JPH0842719A - 高温度流体用のすべり弁 - Google Patents

高温度流体用のすべり弁

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JPH0842719A
JPH0842719A JP9165295A JP9165295A JPH0842719A JP H0842719 A JPH0842719 A JP H0842719A JP 9165295 A JP9165295 A JP 9165295A JP 9165295 A JP9165295 A JP 9165295A JP H0842719 A JPH0842719 A JP H0842719A
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JP
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metal
slide valve
high temperature
coolant
refractory
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JP9165295A
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English (en)
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Andreas Hart
アンドレアス・ハート
Joseph Rausch
ジョゼフ・ロシュ
Joseph Rommelfanger
ヨゼフ・ロンメルファンガー
Marcel Wener
マルセル・ヴェネル
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NOUV YUJIN DE BUEKURU SA
Wecker SA Nouvelle Usine
Nouvelle Usine de Wecker SA
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NOUV YUJIN DE BUEKURU SA
Wecker SA Nouvelle Usine
Nouvelle Usine de Wecker SA
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K3/00Gate valves or sliding valves, i.e. cut-off apparatus with closing members having a sliding movement along the seat for opening and closing
    • F16K3/30Details
    • F16K3/314Forms or constructions of slides; Attachment of the slide to the spindle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K3/00Gate valves or sliding valves, i.e. cut-off apparatus with closing members having a sliding movement along the seat for opening and closing
    • F16K3/02Gate valves or sliding valves, i.e. cut-off apparatus with closing members having a sliding movement along the seat for opening and closing with flat sealing faces; Packings therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K49/00Means in or on valves for heating or cooling
    • F16K49/005Circulation means for a separate heat transfer fluid

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1500℃以上の熱ガスにも使用しうるすべ
り弁を提供する。 【構成】 従来の遮断板に加えて、貫通孔を有する金属
中空コアを備えた有孔ディスクが設けられ、この有孔デ
ィスクはすべり弁の開放位置においてハウジング内の二
つの耐火性接続ダクトを相互接続するダクトが形成され
た耐火性クラッドを有する。有孔ディスクは冷却材を通
す金属リムを有し、すべり弁の開放位置においてハウジ
