JPH0846855A - 複眼撮像装置 - Google Patents

複眼撮像装置

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JPH0846855A
JPH0846855A JP6181609A JP18160994A JPH0846855A JP H0846855 A JPH0846855 A JP H0846855A JP 6181609 A JP6181609 A JP 6181609A JP 18160994 A JP18160994 A JP 18160994A JP H0846855 A JPH0846855 A JP H0846855A
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image pickup
imaging
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JP6181609A
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Katsumi Iijima
克己 飯島
Kotaro Yano
光太郎 矢野
Toshiaki Kondo
俊明 近藤
Katsuhiko Mori
克彦 森
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の撮像系からの複数の画像中の対応点を
容易に探索すること。 【構成】 左撮像系10L と右撮像系10R から左画
像、右画像を得、各画像の対応する2つの点を対応点抽
出部33で探索し抽出する際に、その探索範囲を各撮像
系10R ,10L の撮像パラメータに応じて決定するよ
うに成す。抽出された対応点の対は合成変換部41でパ
ノラマ画像や高解像度画像に合成される。 【効果】 探索時間が短縮されると共に、探索の精度も
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の撮像素子及び複数
のレンズ等の結像光学系を用いた複眼撮像装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ワイドパノラマ画像生成或いは高
精細画像生成の目的で、結像光学系と撮像素子から成る
複数の撮像系を有し、共通の被写体を撮像することによ
り各撮像素子の各々から入力された画像信号を用いて、
1つの合成画像を生成出力する複眼撮像装置が提案され
ている。
【0003】パノラマ画像を得る方式としては、複数の
撮像系によりそれぞれ被写体領域の異なる複数の画像を
同時に撮像し、各画像内に存在する同一被写体を抽出
し、その画像内の相対位置情報に基づいて各画像を接続
することにより、合成パノラマ画像を得るものがある。
【0004】一方、高精細画像を得る方式としては、パ
ノラマ画像と同様に、各画像内に存在する同一被写体を
抽出し、その画像内での相対位置情報に基づいて補間処
理を行なって新たに高精細な1つの画像を得るものがあ
る。この原理に基づく複眼撮像装置は、例えば図10に
示す様に左撮像系10L と右撮像系10R とを用意し、
これらの左撮像系10L と右撮像系10R とで被写体1
1を撮像する。そして左撮像系10L で得られた左側画
像IL と右撮像系10R で得られた右側画像I R とを画
像処理装置12で対応点抽出を行ない、合成処理する事
により、1つの撮像系で被写体を撮像したときに比べて
高精細な1つの出力画像Iout を得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
各画像内に存在する同一被写体を抽出し、その画像内の
相対位置情報に基づいて各画像を接続することにより合
成パノラマ画像を得る方式の場合、上記相対位置情報を
得るのに非常に多くの時間を費やす事が問題となってい
る。
【0006】本発明は上記の問題を解決するために成さ
れたもので、請求項1の発明の目的は、撮像装置の配置
情報ならびに撮像パラメータをもとに上記相対位置情報
を探索する範囲を画像中の一部の領域に限定するように
した複眼撮像装置を得ることにある。
【0007】また、請求項2の発明の目的は、複数の撮
像装置の撮像パラメータ等の固体差を考慮して、上記の
探索範囲を、固体差の無い条件での範囲に固体差に起因
する誤差分を考慮した領域を付加した範囲として設定す
るようにした複眼撮像装置を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明においては、複数の撮像系と、各撮
