3( 好ましくは、0および1)の値を有し、は、1の値を有し、は、0.1〜1 の値を有し、そしては、0〜0.9の値を有し、ただしの合計は1に等 しく、そしてRは、2〜12個の炭素原子を有する直鎖または分技鎖のアルキレ ン基またはアルキレンエーテル基であり、かつ前記重合体における前記の基の結 合点において第1級または第2級の炭素原子を有している前記の基であり、そし てnは、2〜50の値である〕。 ポリエステル重合体は、溶融液重合反応条件下において(すなわち、溶剤の不 存在下において)、ニトロアミン含有ビスクロロメチル単量体とジオールとを反 応させることにより適当に製造される。 第1表には、前述の重合方法に基づいて製造される重合体をまとめてある: 本発明において有用な単量体には、次のビスクロロメチル誘導体が包含される :2,5−ジニトロアザ−1,6−ジクロロヘキサン、2,5,8−トリニトロ アザ−1,9−ジクロロノナン、2,4,6−トリニトロアザ−1,7−ジクロ ロヘプタン、および2,6−ジニトロアザ−1,7−ジクロロペプタン、および 類似構造のその他のビスクロロメチ遊導体。 有用なニトロアミン含有ジオールには、次の化合物が包含される:3−ニトロ アザ−1,5−ぺンタンジオール、および3,6−ジニトロアザ−1,8−オク タンジオール。 有用なジオール単量体には、広い種類のジオール、例えばエチレングリコール 、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール 、ジエチレングリコール、および類似構造の種々な他のジオールが包含される。 前述の第1表に重合体1〜8として同定されている重合体は、それらが比較的 低いガラス転移温度であることに起因して、好ましい重合体である。それらの比 較的低いガラス転移温度は、配合された製品例えば推進薬または爆薬に秀れた加 工性を提供する。更に、これらの重合体は、比較的低い粘度を有することが見出 された。この比較的低い粘度により、配合された推進薬生成物または爆薬生成物 の加工中において秀れた性能が与えられる。 本発明の重合体および共重合体には、推進薬配合物における〔ナーバル ウエ ポン センターPEP法によって(by the Naval Weapons Center PEP method) 〕高度に計算された起動力(impetus)、非常に近い2個の所望の官能基、重合体 鎖の主としてヒドロキシル末端基(所望するならば)、および広範囲にわたって 多くの所望の値に容易に調節できる分子量、と共に、前述の利点が組み合わされ ている。重合体の好ましい分子量は、約500〜約10,000であり、更に好 ましくは約1,500〜約5,000である。これらの分子量は、標準としてポ リスチレンを使用するゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によって測定した 重量平均分子量である。 重合体の分子量は、ジオール単量体およびビスクロロメチル単量体の化学量論 量(stoichiometry)を変えることによって調節することができることに留意する ことである。一般的に、ジオール単量体:ビスクロロメチル単量体のモル比は、 約1:0.5〜約0.5:1の範囲である。典型的には、重合体は、ビスクロロ メチル単量体に関連してジオール単量体の過剰、好ましくは約1:0.99〜約 1:0.6のジオール単量体:ビスクロロメチル単量体のモル比、を使用して造 られ、それによりヒドロキシ基を末端とする重合体を提供することができる。所 望により、重合体は、ビスクロロメチル(すなわち、ビスクロロメチル単量体) をジオール単量体に関連して過剰に存在させるようにして、単量体の化学量論比 を調節する簡単な技術により、クロライド基を末端とすることもできる。他の別 法として、その他の官能性基(functional moieties)を使用して重合体の末端を 封鎖し、重合体に所望の末端官能基を与えることもできる。例えば、ヒドロキシ 基を末端とする重合体を過剰のジイソシアネートと反応させてイソシアネート末 端の重合体を造ることもできる。また、別法として、ジ酸クロライド例えば塩化 アジポイル、ホスゲン、またはその他の類似化合物を、ヒドロキシ末端重合体と 反応させて、酸クロライド基またはクロロホーメート基を末端とした重合体を造 ることもできる。また、同様な方法により、クロライド末端の重合体のクロライ ド末端基を化学的に変性して、これらの重合体のための末端基として任意の種々 の官能基を造ることもできる。重合体分子についての端末基(end group)すなわ ち末端基(terminal group)を計画するについてのこの柔軟性は重要である。な ぜなら、それは、所望する最終生成物すなわち推進薬生成物または爆薬生成物を 造るために、これらの物質を他の成分で硬化させることに関して大きな範囲の可 能性を与えるからである。 本発明の溶融液重合方法のために有効な反応時間は、制限された臨界的なもの ではない。反応時間は、約2〜約8時間であるのが好ましく、更に好ましくは約 3〜約5時間である。 同様に、反応温度も制限された臨界的なものではなく、広範囲にわたって変え ることができる。反応温度は、約0℃〜約120℃、更に好ましくは約25℃〜 約95℃、そして最も好ましくは約45℃〜約65℃であり、溶融液重合を用い ることが望ましい。 本発明による溶融液重合反応は、大抵、大気圧より低い圧力において、最も好 ましくは約0.001mmHg〜約600mmHgの圧力において、好ましくかつ適当に 実施される。大気圧より低い圧力により、反応混合物から塩化水素副生成物を除 去することが容易にできるようになり、それにより所望したようにポリ縮合反応 を完了させることができる。しかし、使用するいくつかの単量体は揮発性である ので、反応の初めの段階の間は、大気圧より低い圧力を適用しないことが好まし い。また、別法または追加の方法として、反応混合物から副生成物である塩化水 素を除くために、例えば、ビスクロロメチル単量体と反応しない塩基を使用する ことができる。 もし利用したいならば、任意的であるが、重合体の精製工程を、一対の溶剤/ 非溶剤の混合液において沈殿させることにより行うことが好ましい。適当な溶剤 /非溶剤のぺアー(pairs)は、次の溶剤から選ばれる:塩化メチレン、クロロホ ルム、テトラヒドロフラン、または重合体を溶解することが可能な任意の他の有 機溶剤;および次の非溶剤:メタノール、エタノール、水、ヘキサン、シクロヘ キサン、べンゼン、または重合体用の溶剤でない任意の他の有機媒体。別法とし て、他の精製方法例えばゲル透過クロマトグラフィーを使用することもできる。 本発明方法によって造られた重合体は、一般的に、約500〜約10,000 、好ましくは約1,000〜約5,000、の重量平均分子量を有している。重 合体のガラス転移温度(Tg)は、一般的に、0℃以下、好ましくは−10℃以 下、そして更に好ましくは−15℃以下、である。重合体の粘度は、一般的に、 50,000センチポイズ(centipoise)以下、好ましくは20,000センチポ イズ以下、そして更に好ましくは10,000センチポイズ以下、である。 本発明に使用する溶液重合方法は、ゆるやかな反応条件下で、熱溶融液重合の 条件下で不安定であるかまたは分解し始める、エネルギーのあるジ酸クロライド 単量体とエネルギーのあるジオール単量体とを反応させることにより、行われる 。溶剤中の各単量体の反応体は、一般的に、0.05〜約1モル濃度(M.)の範 囲である。ジ酸クロライド単量体:ジオール単量体のモル比は、一般的に、約0 .8:1.2〜約1.2:0.8、である。アミン塩基は、反応中に解放された HCl のための酸の除去剤として用いられることはもちろんであるが、重合反応の ための触媒としても作用する。本発明方法に用いられるアミン塩基の量は、一般 的に、ジ酸クロライド単量体の1モルにつき0.5〜2.5モル当量の範囲であ る。アミン塩基は、重合反応を容易にするための触媒および酸除去剤の両方とし て機能する。反応が完了後、副生成物、アミン塩酸塩および遊離の塩酸塩は、水 洗およびプライン洗い(brine wash)により除去する。重合体は、溶剤をストリッ ピングして除去(stripping off)することにより溶液から回収するか、または溶 剤をデカント(decanting)することにより沈殿物として単離するか、のいずれか により回収される。所望により、重合体は、精製工程において、溶剤/非溶剤 の混合液における沈殿により、またはゲル透過クロマトグラフィーを使用するこ とにより、適当に精製することができる。それ故、造られた重合体は、酸または ヒドロキシのいずれかが末端であり、それは、重合反応において、ジ酸クロライ ドの過剰が使用されるか、またはジオールの過剰が使用されるか、に依存する。 所望により、末端酸基は、更に延長させ、または変性させることができ、典型 的には、酸クロライドとして水性で仕上げる前に、他の求核分子(nucleophile) 、例えばジオール、アルコール、アミン、チオールおよび水の分子で、更に延長 しまたは変性させることができる。