JPH08500262A - 錘を付した運動着 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 錘を付した運動着（２２）は、着用者の体に心地よく適合するように弾性のある可撓性材料でかつワンピース状に作られる。この運動着は着用者の胴部まわりに着用される中央部（４０）と、この着用者の肩部（２４）を超えて延びる上部（４４）と、上記中央部から下方に延びて、上記着用者のもも（２６）のまわりを過る部分を有する下部（６０）とから成る。錘の包みはその前部（７０，７２）で胸部を被い、また背部（７４，７６）の上方を被って上記上部に取り付けられ、さらに別の錘の包みはもも（７８， ８０， ８２， ８４）まわりに取り付けられる。そのそれぞれに錘（９８）が収容される平行なポケット（９７）を備えた包み（９６）に収められる錘は、例えばＶＥＬＣＲ０（ＲＴＭ）のように渦巻き状の大量の環と鉤とで構成された材で取り外しが可能に取り付けられる。なお上記運動着（２２）は、手首のまわりに取り付けられる２つの腕用錘保持具（３０）及びふくらはぎのまわりに取り付けられる２つの脚用錘保持具（３４）を含んだ運動着一式の一部を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】錘を付した運動着 発明の背景 この発明は、健康やフィットネスのための補助具として運動中に着用する錘を 付した運動着に関する。 ウエイトトレーニングやレジスタンストレーニングが、人の筋肉のシステム、 強さおよびスタミナの性質を改善することは既によく知られている。そして重み を与える沢山の道具が、この目的のために開発されてた。例えば米国特許ＵＳ− Ａ−４６０２３８７号および４２６８９１７号は、錘を充たすことができるポケ ットが付いて、しかもゆったりしているチョッキを開示している。また米国特許 ＵＳ−Ａ−４６５８４４２号および英国特許出願ＧＢ−Ａ−２１ ２９２８１号 は、着用者の体にしっかりと水平に延びて締付けられる皮ひもにより、もっとき ちんと体に適合できる錘収容用のポケットが設けられた上記と類似のチョッキを 開示している。 米国特許ＵＳ−Ａ−４３８２３０２号は、着用者の胴に巻かれ、チョッキを着 用者の胸部や背中にきちんと接触させて保持できるようにしっかりと締付けがで きる皮ひもを持った同種類のチョッキを記載している。一連の平らな錘は、たと えばヴェルクロ（ＶＥＬＣＲＯ）の登録商標で市販される留め具材、すなわちう ず巻状の大量の環と鉤とで構成された留め具材を使用することによって、チョッ キの前面と背面とに希望通りに取付けられる。このようにして錘は、個人のトレ ーニング計画に合致するように増やされまた減らされる。 米国特許ＵＳ−Ａ−４３８４３６９号が開示する運動着は、ゆっ たりした運動着に立ち戻っているが、この運動着は独立したジャケットと、ズボ ン（パンツ）とから成り、これらには希望する錘を用意するための液体封入袋を 収容する沢山のポケットが設けられている。なおこれらのポケットは胴、腕の肩 から手首までおよび脚の股から足首までを被うように設けられている。またツー ピースとする代りに、ワンピースのジャンプスーツに構成されてもよいとしてい る。このスーツの着用者は明らかに、２００ポンド（９０ｋｇ）台の錘を身に着 けることになるが上述のように無計画に分布された負荷は、有用な運動機能に役 立たないであろうし、また少くともやりきれない不快を伴うものであろう。さら に確実に危険を伴う。 したがって本発明人の知見では、上記運動着はいづれも、実際的に満足して広 く使用されては来なかった。それは過剰な程のポケットが存在するにもかゝわら ず、希望する筋肉を適当に強化するための錘分布を提供しない。さらにこれらの 運動着は、着用しにくさを防ぐ処置を採用しているにもかゝわらず、着用しにく い。また錘は体のまわりになおも移動して、激しい運動の間、静止するであろう という確信を着用者に与えない。最後に、多くの運動着は上品でなく、しかも現 代のスポーツ練習にそぐわない。発明の要約 本発明の種々の態様は、添付した複数の独立クレイムで規定され、これらにつ いての言及は以下に行われる。