JPH083995B2 - 高圧ナトリウムランプ - Google Patents

高圧ナトリウムランプ

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JPH083995B2
JPH083995B2 JP21349287A JP21349287A JPH083995B2 JP H083995 B2 JPH083995 B2 JP H083995B2 JP 21349287 A JP21349287 A JP 21349287A JP 21349287 A JP21349287 A JP 21349287A JP H083995 B2 JPH083995 B2 JP H083995B2
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tube
conductive
conductive tube
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sodium lamp
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直樹 斎藤
準 富永
伸吾 堤
博昭 奥村
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高圧ナトリウムランプ、とくに高演色形高圧
ナトリウムランプの発光管構造に関するものである。
従来の技術 従来、この種の高演色形高圧ナトリウムランプの発光
管は、第4図に示すように、透光性アルミナ管1と、先
端の閉塞部に電極2を保持した導電管3と、アルミナ管
1と導電管3を気密に封着しているセラミックセメント
4からなっており、ナトリウムアマルガム5はアルミナ
管1の内部に位置している。
発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる高演色形高圧ナトリウムランプはナト
リウムの蒸気圧が通常の高圧ナトリウムランプに比して
高いところから、点灯中、発光管の内と外との圧力差が
生じ、かつ高温となる導電管3の部分、すなわち電極2
の近傍に位置する導電管3の部分が変形を起こすことが
ある。このような変形が起こると、導電管3とセラミッ
クセメント4との間にすき間が生じ、このすき間にナト
リウムアマルガム4が侵入して、発光物質であるナトリ
ウムがセラミックセメント4と広範囲にわたって反応す
るために、発光管内のナトリウム量が減少し、その結果
発光色がピンキッシュに変化したり、ランプ電圧が上昇
したりするなどの問題点を生じることになる。
本発明はこのような問題点を解決するためになされた
もので、動程中の発光色変化を抑制し、さらにランプ電
圧上昇をも防止し得る高圧ナトリウムランプを提供する
ものである。
問題点を解決するための手段 本発明の高圧ナトリウムランプは、先端に電極を保持
した導電線の後端に、一端に開口部を有し他端部に閉塞
部が形成された導電管を、前記開口部が前記電極側に位
置しかつ前記閉塞部が前記導電線を貫通するように気密
に固着し、前記導電管の開口部の外径をこの胴体部の外
径より大となし、前記導電管をアルミナ管の端部に形成
された穴に挿入し、前記穴の周面と前記導電管の胴部と
の間にすき間を生じさせる一方、前記穴の周面と前記導
電管の開口部外周縁とは接触させ、前記すき間にセラミ
ックセメントを充填して前記アルミナ管の端部を封着し
た発光管を備えた構成を有している。
作用 かかる構成によれば、点灯中、導電管には発光管の内
と外との圧力差を受け、かつ高温となる部分が形成され
ないので、導電管の変形を防止することができる。その
ため、ナトリウムとセラミックセメントとの広範囲にわ
たる反応が防止できる。また、アルミナ管端部の穴の周
面と導電管の胴部との間のすき間に充填されたセラミッ
クセメントは導電管の拡大開口部でそれ以上の進入が阻
止されるので、発光管の放電空間内の露呈が防止され
る。したがって、点灯中、ナトリウム蒸気とセラミック
セメントとの反応も防止できる。
実施例 第1図は本発明の一実施例である高演色形高圧ナトリ
ウムランプの発光管端部の断面図を示す。
第1図に示すように、本発明実施例の150W高演色形高
圧ナトリウムランプの発光管は、電子放射性物質を有す
る電極2を保持した直径0.8mmの導電線6の後端に、一
端に開口部7aを有し、他端に閉塞部7bが形成された胴部
7cの外径が4.0mmの導電管7を固着している。すなわ
ち、導電管7の開口部7aを電極2側に位置させ、また閉
塞部7bに設けられた小穴8に導電線6を貫通させて導電
線6に導電管7の閉塞部7bをチタンろう9で気密に固着
している。導電線6と導電管7はともにニオブ99%とジ
ルコニウム1%の合金からなる。導電管7の開口部7aの
外径は胴部7cのそれより大きく、当初は4.25mmである。
透光性アルミナ管10の端部には直径4.2mmの穴11が設け
られており、この穴内に導電管7を圧力を加えて挿入し
ている。穴11の周面と導電管7の胴部7cとはすき間が生
じており、一方穴11の周面と導電管7の開口部7aの外周