末端ヒドロキシル基は、水性で仕上げる前に 、他の親電子物質(electrophile)、例えばジ酸クロライド、酸クロライド、イソ シアネート、ジイソサアネート、酸、ジ酸、エステル、ジエステル、および活性 有機ハライドで、更に延長することができる。本発明に使用される適当なジオー ル単量体には、2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオール、2, 2−ジニトロ−1,3−プロパン−ジオール、2,5−ジニトロアザ−1,6− ヘキサンジオール、および2,2,5,5−テトラニトロ−1,6−ヘキサンジ オール、が包含される。本発明方法によって、エネルギーのある重合体中に、フ ルオロ含有単量体、例えば2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオ ールまたは2,2−ジニトロ−1,3−プロパン−ジオールを導入することがで きる1つの有意の利益は、その結果として得られた重合体が、従来のエネルギー のある結合剤と比較して強化されたエネルギー(起動力)〔enhanced energy(im petus)〕を示すことである。2,5−ジニトロアザ−1,6−ヘキサンジオール は、非常に良好なエネルギーを有するニトロアミンジオールの1つであるが、残 念ながら、溶融プロセス(melt processing)の使用により熱分解を受けやすい。 それ故、本発明の方法においては特に有用である。なせなら、単量体の熱分解が そのプロセス中に生起しないからである。従って、本発明者による新規な本発明 方法において、ポリエステルの中に2,5−ジニトロアザ−1,6−ヘキサンジ オールを導入することができることは、3,6−ジニトロアザ−1,8−オキタ ンジオールおよび3−ニトロアザ−1,5−ぺンタンジオールから造られたポリ エステルよりもより高いエネルギーを有するポリエステルを提供する。好ましい ジ酸クロライドには、4,7−ジニトロアザデカノイック−1,10−ジ酸クロ ライド、および4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロラ イドが包含されるが、これらは、これらのジ酸前駆体およびチオニルクロライド から容易に造ることができる。 また、本明細書に記載されていることは、ゆるやかな無水条件下で、一般的に 、周囲温度において、非プロトン性溶剤(nonprotonic solvent)中において、か つアミン塩基の存在において、ニトロアミン−、ニトロ−、およびフルオロ−含 有ポリエステルを製造する方法、である。望ましい分子量1,000〜5,00 0を達成させるために、反応物にアミン塩基を添加することが必要である。本発 明者の研究によれば、アミン塩基がないと、<1,000の低分子量重合体だけ が得られることが見出された。また、本発明者は、アミン塩基の当量を適当に調 節することによって、重合体の分子量を調節することが可能である。一般的に、 アミン塩基の当量が高くなると、重合体の分子量が高くなる。ザ リサーチ ア ンド テクノロジー デパートメント オブ ナーバル サフェース ウェアフ ェア センター(the RESEARH AND TECHNOLOGY DEPARTMENT OF NAVAL SURFACEWA REFARE CENTER)によるシンセッス オブ エナージェチック シングル フェ ース アンド マルチ−フェース ポリマー(SYNTHESIS OF ENERGETIC SINGLEP HASE AND MULTI-PHASE POLYMERS)のための1987年のアニュアル プログレ ス レポート(1987 annual progress report)において報告された類似の 研究には、種々なジオールおよびジ酸クロライド例えば4,4−ジニトロピメロ イルクロラドおよびマロニルクロラドを使用するエネルギーのあるポリエステル の合成が記載されている。しかし、重合体が、ブロック結合または有意な連鎖延 長のいずれにおいてもあまりにも非反応性であり、また再現性も貧弱である、と いう結果に加えて、重合体の合成が、高温において、通常は85〜100℃にお いて、行われている。このような高温は、本発明においてアミン塩基が用いられ たときは不必要である。 本発明方法による溶液重合によって造られた重合体は、前述の一般実験式によ って記載された種々の重合体の任意のものである。これら重合体は、無水溶剤中 において、少なくとも1種のニトロアミン含有ジ酸クロライド単量体と、少なく とも1種のニトロアミン−および/またはニトロ−および/またはフルオローお よび/またはその他のエネルギーのある−およびエネルギーのない−含有ジオー ル単量体とを、反応させることによって造ることができる。アミン塩基を適当に 添加すること、例えば0.5〜2.5当量添加することは、反応を完成させるた めの触媒および酸の除去剤の両方として役立っている。反応の完了後に、水洗お よびブライン洗いを繰り返して行うことにより、副生成物、アミン塩酸塩および 遊離の塩酸塩が適当に除去される。重合体は、溶剤をストリッピングして除去す ることにより溶液から回収するか、または溶剤をデカントすることにより沈殿物 として単離するか、のいずれかにより回収される。所望により、重合体は、精製 工程において、溶剤/非溶剤の混合液における沈殿により、またはゲル透過クロ マトグラフィーを使用することにより、適当に精製することができる。 本発明の新規な重合体の製造に有用な単量体は前述されている。所望により、 ニトロアミン含有ジオール単量体を、本発明方法におけるジオール単量体として 適当に使用することができるが、前述したように、ジオール単量体は、一般的に 、ニトロ−またはフルオロ−含有単量体である。そして特に、本発明の方法は、 単量体の分解温度が単量体の融点(または融点以下)である単量体、例えば2, 5−ジニトロアザ−1,6−ヘキサンジオール、を重合するのに有用である。な ぜなら、溶融液重合の方法体系は、そのような分解性単量体の処理のためには適 当でないからである。 本発明の溶液重合方法においては、添加する順序は臨界的ではない。一般的に 、ジ酸クロライド単量体、ジオール単量体、およびアミン塩基は、そのまま添加 することができ、また同時にまたは遂次のいずれかで溶液に添加することができ る。ただし、1つの例外は2,5−ジニトロアザ−1,6−ヘキサンジオールを 用いたときである。これは、アミン塩基と不混和性であり、かつアミン塩基の存 在においてモノデヒドロキシル化される(monodehydroxylated)。それ故、アミン 塩基は、ジ酸クロライドおよびジオールの添加を完了した後に添加しなければな らない。一般的に、ジ酸クロライドの濃度は、約0.05〜約1モル、好ましく は約0.1〜約0.8モル、そして更に好ましくは約0.2〜0.4モル、であ る。ジオールのモル当量は、約0.8〜約1.2、好ましくは約0.9〜約1. 1、そして更に好ましくは約0.95〜約1.05、である。一般的に、アミン 塩基 のモル当量は、約0.5〜約2.5、好ましくは約1〜約2、そして更に好まし くは約1.3〜約1.7、である。好ましい反応時間は、約10分間〜約24時 間、更に好ましくは約1〜約20時間、そして最も好ましくは約3〜約18時間 、である。好ましい反応温度は、約0〜約50℃、更に好ましくは約10〜約40 ℃、そして最も好ましくは約20〜約30℃、である。有用なアミン塩基には、 芳香族アミン、例えばピリジンおよびルチジン、脂肪族アミン、例えばトリエチ ルアミン、トリブチルアミン、および類似構造を有するアミン、が包含される。 有用な溶剤には、無水非プロトン性溶剤、例えばテトラヒドロフラン(THF) 、アセトニトリル、ジエチルエーテル、ぺンタン、ヘキサン、ヘプタン、塩化メ チレン、クロロホルム、ジクロロエタン、トルエン、ベンゼン、N,N−ジメチ ルホルムアミド、および類似構造を有する溶剤、が包含される。 本発明の溶液重合によって造られた重合体は、gpcによる約1,000〜約5 ,000の重量平均分子量、約−30℃〜約10℃、一般的には<0℃、のガラ ス転移温度(Tg)、および約200℃〜約250℃の分解温度(Td)、を有 している。 特にことわりがなければ、本明細書に使用されている用語「%」は、重量%を 示し、そして用語「画分(fraction)」は、モル画分を示している。 前述の技術出版物は、その内容の全部を本明細書の記載の中に組み入れる。 次の実施例は、本発明を例示するために意図されており、本発明の範囲を限定 するために意図されているものではない。 実施例1および2における製造例は、それぞれ、ポリエステルおよびポリエー テルを製造するのに必要とする必須のジ酸化合物およびジクロロ化合物の製造例 であり、参考例として示してある。A.単量体合成の実施例 実施例1 1,6−ジクロロ−2,5−ジニトロアザヘキサンの製造 硫酸(108ml)を、機械式攪拌機を備えた1lのビーカーに仕込み、そして 15℃に冷却した。