またこの発明の有利な特徴は、従属クレイムで述 べられる。 この発明の好ましい実施態様は、図面を参照して以下に詳述される。この実施 態様の運動着は、弾性がありかつ可撓性のある材料、しかも着用するときは着用 者の体に気持よく適合する材料から成るワンピースの形をとる。またこの運動着 は、着用者の胴を包む中央 部と、肩を越えて延びる上部と、上記中央部から下方に延びて、もものまわりを 過ぎる部分を有する下部とから成る。そして錘の包みは前方の胸部と背中の上方 を被って上記運動着の上部に取付けられる。また上記運動着のもものまわりにも 取付けられる。これらの錘は例えばベルクロ（ＶＥＬＣＲＯ）の登録商標で売ら れる、うず巻状の大量の環と鉤とから成る留め具材によってしっかりと、しかも 着脱可能に取付けられる。 この実施態様の運動着は手首のまわりに取り付けられる２つの腕用錘保持具と 、ふくらはぎのまわりに取り付けられる２つの脚用錘保持具を含む運動着一式の 一部を形成する。 上記錘の包みは運動着は勿論、腕用錘保持具にも、あるいは脚用錘保持具にも 使用できるのが好ましい。またこの錘の包みは、織物製のホルダーから成り、こ のホルダーは、錘が個々に収容できる複数の平行なポケットを有するのが好まし い。このようにすれば、錘は体の形にある程度合致するようになり、またそれ故 、運動中の着心地が向上すると共に、留め具材によってよりしっかりと取り付け られることになる。さらに上記錘は、個々の使用者の望むように、全重量や重量 分布を変えることができる。 ウエットスーツやこれに類する服、すなわち使用者の肩から足首までを包むが 、着用する者の体にぴったりと心地良く適合する上に、帆走やボードセーリング のような活動的な水上スポーツの間にも、極めてしっかりとまとうことが可能な ように弾性があってしかも可撓性のある材料から作られた衣服が生産されている ことは勿論よく知られている。したがってこの発明に係る運動着の生産には、上 記ウエットスーツ等に用いられる材料と同類の材料を使用することができる。図面の簡単な説明 本発明は図面を参照し、また実施例により、さらに詳しく説明されるであろう 。上記図面のうち、 図１は、着用状態における本発明の第１実施例を示す、錘を付した運動着一式 の正面図、 図２は、図１に示す運動着一式の背面図、 図３は、図１に示す運動着の腰部および胸部に使用される止め金の正面図、 図４は、上記止め金が閉じられた状態の背面図、 図５は、上記止め金が開かれた後、閉じられようとした状態を示す背面図、 図６は、上記運動着に使用される錘の包み１個の正面図、 図７は、図６に示す錘の包み背面図、 図８は、１つの錘の斜視図、 図９は、手首まわりに取り付けられる１つの腕用錘保持具の説明図、 図１０は、ふくらはぎまわりに取付けられる１つの脚用錘保持具の説明図、 図１１は、本発明の第２実施例を示す、錘を付した運動着の正面図、 図１２は、図１１に示す運動着の背面図、 図１３は、図１１に示す運動着の側面図、 図１４（ａ）および（ｂ）は、図１１の運動着を一部として含む運動着一式の 一部で、二頭膊筋上に使用される部分のそれぞれの正面図および背面図、 図１５（ａ）および（ｂ）は、図１１の運動着を一部として含む 運動着一式の一部で、脚のふくらはぎ上に用いられる部分のそれぞれの正面図お よび背面図、 図１６は、着用された状態における上記運動着一式の正面図および、 図１７は、図１６に対応する背面図である。好ましい実施態様の詳細な説明 この発明の好ましい実施態様は図１〜１０に図示されている。そこで先づ着用 状態を示す第１の錘を付した運動着一式の正面図および背面図をそれぞれ示す図 １および２について述べる。 上記一式２０は、弾性がありしかも可撓性のある材料で作られ、着用者２８の 肩２４からももまで延びる運動着２２から主として成る。 上記一式はこれに加え、それぞれ手首まわりに取り付けられる１つの腕用錘保 持具と、上記着用者の脚の下方、より好ましくはふくらはぎ３６まわりにそれぞ れ取り付けられる２つの脚用錘保持具とを備えている。 