像系で得られる複数の画像から対応する対の点を探索す
る探索手段と、この探索手段で探索する範囲を複数の撮
像系の撮像パラメータより決定する探索範囲決定手段と
を設けている。
【0009】請求項2の発明においては、探索範囲決定
手段は、撮像パラメータから決定する範囲を基本範囲と
し、これに複数の撮像系の固体差に基づくマージン部分
を付加して探索範囲とすることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、上記検索手段は2つ
の画像間の対応点を求める事を行い、上記探索範囲決定
手段は、その対応点を求める時間の短縮と信頼性の向上
をもたらす。
【0011】請求項2の発明によれば、複数の撮像系の
固体差に基づくマージン部分を探索範囲に付加する事に
より、上記固体差に影響される事なく、対応点探索時間
の短縮、信頼性の向上がはかれる。
【0012】
【実施例】
(第1の実施例)次に本発明の第1の実施例について図
面を参照して説明する。まず撮像系から合成画像を得る
部分について説明する。図1に示すように本実施例の複
眼撮像装置は、右撮像系10R および左撮像系10L
2つの撮像系を用いて被写体を撮像して得られる2つの
画像を並列に接続することにより、1つのパノラマ合成
画像を得るものである。
【0013】まず、左撮像系10L について説明する。
左撮像系10L は、不図示の鏡筒内に組み込まれた結像
光学系としての撮像レンズ群11L と、この撮像レンズ
群11L に装着された、被写体からの光を3原色に分解
するための色分解プリズム12L と、色分解プリズム1
L によって分解された光毎に設けられた撮像素子とし
ての、それぞれ矩形の有効受光部を持つ3つのCCDセ
ンサ13L (1つのみ図示)とを有する。撮像レンズ群
11L は、フォーカスモータ14L により駆動される合
焦レンズ群15L と、ズームモータ16L により駆動さ
れる変倍レンズ群17L とを含む複数のレンズで構成さ
れ、各モータ14L 、16L は光学系を制御する演算制
御部20内の全系制御部21及びフォーカス・ズーム制
御部22からの制御信号に応じてそれぞれ駆動される。
【0014】一方、右撮像系10R も左側撮像系10L
と同様に構成されており、右撮像系10R の撮像レンズ
群11R の光軸LR は、左撮像系10L の撮像レンズ群
11 L の光軸LL と同一平面上にある。
【0015】また、各撮像レンズ群11L 、11R が組
み込まれた前記各鏡筒は、それぞれ演算制御部20の輻
輳角制御部23からの制御信号に応じて駆動される輻輳
角モータ18L 、18R の回転軸に結合されている。各
輻輳角モータ18L 、18Rの回転軸は、それぞれ両撮
像レンズ群11L 、11R の光軸LL 、LR を含む平面
に対して垂直方向に延びており、各輻輳角モータ1
L 、18R を駆動させることにより、各撮像レンズ群
11L 、11R はそれぞれに設けられた色分解プリズム
12L 、12R およびCCDセンサ13L 、13R と一
体となって回転され、各撮像レンズ群11L 、11R
光軸LL 、LR の互いに成す角(輻輳角)が設定され
る。
【0016】また、各撮像系10L 、10R には、各合
焦レンズ群15L 、15R の位置を検出するためのフォ
ーカスエンコーダ24L 、24R 、各変倍レンズ群17
L 、17R の位置を検出するためのズームエンコーダ2
L 、25R 、および輻輳角を検出するための輻輳角エ
ンコーダ26L 、26R が設けられている。これらは、
例えばポテンショメータのような外付けの部材を用いて
もよいし、パルスモータのような駆動系自身の持つ信号
情報によりそれぞれの位置や角度を検出するものを用い
てもよい。
【0017】一方、各CCDセンサ13L 、13R
は、本発明の特徴である画像処理部30を介して画像出
力部40が接続されている。画像処理部30は、図2に
示すように、各撮像系10L 、10R のCCDセンサ1
L 、13R (図1参照)からの画像信号であるビデオ
信号をそれぞれ保持する左画像メモリ31L および右画
像メモリ31R からなる画像入力部32と、画像入力部
32にそれぞれ入力された各ビデオ信号により得られる
左右各画像に基づいて1つの合成画像を生成するための
画像変換部38と、画像変換部38で合成された画像を
保持し、画像出力部40に出力するための合成画像メモ
リ39とを有する。
【0018】画像変換部38はさらに、画像入力部32
に入力された両画像のうち、両画像間の対応点対の抽出
を行う対応点軸出部33と、対応点対軸出の結果から各