硝酸(948.5ml、70%)を、15℃において滴下しな がら加えた。2−イミダゾリドン(17.93、96%、0.20モル)を、1 5℃において小分けして加え、次いで反応混合物を、15℃において75分間保 持した。反応物を氷水800mlを用いて急冷し、中間生成物(A)を得た。それ を濾過し、氷水180mlで水洗した。 中間生成物(A)を、ふたをしたビーカー中において熱湯(50〜60℃)と 混合し、そして攪拌しながら20分間加熱して沸騰させた。この溶液をゆっくり と攪拌しながら、15分間15℃に冷却し、生成物を濾取し、氷水100mlで水 洗し、そして室温において減圧下で乾燥した。エチレンジニトロアミン、EDN A(21g)、(B)を収率69.9%で得た。EDNA(21g)、1,3, 5−トリオキサン(21g)および酢酸(71ml)を、攪拌されている200ml フラスコに仕込んだ。50〜55℃において、浸漬した管を通して無水HClを泡 だたせながら1.5時間導入した。次いで、反応器を15℃に30分間冷却し、 濾取した生成物を新しい酢酸60mlで洗い、クロロホルム265ml用いて再結晶 し、そして乾燥し、1,6−ジクロロ−2,5−ジニトロアザヘキサン(C)( mp108〜109℃)34.57gを得た。この工程において収率59.1%で あった。全反応系における全収率は41.3%であった。実施例2 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸の製造 1,3−ジアミノプロパン(8.30g、0.1120モル)およびメタノー ル170mlを、還流冷却器を備え、窒素でおおわれかつ攪拌されている300ml の3ツ口フラスコに仕込んだ。温度を45℃以下に保ちながら、アクリロニトリ ル(12.5ml)を滴下しながら加えた。添加完了後、反応混合物を45℃にお いて30分間攪拌し、次いで30分追加して加熱し還流させた。反応器を10℃ に冷却し、70% HNO3(22.4ml)および水(11.2ml)の溶液を加え、 そして反応器を5℃に1時間冷却した。生成物を濾過し、冷メタノール40mlで 洗い、室温において減圧下で乾燥し、(B)の22.0gを得た。収率64%で あった。 無水酢酸(94ml)を、N2の存在下で攪拌されている300mlの3ツ口フラ スコに仕込んだ。反応器を10℃に冷却し、98% HNO3(1.7ml)および3 7%HCl(1.1ml)を加えた。30〜35℃において、(B)の19.9gを 小分けして4時間かけて加えた。HClの余分、全部で54mlを、反応混合物を暗 黄色に保つのに必要なものとして滴下しながら加えた。添加完了後、反応混合物 を35℃において30分間保持し、次いで30分間追加して50〜55℃に温め た。反応器を10℃に冷却し、氷水120mlを加えた。生成物を濾過により除き 、冷水100mlで水洗し、フィルター上で約15分間乾燥した。 湿気のある(C)ケーキの全ておよび37%HCl(160ml)を、還流冷却器 を備え、かつ攪拌されている300mlの3ツ口フラスコに仕込み、加熱して16 時間還流させた。水20mlを減圧下で蒸留し、次いで、反応混合物を30分間5 ℃に冷却した。生成物を濾取し、冷水50mlで水洗し、室温において減圧下で乾 燥し、(D)の10.0gを得た。収率50%であった。 1,3−ジアミノプロパンに基づいて、4,8−ジニトロアザウンデカノイッ ク−1,11−ジ酸の全収率は32.0%であった。得られたジ酸の融点は14 4〜146℃であった。実施例3 3−ニトロアザ−1,5−ぺンタンジオールの製造 98% HNO3の8mlを、N2の存在下で撹拌されている50mlの3ツ口フラス コに仕込み、7〜8℃に冷却した。ジエタノールアミン(6g、0.0571モ ル)を分けて加え、得られた混合物を15℃において1時間攪拌し、23℃にお いて30分間攪拌した。無水酢酸(0.2g)を加え、反応混合物を15分間攪 拌した。 無水酢酸(19.0g)および塩化アセチル(0.2g)を、N2の存在下で 攪拌されている50mlの3ツ口フラスコに35℃において仕込んだ。35℃にお いて、ニトロ化混合物(A)を滴下しながら加え、その温度において2時間保持 した。次いで、反応混合物を、攪拌されている氷水中の135mlに注入した。沈 殿した生成物を濾取し、氷水10mlで水洗し、次いでアセトン21mlに溶解した 。そのpHを0.5M Na2CO3を用いて7.0に調節し、その溶液を攪拌されてい る氷水120ml中に注入した。その混合物を冷蔵庫中で3時間放置し、生成物を 濾 取し、氷水50mlで水洗した。 湿気のある硝酸エステル(B)、氷酢酸(76ml)および酢酸ナトリウム(1 3.91g)を、攪拌されている100ccのフラスコに仕込み、加熱して16時 間還流(125℃)させた。反応混合物をストリップして(stripped)乾燥させ 、塩化メチレン35mlおよび水35mlを加え、完全に溶液になるまで攪拌した。 その混合物の相を分離し、有機相を水100mlで水洗し、ストリップして乾燥し 、3−ニトロアザ−1,5−ぺンタンジアセテート(C)9.92gを残した。 収率74.2%であった。 ジアセテート(C)、メタノール(110ml)およびHCl(35ml、37%) を、250mlのフラスコに仕込み、加熱して16時間還流させた。反応混合物を ストリップして乾燥し、ジオール(D)の6.44gを残した(L.C.分析に より95%)。出発ジエタノールアミンに基づいて全部の収率71.4%であっ た。実施例4 3,6−ジニトロアザ−l,8−オクタンジオールの製造 硝酸(120ml、98%)を、N2存在下で攪拌されている200mlの3ツ口 フラスコを仕込み、5℃に冷却した。N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル) エチレンジアミン(25.64g、0.20モル)を、5℃において1.75時 間かけて小分けして加えた。添加完了後、5℃において30分間攪拌を続け、次 いで23℃において時間を追加して攪拌を続けた。反応混合物を、攪拌されてい る氷水350ml中に注入し、生成物を濾取し、氷水200mlで水洗し、50℃に おいて減圧下で乾燥し、生成物(A)59.22gを残した(149℃において 分解した)。収率81.3%であった。 無水酢酸(210ml)を、N2の存在下で攪拌されている500mlフラスコに 仕込み、10℃に冷却した。HNO3(3.72ml、98%)およびHCl(2.43m l 37%)を加えた。生成物(A)(59.22g、0.1626モル)を、 33℃において、3.5時間かけて小分けして加えた。37%HClの追加6.3 1gを、反応混合物が暗黄色を保つのに必要な時間において数滴にして加えた。 添加完了後、反応混合物を35℃において30分間保持し、50〜55℃におい て30分間保持した。反応器を10℃に冷却し、その内容物を攪拌されている氷 水1l中に注入した。この混合物を、10℃においてゆっくり攪拌しながら30 分間置き、生成物を濾取し、そして氷水175mlで水洗した。湿った濾過物を熱 クロロホルム945mlに溶触し、濾過し、冷却した。次いで生成物を濾取し、冷 クロロホルムで洗い、室温において高減圧下で乾燥し、(B)(mp59〜60℃ )の34.56gを残した。収率64.8%であった。 生成物(B)(34.56g、0.11モル)、酢酸ナトリウム(29g)お よび氷酢酸(210ml)を、攪拌されている300mlのフラスコに仕込み、加熱 して16時間還流させた。反応混合物を、ゆっくりと室温に冷却し、次いで15 ℃に30分間冷やした。生成物を濾取し、酢酸120mlで洗った。湿った生成物 を、冷水90mlといっしょにして15分間攪拌し、濾過し、減圧下50℃におい て乾燥し、(C)の23.36gを残した。収率68.9%であった。 (C)(23.36g、0.0725モル)、メタノール(290ml)および HCl(63ml、37%)を、撹拌されている500mlフラスコに仕込み、加熱し て16時間還流させた。反応混合物を高減圧下でストリップして乾燥し、黄色油 17.36gを残した。これをアセトン30mlに溶解し、その溶液を攪拌されて いるクロロホルム中に注入した。得られた溶液を5℃において20分間ゆっくり と攪拌し、生成物を濾過し、新しいクロロホルムで洗い、そして室温において減 圧下で乾燥し、ジオール(D)(mp93〜94℃)15.80gを残した。収率 91.4%であった。4工程全ての全部の収率は33.2%であった。B.重合体合成の実施例 実施例5 次の実験構造式を有するエネルギーのある重合体1の製造 1,6−ジクロロ−2,5−ジニトロアザヘキサン(2.4705g、0.0 100モル)、3,6−ジニトロアザ−1,8−オクタンジオール(2.507 4g、0.0105モル)、および乾燥したテトラヒドロフラン(5ml)を、入 口の管および還流冷却器を備えた乾燥した50mlの3ツ口フラスコに仕込んだ。 