上記運動着それ自体はワンピーススーツで、着用者の胴部まわりにまとわれる 中央部４０から成り、止め金４２を使って腰部で保持される。着用者２８の肩２ ４を超えて延設され、後方上部パネル４６と、符号５０、５２で示す２枚の前方 上部パネル４８とを持つ上部４４は、上記中央部４０と一体であり、この中央部 から上方に延びている。なお上記２枚の前方上部パネル４８は止め金５４により 連結され、保持されている。 また上記２つの止め金４２、５４の間には、切抜かれた領域５６が前部に設け られ、またこれと対応する切抜かれた領域５８が、背部にも設けられている。か くして前方上部パネル４８は着用者の胸 部を被い、また後方上部パネル４６は着用者の背部上方を被う。 上記中央部４０と一体の下部６０は、この中央部４０から下方に延びている。 この下部６０は、着用者のもも２６まわりにぴったり適合するように延びた２つ のもも用部分６２を有し、膝の直ぐ上で終るショーツの要領で、足の短い部分を 用意する。素材を軽くし、体を動かし易いようにし、さらに通気性を向上するた めに、前部の股に当たるところには切抜かれた領域６４が設けられ、この領域は 後部の尻に当たるところの切抜かれた領域６６に連なる。 上記運動着には、ベルクロ（ＶＥＬＣＲＯ）の登録商標で販売されているよう な、渦巻き状の大量の環と鉤とから成る留め具材が、種々な場所に取り付けられ ている。そしてこのような留め具材の取付け場所は、以下に述べる通りである。 ２つの断片７０、７２は、上記止め金５４の左右にそれぞれ存在する前方上部パ ネル４８に取り付けられる。２つの断片７４、７６は後方上部パネル４６の左右 にそれぞれ取り付けられる。またその他の断片は、もものまわりに取り付けられ る。すなわち図示のごとく、断片７８、８０は左右のももの内側に、また断片８ ２、８４は左右のももの外側に、それぞれ取り付けられる。 上記２つの止め金４２、５４は構造が同一で、図３〜５に示される。図３に見 られるように、閉じられた止め金は外側で平面状であるが、内側では、図の矢印 Ａ方向に押すと上記止め金が開かれる弾性フラップ８６への接近手段が存在する 。図５で極めてよく解るように上記止め金の右側には、上記フラップ８６を備え る舌部８８が、この止め金の後面に存在する。また上記止め金の左側には、上記 舌部８８を図の矢印Ｂ方向に挿人する際、この舌部を受け入れできる細長い開口 ９２と、その後面で上記フラップ８６を受け入れて、上 記舌部をその内部に固定できる切抜き９４とを持った箱状体９０が存在する。な おここに述べた止め金以外の適当な止め金も使用が可能である。たとえば、若し 前記切り抜かれた領域５６が存在しないなら、上記止め金４２、５４はジッパで 置き換えることができる。 上記錘は図６および７に、符号９６にて１例を示すように、錘の包みの形で用 意される。この包み９６は織物から成り、図６に示すごとく縫い合わされて、４ つのポケット９７を用意する。図でポケットの１つは説明のために開かれて、内 部の錘が示されているが、通常、ポケットは縫い合わされ、錘はポケット内に閉 じ込められる。上記錘９８は平坦でかつ細長い。一般には図８に示すごとく、角 を丸めた矩形状であり、合成樹脂で被覆した鉛で作られる。複数の錘、例えば３ 〜６枚の錘（図では４枚）を各包みに収容することにより、これらの錘はある範 囲で着用者の体型に合致する。かくして錘は、留め具材によってさらによく保持 されることになる。しかもある程度の可撓性を備えるから、着用者は運動時に、 体を容易に動かすことができる。最後に、上記各包みの裏には留め具材１００が 設けられ、これらの留め具材は運動着の上記断片７０〜８４と結合される。また 典型的には、２つの異ったタイプの包みが用意され、一方は４つの３０ｏｚまた は７５ｇの錘を収容し、他方は４つの５００ｏｚまたは１５０ｇの錘を収容する 。 上記腕用錘保持具３０と脚用錘保持具３４とは、それぞれ図９と図１０とに示 される。上記各保持具は基本的には細長い断片１０２から成り、その一端部には その外側に留め具材の断片１０４が取り付けられ、またその他端部には、その内 側に上記断片と対応する材１０５が取り付けられている。なお上記他端部には、 留め具材のもう１つの断片１０６が用意されてもよい。