ングの二つの金属座面の間に位置せしめられる。有孔デ
ィスク周囲の金属リムと遮断板周囲のリムとの間の架橋
片が有孔ディスクを遮断板に機械的にかつ冷却材流通関
係に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は高温度流体用のすべり弁、特に1
500℃以上の熱ガスを導くすべり弁に関する。
【0002】1500℃までの熱ガス用のすべり弁は古
くから確立された技術である。かかるすべり弁は耐火性
材料で内張りされている。そしてこの耐火性材料内に両
側の接続ダクトが形成されて熱ガスダクトに接続される
ようになっている。ハウジング内に遮断板が摺動しうる
ように設けられ、この遮断板は、遮断すべき接続ダクト
の開口断面積より実質的に大きい耐火性材料からなるブ
ランキング面を有する。これらの耐火性材料からなるブ
ランキング面は冷却材の流れうる金属リムで境界付けら
れている。すべり弁が閉鎖位置にある時、ブランキング
面をとり巻く金属リムはハウジング内の二つの冷却され
た被冷却金属座面の間の保護される位置に位置する。こ
の構成は1500℃程度の熱ガス温度に対しては優れて
いることが実証されている。しかし、このすべり弁は1
500℃以上の温度には適していない。また、開弁状態
において熱損失が非常に大きい。
【0003】本発明の目的は1500℃以上の熱ガスに
も適した高温度流体用のすべり弁を提供することを目的
とする。
【0004】本発明のすべり弁は上述の遮断板に加えて
有孔ディスクを備えている。この有孔ディスクは貫通孔
を有する金属中空コアを備えている。冷却材はこの有孔
ディスクを通して流れることができ、かつ有孔ディスク
は耐火性のクラッドを有する。中空コアで冷却される有
孔ディスクの耐火性クラッド中に相互接続ダクトが形成
され、すべり弁の開いた位置においてハウジング内の二
つの耐火性接続ダクトがこの相互接続ダクトによって相
互に接続される。遮断板の場合と同様、有孔ディスクも
冷却材が流れうる金属リムを有し、すべり弁の開放位置
において有孔ディスクはハウジングの二つの金属座面の
間に位置せしめられる。有孔ディスク周囲の金属リムと
遮断板周囲のリムとの間の架橋片が有孔ディスクを機械
的にかつ冷却材に関して遮断板に結合する。
【0005】本発明によるすべり弁は、特にすべり弁の
開放位置(多くの場合、この開放位置がすべり弁の通常
の位置である)において、すべり弁が高温度に対してよ
り良く保護されかつ比較的熱損失が小さいという効果を
有する。この点に関し、弁ハウジング内の耐火性材料中
の流れダクトの連続性が確保されることを強調しなけれ
ばならない。つまり、すべり弁が開放位置にある時、ハ
ウジングの内部および遮断板周囲の金属リムは、本発明
によるすべり弁においては、すべり弁を通る高温度流体
に直接曝されることはないのである。その結果、例えば
ハウジングと遮断板周囲のリムとの熱的負荷が小さくな
り、従ってその結果侵食が少なくなる。貫通孔を通して
冷却材を流す金属中空コアは有孔ディスクの必要な機械
的安定性を確保し、これと同時に、有孔ディスクの耐火
性クラッドをトラブルなく冷却する。冷却される中空コ
アは有孔ディスクの寿命を大幅に延ばす。この冷却の結
果、耐火性材料、特に相互接続ダクトの危険な部分にお
ける耐火性材料が高温度侵食を受けにくくなる。有孔デ
ィスクの耐火性クラッドを、冷却される金属リムで包囲
することはクラッドの機械的安定性と耐侵食性を改善す
る。これは更に、有孔ディスクを架橋片によって遮断板
に簡単にかつ信頼性をもって機械的に固定するのを許容
する。かくして、遮断板と有孔ディスクは機械的ユニッ
トを構成し、以下これらを一緒にして遮断装置と称する
ことにする。冷却材は接続架橋片を通して常に最良の状
態で流れるので、有孔ディスクと遮断板との間の機械的
結合の問題は高い信頼性をもって解決される。遮断板と
有孔ディスクとの分離構造の結果、金属リムと遮断板お
よび有孔ディスクの耐火性材料との両者における好適な
応力分布が確保される。本発明においては、すべり弁が
開放位置にある時、有孔ディスクの金属リムはハウジン
グ内の二つの金属座面間に位置する。かくして、すべり
弁が開放位置にある時の、有孔ディスク周囲の金属リム
および金属座面の良好な保護が得られる。更に、すべり
弁が開放位置にある時の冷却能力は低くても良く、かつ
ハウジングはより良く密封されハウジングの負荷が大幅
に小さくなる。
【0006】遮断板周囲のリムおよび有孔ディスク周囲
のリムは遮断板の耐火性材料および有孔ディスクの耐火
性材料の両方を包囲する一片構造の対称的なフレームを
形成するのが好ましい。かくすることにより、遮断装置
の機械的安定性が大幅に良くなる。
【0007】遮断板は両側に耐火性材料が張合わされか
つ内部を冷却材が流れうる中空の金属コアを有するのが