HClを除くために、入口の管を経由してN2をゆっくり溶液を通して流し維持した 。反応器を、還流させながら数時間加熱した。蒸発による損失を埋め合わせるた めに、THFを1時間につき約1.5ml加えた。反応混合物を室温に冷却し、次 いで速く攪拌されているメタノール100ml中に滴下しながら注入した。メタノ ール可溶物をデカントして除き(decant off)、重合体をメタノール25mlで2 回洗い、高減圧下、60℃において乾燥した。重合体3.83gを得た。収率9 3%であった。この重合体は、ゲル透過クロマトグラフィーにより測定して重量 平均分子量836、示差走査熱量測定法(DifferentialScanning Calorimetry) により測定して、ガラス転移温度−18℃および分解温度188℃、を有してい た。ベンソン(Benson)による値を使用して評価した生成熱は−49.8Kcal/ モルであった。実施例6 次の実験構造式を有するエネルギーのある重合体2の製造 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸(3.0826g、 0.0100モル)、3,6−ジニトロアザ−1,8−オクタンジオール(2. 5074g、0.0105モル)、p−トルエンスルホン酸一水和物(0.03 1g)、および1,2−ジクロロエタン(EDC)(5ml)を、ボトムーレター ン ディーンースターク トラップ(bottom-return Dean-Stark trap)および 還流冷却器を備えた、攪拌されている50mlフラスコに仕込んだ。反応器を油浴 を用いて5.5時間加熱し還流させた。湿ったEDCを、必要としたときに除き 、乾燥した溶剤の同容量で置き換えた。EDCをストリップし、生成物をテトラ ヒドロフラン5mlに溶解した。この溶液を、速く攪拌されているメタノール10 0ml中に滴下しながら注入し、溶解物をデカントして除き、重合体をメタノール 25mlを用いて2回洗い、そして高減圧下60℃において乾燥した。重合体( 4.64g)を回収し、その収率は91%であった。重合体の重量平均分子量は 1158であり、Tgは−15℃であり、そしてTdは249℃であった。評価 した生成熱は−63.3Kcal/モルであった。実施例7 次の実験構造式を有するエネルギーのある重合体3の製造 1,6−ジクロロ−2,5−ジニトロアザヘキサン(2.4705g、0.0 100モル)、3−ニトロアザ−1,5−ぺンタンジオール(1.6637g、 95%、0.0105モル)、および乾燥したテトラヒドロフラン(5ml)を、 入口の管および還流冷却器を備えた乾燥しかつ攪拌されている50mlの3ツ口フ ラスコに仕込んだ。HClを除くために、N2をゆっくり溶液を通して流し維持した 。反応器を、油浴で還流させながら12時間加熱した。蒸発による損失を埋め合 わせるために、THFを1時間につき約1.5ml加えた。反応混合物を室温に冷 却し、次いで速く攪拌されているメタノール100ml中に滴下しながら注入した 。溶解物をデカントして除き(decant off)、重合体をメ タノール25mlで2回洗い、高減圧下、60℃において乾燥した。重合体(1. 80g)を得た。これは、収率55.6%に相応する。この重合体は、重量平均 分子量611を有し、Tgは−35℃であり、そしてTdは163℃であった。 評価した生成熱は−52.5Kcal/モルであった。実施例8 次の実験構造式を有するエネルギーのある重合体4の製造 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸(3.0826g、 0.0100モル)、3−ニトロアザ−1,5−ぺンタンジオール(1.663 7g、モル)、p−トルエンスルホン酸一水和物(0.031g)、および1, 2−ジクロロエタン(EDC)(5ml)を、ボトムーレターン ディーンースタ ーク トラップ(bottom-return Dean-Stark trap)および還流冷却器を備えた 、攪拌されている50mlフラスコに仕込んだ。反応器を油浴を用いて5.5時間 加熱し還流させた。湿ったEDCを、必要としたときに除き、乾燥した溶剤の同 容量で置き換えた。EDCをストリップして除き、生成物をテトラヒドロフラン 5mlに溶解した。この溶液を、速く攪拌されているメタノール100ml中に滴下 しながら注入し、溶解物をデカントして除き、重合体をメタノール25mlを用い て2回洗い、そして高減圧下60℃において乾燥した。重合体2.95gを回収 し、その収率は69.9%であった。重合の重量体平均分子量は1000であり 、 Tgは−20℃であり、そしてTdは247℃であった。実施例9 次の実験構造式を有するエネルギーのある重合体5の製造 1,6−ジクロロ−2,5−ジニトロアザヘキサン2.5024g(0.01 0モル)、3,6−ジニトロアザ−1,8−オクタンジオール1.1910g、 (0.0050モル)、3−ニトロアザ−1,5−ぺンタンジオール1.171 1g(0.0050モル)、およびTHF〔ふるい(sieves)上で乾燥したもの 〕5mlを、入口の管および還流冷却器を備えた乾燥した攪拌されている50mlフ ラスコに仕込んだ。0.1 SCFH N2を流しながら、反応器を70℃油浴 により6時間加熱して還流させた。加熱時間中、埋め合わせのTHFを、1ml/ 時で加えた。浴温度を60℃に下げ、THF5mlを加えて重合体を溶解した。得 られた溶液を室温に冷却し、速く攪拌されているメタノール100ml中に滴下し ながら注入した。メタノール可溶物を重合体からデカントして除き、次いで重合 体を新しいメタノール25mlを用いて2回洗い、そして減圧下で55℃において 乾燥し、重合体2.98gを回収した。収率81.0%であった。重合体の重量 平均分子量は1144であり、Tgは−29℃であり、そしてTdは226℃で あった。実施例10 次の実験構造式を有するエネルギーのある重合体6の製造 1,6−ジクロロ−2,5−ジニトロアザヘキサン2.5024g(0.01 0モル)、3,6−ジニトロアザ−1,8−オクタンジオール1.1910g、 (0.0050モル)、1,3−プロパンジオール0.3805g(0.005 0モル)、およびTHF〔ふるい(sieves)上で乾燥したもの〕5mlを、入口の 管および還流冷却器を備えた乾燥した攪拌されてい る50mlフラスコに仕込んだ。0.1 SCFH N2を流しながら、反応器を 70℃油浴により6時間加熱して還流させた。加熱時間中、埋め合わせのTHF を、1ml/時で加えた。浴温度を60℃に下げ、THF5mlを加えて重合体を溶 解した。得られた溶液を室温に冷却し、速く攪拌されているメタノール100ml 中に滴下しながら注入した。メタノール可溶物を重合体からデカントして除き、 次いで重合体を新しいメタノール25mlを用いて2回洗い、そして減圧下で55 ℃において乾燥し、重合体2.64gを回収した。収率81.6%であった。重 合体の重量平均分子量は1214であり、Tgは−28℃であり、そしてTdは 228℃であった。実施例11 次の実験構造式を有するエネルギーのある重合体7の製造 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸3.0826g(0 .0100モル)、3,6−ジニトロアザ−1,8−オクタンジオール1.19 10g、(0.0050モル)、3−ニトロアザ−1,5ぺンタンジオール0. 7507g(0.0050モル)、p−トルエンスルホン酸一水和物0.031 0g、および1,2−ジクロロエタン(EDC)(ふるい上で乾燥したもの)5 mlを、ボトムーレターン ディーンースターク トラップ(bottom-returnDean- Stark trap)および還流冷却器を備えた、攪拌されている25mlフラスコに仕込 んだ。反応器を油浴を用いて100℃で6時間加熱し還流させた。湿った ED Cを、必要としたときに除き、乾燥した溶剤の同容量で置き換えた。EDCをス トリップして除き、生成物をテトラヒドロフラン5mlに溶解した。この溶液を、 速く攪拌されているメタノール100ml中に滴下しながら注入し、メタノール可 溶物をデカントして除き、重合体をメタノール25mlを用いて2回洗い、そして 高減圧下60℃において乾燥した。重合体3.82gを回収し、その 収率は82%であった。重合体の重量平均分子量は1220であり、Tgは−2 4℃であり、そしてTdは250℃であった。実施例12 次の実験構造式を有するエネルギーのある重合体8の製造 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸3.4514g(0 .010モル)、3,6−ジニトロアザ−1,8−オクタンジオール1.191 0g(0.0050モル)、1,3−プロパンジオール0.3805g(0.0 050ml)、p−トルエンスルホン酸一水和物0.0310g、およびTHF5 ml〔ふるい上で乾燥したもの〕を、乾燥し、攪拌されている25mlフラスコに仕 込み、90℃に加熱した。