上記留め具材１０４（お よび／または１０６）は錘の包み９６をも保持する。なお弾性部分１０８は、上 記細長い断片１０２の中間に設けられる。この細長い断片１０２は手首またはふ くらはぎの囲りに巻くことができ、上記留め具材で装着することができる。そし て上記錘の包みを留め具材１０４によって取付けるための保持具として働らくこ とになる。上記弾性部分１０８は断片１０２を如何なる寸法にも適合させ得るよ うにし、しかもこの断片１０２を、しっかりと固定させることになる。 かくして錘の包みは着用者の体の総体で５ヶ所に取り付けられる。これらの錘 の包みは体の上方部分、すなわち前方の胸部および背部の上方を被う。かくして 錘を、前方の胸筋と上背部の僧帽筋との上に置くことができる。上記腕用の錘は 手首の下側に置かれて、指伸筋を被う。ももの上の上記脚上部用錘は両脚の内側 、外側で大腿四頭筋の各側方に置かれる。最後に脚下部用錘は、ふくらはぎ筋を 被って取り付けられる。 かくして上記１２の錘の包みは、運動着一式によって保持される。もし３０ｏ ｚ（７５ｇ）の錘の完全なセットが使用されるなら、これは全体で９１１ｂｓ（ ３．６ｋｇ）の重さとなる。錘が６０ｏｚ（１５０ｇ）なら、その重さは倍にな る。上記運動着一式は全ての形式の運動に抵抗を与えることになる。これは弾性 のある織物から作られ、体にぴったりと適合するから、多種類の運動に適切に用 いることができる。この運動着は体と一緒に移動し、また錘は全体として、着用 者の体に抵抗を与えるように戦略的に配置され、初めに置かれた領域にだけ留ま るものではない。これは例えば、プレスアップ（ｐｒｅｓｓ−ｕｐｓ）、シット アップ（ｓｉｔ−ｕｐｓ）およびスクワートスラスト（ｓｑｕａｒｔ ｔｈｒｕ ｓｔｓ）のよう な床運動に特に有用である。 この運動着は肩を超えて延び、またももの囲りに軽く適合しているが、その間 の腰部では、この腰部にぴったりと適合しているため、錘を固定する確実な構造 を用意することになる。チョッキと異りこの運動着は、間違っても体の上に乗り 上ることがない。したがって不愉快になることがなく、また不安感を抱くことも ない。むしろこの運動着は、着用者の体の囲りにしっかりと固定されている。 上記錘は、単に適当な筋肉を鍛えるだけでなく、これらの錘が着用者の運動に つれて順にばたつくようなことのない位置に配置される。もも上の錘は膝の極く 近くに配置され、しかも図１および２に示すように、この膝の各側部にそれぞれ 配置される。なおこれについては、後述する第２実施例の配列が好ましい。すな わちこの第２実施例では、上記錘は膝の上に置かれている。次に上記脚下部用の 錘は、上記ふくらはぎから充分に上方の位置に配置される。最善の効果を得るた めには、上記錘は足首近傍の低位置に配置されべきではない。 上記運動着一式は各所定位置に全ての錘を取り付けて用いることができ、ある いは錘のうちのいくつかを取り付けて使用することもできる。例えばこの運動着 一式が、もし膝の怪我やそれに続く膝の整形治療のような治療用に使用されるの なら、脚用錘を取付けてこの一式は使用され、治療は特にこの領域に限って行わ れる。そして怪我がよくなるにつれ、その恢復を強化し、あるいは助勢するため に、より重い錘が付加される。かくして上記一式は、体全体のための援助に、あ るいは特別な筋肉群のための援助に使用するができる。または健康を増進するた めの運動に、あるいは怪我を直す治療目的のための運動に使用することができる 。 ある環境では運動着２２はそれだけで使用することができる。また脚用錘を除 き、腕用錘のみと一緒に使用することもできる。あるいはその逆に、脚用錘のみ と一緒に使用することもできる。またこの運動着２２は、止め金４２、５４を開 くと比較的容易に着用することができるが、これらの止め金を閉じると、着用者 の体にぴったりと合うようにしっかりと体に装着される。 この運動着２２の生産に使用される織物は、ポリエステル層とナイロン層との 間にゴム層を備えた材から成ることができる。そしてどんな場合でも、この織物 は強く、しかも引き伸ばすことができるであろう。