好ましい。耐火性材料からなるブランキング面はその寿
命を実質的に延ばす。
【0008】この点に関し、遮断装置の種々な冷却回路
は共通の冷却回路に一体化し、冷却材はまず遮断板周囲
の金属リムの第一の半分を通り、次いで有孔ディスク周
囲の金属リムを通り、次いで有孔ディスクの中空コアを
通り、続いて遮断板の金属中空コアの第二の半分を通
り、最後に遮断板の金属中空コアを通って流れるように
するのが好ましい。このように構成することにより、冷
却材は遮断装置の重要な部分(即ち、有孔ディスクの耐
火性材料および金属中空コアを包囲する金属リム)に当
たることになる。
【0009】遮断板と有孔ディスクの金属中空コアは、
冷却材を、金属中空コアに入った後、中空コアの中心部
へ案内し、続いてコアの周縁部へ案内するように配置さ
れた案内素子を有するのが好ましい。このようにするこ
とによって遮断板と有孔ディスクの、高温度に曝される
全ての部分がトラブルなく冷却される。好ましい形態に
おいては、これらの素子は互いに入り組んだ螺旋状の案
内板で構成される。
【0010】本発明の好ましい実施例においては、有孔
ディスクおよび遮断板周囲の金属リムは耐火性材料の部
分における有孔ディスクおよび遮断板の厚さより僅かに
幅広になされる。更にこの実施例においては、金属座面
はハウジングの耐火性クラッドから僅かに突出せしめら
れる。このようにすることによって、遮断装置がハウジ
ングの内部で動かされる時に耐火性材料が機械的な荷重
を受けることがなくなる。
【0011】遮断装置は勿論、ハウジング外部の作動装
置に結合しなければならない。この目的に必要なストロ
ークリンク機構は二本の硬直なパイプを備え、これらの
パイプはハウジングの外部へ導き出されるため軸方向に
シールされかつハウジングの外部で冷却材供給回路およ
び冷却材戻り回路にそれぞれ可撓的に接続される。この
構成により、遮断装置への冷却材の供給の問題が簡単に
解決される。そしてこれと同時にハウジング内でのスト
ロークリンク機構の冷却を問題なく行うことができるよ
うになる。
【0012】以下、本発明を図面に示した実施例を参照
して説明する。
【0013】図1乃至図3に示すすべり弁10は、水平
熱ガス回路に垂直方向に取付けられるかなり大きな全体
直径を有するゲート形すべり弁であり、以下その概要を
説明する。この回路中の熱ガスの温度は2000℃を越
えることができる。すべり弁10は二方向における流れ
を遮断するように組立てることができるが、弁の密封効
果に対する要求は比較的低い。
【0014】すべり弁10は基本的にはすべり弁ハウジ
ング12、作動装置14および可動遮断装置16なる三
つの主要部分からなる。
【0015】箱形のハウジング12の流れ方向の全長は
非常に短く、リブ17によって機械的に強化されてい
る。ハウジング12は、それぞれハウジング12のほぼ
中心に配置された結合フランジ18′,18″を各面に
有する。図2および図3において、熱ガス回路に属する
相フランジ20はフランジ18′に隣接して点線で示さ
れている。
【0016】作動装置14は装着ブリッジ22上でハウ
ジング12の上に設けられている。作動装置14は、例
えば空気圧シリンダ14とすることができ、これはその
ラム24を介して遮断装置16に揚上ストロークを伝達
する。勿論遮断装置に流れの方向に対して直角に揚上ス
トロークを与えることのできるものであれば、他の作動
装置を作動装置14として使用することもできる。
【0017】フランジ18′および18″はハウジング
12の内部においてそれぞれ金属結合片26′および2
6″に嵌合されており(図6をも参照)、これらは耐火
性熱絶縁材料28を有するクラッドである。例えばAl
23 およびTiO2 を基にする耐火性材料を熱絶縁材
料として使用することができる。熱ガスのための接続ダ
クト30′,30″がこの耐火性熱絶縁材料28中に形
成されている。二つの結合片26′,26″の各々は二
重壁構造で構成するのが好ましく、冷却材のための供給
口と戻り口32′,32″が設けられている。図1は結
合片26′のための供給口および戻り口32′の両方を
示し、図2、図3および図6は二つの結合片26′,2
6″のための供給口または戻り口のみを示している。
【0018】遮断装置16は、ハウジング12内の二つ
の結合片26′,26″の間をスロット形空間34(図
3および図6)内の接続ダクト30′,30″の軸線に
対して直角方向に摺動しうるように案内される。前記空
間34はその全側面がハウジング12の耐火性クラッド
36によって画成されている。、結合片26′,26″
はそれらの耐火性クラッド28と一緒にハウジング12
の耐火性クラッド36を貫通して二つの環状の金属座面
38′,38″を形成している。これらの座面38′,
38″は耐火性クラッド36および28をわずかに越え
て突出しておりかつ軸方向に対向している。これらは結