10分後、減圧にし、反応器を90℃において4時間 保持し、次いで100℃に1時間加熱した。生成物をテトラヒドロフラン5mlに 溶解した。この溶液を、速く攪拌されているメタノール100ml中に滴下しなが ら注入し、メタノール可溶物をデカントして除き、次いで重合体をメタノール2 5mlを用いて2回洗い、そして減圧下で60℃において乾燥し、重合体2.12 gを回収した。収率50%であった。重合体の重量平均分子量は1043であり 、Tgは−26℃であり、そしてTdは252℃であった。実施例13 2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオール単量体および4,8 −ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライド単量体を使用する 、フルオローおよびニトロ−含有ポリエステル重合体の合成。 4,8−ジニトロアザデカノイック−1,11−ジ酸クロライド(94mg、0 .27ミリモル)および2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオー ル(39mg、0.28ミリモル)を、乾燥したTHF(0.16ml)に溶解した 。攪拌されているこの溶液に、ピリジン(48ul、0.59ミリモル)および乾 燥したTHF(0.16ml)の混合物を、周囲温度において滴下しながら加え た。添加中に白色沈殿が生成し、この添加は約4分間かけて完了させた。この反 応混合物を周囲温度において17時間攪拌した後、THF1mlおよび水0.2ml を加えた。反応混合物を、固体が溶解するまで、約5分間攪拌した。THF層を 分離し、ブライン4×4mlで洗い、無水MgSO4で乾燥し、濾過し、そして溶剤を スト・リップして取った。ガム状物質91mgを回収した。この重合体は、Tg: 1.31℃、Td:238.7℃、およびMw:3763(GPCによる)、を 有していた。実施例14 2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオール単量体および4,8 −ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライド単量体を使用する 、フルオロ−およびニトロ−含有ポリエステル重合体の合成。 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライド(108 mg、0.31ミリモル)および2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン− ジオール(50mg、0.36ミリモル)を、乾燥したTHF(1.6ml)に溶解 し、そしてピリジン51ul(0.63ミリモル)を、周囲温度において滴下しな がら加えた。ピリジンの添加中に白色沈殿が生成した。周囲温度において約18 時間攪拌した後、水0.5mlを加え、そして反応混合物を2時間追加して攪拌し た。THF層を分離し、ブライン4×4mlで洗い、無水MgS04で乾燥し、濾過し 、そして溶剤をストリップして取った。粘稠な重合体70mgを得た。この重合体 は、Tg:−6℃、Td:235℃、およびMw:2419(GPCによる)、 を有していた。実施例15 2−フルオロ−2−ニトロ−1−プロパン−ジオールおよび4,8−ジニトロ アザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライドを使用する、フルオローおよ びニトロ−含有ポリエステルの合成。 ピリジンの使用量を約2当量(51ul、0.63ミリモル)から約1.5当量 (38ul、0.47ミリモル)に減少した以外は実施例2を繰り返した。透明か つ粘稠な重合体136gを得た。この重合体は、Tg:21℃、Td:257℃ 、およびMw:2534(GPCによる)、を有していた。実施例16 溶剤/非溶剤の沈殿工程による、2−フルオロ−2−プロパン−ジオールおよ び4,8−ジニトロアザーウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライドから、 精製したフルオローおよびニトロ−含有ポリエステルの合成。 4,8−ジニトロアザウンデカノイックジ酸クロライド(3.45g、0.0 10モル)、2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオール(1.5 4g、0.011モル)、および乾燥したTHF(40ml)を、攪拌されている 100mlフラスコに仕込んだ。ピリジン(1.2ml、0.015モル)をTHF (5ml)に溶かした溶液を、30分かけて滴下しながら加えた。反応は、一夜か けて後反応させ、次いでストリップして乾燥した。残留物を5mlDMFに溶解し 、得られた溶液を、速く攪拌されているメタノール100ml中に滴下しながら加 えた。溶液をデカントして除き、重合体をメタノール3×25mlで洗い、そして 減圧下60℃において乾燥し、重合体3.03g(収率77.3%)を得た。こ の重合体は、Tg:20℃、Td:239℃、そしてMw:5441(GPCに よる)、を有していた。実施例17 2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオール、ジエチレングリコ ール、および4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライ ドを使用する、フルオロ−およびニトロ−含有ポリエステルの合成。 2種のジオール、2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオール( 30mg、0.22ミリモル)およびジエチレングリコール(9ul、0.095ミ リモル)を使用した以外は、実施例3を繰り返した。透明かつ粘稠な重合体11 7mgを得た。この重合体は、Tg:−23.3℃、Td:252℃、そしてMw :2016、を有していた。実施例18 2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオールおよび4,7−ジニ トロアザデカ−1,10−ジ酸クロライドを使用する、フルオロ−およびニトロ −含有ポリエステルの合成。 4,7−ジニトロアザデカノイック−1,10−ジ酸クロライド(104mg、 0.32ミリモル)および2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオー ル(46mg、0.33ミリモル)および乾燥したTHF(0.4ml)を攪拌し、 そしてピリジン(51ul 0.63ミリモル)を、周囲温度において滴下しなが ら加えた。ピリジンの添加により、褐色のガム状生成物を得た。周囲温度におい て18時間攪拌した後、THF1mlおよび水0.2mlを加えた。反応混合物を2 時間攪拌し、そして有機相をデカントして除いた。残留している固体を、ブライ ン3×0.4mlおよび水2×0.4mlで繰り返し洗い、高減圧下で加熱して乾燥 し、淡黄色固体140mgを得た。この重合体は、Tg:8℃、Td:221℃お よびMw:4322(溶出用溶剤としてDMFを使用するGPCによる)、を有 していた。実施例19 2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオールおよび4,7−ジニ トロアザデカ−1,10−ジ酸クロライドおよび4,8−ジニトロウンデカノイ ック−1,11−ジ酸クロライドを使用する、フルオロ−およびニトロ−含有ポ リエステルの合成。 4,7−ジニトロアザデカノイック−1,10−ジ酸クロライド(52mg、0 .16ミリモル)、4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸ク ロライド(54mg、0.16ミリモル)および2−フルオロ−2−ニトロ−1, 3−プロパンジオール(48mg、0.35ミリモル)を、乾燥したTHF1mlに 溶解し、ピリジン(25ul、0.32ミリモル)を滴下しながら加えた。ピリジ ンの添加後、褐色の沈殿を生じた。周囲温度において18時間攪拌後、水0.4 mlを加えた。THF相を分離し、ブライン4×0.4mlで繰り返し洗い、無水Mg S04で乾燥し、濾過し、そして溶剤をストリップして取り、粘稠な重合体141m gを得た。この重合体は、Tg:−27、Td:244、およびMw:1863 (GPCによる)、を有していた。実施例20 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライドおよび2 ,2−ジニトロ−1,3−プロパン−ジオールを使用する、ニトロアザ−および ニトロ−含有ポリエステルの合成。エチレングリコールで末端封鎖された重合 体。 