対応点対の3次元位置(距離情報)を算出し、その情報
により、画像を合成する合成変換部41とに分けられ
る。
【0019】図3は図1に示した複眼撮像装置の光学系
の主要部を、各撮像レンズ群11L、11R の光軸
L 、LR の成す平面に垂直な方向から見た図である。
ただし、説明を簡略にするために、各色分解プリズム1
L 、12R (図1参照)部分は省略するとともに、各
CCDセンサ13L 、13R についても左右それぞれ1
つずつのみ示した。尚ここでは合焦面の端点が一致して
いる例で説明するが、一般にはそうでなくても良い。図
3に示すように、右撮像系10R の撮像レンズ群11R
およびCCDセンサ13R は合焦物体面50R を有する
とともに、撮像可能な領域がCCDGセンサ13R の有
効受光部により直線51R と52R とで挟まれる領域に
制御され、この合焦物体面50R が端面51R および端
面52R とそれぞれ交わる交点BR から交点Aまでの領
域が、有効被写体領域となる。左撮像系10L について
も同様に、合焦物体面50L 上の交点Aから交点BL
での領域が有効被写体領域となっている。
【0020】左右各撮像系10L 、10R のフォーカス
モータ14L 、14R (図1参照)およびズームモータ
16L 、16R (図1参照)は、それぞれの合焦物体面
50 L 、50R とCCDセンサ13L 、13R との距
離、および結像倍率が左右互いに等しくなるように制御
される。
【0021】各モータ14L 、14R 、16L 、1
R 、18L 、18R の制御は、各エンコーダ24L
24R 、25L 、25R 、26L 、26R (図2参照)
からの信号を受けた演算制御部20(図1参照)を通じ
て行われる。特に輻輳角モータ18L 、18R は、フォ
ーカスエンコーダ24L 、24R およびズームエンコー
ダ25L 、25R からの出力信号から算出される合焦物
体面50L 、50R の位置および有効被写体領域の位置
の信号に連動して制御される。
【0022】次に合成処理の部分の手順を簡単に説明す
る。図2に示した対応点抽出部33において各画像の対
応点対を抽出する。これを行う代表的な手法としては、
テンプレートマッチング法がある。この方法は、例えば
左画像中のある1点を囲むテンプレートを考え、そのテ
ンプレートの画像に対する右画像中での類似性の比較に
よって対応点を決定するものである。類似性の比較の一
方法である相関法は、テンプレートの画像中の画素値と
探索画像中の画素値との相互相関をとり、最大値となっ
た座標を対応点とするものであり、その関係式を以下の
式(1)に示す。
【0023】
【数1】
【0024】式(1)中、R(mR ,nR )、L
(mL ,nL )は左右の画像の画素値であり、σ
(mR ,nR ,mL ,nL )は相関の度合いを表すもの
である。また、m R 、nR 、mL 、nL は画素座標を示
す。なお、二乗和または積和計算でi,jの前の符号が
左右画像で逆になるのは、図4(B)に示した画素座標
軸は左右対称になるように定義されているからである。
そして、式(1)の正規化相互相関では最大値は1とな
る。また別な方法としてはSSDA法がある。これもテ
ンプレートマッチングの一種であるが、
【0025】
【数2】
【0026】で残差を計算し、ある閾値を設定してお
き、加算演算の途中で残差が閾値を越えると計算をそこ
で打ち切り、次の(mR ,nR )(mL ,nL )の組み
合わせに移る方法である。閾値は過去の残差の最小値に
するのが一般的である。
【0027】上述のようにして得られた対応点情報から
各対応点対の3次元空間内での位置を三角測量法により
求める。図5に示すように、左右各撮像レンズ群1
L 、11R (図1参照)の物体側主平面の中心点
L 、OR をそれぞれX軸上でZ軸に対して線対称に配
置し、その中心点OL 、OR 間を結ぶ基線の長さを基線
長bとすると、各中心点OL 、O R の座標はそれぞれ
(−b/2,0,0)、(b/2,0,0)で表わされ
る。また、三次元空間内の1点Pを各中心点OL 、OR
に向けて投影したときの、左右各CCDセンサ13L
13R 上での投影点はそれぞれPL 、PR となり、点
P、PL 、PR の座標をそれぞれ(X,Y,Z)、(X
L ,YL ,ZL )、(X R ,YR ,ZR )で表わす。
【0028】ここで、三次元空間中の点P、PL 、PR
の三点を結んでできる平面をエピポーラ面といい、エピ
ポーラ面とセンサ面との交線をエピポーララインとい
う。この時、点Pの座標(X,Y,Z)はそれぞれ以下
に示す式(3)(4)(5)により与えられる。