合片26′,26″の冷却材が通過する前面を形成する
ので、これらの冷却は先に述べた如く確実に行われる。
結合片26′,26″の直径、従って座面38′,3
8″の直径は耐火性クラッド28内に形成された接続ダ
クト30′,30″の直径のほとんど4倍の大きさであ
る。
【0019】可動遮断装置16の第一の構成を図4およ
び図5を参照して説明する。この可動遮断装置16は二
つの対称的に配設された要素、即ち、上方遮断板40と
下方有孔ディスク42とからなる。
【0020】遮断板40はその周囲に冷却材のための周
縁冷却通路46′,46″を形成する二重壁金属リム4
4を有する。冷却材が通って流れうる金属中空コア50
はその両側に耐火性熱絶縁材料48(例えばセラミック
繊維の織布または耐火性モルタル)が施されており、か
つ金属リム44によって包囲されている。かくして、こ
の耐火性熱絶縁材料48は遮断板40の両側にブランキ
ング(blanking)面52′,52″を形成する。遮断板
40の形状および寸法は、すべり弁10の閉鎖位置(図
2)においてリム44が二つの座面38′,38″の間
に正確に位置するように選定されている。図示の構成に
おいては、リム44は円形であるが、例えば四角形、楕
円形の如き他の幾何学的形状とすることもできる。
【0021】遮断板40は有孔ディスク42に結合され
ている。有孔ディスク42は接続ダクト30′,30″
とほぼ同じ断面積を有する中心貫通流れ開孔56を有す
る重い耐火性板56を有するのが好ましい。流れ開孔5
6を有する耐火性板54も同様に二重壁金属リム58で
境界付けられており、リム58は板54の周囲に冷却材
のための周縁流れダクト60を形成している。ここで、
リム58はリム44とほぼ同じ形状、寸法であって、架
橋片62によってリム44に結合されている。換言すれ
ば、リム44,58はブランキング面52′,52″の
みならず耐火性有孔ディスク42をも円周方向に包囲す
る対称的な一片構造の冷却フレームを形成する。このフ
レームは境界付けられた耐火性部分よりわずかに厚く、
従って遮断板40の両ブランキング面52′,52″お
よび耐火性有孔ディスク54の二つの面64′,64″
はこのフレーム44,58の二つの前面66′,66″
のわずか後方に位置する。このことにより、遮断装置1
6とハウジング12との間の接触は、ハウジング12の
座面38′,38″と遮断装置16の前面66′,6
6″との間の摺動摩擦に制限される。従って、すべり弁
10の開閉の結果としての、耐火性絶縁材料28,3
6,48,54の侵食の危険性がなくなる。
【0022】すべり弁10の特徴を更に説明する前に、
その動作を簡単に説明する。図2において遮断板40は
左側と右側の接続ダクト30′,30″間の相互接続を
断つ。これと同時に、遮断板40の金属リム44は二つ
の冷却された座面38′,38″間の保護される位置に
位置する。また、有孔ディスク42はハウジング12の
下部の保護される位置に位置する。すべり弁10を開放
するには、空気圧シリンダ14により遮断板40をハウ
ジング12の上部へ揚上させる。ここで、遮断装置16
はフレーム44,58の前面66′,66″によってハ
ウジング12の二つの座面38′,38″の間に案内さ
れる。すべり弁の全開位置(図3および図6)において
は、有孔ディスク42は、全閉位置(図2)において遮
断板40がそうであったように、結合片26′,26″
の二つの座面38′,38″の間の同じ位置に正確に位
置する。ここで注目すべきは、全閉位置(図2)および
全開位置(図3および図6)のいずれの位置においても
結合片26′,26″の金属部分または遮断装置16の
リム44,58の金属部分のいずれも熱ガスに直接曝さ
れることがないということである。すべり弁10の全開
位置においては、有孔ディスク42の耐火性板54によ
って、弁の内部に流れダクト30′,56,30″の耐
火性材料内に連続状態が確立される。すべり弁の開放位
置において座面38′,38″に合致する有孔ディスク
42のリム58はハウジング12と有孔ディスク42と
の間にある程度の密封を与える。
【0023】遮断装置16の冷却について図4を参照し
て詳細に説明する。遮断板40のリム44内の冷却通路
は二つの半分(半体)46′,46″に分割されてい
る。第一の半分46′の上端は供給口68に連通し、そ
の下端は架橋片62を介して冷却通路60へ流出するよ
うになっている。冷却通路60は上述したように有孔デ
ィスク42全体を包囲し、架橋片62内の別の接続通路
を通して遮断板40のリム44内の通路の第二の半分4
6″へ流出する。通路46のこの第二の半分46″の上
端は開口70を有し、この開口は遮断板40の金属中空
コア50の内部空間に接続されている。この内部空間内
に、挿入された案内羽根72,74によって冷却循環が
形成される。これらの案内羽根は好ましくは外方螺旋7