特に、好ましい織物は綿４４ ％、ナイロン４２％およびライクラ（Ｌｙｃｒａ）１４％を含む。数種類のタイ プのストレッチ織物が使用できるが、ウエットスーツの生産に使用されるタイプ の材料は便利に使用することができる。たとえば滑らかな外皮のネオプレン（Ｎ ｅｏｐｒｅｎｅ；登録商標）タイプの材料を使用することができる。なお上記織 物の全厚は約７mmであることができる。 上記した好ましい実施例はばらばらな部分を縫い合わせ、あるいは結合して作 られたのであるが、ワンピースの形をした運動着２２である。しかしこれに代え 、上記運動着は互いに分離し、腰あたりで互いに継がれるジャケットとショーツ で形成してもよい。第２実施例はこの例を示す。 図１１および１２によれば、上方本体部分１１０は胸筋や僧帽筋のある胸部を 被い、形状はチョッキ状で、その下端１１２には取付け手段が設けられている。 また着心地をよくし、体にぴったりさせるためにその前部と背部には、弾性材か ら成る部分１１４、１１５が中央に設けられている。次に下方本体部分１１６は 一連の素材断片を継ぎ目１１８位置で結合して作るのがよい。またその上部は着 用し易いように、図１３の１２０の位置で開かれている。また取付け手段１２２ が用意されている。なおこの取付け手段は、たとえば上方本体部分に設けられた 対応する取付け手段と協働する結合用止め金１２２であってよく、また図１６、 １７にますように、スロットやループ１２３を貫いたあと後方に折り曲げられて 、それ自身に取り付けられる舌状体１１３であってもよい。 上記本体部分１１０および１１６は、全体を被うように延びている必要はない 。図示するように中央の隙間１２６、１２７、１２８、１２９があってもよい。 また各本体部分は、着用者の体の各部分の回りで引き伸ばされるようにデザイ ンされる。そしてその結果、各本体部分は、身体各部の筋肉の外郭上にしっかり と適合される。 図１４、１５、１６および１７に示すように腕および脚に対する部分は、それ ぞれ１３０の位置で弾性を有し、留め具手段は必要としない。また上記腕や脚の 他の部分に用いられる部分は、図１４および１５に示す部分と類似の形状である が、図１６および１７に示すように、その部分にふさわしい寸法を有する。 上記運動着一式の各部分に符号１３４でそれぞれ示された領域には、鉛の錘を 収容するために、充分な強さを持つ織物製の細長いポケットが取り付けられる。 なお結合用ファスナ、ボタン、あるいはかぎと穴のような手段が、閉じたポケッ トを取付けるために符号１３６のところに用意される。上記ポケットおよび錘は 、錘がもしポケット内に保持されるなら、図１６に示すように垂直に、また図１ １〜１５に示すように垂直線や水平線に対して傾けて配置することが可能となる 。 またもし望まれるなら、弾性のある部分を運動着一式の他の部分 に用意することができる。 上記運動着一式を着用した後、着用者はたとえばランニングのようなスポーツ を含む運動を、如何なる所望の方法でも行うことができる。また上記運動着一式 内の錘は、各筋肉群に増強される抵抗を負荷するだろう。上記運動着一式は整形 手術を受けて治療を要する人々にも使用されてよい。使用される一連の錘は、運 動の進行につれて増やすことができる。全くの１例であるが、平均的成年男子用 の適切な錘の量は、身体の上部または下部に対して２kgまで、あるいはそれ以上 であり、腕の上部および下部に対してそれぞれ１／２ｋｇ（腕全体で２ｋｇ）で あり、各ももに対して２ｋｇであり、脚の下部に対して１／２kgであって、全体 としては４kgであることができる。上記運動着一式は、着用者の異る大きさや、 男性と女性の相違を考慮し、それぞれにふさわしい異った寸法で用意されてよい 。