【0029】
【数3】
【0030】一方、左右各撮像レンズ群11L 、11R
の光軸LL 、LR が、それぞれその物対側主平面の中心
点OL 、OR を通り、かつZ軸に平行な直線に対してな
す角度(これを輻輳角という)をθとするとともに、各
撮像レンズ群11L 、11Rの焦点距離をfとすると、
【0031】 ZR = {XR −(b/2)+f・sin(θ)}tan(θ) +f・cos(θ) ………(6) ZL =−{XL +(b/2)−f・sin(θ)}tan(θ) +f・cos(θ) ………(7) の関係が成り立ち、以上の各式により点Pの座標(X,
Y,Z)が求められる。これらの座標を元に、ある視点
から見た画像、例えばここでは2つの撮像装置の中間点
から見た画像に、座標変換を行い画像を得る。
【0032】次に探索範囲を決定する事を説明するため
に、図6に示される様に輻輳角が付いた状態で撮像され
た画像を輻輳角がない状態、すなわち平行で撮影した様
に変換する方法を説明する。
【0033】図7に示す様に、3軸をX,Y,Z,3軸
の回りの回転をA,B,C,並進連動をU,V,W,焦
点距離をf、撮像面内の座標軸をx,g,物点P(X,
Y,Z)の撮像面上の点をp(x,y)で表す。 この時 x=f・(X/Z) ………(8) y=f・(Y/Z) ………(9) が成立する。今、3軸が回転し、並進連動した場合、
【0034】
【数4】
【0035】が成り立つ。この時X′,Y′,Z′は新
たな3軸である。従って、P(X′,Y′,Z′)の撮
像面上の点p(x′,y′)は、
【0036】 x′=f・(X′/Z′) ………(11) y′=f・(Y′/Z′) ………(12) で表わされる。この時、オプティカルフローすなわち
(u,v)=(x′,y′)−(x,y)は、
【0037】
【数5】
【0038】である。今、説明を簡単にするため、Bの
みを考える(A=C=U=V=W=φ)とすると、上記
(10)式は、
【0039】
【数6】
【0040】これを(13)式に代入して考えると、
【0041】
【数7】
【0042】が導かれる。この時 α=tan-1(x/f)=tan-1(x/z) ………(18) である。今、Bを輻輳角と考えると、上記式で表わす様
に変換される事により(17)式ならびに図6に示す様
に次の2つのことが言える。
【0043】(1)カメラが平行撮像した事と同様にな
るので、物点が投影される撮像面の高さは、2つの撮像
面で同じ所にある。 (2)図8に示される様に斜線部の部分は元の撮像条件
では、撮影していない部分である。
【0044】この斜線部の範囲(c)は図8ならびに式
(17)等より(xo ,yo )に対応する点が
(xo ′,yo ′)とすると、
【0045】
【数8】
【0046】で表わされる事より、上記斜線部の幅
(c)は、
【0047】
【数9】
【0048】である。これより上記(1)から対応点を
探索するのに垂直方向の限定としては図8より高さWの
場合、もう一方の高さwの所の画像を探せば良い(図8
参照、探索範囲(a))。次に水平方向の限定として
は、前記(2)ならびに以下の事を考慮する。
【0049】左画像中(h,w)の点の対応する点を探
索する場合、この(h,w)は右画像中(h,w)迄の
所に存在する。これは仮に物点Pが無限遠にあり、左撮
像面上で(h,w)に投影されていた時には、右撮像面
上でも(h,w)に投影される事から理解できる。
【0050】一方、図中斜線部の範囲はもともと撮影し
ていない訳であるが、右側の画像で(O,W)から
(G,W)の画像中の対応する点は、左画像中の同じ幅
の所に対応するとしたらある訳である。とすれば、左画
像中の(d)部も対応する点がよい事となる。従って、
左画像中の(h,w)の点はG<hならば、右画像中の
(G,W)から(h,w)の間に存在する。これにより
図8に示す様に対応する点の範囲の基本領域線分(e)
が設定できる。
【0051】次にこの基本領域に複眼の撮像装置の撮像
パラメータに誤差が生じた場合の事を考慮した上での探
索範囲を説明する。複眼撮像装置において前述迄は、輻
輳角の1/2に相当する角度Bのみが存在する場合を考
慮していたが、一般には、撮像系の撮像パラメータとし
ての角度A,Cが左撮像系、右撮像系で誤差ΔA,ΔC
分存在する。
【0052】この時は、前述の式(10)に代入して、
新たに(X′,Y′,Z′)を導き、これに相当する
(u,v)の算出から、前述の基本探索範囲に誤差相当
分を付加する。但し、誤差分はあらかじめ既知ではない
ので、最悪の場合からの分を付加して置くのが一般的で