縁とは接触している。前記すき間にはY2O3-CaO-SrO-Al2
O3からなるセラミックセメント12が充填されている。す
き間に充填されたセラミックセメント12は導電管7の径
大な開口部7aにてそれ以上進入するのが阻止されるた
め、発光管の放電空間内には存在しない。
発光管内には、キセノンガス40Torrとともに、ナトリ
ウム5mgと水銀13mgとからなるナトリウムアマルガム5
が封入されているが、このナトリウムアマルガムは最冷
点となる導電管7の閉塞部7b付近に位置する。
なお、電極2と図示していない対向電極との電極間距
離は31mmである。また、発光管両端部外面には、厚さ0.
5mm,幅13mmのニオブからなる熱保護膜(図示せず)が付
設されている。
かかる構造の発光管を直径40mmの硬質ガラスからなる
外管内に組み込んで高演色形高圧ナトリウムランプを10
本製作した。これらを5.5時間点灯、0.5時間消灯の点滅
サイクルにより12000時間点灯したところ、導電管の変
形は皆無であった。ランプ特性の変化については10本平
均で色温度低下は10Kとほとんど無視し得る程度であ
り、またランプ電圧上昇も2.8Vと小さく、きわめて良好
な結果を示した。
上記のように、本発明の高圧ナトリウムランプがきわ
めて良好な効果を奏するのは、次の理由による。すなわ
ち、第4図に示すような従来構造の高圧ナトリウムラン
プの場合は発光管の内と外との圧力差を受ける導電管の
部分、すなわち電極近傍の導電管部分が例えば150W高演
色形高圧ナトリウムランプでは約840℃と高温になるた
めに、導電管の変形を生じることがあるのに対し、本発
明の高圧ナトリウムランプの場合においては発光管の内
と外との圧力差を受ける導電管の部分が電極から遠ざか
った導電管閉塞部となり、実測によれば、同部の温度は
約800℃であり、上記圧力差を受ける部分の温度が従来
に比して約40℃と大幅に低下するために、導電管の変形
を防止することができる。また、本発明のランプにおい
ては、セラミックセメントは発光管の放電空間内には存
在しない。以上のことから、動程中のナトリウムとセラ
ミックセメントとの反応を防止することができたからで
ある。
第3図は本発明の他の実施例を示し、端部厚み変化の
少ないモノリシックな透光性アルミナ発光管を用いた場
合である。
なお、第3図において第1図のものと機能上同一の部
品には共通番号を付して表している。
なお、本発明は高演色形高圧ナトリウムランプだけで
なく、通常の高圧ナトリウムランプにも実施できるのは
いうまでもなく、とくに動程中のナトリウム消失を抑制
したい不飽和形高圧ナトリウムランプに有用である。
発明の効果 以上説明したように、本発明は、動程中に導電管の変
形がなく、したがって発光色変化やランプ電圧上昇を抑
制することのできる高圧ナトリウムランプを提供するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である高圧ナトリウムランプ
の発光管端部の断面図、第2図は導電線に導電管を固着
した状態を示す斜視図、第3図は本発明の他の実施例の
高圧ナトリウムランプの発光管端部の断面図、第4図は
従来の高圧ナトリウムランプの発光管端部の断面図であ
る。 2……電極、5……ナトリウムアマルガム、6……導電
線、7……導電管、7a……導電管の開口部、7b……導電
管の閉塞部、7c……導電管の胴体部、10……アルミナ
管、12……セラミックセメント。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に電極を保持した導電線の後端に、一
    端に開口部を有し他端部に閉塞部が形成された導電管
    を、前記開口部が前記電極側に位置しかつ前記閉塞部が
    前記導電線を貫通するように気密に固着し、前記導電管
    の開口部の外径をこの胴体部の外径より大となし、前記
    導電管をアルミナ管の端部に形成された穴に挿入し、前
    記穴の周面と前記導電管の胴部との間にすき間を生じさ
    せる一方、前記穴の周面と前記導電管の開口部外周縁と
    は接触させ、前記すき間にセラミックセメントを充填し
    て前記アルミナ管の端部を封着した発光管を備えたこと
    を特徴とする高圧ナトリウムランプ。
JP21349287A 1987-08-27 1987-08-27 高圧ナトリウムランプ Expired - Fee Related JPH083995B2 (ja)

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JPS6457560A JPS6457560A (en) 1989-03-03
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JP3133739B2 (ja) 1999-05-28 2001-02-13 松下電子工業株式会社 高圧ナトリウムランプ
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