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ，ＭＮ ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ， ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、弾性のある可撓性材料で形成されると共に、着用者の胴部まわりに着用さ れる中央部と、この中央部から上記着用者の肩部を超えて上方に延び、着用者の 胸部上方を被う前方上部パネル及び着用者の背部上方を被う後方上部パネルを有 しかつ上記中央部と一体である上部と、上記中央部から下方に延びて上記着用者 のももまわりに着用されるもも用部分を備えかつ上記中央部と一体である下部と から成り、上記前方及び後方の上部パネルと上記もも用部分には着脱自在に錘を 保持する手段が設けられかつ上記着用者の体に心地良く適合することを特徴とす る錘を付した運動着。 ２、上記運動着はワンピーススーツである請求項１記載の運動着。 ３、上記運動着は上記スーツを着脱し易くするために解除可能な止め金手段を 腰部と胸部とに有する請求項２記載の運動着。 ４、上記運動着はツーピーススーツであり、ジャケットをこの運動着の上部と 共に形成するジャケットの中央部分と、ショーツを上記もも用部分と共に形成す る足の短い部分とを有し、上記ジャケットとショーツとはそれぞれの中央部分で 取り外し可能に取り付けられている請求項１記載の運動着。 ５、錘を取り外し可能に保持する手段は自動的に掛かるが容易に解除が可能 な結合用留め具材から成る請求項１記載の運動着。 ６、錘を取り外し可能に保持する手段は渦巻き状の大量の環と鉤とで構成され た留め具材から成る請求項１記載の運動着。 ７、上記運動着で保持されるべき複数の錘をさらに具備し、これらの錘は包み に収められ、各包みは複数の平行なポケットを備えた織物製のホルダーから成り 、各ポケットにはそれぞれ錘が収容される請求項１記載の運動着。 ８、上記ポケットはほぼ細長い形状の錘を収容するために矩形状である請求項 ７記載の運動着。 ９、上記運動着はポリエステル層とナイロン層との間にゴム層を備えた材料で 形成される請求項１記載の運動着。 １０、弾性のある可撓性材料で形成されると共に、肩部からもも部まで延びて いる運動着と、手首まわりに取り付けられる２つの腕用錘保持具と、脚の下部ま わりにに取り付けられる２つの脚用錘保持具とから成り、上記運動着は着用者の 胴部まわりに着用される中央部と、この中央部から上記着用者の肩部を超えて上 方に延び、着用者の胸部上方を被う前方上部パネル及び着用者の背部上方を被う 後方上部パネルを有しかつ上記中央部と一体である上部と、上記中央部から下方 に延びて上記着用者のももまわりに着用されるもも用部分を備えかつ上記中央部 と一体である下部とを備えて、上記着用者の体に心地良く適合し、上記前方及び 後方の上部パネルと上記もも用部分とには着脱自在に錘を保持する手段が設けら れ、上記腕用及び脚用の錘保持具には錘を上記手首及び脚の下部まわりにそれぞ れ取り外し可能に取り付けるための手段が設けられ、上記各錘保持具は錘を取り 外し可能に保持する手段を有することを特徴とする運動着一式。 １１、上記腕用及び脚用の錘保持具を上記手首又は脚の下部まわりに取り付け できるようにするため、この錘保持具は解除可能な留め具材に設けられた間隔の 開いた部分と、取り付け部分の間に設けられた弾性部分とによって細長く形成さ れている請求項１０記載の運動着一式。 １２、上記腕用及び脚用の錘保持具により保持される錘は織物製のホルダーか ら成る包みに収められ、このホルダーは上記錘をそれ ぞれに収容する複数の平行なポケットを有する請求項１０記載の運動着一式。 １３、着用者の体に心地よく適合するように弾性のある可撓性材料で形成され 、自動的に掛かるが容易に解除が可能な結合用止め具材の領域を有し、運動着に て保持される複数の錘を備えると共に、これらの錘は布材料で形成されたホルダ ーから成る包みに収められ、このホルダーは上記錘をそれぞれに収容する複数の 平行なポケットを有することを特徴とする運動着。 １４、着用者の体に心地よく適合するように弾性のある可撓性材料で形成され かつ着用者の肩部からもも部まで延びている運動着と、手首まわりに取り付けら れる２つの互いに独立した腕用錘保持具と、脚の下部まわりに取り付けられる２ つの互いに独立した脚用錘保持具とを有し、負荷総量を変更するために取り外し 可能に取り付けできる錘を上記運動着、腕用錘保持具及び脚用錘保持具にそれぞ れ用意した運動着一式。