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライド(108 mg、0.31ミリモル)および2,2−ジニトロ−1,3−プロパン−ジオール ル(50mg、0.30ミリモル)を、乾燥したTHF0.15mlに溶解した。ピ リジン(51ul、0.63ミリモル)および乾燥したTHF(0.15ml)の混 合物を滴下しながら加えた。この添加により白色の沈殿が徐々に生成した。添加 は約5分で完了した。室温において約18時間攪拌した後、エチレングリコール 10ulを加えて、任意の末端の酸クロライドをヒドロキシル基に変換した。反応 混合物を、数時間追加して攪拌し、次いでTHF1mlおよび水の数滴を加えた。 沈殿の全てが溶解した後に、ブライン0.4mlを加えた。THF層を分離し、ブ ライン4×4mlで洗い、無水MgS04で乾燥し、濾過し、そして溶剤をストリップ して取った。黄色の粘稠な重合体137mgを得た。この重合体は、Tg:−13 ℃、Td:218.71、およびMw:3056、を有していた。実施例21 4,8−ジニトロアザウンデ−1,11−ジ酸クロライドおよび2,2−ジニ トロプロパン−ジオールを使用する、ニトロアザ−およびニトロ−含有ポリエス テルの合成。エチレングリコールで末端封鎖された重合体。 この実施例は、後反応時間を8時間から6.5時間に減少した以外は実施例7 と同じである。僅かに褐色の粘稠な重合体122mgを得た。この重合体はMw: 4082を有していた。実施例22 溶剤および非溶剤による沈殿工程によって、4,8−ジニトロアザ−ウンデカ ン1,11−ジ酸クロライドおよび2,2−ジニトロ−1,3−プロパン−ジオ ールから、ニトロアザ−およびニトロ−含有ポリエステルの合成。 2−フルオロ−2,ニトロ−1,3−プロパン−ジオール(1.54g、0. 11モル)の代りに2,2−ジニトロ−1,3−プロパン−ジオール(1.84 g、0.011モル)を使用した以外は、実施例4の手順に従った。重合体3. 65g(収率83.3%)を得た。この重合体は、Tg:3.2℃、Td:21 2、およびMw:2081(GPCによる)を有していた。実施例23 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライドおよび2 ,2,5,5−テトラニトロ−1,6−へキサンジオールを使用する、ニトロ− およびニトロアミン−含有ポリエステルの合成。 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライド(2.7 2g、0.0079モル)および2,2,5,5−テトラニトロ−1,6−へキ サンジオール(2.24g、0.0075モル)を、乾燥したTHF4mlおよび 乾燥したピリジン1.34ml(0.0165モル)を加えた。ピリジンの添加に より発熱し、反応混合物が暗くなった。THF(25ml)を追加して加えた。周 囲温度において反応混合物を22.5時間攪拌し、次いで速く攪拌されているメ タノール250ml中に注入した。液体溶液をデカントし、そして重合体をメタノ ール2×25mlで洗った。高減圧下で約55℃において加熱して乾燥した後、重 合体4.35g(収率約100%)を得た。この重合体は、Tg:18.5℃、 Td:216℃、およびMw:3940(GPCによる)、を有していた。実施例24 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−ジ酸クロライドおよび2,5−ジニ トロアザ−1,6−へキサンジオールを使用する、ニトロアミン−含有ポリエス テルの合成。エチレングリコールで末端封鎖された重合体。 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライド(170 mg、0.493ミリモル)および2,5−ジニトロアザ−1,6−へキサンジオ ール(100mg、0.476ミリモル)を、乾燥したハイポバイアル(hypovial )中に入れ、シールし、そして注射器を通して乾燥したTHF1.6mlを加えた 。この添加により白色沈殿が生じ、そして約4分間かけて添加は完了した。周囲 温度において約18時間攪拌後、エチレングリコール28ulを加え、反応混合物 を6時間追加して攪拌した。水0.4mlを加え、反応混合物を攪拌し、その沈殿 物を溶解した。THF層を分離し、ブライン4×0.4mlで洗い、無水MgS04で 乾燥し、濾過し、そして溶剤をストリップして取った。透明かつ粘稠な重合体を 得た。この重合体は、Tg:−22℃、Td:213℃、およびMw:1038 (GPCによる)、を有していた。実施例25 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−ジ酸クロライドおよび2,5−ジニ トロアザ−1,6−へキサンジオールを使用する、ニトロアミン−含有ポリエス テルの合成。 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライド(170 mg、0.493ミリモル)および2,5−ジニトロアザ−1,6−へキサンジオ ール(100mg、0.476ミリモル)を、乾燥したTHF1.6mlに溶解した 。ピリジン(57ul、0.71ミリモル)を約15分間かけて滴下しながら加え た。ピリジンの添加により白色沈殿を生じた。周囲温度において約18時間攪拌 後、水0.4mlを加えた。ほとんどの沈殿が溶解するまで、反応混合物を1時間 追加して攪拌した。THF層を、残留しているガム状物質の未溶解の少量からデ カントし、水0.4mlおよびブライン2×0.4mlで洗い、無水MgS04で乾燥し 、濾過し、そして溶剤をストリップして除いた。粘稠な重合体192gを得た。 この重合体は、Tg:−28℃、Td:230℃、およびMw:1026、を有 していた。比較例A 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライドおよび2 ,2,5,5−テトラニトロ−1,6−へキサンジオールを使用する、溶融液重 合の試み。 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライド(3.4 5g、0.010モル)、2,2,5,5−テトラニトロ−1,6−へキサンジ オール(2.99g、0.010モル)および乾燥したTHF(2.5ml)を、 還流冷却器および積極的にN2の流れを入れるガス入口を備えた乾燥した50ml の2ツ口フラスコに仕込んだ。反応混合物を攪拌し、70℃の油浴中において加 熱し還流させた。45分間加熱後、埋め合わせ用のTHF2mlを加えた。反応混 合物を65℃において追加して3.25時間加熱し、冷却し、THF5mlを加え 、そしてメタノール100ml中に注入した。一夜放置後、液体溶液をデカントし 、残留物を、高減圧下で乾燥し、褐色油0.25g(収率約4.4%)を得た。比較例B 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライドおよび2 −フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオールを使用する、溶融液重合 の試み。 2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオール(1.39g、0. 010モル)、4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロラ イド(3.08g、0.010モル)およびPTSA・H20の触媒量(0.0153 g)を、25mlの乾燥したフラスコに仕込んだ。反応混合物を100℃に加熱し 、反応混合物が溶融したときに、高減圧を適用した。100℃において4時間加 熱後、減圧をやめた。反応混合物を65℃に冷却し、THF5mlに溶解した。T HF溶液をメタノール100ml中に注入したが、重合体の沈殿物は観察されなか った。比較例C ピリジンの添加なしに、2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオ ールおよび4,8−ジ−ニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライ ドを使用する、フルオローおよびニトロアミン−含有ポリエステルの合成。 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライド(108 mg、0.31ミリモル)および2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン− ジオール(46mg、0.33ミリモル)を、乾燥したTHF1.6mlに溶解し、 そして周囲温度において約18時間攪拌した。水0.4mlを加え、反応混合物を 数分間攪拌した。THF層を分離し、ブライン4×0.4mlで洗い、無水MgS04 で乾燥し、濾過し、そして溶剤をストリップした。白色固体192mgを得た。白 色固体は、Mw:579(GPCによる)を有していた。