2と内方螺旋74とを形成し、冷却材がこれらの螺旋7
2,74間の開口70を通して導入され、遮断板40の
中心へ向けて案内され、続いて外方螺旋72と遮断板4
0の周縁のリム44との間を通して戻り口76に案内さ
れ、かくして遮断板40の全面に冷却材が当るように配
置するのが好ましい。
【0024】可動遮断装置16の別の構成を図7および
図8を参照して説明する。この遮断装置は下方の有孔デ
ィスク42が重い耐火性有孔板を有するのではなくて耐
火性熱絶縁材料102内に埋設された金属中空コア10
0を有する点で図4の遮断装置と異なっている。この金
属中空コア100は有孔ディスクの金属リム58中に溶
接されており、かつ金属リム106によって半径方向に
境界付けられた中心開口104を形成している。ここ
で、中心開口104の断面積は耐火性材料102内に全
体的に形成された実際の流れダクト56の断面積よりか
なり大きい。このことにより、金属中空コア100はそ
の両側が熱絶縁材料102の比較的厚い層によって包囲
されると共に相互接続ダクト56によっても包囲され
る。
【0025】図7および図8に対応する遮断装置16に
おいては、冷却材は先に述べたのと同様に流れる。即
ち、供給口68を通して遮断板40の外方冷却材通路の
第一の半分46′中へ、そして架橋片62を通して有孔
ディスク42の外方冷却材通路60へ流れる。しかし、
冷却材は通路60を通して有孔ディスク42の周囲を流
れた後、開口108を通して金属中空コア100の内部
空間へ案内される。ここで冷却材は案内羽根110によ
って、中心開口104を包囲する金属リム106の周囲
に指向され、次いで有孔ディスク42の外方リム58に
沿って架橋片62へ戻る。次いで冷却材は架橋片62を
通って遮断板40の外方冷却材通路の第二の半分中に流
れ、中空コア50を通って案内され、戻り口76を通っ
て遮断装置16を出る。
【0026】図1に見られる如く、供給口68および戻
り口76は遮断装置の運動方向に平行してハウジング1
2から延びた硬直な真直ぐなパイプ78,80にそれぞ
れ接続されている。そして摺動シール82,84がパイ
プ78,80をハウジング12に対してシールする。
【0027】ハウジング12の外部でパイプ78,80
は中間(インターフェース)片86によって機械的に互
いに結合するのが好ましい。そして空気圧シリンダ14
のラム24はリンクジョイントによってこの中間片86
に取付けられる。かくしてパイプ78,80は遮断装置
16内の冷却材回路のための供給および戻り接続とし
て、またシリンダ14の揚上ストロークを遮断装置16
に伝達する支柱として使用される。可撓性のパイプ8
8,90は硬直な摺動パイプ78,80の各々を外部の
冷却材供給源(図示せず)に接続するのを可能ならしめ
る。
【0028】すべり弁の密封効果を更に大きくするに
は、図9乃至図12の構成を採用するのが好ましい。
【0029】図10を図6と比較すると、以下の如き重
要な相違がある。 a)両側において、被冷却環状面204′,204″が
実際の座面の前方で挟まれている。 b)すべり弁200が実際の座面を形成する液圧で動き
うる二つの軸方向に対向した座リング202′,20
2″を有する。
【0030】これら二つの構成はすべり弁200の密封
性能を図2および図6によるすべり弁10のそれと比較
して大幅に改良するものである。
【0031】図示の構成においては、すべり弁200は
ハウジングにフランジ付けされた二つの環状の金属体2
06を備え、その各々の中に冷却材のための螺旋状の冷
却通路208が形成されている。この螺旋状の冷却通路
208は冷却すべき二つの環状面204′,204″の
すぐ下に配置されている。温度差を最適ならしめるため
に、冷却材は好ましくは螺旋状の冷却通路を外側から内
側へ流れる。即ち、符号210は供給口を、そして符号
212は戻り口を示す。
【0032】冷却された比較的幅の広い環状面20
4′,204″は遮断装置とすべり弁ハウジングとの間
の両側の空間内の熱ガスを冷却する。このようにして、
この空間の外方部分の両側に比較的「冷たい」空気ブラ
ンケットが形成され、座面に生じる温度と圧力を大幅に
低下させる。その結果、非常な高温度におけるすべり弁
の負荷が小さくなり、閉鎖状態におけるすべり弁の密封
効果が改良される。
【0033】二つの環状金属体206の各々は耐火性材
料で被覆されており、その中にハウジング12の二つの
耐火性接続ダクト30′,30″が形成されている。2
000℃以上の温度の熱ガス用に設計された図示のすべ
り弁の場合、環状金属体の内径は耐火性接続ダクト3
0′,30″の内径の約4倍の大きさであり、座径は耐
火性接続ダクト30′,30″の内径の約7倍の大きさ
である。
【0034】座リング202′,202″は弁ハウジン
グ内に一体化された小型の複動液圧シリンダ214で作