ある。例えば垂直方向には(1)の(i)分の付加、水
平方向には、以上説明した様に、最後に探索範囲を図で
示すと図8(B)の(i)×(j)の範囲(f)の様に
する。
【0053】(第2の実施例)上述した第1の実施例に
おいては、画像の輻輳角補正を行った後、対応点抽出を
行っていた。しかるにここでは、輻輳角補正をしない場
合の実施形態を説明する。輻輳角が存在する条件下で
は、一般にエピポーララインは互いに平行ではない。従
ってここでは、垂直方向の限定は例えば画面の縦方向全
部とか、或いは半分程度の領域とする。次に水平方向の
限定は、前述と同様の範囲を踏襲するとして、図9に示
す様に斜線部(g)の範囲とする。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、複数の撮像系によって得られた画像から各々撮
像中の対応する点を探索する際に探索範囲を画像全体と
せずに撮像系の撮像パラメータに応じて限定する事によ
り、対応点を抽出する迄の時間が大幅に短縮できる効果
がある。また、探索範囲を限定することによりその範囲
外に対応するといった、誤った対応がなくなり信頼性も
向上する効果がある。
【0055】また、請求項2の発明によれば、複眼の撮
像系の個体差が存在する場合に、撮像パラメータ等が決
定する探索の基本範囲に個体差分のマージン領域を付加
し、探索領域とすることにより、誤差がある状況下でも
探索の信頼性を維持しつつ、探索時間を短縮できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複眼撮像装置の実施例を示す構成
図である。
【図2】図1の画像処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の要部を示す構成図である。
【図4】撮像の状況を示す構成図である。
【図5】物点Pがセンサに投影されることを説明する構
成図である。
【図6】輻輳角補正を示す構成図である。
【図7】右撮像系のワールド座標系における撮像面の構
成図である。
【図8】本発明の第1の実施例による探索範囲を示す構
成図である。
【図9】本発明の第2の実施例による探索範囲を示す構
成図である。
【図10】従来の複眼撮像装置を示す構成図である。
【符号の説明】
10L 左撮像系 10R 右撮像系 20 演算制御装置 (a) 探索範囲線分 (b) 垂直方向のマージンを付加した探索範囲 (c) 無被写体領域 (d) オクルージョン領域 (e) 基本領域 (f) マージンを付加した探索範囲 (i)、(j) (f)の領域の垂直、水平の長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 克彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の撮像系と、 上記複数の撮像系から得られる複数の画像から対応する
    点の対を探索する探索手段と、 上記探索手段が探索する範囲を上記複数の撮像系の撮像
    パラメータにより決定する探索範囲決定手段とを備えた
    複眼撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記探索範囲決定手段は上記撮像パラメ
    ータにより決定する基本的な探索範囲に上記複数の撮像
    系の固体差に基づくマージン部分を付加して探索範囲を
    決定することを特徴とする請求項1記載の複眼撮像装
    置。
JP6181609A 1994-08-02 1994-08-02 複眼撮像装置 Pending JPH0846855A (ja)

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JP6181609A JPH0846855A (ja) 1994-08-02 1994-08-02 複眼撮像装置
EP95305350A EP0696144A3 (en) 1994-08-02 1995-07-31 Image pickup device with a plurality of lenses and a unit for extracting matching points
US08/509,142 US6236748B1 (en) 1994-08-02 1995-07-31 Compound eye image pickup device utilizing plural image sensors and plural lenses

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