比較例D ピリジンの添加なしに、2−フルオロ−2−ニトロ−1,3−プロパン−ジオ ールおよび4,7−ジニトロアザデカノイック−1,10−ジ酸クロライドを使 用する、フルオロ−およびニトロアミン−含有ポリエステルの合成。 この比較例は、4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロ ライド(108mg、0.31ミリモル)の代りに、4,7−ジニトロアザデカノ イック,10−ジ酸クロライド(104mg、0.32ミリモル)を使用した以外 は、比較例Cと同じである。白色固体130mgを得た。この白色固体は、Mw: 538(GPCによる)を有していた。比較例E ピリジンの添加なしに、4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11− ジ酸クロライドおよび2,5−ジニトロ−1,6−へキサンジオールを使用する 、ニトロアザミン−含有ポリエステルの合成。 4,8−ジニトロアザウンデカノイック−1,11−ジ酸クロライド(170 mg、0.493ミリモル)を、乾燥したTHF(0.3ml)に溶解し、乾燥した THF(0.6ml)に溶解した1,5−ジニトロアザ−1,6−へキサンジオー ル(100mg、0.476ミリモル)の溶液を滴下しながら加えた。この添加は 約5.5分間で完了した。周囲温度において約18時間攪拌した後、反応混合物 に水(0.4ml)を加え、攪拌した。THF層を分離し、無水MgS04で乾燥し、 濾過し、そして溶剤をストリップで取った。ワックス状生成物235mgを得た。 このワックス状生成物は、Mw:488(GPCによる)を有していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,SN,TD, TG),AU,BB,BG,BR,CA,CS,FI, HU,JP,KP,KR,LK,MG,MN,MW,N O,PL,RO,RU,SD (72)発明者 デュマス,リチャード エィチ. アメリカ合衆国 06512 コネチカット州 イースト ヘブン,ブロケット プレース 2 (72)発明者 シェン,ミング アメリカ合衆国 06437 コネチカット州 ギルフォード,バー ゲイト ロード26

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)アミノアルコールをニトロ化して、ニトロアミノアルキル硝酸エス テルを提供し、 (b)前記ニトロアミノアルキル硝酸エステルをアセチル化してアセチル化エス テルを提供し、そして (c)有機溶剤中において、前記アセチル化エステルを強酸で加水分解してニト ロアミノアルコールを生成させる、 各工程を特徴とする、ニトロアミン含有ジオールの製造方法。 2.工程(b)の前記アセチル化を、酢酸および酢酸ナトリウムを使用して行い 、そして工程(c)の加水分解を、塩酸+メタノールを使用して行い、そして生成 物の脱水工程を、工程(a)および工程(b)の間で行うことを特徴とする、請求の範 囲第1項に記載の方法。 3.次の実験構造式: 〔式中、およびは、0または1の値を有し、およびは、1〜3 (好ま しくは、1または2)の値を有し、は、2または3の値を有し、fは、0〜3 の値を有し、は、1の値を有し、は、0.10〜1の値を有し、そしては 、0〜0.9の値を有し、ただしの合計は1に等しく、そしてRは、2〜 12個の炭素原子を有する直鎖または分技鎖のアルキレン基またはアルキレンエ ーテル基であり、かつ前記重合体における前記の基の結合点において第1または 第2の炭素原子を有している前記の基であり、そしてnは、2〜50の値である 〕によって表わされる、加水分解に対する抵抗性はもちろんであるが、低粘度お よび低ガラス転移温度の有利な組み合わせを特徴とするニトロアミン含有重合体 。 4. ニトロアミン含有ジオールと、ニトロアミン含有ジ酸またはニトロアミ ン含有、ジハロゲン含有化合物とを反応させる工程を特徴とする、ニトロアミン 含 有重合体の製造方法。 5. 前記工程を、前記反応の過程中の副生成物である塩化水素を除去しなが ら、溶融液重合反応によって行って前記ニトロアミン含有重合体を生成させる、 請求の範囲第4項に記載の方法。 6.前記副生成物である塩化水素を、塩基を添加することによって除去するこ とを特徴とする、請求の範囲第4項に記載の方法。 7.前記ニトロアミン含有重合体を、一対の溶剤/非溶剤混合液を使用する沈 殿法によって精製することを特徴とする、請求の範囲第4項に記載の方法。 8.次の実験構造式: -(OCCH2CH2-R1-CH2CH2COO-R2-O)X -(OCCH2CH2-R3-CH2CH2COO-R4-O) {式中、 およびは、独立的に、0または1〜100の整数であり、そしての 合計は、少なくとも1であり、 R1およびR3は、独立的に、 式 -N(NO2)(CH2)zN(NO2)- 〔式中、は、1〜6の整数であり、そしてR2、R4は、独立的に、 式 -CH2C(F)1(NO2)m CH2-, -CH2N(NO2)(CH2)n N(NO2)CH2- -CH2C(NO2)2(CH2)0 C(NO2)2CH2-, (式中、1およびmは、独立的に、0または整数であり、そして1+mの合計は 2であり、nは、1〜6の整数であり、は、1〜8の整数である)から選ばれ る〕 を有する} を有することを特徴とする、エネルギーのある結合剤として有用であり、かつ約 1,500〜約5,000の重量平均分子量を有する、重合体。 9.無水有機溶剤中において、第三級アミン塩基の存在において、約0℃〜約 50℃の反応温度において、少なくとも1種のニトロアミン含有ジ酸クロライド 単量体と、少なくとも1種のニトロ−またはフルオロ−含有ジオール単量体を、 反応させることによって製造されることを特徴とする、請求の範囲第8項に記載 の重合体。 10.無水有機溶剤中において、第三級アミン塩基の存在において、約0℃〜約 50℃の反応温度において、少なくとも1種のニトロアミン含有ジ酸クロライド 単量体と、少なくとも1種のニトロ−またはフルオロ−含有ジオール単量体を、 反応させることを特徴とする、ニトロアミン−および/またはニトロ−および/ またはフルオロ−基を含有する重合体の製造方法。
JP5511677A 1991-12-23 1992-12-07 エネルギーのある重合体およびその製造方法 Pending JPH08500325A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US81231191A 1991-12-23 1991-12-23
US81720392A 1992-01-06 1992-01-06
US817,203 1992-01-06
US812,311 1992-01-06
PCT/US1992/010499 WO1993013051A1 (en) 1991-12-23 1992-12-07 Energetic polymers and process for preparation thereof

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08500325A true JPH08500325A (ja) 1996-01-16

Family

ID=27123591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5511677A Pending JPH08500325A (ja) 1991-12-23 1992-12-07 エネルギーのある重合体およびその製造方法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0618893A4 (ja)
JP (1) JPH08500325A (ja)
AU (1) AU3240093A (ja)
WO (1) WO1993013051A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102386460B1 (ko) * 2020-10-30 2022-04-15 국방과학연구소 고체 추진제용 바인더에 사용되는 고에너지 프리폴리머 및 이의 제조방법

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6096774A (en) 1998-10-07 2000-08-01 Sri International Energetic nitramine-linked azoles and hydroxylammonium salts as oxidizers, intiators and gas generators
MX2007001331A (es) 2004-08-04 2008-03-11 Foam Supplies Inc Variacion de la reactividad y degradacion del catalizador en espuma de poliuretano.