動しうるのが好ましい。図9から判る如く、これらの液
圧シリンダ214は結合フランジ18′,18″の周囲
に対称的に配置されている。これらは二つの座リング2
02′,202″が引込んだ非作動位置(この位置では
座リング202′,202″は遮断装置16の金属リム
44,58に対して間隙を有する)から密封位置(この
位置では座リング202′,202″は金属リム44,
58に対して強く押圧される)に摺動するのを許容す
る。また、座リング202′,202″はその密封位置
から非作動位置に引き戻すことができ、かくして遮断装
置16は摺動しうるようになる。座リング202′,2
02″と液圧シリンダ214とは環状金属体206中へ
組込むことができ、かつ環状金属体206と一緒に単一
のユニットとして取りはずすことができることに注目す
べきである。すべり弁200はかかる構成により、容易
に保守点検しうるようになる。
【0035】次に図11を参照して複動液圧シリンダ2
14を更に詳細に説明する。各液圧シリンダ214はカ
ラー218と両側のロッド220,222とを有するピ
ストン216を備えている。ピストンカラー216はハ
ウジング内の室を第一の圧力室224と第二の圧力室2
26とに分割する。そしてピストンカラー216上の密
封素子228が二つの圧力室224,226間の軸方向
のシールを行う。両ピストンロッド220,222はシ
ールを通して小さな二部分ハウジングブロック230か
ら突出している。各液圧シリンダ214はそれぞれの環
状金属体206内の空胴へ副構造体として嵌合されてい
る。ピストンロッド222は螺条ピン232によって座
リング202′に機械的に結合されている。第二のピス
トン220には外部から自由に近づき得る。このピスト
ンロッド220は座リング202′,202″の位置を
示すので、液圧装置に問題があった時に、座リング20
2′,202″をその非作動位置または密封位置に保持
するように外部から作動させるのに使用することができ
る。
【0036】第一の圧力室224は液圧口234を通し
て加圧することができ、かくして座リング202′,2
02″は遮断装置の金属リム44,58に対して押圧さ
れる。第二の圧力室226は液圧口236を通して加圧
することができ、かくして座リング202′,202″
はこれが遮断装置の金属リム44,58と接触しない非
作動位置に引込めることができる。圧縮ばねと液圧引込
め手段とを備えた従来の点荷重(ポイントロード)加圧
装置と比較して上述の液圧加圧装置は次の利点を有す
る。 a)得られる接触圧力が従来のものよりかなり高い。 b)接触圧力を熱ガス圧力に適合させることができるの
で座リングおよび特に遮断装置のリム44,58に不必
要に負荷がかかることがない。 c)接触圧力を測定し、制御することができる。 d)圧縮ばねの熱的過負荷による接触圧力の低下がなく
なる。 e)圧縮装置が非常に小形で構造が比較的簡単である。
【0037】図11から判る如く、各座リング20
2′,202″は対応する環状金属体206内の環状溝
に押嵌めすることができる。密封リング238はこの溝
内の座リング202′,202″の半径方向の間隙をシ
ールする。座リング202′,202″はその圧縮面に
弾性密封素子240を有するのが好ましい。素子240
は例えば耐高温シリコンからなるシール材で形成するこ
とができる。
【0038】図12は座リングの他の構成を示してい
る。図示の如く、座リング302は中空コアで構成され
ており、冷却材が環状通路304を通して流れるのを許
容する。この場合、冷却材は液圧シリンダのピストンロ
ッド308内の通路306を通して環状通路304へ供
給されたり、環状通路304から引出されたりする。
【0039】座リング302は図11に示す可撓性シー
ル240の代りに金属密封素子310を有する。この密
封素子は前面の凹所312の前方に突出した環状のばね
負荷された唇部材とするのが好ましい。座リング30
2′の内方部には遮断装置の金属リム44,58と接触
する環状の密封面314がある。しかし、外方部には小
さな間隙があり、この間隙はばね負荷された(即ちリム
44,58にある程度のばね力を与えることのできる)
唇部材310で架橋されている。これにより、ばね負荷
された唇部材310はリム44,58と圧力接触した座
リングによって熱ガスから常に絶縁され、かくして密封
要素の寿命を大幅に延ばす。あるいは、内部ばねを有す
る金属O−リングを組込むこともできる。
【0040】最後に、上述した弁は熱損失が比較的低い
点でも従来のものと異なることに注目される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるすべり弁の閉鎖位置に
おける一部破断正面図である。
【図2】図1のすべり弁の閉鎖位置における一部破断側
面図である。
【図3】図1のすべり弁の開放位置における一部破断側
面図である。
【図4】図1のすべり弁の遮断装置の第一の構成を示す
断面図である。
【図5】図4の線A−A′に沿った遮断装置の断面図で
ある。
【図6】図3の一部分を拡大して示す図である。
【図7】図1のすべり弁の遮断装置の第二の構成を示す
断面図である。
【図8】図7の線A−A′に沿った遮断装置の断面図で
ある。
【図9】可動リングを有する、図1のすべり弁の正面図
である。
【図10】図9の線A−A′に沿った縦断面図である。
【図11】図10の一部分を拡大して示す図である。
【図12】座リングの構成を変えた、図11の一部分を
示す図である。
【符号の説明】
10 すべり弁 12 ハウジング 16 遮断装置 28 耐火性材料 30′ 接続ダクト 30″ 接続ダクト 38′ 座面 38″ 座面 40 遮断板 42 有孔ディスク 44 金属リム 46′ 金属リム44の第一の半分 46″ 金属リム44の第二の半分 48 耐火性材料 50 金属中空コア 52′ ブランキング面 52″ ブランキング面 54 耐火性クラッド 56 相互接続ダクト 58 金属リム 62 架橋片 72 案内羽根 74 案内羽根 100 金属中空コア 102 耐火性クラッド 110 案内素子 202′ 座 202″ 座 204′ 環状面 204″ 環状面 206 環状金属体 208 冷却通路 214 複動液圧シリンダ 240 弾性密封素子 302 座リング 304 環状ダクト 306 軸方向通路 308 ピストンロッド 310 ばね負荷された唇部材
フロントページの続き (72)発明者 ヨゼフ・ロンメルファンガー ドイツ連邦共和国デイ−54459 ヴィルテ ィンゲン、ブラウンフェルスシュトラーセ 187 (72)発明者 マルセル・ヴェネル ルクセンブルグ国エル−6720 グルヴァン マシェル、リュ、ド、レグリス 20

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火性材料のクラッド28,36を有
    し、前記耐火性材料28内に両側に接続ダクト30′,
    30″が形成されたハウジング12、および前記ハウジ
    ング12内で摺動しうるように配置された遮断板40を
    備え、この遮断板40は、それぞれ前記接続ダクト3
    0′,30″の開口断面積より実質的に大きくかつ冷却
    材が流れうる金属リム44によって境界付けられた耐火
    性材料48からなるブランキング面52′,52″を有
    し、前記金属リム44が前記ハウジング12内の二つの
    対向した座面38′,38″間に位置しているすべり弁
    において、 冷却材が流れることができ、耐火性クラッド102を有
    しかつ貫通開孔を有する金属中空コア100を設け、前
    記中空コアによって冷却される前記耐火性クラッド5
    4,102内に相互接続ダクト56を形成して、すべり
    弁10の開放位置においてハウジング12内の前記の二
    つの耐火性接続ダクト30′,30″を相互接続するよ
    うにし、更に、 冷却材が流れることができかつすべり弁10の開放位置
    においてハウジング12の二つの金属座面38′,3
    8″の間に位置する金属リム58、および有孔ディスク
    42と遮断板40の金属リム44,58間に設けられ、
    有孔ディスク42を機械的にかつ冷却材に関して前記遮
    断板に接続する架橋片62を設けたことを特徴とする高
    温度流体用のすべり弁。
  2. 【請求項2】 遮断板40および有孔ディスク42の金
    属リム44,58および架橋片62が一片構造のフレー
    ムを形成することを特徴とする請求項1の高温度流体用
    のすべり弁。
  3. 【請求項3】 遮断板40が、冷却材が流れることがで
    きかつ両側が耐火性材料48で被覆された金属中空コア
    50を有することを特徴とする請求項1または2の高温
    度流体用のすべり弁。
  4. 【請求項4】 遮断板40の金属リム44、有孔ディス
    ク42の金属リム58、遮断板40の金属コア50およ
    び有孔ディスク42の金属中空コア100が共通の冷却
    回路を形成することを特徴とする請求項3の高温度流体
    用のすべり弁。
  5. 【請求項5】 共通の冷却回路は、冷却材がまず遮断板
    40の金属リム44の第一の半分46′を通して流れ、
    次いで有孔ディスク42の金属リム58および金属中空
    コア100を通して流れ、続いて遮断板40の金属リム
    44の第二の半分46″を通して流れ、最後に遮断板4
    0の金属中空コア50を通して流れるように形成されて
    いることを特徴とする請求項4の高温度流体用のすべり
    弁。
  6. 【請求項6】 遮断板40の金属中空コア50および有