DE102011118462B4 (de) 2011-11-14 2021-07-22 Maximilian Born Energetische Polymere als reaktive Strukturmaterialien zur Verwendung für Waffensysteme

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2678927A (en) * 1944-10-27 1954-05-18 Honorary Advisory Council Sci Nitramines and their preparation
US2481283A (en) * 1944-12-30 1949-09-06 Us Navy Preparation of nitratoalkyl nitramines
US2461582A (en) * 1944-12-30 1949-02-15 Honorary Advisory Council Sci Nitramines and their preparation
US2683165A (en) * 1947-06-25 1954-07-06 Us Sec War Hydroxyalkyl alkylene dinitramines and the corresponding nitrate esters
US3104262A (en) * 1953-01-27 1963-09-17 William A Gey Alkyl ether of linear methylene nitramines
US2978494A (en) * 1955-06-20 1961-04-04 Aerojet General Co Polynitro esters
US2978495A (en) * 1955-08-22 1961-04-04 Aerojet General Co Nitramino esters
US3121748A (en) * 1959-06-23 1964-02-18 William A Gey Long chain nitramine diols
GB926686A (en) * 1960-10-07 1963-05-22 Aerojet General Co Preparation of nitraza acids
US3248420A (en) * 1962-04-09 1966-04-26 Aerojet General Co Process for making the acetates of trinitro-aza-alkylnitrates
US3609115A (en) * 1963-09-30 1971-09-28 North American Rockwell Propellant binder
US3440282A (en) * 1964-07-30 1969-04-22 Aerojet General Co Dichloro-polynitro-azaalkanes
US3845105A (en) * 1971-01-28 1974-10-29 Us Navy Nitrated and/or fluorinated ethyl amino acetic acids and esters thereof
US3808276A (en) * 1972-01-19 1974-04-30 Us Navy Alpha-hydro-gamma-hydroxy poly(oxymethylenenitroamino)polymer
US4916206A (en) * 1988-11-14 1990-04-10 Olin Corporation Nitramine-containing homopolymers and co-polymers and a process for the preparation thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102386460B1 (ko) * 2020-10-30 2022-04-15 국방과학연구소 고체 추진제용 바인더에 사용되는 고에너지 프리폴리머 및 이의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP0618893A4 (en) 1995-05-31
EP0618893A1 (en) 1994-10-12
WO1993013051A1 (en) 1993-07-08
AU3240093A (en) 1993-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4806613A (en) Method of producing thermoplastic elastomers having alternate crystalline structure for use as binders in high-energy compositions
US4268450A (en) Energetic hydroxy-terminated azido polymer
US4707540A (en) Nitramine oxetanes and polyethers formed therefrom
US5210153A (en) Thermoplastic elastomers having alternate crystalline structure for us as high energy binders
JPH06192400A (ja) ビス(ヒドロキシアルキル)ジカルボキシレートからの大環状ポリ(アルキレンジカルボキシレート)オリゴマーの製造法
EP1240234B1 (en) Polymerization of poly(glycidyl nitrate) from high purity glycidyl nitrate synthesized from glycerol
JPH08500325A (ja) エネルギーのある重合体およびその製造方法
EP0274213A1 (en) Process for the preparation of alkyl azide-substituted, hydroxy-terminated polyethers
US4414384A (en) Synthesis and polymerization of 3-azidooxetane
US4916206A (en) Nitramine-containing homopolymers and co-polymers and a process for the preparation thereof
US6730181B1 (en) Process for making stable cured poly(glycidyl nitrate)
US5380777A (en) Polyglycidyl nitrate plasticizers
US4882395A (en) Branched hydroxy-terminated aliphatic polyethers
US5476910A (en) Thermoplastic polyesters containing perfluoropolyoxyalkylene sequence
JP3067799B2 (ja) 非爆轟性ポリアジ化グリシジル生成物
US6417290B1 (en) Synthesis of energetic polyester thermoplastic homopolymers and energetic thermoplastic elastomers formed therefrom
US5008443A (en) Process for the preparation of nitramine-containing homopolymers and co-polymers
JP5213258B2 (ja) ポリマーの回収方法
US4560779A (en) Preparation and polymerization of oxether-1
US6861501B1 (en) Process for making stable cured poly(glycidyl nitrate) and energetic compositions comprising same
Feast et al. A convergent synthesis of extended aryl ester dendrimers
US5319068A (en) Nitramine-containing polyether polymers and a process for the preparation thereof
KR910002674B1 (ko) 실릴케텐 아세탈의 아실화
JPH0248012B2 (ja)
JPH08502090A (ja) 部分フッ素化ポリマー