    孔ディスク42は冷却材のための案内素子72,74,
    110を有し、この案内素子は冷却材を、金属中空コア
    50,100に入った後、前記中空コア50,100の
    中心部にまず案内し、次いで中空コア50の外周部を通
    して案内するようにしたことを特徴とする請求項5の高
    温度流体用のすべり弁。
  7. 【請求項7】 案内素子が互いに入込んだ二つの螺旋状
    案内羽根72,74を有することを特徴とする請求項6
    の高温度流体用のすべり弁。
  8. 【請求項8】 各座面38′,38″の前方に比較的幅
    の広い被冷却環状面204′,204″が挟まれて位置
    していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一の
    高温度流体用のすべり弁。
  9. 【請求項9】 各被冷却環状面204′,204″は、
    冷却材のための螺旋状冷却通路208が内部に設けられ
    た環状金属体206内に設けられていることを特徴とす
    る請求項8の高温度流体用のすべり弁。
  10. 【請求項10】 環状金属体206が耐火性材料で被覆
    されており、その中にハウジング12の二つの耐火性接
    続ダクト30′,30″が形成されていることを特徴と
    する請求項9の高温度流体用のすべり弁。
  11. 【請求項11】 環状金属体206の内径は耐火性接続
    ダクト30′,30″の内径の約4倍の大きさであり、
    座の直径は耐火性接続ダクト30′,30″の内径の約
    7倍の大きさであることを特徴とする請求項10の高温
    度流体用のすべり弁。
  12. 【請求項12】 座面38′,38″は、すべり弁ハウ
    ジング12内を摺動しうるように座リング202′,2
    02″によって形成されていることを特徴とする請求項
    1〜11のいずれか一の高温度流体用のすべり弁。
  13. 【請求項13】 二つの座リング202′,202″を
    これらが遮断装置16の金属リム44,58に対して間
    隙を形成する引込んだ非作動位置から座リング20
    2′,202″が金属リム44,58に対して強く押付
    けられる密封位置へ押すことができるように、そしてそ
    の逆に座リング202′,202″をその密封位置から
    遮断装置16が滑動しうる非作動位置へ引込めることが
    できるように各座リング202′,202″に複動液圧
    シリンダ214を組合せたことを特徴とする請求項12
    の高温度流体用のすべり弁。
  14. 【請求項14】 座リング202′,202″がその圧
    縮面に弾性密封素子240を有することを特徴とする請
    求項13の高温度流体用のすべり弁。
  15. 【請求項15】 弾性密封素子240が耐高温度シリコ
    ンからなるシールを含むことを特徴とする請求項14の
    高温度流体用のすべり弁。
  16. 【請求項16】 弾性密封素子240がばね負荷された
    金属環状唇部材310を含むことを特徴とする請求項1
    4の高温度流体用のすべり弁。
  17. 【請求項17】 座リング302が、冷却材の流れうる
    環状ダクト304を有することを特徴とする請求項13
    〜16のいずれか一の高温度流体用のすべり弁。
  18. 【請求項18】 冷却材の供給手段および戻り手段がそ
    れぞれ座リング302に機械的に結合された液圧シリン
    ダのピストンロッド308内の軸方向通路306の形で
    形成されていることを特徴とする請求項17の高温度流
    体用のすべり弁。
  19. 【請求項19】 座リング202′,202″および複
    動液圧シリンダ214が環状金属体206内に組込まれ
    かつ環状金属体206と一緒に単一のユニットとして取
    りはずしうるようになっていることを特徴とする請求項
    10,12および13のいずれか一の高温度流体用のす
    べり弁。
JP9165295A 1994-03-23 1995-03-23 高温度流体用のすべり弁 Pending JPH0842719A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102705521A (zh) * 2012-05-18 2012-10-03 中材建设有限公司 耐超高温水平布置闸板阀

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CN102705521A (zh) * 2012-05-18 2012-10-03 中材建设有限公司 耐超高温水平布置闸板阀

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